あんこで丸投げギルド経営

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115 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/20(火) 23:46:10.86 ID:m4Y6Jkcw0
乙が沁みます
>>114不安なのはそこです

スレタイ ギルド経営

ギルド経営してないやん!(人減り)

>>150くらいからやっと開始

スレの雰囲気が変わってるやん!(人減り)

>>150

ギルド経営してないやん!(人減り)

一番怖いのは

>>150くらいからやっと開始

イメージと違う(人減り)
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 23:48:21.36 ID:Tc+mMydDO
乙です
>>1のしたいようにして構いません
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 23:50:43.24 ID:VRy9ZZO00
118 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 14:22:24.07 ID:MIeOL4FU0
どうもです
遅れましたがやっていきます



ギルマス「あなたの底知れない怨みは、しっかり感じていますよ」
ギルマス「(怨念によって魔力が増幅していくほどですからね)」


大怨霊「あああん?」


大怨霊「なら分かるだろ!!俺の怨みが治まることはねええ!!!」ズズズズ


大怨霊「いまさら止めようなんて無駄だああああ!!!!」


ボエエエエボエエエエボエエエエボエエエエ


ギルマスの行動>>119

話を聞く 
訴えかける 

内容もお願いします


魔法剣士(戦闘) 身体:20/25 魔力:19/25
ギルマス(戦闘) 身体:4/4 魔力:12/15
大怨霊(戦闘) 身体:0 魔力:42/50
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 14:48:41.11 ID:bCPCi2IDO
話を聞く
大怨霊がここまで怨みを抱えた理由について
120 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 15:19:34.50 ID:MIeOL4FU0
ギルマス「あなたは何故そこまで怨みを抱えているのですか」


大怨霊「はあああああああああ!?!?!?黙って聞いてろいああああああああああ!!!」


ジャアアアアアアッジャアアアアアアン


ギルマスが訊ねると、大怨霊は再びシャウトし竪琴を大きく弾く

ギルマス「!!」
魔法剣士「!はあっ!!」

不意を突かれたギルマス
魔法剣士はとっさにギルマスの前に飛び出し、鉄壁を生成する


>>121コンマ
5以上 間に合う
4以下 間に合わない
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 15:30:23.12 ID:6Iy6/phrO
122 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 15:50:10.35 ID:MIeOL4FU0
ズダアアアアアアッダアアアアアアン


魔法剣士「ぐあっ!」

鉄壁の生成は間に合わず、怨波は直撃
前に突き出した手は、ボロボロに

ギルマス「今すぐ回復を!」

ギルマスはすぐさま魔法で魔法剣士を回復させる

大怨霊「DESTROY!!!!踏み荒らされる思い!!!」


ジャアアアアアアン ジャアアアアアアン
ト゛ッ゛ ト゛ッ゛


そこに大怨霊の追撃の2発
治った足で地面も踏み鳴らす


ギルマス「っ!」
魔法剣士「ずああああっっっ!!」

回復に専念していたギルマス
魔法剣士は、治りかけの手でギルマスを抱え横に飛ぶ


>>123コンマ
5以上 間に合う
4以下 間に合わない

振動 コンマ-1
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 15:52:59.79 ID:bCPCi2IDO
はい
124 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 16:26:31.90 ID:MIeOL4FU0
ズサアアッ


魔法剣士はなんとか回避し、滑り込む

魔法剣士「大丈夫ですか!」
ギルマス「はい!回復も続けますよ!」

二人はすぐさま体勢を立て直す


大怨霊「GENOCIDE!!!!逃げろみんなああああああああ!!!!!」


キイイイイイイイイイイイイイイイン


魔法剣士「っっっ」

大怨霊の歌は続き、シャウトによる凄まじい怨波が辺りを包む

ギルマス「(怨みが強すぎて正気を失っている、思いを綴るだけで攻撃になってしまう…)」

ギルマスは考える


大怨霊「無残に人々、無念に狩人、魔物の前に散るうううぅぅぅ」ドオン ドオン


魔法剣士「っ…!」ダッ

すると魔法剣士は一気に大怨霊に接近する

ギルマス「あっ!待ってください!」
魔法剣士「ギルマスさんは離れていてください!私が攻撃を引き付けます」
ギルマス「いえ!そうではありません!」


大怨霊「ぜってえ許さねえ……今度こそぶっ潰す!守ってみせる!!がんばれ!!!」


大怨霊「復讐の始まりだああああああああああああ!!!!!!!!!!」


ボエエエエボエエエエボエエエエボエエエエ
125 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 16:47:59.71 ID:MIeOL4FU0
ッジャアアアァァァァァァァァァン………………


魔法剣士「っ」
ギルマス「……」
大鼠「チュッ!」


大怨霊は消え入るように、竪琴を鳴らした

辺りは静けさに包まれる

大怨霊「てめえら冒険者はもう用済みだああ!!無駄に期待させて見捨てて逃げて!行ったり来たりうっとおしいんだよお!!」

大怨霊は叫ぶ

ギルマス「……」


ギルマスの行動>>126

話を聞く 
訴えかける 
その他 行動

内容もお願いします
126 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 17:33:47.31 ID:MIeOL4FU0
変なタイミングで安価投げちゃったかも
進めます



ギルマス「う……あ…あ…」

魔法剣士「!?」
ギルマス「!!」
大鼠「チュチュチュ!」

突如、ギルマスのうめき声がする

ギルマスが辺りをみると、魔法剣士を庇って死んだギルマスの死体から魂がでてきた

ギルマス(魂)「ゆ……ゆる…せま……」
魔法剣士「これは…」

魂は怨念に包まれている

ギルマス「…あの波動に当てられて、感化された…?……!」

考えていると、魂は吸い寄せられていくように大怨霊のもとへ

大怨霊「せめて、俺が魔物をぶっ潰すための糧になりやがれ!」グワァッ
ギルマス「!はあっ!」バッ

大怨霊がギルマスの魂を取り込もうとした時
ギルマスは魔法を放ち

パアアアアアアア

辺りを暖かい光で包む

魔法剣士「!」

すると、魔法剣士の傷が癒えていき

大怨霊「…これはっ……っこの程度で俺は鎮まらねええぇぇ…」

大怨霊は堪え

ギルマス(魂)「あ…………」サアアアアアアッ

ギルマスの魂から怨念が消え去っていく

魔法剣士「す、すごい…」
ギルマス「聖光です、傷を治すだけでなく浄化の効果もあるのですが…やはりあれは怨念が強すぎるみたいですね………ん?」

大鼠「チュチュ!」パアアアア

突如、光に当てられた大鼠が光りだす
127 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 18:22:39.12 ID:MIeOL4FU0
大鼠「………」

大鼠「《聞こえるかい?》」

魔法剣士「!」
大鼠「《聞こえるね、良かった良かった》」
ギルマス「…あなたは一体…」

大鼠「《オイラはここに住みついてたら、ここにいたヨボヨボな僧侶さんに加護を貰ってあいつを抑えるよう頼まれたんだよ》」
聖鼠「《まあ、あいつが強くなりすぎて抑えられなくなって加護もすり減っちゃったけど》」

聖鼠「《アンタのおかげで少し戻ったよ、ありがとうな》」

ギルマス「…なるほど」

魔法剣士「むっ!」
大怨霊「要するにいいぃぃぃ………どんな聖なるパワーでも俺は止められねええええええええええ!!!!!」


キイイイイイイイイイイイイイイイン


聖鼠「《まずいな……おいアンタら聞いてくれ》」

聖鼠「《オイラがあいつの魔力の増幅を抑えるから》」
聖鼠「《その間にあいつを削り切ってくれ》」

魔法剣士「分かった」

ギルマス「………」

聖鼠「《アイツは怨念に包まれた魂が、さっきみたいに他の魂も感化して融合してったものさ》」
聖鼠「《アイツ自身がもうほとんど魔物みたいなヤツになってってるんだよ》」

聖鼠「《頼むぜ》」

ギルマス「…………」


ギルマスは>>128

戦う もう終わらせよう
交渉 何か方法はないか
その他 自由安価


魔法剣士 身体:19/25 魔力:19/25
ギルマス 身体:4/4 魔力:10/15
聖鼠 身体:5 魔力:10/20

大怨霊 身体:0 魔力:38/50
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 18:34:45.38 ID:YwbLCcc00
戦う
129 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 19:06:15.49 ID:MIeOL4FU0
ギルマス「分かった」

魔法剣士「では、攻撃を引き付けます」
聖鼠「《つってもアイツ攻撃しようとしてやってるんじゃないんだけどな》」

ギルマス「少し、いいですか?」

魔法剣士が前に上がろうとした時
ギルマスが呼び止める

魔法剣士「?はい」

魔法剣士が足を止めると、ギルマスは魔法を発動する

魔法剣士「!」

すると、辺りの瓦礫が浮いて魔法剣士を覆い、鎧の形になった

魔法剣士「これは…」
ギルマス「岩石闘衣魔法です、ただ耐久があるだけでなくあなたのパワーも上げます、体のこなし方は変わってしまうと思いますが…」
魔法剣士「問題ありません、ありがとうございます」

