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【艦これ】提督「捨てられた艦娘とケーキ屋をやりつつ生活する」【寝落ち】

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213 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 10:16:10.38 ID:aaSoaFj60
バイト先

雷「はぁ……」

鈴谷「どったのー?ため息なんてついて」

雷「ちょっと家計が苦しくてね」

鈴谷「あーわかるー。ここ時給安いもんねー。仕事は楽だけど」

雷「私はもっときつくても良いから稼ぎたいんだけど……駆逐艦だとなかなか仕事も見つからないのよね」

鈴谷「あっ、じゃあ良いバイト紹介してあげよっか?一緒にやる?」

雷「私でも出来るの?」

鈴谷「もち♪むしろ私より需要あるかも?」

雷「需要?働けるならなんでも良いけど夕方から夜は鎮守府で夕飯作ったりしなきゃなんだけど」

鈴谷「じゃあ22時くらいは?いけそう?」

雷「その時間なら……深夜手当で時給が良いの?1200円くらいあると嬉しいんだけど」

鈴谷「んー、頑張りによっては時給10万とかもいけるよー♪」

雷「えっ……それってヤバい仕事なんじゃないの?」

鈴谷「私も小遣いがピンチの時しかやんないけどね。まぁ別にいつでも良いから興味あったらまた言ってよ♪さぁ仕事仕事」

雷「時給10万……」
214 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 10:24:05.51 ID:aaSoaFj60
司令官「今日もダメだったー……」

雷「よしよし。大丈夫だからお夕飯にしましょう」

司令官「明日はあっちの店がイベントなのになぁ……はぁ。給料日まで我慢するか」

雷「鎮守府にお給料が振り込まれるのってまだ結構先だけど……我慢できるの?」

司令官「もう借金もできないし仕方ないさ……」

雷「…………」チラッ

サイフ「小銭しかあらへんで」

雷「……司令官、今夜ちょっと友達と約束があるんだけど1人でも平気?」

司令官「ん?ああ…………そうだな。行っておいで……」

雷「なるべく早く帰るから!」


雷「もしもし?鈴谷?今日教えてもらった仕事の事なんだけど、今からとかじゃだめかな?」

雷「うん、うん……分かった。22時ね」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 10:26:35.70 ID:+NbhnnWOO
おいまてやめろ
216 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 10:30:00.46 ID:aaSoaFj60
鈴谷「やっほー♪こっちこっち♪」

雷「おまたせ。それで職場は?」

鈴谷「ん?ここだよ?」

雷「ここって駅前だけど……歌でも歌うの?」

鈴谷「違う違う♪歌うじゃなくて売るの」

雷「売る?私売るものなんて持ってきてないわよ?」

鈴谷「売るものはそこのドンキで買うから大丈夫だよ」

雷「えっ……何か買うの?お財布持ってきてないんだけど……」

鈴谷「あー、言うの忘れてた。まぁ良いや。今日は私が奢ったげるね♪」

雷「悪いわね。今度埋め合わせするから。それで何を買うの?」

鈴谷「ん?下着だけど?」
217 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 10:41:09.98 ID:aaSoaFj60
雷「どうして下着なんて買ったの?それくらい履いてきてるわよ?」

鈴谷「いやいや、流石に生は嫌っしょ?」

雷「生?」

鈴谷「良い?下着の上から買った下着を履いて……お客さんが来たら脱いで売るの」

雷「それ履く必要ある?そもそも下着が欲しい人ならドンキで買うでしょ?」

鈴谷「ちがうちがう。お客さんが欲しいのは艦娘が目の前で脱いだばかりの下着だから」

雷「?」

鈴谷「この3枚1000円で買っただっさーいパンツがぁ、一度履いて売ると1枚5000円とか何万円で売れるんだよねー♪」

雷「なにその魔法!履くだけで良いの!?」

鈴谷「ただし憲兵とかにバレたらめんどくさいから気を付けてね」

雷「それって……悪い事をしてるってこと?」

鈴谷「まぁ褒められた事じゃないけど……お金が欲しい私達はお金が貰える。おじさんは納得してお金を払う。win-winじゃない?」

雷「……それでどうやって売れば良いの?」

鈴谷「んーとねー、向こうから声かけてくる事もあるけどー、手っ取り早いのはエロそうなオヤジを見つけてこっちから声かけちゃうとかかな?まぁ一度やってみなって!雷は可愛いからすぐ売れるよ」
218 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 10:52:28.42 ID:aaSoaFj60
雷「こっちから声かけろって言われても……」

