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魔剣転生

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36 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 16:20:07.09 ID:HKVJjNLzO
再開です。
さて、早速コミュ(というか行動)を行います。
ただこのスレの場合行動表はちょっと特殊です。


1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 休眠(時間が過ぎます)


基本的にはこうなっています。そして、

1の会話に関しては、既に知り合ったキャラと会話出来ます。
ここでの結果次第で場合によっては何かがあるかもしれません。
相手が異性であれば(会話回数によっては)その周内で恋人にさせる事も可能ですし、あるいは仲違いする事も可能です。
無限の可能性がありますので、本当に何もやることがない場合や必要な時には、ドンドン使っていきましょう。

2の移動に関しては、イベントを起こすはたらきがあります。
これを選ぶ事で知り合いを増やしたり、自分から何かのイベントに干渉する事が可能です。
ただしイベント内容は下手をすれば命の危機に関わる物から、ぶっちゃけどうでもいいような物まで多岐にわたります。
これもコンマで決める形ですが、まぁこっちも暇な時、イベントを起こす必要がある時に使いまくりましょう。
事前に行ける場所などを限定して言っておく場合もあります。

3、4の訓練に関しては纏めて。
これは、この周での生存力を増やす働きを持ちます。
基本的に普段から荒事に関わっている者などは物理戦闘力に補正、魔法使いなどは魔法戦闘力に補正があったりと、その人毎に事前のプラスがあります。
シェルの場合は魔法にだけ+20の補正があり、物理戦闘力は+5です。
で、これ、実は戦闘時に大いに関わってくる要素で、要するに敵との戦闘時にどちらかの数値を選んでそれを攻撃表として利用していきます。
ただ魔獣、魔族、特化武装の人間に稀に、物理攻撃もしくは魔法攻撃が効かない相手もいます。
その場合は片方だけ鍛え上げられていた場合は詰みになりますので、覚悟するしかありません。
まぁ詳しい内容は次の際にお話しします。

5の休眠はそのままです。
ただ時間を経過させます。
良い事は殆どありませんが、傷ついた事が分かる描写があった時、使ってやれば多少傷の治りが早くなるかも、程度でしょうか。
まぁあまり使う意味はないかもしれません。

こんな感じです。
そして行動を1回行う度に1ヶ月過ぎていくという計算になっています。
今回は……先にネタバレをしておきましょう、実は【タイムリミット】が今回含め4ヶ月、つまり4回分しかありません。
チュートリアルなので、強制的なイベントが存在するのです。
これを過ぎ、2人目の選定に入れば(>>1の規定する)強制イベントは絶対に存在いませんので、ご安心を。
さて、実際にやってみましょう。
シェルはどう行動しますか?


下1
37 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 16:22:51.23 ID:HKVJjNLzO
>>35
実はチュートリアルが終わった後、遣い手の属性(土属性)による肉付け判定の可否があります。
それを経てから決めようかな、という感じです。
現在は単なる光沢のある鋼鉄のソードに過ぎません。

安価下で。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 16:25:58.41 ID:Z74I+Ema0
3
39 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 16:40:35.26 ID:HKVJjNLzO
城内 訓練場


シェル「298回……299回……300回ッ!」シュッ!!

シェル「ふう……」スッ

兵士A「あ、あの……皇女様」

シェル「? 何でしょうか」ハァハァ

兵士B「あ、いえ……我々一般兵に混じって訓練など、なさっていいものなのかと……」

シェル「ああ……確かに普段は来ませんし、私のイメージとは違うかもしれませんね」

兵士B「い、いえ!決してその様な事は……!」

シェル「良いのですよ、事実ですから。私も公務の繰り返しで最近体が鈍っていましたからね。それで来ただけですので、実際別に大きな用事があると言う訳でもないんですよ」

兵士A「そ、そうだったのですか」

兵士B「では、もうお上がりに?」

シェル「ええ。皆さんは当然、まだここにいらっしゃるのですよね。頑張ってくださいね、応援していますよ」

兵士A・B『は、はいっ!!』


………。

兵士A「……あの人、ホントにこういう場所来るんだな」

兵士B「たまにここで訓練してた、って言うけどマジだったんだな……」

兵士A「……つかさ」

兵士B「……おう」

兵士A・B『生の皇女様、可愛かったな……』


兵士の士気が上がりました。
物理戦闘力が+5から+10に上がりました。



と、このように目的数値以外も上がったりもします。
また、基本的にこの際はマイナスもありません。
意図的にマイナスを狙った場合は別ですが、こういう時は殆ど有益になる様になっています。
(その周限定とはいえ)主人公特権ですね。
それと「戦闘力増えるの少なくね?」って思った方々、分かります。
でも、今回はチュートリアル。
これに関しても後の剣生で付き合う年を考慮してのものです、ご了承ください。
40 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 16:47:17.33 ID:HKVJjNLzO
翌月 城内


シェル「……と、こんなものでしょうか」

書類「」ドッサリ

シェル(さて、約款などの書類にも目を通しましたし、やる事がありませんね)

シェル(というか最近は暇過ぎて少し退屈ですらありますね……最後に刺激を得たのなんて、1ヶ月前の魔剣の時以来です)

シェル「…いや、まあだからってああいう刺激をまた欲しいとは思いませんけど……まあ、ともかく何かやりますか。何をしましょう」


シェルの次の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 休眠(時間が過ぎます)

下1
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 16:56:08.86 ID:eGYgcR0P0
身0003
42 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 17:03:31.37 ID:HKVJjNLzO
以来→位
ですね……。
まぁ余程のもの以外は訂正するのもアレだと思うので、これで最後にします。
そちらもご了承下さい。



城内 訓練場


シェル「ふッ、ふッ」シュッ シュッ

兵士A「おー……」

兵士B「綺麗だなぁ……」

兵長「何サボってんだバカもんどもが!」ボコッ

兵士A「あてっ」

兵士B「いてっ……へ、兵長?」

兵長「おいテメーら!皇女様が訓練してるのを見るのがテメーらの仕事か、ああ!?」

兵士A「ヒッ、す、すぐに訓練開始します!!」ダダダダダッ

兵士B「し、します!!」ダダダダダッ

兵長「……ったく」

兵長(……お前らの代わりに俺が見させてもらうぜ、ゲヘヘ………!!)


