他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。
【モバマス×ポケモン】藍子「めざせポケモンマスター! …ポケモン、マスター?」
Check
Tweet
22 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 01:00:13.11 ID:Nxbdv+tR0
藍子「凛さん! 都ちゃん! 私の後ろの方から聞こえてきたみたいなんですけど……」バッ
都「あっちは……ジムがある方角です!」
都「これは事件の予感……!」ダッ
藍子「あっ、都ちゃん! 待ってください!」
凛「藍子、追いかけよう!」ダッ
聖來「私も行くよ!」ダッ
23 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 01:01:29.80 ID:Nxbdv+tR0
次回は20時間後くらいに投下します。ここまでありがとうございました
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 02:24:09.84 ID:dTEjuXCG0
乙 結構戦ってるぽいのに凛の手持ちポケモンレベル上がってないのね...
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 07:04:18.41 ID:X2tx/JN9O
こりゃ初期レベルが高過ぎて1レベル分の経験値が大量すぎるんだなきっと
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 20:17:36.76 ID:wcV7/IhLO
レイドでラッキー狩りや!
27 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:09:14.42 ID:Nxbdv+tR0
失礼、ちゃんとしぶりんも成長してますよ
以下訂正版↓
・ゲッコウガ ♂ Lv.75 げきりゅう
みずしゅりけん/ハイドロカノン/つばめがえし/みがわり
やんちゃなせいかく まけずぎらい
・ムクホーク ♂ Lv.74 いかく
ブレイブバード/インファイト/とんぼがえり/がむしゃら
いじっぱりなせいかく うたれづよい
・ドリュウズ ♀ Lv.74 すなかき
ドリルライナー/アイアンヘッド/じわれ/みがわり
せっかちなせいかく ものおとにびんかん
・サンダース ♀ Lv.73 はやあし
かみなり/シャドーボール/じゅうでん/でんじは
おくびょうなせいかく ひるねをよくする
・サザンドラ ♂ Lv.74 ふゆう
りゅうせいぐん/あくのはどう/かえんほうしゃ/きあいだま
なまいきなせいかく ちのけがおおい
・チャーレム ♂ Lv73 ヨガパワー
とびひざげり/しねんのずつき/れいとうパンチ/ビルドアップ
おだやかなせいかく しんぼうづよい
続き投下します
28 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:10:27.33 ID:Nxbdv+tR0
キルクスタウン ジム前
マケンカニA「マケーン!」ブゥン
ジグザグマ「ジグッ……」ドサッ
男性「あ、ああ……! オラの可愛いぐぅちゃんがっ!」
マケンカニB「マケマケー!」ドドドド
女性「ちょ、ちょっと……! 勝手に家に入ってこないでー!」
藍子「こ、これは……」
*マケンカニ けんとうポケモン かくとうタイプ
ハサミで弱点をガードしつつ隙をうかがい、パンチを放つ
マケンカニ同士の戦いはボクシングのようだ
29 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:11:17.11 ID:Nxbdv+tR0
聖來「マケンカニの群れ……!?」
都「そんな……マケンカニは暖かいアローラ地方にしか生息していないはずのポケモンです」
都「こんなに大量のマケンカニがなぜ町中に……」
凛「みんな、とにかくあのポケモンを止めよう!」チャキッ
藍子「そうですね。これ以上被害が出る前に抑えないと……!」
聖來「何がどうなってるのかわからないけど……わかった!」
30 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:11:48.65 ID:Nxbdv+tR0
凛「都、怪我人やポケモンをポケモンセンターに!」
都「はいっ!」タタタッ
凛「ムクホーク!」
藍子「マホイップ!」
聖來「ワンパチ!」
31 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:12:23.32 ID:Nxbdv+tR0
マケンカニC「マケーン!」ブウンッ
ムクホーク「ムクホー」ヒョイ
凛「後ろの分も一気に蹴散らすよ、ムクホーク!」
凛「ブレイブバード!!」
ムクホーク「ムクホー!!」ギュン
マケンカニC「!!」
ズドォンッ
32 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:13:04.16 ID:Nxbdv+tR0
聖來「ワンパチ、エレキフィールド!」
ワンパチ「イヌヌワンッ!」バリリリリ
マケンカニD「マケ……」ビリリ
マケンカニE「ケケケ……!」ビリリ
聖來「藍子ちゃん!」
藍子「はい! マホイップ、デコレーション!」
マホイップ「マホ〜」シャキーン
33 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:13:42.21 ID:Nxbdv+tR0
藍子「そしてマジカルシャイン!」
マホイップ「マホ〜!」パァァァ
ドッカァァァン
聖來「……! すごい威力……さすがだね、藍子ちゃん!」
聖來「! 藍子ちゃん、後ろ!!」
藍子「っ……!」バッ
マケンカニF「マッケー!」ブウンッ
藍子「しまっ――」
34 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:14:13.78 ID:Nxbdv+tR0
ワンパチ「イヌヌワンッ!」
ドンッ
聖來「! 藍子ちゃん! ワンパチ!」
藍子「ううっ……ワンパチ、庇ってくれんたんだね。ありがとう!」
ワンパチ「ワパッワパッ」
マホイップ「マホ!」パァァァ
マケンカニF「!!」ズドンッ
聖來「ワンパチ、ナイスプレー!」
35 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:14:48.03 ID:Nxbdv+tR0
聖來「……それにしても、わざわざ死角から襲ってくるなんて、かなり賢いポケモンだね」
藍子「そうですね。……」
凛「……」
ムクホーク「ムクホー!」ズドンッ
マケンカニG「マケンッ」
マケンカニH「マケ」ガシッ
凛(! 吹っ飛ばしたマケンカニを、別のマケンカニがキャッチした……?)
