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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その6【安価】
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612 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/22(木) 23:17:09.11 ID:3Z/shZKt0
朝霜「嬉しい…嬉しいよぉ……」
提督「良かった…」
朝霜 「でも……怖い…」
提督「怖い……?」
朝霜「そうなったら…もう二度と…司令から離れられないのが…怖い……」
早霜「…そうよ、もし司令官が死んだりしたら朝霜姉さんはどうするの」
提督「今までみたいに身体で、一時的に絆を確かめるんじゃないんだ。俺達は正式な親子としてずっと繋がれる」
提督「俺が朝霜の隣に居なくても、お互いに別のことをしていても、例え地球の裏側にいたとしても繋がってるんだ」
613 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/22(木) 23:24:25.10 ID:3Z/shZKt0
提督「俺が死んだとしても朝霜とは繋がっている。この絆は誰にも邪魔されないんだ」
提督「朝霜、そんなことは気にする必要はない、それが家族なんだから」
朝霜「あ…司令……」
速吸「…その決断は過去の払拭でもありますね」
提督「……そうだ。俺のせいでS朝潮は刑務所で首を吊り…とり返しのつかないことになった。もっと早く俺が行動していれば……」
速吸「これでも朝霜さんはギリギリです。後悔してからでは遅いですよ」
提督「……その通りだ」
早霜「朝霜姉さんがS朝潮みたいな身体になっていたら、皆殺しじゃ済まなかったわよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
614 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/22(木) 23:32:01.52 ID:z/hx5FX0o
そして龍驤と婚姻届を書く提督
式や旅行はまだまだできないが、それでもこれが新しい俺達へ一歩になる
615 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/22(木) 23:48:33.84 ID:kh5G5AMDO
>>614
そしてそのS朝潮だが
こたつに入って八島の剥いてくれたみかんを暢気に食べていたりする
喋れないのも八島と芙蓉相手なら思念で会話出来るので問題は無かった
朝潮がこんな状態なのに殺人して刑務所ってどういう事なのか補足してくれたりする
616 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/22(木) 23:55:55.37 ID:3Z/shZKt0
ーー
龍驤「婚姻届……本物や…」
提督「今日は日が悪いから書くのはまた後日にしよう」
龍驤「これでほんまに…司令官と……」
提督「式や旅行はまだ無理だが……それでもこれが俺達の、新しい一歩だ」
龍驤「…うん。ちょっとずつやけど前に進むんや」
提督「朝霜も霞もその子ども…全員で家族なんだ」
龍驤「司令官……」
提督「…ずっと一緒に居ような、龍驤」
龍驤「うん…うん……!」
617 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/22(木) 23:59:09.37 ID:3Z/shZKt0
ーー
八島「朝ちゃん、あーん」
S朝潮「……」
八島「ん〜今年もみかんが美味しいねぇ」
S朝潮「……」
八島「……」
八島(喋れないのはやっぱり不便だね)
S朝潮(八島さんが居てくれればそれで良いんです)
八島(違うんだよ…朝ちゃんはそれじゃいけないんだよ)
618 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/23(金) 00:07:33.22 ID:PjxuLQ230
八島(朝ちゃんはあのクズを殺して刑務所行きになった所までは同じ。そして刑務所で首を吊るところまでも…)
S朝潮(そこで私は助かってしまったんです。手も足も声を出せなくなった代わりに、命は繋がりました)
八島(朝ちゃんが死のうが関係ない。あの提督は心を病んで朝ちゃんのことを後悔した)
S朝潮(彼岸でのことは無かったことにはなりませんでしたね)
八島(朝ちゃんは臨死体験ってことになったくらいかな)
S朝潮(…因果を舐めていました。分散させれば私は無事だと思い込んでしまっていたんです)
八島(普通ならそれでいいんだよ、朝ちゃんは何も悪くない)
八島(……お前のことは見てるからな)
八島(この恨みは忘れない)
八島(お前とはたった一つ次元が違うだけ。それがどういう意味か分かってるな)
八島(……)
八島(××××××××××)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/23(金) 00:16:39.05 ID:qvZ7xlLCo
霞と話して提督を父親として厳しく鍛えると宣言するこそで折り合いをつける榛名
霞ちゃんと家族なら私とも親族ですからね!勝手は!榛名が許しません!!
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/23(金) 00:20:09.01 ID:m386gYeTo
でも整備士に頼めば何とかしてもらえると思うけどどうする?
んーもう少しだけ甘えていたいです。なんて
このこの〜甘えんぼさんめ!
一方で
>>619
パパのイロハは勉強しましたから!
621 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/23(金) 00:31:42.83 ID:PjxuLQ230
八島(……整備士に頼めば何とかしてもらえると思うけど、どうする?)