雷「艦娘のパンツが欲しそうな人なんてどうやって見分けるのよ……」

雷「ああもう!いっその事ことパンツ欲しいって言いながら歩いてくれればいいのに!」

男「あー。艦娘の、しかも駆逐艦のパンツが見たい」

雷「いた!!」

雷「ちょっとそこの人!」

男「ん?あ、雷ちゃんじゃないか!野生の雷ちゃん!?」

雷「あ、あの、今パンツが見たいって言ってたわよね?」

男「いかにも俺は艦娘のパンツがみたい村人Aだが」

雷「じゃあ……私のパンツ買わない……?」

男「えっ」

雷「……買わない?」

男「いや、俺はスカートの中からチラチラ見えるパンツが見たいだけでパンツそのものにはそれほど興味ないんだけど」

雷「えっ……」

男「雷ちゃんはパンツを売っているのかい?ダメだよ子供がそんな事しちゃ」

雷「もしかして憲兵……」

提督「いや、俺は駆逐艦のパンツが見たいだけの提督だけど」
219 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 11:03:55.29 ID:aaSoaFj60
提督「お金がなくてこんな仕事を?」

雷「時給のいい仕事があるって紹介してもらって……」

提督「他に仕事は?」

雷「鎮守府の仕事が終わった後に週3で3時間ほど……でも全然足りなくて。働く時間もお給料も」

提督「ちなみに時給はどれくらいなの?」

雷「980円だけど……駆逐艦でも出来る仕事だとこれでも良い方なのよね」

提督「ふむ……」

提督「歩合制だけど時給一万円も可能な艦娘しか出来ないバイトがあるんだけど興味ある?」

雷「またパンツ売るの?」

提督「いや、売るのはパンツじゃなくてケーキね。店員はみんな艦娘だし暁も働いてるよ」

雷「そんなに時給がいいのに暁でも出来る仕事なの!?」

提督「う、うん……(暁の扱い……)」
220 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 11:10:56.81 ID:aaSoaFj60
雷「やるわ!やらせてください!今の仕事を切りよく辞めたら是非!」

提督「じゃあこれが連絡先と店の場所だから」

雷「ありがとう!改めて連絡するわね!」

フワッ…

雷「あっ……えっと……見えた?」

提督「とりあえず一万円で。ありがとうございました」

雷「あっ……どういたしまして……」


鈴谷「おーい雷ー。どんな感じー?って売れてんじゃん!よかったね!」

雷「うん。でもこの仕事はこれで終わりにするわ。新しい仕事が見つかりそうなの」

鈴谷「そっかー。それなら良かったじゃん♪私も今日は稼いだしもう帰ろっか」

雷「そうね。そうしましょ」
221 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 11:16:35.08 ID:aaSoaFj60
某鎮守府

雷「ただいまー」

司令官「雷ー!!」ダッ

雷「司令官!?ど、どうしたの?」

司令官「いや……雷が急に出かけるって言い出したから俺に愛想をつかせて出て行ったのかと……」

雷「バカなんだから。私が司令官をおいて出て行くわけないじゃない。ちょっとお仕事してきただけよ」

司令官「こんな時間に仕事?」

雷「はい一万円。これで明日こそは頑張ってきてね?」

司令官「この短時間でこんな……何か変な事して稼いだ金じゃないよな?」

雷「もちろん♪あとね、私ケーキ屋さんで働く事になったの!そこは時給も良さそうだから司令官にもっともっとパチンコを打たせてあげるからね!」

司令官「雷……」
222 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/08(木) 11:33:45.11 ID:aaSoaFj60
司令官「あのな、雷……俺もうギャンブルは辞めようと思うんだ」

雷「ど、どうしたの急に?きっと明日は勝てるわよ!」

司令官「違うんだ。今日雷が夜出掛けた時、本当に俺の元から雷がいなくなっちゃうんじゃないかって怖くなってさ……」

司令官「今日は帰ってきてくれたけどこのままギャンブルばっかりしていたらいつか本当に愛想つかせて…………だからそうならない様に明日からギャンブルを辞めて真面目に働く!そう思ったんだ!」

雷「司令官のバカ!!」

司令官「あれ!?」

雷「どうして諦めるのよ!司令官言ってたじゃない!ギャンブルで一発当てて楽な生活送らせてやるって!」

司令官「でもパチンコなんかじゃ一発当てても……それよりギャンブルを辞めて真面目にコツコツ稼いだ方が」

雷「そんなの私の好きな司令官じゃない!私の好きな司令官は毎日目をキラキラさせてパチンコ屋さんに行く……そんなイキイキした司令官が好きだったの!」

司令官「雷……」

雷「本当に私の事を思ってくれるなら明日も明後日もずーっと毎日パチンコ屋さんに行ってキラキラしてる司令官でいて?ね?」

司令官「雷がそう言うなら……俺も雷が好きな俺でいたいし……ぶっちゃけギャンブルはやりたくて仕方ない……」

雷「なら決まりね!ほら、明日も新装開店で朝早いんでしょ?早く寝ましょ」

司令官「ああ!実はなんか明日はいける気がするんだよな!」

雷(司令官……もっともっとギャンブルに溺れて……雷無しじゃ生きていけないくらい私に依存してね)