ギルマス「………この瓦礫のように、周りにあるものは何でも頼っていいんですよ」

魔法剣士「わかりました」

返事を聞くとギルマスは困ったように笑う
130 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 20:02:23.93 ID:MIeOL4FU0
大怨霊「おう!耳の穴はちゃんとかっぽじれたかあ!?ほんじゃあ…」

魔法剣士「っ!」


大怨霊「アンコールライブいくぜえええええええええええええええ!!!」


バギュウウウウウゥゥゥゥゥゥン


大怨霊は竪琴を大きく弾きならす

特大の怨波が魔法剣士に襲い掛かる

ガッコンッ ガラガラ……

怨波が当たると鎧は大きな音を立てるが、砂や礫が落ちるだけでなんともない

魔法剣士「おお…!」
ギルマス「ふむ、あの音には硬い物を粉砕する破壊力はないみたいですね」

ギルマス「ただ、私の魔力も残り僅かなのでこの鎧を維持できるのは9回ほどです」
聖鼠「《オイラの加護もそんくらいまでだ》」

ギルマス「鎧がなくなれば、あの音は肉体に対しては高い攻撃力をほこるので気をつけてください」


ト゛ッ゛ ト゛ッ゛ ト゛ッ゛ ト゛ッ゛ ト゛ッ゛ ト゛ッ゛


大怨霊「平和なCITY!!襲い来るMONSTER!!奮い立て!!!ハンタアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」ジャアンジャアンドッドッ


キイイイイイイイイイイイイイイイン


聖鼠「《っ……その歌もいい加減聞き飽きたぜ、あの世で新しい唄書きな》」
ギルマス「…っそれと、この妨害があると鎧の維持が難しく…脆くなってしまいます」
魔法剣士「わかりました」


魔法剣士の行動>>131

接近 鎧には魔力がこもっているため攻撃も効く(岩石闘衣 パワー+3) しかし至近距離での怨波は鎧でも厳しいかもしれない、振動もある
射撃 マジックミサイルで攻撃(岩石闘衣 パワー+1) 現在練度コンマ+2 遠距離で命中させるのは得意じゃない
その他 自由安価


魔法剣士 身体:20/25 魔力:19/25
ギルマス 身体:4/4 魔力:9/15
聖鼠 身体:5/5 魔力:10/20

大怨霊 身体:0 魔力:38/50
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 20:04:09.19 ID:bCPCi2IDO
射撃
132 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 20:11:05.41 ID:MIeOL4FU0
魔法剣士「(鼠の加護で奴は再生できない)」
魔法剣士「(まずは…>>133!)」

魔法剣士「マジックミサイル!」

魔法剣士はマジックミサイルを放つ


>>133
弦を狙う 攻撃を弱める
喉を狙う 妨害を止める
脚を狙う 振動を止める

マジックミサイル練度>>133コンマ一桁

慣れ コンマ+2
5以上で次回+3

二桁奇数 命中
二桁偶数 外す
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 20:17:48.23 ID:8RzVZbXT0
脚を狙う
134 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 20:36:59.76 ID:MIeOL4FU0
2+3=5


強く光を放つ魔法の弾は、大怨霊めがけ勢いよく飛んでいく

しかし、狙いは外れた

魔法剣士「っ…」


大怨霊「絶体絶命!!やるしかねえぞ!!ぶちかませ!!!ハンタアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」ジャアンジャアントントン


キイイイイイイイイイイイイイイイン


ジャアアアアアアン ジャアアアアアアン


ゴンッ ゴンッ


シャウトによる妨害でも
2連怨波は鎧に防がれ、魔法剣士は無傷だ

ギルマス「っ…やはり、この妨害の中維持するのは難しい…これより威力が上がっていくと分かりません」

魔法剣士「(命中させることにも集中しなければ…)」


魔法剣士の行動>>135

接近 鎧には魔力がこもっているため攻撃も効く(岩石闘衣 パワー+3) しかし至近距離での怨波は鎧でも厳しいかもしれない、振動もある
射撃 練度>>135コンマ 練度コンマ+2 5以上で次回+3 二桁奇数で命中 二桁偶数で外す
その他 自由安価
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 20:39:01.51 ID:/ROE4WRa0
脚を射撃
136 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 20:53:17.06 ID:MIeOL4FU0
1+2=3 パワー+1


マジックミサイルはは、大怨霊めがけ勢いよく飛んでいき

ドオンッ

足に命中
大怨霊の足は消滅し、振動が収まる

大怨霊「っっっ頼みの綱は己のみいぃ、よそ者にゃ分からなあぃ」ジャアンジャアン

トン トン トン トン

大怨霊は残った片足で弱々しく地面を踏み鳴らす

聖鼠「《よし、あの足はもう治させねえぜ》」
魔法剣士「たたみかけるぞ」


魔法剣士の行動>>137

弦を狙う 攻撃を弱める
喉を狙う 妨害を止める

接近 鎧には魔力がこもっているため攻撃も効く(岩石闘衣 パワー+3) しかし至近距離での怨波は鎧でも厳しいかもしれない
射撃 練度>>137コンマ(岩石闘衣 パワー+1) 練度コンマ+2 5以上で次回+3 二桁奇数で命中 二桁偶数で外す
その他 自由安価


魔法剣士 身体:19/25 魔力:17/25
ギルマス 身体:4/4 魔力:7/15
聖鼠 身体:5/5 魔力:8/20

大怨霊 身体:0 魔力:32/50
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 21:05:49.55 ID:bCPCi2IDO
射撃 弦を狙う
138 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 21:15:57.02 ID:MIeOL4FU0
5+2=7 パワー+1 次回+3


マジックミサイルは、大怨霊めがけ勢いよく飛んでいき

ドオンッ

竪琴に命中
弦はプツンと音を立てて、切れる

大怨霊「…命がけで俺達いぃ街守ってきたぁあぁあぁあ!」ブンブン

大怨霊は構わずなびく弦を弾き
それを補うかのように声を強める

聖鼠「《こうなればもううるさいだけの奴だ》」
ギルマス「油断せずに行きましょう」


魔法剣士の行動>>139

接近 ラッシュを決める(岩石闘衣 パワー+3) 鋭い怨波はもう出せなそうだが…
射撃 練度>>139コンマ(岩石闘衣 パワー+1) 練度コンマ+3 5以上で次回+4 二桁奇数で命中 二桁偶数で外す
その他 自由安価


魔法剣士 身体:19/25 魔力:16/25
ギルマス 身体:4/4 魔力:6/15
聖鼠 身体:5/5 魔力:7/20

大怨霊 身体:0 魔力:32/50
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 21:23:38.51 ID:/ROE4WRa0
喉を射撃
140 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 21:37:54.14 ID:MIeOL4FU0
1+3=4 パワー+1


マジックミサイルは、大怨霊めがけて飛んでいき

大怨霊「がっ…!」

喉に命中


バキイイイイィィィィン


魔法剣士「!」

すると大怨霊は竪琴を振り下ろし、地面にたたきつけた
竪琴が壊れる音が、怨波となって魔法剣士に飛び掛かる

しかし、破片程度の威力では瓦礫の鎧にはまったく歯が立たない

大怨霊「………あ…がう……!!!!へあっ……!!かあっ…!」

大怨霊は歌を続行する

聖鼠「《哀れだな》」
ギルマス「自身は脆い、攻撃特化だったか」


魔法剣士の行動>>141

接近 ラッシュを決める(岩石闘衣 パワー+3) もはや虫の息だが…
射撃 練度>>141コンマ(岩石闘衣 パワー+1) 練度コンマ+3 5以上で次回+4 二桁奇数で命中 二桁偶数で外す
その他 自由安価


魔法剣士 身体:19/25 魔力:15/25
ギルマス 身体:4/4 魔力:5/15
聖鼠 身体:5/5 魔力:6/20

大怨霊 身体:0 魔力:27/50
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 21:40:05.46 ID:55ThJu0V0
接近 ラッシュを決める
142 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 21:55:34.12 ID:MIeOL4FU0
ダッ

魔法剣士は一気に駆けて、大怨霊に接近し

魔法剣士「はあっ!!」

そのまま切りぬける

ズバッ

鎧から剣に魔力が伝わり、大怨霊は一刀両断

大怨霊「か…き………か…………!!!!!」ズッ

聖鼠「《ん!また怨念が強くなった、早めに終わらせてくれ!》」グッ

魔法剣士「ずああああっ!!」

魔法剣士はすかさず振り向き
素早い剣捌きで連撃を浴びせる

ザンッ ザンッ ザンッ

大怨霊の形は崩れていく

大怨霊「っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ググググ


魔法剣士 身体:19/25 魔力:15/25
ギルマス 身体:4/4 魔力:4/15
聖鼠 身体:5/5 魔力:4/20

大怨霊 身体:0 魔力:7/51


ギルマス「……」


ギルマスの行動>>143

終わりを見届ける
引導をわたす
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 21:56:53.28 ID:8RzVZbXT0
引導をわたす
144 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 22:29:04.93 ID:MIeOL4FU0
ギルマス「待ってくれ!」