S朝潮(こうやって、もう少しだけ甘えていたいです。なんて…)
八島(ん〜このこの〜〜甘えんぼさんめぇ〜)ぐりぐり
S朝潮(えへへへ…)
八島(…実際あの提督は朝ちゃんを動かしたくないと思ってるみたいだから、治すのはまだ先になるだろうね)
S朝潮(司令官も私という因果から早く逃れて欲しいです)
八島(簡単にはいかない……そんな簡単じゃないんだよ…)
622 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/23(金) 00:37:03.56 ID:PjxuLQ230
ーー
榛名「分かりました、これからは榛名が提督を父親として厳しく鍛えます!」
霞「張り切ってるわねお姉さま」
榛名「提督が霞ちゃんと家族というなら、私とは親族になりますからね!」
霞「金剛さんもそうなるのよね…」
榛名「いえ、あの人は別に…」
霞「…金剛さんと仲悪かったの?」
榛名「そんなことありません。金剛お姉さまは金剛お姉さまですよ」
霞「……そうね」
榛名「パパのイロハは勉強しました!勝手は、榛名が許しません!」
ーー
623 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/23(金) 00:38:33.19 ID:PjxuLQ230
ビジネス姉妹というアプローチ
コメントなどあればお願いします
624 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/23(金) 00:41:39.81 ID:m386gYeTo
乙でした
今回は停滞してた関係性から前へ進みだした回になれたかな
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/23(金) 00:49:48.55 ID:Wa2vxk9DO
お疲れ様でした
八島さん怖い
作者か安価か…向いているのはどちらか
もしくは両方か
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/23(金) 01:09:12.04 ID:qvZ7xlLCo
乙でした
お姑はる、なんでもない何でもないです
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/23(金) 07:01:19.66 ID:X4kqtyVpO
おつ
敷島さんが次元ぶち抜いてきてるから八島と芙蓉3人が本気だせば誰にしても手に負えないんだよなぁ
628 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 09:42:47.12 ID:8hKhXYKAo
響の時に出てきた謎の人くらいじゃね相手にできないの
あれだけ別格な気がする
629 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 10:34:16.46 ID:09ZtnwSfO
あれはイ○スさんだからね…
630 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 18:17:01.10 ID:jKqgxeBvO
ーー執務室
漣「婚姻届の証人に漣を、ですか」
龍驤「誰でもええらしいんやけど、司令官がどうしてもって言うねん」
提督「頼めないか漣?」
漣「本来なら友人の女提督さんとか上司の幹部さんに頼むべきでは?」
提督「それは分かっている。だが漣がいいんだ」
漣「ふーん…」
龍驤「別れることは無いけどもしそうなっても漣に迷惑はかかれへんから、な?」
漣「…分かりました」
提督「よし、ならここにサインと…」
漣「丁重にお断りさせていただきます」
龍驤「……ん?」
631 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 18:22:14.95 ID:jKqgxeBvO
提督「漣……?」
漣「すいません本日は少し体調が良く無いので自室で休養しています」
龍驤「……」
漣「今日は仕事も多くないと思うので龍驤さん一人でも大丈夫なはずです。ヘルプが必要な場合はY朝潮辺りに頼めば喜んでやってくれますよ」
提督「どうしてなんだ、漣…」
漣「…それくらい分かって下さいよ」バタン
龍驤「……ごめん」
提督「……」
龍驤「…どうする?」
提督「漣でないといけない……他の誰でも代わりにはならないんだ」
龍驤「司令官がそう言うんやったらウチも従うよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
632 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 18:30:16.91 ID:09ZtnwSfO
愛してるのは潜水新棲姫だけど初恋の人が誰かと結婚するってのはその時が来るとやっぱ複雑な漣
漣の隣で提督の事をまったくデリカシーのない奴だと言ってる潜水新棲姫
633 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 18:35:19.12 ID:49JOzsPFo
>>632
漣自身も判っちゃいるけど乙女(ついてるけど)の気持ちの整理には時間が欲しい様子
634 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 18:48:23.72 ID:u7w83IHc0
ーー書庫
潜水新棲姫「全く、提督はデリカシーの無い奴だ」
漣「わがままを言ってるのは漣なんです。ご主人様は責められません」
潜水新棲姫「提督は乙女心というヤツが分かってない。漣の初めての恋人が他の女と結婚しようとしているんだ」
漣「あ、初めての恋人はご主人様じゃないですよ」
潜水新棲姫「そうだったのか?」
漣「まぁ初めて好きになった人という意味では合ってますけどね」
潜水新棲姫「…?」
漣「複雑な乙女心ってやつですよ」
635 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 18:51:34.30 ID:u7w83IHc0
漣「貴女のことは愛してますよ。でもご主人様も大好きなんです」
潜水新棲姫「それは知ってる。ワタシの次に大切な存在なんだろう」
漣「……やっぱ無理ですって。あのビッチとご主人様が結婚ですよ?」
潜水新棲姫「提督が選んだんだから仕方ない」
漣「あーーもうーーー!そうなんですよ!漣は捨てられたんですよ!!」
潜水新棲姫「ワタシが居るだろう…?」
漣「それとこれとは別なんです!」
潜水新棲姫「暫く時間が必要ということだな」
漣「こんなの割り切れねぇですって…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 19:10:33.04 ID:49JOzsPFo
潜水新棲姫はそういえば私達は結婚できるのだろうかと言う新棲姫
形にこだわりはないがこう身近な話題になると気になるな
637 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 19:23:16.91 ID:09ZtnwSfO
>>636
加賀さんと瑞鶴さんは式を上げてましたね
638 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 19:31:18.80 ID:u7w83IHc0
潜水新棲姫「そういえばワタシ達は結婚できるのか?」
漣「無理でしょうね。漣は女の子ですし、貴女は深海棲艦ですもん」
潜水新棲姫「やはりそうか…形に拘りはないが、身近な話題になると少し気になるな」
漣「漣達の場合はまず同性婚が認められなければいけませんね」
