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【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その2【ADV】

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182 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/01(木) 23:39:36.47 ID:jmlyayjf0
>>163で成功してるので特にありませぬ
再安価↓1
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 23:45:48.83 ID:BeeLbgHJo
家を一通り探索
184 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/01(木) 23:50:50.55 ID:jmlyayjf0
内容的に長くなりそうなので、今日はここで切りたいと思います。
いや、戦闘部分がグダグダしてしまい本当に申し訳ない...もうちょっと練っておくべきでした。
次回までにもう少しシステム面を考えておきます。

明日は普通に夜から始めますので是非お越しを
今日もお疲れ様でしたー
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 23:57:13.69 ID:dfpTjc2H0
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 03:21:02.84 ID:/+fhUiqe0
おー敗北でバッドエンドも覚悟してたが乗り切ったか
立ち向かう優希かっこええぞ
187 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 18:17:01.09 ID:9iTWaL+H0
前スレ>>873から

【カノジョカッコカリ】


 【3日目 13:20】 旅館・本館 1階 玄関


主人「須賀様に竹井様、何か御用でしょうか?」

久「学校と両親に連絡を取りたくて、電話をお借りしたいんですが...」

主人「ああ、そういうことですか。事務所に入って手前にありますので是非」

久「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」ガチャ

もっともらしい言い訳をして竹井先輩は事務所に入っていくが、嘘をあんなに平然とした顔で話せるのだから見事なものだ。
いや、恐らく竹井先輩は本当に電話をするつもりだろう...学校だけだとは思うが。
そうやって虚偽の中に真実を織り交ぜることで他人を、そして自分すらも騙すことが出来るのだ。知らんけど。
兎にも角にも、俺もそれに続こうとした。

京太郎「それじゃあ俺も」スタスタ

主人「お待ちを...お一人ずつでもよろしいですか?一応書類なんかがありますので...」

京太郎「え?そそ、そうですよね!アハハ...」ダラダラ

そうくるか...!マズい、何の言い訳も思いつかない。
竹井先輩に目線で助けを求めると、まるで「仕方ない」とでも言いたそうな顔で溜息をついた。

久「ごめんなさい、私たち...」ギュ

久「見ての通り仲が良くて...両親同士の付き合いもあるので、一緒に電話したいんです」

!?!?!?!?!?!?

瞬間、現実が脳の処理性能を大幅に上回った。取り敢えず落ち着いて、そして一つずつ整理しなければ。
まず竹井先輩が事務所に二人入ることの言い訳をした。これはいい。
次に俺の右腕に、竹井先輩が左腕を絡めてきた...?? 既に理解の境界線を越えてしまっているが、時にはそのまま前に進むことも人生には大事だ。
さらに竹井先輩は主人に向かってこう言った。「私たち、見ての通り仲が良くて」......「仲が良い」?ナカガイイって何?
そして現在、目の前には狐につままれたおっさん――失礼、主人――の顔。きっと俺も同じような顔をしているに違いないが、そんなことはどうでもいい。
今この場で最も重要なことは何か。つまり俺の右腕、特に肘の辺りには正体不明の柔らかい感触が............


〜〜〜

主人「.........本当ですか?」

久「...えっ?」

主人「いえ...こういった事をお客様に申し上げるのは無礼だとは分かっていますが」

主人「しかしここまで宿泊なさっている間のお二人を見る限り、とてもそうとは思えませんし..」

主人「それに、普段は須賀様のことを『須賀君』とお呼びになっていませんでしたか?」

久「え、あ、えーっと...そう!普段はほら、部活としての体裁がありますから」

久「これでも夏まで部長でしたし、みんなの前でそんなことしたら示しがつかないというか...」

主人「......その辺りの事情は存じ上げませんが、とにかくですね」

主人「機密の多い事務所にあなた方を二人とも入れるには、少々不審すぎるのです」

主人「よもや何かやましい事をするために二人で入ろうと、偽っているのではありませんね?」ギロリ

久「ひっ...」ギュッ

京太郎「......!」ハッ

竹井先輩に押し付け――腕を強く握られたことで、意識がようやくはっきりしてきた。
えーっと...要するに主人は、俺たちが事務所を物色しようと企んでいるのではないかと怪しんでいるらしい。図星です。
普通ならとんだ疑心暗鬼だが、今の主人はこの村で何かよくわからんがヤバいことをしようとしている可能性大なのだ。
チョロチョロと周囲を探っている俺たちに半ば勘付き、警戒していてもおかしい話ではないだろう。
188 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 18:17:56.12 ID:9iTWaL+H0
女将「なになに、何の話してるの?」ヒョコッ

主人「うおっ...ってお前、いつの間に...」

主人「いやぁ、大した話じゃあないんだが――」

全く気付かぬ間に主人の横に立っていたのは今まで姿の見えなかった女将だ。
主人が語るここまでの経緯を聞くにつれ、その顔はどんどん悪魔的な笑みを増していった......嫌な予感がする。

女将「つまりあなたは、この二人がカップルだって事が分かればいいのよね」

主人「いや、そういう話じゃ...」

女将「いいのよね」ニコッ

主人「......まあ、そうだな」タラッ

女将「なら話は簡単よ。ね?」

久「えっ...『ね?』と言われても......」

女将がこちらを向いて同意を求めてくるが、俺には全くその意図が汲めない。竹井先輩ですら分かっていないのだから当然と言えば当然だが。
結果的に俺たちは答え合わせを待つほかにすることがなかった。しかし、数秒後に女将の口から放たれた模範解答は――――

女将「チューしちゃいなさいよ、ここで」

――――予想の遥か上、無限遠点へ到達していた。
189 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 18:19:07.52 ID:9iTWaL+H0


京太郎「......マジでするんすか?」

主人「え、私に聞きますか...?」

京太郎「...」チラッ

女将「勿論!本当に恋人同士なら、そのくらいワケないわよね?」

京太郎「...竹井せ―― 「久」ボソッ ――久さんは?」

久「しょ、しょうがないでしょ!」

そう言いつつ竹井先輩――久さんは必死の目線を送ってきた。普段なら無視するところだが、今の俺には生命線だ。
その言わんとする内容が手に取るように理解できた。

久(いい?本当にやる必要はないのよ)

久(つくかつかないか。そこを攻めましょう)

京太郎(わかりました)グッ

あちらから顔を近づけてくるだろうと予想し、来たるべき瞬間に向けてジッと久さんの顔を見つめる...
しかし中腰のまま数十秒待っても、久さんが動く様子は全くなかった。

京太郎「久さん?」

久「...!私からやるわけないじゃない!」

久「男ならこんな時くらい、頼りがいあるとこ見せなさいよ!」

女将「そうだぞー青年!甲斐性見せろー!!」

京太郎(...はぁ)

こうなりゃヤケだ。覚悟を決めてやる。

京太郎「久さん...目閉じて」

久「んっ......」

くっつくかくっつかないか、そこを攻める。
だがその距離感を見極めようとすればするほど、嫌でも久さんの顔をまじまじと見ることになる。
こう改めて見るとやっぱり綺麗だよなぁ......

