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あんこで丸投げギルド経営
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179 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/24(土) 20:37:47.88 ID:3YKltdcw0
後だしになっちゃいますが
ゾロ目で能力+100
一桁 奇数でいる 偶数で不在
とさせてください
180 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/24(土) 20:40:44.40 ID:3YKltdcw0
一気に集まったなあ
やっぱ不在どうこうは無しにします
タイミング逃しそうなんで
優柔不断ですみません
181 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/24(土) 21:15:53.68 ID:3YKltdcw0
ステータスはこんな感じですね
寺本勝春 能力:90 身体:45/45 魔力:45/45
ニート
シスター 能力:18 身体:5/5 魔力:13/13
修道女、のんびりした性格で回復とデバフの魔法が得意
この町に派遣されたばかりの頃、ギルマスに助けられた縁でギルド入りしている。夢はこの町の寂れた教会を大きくすること(ただし、30年計画)
リアン 能力:31 身体:6/6 魔力:25/25
白いロングヘアの小柄で華奢な体格の少女
性格は気弱で引っ込み思案で常に何らかの人形やヌイグルミを抱いている
人形やヌイグルミに命と力を与える特殊な力を持っている
この力のせいで周囲から孤立していたところをギルマスと出会った
紀伊 国也 能力:133 身体:133/133
青果店の店主
どんな包丁でも扱える殺人包丁術の達人
魔法使い見習い 能力:14 身体:13/13 魔力:1/1
内気で大人しい性格の、茶髪を三つ編みにしてメガネを掛けた女性
幼少時におとぎ話の魔法使いに憧れているが、実はかなりの身体能力を持ち、さらに怪力
周りからも戦士を目指した方がいいと言われたりしてへこんでいる
女武闘家 能力:188 身体:151/151 魔力:37/37
黒髪ツインテールでチャイナドレス風の道着に身を包んでいる。爆乳
明るく元気な性格で強い人と戦うことが大好き
戦闘では格闘術の他、人間の生命エネルギーである「気」を操り光線のように放ったり回復なども出来る
また激しく動く戦闘スタイルなため、戦闘中は胸も激しく揺れまくる
サージェント 能力:21 身体:19/19 魔力:2/2
ガンマン。遠くの国の元兵士だが、元上官とトラブルを起こしてこの町まで逃げてきたらしい。
銃火器の扱いは得意だが、魔法は小さい火を灯せる程度
少し前までギャングの仲間の様なことをしていたが、好きな女性ができたため真っ当な職を獲るべくギルマスの所にやってきた
仮面剣士 能力:36 身体:25/25 魔力:11/11
蝶型の赤いアイマスクが特徴的。小さい時分は
孤児院で過ごしておりそこで武術を身につけた。
「地元貴族の落としダネ」てな噂もあるが……
ゾロ目が2人もいるなんて…アイデアしまっとけばよかった…
182 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/24(土) 22:37:16.25 ID:3YKltdcw0
魔法剣士がギルドの扉を開けると
女武闘家「!」
サージェント「!」
リアン「……」モジモジ
広いロビーにギルドのメンバー達がいた
その中にいた修道女がゆっくりとギルマスを出迎える
シスター「ギルマスさま、おかえりなさいませ」
ギルマス「ああ、今帰ったよ」
女武闘家「おぅ、よくかえったなー」サージェント「ご苦労だった」
ギルマスが返事をするとメンバー達もギルマスを出迎える
ギルマスはロビーに入っていき、椅子に座っている人形を持った少女のもとへ行く
ギルマス「リアン、ただいま」
リアン「ぉ…おかえり…なさぃ…///」ギュッ
リアンは照れながら必死に挨拶すると、目をつむり手に持った人形を抱きしめる
シスター「ようこそ、ギルマスさまのギルドへ」
魔法剣士「ああ」
遅れてギルマスの後をついていった魔法剣士は、シスターにもてなしを受ける
サージェント「お前は?」
そこに腰に銃を携えた男が声をかける
魔法剣士「私は魔法剣士だ」
ギルマス「ああ、紹介するよ」
ギルマス「みんな!新しいメンバーが入ったんだ、この人は魔法剣士さんだよ」
シスター「まあ…」女武闘家「あいっやー!驚いたぞ!」リアン「……」ソワソワ
サージェント「仲間か、歓迎する。俺はサージェントだ、よろしく」スッ
魔法剣士「ああ、よろしく」グッ
サージェントは魔法剣士を歓迎し、二人は握手を交わす
女武闘家「オッス!女武闘家アル!」ドンッ!!