魔法剣士「?」
聖鼠「《お、おい?》」

ギルマスの制止に、魔法剣士は手を止める

ギルマス「とある魔法を使いたいんだ、鎧を解いてもいいかな?」

魔法剣士「え?…はい、大丈夫です」

返事を聞くと、ギルマスは魔法を解く
魔法剣士を纏っていた瓦礫は崩れ落ちる

ギルマス「それと…」
大怨霊「」ググググ

ギルマスはもやのようになった大怨霊を見たあと、聖鼠の方を向く


ギルマス「もうこの人は解放して欲しいんだ」

聖鼠「《え…いやいや、どうしたんだ急に???》」グッ

突然のことに、聖鼠はあっけにとられる


ギルマス「倒されて最期は、ちょっとね……」

聖鼠「《なに言ってるんだよ?だからってこいつを野放しにするのか?》」グッ

ギルマス「もちろん、別のやり方で最期を迎えさせるよ」

聖鼠「《そうはいってもな、さっき言ったろ?また怨念が強くなったって》」
聖鼠「《解放したら魔力も増幅していくぞ》」

ギルマス「魔力の増幅よりも早く消費させればいいんだ」

聖鼠「《?》」

ギルマス「この人は大声や竪琴で激しく音を出すほどに魔力を消費も激しくなるんだ」
ギルマス「最期に思いっきり歌わせれば、自分から消えてしまうはずさ」

聖鼠「《それって歌ったらだろ?どっかに逃げられたりするかもしれないぜ?》」

ギルマス「それは…今までのそぶりを見るからにないと思うんだ、こればっかりは私を信じて欲しいとしか…」

聖鼠「《うーん……》」

魔法剣士「どうか解放して欲しい、ギルマスさんには考えがあるはずだ」
聖鼠「《お前がそう言うんなら解放するしかないぜ、俺だけじゃ倒せないし》」

145 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 23:09:55.83 ID:MIeOL4FU0
ゴモゴモ

聖鼠が大怨霊を解放すると
たちまち靄のような怨念が、とげとげした姿になっていき

大怨霊「うう…う……うらめしい……うらめ……しい!!」ズモッ

元の形に戻る
竪琴も元通りだ

大怨霊「うらめしいうらめしいうらめしいうらめしいうらめしいうらめしいうらめしいうらめしいうらめしい」ズズズズ

聖鼠「《おいおいおい?歌わねえぞ?回復だけされてってないか?》」
魔法剣士「ギルマスさん…」

焦る聖鼠

大怨霊「バカ……こしぬけ……」

大怨霊は正気を失っている

大怨霊「…だ……俺……が……」

ギルマス「あなたはもう死んでしまったんです、復讐はできません」

大怨霊「うら……め……」

ギルマス「あなたは何故そこまで怨みを抱えているのですか」

大怨霊「…………」

ギルマス「聞かせてください」

ギルマスは大怨霊に手をかざし、魔法をかける

大怨霊「………う、うぅ…ぅううううううう!!!」ゴゴゴゴゴ

すると、大怨霊は昂っていく

聖鼠「《ちょっ!何やってんだ!》」
ギルマス「鉄壁お願いします!」
魔法剣士「っ!はあっ!」


大怨霊「ウ゛ラ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」


ボエエエエボエエエエボエエエエボエエエエ


ジャアアアアアアッジャアアアアアアン


魔法剣士 身体:19/25 魔力:14/25
ギルマス 身体:4/4 魔力:3/15
聖鼠 身体:5/5 魔力:4/20

大怨霊 身体:0 魔力:4/55
146 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 23:30:05.67 ID:MIeOL4FU0
ボオオオオオオオオオオオオオオン キョオオオオオオオオオオオオン


辺りに強烈な怨波が広がる


大怨霊「デストロオオオオイ!!!!!!!」


ドオオオオオオオオオオオン


竪琴の音はもはや爆発音のようで


大怨霊「踏み荒らされた思い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!!!!!!」


グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


足で踏み鳴らす度に地はひび割れていく


魔法剣士「ぐっっっううううううう!!!!」ググググ
聖鼠「《騒音が収まらねえっ!!魔力の増幅が早すぎるんだっ!!》」オロオロ

ギルマス「っ……」

ギルマスはいまだに大怨霊に魔法をかけている

それは相手を絶頂状態にさせる魔法だった


大怨霊「ジェ゛ノ゛サ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛イ!!!!!!!!!!!」


バギイイイイイイイン チュドオオオオオオオオオオン


大怨霊はトランス状態で騒音を引き起こした


ゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォン……………


大怨霊「逃゛げ゛ろ゛お゛ぉ゛ぉ゛み゛ん゛な゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛………………」


大怨霊「…ぜってえ許されねえ……」

大怨霊「今度じゃだめなんだ…守りたかった…」シュウウウ


大怨霊「…大丈夫だよ…」サアアアアアアッ


魔法剣士 身体:19/25 魔力:11/25
ギルマス 身体:4/4 魔力:0/15
聖鼠 身体:5/5 魔力:4/20

大怨霊 身体:0 魔力:0/55
147 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/21(水) 23:48:55.53 ID:MIeOL4FU0
ギルマス「…………」


ギルマスは静かに立っている


ギルマス「…………」


ジェミニ「あのひとだいじょうぶかな…」


ツインズ「だいじょうぶだよ………たぶん……」


街の入り口で、双子は魔法剣士の身を案じる


住人A「しっかしすんごい音だったなあ」
僧侶「ええ…まさか、あれほどまでに霊の力が強まっていたとは……」

住人B「ありゃダメかもしれん」住人C「何言ってんだ!剣士さんのこと信じてねえのか!」
住人D「ですがあの音は相当ですよ…」住人C「だーっ!行って確かめてくらあ!!」ダッ

<ダメデスヨ!キケンデス!
<ルセー!ミテモネエノニアーダコーダイウカラダロ!


双子母「魔法使いさん……」

ジェミニ「ねえ!だいじょうぶだよね!おじさん!」
ツインズ「…そうですよね……?」

ギルマス「…………」

ギルマス「大丈夫さ」ニコ

双子の問いかけにギルマスは微笑みかけて答える


ギルマス「…………!」
148 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/22(木) 00:23:20.06 ID:eZYqwmgH0
ギルマスは、街を囲む森に何者かの姿を捉える

その者は森を抜けてきた


聖鼠「《ここだな!着いたぜ着いた!おー!うまそうな野菜があんじゃん!》」

住人C「なんだこいつあ!?」住人E「く、熊だっ…!」
聖鼠「《熊じゃねえ!鼠だ!…まあ悪い気はしないけどよ》」

ジェミニ「うわぁっ!はやくやっつけようよ!」
聖鼠「《ああん?》」
双子母「コラッ!行っちゃダメ!」

聖鼠「《テメエこのガキんちょ!怨霊に変なこと吹き込んで暴れさせやがって!》」
ジェミニ「なんだよ!おばけねずみ!」
僧侶「刺激してはだめだ!私が聖なる守りで……む?」
聖鼠「《ん?アンタは…》」

ツインズ「…もしかしてあの時の…?」

突如あらわれた大鼠に住人たちがパニックになっている間に
魔法剣士は聖鼠の後を追って街に辿りついた

魔法剣士「(また何やら慌ただしいな)」
ギルマス「無事、連れ帰れたか」

そんな魔法剣士にギルマスが駆け寄る

ギルマス「無事、倒せたようですね」
魔法剣士「いえ、倒しはしませんでした」
ギルマス「?」
ギルマス「戻れば分かる」スッ

そう言ってギルマス(戦闘)はギルマス(逃走)に手を差し出す
ギルマス(逃走)はその手をとり、ギルマスは念じる

カッ

すると眩い光と共に、ギルマスは一人にもどる

魔法剣士「(分身か…私も習得してみようか)」
149 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/22(木) 01:12:51.53 ID:eZYqwmgH0
ツインズ「あ!まほうつかいさん!!」

ジェミニ「!!」
双子母「!!」
僧侶「!!」
住人's「!!」
聖鼠「《!!…なんちゃって》」

魔法剣士「二人とも身体に異常はなかったか?」


「「「「剣士さん!!!!!」」」」


住人たちは魔法剣士に駆け寄る

住人B「いやあ、あんた無事だったかー」
住人C「俺は信じてたぜ!あんたが無事だってよ!」
住人D「凄い傷ですね、治るまでぜひ泊まっていってください!」
ジェミニ「みんななにいってんだよ!このひとはまほうとけんをつかうんだよ!」

魔法剣士「(なぜこんなに私のことを…?)」

あまり人に必要とされたことがない魔法剣士は、住人達の手厚い歓迎に困惑する


僧侶「いやぁ、まさかあの塔から生きて帰るなんて、お見事としか」
魔法剣士「ああ」

僧侶の褒詞に、魔法剣士は無愛想に返す

聖鼠「《あの塔って…アンタ来たことないだろ、オイラが霊を鎮めてたのに偉そうに》」
僧侶「ええっ!」

ギルマス「しかし、あの塔の怨霊はあのまま放置していたら危険でした」
聖鼠「《そうそう、オイラが一匹で持ちこたえてたんだぜ?街の英雄として崇めて欲しいもんだよ》」

僧侶「いや…あははは……いやはや…」
ギルマス「あはは、早いうちにこの街に来れてよかったです」


かくして、双子行方不明事件
及び鎮霊の塔の怨念問題は解決した

人が少ないもので、大きな催しなどはなかったが
自然に囲まれたのどかで平和な街の夜は、どこか騒がしかった
150 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/22(木) 01:22:56.84 ID:eZYqwmgH0
ギルド経営してないやん


はい、なんとかたためました
次、ギルド出てきますよーーーー!!!!!!