雷(ギャンブルに負けてしょんぼりしながら帰ってくる司令官、申し訳なさそうに私からお金を受け取る司令官、たまに勝って大喜びしている司令官、そして翌日にはまた負けて帰ってくる司令官……)

雷「はぁ……どうしてダメな司令官ってこんなに魅力的なのかしら。司令官、ずーっとダメなままでいてね。その為なら私、朝から晩まで一生懸命働くから……♪」
223 : ◆HhGf8jwqok [sage]:2020/10/08(木) 11:36:03.94 ID:aaSoaFj60
雷ちゃんとなら幸せに生きていける気がする
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 11:53:22.61 ID:zCpjb/nOO
乙おつ
ギャンブル依存症提督製造機な雷ちゃんSSを前にも何処かで見た気がするぞ…
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 12:25:55.98 ID:+NbhnnWOO
共 依 存
おつおつ
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 13:17:54.26 ID:XkZ8RVCg0
乙 この司令官に雪風の加護がついて連戦連勝してくれたら面白い事態になりそう
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 14:40:16.25 ID:GJymwj7SO
ケーキ屋は本当しっかりものが多いなー。ポーラぐらい駄目な奴がいてもいいのに。
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 22:30:20.42 ID:XkZ8RVCg0
仕事はきっちりこなす狂人達って印象だな...
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 22:46:48.33 ID:NBOfdH+JO
押し倒して参りますじゃねえよ(今更)
押して参ります!
倒しても参ります!
でも良かったかもしれない(錯乱)
230 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/09(金) 23:40:17.55 ID:vMv/Fe0s0
数日後

提督「今日から一緒に働く事になる雷ちゃんです。みんな仲良くするようにな」

雷「よろしくね!」

暁「雷!雷もうちの鎮守府に来るの!?」

雷「ううん、私は別の鎮守府からアルバイトで雇って貰っただけ」

暁「そうなの?でも一緒にお仕事出来るなんて楽しみだわ!」

曙「ちょっと!そんな話聞いてないんだけど!!なによ?私達だけじゃ力不足ってこと?」

提督「正確には人手不足……いや、艦娘手不足か」

提督「ありがたい事に最近は客も戻って大忙しだろ?」

龍驤「せやなぁ。確かに売り上げもうなぎ上りや」

霞「それでも問題なくやってきてたじゃない」

提督「ホールが大忙しって言うか、明らかにお客さんを待たせすぎ問題があるだろ?」
231 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/09(金) 23:53:26.94 ID:vMv/Fe0s0
提督「うちは俺を合わせて9人で働いている訳だが……」

提督「まず俺と大和は基本的にキッチンだろ。最近は忙しくて接客なんてほとんどしてないし」

大和「キッチンも人手不足ですからね」

提督「で、龍驤はレジ。曙は清掃。霞はお悩み相談。秋雲は入店待ちしてる客の対応がメインな訳だ」

提督「となると接客は朝潮・暁・長波の3人だけで回してる事が多くなりがちで……」

長波「まぁハッキリ言ってかなりキツイな。暁は基本年寄りの専属だし。朝潮は朝潮で食べ始めたらテコでも動かないから……臨機応変にあちこちのテーブル回れんのはあたしだけだし」

曙「だったら秋雲も中で働かせればいいじゃない!」

提督「うちの店は1時間2時間待ちが日常茶飯事なんだぞ?それでも外でお客さんが待ってくれてるのは秋雲が接客してくれてるからなんだ」

龍驤「中には秋雲目当てで店内に入るより並ぶんが目的っぽい客もおるしなぁ」

提督「てな訳でアルバイト募集しようと思ってた所にちょうど雷ちゃんと出会ったわけだ」

曙「でも素人が簡単に出来る仕事じゃ無いでしょ!うちは特殊なんだから!」

提督「なんだ曙。やたら噛み付くな。雷ちゃんに恨みでもあるのか?」

雷「何か悪い事したかしら……?」

提督「いやいや、雷ちゃんは悪く無いよ。いったいどうしたんだ曙?」

曙(雷ちゃん雷ちゃんって、私は曙ちゃんなんて呼ばれた事ないのに……!!)
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 01:19:48.27 ID:v6+fydUbo
ぼのたん
提督に「当たり前だろ雷ちゃんは他所の娘で曙は【うちの娘】なんだから」
とか言われたら一発で大人しくなりそうね
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 01:34:09.77 ID:mhXyJiISO
ファミリー!
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 01:43:41.67 ID:LuUsKvqD0
「提督、名前の後に【ちゃん】を付けるのやめて欲しいんですが・・・」
すると提督は
「じゃあ、何を付ければいいんだ。【さん】か?【くん】か??」
と問いただした。雷は店内に聞こえる程の大声で 「クンにしてください!クンに!!」
235 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/11(日) 02:19:53.73 ID:tYorCYl00
雷「えっと……店長、私は接客をすれば良いのかしら?」