潜水新棲姫「愛し合う者同士は性別が違わなければいけないのか」
漣「それが現在の考え方ですね」
潜水新棲姫「やはり人間はワタシ達にとって……害虫だ」
漣「否定はしませんが人間というくくりはやめて下さい。ご主人様も人間なんですよ」
潜水新棲姫「……そうか」
漣「人間は金しか考えない種族ですから。ご主人様のように金より家族を優先する人は少数派でしょうね」
潜水新棲姫「だからこそ人間は文明を発達させられたのかもしれないな」
漣「……否定できませんね」
639 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 19:38:25.40 ID:u7w83IHc0
漣「でも式だけならなんとかなるかもしれませんよ。以前加賀さんと瑞鶴さんがお祭りの祭事とはいえ、結婚の儀式はしてましたから」
潜水新棲姫「あれか!映像で見たが瑞鶴は美しいという言葉だけでは表せなかったぞ」
漣「元がいいのもありますけど、加賀さんと結婚式ができるっていう喜びもあったんですよ」
潜水新棲姫「和装か……綺麗だったな」
漣「貴女も着たいですか?」
潜水新棲姫「ワタシは…そうだな、着れるなら深海のがいい」
漣「そんなのあるんですか?」
潜水新棲姫「結婚式という概念が無いが、似たようなものがある。深海には片方が片方を食べて、身体に子どもを宿すという儀式があるだろう?」
漣「…ありますねぇ」
潜水新棲姫「その時に羽織るヴェールのようなものがある。羽織る方が食べられる方だ」
漣「……それを着たいと?」
潜水新棲姫「ワタシもある意味漣に食べられたからな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
640 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 19:44:26.04 ID:8hKhXYKAo
鎮守府にきている中枢棲姫ら深海棲艦にヴェールの事について聞いてみようかと漣
向こうの心象が悪そうならやめておくけどもと
641 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 19:51:41.00 ID:49JOzsPFo
なら嫁の為に人肌脱ぎますか!で
>>640
本当に食べたりしないですけど衣装だけでも近づけてあげたいんですよって
中の重巡も説明してくれる
642 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 20:03:20.87 ID:u7w83IHc0
ーー
中枢棲姫「私達に聞きたいことだと?」
漣「はい。深海棲艦同士がくっつくというか…片方が身体を差し出して食べてもらう儀式があるじゃないですか」
北方棲姫「アルナ」
漣「その時にヴェールのようなものを羽織ると聞いたんですよ」
北方棲妹「ヴェール?」
中枢棲姫「人間達の言葉を使えばな。そうだろう?」
港湾棲姫「……」
漣「それに似たようなものを羽織ってもらって、式だけでもやろうかと思うんですよ」
643 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 20:07:11.64 ID:u7w83IHc0
中枢棲姫「私個人としては認めたくないな。あれは深海の中でも誇り高い儀式だ」
漣「身体を差し出すんですから…ねぇ」
北方棲姫「ヤメロ!」
漣「ええ…貴女達の反応が芳しく無いならやめておこうかと思ってたんです」
北方棲妹「あいつがしたいと言ったのか」
漣「えぇ…」
北方棲妹「ならいいと思う。潜水新棲姫がやりたいことをやればいい」
中枢棲姫「それは私も同感だ。あくまで私個人が否定しているだけだ」
北方棲姫「ドウカン!」
港湾棲姫「……」
漣「そう言ってもらえれば嬉しいですね…」
644 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 20:12:35.88 ID:u7w83IHc0
漣「そのヴェール?が何製か分からないので、見た目だけ近いものを用意しようとしてたんですよ」
中枢棲姫「あれは食われる方の魂が具現化したものだ。特定の形は無く、本人の意思によって形も変わる」
漣「魂…」
北方棲妹「あの儀式は愛というものを超えている。魂が目に見える形になってもおかしくない」
漣「…ありがとうございます。お話を聞いて良かったです」
北方棲姫「トウゼンダ!」
漣「下手な真似はやめておいた方が得策かもしれませんね…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
645 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 20:20:48.01 ID:PZjrf0jOO
そのヴェールが発現したら精神に影響はないかと聞く
646 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 20:30:15.06 ID:09ZtnwSfO
>>645
分からない
なぜなら具現化したものは全員つがいに食べられるからだ
むむむ…なら私の愛を具現化したような衣装を準備してやりますよ
魂を形にしなくても魂に直接に響くようなのをね
647 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 20:36:09.02 ID:u7w83IHc0
漣「ちなみにそのヴェールが発現したらどうなるんですか?精神とかに影響は出ないんですかね?」
中枢棲姫「分からないな。それが現れた時は全員相手に食べられるからな」
漣「むむむ……」
北方棲妹「真似ごとは止めた方がいい」
漣「…分かりましたよ。なら私の愛を具現化したような衣装を準備してやります!」
北方棲姫「イショウ?」
漣「魂を形にしなくても、嫁の魂に直接に響くようなのをバシッと作ってやりますよ!」
港湾棲姫「……」
中枢棲姫「裁縫はできるのかと言ってるぞ」
漣「……できらぁ!」
中枢棲姫「なら好きにやればいい」
648 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 20:39:47.31 ID:u7w83IHc0
ーー
重巡棲姫(できないだろう)
漣「当たり前じゃないですか。でも漣はできないことをできないと言う奴じゃありませんからね〜」
重巡棲姫(何かあてはあるのか)
漣「ありません!」
重巡棲姫(言い切るのも漣らしいな)
漣「方法はいくらでもあるんですよ。デザインだけやるとか、既製品を改造するとか!」
重巡棲姫(難しいぞ。比較対象は魂の具現化で、一定の形が無い)
漣「はっ、漣があの子を思う気持ちに偽りはありません。愛を込めればなんとかなるんですよ!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
649 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 20:48:19.04 ID:49JOzsPFo
裁縫が上手そうだったり器用なメンバーに相談しつつイメージを固めていく
漣が接してきた潜水新棲姫という存在をデザイン落とし込むように
650 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 20:56:52.56 ID:D74ATZODO
>>649
早霜なんかは髪の毛を縫い込むとか血で染めるなんて冗談めかして言ったりも
651 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 21:04:53.80 ID:u7w83IHc0
ーー
飛鷹「漣の気持ち、分かるわ!」