兵士の士気が上がりました。
物理戦闘力が+10から+15に上がりました。
43 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 17:06:06.74 ID:HKVJjNLzO
シェル(最近戦闘訓練ばかりやっている様な気がします……)

シェル(お陰で以前より筋肉は付きましたけど……女性としては、何だか微妙な気持ちですね)

シェル「……気晴らしに何かしますか」


シェルの次の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 休眠(時間が過ぎます)

下1
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 17:06:27.80 ID:cKk69BGHo
1国王
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 17:08:07.14 ID:cKk69BGHo
すまね皇帝表記だった
46 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 17:21:45.64 ID:HKVJjNLzO
私室


コンコン

シェル「陛下、いらっしゃいますか?」

「おう、おるぞ。入りなさい」

シェル「失礼します」

ガチャ

皇帝「おう、シェ…第一皇女。儂に何か用か?」

シェル「用と言いますか……余暇が出来ましたので、少しお話しをしに来たといいますか」

皇帝「お、お主が用事無しで話を!?あ、明日は槍でも降るんじゃなかろうか……!?」

シェル「陛下の私のイメージって何なんですか…」

皇帝「まぁ冗句はさておきな、儂も久し振りに親子水入らずの話はしたいと思っとるぞ。というかお主以外とは普段触れ合えないからなあ、第一皇太子はまだ12じゃから魔導学園の寮に住んどるし、第二皇女は国外での活動に必死じゃし」

シェル「双方、元気そうではありますけどね…」

皇帝「うむ、やはり顔が見れないというのはな……。正直、お主が居なければ儂も大分参っていたと思うよ」

シェル「そうでしょうか? 陛下は存外に強い方ですから、あまりそういう事を感じた事は無いのですが」

皇帝「はは、買い被り過ぎじゃて」

シェル「あ、ところで……」


シェルの言葉を書いて下さい。
疑問でも単なる話題でも、何でも構いません。

下1
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 17:29:55.83 ID:WBIcH5cDO
あの剣を手にいれた経緯について
48 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 17:39:30.94 ID:HKVJjNLzO
シェル「そういえば、あの剣って何処で手に入れたのでしょうか?」

皇帝「剣?」

シェル「ええ、私にくださった、あの……」

皇帝「ああ……アレか。風雷の」

シェル「ええ。それに、未だに名前も聞いておりませんし……あれだけの剣です、銘はあるんですよね?」

皇帝「それがなあ、無いんじゃよ」

シェル「えっ?」

皇帝「というかな。あの剣は元々、この国の外れにポツンと突き刺さっておったというものでな」

皇帝「誰が打って、誰が、何処から持って来たのかすら見当がつかない」

皇帝「故に無銘の剣であるが……しかしながらそのスキルと属性は、凡百の剣とは明らかに違う」

皇帝「飛行能力を得られる様な魔剣など滅多に無いし、複合属性というのも巨大な可能性を持つ」

皇帝「だから、聖剣の繋ぎとして一応持って来させたのじゃ」

シェル「そ、そうだったんですか…」

皇帝「まぁ、アレが使われる事は殆ど無いじゃろうがな。魔剣などというものは、結局のところ争いにしか使われん。まぁ、儀礼用の道具とでも思っておきなさい」

シェル「は、はい。わかりました」

皇帝「うむ。ならその話はそれとしてな、実は昨日……」


遅くまで皇帝に付き合った。
家族の絆を再確認出来ました。
49 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 17:43:21.81 ID:HKVJjNLzO
翌月


シェル「しかし……」スッ

スチャッ

魔剣「」

シェル「これ程の魔剣ですら、銘はないんですね…」

シェル「………」

シェル(いつか名前、付けてあげましょうかね)

シェル「……さて、少し気分転換でもしましょうか」


シェルの次の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 休眠(時間が過ぎます)

下1
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 17:45:25.75 ID:Z74I+Ema0
4
51 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/21(月) 17:56:20.63 ID:HKVJjNLzO
シェル「……あ。そういえば、最近魔法訓練していない気がします」

シェル(そろそろやった方が良いかもしれません)スタスタ


庭園


シェル「さて、今周りに人は……」キョロキョロ

シーン

シェル「……居ないようですね。じゃあ、遠慮なく」

シュイイイイインッ

ヴゥンッ

ヴゥンッ

ヴゥンッ

シェル(こうして生成した岩を────)クイッ

ブンッ!!

ヒューーーーー.... ドンッ!

シェル(……投げる。私は火力型じゃありませんから、こうして数を生み出して撃つしかないんですよね…)

シェル(まぁ、それしか無いのならそれしかないなりにこうやって努力すればいいんです)


魔法戦闘力が+20から+25に上がった。



切ります。
これでシェルの平穏は終わりです。
次から『魔王軍が攻めてきます』。
普通に人が死にます、ご容赦ください。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 17:58:58.14 ID:eOtI4zhio
おーはいよ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 07:45:37.41 ID:69lS25tYO
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 09:19:57.60 ID:B/7G20kOO
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 16:31:14.95 ID:qrVy2ERSo
再開します。



……ん。
もう朝か。
最近は1日が早い気がするな。
……というか、剣として生まれてからだが。

シェルはもう起きてるのだろうか?
普段は俺が起きるよりも早く起きてるからな。
まぁ十中八九起きてるんだろうが……。


シェル「……すぅ、すぅ」


って寝てる。
え、今日公務大丈夫か?
さっさと起こさないと色々ヤバくないか?
でも俺剣だしなあ。
起こしたくても声も出せない。

しかし起こさないとシェルが色々可哀想な事になりそうだぞ。
どうにかして起こしてやらないと。
シェルは俺の主なのだか


ッッドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!


……ら?





シェル「……ッ!?」ガバッ
56 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 16:35:35.56 ID:qrVy2ERSo
酉ィ……。



城内


シェル「な、何事ですか!?」ガチャンッ

近衛兵A「皇女様、ご無事でしたか!」

シェル「状況を説明して下さい!今の爆音は!?」

近衛兵B「……皇女様、落ち着いてお聞き下さい! 現在、街門を……魔王軍が、突破しました!!」

シェル「………え?」

シェル(ま、魔王軍が……? ど、どうして……)

近衛兵A「ともかく皇女様は城内に篭城を!」

近衛兵B「我々は魔王軍を直接足止めして来ます!」

近衛兵A・B『それでは、失礼します!』ダダダダダッ

シェル「あっ……!」

シェル「……どうして………?」
57 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 16:43:14.42 ID:qrVy2ERSo
数時間後 城内 会議場


皇帝「………」

シェル「………」

大臣A「ええい、戦況はどうなっている!」

大臣B「今のところ、拮抗状態の様ですな」

大臣C「何故か兵たちの士気が高かった様ですからな……戦など5年前の事、これは僥倖と言えるでしょう」

大臣D「しかし、敵兵の数は膨大……ここで何か起爆剤でもなければ、我々の勝利は難しいだろう」

大臣A「ならば兵たちがより一層戦えば良いではないか!死兵作戦でも良い!そうすれば何とかなるだろうが!」

大臣D「……馬鹿が」ボソッ

大臣B「………」ハァ

大臣C「……ともかく、何か戦況を変える手が無ければじり貧なのが事実です。魔導兵器の遣い手は国内に何人程居るのでしょうか。皇女殿」

シェル「……私含め、」


91以上 10人
90〜70 5人
69〜10 3人
10以下 ……いえ、私だけです。

下1
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 16:47:46.16 ID:IY9FqgGA0
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 16:47:48.22 ID:KXHgXQQ/0
9以下じゃね?あるいは10未満
まぁ細かい間違いは訂正しないって言ってたから直さんで良いけど
60 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 16:56:05.21 ID:qrVy2ERSo
シェル「……3人、です」