提督「…………」

雷「店長?」

提督「……え?あ、俺か。普段は提督だの司令官だの呼ばれてるから違和感凄いな」

雷「あっ、じゃあ私も提督って呼んだ方がいいわよね」

提督「ん、別に店長でも構わないよ」

暁「うーん」

提督「どうした暁?」

暁「雷って司令官のこと提督って呼んでたっけ?司令官じゃなかった?」

提督「そう言われてみれば……」

雷「私にとっての司令官は1人だけだから……」

提督「あああ!俺もそんな事言われてみたい!!」

朝潮「朝潮にとっての司令官は司令官だけです!」

提督「セックス!」

曙「……ねぇ、あんたは自分の鎮守府の提督だけが好きなわけ?」

雷「あったりまえじゃない!ここで働くのだって司令官のためなんだから!」

曙「そう。なら働いてもいいんじゃない?よろしくね」

雷「ほんと!?ありがとう曙!」

龍驤「分かりやすいやっちゃなぁ」
236 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/11(日) 02:27:52.99 ID:tYorCYl00
提督「うちの給料は歩合制ってのは説明したよね?」

雷「聞いたわ!時給一万円も夢じゃないって!」

提督「とりあえず基本給は時給2000円であとは頑張り次第で上乗せしていく感じだから」

雷「研修期間から2000円も貰えるの!?」

提督「ちなみに同じ接客の朝潮は時給5万円稼ぐこともあります」

長波「まあ聞くより慣れろって感じでとりあえず仕事してみるか」

朝潮「まずはこのボードにおすすめ料理と名前を書いてください」

雷「おすすめって言われても……私どんな料理を出してるのか知らないんだけど」

長波「大抵のものは提督と大和さんが作ってくれるから好きなメニューを書いていいぞー」

『ハンバーグ 朝潮』

朝潮「こんな感じです」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 02:30:11.10 ID:gU4l0nLo0
"時給5万円の合法的なアルバイト"(接客業)...
238 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/11(日) 02:34:31.78 ID:tYorCYl00
『いちごショート 長波」

『肉じゃが 雷」

長波「これでよし、と」

秋雲「それじゃーオープンするよー」


秋雲「いらっしゃい♪今日のメニューはあっちだよ〜」

客1「ハンバーグと朝潮ちゃんで!」

霞「1番テーブルお姉ちゃんとハンバーグー」

提督「はいよー」

雷「……なにこれ?」

長波「客は艦娘がその日食べたい物を選択して、選ばれた艦娘は席に座って一緒にしょくじたら
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 02:36:00.04 ID:gU4l0nLo0
おやすみなさい?
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 06:45:55.60 ID:2yhf9Hzvo
タラ?
 
タラちりとか良いよね
急に肌寒くなって来たからタラちりとか鍋料理良いかも
あとはタラのムニエルとか香草焼きもいいな
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 07:06:55.05 ID:PiyzkqRSO
タラはアンコウと近い。だから内臓が美味い
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 10:16:53.47 ID:Eb+agmwjo
タラの内臓とか食べたことない
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 12:35:37.14 ID:PiyzkqRSO
珍しい。タラ肝もチャンジャも白子もたらこも食べないのは損ですぜ
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 22:27:49.06 ID:lrs4x6LQo
白子天ぷら
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 00:01:12.77 ID:xSyOC+Mho
大和さんも白子漬けになってたしね
246 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 02:46:57.32 ID:AzxsdY440
『いちごショート 長波』

『肉じゃが 雷』

長波「これでよし、と」

秋雲「それじゃーオープンするよー」


秋雲「いらっしゃい♪今日のメニューはあっちだよ〜」

客1「ハンバーグと朝潮ちゃんで!」

霞「1番テーブルお姉ちゃんとハンバーグー」

提督「はいよー」

雷「……なにこれ?」

長波「客は艦娘がその日食べたい物を選択して、選ばれた艦娘は席に座って一緒に食事するんだよ」

雷「えっ……キャバクラ?」
247 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 02:55:10.06 ID:AzxsdY440
客「いちごショートと長…………あれ?雷ちゃんなんていたっけ?」

雷「今日から働く事になったの!よろしくね!」

客「じゃあ肉じゃがと雷ちゃんで!」

長波「おーい。今なんか裏切られた気分なんだけどー?」

客「いや、新人がいたからつい……」

長波「まあいいけどよ。あたしはともかく雷に変なことすんなよ〜?」

客「分かってるよ!」

雷「変なこと?」

長波「こいつ胸の谷間から」

客「ワァー!!じゃ、じゃあ席に案内してくれるかな!?」

雷「分かったわ」
248 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 08:41:24.06 ID:AzxsdY440
龍驤「はいよー、肉じゃがおまちー」

