他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【安価コンマ】転生させてみたらこうなった
Check
Tweet
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 19:14:52.36 ID:/njusJRIO
禁忌魔法を習得する機会はありますか?
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 19:16:55.33 ID:YUETbU2q0
呪いを解く機会
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 19:18:51.38 ID:/njusJRIO
あっこれタリアが質問する奴か
他の生徒も質問する形式かと勘違いしてしまった、もしまだレス見てなかったら無効にしといて下さい
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 19:19:48.63 ID:G6WH7cTe0
風の魔法も使わぬほうがいいですか?
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 19:20:37.37 ID:YUETbU2q0
俺も間違えました。無効で
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 19:45:51.60 ID:bWhnsgtmo
部屋はランク別ですか?(別ランクの子とも相部屋になれますか)
229 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 20:19:06.48 ID:yAfE+vPA0
――――――――
とりあえずの回答
>>223
機会があるとしてもずっと先でしょう。
>>224
質問の意図が理解できなくて申し訳ない。
タリアは呪われてなく、呪術を扱う闇属性が使用可能です。
>>226
闇属性を禁止したのは『人を呪う才能』というマイナス面が予想よりあったため。
風属性は魔道具により調整されているはずなので問題ありません。多分。
――――――――
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 20:21:39.81 ID:YUETbU2q0
幸運とかなくなった訳じゃないんだっけ?
それ復活させられないか
231 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 20:29:43.71 ID:yAfE+vPA0
>>230
幸運はなくなったわけではありません。
闇属性は『アンラッキー要素が強い属性』なので幸運が発動すると逆に不幸になるので発動しませんでした。
必ずしも成功が幸運というわけではありません。
――――――――
タリア「別ランクと相部屋になったりするんですか?」
一人部屋はAとSしかいないけど、二人や四人部屋は同ランクでしか無理なのだろうか。
「Sランクのみなさんの希望は優先的に受理されます。お友達とランクが違っても問題ありません」
お友達、いないんだけどなぁ。
「仮に希望がなく複数人部屋を希望された場合は、ランダムに決まります」
「別ランクの見知らぬ方との出会いにオススメですよ」
「もちろん男子寮、女子寮と別々にあるので安心してください」
僕はタリアで女性なんだけど中身は立派な男性。……気にしたら負けだ。
今までそんなに気にしてなかったし。
232 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 20:43:05.65 ID:yAfE+vPA0
「学生寮の詳しい案内は入寮時にまたされます。今から自由時間とし、自由解散とします」
「親御さんは大講堂におりますので必ず立ち寄ってください」
「お疲れさまでした」
おおー! と騒がしくなる。
僕は学生寮の用紙を眺めることにする。
233 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 20:46:16.72 ID:yAfE+vPA0
『学生寮の案内』
名前:
1:学生寮に入寮されますか?
はい
いいえ
1で はい を選んだ方のみ2を記入してください
2:何人部屋を希望されますか?
一人部屋
二人部屋
四人部屋
2で複数人部屋を選んだ方のみ3を記入してください
3:同室になりたい方はいますか?
はい
いいえ
3で はい を選んだ方のみ4を記入してください
4:その方の名前を記入してください
名前:
名前:
名前:
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 20:47:53.14 ID:Avdk3gT7o
これ安価下=数字か?
それともただ書いてあるだけか?
まぁ多分後者なんだろうけど
235 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 20:53:04.43 ID:yAfE+vPA0
これを入学時に出せばいいんだっけ。
今日が入学式なんだけど、実際は説明会みたいな感じだったな。
う〜ん。どうしよう。
誰かに話しかけるようにも怖い…。
それにみんなの僕を見る目がなんか違う気がする…。
…どうしよう。
安価下2
1:この空気に耐えられない。もう帰る。
2:友達が欲しい。話しかけにいく。
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 20:54:29.03 ID:G6WH7cTe0
2
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 20:55:13.95 ID:zjKnb2MDO
2
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 20:55:28.93 ID:Mp+6Vx6S0
2
239 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 21:01:20.08 ID:yAfE+vPA0
ここで勇気ださないと寂しい学園生活になっちゃう!
それはイヤだ!
よし、頑張って話しかけに行くぞ!!
安価多数決 先に2票を獲得した【二人】
1:フードを被ってる女の子
2:大人しそうな女の子
3:綺麗な女の子
4:派手な男の子
5:はしゃいでる男の子
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:02:20.87 ID:fJ9K5jqo0
5
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:02:33.57 ID:OggMPH1B0
2
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:02:40.50 ID:Avdk3gT7o
5
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:02:49.40 ID:zjKnb2MDO
2
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:03:53.95 ID:vR5CFGXqO
1
245 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 21:24:41.26 ID:yAfE+vPA0
よし、最初は大人しそうな女の子から。
タリア「こ、こんにちわ…」
??「……え?」
あ〜〜無理無理無理無理。
初めてだよ。女の子に自分から話しかけにいくなんて!!
タリア「ボクはタリア。タリア・ハイレン。よ、よろしく!」
頭を下げて手を思い切り差し出す。
多分めちゃくちゃカッコ悪い姿を晒してると思う。けど身体が勝手に……。
??「よろしく、お願いします…? リオはリオ・アルセウス。だよ」
手が握られた!!
やった!! もう友達と言っていいよね!!? まだ!?
246 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 21:29:09.76 ID:yAfE+vPA0
リオ「リオに、何か、用?」
タリア「あのその、友達になりたいな、なんて」
リオ「……とも、だち…。り、リオでよければ…」
!!!
これでボッチじゃない!! 楽しい学園生活の幕開け!!!
タリア「ありがとう! 本当にありがとう!!」
リオ「? ? ? どう、いたしまして?」
自信がついた!
次は男の子だ!! 今ならあのはしゃいでる男の子にチャレンジ出来る!!
247 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 21:40:44.16 ID:yAfE+vPA0
タリア「たのもー!!」
??「ん? なんだお前」
タリア「ボクはタリア・ハイレンだ! キミと友達になりにきたぞ!」
??「はぁ? …ハイレン? 聞いたことあるな」
タリア「同じSランク同士、仲良くやろう!!」
??「待って待って。会話しようぜ、会話」
タリア「え? あ、あぁ……ごめん。張り切りすぎた」
??「俺はレグルス・フルヌス。思い出した。お前理事長にべた褒めされてた奴だ!」
タリア「そ、そうだったっけ?」
レグルス「間違えるはずがない! 俺より強いのか気になってたんだ!!」
あ、話しかけちゃダメなタイプの人だ。
目を付けられるのはイヤだ。
リオ「が、がんばれ」
後ろから小さく応援してくれる友の声がする。
逃げられない…。
248 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 21:56:46.52 ID:yAfE+vPA0
「なになにー? 勝負? 決闘?」
「おもしろそー」
レグルス「観客も集まってきたし、やる気が出てきた!!」
タリア「ボクの負けでいいです。ごめんなさい」
我が友リオに悪いけどやらない方が身のためだ。
レグルス「なんだなんだ? ビビってんの? 大したことないんだな」
挑発にはのらない。入学もしてないのに不祥事を起こすのはダメダメ。
レグルス「ハイレンって弱っちいんだ!」
タリア「あ」
僕のことはどうでもいい。
でも……。
安価下2
1:それでも我慢。
2:案内員に闘える場がないか聞く
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:57:42.21 ID:cfuyvFVRo
2
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:58:15.48 ID:OUbIr+Fu0
2かな
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 22:03:13.20 ID:cfuyvFVRo
まぁこれで負けても戦闘に関して把握出来るし健闘はしてくれるだろうから負けても一定は認めてくれるだろう
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 22:07:59.75 ID:fJ9K5jqo0
逆にレグルスの方が瀕死しそうなのですがそれは
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 22:09:48.08 ID:bWhnsgtmo
おっ大丈夫か大丈夫か(レグくん)
254 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 22:34:48.25 ID:yAfE+vPA0
タリア「あの、すいません」
「事情は分かってます。今、闘魔場が使えるよう手配しています」
闘魔場? 闘技場のようなものかな。
タリア「……手早いですね」
「Sランクのみなさんの要望には迅速に対応しますよ」
レグルス「へぇ、俺たちすげえ特別扱いじゃん」
タリア「さっきの言葉、ボクが勝ったら撤回させてもらうから」
「準備が整いました。お二方、こちらへ」
255 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 22:47:39.07 ID:yAfE+vPA0
どこかからか話が漏れたのか、大勢集まっている。
理事長「はっはっは!! さすがハイレン君とフルヌス君の子だ!! まさか初日が始まる前に決闘騒ぎとは!」
マリア「それはどういう意味ですかねぇ」
グスタフ「だ、大丈夫だよな? 怪我とかしないよな?」
母さんに父さんはもちろんいるし、理事長のおじさんまで見にきた。
「みなさん、期待のSランク同士の対決は今しばらくお待ちください!!」
いつの間にか大々的なイベントになってる…。
マリア「タリアみっけ。何してんの貴女」
タリア「だって…」
マリア「まあ何でもいいわ。やるからには勝ちなさい」
耳を触ってくる。『これ』はそのために渡したんだし。と言いたそうな表情だ。
グスタフ「いいか、無茶だけはするなよ」
タリア「うん。頑張る」
マリア「必要なら許可も出すわ。誰にも気付かれず治してあげる」
タリア「……今までで一番怖いよ、マリア母さん」
闘魔場の試合場へと歩を進める……。
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 22:48:38.43 ID:cfuyvFVRo
あぁ
これ勝てる奴だww
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 22:50:31.05 ID:bWhnsgtmo
(フォロー文言かんがえとこ)
258 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 23:11:24.46 ID:yAfE+vPA0
―― 闘魔場 ――
うわ、ひろ。
観客もわんさかいるし、もう悪目立ちどころじゃないや。
レグルス「すげ〜! すげ〜!」
はしゃぎまくってる対戦相手。
今のうちによく観察しとこ。
足場は土、天井は開閉式で、今は開いてると。
レグルス「ここなら思い切り魔法使っていいんだろ? やったぜ!」
タリア「どんな魔法使うか教えてくれないの?」
レグルス「これから見せるから必要ねーよ」
女性に対するマナーがなってないなぁ。
まだ子供だし大目に見よう。
「用意が整いました! これより、タリア・ハイレン対レグルス・フルヌスの試合を行います!」
「初等部、中等部、高等部の先生方の判断により決着をつけたいと思います!!」
「試合、開始!!」
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:12:52.60 ID:cfuyvFVRo
わくわくしてきた
260 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 23:35:50.49 ID:yAfE+vPA0
レグルスはいきなり両手を空にかざす。
なにしてるんだ?
……おや、短剣が彼の手にそれぞれ現れた。
何魔法だろう。
レグルス「いくぜ〜!!」
突進してくる。
何も考えてないできたな。
タリア「相手を捉えて。【視覚強化】。そして、軽く素早く。【脚強化】」
これで簡単にかわす。当たらない当たらない。
レグルス「この、ちょこまかと! それっ!」
短剣を投げた!? 危ないなぁ!!
タリア「鉄の塊を溶かせ! 【業火】!!」
飛んでくる短剣に照準を合わせて撃つ。
事前に習ったのが術式魔法だけだったら怪我どころじゃすまないよ!!
261 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/18(金) 23:41:49.85 ID:yAfE+vPA0
レグルス「なるほど、お前の属性は風と火だな。ならこれだ! ウォーターランス!」
次にレグルスの手から現れたのは…水の槍!?
ポタポタと水が滴っているものの槍の形状は崩れない。
レグルス「これならどんなに火が強くたって怖くないぜ!」
…水属性? でも限界値を超えるのは発動しないはず。
常に水が出ているあの槍はどうなってる?
レグルス「ほらほら!! お得意の火でやってみろよ!!」
タリア「……【業火】!」
レグルス「おらよっと!!」
無駄だった。槍を振り回されて簡単に消火されてしまう。
レグルス「どうだ!!」
262 :
魔法の読み方は好きなように
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 00:00:06.42 ID:xj43N0zc0
レグルス「もう俺の勝ちは決まったかな?」
タリア「まだまだ」
あの槍の正体は分からない。
なら無視するに限る。あれはただの水の塊。
だいぶ魔法を使ったけど、家にいた時より上手に扱えてる気がする。
これが魔道具のおかげなのかな。
今なら……。
タリア「風よ、全てにまといて力を貸して。【全強化】」
タリア「そして、水を貫く拳となれ。【雷拳】」
両手に雷を宿す。このまま一気に!!
レグルス「三属性!?」
今だ!!
レグルス「……っ、消え」
安価下2まで 合計コンマ
70以下:勢いとまらずぶん殴る
71以上:当たる直前で解除
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 00:01:35.68 ID:n17aFMAlo
はい
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 00:02:03.42 ID:moHeHNCy0
あ
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 00:02:24.49 ID:ORcmZzeR0
ほぼ確定だけどこれぶん殴ってたらヤバかったのかね?
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 00:04:21.06 ID:kTEt1a6zo
寸止めできる方が技量が高い、とか?