先に言っておくと経営要素はあるか分からないです、ごめん
依頼の合間合間にギルドのシーンがあるだけかも

こんな時間までガッツリ書いちゃいましたが人いますかね?
ギルドのことを色々決めていこうかと思いましたが
もう寝てるなら今日はここまでにしたいと思います
>>1は覚醒しちゃってるから今日は長くなると思いますが
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 01:24:40.72 ID:1QdhGtpq0
いませんよ
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 01:28:23.32 ID:eJJ1++la0
いないゾ
153 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/22(木) 01:48:44.83 ID:eZYqwmgH0
いないなら仕方ないな
今日はここまでにしよう

マジなところ、一度冷静になって見返したいので本当に今日はここまでにします
反省する点も多いので、>>2の時点で考えを放棄してましたし
今回の最後の方はほんと勢いで書いたので

といった感じで、今日は遅くまでやってたんで明日(今日)は遅くなりそうです
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 01:49:43.36 ID:eJJ1++la0
おつです
155 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/22(木) 17:58:37.13 ID:eZYqwmgH0
では始めていきます


激闘から一夜明け
街には爽やかな風が流れ、遠くの森のざわめきが静かに鳴りわたる

そんな景色が窓から覗く街の宿のラウンジ

ギルマス「いやあ、やっとゆっくり話せますね」
魔法剣士「はい」

ギルマスと魔法剣士は、何やら話し中

ギルマス「しかし、本当に強くなりましたね、驚きましたよ」
魔法剣士「ありがとうございます」

ギルマス「剣術はあまり詳しくありませんが、並行で魔法をあれだけ使えるとは、苦労もしたでしょう」
魔法剣士「あなたにそう言ってもらえてうれしいです」

ギルマス「あはは、あなたはあの頃から真面目でしたからね」
魔法剣士「そうですか?」

ギルマスの称賛に、魔法剣士はぎこちない返事ながらも嬉しく思う


ギルマス「それで、あなたはこれからどうする予定ですか?」

魔法剣士「私はまた旅を続けようと思います」

ギルマス「すぐにでも街を出るつもりですか?」
魔法剣士「はい」

ギルマス「そうですか…」

返事を聞くとギルマスは少し考える

ギルマス「少し、聞いて欲しいことがあるんです」
魔法剣士「?」
156 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/22(木) 18:28:43.90 ID:eZYqwmgH0
ギルマス「言いそびれてしまったのですが、私、とある街でギルドをやっていまして」

ギルマスは本題に入る

魔法剣士「ギルマスさんは今もいろんな依頼を解決してるんですね」

ギルマス「あはは、といってもあの頃とは違い今は自分で解決することは少ないです」
魔法剣士「?」

ギルマス「今は私、ギルドマスターをやっているんですよ」

魔法剣士「!へえ、ギルマスさんが…」
ギルマス「そこでですね」


ギルマス「私のギルドのメンバーになっていただけないかと思っているのです」

ギルマスの態度は変わらず、しかし目つきを変えて話す

魔法剣士「!私が、ですか?」
ギルマス「はい」

魔法剣士はスカウトに目を見開く


ギルマス「昨日の戦いは本当に見事でしたよ」
ギルマス「あなたがいてくれたら、もっとたくさんの事件を解決できる」

魔法剣士「…」

ギルマス「…それだけではなく」

ギルマス「あなたの助けにもなりたいんです」

魔法剣士「私の…」

ギルマス「あなたは、今までもずっとひとりで戦ってきたんでしょう、塔でのことでそれがよくでてました」

魔法剣士「…」

ギルマス「もちろん、一人で戦えるのは凄いことです…ですが、仲間というものも知っていて欲しいんです」

ギルマス「ともに戦っていただけませんか?」

魔法剣士「……」


魔法剣士はギルドに>>157コンマ一桁
5以上 入る
4以下 入らない

師匠 コンマx2
一匹狼 コンマ-1
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 18:39:27.96 ID:wJidL4hT0
158 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/22(木) 19:11:04.59 ID:eZYqwmgH0
魔法剣士「ギルマスさんのギルドなら、喜んで」

魔法剣士は快く誘いを受け入れる

ギルマス「はは、私の方こそ!あなたがいてくれるなら心強いです!」

ギルマスは、大いに魔法剣士を歓迎する



ジェミニ「もういっちゃうの?」

ギルマス「ええ、仕事がありますからね」

双子母「この度は、本当にありがとうございました…!」

住人D「またいつでもきてください」住人B「いつでも歓迎するよ!」

僧侶「あなた達はこの街の英雄です」

聖鼠「《ガルド三銃士の名を広めてくれよな!》」

ギルマス「あはは、それでは…お世話になりました、またお会いしましょう」


別れの挨拶をして、二人は川の橋を渡り街を出ていく



ツインズ「まほうけんしさん!」

ツインズ「ありがとー!!またきてねー!!」


魔法剣士「…」スッ


魔法剣士はツインズに軽く手を振って、歩を進める



ギルマスのギルドがある街の名前と詳細>>159-161

ガルドからある程度離れた場所なので、街がある場所、周辺のことも少しお願いします
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 19:17:32.67 ID:lvRY6ZBD0
アイリス

山々に囲まれた小さな
町で金鉱の産出がある
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 19:19:42.57 ID:Hks5wsRy0
名前 ベイバロン
運河が傍にあり、工業が盛んで蒸気に包まれている
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 19:26:19.79 ID:JBmCL6CSO
酒を飲む労働者が多く醸造工場も近いため酒場がたくさんある。そしてそれに結びついてギャングも多い
162 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/23(金) 00:14:08.41 ID:91PjVxdq0
すみません、書き忘れてました
街の名前(高コンマ)と詳細(ミックス)です

名前がないので2番目に高いアイリス採用です



ガルドを離れた二人は
その後、ギルマスがここまで来たという運河を舟で行く

ブロロロロ

魔法剣士「勝手に進んでいく…」

ギルマス「私がいる街ではこういうものがたくさん造られていて、一般にも流通しているんですよ」
ギルマス「これは安い物ですが、高級なものだともっと早いものもありますよ」

そんな話をしながら、運河を進んでいくと
辺りの景色は険しい岩山に変わっていき、岸には岩肌が迫る

ギルマス「街はこのような山で囲われていますから、この運河を渡って行き来しているんです」

魔法剣士「なるほど…」

岩肌に沿って蛇行している運河を
ギルマスは舵を取って渡っていく

さらに先へ進むと、岩肌は開けていきその奥に街が見えてきた

魔法剣士「あそこが、ギルマスさんが住む街ですね」
ギルマス「はい」


そして、岩山を抜け二人は街に着く


ギルマス「アイリスの街へようこそ!」
163 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/23(金) 00:17:54.77 ID:91PjVxdq0
街に入ると、広い運河にたくさんの舟が行き来しており、奥には大型船も見える
見上げると橋があり、人通りも多く川沿いからは賑やかな雰囲気が街中まで広がっている

魔法剣士「あれは?」

魔法剣士は、街の奥の空が蒸気に包まれているのを見る

ギルマス「ああ、あのもとにこの船などを作っている工場があるんですよ、あれはその作業によって排出されているんです」

魔法剣士「あんなに煙が出ていて大丈夫なんですか?」

ギルマス「うーん…それについては私もなんとも…」

魔法剣士「…」

説明していると、運河の岸に舟が並んで停まっている所につく
ギルマスもそこに舟を停め鍵をかける

ギルマス「あそこは工業地帯になっていて、この付近が市街地です、私のギルドもここにあります」

ギルマス「それではついてきてください」

舟を降り、ギルマスは魔法剣士をギルドまで連れていく


ギルドの評判>>164コンマ

二桁
奇数 良い意味で
偶数 悪い意味で
一桁
高い 注目されている
低い 無関心


めちゃくちゃ遅くなったのでここまで
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 00:18:22.86 ID:1Hhpf9ve0
165 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 18:24:12.35 ID:3YKltdcw0
一日空きましたが、やっていきます

結果は悪い意味でかなり注目されているみたいですね
ただ評判が悪いだけじゃなく結構厄介者扱いされている感じ



運河付近には住宅がところせましと立ち並び、女達が立ち話をしている傍らで子供達が遊んでいる
ギルマスと魔法剣士がその中を行っていると、それを見つけた住人達は顔をしかめ、ギルマスをちらちらと見ながら何やらひそひそと喋る

魔法剣士「住人がとても多いですね」

ギルマス「この街は工場だけでなく金の産出もあるんです。非常に多くの労働者が必要なので、他の街から家族と共に迎え入れているんですよ」
ギルマス「今は男の労働者は出はらっていて、女と子供だけですね」

魔法剣士はその視線には気づかず、ギルマスも慣れたかのように気にせず街中を進んでいく

魔法剣士「しかし住宅ばかりですね、宿などはないのですか?」
ギルマス「とても住人が多いため、運河付近の広い範囲が住宅街になっているんです。もう少し進むと商店街があって、そこにギルドもあります」