雷「おいしそー♪」

客「いやー、ケーキ屋で肉じゃがを食べる日が来るとは思わなかったな」

雷「あっ、ごめんなさい。私が肉じゃがなんて書いたから……」

客「うえ!?良いの良いの!俺が好きで頼んだんだから!」

雷「えっと……ここからどうすればいいのかしら?初めてでよく分からなくって」

客「普通に話しながら一緒に肉じゃがを食べてくれれば良いんだよ」

雷「お客さんが来て、艦娘を指名して、料理や飲み物を頼んで、一緒に飲み食いする…………やっぱりキャバクラだっまのね!ドラマで見た事あるわ!」

客「キャバクラでは無いけど……確かにちょっと近いかな」

雷「キャバクラじゃないの?」
249 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 08:53:02.64 ID:AzxsdY440
客「キャバクラって夜に若い女の子が派手な服着て男性客と飲んだりする場所でしょ?俺もテレビでしか見た事ないけど」

客「でもここは老若男女問わず、90過ぎの爺さん婆さんまで通ってるし」


爺「暁ちゃんは桃みたいで可愛いのぅ……なあ婆さん」

婆「そうですねぇ。暁ちゃんは桃みたいに可愛い子ですねぇ」

暁「そう?そんな事言われたの初めてだけど」

爺「戦時中は桃なんて食えんかったんじゃよ。わしら衛生兵は──」

暁「もう、またおじいちゃんの戦争話が始まった」

婆「私はまだ若くてねぇ、空襲でなーんもかも焼き払われて必死に逃げよったんよ。でも一個だけ必死に抱えて」

暁「ミシンでしょ?どこに逃げても仕事は出来る様にーって。もう10回は聞いたわ。それより早くケーキ食べましょ!」

爺「おーそうじゃったそうじゃった。わしゃこの甘いのが大好きでのう。戦時中は甘味なんて滅多に口に入らんで、砂糖を舐めてはよー怒られよったんじゃ」

暁「また始まった!おじいちゃん!」


客「あれはキャバクラに見えないでしょ?」

雷「確かにキャバクラでは無いわね」
250 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 09:06:34.48 ID:AzxsdY440
雷「でもあっちは……」


客「いちごショート美味しそうですね!」

長波「ん?ああ」

客「どうかしましたか?」

長波「お前、1人できたのか?」

客「はい……」

長波「中学生くらいにしか見えないけど」

客「年齢制限とかあるんですか!?」

長波「いや、ないない。うちは別にいかがわしい店じゃ無くてただのケーキ屋だから」

客「ほっ……」
251 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 09:14:41.12 ID:AzxsdY440
長波「で?なんでうちに来たんだ?駄菓子屋とかと違って子供にゃケーキなんて高いだろ?」

客「それはまぁ……お小遣いで」

長波「ケーキが好きなのか?」

客「ケーキと言うより艦娘が……」

長波「あー、それで1番安いいちごショートをリクエストしたあたしを選んだわけか」

客「違いますよ!来る前から長波さんを指名するって決めでしたから!僕が好きなのは長波さんなんです」

長波「あたしなんかの何が良いんだ?」

客「顔が可愛いし、それにスタイルも良くて……」

長波「スタイル?戦艦の大和さんとかなら分かるけど駆逐艦なんてみんなガキみたいなもんだろ?」

客「でも長波さんは駆逐艦でも戦艦級の……その……」

長波「ちょっと耳かしてみ」

客「耳?こうですか?」

長波「えっち……♪」ヒソ

客「ひっ」
252 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 09:29:41.55 ID:AzxsdY440
長波「それで?このケーキどうしたいんだ?」

客「どうするか……ですか?」

長波「食べたいのか?食べてもらいたいのか?食べさせたいのか?食べさせてもらいたいのか?」

客「食べさせてもらいたいです!」

長波「どうやって?」

客「ええ?」

長波「普通にフォークで食べさせてもらいたいのか、指でいちごだけ摘んで口に入れて貰いたいのか、なんなら口移しでもいいぞー?」

客「それはその…………普通にフォークで……」

長波「ふーん。じゃあほら、あーん」

客「あーん……」

長波「おっと、ケーキが胸元に」ポトッ

客「……」

長波「このまま食べてみるか?好きなんだろ?あたしのおっぱい」

客「おっ……ええ!?」

長波「あたし最近思うんだよ。やっぱ夕雲姉と同じ血が流れてんだなぁって。なんか夕雲姉の半数はサキュバスらしいんだけどさ」

長波「こうやって童貞丸出しの客を相手すんのが楽しくて仕方ないんだわ。特に子供相手だと♪」

長波「だから毎日なるべく子供でも頼みやすいよう1番安いいちごショートをリクエストしといて……こうやって反応を楽しんでるってわけ」

長波「ほら、早く食べないといちごがあたしの体温でぬるくなっちゃうぞ?あっ、傷がつくのは困るからフォークは無しな。指で掴むか……そのまま口で♪」


雷「あれはキャバクラじゃないの?」

客「キャバクラはあそこまでサービスしてくれないよ。ってか俺にはあんなサービスしてくれた事ないのに!」
253 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 09:37:16.52 ID:AzxsdY440
雷「じゃあ……私も胸に肉じゃがを…………乗らないわね……」