魔法剣士「!!!」
次に、女武闘家が魔法剣士に自己紹介するが
突如目に飛び込んできた特大の元気な玉に、魔法剣士は目を見張る
ギルマス「リアン、新しい仲間だよ」
リアン「…………」モジモジ
魔法剣士「よろしく」
リアン「……っっ…///」コクッ
魔法剣士は女武闘家からなんとか目をそらしリアンに挨拶すると、リアンはうなずいたままうつむく
ギルマス「あはは」
シスター「うふふ」
183 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/24(土) 23:20:22.11 ID:3YKltdcw0
仮面剣士「それで、なにか依頼はあったんですか?マスター」
魔法剣士「!」
そこに、いつの間にか蝶型の赤いアイマスクをした剣士がいた
ギルマス「依頼はあったんですが、その場で解決しまして」
女武闘家「そうかぁ、魔物は強かったか?」
ギルマス「…魔物とは、戦っていませんよ」
女武闘家「そっか」
仮面剣士「…」
そうして、ギルマスは成果を報告した
魔法使い見習い「そ、その…」
そこへ、ロビーの隅のメンバーから離れた場所にいた三つ編みのメガネの女性が
何かを言おうとし、メンバーは振り向く
魔法使い見習い「……な、なんでもないです」
魔法使い見習いは言葉を呑む
仮面剣士「それでは、また僕から」
それを見た仮面剣士は再び話題を出す
仮面剣士「マスター…あなた、身体能力が落ちているのではありませんか?」
サージェント「!」シスター「…そんな…」女武闘家「…」リアン「……ぅ…」ジワ
魔法剣士「?」
ギルマス「…」
184 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/25(日) 00:23:38.11 ID:eKkYbbQX0
仮面剣士の一声で、ギルドのロビーに重い空気が漂い、魔法剣士は取り残される
ギルマス「いやぁ、今回訪れたのが自然豊かな街で…少しのんびりとしすぎてしまいました」
仮面剣士「なるほど、運動不足で筋力が落ちたのですか」
ギルマスの話で仮面剣士は納得
仮面剣士「ですが魔力も減っているのはおかしいですね?減っていますね?見習いさん」
魔法使い見習い「……はい」
しかし、さらに疑問を投げかける
ギルマス「最近は魔法を使っていなかったので、広い草原で魔法の練習をしたんですよ」
仮面剣士「…」
魔法使い見習い「…」
サージェント「使ったんだろう…?【あれ】を」
ギルマス「……」
ギルマスの釈明に二人が黙ると、そこにサージェントが単刀直入に言う
魔法剣士「(【あれ】…?)」
シスター「マスター……なぜなのですか……」
リアン「ぅぅぅ……」ポロポロ 女武闘家「……」ポンッ
どうしようもなく重苦しい空気で、ギルドを沈黙が支配する
がちゃっ
寺本「お、うい〜っす、なんだ?みんないるなぁ」
そんな中、二階のロフトからくたくたの服を着た人物が顔を見せる
185 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/25(日) 00:42:51.09 ID:eKkYbbQX0
その人物は階段をすたすたと下りてくる
寺本「依頼は?どっかいかないの?ははは、もしかしてみんなもニート始めたのか」
サージェント「お前は少し黙っていろ」
ギルマス「ま、まあまあ…はは、今帰って来たばかりで、一休みしているところですよ」
寺本「そっか〜俺ちょっと酒買ってくるわ〜、なんか買ってきてほしいもんあったら言っとけ」
シスター「昼からお酒を飲むのは、あまりよくありませんよ」
寺本「買っておくだけだから心配すんな」
出てきた寺本は、ダルそうな足取りで出口に向かいロビーの空気をかき回す
寺本「おん?あんただれ?」
そこで寺本は魔法剣士に気がつく
ギルマス「その人は魔法剣士さんです、新しいギルドメンバーですよ」
寺本「ほ〜ん、よろしく」
魔法剣士「ああ」
寺本「んじゃ、行ってくるけどなんもねえな〜?」
サージェント「あるか、さっさと行け…はあ……」
寺本のマイペースに、サージェントはため息をつく
寺本「へ〜い、行ってきま〜す」
ギルマス「いってらっしゃい」
寺本は嵐のように過ぎ去り、ロビーは再び静寂に包まれる
ギルマス「……」
サージェント「……それで…」
サージェント「なんでじば「おぉぅい!みんなぁ!」
紀伊「珍しい野菜が入ったんだぁ!」
話を再開しようとしたところに、野菜を持った住人がギルドに入ってきた
サージェント「…もういい」仮面剣士「……」スタスタ
ギルマス「どうしたんですか?」
紀伊「これ見てくれ!」
紀伊が持ってきた珍しい野菜
>>186
もうこんな時間……今回はここまで
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 00:54:39.37 ID:b1r4uTWDO
じゅんさい
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 08:40:50.26 ID:o8ukS92D0
乙
一応安価はナス(国によって形が違うらしいから)
188 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/28(水) 11:44:44.16 ID:k8JQZFoF0
そう言って紀伊が差し出したのは緑色の細長い野菜
くるまった葉っぱと小さな芽は、ぬめりでてかっている
ギルマス「これは?」
女武闘家「お!じゅんさいじゃネエか!」
サージェント「じゅんさい?」
シスター「あら〜?じゅんさいとは紅いお花のお名前だと思っていました」
紀伊「こいつぁそれの若芽さ」
ギルマス「へえ、食べれるんですね」
紀伊「栽培してるとこがあったってんで、仕入れたんだよ」
女武闘家「ぷるんってしててすっげーウマイぞ!みんなで一緒に食べようナ!リアン!」
リアン「…」グスッ
先ほどまでの空気はどこへやら、メンバー達は紀伊のもとに集まって珍しい野菜に注目する
魔法剣士「ん」
一方、若干蚊帳の外だった魔法剣士
仮面剣士「やあ」スタスタ
そこへ仮面剣士が歩み寄る
仮面剣士「魔法剣士さん、でしたよね?僕は仮面剣士と言います、どうぞよろしく」
魔法剣士「ああ、よろしく」
仮面剣士「…ふふ、これからともにがんばりましょう…」スタスタ
相変わらずな魔法剣士の返事、仮面剣士はそれだけ言うと去っていった
紀伊「今日はナスもたくさんあるから、一緒に酢で和えて食べるといいぞ」
女武闘家「ほんとカー!よぉーっし!ばんごはんまでに一仕事だー!」
ギルマス「あはは、はりきっていきましょうか、リアン…ほんとうにごめんね」
リアン「…」ギュッ
ギルマス「遅くなってすみません、魔法剣士さん」
魔法剣士「大丈夫です」
ギルマス「それでは、ギルドの説明をしますね」
女武闘家「んじゃ!アンタもよろしくナ!魔法剣士!」ぶるんっ
魔法剣士「!!!あ……あア…よろしく……」
魔法使い見習い「お酢…まだありましたっけ……」
シスター「そういえば〜?寺本さんにお願いするべきだったでしょうか〜?」
サージェント「…まて、あいつ金」
189 :