大臣A「何だと!? それではまともに国防も出来んではないか!!」

皇帝「……大臣、相手は皇女じゃぞ。言葉遣いくらい正せ」

大臣A「……! く、申し訳、ございません……」

大臣B「しかし、3人ですか。内2人は現在どうしておるのでしょう?」

シェル「1人は軍属ですので、現在前線で戦っています。1人は傭兵の様で、家族が帝都に住んでいる為こちらも戦ってくださっている様です」

大臣C「ん、どちらも帝都に居ると?」

シェル「はい」

大臣D「ほう、それはいい情報だ。ならばその2人には奮戦して貰って、後はこちらでサポートを行えば良い」

大臣C「それが良いでしょうね。皆さんはどう思いますか?」

大臣A「……ふん、勝手にしろ!」

大臣B「よいのでは?皇女様、陛下はどうでしょう?」

皇帝「儂も問題無い」

シェル「私も問題ありません」

大臣D「ではそれで。各自、国の為、陛下の為。場所は違えど、奮戦するとしよう」

シェル「…………」
61 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 17:02:29.12 ID:qrVy2ERSo
ガチャン

シェル「………」

シェル(私は、魔剣の遣い手です)

シェル(大臣の口振りからすれば、魔剣の遣い手は、実際に戦況を大きく変えています)

シェル(……逆に言えば、遣い手の居ない場所は、壊滅的被害を被っている可能性があります)

シェル(……私は皇女。この国を統べるお父様の、第一皇女)

シェル(この先、この帝国を統べるはこの私。臣民全ての生を背負うは、この私)

シェル「……ならば、私がすべきは」


1 魔剣を振るい、魔王軍を打倒する
2 父の為、臣民の為、私の為……私は、ここに居る

下1

謎の値

81以上 ???
80以下 何も起きません

下2
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:04:08.30 ID:KXHgXQQ/0
マッ!!!
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:04:57.21 ID:KXHgXQQ/0
すまん勘違いした
1だ、処理頼むぞイッチ
2は下にしてくれ
本当にすまん
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:05:18.11 ID:swOy9NHDO
1
65 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 17:09:52.95 ID:qrVy2ERSo
>>63
大丈夫ですよー。

というかここでゾロ目……。
シェルちゃん地味に持ってますね。
では結果を変えます。
とはいえ91以上の人が出てくる訳じゃないですけど。




シェル「────私は」チャキッ

シャキンッ!!

シェル「────この魔剣を、振るう」キッ


「おっと、何処に行こうと言うんです?」


シェル「────!!?」クルッ

シェル「……貴方、たちは」

兵長「皇女様、この城の外はほっとんど戦場ですぜ?貴方の出る幕はないでしょうよ」

兵士A「皇女様……」

兵士B「やっぱかわいいわ皇女様(皇女様、お待ち下さい)」
66 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 17:20:18.29 ID:qrVy2ERSo
シェル「……貴方たち、城の警備はいいのですか?こんな所で油を売っていると、軍規違反になるかもしれませんよ」

兵長「わざわざ命を散らしに戦場へ向かう貴方を止めようとする我々に、どんな罰が待っていると言うので?」

兵士A「皇女様、ここからは本当に危険です。民を想う気持ちはよく分かります、しかし貴方が散れば我が国は……」

兵士B「……ハッ!! そ、そうです!皇女様が死んじゃったらヤバいじゃないですか!」

シェル「しかし、私は魔剣を持っているのです! ならば、私が参戦さえすれば、戦況は変えられるかもしれないでしょう」

兵長「ええ、変えられはするでしょうね。ただし、貴方の命と引き換えに」

シェル「それでも!」

兵長「皇女様。貴方、自分がどれだけ価値を持っているか、まともに理解してすらいない様ですね」

シェル「……理解しています。しかし、だからこそ、私が為さねばならないのも事実でしょう」

兵長「………ハァ。美人薄命なんてよく言いますがね、事実にならなくたって良いでしょうに」

兵士A「………どうしても、征くつもりなのですか?」

兵士B「皇女様、考え直して下さい!貴方が死んだら俺明日っから誰で抜けば良いんですか!!?」

兵士A「テメーは空気読めボケ!」ボコッ

兵士B「あだっ」

シェル「……私は、征きます。この国を守る為に」

兵長「…………そうですか。なら」

スッ

シェル「………え?」
67 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 17:30:04.85 ID:qrVy2ERSo
兵長「我々もお連れ下さい、皇女様」

兵士A「っと、ほらお前も頭下げろ!」スッ

兵士B「いでぇよォ……」スッ

シェル「……どういう事ですか?」

兵長「どういう事も何も、先程言った通りです。貴方は国の宝、人間国宝でしょう?ならばそれを守るは、臣民の義務でしょうに」

シェル「……貴方たちを護るのは私です。それに、貴方たちはここを守る義務が」

兵長「ふんッ」シュンッ

シェル「ッ!?」バッ

ガッ

シェル「あうっ」

ドチャアッ!

兵長「軍人、舐めないで下さい。魔剣を使っていない貴方など、こうして一撃で捻じ伏せられるんですよ」

兵長「それにここに魔王軍が来る時なんてどうせ城の余命は幾ばくも無い、なら3人くらい欠けたって問題は無いでしょうよ」

兵士B「おまッ、何やってんだ兵長っ!?」ダッ

兵士A「良いからお前は黙ってろ!」グググ

シェル「………っ」

兵長「…………」

シェル「………本当に、良いのですか。私は、貴方たちを守り切る自身はありませんよ」

兵長「当たり前でしょう?そもそも戦場に生存の保証がある方が珍しいでしょう」

シェル「……そちらのお二人だって、死ぬかもしれないんですよ」

兵士A「わ、我々とてこの国の兵……戦場で死ねるなら本望です」グググ

兵士B「お、俺は貴方の為……じゃねえこの国の為に死ねるなら同じです!」グググ

兵長「って言ってますがね、どうです?これでもまだ何か言いますか?」

シェル「………」
68 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 17:38:29.43 ID:qrVy2ERSo
シェル「……今から、北門側に向かいます」

兵長「ええ、了解しましたわ。ただ北門は1番敵の多い所ですがね、それは御承知の上で?」

シェル「無論です」

兵長「さいですか、なら行きましょうか。オラ、お前らも早く来い!後馬出してこい、馬!」

兵士A「は、了解致しました!」ダッ

兵士B「あ、うっす!」ダッ

兵長「……っと、そう言えば皇女様の分の馬も出さなきゃダメですね。待ってて下さい、今特上のを近衛の厩舎から」

シェル「いえ、その心配はありません」

シュイイイイインッ

兵長「……あ?」

シェル「────ふッ!」


ドッガァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!


兵長「うおおおおおおおおおおおおおお!!!???」


シュウウウウウウウウ......

....バチチッ

バチバチバチッ!!