267 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 00:13:00.39 ID:xj43N0zc0
タリア「……まだ続けますか?」
レグルス「え、あれ、俺、なんともない」
タリア「まだ『ハイレンは弱い』ですか?」
レグルス「あ、っと、その…強い、です」
タリア「……友達になってくれますか?」
レグルス「よ、よろこんで」
「そこまでっ!! 勝者、タリア・ハイレン!!」
大歓声の中、僕は二人目の友が出来たことに喜んでいた。
268 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 00:37:00.55 ID:xj43N0zc0
レグルス「い、一度勝ったくらいで調子のるなよ! 次は俺が勝つ!」
タリア「レグルス、友達は仲良くするもんだよ」
レグルス「うるさいうるさい! 友達でライバルだ! いいな!?」
タリア「友達って認めてくれるなら何でもいいよぉ〜。えへへ」
レグルス「ぐぐぐぐ。次は絶対勝つ!!」
そう言って試合場から去っていった。
ニヤニヤが止まらない。友達が二人。楽しい学園生活になりそうだ。
僕もここから早く戻ってリオや母さんのところに行こうっと。
269 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 00:47:04.91 ID:xj43N0zc0
闘魔場から出た僕は真っ先に向かった先は、
リオ「すごかった、ね。魔法」
タリア「えへへへ」
母さんや父さんに褒められるより数倍嬉しい。これが友の力か。
リオ「ほんとうに、すごいよ。リオと、ちがうね」
タリア「そんなことないよ。リオだってSランク。ボクと同じだよ」
心が軽い。幸せを実感できている。
リオ「あり、がとう。リオ、もう行くね。お母さま、待ってる」
タリア「分かった。また学園で」
朝早いので最後
安価下1コンマ
偶数:母さんたちのとこへ
奇数:誰かに呼び止められた
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 00:47:59.61 ID:yXxaP1sR0
おつ
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 01:18:08.73 ID:kTEt1a6zo
おつ
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 03:11:39.56 ID:5gTB6VcsO
つーお
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 07:31:16.64 ID:moHeHNCy0
乙
274 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 21:39:54.96 ID:xj43N0zc0
「タリア・ハイレン君!!」
後ろから呼び止められた。
この大声、憶えがある。
タリア「り、理事長?」
振り返る。
理事長「先の試合、素晴らしかったよ!!」
タリア「あ、ありがとうございます」
275 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 21:40:34.86 ID:xj43N0zc0
理事長「だが慢心はいけない! レグルス・フルヌス君はさらに伸びる! それを超えてみせたまえ!!」
レグルスに伸びしろがあるのは僕も分かってるつもりだ。
少なくとも僕より武器の扱いは上手い。ただ危なっかしい使い方をしてる。
理事長「それと、キミ本来の力を楽しみにしている。オシャレは女性の特権だが精進してくれたまえ」
……引っかかる言い方をしてくる。
理事長「素敵な耳飾りだ。お母さんの手作りかな?」
安価下2
1:な、なんのことですか?
2:はい。綺麗でしょ?
3:ズルしてごめんなさい
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 21:42:22.68 ID:kTEt1a6zo
3
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 21:46:28.94 ID:B47k4VF00
↑
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 22:05:17.12 ID:D4YjLTF7O
言うのか
まぁ理事長だから良いんだろうけど
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 22:08:39.36 ID:V5zj7gg10
別スレでうんちうんち言ってる奴は黙ってろ
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 22:13:26.94 ID:D4YjLTF7O
ひどい
281 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 22:19:21.96 ID:xj43N0zc0
理事長は学生時代の母さんを知ってる。
しらばっくれても通用しないだろう。
タリア「ズルしてごめんなさい」
理事長「はっはっは!! ハイレン君の娘とは思えない素直な子だ!!」
タリア「どんな罰でも…」
理事長「よいよい! 励んでくれたまえ!!」
マリア「理事長、娘の前で私を貶さないでください。恥ずかしいです」
大声に誘われ母さんが来た。
理事長「これはすまない。後は親子の時間を楽しんでくれたまえ」
笑っていきながらどこかへ行く理事長。
マリア「黙認するクセは変わってないわね。食えない性格してるわ」
グスタフ「マリア〜! 急に走ってどうしたんだ」
282 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 22:24:24.30 ID:xj43N0zc0
……。
…………。
時間が経ち、夜になる。
人目のつかないところで、禁忌魔法(テレポート)を使って家に帰ってきた。
タリア「今日は疲れた…」
グスタフ「すごかったぞタリア。どんどん自慢の娘になっていく!」
マリア「決めることさっさと決めて寝ましょ。理事長の相手でクタクタよ」
魔法学園に入学はするとして、学生寮に入るかどうかだな。
タリア「ボクが決めていいんだよね?」
マリア「もちろん」
グスタフ「タリアの学園生活だ。好きにしていいんだぞ」
学生寮に関して
安価多数決 先に2票
1:入らない
2:一人部屋
3:二人部屋(同室にリオを希望するかしないか)
4:四人部屋(同室にリオを希望するかしないか)
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 22:30:51.82 ID:mZfVJ3WJ0
せっかく募集キャラに3人女性キャラがいたし
4 リオを希望
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 22:37:30.60 ID:QXy0omVw0
キャラ数の問題等々考慮して
3
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 22:37:40.93 ID:/si5ggFDO
3 同室にリオを希望する
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 22:37:50.44 ID:D4YjLTF7O
3
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 22:38:03.15 ID:IUpKs7oG0
3希望
288 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 23:14:17.64 ID:xj43N0zc0
『学生寮の案内』に名前を書いて項目を埋める。
二人部屋で、我が友リオ・アルセウスとの同室を希望。と。
グスタフ「…今からでも遅くないぞ。家から通うのもいいんだぞ」
タリア「ボクの好きにしていいんでしょ」
タリア「あとはクラス教室だけど…」
マリア「教室は闇がオススメよ」
タリア「え?」
マリア「誰もいないし、なにより自由時間が多いわ」
……何をしていたのか大体察した。
289 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/19(土) 23:32:59.48 ID:xj43N0zc0
タリア「リオの属性聞くの忘れちゃった」
グスタフ「リオ? リオってまさか入学案内に載ってた期待の入学生のリオか?」
入学案内? 待てよ。確かレグルスの名前もどっかで聞いたと思ったんだよ。
パラパラとページをめくり確かめる。
タリア「ボクはどうして気付かなかったんだ…」
リオは治癒の魔法。聖属性。なら必然的に教室もそこだと思う。
レグルスは生成術。無属性。僕が唯一使えない魔法。
タリア「自分の扱えない属性でもいいの?」
マリア「私のころと変わってないならSランク優遇で平気だと思うわ」
なおさら迷っちゃうな。
友と同じにするか、新たな出会いを探すか。
属性をふたつ選択してください。
安価多数決 先に2票
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 23:35:50.60 ID:kTEt1a6zo
聖
無
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 23:38:35.10 ID:/si5ggFDO
聖 土
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 23:42:52.04 ID:D4YjLTF7O
聖
無
293 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/20(日) 00:36:21.94 ID:n3T5Yqet0
やっぱり我が友のいるところがいいな。
そのために今日頑張ったし。
タリア「行くなら聖属性か無属性かなぁ」
マリア「貴女がそう決めたなら文句はないわ」
あとは他に決めること……。
タリア「多分これで大丈夫!」
よし、おやすみ!!
294 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/20(日) 00:37:05.19 ID:n3T5Yqet0
―― 翌日 ――
またしてもテレポートで通学。
便利だけど見つからないかヒヤヒヤものだ。
マリア「今日は入学する意志を見せる日。私たちとお別れの日よ」
グスタフ「身体には気をつけるんだぞ。いつでも帰ってきていいんだぞ」
帰りたいと思っても道のりが分からないよ。
タリア「いってきます!」
……。
…………。
295 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/20(日) 00:46:36.38 ID:n3T5Yqet0
―― 学園 Sランク校舎 ――
理事長「おはよう未来の英雄諸君!! 来てくれたことを感謝する!!」
リオとレグルスの姿を見つけた。
よかった。もし来なかったらって寝る前に思っちゃった。
理事長「キミたちの才能を無駄にはさせない! ぜひ開花させてほしい!!」
理事長「吾輩はまだまだ回らないといけない。あとは任せたよ」
一言二言の朝会が終わり、校舎の中へ案内される。
先生「いろいろと説明する前に学生寮の用紙を回収する。各自持ってきなさい」
前の案内員とは違って近寄りがたい雰囲気の人だ。
でも物怖じしてるわけにはいかない。
先生「全員出したな? これよりクラス教室の説明に入る。用紙の確認をする間、基本属性は二階、特殊属性は三階で待機」
296 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/20(日) 00:51:17.36 ID:n3T5Yqet0
―― 三階 ――
とりあえず三階に到着。先生が来るのを待つ。
タリア「むむむ。どっちにするべきか」
リオ「タリア、ちゃん」
タリア「リオ! 癒しを求めるなら聖属性かなぁ」
レグルス「なんでタリアがここにいるんだよ。お前基本属性だろ」
タリア「レグルス! それともよきライバルのそばで勉強か。うむむ」
(先生などの名前はこちらで決めてもいいですか?)
安価下2まで合計コンマ
80以上:聖属性
79以下:無属性
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 00:53:45.58 ID:UIru4gs0o
どうぞ>先生名前
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 00:55:25.89 ID:tz6nzavDO
いいと思うよ
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 01:01:32.16 ID:Z57eVB8V0
全然いいよ
300 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/20(日) 01:39:29.79 ID:n3T5Yqet0
リオ「タリア、ちゃんも、聖属性、なの?」
タリア「一応使えるからね。それにまだ特殊属性のことってよく理解してないし、ちょうどいい機会だよ」
リオ「そう、なの?」
レグルス「にしても遅いなぁ先生」
タリア「みんなの用紙見てるのと、二階から順にやってるせいじゃない? そのうちくるよ」
先生「その全部を同時進行中だ」
タリア「うわ、びっくりした」
先生「タリア・ハイレン。学園記録更新の素質を持ち、昨日の闘魔場の勝者。…ほう」
レグルス「タリアばっかり評価すんなよ!」
先生「レグルス・フルヌス。希少な無属性、生成術を扱う。次期当主としての素質あり。…なるほど」
先生「三階で待機している学生は手前から、聖、無、闇の教室となっている。選択した教室に入室!」
リオと僕は聖属性。レグルスは無属性の教室へと入る。
集まった生徒の大半は聖属性、残りは無属性だった。
……母さんの言った通り、闇属性は誰もいなかった。
301 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/20(日) 01:44:43.34 ID:n3T5Yqet0
―― 聖クラス ――
先生「私はクライヴ・モーフィ。Sランクの責任者であり、術式魔法の担当でもある。よろしく」
先生「といっても聖属性には術式が存在しないことは皆知ってるだろう」
タリア「え?」
先生「ん? どうした、タリア・ハイレン」
初耳なんですが。そんなの一言も聞いてないよ!
先生「キミほどの者が知らないとは言うまい」
安価下2
1:知りませんでした。
2:言いません。続けてください。
3:そんなことより他クラスは放置でいいんですか?
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 02:13:07.73 ID:sG+bcgE7O
1
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 02:13:41.79 ID:UhZMPsS00
こういうのは素直な方がいいってママがゆってた
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 02:14:15.30 ID:UhZMPsS00
うお来たのか
1でお願いします
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 02:14:20.05 ID:UIru4gs0o
1
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/20(日) 08:05:50.75 ID:YRJFs2ADO
乙です
307 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 16:40:18.68 ID:nC/e3qVO0
タリア「…知りませんでした」
先生「素直なのは良いことだ。知識を求む姿勢、皆も見習うように」
褒められた、のか?
先生「術式魔法とは、陣を描いた者が魔力を送り発動する魔法を指す」
その辺はなんとなく知ってる。
先生「聖属性は癒す力。人を理解し、人を愛する力。自分で人を癒すからこそ発揮する。それが大前提となる」
先生「もし仮に聖属性の術式魔法が使える者がいるならば、異常者だ。術式に魔力を送れば顔も名前も何もかもを知らない他人を治療できるのと同じことになる」
先生「それは人を人として見ていない。人を治す物として認識している」
308 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 16:41:00.19 ID:nC/e3qVO0
先生「例えばだ。今日私はきみ達と初めて会った。もし昨日、安全な場所にきみ達がいて、私がどこかで危険に晒されてるとしても気にも留めないはずだ」
先生「そこで命からがらきみ達のもとへ辿りつけば、誰かは私のことを理解し、助けてくれるかもしれない。だが辿りつけなかった場合……」
そこで口を閉ざす。後は僕たち想像しなさいってことだな。
先生「聖属性は慈悲の心。ここにいる全員、優しき心を忘れぬように。では授業に入る」
……これ前置きだったんだ。
安価下1コンマ 幸運発動
00〜09:話を聞いてると眠くなる。寝た。
10〜54:知らないことだけ書き留めた。
55〜99:熱心に取り組んだ。
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 16:44:04.57 ID:Z74I+Ema0
あ
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 16:53:20.18 ID:HKVJjNLzO
いいね
311 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 18:21:25.68 ID:nC/e3qVO0
熱心に取り組んだ。
授業の内容は聖属性を使う際の心構えというものだった。
授業態度 +5
無知回避 +2
合計 7
先生「授業はこれにて終了。学生寮の案内を受ける者はロビーで待機。それ以外の者は自由にして構わない」
終わると同時にさっさと出ていく先生。
忙しいから質問タイムはなしか。
タリア「リオ〜、…いない。いつの間に」
寂しい。ロビーに行こう。
安価下1コンマ 幸運発動
00〜09:友がいない
10〜29:レグルスがいる
30〜99:リオもいる
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 18:23:25.16 ID:WBIcH5cDO
はい
313 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 18:51:29.28 ID:nC/e3qVO0
―― 一階 ロビー ――
すでにたくさんの人が待ってる。
教室に留まる人や外に出ていく人は学生寮に来ないんだろうけど、リオはどこだろう。
レグルス「タリアも学生寮か?」
タリア「うん。リオ知らない?」
レグルス「お前のそばにいたやつか? 急いでどっかへ走ってた」
えぇ〜。それじゃあ寮に来ないってこと? とても寂しい。
先生「レグルス・フルヌス。これはなんだ」
レグルス「え? 学生寮の用紙」
先生「同室に書いた名前だ」
レグルス「タリア」
タリア「え!?」
レグルス「よきライバルとして一緒にいるべきだと思ってさ!」
先生「タリア・ハイレンときみは異性だ。許可できない」
先生の言うことはご尤も。嬉しいけど、無理なんだよ。
314 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 19:07:47.23 ID:nC/e3qVO0
レグルス「だったら紙にそう書いてくれればよかったのに」
先生「異性を書いた前例がなかったものでね。これからは表記するよう伝えておく」
タリア「質問! 同室に希望した学生が寮に来ない場合は?」
先生「両者合意なら問題ないが、事前に打ち合わせをしていなく且つ片方が寮を辞退している場合は」
その通りなんだけど言葉に棘があるよ、先生。
先生「その者の同室者はランダムにより決定される。もしくは空いた部屋へ移動だ」
そうなりますよね…。
レグルス「俺、ランダムになんのか。残念だな」
先生「これから学生寮に移動する。全員、遅れるな」
315 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 19:24:04.78 ID:nC/e3qVO0
―― 学生寮 入口 ――
先生「ここから学生寮の敷地だ。教師は普段ここへは干渉しない。ここで起きた問題は学生のみで解決するように」
先生「分かれ道を右に行くと女子寮。左に行くと男子寮になる。男子生徒は私と左に進む。女子生徒は迎えがくるまで待機」
レグルス「じゃーな、タリア」
タリア「うん。またね」
……。
友がいない!! 寂しい!!
