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勇者「安価とコンマで輪廻転生を繰り返して世界を救う」
- 596 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 13:38:54.62 ID:72rHBHtUO
- 【ジャコSIDE】
ジャコ「クソッ……! 大変なことになってんな……!」
ジャコが想定したよりは魔族は少ない。だが、思ったよりはという程度だ。魔族やモンスターの数は普通の戦闘に比べてとんでもなく多く、幾度となく死を覚悟する攻撃がやってくる。
ジャコ(だが、せっかくここまで来たんだ……! 魔王のヤツらに一撃かましてやらねぇと気がすまねぇよ!)
ジャコ(……やっぱり、当初の目的果たすしかねぇな!)
ジャコがゴーン帝国にやってきた理由。それは……
ジャコ「───魔王軍の飼う魔獣を、オレが貰う!!」
安価です。魔王軍が飼っている魔獣を募集。なんか壮大なモンスターをお願いします。
↓3まで。コンマの一番高いものを採用
- 597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 13:43:02.23 ID:j8DbbNPkO
- オルトロス
双頭の犬、右の頭が火属性、左の頭が闇属性をもつ
非常に巨大で、熊の2.5倍の大きさはある
- 598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 13:43:54.13 ID:N0vuyBLRO
- 高位天使の成れの果て
負傷した天使に魔獣としての属性を強引に植え付け使役しているもの。従来程の力は出せないが人類からすれば脅威であることに変わりはない
- 599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 13:44:02.80 ID:qPMXxl9Wo
- 魔獣フェニックス
知能が高い不老不死
魔王軍も人間も別にどっちが生き残ろうが興味ないやつ
一宿一飯の恩義は感じるタイプ
- 600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 13:48:40.77 ID:0K9emjEh0
- ケルベロス
三つの頭を持つ巨大な犬。光以外のすべての魔法が使える。
- 601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 13:56:39.53 ID:H4rQK+4OO
- ルナ生存でハスターだけ死亡の判定だったらどういう設定になってたんだろう
- 602 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 14:03:43.02 ID:72rHBHtUO
- >>599を採用
ジャコ「魔獣フェニックス……! 魔王軍が飼う魔獣の中でもトップクラスの強さのヤツだ!」
ジャコ「コイツがいればオレはもっと強く……!」
ジャコ「……いや、ちげーな」
ジャコ「今日で分かったよ。強いだけじゃ意味ねーんだ。誰かを助けられなきゃな……!」
ジャコ「魔獣フェニックスを手に入れ、オレはもっと強くなり、そして魔王軍をブッ潰す!」
ジャコ「これがオレの人生第二章のテーマだぁ!!」
フェニックス「ふむぅ、見た目に似合わず志の高いヤツだ」
ジャコ「おう、ありがとな」
フェニックス「魔獣フェニックスをご所望のようなのでな、来てやったぞ」
ジャコ「マジ? 自分から来てくれて助かるぜ!」
ジャコ「…………」
ジャコ「……………………」
ジャコ「わあああああああああああああっ!!?」
ジャコ「ふぇ、ふぇふぇふぇふぇふぇふぇ……!?」
フェニックス「やかましいヤツだな……。そんなに怯えることも無いだろう。結局は我を配下に収めるつもりだったのだから」
ジャコ「な、ななななな、何でいるんだよっ!?」
フェニックス「何だ……我が欲しくないのか?」
ジャコ「いや欲しいよ!? 欲しいけどさぁ!! 自分から来るなんてことあんのかよ!!」
フェニックス「簡単な話だ。我は幹部の一人をゴーン帝国に運んできたのだが……このままでは我は死んでしまう。早く我を貴様の配下にしろ。そうすれば死ぬことはあるまい」
ジャコ「はぁ? 何だよそれ」
フェニックス「我にとっては魔王軍も人間もどうでもいいのだ。こんなところで死にたくはない、それだけだ……!」
フェニックス「貴様の配下になればカプセルとやらに入り込むことができるであろう! 早く我をその中に入れろ!」
ジャコ「お、おいおい……お前不死鳥だろ? 死ぬなんて……」
フェニックス「聞こえぬのか! この唄が……!」
ジャコ「……唄?」
フェニックス「これは……人類にとっては救済かもしれんが、我々にとっては破滅の唄だ……!」
- 603 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 14:29:57.49 ID:72rHBHtUO
- 【隊長SIDE】
隊長たちは、帝国議事堂の中に入った。ボロボロだったが、まだ辛うじて講堂やロビー、エントランスなどは無事のようだ。
エターナル『…………』
生存者はいなかったが、その代わり、エントランス中央にエターナルが立っていた。幸い、隊長たちはエターナルの背後にいた。彼の視線は隊長たちを捉えていない。
隊長「チャンスだ……! 行くぞ……!」
「はいっ!!」
隊長たちは、移動魔法でエターナルのすぐ近くに移動する。
エターナル『!』
エターナルも気づいたようで、とんでもない大きさの剣を振るう。
ガキィン……!!
騎士たちが、五人がかりでその大剣を受け止める。
「うぐっ……!!」
「耐えろっ!! ここで負けるわけにはいかない……!!」
「隊長っ!! お願いしますっ!!」
隊長「ああっ、任せろ!!」
隊長「うおおおおおおおおおおっ!!」
……ザンッ!!!
火魔法によって炎を纏った隊長の剣が、エターナルの胴体を真っ二つに斬り裂いた。
エターナル『……!』
ズズゥン……!!
エターナルはそのまま声も無く倒れ伏す。
隊長「た……倒した、か……?」
「や、やった……!」
「さ、流石隊長だ!!」
隊長「いや、お前たちのおかげさ……!」
「隊長……!」
召喚者「ククク……!」
- 604 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 14:31:35.62 ID:72rHBHtUO
- ……彼らは知らなかった。エターナルが、召喚者がいればいくらでも転生可能な幹部であることを。
エターナル『……!』ギギ……
隊長「……!?」
隊長(動いた……!? いや、まさか……!!)
エターナル『…………』ギギギ……!!
「!? な、何!?」
「こ、コイツ……まだ生きて……!?」
ザシュ!!!
復活したエターナルは、信じられないほどのスピードで大剣を振るう。
騎士たち五人は……全員その餌食となった。
隊長「お、お前たち……!!」
騎士たちは大剣で斬り飛ばされ、壁に叩きつけられて肉塊と化す。エターナルはそれに見向きもせず、隊長目掛けて剣を振り下ろした。
召喚者「ハハハ……!」
召喚者(毎度毎度人間は愚かだ……! あいつらは俺の存在に気づきもしない……!)
……召喚者は知らなかった。隊長の固有スキルのことを。
隊長(これは……! エターナルに向けて魔力が……!?)
隊長の目が、召喚者が隠れている彫像の裏からエターナルに向けて魔力が供給されているのを見抜いたことを。
隊長「くっ……!」
ガシャァン!!!
