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【モバマス×ポケモン】藍子「めざせポケモンマスター! …ポケモン、マスター?」
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63 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:31:48.33 ID:uTWeRgtP0
藍子「……」
都「……町の人たちから聞き込みを行った結果、いくつかの事実が判明しました」
都「やはりあのマケンカニの群れは、ジムの目の前から急に現れたそうです」
都「ただ……現れたといっても、トレーナーが放ったのか、どこかに隠れていて飛び出してきたのか、そこまではわかりませんでした」
都「はっきりとしていることは、マケンカニはガラル地方には生息していないということです。どう考えても、野生のポケモンである可能性はゼロに近いでしょう」
64 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:32:43.30 ID:uTWeRgtP0
都「そしてもう一つ。ジムリーダーの泉さんについて、です」
都「どうやら今日はジムの公休日だったらしいのですが、そんな時でも泉さんはあまり町で見かけることはないそうです。ジムに篭って、ポケモンの訓練をしたり趣味に没頭しているとのことでした」
都「つまり、あの時泉さんはジムの中にいた可能性が高いです」
藍子「ジムの、中に……」
都「……藍子さんが仰りたいことはわかります。ならどうして、ジムの外での事態に気づかなかったのか……」
都「そしてこんな騒ぎが起きてもなお、なぜ町の人の前に出てこないのか……ですよね?」
藍子「……はい」
65 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:33:22.51 ID:uTWeRgtP0
都「……たしかにそれは気になるところです」
都「ただ……藍子さん。これだけは断言させて下さい。泉さんは、決して困っている人を放っておくような人ではありません。何か事情があったはずなんです」
藍子「……」
藍子「……都ちゃん」
都「は、はい」
藍子「私、今からジムに行ってきます」
都「!? ちょ、ちょっと待ってください……!」
66 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:34:26.13 ID:uTWeRgtP0
都「泉さんは、以前もこの町でポケモンが暴れたとき、すぐに駆けつけてくれたと聞いています。今回だってそうしたはずなんです!」
藍子「……都ちゃんの言うことはわかります。私だって、簡単に誰かを疑いたくない」
藍子「でも……頭でわかっていても、抑えられないことだって……私にはあるんです」グッ
都「藍子さん――」
藍子「だって……凛さんが、私たちの目の前から……いなくなっていたかもしれないんですよ……!?」キッ
67 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:34:55.17 ID:uTWeRgtP0
都「……!!」
ダッ
都「……藍子さんっ……!」
都(……止められなかった)
都(いや、あの目は……止めても無駄だったのかもしれない)
都(……)
68 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:35:38.10 ID:uTWeRgtP0
キルクスジム
藍子(……)チャキッ
藍子(ケケンカニ……あなたは、いったいどこから来たの……?)
藍子(本当に、ジムリーダーの元にいたポケモンだったの……?)
ガラッ
藍子「やっぱり無人だ……灯りもついていない」
藍子「人がいないジムって、こんなに寂しいんだ……」
69 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:36:16.38 ID:uTWeRgtP0
藍子「……?」
藍子「奥から……灯りが漏れてる?」
藍子「あの扉の奥って……」
ガラッ
藍子「!」
コンピューター『……ヨウコソ、チャレンジャー。ココハキルクスジムデス』
70 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:37:39.10 ID:uTWeRgtP0
コンピューター『当ジムデノチャレンジ内容ヲ、簡潔ニ説明イタシマス』
ピピッ
コンピューター『タダ今ヨリコノ画面ニ、様々ナ図形ガ表示サレマス。その図形ヲ素早ク正確ニ――『ヒトフデガキ』シテクダサイ』
藍子「ヒトフデガキ……?」
コンピューター『問題ハ全40問デス。ナオ、開始カラ5分ゴトニポケモントノバトルモゴザイマス』
コンピューター『ソレデハ……用意、スタートッ』ピピッ
藍子「え、ええっ?」
藍子(そもそもどうしてジムが開いていないのに課題に挑めるの……?)
藍子(……でもこれをクリアしないとジムリーダーの所へは行けない……)
藍子「よしっ……!」グッ
71 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:38:29.76 ID:uTWeRgtP0
スタジアム
藍子(……)ザッザッ
パッ
藍子(! スタジアムに灯りが……)
ザッザッ
泉「……誰?」
72 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:40:11.03 ID:uTWeRgtP0
泉「今日はジムは休みなのよ。それなのに課題もクリアして、ここまで来るなんて……」
藍子「……あなたが、キルクスタウンのジムリーダーですか」
泉「ええ、そうよ。私はキルクスのジムリーダー、泉。……あなたは?」
藍子「私は藍子です。ジムチャレンジャーです」
泉「……はあ。さっきも言ったけど、今日は休日なの。ロビーだって誰もいなかったでしょ?」
泉「コンピューターはこの後点検する予定だったから、電源は点けていたんだけど……それにしても、どうして引き返さなかったの?」
藍子「聞きたいことがあるからです」
73 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:40:59.96 ID:uTWeRgtP0
泉「聞きたいこと?」
藍子「さっき、ジムの前でマケンカニの群れが暴れていました。ケガをした人やポケモンもいましたし……私の大切な人も、危険な目に遭いました」
泉「……」
藍子「答えてください。あれは、あなたの仕業ですか?」
泉「……」
泉「違うわ」
藍子「!」
74 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:41:36.42 ID:uTWeRgtP0
泉「……だけど、なぜ違うと言えるのか証明できるものを、今の私は持っていない。だからあなたが私を疑うことは、何もおかしくないわ」
藍子「……それなら……」
藍子「なぜジムの中から出てこなかったんですか……? なぜ街の人を助けようとしなかったんですか……!?」
泉「……」
泉「ところであなた、ジムチャレンジャーだったよね?」
藍子「え……?」
75 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:42:50.14 ID:uTWeRgtP0
泉「そうね……私に勝てたら、その理由、教えてあげるよ」チャキッ
藍子「……!!」
藍子「どうして……どうして戦わなきゃいけないんですか! 私はただ真実を知りたいだけで――」
泉「あなた、チャレンジャーなんでしょ?」
泉「どんな事情があったにせよ、今のあなたと私の関係はチャレンジャー対ジムリーダー……このスタジアムに立っている限りは、そうなのよ」
藍子「……!」
泉「さあ、いくよ」
ジムリーダーの泉が勝負をしかけてきた!