どこからともなく漂う甘い香りは嗅覚を無視し、その口から漏れ出る息遣いは俺の聴覚と触覚を通り越す。
そうして直接俺の頭に働きかけてくる度に、自分の鼓動が速く、大きくなっていくのが感じられた。最早女将の野次は聞こえてすらもいない。
鮮やかな赤をした唇と俺の唇との距離は、既に小指の幅ほどにまで縮まっていた。
自分が何をすべきなのかも忘れてしまった俺は、まるで吸い込まれるかのように――――
190 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 18:20:18.01 ID:9iTWaL+H0
 【3日目 13:40】 旅館・本館 2階 廊下


京太郎「...先輩、本当にすみませんでした!」

久「いいわよ...一瞬だったし、作戦のための必要経費ってことにしてあげるわ」

京太郎「......怒ってますか?」

久「いえ、全然?」

京太郎「ならこっち向いてくださいよ」

久「そ、それは無理よ!」

京太郎「...ひょっとして初めてでしたか?」

久「まさか。私を誰だと思ってるの?」

久「き、キスくらい男でも女でもいくらでもあるわよ」

京太郎「そ、そうですよね......」

その後どうなったかはお察しの通りであるが、とりあえず真っ赤になった主人と半笑いの女将によって事務所への入室を許可された俺たちは
なんとか無事に情報と物品――従業員名簿やら鍵やら――を入手し、こうして203号室に戻ろうとしている。
だが今の俺の脳裏を占めているのはそれらのどれでもなく、まさしくあの瞬間に竹井先輩が見せた表情だった。
しかし竹井先輩は初めてじゃないのか......まあ、当然か。などと思っていたその時、竹井先輩が何かを呟いた。

久「―――――――」ボソツ

京太郎「え?」

久「――――――の?」

京太郎「すみません、もうちょっと....」

久「須賀君こそ、初めてだったのかって聞いてるのよ!!」

京太郎「............ええ、もちろんです」

久「そ、そう...残念だったわね、こんなことで」

京太郎「いえ、俺...竹井先輩だったし良いかなって思ってますよ」

久「...へえ、そういう言い方をするのね?」

京太郎「た、竹井先輩が相手で嬉しかったです!」

久「......まあ当然よね」フフン

急に機嫌を良くしたのか鼻歌を歌いながら歩みを早める竹井先輩。少し先に行ったと思えばピタリと止まり、その場でくるりと回ってこちらに向き直った。


先輩が――久さんがその顔を、照れたような幸せなような顔を見せたのは、これで二回目だった。
191 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 18:21:39.23 ID:9iTWaL+H0
 【3日目 13:20】 旅館・本館 1階 食堂


咲「優希ちゃんも染谷先輩もヒドイよ、水持ってこいだなんて」

咲「確かこの辺にコップと水が......あれ?」


「――――――――」

「――――――――!」

「――――――――――――?!」

「――――――」


咲「すぐそこに誰かいる...」

咲「この声は旅館の人たちと......京ちゃんと竹井先輩?」ヒョコッ

咲「何してるん――――」



 【3日目 13:20】 旅館・本館 2階 遊戯室


優希「ふっ!」パコォン

まこ「ハァッ!」スパァン

優希「うわっ!?」カツン

まこ「よし!!わしのマッチポイントッ!」

優希「くそぅ...まだまだだじぇ!!」

咲「」フラフラフラフラ

まこ「おお、すまんな咲......咲、おぬし水はどうしたんじゃ?」

優希「咲ちゃん口開いてるじょ?どうしたん...だっ!」スパァン

まこ「あ、ちょい待ちんしゃい!!卑怯なやっちゃ...!」パァン

優希「むふふふ...何とでも言うがいいじぇ!」カコォン

咲「京ちゃんが......」

優希「京太郎が?」パシンッ

咲「...京ちゃんが......」

まこ「京太郎...が?」スパコォン


咲「...京ちゃんが竹井先輩とキスしてた......」

優希「」スカッ

まこ「」ポロッ

咲「............」


カンッ
192 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 18:23:00.67 ID:9iTWaL+H0
前スレ>>1000でした
本編とは全く関係ありません、はい。

19時から開始します
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 18:27:52.02 ID:2yD6hTf5o
乙です!最高だぜ!!
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 19:00:34.37 ID:JCJMeyHoo
京久いいよね
195 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 19:23:49.86 ID:9iTWaL+H0
すみません、だいぶ遅れましたが始めたいと思います
>>179の続きから再開ー
196 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 19:28:02.05 ID:9iTWaL+H0
複雑に入り組む廊下に面した扉を開けて回ると、それぞれ全く異なる姿の部屋たちが現れた。

ガラッ

優希「寝室...何もなし」


ガチャッ

京太郎「ぐえっ、トイレか。もっと掃除しろよ...」


ガラッ

優希「茶の間だじぇ...色々と物が置いてあるけど、あんまり使ってないのか?」


ガラッ

京太郎「客室か。ご立派に床の間には掛け軸まで......でも、ホコリを被ってるな。勿体無い」


〜〜〜〜〜


京太郎「優希、なんかあったか?」

優希「ダメだな、どの部屋もあんまり使ってないみたいだじぇ」

京太郎「こっちもだ。柊さんちくらい家族が多ければともかく、一人じゃあなぁ...」

俺と優希が合流したのは応接間前の廊下から見えていた居間の扉のすぐ前。
1階はこの部屋以外、既に調べ終わっていた。


 【3日目 16:10】 榎田宅 居間

この家の日本家屋的外見にそぐわず、居間は随分西洋的だった。リビングルームと呼んでもいいだろう。
床はフローリングで、脚のある椅子に座ることを前提とした背の高い家具たちが並んでいた。

優希「茶の間があったりリビングがあったり、ちぐはぐな家だじぇ」

京太郎「この辺の旧家はもう何回も修繕を繰り返してるって言ってたからな...まあ、そんなもんだろう」

ソファにはだいぶ汚れた作業着が上下投げ捨てられ、その横の机にはまだ中にコーヒーが入ったままのコップが。
さらに灰皿には、火が消えてからまだ時間はそう経っていないようなタバコが押し付けてある。

優希「仕事が終わってここで寛いでたのかな?」

京太郎「だとしたらちょっと悪いことしたかな」ハハハ


(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80


↓2
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 19:32:17.92 ID:dw2nBJFS0
たあっ
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 19:33:19.31 ID:ftnXh78f0
ほい
199 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 19:49:02.53 ID:9iTWaL+H0
31/80→成功!


京太郎「ん、作業着のポケットから何か...」

グレーのポケットから顔を覗かせていたのは白いプラスチックのキーホルダーだった。
引き上げると、妙に凛々しい表情をしたキャラクターと目があった。しかも顔の下に書かれている名前が......

