【シャニマス】P「よし、楽しく……」- Straylight編- 【安価】

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319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/09(水) 02:03:29.77 ID:vCwokJiKO
愛依「うちがプロデューサーに怒るなんてナイナイ」

愛依「むしろ、ありがとって思ってる。プロデューサーのためにも、うち、頑張りたい」

愛依「ううん、絶対頑張る。頑張って、勝って、たっくさんの人にストレイライト最高って言わせる……!」

愛依「……だからさ、はい」

P(手を差し出して……握手か?)

P「ああ――」スッ

ニギッ・・・グイッ

P「――え」

P(立ち上がって手を差し出してきた愛依と握手をしようとした瞬間――愛依に引っ張られ……)

P(前方に軽くバランスを崩した俺を愛依が受け止めるような形で……)

ギュッ

P(強く、けれども弱く、抱きしめられた)

P「め、愛依……?」

愛依 ギュッ

P「そ、その、いきなりで、なんていうか……」

愛依「いま事務所にいるのはうちとプロデューサーだけっしょ」

P「それはそうだが……」

愛依「ごめん、プロデューサー。お願いだから、いまだけは何も言わないで」

P「……」

愛依「っ」ギュウゥッ

P(抱きしめる力が強くなる。一方で、愛依の手が震えているような気もする)

P(弱さを感じる――これから挑むモノからのプレッシャーやユニットを背負うことへの不安がある)

P(強さも感じる――勝ってやるのだという決意と揺るぎない想いが確かに存在している)

愛依 スッ

愛依「プロデューサー……」

P「お、おう……」

愛依「……すぅー、はぁー……っし。もう大丈夫」

愛依「うちもプロデューサーと勝ちたい気持ちでいっぱいだってわかった」

愛依「一緒にトップアイドル目指すって、こういうコト……でもあるんだよね」

P「今まで俺たちが歩んできた道を思い出せばいいさ」

P「たくさん勝って、時には失敗も経験して……どれも意味のあることだっただろ?」

P「これからだってそうだよ。きっと、さ」

愛依「だね。また頑張るだけじゃん?」

P「ははっ、その意気だ」

愛依「うん!」

愛依「……あ、時間やばっ! そろそろ帰んないと」

愛依「じゃ、プロデューサー、またね!」ダッ

P「ああ、またな」

愛依「っとと、言い忘れてたわ」

愛依「その……抱きついたこと、ナイショ、だかんね。ひみつっていうか、……忘れちゃってもいいから」ゴニョゴニョ

愛依「ば、ばいばい!」タタタッ

P(そんなことを言われた余計に思い出すじゃないか……!)

P「……柔らかかったな」
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