76 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:43:44.34 ID:uTWeRgtP0
泉「ルールはシンプルに、使用ポケモン3匹。全滅したら終了だよ」
泉「そうそう、ダイマックスも使っていいよ。まあ、私は使う予定はないけど」
泉「それじゃ……いくよ、デリバード!」ポンッ
デリバード「デリ!」
デリバード はこびやポケモン こおり・ひこうタイプ
巣で待つヒナたちのため、1日中エサを運んでいる
ジョウト地方では伝説のポケモンと対峙したデリバードが語り継がれている
藍子「っ……マホイップ!」ポンッ
マホイップ「マホ〜」
77 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:44:18.38 ID:uTWeRgtP0
藍子(……どうやらここのジムリーダーはこおりタイプ専門みたいだ)
藍子(デリバード……いったい何をしてくるんだろう。まずは様子見……かな)
藍子「マホイップ、デコレーション!」
マホイップ「マホ」シュシュシュシュ
マホイップ「マホ〜♪」シャキーン
泉「へえ……自分自身をデコレーションするんだ。面白い戦い方だね」
78 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:44:46.93 ID:uTWeRgtP0
泉「デリバード、あられ!」
デリバード「デリ!」パァァ
ヒュォォォォォ
藍子(……相手も様子見をしてきてるのかな)
藍子「よし、マホイップ! 攻めるよ!」
藍子「マジカルシャイン!」
79 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:45:35.77 ID:uTWeRgtP0
マホイップ「マホ〜」ピッカーン
泉「デリバード、オーロラベール!」
デリバード「デリ!」
バシィィィ
藍子「!? 攻撃が止められてる……!」
泉「オーロラベールはあられが降っているときにしか出せない……その代わり、強力なファイアウォールを生み出せる技だよ」
泉「これで最初の役目は終わりだね。デリバード、戻って」シュゥゥゥ
80 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:46:21.46 ID:uTWeRgtP0
藍子「……交代……?」
泉「ありがとう。そっちが攻めてこなかったおかげで、私の理想のフィールドが完成したよ」
泉「……次、いくよ! ウオチルドン!」ポンッ
ウオチルドン「ウオオー」
ウオチルドン かせきポケモン みず・こおりタイプ
頭が上下逆さで口が頭の上にあり、獲物を食べづらい
この姿が本来の姿であったかどうかは未だ疑わしい
藍子(あ、頭が上下逆さ……!? なんでそうなっちゃったんだろ……)
藍子(……って考えてる場合じゃない!)
81 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:47:33.21 ID:uTWeRgtP0
藍子「マホイップ、マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ〜!」パァァ
バシィィィ
藍子「……! またオーロラベールに弾かれた……!」
ウオチルドン「ウオオー」ケロッ
泉「どうしたの? 攻撃、届いてないみたいだね」
藍子「くっ……」
82 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:48:10.42 ID:uTWeRgtP0
藍子(さっきの反応からして相手はマホイップの戦法を見るのは初めてだったはず)
藍子(なのに全く動揺せず対策を仕掛けてくるなんて……さすがジムリーダーだ)
藍子(……だけど、私は諦めない!)
藍子「マホイップ、もう一度デコレーション!」
マホイップ「マホ!」シュシュシュシュ
泉「懐ががら空きだよ! ウオチルドン!」
ウオチルドン「ウオオー」バッ
83 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:48:45.01 ID:uTWeRgtP0
藍子「!」
泉「つららおとし!」
ウオチルドン「ウオオー!」ヒュォォォォォ
ガチンッ
藍子「! あんな巨大な氷柱を一瞬で……!」
ウオチルドン「ウオオー!」ブンッ
ドゴオッ
84 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:49:19.97 ID:uTWeRgtP0
マホイップ「マホ……!」ドサッ
藍子「マホイップ!」
泉「驚いた? ウオチルドンは周囲の空気を凍らせることで、すぐに巨大な氷柱を作り出せる。たとえあられが降っていなくてもね」
マホイップ「マホ……!」バシバシ
藍子「っ……そうだ、あられのダメージも……」
藍子(でもこれで……攻撃が通るはず!)
85 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:49:48.77 ID:uTWeRgtP0
藍子「マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ!」ピッカーン
泉「受け止めて!」
ウオチルドン「ウオオー」
藍子「!」
バシィィッ
ウオチルドン「ウオオー」ケロッ
86 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:50:35.82 ID:uTWeRgtP0
藍子「そんな……顔に直撃したのに!」
泉「逆ね。この頑丈な顔面だからこそ攻撃を受けることができた。正面からの攻撃は、ウオチルドンには通用しないよ」
ウオチルドン「ウオオー」パァァ
泉「それに『アイスボディ』の特性もあるから、ウオチルドンは実質無傷に近いわ。マホイップにはもう手出しはできない」
泉「……さあ、この状況、あなたならどうする?」
藍子「っ……」
87 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:52:18.93 ID:uTWeRgtP0
藍子(頑丈な顔、オーロラベールの守り、それにアイスボディ)
藍子(泉さんの言うとおり、あのウオチルドンを攻略するには、何とかして正面以外から攻撃を当てていかないと……)
藍子(……)
藍子「……泉さん、マホイップには手出しはできないって言いましたよね」
藍子「その言葉……今からひっくり返してみせます!」
88 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:52:58.30 ID:uTWeRgtP0
泉「へえ、そう。なら……やってみせてよ」
泉「ウオチルドン!」
ウオチルドン「ウオオー!」
藍子「あれは……またつららおとしだ!」
藍子「マホイップ、マジカルシャインで氷柱を砕いて!」
マホイップ「マホ!」ピッカーン
バシィィィ
89 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:54:13.49 ID:uTWeRgtP0
ウオチルドン「ウオッ……」
バキィッ!!