間一髪のところで隊長は剣を避け、思い切り走って彫像のところへ向かう。
召喚者「!?」
召喚者(な……何故だ!? 何故こちらに来る!?)
隊長「うおおおおおおっ!!」
……ザシュ!!!
召喚者「ギャアアアアアアア!!!」
隊長の突きが、隠れていた召喚者の胸を貫く。
エターナル『……!?』
召喚者の絶命と共に、エターナルも崩れ落ちていく。そして……そのまま動くことはなかった。
隊長「はぁ……はぁ……」
隊長「…………少し、休むか……」
数多の激闘に騎士たちの死、幹部を一人倒したことの緊張感の途切れ……怪我こそしていないが、隊長の心は限界だった。
隊長(……このまま、寝てしまっても……)
隊長(…………ん?)
隊長「この、唄は……」
- 605 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 14:34:01.61 ID:72rHBHtUO
- 【シャリー・ローレンスSIDE】
ローレンス「ここだ……! この塔が一番高い!」
シャリー「ハァ……ハァ……」
ローレンス「だ、大丈夫かシャリー!?」
シャリー「はい……大丈夫です。ごめんなさい……」
シャリー「聖女の力を行使するのは、とても体力を使うので……」
ローレンス「……だから先程はああいう感じだったのか」
ローレンス「だが、ここを登ればすぐだ! もう少しだけ……!」
ズズゥン……!!
ローレンス「!? 何だ!?」
塔の上から、虚ろな目の巨人が降りてきた。巨大に似つかわしくない素早い動きで敵を殴り潰すモンスター・タイラントである。
タイラント「ウウウ……!!」
ローレンス「ここでか……!」
ローレンス「すまない、シャリー……一緒には行けそうにない」
シャリー「!」
シャリー「……分かりました。どうか、どうかご無事で……!」タタッ……!!
タイラント「! ゴオオオ……!!」
ローレンス「聖ッ!!」ドゴッ!!!
タイラント「ゴアアア……!?」ズズーン……!!
ローレンス「どうだ……俺の拳は効くだろう……」
ローレンス「魔力を多く消費するからあまり使いたくはないが……そうも言ってられないのでな」
ローレンス「俺の人生を掛けて生み出した闘拳の一つ……『聖拳』。その身で受けてみよッ!!」
ローレンス「ここは絶対に……通しはしないッ!!」
- 606 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 14:47:22.54 ID:72rHBHtUO
- 【シャリーSIDE】
シャリー「ハァ……ハァ……」
シャリー「……やっとついたー……!」
シャリー「……いけない、元に戻ってしまう……! その前にやらなければ……!」
シャリー「……ふう…………」
シャリー「──────」
シャリーの声が……聖女の祈りの唄が、ゴーン帝国に響き渡った。
聖女の力で増幅された言葉無き祈りの唄は、帝国内の人間たちを癒し、帝国内の魔族たちを苦しめる。
ハツモト「…………」
ハツモト「……チッ、うるさいな……」
ハツモト「何だこの唄は……ぐっ!!」
ハツモト「…………体が痛いのは、まだ生きている証拠か……」
ハツモト「……いや……」
ハツモト「体が……さっきより、軽い……?」
隊長「……何だこの唄は……」
隊長「心が洗われるようだ…………」
隊長「……そうだ、何を弱気になっているんだ俺は」
隊長「まだ生存者はいるはず……! 生き残った者たちをちゃんと守り通すのが、隊長の役目だろう!」
隊長「俺は……俺は負けんっ!! 死んでいった人々のためにも……!!」
ジャコ「唄って……この唄のことか?」
ジャコ「うーん……良い唄だけど、これに何か問題があんのか?」
ジャコ「……フェニックスめ、カプセルに入ったのはいいが、喋りゃしねぇ」
ハスター「ジャコさん!! ご無事で!!」
ジャコ「! おう、そっちこそ!」
ハスター「聞こえますか、この唄が……! これは聖女の唄だ!」
ハスター「見てください、魔族やモンスターたちが消滅していく……!」
ジャコ「……!? マジかよ!?」
ハスター「きっとシャリーさんだ……!!」
ジャコ「ハァ? あんなチビ助がぁ?」
ジャコ「……ん? お前何持ってんの? 本?」
ハスター「……これは───私たちが命がけで見つけ出した、この世界の希望の一つですよ」
コンマ二桁判定。高ければ高いほどシャリーの祈りの唄の有効範囲が広がります。コンマゾロ目だと……?
↓1
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 14:49:18.97 ID:IR6aF+V/O
- せい
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 14:49:20.87 ID:1Q69TiuH0
- あい
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 15:28:12.91 ID:Cy2q4S7So
- やべえ
- 610 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 15:41:57.15 ID:72rHBHtUO
- シャリー「──────」
シャリーの唄は、ゴーン帝国全土に行き渡る。それだけではない。国境を飛び越え、クランディア王国にまで、それは聞こえる。
第二王子「ウギャアアアアア!!!」
「きゃああああああっ!?」
「た、大変です!! だ、第二王子が、第二王子が化物に変化しています!!」
第一王子「何……!?」
第一王子(いや、これは……魔族か!? いつの間に入れ替わっていやがったんだ……!?)
第一王子(……この唄のせいで弱ってる。この唄は、一体……?)
唄は、ビーフを飛び越え、コヨーテにまで響き渡る。魔族との前線は、この唄によって浄化されていく。
そして…………
- 611 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 15:43:34.27 ID:72rHBHtUO
- 【現在:ヒノモト:オーエドへと向かう道】
ククル「そして───聖女・シャリーによって浄化されたゴーン帝国は、再び国として再建しました」
ククル「帝国を治めていた人々は皆死んでしまっていたので……シャリーを元首とし、ローレンスや隊長、ジャコを筆頭にしてゴーン神聖帝国と名を変えてね」
勇者2「そ、そんなことが……」
勇者2(全然知らなかった! 私が処刑されてる頃そんなことが!)