漣「ある意味同志ということですか?」
飛鷹「私もお裁縫は得意じゃなかったのよ。でも清霜に着て欲しい服を作るとなると話は別!」
清霜「飛鷹さぁん……!」もじもじ
飛鷹「どう!?私の新作!スカートは限界まで短く、胸がギリギリ隠れるだけの攻めた衣装!」
漣「エロいのは必要ないんですけど、その熱意は素晴らしいですね」
飛鷹「私の清霜への愛はこんなものじゃないわ!!」
清霜「これ以上エスカレートする前に自重して…!」
652 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 21:09:41.43 ID:u7w83IHc0
ーー
早霜「手っ取り早いのは髪の毛を縫い込むか血で染めることね」
速吸「早霜さん…」
早霜「髪の毛はともかく血は本気よ。魂とは紙一重の存在じゃない」
漣「ほうほう」
早霜「血で糸を染めるなら赤くする方法を教えてあげるわよ。素人がやると真っ黒になってしまうから」
漣「もしヴェールに赤を使うとなれば…ちょっと考えますよ」
速吸「本当ですか?」
漣「こっちはガチなんですよ。漣がどれだけあの子を思っているか教えてやるんすから」
早霜「性的な目的なら淫液。呪いやそれに近い強い思いなら血を使うのよ」
漣「為になりました、ありがとうございます」
653 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 21:12:47.04 ID:u7w83IHc0
ーー
漣「なんとなくは固まってきましたけど、まだ決定打には欠けますなぁ」
重巡棲姫(とりあえず動いてみたらどうだ)
漣「…そうですね。布とか手芸屋を巡ってみますか」
重巡棲姫(考えるより行動することが良い時もある)
漣「アイデアは何個かあります。あとはそれをどれだけ形にできるかが勝負ですな」
重巡棲姫(協力できることがあれば協力するぞ)
漣「いやぁ心強いですね。お言葉に甘えてバリバリ頼らせてもらうかもしれませんよ〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
654 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 21:18:33.33 ID:D74ATZODO
縫製を学ぶ漣の特訓が始まった
指輪以外あまり使う機会も無い貯金を崩して布やら糸やら買い集めひたすら練習
一週間も経つと漣の手は絆創膏だらけになっていた
頭の中のイメージを形にするには技術が足りないと漣
655 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 21:35:14.95 ID:49JOzsPFo
なんや頑張ってるやんと龍驤が様子を見にきてミシンで裁縫の基礎くらいなら教えれるでと
それを見てたらこういうことするところは見たことはなかったですね…ってなる漣とせやねえと相づちうつ龍驤
656 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 21:40:55.80 ID:u7w83IHc0
ーー
漣「ボビン……ボビンが…」
ガチャッ
龍驤「噂は聞いてるで。なんや頑張ってるみたいやね」
漣「…冷やかしなら間に合ってます」
龍驤「ミシンの基礎くらいなら教えれるで?」
漣「そんなことしてるの見たこと無いですよ」
龍驤「せやねえ、漣の前では無いわ」
漣「……男の為ですか」
龍驤「うん。裁縫ができるって所を見せたらコロっといくもんなんよ。お守りとかはウケたわぁ」
漣「クソビッチが」
龍驤「分かり切ったことやん。ほなよぉ聞いといてな」
漣「……」
657 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 21:44:04.58 ID:u7w83IHc0
龍驤「……」
漣「……」
龍驤「司令官のこと、まだ好きやねんな」
漣「ええ」
龍驤「あの子より?」
漣「……」
龍驤「黙るってことはそういうことやね」
漣「…違いますよ」
龍驤「ごめんな、ちょっち意地悪やったかもしれんね。あの子の為にこんなに頑張っとるのに」
漣「……三人で旅行したの、覚えてますか」
龍驤「当然や。あれはいい思い出やで」
658 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 21:48:45.33 ID:u7w83IHc0
漣「私はずっと三人で仲良くできると思ってたんですよ」
龍驤「仲が悪くなったわけじゃないやろ?」
漣「以前の関係には戻れません」
龍驤「……」
漣「私が嫁と出て行くと言っても止めませんよね」
龍驤「…うん」
漣「その方が都合が良いですもんね」
龍驤「……そうや」
漣「私はまだ諦めてません」
龍驤「あの子を裏切るん?」
漣「あの子も好きなんです、愛してるんですよ!」
漣「提督も潜水新棲姫も!生涯をかけて愛したいんです!」
漣「でも……私は選ばれなかった」
漣「じゃあ…だから提督の代わりにあの子を……そうなってしまう…」
漣「本気なんです……どっちも大好きなんですよ…!」
龍驤「安価」
下2 龍驤の台詞やその他起こったことなど
659 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 21:56:16.65 ID:D74ATZODO
漣はすごいなあ…ウチが漣の立場だったらきっと…
すごくなんかないですよ
あの子に出会わずご主人様と別れていたらそのきっとをやってましたよ…と漣
660 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 21:58:22.66 ID:ihIhJxBno
葛藤しつつも欲しいものは全部欲しいと言い切る漣に諦めが先に来る自分を省みる龍驤
から
>>659
661 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 22:06:30.82 ID:jKqgxeBvO
龍驤「…やっぱり漣は凄いわ」
漣「何がですか、嫌味か!!」
龍驤「悩んでるけど、結局欲しいものは全部欲しいって言い切れるのが凄いんや」
龍驤「もしウチが漣の立場やったら…きっと………」
漣「…私もあんたと同じですよ」
漣「あの子に出会わずに、ご主人様と別れたままだったら……そのきっとを迷わずやってましたよ」
龍驤「できへん。漣には絶対できへんよ」
漣「言い切るんじゃねぇ」
龍驤「言い切れるんよ。だって漣はそういう子なんやもん」
662 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 22:12:06.19 ID:jKqgxeBvO
龍驤「ウチは悩む前に諦める。そこまで本気で悩める漣が羨ましいんよ」
漣「嫌味にしか聞こえねぇ」
龍驤「そうやって言うたらどうする?」
漣「半殺し」
龍驤「そうやね、殺すって言えへんのが漣やもんね」
漣「……忘れたんすか、私はあんた達を裏切って組織に付いてあんたを殺そうとしたんですよ」
龍驤「第三者がな。漣がやろうとはせぇへんかった」
漣「……」
龍驤「ウチやったら絶対殺す。この手で殺す。死んでも殺す。確実に殺す」
龍驤「ウチにとって司令官は全てや。命とかそんな軽い言葉じゃ表されへん」
龍驤「……ここで決着つけてもええよ」
漣「安価」
下2 漣の台詞やその他起こったことなど
663 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 22:29:03.75 ID:D74ATZODO
決着ねぇ…
もう結果は出てるじゃないですか…私は敗者、あんたが勝者
逆に私は諦めるべきなんですよ
なのに…
こんなんじゃあの子だって可哀想だ!