なかなか更新できないし誤爆したし調子悪い
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/30(金) 15:19:11.80 ID:R1OMyE9g0
ギルマス「まず、本ギルドには部屋がいくつかあるので、メンバーの方は希望でしたらギルドで寝泊りしていただくことも可能です」
ギルマス「魔法剣士さんにはぜひ、このギルドで生活していただきたいと思うのですが」
魔法剣士「ありがとうございます、部屋使わせていただきます」
ギルマス「はい、よろしくお願いいたします」
二人がギルドでの生活について決めていると、紀伊が魔法剣士に気づく
紀伊「あれ?おめえさんは?」
魔法剣士「私は魔法剣士だ」
ギルマス「新しいギルドメンバーの方ですよ」
紀伊「おお!そうかそうか!これ、お祝いだ、やるよ」つトマト
魔法剣士「ああ、どうも」
紀伊「なはは!クールな人だね!」
ギルマス「あはは、魔法剣士さん、この人は紀伊国也さんといいます。この人もギルドメンバーですよ」
魔法剣士「え、そうなんですか」
紀伊「そだよぉ?強いよオレぁ、魔物なんか包丁でバッサバッサよ!」
ギルマス「紀伊さんには、食料の支援もしていただいてるんですよ」
ギルマス「ロビー入って左にバーがありまして、みんなで食事することもあるのでぜひ来てください」
魔法剣士「わかりました」
紀伊「んじゃそろそろ店番に戻るわ、みんなまたな!」女武闘家「おぅ!おっちゃんありがとナ!」シスター「お店がんばってくださいね〜」
紀伊「おう!魔法剣士さんもよろしくな!」魔法剣士「よろしく」
挨拶を交わすと、紀伊はギルドを出て自らの営む青果店へ戻っていった
ギルマス「ははは、それではこちらへ」
紀伊を見届けると、ギルマスは魔法剣士を二階に連れていく
二階には、扉がたくさんありそれぞれメンバー達の名札が下げてある
勝春、リアン、魔法使い見習い、女武闘家、仮面剣士
ギルマス「好きな部屋をどうぞ」
魔法剣士の部屋
>>190
1 誰かの隣、または誰かと誰かの間
2 離れたとこ
3 だれかのへや
(シスターは教会、紀伊は店、サージェントは…安価次第で住み込みか自宅か)
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 15:38:39.63 ID:TgqquJQu0
3 女武闘家の部屋
191 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/30(金) 16:29:20.63 ID:R1OMyE9g0
魔法剣士「では、この部屋にします」
そう言って魔法剣士が選んだのは、女武闘家の名札がかかった部屋
ギルマス「…相部屋ですか……」
ギルマスは少し考え込み、口を開く
ギルマス「それは…女武闘家さんにも聞いてみる必要がありますね」
女武闘家「マスター、呼んだカー?」ヒョコッ ゆっさ
魔法剣士「!!!」
そこに、階段の方から女武闘家が乗り出す
ギルマス「ああ、女武闘家さん、部屋のことで少し聞きたいことがあるんですが…」
女武闘家「おぅ、なんだー?」
ギルマス「魔法剣士さんもこの部屋を使っていいでしょうか?」
魔法剣士「」ドキドキ
女武闘家の反応
>>192
コンマ
奇数 高いほど歓迎
偶数 高いほど拒否
192 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/30(金) 16:33:36.52 ID:R1OMyE9g0
奇偶は二桁
高低は一桁が
このスレのモットーです
>>193
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 16:37:35.09 ID:P6K9bbfDO
はい
194 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/30(金) 17:30:24.73 ID:R1OMyE9g0
女武闘家「えっ!?そ、それは…むりアル!」
魔法剣士「」ガーン
ギルマス「そうですか、わかりました」
女武闘家「な、なんでそんなこと聞くんだ…?」
ギルマス「あはは…部屋を詰めようかなぁ…と」
女武闘家「それなら仮面剣士か勝春んとこにしてくれ!…ウチだって……女だぞ…!」
ギルマス「すみませんでした…」
女武闘家「もー、やめてくれよナ!」
魔法剣士「」チーン
どうやら女武闘家との相部屋は無理だったようだ
女武闘家「それで、説明は全部終わったか?依頼紹介してくれヨ」
ギルマス「えーっと、仕事の話がまだですね、もう少し待っていてください」
ギルマス「魔法剣士さん、とりあえずお仕事の話を……魔法剣士さん?」
魔法剣士「」ポケー
ギルマスは説明を続けようとしたが、魔法剣士の返事はない
女武闘家「おろ?もしかして聞き流してたのカ〜?」
女武闘家「おーい!」フリフリ ぷるぷる
女武闘家は魔法剣士の目前で手を振り、反動で胸が揺れる
魔法剣士「はっ!」
すると魔法剣士は気がつく
女武闘家「ナハハ!魔法剣士〜オマエ話聞くの苦手だナ〜?」ニシシ
魔法剣士「っ…すみません…続けてください」
ギルマス「……はい…それで、依頼についてなのですが」
195 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/30(金) 18:48:17.17 ID:R1OMyE9g0
ギルマス「普通のギルドは、冒険者達が張り出された依頼を自分で受けるのが主なのですが」
ギルマス「私のギルドは人も依頼も少ないので、依頼があればメンバーの方に課すのが主になります」
ギルマス「なので、ギルド活動はきっちりとしたものになることを理解しておいてください」
魔法剣士「わかりました」
ギルマス「それと…この街はこの通り山に囲まれていて、魔物があまり入ってきません」
ギルマス「あまり風も吹かないので工場の煙も散りづらく、空から入ってくることもないです」
ギルマス「なのでこのアイリスの街からの依頼は少なく、依頼は主に他の街や村の物になります」
ギルマス「遠出することも多々あるので準備はいつでもしていてください」
魔法剣士「はい」
女武闘家「それで、今回の依頼はなんだ?」
ギルマス「……今回は私達で解決したので…ないです」
女武闘家「ええっ!」
ギルマス「またすぐに探しに行きますので、見つかるまではお休みです。皆さん自由にしていてください」
ギルマス「ただ長期的に空けることがある場合は私か寺本さんに言っておいてください」
魔法剣士「テラモトサン?」
ギルマス「えー、先ほど二階から下りてきた人です」
女武闘家「いっつも自分の部屋に居んだ!」
ギルマス「あと、依頼が舞い込んでくるときもあるので、その時はすぐに向かうのではなく私に言ってください」
ギルマス「私がいなかった場合も寺本さんに言ってください、闇雲に依頼解決に乗り出すのは危険ですから」
魔法剣士「(あの人がマスター代理…ということか)」
魔法剣士「わかりました」
女武闘家「しっかし、依頼なしカー……」
女武闘家「そうだ!魔法剣士!オマエ、ウチと戦わないカ!?」グイッ ばいんっ