36 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:15:36.02 ID:Nxbdv+tR0
マケンカニH「マケ!」ブウンッ
凛「!」
凛「ムクホーク!」
ムクホーク「ムクホー!」ドガガガ
マケンカニH「マケン……!」ドサッ
凛(……やっぱり。違和感の正体がやっとわかった)
凛(このマケンカニの集団は……ただ暴れていただけのタマゲタケやベロバーの群れとは違う)
凛(明らかに、統率された動きをしている……!)
37 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:16:10.69 ID:Nxbdv+tR0
凛(……前に森で麗奈と会ったとき。アイツはギルガルドを使って操っていたと言っていた。でもあの時のベロバー達はこんなにまとまった動きはしていなかった)
凛(なら、原因は一つ)
凛「藍子! 聖來さん!」
藍子「は、はい!」
聖來「凛ちゃん、そっちは大丈夫!?」
凛「なんとかね。それよりも……」
38 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:16:55.80 ID:Nxbdv+tR0
凛「このまま群れの相手をしていてもキリがない。どこかにいる、群れのリーダーを叩かないと!」
藍子「リ、リーダー?」
聖來「そんなのどこに――」
ズズッ
凛「! あそこだ!」
ドンッ
ケケンカニ「ケケーン」
*ケケンカニ けがにポケモン かくとう・こおりタイプ
アローラの頂点を目指し、雪山に迷いこんだマケンカニが進化した
ハサミの中に冷気を溜めてぶん殴る
39 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:17:24.80 ID:Nxbdv+tR0
藍子「す、すごい大きさ……!」
凛「協力して叩くよ!」
聖來「オーケー!」
凛「ムクホーク!」
ムクホーク「ムクホー!」ギュンッ
ケケンカニ「ケケーン!」ブウン
ムクホーク「ムクホー」ヒョイ
40 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:17:50.45 ID:Nxbdv+tR0
凛「よし……スキができた! 聖來さん!」
聖來「了解! ワンパチ、エレキフィールド!」
ワンパチ「イヌヌワンッ!!」バリリリリ
ケケンカニ「ケケーン!」ビリリ
藍子「マホイップ、マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ〜!」パァァァ
ズドォンッ
41 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:18:23.19 ID:Nxbdv+tR0
凛「よし……効いてる!」
凛「リーダーを無力化すれば、自然にチームワークも乱れるはず……」
聖來「! そうだ、後ろのマケンカニ達は――」
マケンカニI「ケンカ!」ブウンッ
聖來「ワンパチ!」
ワンパチ「ワパッ!」ドンッ
マケンカニI「ケンカ――」
42 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:18:54.23 ID:Nxbdv+tR0
マケンカニJ「カニー!」バッ
聖來「!? 仲間を盾にして……!?」
マケンカニJ「カニー!!」ブンッ
ワンパチ「ワパッ!?」
ドゴオッ
藍子「……! ワンパチ!」
ドサッ
43 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:19:31.68 ID:Nxbdv+tR0
ワンパチ「ワパッ……」
聖來「ワンパチッ!!」ダッ
凛「……!?」
凛「聖來さん、危ないッ!」
聖來「えっ――」
ワンパチ「ワパパパパ」ピヨピヨピヨ
ワンパチ「……」
44 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:20:21.72 ID:Nxbdv+tR0
ワンパチ「イヌヌワーーンッ!!」バリリリリ
聖來「うあっ……」ビリリ
凛「……!」ビリリ
藍子「エレキフィールド……!? か、身体が……!」ビリリ
凛(しまった……さっきワンパチが喰らったのは相手を混乱させる『ばくれつパンチ』だ)
凛(あのパンチを当てるために、わざと味方の後ろに隠れていたのか……!)