優希「ぎゃははは!『白米くん』って...安直すぎだじぇ!」

優希「持って帰ってのどちゃんに見せよーっと」

京太郎「和がそんなんで笑うとは到底思えねーけどな」

そんな白米くんに引き連れられ出てきたのは、誰もが知る自動車メーカーのエンブレムが書かれた鍵だった。
そういえば、外に軽トラがあったな。


 車の鍵(榎田)を手に入れた


居間の端には3、4人で着席できるくらいの食卓が置かれ、更にその向こうには台所が見える。
200 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 19:49:51.52 ID:9iTWaL+H0
持ち物


・携帯電話
俺のケータイ。高画素の背面カメラが自慢の機種だ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。流石にもう迷わない。
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の泊まっている部屋にあった懐中電灯だが、もはや私物化してしまっている。
結構酷使しているが電池は絶対大丈夫。

・小佐目村の地図
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
http://imgur.com/a/xUtc2WP

・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。充電ケーブルがあれば動きそうだ。

・曲げたヘアピン
優希から貰ったヘアピンを曲げたもの。
相当頑張れば、補正なしの【探索】でピッキングできるかもしれない。

・小さな鍵
小佐目山の炭鉱入り口で拾った、旅館事務所の金庫の鍵だ。

・古い新聞
とても古そうに見える英字新聞。1932年に発行されたアメリカの記事だった。

・麻酔薬
「ケタミン」という麻薬指定のアブナイ薬。茶色いビンに入っている。

・注射器
お医者さんごっこのおもちゃではない、正真正銘の注射器。
ビンから薬品を抜き出すのには多少手間取る。

・小瓶
注射一回分の薬品を入れることができる小瓶。
ここに入っている薬品はすぐに注射できる。

・車の鍵(榎田)
榎田の作業着に入っていた鍵。白米くんストラップ付き。
201 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 19:53:46.14 ID:9iTWaL+H0
 【3日目 16:10】 榎田宅 居間

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・2階の探索へ向かう
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 19:56:24.94 ID:JCJMeyHoo
2階の探索
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 20:04:51.52 ID:BX9Fro2Ro
204 : ◆T3wZhmz5ZM :2020/10/02(金) 21:01:47.61 ID:eopGE7N30
××月××日

どうしようか…。こんなに悩んでいるのはある理由がある。プロとしての生活にもだんだん慣れてきて、時間に余裕がもてるようになった。

そんなときにモモから一緒に遊びましょうと誘われた。ちょうど用事もなかったので、すぐ返事をして一緒に遊園地に行った。コーヒーカップやジェットコースターなど久しぶりに行くとかなり楽しかった。

しかし、もう帰るというときになってそれは起こった。なんと、モモが俺に付き合って欲しいと告白してきたのだ。しかも、俺が返事をする間もなく走り去ってしまった。…俺は一体どうすればいいんだ。



なるほど、この後、モモとも付き合うことになるのか。でも、どうして断れなかったんだろうか。俺には妻も恋人もいるの
205 : ◆T3wZhmz5ZM [sage]:2020/10/02(金) 21:02:22.60 ID:eopGE7N30
すいません、誤爆しました
206 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 21:08:59.92 ID:9iTWaL+H0
わたしは一向にかまわんッッ

1. 2階の探索へ


2階もやはりいくらか部屋があったが、1階に比べればかなり少なかった。
その中でも最も奥まった所にある和室。これが最後の部屋だ。
――いざ開けようと襖に手を伸ばした、その時だった。

優希「...!」

京太郎「どうした?」

優希「静かにっ......中に誰かいる」

京太郎「おいおい、嘘だろ...散々音たてちまったよ」

優希「こうなっちゃたものは仕方ないじぇ。京太郎、私が開けるから武器を」

京太郎「......わかった」

適当な紐で肩から掛けてあった鍬を取り、両手で構える。
早まった鼓動が落ち着いてきたのを双方目線で確認しあい、無言の合図を送る。

京太郎・優希(いち、に...)

京太郎・優希(さんッ!)ガラッ

京太郎「動くな!!」

優希「下手なことすると痛い目見るじょ!」

そんな威勢のいい俺たちの声が誰も居ない部屋に響き、虚しさと気恥ずかしさが襲ってきた。
おい優希、めっちゃ恥ずかしいじゃねえか!

優希「...いや、違うじぇ」

京太郎「は?何言って......!」

果たして優希がこちらを一瞥もせず、そう言って見つめる先にあったのは一組の布団だった。
――いや、この表現は正しくはあるが、本来主眼を置くべき部分からはズレている。
本当に最初からこの部屋に居たのだろうか。そこには、誰かが床に伏せていた。

老人「...騒がしい」

老人「......ん。見慣れない顔じゃな、若いの」

そういうしゃがれた声の主は少したりともこちらを見ていない。
そもそも、俺と優希の位置からは布団の膨らみから誰かがそこで寝ているということが分かるだけで、その顔は全く見えないのだ。
こちらから見えなければあちらからも見えぬのが道理だろう。

京太郎「あんた、何者だ?」

老人「くっくっく、ずかずかと踏み入ってきて随分な言い様じゃな」

老人「こちらへ寄って見るがいい。お主にも分かる」

京太郎「...?」

少なくともこの老爺が突然立ち上がって、俺たちに何か危害を加えるということはないだろう。
備中鍬を再度肩に掛け枕元に歩み寄ると、確かに見覚えがあった。

京太郎「あんたは...」

榎田爺「やあ若いの。息子が世話になったな」

半時ほど前に応接間にあったその顔は、写真より相当肉がそげていた。
207 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 21:09:44.46 ID:9iTWaL+H0
 【3日目 16:10】 榎田宅 老爺の部屋

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価


↓2
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 21:11:21.09 ID:ftnXh78f0
優希に周囲を警戒してもらいつつ、京太郎が会話
209 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 21:13:53.40 ID:9iTWaL+H0
あ、ごめんなさい
会話内容は安価です

・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

安価なら下
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 21:28:46.62 ID:JCJMeyHo0
話をする
榎田ジュニアとの関係と、見てないはずの物事を知れた理由、この爺さん自身も儀式を含む犯罪に関わっていたのか尋ねる
211 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/10/02(金) 22:05:00.12 ID:9iTWaL+H0
2. 話をする:62/71→成功!