魔法剣士「!!…戦う…?」
女武闘家「ああ!オマエの強さ見てみてえ!」
女武闘家「いいだろ〜?」ウズウズ たゆんたゆん
魔法剣士「っ!わ、わかったっ」
ギルマス「あはは、修行をしているのもいいですね、それでは私はそろそろ」シスター「マスター」
シスター「依頼したいという人が」
女武闘家「!」魔法剣士「…」
ギルマス「ええ、わかりました」
196 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/30(金) 19:00:44.44 ID:R1OMyE9g0
といったところで早いですがここまで
そしていよいよギルドでの依頼解決です
募集します、要件と詳細をお願いします
詳細の制限は特にないです、85行ビッシリでも一単語でもいいです
難易度はコンマで決まります
例
ジェミニを助けて 難易度:50
とある双子の兄弟が行方不明になった
たまたま見つけた兄から話を聞くと
肝試しで鎮霊の塔に上ったところ、幽霊に襲われ帰れなくなったらしい
塔には、魔物に殺された多数の死者の強い怨念がこもっている
日付変更まで募集します
採用は
>>1
の独断です
あとコンマが低かった物はあとあとちょろっと出します
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 19:16:09.19 ID:izQBU0KQ0
多数決って訳でもないのに
>>190
で女武闘家が選ばれたからってあからさまに女武闘家贔屓するのはなんだかなあ…
まあとりあえず
クラゲ退治
運河にどこから紛れ込んだのか分からないがクラゲが大量発生している
麻痺毒を持っているこいつらを駆除して欲しい
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 20:29:33.25 ID:mci5x9sQ0
ゴキブリ駆除
ある家の地下に大量のゴキブリが発生
ゴキブリ達は巨大化していて非常に高い知能、社会性を持ち人間を食い[
ピーーー
]狂暴性を持っている
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 20:55:17.55 ID:JVA2LY35O
巨大トカゲ退治
町のはずれにある洞窟に巨大なトカゲが現れて困っている。洞窟には鉱物がとれるから退治してもらいたい。
トカゲは狂暴な性格で高い知能を持っている。他にもとても硬い鱗を持ち火や毒を吐いてくるのでとても厄介。
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 21:01:35.69 ID:wQg+iatf0
積荷と社員の護衛
2つとなりの街から急に大量の納品依頼がきており、運送業者の人手がたりないため工場の社員(2名)と一緒にそれを届ける仕事
最短ルートでいく予定だが、そこでは盗賊や大型の獣の襲撃が予想されるためそれらから守らなくてはいけない
護衛の人数は多くても納期に間に合えば人数分払ってくれるとのこと
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 21:02:11.35 ID:Bn80qbWG0
湖の浄化
アイリス近郊の山あいにある湖が、工場から流れてくる排煙が原因で一部汚れてしまっている
町の行政に頼んでも何もしてくれないので何とかしてほしい
放置しておくと山や湖に棲んでいる魔物の生態系にどんな影響を及ぼすかわからない
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 21:12:26.49 ID:P6K9bbfDO
家宝の奪還
最近町を騒がしてる盗賊団に奪われた家宝を取り返して欲しい
盗賊は町外れの廃屋敷をアジトにしているらしい
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 22:32:57.46 ID:dE1Zs8QG0
国王暗殺
そのまんま。この国の国王を暗殺してくれ。
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 22:37:47.42 ID:OHi1ltV4O
ヒットマンの生け捕り
とあるギャング達のボスがバラバラにされたため、その実行犯を生きたまま捕まえてギャング達のところにつれてくること
205 :
ロ、ローテーションするから,一番手だっただけだから(())
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/31(土) 12:13:16.80 ID:a6O7kpW60
シスターに呼ばれギルマスが階段を下りると、ロビーに作業服を着た男がいた
ギルマス「どうも初めまして、私はマスターを務めておりますギルマスと申します」
工場長「おお、あなたが!わたくしは○○工場株式会社の工場長でございます」
ギルマス「この度は私達のギルドにお越しいただきありがとうございます、立ち話もなんですのでどうぞこちらへ」
工場長「どうもご丁寧に」
そうしてギルマスは工場長を相談室へ連れて行った
サージェント「企業からの依頼か」
女武闘家「街ン中からなんて久しぶりだナ!どんな依頼かナ〜」
サージェント「工場に関連する何かか…魔物が出ればすでに騒ぎになっているだろうし、見当がつかないな」
リアン「…」ソワソワ
来客にメンバー達は色めき立つ
シスター「話が終わるまで待ちましょう、お茶いかがですか〜」コトッ
魔法使い見習い「ん」女武闘家「サンキュー!」サージェント「かたじけない」
シスター「魔法剣士さんもどうぞ〜」
魔法剣士「ああ、どうも」スタスタ
シスター「それでは静かにしていましょうね〜」ガチャ
シスターはメンバー達にお茶を配ると、相談室へも持っていった
ロビー左、広間のテーブルでメンバー達は待つ
サージェント「…」フキフキ
サージェントは銃の手入れをし
女武闘家「おいっちにっ」グッグッ
女武闘家は準備体操をし
魔法剣士「…」
魔法剣士は手持ち無沙汰
リアン「んっ」チビチビ
リアンはいまだに紅茶をすすり
魔法使い見習い「……」
魔法使い見習いは本を読んでいる
メンバー間で何か
>>206
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/31(土) 12:26:59.13 ID:ZVhG1OMY0
とんがりコーンを指に入れて魔女ごっこして遊ぶ奴について喧嘩
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/31(土) 12:27:38.06 ID:6r7J4SnDO
魔法使い見習いが今どんな本を読んでいるのかという話から、他の皆は本を読むのか、読むならどういうジャンルが好きかという話になる
208 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/31(土) 12:33:38.40 ID:a6O7kpW60
ちょっと空けます
せっかくなので