45 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:20:47.75 ID:Nxbdv+tR0
マホイップ「マホ……」ビリリ
藍子「マホイップっ……」
ムクホーク「ムクホー!!」バサッバサッ
凛(……そうだ、ムクホークだけは飛んでいたから痺れていない)
凛「ムクホーク……とにかくケケンカニを抑えて!」
ムクホーク「ムクホー!」バサッ
凛「イン……ファイト!!」
46 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:21:19.03 ID:Nxbdv+tR0
ムクホーク「ムクホー!!」
ガキンッ
凛「!?」
ケケンカニ「ケケーン」キィン
凛「しまった、『まもる』……!」
ケケンカニ「ケケーン!!」
ブウンッ
47 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:21:54.65 ID:Nxbdv+tR0
ムクホーク「!!」
ズドォォォォン
ムクホーク「ムクホッ……」
凛「ムクホーク!!」
藍子「ああっ……!」
聖來「うっ……お願い、ワンパチ……目を覚まして!」
ワンパチ「ワパパパパ」ピヨピヨ
48 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:22:36.34 ID:Nxbdv+tR0
マケンカニK「マケマケ!」
マケンカニL「マケーン!」
ドドドドド
凛(しまった、挟み撃ちにされてしまった……)
ケケンカニ「ケケーン」ズゥン
凛(……! ケケンカニが、目の前に……)
聖來「いけない……凛ちゃん、逃げて!!」
凛「……うっ……」ビリリ
49 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:23:19.65 ID:Nxbdv+tR0
ケケンカニ「ケケーン」ググッ
藍子「……!!」
藍子(だ、だめだ……このままだと、凛さんが……)
藍子(でも私も……痺れて動けない……)
藍子(他のポケモンを出せば……いや、凛さんのポケモンが倒されたばかりなのに、私に止められるかどうか――)
ケケンカニ「ケケーン!!」ブウンッ
聖來「いやああっ!!」
50 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:23:52.10 ID:Nxbdv+tR0
藍子「!!」
藍子(……なんとか……しないと……)
藍子(なんとかしないとなんとかしないとなんとかしないとなんとかしないとなんとかしないとなんとかしないと――)
藍子(……でも、どうすれば――)
51 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:24:19.96 ID:Nxbdv+tR0
カタカタカタ
藍子(……?)
藍子(……サニーゴ……?)
藍子(……!)
藍子(……そうだ。もう、こうするしか……)
チャキッ
藍子(……これだ!!)
52 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:24:47.98 ID:Nxbdv+tR0
藍子「聖來さん、伏せてください!」
聖來「えっ……!?」バッ
藍子「お願い……凛さんを助けて!」
藍子「タイマーボール!!」
53 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:25:15.42 ID:Nxbdv+tR0
ブンッ
ケケンカニ「!!」ボムッ
凛「……!?」
ボサッ
コロン……コロン……コロン……
カチッ
54 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:25:43.81 ID:Nxbdv+tR0
マケンカニ達「……!?」ハッ
マケンカニM「マケンカ……?」
マケンカニN「マケ……」
マケンカニO「マ、マケーッ」
ザザザザ
聖來「……マケンカニ達が散り散りに……」
55 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:26:57.34 ID:Nxbdv+tR0
ワンパチ「……ワパッ?」ケロッ
聖來「!! ワンパチ、混乱が解けたんだね!」
藍子「あ……」
藍子「……っ」ドサッ
聖來「あ、藍子ちゃんっ!」
凛「藍子っ!」
ガバッ
56 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:27:51.86 ID:Nxbdv+tR0
藍子「あ……凛さん……ごめんなさい、震えが……止まらなくて……」ガタガタ
凛「藍子……」
藍子「わ、私……凛さんが、凛さんがいなくなっちゃうと、いなくなっちゃうと思って……!」
藍子「……こ、怖かった……!!」ブワッ
凛「ううん……もうしゃべらなくていい」
凛「藍子……助けてくれて、ありがとう」ギュッ
藍子「うっ……うっ……!」
ケケンカニが手持ちに加わった!
57 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/19(土) 21:30:01.75 ID:Nxbdv+tR0
騒動の末、ケケンカニを沈めたことで難を逃れた一行
はたしてこのポケモン達はどこからやって来たのか――まさかジムから――?
藍子を咄嗟の閃きに導いたのはあの時ゲットしたサニーゴでした、ということですね
そしてまさかのケケンカニゲット。しかし凛のポケモンを屠るほどの実力、藍子に使いこなせるか
それとも……?
次回からは毎週週末に更新します。早ければ金曜の夜には更新できるかも
ここまでありがとうございました
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 21:41:14.73 ID:dTEjuXCG0
乙 意外と凛って群れバトルに慣れてないね...エレキフィールドで麻痺になるのは仕様?
