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【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その2【ADV】

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1 : ◆copBIXhjP6 [sage saga]:2020/09/26(土) 18:58:49.28 ID:/nTb7MJf0
・京太郎SSです。苦手な方はブラウザバック推奨

・安価が中心です。是非ご参加ください

・CP要素は少なくともエンディングまでありません

・TRPG風要素あります......?

・初スレにつき、至らぬ点もあるかと思いますがよろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1601114329
2 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/09/26(土) 19:04:23.54 ID:/nTb7MJf0
<基本システム>

・主人公は京太郎。通常一人までの同行者を連れることができる。

・各キャラは6種類のステータスを持つ(0〜9):
【探索】【行動】【交渉】【知識】【オカルト】【体力】

・判定はその分野のステータスを元に行う。同行者とのステータスの合算
(【ステ(高)】+【ステ(低)】× 0.5)× 8 が基本的な成否判定値。
コンマ≦判定値なら判定成功。判定値<コンマなら失敗。
一度失敗した判定では判定値に+10のリベンジ補正がかかる(一段階まで)。
当然状況によって判定値に補正がかかることがある。

<安価とりかた>

   【日付 時刻】 場所

  どうする?
  同行者:同行者
  持ち物:持ち物一覧への安価
  ステ :ステータス一覧への安価
  周囲 :周囲にある施設等
  人  :周囲にいる人(自分と同行者除く)
  デバフ:キャラ→現在かかっているデバフ

  1. 移動する
  ・場所指定

  2. さぐる
  ・内容指定(成功再判定)
  ・辺りを見渡す

  3. 自由安価


  ↓◯

1. 移動:
別の場所に移動する。行ったことのない場所や行きづらい場所への移動は【行動】で判定

2. さぐる:
各種、その場でできる行動(場所を変えるものは1. 移動との複合扱い)
→辺りを見渡す
 隠れているものに気づく。【探索】で判定。失敗したら連続判定不可。

3. 自由安価:
適切と思われる判定を再コンマする。

・安価指定の内容について
一度に指定できる内容は「2つまで」。
何を持って1つとするかは定義が難しいので解釈にお任せするが、おおよそ
「『1. 移動する』や『2. さぐる』を組み合わせて実行するとしたらどうなるか?」
というのを基準にお考えを。
無効な内容は安価下。

・連取ルール
 ・選択安価は連取不可
 ・コンマは連取可
 ・人が少ない(安価先が直下)時は安価後15分書き込みなければ選択も連取可
 ・連取不可の安価で取られた場合安価下
3 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/09/26(土) 19:05:21.92 ID:/nTb7MJf0
<時間>
10分単位で管理。行動によって消費時間が違う。
例)
 辺りを見渡す→0分
 会話→10分
 〇〇を探す→20分


<夜間の外出>
18:00〜06:00は「夜間」となる。

・バッドイベント
神楽山や小佐目山など、村の舗装路が通っている場所以外で高コンマを出すと発生。
「懐中電灯」所持キャラ及び同行者一名までは判定を軽減できる。
以下判定表(カッコ内は懐中電灯)
91-94(96-97):ちょっとこける。場所によってはヤバいかも。
95-98(98-99):脚をくじく。旅館等で手当するまで【行動】【体力】に-1。
99-00(00)  :??

・判定の下方補正
明かりのない所では【探索】【行動】-10。
「懐中電灯」があれば-5に抑えることができる。


<食事>
旅館で食べることができる。夕食は女子部屋(203号室)でそれ以外は食堂。
遅れると怒られたりおかずを取られたりする。間に合わないと食べられない。
 朝食:08:00〜09:00
 昼食:12:00〜13:00
 夕食:19:00〜20:00

必ずしも食べなければならないわけではないが、抜きすぎるとデバフがつく。
食事をすればデバフは解除される。
2食抜く  :【体力】-1
3食以上抜く:【体力】-2
「◯食抜く」は食事の時間が終了した時点で判断される。


<睡眠>
京太郎の部屋(307号室)ではいつでも寝ることができる。安価時いつ起きるか指定。
特に指定がなければ夕食後に寝ると07:00に起床、それ以外は次の食事の前に誰かに起こされる。
過去24時間で寝た時間が3時間未満だと【探索】【体力】に-1のデバフ。


<炭鉱迷宮>
小佐目山にある廃炭鉱の入り組んだ坑道。5階層に分かれている。

・階層を進む/戻る際には
(【行動(高)】+【行動(低)】× 0.5)× 4
の判定が発生。失敗すればその階層に留まる(20分は消費)。
ただし入山直後は入口付近にいるためすぐに引き返せる。
「天岩戸」を通ってきた直後の第5階層でも同様。
あるいは、(40分×階層数)の時間を使い「確実に戻る」ことも可能。

・「夜間」判定について
基本明かりはなく、「夜間」の判定が常に適用される(懐中電灯も同じ扱い)。


<天岩戸>
炭鉱迷宮第5階層と祭壇を繋ぐ通路。
大きな岩の扉で塞がれており、どちらからでも開閉できる。
開閉の際には以下の通り【体力】で判定(安価時に通った後閉めていくか表記)。

