【ミリマス】制服戦士セーラーユリコ

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1 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:37:57.30 ID:rxPM8T5WO
ーーデストルドー豊洲支部

コトハ「ククク……我等デストルドーの悲願、世界征服!計画は順調か、シホよ」

シホ「万事滞りなく…しかし、実行に移すにあたり、大きな障害が…」

コトハ「ヤツ、か…」

シホ「はい…正義の味方、制服戦士セーラーユリコ…!」

スバル「はっ、ユリコなんざオレが軽くブチ殺してやるよ!」

コトハ「お前は、スバル!」

スバル「まあ見ててくれよコトハ様、オレが手柄を立てるところをさ!」

コトハ「クク…いいだろう。ならば行け、スバルよ!ユリコを血祭りにあげるのだ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1600706277
2 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:38:47.56 ID:3TV2Nz7L0
ーー紀伊◯屋書店前

ユリコ「えへへぇ…九十九先生の新刊買っちゃった…今すぐ読みたいけど帰るまで我慢我慢…」

スバル「ひゃーっはっは!死ねェセーラーユリコォ!!」ゴォッ

ユリコ「きゃっ…」

新刊「」メラメラ…

ユリコ「……」

コトハ「クックック…紹介しようセーラーユリコよ。彼女はデストルウエポンリメイカーことスバル。貴様を地獄に叩き落とすデストル怪人だ」

スバル「次はお前だユリコ!お前をその本みたいに燃えカスに「どらぁ!!」ゴスッ

スバル「ぐべぇ」

コトハ「や、ヤ◯ザキック!?」

ユリコ「てンめコラ、何してくれてんだボケ、九十九先生の新刊に何しやがんだゴルァ、おうコラ何か言えやタコ、おぉ!?」ゲシゲシゲシ

スバル「あぎゃ、痛、ひぎぃ…」ピクピク

コトハ「あ、あのユリコさん、そ、そのくらいで…」

ユリコ「あ゛ぁ゛!?」

コトハ「ひぃ!?」
3 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:39:15.56 ID:3TV2Nz7L0
ーー豊洲公園

ユリコ「……はぁ…大体何なんですかあなた達、私に付き纏うなって言いましたよね」

コトハ(正座)「や、でも、ですね、ユリコさん正義の味方で、私達悪の組織で、悪の組織が正義の味方を狙うのは世界の常識というか…」

ユリコ「あ?悪の組織の分際で?人間様の常識を語る?愉快なお口は?これですかぁ?んん〜??」

コトハ(正座)「ふみまふぇん……」

ユリコ「大体あなた達私に勝てたことないじゃないですか、無駄なことやめましょうよ」

スバル(正座)「でもオレ…ワタシ達も日々成長しているので、今日こそはユリコさんを殺せるのではないかと…」

ユリコ「蹴り一発で泡吹いてた人が誰を殺すと?もう一発ブチかましてもいいんだぞあァン?」

スバル(土下座)「すみませんでしたァ!」
4 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:39:46.51 ID:3TV2Nz7L0
ユリコ「はぁ……もういいです。もう帰ってくれて結構ですから」

コトハ「ほ、本当ですか…?それじゃユリコさん、今日は本当に、申し訳ありませんでした!」

スバル「したっ!」

ユリコ「やかましい!」

コトハ「スバルちゃん大丈夫?早く帰って手当てしようね…」

ユリコ「あ、そうだ…あなた達」

スバル「ひっ…」

ユリコ「九十九先生の小説…ありったけ、買ってきてくれます?」


制服戦士セーラーユリコ!
これは東京都江東区で繰り広げられる善と悪の壮絶な戦いの物語である!
5 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:40:15.19 ID:3TV2Nz7L0
コトリとミサキ
6 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:40:42.03 ID:3TV2Nz7L0
コトリ「世の中のいわゆる腐女子っていうのは基本的に逆カプが地雷とされるものだけど」

コトリ「推しがマイナーカプの場合、そもそも供給の絶対数が少ない事も鑑みると」

コトリ「手に取りもしない内から逆カプというだけで蛇蝎の如く嫌うの、良くないと思うのよね」

コトリ「結局のところ、肉食草食にこだわらない雑食人が一番生きやすいんじゃないかなって」

ミサキ「……………」

ミサキ「……………そうですね」
7 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:41:09.32 ID:3TV2Nz7L0
おわり
8 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:41:35.78 ID:3TV2Nz7L0
ーーアンナの部屋

アンナ「ね…今日のご飯…何が、いい…?」

ユリコ「えー?何でもいいよー?」

アンナ「んもう…そういうの…一番困る……」


ユリコは恋人アンナの、いわゆるヒモである!