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 23:20:19.59 ID:4ZeXVWqnO
これキョダイレイド来たらどーするの(あれ基本的四人必要)
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 13:38:33.95 ID:PTa4VrED0
乙
ケケンカニ加入で藍子のパーティー完成間近かラストは何が加入するんかね
61 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:29:52.28 ID:uTWeRgtP0
エレキフィールドは本気を出せば広範囲型でんじはみたいな応用が利くんじゃないかという解釈ですね
レイドはまあまだまだ先の話ですのでお楽しみに
投下します
62 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:31:07.28 ID:uTWeRgtP0
ポケモンセンター
藍子「ふうっ……」ストン
都「藍子さん、検査は大丈夫でしたか?」
藍子「……はい。異常なしって言われました。ありがとうございます」
藍子「凛さんと聖來さんは?」
都「先ほど治療室に呼ばれました。ポケモンの技……しかもでんき技を受けたのですし、あちらも慎重な検査が行われるのでしょう」
都「まさか私が離脱している間にこんな事態になっていたとは……とにかく、藍子さんは無事で何よりでした」
63 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:31:48.33 ID:uTWeRgtP0
藍子「……」
都「……町の人たちから聞き込みを行った結果、いくつかの事実が判明しました」
都「やはりあのマケンカニの群れは、ジムの目の前から急に現れたそうです」
都「ただ……現れたといっても、トレーナーが放ったのか、どこかに隠れていて飛び出してきたのか、そこまではわかりませんでした」
都「はっきりとしていることは、マケンカニはガラル地方には生息していないということです。どう考えても、野生のポケモンである可能性はゼロに近いでしょう」
64 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:32:43.30 ID:uTWeRgtP0
都「そしてもう一つ。ジムリーダーの泉さんについて、です」
都「どうやら今日はジムの公休日だったらしいのですが、そんな時でも泉さんはあまり町で見かけることはないそうです。ジムに篭って、ポケモンの訓練をしたり趣味に没頭しているとのことでした」
都「つまり、あの時泉さんはジムの中にいた可能性が高いです」
藍子「ジムの、中に……」
都「……藍子さんが仰りたいことはわかります。ならどうして、ジムの外での事態に気づかなかったのか……」
都「そしてこんな騒ぎが起きてもなお、なぜ町の人の前に出てこないのか……ですよね?」
藍子「……はい」
65 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:33:22.51 ID:uTWeRgtP0
都「……たしかにそれは気になるところです」
都「ただ……藍子さん。これだけは断言させて下さい。泉さんは、決して困っている人を放っておくような人ではありません。何か事情があったはずなんです」
藍子「……」
藍子「……都ちゃん」
都「は、はい」
藍子「私、今からジムに行ってきます」
都「!? ちょ、ちょっと待ってください……!」
66 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:34:26.13 ID:uTWeRgtP0
都「泉さんは、以前もこの町でポケモンが暴れたとき、すぐに駆けつけてくれたと聞いています。今回だってそうしたはずなんです!」
藍子「……都ちゃんの言うことはわかります。私だって、簡単に誰かを疑いたくない」
藍子「でも……頭でわかっていても、抑えられないことだって……私にはあるんです」グッ
都「藍子さん――」
藍子「だって……凛さんが、私たちの目の前から……いなくなっていたかもしれないんですよ……!?」キッ
67 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:34:55.17 ID:uTWeRgtP0
都「……!!」
ダッ
都「……藍子さんっ……!」
都(……止められなかった)
都(いや、あの目は……止めても無駄だったのかもしれない)
都(……)
68 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:35:38.10 ID:uTWeRgtP0
キルクスジム
藍子(……)チャキッ
藍子(ケケンカニ……あなたは、いったいどこから来たの……?)
藍子(本当に、ジムリーダーの元にいたポケモンだったの……?)
ガラッ
藍子「やっぱり無人だ……灯りもついていない」
藍子「人がいないジムって、こんなに寂しいんだ……」
69 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:36:16.38 ID:uTWeRgtP0
藍子「……?」
藍子「奥から……灯りが漏れてる?」
藍子「あの扉の奥って……」
ガラッ
藍子「!」
コンピューター『……ヨウコソ、チャレンジャー。ココハキルクスジムデス』
70 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:37:39.10 ID:uTWeRgtP0
コンピューター『当ジムデノチャレンジ内容ヲ、簡潔ニ説明イタシマス』
ピピッ
コンピューター『タダ今ヨリコノ画面ニ、様々ナ図形ガ表示サレマス。その図形ヲ素早ク正確ニ――『ヒトフデガキ』シテクダサイ』
藍子「ヒトフデガキ……?」
コンピューター『問題ハ全40問デス。ナオ、開始カラ5分ゴトニポケモントノバトルモゴザイマス』
コンピューター『ソレデハ……用意、スタートッ』ピピッ
藍子「え、ええっ?」
藍子(そもそもどうしてジムが開いていないのに課題に挑めるの……?)