周りをみるとわいわい楽しくお喋りしてる子が多いなぁ。
まだ一人でいる子もちらほらいるけど…。
316 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 19:34:01.39 ID:nC/e3qVO0
「女子のみなさ〜ん、お待たせしました〜」
奥から人がくる。女子寮の案内員さんかな。
「Sランクの方たちですよね。こちらへどうぞ〜」
道なりに進むこと約五分。
なにこの無駄にデカイ建物。それも2つ。
……寮? ホテルの間違いじゃない?
「こちらが女子寮本館です。初等部と中等部の生徒が利用するのでそれなりに大きいんですよ〜」
「隣にある別館は高等部の生徒が利用する寮施設になってるので近づくと危ないですからね〜」
「早速中へ案内しちゃいますね〜」
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 19:36:24.97 ID:bESrh0E30
リオと同室にはならなかったのか
残念
318 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 19:36:58.06 ID:nC/e3qVO0
―― 女子寮本館 ――
「一階から三階までは共同スペースです。詳しくはお部屋にある冊子で確認してくださいね」
「それで、え〜と?」
案内員さんは何か紙を見ている。
「名前を呼ばれた生徒は前に出て、部屋の鍵を受け取ってくださいね。最初は一人部屋から」
名簿だ。それを読みながら鍵を渡していく。渡された生徒は鍵のプレートをみて部屋に向かっていく。
一人部屋が終わると二人部屋、四人部屋へとなり、最後には数人しか残らなかった。
「呼ばれなかった人は二階の広間で待っててくださいね〜」
残り物の私たちは指示に従って二階へ。
安価下2
1:気長にのんびり待つ
2:友を、友になる人を探さねば……
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 19:37:25.32 ID:HdwnAr8p0
2
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 19:38:51.31 ID:bESrh0E30
1
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 19:39:18.07 ID:WBIcH5cDO
2
322 :
僕だよ僕…
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 19:54:49.88 ID:nC/e3qVO0
気長にのんびり待つとしよう。
……。
なんだかじろじろ見られてる気がする。
心当たりしかないから別にいいんだけど…。
時間が経つとまた人が二階へとやってきた。
別ランクの人たちかな。
なんだかんだで全ランクの人が集まるとたくさんになった。
案内員さんが三人もきて、左右の人の手には箱がある。
「それじゃ抽選会のお時間で〜す。ランクがSとAは右、BとCは左の人に集まってくださいね〜」
323 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 20:01:07.32 ID:nC/e3qVO0
僕の引く右の箱には、一人部屋の紙、二人部屋の紙、四人部屋の紙の三種類。
対して左の箱は二人部屋と四人部屋の二種類。
ペアとなる二人部屋はそれぞれに一枚ずつ。四人部屋は二枚ずつの紙があるらしく高ランクと低ランクを一緒の部屋にするらしい。
しかしそれでも人数の都合上、低ランク同士の部屋が多いとのこと。
ボッチにならなければいいかな!
引くべきは複数人部屋!!
あわよくば同室の人と友になって楽しい寮生活を!!!
安価下2まで 合計コンマ 幸運発動
29以下:一人部屋
30以上:二人部屋
85以上:四人部屋
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:03:25.75 ID:yGgjutnb0
あ
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:10:24.04 ID:eOtI4zhio
ほい
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:10:39.72 ID:iSGBxAea0
四人部屋こい!
327 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 20:50:05.95 ID:nC/e3qVO0
引いた紙は、『二人部屋5Fー3』だ。
「書いてある紙と同じ番号の人を探してくださいね〜」
二人部屋だからBかCランクの人を探せばいいんだな。
タリア「二人部屋の5F−3の人いますか〜」
声をあげて探す。
タリアの同室学生
安価下3まで
高コンマ:名前、属性
中コンマ:ランク(B or C)
低コンマ:性格
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:56:25.22 ID:WBIcH5cDO
アルセナ・エウレス 土属性
ランクB
性格 穏和
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:57:23.54 ID:bESrh0E30
名前 アンジェ・レッター 属性 火
ランク B
性格実直で質実剛健
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 21:06:05.51 ID:PHoCPQ2xo
リルネ・トレリロ 水
Cランク
臆病で人見知り
331 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 21:30:40.23 ID:nC/e3qVO0
??「はい、ワタシです。アンジェ・レッターです」
これまた優しそうな女の子だ。
アンジェ「Cランクですが、よろしくお願いします」
タリア「こちらこそよろしくね。友達になろう」
アンジェ「そ、そんな…こと、言われるなんて思わなかった。嬉しい…」
「ペアが見つかったとこは鍵を受け取りに来てね〜」
タリア「だって。行こう!」
アンジェ「はい!」
鍵のプレートに同じく『5F−3』と記されてある。
「五階の三号室だね〜。いってらっしゃい」
332 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 21:31:35.80 ID:nC/e3qVO0
―― 女子寮 五階 ――
三号室、三号室…。
ここかな。
受け取った鍵を使って開錠!
……。
もう立派なホテルの部屋だ。
安価下2
1:部屋の探索
2:アンジェと会話
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 21:32:15.14 ID:WBIcH5cDO
他の人のを見てると性格が穏和の一言は簡単すぎて逆に
>>1
にとって扱いにくかっただろうかとか、他の二人のどちらかの性格の方が良かったかなと反省
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 21:36:11.03 ID:6RoxAznD0
2
335 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 22:48:42.34 ID:nC/e3qVO0
タリア「仲を深めるためにお話しよう!」
アンジェ「いきなり…。でも賛成。タリアさんと話してみたかったんです」
タリア「ボクと? これまた何故」
アンジェ「昨日の闘魔場での試合、あれほど見事な火の魔法は初めてみました」
タリア「あ、あぁ。知ってたんだ。そりゃそうだよね」
アンジェ「ワタシはまだ術式魔法も満足に扱えません。コツがあれば聞きたいです!」
こ、コツ? そんなの考えたことなかったよ。
でも僕を頼ってくれている。これを逃せばアンジェと友になれないと思え! 僕!
タリア「……火を怖がらないことかな」
そうすれば火事騒ぎになる前に消火できるからね。
アンジェ「火を恐れない強い心が成長の一歩。パパの言葉と同じだ!」
タリア「そ、そっか! よかった!」
336 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 22:54:42.12 ID:nC/e3qVO0
アンジェ「ギリギリで入学できたワタシと違ってタリアさんはすごいな」
アンジェ「あの日からワタシの目標はタリアさんです!」
タリア「照れるなぁ。えへへへ」
キラキラした目で僕を見つめる。
嬉しいけど罪悪感がやってくるから見ないで…。
アンジェ「一緒の部屋…。幸せです」
タリア「そろそろストップ…お願い」
早いとこ魔道具なしで魔法使えるようにしないと居心地が悪すぎる…。
ここだけじゃない。リオとレグルス、学園にいるみんなにも申し訳ない。
悪いのはアンジェやみんなじゃない。魔道具を使った僕なんだ!
あの時は気分が高まってて気付かなかった。でも今はもう…。
アンジェ「どうしました?」
タリア「何でもないよ。はは」
それに気付かせてくれたアンジェは大事にしよう。
理事長に言われたのを思い出す。僕本来の力が見たいと。
僕もアンジェに負けないよう頑張らなきゃ。
337 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/21(月) 23:00:21.41 ID:nC/e3qVO0
安価下2
1:そういえば冊子を確認と言ってたような。
2:どっと疲れが出た。寝よう
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 23:00:50.65 ID:6RoxAznD0
1
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 23:06:46.18 ID:Z4UDEkrv0
1
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 23:07:21.00 ID:eOtI4zhio
1
341 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/22(火) 00:30:29.58 ID:HdfvSG/h0
タリア「冊子! 冊子を読もう!」
無駄なとこは省いて簡単に要約するとこんな感じ。
『学生寮 案内冊子』
1F 受付、ロビー、食堂
2F 広間、雑貨屋(授業に必要な物も部屋で遊べる娯楽物もある)
3F 露天風呂(部屋にもお風呂はある)
4F 立入禁止
5F〜9F 初等部エリア
10F〜14F 中等部エリア
15F 中等部専用露天風呂
07:00〜08:30 朝食
11:30〜14:00 昼食
17:00〜20:00 夕食
好きな時間に来ていいとある。
342 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/22(火) 00:31:50.82 ID:HdfvSG/h0
授業開始時間
Sランク:08:00
Aランク:08:30
Bランク:09:00
Cランク:09:00
タリア「うわぁ、アンジェと一時間も違う」
Sランクは好待遇だけど、こういうとこは別ってわけか。
アンジェ「でもほら、Sランクは雑貨屋で特別割引だって。受付でSランクカードを発行してもらえるってありますよ」
速攻で取ってきた。でもお金持ってない。山育ちの弊害が……。
タリア「特別割引はAランクにしてSランクは無料にしてくれないかな…」
アンジェ「さ、さすがにダメだと思うよ…?」
タリア「残念。じゃ、ご飯食べにいこ!」
343 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/22(火) 00:34:23.56 ID:HdfvSG/h0
ご飯もランクで違うのかと思ったらそんなことはなかった。
ただ、Sランクカードを見せると好きなデザートをひとつ追加できるシステムだった。
アンジェ「いいなぁ」
最後
安価下2
1:お近づきの品です。どうぞどうぞ
2:そんなに欲しいならあげる。
3:悔しかったらSランクまでおいで。
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 00:35:51.11 ID:869JYMq60
安価↓
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 00:37:52.89 ID:c/28dQKV0
1
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 06:51:07.01 ID:swOy9NHDO
乙です
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 07:32:27.65 ID:69lS25tYO
つおっつ
348 :
生存報告。夜再開
◆vmfmKqFvN2
[sage saga]:2020/09/29(火) 15:24:14.69 ID:34vD5Ego0
タリア「お近づきの品です。どうぞどうぞ」
アンジェ「そんなつもりじゃ」
タリア「まあまあ。遠慮しないで」
アンジェ「…いいの?」
タリア「もちろん」
アンジェ「ありがとう」
……。
…………。
部屋に戻り就寝。
本格的に授業も始まってくるし、頑張らないと。
349 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 15:26:00.76 ID:34vD5Ego0
なんで下げたんだ…。
生存報告。夜再開。
忙しかた。申し訳ない。
成績7(最高100)
安価下〜本日21:00まで
学園生活パート 一旦座学のみ
1:授業描写あり
2:授業描写なしで会話パートのみ(成績は安価)
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 15:50:41.51 ID:qY5GQSpeO
2
おかえりー
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 16:09:34.87 ID:UDCRuqlDO
待ってました
2
352 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 20:32:15.45 ID:34vD5Ego0
―― 翌日 ――
タリア「おはよー」
朝六時。あと三十分後に目覚ましをセットしていたけど早く目が覚めてしまった。
タリア「…あんじぇ?」
寝ぼけた声を出しながら隣のベッドを見る。
アンジェはまだ寝てる。
タリア「…開始時間が一時間も違えばそうなるよね」
物音を極力立てず、アンジェを起こさないように身支度スタート。
の前に、念のためアンジェの目覚ましを確認。…八時起床予定。
僕の授業が始まる時間に起きるのか。羨ましい。
―― 学園 Sランク校舎 ロビー ――
朝食を終えて学園に到着!
早め早めの行動のおかげで人が少ない。
光と無の教室と覗いたけどリオもレグルスもいなかった。
なのでロビーで待機している。
タリア「暇だ…」
ようやく眠気が吹き飛んだのに…。
353 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 20:33:36.89 ID:34vD5Ego0
安価下1
1:来るまで待機
2:友達作り
3:友達作り(新規キャラメイク)
――
安価下2 コンマ
上が1の場合
偶数:リオ
奇数:レグルス
上が2の場合
01〜33:
>>174
34〜66:
>>177
67〜99:
>>178
00:新規キャラメイク
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 20:34:39.54 ID:UDCRuqlDO
1
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 20:35:22.50 ID:axOiM4kD0
2
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 20:35:35.23 ID:UR9i7Exuo
はい
357 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 21:05:53.11 ID:34vD5Ego0
我が友を待とう。
どっちが先にくるかな〜。
リオ「……あ、タリア、ちゃん」
タリア「リオだ!」
寮に来なかったのは残念だけど、ずっと会えないわけじゃない。
それでも寂しかった!