664 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 22:36:46.28 ID:09ZtnwSfO
ご主人様をかけて決着…本気で…と考えて最初に浮かんだのはやっぱり潜水新棲姫のこと
提督をかけた勝ち負けより潜水新棲姫を悲しませるかどうかを優先して思考してる
そうすると結論は自ずと出て
決着ついてましたよ、あの子を大切にするのが私の使命みたいですね
でも同情したりやビビったわけじゃないですよ
最近触れた話で言えば魂が選んだといえばいいんですかね
665 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 22:42:33.64 ID:jKqgxeBvO
漣「ご主人様をかけて決着…本気で……」
龍驤「……ウチはええよ」
漣「……」
(漣)
漣「……」
漣「決着……ついてましたよ」
龍驤「……」
漣「勝っても負けてもあの子を傷付けます。嫁を大切にするのが私の使命みたいですね」
龍驤「……それでええんやね」
漣「もちろん同情はありません。ナウい言い方をすれば魂が選んだってとこですか」
龍驤「……ふぅぅぅぅ…」
漣「殺し合いはやめときましょうよ」
龍驤「……うん…そうやね…」
666 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 22:48:10.38 ID:jKqgxeBvO
漣「その様子だと本気だったみたいですね」
龍驤「…半々やった。殺し合う覚悟はあったよ」
漣「ぶっちゃけ雰囲気でモロバレですよ。殺気出しながら部屋入ってきてましたもん」
龍驤「……ごめん」
漣「言っときますけどビビったんじゃないですからね」
龍驤「分かってるよ…漣には重巡棲姫おるし……」
漣「仮にヤりあったら?」
龍驤「相討ち…」
漣「ですよねぇ〜」
龍驤「漣がどれだけ司令官を思ってるか…知ってるから……」
漣「思いの強さは負けてません」
龍驤「……ふぅ…」
漣「落ち着きましたか?」
龍驤「…せやね」
漣「では、引き続きミシンのレクチャーをお願いします」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
667 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 22:58:37.74 ID:ihIhJxBno
〜艦娘裁縫中〜
龍驤「ちゃうちゃう!手数足数倍やのになんでできんねん!」
漣「うるせー両手両足用の教え方しやがれってんですよ!」
新姫は心配だったが…仲良くしているな…良かった…と覗き見
668 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 23:04:05.12 ID:49JOzsPFo
>>667
なんとかサンプルを作るとやっぱりあの子のイメージは純白ですねとなる漣
もちろん潜水新棲姫は白いけどそういう意味じゃなく
669 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 23:19:29.20 ID:gjcE5YSD0
ーー
潜水新棲姫「漣と龍驤が二人だけで部屋に入っている…」
潜水新棲姫「心配だ……何か嫌なことが起きてなければいいが…」
潜水新棲姫「少し…様子を……」
……
「ちゃうちゃう!手数足数ウチの倍やろ!」
「うるせー!両手足ある用の教え方しやがれってんですよ!」
「倍にしたらええんや!かける2!」
「右手は二本にならねぇんですよ!」
……
潜水新棲姫「良かった……仲良くしているな…」
潜水新棲姫「漣…ワタシの為に頑張っていてくれることが嬉しいんだ。無理をする必要は無いんだぞ……」
670 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/24(土) 23:24:47.06 ID:gjcE5YSD0
ーー
漣「なんとかサンプルはできましたか…」
龍驤「成る程な…やっぱりあの子のイメージは純白なん?」
漣「見た目も白いですけど、そういう意味じゃないです」
龍驤「どんな意味?」
漣「嫁は何も知らなかったんです。陸のことも艦娘のことも」
漣「真っ白だった潜水新棲姫というページに漣が初めてペンを下ろしたというか…うーん…」
龍驤「なんとなく分かるわ。純粋無垢って感じやったらしいやん」
漣「真っ白過ぎて善も悪も無かったんです。それをイメージしたというか…言葉にするのは難しいですねぇ」
龍驤「ほんなら形にしたらええやん。この調子で頑張っていこな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
671 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 23:40:14.70 ID:49JOzsPFo
他のメンバーにもアドバイスを貰いながら試行錯誤して作成を進めていく漣
納得のいく物ができた夜、婚姻届にも証人としてサインをする
672 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/24(土) 23:56:27.18 ID:09ZtnwSfO
>>671
手は絆創膏だらけだし少しお疲れ気味だけど晴れやかな様子
サインする手の動きに迷い無し
673 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 00:09:48.36 ID:gth2G1zL0
ーー
漣「できた……ついに…」
漣「純白で……深海の揺らぎ…嫁を……イメージした…」
漣「深い海の底に……一筋の光が差すような…」
漣「海の底は…あの子が見ていた……世界…」
漣「これからは……陸で…私の隣に……」
漣「これが……潜水新棲姫への……気持ち……」
674 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 00:16:53.91 ID:gth2G1zL0