ククル「私はまだ生まれていなかったので知りませんが、とんでもない騒ぎだったようですよ」
ククル「何しろ一日で色んなことがありましたからねぇ」
勇者2「確かに……」
ククル「……あなたもその“色んなこと”に含まれているんですよ───ユウシャさん」
勇者2「!!?」
- 612 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 15:45:41.64 ID:72rHBHtUO
- 勇者2「な、何のこと……」
ククル「ああ、安心してくださいよ。私はあなたを『輪廻転生』のスキルを持つ者と知った上で助けたんですから」
勇者2「えっ!? じゃ、じゃあ……宣教師うんぬんはウソってこと!?」
ククル「ウソではありません。ゴーン帝国が植民地政策をしていたのは本当ですからね。私はそれに便乗してヒノモトに入ったんです。ある人の指示でね」
勇者2「ある人って……?」
ククル「それは……本人から聞いたらどうでしょう?」
ザッ……
勇者2「!!」
道端の打ち捨てられた廃屋から、一人の男性が出てきた。法衣を着て、少しくたびれた雰囲気のその男は……
ハスター「お久しぶりですね、ユウシャさん」
勇者2「は、ハスター……!?」
勇者2「い、いや、は、はじめまして……!」
ハスター「大丈夫ですよ。あなたの固有スキルのことは知っています」
勇者2「!? な、何で……!!」
ハスター「その前に……一つ教えましょう。私の固有スキルは『啓示』。幽霊などの超常的存在とコンタクトを取ることができる力です」
ハスター「私はユウシャさんと会った後、何かから接触を受けました。曰く、彼女はこの世界を救う鍵であるから、彼女を絶対に手放してはならないと……」
ハスター「だから私は……ルナと一緒にゴーン帝国に向かい、一冊の本を手に入れました」
ハスター「『預言の書』……これから世界で何が起こるかを断片的に記録する書物です」
ククル「私は、その本に基づいてヒノモトに派遣されたんですよ。ユウシャが転生するはずだからって」
勇者2「そ、そんなことが……!?」
ハスター「そして……長らく私に接触してきた人物が誰なのか分からなかったのですが、何年か前にようやく姿を現しましてね」
ハスター「来ていただきましょう。ユウシャさんも知っている人ですよ」
勇者2「……?」
ハスターが連れてきたのは、若い男だった。そして……体が透けていた。
勇者「うげっ……!?」
- 613 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 15:47:24.25 ID:72rHBHtUO
-
第三王子『久しぶりだな、勇者。いや、ユウシャ……それとも違う名か?』
第三王子『僕はお前に殺された程度で消えやしない。死してなお、僕は世界の救済を望み、こうして復活した』
第三王子『さぁ、ユウシャ……これから世界を救う話をしよう』
- 614 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/06(火) 15:56:58.76 ID:72rHBHtUO
- というとこで本日はここまで。めちゃくちゃ投稿しちゃった。でも、考えていた設定が色々出せて良かったです。各キャラについてちょっとだけ。
・ハツモト……コンマのおかげでちょっとカッコイイ感じになった。本人は魔族殺しを楽しんでただけなんだけど。
・ヌアザ……元から裏切り者の予定。なので、>>307でヌアザを選んでいたら、盗賊に売り飛ばされたり殺されたりしていました。ここでヌアザが改心する可能性もあったかもね。
・シャリー……最初からゴーン帝国を救う聖女設定でした。でもこんな大規模なことになるとは……
・ローレンス……まだ現役でシャリーを守ってます。
・ジャコ……タダのチャラ男だったはずが、安価やコンマのおかげで世界を救う側に。
・ハスター……最初から第三王子とコンタクトを取っている設定でした。でも、こんな形で再開するとは……コンマ神のお導きだ。
・ルナ……>>214でルナが銃について知っているのは、ゴーン帝国の出身だからだったりします。>>601についてですが、どうかな……シャリー辺りが生きていたら、シャリー経由でハスターの願いを叶えられたかもしれませんね。
・隊長……一番の出世頭。名前すら貰ってないチョイ役なのに、いつの間にか重要人物に。
次回からは勇者2の時代に戻ります。第三王子と出会った勇者2はどうなっちゃうのか。また明日以降!
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 15:59:13.68 ID:1Q69TiuH0
- 乙
隊長もネームドキャラにしちゃう?
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 16:03:24.62 ID:NRffvKX6o
- むしろ名前が無い故にキャラ立ちしてるというのもありえる
- 617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 16:34:35.06 ID:Cy2q4S7So
- ヌアザの死亡判定とシャリーのクリティカルでとんでもないことに
しかし第三王子の執念がすげえ……他はろくでなしなのに
- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 18:23:09.18 ID:XRYjr9nbO
- ローレンスさんかっこいい
- 619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 18:48:29.19 ID:Z7FiimpXO
- ハスターに解呪頼めねえかなあ
- 620 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/07(水) 11:23:14.93 ID:lmtwalIAO
- おはようございます。やっていくぜ。
勇者2「だ、第三王子……!」
勇者2「えっと……! あ、あの時は私……いや私じゃなくてユウシャなんだけど……!」
勇者2「と、とにかく……ごめんなさいっ!」ペコッ!!
第三王子『……驚いたな。まさか君から謝罪の言葉があるとは』
第三王子『安心しろ。恨みが……無いわけではないが、もう18年も前のことだ。今さらとやかくは言わない』
勇者2「ほ、ホントに……!?」
第三王子『ああ。その代わり……今度こそ魔王を倒すために力を貸してもらうぞ』
勇者2「うぐっ……!」
勇者2「す、すごいね……本当に世界を救いたいんだ……」
第三王子『当たり前だ。この世界を魔王の手になんか落としてはならない……誰もが思っているだろう』
第三王子『お前が……いや、ユウシャが処刑された時から情勢はだいぶ変わりつつある』
第三王子『……残念ながら、魔王軍の優勢に違いないがな。それでも前よりは良い。女王シャリーのおかげだ』
勇者2「シャリーかぁ……そんなに強いとはねぇ……」
勇者2「みんな元気かなぁ……」
ハスター「ええ……隊長やジャコさん、ローレンスさん……それにシャリーさんも元気ですよ」
ハスター「ローレンスは流石にそろそろ体が厳しいようですが……それでもあの年齢とは到底思えないほど身軽です」
勇者2「……あれ? ハツモトは?」
ハスター「……ハツモトさんですか」
ハスター「彼は……いなくなってしまいました」
勇者2「えっ……」
ハスター「何やらやることができたとかで……引き止めたのですが、ハツモトさんはなかなか難しい性格の人でしたから……」
勇者2「そうだねぇ、性格悪かったもんね」
ハスター(……ユウシャさんの方が悪かったような……)
ハスター「……は、ハツモトさんは怪我や呪いで体が傷ついていたので、本当はもう少し療養してほしかったのですがね……」
ハスター「あれから十数年……どこで何をしているのでしょう……」
勇者2「元気だといいなぁ……」
ハスター「そうですねぇ……」
- 621 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/07(水) 11:27:21.75 ID:lmtwalIAO
- 第三王子『……おい、ユウシャ』
勇者2「違うよ、私は勇者2! それは前の周回の名前でしょ!」
第三王子『それはすまない……で、勇者2』
勇者2「なに?」
第三王子『まだ力を貸すかどうか返事を貰っていないんだが……話を変えて誤魔化そうとしていないか?』
勇者2「…………」
勇者2「ソ、ソンナコトナイヨー」
ククル「ウソ下手だな」
第三王子『何だ……そんなに手を貸したくないのか?』
勇者2「ち、違うよ! 前回の私はそうだったけど、今回は違う理由で手を貸せないの!」
勇者2は、自分が短命の呪いを掛けられていることを話した。
第三王子『……呪いか……』
勇者2「そうだよー、なんか第三王子のところで呪いの箱開けてから呪いばっかりだよー」
第三王子『……? そんな物あったか? 覚えていないな……』
勇者2「え? じゃあ、アレって第三王子の持ち物じゃなかったんだ……」
第三王子『さぁな……18年も前の記憶など当てにならん』
第三王子『特に僕は……自力で何年も掛けて実体化した幽霊だ。人格こそあれ、記憶も曖昧だし能力も持たない……』
第三王子『あるのは……世界を救いたいという気持ちだけだ』
勇者2(すごい執念だなぁ……)
ククル「呪いか……ハスター先生なら解呪できるのでは?」
ハスター「それは何とも……取り敢えず、見せていただけますか?」
勇者2「うん」
コンマ二桁判定。コンマ80以上、またはゾロ目でハスター先生の解呪が成功します。
↓1
- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 11:30:43.33 ID:kN348fz9o
- 9999
- 623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 11:31:28.78 ID:kN348fz9o
- これぞ有言実行よ
- 624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 11:42:10.67 ID:Pa+HlLCK0
- やるやん
- 625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 11:57:09.47 ID:mvi3hbOdO
- 呪いを解くための修行から世界を救うための修行へ
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 12:09:14.43 ID:5tGj9WZPO
- ルナちゃんがついてるハスターさんに不可能などないのだ
- 627 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/07(水) 12:23:50.38 ID:lmtwalIAO
- すげええええええマジか!? 解いちゃったよ!!