フォンッ

兵長「………おお」

兵長(……そりゃ、あんな大口叩けるわ)

シェル「これで、飛べますから」

雷翼「」バチチチチッ!!!
69 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 17:45:45.88 ID:qrVy2ERSo
数分後 王都


パカラッ パカラッ

兵長「皇女様ッ、状況はどの様になっておられますかッ」

シェル「かなり酷いです!これでは戦線が崩れるのも時間の問題だったかもしれませんっ!」

兵士B「や、やっぱ怖くなってきたわ」ブルブル

兵士A「こ、ここに来て怖気付いてんじゃねえよ……」ブルブル

兵長「……お前らァ………」

シェル「……!? 皆さん、魔獣が一体接近中です! 警戒準備を!」

兵長「! お前ら、来るぞッ!」

兵士A・B『えッ!?』


81以上 ……あ、すみません。見間違いだった様です
80〜50 大型魔獣
49〜01 小型魔獣

下1



初戦闘なので解説挟みます。
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:47:25.66 ID:xD1Ah5k5o
71 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 17:52:34.19 ID:qrVy2ERSo
えぇ……。
………。

どうしよ。


91以上 ……あれ?なんか魔王軍劣勢になってませんか?
90〜70 新たな魔剣の遣い手が来国してました+ここに来てくれました
69〜01 小型魔獣と通常戦闘+新たな魔剣の遣い手が来国してました

下1
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:55:58.05 ID:xN664O230
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:02:14.88 ID:xD1Ah5k5o
シェルちゃんコンマ神に見染められスギィ
74 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 18:09:33.96 ID:qrVy2ERSo
荒ぶらなくて良かったです。

それでは戦闘について説明しましょう。
今回は仲間が複数人居ますのでだいぶ楽になります。
下手すれば先程の91以上の時の人より楽かも?いやそれはないか。
まぁともかく説明です。

まず前回鍛えた物理戦闘力・魔法戦闘力が大いに関係します。
そしてこれの内、どちらかを選んで攻撃するという感じです。
今回は一般的な魔獣の為別に特殊能力はありませんが、ボス格や特殊な存在は物理もしくは魔法もしくは両方を半減させたり、完全防御したりします(属性により相性はありますが)。
ちなみに防御に関しての値はありません。

例えばシェルの魔法戦闘力+25で攻撃判定を行ったとします。
その場合、コンマ25以下であれば攻撃が成功する感じです。
ちなみに兵長や兵士たちは魔法が使えないので、強制的に物理戦闘力で換算。

……とはいえシェルは魔剣の遣い手。
で、雷翼が使えます。これの意味する所は何か。
そう、接近せずに攻撃出来る為『物理戦闘力の高さ』が意味を為しません。
要するに遠距離から一方的に攻撃出来る訳です。
兵長さんのあれ意味ありませんでしたね。

まぁ土、水、風、風雷全てに強い相手には無意味になりますが……そんな広範囲に強いのはあんまり居ませんし、大抵の魔獣は属性無しです。
対して人間、魔族の方は属性持ちが多い感じです。
とりあえずやって慣れましょう、ではスタート。



シェルの戦闘手段を決めて下さい。

物理戦闘→コンマ15以下で命中計算
魔法戦闘→コンマ25以下で命中計算

下1
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:18:35.74 ID:xD1Ah5k5o
魔法
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:18:39.95 ID:E0maIqdm0
これ魔法以外あるか?
魔法
77 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 18:25:18.31 ID:qrVy2ERSo
シェル「……! 魔獣!!」フォンッ

小型魔獣「グォオオオオオオッッ!!」

兵士A「んだよ小型かッ、なら余裕で勝てるな!」

兵士B「お、驚かせやがって……」

兵長「油断すんなお前ら!行くぞ!!」


シェルの岩石飛ばし!
コンマ25以下で命中。

下1

兵長の重い一撃!
コンマ30以下で命中。

下2

兵士Aの一撃!
コンマ15以下で命中。

下3

兵士Bの一撃!
コンマ15以下で命中。

下4

小型魔獣の噛みつき!
コンマ10以下でランダムに命中(シェル除く)。

下5
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:27:10.90 ID:+iMZbCUY0
複数戦闘は冗長になりそうだな
まぁ複数戦闘だからこそ仕方ないんだろうし代わりに効果はデカいが
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:27:42.54 ID:xN664O230
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:28:05.97 ID:swOy9NHDO
はい
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:29:17.12 ID:aM3NTepv0
はい
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/22(火) 18:35:59.14 ID:lIeHj1w6O
いきますえ
83 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 18:44:36.10 ID:qrVy2ERSo
兵士B「オ、オラァアアアアアアアアアアアア!!!!」ドゴッ

小型魔獣「ギャギッ!?」

ベチャア!

兵長「……お?」

兵士A「えっ」

シェル「あ………」

兵士B「……あぇ?」

兵長「………これ、やったのか?」

シェル「……動きませんね」

兵士B「え、え?これ俺が倒したって事で良いの?」

兵士A「……お前、やる時はやるんだな」

兵士B「お、お、お……おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!や、やった!!やったぞ!!多分魔獣倒したの人生初だ!!やったぁあああああああああああああああああああああ!!!!!」

シェル「では先に進みましょう、時間が惜しいです」フォンッ シュイイイイインッ

兵長「ん、そうですね」パカラッ パカラッ

兵士A「あ、待って下さい!」パカラッ パカラッ

兵士B「ったああああああああああああああああああああ!!!! なぁなぁ俺凄くね!?凄いよな!!?な………あれ?」

兵士B「え、ちょ、待てよ!!待てって!!待ってくれえええええええええええ!!!」パカラッ パカラッ



小型魔獣は一撃当たれば死にます。
大型魔獣は二撃、ボス格は大抵3〜5です。
ただし1、2回で沈むのも居ます。
84 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 18:54:09.64 ID:qrVy2ERSo
一方その頃……


大臣C「……何?皇女様が居ない?」

皇帝「……は?」

近衛兵A「は、はい。城内を隈なく探しましたが、どこにも……」

大臣A「貴様ら何をしているッ!? 皇女のヤ……様を何故しっかり監視しなかったァ!!?」

大臣D「……あの無能は無視して良い。向かった場所の見当は?」

近衛兵A「は、現在南門に新たな魔剣の遣い手が出現したと一報がありました」

大臣A「無視するなァ!!!!」

近衛兵B「最後の魔剣の遣い手と言えば間違いなく皇女様しか居ません。…恐らくはあの魔剣の権能で、軍を支援しに向かったのでしょう」

大臣D「皇女様が……」

「……せ」

大臣B「……? 陛下、如何し「すぐに兵を出せェ!!!」

皇帝「南門を……南門を、全力で支援!!死守せよ!!!これは勅令であるッッ!!!」ギロッ


南門の守りが盤石となりました。
城の守りが薄くなりました。
85 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 18:59:04.40 ID:qrVy2ERSo
シェル(……お父様、無事でしょうか)

シェル(いえ、恐らくは無事だと思いますが……それでも不安にはなるものです)

兵士A「……! 皇女様、見えてきました!北門です!」

シェル「! 状況は!?」

兵士A「現在、北門は────!」


91以上 ……寧ろ、巻き返している?
90〜70 優勢です!
69〜40 劣勢です!
39以下 壊滅直前!魔獣、4体こちらに向かってきます!