広い畳張りの立派な部屋にも拘わらず、ここには布団と傍に置かれた水、そしてこの老爺自身以外何もない。
誰も喋らないだけで異常なまでの静寂が流れる中、優希と二人腰を下ろした。

京太郎「聞きたいことは山ほどあるが...まず、さっきの言いぶり」

京太郎「あんたは下でグルグル巻きになって寝てる榎田の父親で間違いないな」

榎田爺「ああ、そうともさ...おっと、寝てるかどうかは置いておいても」

京太郎「?......まあいいか」

京太郎「じゃあやっぱり、あのおばあさんは...」

榎田爺「あいつの母親、つまり私の家内だ」

京太郎「まだ入院してるのか?」

榎田爺「...いや、あの写真を撮った後すぐにな」

京太郎「そうか......悪かった」

優希「そ、それより!さっきからお前、なんか不気味だじぇ!」

優希「隠しカメラでも置いてあるのか?!」

強引に割り込んできた優希は、焦るようにその疑問を口に出した。
確かに不審だ。先程からの話し方、まるで下での出来事を見ていたかのような......
212 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 22:06:02.72 ID:9iTWaL+H0
榎田爺「くっくっく、そんな今風なもんじゃあないさ」

榎田爺「小佐目の四家はそれぞれ役割がある。うちは代々呪術を取り扱う家系でな」

榎田爺「まあ、この家の中くらいなら色々と...な」

優希「呪術......そんなムチャクチャだじぇ...」

和を連れてこなくて良かったと心から思う。もしこの場に居れば、なんやかんやと騒ぎ立てて敵わなかっただろう。
だが、それより気になるのは「役割」という文言だ。

京太郎「さっき『役割』って言ってたよな。他の家の役割は何なんだ?」

榎田爺「それを言っちゃあ面白くないだろうよ。まだお楽しみだ」

榎田爺「どうせ今回成功しようがしまいが、私はもう永くない」

榎田爺「ちったあ楽しませろってもんよ......」

京太郎「ということは、やっぱりあんたらも関与してるんだな」

京太郎「この村で起ころうとしていることに」

榎田爺「そりゃあお前さん、うちの息子があそこまで殴りかかっておいて」

榎田爺「何の関係もありませんってこたあないだろう」


(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

↓2
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 22:09:20.93 ID:JCJMeyHoo
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 22:16:45.26 ID:hJHpUhrX0
ほい
215 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 22:26:44.70 ID:9iTWaL+H0
26/80→成功!


榎田爺「まあ、息子が『楸野さん』から何を言われてるかは知らんが......」

榎田爺「わしはこの通り、布団から出るのも一苦労の病人じゃ」

榎田爺「その時が来れば役目は果たすが、それ以外にお主らが何をしようが何もせんよ」

京太郎「まあ、なら良いんだけどな.........?」

優希ほど耳が良いわけではないが、その音は確かに俺にも聞こえた。
ドシン、と何かが地面に落ちるような、あるいは人が盛大に転んだような――――

京太郎「......起きちまったか」

優希「あ、忘れてたじぇ」

榎田爺「自分から縛っておいて、酷いことを言うのう」


 【3日目 16:20】 榎田宅 老爺の部屋

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価


↓2
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 22:39:54.53 ID:JCJMeyHo0
榎田父をおぶって榎田のところに一緒に連れていく
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 22:47:14.32 ID:zwt0LRGto
218 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 23:17:35.93 ID:9iTWaL+H0
起き上がるのも辛い要介護老人をおぶって運ぶ鬼畜


京太郎「仕方ない。優希、これ持ってくれ」

優希「?」

鍬を優希に預けた俺は、老爺の寝ている掛け布団を引っぺがした。
優希はおろかミステリアスな発言ばかりのこのジジイさえ、豆鉄砲を食らったような顔をしていやがる。

榎田爺「お主、何を...?」

京太郎「おぶってやるから下に行くぞ。話は親子で聞く」

優希「おい京太郎、相手はよぼよぼの爺さんだじぇ?!」

榎田爺「......手を滑らせるんじゃないぞ」

京太郎「分かってる」

優希「爺さんはそれで良いのか?!......何がなんだか」ハァ

老爺がよろよろと背中に被さるが、全く持って重量を感じない。
まるでマネキンを背負っているかのようだった。


 【3日目 16:20】 榎田宅 応接間


応接間の扉を開けると、榎田――中年の方――は何とか起き上がろうと身体を捩らせていたが、
こちらに気づくや否や口をふさぐテープ越しに何かを必死に訴え始めた。そりゃあ言いたいことはごまんとあるだろうさ。
ひとまず辺りを片付けた椅子に背中の老人を下ろし、榎田のガムテープを取ろうと手を伸ばした。

京太郎「はいはい、分かってるよ......ほら」ビリッ

榎田「――ってぇええッ!!おい君たち、親父まで連れ出して一体どういう......」

京太郎「見ての通り尋問って奴だ」

榎田「そりゃそうだけども!クソッ、この手足のも取ってくれよ!」

優希「そうは問屋が卸さないじぇ!ともかく落ち着けおっさん」

榎田爺「そうだな......あまり叫ばれると喧しくて敵わんわ」

榎田「ハァ......わかったよ。話は聞くから、せめて椅子くらいには座らせてくれないかな」

殴り合いをしていた頃よりは大分クールダウンしたのか、その口調は少しずつソフトになっていった。
そんな紳士的な態度の男が手足を縛られて椅子に座っている姿は......正直面白い。

榎田「よっこいしょ...ふぅ、ありがとう」

榎田「あー、まだ頭がクラクラするよ......お嬢ちゃん、随分痛い注射をくれたね」

優希「おっさんも私の顔殴ったんだからおあいこだじぇ」

傷だらけでひっくり返った机を戻して部屋の中央に引っ張り、椅子も全て元に位置に。
並んで榎田父子、その対面に優希と俺が座った。随分滑稽な事情聴取だぜ、まったく.........
219 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/02(金) 23:20:20.40 ID:9iTWaL+H0
今日はここで終わりにします。
なんかまこ飯がすごいらしいですね。まだ読めてないけど
あちこち賑わってるし早めに読みたいなぁ

ということで明日は夕方から始めます。
みなさま、今回もお疲れ様でしたー
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 23:23:00.59 ID:JCJMeyHo0
おつおつ
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 01:39:09.78 ID:OSyL7FceO
おつ
探索や交渉がいい感じに成功する様になってきたか?続き楽しみ
そして最初の京久茶番パート好き…放心咲さんもかわいかった
222 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/03(土) 16:50:48.95 ID:/mvcZ0Lw0
これ明らかに交渉(物理)出来ちゃう状況ですけど、判定どうしよう
正直榎田はそこまで肝が座ってないので、ガチで脅されればいくらでも情報吐くと思うんですよね
そんなん考慮しとらんよ...