藍子(……でもこれをクリアしないとジムリーダーの所へは行けない……)
藍子「よしっ……!」グッ
71 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:38:29.76 ID:uTWeRgtP0
スタジアム
藍子(……)ザッザッ
パッ
藍子(! スタジアムに灯りが……)
ザッザッ
泉「……誰?」
72 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:40:11.03 ID:uTWeRgtP0
泉「今日はジムは休みなのよ。それなのに課題もクリアして、ここまで来るなんて……」
藍子「……あなたが、キルクスタウンのジムリーダーですか」
泉「ええ、そうよ。私はキルクスのジムリーダー、泉。……あなたは?」
藍子「私は藍子です。ジムチャレンジャーです」
泉「……はあ。さっきも言ったけど、今日は休日なの。ロビーだって誰もいなかったでしょ?」
泉「コンピューターはこの後点検する予定だったから、電源は点けていたんだけど……それにしても、どうして引き返さなかったの?」
藍子「聞きたいことがあるからです」
73 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:40:59.96 ID:uTWeRgtP0
泉「聞きたいこと?」
藍子「さっき、ジムの前でマケンカニの群れが暴れていました。ケガをした人やポケモンもいましたし……私の大切な人も、危険な目に遭いました」
泉「……」
藍子「答えてください。あれは、あなたの仕業ですか?」
泉「……」
泉「違うわ」
藍子「!」
74 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:41:36.42 ID:uTWeRgtP0
泉「……だけど、なぜ違うと言えるのか証明できるものを、今の私は持っていない。だからあなたが私を疑うことは、何もおかしくないわ」
藍子「……それなら……」
藍子「なぜジムの中から出てこなかったんですか……? なぜ街の人を助けようとしなかったんですか……!?」
泉「……」
泉「ところであなた、ジムチャレンジャーだったよね?」
藍子「え……?」
75 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:42:50.14 ID:uTWeRgtP0
泉「そうね……私に勝てたら、その理由、教えてあげるよ」チャキッ
藍子「……!!」
藍子「どうして……どうして戦わなきゃいけないんですか! 私はただ真実を知りたいだけで――」
泉「あなた、チャレンジャーなんでしょ?」
泉「どんな事情があったにせよ、今のあなたと私の関係はチャレンジャー対ジムリーダー……このスタジアムに立っている限りは、そうなのよ」
藍子「……!」
泉「さあ、いくよ」
ジムリーダーの泉が勝負をしかけてきた!
76 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:43:44.34 ID:uTWeRgtP0
泉「ルールはシンプルに、使用ポケモン3匹。全滅したら終了だよ」
泉「そうそう、ダイマックスも使っていいよ。まあ、私は使う予定はないけど」
泉「それじゃ……いくよ、デリバード!」ポンッ
デリバード「デリ!」
デリバード はこびやポケモン こおり・ひこうタイプ
巣で待つヒナたちのため、1日中エサを運んでいる
ジョウト地方では伝説のポケモンと対峙したデリバードが語り継がれている
藍子「っ……マホイップ!」ポンッ
マホイップ「マホ〜」
77 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:44:18.38 ID:uTWeRgtP0
藍子(……どうやらここのジムリーダーはこおりタイプ専門みたいだ)
藍子(デリバード……いったい何をしてくるんだろう。まずは様子見……かな)
藍子「マホイップ、デコレーション!」
マホイップ「マホ」シュシュシュシュ
マホイップ「マホ〜♪」シャキーン
泉「へえ……自分自身をデコレーションするんだ。面白い戦い方だね」
78 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:44:46.93 ID:uTWeRgtP0
泉「デリバード、あられ!」
デリバード「デリ!」パァァ
ヒュォォォォォ
藍子(……相手も様子見をしてきてるのかな)
藍子「よし、マホイップ! 攻めるよ!」
藍子「マジカルシャイン!」
79 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:45:35.77 ID:uTWeRgtP0
マホイップ「マホ〜」ピッカーン
泉「デリバード、オーロラベール!」
デリバード「デリ!」
バシィィィ
藍子「!? 攻撃が止められてる……!」
泉「オーロラベールはあられが降っているときにしか出せない……その代わり、強力なファイアウォールを生み出せる技だよ」
泉「これで最初の役目は終わりだね。デリバード、戻って」シュゥゥゥ
80 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:46:21.46 ID:uTWeRgtP0
藍子「……交代……?」
泉「ありがとう。そっちが攻めてこなかったおかげで、私の理想のフィールドが完成したよ」
泉「……次、いくよ! ウオチルドン!」ポンッ
ウオチルドン「ウオオー」
ウオチルドン かせきポケモン みず・こおりタイプ
頭が上下逆さで口が頭の上にあり、獲物を食べづらい
この姿が本来の姿であったかどうかは未だ疑わしい
藍子(あ、頭が上下逆さ……!? なんでそうなっちゃったんだろ……)
藍子(……って考えてる場合じゃない!)
81 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:47:33.21 ID:uTWeRgtP0
藍子「マホイップ、マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ〜!」パァァ
バシィィィ
藍子「……! またオーロラベールに弾かれた……!」
ウオチルドン「ウオオー」ケロッ
泉「どうしたの? 攻撃、届いてないみたいだね」
藍子「くっ……」
82 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:48:10.42 ID:uTWeRgtP0
藍子(さっきの反応からして相手はマホイップの戦法を見るのは初めてだったはず)
藍子(なのに全く動揺せず対策を仕掛けてくるなんて……さすがジムリーダーだ)
藍子(……だけど、私は諦めない!)
藍子「マホイップ、もう一度デコレーション!」
マホイップ「マホ!」シュシュシュシュ
泉「懐ががら空きだよ! ウオチルドン!」
ウオチルドン「ウオオー」バッ
83 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:48:45.01 ID:uTWeRgtP0
藍子「!」
泉「つららおとし!」
ウオチルドン「ウオオー!」ヒュォォォォォ
ガチンッ
藍子「! あんな巨大な氷柱を一瞬で……!」
ウオチルドン「ウオオー!」ブンッ
ドゴオッ
84 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:49:19.97 ID:uTWeRgtP0
マホイップ「マホ……!」ドサッ
藍子「マホイップ!」
泉「驚いた? ウオチルドンは周囲の空気を凍らせることで、すぐに巨大な氷柱を作り出せる。たとえあられが降っていなくてもね」
マホイップ「マホ……!」バシバシ
藍子「っ……そうだ、あられのダメージも……」
藍子(でもこれで……攻撃が通るはず!)