ウオチルドン「!!」
藍子「よし、スキができた!」
藍子「マホイップ、横に回り込んで!」
マホイップ「マホ!」バッ
泉「向き直ってアクアブレイク!」
ウオチルドン「ウオッ」クルッ
90 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:54:45.58 ID:uTWeRgtP0
ウオチルドン「ウオオー!!」バシュゥ
マホイップ「!!」ドゴオッ
藍子「マホイップッ!」
マホイップ「マホ……!」ズザァ
泉「追撃よ! つららおとし!」
藍子「マホイップ、避けて!」
91 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:55:32.52 ID:uTWeRgtP0
マホイップ「マホッ……!」サッ
バシバシ
泉「逃げ続けてもいずれはあられのダメージで力尽きるだけだよ!」
藍子「っ……」
藍子「私たちは逃げてなんかいません……そうだよね、マホイップ!」
マホイップ「マホッ!」
92 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:56:10.09 ID:uTWeRgtP0
泉「……虚勢を張るのは得意なんだね。ウオチルドン!」
ウオチルドン「ウオオー!」バシュゥ
藍子「マホイップ、マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ!」ピッカーン
ズドンッッ
ウオチルドン「ウオッ……」ズザァ
93 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:56:38.76 ID:uTWeRgtP0
泉「……さすがに2回もデコレーションをかけているだけあって、相当なパワーね」
泉「でもこれで終わり。ウオチルドン!」
ウオチルドン「ウオオー!」ヒュォォォォ
泉「つららおとし――」
泉「!?」
ヒュォォォ……ォォ……
94 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:57:29.52 ID:uTWeRgtP0
泉「うそ……!? 氷柱ができるまで、こんなに時間がかかるなんて……!」
藍子「マホイップ!」
マホイップ「マホッ!」
泉「しまっ……」
藍子「懐ががら空きですよ! マホイップ!」
藍子「マジカルシャイン!!」
95 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:58:33.20 ID:uTWeRgtP0
マホイップ「マホ〜」ピッカーン
ズドンッッ
泉「この香り……そうか。攻撃を避けている間にも『あまいかおり』をたっぷり嗅がせて、ウオチルドンの集中力をすり減らしていたんだ」
ウオチルドン「ウオオー……」バタンキュー
泉「……なるほど、逃げていなかったのは本当のことだったんだね」
藍子「はいっ!」
96 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:59:30.53 ID:uTWeRgtP0
泉「……一本取られたよ。ちょっとあなたのこと、甘く見すぎていたみたいだね」
キッ
泉「……デリバード!」ポンッ
デリバード「デリ!」
フッ
藍子(……オーロラベールが消えた!)
藍子(そしてこのタイミングでデリバード……またオーロラベールを張ってくるんだろう)
藍子(なら、その前に……倒す!)
藍子「マホイップ、マジカルシャイ――」
97 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 23:00:07.39 ID:uTWeRgtP0
泉「おきみやげ!」
藍子「……!?」
デリバード「デリ」ポーイ
マホイップ「!!」シュゥゥゥゥ
デリバード「デリ」バタンキュー
藍子「そんな、おきみやげって……!」
泉「さすがに今度のは耐えられなかっただろうしね……いい活躍だったよ、デリバード」
98 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 23:00:45.17 ID:uTWeRgtP0
泉「これで私は最後の一匹……でも関係ないね。勝機は見えてる」
泉「さあバリコオル、出番だよ!」ポンッ
バリコオル「バリヴァーリッ」
バリコオル コメディアンポケモン こおり・エスパータイプ
氷でできたステッキを振り軽やかなステップを披露する
お腹の模様からサイコパワーを放出する
99 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 23:03:40.35 ID:uTWeRgtP0
思わせぶりな態度で勝負をけしかけてきた泉に対抗する藍子
ここまで3対1と善戦し、残すはエース・バリコオルのみだが……?
泉は唯一ダイマックスを使わないジムリーダーです
理由はまあネズさんと同じ感じだと思ってくれれば
ダイマックスなぞ使わなくとも十分強いトレーナーもいるんだぞということを藍子にたっぷり叩き込んでもらいます
デリバードの図鑑説明文はポケスペ知ってる人なら心当たりがあるはず
次回はまた来週。お疲れさまでした
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 23:07:15.21 ID:osZ+AI9N0
乙 ウリムーも語り継がれてそうね...
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:02:20.14 ID:O4Fe9KCiO
でもこれだとスパイクタウンにダイマックススポットが存在することになってしまうぞよ
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:13:20.21 ID:llvFCxYj0
メガ進化をたまちゃんがやってたからたまちゃんもダイマックスを使わないジムリーダーなんじゃねと思ったがね
あと未登場のZ技の使い手っていないんかね?
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 11:51:02.77 ID:pfWVWKKg0
乙
躊躇なくおきみやげ使用するとか泉は作中にあまりいないタイプのトレーナーだな
以前登場したのはダブルバトルで周子のゾロアークが使ってた位か
104 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:12:05.47 ID:rhbLUZGX0
>>102
一応珠ちゃんもダイマックスバンドは所持していますが、あくまでメインはメガシンカという設定ですね
今後登場予定のZワザ使いもそんな感じです
投下します
105 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:12:36.75 ID:rhbLUZGX0
藍子(バリコオル……あれが最後の一匹……!)
藍子(とにかくまずは、おきみやげで下げられた能力を戻さないと)
藍子「マホイップ、デコレーション!」
マホイップ「マホッ――」
106 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:13:05.40 ID:rhbLUZGX0
泉「計算通り! バリコオル、まねっこ!」
バリコオル「バリヴァーリッ!」
シュシュシュシュ
マホイップ「マホ!?」
藍子「!?」
藍子(デ、デコレーションをまねっこ……!?)