開閉が生じる場合(10分)
→・開けて閉じる場合
  対象コンマで開ける。成功していたら直下で閉める
→・開けるだけor閉めるだけ
  対象コンマで開けるor閉める

開閉が生じない場合(0分)
→そのまま
4 : ◆copBIXhjP6 [sage saga]:2020/09/26(土) 19:06:07.47 ID:/nTb7MJf0
ステータス一覧:清澄高校

須賀京太郎

【探索】:5
【行動】:6
【交渉】:7
【知識】:7
【オカルト】:3
【体力】:4


宮永咲

【探索】:5
【行動】:3
【交渉】:3
【知識】:7
【オカルト】:8
【体力】:3


原村和

【探索】:6
【行動】:6
【交渉】:4
【知識】:8
【オカルト】:1
【体力】:4


片岡優希

【探索】:8
【行動】:4
【交渉】:4
【知識】:2
【オカルト】:7
【体力】:2


染谷まこ

【探索】:4
【行動】:8
【交渉】:4
【知識】:5
【オカルト】:4
【体力】:5


竹井久

【探索】:3
【行動】:3
【交渉】:8
【知識】:5
【オカルト】:6
【体力】:4
5 : ◆copBIXhjP6 [sage saga]:2020/09/26(土) 19:07:46.56 ID:/nTb7MJf0
持ち物


・携帯電話
俺のケータイ。高画素の背面カメラが自慢の機種だ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。流石にもう迷わない。
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の泊まっている部屋にあった懐中電灯だが、もはや私物化してしまっている。
結構酷使しているが電池は絶対大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図(手書き)。榎田宅の位置が分かっていない。
http://imgur.com/a/XtEPVnC

・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。充電ケーブルがあれば動きそうだ。

・曲げたヘアピン
優希から貰ったヘアピンを曲げたもの。
相当頑張れば、補正なしの【探索】でピッキングできるかもしれない。

・小さな鍵
小佐目山の炭鉱入り口で拾った、旅館事務所の金庫の鍵だ。

・古い新聞
とても古そうに見える英字新聞。1932年に発行されたアメリカの記事だった。

・茶色いビン
(RS)-2-(2-Chlorophenyl)-2-(methylamino)cyclohexanone
通称「ケタミン」。ヤバい麻酔薬らしい。

・黒い小箱
ティッシュ箱くらいの黒い箱。中にはそれぞれ空の注射器と小瓶が入っている。
6 : ◆copBIXhjP6 [sage saga]:2020/09/26(土) 19:08:39.60 ID:/nTb7MJf0
テンプレは以上
何か漏れがあればご指摘お願いします
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 19:21:34.11 ID:OQ7+Cd9jo
たておつです
8 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/26(土) 19:24:59.50 ID:/nTb7MJf0
一応【5日目】の朝くらいまでには終わるはずなので、多分このスレに収まるかな...
テンプレに入れるの忘れてましたが前スレです

【咲安価】京太郎「清澄の探索者」【ADV】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1598802109/


諸事情で一旦中断
一時間後くらいに再開します
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 19:38:07.76 ID:M4TpdxhB0
たておつ
10 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/26(土) 20:43:30.27 ID:/nTb7MJf0
ちょっと過ぎちゃった
再開しまする
11 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/26(土) 20:45:21.86 ID:/nTb7MJf0
前スレ>>988から

・片付け:06/64→成功!
・逃げる:42/64→成功!


掛けられる時間は殆ど残されていなかった。部屋を出るのに5秒、316号室に入るのに3秒と考えれば片付けに使えるのは15秒とないだろう。
しかし実際のところ、その15秒は俺たちにとって十分だった。
右手に握られた学生証を引き抜く前と同じカバンの同じポケットに同じ向きで差し込み、同じくらいまでファスナーを閉める。
ずらしたボストンバッグやテーブルを元の場所に戻せば、ほら完璧。

京太郎「おっと、これは持っていくか」

優希「京太郎、早く出ろ!」

3センチ大のエトペンを掴んだことを確認すると、ドア前で待つ優希の元へ即座に走った。


 【3日目 14:00】 旅館・別館 3階 316号室


バタン

優希「ふぅ...ギリギリだったじぇ」

京太郎「最後駆け込むところを見られてなければいいけどな」

俺が316号室に駆け込んだのは、男の頭頂部が階段から覗いたのとほぼ同時点だったように思える。
もし気づいていればここに乗り込んでくるかもしれない......