85 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:49:48.77 ID:uTWeRgtP0
藍子「マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ!」ピッカーン
泉「受け止めて!」
ウオチルドン「ウオオー」
藍子「!」
バシィィッ
ウオチルドン「ウオオー」ケロッ
86 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:50:35.82 ID:uTWeRgtP0
藍子「そんな……顔に直撃したのに!」
泉「逆ね。この頑丈な顔面だからこそ攻撃を受けることができた。正面からの攻撃は、ウオチルドンには通用しないよ」
ウオチルドン「ウオオー」パァァ
泉「それに『アイスボディ』の特性もあるから、ウオチルドンは実質無傷に近いわ。マホイップにはもう手出しはできない」
泉「……さあ、この状況、あなたならどうする?」
藍子「っ……」
87 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:52:18.93 ID:uTWeRgtP0
藍子(頑丈な顔、オーロラベールの守り、それにアイスボディ)
藍子(泉さんの言うとおり、あのウオチルドンを攻略するには、何とかして正面以外から攻撃を当てていかないと……)
藍子(……)
藍子「……泉さん、マホイップには手出しはできないって言いましたよね」
藍子「その言葉……今からひっくり返してみせます!」
88 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:52:58.30 ID:uTWeRgtP0
泉「へえ、そう。なら……やってみせてよ」
泉「ウオチルドン!」
ウオチルドン「ウオオー!」
藍子「あれは……またつららおとしだ!」
藍子「マホイップ、マジカルシャインで氷柱を砕いて!」
マホイップ「マホ!」ピッカーン
バシィィィ
89 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:54:13.49 ID:uTWeRgtP0
ウオチルドン「ウオッ……」
バキィッ!!
ウオチルドン「!!」
藍子「よし、スキができた!」
藍子「マホイップ、横に回り込んで!」
マホイップ「マホ!」バッ
泉「向き直ってアクアブレイク!」
ウオチルドン「ウオッ」クルッ
90 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:54:45.58 ID:uTWeRgtP0
ウオチルドン「ウオオー!!」バシュゥ
マホイップ「!!」ドゴオッ
藍子「マホイップッ!」
マホイップ「マホ……!」ズザァ
泉「追撃よ! つららおとし!」
藍子「マホイップ、避けて!」
91 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:55:32.52 ID:uTWeRgtP0
マホイップ「マホッ……!」サッ
バシバシ
泉「逃げ続けてもいずれはあられのダメージで力尽きるだけだよ!」
藍子「っ……」
藍子「私たちは逃げてなんかいません……そうだよね、マホイップ!」
マホイップ「マホッ!」
92 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:56:10.09 ID:uTWeRgtP0
泉「……虚勢を張るのは得意なんだね。ウオチルドン!」
ウオチルドン「ウオオー!」バシュゥ
藍子「マホイップ、マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ!」ピッカーン
ズドンッッ
ウオチルドン「ウオッ……」ズザァ
93 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:56:38.76 ID:uTWeRgtP0
泉「……さすがに2回もデコレーションをかけているだけあって、相当なパワーね」
泉「でもこれで終わり。ウオチルドン!」
ウオチルドン「ウオオー!」ヒュォォォォ
泉「つららおとし――」
泉「!?」
ヒュォォォ……ォォ……
94 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:57:29.52 ID:uTWeRgtP0
泉「うそ……!? 氷柱ができるまで、こんなに時間がかかるなんて……!」
藍子「マホイップ!」
マホイップ「マホッ!」
泉「しまっ……」
藍子「懐ががら空きですよ! マホイップ!」
藍子「マジカルシャイン!!」
95 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:58:33.20 ID:uTWeRgtP0
マホイップ「マホ〜」ピッカーン
ズドンッッ
泉「この香り……そうか。攻撃を避けている間にも『あまいかおり』をたっぷり嗅がせて、ウオチルドンの集中力をすり減らしていたんだ」
ウオチルドン「ウオオー……」バタンキュー
泉「……なるほど、逃げていなかったのは本当のことだったんだね」
藍子「はいっ!」
96 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 22:59:30.53 ID:uTWeRgtP0
泉「……一本取られたよ。ちょっとあなたのこと、甘く見すぎていたみたいだね」
キッ
泉「……デリバード!」ポンッ
デリバード「デリ!」
フッ
藍子(……オーロラベールが消えた!)
藍子(そしてこのタイミングでデリバード……またオーロラベールを張ってくるんだろう)
藍子(なら、その前に……倒す!)