下1



一旦落ちます。
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:59:30.46 ID:xD1Ah5k5o
たんおつ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:59:30.64 ID:vqXlAm7JO
88 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 19:51:28.55 ID:4w7NfRm3O
再開します。



兵士A「戦況、劣勢!魔獣の群れが圧倒しています!!」

兵士B「な、ウッソだろ!?」

兵長「ちィッ……指揮が可能な者は!?」

シェル「……! あの方ではないでしょうか!」


熟練兵「前進、前進だァ!!とにかく攻撃に専念しろッ!!そうすればいずれは敵も陥ちるッ!!」

兵士たち『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』』ドドドドドッ

魔獣たち『『グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』』ドドドドドッ


兵長「……なんだ、あの戦い方」

兵士A「全員、防御を捨てている……?」

兵士B「あ、あんなのまともな戦いじゃねえ……単なる特攻じゃねえか……!」

シェル「……加勢します!ついてきてくださいっ!!」シュインッ

兵長・兵士A・兵士B『了解!!』ダッ
89 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 19:59:56.68 ID:4w7NfRm3O
死兵A「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ドグシャアッ!

死兵B「皇帝陛下万歳!!皇女様万歳!!帝国バンザァアアアアアアアアイ!!!!」ドゴォ!!

死兵C「ヒャッハアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ザシュウウウウ!!!

熟練兵「良いぞ、その調子だ!!全員殺せ!!殺して殺して殺し尽くせ!!」

熟練兵「そうして帝都に侵入する輩を極限まで減らすのだ!!さすれば我等の命は潰えど、我が国は遺る!!なれば我等、護国の狂鬼とならん!!ハッハッハッハッハッハ!!!!」

魔獣「グ、ガ……」ピクッ

熟練兵「そう、やれ!やれ!!殺し尽くせェ!!全てを根絶やしにしろォオオオオオオオオオオオオ!!!!」

大型魔獣「……ギ」

バシュッ

大型魔獣「ギギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

熟練兵「────あ?」

「ハァアアアアアアアア!!!!」

バチチチチィッ!!!!

大型魔獣「ゴギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!??」

ドサッ

熟練兵「………」

熟練兵「………」

熟練兵「………」

熟練兵「何故貴方がここに居るのです、皇女様」

シェル「………」シュウウウウウウウウ......
90 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 20:10:38.97 ID:4w7NfRm3O
シェル「……その質問に答えるよりも先に、言う事があります」

熟練兵「…何でしょう」

シェル「何ですか、この戦い方は」

熟練兵「………」

シェル「誰も命を惜しまず、ただ爆弾の様に突っ込んでは、死していきます」

シェル「こんなものは、戦いではありません。単なる自殺です」

熟練兵「…そうですな。確かにこれは自殺でしょうな」

シェル「ならば即刻やめさせて下さい。魔獣の侵攻があるとか、そういう事は関係がありません。他の戦術に変えるべきです」

熟練兵「それは無理な話ですな」

シェル「……何故ですか」

熟練兵「何故って、貴方が一番に分かっておりますでしょう? 貴方は聡明だ、私の様な弱卒などより余程戦況が見えている」

シェル「………」

熟練兵「特攻しか、策がないのですよ」

熟練兵「もしここで兵を温存しながら戦えとなれば、いずれは体力の低下で大した消耗も出させずに全滅する」

熟練兵「そして残った魔獣は、帝都の中心……つまり貴方の父上、皇帝陛下の居城へと歩を進め、全てを破壊し尽くす」

熟練兵「が、それを回避する方法がひとつだけある」

クルッ

死兵D「ギャハハハハハハハ!!!死ね、死ね、死ねェ!!!」

死兵E「アハハハハ!アッハハハハハハハハ!!ママァ、魔獣ぶち殺すの楽しいよぉおおおおおおおおおおおお!!!」

死兵F「テメェらぶっ殺さなきゃよォ、死んだアイツらが報われねえんだよォオオオオオオオオオオオオ!!!!!」ボロボロ

シェル「………」

熟練兵「こうして、死兵を使う事です」
91 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 20:18:39.75 ID:4w7NfRm3O
シェル「使う?作る、でしょう」

熟練兵「……どちらでも良いでしょう。貴方は陛下を守れ、我々は兵として恥の無い生を全う出来る。何か、問題でもございますか?」

シェル「………貴方の正義は、歪んでいます」

熟練兵「歪まねば為せない正義もあるのですよ」

シェル「………」

熟練兵「………」

シェル「……私は、これから戦況を変えます。死兵など、これ以上増やしません」

熟練兵「さようですか。ならば、やってみて下さい」

シェル「ええ」バチッ


フォンッ

シェル(────魔剣よ。意思など無い事は、分かっています。しかし、貴方に願います)

シェル(私は、この危機を救いたい。彼の言葉を、否定したい。…全てを、護りたい)

シェル(ですから、力を下さい。強大無比にして、唯一絶対の、全てを変える『力』を)グッ


シュイイイイインッ
92 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 20:28:06.61 ID:4w7NfRm3O
………意思、か。
あるんだけどな。ここに。

………シェルの願い。
俺も叶えてやりたい。
俺だって、あの男が言ってる事は間違いだと思ってるからな。

特攻する奴らをいたずらに増やしたところで、戦いが終わって悲しむ人が増えれば同じ事だ。
結局、考え方の違いと言えるのかもしれないが……それでも、犠牲を絶対確定の要素とするのは間違いだと思う。
だって、可能性を度外視して考えるなんておかしいだろう。
99%の可能性で成功する行動があったとする。
これを何千回、何万回と実行した時、全て成功する訳はない。
だって99%成功するという事は、1%は失敗するという事だから。

ならば今回だって同じだ。
最初から可能性を考慮せずあんな事をほざくんだ。
俺は、あんな考え方に賛同なんてしたくない。

だから、シェルに何かしたい。
俺に出来る範囲の事。
……つっても、何か出来る事なんてないと思うが。
それでも、願う事くらいは。

俺を宿す魔剣よ。
シェルに、全てを変える力を。
その力の一端を、与えてやってほしい。



....キュイイイイイイイイイイインッッ!!!!!



………え?
93 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 20:37:06.41 ID:4w7NfRm3O
シェル「……え?」


キュイイイイイイイイイイインッッ!!!!!


シェル「こ、この……力は………?」

シェル(何だか……力が……漲って………)

熟練兵「………は?」

熟練兵(………まさか…………アレ、魔剣か?)

熟練兵(いや、待て。今、皇女様が持っているソレが魔剣だとすると……)

熟練兵(……まさか。本当に、全てを………)


北門前

兵士A「オラァ!!」ドゴォ!

小型魔獣A「ギュピッ!?」

兵士B「うりゃあ!!」バキッ

小型魔獣B「グヒィ!?」

兵長「ッラァ!!」ッゴォン!!

大型魔獣「グギャッ!!??」

ッドォンッ....

兵長「チッ、殺しても殺してもキリがね……ん?」

兵長(皇女様……? やっぱ良いケツして……じゃねえ、なんか……光ってねえか?)
94 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 20:47:05.37 ID:4w7NfRm3O
……おいおい、嘘だろ。
確かに以前、なんか共鳴した感じはあったが……。
もしかしてこれ、俺が何かしてやりたいとか思えば……。
力を与えられる、って事か?

………。
マジか。
なら、やる事は決まった。
あの男の鼻を明かしてやる為にも。
俺の主を守る為にも。

力を、引き出してやろう。



ィイイイイイイイイインッ!!


シェル(ひ、光が、強まって……!)


バチィイイイイイイイイイイイイッッッ!!!!