>>207
も採用であと一個も募集します(短ければ三個まででも)
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/31(土) 12:38:08.48 ID:MZHefsQt0
サージェントが前に言ってたギルマスの【あれ】について触れてみる
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/31(土) 14:05:08.90 ID:mKFQnysU0
リアンが持ってきたお茶菓子をみんなで食べる
(可能ならお菓子はリアンの手作りで)
211 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/31(土) 14:09:26.61 ID:a6O7kpW60
魔法剣士「そういえば…サージェント、だったか」
サージェント「ん?」
魔法剣士は向かいに座るサージェントに話しかける
魔法剣士「先ほど、ギルマスさんの身体能力が落ちたという話題があったが」
女武闘家「……」魔法使い見習い「……」
サージェント「!…」チラッ
リアン「んむ」チビチビ
サージェントはリアンを確認すると、魔法剣士の隣に移動する
サージェント「そのことはあまり大っぴらに言わないでくれ」ヒソヒソ
魔法剣士「?…すまない」
サージェント「で、その話がどうした?」
魔法剣士「その時、ギルマスさんが使ったという【あれ】とは一体なんだ?」
サージェント「……ああ…」
女武闘家「……しっちはっちっ」グッグッ 魔法使い見習い「……」ペラッ
サージェント「マスターは分身魔法が使えるんだ」
魔法剣士「ああ、それは知っている…それがだめなのか?」
サージェント「…分身は自身の身体能力や魔力も分割するため、一人残っていれば良いとはいえ死亡率は高まる」
サージェント「そうなった場合、死んだ分身は再融合できず残った方は弱体化したままになるというリスキーな技なんだ」
魔法剣士「…なるほど…だが、そもそも魔物と戦うことそのものが命がけでもある。そこでどう戦おうと仕方のないことでは」
サージェント「…ああ、使わざるを得ない状況で、分身体を犠牲にしてでも勝たなければならない場面もある」
サージェント「それは重々承知だ…マスターも苦渋の決断の末だと思っていた…」
サージェントは目を瞑る
魔法剣士「……」
魔法剣士は思い出す
脚を負傷し床に腕を立て、目を開けるとグチャグチャになったギルマス
魔法剣士「…そうか……」
212 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/31(土) 14:55:25.69 ID:a6O7kpW60
サージェント「だが…最近、それを楽な戦術だと考えている節があるんだ」
魔法剣士「?」
サージェント「分身して肉壁になったり自爆特攻することを前提にした戦略を組んでいるように思えるんだよ」
サージェントは、目つきを変える
女武闘家「…ウチ、あんなのは戦いとは思えない」魔法使い見習い「…分身は…どれも本物のマスターだから……」
そこに二人も加わる
サージェント「自分から死んでいい戦いがあるか…?」
魔法剣士「…」
リアン「……」モジモジ
サージェント「!…聞こえてしまったか…」
そこで、サージェントはリアンの落ち着かない様子に気づく
女武闘家「ご、ごめんナ、リアン」
リアン「ぅ」プイッ
魔法使い見習い「…」アセアセ
リアン「っっーーーー」ギュウウゥゥ
リアン「……」
リアンは人形を強く抱きしめる
するとリアンは少し落ち着きを取り戻し
リアン「…ぇと………んっ…!」パッ
ポケットから袋を取り出した
女武闘家「ほぇ?クッキー?」
魔法使い見習い「…もしかして、これ渡したかったの…?」
リアン「!…」コクッ コクッ
サージェント「そういうことか…」
213 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/31(土) 17:43:21.21 ID:a6O7kpW60
シスター「あら〜?皆さんクッキーを食べるんですか〜、おいしそうですね〜」
そこへ、相談室からシスターが戻ってきた
女武闘家「おぅ、シスター!リアンがくれたんだ!」
シスター「リアンちゃんが…もしかして手作りですか〜?」
リアン「!…ぅん……!」
女武闘家「そうだったのカ!?すっごいナ!」
サージェント「良くできているじゃないか」
リアン「ぇへ…」テレッ
女武闘家「それじゃ!いっただっきまーす!」シスター「いただきます〜」
テーブルを囲い、皆はクッキーを食べる
パクッ
女武闘家「んー!ウッマイ!」
リアン「ほ、ほんと…?」
女武闘家「ああ!サイコーだ!」
サージェント「上手く焼けている、砂糖の量もちょうどいいな」
リアン「!」パアアァァ
魔法使い見習い「シスターが淹れてくれたお茶と、とてもよく合うよ」
シスター「まあ!うふふ、それではこれからは一緒にお茶の準備しましょうか〜」
リアン「///」ギュッ
皆から褒められ、リアンは堪らず人形を抱きしめる
魔法剣士「…」
一方、クッキーには手をつけていなかった魔法剣士
シスター「魔法剣士さんもいかがですか?」
魔法剣士「ん…いいのか?」
リアン「…」ウンウン
リアンはご機嫌にうなずく
魔法剣士「では、ありがたくいただこう」パクッ
魔法剣士「とても美味しいぞ」
リアン「!」ニコッ
返事を聞き、リアンは微笑む
サージェント「もっと気軽にいいんだぞ、もう仲間だろう」
魔法剣士「……ああ、そうだな」
214 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/10/31(土) 18:56:15.18 ID:a6O7kpW60
工場長「…とても賑やかなギルドなんですね」
ギルマス「あはは、メンバー同士の仲も大事にしていて、騒がしいようでしたら申し訳ありません」
工場長「いえいえ!そんなとんでもございません!むしろ安心しましたよ!」ギルマス「ははは…」
メンバー達の賑やかな声は、相談室まで届いていた
サージェント「そうだ、シスター、依頼はどうだったんだ?」
シスター「いえ〜、私はお話は聞いていないので…」
女武闘家「まだ話終わんないのかナ〜」
シスター「気長に待ちましょう〜」
そのことには気づかず、相談室の様子を気にするメンバー達
リアンの作ったクッキーを食べながらギルマス達をいまかいまかと待ち続ける
サージェント「しかし、この時間も戦いに向けて何かしたいが、もうすぐ話が終わるかもしれないしできることが限られるな」
サージェント「装備の整備等は最終チェックまで済んだし、もう一回するにしても時間がかかってしまうし」
女武闘家「気を休めるのも修行だぞ!」
サージェント「そうはいってもな…」
魔法使い見習い「……」ペラッ
サージェント「見習いは魔法の勉強ができるか」
魔法使い見習い「あ、いや…これは物語です」
サージェント「そ、そうか」
魔法剣士「(見習い…あの格好は魔法使いに見えるが、あまり魔力を感じない…)」
リアン「…」パクパク
シスター「どのようなお話なのですか〜?」