藍子「マホイップ、マジカルシャイ――」
97 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 23:00:07.39 ID:uTWeRgtP0
泉「おきみやげ!」
藍子「……!?」
デリバード「デリ」ポーイ
マホイップ「!!」シュゥゥゥゥ
デリバード「デリ」バタンキュー
藍子「そんな、おきみやげって……!」
泉「さすがに今度のは耐えられなかっただろうしね……いい活躍だったよ、デリバード」
98 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 23:00:45.17 ID:uTWeRgtP0
泉「これで私は最後の一匹……でも関係ないね。勝機は見えてる」
泉「さあバリコオル、出番だよ!」ポンッ
バリコオル「バリヴァーリッ」
バリコオル コメディアンポケモン こおり・エスパータイプ
氷でできたステッキを振り軽やかなステップを披露する
お腹の模様からサイコパワーを放出する
99 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/09/25(金) 23:03:40.35 ID:uTWeRgtP0
思わせぶりな態度で勝負をけしかけてきた泉に対抗する藍子
ここまで3対1と善戦し、残すはエース・バリコオルのみだが……?
泉は唯一ダイマックスを使わないジムリーダーです
理由はまあネズさんと同じ感じだと思ってくれれば
ダイマックスなぞ使わなくとも十分強いトレーナーもいるんだぞということを藍子にたっぷり叩き込んでもらいます
デリバードの図鑑説明文はポケスペ知ってる人なら心当たりがあるはず
次回はまた来週。お疲れさまでした
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 23:07:15.21 ID:osZ+AI9N0
乙 ウリムーも語り継がれてそうね...
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:02:20.14 ID:O4Fe9KCiO
でもこれだとスパイクタウンにダイマックススポットが存在することになってしまうぞよ
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:13:20.21 ID:llvFCxYj0
メガ進化をたまちゃんがやってたからたまちゃんもダイマックスを使わないジムリーダーなんじゃねと思ったがね
あと未登場のZ技の使い手っていないんかね?
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 11:51:02.77 ID:pfWVWKKg0
乙
躊躇なくおきみやげ使用するとか泉は作中にあまりいないタイプのトレーナーだな
以前登場したのはダブルバトルで周子のゾロアークが使ってた位か
104 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:12:05.47 ID:rhbLUZGX0
>>102
一応珠ちゃんもダイマックスバンドは所持していますが、あくまでメインはメガシンカという設定ですね
今後登場予定のZワザ使いもそんな感じです
投下します
105 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:12:36.75 ID:rhbLUZGX0
藍子(バリコオル……あれが最後の一匹……!)
藍子(とにかくまずは、おきみやげで下げられた能力を戻さないと)
藍子「マホイップ、デコレーション!」
マホイップ「マホッ――」
106 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:13:05.40 ID:rhbLUZGX0
泉「計算通り! バリコオル、まねっこ!」
バリコオル「バリヴァーリッ!」
シュシュシュシュ
マホイップ「マホ!?」
藍子「!?」
藍子(デ、デコレーションをまねっこ……!?)
107 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:13:50.21 ID:rhbLUZGX0
バリコオル「バリヴァーリ」シャキーン
藍子「……! 雪の結晶で自分を着飾った……!」
泉「ふふっ。まねっこは直前に相手が出した技をコピーする技」
泉「あなたのことだから、次のターンはおきみやげで崩れた体勢を必ず立て直そうとする……そう思ったわ」
藍子「……!」
108 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:14:19.31 ID:rhbLUZGX0
泉「おかげでバリコオルも能力を上げられたよ、ありがとう」
泉「……せめて最後は、派手に打ちのめしてあげるわ。バリコオル、ふぶき!」
バリコオル「バリヴァーリッ!!」
ビュォォォォォ
藍子「っ……! マホイップ、マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ――」
ビュォォォォォ
藍子「! マホイップ……!!」
109 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:14:50.13 ID:rhbLUZGX0
マホイップ「」カチーン
泉「アイスクリームの出来上がり、ね」
藍子「マ、マホイップ、戻って下さい!」シュゥゥ
藍子「……サニーゴ!」ポンッ
サニーゴ「サニー!」
藍子(……サニーゴは受けてから攻める戦い方だけど、今はそんな悠長なことをしている暇はない……!)
110 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:15:22.31 ID:rhbLUZGX0
藍子「サニーゴ、アクアブレイク!」
サニーゴ「サニ!!」バシュゥ
泉「……単調な攻撃ね。バリコオル!」
バリコオル「バリヴァーリ!」
タンッ
サニーゴ「サニ!?」
藍子(! ステップで躱された……!)