「いやー、食いすぎちまったぜ」

「僕も...カレーだからしょうがないよね。というか、山下くん案外少食だったね」

「実は俺、辛いもの苦手なんだよ」

「見た目との不一致が凄いな」「ギャップ萌えが好きな人にはウケるかもよ?」

「お前ら失礼だな!」


しかしその心配の必要もなく、彼らは隣室へ入っていった。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 20:45:33.16 ID:dnx/W16z0
待ってました
13 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/26(土) 20:46:45.43 ID:/nTb7MJf0
優希「......行ったな。一安心だじぇ」

京太郎「あとは連中が適当で、鍵がないことに気付かないのを祈るぜ」

優希「また鍵か?流石にそれはそのうち気付くに決まってるじょ」

優希「やっちゃったことは仕方ないし、それまでに調べておかないとな」


 【3日目 14:00】 旅館・別館 3階 316号室

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 20:55:58.13 ID:2QcW3oXOo
大学生の車のところへ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 21:01:12.40 ID:dnx/W16z0
16 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/26(土) 21:27:46.03 ID:/nTb7MJf0
1. 大学生の車のところへ

 【3日目 14:10】 小佐目村 旅館前 駐車場


京太郎「今日は日差しが強いな...」パタパタ

優希「上着が無くても全然大丈夫だじぇ」

腕時計を見ると時刻は午後2時過ぎ。一日のうちで最も気温が高くなる時間帯だ。
昨日の今頃は十分涼しかったのだが、今は腕を捲くらなければ少々暑く感じるほどだった。

優希「おぉ...京太郎、この辺いい眺めだな!」

京太郎「そうだな」

三方を山々に囲まれた小佐目村だが、南方は比較的視界が開けている。
よく晴れた日であれば広い森林の向こうに街も見えるだろう...今日が丁度そうであるように。
夏の東京に比べれば当然疎らではあるが、それなりに建物の生えた小都市が遥か彼方に見える。
もしこのような状況でなければ、俺たちも明日の昼前にはあのどこかに居た筈だった。
そう考えれば、いつ帰れるかも分からない清澄の地への望郷の念も膨らむというものだ。

優希「まだ3日目なのに、なーにしみったれたこと言ってるんだじぇ」

京太郎「はは、ちょっと詩人ぶってみただけだ...それより、今はこれだよな」

目の前にはいかにも眩しく太陽光を反射する、銀色のミニバンが鎮座していた。
キーホルダーがついた鍵の小さなボタンを押す。ヘッドライトの点滅と共に、鍵の開く音がした。
17 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/26(土) 21:28:59.13 ID:/nTb7MJf0
あーもう、今日は何やねん!再開とか言っておきながら結局一回しか進められてませんが、
また呼ばれてしまったので今日はここまでです。本当に申し訳ない...

今まで眺めるだけだった埋めや1000を自スレで見れる日が来るなんて...と初体験に感動してます。
赤面ヒッサ、書けたら投下しますので気長にお待ちください。

明日も夕方くらいに来たい。でも来れないかも?最低でもやるかどうかは連絡に来ます。
まだ早いですが、今日もお疲れ様でしたー
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 21:35:11.11 ID:2QcW3oXOo
乙です
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 01:49:09.94 ID:1zrf5EKb0
2スレ目おつ
細かい描写の雰囲気が好き
20 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 16:20:01.93 ID:TEm/A0tR0
17時から始めます
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 16:22:25.70 ID:YnARX6qao
りょ
22 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 17:06:51.57 ID:TEm/A0tR0
(コンマ成功すれば)今日出てくる情報ですが、自分全然詳しくなくて
調べてもよく分からなかったのでだいぶ怪しいです。事実と違ってたらごめんね。

かいしー
23 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 17:09:13.57 ID:TEm/A0tR0
優希「さーて、隅から隅まで調べ尽くしてやるじぇ〜」ワキワキ

京太郎「セクハラ親父みたいなこと言ってんじゃねぇよ」


 【3日目 14:10】 小佐目村 旅館前 駐車場

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・ 車内を調べる(20分)
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・内容指定(成功再判定)

3. 自由安価


↓2
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:11:51.89 ID:YnARX6qao
見渡す
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:16:33.00 ID:UnGu2dqLo
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:18:11.28 ID:G/XewfwIo
これはどっちだ?
27 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 17:32:58.98 ID:TEm/A0tR0
00は100扱い(前スレ>>105)ということになってます。テンプレに入れときゃよかった。

2. 辺りを見渡す:100/80→失敗


優希「...!きょ、京太郎...」

京太郎「早速何か見つけたのか?!」

急に地面に座り込む優希。やっぱりこいつ、探偵が天職なんじゃないだろうか。
期待に胸を膨らませて次の言葉を待った。

優希「こんなところを蟻の行列が通ってるじぇ!」

京太郎「...紛らわしいことを言うな」ゴリゴリゴリゴリ

優希「ぎゃああああああ!!!」


 【3日目 14:10】 小佐目村 旅館前 駐車場

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・ 車内を調べる(20分)
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:38:05.41 ID:cdyxaxUX0
車内を調べる
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:42:36.64 ID:wCj3MQNJo
2 車内を調べる
30 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 18:08:32.96 ID:TEm/A0tR0
2. 車内を調べる:64/80→成功!