魔法使い見習い「ん」
魔法使い見習いが読んでいる本の内容
>>215
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/31(土) 19:21:52.30 ID:m3hotE3F0
魔法探偵が活躍する推理小説
216 :
寝落ち。
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/11/01(日) 11:26:34.85 ID:qbbmshbX0
魔法使い見習い「この物語の主人公は魔法を使う探偵で…」
女武闘家「タンテー?」
魔法使い見習い「えっと…」
サージェント「依頼を受けて人や物を探したり、何をしているか調べる職業だったな」
魔法使い見習い「そ、そうです!」
女武闘家「へー」
魔法使い見習い「その探偵が様々な依頼を受けて、いたるところで起きる原因不明の事件の真相を、魔法を使った推理をして解明するんですよ」
シスター「そうなんですか、すごい人ですね〜」
魔法使い見習い「はい…すごくかっこいいんですよ…」
魔法剣士「なるほど、事件簿のようなものか、参考になるものがありそうだ」
女武闘家「そいつ強いのカ?」
魔法使い見習い「い、いやあ…そういうのとはちょっと…違うかも…」
魔法剣士「?」
女武闘家「違うって?」
サージェント「戦う話ではないんだろう、事件にも脚色があるだろうし」
魔法使い見習い「で、でも!その事件の一つ一つの手がかりを見つけていく過程が面白くてその中で巻き込まれた人達の考えてることとか…」
シスター「お話にも色々ありますよね〜」
魔法使い見習い「そ、そうです!」
女武闘家「そっか〜」
リアン「…」チラッチラッ
シスター「皆さんはこういう本を読まれたりするのですか〜?」
サージェント「読書か」
リアン「……」ウズウズ
メンバー達が読むか読まないか
読んだことがあればそのタイトルか内容、日常的に読んでればジャンルなど全般でも
サージェント
>>217
女武闘家
>>218
魔法剣士
>>219
リアン
>>220
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 11:51:45.58 ID:zZ6gEnsJO
感想を求められることから近所の小説家が書いた本(恋愛ものが多い)
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 12:21:14.25 ID:HsyVFAsR0
昔は義侠ものをいくつか
今は忙しくてあまり
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 12:31:09.28 ID:eNeFYC6t0
六法全書
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 12:39:13.96 ID:PqJF9r7RO
裁縫やドールやぬいぐるみ作成の指南書
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 14:09:00.43 ID:qbbmshbX0
サージェント「俺も最近は小説を読むことが多いな、そうか…こういう合間に読むのもいいか」
シスター「どのようなお話なのですか〜?」
サージェント「詳細はまだ言えないが、恋愛がテーマの物が多い」
シスター「あら〜…うふふふ…」
サージェント「…近所の小説家に感想を求められて仕方なく読んでいるんだ」
魔法使い見習い「小説家に…感想を……!?」ワナワナ
女武闘家「そういや、ウチも修行んとき読まされてたぞ」
シスター「まあ!女武闘家さんも恋愛小説を…?」
女武闘家「いやいや!違うよ!昔話みたいなもんだ!」
魔法使い見習い「!女武闘家さん、昔話読んでたんですか…!」
女武闘家「おぅ、つよきをくじきよわきをたすけ、ってよく言われたナ〜」
魔法使い見習い「いいですね…おとぎ話って大切なことを教えてくれますよね…」
シスター「魔法剣士さんは何か読まれますか?」
魔法剣士「んー、六法全書というものを読んだことがある」
魔法使い見習い「ろ、六方…全書…」
女武闘家「なんだソレ?」
サージェント「法律について詳しく書いてある本だ、ずいぶんとインテリな物を読んでいるな」
魔法剣士「法はしっかり守らないとな」
サージェント「……そうか…」
シスター「真面目な方なんですね〜、私も聖書を読んで正しき行いを心がけているので、共感します〜」
リアン「……」モジモジ
魔法使い見習い「…リ、リアンちゃんは本、読んだりする…?」
リアン「!…ぁ、あのね……ぉ、おへやに……うぅ…」
リアン「…おにんぎょうさんのね、つくるの…!」
シスター「まあ、お人形さんの作り方を勉強してるんですね」
女武闘家「すごいナ!リアン!なんでも作れんじゃないカ!」
リアン「う…で、でも……じょうずにできなぃ……」
サージェント「続けていれば、きっと作れるようになるさ」
魔法使い見習い「とても素敵よ、リアンちゃん」
リアン「ぅ、うん…///」ギュッ
222 :
◆nBNxbiMXrY
[sage]:2020/11/01(日) 18:08:15.74 ID:qbbmshbX0
リアン「ぇっと……このこと、ないしょ…」
魔法使い見習い「?」
シスター「ギルマスさまを驚かせたいんですね」
リアン「♪」
サージェント「サプライズか、わかった」
女武闘家「しっかし、まだかナー?マスター」
サージェント「話し込んでいるみたいだな、もうしばらく待つか」
魔法剣士「…いつもこうやって待つのか?」
サージェント「俺達はだいたいそうだが、空けていても平気だぞ」
女武闘家「仮面剣士はしょっちゅう出かけてるし、シスターも紀伊のおっちゃんも別の仕事してるからナ」
サージェント「依頼があっても緊急じゃなければ準備があるから、それまでに顔を出してくれればいい」
魔法剣士「なるほど」
そうして、メンバー達はお茶を飲みながらギルマスを待ち、魔法使い見習いは読書を再開する
シスター「見習いさん、そちらの小説、よろしければ一緒に読ませていただけませんか〜?」
魔法使い見習い「!いいですよ!」
シスター「ありがとうございます〜、教会で子供たちに聞かせたら、きっと喜びます〜」
魔法使い見習い「あ、そういえば、その件どうなりました?」
シスター「その件?」
魔法使い見習い「子供たちが、とんがりコーンで魔女のふりするのですよ」
魔法使い見習いは声を低くする
魔法剣士「とんがりコーン?」
女武闘家「そういうお菓子があんだ」
サージェント「その名の通りとがった三角形で、底から空洞になっていてな」
魔法使い見習い「それを指にはめて魔女の爪って、ひどくないですか?」
魔法剣士「うーん、よくわからないな」
魔法使い見習い「見ればわかります」
魔法剣士「そ、そうか」
シスター「そのことなのですがー……言ってもやめてくれなくて〜、それどころか…どんどん流行ってるような〜…?」
魔法使い見習い「な、なんでですか…?ちゃんと強く言いました?」
静かに本を読んでいた魔法使い見習いの態度が変わる
223 :
◆nBNxbiMXrY