107 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:13:50.21 ID:rhbLUZGX0
バリコオル「バリヴァーリ」シャキーン
藍子「……! 雪の結晶で自分を着飾った……!」
泉「ふふっ。まねっこは直前に相手が出した技をコピーする技」
泉「あなたのことだから、次のターンはおきみやげで崩れた体勢を必ず立て直そうとする……そう思ったわ」
藍子「……!」
108 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:14:19.31 ID:rhbLUZGX0
泉「おかげでバリコオルも能力を上げられたよ、ありがとう」
泉「……せめて最後は、派手に打ちのめしてあげるわ。バリコオル、ふぶき!」
バリコオル「バリヴァーリッ!!」
ビュォォォォォ
藍子「っ……! マホイップ、マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ――」
ビュォォォォォ
藍子「! マホイップ……!!」
109 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:14:50.13 ID:rhbLUZGX0
マホイップ「」カチーン
泉「アイスクリームの出来上がり、ね」
藍子「マ、マホイップ、戻って下さい!」シュゥゥ
藍子「……サニーゴ!」ポンッ
サニーゴ「サニー!」
藍子(……サニーゴは受けてから攻める戦い方だけど、今はそんな悠長なことをしている暇はない……!)
110 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:15:22.31 ID:rhbLUZGX0
藍子「サニーゴ、アクアブレイク!」
サニーゴ「サニ!!」バシュゥ
泉「……単調な攻撃ね。バリコオル!」
バリコオル「バリヴァーリ!」
タンッ
サニーゴ「サニ!?」
藍子(! ステップで躱された……!)
111 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:16:36.18 ID:rhbLUZGX0
藍子「サニーゴ、もう一度!」
泉「何度やっても無駄よ」
バリコオル「バリヴァーリ!」タンッ
サニーゴ「!!」スカッ
藍子「……攻撃が当たらない……!?」
泉「……バリコオルは常に独特のステップを踏んでいるポケモンよ。今立っている場所に、1秒後も立っているとは限らない」
泉「バリコオル、さっさと終わらせるわよ」
藍子「それならこれはどうですか……サニーゴ、げんしのちから!」
サニーゴ「サニ!」ゴゴゴゴ
サニーゴ「サニー!」バッ
112 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:17:11.61 ID:rhbLUZGX0
泉「……そんなの、目を閉じていても躱せるわ」
バリコオル「バリヴァーリッ」ヒョイッ
ズガンッ
藍子「サニーゴ、そこです!」
サニーゴ「サニー!」バシュゥ
ガンッ
グイッ
泉「!」
藍子「今度こそ! アクアブレ――」
113 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:17:53.26 ID:rhbLUZGX0
泉「サイコキネシス!」
バリコオル「バリヴァーリ!」グワンッ
サニーゴ「サ……サニ!?」グググッ
藍子「!!」
泉「反射を利用して速度を上げる……咄嗟にしてはいい作戦だったと思うよ」
泉「……バリコオル!」
バリコオル「バリヴァーリ!」ブゥン
サニーゴ「!!」
ドゴオッ
サニーゴ「サ、サニ……」
泉「……ふぶき!」
バリコオル「バリヴァーリッ!!」
ビュォォォォォォォ
114 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:18:41.46 ID:rhbLUZGX0
藍子「っ……!」
サニーゴ「サ、サニ……!」
サニーゴ「」カチーン
藍子「そ、そんな……!」
藍子「サニーゴ、戻って!」シュゥゥ
藍子(……あっという間に追いつかれた……!)
藍子(……強い。しかも今までのジムリーダーとは違う。ただ強いだけじゃなくて、相手の戦法すらも取り込む強さがある……)
藍子(……)
115 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:19:48.17 ID:rhbLUZGX0
泉「……どこを見ているの? まだ勝負は終わっていないよ」
藍子「……」
藍子(……いつも、ピンチの時にこうしてスタジアムの客席に目を向けたら)
藍子(そこには凛さんが座っていて……大丈夫、ってサインを送ってくれていた)
藍子(思えば凛さんは、いつも私の正面の席に座ってくれていた。私がキョロキョロしなくても見つけられるように。私が迷ったときの、道標になるように)
藍子(……今日は、凛さんはいない。だから……私だけの力で、乗り越えないと)
チャキッ
藍子「……最後の一匹、相性は悪いですけど……まだ諦めません! ゴリランダー!」ポンッ
116 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:20:40.95 ID:rhbLUZGX0
凛「……クシュンッ」
聖來「凛ちゃん、大丈夫?」
凛「……う、うん。誰かが噂してるのかな……なんて」
凛「……だいぶ長いこと検査されたけど、たいしたことはなかったね。今も腕は少し痺れてるけど」
聖來「凛ちゃん……ごめんね。私がもっと周りを見ていればよかったんだけど」
凛「ううん、もういいよ。それより……藍子は?」
117 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:21:32.61 ID:rhbLUZGX0
都「藍子さんなら、ジムに向かわれました」
凛「ジム?」
凛(まさかジムチャレンジに? いや、でもこの状況でチャレンジに挑むなんて……あり得ないか)
凛(それに私の記憶が正しければ、今日はジムは開いていなかったはず)
凛「……そうだ、この町のジムリーダーは? 今どこで何をしているの?」
聖來「……! たしか、マケンカニ達はジムの前を陣取っていたんだよね」
都「ええ、実は――」
カクカクシカジカ
118 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:22:07.10 ID:rhbLUZGX0
凛「……じゃあ藍子は、ジムリーダーに直接問い質しに行ったってこと?」
都「はい。私は止めたのですが……」
凛(……藍子がそんな感情的な行動をとるなんて)
凛「でも、確かに妙だね。どうしてジムリーダー……泉は、どうしてまだ姿を見せていないんだろう」
聖來「町の人たちから不審に思われるかもしれないのにね……」