話しながら住宅に狭まれた路地を進んでいくと、二人はやがて広い路地に出る
周りの建物には店の看板があり、先には広場が見え出店に囲まれている

人通りはさらに多くなり賑わっているが、それに伴ってギルマスへの態度も目につくようになる

魔法剣士「(…何やら注目されているな…ギルマスさんは有名なのか)」
ギルマス「…」

魔法剣士にも視線は感じ取れたが、その意図までは読み取ることはできなかった

ギルマス「さあ、この先にギルドがあります」

そう指したのは、狭い路地裏だった
魔法剣士は気にも留めず、ギルマスについていく

路地裏を歩いていくと、隅にガラの悪い連中がたむろしていた

ギャングA「ん?おい、ギルドのマスターが帰って来たぜ」
ギャングB「へへへ、頭がわざわざ出向くなんてご苦労なもんだぜ、依頼はどうだったよぉ?」

通り抜けようとしたとき、ギャング達は絡んできた
166 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 19:00:42.36 ID:3YKltdcw0
張りこぼし



魔法剣士「この人達は?」
ギルマス「……」


ギルマスは>>167

突っぱねる ギャングは許しません(ギャングは コンマ5以上で解放 4以下で粘着 0で逆上 9で撤退)
それとなく ギャングも交渉相手です
その他 自由安価
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 19:03:41.38 ID:4pBinuho0
突っぱねる
168 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 19:29:56.41 ID:3YKltdcw0
魔法剣士「この人達は?」
ギルマス「あまり気にしないでいいです」
ギャングB「なんだよぉ?冷てえなぁ」

ギルマスの淡々とした態度に、ギャングは詰め寄る

ギルマス「私は仕事があるので、これで」

ギルマスは徹底して態度を変えず
ギャング達の間を通り抜けていく

ギャングA「…へっ、せこせこ集めたしょぼい依頼こなしてるのがお似合いだぜ」
ギャングB「あー、酒飲みてー」

通り過ぎていくギルマス達に、ギャングは吐き捨てる

魔法剣士「…」
ギルマス「すみません、この街にはああいう輩もいるんです」
魔法剣士「ギルマスさんが謝ることじゃないですよ」

ギャング達を抜けて、さらに路地裏を進んでいくと
もうすぐ通りに出るところまで来る

その手前でギルマスは足を止める

ギルマス「ここが私のギルドです」

魔法剣士が側を見ると、そこには周りより一回り大きな建物があった
大きく看板もあり建物だけ見れば目立つものだが、路地裏にあるためあまり人目にはつかない

魔法剣士「ここが…」

ギルマス「どうぞ入ってください」

ギルマスに言われ、魔法剣士はギルドの扉を開ける


ギルドメンバー>>169コンマ一桁人
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 19:33:31.28 ID:yotTXsEb0
せいや
170 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 19:55:10.58 ID:3YKltdcw0
おっ、なかなかに集めたみたいですね

あとまたまた書き忘れで二桁奇数でギルド新設、偶数でそこそこだったので
出来てからそこそこ経ったギルドになります

それではメンバーを募集です、名前と詳細をお願いします
詳細の制限は特にないです、85行ビッシリでも一単語でもいいです
>>102-108みたいな感じで技や能力があったらどうぞ(※詳細の内に入ります、割と脚色したりもします)
あとコンマで能力(大体の強さ)が決まるので、身体:魔力の比率を決めてください



魔法剣士 能力:50 身体:魔力(5:5)

真面目な性格で、日々の鍛錬で剣術も魔法も習得した努力家
剣に炎や氷を纏ったり、土魔法で錬金、鍛冶をして剣の自給自足もできる万能っぷりだが
かつては器用貧乏で人から必要とされず、今は何でもできるゆえ人を必要とせず、必然と一匹狼になっていった

>>171-178まで募集します
本日中に集まらなかったら
とにかく進めて逐一募集という感じで
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/24(土) 19:59:56.90 ID:ZccwL2XA0
寺本勝春
ニート 能力:10 身体:魔力(1:1)
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 20:12:11.18 ID:Ov4sE80G0
シスター
修道女 身体:魔翌力(3:7)
のんびりした性格
回復とデバフの魔法が得意
この町に派遣されたばかりの頃、ギルマスに助けられた縁でギルド入りしている。夢はこの町の寂れた教会を大きくすること(ただし、30年計画)
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 20:14:43.31 ID:4pBinuho0
人形使い(人名はリアン) 身体:魔翌力2:8
白いロングヘアの小柄で華奢な体格の少女
性格は気弱で引っ込み思案で常に何らかの人形やヌイグルミを抱いている
人形やヌイグルミに命と力を与える特殊な力を持っている
この力のせいで周囲から孤立していたところをギルマスと出会った
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 20:18:57.33 ID:7VmqvPIJ0
紀伊 国也
青果店の店主 身体:魔翌力(10:0)
どんな包丁でも扱える殺人包丁術の達人
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 20:23:40.14 ID:HUe5En1DO
魔法使い見習い
身体:魔翌力 9:1
内気で大人しい性格の、茶髪を三つ編みにしてメガネを掛けた女性
幼少時におとぎ話の魔法使いに憧れているが、実はかなりの身体能力を持ち、さらに怪力
周りからも戦士を目指した方がいいと言われたりしてへこんでいる
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 20:24:15.88 ID:kHdQwNkh0
女武闘家 身体:魔翌力(8:2)
黒髪ツインテールでチャイナドレス風の道着に身を包んでいる。爆乳
明るく元気な性格で強い人と戦うことが大好き
戦闘では格闘術の他、人間の生命エネルギーである「気」を操り光線のように放ったり回復なども出来る
また激しく動く戦闘スタイルなため、戦闘中は胸も激しく揺れまくる
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 20:31:14.21 ID:YJM84bJcO
サージェント 身体:魔翌力(9:1)
ガンマン。遠くの国の元兵士だが、元上官とトラブルを起こしてこの町まで逃げてきたらしい。
銃火器の扱いは得意だが、魔法は小さい火を灯せる程度
少し前までギャングの仲間の様なことをしていたが、好きな女性ができたため真っ当な職を獲るべくギルマスの所にやってきた
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/24(土) 20:36:27.36 ID:yotTXsEb0
仮面剣士

身体:魔力 7:3

蝶型の赤いアイマスクが特徴的。小さい時分は
孤児院で過ごしておりそこで武術を身につけた。
「地元貴族の落としダネ」てな噂もあるが……
179 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 20:37:47.88 ID:3YKltdcw0
後だしになっちゃいますが

ゾロ目で能力+100

一桁 奇数でいる 偶数で不在

とさせてください
180 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 20:40:44.40 ID:3YKltdcw0
一気に集まったなあ

やっぱ不在どうこうは無しにします
タイミング逃しそうなんで

優柔不断ですみません
181 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 21:15:53.68 ID:3YKltdcw0
ステータスはこんな感じですね


寺本勝春 能力:90 身体:45/45 魔力:45/45

ニート


シスター 能力:18 身体:5/5 魔力:13/13

修道女、のんびりした性格で回復とデバフの魔法が得意
この町に派遣されたばかりの頃、ギルマスに助けられた縁でギルド入りしている。夢はこの町の寂れた教会を大きくすること(ただし、30年計画)


リアン 能力:31 身体:6/6 魔力:25/25

白いロングヘアの小柄で華奢な体格の少女
性格は気弱で引っ込み思案で常に何らかの人形やヌイグルミを抱いている
人形やヌイグルミに命と力を与える特殊な力を持っている
この力のせいで周囲から孤立していたところをギルマスと出会った


紀伊 国也 能力:133 身体:133/133

青果店の店主
どんな包丁でも扱える殺人包丁術の達人


魔法使い見習い 能力:14 身体:13/13 魔力:1/1

内気で大人しい性格の、茶髪を三つ編みにしてメガネを掛けた女性
幼少時におとぎ話の魔法使いに憧れているが、実はかなりの身体能力を持ち、さらに怪力
周りからも戦士を目指した方がいいと言われたりしてへこんでいる


女武闘家 能力:188 身体:151/151 魔力:37/37

黒髪ツインテールでチャイナドレス風の道着に身を包んでいる。爆乳
明るく元気な性格で強い人と戦うことが大好き
戦闘では格闘術の他、人間の生命エネルギーである「気」を操り光線のように放ったり回復なども出来る
また激しく動く戦闘スタイルなため、戦闘中は胸も激しく揺れまくる


サージェント 能力:21 身体:19/19 魔力:2/2

ガンマン。遠くの国の元兵士だが、元上官とトラブルを起こしてこの町まで逃げてきたらしい。
銃火器の扱いは得意だが、魔法は小さい火を灯せる程度
少し前までギャングの仲間の様なことをしていたが、好きな女性ができたため真っ当な職を獲るべくギルマスの所にやってきた


仮面剣士 能力:36 身体:25/25 魔力:11/11

蝶型の赤いアイマスクが特徴的。小さい時分は
孤児院で過ごしておりそこで武術を身につけた。
「地元貴族の落としダネ」てな噂もあるが……


ゾロ目が2人もいるなんて…アイデアしまっとけばよかった…
182 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 22:37:16.25 ID:3YKltdcw0
魔法剣士がギルドの扉を開けると