リオ「わっ、いきなり、どう、したの?」
勢い余って抱きついてしまった。
タリア「いやぁ、友の特権というものをフル活用してみました」
リオ「うん…? うん。……?」
納得しそうで出来ないその表情、見えないのが残念だ。
358 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 21:10:31.71 ID:34vD5Ego0
リオ「…昨日は、一緒、帰れなくて、ごめんね」
離れるといきなり謝られた。
タリア「いいのいいの。何かあったんでしょ。それにボク、寮に入ることになったし」
昨日の出来事を軽く説明する。
タリア「……とまぁ、そんな感じ。Sランク優遇ってすごいね。甘え放題って感じ」
リオ「甘え、すぎは、ダメ、って…お母さま。言わ、れた」
タリア「あ〜。ほどほどにしときます」
確かに甘えすぎてダメになっては元も子もない。
…魔道具なくてもいいようにするにはどうすればいいんだろう。
楽しいお喋りの時間は終わり、授業の時間になる。
成績7
安価下1コンマ 幸運発動
00〜09:話を聞いてると眠くなる。寝た。+0
10〜54:知らないことだけ書き留めた。+2
55〜99:熱心に取り組んだ。+5
寝た以外の場合
安価下2コンマ 幸運発動
偶数:話を注意して聞いた。+1
奇数:自分なりの一言メモを書いた。+2
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 21:14:43.34 ID:axOiM4kD0
あ
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 21:17:24.81 ID:IEhPoiPH0
はい
361 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 21:40:01.09 ID:34vD5Ego0
結果:+4
合計:11
残り授業回数(予定):14
――――――
タリア「先生質問! 寮生じゃなくても寮に入って一緒に昼食いいですか?」
先生「構わない」
タリア「ありがとうございまーす!」
弁当箱を持ったリオを引き連れて寮の食堂へ。
レグルス「タリア、一緒に食べようぜ」
タリア「それ明日にしよ! じゃ!」
リオ「は、はやい…たす、け……」
男子寮は昼食ついてないのかな。
それとも自由だから弁当にしてもいいのか。帰ったら確認してみよ。
レグルス「…つれねぇなぁ。えっと、リオだっけ。アイツ、振り回されて大変だ」
校舎から寮へ一直線! お昼はリオと一緒に!! いやっほぅ!!!
362 :
光じゃなくて聖だ
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 22:00:26.57 ID:34vD5Ego0
―― 寮 食堂 ――
寮のお昼ご飯を受け取って席につく。
タリア「あれ、元気ないね。ご飯たくさん食べないと!」
リオ「も、もっと、ゆっく、り……はぁ、はぁ」
アンジェの時と同じく、リオにもデザートをあげる。
タリア「これ、Sランクだけの特別なんだって。リオは寮生じゃないから無理だけど、ボクからのプレゼントってことで!」
リオ「あ、ありがとう」
疲労が顔に出ている。このデザートで癒されておくれ。
タリア「知らないことを知るってこんなに面白いなんて思わなかったよ。午後の授業も頑張ろう!」
リオ「う、うん。そう、だね。リオも、まだ、知らない、こと、ある」
タリア「そういえば聖属性って術式魔法の授業がないからテストってないのかな」
筆記試験くらいあるよね? それとも実技一発?
リオ「ある。と、思う」
タリア「だよね。なかったら授業の意味ないし」
……おや、遠くに見えるはアンジェじゃないか?
何人かと一緒にいるけど友達かな。
363 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 22:01:07.93 ID:34vD5Ego0
安価下2
1:アンジェに声をかける
2:アンジェのとこに行く
3:今はリオとの時間
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:03:12.70 ID:axOiM4kD0
1
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:04:16.15 ID:UDCRuqlDO
3
366 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 22:31:55.05 ID:34vD5Ego0
アンジェも友達といるみたいだし、今はリオとの時間だ。
リオ「タリア、ちゃん? どう、したの?」
タリア「何でもないよ。ルームメイトを見かけただけ」
リオ「ルーム、メイト…」
そう言ったきり黙々と食べ続けるリオ。
まずいことでも言ったのかと思った。けど、デザートに手をつけたからそんなことはないと断言できた。
タリア「これが餌付けか…」
リオ「?」
友達と食事なんて幸せだぁ。ここで出来た友は絶対大切にする。
タリア「改めてこれからもよろしく、リオ」
リオ「えと、うん。でも、もう少し、のんびり、して」
僕とのんびりしたいと。分かった。リオといる時ははしゃいじゃう自分がいるけど出来る限り抑えよう。
のんびり、のんびり……。のんびりってなんだろう。うーん。
リオ「……でも、楽しい。から、このまま……」
のんびり。のんびり。のんびり。考えるほど難しくなっていく。のんびりってどこからがのんびりだ?
タリア「むむむ」
リオ「聞いて、なさそう…。…それが、タリア、ちゃんの、いいとこ? かな」
367 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 22:32:27.32 ID:34vD5Ego0
昼食も終わって校舎に戻ってきた。
午後は自由にしていいと言われたのでロビーに来た。
タリア「てっきり午後もあると思ったけどそんなことなかった」
リオ「とくしゅ、だけ、自由みたい」
タリア「ってことはレグルスも自由時間だ」
なにしよっかな。
安価下3まで 低コンマ
1:リオとの会話
2:リオと聖属性の特訓
3:レグルスを探してみる
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:33:37.46 ID:scrDenti0
3
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:39:23.28 ID:O23T+iVko
2
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:39:40.75 ID:axOiM4kD0
1
371 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 23:26:57.54 ID:34vD5Ego0
タリア「せっかくだし特訓だ特訓!」
リオ「と、とっくん?」
タリア「何事もやってみないと何が危険か分からないからね」
聖属性は癒しの力、人を理解することが大事。
タリア「…危険要素が見当たらない。それはそれで怖い」
リオ「気に、なってた、けど、タリア、ちゃんは、神官さま、の、家系?」
タリア「シンカン? 誰? ……神官か。えっと」
マリア母さんは名前こそ聖母だけど、自分を改造して聖属性を使えるようにしてるからな……。
タリア「…もしそうなら神様に怒られてる、かな。ははは」
その結果、子である僕に影響を及ぼしている。
渇き笑いしかない。
リオ「違う、の?」
タリア「おばあちゃんやおじいちゃんのことは知らないから分かんないや」
確か母さんは『神様に仕える人たちが使える魔法』って言ってたし、リオもそういった家系なんだろう。
……神様、怒らないよね。母さんは仕えてないけど今まで無事だったから大丈夫だよね?
372 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/29(火) 23:49:45.87 ID:34vD5Ego0
タリア「とりあえず特訓と意気込んでみたものの、治すには傷ついてる誰かを探さないと」
リオ「そもそも、とっくん、いみ、ない」
タリア「え?」
リオ「誰か、を、治したい。助けたい。そう、想う心、大事。傷ついた人、探す、違う」
リオ「誰も、傷つかない、そんな、平和、リオは、ほしい」
ゆっくりだけどリオは言った。
その間、語るリオを見て自分が恥ずかしくなった。
傷ついた人を探すのは、傷ついた誰かを望んでいるのと一緒。それは間違いだとリオは言いたいんだ。
タリア「……リオはすごいな」
リオ「ううん。傷ついた人、見るの、いや。痛いの、いや、だから」
タリア「うん。そうだね。痛いのはイヤだ。元気に過ごしていたいよね」
初めて出来た友がリオでよかった。
タリア「リオの夢、叶うといいね」
リオ「…うん。初めて言った。これ、タリア、ちゃんと、リオとの、秘密」
友達との秘密!!! 絶対に守ります!!!
373 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/30(水) 00:00:03.05 ID:5C/d2amJ0
待てよ。
リオが秘密を共有してくれたのに僕は何もしなくていいのか?
友達として、僕も何か秘密をリオと共有しなくてはいけないんじゃないか?
僕が打ち明けられる秘密、秘密、ひみつ……。
誰にも話してはいけない、こと……。
安価下3まで 多数決
1:魔道具のことを話す
2:教えてはいけない
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 00:11:15.31 ID:74Ut/KjF0
1
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 00:18:34.40 ID:1TlCy9yDO
1
376 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/30(水) 00:44:57.51 ID:5C/d2amJ0
……。言わないと。
タリア「ボクもリオに秘密を話すね」
リオ「?」
タリア「ボクの両耳についてるこの耳飾りのこと」
リオ「きれい、だよね。ずっと、つけてる」
タリア「うん。実はこれがないとボクは魔法が上手く使えないんだ」
リオ「え?」
きょとんとした顔で僕を見つめる。
これ以上リオを見るのが心苦しくなってくる。
タリア「魔法を使うための魔道具。魔力暴走を止めるために作ってくれたんだ」
タリア「だから実際のボクはそんなにすごくない。これがないと満足に魔法が使えないんだ」
リオの顔が見えないように下を向く。
どんな気持ちで聞いてるのだろう。
闘魔場の試合で僕は魔道具を使って勝った。何も知らないリオはすごいと言ってくれた。
その気持ちを、壊そうとしている。
リオ「タリア、ちゃん…」
377 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/30(水) 01:09:31.73 ID:5C/d2amJ0
タリア「ごめん!!」
リオ「……」
無言が一番怖い。何でもいいから、言って。どんな非難でも受け止めるから!
リオ「そっか」
こっちに向かって歩いてくる。
お別れの言葉かな。失望されたかな。
リオ「……誰に、だって、悪いところ、ある」
リオ「タリア、ちゃんの、悪いところ、リオだけの、秘密」
リオ「リオだけ、タリア、ちゃん、本当のこと、知ってる。嬉しい」
リオの口から発せられた言葉、それは僕の醜い部分を浄化するには充分すぎた。
リオ「ふたりの、ひみつ、だね」
人を知り、理解する。その言葉の意味が分かった気がした。
378 :
最後
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/30(水) 01:12:22.83 ID:5C/d2amJ0
――――――
ボーナス:成績+2
合計:13
――――――
タリア・ハイレン
魔力値:99
使用魔法:水、雷
得意魔法:火、土、聖、闇
大得意魔法:風
装備魔道具:吸収装置、抑制装置
武力値:92
武器:斧
リオ・アルセウス
魔力値:95
得意魔法:聖(、その他?)
※タリア以外の魔力値はキャラメイク時の関連コンマを元に算出。
レグルスの魔力値も決定済。未登場キャラは登場時に算出予定。
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 07:22:38.04 ID:MZb6e+eyo
おーつ
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 07:26:32.36 ID:38JWhUrl0
乙です
381 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/30(水) 21:38:33.05 ID:5C/d2amJ0
……。
気付いたら下校の時間だ。
リオ「帰ら、なきゃ」
タリア「もう少し話してたいけど、しょうがないか」
リオとお別れし、寮へと戻る。
タリア「また明日!」
382 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/30(水) 21:39:06.38 ID:5C/d2amJ0
―― 女子寮 タリアとアンジェの部屋 ――
タリア「ただいまー」
と言ってみたがアンジェがいない。
タリア「まだだったか。そのうち戻ってくるでしょ」
調べもの中…。
寮生の昼食は寮で食べるもよし、自分で用意するもよし。
ただし、Bランク以下の生徒は事前に申告すること。
タリア「自分で用意…。作るか買うかだけど、お金ないから弁当どころか材料も買えない…」
そもそも料理したことが一度もない。
安価下2
1:アンジェにお金を貸してもらえないかと頼んでみる
2:お小遣い稼ぎの方法を考える
3:寮の昼食で充分
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 21:42:00.09 ID:1TlCy9yDO
2
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 21:46:07.94 ID:xR2U/XLd0
2
385 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/30(水) 22:55:58.54 ID:5C/d2amJ0
弁当分のお金でもいいから稼ぎたいな。
子供でも出来る仕事…。何があるんだろう。
冊子を見ても、さすがに初等部の求人はない。
タリア「むむむ」
子供らしく雑貨屋の手伝いか? 一度行って頼みこんでみるのも手だ。
その前に受付で何か出来ることがないか聞いてみるのもいい。
それとも魔法を使って何か稼げそうなこと。
闘魔場で賭け事? 僕と誰かが試合して賞金を……却下。子供らしくない。
少額でいいなら大人の手伝いが無難か。
お小遣いにはちょうどいい。
でも自由に使えるお金も欲しいといえば欲しい。
安価多数決 先に2票
1:少額で充分。雑貨屋に向かってみる。
2:少額で充分。受付で仕事を聞いてみる。
3:稼ぐならドカンと。闘魔場の使用許可を取りにいく。
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 22:57:07.54 ID:RJrT7zFho
1
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 22:57:16.11 ID:Ei7CUfP80
2
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 23:07:26.45 ID:LEyyrokD0
1
389 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/09/30(水) 23:50:19.42 ID:5C/d2amJ0
―― 女子寮 雑貨屋 ――
タリア「…スーパーマーケットみたい」
日用品、勉強道具、娯楽品。食品に本にファッションにドラッグストア。
案内板を軽く見ただけで何でも揃ってることが分かる。
どれも小規模だが学園の施設にしておくには勿体ないほど充実している。
タリア「アクセサリーみたいな小物売り場かと思ってたのに…」
ウィンドウショッピングをしている先輩方があちこちにいる。
これだけ店があれば見るだけでも楽しいんだろうな。
タリア「とにかく、手伝いが必要そうなお店を探さないと…」
安価下1コンマ 幸運発動
01〜14:見つからない
15〜34:勉強コーナーへ
35〜56:食品コーナーへ
57〜76:娯楽コーナーへ
78〜98:ファッションコーナーへ
ゾロ目:アンジェ発見
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/30(水) 23:55:14.09 ID:1TlCy9yDO
はい
391 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 00:16:45.77 ID:BsbPRmlu0
……。
…………。
一通り回ってみたけど、どこも子供の手が必要なさそうだった。
手伝いをしたいと言ってもやんわりと断られ続けた。
中には僕がSランクだと知っている人がいて手伝わせることは出来ないと言われた。
タリア「ここでお小遣いが稼げればよかったんだけど」
学園からお金まで支給されるわけないし、外に出て探してみようかな。
タリア「初等部の門限は確か十七時。Sランクはそこから二時間延びるから十九時か」
今は…十六時過ぎ。探すにしてもアテがあるわけじゃないし、どこに何があるか全く知らない。
時間のある時に探すのがいいか?