凛「ただ……都。さっきマケンカニ達は野生のポケモンじゃないって言ったけど、それは違うと思う」
都「どうしてですか?」
119 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:22:59.35 ID:rhbLUZGX0
凛「藍子はリーダー格だったケケンカニをゲットしたんだ」
都「!! では、やっぱり野生のポケモンだということですか……!?」
凛「かもね……とにかく、私たちもジムに行ってみよう。泉を疑っているわけではないけど、このままじゃ釈然としない」
聖來「うんっ」
都「は、はい……」
??「……あ、いたいたっ! 都さあーーんっ!!」
都「!? あ、あなた……!」
120 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:23:30.48 ID:rhbLUZGX0
藍子「ゴリランダー、力を貸して!」シュゥゥ
グンッ
藍子「っ……キョダイ、マックス……!!」
ブゥンッ
カッ
ズドォォォォォォン
ゴリランダー「ゴリィィィィィィィ」
121 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:24:30.06 ID:rhbLUZGX0
泉「……へぇ、キョダイマックスするゴリランダーなんて初めて見たよ」
泉「怖気ないで、バリコオル。これはむしろ私たちには好都合なんだから」
バリコオル「バリヴァーリッ」
藍子「……?」
フッ
泉「ちょうどあられが止んだね。普通ならふぶきの命中精度が落ちてしまうけど」
泉「的が大きくなったんだから、外す方が難しいわ。……バリコオル、フルパワーでいくよ」
122 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:25:35.16 ID:rhbLUZGX0
バリコオル「バリヴァーリッ」
藍子「! ゴリランダー、気をつけて!」
ゴリランダー「ゴリィィィィィ!!」ドンドコドンッ
ボコッ
泉「遅い! ふぶき!」
バリコオル「バリヴァーリ!!」
ビュォォォォォォォ
ゴリランダー「ゴリィィィィ……!!」
藍子「ゴ、ゴリランダー!」
藍子「負けないで、ゴリランダー! キョダイコランダ!」
ゴリランダー「ゴリィィィィィ!!」ドンドコドンッ
グワッ
123 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:26:36.95 ID:rhbLUZGX0
泉「……これは避けられそうにないか」
泉「バリコオル、サイコキネシスで浮上して!」
バリコオル「バリヴァーリ!」フワワッ
泉「足元にふぶき!」
バリコオル「バリヴァーリ!!」ビュォォォォ
ゴゴゴゴゴゴ
藍子「!! そんな……根っこが!」
ゴゴ……ゴゴ……
ガチンッ
藍子(そんな……キョダイマックス技が止められた!?)
バリコオル「バリヴァーリ」ズンッ
泉「……これで勝負あった、かな。攻撃は最大の防御……もうあなたはバリコオルを攻撃することはできない」
124 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:27:47.08 ID:rhbLUZGX0
藍子「……まだ、まだ……諦めません!」キッ
泉「! ……あなた、どうしてそこまで……」
藍子「ゴリランダー!」
ゴリランダー「ゴリィィィィィ!!」ドンドコドンッ
グワッ
泉「無駄よ、バリコオル! ふぶき!」
バリコオル「バリヴァーリッ!」ビュォォォォォ
藍子「ゴリランダー、根っこで壁を作って!」
ゴリランダー「ゴリィィィィィ!!」ゴゴゴゴゴゴ
バチィィィィ
泉「なるほど、その根っこ、守りにも使うんだね」
泉「でも……」
カチーン
125 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:28:22.02 ID:rhbLUZGX0
泉「あらかた凍りついてしまったようね。これじゃ――」
藍子「ゴリランダー、叩き割って!」
ゴリランダー「ゴリィィィィィィ!!」ズガンッ
……ビキッ
ビキビキビキビキ
泉「……!」
ズガァァァァァン
126 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:29:06.02 ID:rhbLUZGX0
バリコオル「バリ……!?」
泉「! 砕けた氷の破片が降り注いでくる……!」
バリコオル「バリッ……!!」ドドドドド
泉「バリコオルっ!」
藍子「今です……ゴリランダー!」
藍子「キョダイコランダ!!」
ゴリランダー「ゴリィィィィィィィ!!」
グワッ
バリコオル「……!!」
ズガァァァァァン
泉「っ……」
バリコオル「バリヴァーリ……」バタンキュー
127 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:29:47.70 ID:rhbLUZGX0
泉「……負けたわ」
藍子「……なら」
藍子「泉さん……教えてください。あなたはここで、一体何をしていたんですか……?」
泉「……それは」
「いずみちゃあああーーーんっっ!!」
128 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:30:45.48 ID:rhbLUZGX0
藍子「!?」バッ
泉「……さ、さくらっ!」
さくら「いずみちゃあああーーんっ!!」ダダダダダ
ガバッ
泉「わっ……」
さくら「わ、わたし、あのまま雪だるまになっちゃうと思って……」
さくら「こ、怖かったよおおーー!!」ビエエエン
129 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:31:14.75 ID:rhbLUZGX0
泉「……よかった、ちゃんと町に着いたんだね。ていうか痛いよ、さくら」
泉「……よかった……」ギュッ
藍子「え……え……?」
凛「藍子!」
聖來「藍子ちゃんっ!」
都「藍子さん!」
藍子「あ……皆さん」
藍子「あの、これは一体どういう……」
130 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:31:59.37 ID:rhbLUZGX0
さくら「……藍子さん」
藍子「は、はいっ」
さくら「全部……わたしが悪かったんです。ごめんなさいっ!」ペコッ
藍子「……?」
泉「……ごめん、混乱してるよね。順を追って説明するね」
泉「その前に、この子はさくら。今は都ちゃんの助手をやっている、私の親友」
泉「この子がちょっと訳ありでこの町に向かってて……って、都ちゃんがいるなら事情はだいたい知ってるか」
藍子「……はい。例の事件のことですよね」
131 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:33:35.65 ID:rhbLUZGX0