熟練兵「っお、おおおおおおおおおおおおお!!!???」

死兵A「ぐぉおおおおおおおおっっ!!??」

死兵B「な、この衝撃波何dうぉおおおおおおおおおおお!!??」

魔獣A「ギギィイイイイイ……!!??」

魔獣B「ガッギャアアアアアアアアアア!!??」


シュウウウウウウウウ......


シェル「………」

シェル「……これ、は」



スキルを獲得しました。
殲滅型のスキルです。
名前、属性(今回は風雷確定なので無しでもおk)、性能を書いてって下さい。

下3まで
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:50:21.81 ID:DEC17l5l0
イッチアカツキ好きでしょww
という事で

【名前】雷神招来
【性能】雷の化身を召喚、敵を蹂躙する
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:56:38.86 ID:xD1Ah5k5o
カムイ・ミョルニル
一定範囲に雷を落として電圧で焼き切る
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:59:50.29 ID:9zhF1kThO
大雷瀟(だいらいしょう)
津波の如く放たれる雷の壁。威力が高く広範囲に攻撃できるが敵味方の識別はできない。
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2020/09/22(火) 21:03:47.55 ID:W8RWJrPw0
【名前】戦女神の剣
【性能】7人の戦乙女を召喚して彼女達が敵を攻撃する
    戦女神の戦闘力はそれぞれ、一騎当千の猛者も居れば
    魔法で後方支援する者も居る
99 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 21:17:30.96 ID:4w7NfRm3O
一章毎にスキル獲得の機会は一回あるかないかです。
故に獲得出来るスキルはたいへん強大な物です。
ゆえに規格外ですが、これでも勝てない相手が居ます。
それにそうポンポンと発動出来るものでもないです。
その辺は留意しておいて下さい。

そして今回獲得したスキルはミックスして【神威瀟来】。
戦場に於いてのみ発動可能で、雷の化身が召喚され、その化身の持つ槌(ハンマー)が振り下ろされると同時に、津波の様な雷の壁が瀑布の様に天より流れ落ちるというもの。
また化身の周りでは無差別の雷撃が降り注ぎ、敵味方関係無しに全てを焼き焦がしていく、という感じです。

はい、化け物です。
あとアカツキは好きです。



シェル(────分かる)

シェル(私は、強大な力を得てしまいました)

シェル(そして────)

シェル「……今すぐにでも、これを使えてしまいます」

クルッ

熟練兵「……皇女様、貴方一体………」

シェル「ひとつ、約束して下さい」

熟練兵「……何を」

シェル「私が散るまで、兵を下がらせておく事を」

熟練兵「………貴方の力は確かに凄いでしょうな。見ただけで分かる。だが、この大群相手に……」

フワッ

シェル「お願いします」

ヒュンッ

熟練兵「…………」

ハァ

熟練兵「……おいお前ら、下がれ! 一時撤退だ!」

熟練兵(……失望は、させてくれるなよ)
100 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 21:25:43.06 ID:4w7NfRm3O
ヒュウウウウウウウウウウッ

ピタッ

シェル「この辺りで良いでしょうか」


大型魔獣A「グオオオオオオオオオ!!!!」

大型魔獣B「グゥギャアアアアアアアアアア!!!!」

死兵G「クソ、撤退しろってどういうこった!?」

死兵H「知らねえよ、そういう命令なんだから仕方ないだろ!?」

死兵I「くそ、くそ、くそッ!!殺し足りねえのに……!!!」


シェル(……一応、守ってはくれたみたいですね)

シェル(ならば、私もそれに応えましょう)スッ

シェル「……さあ、全てを終わらせましょう」バチリッ

バチチチチッ

バチチチチィッ!!!!

ドッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!


北門前

兵長「…………オイオイオイオイ」

兵士B「………いや、何アレ?」

兵士A「………あっ、もしかして俺たち終わり?」
101 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 21:34:17.52 ID:4w7NfRm3O
熟練兵「……………」

熟練兵「失望?バカ言え」

熟練兵「そんな風に考えていた俺がバカだった」

熟練兵「アレは、失望するしないの次元じゃない」

熟練兵「純粋な────『力』だ」


雷神『──────』バチバチバチッ!!

ドッシャアアアアアアアン!!!

大型魔獣の群れ『ゴギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??』

小型魔獣の群れ『グギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!??』


シェル「………魔剣は破滅を齎す存在、ですか」

シェル「本当に、間違いじゃないんでしょうね」

シェル「………」

シェル「取り敢えず、終了させましょうか」スッ

雷神『──────』キュイイイイイイイイインッ


ッドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッ!!!!!!!!!


コンマ◯◯%の魔獣が消滅

下1
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 21:35:05.75 ID:InCvcT1A0
103 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 21:42:19.86 ID:4w7NfRm3O
シュウウウウウウウウウウウウウウウ......


シェル「………こう、なりますよね」


数多の魔獣の焼死体『』


熟練兵「………」

熟練兵「2、3万はいた。この方面だけでも」

熟練兵「その魔獣どもが、こんなあっさり……」


死兵A「あ………?」

死兵C「……俺たちが、戦ってた魔獣どもが………」

死兵I「………七割、いや八割。文字通り、消し飛んだ」


北門前


シーーーーン......

兵長「な……?」

兵士A「な、は、え?」

兵士B「………はい?」


城内


大臣A「………ファ?」

大臣B「……それは、真なので?」

大臣C「…………えぇ」

大臣D「…………皇女様が?」

皇帝「…………」

皇帝「……シェル…………」
104 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/22(火) 21:47:31.56 ID:4w7NfRm3O
シェル「………」

シュウウウウウ

トッ

シェル「どうですか」

熟練兵「……なんと言ってほしいのです?」

シェル「貴方の感じたままで結構です」

熟練兵「………満点です」

シェル「そうですか。では、早急に兵たちを下がらせ、総員休息をとるように。私はこれから、各方面に」

「────行かせる訳ねえだろ、クソガキ」

シェル「────!」クルッ




魔王軍四天王来襲。
正直当初はここまで来させる気はありませんでしたがあまりにも恵まれた境遇、素質から早々に出さざるを得なくなりました。
という事でまた安価。
名前、属性(2種類以上)、性格や特徴など書いてってください。
切ります。
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 21:53:29.00 ID:W8RWJrPw0
【名前】ゴルゴーン
【属性】闇
【特性】ギリシャ神話のメデューサがモデル
    見た人間を石に変える魔眼と髪か蛇で触手のように伸ばして絡めとる事も可能
 【性格】冷酷非情、しかし言葉使いはとても丁寧

106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 21:59:47.35 ID:xD1Ah5k5o
メルテヴァイト
闇 火
喋りや敵に対する態度はチャラいが味方思いの熱血漢
褐色肌に胸元を大胆に開けた尾の長い燕尾服
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 22:13:52.77 ID:N9VI/cQM0
>>105
2種類以上って書いてあるし訂正したほうが良いんじゃね?属性
st
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 22:16:55.10 ID:UWNkFLmDO
ゲームなら終盤にやっと手に入るそれぞれの属性の最強魔法か召喚魔法って感じだなあ
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 22:18:34.84 ID:InCvcT1A0
ツインベール
闇 光
性格 表の狂暴な人格と裏の気弱で臆病な人格の二つが存在する
白い髪と黒い翼をもった女性
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 22:19:29.65 ID:W8RWJrPw0
了解訂正します。