ハスター「……はい、解呪できましたよ」
勇者2「え?」
第三王子『ん?』
ククル「は?」
ハスター「……いや、だから、あの……」
ハスター「勇者2さんの短命の呪いを解呪することができました」
勇者2「…………」
勇者2「えええええええええっ!?」
勇者2「ほ、ほほほほホントに!? ホントなのっ!?」
ハスター「え、ええ……思ったよりも簡単な呪いでしたので……」
ククル「ハスター先生の実力が高いのもありますが……」
ククル「……もしかして、ヒノモトの司祭って力が弱いのですかね?」
勇者2「か、神主様を馬鹿にしないでよっ!」
ハスター「おそらくですが……大陸の呪いとヒノモトの呪いでは毛色が違うのだと思われます」
ハスター「鎖国体制のヒノモトには大陸の呪いを解呪できる方法は伝わっていなかった……そう考える方が妥当かと」
第三王子『……ということは、妖怪王とやらは……ヒノモトのものではない呪いをかけたのか』
第三王子『その妖怪王……怪しいな。まさか、ヒノモトの外から来たモンスターじゃないのか?』
勇者2「わ、分かんないよ……」
ククル「……じゃあ……」
勇者2「……ん?」
第三王子『これで、本当に力を貸してくれるんだろうな……!?』
勇者2「わわっ、ちょ、ちょっと待ってよ!」
勇者2「こ、こんなことになると思ってないから、あ、頭が追いついてなくて……!」
ハスター「……実は、そうも言っていられないんですよ」スッ……
勇者2「あ……『預言の書』……」
ハスター「ここに……これから起こる世界の危機が書かれているんですが……」
安価です。『預言の書』に書かれている内容安価。基本的にどんな内容でも構いませんが、預言っぽいと嬉しい。
↓3まで採用
- 628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 12:33:57.40 ID:mryvH1CQ0
- 救済の唄紡ぎし者、黒き龍によりその身を裂かれる
- 629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 12:36:22.33 ID:2diObjhFO
- 3日後の日没後に大規模な生命吸収魔法が発動してヒノモト壊滅します
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 12:44:46.09 ID:enoKARr2O
- 超チート剣が世界のどこかで生まれる。人魔どちらに渡るかは不明
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 12:58:04.26 ID:mryvH1CQ0
- 自分も糞雑魚なりに頑張ったんだし、皆ももっと予言っぽくしようぜ!
- 632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 12:59:10.40 ID:kN348fz9o
- まるで匿名掲示板のようなフランクさで書き込まれる予言
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 13:12:26.53 ID:PF3L7ywxO
- 書いた人別人やろ(事実)
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 14:45:17.76 ID:e3txKpUno
- 悪いことばっかでチート剣以外救う気も無い予言ばっかだな
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 14:47:38.79 ID:mvi3hbOdO
- 3日後にヒノモト滅亡は早急すぎるする気がするめう…
せっかく募集した懐刀さん出す機会めっちゃ逃しとる
- 636 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/07(水) 15:46:28.99 ID:lmtwalIAO
- >>1の権限でちょっと預言っぽくするぜ。大丈夫、どんな預言でも頑張れば解決できるし、死ぬ時は死ぬ。そして勇者3へと……
ハスター「この書物には様々な預言が記されていますが、その中でも重要な物は赤い血のような文字で浮かび上がってきます」
勇者2(怖い……)
ハスター「そして、更にその中で私が気になったのは、この2つ……」
ハスター「『───救済の唄紡ぎし者、黒き龍によりその身を裂かれる』」
勇者2「……! そ、それって……!」
ハスター「はい。『救済の唄紡ぎし者』は……おそらくシャリーです」
ハスター「今まで黒き龍が誰のことか分からなかったのですが……勇者2さんの話を聞いてハッキリしました」
勇者2「妖怪王が……シャリーを、殺す……!?」
第三王子『マズイな……ゴーン神聖帝国の元首が死ぬことは、人類の士気低下と魔王軍の活性化を意味するぞ……!』
ハスター「それだけではありません……もっと一大事があります」
ハスター「私たちがヒノモトに来たのは、ユウシャさん……勇者2さんを探しに来ただけではないのですよ」
勇者2「……えっ?」
ハスター「『───長い秋から三日目、太陽の沈む頃、日の出ずる国にて全ての命が失われる』」
勇者2「……!?」
勇者2「それって……ヒノモトが危ないってこと!?」
ククル「他の小さい預言を読み解いた結果、ヒノモトに大規模な生命吸収魔法を掛けられているのだろうと予測できました」
ククル「それを用いて……ヒノモトの人々を殺すつもりなのでしょうね」
勇者2「ど、どうしよう!? どうすればいいの!?」
第三王子『……勇者2は、ヒノモトを救いたいのか?』
勇者2「当たり前じゃんっ!!」
第三王子(……変わったな。僕を殺した時とは大違いだ……良い人間に転生した)
第三王子『よし……ならば、まずはその預言から何とかしよう。誰の仕業か知らんが、人が死ぬところを黙って見ておくわけにはいかない……!』
ハスター(『凡ゆる力を込められた剣、×××にてうまれる。だが、それはどちらでもない』……この預言も気になりますが、今では無いでしょう)
ハスター(まずは……ヒノモトの危機を何とかせねば)
- 637 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/07(水) 15:47:58.35 ID:lmtwalIAO
- ハスター「ククル、生命吸収魔法がどこに仕掛けられているかは分かりましたか?」
ククル「はい、当然です」
ククル「仕掛けられているのは───ヨコハマです」
勇者2「……! もしかして、だからヨコハマに行こうって言ってたの!?」
ククル「そうですが……」
勇者2「ウソばっかじゃん!!」
ククル「説明が面倒だったので」
ハスター「ククル……お前はそういうところが良くない。聖職者なのだからウソはやめなさい」
ククル「……すいません」
ハスター「日付は?」
ククル「おそらく……三日後かと」
勇者2「三日後!? ヤバイよ!! もうヤバイって!!」
ハスター「お、落ち着いてください。我々も対策はしています」
ハスター「私たちゴーン神聖帝国大教会の人間は、預言の解読と解決のために尽力していました」
ハスター「今回のヒノモトの件を解決するため、ククルを含めた何人かの人間をヒノモトに送り込んでいます」
ハスター「……彼らはヨコハマに?」
ククル「ええ、おそらく……」
キャラクター安価。ヒノモトに送り込まれたチームメンバーの名前・性別・年齢・固有スキル・職業・性格・容姿・その他特徴を募集します。
同時にコンマ判定でキャラクターの特徴を付け足します。コンマ十桁は【特に秀でたステータス】、一桁は【職業の熟練度】。熟練度が10だと上位職になるかも。