泉「うん。……ただ、町に来る途中に迷ってしまったみたいで。さくらは方向音痴だし、雪の中を長時間歩くのは危険だから、私がずっとビデオ通話で道案内をしていたの」
都「おそらく、私が電話をかけた直後だったのでしょう。私は『道が分かりそう』と言われたので、一度通話を切っていたんです」
さくら「ぜ、全然わかっていなかったですぅ……」
泉「……正直、外が騒がしくなっていることは気づいていた。どういう状況だったのかすごく気がかりだったし、出ていかなきゃって思っていた」
泉「でもあそこで通話を切ってしまったら、さくらは取り残されてしまっていた。独りにするわけにはいかなかったんだ」
聖來「……さくらちゃんのことを、優先していたんだね」
132 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:34:20.30 ID:rhbLUZGX0
泉「……うん。さくらが無事と分かった時には、もう外の騒動は収まっていた」
泉「ニュース速報で町の様子が流れたとき、私は取り返しのつかないことをしてしまったと気づいたんだ。……正直、外に出て誰かと会うのも怖かった」
泉「それで、とにかく何があったかを他のジムリーダーに報告しようと準備していたら、あなたがスタジアムに来たってわけ」
凛「私と聖來さんと都は検査が終わった時にさくらと合流したんだ。そこでさくらが泉に道を聞いていたこと、藍子がジムに行ったことを聞いて、もしかしたら藍子は勘違いをしているんじゃないかって、追いかけてきたんだ」
藍子「……そうだったんですか」
133 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:34:55.36 ID:rhbLUZGX0
泉「仕方がなかった……なんて、無責任な言い訳だよね」
泉「誤解が生まれるのは当然のことだったと思う。……本当に、ごめんなさい」
藍子「……ちょっと待ってください。それじゃあ」チャキッ
藍子「このケケンカニは、さっきジムの前で暴れていたポケモンです。このポケモンは……あなたのジムのポケモンではないんですか?」
泉「ケケンカニ……? いいえ、違うわ。そのポケモンは、私のもとにはいない」
藍子「じゃあ、いったい――」
134 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:35:40.20 ID:rhbLUZGX0
泉「暴れていたポケモンは私とは無関係だよ。……だけど、そのポケモン達が一体どこから来たのかは説明できない」
泉「ジムの前から現れたんだから関係あるんじゃないかって思うかもしれないけど、本当に私は何も知らないんだ。『ジムの前にいたけどジムのポケモンじゃない』なんて言っても、皆をさらに混乱させるだけだと思った」
泉「さっき、『私はやってないって証明できない』って言ったのはそういうこと。それもジムから出られなかった理由の一つ、かな」
藍子「……」
凛「泉なら、信用してもらえるよ」
泉「!」
135 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:36:24.34 ID:rhbLUZGX0
凛「たしかに証拠はないかもしれないけど、前に一度、同じことがあったときにみんなを助けていたんでしょ?」
凛「それに、優先順位がどうだったかはわからないけど……こうして親友のピンチを救ったんだ。誠実に話せば、きっとみんなわかってくれる」
泉「……そうね。私は逃げていたのかもしれない」
泉「勇気を出して、町の皆に真実を打ち明けることにするわ」
凛「うん、きっとそうした方がいいよ」
聖來「……ふう、よかったっ」
都「? 聖來さんどうかしました?」
136 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:37:59.66 ID:rhbLUZGX0
聖來「だって、都ちゃん言ってたじゃない。泉ちゃんは困っている人を放っておくような人じゃないって。その言葉、本当だったんだもの」
都「……それもそうですね!」
都「そうだ、本題がまだありました。泉さん」
泉「うん、わかった。今回の事件について、私の知っている範囲でよければ話すよ」
泉「その前に……さっきは試すような真似をして、ごめんなさい」
藍子「……そうだ、泉さん。自分が犯人じゃないと確信していたのなら、どうしてあんなことを言ったんですか?」
泉「……」
137 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:39:02.62 ID:rhbLUZGX0
泉「これは私の直感だけど……もし私が先に全てを話していたら、優しいあなたは踵を返して立ち去るだろうと思ったから」
藍子「!」
泉「このジムの仕掛け、厳しかったでしょ?」
藍子「え、あ……はい。一筆書き、でしたよね」
泉「あれをもう一度やるくらいなら、ジムへ来た理由は何にせよここで勝負を引き受けなきゃならないと思ったんだ」
泉「さっきも言ったけど、このスタジアムに立っている限りは、あなたと私はチャレンジャーとジムリーダーの関係だから、ね」
藍子「……」
泉「でもおかげで、あなたの人柄や信念を知ることができた。あなたはこのバッジを受け取るのに相応しいトレーナーだったよ」
藍子はチルバッジを手に入れた!
藍子は技マシン「フリーズドライ」を手に入れた!
138 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:43:46.48 ID:rhbLUZGX0
泉に辛勝した藍子は漸く彼女の無実を知る
ではいったい誰が――6人は情報を交わすべく、待ち合わせの店へと向かった
泉の手持ち、本当はモスノウや波平ペンギンも組み込みたかったのですが、あまりにメロンさんと被ってても面白くないなと思ってこういうメンツになりました
ところで冠の雪原は今月末ですね。正直年末ぐらいに配信開始だと思ってたので嬉C。SSに反映できそうなものがあればどんどん採用していきます
次回はまた来週。お疲れ様でした
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 22:47:05.58 ID:jB/fBy7X0
乙 特性パッチでゴリランダーがさらに強化されちゃうな...
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/04(日) 12:13:11.76 ID:OsfVFmHp0
乙
凛に警戒心持たれそうなフレンドリィショップのオーナやってる亜子も近々登場かな?
141 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:26:26.70 ID:gLsUExtW0
投下します。今回でキルクスタウン編はおしまい
最後には藍子の5匹目の安価もあります……ん?5匹目?