【名前】ゴルゴーン
【属性】闇 毒
【特性】ギリシャ神話のメデューサがモデル
    見た人間を石に変える魔眼と髪が蛇で触手のように伸ばして絡めとる事も可能
【性格】冷酷非情、しかし言葉使いはとても丁寧
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 23:43:55.67 ID:H2stklFso
ラムトチカ
水 風
傲慢でプライドが高い、人間は見下してる
頭部は鳥
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 05:10:28.59 ID:KBrQwS6kO
名前:バグズ
属性:風 闇
特徴:甲殻のついた二足歩行のデカいハエ
性格:凶暴な野心家、魔王にすら叛意を持つ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 13:12:46.10 ID:pE4JIARU0
名前:マイケル神父
属性:光炎
性格:普段は温和だが邪神を崇めない者には激昂し神の奇跡を以て塵も残さず消しにかかる
特徴:邪神より授かりし奇跡の力で光熱を操り辺り一面を焦土と化す事が出来る
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 13:52:04.66 ID:PzDKaxS7o
再開します。



「────行かせる訳がないでしょう、貴方のような存在を」

シェル「────!」クルッ

熟練兵「……何だ、貴さ」

熟練兵「…………」

熟練兵「まさか」タラッ

「おや、私の事をご存知で? 」

シェル「……貴方は?」

熟練兵「……皇女様、お逃げ下さい。幾ら貴方でも、コイツにばかりは………!!」

「ははは、何だか嬉しいですね。私も顔が売れてきたのでしょうか」

熟練兵「……売れてきた? よく言いやがる。人間の癖に人間を裏切った貴様の事だ────そもそも、誰だって忘れちゃあいねえよ」

熟練兵「マイケルッッ!!!!」

マイケル「ふふ、そういきり立たないで下さい。もっと冷静にお話ししましょう」ニッコリ
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 14:03:31.62 ID:PzDKaxS7o
シェル「………マイケル…………?」

シェル「……裏切りのマイケルッ!?」

熟練兵「そのマイケルです。奴は、以前とある教国で司祭を務めていました………が」

マイケル「ええ、私は真理を理解したのです!貴方たちが崇めている神などという存在は実在しない!!真に実在するは、神の敵とされる邪神様のみなのですよ!!」

熟練兵「……理解出来ねえな。宗教なんざ所詮依存の対象でしかねえ、実際の益を求める事自体が愚かだ」

マイケル「はは、そんな思考では邪神様の加護を得る事は出来ませんよ。それに邪神様は、彼の神と違い利益を与えて下さいます。そう、こんなふうに」スッ


ボゥッ....

ボォオオオオオオオオオッ

ボォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!

熟練兵「……なんだ、その業火は……?」

マイケル「業火ではなく神炎です。で、これ。どうすると思います?」ニコニコ

シェル「………」

熟練兵「………」

マイケル「おやおや、遠慮せずに答えて下さって良いのですよ? それとも、答え合わせをお望みで?」

シェル「……それを、どうするつもりですか?」

マイケル「それはですねぇ────」スッ

マイケル「こうするんですよッ!!」ヒュンッ

熟練兵「!!?」

シェル「っ!!?」


回避判定

コンマ55(雷翼発動中補正)以下でシェル回避。

下1

コンマ30以下で熟練兵回避。

下2
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/23(水) 14:05:44.00 ID:aGFRsDv1O
とりどうした
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 14:06:27.99 ID:6tRdSaCsO
118 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 14:11:13.94 ID:PzDKaxS7o
酉外れてました、すみません。

というか……。

………………。

…………………………………。

安価した人、ごめんなさい……。

もしかしたら………これ逆に…………。



シェル判定

91以上 引っ掛かりましたね、貴方の弱点は帝国が既に握っています!
90〜60 反撃&致命傷
59以下 反撃

熟練兵
91以上 バカが、こういう時の為の手段は既にあんだよッ!
90〜60 反撃&死兵援軍
59以下 死兵援軍
119 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 14:12:03.43 ID:PzDKaxS7o
このレスから下1、下2です。
すみません、もうなんか混乱しちゃって。
でも仕方ないですよねこれは……。
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 14:13:56.75 ID:ccxGtjgS0
プロットこわれる
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 14:17:40.31 ID:C7ZUB88DO
はい
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 14:22:02.52 ID:6tRdSaCsO
皇女様つよつよで草
123 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 14:27:19.73 ID:PzDKaxS7o
シェル「ッ、く!」フォンッ

マイケル「……おや?」

マイケル(……成る程。あの翼、見た目通りに機動力がある様ですね。……が、)

熟練兵「────ぐおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!???」ボォオオオオオオオオオッ

シェル「っ! な……!?」

マイケル「……そちらには無事当たった様ですねえ。どうです?これが邪神様の下さった、神域の炎です。快いでしょう?愛おしいでしょう?」ニコッ

熟練兵「ぅ、ぐぅうううううううううううう………!!!!」ジュウウウウウ

シェル「……い、今助けに「来るなァッッ!!!!」

熟練兵「……ぐ、ぎ………た、確かに………こりゃあ………簡単に死ねる程度には………キッツいなァ…………」グジュウウウウウ

熟練兵「………だがよォ…………」ズリッ

マイケル「んん?」

熟練兵「────ッハァ!!」ドォッ

マイケル「何!?」

ドチャッ

熟練兵「ッ、おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」グググ

マイケル「な……離しなさい! 邪神様の祭壇で身を清めていない様な者が我が躯に触れるなど……!」

熟練兵「今だァ!!俺ごと焼き殺せぇッッ!!!!」

シェル「………え!?」
124 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 14:35:05.28 ID:PzDKaxS7o
熟練兵「聞こえなかったかッ!! あの力で俺ごと攻撃しろと言っているんですッ!!」

シェル「………!!」

マイケル「……! ま、まさか……やめ、やめなさいッ!私はまだ生き延びねばならないのですッ!! 現在の第一宗教を撤廃せねば、この世界は汚染さr「早くやれぇえええええええええええッッ!!!!」

シェル「…………貴方は」

マイケル「く、離れろッ!離れろぉッ!!」ドゴッ ゲシッ

熟練兵「ぐ、はッ、ァ………さ、流石のお前といえど………強いのは魔法だけ、腕っ節は大した事ァねえみてえだな……!!」グググ

マイケル「な、ならば……塵になるまで灼けばッ」

『『させるかよぉおおおおおおおおおおおお!!!!』』


ドドドドドドドドドドッ


シェル「!?」

マイケル「なっ!?」


死兵B「裏切りモンがァ、死ねやあああああああああああああ!!!!!」

死兵F「殺してやるぜぇえええええええええええええええええ!!!!!」

死兵G「死ねボケぇえええええええええええええええええええ!!!!!」


熟練兵「………! おま、えら……!!」
125 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 14:43:38.99 ID:PzDKaxS7o
死兵A「オラァ!!」ブンッ!!