↓5まで
- 638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 15:57:27.31 ID:mvi3hbOdO
- 名前 アイン
性別 男
年齢 17
固有スキル 直近未来視
職業 軽剣士
性格 軽薄飄々だが仕事は真面目
容姿 茶髪緑眼の美男子、ライトアーマーにショートソードを装備している
その為特徴 そのスキルから『斥候』としても活躍できる他、投擲がうまい
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 15:58:59.65 ID:4BWnbaQ60
- 名前 ビート
性別 男
年齢 30
固有スキル 物体増殖
職業 砲撃手
性格 豪放磊落、細かいことは気にしない
容姿 筋肉ムキムキの大柄で常にバズーカ砲を背負っている
その他特徴 無類の酒好き。ヒノモトの酒が飲みたくて志願した
- 640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 16:20:14.69 ID:YTnOD1oBo
- 名前:アイリ
性別:女
年齢:謎
固有スキル:命の吸収および分配
文字通り生命から命を吸収することで人を越えて生きたり、傷の治りが早くなる。またそれを他人にも行える
職業:エージェント
性格:後輩口調のお調子者
容姿:セミロングの銀髪とスーツの美少女
特徴:固有スキルのため何歳なのか分からないが、行動言動は若め
新ゴーン帝国からその他の組織へのスパイだが、実はその他の組織からゴーンへのスパイもしている多重スパイであり、彼女の忠誠心がいったいどこに向いているのか彼女自身しか分からない
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 16:25:22.03 ID:+FWA97A8O
- 名前・ダフク
性別・男
年齢・35
職業・破戒僧
固有スキル・相手の心を鎮め警戒心を解く
性格・基本的に世話焼きだがエロ親父
容姿・褐色の肌。スキンヘッド。小柄だが筋肉質な体つき。
その他特徴
各地を修行しながら回っている僧侶。話術が得意。
修行の一環として教会が無い寒村などで懺悔を聞く時や説法をする際にスキルと持ち前の話術を活かしており、チームでは交渉や説得を担っている。
なお、職業が破戒僧なのは女癖が悪く修行の際にしょっちゅう迷える子羊をナンパしてお持ち帰りした結果、破門されているため。
- 642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 16:27:12.92 ID:wG9yRf5pO
- 名前:フレア・ステュアート
性別:女
年齢:24
固有スキル:凍結
職業:傭兵
性格:クール&クールちょっとボケキャラ
容姿:軍服にロングソードの黒色美人
特徴:ゴーン神聖帝国に雇われた傭兵であり、とある国際精鋭傭兵組織のメンバーである。お金さえあれば戦争から家事までこなす。
- 643 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/07(水) 16:38:48.96 ID:lmtwalIAO
- >638-642を採用。登場はちょい待ち。
ククル「ヤツらは優秀ですが……扱うのが難しい連中ばかりです。本当に大丈夫なんでしょうか?」
ハスター「問題ありませんよ。優秀であれば、どんな人間だろうと関係ありません」
第三王子『ああ……その通りだ……』
勇者2「こ、こっち見ないでよ! 悪かったって!」
ハスター「では……早速ヨコハマに向かいましょう。時間が無いので、向かいながら色々説明をします」
再び安価とコンマ二桁判定。
↓1のコンマ25以上でヨコハマの大規模生命吸収魔法が仕掛けられている場所が判明
↓1〜5までヨコハマの説明。どういう町なのかを様々な観点から説明してください。それを合わせます
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 16:44:31.09 ID:mvi3hbOdO
- 海外の異文化を吸収して独自の文化としている
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 16:45:22.28 ID:4BWnbaQ60
- 毎月大きな祭りが開かれている活気に満ちた町
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 16:51:09.07 ID:YTnOD1oBo
- なんか中心に無駄にデカイ高層ビルのような建物がある
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 16:53:10.28 ID:gRHThi+vO
- ラメンという美味い料理が有名
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:01:20.84 ID:wG9yRf5pO
- 巨大商会の支部があり様々な船が多く停泊している
- 649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:02:12.88 ID:R8p5BGV7O
- (友好的な個体に限るが)魔族との共存が実現している珍しい街
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:03:13.16 ID:GUBx0CroO
- 道端ではヒノモトの言語よりも海外の言語の方が耳に聞こえるくらいもはや異国となっている
- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:07:05.29 ID:mryvH1CQ0
- >>634
悪い出来事を事前に予知してそれを防ぐ為に動くみたいな流れをイメージしてたんだ……すまんて
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:14:24.42 ID:U2B7HymyO
- 解決できるって事は運命を確定させる類のものでは無いって事ね。
- 653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:22:28.36 ID:Y9b80QGhO
- 預言が誰視点で書かれてるのかで意味合い変わるよね。フェニさんにとってシャリーの歌が有害なものだったように
- 654 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/07(水) 17:25:39.10 ID:lmtwalIAO
- >>644-648を採用。まとめてくるので町の描写自体は後日。
ハスター「ヨコハマは……本当に異様な町ですよ。良い意味でも悪い意味でもね」
ハスター「あの町は海外の異文化を取り入れ、自国の独自の文化として昇華しています。毎月色んなお祭りも開催されていますし、その辺りは良い点だと思います」
ククル「……やかましくて私は苦手ですけど」ボソッ
ハスター「ただ……やはりその分キナくさい部分も多いんですよ。用途不明のビルや巨大商会の支部があるなど……」
ハスター「発展はしていますが、あまりにも急速なので付け込まれるところがありすぎるんです」
ククル「そうなんですよ……そのせいでいまだ魔法が仕掛けられている正確なポイントを特定できていません」
勇者2「そんな……!」
ハスター「ヨコハマで活動する怪しげな組織も少なくないですし……」
勇者2(み……三日で何とかなるかなぁ!?)