142 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:27:03.33 ID:gLsUExtW0
ステーキ専門店 おいしんボブ
泉「……さてと」
泉「あの事件のことだっけ。本当は一般人、ましてやチャレンジャーには話しちゃいけないってジムリーダー同士でも言ってたはずなんだけどな……」
凛「李衣菜もそんなことを言ってた。やっぱり、皆を必要以上に混乱させたくなかったんだね」
泉「李衣菜さんにも話を聞いたんだ。うん、その通り」
都「……ですが、私たちは真実を知りたいんです。いや、知るだけじゃなく、知ってからどうすべきか、力を合わせていきたい」
143 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:27:53.37 ID:gLsUExtW0
泉「真実、ね……でも先に断っておくと、私にもわからない事象が多すぎるわ。むしろ、私が解消できていない疑問をぶつけるだけになるかもしれない」
都「構いません。それをこれから考えて、一緒に乗り越えていきましょうよ!」
さくら「ひょうですひょぉ……わひゃしひゃひは泉ひゃんの味方でひゅから〜」モグモグ
泉「さくら、飲み込んでから話してよ……それで、まずは何か質問はある?」
都「はい。今回町に現れたポケモンですが……マケンカニも、その進化系であるケケンカニも、本来ガラルには生息していないはずのポケモンです」
泉「……」
144 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:28:55.07 ID:gLsUExtW0
都「町の人の目撃証言によれば――はっきりとどこから出てきたかを見ていない人はいないのですが――やはり全員が、ジムの前から出現したと語っていました」
都「当初はトレーナーが放ったという線も考えましたが、藍子さんはリーダーだったポケモンをボールに収めることができたそうです。つまり、あの軍団は野生のポケモンであった、と考えるのが妥当でしょう」
聖來「ジムの近くには草むらなんてなかったよね……そしたら、何もないところからいきなりパッとポケモンが出てきたっていうの?」
都「はい。そう信じられる話ではありませんが……一つの可能性としては、エスパーポケモンのテレポートで一気に移動してきた、とも考えられます」
聖來「そんなこと、できるの?」
都「いえ、そこまでは……あれだけの数のポケモンを一挙にテレポートさせるほどのポケモンなんているのでしょうか……」
145 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:29:39.47 ID:gLsUExtW0
凛「……どうだろう。私たちが知らないだけで、そういう強力な能力を持つポケモンが相手側にいるという可能性もあるかも……」
泉「あるいは、ポケモンじゃなくマシンである可能性もあるね。ポケモンを一気に一か所へ転送する……いうなれば、ボックスシステムの応用、みたいな」
凛「ボックスシステム……」
凛(……まさか、ね)
泉「って、仮定の話ばかりしても意味がないね。都ちゃん、それで?」
都「……もう一度確認しておきたいのですが、あのマケンカニ達は泉さんのポケモンでは――」
146 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:30:51.73 ID:gLsUExtW0
泉「ないわ。たしかに私のジムはジムトレーナーの代わりに特訓用のポケモンを住まわせているし、ゲットしようと思えばできるけど」
泉「まあもちろん、チャレンジャーがそんなことをしたら失格だけどね」
都「……うーん、ジムから飛び出してきて町を襲った、というのなら事件の展開は噛み合うのですが……」
聖來「そうだね……町の人たちも、そう思っているだろうし」
泉「言い逃れはできないし、私にも落ち度があったのは認めるけど、このことに関しては私は潔白だよ」
147 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:31:40.65 ID:gLsUExtW0
泉「そうだ。マケンカニ達は本来ガラルには生息していない、って言ったよね」
都「ええ、はい」
泉「実は、前に町に現れたクリムガンってポケモンも、ガラルには生息していないポケモンだったんだ」
一同「……!!」
泉「……改めて説明すると、事件が起きたのは二か月前くらい、かな。本当に何の変哲もない日だった。ジムに町の人が飛び込んできて、ポケモンが暴れているって報せに来たんだ」
泉「どうやって町に現れたのかはわからなかったけど、クリムガンは寒さに弱いポケモンだから、そもそもキルクスにいること自体がおかしな話でさ。だから私は何かあると踏んで、クリムガンを無力化させて捕獲した」
148 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:32:22.25 ID:gLsUExtW0
泉「で、傷を癒して精神を落ち着かせた状態で、どこから来たのか調べてもらうことにしたんだ。ポケモン専門の鑑識の人に依頼してね」
都「……それで?」
泉「クリムガンの皮膚に、イッシュ地方のものと同じ土が付着していた」
さくら「土が……?」
泉「ええ。皮膚だけじゃなく、全身にイッシュ地方で住んでいた形跡を刻んでいたわ。鑑識の人が言うには――『まるでイッシュから直接やって来たみたいだ』、って」
149 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:33:36.50 ID:gLsUExtW0
藍子「……!?」
凛「ということは……そのクリムガンも、野生のポケモンだったってこと?」
泉「うん。明らかに野生の環境下で生きていた個体だって言っていた」
都「それも直接って……別地方のポケモンが、どうして……」
聖來「じゃあ、今回の事件はイッシュ地方の人が起こしたものなの……?」
泉「ううん、私は違うと思う。……その次に暴走したポケモンが現れたのは、シュートシティだった」
藍子(! もしかしてあの時の……!)
泉「同じように、どこから飛び出してきたのかは不明だったんだけど――駅で暴れて、取り押さえられたザングースの身体からは、アイマス地方の草や土が見つかった」
150 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:34:51.67 ID:gLsUExtW0
凛「……アイマス地方……!?」
凛(じゃあ私が戦ったザングースは……私と同じアイマスからガラルに来ていたんだ……)
都「じゃあそのザングースも、やはり――」
泉「そう。アイマス地方の自然の名残を残したままだった」
聖來「イッシュ、アイマス、アローラ……全部、ガラルとはかけ離れた地方だね」
さくら「いったい誰がそんなこと……」
泉「そうね。ポケモン単体の力で別の地方にいきなり現れるなんて不可能。確実に裏で誰かが動いていて、ガラルを混乱させようとしている――そう考えるのが妥当だけど」
さくら「けど?」
151 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:35:43.02 ID:gLsUExtW0
泉「肝心なことがわからないんだ。そもそも暴走したポケモン達は、誰かの指示で動いていたわけじゃなかった。クリムガンだってそうだったし、実際にどの現場でも怪しい動きをしていた人は目撃されていない」
聖來「手段がわからないってことか……」
聖來「ねえ、野生で捕まえたポケモンを一度もボールから出さずにガラルまで持ってきて、逃がしたっていうのは考えられないの?」
泉「それも考えたけど、そもそもイッシュで捕まえたポケモンをガラルで逃がす、みたいな行為は法外だわ」
泉「それに、その場で逃がしたのだとしたら誰かが必ず目撃して通報しているはず。隠れて逃がしてから時間が経っている場合でも、たいていは姿を見た時点で自治体に保護されているはずなんだよ」
聖來「うっ、そっか……」
152 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:36:16.80 ID:gLsUExtW0
凛(……思い返せばそうだ。マケンカニの群れを指揮していたのは、トレーナーでも変な電波を出す機械とかでもなくて、ケケンカニだった)
凛(……そうだ。前に戦ったベロバーの群れはただ暴れさせられていただけだった。でも今回は違う……自分の意思で暴れていた)
凛(じゃあ麗奈たちは関係なくて、あのマケンカニ達は自分たちの意思でガラルまで来て、ガラルを荒らそうとしていたっていうの……?)