マイケル「く、焼滅せよ!!」ボォッ!

死兵C「何処を見てんだァ!」ドゴッ

マイケル「がァッ!? …………貴様らァ!!!」

死兵H「せりゃあああああああああああ!!!!」

死兵I「うりゃあああああああああああ!!!!」

死兵T「そらああああああああああああ!!!!」

マイケル「お、おッ、おのれぇえええええええええええええええええええ!!!!!」


シェル「………これ、は」

ダダダダダッ

兵長「ハッ、ハッ……良かった、間に合ったぜ」

兵士A「こ、皇女様!ご無事ですか!?」

兵士B「皇女様ァ、あのマイケルが出たって本当ですかァ!?」

シェル「! 貴方たち……」

兵長「今、状況はどうなって………あぁ」


熟練兵「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」グググ

マイケル「このッ、このッ!! 死ねッ、死ねぇッ!! 何故死なないんだッ!!??」

死兵S「だァから余所見すんなやァ!」ドゴッ

マイケル「うぐッ! ぐ、ぬ……うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ボォオオオオオオオオオッッ!!!!!


兵長「………皇女様」

シェル「………」
126 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 14:50:32.58 ID:PzDKaxS7o
シェル「私は、皆を守ると誓いました」

兵長「………」

シェル「だから、今すぐに彼を……マイケルを、討たねばなりません」

兵長「……でしょうね」

兵士B「こ、皇女様!だったらチャッチャとやっちゃって下さいよ!じゃないとアレ、犠牲が増えまくって……!」

兵士A「バカ、出来たら皇女様はとっくにやってる。……だが、皇女様は出来ねえんだよ」

兵士B「ど、どうしてだよ!?」

シェル「……………」

兵長「……奴と、同じになるからですか?」

シェル「…………そうです」

シェル「守る為の犠牲。効率や後の事を考えれば、最適解なのでしょう」

シェル「しかし、ここで『あれ』を振るってしまえば……私の目指した正義は、どうなるんですか?」

シェル「私は、約束を違えたくないんです」

シェル「彼とした、約束を」

兵長「………」

シェル「………私は、どうすれば良いんですか?」

シェル「どうすれば、正しいのでしょうか」

シェル「………誰か」

シェル「誰か、私に…………」

シェル「本当の正義を、教えて下さい………」ポロポロ
127 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 15:02:38.21 ID:PzDKaxS7o
兵長「…………」

ハァ

スタスタ

ガシッ

シェル「っ、え」


兵長「甘ったれんじゃねえこのクソガキ!!!!」


兵士A「!!!???」

兵士B「ファッ!!!???」

シェル「………ぇ」

兵長「テメェ、将来自分がどうなるのか分かってんのか?」

シェル「私は……未来の、帝国皇帝」

兵長「そうだ、テメェは皇帝だ!この国全てを統べる絶対の皇帝!! 全てを牛耳る特級の存在!!」

兵長「じゃあ覚悟は出来てんだろうが!! テメェは話し合いだけで戦争が回避出来ると思ってるのか?」

兵長「テメェの鶴の一声で差別が消えると思ってるのか?テメェの行動一つであらゆる事柄が解決すると思ってんのか?」

兵長「んな訳ねえだろうがッ!! 何事にもな、外道の行為は存在するんだよッ!!!」

シェル「………う」
128 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 15:11:21.98 ID:PzDKaxS7o
兵長「裏があるからこそ表は上手く回る! 裏があるからこそ表は存在出来る!! んなもん俺が言わずとも当然の事実だろうがッ!!」

兵長「……皇女様、テメェもそれは薄々分かってる筈だ。白が黒を染める事なんて出来ねえ」

兵長「もしできたら、そんなのは人間じゃねえ。神か何かだ」

シェル「………」

兵長「……俺の処罰は、この戦いが終わってからやって下さい。ただ今は、貴方には為すべき事がある筈です」

シェル「………私の、為すべき事」


熟練兵「ウガァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ドロドロ

マイケル「グッ、おッ、離れろォおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!」

死兵D「死んでも離すかボケぇえええええええええええええええええ!!!!」

死兵E「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇええええええええええええ!!!!!」


シェル「………私は」

シェル「私が、為すべき事は」


1 ────彼らの決意を、踏み躙らない事!
2 ……でき、ません(反撃、致命傷無し。代わりに……)
129 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 15:13:26.82 ID:PzDKaxS7o
このレスから下1です。
かなり特殊なルートな為、ぶっちゃけ空気読まず後者行っても良いかもしれません。
無論、気持ち良いのは前者の方でしょうけども。
得るものは実は同じくらいです。
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 15:18:03.67 ID:5L32tSpE0
やっちゃえバーサーカー!
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/23(水) 15:18:58.79 ID:aGFRsDv1O
これ1?
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 15:19:37.98 ID:5L32tSpE0
そうです
1です
133 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 15:27:50.94 ID:PzDKaxS7o
シェル「………その通り、ですね」

兵長「………」

兵士A「……え」

兵士B「へ、へ?」

シェル「私は、未来の帝国皇帝」

シェル「清濁併せ呑む程度、当たり前の事ですね」フッ

兵長「………皇女様」

シェル「ありがとうございます。お陰で、迷いは無くなりました」スッ

フォンッ

....バチッ!

バチチチチッ!!!

兵長「………御英断、感謝致します」

シェル「ええ。……では」

兵長「は。行ってらっしゃいませ」スッ

兵士A「………あ、えと」スッ

兵士B「が、頑張って下さい!皇女様!」スッ

シェル「はい」

トッ

シェル「行ってきます」ニコッ
134 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 15:32:08.46 ID:PzDKaxS7o
ヒュウウウウウウウウウウッ

ピタッ


シェル「………」

シェル(なんとかもう一度、使えますね)

シェル「………」


マイケル「くそッ、くそッ!! 邪魔だァ!!」ゲシッ ゲシッ

熟練兵「ウゥゥゥゥゥゥゥゥ………!!!!」グググ


シェル(………あんなになってまで、戦ってくれて)

シェル「……辛いでしょうね。痛いでしょうね」

スッ

シェル「今、楽にして差し上げます」


キュイイイイイイイイイイインッッ
135 : ◆.Wc5EvOFRBvV [saga]:2020/09/23(水) 15:36:37.39 ID:PzDKaxS7o
キラァンッ


マイケル「………んんッ!?」

死兵R「………あ?」

死兵T「あ、あの光は………!」

死兵N「……ヒャハッ!皇女様の奴、もう準備しやがったか!」

死兵W「っしゃァ、そうとなればコイツを抑えるぞォ!!」

マイケル「……! う、うおおおおおおおおおおおおッッ!!!」ボォオオオオオオオオオッッ!!

死兵X「ぐお!?」

死兵Q「な、急に火力が……!」

マイケル(あ、あれはマズい!幾ら邪神様の加護を得た私とて、あれに直撃すれば……!)

マイケル(ま、魔法防壁を展開しなければ! そしてなるべく、遠い場所へ────)


ガシッ


マイケル「…………」

マイケル「………き」

マイケル「貴様ぁああああああああああああああああああああ!!!!????」


ケロイド状の何か「グガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
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