女武闘家「!」
サージェント「!」
リアン「……」モジモジ

広いロビーにギルドのメンバー達がいた
その中にいた修道女がゆっくりとギルマスを出迎える

シスター「ギルマスさま、おかえりなさいませ」
ギルマス「ああ、今帰ったよ」
女武闘家「おぅ、よくかえったなー」サージェント「ご苦労だった」

ギルマスが返事をするとメンバー達もギルマスを出迎える
ギルマスはロビーに入っていき、椅子に座っている人形を持った少女のもとへ行く

ギルマス「リアン、ただいま」
リアン「ぉ…おかえり…なさぃ…///」ギュッ

リアンは照れながら必死に挨拶すると、目をつむり手に持った人形を抱きしめる


シスター「ようこそ、ギルマスさまのギルドへ」
魔法剣士「ああ」

遅れてギルマスの後をついていった魔法剣士は、シスターにもてなしを受ける

サージェント「お前は?」

そこに腰に銃を携えた男が声をかける

魔法剣士「私は魔法剣士だ」

ギルマス「ああ、紹介するよ」
ギルマス「みんな!新しいメンバーが入ったんだ、この人は魔法剣士さんだよ」

シスター「まあ…」女武闘家「あいっやー!驚いたぞ!」リアン「……」ソワソワ

サージェント「仲間か、歓迎する。俺はサージェントだ、よろしく」スッ
魔法剣士「ああ、よろしく」グッ

サージェントは魔法剣士を歓迎し、二人は握手を交わす

女武闘家「オッス!女武闘家アル!」ドンッ!!
魔法剣士「!!!」

次に、女武闘家が魔法剣士に自己紹介するが
突如目に飛び込んできた特大の元気な玉に、魔法剣士は目を見張る

ギルマス「リアン、新しい仲間だよ」

リアン「…………」モジモジ
魔法剣士「よろしく」
リアン「……っっ…///」コクッ

魔法剣士は女武闘家からなんとか目をそらしリアンに挨拶すると、リアンはうなずいたままうつむく

ギルマス「あはは」
シスター「うふふ」
183 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/24(土) 23:20:22.11 ID:3YKltdcw0
仮面剣士「それで、なにか依頼はあったんですか?マスター」
魔法剣士「!」

そこに、いつの間にか蝶型の赤いアイマスクをした剣士がいた

ギルマス「依頼はあったんですが、その場で解決しまして」

女武闘家「そうかぁ、魔物は強かったか?」

ギルマス「…魔物とは、戦っていませんよ」
女武闘家「そっか」

仮面剣士「…」

そうして、ギルマスは成果を報告した

魔法使い見習い「そ、その…」

そこへ、ロビーの隅のメンバーから離れた場所にいた三つ編みのメガネの女性が
何かを言おうとし、メンバーは振り向く

魔法使い見習い「……な、なんでもないです」

魔法使い見習いは言葉を呑む

仮面剣士「それでは、また僕から」

それを見た仮面剣士は再び話題を出す


仮面剣士「マスター…あなた、身体能力が落ちているのではありませんか?」

サージェント「!」シスター「…そんな…」女武闘家「…」リアン「……ぅ…」ジワ

魔法剣士「?」

ギルマス「…」
184 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/25(日) 00:23:38.11 ID:eKkYbbQX0
仮面剣士の一声で、ギルドのロビーに重い空気が漂い、魔法剣士は取り残される

ギルマス「いやぁ、今回訪れたのが自然豊かな街で…少しのんびりとしすぎてしまいました」

仮面剣士「なるほど、運動不足で筋力が落ちたのですか」

ギルマスの話で仮面剣士は納得

仮面剣士「ですが魔力も減っているのはおかしいですね?減っていますね?見習いさん」
魔法使い見習い「……はい」

しかし、さらに疑問を投げかける

ギルマス「最近は魔法を使っていなかったので、広い草原で魔法の練習をしたんですよ」
仮面剣士「…」
魔法使い見習い「…」

サージェント「使ったんだろう…?【あれ】を」

ギルマス「……」

ギルマスの釈明に二人が黙ると、そこにサージェントが単刀直入に言う

魔法剣士「(【あれ】…?)」

シスター「マスター……なぜなのですか……」
リアン「ぅぅぅ……」ポロポロ 女武闘家「……」ポンッ

どうしようもなく重苦しい空気で、ギルドを沈黙が支配する


がちゃっ


寺本「お、うい〜っす、なんだ?みんないるなぁ」


そんな中、二階のロフトからくたくたの服を着た人物が顔を見せる
185 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/25(日) 00:42:51.09 ID:eKkYbbQX0
その人物は階段をすたすたと下りてくる

寺本「依頼は?どっかいかないの?ははは、もしかしてみんなもニート始めたのか」

サージェント「お前は少し黙っていろ」
ギルマス「ま、まあまあ…はは、今帰って来たばかりで、一休みしているところですよ」

寺本「そっか〜俺ちょっと酒買ってくるわ〜、なんか買ってきてほしいもんあったら言っとけ」
シスター「昼からお酒を飲むのは、あまりよくありませんよ」
寺本「買っておくだけだから心配すんな」

出てきた寺本は、ダルそうな足取りで出口に向かいロビーの空気をかき回す

寺本「おん?あんただれ?」

そこで寺本は魔法剣士に気がつく

ギルマス「その人は魔法剣士さんです、新しいギルドメンバーですよ」
寺本「ほ〜ん、よろしく」
魔法剣士「ああ」

寺本「んじゃ、行ってくるけどなんもねえな〜?」
サージェント「あるか、さっさと行け…はあ……」

寺本のマイペースに、サージェントはため息をつく

寺本「へ〜い、行ってきま〜す」
ギルマス「いってらっしゃい」


寺本は嵐のように過ぎ去り、ロビーは再び静寂に包まれる


ギルマス「……」

サージェント「……それで…」


サージェント「なんでじば「おぉぅい!みんなぁ!」

紀伊「珍しい野菜が入ったんだぁ!」

話を再開しようとしたところに、野菜を持った住人がギルドに入ってきた

サージェント「…もういい」仮面剣士「……」スタスタ
ギルマス「どうしたんですか?」
紀伊「これ見てくれ!」


紀伊が持ってきた珍しい野菜>>186



もうこんな時間……今回はここまで
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 00:54:39.37 ID:b1r4uTWDO
じゅんさい
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 08:40:50.26 ID:o8ukS92D0

一応安価はナス(国によって形が違うらしいから)
188 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/28(水) 11:44:44.16 ID:k8JQZFoF0
そう言って紀伊が差し出したのは緑色の細長い野菜
くるまった葉っぱと小さな芽は、ぬめりでてかっている

ギルマス「これは?」

女武闘家「お!じゅんさいじゃネエか!」
サージェント「じゅんさい?」

シスター「あら〜?じゅんさいとは紅いお花のお名前だと思っていました」
紀伊「こいつぁそれの若芽さ」
ギルマス「へえ、食べれるんですね」

紀伊「栽培してるとこがあったってんで、仕入れたんだよ」

女武闘家「ぷるんってしててすっげーウマイぞ!みんなで一緒に食べようナ!リアン!」
リアン「…」グスッ

先ほどまでの空気はどこへやら、メンバー達は紀伊のもとに集まって珍しい野菜に注目する


魔法剣士「ん」

一方、若干蚊帳の外だった魔法剣士

仮面剣士「やあ」スタスタ

そこへ仮面剣士が歩み寄る

仮面剣士「魔法剣士さん、でしたよね?僕は仮面剣士と言います、どうぞよろしく」
魔法剣士「ああ、よろしく」

仮面剣士「…ふふ、これからともにがんばりましょう…」スタスタ

相変わらずな魔法剣士の返事、仮面剣士はそれだけ言うと去っていった


紀伊「今日はナスもたくさんあるから、一緒に酢で和えて食べるといいぞ」

女武闘家「ほんとカー!よぉーっし!ばんごはんまでに一仕事だー!」
ギルマス「あはは、はりきっていきましょうか、リアン…ほんとうにごめんね」
リアン「…」ギュッ

ギルマス「遅くなってすみません、魔法剣士さん」
魔法剣士「大丈夫です」

ギルマス「それでは、ギルドの説明をしますね」
女武闘家「んじゃ!アンタもよろしくナ!魔法剣士!」ぶるんっ
魔法剣士「!!!あ……あア…よろしく……」

魔法使い見習い「お酢…まだありましたっけ……」
シスター「そういえば〜?寺本さんにお願いするべきだったでしょうか〜?」
サージェント「…まて、あいつ金」
189 :なかなか更新できないし誤爆したし調子悪い ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/30(金) 15:19:11.80 ID:R1OMyE9g0
ギルマス「まず、本ギルドには部屋がいくつかあるので、メンバーの方は希望でしたらギルドで寝泊りしていただくことも可能です」
ギルマス「魔法剣士さんにはぜひ、このギルドで生活していただきたいと思うのですが」

魔法剣士「ありがとうございます、部屋使わせていただきます」
ギルマス「はい、よろしくお願いいたします」

二人がギルドでの生活について決めていると、紀伊が魔法剣士に気づく

紀伊「あれ?おめえさんは?」

魔法剣士「私は魔法剣士だ」
ギルマス「新しいギルドメンバーの方ですよ」

紀伊「おお!そうかそうか!これ、お祝いだ、やるよ」つトマト

魔法剣士「ああ、どうも」
紀伊「なはは!クールな人だね!」

ギルマス「あはは、魔法剣士さん、この人は紀伊国也さんといいます。この人もギルドメンバーですよ」
魔法剣士「え、そうなんですか」
紀伊「そだよぉ?強いよオレぁ、魔物なんか包丁でバッサバッサよ!」