更に再び安価です。ヨコハマで活動する組織を募集します。危険思想を持つ組織からちゃんとした組織、ネタ組織でもオッケー。
↓3まで。コンマの一番高いものが逆月の所属組織
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:29:00.86 ID:GUBx0CroO
- ファイザー商会
- 656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:32:46.95 ID:Y9b80QGhO
- ファイザー商会
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:33:41.17 ID:YTnOD1oBo
- 連投だけど
全世界ラーメン同盟
逆月は勇者2に美味しいラーメンを食べさせたいという思いから和食を裏切ってラーメンの傘下に入ったのだ!
- 658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:35:19.95 ID:Y9b80QGhO
- ↑面白そう笑。機会あったらまたネタ安価とって欲しい
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:46:06.25 ID:3F4ljPORO
- ファイザーは死に戻りと聞くと厄介そうだけど、勇者視点の物語だからそこまで脅威でも無かったな
- 660 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/07(水) 17:50:23.23 ID:lmtwalIAO
- 逆月からファイザー商会に参加していることが決まったところで今日はここまで。次回からヒノモトを救うためにヨコハマを駆け回ります。果たして救えるのか? 勇者2はせっかく呪いが解けたのにここで死んでしまうのか? 続きは明日以降。
- 661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:58:00.77 ID:YTnOD1oBo
- 乙乙
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 17:59:13.18 ID:3F4ljPORO
- 乙でっしゅ
サッポロで味噌ラメン食べたい
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 18:00:34.05 ID:+FWA97A8O
- おつ。塩ラメン野菜マシマシ。
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 21:21:44.99 ID:cfvfYZuwo
- 豚骨ラメン!
おつー
- 665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 00:44:52.48 ID:vvYn1Up00
- 煮干ラメンください
- 666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 02:39:28.20 ID:QKy6l6ZhO
- チャシュメンの大盛
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 03:09:42.64 ID:QKy6l6ZhO
- 全ての生命を吸い尽くす事で妖怪王がヒノモトから解き放たれるとかそういう感じなのか?
- 668 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/08(木) 13:55:03.93 ID:PJOn60ZSO
- >>1は豚骨醤油ラメンが好き。やっていくぜ!
【数時間後:ヨコハマ】
勇者2「うわぁー……」ボーッ……
勇者2は、ヨコハマの雰囲気に圧倒されていた。
見たこともないくらい高い建物や不思議な匂いの料理、初めて見るような格好をしている人々……初めて来る勇者2でも、一目でヨコハマが活気に満ち満ちている場所であることが分かった。
第三王子『おい、ボーッとするな。道の真ん中で止まると危険だぞ』
勇者2「あ、う、うん」
勇者2は第三王子と一緒にいた。ハスターとククルは別行動である。
曰く、
ハスター「魔法の捜索は私たちが行います。他の五人とも連携を取らなければなりませんからね。それまで待機していてください」
……とのことだ。
勇者2「いいのかなぁ……時間が無いのに何もしなくて……」
第三王子『仕方ないだろう。君には魔法を探す力は無いんだ』
第三王子『だからここに僕がいる。何かあったらハスターから連絡が来るさ。それまで落ち着いて待っていればいい』
勇者2「うーん……」
確かに第三王子の言う通りだ。勇者2は魔法を捜索するような能力は無い。戦闘の機会があるまで大人しくしているのが無難な判断だろう。
だが、あと三日でヒノモトが無くなってしまうかもしれないというのに、何もしないというのも収まりが悪い。
勇者2「どうしようかな……」
選択してください。
1.お祭りやってるみたい。会場に行ってみよう!
2.町の中心にある巨大な建造物を見に行こう!
3.なんか良い匂いがする……何の食べ物かな? 探しに行こう!
4.港に行って海でも見よう!
5.やることも無いしそこら辺で休もう!
↓1
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 13:55:41.95 ID:EOCRQsRA0
- 3
- 670 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/08(木) 15:00:18.46 ID:PJOn60ZSO
- 3選択
勇者2「……あれ?」
勇者2(なんか良い匂いする……どこからだろ?)
勇者2(……コレかな?)
匂いの原因は、近くの屋台にある謎の食べ物だった。良い匂いのするスープの中に蕎麦……よりも太めの麺が入っており、色んな具が乗っている料理だ。
「おっ、お嬢ちゃん! 食べるかい!?」
勇者2「これって……?」
「ラメンだよ。知らないかい?」
勇者2「ラメン……?」
「知らないのか……よし! 一杯食べてもらおうじゃないか!」
勇者2「あ、でも、私お金無くて……」
「いいって! サービスさぁ!」
安価です。店のおっちゃんがサービスしてくれたラメンの種類を選んでください。選択によって会える人が変わります。
1.味噌ラメン
2.塩ラメン
3.豚骨ラメン
4.醤油ラメン
5.豚骨醤油ラメン
6.煮干ラメン
7.その他のラメン(上以外の好きなラメン書いてください)
↓1
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 15:02:53.94 ID:Tpna97+wO
- 5
- 672 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/08(木) 17:03:40.39 ID:PJOn60ZSO
- 5選択→逆月と遭遇
「ヘイ! 豚骨醤油お待ちィ!」
勇者2「これが……ラメン……」ゴクリ……
勇者2「お、美味しそう……!」
勇者2「い、いただきます……!」ズルッ……
勇者2「!!?!!?」
勇者2「お、美味しいっ!!」
「おおっ、そうかいそうかい! そいつぁ良かった!」
勇者2「ホントに……ホントに美味しいっ!!」ズルズルッ!!
「ヘッ、良い食べっぷりじゃねぇか! ラメン屋冥利に尽きるねぇ!」
勇者2(いいなぁ……ヨコハマの人はこれが毎日食べられるのか……!)
勇者2(……ヨコハマ住んじゃおうかな!)
第三王子『……おい、勇者2』
勇者2「? 第三王子も食べる?」
第三王子『僕は食べられないだろう……。そんなことはどうでもいいんだ、見ろ』
勇者2「へ?」
逆月「…………」ズルズル……
第三王子『……あの男がさっきからこちらを見ている。知り合いか?』
勇者2「ううん……違うけど……」
第三王子『なら、気をつけた方がいいな……。あいつ、勇者2を狙っているかもしれない』
勇者2「えっ!? 何で!?」
第三王子『分からない……だが、用心に越したことは無い。この町は賑やかだが、その分治安も悪いからな……』
勇者2「…………」
安価です。行動を選択してください。
1.逆月に話しかけてみる
2.席を立ち、走って逃げる
3.席を立ち、警戒しながら何事もないように歩く
4.替え玉を頼む
5.その他(上以外で何かあれば書いてください)
↓1
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 17:10:22.20 ID:8MbupLt1O
- 4
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 17:11:51.06 ID:Tpna97+wO
- 当たり前だよなぁ?