ーー
提督「手がボロボロじゃないか…随分と頑張ったんだな」
漣「嫁の為ならたとえ火の中水の中ってやつですよ」
龍驤「…ほんまにええの?」
漣「はい。お待たせして申し訳ありませんでした」
提督「……ここにサインをしてくれ」
漣「……」
綾波型九番艦駆逐艦 漣
龍驤「……ありがとう」
漣「私が証人になるんです。別れたりしたら許しませんよ?」
提督「そんなことはしない」
龍驤「絶対に司令官と幸せになる」
漣「お二人とも…絶対に幸せになって下さいね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
675 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 00:21:18.12 ID:K/I3lylWo
提督と龍驤に潜水新棲姫との結婚の承認をお願いする漣
676 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 00:26:53.49 ID:yN9YriVHO
>>675
役所には出せないが…二人の婚姻届を書くのはどうだ?
俺が受け取って保管しておく(あの金庫に)
677 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 00:34:00.45 ID:gth2G1zL0
漣「…そうだ、かわりと言ってはなんですがお願いがあるんですよ」
提督「なんだ?」
漣「私と嫁の結婚を認めて欲しいんです」
提督「いや…認めるも何も……」
龍驤「司令官、分からへん?」
提督「……そうか」
漣「はい。漣と潜水新棲姫の婚姻届、その証人になって欲しいんです」
提督「もちろん構わない。役所には出せないがそれも立派な証明だ」
漣「あと、保管はご主人様に頼みたいんです」
提督「自分で持っていた方が良いんじゃないのか?」
漣「そうかもしれません。でも私は提督のことはよーく知ってますからね」
678 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 00:37:50.22 ID:gth2G1zL0
漣「漣と二人だけで撮った写真、一人ずつ増えていく度に撮っていった写真……大切な記録」
漣「それが保管されてる提督の金庫に、婚姻届も入れて欲しいんです」
提督「…断る理由がない。俺が一生大切にする」
漣「ありがとうございます!大好きですぜご主人様!」
龍驤「堂々と大好きだなんて言うとったらあの子が嫉妬せぇへんか?」
漣「はっ!そんなヤワな関係じゃねぇんです!」
龍驤「ほぉ〜ん…」
漣「ご主人様も龍驤さんも!皆んなが幸せになるのが一番なんですよ!」
ーー
679 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 00:38:26.84 ID:gth2G1zL0
今日はここまでです
コメントなどあればお願いします
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 01:05:01.92 ID:yN9YriVHO
乙でした
ん〜やっぱりこの三人はこの距離感だよね
681 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2020/10/25(日) 01:08:53.36 ID:B9+e88VHo
乙でした
殺し文句の応酬や、もう実際殺し合いになったとしても、この二人には解けない仲でいるのがいいよ
提督はちょーと朴念仁やなあ仕方ないな
682 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 01:34:17.53 ID:BtwzzA9yo
おつです
大きなスケールや敵とバチバチしてるよりこういうのが好きかなぁ
683 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 19:17:04.48 ID:gth2G1zL0
ーー
「そこのあんた!」
中枢棲姫「私か?」
「あんた、武装を放棄しなかったらしいわね」
中枢棲姫「あぁ…初めは放棄するつもりだったが、自衛手段はあって損は無いだろう?」
「艦娘…何人も沈めたらしいわね」
中枢棲姫「ククク、弱い者が牙を剥くからだ。敵を沈めていいのは沈められても文句を言わない奴だと習わなかったか?」
「コイツ…!」
中枢棲姫「だが安心しろ、私は陸で生きると決めた。もう艦娘を沈めたりはしない」
「どう信頼しろって言うのよ!」
中枢棲姫「クハハハハハハ!」
「…!」
684 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 19:20:03.01 ID:gth2G1zL0
中枢棲姫「ちょうどいい、武装が鈍る前に動かしておきたかったんだ。私に付き合え」
「何に!?」
中枢棲姫「演習だ。お前たち三人相手ならちょうどいいだろう」
「舐めるな!私達は特務艦なのよ!」
中枢棲姫「ハハハハハハ!ハンデにはいいじゃないか!」
「…やろう。舐められたままじゃ引き下がれない」
「深海棲艦…後悔させてやるわよ!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
685 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 19:29:02.22 ID:o3OIlN/cO
クッ…こいつ強い!3人でなんとかだなんて…
当たり前だろう?強くなければつとまらんからな
〜翌日〜
手合わせお願いします!
あらら?
686 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 19:35:36.32 ID:BtwzzA9yo
>>685
武蔵さん
強い者は胸を貸してやるものだ、ハッハッハ!