そういえば明日、レグルスと一緒にお昼を食べようって話をしたような……。
どうしようかなぁ…。
安価下2
1:外に出てお小遣い稼ぎが出来るか探す
2:明日はレグルスの弁当をつまむ
3:明日のことは明日の自分に任せよう
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 00:26:41.62 ID:WPGnLTcDO
3
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 00:30:09.70 ID:eRMvVV2t0
3
394 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 01:09:08.98 ID:BsbPRmlu0
タリア「明日は明日だ。今日考えても仕方ない」
現実逃避をして部屋に戻る。
アンジェ「タリアさん、お帰りなさい」
タリア「ただいまー」
今度は部屋にいた。
アンジェ「遅かったですね。何してたんですか?」
タリア「ちょっとね。寮の中を見てた」
買い物じゃなくてお小遣い稼ぎに店を見てたなんて変な子だと思われちゃう。
タリア「ボク疲れちゃったよ。少し寝るね…」
アンジェ「お風呂は?」
タリア「起きたら入るー」
395 :
最後に
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 01:10:21.21 ID:BsbPRmlu0
ベッドに潜り込む。
アンジェ「一緒に露天風呂に行こうと思ってたのに」
露天風呂か。裸の付き合いって言葉はこの世界にあるか知らないけど、僕にとって一番刺激の強い場所だよなぁ。
僕はなるべく部屋の風呂で済ませたい派なんだ。
アンジェ「行かないんですか?」
安価下2
1:せっかく誘ってくれてるし行く
2:また今度の機会でお願い
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 06:03:19.57 ID:WPGnLTcDO
1
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 07:30:04.70 ID:TmSSbESpo
1
398 :
以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 07:40:21.35 ID:RSDkmbpI0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 18:32:55.38 ID:svlIAOxi0
乙です
次も楽しみにしてます
400 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 21:09:07.74 ID:BsbPRmlu0
何度も誘ってくれたし、せっかくだから行こう。
タリア「分かった。準備するからちょっと待って」
アンジェ「はい!」
服をしまう袋に着替え、タオルは…向こうにもあると思うけど一応持っていこう。
魔道具は今のうちに取っておこう。
タリア「お待たせ。行こっか」
―― 3F 露天風呂 ――
露天風呂までの道のりで魔力で動く洗濯機を発見した。洗濯物には困らなそうでよかった。
整体? マッサージ? とにかく身体を揉み解してくれる人がいるスペースもある。
目的地に着くと早めの時間だからか人は少ない。
アンジェ「『せんとうのなかで、さわがないように』だって」
タリア「静かにゆったりとしたいよね」
401 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 21:11:45.78 ID:BsbPRmlu0
〜〜 入浴中 〜〜
五歳といえど乙女のお風呂。
ここでの会話は想像にお任せします。
…僕の身体は乙女だもん。
〜〜 入浴終了 〜〜
身体を拭いて髪乾かして着替えして……。
アンジェ「途中からうつむいてたけど具合悪かったですか?」
タリア「大丈夫だよ。ちゃんと受け答えはしてたでしょ」
なるべく人を見ないようにしてたけど、だんだん混み始めると下を向くしかなくなったのだ。
タリア「お風呂気持ちよかったね」
アンジェ「はい。これからも一緒に入りましょう」
嬉しい申し出だけど心は複雑だ…。いつか慣れる日がくるかな。
402 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 21:13:06.78 ID:BsbPRmlu0
安価下2
1:マッサージ屋へ行く
2:広間で休憩
3:部屋に戻ろう
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 21:17:52.44 ID:svlIAOxi0
2
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 21:21:07.55 ID:TmSSbESpo
@
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 21:21:34.30 ID:TmSSbESpo
すまん1
406 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 21:32:26.04 ID:BsbPRmlu0
タリア「あそこ行かない?」
マッサージ屋らしき場所を指差す。
アンジェ「え、あの、あそこワタシは……」
タリア「ん? 入口になんか書いてある」
『Sランク専用施設 カードを提示してください』
タリア「あ。ご、ごめ…そんなつもりじゃ」
よく確認しなかった僕のミスだ。
嫌な思いをさせてしまった。
安価下2
1:アンジェも一緒にと頼む
2:広間で休憩
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 21:40:49.45 ID:svlIAOxi0
2
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 21:42:18.36 ID:WPGnLTcDO
1
409 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 21:55:01.65 ID:BsbPRmlu0
タリア「……カードは確か着替え袋の中に」
アンジェ「タリアさん?」
あった。
タリア「ちょっと待ってて。融通が利かないか聞いてくる」
受付の人にカードを見せる。
「はい。中へどうぞ」
タリア「後ろにいるあの子もお願いできませんか? 友達なんです」
「カードはお持ちですか?」
安価下1コンマ 幸運発動
00〜09:正直に言う
10〜69:まだ発行していない
70〜99:魔力値99が見えない?
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 21:56:06.50 ID:/B9tUsfu0
はい
411 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 22:08:20.47 ID:BsbPRmlu0
ここで正直に言うと門前払いだろうな。
タリア「実はまだ発行してなくて。お風呂上がりですぐ利用したいんですけど」
「……分かりました。少しお待ちください」
奥に行ってしまった。
アンジェ「だ、大丈夫なの?」
タリア「どうだろ。警戒されてるのかな」
戻ってきた。
「ここに利用者の名前を記入してください」
紙とペンを渡された。
徹底してるなぁ。Sランク専用だからか護りが堅い。
安価下2
1:我が友リオの名を記入
2:アンジェの名を記入
3:諦める
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 22:12:00.79 ID:WPGnLTcDO
2
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 22:12:09.19 ID:svlIAOxi0
3
414 :
一旦離脱
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/01(木) 22:24:37.04 ID:BsbPRmlu0
ダメだ。全く融通が利かない。
リオの名前を書いたらリオに迷惑かけちゃうかもしれないし、アンジェの名前を書いたらすぐにバレる恐れがある。
タリア「……やっぱいいです」
安全にいくには身を引くのが一番だ。
アンジェ「え、いいの?」
タリア「一緒に行きたかったから。ボクだけ行ってもつまんない」
友達と行くことに意味がある。アンジェと一緒の時はSランク専用という言葉に注意しよう。良い教訓になった。
タリア「気分転換しよう! 何かしたいことある?」
アンジェ「し、したいことですか? お風呂に入るはもうしたし……」
えーとえーと、と悩むアンジェ。
いつまでも見ていられる。
安価下1コンマ
偶数:広間で休憩
奇数:部屋に戻る(翌日へ)
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/01(木) 22:25:51.71 ID:WPGnLTcDO
はい
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 00:11:11.99 ID:61H20IHDO
乙です
417 :
最後
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 00:17:38.87 ID:scSNm1tV0
結局あのまま部屋に戻り、たわいないお喋りで過ごした。
そして就寝……。
あまり進められず申し訳ない。
よければ、安価下〜アンケ
1:筆記試験終了まではこのままの流れ
2:筆記試験までワープ(合計成績は安価)
3:実技編までワープ(筆記結果は安価)
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 00:22:04.84 ID:vbg/Nqq1o
2
おつおつ
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 00:24:44.61 ID:7XOLP6y+0
乙
1
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 00:42:34.22 ID:61H20IHDO
乙です
2
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 06:35:07.10 ID:zBwdLeS40
2
422 :
一旦下げ
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 18:47:31.06 ID:scSNm1tV0
!テスト完成!
!筆記試験までワープ!
残り授業14 → 0
成績:13(最高値100)
成績の見方
20以下:筆記試験全て安価
21〜35:Bランクのテストから安価
36〜65:Aランクのテストから安価
66〜89:Sランクのテストは安価
90以上:満点(安価なし)
423 :
られてない!
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 18:48:07.10 ID:scSNm1tV0
安価下1コンマ 1回目〜7回目の成績 幸運発動
00〜10:+10
12〜54:+25
56〜98:+35
ゾロ目(00除く):+50
安価下2コンマ 8回目〜14回目の成績 幸運発動
00〜10:+15
12〜54:+28
56〜98:+42
ゾロ目(00除く):+50
安価下1〜2合計コンマ 1回目〜14回目のボーナス 幸運発動
01〜20:+1
21〜54:+5
56〜119:+8
120以上:+10
00:+100&幸運強化
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 18:49:22.90 ID:Ht1x12hg0
あ
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 18:49:57.21 ID:61H20IHDO
はい
426 :
次テスト(難しいかも?)
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 18:58:09.03 ID:scSNm1tV0
13 +35 +28 +8 =84
成績:84
―― Sランク校舎 聖属性の教室 ――
今回のテストは全属性共通の問題だそうだ。
そうじゃなきゃ、聖属性以外の授業をした意味がない。
テストはランクに応じて回答範囲が違うらしい。
自分のランクまでのテストが必須で、一段階上のテストは自由と言っていた。…Sランクは全部やれってことらしい。
アンジェはBランクのテストをやるのが自由か。
すでにテスト用紙は配られ、緊張感で教室が覆われている。
先生「回答時間は一時間。出来た生徒は提出して帰って構わない。はじめ!」
427 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 19:01:22.11 ID:scSNm1tV0
Sランクテスト
簡潔に説明せよ
Q:魔力暴走の定義を答えよ。
Q:属性によって反動がないのは何故か答えよ。
安価下〜投下から1時間以内
1:回答(満点回答あればその時点で終了)
2:諦め
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2020/10/02(金) 19:41:27.98 ID:Ht1x12hg0
Q:魔力暴走の定義を答えよ。
魔力を持つ人間がイメージをするために集中しすぎることによって魔力が高まりすぎ、魔力が尽きるまで暴走する 暴走している間は記憶を失い、不快感だけが残る
Q:属性によって反動がないのは何故か答えよ。
基本属性と違って術式を使わず、術者の気持ち・感情を使って発動するためであるから
合ってるか不安
429 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 20:18:12.52 ID:scSNm1tV0
―― テスト終了 ――
とりあえず全部書いた。
提出して終わり!
先生「結果は後日発表する。その時に合わせて各ランクの成績優秀者は各校舎ロビーにて発表する」
時間ギリギリまで残っていた生徒も帰り支度をして教室から出ていく。
リオ「ど、どう、だった?」
タリア「Sランクの問題がやっぱり難しかったかな。あんなのさらっと説明しただけで詳しく言ってなかったじゃん」
リオ「でも、タリア、ちゃんの、おかげで、まりょく、ぼうそう、調べてたから……」
タリア「ボクのおかげ? なんで?」
リオ「…いつ、そうな、っても、いいように。リオが、なおしたいから」
友の特権再びフル活用。
430 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 20:30:32.76 ID:scSNm1tV0
よーし、テストも終わったしパーティだ!!
レグルスを誘って、アンジェを迎えにいって……
安価下1コンマ 幸運発動
20以上:リオ、レグルスが知り合いになった
40以上:アンジェ含め全員知り合いになった
安価下2
1:新たな友人が出来た(
>>174
、
>>177
、
>>178
から選択)
2:新たな友人が出来た(新規キャラメイク)
3:新たな友人はまだ
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 20:35:34.12 ID:Ht1x12hg0
あ
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 20:37:16.67 ID:vbg/Nqq1o
1
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 20:38:33.75 ID:wtRqPNHP0
1
>>174
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 20:45:54.57 ID:vbg/Nqq1o
(選択やったすまん
>>433
ありがと)
435 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 21:18:30.54 ID:scSNm1tV0
それからネリアも一緒だ!!
ネリア・クランディート。
つい先日、僕の友達になった女の子だ。
彼女は僕と同じSランクでサポートのプロとして期待されている。
実績を聞いたこともあるけど、話したくないらしくだんまりになる。
話は変わって、名前が似てるという理由で『ターちゃん』と呼ばれた。あだ名なんて初めてだから嬉しい!
このパーティをきっかけにみんな仲良くなればいいな!!
―― 学園 広場 ――
全員を引き連れてやってきたのは広場兼運動場。
中等部ではここで武術の特訓をするらしい。
でも今日はあちこちでパーティを開いている。テスト終わりだからね。
アンジェ「ああぁ、Sランクの輪にCランクがいていいんでしょうか?」
タリア「そんなの関係ないない。ボクの友と友が友達になるいい機会だよ」
ネリア「ターちゃんの言う通り。ランクは関係ない」
レグルス「Cランク相手は物足りないけど…ま、仲良くやろうぜ」
リオ「なかよし、だいじ」
436 :
処理落ちした
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 21:58:07.08 ID:scSNm1tV0
空き場所を確保!
タリア「【簡易結界】」
周囲に軽く結界を張る。これで騒音を軽減できる。
ネリア「……【結界強化】」
ネリアの魔法でさらに軽減。あれだけ騒がしかった広場が嘘のように静かになった。
レグルス「すげーな。もう結界が使えるのかよ」
タリア「まだ長持ちはしないけどね。ネリアのおかげで魔力消費が抑えられてるよ」
ネリア「これくらいしか役にたてないから…」
アンジェ「み、みなさんはゆっくりしててください! 準備ならワタシがします!」
リオ「てつ、だう」
緊張しっぱなしのアンジェのそばにリオが付き添っている。
僕とネリアは結界を必要最小限の大きさにするため、みんなの周りをぐるぐると移動中。
レグルスは中心でただ座っている。……女子だらけだけど手伝っていいんだよ?
437 :
テスト復元中
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 22:09:15.29 ID:scSNm1tV0
タリア「準備も終わったし、テスト終わりパーティと親睦会を行いまーす!」
わー。ぱちぱちぱちー。
レグルス「タリアって時々おかしなテンションになるよな」
アンジェ「で、でも良い人です!」
ネリア「急に弱気になるとこも魅力…?」
リオ「タリア、ちゃん、にんきもの。だね」
タリア「ぼ、ボクのことはいいんだよ! 恥ずかしいなぁもう!」
なんでみんな僕の話ばかりする!
レグルス「共通点なんてお前の話くらいしかないし」
タリア「確かに!」
むむむ。こうなったら誰かの良いところを僕から話してやる!
そうすればみんなの興味もそっちにいくだろう!
安価下2まで
誰かの良いところを発表
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 22:23:15.01 ID:61H20IHDO
リオ
詳しいことは二人だけの秘密だけど、強い心と優しさを持った凄い子
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/02(金) 22:38:39.73 ID:IWVNGKLX0
レグルス
自分に自信を持っていて、さらに自分の実力に慢心することなく努力している所
でいいかな?