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 17:35:14.53 ID:VQDSen4MO
- ここまで来たらラメンライスもしたいところ
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 17:44:50.64 ID:HRKVgD1uO
- 餃子もほしい、チャーハンも捨てがたい
- 677 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/08(木) 18:06:49.36 ID:PwWjGhXgO
- 4選択。餃子食べたいな〜〜〜
勇者2「……よし」
勇者2「替え玉くださいっ!!」
第三王子『なにぃーっ!?』
「へいよ!! もちろん替え玉もサービスだぜ!!」
「よっ! 大将太っ腹ぁ!」
「あ、俺も替え玉! サービスで!」
「馬鹿野郎! オメーはさっさとツケ払いやがれっ!」
勇者2「ふふ……賑やかな店だなぁ」
第三王子『お、おい……! 何を考えている!』
勇者2「?」
第三王子『お前も狙っているヤツかもしれないと言っているんだぞ!?』
勇者2「うん……たとえそうだとしても、替え玉は譲れないよ」
勇者2「私は今、ラメンの虜になっているんだっ!!」
第三王子『知るかっ!』
「ヘイお待ち!! 替え玉一丁!!」
勇者2「わーい!!」
第三王子『わーいじゃない!!』
「餃子もオマケしとくぜ!!」
勇者2「ギョーザ……?」
第三王子『ダメだコイツ……』
逆月「…………」スッ……
第三王子『!』
逆月「…………」カツ、カツ、カツ……
第三王子(……出ていった)
第三王子(……僕の、気のせいだったのか?)
- 678 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/08(木) 18:07:45.39 ID:PwWjGhXgO
- 逆月「…………」
逆月「…………」ゴソゴソ……
逆月は、懐から音魔法の札を取り出す。
逆月「…………」プルル……
逆月「…………出ないか……」
逆月「……やはり総帥には本部経由で連絡した方がいいか……」
ファイザー「私に何か用ですか?」
逆月「……!?」ゾクッ……!!
逆月(い、いつの間に……!?)
逆月(……ファイザー商会の総帥、か。やはり得体が知れないな……)
逆月「……はい、勇者2の件ですが……」
ファイザー「怖気づきましたか?」
逆月「……いえ、そうではありません。俺が彼女を連れ去ることは現実的ではない。他の人にやってもらった方が合理的かと」
ファイザー「ふむ……まぁ、いいでしょう」
ファイザー「どうやらネズミが紛れ込んでいるみたいですし……警戒はした方がいいかもしれませんね」
ファイザー「あなたは安全な場所で待機、実行の時まで連絡を待っていてください」
ファイザー「では、誰に任務をしてもらいましょうかね……」
コンマ二桁判定です。逆月の任務を代わりにするキャラを決めます。
↓1のコンマ偶数で紫電、コンマ奇数で炎髪、コンマゾロ目でレヴィーナ
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 18:08:40.08 ID:Tpna97+wO
- ゆけ
- 680 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/08(木) 20:32:42.64 ID:PwWjGhXgO
- コンマ偶数のため、紫電が来るぜ
ファイザー「……紫電、来なさい」
紫電「はっ……!」シュン!!
逆月「!」
逆月(速い……飛脚か?)
ファイザー「聞いていましたね? 勇者2を捕らえてきなさい」
紫電「はっ……!」シュン!!
逆月(消えた……)
ファイザー「さて……後は彼女に任せて、あなたは任務を遂行しなさい」
逆月「…………」
逆月「……はい」
【その頃ラメン屋台では】
勇者2「はぁ〜……食べた食べた」
あの後、店主や常連たちから気に入られた勇者2は、色んな物をご馳走になった。
勇者2「もうお腹いっぱいで動けないよー」
第三王子『……そんなにだらけてどうする。さっきあと三日しかないのにとか言ってなかったか?』
勇者2「さっきはさっきだよ!」
第三王子『……ユウシャとは違う厄介さがあるなコイツ』
第三王子『まぁ、確かに今の勇者2にはやることは無いが……』
第三王子『……ん?』
コンマ二桁判定。コンマ30以上で勇者2は紫電の存在に気づきます。それ以下だと気づかず連れていかれます。
↓1
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 20:34:15.87 ID:zhyChu5kO
- 築く
- 682 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/08(木) 22:45:49.98 ID:PwWjGhXgO
- 勇者2はちゃんと気づくぜ
第三王子『……!』
第三王子(何か来る……!)
第三王子『勇者2……!』
勇者2「───うん、分かってるよ」スッ……
勇者2「はぁっ!!」ブンッ!!
紫電「うぐっ……!?」ドサッ!!
勇者2の振るった薙刀が、見えないほど素早く動いていた紫電を正確に捉え、吹き飛ばす。
ガシャァン!!
「きゃああああっ!!」
「な、何だぁ!?」
紫電は屋台の列に突っ込んだ。客や店主たちは驚き、その場から離れていく。
紫電「チッ……!」
紫電(この私が動きを見切られるとは……不覚!)
勇者2「何者!? 私に何の用なの!!」
紫電「…………」
紫電「退散……!」シュン……!!
第三王子『消えた……!?』
勇者2「……いや、あそこだ! あそこにいるよ!」
勇者2(どうする……!? 追った方がいいのかな!?)
安価です。選択してください。
1.紫電を追う
2.追わないで周りを見る
3.一度ハスターと連絡を取ってみる
↓1
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 22:46:59.51 ID:vvYn1Up00
- 2
- 684 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/09(金) 08:53:02.43 ID:66Zmt5f3O
- すいません、寝てました。続きやります。
2選択
勇者2「…………」キョロキョロ
第三王子『……どうした!? 追わないのか!?』
勇者2「……いたっ!」
逆月「…………」
勇者2(さっきの男の人だ……! 第三王子の言う通り、私を狙ってる……!?)
勇者2(今の女の子を差し向けたのもあの人かも……!)
逆月「…………」スッ……
勇者2「!」
勇者2(逃がしちゃダメだ……! そんな気がする……!)
コンマ二桁判定。コンマ40以上で逆月を確保。
↓1
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 09:03:20.44 ID:u0VGFcED0
- よん
- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 09:03:55.08 ID:u0VGFcED0
- あああ悪ゾロ目すまねえ
- 687 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/09(金) 11:50:21.18 ID:66Zmt5f3O
- 44なので結構なピンチかも
勇者2「……!」グン……!!
逆月「……!」
逆月(気づかれたか……!)ダッ!!
逆月「……何!?」
逆月(どこにもいない……さっきまで俺を追っていたはずなのに……)
勇者2「───捕まえたっ!」グニョン!!
逆月「!?」
逆月(影の中から出てきた……!? これは……!)