私は深海棲艦だぞ?と中枢さん(一瞬素が出かけたのを引っ込めて)
深海棲艦でも敵ではないだろう?と武蔵さん(当然とばかりに)
687 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 19:44:23.22 ID:gth2G1zL0
ーー演習場
「クッ…こいつ強い!三人でなんとかだなんて…」
中枢棲姫「なんとか?私は加減してやったんだぞ」
「そんな…!」
中枢棲姫「当たり前だろう、貴様達とは違って私達は弱ければ死ぬ。そういう環境にいたんだ」
「……」
中枢棲姫「私には三人の下僕も居る。強くなければ示しがつかない」
北方棲姫「アネキ!」
中枢棲姫「ふ…精々頑張るといい」スタスタ
「……舐めてたのは私達」
「特務艦だからって…いい気になってた」
「もっと強くならないと…!」
688 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 19:48:55.85 ID:gth2G1zL0
武蔵「見ていたぞ」
中枢棲姫「誰だお前は」
武蔵「深海棲艦のくせに弱者を詰らないのか」
中枢棲姫「そんなことをして何の意味がある」
武蔵「そうだ、強い者は胸を貸してやるものだからな」
中枢棲姫「意味が分からない」
武蔵「ハッハッハッハッ!」
北方棲姫「コイツ、ヘン」
中枢棲姫「大本営から何人か来たのは知っているが、面倒なのも多そうだ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
689 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 20:13:48.61 ID:BtwzzA9yo
綾波とも遭遇
姫でもなく鬼でもなくオーラも感じないが中々どうして…
690 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 20:13:49.32 ID:B9+e88VHo
中枢と(演習)やりたがる武蔵
こいつは手加減して躱すのできなさそうとわかるので何とか回避できないか思案の中枢
691 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 20:29:57.45 ID:gth2G1zL0
武蔵「深海棲艦、私と戦え」
中枢棲姫(こいつは手加減して躱すことはできなさそうだ…戦うのは避けたい)
武蔵「私は綾波とは違う、本物の強者を求めている」
北方棲姫「ブットバセ!」
中枢棲姫「…悪いがまた今度にしてくれ」
武蔵「逃げるのか」
中枢棲姫「先客が居る。私は人間と違って約束は守るからな」
武蔵「なら仕方ない。だが逃がしはしないぞ」
中枢棲姫「……」
北方棲姫「ヤクソク?」
中枢棲姫「さて…どうするか」
692 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 20:35:14.74 ID:gth2G1zL0
ーー執務室
提督「だからって俺を巻き込まないでくれ…」
中枢棲姫「これも提督の仕事だ」
提督「……」
中枢棲姫「自分の強さを勘違いしている奴は戦いで死ぬだけだ。だが稀に本当に強い奴は戦いを楽しむ」
提督「それが武蔵だと言うのか」
中枢棲姫「アイツの相手をしても無駄だ」
提督「…武蔵に捕まらないようにな」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
693 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 20:46:59.34 ID:o3OIlN/cO
あの人は武人や求道者って感じですもんねえ、ハイお菓子ですと漣
中々おらんタイプやなもんなあ、ハイお茶どうぞと龍驤
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 20:50:47.97 ID:XFsnfJgDO
>>693
そして幹部から連絡
大本営移設の準備もだいぶ進み、もう少しで特務艦達を引き取れそうだと
現在大本営の機能が停止しているので方々で問題が出始めていると話す
695 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 21:03:56.11 ID:gth2G1zL0
漣「あの人は武人や力の求道者って感じですもんねぇ。ハイお菓子です」
中枢棲姫「羊羹か」
龍驤「あぁいうのは中々おらんタイプやなもんなあ。ハイお茶どうぞ」
中枢棲姫「気が利くな」
提督「…北方棲姫達は放っておいて大丈夫なのか?」
中枢棲姫「港湾棲姫に任せてある」
漣「そもそも流石に武蔵さんは北方棲姫達の所には行きませんよ」
提督「そうか…」
中枢棲姫「アイツらは魅力はあるが強さは無いからな」
龍驤「魅力?」
中枢棲姫「……なんでもない」ズズズッ
696 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 21:10:24.68 ID:gth2G1zL0
ピピピピピッ
提督「はいもしもし」ガチャッ
幹部『やぁ提督君久しぶりだね』
提督「幹部さん、そっちはどうですか?」
幹部『大本営移設の準備も進んでるよ。もう少しで特務艦達を引き取れそうだね』
提督「思ったよりも早かったですね」
幹部『大本営の機能が停止しているせいで色々と問題が出始めているんだ。急ぎでやってもらっているよ』
提督「新しい大本営はどうなってますか?」
幹部『廃校を買い取って改装したんだ。一から建てていたんじゃ時間がかかり過ぎる』
提督「だから早かったんですね…」
幹部『特務艦達も迷惑をかけているだろうから、早めに引き取るよ』
下2 この後の展開やその他起こったことなど
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 21:34:32.82 ID:BtwzzA9yo
そういえば指輪が左手に増えてるなと気づく中枢さん
ああ、これはカッコカリじゃない指輪だと提督
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 21:44:05.32 ID:o3OIlN/cO
>>697
おめでとう、と言っておこうかなんて冷静な事を言いながら頭の中では遂にあのつるぺたまな板龍驤と結ばれたのね!とファンファーレ
なんか失礼なこと考えてへんかと龍驤
699 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 21:54:52.43 ID:gth2G1zL0
提督「幹部さんも大変なようだな…」
漣「そりゃそうですよ、大本営の実質的なトップなんですから」
中枢棲姫「提督、そういえば指輪が増えているんじゃないか」
提督「あぁ…これはカッコカリじゃない本物の指輪だ」
中枢棲姫「イミテーションでは無い指輪?」
龍驤「これはウチとの婚約指輪なんよ。役所に書類も出して本物の夫婦になったんよ」
漣「お二人の婚姻の証人は漣なんですぜ」
中枢棲姫「そうか、ならおめでとうと言っておいてやるか」
提督「ありがとう」
700 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 22:02:01.72 ID:gth2G1zL0
中枢棲姫(龍驤……年齢はともかくあの見た目は最高だ)
中枢棲姫(つるぺた!まな板!本物のロリよりロリだぁ…)
中枢棲姫(いいなぁ…私もあんなロリが欲しいなぁ…)
中枢棲姫(北方棲妹は感付いてきてるし……はぁぁ…あのまな板を好きなだけ舐めれる提督が羨ましい……)
龍驤「…なんか失礼なこと考えてないか?」
中枢棲妹「気のせいだ」
龍驤「ほなええけど……」
北方棲姫「アネキ!武蔵ドッカイッタ!」ガチャッ
中枢棲姫「そうか、ならもうここには用は無い」
漣「何かある度に執務室はやめて下さいよ」
中枢棲姫「フッ、考えておいてやろう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
701 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 22:10:10.53 ID:XFsnfJgDO
この鎮守府のロリ枠を吟味する中枢棲姫
まあ一番はうちの子なんだけどなと親バカ
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 22:26:01.90 ID:xGh0cxRRO
>>701
そして気づく
ここはロリ好きがおおいのか…?