優希「......特に何もないな」

座席部分をくまなく探すが、見つかるものと言えば空のペットボトルや包装紙といったゴミばかりだ。
会話からも当然分かることでもあるのだが、車内然り部屋然り、全然掃除をしていないあたり気の知れた男友達の集まりなのだろう。
ウチは女所帯だし、綺麗にしておかないと色々うるさくて敵わないから......少し羨ましい気もした。

それは置いておくにしても、落胆の色を見せる優希と対照的に俺は余裕だった。
昨日の夕方に咲と柊宅からここへ帰ってきた時、彼らはバックドアを開けて何らかの作業をしていた。
本命は座席ではなくトランクルームだ。


京太郎「これは...なんだ?」

さて、そのトランクルームには何段にも重なったプラスチック製のコンテナがあった。
洗車用品や工具類に混じって置いてあったその中には、317号室で見つけたポッドが所狭しと並べられていた。

優希「綺麗な花だじょ...」

その一つ一つに植えられていたのは、背丈10センチくらいの植物だった。先端には2センチほどの小さな花をちょこんと咲かせている。
その紫がかった白色の花弁は、言葉にできない美しさを持っていた。


(【知識(京太郎)】+【知識(優希)】× 0.5)× 8 = 64

↓2
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 18:13:33.09 ID:wCj3MQNJo
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 18:13:54.95 ID:hhMqBZyVo
それ
33 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 18:20:58.07 ID:TEm/A0tR0
95/64→失敗
やっぱりおバカコンビには無理だったか...


京太郎「優希、この花の名前分かるか?」

優希「フッフッフ...愚問だな京太郎!」

優希「もちろん知ってるわけないじぇ」

京太郎「俺も、お前がどうせ知らないだろうということだけは知ってたぜ」


 【3日目 14:30】 小佐目村 旅館前 駐車場

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 18:22:26.08 ID:cdyxaxUX0
3 榎田邸はどの辺なのか調査する
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 18:23:16.94 ID:ks6riLXDo
3 花の写真とる
36 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 18:31:41.38 ID:TEm/A0tR0
3. 花の写真を撮る


京太郎「仕方ない、また写真撮っておくか」

優希「何でもかんでも分からないことはのどちゃん頼りで...」

優希「情けなくないのか、犬!!」

京太郎「情けないに決まってるだろーが!」グスッ

情けない、情けないが仕方ないのだ。
大体和の知識量は普通の高校生のそれとは段違いだ。俺もあれくらい博識になりてぇよ...
そんな荒んだ心の声とは裏腹に、可憐な花は画面越しでも美しさを保ったままであった。


 【3日目 14:30】 小佐目村 旅館前 駐車場

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 18:33:46.61 ID:jlWLwpmP0
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 18:35:40.21 ID:cdyxaxUX0
1 旅館の裏庭(もしあれば)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 18:38:25.78 ID:wCj3MQNJo
中庭の事を言ってるのか?旅館の地図にある名称使った方がいいぞ
40 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 18:38:54.35 ID:TEm/A0tR0
裏庭か...中庭ならありますが裏庭はないですね。

再安価↓1
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 18:50:15.57 ID:wCj3MQNJo
車の鍵を閉めて和の所へ
42 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 19:15:17.39 ID:TEm/A0tR0
3. 車の鍵を閉めて和のところへ


 【3日目 14:30】 旅館・本館 2階 203号室


京太郎「和いるかー?」

和「はい、居ますよ」

彼女は昼食後と変わらず、累々と積まれた課題を切り崩していた。その高さは少し低くなっている。

京太郎「もうそんなに進んだのか...何やってんだ?」

和「現代文の単語をまとめていました。今週末小テストですから」

京太郎「...優希、知ってたか?」

優希「私はのどちゃんに言われてたから知ってたじぇ」

京太郎「......咲は知らなかったよな?」

部屋の隅に座り、本を読みふけっている咲に話を振った。
文庫本から上げられたその顔には「キョトン」という擬態語がぴったりだ。

咲「えっ、そんなのあったっけ...でも私は多分大丈夫かな」

京太郎「この裏切り者がぁ!!」ウガー!

咲「そ、そんなこと言われても困るよー!」

侮っていた...!文学少女は伊達じゃない。

和「須賀君、そんなことはどうでもいいので早く見せてください」

京太郎「どうでっ......って、なんで分かったんだ?」

和「須賀君が私を頼ってくるのは何かを見て欲しい時ですから」

優希「ほらほら、言われてるじぇ?」プププ

京太郎「ぐぬぬ...」


(【知識(和)】+【知識(咲)】× 0.5)× 8 = 92

↓2
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 19:16:10.27 ID:cdyxaxUX0
おりゃ
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 19:16:18.21 ID:wCj3MQNJo
45 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 19:39:01.41 ID:TEm/A0tR0
21/91→成功!