客「雷ちゃんはそのままでいて」

雷「小皿に取り分ければ良いのかしら?」

客「そうだね。あっ、でも俺はニンジン苦手だから入れないでくれるかな?」

雷(なるべくお客さんの要望には従わなきゃよね……)

雷「わかったわ。じゃあニンジン以外を入れるわね」

客「……うん」


雷「ごちそうさま。大和さんと店長って料理が上手なのね!」

客「ごちそうさま」

雷「あら?まだたくさん残ってるじゃない」

客「今日は雷ちゃんと話したくて頼んだだけだからね」

雷「そう…………えっと、ありがとう?なのかな」

客「あはは。さあ、もう他のお客さんのところへ行って良いよ。待ってる人もいっぱいいるし」

雷「わかったわ。今日はありがとう!またおねがいね!」

客「ありがとう」
254 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 09:47:58.31 ID:AzxsdY440
雷「次はどこに行けばいいのかしら」

龍驤「おーい。ちょっとええかー?」

雷「あ、龍驤さん!次はどこに行けば良いの!?」

龍驤「0点や」

雷「れーてん?」

龍驤「あんな接客しとったら誰も指名してくれへんなるで。せやから0点」

雷「私はちゃんと接客したわよ!」

龍驤「ちゃうねんちゃうねん。うちじゃ別にちゃんとせんでらええねん」

雷「?」

龍驤「ウチはちゃんとした接客やのうて、客を満足させる接客をせー言うとるんや。ほら、さっきの客見てみ」

雷「さっきの……」

龍驤「満足しとるように見えるか?」

雷「…………」

龍驤「あの客は普段長波とか霞を指名しよるんやけど今日は雷を指名しとったやろ?」

雷「それは私が新人で珍しいから」

龍驤「ちゃうちゃう!あれはバブみを感じに来とったんや」

雷「バブみ!?」

龍驤「あの客が求めとるんわオカンやねん。それくらい見抜かんとうちじゃやっていけへんで?」

雷「オカン……」

龍驤「さあ行け雷マスクよ!お前はオカンだ!オカンになるのだー!ってな」

雷「でも急にそんな事言われてもどうすれば良いかわからないわ!」

龍驤「いやいや、普通にしとったら十分オカンやで」
255 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 09:56:12.07 ID:AzxsdY440
客(次はまた長波ちゃんか霞ちゃんを指名しようかな。雷ちゃんは可愛いんだけど)

雷「ちょっと良いかしら」

客「ひえっ!ど、どうしたの!?」

雷「いくつか言っておきたい事があって」

客「?」

雷「いい歳して好き嫌いしないの!アレルギーがあるわけじゃ無いんでしょ?ニンジンもちゃんと食べなさい!」

客「は、はいい!」

雷「あとその肉じゃが。食べ物を粗末にするなんて絶対許さないから。ちゃんと出された物は全部食べなさい」

客「いただきます!」

雷「……でも、どうしても食べきれないなら私も手伝ってあげるから。ちゃんと言ってね?無理しすぎちゃダメよ?」

客「はい!大丈夫です!美味しいです!」

雷「そんなに慌てて食べなくても大丈夫よ。ほら、こぼしてる。仕方ないわねぇ……」

客「それくらい自分で拾うから気にしないで──」

雷「もう、まるで手の掛かる子供を見てる気分だわ」

客「ぶひぃ!」


龍驤「うん、もう大丈夫そうやな!」
256 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 10:07:16.52 ID:AzxsdY440
閉店

提督「今日も一日ご苦労さま」

大和「初めての仕事はどうでしたか?」

雷「最初はもたついちゃったけど、いつも通りするだけで良いって言われてからは上手くできたつもり!」

提督「龍驤、どうだった?」ヒソヒソ

龍驤「うん、あれやったら大丈夫や。100点やってもええわ」

提督「チーフがそう言うなら問題ないな」

龍驤「いつのまにチーフになっとんねん」

提督「ホールの方は龍驤に任せっきりだからな。こんな事言ったらみんなに怒られるだろうけど……お前のことを1番信頼してるんだよ」ナデ

龍驤「そういうんは子宮に響くからやめーや……」キュンキュン


提督「雷ちゃん。これ今日のお給料ね」

雷「ありがとう!助かるわ!」

提督「一応間違いがないか中身と明細をチェックしておいてくれるか?」

雷「はーい♪…………って、ええ!?こんなに良いの!?1週間分くらい入ってるけど……」

提督「今日は良く働いてくれたって聞いたからちょっとボーナスで多めにね」

雷「美味しいものをいっぱい食べて普通にしてるだけでこんなにお給料が貰えるなんて……すごい!」
257 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 10:13:26.03 ID:AzxsdY440
霞「ねえ、私たちはお給料とか無いからよく分からないんだけど、こう言うのって月に一度まとめて払うんじゃ無いの?」