17時半に開始です
223 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/03(土) 17:39:27.38 ID:/mvcZ0Lw0
始めます
今日は早めに終わる予定


 【3日目 16:20】 榎田宅 応接間

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田(拘束)、榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価


↓2
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 17:43:42.18 ID:NUg6x8AA0
旅館の主人と女将について聞いてみる
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 17:59:33.77 ID:hZW400t3o
聞きたいことは沢山あるが、まずはこの村や四家がはるか昔から四人もの女性を生け贄にする壬申の儀を続けてきたのか?分かってると思うがこっちもある程度調べてある。嘘ついても分かるぞ。嘘だと判断した場合はお前たちには多少痛い目見てもらうぞ
226 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/03(土) 19:22:02.46 ID:/mvcZ0Lw0
いきなり間開いてごめんなさい。再開します

2. 話をする:77/70→失敗


京太郎「さて、尋問開始だな」

榎田「お手柔らかに頼むよ」

京太郎「...やっぱりまず聞きたいのは『壬申の儀』のことだ」

榎田「神楽神社で毎年やってるやつのことかい?」

ダンッ

優希「しらばっくれるんじゃないじぇ!お前らが地下でやってる方のことだ」

優希「一応これでも色々調べてあるんだ。ふざけてると痛い目を――」

榎田「ああ、そこまで知ってるんだ」

京太郎「当たり前だ。毎年四人ずつ、女性を生贄にする儀式......」

京太郎「この村やお前ら四家は、こんなことをいつから続けているんだ?」

榎田「...いや、実は僕もこんなことになるのは初めてだ」

榎田「今まで、こんな血生臭い真似をしたことなんて一度もないよ」

榎田爺「さあて、わしもどうじゃったかな...いかんせん、最近は物も思い出せなくての」

そう語る榎田の顔は、一見如何にも本当そうな迫真さを持っている。正直それが本当なのかどうか判断はつかない。
常に飄々とした老人の方は、相変わらず掴みどころのない口調で言葉を紡いだ。


 【3日目 16:30】 榎田宅 応接間

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田(拘束)、榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価

「話をする」は、同じ話題の場合は+10の補正をします

↓2
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 19:25:16.76 ID:hZW400t3o
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 19:34:55.34 ID:8+mR+LQf0
もう一度同じ内容で尋問しとく
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 19:35:26.52 ID:9TcPBR1so
2 尋問

嘘ついた罰として鍬を榎田の座ってる椅子にフルスイングで突き刺して脅した後に同じ質問をする
230 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/03(土) 20:27:39.93 ID:/mvcZ0Lw0
なんか爺さんの一人称安定しないので、「私」に統一します。脳内補完お願いします

2. 話をする:34/82→成功!


優希「そんなの怪しすぎるじぇ!おいおっさん、本当はどうなんだ!!」グイグイ

榎田「さあね、どう捉えるかは君らの自由――――」

ザクッ

その瞬間、榎田の座る椅子の側面に鋭い金属片が刺さる。引き抜かれた跡は無残にも生地が破れ、ぼろぼろと綿がこぼれ落ちる。
なぜそんなことがって?俺が鍬を思い切り突き刺したからに決まってるさ。

榎田「ひっ...!」

優希「...!」ブルッ

京太郎「おい榎田、真面目に答えないなら次はあんたがこうなる番だぜ」

榎田「そ、そんな安っぽい脅しを...」

京太郎「......安っぽければ、なんなんだ?」

自分でも慣れないことをしていると思うが、なるべく威圧感を与えるようなドスの効いた目線を送る。
だが榎田はそれで十分怯えきってくれたようで、渋々と再度口を開き始めた。

榎田「......嘘じゃないさ」

榎田「話は昔から知ってたよ。でもただの言い伝えだと思ってた」

榎田「実際に今回の事を楸野さんから聞いたのは今年の頭くらいのことだった。流石に耳を疑ったよ......」

榎田「今までに同じことが本当にあったかは僕は知らない。これは本当の話だ」

京太郎「そうか...疑って悪かったな」

京太郎「それよりもだ、爺さん。あんたの証言の方がよっぽど欲しい」

京太郎「以前にも同じことが何度も繰り返されてることは分かってる。ただ、そのスパンが長いだけで...」

京太郎「あんたなら体験したことがあるんじゃないか?」

そう言った俺が見つめる老爺の顔は、変わらず皺だらけで生気が抜けたままだ。
それが一度、大きく息を吸った。そしてそれをゆっくり吐き出すと――――

榎田爺「.........あれは、私がまだ10歳にもならぬ頃だったかな」
231 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/03(土) 20:29:22.89 ID:/mvcZ0Lw0
あの頃は私も――何と言ったか、柊の坊主――あのくらい元気な少年でな、よく村の中を友だちと走り回って遊んでいたよ。
当時から小佐目には、今と同じ場所に旅館が建っとった...今より一回りは小さかったが。
この村へ旅行に来る客といえば大抵は夏場に避暑を求めてくる者ばかりで、それ以外の時期はほとんど人がおらなんだ。
だが、その年の秋はやけに人が多かった。

ある日、道で旅行者たちが私に顔写真を見せてきた...「この子が昨日から行方不明だが知らないか」とな。
私には見覚えが無かったので首を横に振ったが、翌日も私は旅行者に尋ねられた。ただし、今度はまた別の一団だったが。
そうしてその次の日も、更にその次の日も人は消えていった。話によれば、それらは皆若い女性だったということだ。

その後彼らは当然、麓の警察に通報した。だが結局、警察がいくら探しても4人の女は出てこなかったという話だった......


榎田爺「私が親父から『壬申の儀』のことを教わったのは、それからしばらくして高校を出た後だった」

榎田爺「当時の私は恐ろしくて直接聞くことは出来なかった...じゃが、あれはつまりそういう事だったのだろうな」

京太郎「......爺さん、あんた今いくつだ?」

榎田爺「さてな。自分の歳なぞ忘れちまったよ」

榎田「...今年で68だ」

つまり、60年前か。


 【3日目 16:40】 榎田宅 応接間

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田(拘束)、榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価


↓2
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 20:31:20.90 ID:JoFKtkhv0
2 話をする

ほかの旧家とは違って、
どうして好戦的なんです?
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 20:38:36.93 ID:1QzXeRv9o
2 話をする

こさめでんの内容を書き換えてたりするのに未だに生け贄を捧げる本当の儀式をやる理由はなんだ?
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 20:44:28.20 ID:r3ptq9+Lo
7割成功する判定とは思えない成功率
235 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/03(土) 21:19:12.99 ID:/mvcZ0Lw0
2. 話をする:93/72→失敗


優希「そういえば、ずっと疑問に思ってたことがあるじぇ」

京太郎「なんだ?」

優希「神社にあった古い本の内容は、神社でやってた『壬申の儀』そのままだったんだよな?」

京太郎「ああ、そうだな」

優希「ならそもそも人を殺したりなんて、する必要ないはずだじょ」

京太郎「......なるほど、そういうことか」

優希「おっさん、そこのところを話してほしいじぇ」

榎田「............」

優希「おいおい、だんまりは困るじぇ」ヤレヤレ

京太郎(...確かに不思議だな)