和「この花は...」

和「......ごめんなさい、わかりません」

京太郎「いや、いいんだ。そりゃあ和も知らないことくらいあるよな」

そうは言いつつも、内心俺は落胆していた。和に聞いて分からなければどうすれば――

咲「あ、私この花知ってるよ」

――いつの間にか咲は俺の肩に寄りかかり、携帯の画面を覗き込んでいた。

咲「ほら、中学生の頃登山に行ったでしょ?あの時一緒に見た花に似てないかな」

京太郎「...?」

2年前に学校で登った時の話か...そう言われ必死に記憶を辿る。
......ダメだ、全く思い出せない。

咲「...」ムスッ

咲「...まあいいけど。名前は確か『キタダケソウ』だったよ」

咲「でも色は紫が入ってなくて、もっと白かったような...」

京太郎「そうなのか。でもなんであんなに山積みになってたんだ?」

咲「山積みって?」

優希「大学生の車のトランクにカゴがあって、その中に沢山入ってたんだじぇ」

咲「へぇ...なんでだろう」

和「...!」コホン

和「その人たちは、きっと転売目的なのではないでしょうか」

京太郎「転売?」

和「見たことはありませんでしたが、名前だけは聞いたことがあります」

和「確か『キタダケソウ』は盗掘のせいで個体数が減り、絶滅危惧種に指定されていたはずです」

和「きっとその花も『キタダケソウ』の近縁種で貴重なものなのでしょう」

優希「すごいじぇ!やっぱりのどちゃんは頼りになるな!」

京太郎「ああ、流石和としか言いようがないぜ...」

和「...//」テレッ

あ、照れてる和かわいい。
46 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 19:46:42.94 ID:TEm/A0tR0
京太郎「ありがとう和、また頼んだぜ」

和「お任せください」フンス

情報と眼福の二つの意味を合わせた感謝だったのだが、まあ知る由もないだろう。
そう考えていると、咲が不満そうな顔で腕を小突いてきた。

咲「ちょっと京ちゃん、私も花の名前教えてあげたからね!」

京太郎「おっとそうだった...ありがとうな、咲」ナデナデ

咲「ま、まあこのくらいは当然だよ」ニヤニヤ

優希「咲ちゃん、顔」


 【3日目 14:40】 旅館・本館 2階 203号室

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :
人  :咲、和
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 19:49:04.26 ID:cdyxaxUX0
咲・和を同行させて旅館を出る
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 19:55:10.13 ID:2CeR0s7Oo
車の鍵を処分したいからヒッサといっしょに大学生の部屋の近くまで
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 20:18:15.72 ID:u67t7Ffy0
ヒッサもいるし、落とし物拾いました的な言い訳で大丈夫かな
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 20:22:43.69 ID:YZT0VX/5o
部屋の近くに落としとけばいいんじゃね
51 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 20:28:02.76 ID:TEm/A0tR0
ちょっと席外してました

大学生たちが鍵がないことに気づいていたか判定
100−(【探索(北村)】+【探索(山下)】× 0.5)× 8 = 40

↓1
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 20:29:55.46 ID:wCj3MQNJo
53 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 20:37:17.50 ID:TEm/A0tR0
続いて判定!
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 36

↓1
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 20:38:50.49 ID:cdyxaxUX0
うりゃ
55 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 20:56:07.35 ID:TEm/A0tR0
・大学生:46/40→失敗
・???:49/36→失敗

1. 久と鍵の処分に317号室へ


京太郎「あれ、そういえば竹井先輩はいないんだな」キョロキョロ

和「そういえば昼過ぎに須賀君と出ていってから帰ってきてないですね」

咲「あ、先輩ならあの後――」


〜〜〜〜〜

 【3日目 14:40】 旅館・連絡通路 2階


久「良い所で邪魔しないでよ...」プスー

京太郎「まあ結構面白いですけどね、17歩」

久「あと一勝でまこに勝ち越せたのにー!」

そう嘆く竹井先輩と別館へ渡る。空調の効いている本館、別館のどちらでもない連絡通路のカーペットが
窓から差し込む日光で暖められ、通路に入った瞬間むわっとした熱気を肌に感じた。

久「やっぱり今日ってちょっと暑いわねぇ」パタパタ

京太郎「そうですね...さっき優希と外に出ましたけど、動くと汗ばむくらいでした」

久「今度は優希に浮気?私というものがありながら...およよ......」

京太郎「その話もう終わりましたよね!?」

久「あら、気に入らなかった?きょうたろ――――」ドシン

通路を渡りきろうとした途端、竹井先輩の眼前に突如壁が現れ――出会い頭に人とぶつかった。
バランスを崩した先輩も相手も地面に倒れ伏し、すぐによろよろと立ち上がる。

??「おっとっと...すみません、よく見てなくて」

久「こちらこそ......あっ」

京太郎「あー......」

目の前にいたのは、学生証で見たあの3人組だった。
56 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 20:56:46.13 ID:TEm/A0tR0
山下「すまんなお嬢さん。ったく、ちゃんと前見てろよ」