[sage]:2020/11/01(日) 18:38:13.63 ID:qbbmshbX0
シスター「すみません〜、私は強く言ったつもりなんですが…」
魔法使い見習い「それって甘いんじゃないですか?食べ物で遊んでるんですよ?もっと怒ってください!」
魔法使い見習いは声を荒げる
シスター「う、うーん……」
サージェント「まあ、子供のやることだから仕方ないところもあるだろう?」
魔法使い見習い「子供だからこそしっかり教えなきゃいけないんじゃないですか!」
女武闘家「でも結局食べてんならいいじゃないカ、みんなに迷惑かけてるわけじゃないだろ?」
魔法使い見習い「迷惑大ありです!あんなの魔女に対する侮辱です!」
魔法剣士「……」
困り果てるシスターを庇うも、魔法使い見習いの怒りは鎮まらない
リアン「…」ビクビク
サージェント「リアンが怖がるから、ここまでにしないか?」
魔法使い見習い「っ……」
魔法使い見習いは我に返る
魔法使い見習い「…リアンちゃんは、そんなことしないもんね…?」
リアン「…」コクッ コクッ
魔法剣士「……」
魔法使い見習い「…あなたからも研ぎ澄まされた魔翌力を感じます、魔法使いならばあんな行為は許してはおけないはずです」
魔法剣士「…たしかに魔法使いは素晴らしい、侮辱されるのは私も嫌だ」
魔法使い見習い「!ですよね…!」
魔法剣士「だが…聞いた話だと、どうもそこまで侮辱されているようには思えない」
魔法使い見習い「それは、見ていないから…」
魔法剣士「…魔女の迫害の歴史を知っているか?」
魔法剣士は話し出す
魔法使い見習い「…本で読みましたよ…」
魔法剣士「見たならわかると思う、その時に魔女たちがうけていた仕打ちを」
魔法使い見習い「……」
魔法剣士「それに比べて、子供が魔女になりきっているなんて、大して…」
がちゃっ
寺本「うい〜〜〜っひっひっひ〜〜〜っく///……魔女だじょおおおお〜〜〜///」パラパラー
224 :
◆nBNxbiMXrY
[sage]:2020/11/01(日) 18:56:44.74 ID:qbbmshbX0
そこに舞い込んできたのは、両手の指にとんがりコーンをはめた寺本
おぼつかない足取りでロビーに入ってくる
魔法剣士「」
女武闘家「あちゃー」
サージェント「はぁ…」
魔法使い見習い「あ……ああ……あぁぁぁあああああッッッ!!!!」
魔法使い見習いは激怒する
寺本「あ?みならいがふたりいるぞ?どっちがほんものらあ?まっほ〜のじゅもんでにせものおおおぉぉぉ………とんでけっ!!」ヒック
魔法使い見習い「やめて!いますぐ!そのとんがりコーンを外してっ!!」
シスター「寺本さん、やっぱり飲んできたんじゃないですか〜…」
寺本「のんでないのんれない!ういっ…のんでたらそのままみせにいすわっからおれ〜なはは〜」
サージェント「言い訳だけは考えられるのか?」
魔法使い見習い「外 し て く だ さ い よっっっっ」グイイイイ
寺本「うぎょわあああああっっっ!?!?!?つめがはがされたああああああああ!!!!」バタバタゴロゴロ
魔法剣士「(これはひどい)」
ガチャッ
ギルマス「なにごとですか?」
そこへ相談室からギルマスと工場長が出てくる
女武闘家「マスター!やっと終わったのカ!」
リアン「!」タッタッタ ギュッ
ギルマス「おっと…何があったんだい?」
サージェント「酔っぱらいだ…工場長さんも気にしなくて構わない」
工場長「あ…あははは、これはこれは…」
225 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/11/01(日) 20:32:53.08 ID:qbbmshbX0
ギルマス「…で、今回の依頼なのですが」
しばらくしたのち、話し合いをすると言って工場長を帰し、メンバー達はテーブルに集まる
寺本は、寝たので部屋に運んだ
ギルマス「簡単に言うと旅の護衛です」
ギルマス「二つとなりの街まで二名の社員が製品を運送するため、その道中で守っていて欲しいと…」
サージェント「護衛が必要ということは、運河は使わないルートなのか」
ギルマス「はい、運河は大きく曲がっていて取引先の街までは長く、納期に間に合わないため陸路で直線に行くとのことです」
仮面剣士「納期のために命を危険にさらすのですね」
サージェント「どの仕事も命がけなんだな」
魔法剣士「……」
シスター「……」
ギルマス「それで、その旅路なんですが…」
アイリス〜取引先の街まで、地形や風景など地域の特徴
>>226
コンマ一桁、距離 半分、納期
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2020/11/01(日) 20:36:27.70 ID:nGu5EDH10
川沿いの道を進んでいく。川原に花園が広がる
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 20:37:15.17 ID:ScKLmIib0
一面緑の森林に覆われた街
228 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/11/01(日) 21:21:19.95 ID:qbbmshbX0
ミス アイリス〜中間の街でした
せっかくなので中間の街は
>>227
にします
ギルマス「運河を渡って街から出ると川が分岐しているので、その川を沿っていきます」
サージェント「周辺の環境はどんな感じだ?」
ギルマス「山岳付近を少しだけ進めば、川沿いに花園が広がる平地です」
サージェント「結構安全そうだな」
仮面剣士「ですが、恵まれた環境では獣も育ちますし、最近では盗賊も増えているようですからね」
ギルマス「そしてその途中に森林に覆われた街があるのですがそこから先は、また環境が変わっていきます」
中間の街〜取引先の街まで、地形や風景など地域の特徴
>>229
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 22:11:33.52 ID:iCPmRTZDO
小さい山と谷が続き高低差が激しい
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 22:12:21.17 ID:1m11wfqxO
廃鉱山地帯で、3つの長い隧道を通っていく道
231 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/11/01(日) 23:19:39.73 ID:qbbmshbX0
ギルマス「後半はアイリス付近程ではありませんが山道が続きます」
ギルマス「合間合間に深い谷があるので、高低差はアイリスよりもあります」
ギルマス「そして、そこを越えれば目的の街につきます」
サージェント「結構長い道のりだな」
ギルマス「納期は五日です」
魔法剣士「この距離を五日か…」
シスター「道も険しそうですし…お守りしながらとなると」
ギルマス「あちらのほうでオフロードのトラックを用意しているそうなので、メンバーは荷台に乗っていいみたいです」
魔法剣士「おふろ…?」