440 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 23:28:31.39 ID:scSNm1tV0
タリア「ボクよりリオのがすごいんだよ!」
リオ「!?」
タリア「詳しいことは二人だけの秘密だけど、強い心と優しさを持った凄い子なんだぞ!」
アンジェ「リオさんが優しいのは同感です! さっきもずっと一緒にいてくれました」
リオ「え、え…」
レグルス「確かに最近はタリアに振り回されても弱音はいてない」
ネリア「強い心…」
心の意味合いが僕が思ってるのと違う気もするが、よしよし。
みんなの視線がリオに向かっている。
リオ「タリア、ちゃん……」
元凶は僕なのに明らかに困った顔で助けを求めている。
注目浴びるの苦手なんだね。ごめんね。
タリア「…とまぁ、リオのすごさが分かったところで次はレグルスだ!!」
441 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 23:39:37.74 ID:scSNm1tV0
レグルス「俺か。どんなこと言ってくれるんだ?」
タリア「自分に自信を持っていて、さらに自分の実力に慢心することなく努力している頑張り屋さんなんだよ」
なんといっても友達でありライバルのレグルスだ。
この間、隠れて生成術の特訓してるの見てたぞ。
アンジェ「さすがです。Sランクといえど更に上をみる姿勢。学ばせてもらいます」
ネリア「ターちゃんに勝ちたいだけだと思う…」
リオ「タリア、ちゃんを、きずつけ、ない、でね」
レグルス「俺を応援してくれんのはアンジェだけか。ありがとな」
アンジェ「え!? あれ!? えとえと、ま、負けちゃえ!!」
レグルス「…………」
アンジェ、二人に合わせなくていい。レグルスの味方をしてやってくれ。かわいそうだ。
レグルス「なあタリア。再戦いつにする? そろそろやろうぜ」
タリア「あ、その……。怒ってない時でお願いします…」
442 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/02(金) 23:54:11.66 ID:scSNm1tV0
出会った順で次はアンジェ。最後にネリアの良いところを発表して親睦会は順調に進んだ。
アンジェ「タリアさんの普段の生活を知ってるのはワタシです!」
レグルス「生活より試合でこそ人間の本性が出るから俺が一番だ!」
ネリア「ターちゃんは何でもできちゃうから魔法のサポートができる人が欲しいと思ってる、はず」
リオ「み、みんなより、リオが、タリア、ちゃんを、知ってる、もん」
結局僕の話で盛り上がった。
それでみんなが仲良くなれるならいいんだけどさ、聞いてるこっちはどんな顔すればいいの?
結界を張ってる以上離れるわけにいかないし、この状況から逃げるに逃げられない。
タリア「早く終わんないかな……」
親睦会なのに疎外感とは。
ただただ結界の維持に集中するだけの人になった。
みんな楽しんでくれたかなぁ。どうかなぁ。
443 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 00:09:30.89 ID:m+L6y6/n0
最後に各ランクテストを下げて公開。
よければ回答してってください。
特典ってわけじゃないけど全問正解者がいたら幸運強化します。
仲間紹介。
リオ・アルセウス
魔力値:95
得意魔法:聖(、その他?)
レグルス・フルヌス
魔力値:87
得意魔法:無(生成術)
アンジェ・レッター
魔力値:21
使用魔法:火
ネリア・クランディート
魔力値:89
得意魔法:風(、その他?)
444 :
◆vmfmKqFvN2
[sage saga]:2020/10/03(土) 00:11:40.27 ID:m+L6y6/n0
Cランクテスト
正しい数字を埋めよ
Q:基本属性は全部で( A )属性。
ある・ない で答えよ
Q:特殊属性に反動は( 1 )。
Q:親の属性は子供の属性に関係( 2 )。
Q:魔力値の高い人は必ず魔法使いの才能が( 3 )。
445 :
◆vmfmKqFvN2
[sage saga]:2020/10/03(土) 00:12:38.65 ID:m+L6y6/n0
Bランクテスト
簡潔に説明せよ
Q:火属性の魔法を消す方法は水以外に何があるか答えよ。
Q:水属性の魔法を発動させる時に注意することを答えよ。
Q:土属性の魔法の効果範囲を答えよ。
Q:風属性の魔法で強化以外の用途を答えよ。
Q:雷属性の魔法の反動のリスクを答えよ。
Q:聖属性の魔法の主な用途を答えよ。
Q:闇属性の魔法を使う時に手順を複雑にするとどうなるか答えよ
446 :
◆vmfmKqFvN2
[sage saga]:2020/10/03(土) 00:13:36.10 ID:m+L6y6/n0
Aランクテスト
簡潔に説明せよ
Q:聖属性の心構えを答えよ。
Q:無属性の定義を答えよ。
Q:闇属性の魔法を扱う際に特に注意することを答えよ。
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 07:49:21.45 ID:lif6kZLz0
乙
CランクテストQ:基本属性は全部で( 4 )属性。
特殊属性に反動は( ない )。
親の属性は子供の属性に関係( ある )。
魔翌力値の高い人は必ず魔法使いの才能が( ない )
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 08:10:53.40 ID:lif6kZLz0
Bランクテスト
Q:火属性の魔法を消す方法は水以外に何があるか答えよ。 消火のイメージをする
Q:水属性の魔法を発動させる時に注意することを答えよ。 イメージする水の量が術式の水量限界値を超えないようにする
Q:土属性の魔法の効果範囲を答えよ。空中にあるもの以外の全範囲
Q:風属性の魔法で強化以外の用途を答えよ。空気を圧縮して壁を作ることで結界を作る
Q:雷属性の魔法の反動のリスクを答えよ。他の基本属性と比べて反動が強い
Q:聖属性の魔法の主な用途を答えよ。 治癒や回復
Q:闇属性の魔法を使う時に手順を複雑にするとどうなるか答えよ より大きな力を扱える
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 08:27:41.50 ID:lif6kZLz0
Aランクテスト
Q:聖属性の心構えを答えよ。人を理解・人を愛するといった慈悲の心・優しい心が必要
Q:無属性の定義を答えよ。聖属性と闇属性の中間に位置し、決まった形を持たない属性
Q:闇属性の魔法を扱う際に特に注意することを答えよ。精神が未熟だったり強すぎる感情をこめると暴走し、使用者の記憶もその間無くなる
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 15:02:18.41 ID:EIAoMegDO
乙です
上のは正解かな?
451 :
◆vmfmKqFvN2
[sage saga]:2020/10/03(土) 16:13:03.66 ID:m+L6y6/n0
回答きてビックリ。ありがとうこざいます!
>>447
15/20(配点:1問5点)
基本属性は 火・水・土・風・雷 の5属性。
>>448
20/20(配点:闇のみ2点。他3点)
雷と闇は作中で説明不足のところもあるので厳密には違うけれど合格。
おめでとう!
>>449
30/30(配点:1問10点)
文句なし満点!!
Sランクテストの結果のみタリアに反映されるので、その結果は次に続く。
452 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 16:15:06.35 ID:m+L6y6/n0
―― 翌日 Sランク校舎 聖クラス ――
先生「昨日のテストを返却する。名前を呼ばれた者は取りにくるように」
もう採点終わったんだ。仕事が早いことで。
先生「次、タリア・ハイレン」
タリア「はい!」
受け取って席につく。初めてのテスト、緊張するなぁ。
上から順に点数をゆっくりとみよう。
Cランク:20/20点
Bランク:20/20点
Aランク:30/30点
Sランク:27/30点
合計:97/100点
な、なにがダメだったんだ?
先生の一言が書いてある。
453 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 16:18:31.07 ID:m+L6y6/n0
Q:属性によって反動がないのは何故か答えよ。
減点理由:無属性の説明が不十分。
無属性は母さんからそんなに教えてもらってないし、授業でも軽くしか説明してくれなかったじゃん。
先生「今回のテストは全属性が範囲だった。聖属性の問題は全員出来ていたがそれ以外は全然出来ていない者が多い」
先生「多属性クラスとの交流も大事なことだ。たくさんの人と仲良くできるのは今のうちだけだ」
リオ「ど、どう、だった?」
タリア「…あとちょっとだった。くやしい」
先生「テストについて質問があれば答える。何かあるか?」
安価下多数決 先に2票(3除く)
1:無属性の説明不十分について聞く
2:レグルスに聞くからいい
(3:それ以外の質問あればどうぞ)
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 16:23:27.13 ID:ZvwBZqRh0
1
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 16:24:19.45 ID:WJoGTJYpo
1
456 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 16:57:30.35 ID:m+L6y6/n0
タリア「質問! 質問!!」
先生の前まで行って解答用紙を叩きつけた。
タリア「ここです!」
先生「無属性の説明か。分かった」
先生「聖の説明は完璧だ。闇は完璧とはいえないが理解はしている。だが無は違う」
タリア「どう違うのか教えてください!」
先生「キミは以前、レグルス・フルヌスと試合をしたことがあったね?」
タリア「…それがなにか?」
先生「彼が感情で魔法を使ったと思うかい?」
タリア「……そう言われると、戦いたいという感情では?」
先生「そうとも言えるが根底は違う。特殊魔法を使用する際の大元だ」
タリア「も、もっと分かりやすく言ってもらえませんか?」
457 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 17:12:33.29 ID:m+L6y6/n0
先生「聖属性の根底は人を救いたい『感情』」
先生「闇属性の根底は人に害を与えたい確固たる『意志』」
先生「無属性の根底は新しい何かを創造する『知識』。この三つをあわせて『知情意』と呼ぶ」
先生「特殊属性は術式で表すことは出来ない。…禁止されているが無は別だ。次の筆記の範囲なので覚えておくように」
先生「話を戻して、反動がないのは何故か」
先生「無属性は感情や意志で魔法を使っているわけじゃない。知識で創造している魔法だ」
先生「反動がないのは知らないからだ。知らないモノを考えて創造は出来るかもしれないが、そう思わない限り発動しない」
タリア「えーっと、つまり? この答えを簡潔に言うと?」
先生「『知情意で扱う属性には反動がない』と言える」
そういえばそんなことさらっと言ってたなぁ…。
458 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 17:35:59.10 ID:m+L6y6/n0
席に戻って書き直す。
タリア「知情意で扱う属性魔法には魔力の反動がないため…っと」
知らないモノを創造…か。レグルスの創ったウォーターランスが多分それだよね。
先生「質問者はもういないな? ロビーに上位五名を載せた張り紙がある。見る見ないは自由。以上、解散」
リオ「見に、いく?」
タリア「成績優秀者だっけ。それでいられると中等部への試験免除だよね。気になるから行こう」
―― Sランク校舎 ロビー ――
レグルス「お、きたな。俺のライバル」
タリア「きたよー。これが張り紙?」
上位五名の名前の横に得点も一緒にある。
安価下1コンマ
98、99:満点がいた。
それ以外:タリア1位
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 17:36:58.85 ID:+W2CEDkB0
でやっ
460 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 18:00:56.63 ID:m+L6y6/n0
1位 タリア・ハイレン 97
2位 レグルス・フルヌス 90
3位 リオ・アルセウス 85
……。
タリア「上から三つってボクたちなんだ」
レグルス「あともうちょっとだったんだけどな」
リオ「リ、リオの、名前が、ある」
ネリア「……よかったね」
背後から聞こえた。
レグルス「ネネすけ! お前も頑張ったよ! な!?」
ネリア「……魔力値と頭の良さって一緒じゃないって分かったテストだった」
タリア「待って!? ネネすけってなに!?」
リオ「そこ、なんだ…」
ネリア「えへへ、いいんだ。上位五名なのにサポート役が入ったらだめだよね」
レグルス「待て待て! 俺たちがお前の勉強をサポートするから!」
ロビーで騒ぐなと注意され、聖クラスの教室で復習会をしようという話になった。
461 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 18:03:09.00 ID:m+L6y6/n0
安価多数決 先に2票
1:Cランク校舎に行ってアンジェを呼ぶ
2:ネリアのそばについて復習会を始める
3:復習会に参加しないで帰る
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 18:04:52.45 ID:WJoGTJYpo
1
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 18:08:15.56 ID:EIAoMegDO
2
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 18:10:23.21 ID:ZvwBZqRh0
1
465 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 18:29:02.01 ID:m+L6y6/n0
タリア「アンジェも呼んでくるから待ってて」
ネリア「ターちゃんと一緒に行くー」
レグルス「お前はこっちだ!」
リオ「い、行って、らっしゃい」
―― Cランク校舎 ロビー ――
こっちでも優秀者の発表があった。
アンジェの名前はあるかな。
安価下1末尾コンマ
1〜5:優秀者の順位
6〜0:範囲外
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 18:37:51.37 ID:EIAoMegDO
はい
467 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 18:53:30.46 ID:m+L6y6/n0
名前は見当たらなかった。
アンジェ「タリアさん!? なんでここに!?」
タリア「呼びにきたー」
僕の存在に気付くと一気にざわつきはじめた。
「なんでここにSランクの人が?」
「しかも闘魔場で勝った方だ」
「ほんものだー」
タリア「有名人みたいだ…。アンジェ、恥ずかしいから早くきて」
アンジェ「はい!」
手を取ってそそくさと立ち去る。
アンジェ「もう帰るんですか? それにしては道が違うような」
タリア「Sランクの校舎に向かってるからね」
アンジェ「!?」
いきなりアンジェがいやいやと手を振り回した。
468 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 19:12:30.40 ID:m+L6y6/n0
―― Sランク校舎 聖クラス ――
アンジェ「振り解けなかった…」
タリア「えっへん」
レグルス「無理矢理連れてきたのか…」
ネリア「もう帰りたい…」
リオ「まだ、終わって、ない」
みんな揃ったし、やるぞー!