向坂「やっぱ北村はドンクセーよな!」

北村「そんなに言うことないだろ...あ、そうだ」

北村「すみません、この辺で車の鍵見ませんでしたか?」

北村「エトペンっていうペンギンみたいなキーホルダーが付いてるんですけど」

まさかこれから秘密裏に戻しにいこうとしていたもの、それを当の本人たちから問われる事になろうとは。
流石のこれには竹井先輩も動揺している。

久「えーっと......」


どうする?
自由安価

↓2
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 20:57:57.76 ID:cdyxaxUX0
うちの後輩が拾いました
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 21:08:17.43 ID:f/pte3Pmo
すみません、分からないです。私たちも帰れなくて退屈で旅館内をプラプラしてるんで見かけたら届けますよ
59 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 21:23:56.42 ID:TEm/A0tR0
【交渉】判定入れようかと思いましたが、内容無難だし判定値92なので自動成功で


久「車の鍵ですか?えーっと...ごめんなさい、見てないですね」

久「須賀君は見た?」

京太郎「えっ...いえ、俺も見てないです」

久「帰れなくてしばらくは泊まってますから、見つけたらお届けしますよ」

北村「そうですか。ありがとうございます...それじゃあ」

久(ふぅ...ファーストコンタクトは上々ね)ヒソヒソ

京太郎(でも、あんなに避けてきたのに普通に話しかけてきましたね)ボソボソ

久(どうかしら?まだ警戒してるとは思うけど...ここで一度カマかけてみるのもアリかしらね)ボソボソ


 【3日目 14:40】 旅館・連絡通路

どうする?
同行者:久
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :
人  :山下、北村、向坂
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・話をする(内容安価)
(【交渉(久)】+【交渉(京太郎)】× 0.5)× 8 = 92(当たり障りのない話なら自動成功)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】×【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44
・内容指定(成功再判定)

3. 自由安価


↓2
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 21:31:32.35 ID:cdyxaxUX0
1 駐車場
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 21:32:30.87 ID:wCj3MQNJo
2 話しをする

あの、お互い帰れなくて災難ですねぇ。私たちは学校の合宿なんですが、そちらは?山の方で後輩がお見かけしたみたいですが何か面白いものありました?
62 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 21:58:04.96 ID:TEm/A0tR0
「話をする」の消費時間書いてなかっですね。
テンプレに一応ありましたが、こっちにも書いておきます。

2. 話をする:87/92→成功!


久「ここにいるってことは、皆さん土砂崩れの前から泊まってるんですよね?」

北村「そうですよ。3日前からかな」

久「やっぱり!私たちは合宿で泊まってるんですけど...そちらは?」

北村「え?えーっと...いや、その......」

山下「まあ、ただの旅行だよ。俺たちは大学でよくつるんでる仲でね」

山下「夏休みも終わるし、最後にゆっくりしようぜ!って思ったのさ」

嘘だな。北村が言い淀んだ所を咄嗟に山下がフォローした。
別の理由があるのを誤魔化したのだろう。

久「へえ、いいですね...須賀君も男子がいたほうが良かったかしら?」

京太郎「え?いやあ、今のままでも楽しいですよ」アハハ

向坂「兄ちゃん男一人?いいなーハーレムじゃん!」グイッ

京太郎「いや、そういうんじゃないですから!絶対!」

久「あはは...それにしても、こうも身動きが取れないと退屈ですよね」

久「そういえば皆さんみたいな人を昨日の昼、小佐目山で見たって後輩が言ってたんですけど...」

久「何か面白いものとかありましたか?」

山下「え、小佐目山?って...村の北東のか?」

久「ええ」

山下「おかしいな、俺たちが行ったのは神楽山...っておい」グイグイ

北村(ちょっと、それ言っちゃダメでしょ!!)ボソボソ

山下(あ、そうか)ボソボソ

竹井先輩の誘導は見事だった。俺が前に話した憶測を種に話題を誘導して真実を喋らせた。
優希が目撃したという昨日の昼にこいつらが出かけていった先は恐らく神楽山だ。


 【3日目 14:50】 旅館・連絡通路

どうする?
同行者:久
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :
人  :山下、北村、向坂
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(久)】+【交渉(京太郎)】× 0.5)× 8 = 92(当たり障りのない話なら自動成功)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】×【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44
・内容指定(成功再判定)

3. 自由安価


↓2
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:02:10.26 ID:anO1PPv8o
さすがにこのまま別館3階に行くのは怪しい

1 大浴場へ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:19:15.73 ID:XCbXU0m7o
65 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 22:32:35.40 ID:TEm/A0tR0
1. 大浴場へ


北村「楽しいというか何というか...まあ、普通でしたよ」

久「そうですか、では私たちはそろそろ失礼しますね」

北村「じゃあ僕たちも...行こうか」

山下「ああ...じゃあな」

向坂「じゃあな兄ちゃん!」

京太郎「え、ええ......」

俺と竹井先輩はそそくさと別館側へ歩みを進めた。あちらもそれは同じこと――いや、それ以上――だったようで、
通路を渡りきり後ろを振り向くと、3人は既に見えなかった。


 【3日目 14:40】 旅館・別館 2階 廊下 大浴場前

どうする?
同行者:久
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :地下通路
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】×【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44
・内容指定(成功再判定)

3. 自由安価


↓2
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:35:11.23 ID:wCj3MQNJo
見渡す
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:39:57.25 ID:g0Mt8bRto
68 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 23:11:48.33 ID:TEm/A0tR0
2. 辺りを見渡す:25/44→成功!