ギルマス「紀伊さんには、食料の支援もしていただいてるんですよ」
ギルマス「ロビー入って左にバーがありまして、みんなで食事することもあるのでぜひ来てください」

魔法剣士「わかりました」

紀伊「んじゃそろそろ店番に戻るわ、みんなまたな!」女武闘家「おぅ!おっちゃんありがとナ!」シスター「お店がんばってくださいね〜」
紀伊「おう!魔法剣士さんもよろしくな!」魔法剣士「よろしく」

挨拶を交わすと、紀伊はギルドを出て自らの営む青果店へ戻っていった

ギルマス「ははは、それではこちらへ」

紀伊を見届けると、ギルマスは魔法剣士を二階に連れていく

二階には、扉がたくさんありそれぞれメンバー達の名札が下げてある
勝春、リアン、魔法使い見習い、女武闘家、仮面剣士

ギルマス「好きな部屋をどうぞ」


魔法剣士の部屋>>190

1 誰かの隣、または誰かと誰かの間
2 離れたとこ
3 だれかのへや
(シスターは教会、紀伊は店、サージェントは…安価次第で住み込みか自宅か)
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 15:38:39.63 ID:TgqquJQu0
3 女武闘家の部屋
191 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/30(金) 16:29:20.63 ID:R1OMyE9g0
魔法剣士「では、この部屋にします」

そう言って魔法剣士が選んだのは、女武闘家の名札がかかった部屋

ギルマス「…相部屋ですか……」

ギルマスは少し考え込み、口を開く

ギルマス「それは…女武闘家さんにも聞いてみる必要がありますね」

女武闘家「マスター、呼んだカー?」ヒョコッ ゆっさ
魔法剣士「!!!」

そこに、階段の方から女武闘家が乗り出す

ギルマス「ああ、女武闘家さん、部屋のことで少し聞きたいことがあるんですが…」
女武闘家「おぅ、なんだー?」

ギルマス「魔法剣士さんもこの部屋を使っていいでしょうか?」
魔法剣士「」ドキドキ


女武闘家の反応>>192コンマ

奇数 高いほど歓迎
偶数 高いほど拒否
192 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/30(金) 16:33:36.52 ID:R1OMyE9g0
奇偶は二桁
高低は一桁が
このスレのモットーです

>>193
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 16:37:35.09 ID:P6K9bbfDO
はい
194 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/30(金) 17:30:24.73 ID:R1OMyE9g0
女武闘家「えっ!?そ、それは…むりアル!」

魔法剣士「」ガーン

ギルマス「そうですか、わかりました」

女武闘家「な、なんでそんなこと聞くんだ…?」
ギルマス「あはは…部屋を詰めようかなぁ…と」

女武闘家「それなら仮面剣士か勝春んとこにしてくれ!…ウチだって……女だぞ…!」

ギルマス「すみませんでした…」
女武闘家「もー、やめてくれよナ!」

魔法剣士「」チーン

どうやら女武闘家との相部屋は無理だったようだ


女武闘家「それで、説明は全部終わったか?依頼紹介してくれヨ」

ギルマス「えーっと、仕事の話がまだですね、もう少し待っていてください」
ギルマス「魔法剣士さん、とりあえずお仕事の話を……魔法剣士さん?」

魔法剣士「」ポケー

ギルマスは説明を続けようとしたが、魔法剣士の返事はない

女武闘家「おろ?もしかして聞き流してたのカ〜?」
女武闘家「おーい!」フリフリ ぷるぷる

女武闘家は魔法剣士の目前で手を振り、反動で胸が揺れる

魔法剣士「はっ!」

すると魔法剣士は気がつく

女武闘家「ナハハ!魔法剣士〜オマエ話聞くの苦手だナ〜?」ニシシ
魔法剣士「っ…すみません…続けてください」

ギルマス「……はい…それで、依頼についてなのですが」
195 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/30(金) 18:48:17.17 ID:R1OMyE9g0
ギルマス「普通のギルドは、冒険者達が張り出された依頼を自分で受けるのが主なのですが」
ギルマス「私のギルドは人も依頼も少ないので、依頼があればメンバーの方に課すのが主になります」
ギルマス「なので、ギルド活動はきっちりとしたものになることを理解しておいてください」

魔法剣士「わかりました」

ギルマス「それと…この街はこの通り山に囲まれていて、魔物があまり入ってきません」
ギルマス「あまり風も吹かないので工場の煙も散りづらく、空から入ってくることもないです」

ギルマス「なのでこのアイリスの街からの依頼は少なく、依頼は主に他の街や村の物になります」
ギルマス「遠出することも多々あるので準備はいつでもしていてください」

魔法剣士「はい」

女武闘家「それで、今回の依頼はなんだ?」

ギルマス「……今回は私達で解決したので…ないです」
女武闘家「ええっ!」

ギルマス「またすぐに探しに行きますので、見つかるまではお休みです。皆さん自由にしていてください」
ギルマス「ただ長期的に空けることがある場合は私か寺本さんに言っておいてください」

魔法剣士「テラモトサン?」
ギルマス「えー、先ほど二階から下りてきた人です」
女武闘家「いっつも自分の部屋に居んだ!」

ギルマス「あと、依頼が舞い込んでくるときもあるので、その時はすぐに向かうのではなく私に言ってください」
ギルマス「私がいなかった場合も寺本さんに言ってください、闇雲に依頼解決に乗り出すのは危険ですから」

魔法剣士「(あの人がマスター代理…ということか)」
魔法剣士「わかりました」


女武闘家「しっかし、依頼なしカー……」
女武闘家「そうだ!魔法剣士!オマエ、ウチと戦わないカ!?」グイッ ばいんっ

魔法剣士「!!…戦う…?」

女武闘家「ああ!オマエの強さ見てみてえ!」

女武闘家「いいだろ〜?」ウズウズ たゆんたゆん
魔法剣士「っ!わ、わかったっ」

ギルマス「あはは、修行をしているのもいいですね、それでは私はそろそろ」シスター「マスター」

シスター「依頼したいという人が」

女武闘家「!」魔法剣士「…」

ギルマス「ええ、わかりました」
196 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/30(金) 19:00:44.44 ID:R1OMyE9g0
といったところで早いですがここまで


そしていよいよギルドでの依頼解決です
募集します、要件と詳細をお願いします
詳細の制限は特にないです、85行ビッシリでも一単語でもいいです
難易度はコンマで決まります



ジェミニを助けて 難易度:50

とある双子の兄弟が行方不明になった
たまたま見つけた兄から話を聞くと
肝試しで鎮霊の塔に上ったところ、幽霊に襲われ帰れなくなったらしい
塔には、魔物に殺された多数の死者の強い怨念がこもっている


日付変更まで募集します

採用は>>1の独断です
あとコンマが低かった物はあとあとちょろっと出します
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 19:16:09.19 ID:izQBU0KQ0
多数決って訳でもないのに>>190で女武闘家が選ばれたからってあからさまに女武闘家贔屓するのはなんだかなあ…
まあとりあえず

クラゲ退治
運河にどこから紛れ込んだのか分からないがクラゲが大量発生している
麻痺毒を持っているこいつらを駆除して欲しい
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 20:29:33.25 ID:mci5x9sQ0
ゴキブリ駆除
ある家の地下に大量のゴキブリが発生
ゴキブリ達は巨大化していて非常に高い知能、社会性を持ち人間を食い[ピーーー]狂暴性を持っている
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 20:55:17.55 ID:JVA2LY35O
巨大トカゲ退治
町のはずれにある洞窟に巨大なトカゲが現れて困っている。洞窟には鉱物がとれるから退治してもらいたい。
トカゲは狂暴な性格で高い知能を持っている。他にもとても硬い鱗を持ち火や毒を吐いてくるのでとても厄介。
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 21:01:35.69 ID:wQg+iatf0
積荷と社員の護衛
2つとなりの街から急に大量の納品依頼がきており、運送業者の人手がたりないため工場の社員(2名)と一緒にそれを届ける仕事
最短ルートでいく予定だが、そこでは盗賊や大型の獣の襲撃が予想されるためそれらから守らなくてはいけない
護衛の人数は多くても納期に間に合えば人数分払ってくれるとのこと

201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 21:02:11.35 ID:Bn80qbWG0
湖の浄化
アイリス近郊の山あいにある湖が、工場から流れてくる排煙が原因で一部汚れてしまっている
町の行政に頼んでも何もしてくれないので何とかしてほしい
放置しておくと山や湖に棲んでいる魔物の生態系にどんな影響を及ぼすかわからない
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 21:12:26.49 ID:P6K9bbfDO
家宝の奪還
最近町を騒がしてる盗賊団に奪われた家宝を取り返して欲しい
盗賊は町外れの廃屋敷をアジトにしているらしい
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 22:32:57.46 ID:dE1Zs8QG0
国王暗殺
そのまんま。この国の国王を暗殺してくれ。
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 22:37:47.42 ID:OHi1ltV4O
ヒットマンの生け捕り
とあるギャング達のボスがバラバラにされたため、その実行犯を生きたまま捕まえてギャング達のところにつれてくること
205 :ロ、ローテーションするから,一番手だっただけだから(()) ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/31(土) 12:13:16.80 ID:a6O7kpW60
シスターに呼ばれギルマスが階段を下りると、ロビーに作業服を着た男がいた