レグルス「それでアンジェはどうだった?」
アンジェ「どうって……こんな感じです」
C 10/20
B 3/20
ネリア「……」
C 15/20
B 12/20
A 10/30
S 5/30
リオ「が、がんばろ?」
469 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 19:25:51.93 ID:m+L6y6/n0
ネリア「……サポートされるなんて初めて」
レグルス「上位三人いるし、何でも聞いてくれ。タリア、ここなんだけど…」
タリア「これはねぇ…」
リオ「……が、つちの、説明」
アンジェ「なるほどです。火しか分からないワタシのために…ごめんなさい」
ネリアとアンジェの復習を中心に時間は過ぎていった。
―― 数時間後 ――
レグルス「だいぶ終わったな」
ネリア「あたまがいたい…」
アンジェ「本当にありがとうございます…」
リオ「アンジェ、ちゃん、終わり。ネリア、ちゃん、まだ、ある」
タリア「範囲の差って恐ろしいね」
安価下多数決 先2票
1:アンジェを連れて寮へ(翌日に)
2:リオを連れて魔力の特訓へ
3:レグルスに再戦を申し込む
4:ネリアの勉強にこのまま協力する
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 19:33:49.08 ID:EIAoMegDO
2
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 19:34:25.99 ID:ZvwBZqRh0
2
472 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 20:51:17.03 ID:m+L6y6/n0
あとはレグルスに任せればいいかな。
タリア「リオ、ちょっとちょっと」
リオ「?」
確か次の授業からは詠唱魔法になるから魔道具なしでもいいように魔力の特訓を始めておかないと。
……。
…………。
レグルス「……あれ、タリアとリオは?」
ネリア「さっき出てった」
アンジェ「すぐ戻ってきますよ」
473 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 20:52:31.05 ID:m+L6y6/n0
―― 学園 広場 ――
リオ「わかった。リオ、がんばる」
タリア「ごめんね。二つあれば制御出来てるけど、一つの時は分からないから…」
結界を張るとその分魔力の制御が難しくなるのでこそこそ話す。
まずは吸収の魔道具を外してみる。
これで魔力を全部僕でコントロールしないといけなくなる。
タリア「……水魔法で試してみるか」
一番被害が少なそうなのを選び、魔法に集中。
タリア「少しでいい。水よ。大地に恵みを…。【雨乞】」
安価下1コンマ 幸運発動
00〜09:本格的な雨になった
10〜59:リオの手助けが間に合う
60〜99:頭の上に小さな雨雲
474 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 20:56:14.90 ID:JoFKtkhv0
えいっ
475 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 21:43:20.64 ID:m+L6y6/n0
リオ「……」
タリア「……これって成功?」
頭上にふわふわ漂う小さな黒い雲。
手でつかめそう。
タリア「でも小さすぎるよなぁ。もう少し大きめのを出したかったのに」
リオ「やりすぎ、ても、ダメだと、思う」
タリア「それは分かってるんだけど、……うーん」
魔道具を一つにしただけで思い通りにならないのは歯痒いなぁ。
タリア「…最初はこんなもんだと思うことにしよう」
抑制の魔道具を外し、吸収をつける。
これは高めすぎないように魔力を見極めるのが大事になってくる。
……集中しすぎて魔力を高めすぎてるって言われたっけ。気を付けないと。
リオ「がんばって」
タリア「…【雨乞】」
安価下1コンマ 幸運発動
00〜14:本格的な雨になった
15〜69:リオの手助けが間に合う
70〜99:頭の上に小さな雨雲
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 21:47:03.20 ID:ZvwBZqRh0
あ
477 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 22:35:53.46 ID:m+L6y6/n0
タリア「さっきより、少しだけでいいから」
リオ「……? ようす、へん?」
何か言ってるけど、今はこっちに集中。
高めすぎないように……。
リオ「これ、タリア、ちゃん…!」
いきなり手に何かを押し付けられた。
もうちょっとで出来そうだったのに……。
タリア「…あれ、もしかして危なかった?」
上を見たら雨雲が集まってきてるのが見えた。
あのままやってたらと思うと…怖いな。
抑制もつけて雨雲を散らした。証拠隠滅。
リオ「もど、る?」
安価下2
1:次は別の属性で挑戦(基本属性から選択)
2:みんなのとこにもどる
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 22:38:34.72 ID:ZvwBZqRh0
ksk
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/03(土) 22:45:27.75 ID:EIAoMegDO
2
480 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 23:48:33.37 ID:m+L6y6/n0
タリア「戻ろうか」
このまま続けてたら危なさそう。
―― Sランク校舎 聖クラス ――
ネリア「ターちゃんたちどこ行ってたの?」
タリア「ちょっとね。秘密なのだよ」
レグルス「何でもいいけど助かった。もう少しで終わるから手伝ってくれ」
アンジェ「ワタシではお役に立てずです…」
リオ「あと、ひといき」
なんだかんだでネリアの復習も終わった。
アンジェ「今日は楽しかったです」
ネリア「……帰っていいよね」
リオ「ゆっくり、やすんで」
レグルス「帰るかー」
481 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 23:51:04.15 ID:m+L6y6/n0
―― 女子寮 部屋 ――
タリア「明日はテスト休みで一日自由だって」
アンジェ「やった!」
何しよっかな。
また特訓? リオがいないから無理か。じゃあのんびり過ごそうかな。
学園の外に行くのもいいね。居心地よくて出てないし。
タリア「どうしようかな」
あれもいい。これもいい。どんどん出てくる。
ベッドで横になって考え事してると眠くなってきた。
タリア「明日したいことすればいいかぁ」
眠気には勝てず、そのまま目を閉じた…。
482 :
最後。続き月曜
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/03(土) 23:53:36.75 ID:m+L6y6/n0
明日すること
安価多数決 先2票
1:一人で特訓
2:初の外出
3:アンジェとおでかけ
4:なにもせずのんびり
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/04(日) 00:16:20.39 ID:eLC60M6o0
3
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/04(日) 00:45:33.18 ID:jy43Li8DO
乙です
3
485 :
◆vmfmKqFvN2
[sage saga]:2020/10/05(月) 20:33:16.14 ID:vWd4C6UN0
急用できたのでお休み。
一週間以内には再開します。
申し訳ない…。
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/05(月) 21:04:27.63 ID:b0vLftVWo
リアル大事に
了解
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/05(月) 21:19:02.47 ID:CzDNH0SDO
了解です
のんびり待ってます
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/12(月) 23:51:59.87 ID:i6M65oqvO
待ってる
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 22:21:33.19 ID:b1r4uTWDO
待ってるけどまだ来ないか…
490 :
◆vmfmKqFvN2
[sage saga]:2020/10/28(水) 16:52:54.44 ID:OIM5vdd70
酉忘れたけどあってるかな。
生存報告。いろいろ片付いたので金曜再開。
待たせてしまって申し訳なさすぎる。一週間と言ったのに約一ヶ月…。
忘れないうちにやろうとしていた安価を先にやる。
安価下1コンマ 詫びとして偶数奇数にしない。
ゾロ目以外:アンジェは暇。タリアと一緒。
ゾロ目:アンジェに用事あり。
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/28(水) 17:10:40.72 ID:3iC0G2cDO
待ってました
492 :
再開
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/30(金) 19:33:32.65 ID:jTJ/I7Te0
―― 翌日 ――
休日!
タリア「良い朝だ!」
アンジェ「曇ってますよ?」
タリア「そういう気分なの」
曇ってるといっても雨は降らないだろう。
タリア「ねえアンジェ、一緒におでかけしようよ」
アンジェ「おでかけ? 何か用事でもあるんですか?」
タリア「特にないよ」
ずっと学園にいたから外に出てみたいだけ。
何か新しい発見があるかもしれないし、そばにアンジェがいたらもっと楽しいし。
アンジェ「……なら、ワタシの家はどうですか?」
タリア「アンジェの家?」
アンジェ「はい。ここから遠くないし、パパとママにも会いたいし」
安価下2
1:はい決定。すぐ行こう。
2:他に行きたい場所もないから行こう。
3:学園の外を二人で回りたい
4:遠く離れて人のいない森とかどう?
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 19:35:25.30 ID:izQBU0KQ0
1
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 19:36:18.13 ID:hHOkufJY0
2
495 :
再開
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/30(金) 19:59:54.81 ID:jTJ/I7Te0
他に行きたい場所も思いつかない、というか知らないからなぁ。
タリア「よし行こう!」
準備を手早く終わらせ出発!
そもそも持ち物らしい物なんてない。
初めて学園から出る。特に何もなく出れた。
アンジェ「ワタシの家はこっち」
道案内をしてくれるので迷うことはなさそうだ。
アンジェを見失わない程度に左右をうろちょろ見ていると家も店もたくさんある。
どんなお店なんだろうと想像しているとアンジェの足が止まった。
アンジェ「ここがワタシの家」
辿り着いたのは、いわゆる……
安価多数決先に2票
1:鍛冶工房
2:ギルド
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 20:02:06.10 ID:izQBU0KQ0
2
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 20:04:30.87 ID:P6K9bbfDO
2
498 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/30(金) 20:20:15.43 ID:jTJ/I7Te0
タリア「……ギルド?」
アンジェ「あれ、知ってました?」
タリア「いや知らない。初めて見た」
知らないのに知ってるような発言のせいでアンジェの頭がパニック状態になった。
アンジェ「と、とりあえず、ここがワタシの家です。こっちが裏口です」
表の入り口から入らないで横道にある小さな道にアンジェは進んでいく。
おぉ、関係者以外通行禁止みたいでわくわくする。
カギを取り出してトビラを開ける。
アンジェ「…いるかな。ただいまー」
タリア「しつれいしまーす」
―― ギルド(アンジェの家) ――
中に入ると、狭い部屋に出た。裏口用の玄関みたいな感じかな。
アンジェ「先にワタシが見に行くから待っててください」
タリア「分かった」
499 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/30(金) 20:55:08.03 ID:jTJ/I7Te0
しばらくするとアンジェが戻ってきた。
手招きしている。
ついていくとギルドの受付らしき場所に出た。
奥にトビラがある。たぶん表の入り口と繋がっている。
……じゃあここは受付の裏側か。
受付嬢のお姉さんがこっち見てる。
まあそりゃ見るよね。子供が二人もいるんだし。
でもアンジェはお姉さんに向かって一直線。慌てて追いかける。
アンジェ「ルームメイトでお友達のタリアさんです」
いきなり紹介された。
受付嬢「こんにちはー」
タリア「こ、こんにちは…」
500 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/30(金) 20:55:41.89 ID:jTJ/I7Te0
受付嬢「アンの友達かあ。学園も順調そうで一安心ね」
アンジェ「え、あ……じゅんちょうです」
テスト結果を思い出したのか目を伏せたアンジェ。
アンジェ「パパとママ、今どこにいるか分かりますか?」
受付嬢「うーん。運び屋の依頼を新人が受けたから心配で付いていったのよ。今日中には帰ってくるはずよ」
タリア「心配でついていった?」
ということは相当の猛者? でもここアンジェの家。ギルドが実家?
タリア「……もしかしてギルドマスターがついていった、とか?」
まさか。そんな過保護なギルマスがいるわけ。
受付嬢「おかげで書類が溜まる溜まる」
タリア「あ…。はい」
アンジェ「じゃあこれパパとママに渡してください」
タリア「いつの間にお土産を、いやそうじゃなくて、直接渡さなくていいの?」
アンジェ「仕事終わりのパパとママには会いたくないから……」
また目を伏せた。嫌なことでもあったのかな。
安価下2
1:ギルドの説明を聞いてみる。
2:いつ頃帰ってくるか聞いてみる。
3:他の場所へ行ってみる。
501 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 21:13:56.82 ID:P6K9bbfDO
1
502 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 21:18:45.47 ID:izQBU0KQ0
1
503 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/30(金) 22:25:15.21 ID:jTJ/I7Te0
タリア「ちなみにギルドってどんなことしてるんですか?」
受付嬢「もう興味があるの? 教えてもいいけど何もしちゃダメよ」
そう言ってお姉さんは咳払いをして僕たちをみる。
受付嬢「そうね。アンもどこまで覚えてるか確認したいから最初はアンに任せようかな。補足は私がするから」
アンジェ「え!? えっと、ギルドは基本的に魔法使いや冒険者が使ってるところで…」
タリア「冒険者?」
アンジェ「えーと、冒険者っていうのは、えーと……」
受付嬢「魔法使いになりたいけどなれない人たち。魔法が使えない人専用の職業ってとこかな」
なるほど? グスタフ父さんみたいな感じ?
アンジェ「簡単なお仕事から危ないお仕事までもらって、それをしてくれる人を待つ場所、かな」
受付嬢「んー、外れてはないけど正解でもないわね。こっちからお願いする時もあれば指名してくるのもあるし」
とりあえず頭の中でまとめたのはこうだ。
手順1:誰かが仕事を依頼してくる
手順2:受注されるまで待つ or 依頼人が指名 or 適切な人材を探す
手順3:仕事が決まれば早速行動
こんな感じだろうか。
ギルドを利用するには少なくとも高等部からだそうで詳しくは教えてもらえなかった。
504 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/30(金) 22:40:50.50 ID:jTJ/I7Te0
受付嬢「最近は中等部用の簡単な依頼を受けようかってギルマスが言ってるけど絶対アンのためよ」
アンジェ「いやがらせだと思います……」
受付嬢「親の心子知らずね。私、子供いないけど」
アンジェ「とにかく、仕事帰りの二人には会いたくない……」
受付嬢「だからぁギルマスも新人についていったのは建前で本音は帰ってこれる日が今日だったからよ」
分かっていたけど僕は蚊帳の外だ。
受付嬢「『アンジェが帰ってくるならこの日しかない! 他の奴らには上手く言っておいてくれ』って」
アンジェ「……そう、ですか」
受付嬢「新人教育とか屁理屈言ってましたけど、仕事終わりに愛娘がいたら嬉しいに決まってるわ」
さてこの空気。僕はどうするべきか。
安価下2
1:そっと出ていく
2:見守る
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 22:46:06.05 ID:YxCGBfKxo
2
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 22:50:08.80 ID:P6K9bbfDO
2
507 :
とりあえずここまで
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2020/10/30(金) 23:16:19.19 ID:jTJ/I7Te0
お姉さんが必死に説得してる。
アンジェに届いているのか両親への悪態が減っている。
僕には何も出来ないから見守ろう。
受付嬢「レッターの家訓、忘れたわけじゃないでしょ」
アンジェ「……『何事にも恐れるな』」
受付嬢「よし。ムカついたことがあるなら真正面からガツンといきなさい!」
あれ、変な方向に進んでない? 大丈夫?