今朝と同じように大浴場の暖簾は未だ片付けられ、入浴時間外であることを示している。
それにしても、こうやって廊下にいると階段裏のハッチには絶対に気付かないだろう。よくできているものだ。

久「へぇ、これが例の地下通路の入り口なのね」

京太郎「今は鍵がかかってるんで、こっち側からは通れませんけどね...ほら」

久「.......なるほど、こうなってるのね」

巧妙にフローリングで覆い隠された鉄扉、その板目に不自然な切れ目。
そこに指を引っ掛けると、鈍く光を反射する金属部分と鍵穴が現れた。


 【3日目 14:40】 旅館・別館 2階 廊下 大浴場前

どうする?
同行者:久
持ち物:>>5
ステ :>>4
周囲 :地下通路
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足)

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】×【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44
・ピッキングする(10分)
【探索(京太郎)】+【探索(久)】= 7
・内容指定(成功再判定)

3. 自由安価


別に新発見でも何でもないのですが、明確に「鍵穴あるよー」という描写をするのを忘れていたのでここで。
そしてまた「ピッキングする」を載せ忘れていたという...

↓2
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 23:14:26.62 ID:+q+bmRALo
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 23:19:05.32 ID:wCj3MQNJo
食堂へ
71 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 23:37:50.44 ID:TEm/A0tR0
1. 食堂へ

 【3日目 14:40】 旅館・本館 1階 食堂


食堂はがらんとしていた。およそ100席はあろうと思われる椅子はずらりと長机に整列しており、
食事中は手元を照らす天井の蛍光灯も消え、玄関から差し込む日光だけが部屋を薄暗く照らしていた。
配膳口越しに見える台所も同様で、俺たちが――あまり大きな声で言えることではないが――
事務所を物色している間に聞こえていた水音は無く、女将は既にそこには居なかった。
大きな扉越しに見える帳場にも主人の姿は見えず、同じく隣の事務所に人がいる様子もない。

久「誰も居ないわね」

京太郎「ええ...あの大学生たち、どこに行ったんでしょうか?」

久「さあ?外に鍵を探しにいったのか、遊戯室に遊びにでも行ったのか...」

京太郎「あー......喉乾いたな」

食堂の端に置かれた紙コップと給水ポット。水を注ぎ、ぐいっと一杯飲み干した。
水が喉を通り過ぎる。普段意識しないその音すら、この部屋ではよく聞こえた。
72 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/27(日) 23:40:09.97 ID:TEm/A0tR0
今日はここまでにします。
大学生たちとの出会い(と向こうは思っている)でした。

明日はお休みして、次回は明後日火曜日の夜になります。時間帯はいつもどおりで。
そういうわけでみなさま、今回もお疲れ様でしたー
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 23:41:04.44 ID:wCj3MQNJo
乙です
74 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/28(月) 02:34:48.67 ID:B5Yx5Kd+0
>>45
【やまのぼり】


 【2年前】 長野県 某所 山中


咲「はぁ...はぁ......」

京太郎「おいおい、大丈夫かよ...ほら」グイッ

咲「ありがと...よいしょっと」

咲「あーもうやだ...休めばよかったよぉ」

京太郎「そう言うなって。ほら、紅葉が綺麗だぜ?」

咲「歩くのに精一杯で...はぁ......そんな、余裕...ないよ...」

京太郎「...お前がそんなんで、この坂どうやって登れば良いんだよ」

学校行事の登山に参加させられた俺と咲は大きなリュックサックを背負い、亀の如きスピードで山道を進んでいた。
前方を歩く同じ班の連中にはもう大分距離を離され、その誰もが頻繁に心配そうな顔でこちらへ振り向く。


結局眼前の厳しい坂を何とか乗り切るまでには十五分以上を要した。しかし、その最後の一歩を踏みしめた瞬間――――

咲「いたたた....もうダメ......歩けないよぉ.........」

京太郎「そんなこと言ったって、ここに放っておくわけにもいかねーだろ...困ったな」

クラスメイト「...取り敢えず宮永さんはそこの木陰で休ませよう」

クラスメイト「俺たちは次のチェックポイントまで行って、先生を呼んでくる」

京太郎「おい、だから咲一人で置いてくのは――」

クラスメイト「――だから須賀、お前ここで一緒に待ってろ」


俺たちは手頃な木の根元に座り込み、俺は疲れた脚をピンと伸ばした。そうして目の前の山道を特に何をするでもなくただ眺めていた。
何度も同級生たちが通り過ぎていった。咲を心配して声を掛けてくる奴、俺のことを冷やかしてくる奴、あるいはその両方の奴。
次第にその何れもが減っていき、最後には誰一人通らなくなった。俺と咲とこの木だけが残った。