703 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 22:35:21.53 ID:gth2G1zL0
ーー食堂
中枢棲姫(改めて見て回るとここにはロリが多いな)
皐月「……」
中枢棲姫(第六駆逐隊はレベルが高い。特に電は最高だ)
電「…なのです?」
中枢棲姫「いや、なんでない」
中枢棲姫(駆逐艦以外でもロリはいる。龍驤はもちろん目の悪い瑞鳳に秋津洲も悪くない)
中枢棲姫(全く…ロリはいい……)
中枢棲姫(うちの北方姉妹が一番だが、ロリという存在は尊い)
704 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 22:42:06.06 ID:gth2G1zL0
潮「ね、ね、皐月ちゃん…」
皐月「もう…ご飯食べ終わったらね」
潜水新棲姫「漣の為に席を取っておくか…」
龍驤「〜〜」
中枢棲姫「……」
中枢棲姫(ひょっとしてこの鎮守府にはロリコンが多いのか?)
中枢棲姫(戦艦や重巡が少ない理由はそれか?そうだとすれば説明がつく)
中枢棲姫(……)
中枢棲姫(ここに居るロリには手を出していいということなのか!?!?)
705 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 22:46:54.46 ID:gth2G1zL0
中枢棲姫(そうだ…そうに違いない!提督が何人も侍らかして居たのもそういう理由だ!)
中枢棲姫(おおお…!興奮してきた!興奮してきたぞ!)
中枢棲姫(ここに居るロリは手を出してもいい!全員そういう目的で集まっているんだ!)
中枢棲姫(そうだよな…嫌なら逃げ出す!ここに居るということは…!)
北方棲姫「…アネキ、目ガ怪シイ」
中枢棲姫(そうと決まれば早速一人……ぐふふふ…)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
706 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 22:51:26.01 ID:K/I3lylWo
早速白露型のピンク髪の娘に目をつける中枢棲姫
707 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 22:52:15.64 ID:ZTmyby990
そろそろ約束は済んだか、とはやる気持ちを抑えられなかった武蔵が来て焦る
708 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 23:02:54.86 ID:gth2G1zL0
武蔵「…おい」
中枢棲姫「!!」ビックン
武蔵「どうやら暇なようだな」
中枢棲姫「……」
武蔵「約束も済んで何よりだ。顔を貸してもらうぞ」
北方棲姫「アネキ!ヤッチマエ!」
中枢棲姫「…仕方ないな」
武蔵「フッ、十分に楽しめそうだな」
709 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/10/25(日) 23:07:10.73 ID:gth2G1zL0
ーー演習場
武蔵「肉体ではなく艤装でか」
中枢棲姫「艦娘と深海棲艦だからな」
武蔵「フフ…いいだろう」
中枢棲姫(こうなったら仕方ない、それなりに力を出してやるか)
中枢棲姫(この鎮守府の秘密に気付いていなければ適当に誤魔化していたが、終われば褒美があると思っておくか)
中枢棲姫(こいつを倒してロリを好き放題……いくぞ!)
武蔵(ほう…適当にやるだけかと思ったがあのオーラは違うな)
中枢棲姫(ロリをペロペロ!クンカクンカ……ヌルヌル!)ゴゴゴ
武蔵「…行くぞ!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
710 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 23:25:00.68 ID:xGh0cxRRO
中枢棲姫側
ぐっ、こいつは!想像以上の!!(アネキー!!ガンバッテ−!!姐御…負けなるな…
だが!ロリのためには負けられん!
武蔵
艤装有りだが私とこうして闘える者がいる事は嬉しいなぁ!
711 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 23:26:32.79 ID:XFsnfJgDO
>>710
いつしか本気になっていた中枢だったがやはり武蔵が強すぎた
そもそも武蔵にろくにダメージが通らない
最後は手加減した一撃で気絶させられる中枢
医務室で目を覚ました中枢はあんな化け物が居るなら迂闊な事は出来ないな…と心配している北方姉妹を抱き締めながら
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