神楽神社に安置された古文書、「霎伝」。
あれがこの村における信仰の拠り所の一つであるようだが、ならば実際の「壬申の儀」の内容は何故違うのだろうか。
最も「霎伝」通りの儀式も行われてはいるが、あれはより凄惨な小佐目山でのものから目を逸らすためのカモフラージュだろう。
だがそもそもそのような儀式を行う必要性、その根拠自体がどこにもないのだ。
考えられることはいくつかある。何らかの別の理由で儀式を行っており、「霎伝」はそのデコイか。
あるいは「霎伝」自体は実際に信仰を編纂したものだが、その内容が書き換わっているのか............
236 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/03(土) 21:22:25.28 ID:/mvcZ0Lw0
予告通り今日は早めに終わります。3回しか安価取れてねえ......
尋問失敗しても再挑戦はいくらでもできますが、当然ながらその間も時間が流れていることにはご注意を。

明日はもうちょい早めに始めて遅く終わりたい。つまりもっと進めたい。
というところで、今回もお疲れ様でしたー
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 21:27:54.88 ID:NUg6x8AA0
乙でした
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 21:35:28.81 ID:r3ptq9+L0
乙です
久よびたい
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 03:49:04.25 ID:nMO/axAhO
乙乙
240 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 15:06:06.41 ID:7mtLUmrt0
15時半から開始候
241 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 15:37:33.02 ID:7mtLUmrt0
別のキャラを呼びに戻っても大丈夫ですよー
おっさんはグルグル巻きだし爺さんは立つのもままならないし、よっぽどコンマ事故らなければ成功です。
あるいは心配なら、優希に呼びに行かせて京太郎は見張ってるとか。

ということで始めます
242 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 15:42:43.34 ID:7mtLUmrt0
ただし行動視点は京太郎で進みますし、別行動中に何か予想外のことが起こったとしても
その間の優希の行動は指定できません(下手に独断で手を打つようなことはしないでしょう)。

 【3日目 16:50】 榎田宅 応接間

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田(拘束)、榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価


↓2
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 15:51:22.67 ID:CUJGsqsPO
st
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 16:11:38.01 ID:h1hcqkaAo
とりあえず脅し噛まして質問を繰り返す
245 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 16:55:37.83 ID:7mtLUmrt0
再挑戦補正+10
2. 話をする:01/82→成功!


優希が問い続けるが、榎田は一向に口を割ろうとしない。
そんな一方通行のやり取りがしばらく続いた後、ようやく口を開いたのは父親の方だった。

榎田爺「お主らに儀式の遂行を止められてしまうのを恐れているのだろう」

榎田爺「そうなれば最後、我らは死に絶えるのみだからな」

優希「......どういうことだじぇ?」

榎田爺「『オフラシサマ』の祟りだよ」

その名が出た瞬間、榎田が突如その沈黙を破り罵声を浴びせる。
驚いたことに、これまで落ち着いた口調であった老人も同じように――一瞬だが――声を荒らげたのだ。

榎田「親父ッ!!」

榎田爺「私はどの道あと一年も生きてはおれん!だからこそ、私の腹は決まったよ!」

榎田爺「...ここで何も話さずして村が斯様な厄災に囚われ続けるより、この若者たちが何とかしてくれることを期待する」

榎田「おい親父!それ以上喋るなら、いくらなんでも容赦でき――」キラッ

京太郎「それはあんたの決めることじゃないぜ」

榎田「......チッ」スタッ

京太郎「話の続きだけど、その『オフラシサマ』ってのは霎伝に書いてあった『雨の神』のことか」

榎田爺「ああそうだ。壬申の儀は、オフラシサマと我々の契約と言っても良い」

榎田爺「あれを欠かせばこの村に大雨が降り続け、じきに山も崩れてしまう」

京太郎「どうすれば止められるんだ?」

榎田爺「止められるのならばとっくにやっておるさ」

榎田爺「我々には出来ぬから、こんなことを延々と繰り返しているのだろうよ...」

榎田爺「ただ、本物の霎伝を読めば何か分かるかもしれん」

優希「本物の......神楽神社のは本物じゃないのか?」

榎田爺「あれは後の時代に造られたダミーだ。本物は楸野さんの自宅で安置されていると聞く」

榎田爺「そのどこにあるかまでは分からんがな。私も見たことがないよ」

この二人の立場がなんとなく見えてきた。
榎田は保守的で、自分たちとこの村を守るため何としても儀式を遂行しようとしている。
父親は息子に比べ対照的だ。この老爺は因習を打開したいと思っており、俺たちに幾分協力的のようだ。
246 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 16:56:05.61 ID:7mtLUmrt0
 【3日目 17:00】 榎田宅 応接間

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田(拘束)、榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価


↓2
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 16:58:48.46 ID:h1hcqkaAo
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 17:03:26.32 ID:FDwOTnb2o
2 話をする
二階でちょっと言ってた四家それぞれの役割についてと旅館の人たちの正体について尋ねる
249 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 17:27:54.87 ID:7mtLUmrt0
2. 話をする:32/72


優希「そういえば2階で話してる時に言ってたよな」

 榎田爺「小佐目の四家はそれぞれ役割がある。うちは代々呪術を取り扱う家系でな」

優希「さっきははぐらかされたけど、他の三家はどうなんだじぇ?」

榎田爺「...まあいい。とは言っても、あまり深くは知らんよ」

榎田爺「椿屋は武力を持ち、いざという時にその力を振るう」

榎田爺「柊は外交とでも言うべきか。村の外と接点を持って便宜を図る」

榎田爺「そして楸野は代々四家を...ひいては小佐目村を取りまとめ、率いる」

榎田爺「しかし普段の付き合いこそあれど、役目に関しては楸野を除いて互いに干渉しすぎないのが暗黙の了解でな」

榎田爺「詳細は...具体的に何をしているのかは、殆どわからん」

優希「なるほどなぁ」

京太郎「なら、旅館の主人と女将はどうなんだ?」

昨夜見た「未来」では、主人たちに会った途端俺たちは殺されたのだった。
地下通路が通じていることや麻酔薬が保管されていた事を考えれば、グルなのは明らかである。

榎田爺「実を言うと、壬申の儀で捧げる女は村の者ではいかんのだ」

榎田爺「あの宿は、昔からそのための余所者を呼び込む――生贄を提供する役割を持っておる」

榎田爺「しかし先代には息子がおらんくてな。ただ一人の娘があの女将」

榎田爺「主人は旅館を継ぐために来た入婿らしい。斯様な事、不本意であろうに」

榎田爺「よくもまあ、協力できるものよ......」


 【3日目 17:10】 榎田宅 応接間

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田(拘束)、榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価


↓2
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 17:33:09.39 ID:wYc030pC0
3 いけにえにされそうで怖い。
  何か、いい方法を考えよう
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 17:55:10.45 ID:JQHDgOeYo
地下祭壇を調べたが、皿についた血痕のは最近のものでなかった。今年はまだ儀式をやってないな?合コン儀式をやる日時は決まってるのか?お前たちが襲った旅館の宿泊客の女性二人の生死は?何より残り二人の生け贄をどうするつもりだったのか?を質問する。
清澄の皆を狙うならただじゃおかねえ!
252 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 18:29:45.28 ID:7mtLUmrt0
2. 話をする:45/72→成功!