アンナ「ん……何、読んでるの…?」

ユリコ「んー?九十九先生の新刊!後でアンナも読む?」

アンナ「ん、読む…」

ピンポーン

アンナ「あれ…お客さん…?出てくる、ね…」

ユリコ「んー」

アンナ「どちら様…ですか…?」ガチャ

コトハ「あ、こんにちはーアンナさん、コトハです」

アンナ「あ…コトハさん、いらっしゃい…今日は、どうしたの…?」

コトハ「実は支部で肉じゃが作り過ぎちゃいまして、お裾分けに」

アンナ「本当…?献立決まらなかった、から…助かる…」

コトハ「それは良かった!じゃあこれ、あ、お鍋は洗わずに返して下さればいいので」

アンナ「ん…上がって、お茶でも…出すから…」

コトハ「そうですか?それじゃちょっとだけ失礼して」
9 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:42:05.75 ID:3TV2Nz7L0
コトハ「あっ、ユリコさんこんにちはー。それこの間の本ですか?」

ユリコ「げっ、コトハ!?何であなたがここにいるんですか!」

コトハ「肉じゃが作り過ぎたのでお裾分けに来たんですよ」

ユリコ「隣の部屋の主婦ですかあなた?そこは嘘でも私の暗殺に来たとかあるでしょう」

コトハ「ハッ……クックックセーラーユリコよ今日こそ年貢の「手遅れにも程がある」

アンナ「コトハさん…お茶、どうぞ…」

コトハ「あ、わざわざすみません、ありがとうございます」

ユリコ「アンナ、こんなのにお茶なんか出さなくていいから」

アンナ「ユリコ…コトハさんに、そんな事、言っちゃ…ダメ…」

コトハ「あぁいいんですよアンナさん、私達悪の組織なんですから」

アンナ「ううん…先週、ユリコが、美味しいって言ってた…おはぎ…あれ、コトハさんの…お手製…」

ユリコ「えっ」

コトハ「あぁ、あれですか!ユリコさんがおはぎお好きだと聞きましたので、自信作です!」

ユリコ「くっ…実際すごく美味しかっただけに文句が言えない」
10 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:42:31.93 ID:3TV2Nz7L0
ユリコ「まったく、用は済んだでしょう、早く帰ってください!」

コトハ「あ、そうそう今日の肉じゃがなんですけど、実はテレビで肉じゃがが美味しくなる方法っていうのやってて…」

アンナ「それ、ちょっと…気になるかも…」

コトハ「お鍋にメモ挟んでおいたので…」

アンナ「ほんと…?」

コトハ「アレうちの子達にも好評で…」

アンナ「楽しみ…♪」

ユリコ「……………」


制服戦士セーラーユリコ!
これは東京都江東区で繰り広げられる善と悪の壮絶な戦いの物語である!
11 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:42:58.64 ID:3TV2Nz7L0
コトリとミサキ
12 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:43:25.62 ID:3TV2Nz7L0
コトリ「世の中のオタクってさ、よく少年漫画に腐女子が群がったせいで駄作になったとか言うけど」

コトリ「プ◯キュアとかプ◯リズとかの女児向けアニメに群がる自分のことは否定しないわよね」

コトリ「結局、多様性を謳うオタクっていうのも、所詮は我が身が可愛いだけでしかないのよね」

ミサキ「……………」

ミサキ「……………自分が好きなら好きで、それでいいんじゃないですかね」
13 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:43:52.17 ID:3TV2Nz7L0
おわり
14 : ◆PkOg.tb5CI [sage saga]:2020/09/22(火) 01:44:20.02 ID:3TV2Nz7L0
セリカ「ちびっ子ソルジャー集合!作戦会議を始めますよー!」

モモコ「………」

タマキ「ユリコ、コロチュ」

コノミ「ねえセリカちゃん、私とタマキちゃんこっち側にいちゃダメな気がするんだけど」

セリカ「細かいことは気にしない!今日こそユリコをブッ殺すんです!」

タマキ「ユリコ、コロチュ」

セリカ「それじゃユリコをブッ殺す良い作戦のある人!」

モモコ「メタルモモコだけど」ガシャンガシャンゴゴゴキィィーーーーー……ン

セリカ「モモコちゃんどっか飛んでっちゃった…」

コノミ「ごめんなさいセリカちゃん、私今日はちょっと腰が…」

セリカ「コノミちゃん…」グスッ

タマキ「」Zzz…

セリカ「タマキちゃん!?」

セリカ「もー!なんでみんな真面目にユリコブッ殺さないのー!」

コノミ「うん、そんなセリカちゃんが可愛いわ」

セリカ「かわいくないやい!」
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