逆月「閃影の……!?」
勇者2「!? 閃影様を知ってるの!?」
勇者2「まぁいいや……捕まえれば分かるよね!」
勇者2「『影縛り』!!」タンッ……!!
逆月「ぐっ……!?」
逆月(体が、動かない……!)
勇者2「よし、決まった!」
勇者2「さぁ、話してくれるよね? どうして私を……」
ファイザー「───失礼します」トンッ……
突如現れたファイザーが、勇者2の首に手刀を落とす。
勇者2「……!?」ガクン……
勇者2はなす術なく気絶してしまった。
- 688 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/09(金) 11:52:00.02 ID:66Zmt5f3O
- ファイザー「助かりました、逆月さん。あなたがいてくれたおかげで彼女に気づかれずに済みました」
逆月「総帥……! どうして……!?」
ファイザー「いえ……気が変わりましてね」
ファイザー「大規模な生命吸収魔法の展開……あれ、今日にしましょうか」
逆月「!?」
ファイザー「三日も待たなければならないというのが、急に億劫になりましてね。時間は有限ですから早めに終わらせましょう」
逆月「そ、それは……!」
ファイザー「大丈夫ですよ、約束通り勇者2さんの命は守ります」
ファイザー「ですから……逆月さんは、安心して死んでくださいね」パチンッ!!
逆月「……!!」ドクン……!!
ファイザーが指を鳴らすと、逆月の体が震え始めた。鼓動と共に明滅し、そのまま倒れ込む。
そして……逆月を中心に、魔法陣が地面に向けて急速に展開していく。
ザワッ……!!!
「な、何だこれ……!?」
「祭りの出し物かぁ?」
「こんなの聞いてねぇぞ!? 大丈夫か!?」
第三王子『ま、マズイ……! マズイぞこれは……!』
第三王子『とにかくハスターに伝えねば……!』
- 689 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/09(金) 11:53:20.63 ID:66Zmt5f3O
- ハスター「……!? この魔法陣……!」
ククル「バカな……預言は三日後のはずじゃあ!?」
第三王子『ハスター!!』
ハスター「第三王子さん……!」
第三王子『分かっていると思うが、生命吸収魔法が展開した! このままでは一日もしないうちにヒノモトが終わる!!』
第三王子『首謀者は見覚えのあるヤツだった……ファイザー商会の総帥・ファイザーだ!!』
ハスター「何ですって……!? どうしてその人物が……!」
第三王子『分からん……それと、勇者2がファイザーにさらわれてしまった!』
ハスター「!? そんな……!」
ククル「考えられる限り最悪の事態ですね……!」
ハスター「……諦めるわけにはいかない。預言は変わってしまうこともあるが、自らの手で変えることだってできる……!」
ハスター「第三王子さん! 私を魔法の中心点に連れていってください!」
ハスター「ククルはあの人たちに連絡を! 勇者2さんを連れ戻してください……!」
ククル「分かりました……!」
ハスター(何とか、何とかしないと……!)
安価です。どっちの場面から見るかを選択してください。
1.魔法を何とかするチーム
2.勇者2を助けるチーム
↓1
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 11:53:34.76 ID:84EodeZDO
- 2
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 11:55:15.09 ID:s1QQa/JEO
- @
- 692 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/10(土) 12:52:27.72 ID:8Cpo5U6VO
- また寝てしまった。やります。
2選択
【ククルSIDE】
ククル「この状況で必要なのは……!」
ククル「アイン! ビート! ダフク! 聞こえますか!?」
アイン『おう、聞こえんぜ!』
ビート『どうしたぁ? 俺の仕事はまだだと思ったんだがなぁ』
ダフク『いやいや、そうもいかないみてぇだぜ』
ダフク『見ろよ、地面にどんどんと魔法陣が描かれていきやがる』
アイン『うわ、ホントだ……。三日後じゃなかったのかよ』
ククル「事情が変わったんです! 今ハスターさんが向かっています!」
ククル「我々はとある女性を助けなければなりません! 名前は勇者2! ファイザーにさらわれました!」
アイン『ファイザー!? マジ!? そんな大物出てくんの!?』
ダフク『これは大変なことになってきたようだなぁ……!』
ククル「おそらくファイザーは港です! 港に一番近いのは誰ですか!?」
安価です。勇者2を助けるための行動を選択してください。
1.アイン……ファイザーの乗り込む船に潜入する
2.ビート……ファイザーの乗り込む船をバズーカでブッ壊す
3.ダフク……ファイザーの乗り込む船の船員に会話を交わし、出航を遅らせる
↓1
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 12:58:32.86 ID:dPw3Y8ioO
- 1
- 694 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/10(土) 15:42:47.51 ID:8Cpo5U6VO
- 1選択
アイン『あー……多分俺が一番近いぜ。何をすればいい?』
ククル「ファイザーを見つけられますか!?」
アイン『んー……』
アイン『! いた!』
ファイザー「…………」ゴゴゴ……
アイン『アイツの担いでるのが勇者2って子か……?』
アイン『……すごいなアイツ。全然隙が無い。ホントにタダの商人かよ……?』
ククル「……ファイザーから取り返すのは厳しいですか?」
アイン『ああ、そりゃ無理だな』
アイン『船の中に潜入してみるよ。コッソリ勇者2ちゃんも取り返してくる』
ククル「ええ……! お願いします……!」
ククル「ビートとダフクは港で待機していてください!」
ダフク『いいのか? ハスターさんのところには向かわなくて』
ククル「問題ありません。そちらにはアンリとフレアが向かってますから……!」
- 695 : ◆8Teg8/hC1rJ4 [saga]:2020/10/10(土) 15:44:18.37 ID:8Cpo5U6VO
- 【ハスターSIDE】
ハスター「これは……!?」
魔法陣の中心に向かったハスターは、驚きを隠せなかった。中心には、一人の男が苦しみながら倒れていたからである。
第三王子『彼の体から魔法陣が広がっていったんだ』
ハスター「……人柱か!」
ハスター(ヒノモトを滅ぼすほど大規模な魔法をどうやって展開するのかと思っていたが……人間の命を使うとは……!)
ハスター「こんなの……許されない……!」ギリッ……!!
ハスター「アンリさん! どうですか!?」
アンリ「うーん、無理そうっすねー」
アンリは命の吸収や分配を行う固有スキルを持つ。彼女の力で生命吸収魔法を鎮静化させられないかと考えたのだが、それは難しいようだ。
アンリ「ウチがスキルでうまーくやったとしても、半日しか誤魔化せないっすよ多分」
ハスター「くっ……! やはりそうですか……!」
ハスター「……仕方ありません」
ハスター「フレアさん、お願いします」
フレア「……了解」
フレア「……『凍結』!」
フレアが手をかざすと、逆月の体が一瞬で凍結した。彼の動きが止まり、それと同時に魔法陣の展開も止まる。
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