日が陰り、やがて雨が降り出した。大降りではないちょっとした小雨だ。頭上に残る色づいた葉がそれを防いでくれるので
地面に投げ出された俺のつま先だけが濡れた。俺は特に理由もなく、それを引っ込めることもしなかった。

咲「...誰も来ないね」

京太郎「...そうだな」

咲「...三十分くらい経ったかな」

京太郎「...そうだな」

咲「...先生来るかな」

京太郎「...来るだろうさ」



京太郎「紅葉、いいな」

咲「そうかな?」

京太郎「綺麗じゃないか?」

咲「ううん、確かに綺麗だけど...」

咲「......私は、花が咲いてるのが好きだな」

そしてまた、雨音の他には何も聞こえなくなった。
75 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/28(月) 02:35:55.41 ID:B5Yx5Kd+0
突如「あっ」という声を聞くと、咲は木の後ろの茂みへ振り返っていた。視線の先には白い花がぽつりと一輪。
歩み寄ると十円玉くらいの小さな花弁が、背丈の低くて細い茎に弱々しくしがみついている。

咲「綺麗だね」

京太郎「こういう方が好きか?」

咲「うん」

京太郎「...そうか」

咲「...なんて名前かな」

京太郎「わからん!こんなことなら、理科の授業もちゃんと聞いておけばよかったぜ」

咲「もう...京ちゃん、そんなことで来年は高校どうするの?」

京太郎「考えたくもないけど......ま、なるようになるだろ」

一年半後のまだ見ぬ新生活に思いを馳せる。
俺は何をしているのか。そもそも高校生になっているのか、就職でもしているのだろうか。
――こいつは、何をしているのか。

??「おーい、宮永さーん!須賀くーん!」

不意に遠くから聞き覚えのある声に呼ばれる。引率の理科教師だった。その少し後ろには件のクラスメイトも居た。

先生「二人とも、大丈夫だった?」

京太郎「大丈夫も何も、ただ座ってるだけでしたからね」アハハ

咲「私も...あ、先生。この花なんですけど...」

咲が目線であの可憐な花を示す。先生はそれを一瞥すると、おぉ!と声を上げた。

先生「これは『キタダケソウ』ね」

咲「『キタダケソウ』?」

先生「この辺りの山に生えてる植物で、とても珍しいものなのよ」

先生「でも普通は初夏くらいに花が咲くのに...この時期に残ってるなんてもっと珍しいわ」

咲「そうなんですか...摘んでいこうかな」

先生「残念だけど、勝手に採っちゃダメよ。目に焼き付けておきなさい」

京太郎「お詳しいんですね」

先生「ふふん!これでも私、大学では高山植物で卒論書いてたのよ」

先生「...っていけない、そろそろ行かないとね。歩ける?宮永さん」

首が小さく横に振られる。すると先生はわざとらしく考える動作をした後、こう切り出した。

先生「じゃあ荷物は私と彼で持ってあげるから......須賀君、宮永さんのことおぶってあげなさい」

京太郎「え、えええぇぇ!?なんで俺が?!」

先生「あら、この場で考えられる唯一の方法じゃない?」

先生「宮永さんは歩けないし、私は......ほら、華奢だし?」

京太郎「なんか納得いかねえけど、仕方ないな......咲、乗れるか」

咲「う、うん」
76 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/28(月) 02:38:09.28 ID:B5Yx5Kd+0
咲をおぶる俺、そしてその前を行く先生たちがなだらかな山道の土を踏みしめる。
その肩を僅かに濡らす雨は地面がぬかるむほどではない。むしろ、火照る俺の身体を冷やしてくれているようだ。
やがて皆の待つ地点にたどり着いた頃には、既に青空が見え始めていた。

背後で何かが呟かれた。

咲「――――」

京太郎「ん、すまん。何か言ったか?」

咲「ううん、何も」ニコッ




 【3日目 14:30】 旅館・本館 2階 203号室


咲「ほら、中学生の頃登山に行ったでしょ?あの時一緒に見た花に似てないかな」

京太郎「うーん、そうだったか...?」

2年前に学校で登った時の話か。確かあの時は咲が仮病で休もうとしたけど、結局お父さんにバレて来させられたんだったか。今となっては笑える話だ。
それでその後山道を登りはじめて......あれ、どんな感じだったっけ?

咲「...」ムスッ

京太郎「...?」

......怒りと呆れ、そして少しの安心。咲の表情はそういったものを含んでいた。


カンッ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 07:47:01.57 ID:6XQkTzFPo
乙です
良い話たー
78 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/09/29(火) 18:26:16.18 ID:M30VIOSq0
19時から始めます
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