111 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:16:36.18 ID:rhbLUZGX0
藍子「サニーゴ、もう一度!」
泉「何度やっても無駄よ」
バリコオル「バリヴァーリ!」タンッ
サニーゴ「!!」スカッ
藍子「……攻撃が当たらない……!?」
泉「……バリコオルは常に独特のステップを踏んでいるポケモンよ。今立っている場所に、1秒後も立っているとは限らない」
泉「バリコオル、さっさと終わらせるわよ」
藍子「それならこれはどうですか……サニーゴ、げんしのちから!」
サニーゴ「サニ!」ゴゴゴゴ
サニーゴ「サニー!」バッ
112 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:17:11.61 ID:rhbLUZGX0
泉「……そんなの、目を閉じていても躱せるわ」
バリコオル「バリヴァーリッ」ヒョイッ
ズガンッ
藍子「サニーゴ、そこです!」
サニーゴ「サニー!」バシュゥ
ガンッ
グイッ
泉「!」
藍子「今度こそ! アクアブレ――」
113 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:17:53.26 ID:rhbLUZGX0
泉「サイコキネシス!」
バリコオル「バリヴァーリ!」グワンッ
サニーゴ「サ……サニ!?」グググッ
藍子「!!」
泉「反射を利用して速度を上げる……咄嗟にしてはいい作戦だったと思うよ」
泉「……バリコオル!」
バリコオル「バリヴァーリ!」ブゥン
サニーゴ「!!」
ドゴオッ
サニーゴ「サ、サニ……」
泉「……ふぶき!」
バリコオル「バリヴァーリッ!!」
ビュォォォォォォォ
114 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:18:41.46 ID:rhbLUZGX0
藍子「っ……!」
サニーゴ「サ、サニ……!」
サニーゴ「」カチーン
藍子「そ、そんな……!」
藍子「サニーゴ、戻って!」シュゥゥ
藍子(……あっという間に追いつかれた……!)
藍子(……強い。しかも今までのジムリーダーとは違う。ただ強いだけじゃなくて、相手の戦法すらも取り込む強さがある……)
藍子(……)
115 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:19:48.17 ID:rhbLUZGX0
泉「……どこを見ているの? まだ勝負は終わっていないよ」
藍子「……」
藍子(……いつも、ピンチの時にこうしてスタジアムの客席に目を向けたら)
藍子(そこには凛さんが座っていて……大丈夫、ってサインを送ってくれていた)
藍子(思えば凛さんは、いつも私の正面の席に座ってくれていた。私がキョロキョロしなくても見つけられるように。私が迷ったときの、道標になるように)
藍子(……今日は、凛さんはいない。だから……私だけの力で、乗り越えないと)
チャキッ
藍子「……最後の一匹、相性は悪いですけど……まだ諦めません! ゴリランダー!」ポンッ
116 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:20:40.95 ID:rhbLUZGX0
凛「……クシュンッ」
聖來「凛ちゃん、大丈夫?」
凛「……う、うん。誰かが噂してるのかな……なんて」
凛「……だいぶ長いこと検査されたけど、たいしたことはなかったね。今も腕は少し痺れてるけど」
聖來「凛ちゃん……ごめんね。私がもっと周りを見ていればよかったんだけど」
凛「ううん、もういいよ。それより……藍子は?」
117 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:21:32.61 ID:rhbLUZGX0
都「藍子さんなら、ジムに向かわれました」
凛「ジム?」
凛(まさかジムチャレンジに? いや、でもこの状況でチャレンジに挑むなんて……あり得ないか)
凛(それに私の記憶が正しければ、今日はジムは開いていなかったはず)
凛「……そうだ、この町のジムリーダーは? 今どこで何をしているの?」
聖來「……! たしか、マケンカニ達はジムの前を陣取っていたんだよね」
都「ええ、実は――」
カクカクシカジカ
118 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:22:07.10 ID:rhbLUZGX0
凛「……じゃあ藍子は、ジムリーダーに直接問い質しに行ったってこと?」
都「はい。私は止めたのですが……」
凛(……藍子がそんな感情的な行動をとるなんて)
凛「でも、確かに妙だね。どうしてジムリーダー……泉は、どうしてまだ姿を見せていないんだろう」
聖來「町の人たちから不審に思われるかもしれないのにね……」
凛「ただ……都。さっきマケンカニ達は野生のポケモンじゃないって言ったけど、それは違うと思う」
都「どうしてですか?」
119 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:22:59.35 ID:rhbLUZGX0
凛「藍子はリーダー格だったケケンカニをゲットしたんだ」
都「!! では、やっぱり野生のポケモンだということですか……!?」
凛「かもね……とにかく、私たちもジムに行ってみよう。泉を疑っているわけではないけど、このままじゃ釈然としない」
聖來「うんっ」
都「は、はい……」
??「……あ、いたいたっ! 都さあーーんっ!!」
都「!? あ、あなた……!」
120 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:23:30.48 ID:rhbLUZGX0
藍子「ゴリランダー、力を貸して!」シュゥゥ
グンッ
藍子「っ……キョダイ、マックス……!!」
ブゥンッ
カッ
ズドォォォォォォン
ゴリランダー「ゴリィィィィィィィ」
121 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/10/02(金) 22:24:30.06 ID:rhbLUZGX0
泉「……へぇ、キョダイマックスするゴリランダーなんて初めて見たよ」
泉「怖気ないで、バリコオル。これはむしろ私たちには好都合なんだから」
バリコオル「バリヴァーリッ」
藍子「……?」
フッ
泉「ちょうどあられが止んだね。普通ならふぶきの命中精度が落ちてしまうけど」
泉「的が大きくなったんだから、外す方が難しいわ。……バリコオル、フルパワーでいくよ」
442.89 KB
Speed:0.5
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)