曙「言われてみればクソ提督も社長さんから月に一度貰ってるわよね」

提督「別に日払いや週払いも珍しくは無いぞ?」

雷「それにうちはその日暮らしだから……」

霞「鎮守府が貧乏って事?」

雷「司令官ったらギャンブルが大好きですぐお金が無くなっちゃうのよね」

曙「はあ!?自分はギャンブルで艦娘には働かせるって!とんだクソ提督じゃない!!」

雷「良いところもあるのよ?優しかったりあまえんぼさんだったり」

霞「そんな甘えた奴はビシッと言ってやるべきよ!働けクズ!ってね!」

雷「やめて!!!!」

曙「な、なにゆ急に……」

雷「それ以上私の司令官をバカにしないで」

龍驤「ま、まぁまぁ落ち着きや」
258 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 10:26:25.52 ID:AzxsdY440
霞「いいえ。ここは雷の為にもちゃんと言っておくべきだと思うわ」

雷「だったら……2人なら同じ立場でそんな酷い事言えるわけ?パチンコが大好きな司令官に働けなんて酷いこと!」

明石「それが普通でしょ!当然言えるに…………」チラッ

提督「ん?」


提督「曙ー、またパチンコで負けたー」

曙「またぁ!?ばっかじゃ無いの!?そんなのやめて真面目に働け!このクソ提督!!」

提督「明日は出る気がするんだよ……頼む曙!絶対返すからあと2万だけ!」

曙「嫌よ。そう言って返ってきた試しがないじゃ無い」

提督「そうだ!肩揉もうか?マッサージとか!」

曙「そんなんで機嫌取ろうとしてもダーメッ」

提督「ぐぅ…………はぁ。分かったもう寝る」

曙「はいはい、おやすみなさい」

曙「まったく世話が焼けるんだから……」


提督「曙!朝起きたら財布に2万円入ってた!」

曙「あっそ。良かったわね」

提督「曙!!」

曙「朝からうるさいわねぇ」

提督「ありがとう。俺やっぱりお前がいないとダメだ」

曙「分かったからさっさと行きなさいよ。もうすぐら開店時間なんでしょ?このクソ提督」

提督「1時間だけ……先にお礼したいんだけど。ベッドで」

曙「お礼……お、お礼なら貰わなきゃ失礼よね。うん……仕方ないわね……カーテン閉めてよ」


曙「ダメかもしれない」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 10:31:38.02 ID:xSyOC+Mho
突然湧いて出た!
マッド・ドク明石さんお久し振りっすww
260 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/12(月) 10:42:12.55 ID:AzxsdY440
霞「いや、そこはビシッと言えるでしょ」

曙「だって毎朝お礼が貰えるなら出しちゃうわよ……」

霞「はあ?いい?こういうのは……」チラッ

提督「?」


提督「霞!お金を貸してくれ!」

霞「死ね!このクズ!!」

提督「鎮守府にお金が入ったら返すからさー。明日は新装開店なんだよ」

霞「新装開店でもどーせ負けて帰ってくるだけじゃない」

提督「やる前から負けること考える奴があるかよ!」

霞「ギャンブルで勝ってるなら艦娘にお金借りたりしないでしょ」

提督「じゃあ対価を払うから!一万円貸してくれたら今すぐなんでも言うこと聞く!」

霞「今すぐなんでも……?」

提督「ただしお金がかからない範囲でお願いします」

霞「じゃあ……ケ、ケッコンしろって命令したらするわけ!?出来ないでしょ!?はい嘘つき!嘘つきに貸すお金はないから!!」

提督「するよケッコン」

霞「あ、あんた、たかが一万円の為にケッコンとかバカじゃ無いの!?あーもう分かったわ!適当な事言ってはぐらかすつもりね!」

提督「俺を生涯霞のヒモにしてください」

霞「どうして私がクズ司令官の面倒を一生見なきゃ行けないのよ!!私がクズ司令官の面倒を……一生…………」

霞「ケッコンして毎日私が司令官の為に働くなんて……そんな…………」


霞「…………まぁ、悪くは無いわね」

曙「でしょ……?」

雷「ね?可愛いでしょ?もう私無しじゃ生きていけなくなる司令官とか……♪」

霞「お金貯めておこうかしら」
261 : ◆HhGf8jwqok [sage]:2020/10/12(月) 10:44:40.65 ID:AzxsdY440
雷、霞、曙に囲まれて一生甘やかされダメになる人生をおくりたかった