優希「だけど炭鉱の祭壇を見た時、血痕は最近のものじゃなかった...つまり、今年の儀式はまだってことだじぇ」

優希「爺さん、今年はいつなんだ?居なくなった101号室の二人組は無事なのか?」

優希「それに、残りの二人はどうするんだじぇ――――まさか、私たちから...!!」

榎田爺「毎日夕刻、一人ずつ生贄をオフラシサマへ捧げる準備をする」

榎田爺「それらを殺すのは最後、四人が出揃った後の早朝だ」

榎田爺「だが私は隠居の身ゆえ、最早儀式の準備には関わっておらんのでな」

榎田爺「それを知っているのは......」チラッ

榎田「.........あの二人はまだ死んでないよ。恐らくね」

榎田「最後の問については、その答えはイエスだ。悪いけど君たちのうちもう二人には...」

老人が隣を向くと、榎田はそうボソリと漏らした。これ以上の情報――どこにいるのか――を喋るつもりはないということか?
それに、端から清澄を狙う予定だったのか...もしみんなに本当に何かあればタダではおけない。
とにかく、最初の二人がまだ殺されていないのは朗報だった。その二人を保護して、何とかしてこの村を脱出すればいい。
しかし、本当にそれでいいのだろうか――――


 【3日目 17:20】 榎田宅 応接間

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :榎田(拘束)、榎田爺
武器 :備中鍬(戦闘時、判定値+10・与ダメージ+1)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・榎田宅を出る
・邸内場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(優希)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価


↓2
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 18:38:48.09 ID:h1hcqkaAo
こういうの聞いたら全員で行動したいが無理かな?
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 18:44:43.64 ID:dbLKEWvio
1 二人揃って旅館の皆の所に戻る
その際榎田親子は今より厳重に拘束して声を出せないように封じる
255 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 18:50:04.16 ID:7mtLUmrt0
実は元々【3日目】の時点でここまで来ると想定してなかったんですが
この情報得ちゃったらそうなりますよね......

ということで複数人行動解禁です。但し、判定は京太郎と対象ステが最も高い一人で行います
例:
清澄勢が全員いる際に【行動】で取る場合
 →京太郎とまこで判定


それからちょっくら判定
(【探索(和)】+【探索(咲)】× 0.5)× 4 = 34

↓2
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 18:51:15.16 ID:wYc030pC0
はあっ
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 18:54:10.99 ID:pBCvKBTa0
258 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 19:10:46.93 ID:7mtLUmrt0
99/34→失敗

うーんこの...それから、いくつか判定をば。

・備中鍬は相当目立ちますが持っていきますか?

1. 持っていく

2. 榎田宅に置いていく


・軽トラ(乗車定員2人)はどうしますか?

1. 乗っていく
別途判定(次レス参照)

2. 乗らない


↓2 備中鍬
↓3 軽トラ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 19:11:41.79 ID:wYc030pC0
260 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 19:12:05.78 ID:7mtLUmrt0
<自動車の運転について>
京太郎らは自動車を運転することができませんが、以下の判定に成功することでスキル【自動車運転】を取得できます。

・運転練習(20分)
【行動】× 4 の判定に成功することで、そのキャラは【自動車運転】を取得する。
当然ながら目の前に動く自動車がなければならないし、一台の自動車につき一人ずつしか練習できない。
「染谷まこ」は、この判定に1.5倍の補正がかかる。

このスキルを持ったキャラは自動車を運転できます。
自動車を使うことで村内の移動による時間消費は0分になります。
261 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 19:12:44.76 ID:7mtLUmrt0
あー...こっから以下でお願いします。すみません。

↓2 備中鍬
↓3 軽トラ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 19:13:26.27 ID:wYc030pC0
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 19:15:18.53 ID:h1hcqkaAo
2
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 19:15:30.78 ID:ek/w2oV3o
2
265 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 19:41:52.36 ID:7mtLUmrt0
1. 旅館へ


京太郎「俺たちは一旦みんなの所へ戻る...頼むから大人しくしていてくれよ」

榎田「ま、待ってくれ...!すぐ戻ってくるのか?」

京太郎「それはまだ分からないけど...相談次第かな」

榎田「ならせめて水と飯だけでも!あと...」

京太郎「あと?」

榎田「べ、便所に......」

優希「......まあ、尊厳は大事だじぇ」

仕方ないので台所に水を取りに行くと、冷蔵庫には適当なツマミがいくつか入っていた......これでも食わせとくか。
そういった面倒を見た後、先程より厳重に――流石に爺さんは布団に寝かせたが、一応動けないように――拘束し直した。

 備中鍬を置いていった



 【3日目 17:30】 旅館・本館 1階 玄関


優希「......誰も居ないのか?」

いつも帳場で出迎えてくれる主人の姿は見えなかったことは、ある意味俺をホッとさせた。
今まではあくまで疑惑であった主人と女将だが、最早その確たる証言を得てしまった。
その上、俺は榎田の家でついに正面切って反抗の意志を示したのだ。まだ外に漏れてはいないとはいえ表を取り繕って接するのは歯がゆい。
他方、だからといって急に敵対するのも不自然だ......要は、対応に困るところだった。
266 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 19:45:24.50 ID:7mtLUmrt0
ガチャ

咲「あ、おかえりなさい......ってどうしたの!?」

咲「二人ともボロボロだよ!」

京太郎「ああ、それについてもこれから詳しく...って、あれ?」

俺と優希が部屋に入って認めた人影は三つ。つまり咲、和、そして染谷先輩だ。
長らくこの面子で過ごしてきた俺にとって、竹井先輩のみが居ないことは脊髄反射的に理解された。

優希「竹井先輩は出かけてるのか?」

和「3時頃に部屋を出ていってから、姿を見てませんが......もうかれこれ2時間半くらいになりますね」

まこ「まあ、あいつのことじゃ。こんな時間だし、早風呂か何かで油売っとるんじゃろうて」


 【3日目 17:30】 旅館・本館 2階 203号室

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>97
ステ :>>4
周囲 :
人  :咲、和、まこ
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 19:47:55.94 ID:h1hcqkaAo
3 経緯の説明を手早く行い、ヒッサを探す
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 19:48:59.96 ID:wYc030pC0
3 夕食まではここで休養
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 19:56:07.94 ID:gI7epm4io
そんなのんびりしてて大丈夫か?
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 20:04:07.00 ID:h1hcqkaA0
ヒッサの命は儀式の説明的に無事なのは確定だけど、榎田が敵に解放されるとマズい
271 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 20:35:57.62 ID:7mtLUmrt0
まこ「そんで、何があったんじゃ?」