ギルマス「どうも初めまして、私はマスターを務めておりますギルマスと申します」
工場長「おお、あなたが!わたくしは○○工場株式会社の工場長でございます」

ギルマス「この度は私達のギルドにお越しいただきありがとうございます、立ち話もなんですのでどうぞこちらへ」
工場長「どうもご丁寧に」

そうしてギルマスは工場長を相談室へ連れて行った


サージェント「企業からの依頼か」
女武闘家「街ン中からなんて久しぶりだナ!どんな依頼かナ〜」
サージェント「工場に関連する何かか…魔物が出ればすでに騒ぎになっているだろうし、見当がつかないな」
リアン「…」ソワソワ

来客にメンバー達は色めき立つ

シスター「話が終わるまで待ちましょう、お茶いかがですか〜」コトッ
魔法使い見習い「ん」女武闘家「サンキュー!」サージェント「かたじけない」

シスター「魔法剣士さんもどうぞ〜」
魔法剣士「ああ、どうも」スタスタ

シスター「それでは静かにしていましょうね〜」ガチャ

シスターはメンバー達にお茶を配ると、相談室へも持っていった

ロビー左、広間のテーブルでメンバー達は待つ

サージェント「…」フキフキ
サージェントは銃の手入れをし

女武闘家「おいっちにっ」グッグッ
女武闘家は準備体操をし

魔法剣士「…」
魔法剣士は手持ち無沙汰

リアン「んっ」チビチビ
リアンはいまだに紅茶をすすり

魔法使い見習い「……」
魔法使い見習いは本を読んでいる


メンバー間で何か>>206
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 12:26:59.13 ID:ZVhG1OMY0
とんがりコーンを指に入れて魔女ごっこして遊ぶ奴について喧嘩
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 12:27:38.06 ID:6r7J4SnDO
魔法使い見習いが今どんな本を読んでいるのかという話から、他の皆は本を読むのか、読むならどういうジャンルが好きかという話になる
208 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/31(土) 12:33:38.40 ID:a6O7kpW60
ちょっと空けます
せっかくなので>>207も採用であと一個も募集します(短ければ三個まででも)
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 12:38:08.48 ID:MZHefsQt0
サージェントが前に言ってたギルマスの【あれ】について触れてみる
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 14:05:08.90 ID:mKFQnysU0
リアンが持ってきたお茶菓子をみんなで食べる
(可能ならお菓子はリアンの手作りで)
211 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/31(土) 14:09:26.61 ID:a6O7kpW60
魔法剣士「そういえば…サージェント、だったか」
サージェント「ん?」

魔法剣士は向かいに座るサージェントに話しかける

魔法剣士「先ほど、ギルマスさんの身体能力が落ちたという話題があったが」

女武闘家「……」魔法使い見習い「……」

サージェント「!…」チラッ
リアン「んむ」チビチビ

サージェントはリアンを確認すると、魔法剣士の隣に移動する

サージェント「そのことはあまり大っぴらに言わないでくれ」ヒソヒソ
魔法剣士「?…すまない」
サージェント「で、その話がどうした?」

魔法剣士「その時、ギルマスさんが使ったという【あれ】とは一体なんだ?」
サージェント「……ああ…」

女武闘家「……しっちはっちっ」グッグッ 魔法使い見習い「……」ペラッ

サージェント「マスターは分身魔法が使えるんだ」

魔法剣士「ああ、それは知っている…それがだめなのか?」

サージェント「…分身は自身の身体能力や魔力も分割するため、一人残っていれば良いとはいえ死亡率は高まる」
サージェント「そうなった場合、死んだ分身は再融合できず残った方は弱体化したままになるというリスキーな技なんだ」

魔法剣士「…なるほど…だが、そもそも魔物と戦うことそのものが命がけでもある。そこでどう戦おうと仕方のないことでは」

サージェント「…ああ、使わざるを得ない状況で、分身体を犠牲にしてでも勝たなければならない場面もある」
サージェント「それは重々承知だ…マスターも苦渋の決断の末だと思っていた…」

サージェントは目を瞑る

魔法剣士「……」

魔法剣士は思い出す
脚を負傷し床に腕を立て、目を開けるとグチャグチャになったギルマス

魔法剣士「…そうか……」
212 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/31(土) 14:55:25.69 ID:a6O7kpW60
サージェント「だが…最近、それを楽な戦術だと考えている節があるんだ」

魔法剣士「?」

サージェント「分身して肉壁になったり自爆特攻することを前提にした戦略を組んでいるように思えるんだよ」

サージェントは、目つきを変える

女武闘家「…ウチ、あんなのは戦いとは思えない」魔法使い見習い「…分身は…どれも本物のマスターだから……」

そこに二人も加わる

サージェント「自分から死んでいい戦いがあるか…?」

魔法剣士「…」


リアン「……」モジモジ

サージェント「!…聞こえてしまったか…」

そこで、サージェントはリアンの落ち着かない様子に気づく

女武闘家「ご、ごめんナ、リアン」
リアン「ぅ」プイッ
魔法使い見習い「…」アセアセ

リアン「っっーーーー」ギュウウゥゥ
リアン「……」

リアンは人形を強く抱きしめる
するとリアンは少し落ち着きを取り戻し

リアン「…ぇと………んっ…!」パッ

ポケットから袋を取り出した

女武闘家「ほぇ?クッキー?」
魔法使い見習い「…もしかして、これ渡したかったの…?」

リアン「!…」コクッ コクッ

サージェント「そういうことか…」
213 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/31(土) 17:43:21.21 ID:a6O7kpW60
シスター「あら〜?皆さんクッキーを食べるんですか〜、おいしそうですね〜」

そこへ、相談室からシスターが戻ってきた

女武闘家「おぅ、シスター!リアンがくれたんだ!」

シスター「リアンちゃんが…もしかして手作りですか〜?」
リアン「!…ぅん……!」

女武闘家「そうだったのカ!?すっごいナ!」
サージェント「良くできているじゃないか」

リアン「ぇへ…」テレッ

女武闘家「それじゃ!いっただっきまーす!」シスター「いただきます〜」

テーブルを囲い、皆はクッキーを食べる

パクッ

女武闘家「んー!ウッマイ!」

リアン「ほ、ほんと…?」
女武闘家「ああ!サイコーだ!」

サージェント「上手く焼けている、砂糖の量もちょうどいいな」

リアン「!」パアアァァ

魔法使い見習い「シスターが淹れてくれたお茶と、とてもよく合うよ」

シスター「まあ!うふふ、それではこれからは一緒にお茶の準備しましょうか〜」

リアン「///」ギュッ

皆から褒められ、リアンは堪らず人形を抱きしめる

魔法剣士「…」

一方、クッキーには手をつけていなかった魔法剣士

シスター「魔法剣士さんもいかがですか?」
魔法剣士「ん…いいのか?」

リアン「…」ウンウン

リアンはご機嫌にうなずく

魔法剣士「では、ありがたくいただこう」パクッ

魔法剣士「とても美味しいぞ」
リアン「!」ニコッ

返事を聞き、リアンは微笑む

サージェント「もっと気軽にいいんだぞ、もう仲間だろう」
魔法剣士「……ああ、そうだな」
214 : ◆nBNxbiMXrY [saga]:2020/10/31(土) 18:56:15.18 ID:a6O7kpW60
工場長「…とても賑やかなギルドなんですね」
ギルマス「あはは、メンバー同士の仲も大事にしていて、騒がしいようでしたら申し訳ありません」
工場長「いえいえ!そんなとんでもございません!むしろ安心しましたよ!」ギルマス「ははは…」

メンバー達の賑やかな声は、相談室まで届いていた

サージェント「そうだ、シスター、依頼はどうだったんだ?」
シスター「いえ〜、私はお話は聞いていないので…」

女武闘家「まだ話終わんないのかナ〜」
シスター「気長に待ちましょう〜」

そのことには気づかず、相談室の様子を気にするメンバー達

リアンの作ったクッキーを食べながらギルマス達をいまかいまかと待ち続ける

サージェント「しかし、この時間も戦いに向けて何かしたいが、もうすぐ話が終わるかもしれないしできることが限られるな」
サージェント「装備の整備等は最終チェックまで済んだし、もう一回するにしても時間がかかってしまうし」

女武闘家「気を休めるのも修行だぞ!」

サージェント「そうはいってもな…」

魔法使い見習い「……」ペラッ

サージェント「見習いは魔法の勉強ができるか」

魔法使い見習い「あ、いや…これは物語です」
サージェント「そ、そうか」

魔法剣士「(見習い…あの格好は魔法使いに見えるが、あまり魔力を感じない…)」
リアン「…」パクパク

シスター「どのようなお話なのですか〜?」

魔法使い見習い「ん」


魔法使い見習いが読んでいる本の内容>>215
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