凛(もしそうだとして……何がポケモン達をそう動機づけたの……?)
凛(……いや)
153 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:36:51.43 ID:gLsUExtW0
都「……暴走ポケモンはいずれも別地方からそのままやって来たみたいだった。でもポケモン自身の力で別地方からいきなりやって来るなんて無理だから、やっぱり誰かが持ち込んできた……でもどうやって野生のままの個体を――」
都「……ああ! 頭がパンクしそうですっ」
泉「同感ね。ジムリーダーたちも毎日頭を悩ませているわ」
凛「……あのさ」
泉「ん?」
凛「さっき、怪しい動きをしていた人は目撃されていないって言ったけどさ」
154 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:37:30.71 ID:gLsUExtW0
凛「私たち、実際に会ったことがあるんだ。ポケモンを操っていた張本人に」
泉「ポケモンを操っていた……?」
凛「うん。ルミナスメイズの森でベロバー達が暴れていた事件……あの現場に、私と藍子と都は鉢合わせていたんだ」
聖來「えっ……!?」
藍子「……」コクッ
凛「ベロバーの群れを操っていたのは、麗奈というトレーナーだった。ギルガルドを使って一斉にポケモンを操って、森に入り込んだ人を襲っていたんだ」
155 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:38:19.14 ID:gLsUExtW0
凛「私は、麗奈とはあそこで会うのが初めてじゃなかった。アイマス地方でも会っていたんだ」
凛「アイマスでは、彼女はシンデレラ団という犯罪集団の一員だった。シンデレラ団は色々あって空中分解したって思っていたんだけど……残党が残っていて、さらに新しい企みを進めているってことも知った」
泉「その新しい企みが、この事件ってこと?」
凛「うん。だから手段はどうあれ、よくないことを考えている連中がいることは確実だと思う」
凛「ただ……今回に関しては、麗奈は関わっていないかもしれない。ポケモンの暴れ方が、以前とは全然違っていたから」
凛「なんで関わっていなかったのかは説明できないけどね」
泉「……」
156 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:39:23.67 ID:gLsUExtW0
泉「貴重な意見をありがとう。もう一度、ジムリーダー同士で検討してみる」
泉「本当に誰かの所為だというなら、どこかに証拠が残っているはずだから」
凛「うん。それと……麗奈たちの集団は、涼が襲われた事件とも関連していると私は思ってる。今回もそうだったけど、暴走ポケモンはいずれもパワースポットの近くに出現していたみたいなんだ」
泉「そういえばそうだね」
凛「……きっと、連中の狙いはジムリーダーか、もしくはパワースポットそのものかもしれない」
凛「だから泉には、今まで通り町を守り続けてほしい。この町を一番に思いやれて、守ることができるのはジムリーダーだと思うから」
泉「……李衣菜さんが言ってたことってそういう意味だったんだね。わかった、任せて」
157 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:39:57.59 ID:gLsUExtW0
都「……」
聖來「……」
さくら「……」
藍子「あ、あのー、皆さんっ」
一同「……?」
藍子「あの、こんなこと言うのは場違いかもしれませんけど……せっかくおいしそうな料理があるのに、暗い話ばかりだったらもったいないなあ……って思うんです」
158 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:40:48.43 ID:gLsUExtW0
藍子「ええっと、その、そろそろ楽しいお話をしませんか? 私、ずっと気になってたんです。さくらちゃんと泉さんがどうやって仲良くなったのか、とか」
泉「そ、それは話そうと思えば話せるけど……長くなるよ?」
藍子「いいんですいいんです! すいませーん、このステーキ盛り合わせ、くださいっ!」
聖來「えっ……それってこの店で一番高いやつじゃ……」
藍子「えっ? だって今日のお支払いは聖來さんがしてくれるって話だったはずじゃ……」
聖來「は、はぁっ!? いつそんなこと言ったっけ!?」
藍子「あ、じゃあこうしましょう! 皆が一斉に年齢を言っていって、一番年上だった人が支払うってことで!」
159 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:41:31.73 ID:gLsUExtW0
泉「そんなムチャクチャな……」
藍子「じゃあ私からいきますね。えっと、私は今年で16歳です!」
聖來「じゅ、16!?」
都「あ、私も同じです!」ビシッ
凛「私は……15歳、かな」
160 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:42:17.80 ID:gLsUExtW0
さくら「わあ、凛さんって同い年だったんだぁ!」
さくら「泉ちゃんも私と同級生なんだよ!」
泉「……!」
泉「藍子……さん、年上だったんだ。もしかしたら私、どこかで失礼なこと言ってしまっていたかも……ごめんなさい」
藍子「あ、いえいえ、気にしないで下さい! 聖來さんは?」
聖來「……」
聖來「……に、23……」
一同「ええ〜〜!?」
161 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:43:31.54 ID:gLsUExtW0
藍子「わ、私、てっきり10代かと思ってました……!」
凛「私も……年上だろうとは思ってたけど、せいぜい2、3歳くらいしか変わらないと……」
聖來「そ、そういうフォローはいらないってば……」
聖來「……ああ、もう! わかったよ! 私が払えばいいんでしょっ! クーポンもあるんだし、痛くも痒くもないもんね!」
聖來「……ぷっ」
アハハハハ・・・・・・
162 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/09(金) 21:44:09.89 ID:gLsUExtW0
翌朝
聖來「二人はまだこの町に居座るんだよね」
凛「うん。今日はちゃんとジム戦をしてくれるって約束してくれてたから」
聖來「そか。じゃ、ここでお別れだね。私はこの先の9番道路に行って、もっとポケモンと自分を鍛えることにするよ」
聖來「藍子ちゃん! 次に会ったときは、絶対負けないからね!」
藍子「はいっ! 私も負けるつもりはありませんから!」
聖來「ふふっ。じゃあね、若者たち!」
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