京太郎「いやあ、大変な3時間でしたよ。何から話そう――――」フラッ

まこ「おい、京太郎!」

咲「京ちゃんっ!!」

刹那、意識が停止しそうになるが、視界がホワイトアウトする寸前で何とか踏みとどまる。流石にそろそろ限界か。
壁に頭をぶつけずに済んだ所で割り込んできたのは、俺の腰ほどの小さな身体だった。

優希「はいはい、この通り京太郎はお疲れだから寝かせてやるじょ」

京太郎「ああ......悪い、説明できなくて」

優希「私が代わりに話しておくから大丈夫だじぇ!」

和「本当に何があったんでしょうか...?」

思えば昨日の早朝、バカ騒ぎ後の眠りから醒めて以来――榎田宅での数分を除けば――不眠不休だな......
予備の布団を敷いてもらい横になると、瞼が完全に閉じるのは時間の問題だった。

優希「夕飯前に起こせばいいか?」

京太郎「ああ、助かる......」

優希「......京太郎」ニカッ

優希「あの時、守ってくれて――――」


〜〜〜〜〜


「――ろ!起きろ!起きろ起きろ!!」

京太郎「.........ぅん...?」

頭上からの煩い催促、そして腹部の痛みにようやく瞼が開いた。
何となく数時間前に見た覚えのあるシチュエーションだが、眼前には優希の顔があった。
その頬や額には、湿布やガーゼがいくらか貼ってある――――あれ、気がつくと俺の顔にも...誰かが手当してくれたのか。

京太郎「...って痛え!降りろてめぇ!」

優希「起きない犬が悪い!!」

優希は仰向けで寝る俺の腹に跨り、ピョンピョン飛び跳ねたり胸を叩いたりしてくる。
その向こうに見えるのは、呆れた顔の咲たちだ。

咲「あ、京ちゃん...起きた?」

和「ゆーきから話は聞きました......大変でしたね」

まこ「優希を守りきったのは偉かったな、京太郎」

優希「全然守れてないじぇ!実際私は顔まで殴られたしな!」

京太郎「文句言うなよな......それで、竹井先輩は?」

染谷先輩に視線を送るが、首を横に振る。他のみんなも同じような反応だ。
俺の問いにより一気に室内が静まり返ったところで、不意に扉を開ける音が――――


主人「――――お食事をお持ちしました」
272 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 20:36:34.35 ID:7mtLUmrt0
 【3日目 19:00】 旅館・本館 2階 203号室

どうする?
同行者:
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :咲、和、優希、まこ、主人
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(まこ)】× 0.5)× 8 = 72

3. 自由安価

4. 普通に食事を食べ始める


↓2
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 20:46:33.65 ID:PBA8OUB6o
どう考えても食べたら不味いよなぁ
3 配膳後、帰る為に背を向けた所を攻撃
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 20:48:21.60 ID:ka8riuS7o

今なら人数も多いしね
275 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 21:01:23.38 ID:7mtLUmrt0
なんか住人が脳筋派な件について

ということで戦闘していきますが、毎度描写していくとダレるので
まず判定だけしていって、決着が付いてから文章書いていこうかと思います


【体力】初回は不意打ち補正ありで

50 + (【まこ】+(【京太郎】+【咲】+【和】+【優希】)× 0.5 - 【主人】)× 8 + 20 = 110

ということで自動成功です


一応急所判定(01〜10)

↓1
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 21:11:43.43 ID:VKnTOsx6o
277 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 21:14:27.44 ID:7mtLUmrt0
 【3日目 19:00】 旅館・本館 2階 廊下 203号室前

主人は平和的交渉を提案している

どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>200
ステ :>>4
周囲 :
人  :主人(敵)
武器 :なし
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)


1. 移動する
・203号室へ入る

2. 行動する
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・麻酔薬を移す(一人指定。指定された方は次回も行動不可)
・提案を飲む

3. 戦う
・主人(【体力】:6 - 1 = 5)
50 + (【まこ】+(【京太郎】+【咲】+【和】+【優希】)× 0.5 - 【主人】)× 8 = 98

4. 自由安価


↓2
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 21:29:11.24 ID:VKnTOsx6o
これは平和的交渉の内容が分からんと判断しようがない
交渉の内容はともかく場所は203号室の中で手をガムテープで拘束させてもらったあとでという条件を受け入れるなら話をしてみるのもいいけど
279 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 21:32:27.34 ID:7mtLUmrt0
(【交渉(京太郎)】+【交渉(和)】× 0.5)× 8 = 72
で成功なら主人はその条件を受け入れるということにしましょう
安価は↓1
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 21:33:35.42 ID:eZ1wkQ3vo
>>278
失敗したら攻撃で
281 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 22:20:10.88 ID:7mtLUmrt0
そういえばガムテを持ち物に入れるのを忘れていた

2. 提案を飲む:42/72→成功!


京太郎「あっ......ありがとうございます」

京太郎(みんな、やるぞ)チラッ

優希(...こいつ)

咲(どういうこと?)ハテ

優希(いいかみんな、主人が出ていく所で――)

俺が応対をしている間に目配せの意図を汲んだ優希が密かに口裏を合わせる。
主人は予想外にも至って普通の態度で配膳をした後、料理の説明を続けて......


主人「では、後ほどお下げしに参りますので...」クルッ スタスタ

京太郎(今だ!)ガシッ

主人「...ッ!」

腕を掴み関節を極めようとするが、咄嗟に上手く避けられる...だが、その頃にはもう遅かった。

まこ「フンッ!!」ドガァ

優希「観念しろー!」グワッ

咲「か、かくごー!」

和「え、えぇぇ......」ガシッ

総勢五人の手の各々がその身体を捕まえようと、あるいは殴ろうと主人へ伸びる。
この狭い空間に人が入り乱れて...ああもう、滅茶苦茶だ!

主人「ちょっと...痛ッ!な、何をするんですか...!」サッ

京太郎「ま、待て!!」ダッ

その時、好機と見たのか身体を躱して扉へ駆ける主人。その手が素早くドアノブを回し、一目散へ廊下へ逃げていった。
俺たちはそれを、同じく靴も履かずに追いかけた。


 【3日目 19:00】 旅館・本館 2階 廊下 203号室前


部屋では思わぬ身のこなしを見せられたが、広い直線の廊下となれば話は別だ。
白髪混じりのその身体が高校生を置き去りに出来るわけがなく、程なくして俺の手は主人のシャツを掴んだ。


主人「わ、分かった!分かったから手を離してください!!」バタバタ

京太郎「あんたが暴れないってなら聞くぜ!」ガシッ

主人「勿論です!あなたがそうやってやるから...!!!」

京太郎「...はぁ、はいよ」バッ

主人「はぁ、はぁ、はぁ...はああぁぁ.........いきなり何するんですか!!」

京太郎「こっちこそ聞きたいぜ。竹井先輩をどこにやった!?」

主人「なるほど、やはりそうですか......少し話しましょうか」

京太郎「当たり前だ。でもその前に...悪いけどその手、縛らせてもらうぜ」

主人「......良いでしょう」
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