アンジェ「ワタシの根性、パパに見せつけます!!」
受付嬢「それでこそ我が妹!」
タリア「え!? ホントのお姉さんだったの!?」
この姉妹、いくつ離れてるんだ?
受付嬢「ごめんごめん。血は繋がってないわ」
アンジェ「ワタシが産まれる前からの知り合いだってママから聞いた」
タリア「びっくりした……」
508 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 23:22:53.91 ID:izQBU0KQ0
乙
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 23:35:00.60 ID:7xmIimYFo
おつです
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/25(水) 15:59:06.62 ID:2wo7yJXs0
待機
511 :
◆vmfmKqFvN2
[sage]:2021/12/26(日) 23:45:23.44 ID:bzqNEPH10
酉これだったっけ(二回目)
違ってたらごめんなさい。紛失したと思ってたメモデータが見つかって懐かしくてつい。
1年以上振りに再会するか、いっそのことどこかで新しく書き直すか、やめるか。
決まったらまたここでひっそりと言います。年内にこれたらいいな。そもそもまだ見てる人いるのか…?
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/26(日) 23:48:40.90 ID:6s5fCy04o
おかえり
決断を待ってます
513 :
◆vmfmKqFvN2
[sage]:2021/12/27(月) 01:36:56.99 ID:M5QWM3SI0
合ってた。よかった。
これで違う酉だったら恥ずかしいどころじゃない。
などと思ってたら速攻気付かれてやっぱり恥ずかしいんだが!?
何で気付いたの…?…ただいま。
今現在の気持ちは別サイトにて書き直す(と言ってもほぼそのままの)方向です。安価から小説に鞍替え(?)です。
ここまで安価に頼っておいて出来るのかと言われたら返す言葉がない。今まで創作から離れてたし…やっぱり安価で再開?うーん。
読み直して自分も続き知りたいし…。やらないのはタリアたちにも失礼だし、時間ないけどやろうかなあ。
再開の方向だけど、決まらない道筋は皆の力を借りるか時間かけて自分の力でやるかの違いだけ。
小説にするならタイトルを考えなきゃがあるか。…それが一番大事なんです。
安価なら不定期更新になるから皆にまた迷惑かけるし。
長々と書いて結局整理できてない。これは年内に決まるのか?
514 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/27(月) 06:23:51.16 ID:liB0jYYDO
好きな作品が復活してる
どんな形でも良いから続きが見たいです
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/27(月) 08:16:53.58 ID:TkzkwIvT0
まだいるよ
取り合えずもう一回最初から読んでみる
516 :
◆vmfmKqFvN2
[sage]:2021/12/29(水) 20:23:22.34 ID:q4BXiVpJ0
とりあえずの方針は週一でもいいから【再開】に決定しました。
安価で続きをやりつつ出来れば手直しした物を小説としてどこかに投稿しようかな。次スレはまだ考えない。
年末年始は休みたいから4日に再開予定です。
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/29(水) 20:47:19.70 ID:VfbPULRD0
了解しました
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/29(水) 20:51:33.22 ID:NKasLOiho
了解
良いお年を
519 :
あけましておめでとうございます
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 17:03:13.78 ID:aOrqJ+YP0
一年以上振りの再開です。
いきなりすると話の繋がりが見えないと思うので
18:30からやります。ぜひ最初から読んでみてください。
520 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 18:31:04.36 ID:aOrqJ+YP0
そんなやりとりをしていると続々と人が入ってきた。
服装的に冒険者だと分かる。
受付嬢「そろそろお喋りは終わりね。タリアちゃん、アンと仲良くしてくれてありがとう」
タリア「いえそんな…。お仕事頑張ってください」
頭をさげてアンジェと二人でそそくさとギルドの裏口から外へ出る。
正面入口の方まで戻るとさっきと違って人がたくさん歩いている。
お店も開き始めたようだ。
アンジェ「運び屋のお仕事が終わって帰ってくるなら……こっち」
タリア「え、ちょっとアンジェ!?」
まるで僕はペットのようにアンジェに手を引かれてずるずると街中を歩いていく。
気になる場所を探す暇さえ与えてくれない。首を左右に振っては景色が流れる。その繰り返しだ。
タリア「…あれは」
十字路に着いた時、右奥にレグルスらしき人物を発見。また左奥にネリアらしいのも発見。一瞬だったから本人かは分からない。
アンジェは真っすぐ進んでいく。目的地しか見えてないのか気付く様子がまるでない。
安価下2
1:このまま引きずられていく
2:アンジェに気付かせるため振り解く
521 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/04(火) 18:33:27.26 ID:ljAUKzEW0
2
522 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/04(火) 18:34:20.73 ID:dbdB8aSDO
待ってた
2
523 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 19:02:32.60 ID:aOrqJ+YP0
引きずられている手を振り解く。
アンジェ「タリアさん? どうしましたか?」
タリア「右にレグルス、左にネリアが見えたの。だから気になっちゃって」
アンジェ「…そうですか。ならワタシのことは気にせず行ってください」
タリア「え?」
アンジェ「帰ってくる時間を聞くの忘れちゃいましたし、タリアさんを待たせるわけにいきませんから」
まだ朝方だ。帰ってくるにしてもしばらくかかるだろう。
アンジェはそれまで待ち続けるかもしれない。僕まで待たせては申し訳ないと思っているのかも。
タリア「……ごめん。そういうつもりじゃなかった。それにさ、ずっと待つのは大変だから時間潰しに行こうよ」
アンジェ「でも」
タリア「お出かけは一緒がいいんだよ。後でまたギルドに行こう!」
アンジェ「…はい。ありがとうございます」
さて、これでアンジェが一人で外で待つことはなくなった。
あとはどっちに行こうかな。
安価下1〜3多数決
1:右のレグルスらしい方
2:左のネリアらしい方
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/04(火) 19:20:41.14 ID:ljAUKzEW0
2
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/04(火) 19:28:49.83 ID:dbdB8aSDO
2
526 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 20:31:25.25 ID:aOrqJ+YP0
タリア「じゃあ左に行こう」
今度は僕がアンジェを引っ張っていく。
え〜と? とりあえず道を進んでみるけど土地勘皆無の僕だ。見失うよね。
アンジェ「ネリアさんなら近くの教会にいるかも」
タリア「教会?」
アンジェ「はい。テスト復習の時に親が聖職者だと聞いたんです」
ほう。僕がリオと魔法の練習をしている間にそんな話を…。
道なりに進んでいくと確かに教会に辿り着いた。
タリア「おお。初めて見た。中に入ってもいいの?」
アンジェ「出入り自由です。行きましょう」
ゆっくりとトビラを開ける。
内装はシンプルで横長の椅子が二列に並べられ、一番奥に神官が立っている。
漫画やゲームで見慣れた光景が目の前にある。
527 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 20:57:10.04 ID:aOrqJ+YP0
…そうだ、ネリア。僕たちはネリアを探しに来たんだった。
椅子に座っている人はほとんどが大人だ。
アンジェ「見える範囲にいません。奥に行ったんでしょうか」
奥か。アンジェと同じように関係者しか知らない場所があるならそこしかない。
タリア「もしそうならお手上げだね」
神官「迷えるお嬢さんたち。どうされましたか」
うろうろ見渡していた僕たちを見て声をかけてくれた。
優しそうなおじいさんだ。
アンジェ「あ、お祈りもせずすみません」
神官「大丈夫ですよ。子供が来てくれただけで嬉しいですから」
タリア「それならよかった……友達がここに来たと思ったんですけど…」
神官「友達ですか。失礼ですがお名前を伺っても?」
そう言って神官さんの顔色が少し変わる。
528 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 21:00:35.89 ID:aOrqJ+YP0
タリア「名前? タリアです。こっちはアンジェ」
神官「!? Sランク対決の…タリア様でしょうか」
タリア「えっと、…はい」
教会にまで広まってるのか。学園から近いというのも一因かな。
神官「…ネリア様はこちらです。どうぞ」
外へ案内され、横にある物置小屋の前までやってきた。
神官「ここから教会の地下へと降りる梯子があります。その先にネリア様がおられます」
アンジェ「そんな大事なことをあっさり教えていいんですか…?」
神官「かまいません。我らの声は最早無意味。どうかネリア様をお助けください」
タリア「…?」
神官さんの言葉の意味が分からない。
安価下2
1:何も言わず小屋に入る
2:説明を求める
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/04(火) 21:02:51.95 ID:znR+BVyio
2
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/04(火) 21:21:25.62 ID:ljAUKzEW0
2
531 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 22:13:01.25 ID:aOrqJ+YP0
タリア「ネリアを助けてってどういうことですか…?」
神官「…まだ幼きネリア様が魔力に目覚めたのは一年と半月ほど前のことです」
長くなりそうな感じがするけど聞いておこう。
神官「ネリア様とネリア様の母君、そして二人の護衛を任された冒険者たちがいました」
神官「母君はとても優れた聖魔法の使い手故、癒しの力を欲する賊が後を絶えません」
神官「賊の卑怯な罠にかかり冒険者たちは次々と傷ついていきました」
神官「その度に母君の力で態勢を整えて賊から逃げてきたのです」
アンジェ「……聖職者攫い。ギルドでよく聞きます」
神官「ある時、賊に母君が捕らわれてしまい当時の冒険者たちは教会とギルドの双方に謝罪しにきました」
タリア「捕らわれた!? ネリアのお母さんが!?」
神官「情けない話です。ネリア様はその時、まだ魔力は目覚めていないので解放されましたが…」
神官「多くの冒険者は謝罪の後、冒険者を辞めました。残りの数人は謝罪だけで足りないと遺書を残し自害を…」
アンジェ「……!!」
神官「これは申し訳ない。聞かせるにはまだ早すぎました」
タリア「……。アンジェは教会の中に戻って。続きはボクだけでいい」
アンジェ「へ、平気です。『何事にも恐れるな』…。続きを」
532 :
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 23:04:56.22 ID:aOrqJ+YP0
神官「…自害した冒険者のほとんどは家の中。そうじゃない二人の者は……」
神官「あろうことか、ネリア様の前で自害したのです」
タリア「…そんな」
アンジェ「どうして…」
神官「そのお二人は母君を護衛していた最前線に立つ者でした。当然ネリア様も顔を覚えておいでです」
神官「母君が捕らわれた罪を娘の前で償う。そういう意図があるつもりでしょうが、正常とは思えない思考でした」
神官「お二人を救おうと、ネリア様は魔力に目覚めました」
神官「今もお二人の遺体に魔法をかけ続けておられます。ですが、もう……」
そこまで言うと神官さんは目を閉じる。
タリア「…学園じゃそんな様子見せたことなかったのに」
アンジェ「はい。むしろ明るく見えます」
神官「御学友のお二人の前では心配させないよう振る舞っていたのでしょう」
神官「ネリア様はもう二度と悲劇を繰り返さぬよう風の支援魔法を独学で習得なされました」
神官「冒険者を支援すれば賊から護れる人が増えると信じて…」
安価下2
1:小屋に入る
2:現在の母親の安否を尋ねる
533 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/04(火) 23:07:27.68 ID:ljAUKzEW0
ksk
534 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/04(火) 23:14:17.54 ID:znR+BVyio
1
535 :
続く。早めにやりたい
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/04(火) 23:57:35.83 ID:aOrqJ+YP0
タリア「貴重なお話ありがとうございました」
アンジェの方を見ると震えているのが分かる。
タリア「無理しなくていいから」
アンジェ「大丈夫です…!」
アンジェの手を取り物置小屋の中に入る。
小屋の隅の床に梯子が見えた。あそこから行けるはずだ。
僕が先に降りて安全を確認。…ネリアも通ってるから安全だと思うけど念のため。
タリア「うん。特に問題なし。アンジェも降りて平気だよー!」
アンジェ「は、はい!」
何もない一本道の地下の奥に行くと広い部屋に出た。
その中心に座る人がいる。そばには白くて長い袋が二つある。
ネリアだ。そして袋の中身は恐らく……。
意味のない聖魔法を必死にかけている。その後ろ姿は何とも言い難い。
安価下2
1:様子をみる
2:声をかける
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/05(水) 00:02:58.62 ID:7yLaYFYG0
乙
1
537 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/05(水) 00:10:56.87 ID:jEIIOsElo
おつ1
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/05(水) 00:35:33.55 ID:3g+sD/WDO
乙でした
539 :
週一更新…
◆vmfmKqFvN2
[saga]:2022/01/11(火) 21:13:49.68 ID:pNWcbkwh0
ネリア「……はぁはぁ」
中に入らずネリアの様子をみること数分が経過した。
ずっとあの調子で魔法を使い続けている。
アンジェ「止めないんですか?」
タリア「もうちょっと」
魔力は無限じゃない。魔力が無くなれば終わるのだ。
それでもSランクのネリアだ。魔力量は高いはず。いつ終わるかは分からない。
ネリア「なんで、まだ…起きないの…?」
魔力を高めたのかネリアの周囲が輝きだす。
反動のない聖魔法とはいえ、この量の魔力を制御していると考えると
タリア「…羨ましいな」
つい声を出してしまうほどだった。小声だったからアンジェに聞こえていないと思う。
安価下2
1:魔力切れまで待つ
2:中断させる
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/11(火) 21:16:36.58 ID:Bsfiklqg0
2
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/01/11(火) 21:24:10.84 ID:slUJGu0DO
1
198.42 KB
Speed:0.3
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)