ギルマス「舗装されていない道を想定した貨物車ですよ、舟と同じように自動です」
魔法剣士「そんなものまで…」
仮面剣士「それでも山と谷を越えるのは厳しそうですが」
サージェント「そこはなんとかやっていくしかないか」
ギルマス「運転は社員の方がしてくれるので、メンバーは警戒にあたりトラックへの被害をおさえましょう」
サージェント「まとめると、前半は山岳付近を進み、のちに花が広がる平地を川沿いに進む」
サージェント「そこでは、盗賊や大型の獣の警戒にあたる」
サージェント「途中の森林に覆われた街で態勢を整え、後半の高低差が激しい地帯を進む」
サージェント「常に魔物との遭遇に備えておこう」
ギルマス「ありがとうございます」
仮面剣士「それで、僕たちは一体何を運ばされるのですか?」
サージェント「それも知っておいた方が戦いやすいかもな」
ギルマス「とんがりコーンというお菓子ですよ」
魔法使い見習い「」
232 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/11/01(日) 23:36:20.36 ID:qbbmshbX0
今日はこの辺にしておきます
凄く長くなってしまいましたが
明日は、護衛に向かうメンバーを決めて、依頼開始ですね
システムとかはそこまでガチガチには決めてないんですが、依頼の内容の向き不向きてきなのを考えてます
探索が得意〜とかロールプレイで有利〜とか純戦闘員です〜とかそのくらいですが
その時の安価やコンマ次第でどうとでもなると思うので、そこまで重要じゃないかな
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/03(火) 05:35:23.70 ID:DbuqQIfY0
何でい、明日と言うから待ってたのに明後日になっちまったじゃねいか
234 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/11/03(火) 20:33:37.93 ID:TCAS36vE0
ここんとこ不規則なもんですみません
明日は昼からできそうなのでやりたい、というかやる
235 :
◆nBNxbiMXrY
[saga]:2020/11/04(水) 13:00:44.16 ID:qyqCOJMk0
今、人いるかわかりませんがとりあえずやっておきます
積荷と社員の護衛 難易度:69
『2つとなりの街から急に大量の納品依頼がきており、運送業者の人手がたりないため工場の社員(2名)と一緒にそれを届ける仕事
最短ルートでいく予定だが、そこでは盗賊や大型の獣の襲撃が予想されるためそれらから守らなくてはいけない
護衛の人数は多くても納期に間に合えば人数分払ってくれるとのこと
ルート:山岳付近(1)〜平地の花園川沿い(4)〜森林の街(1)〜山と谷(4)〜目的地 同行:社員×2 オフロードトラック 期限:5日』
まずは依頼に向かうメンバー決めです
>>236-240
までで1レス何キャラでもいいです、総出でもソロでも
魔法剣士 能力:50 身体:25/25 魔力:25/25
『真面目な性格で、日々の鍛錬で剣術も魔法も習得した努力家
剣に炎や氷を纏ったり、土魔法で錬金、鍛冶をして剣の自給自足もできる万能っぷりだが
かつては器用貧乏で人から必要とされず、今は何でもできるゆえ人を必要とせず、必然と一匹狼になっていった』
仮面剣士 能力:36 身体:25/25 魔力:11/11』
『蝶型の赤いアイマスクが特徴的。小さい時分は
孤児院で過ごしておりそこで武術を身につけた
【地元貴族の落としダネ】てな噂もあるが……』
女武闘家 能力:188 身体:151/151 魔力:37/37
『黒髪ツインテールでチャイナドレス風の道着に身を包んでいる。爆乳
明るく元気な性格で強い人と戦うことが大好き
戦闘では格闘術の他、人間の生命エネルギーである【気】を操り光線のように放ったり回復なども出来る
また激しく動く戦闘スタイルなため、戦闘中は胸も激しく揺れまくる』
魔法使い見習い 能力:14 身体:13/13 魔力:1/1
『内気で大人しい性格の、茶髪を三つ編みにしてメガネを掛けた女性
幼少時におとぎ話の魔法使いに憧れているが、実はかなりの身体能力を持ち、さらに怪力
周りからも戦士を目指した方がいいと言われたりしてへこんでいる』
シスター 能力:18 身体:5/5 魔力:13/13
『修道女、のんびりした性格で回復とデバフの魔法が得意
この町に派遣されたばかりの頃、ギルマスに助けられた縁でギルド入りしている
夢はこの町の寂れた教会を大きくすること(ただし、30年計画)』
サージェント 能力:21 身体:19/19 魔力:2/2
『ガンマン。遠くの国の元兵士だが、元上官とトラブルを起こしてこの町まで逃げてきたらしい
銃火器の扱いは得意だが、魔法は小さい火を灯せる程度
少し前までギャングの仲間の様なことをしていたが、好きな女性ができたため真っ当な職を獲るべくギルマスの所にやってきた』
リアン 能力:31 身体:6/6 魔力:25/25
『白いロングヘアの小柄で華奢な体格の少女
性格は気弱で引っ込み思案で常に何らかの人形やヌイグルミを抱いている
人形やヌイグルミに命と力を与える特殊な力を持っている
この力のせいで周囲から孤立していたところをギルマスと出会った』
紀伊 国也 能力:133 身体:133/133
『青果店の店主
どんな包丁でも扱える殺人包丁術の達人』
寺本勝春 能力:90 身体:45/45 魔力:45/45
『ニート』
重複しているキャラが多いレスに決定
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/04(水) 13:38:56.35 ID:L6L600U20
寺本
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/04(水) 14:25:25.96 ID:z50n5Q/50
魔法剣士 リアン 紀伊 国也
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/04(水) 14:42:03.67 ID:jo95VZrVO
総出
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/04(水) 14:47:05.80 ID:kOaH2XJDO
最初の任務で皆がどういう行動するのか見たいし、総出で
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/04(水) 18:40:38.80 ID:bNhnARa80
総出
難易度も高く長時間拘束されるタイプの依頼だし人数は多いほうがいい
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/09(月) 23:58:25.22 ID:QaksbNVL0
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