>>259
誰も気づかないはずだったのにやめないか!!
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 10:47:31.43 ID:83HeHsatO
おっそうだな
あと夕雲姉さんの半分サキュバスなんて言い過ぎじゃないか?
7割くらいだろ
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 10:57:01.12 ID:xSyOC+Mho
雷、霞、曙に囲まれたら日々「艦こればかりやってないで仕事しろ」と罵られる生活だぞ
今みたいに仕事後回しにして艦これ出来なくなるな…きっと
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 11:42:39.65 ID:pHDLuvbDO
割と高度なスキルが要求される職場
雷ちゃんは二人を洗脳するのよしなさい
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 12:32:18.90 ID:0Hzg16bi0
毒されてる…。満潮さん、叢雲さんどう思いますカ?
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 14:51:52.30 ID:419gpeul0
>>265
そいつらは既に別ベクトルで厄介なの抱え込んでそう...
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 23:47:54.60 ID:esZVEjeSO
天津風ならまだ希望が……
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:19:58.47 ID:2Ich0Q4T0
>>266
性獣とパチンカスに並ぶ厄介者ってDV男とか薬中でも飼ってるの?
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 01:29:13.91 ID:YO0uGHhSO
アズールレーンをやっていたり
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 01:36:58.39 ID:80b+vBvwo
ここでは大潮=セミだからね
 満潮=コオロギ
 叢雲=鈴虫
の可能性もあるな
後は、お姉ちゃん次第
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 02:09:57.56 ID:2Ich0Q4T0
>>269
アズレンにも満潮がいるこれはつまり...
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 00:22:12.54 ID:vHK0nFy/0
かつては真面目に仕事してた司令官が(別)ゲームにドはまりしてそのゲームに出てくる
満潮と現実の満潮の性格の違いから冷たく当たるようになるがその司令官に恋してる満潮概念?

まあ別ゲーの満潮がどんな性格してるが知らないけど
273 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 01:31:37.37 ID:VNvxZ3Nk0
雷「ふんふん♪今夜はご馳走ね♪一度鎮守府に戻ってシャワー浴びてから買い物にいこーっと♪」

鎮守府

雷「ただいまー……あれ?司令官の靴?司令官ー?帰ってるのー?」

司令官「ああ、おかえり雷。新しい仕事はどうだった?」

雷「こっちは大丈夫だったけど……今日は随分早かったのね」

司令官「あっという間にお金がなくなって昼頃には帰って来てたからな」

雷「じゃあお腹すいてるわよね!待ってて、とりあえずあるもので何か作るから!」

司令官「あー……それなんだけどな」

雷「?」
274 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 01:40:23.39 ID:VNvxZ3Nk0
雷「これ……司令官が作ったの?」

司令官「時間だけは無駄にあったからな。一応ネットで調べて作ったんだけど」

司令官「だし巻き卵……になるはずだったスクランブルエッグと、炊き立ての白米……になるはずだったお粥と、新鮮で真っ赤なトマト……に血をぶっかけた真っ赤なトマトのサラダ」

雷「怪我したの!?大丈夫!?」

司令官「ちょっと切っただけだから大丈夫だよ」

雷「じゃあさっそくご飯にしましょ!」

司令官「そうだな」


雷「とっても美味しいわ!ありがとう司令官!」

司令官「いや、自分で言うのもなんだけど旨くはないような」

雷「このトマトなんて司令官の血の味がしてとっても美味しいの……♪」

司令官「鉄分は大事だからな」

雷「じゃあ家事を手伝ってくれた司令官には特別にお小遣いをあげなきゃね!はい、2万円」
275 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 01:49:01.01 ID:VNvxZ3Nk0
司令官「2万円!?」

雷「今日はお給料で4万円貰ったの♪本当は全部司令官にあげたいんだけど……半分は生活費や光熱費に使わせてもらってもいい?」

司令官「むしろこんなお粗末なもので2万円もいいのか……?」

雷「私にとってはどんなフルコースより贅沢な料理だったんだもの!だからこれで明日もパチンコ頑張ってね!」

司令官「じゃあ……コンビニでも行こうか」

雷「うん!食後のデザート買いに行きましょ!」

コンビニ

雷「プリンかゼリーか……司令官はどっちにする?」

司令官「ん?」

雷「司令官……その紙なに?」

司令官「これはウェブマネーだよ。夜に競輪しようと思って2万円分買ってきた」

雷「えっ……明日のパチンコ代は?」

司令官「まず競輪で倍に増やしてからパチンコだな!」

雷「もう、無くなっても知らないからね」

司令官「大丈夫だって!今日はいける日気がするんだ」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 02:13:47.99 ID:6a7Er9GKo
>>1はいけなかったみたいですね…
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 07:20:18.86 ID:wKP6+YvDO
ブラッドサンダー…
278 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 09:09:44.55 ID:VNvxZ3Nk0
24時前 鎮守府

司令官「なんでだよ!!」

雷「だから言ったのに。自業自得ですー」

司令官「はいぃ……」

雷「さあ、明日は朝から近海の見回りがあるしもう寝ましょ」

司令官「……」

雷「おやすみなさい、司令官♪」

司令官「ああ、おやすみ」


翌朝 9時

雷「それじゃあ司令官、行ってくるわね。お昼過ぎには戻るつもりだから」

司令官「あ、うん……」

雷「なによ元気ないわね。そんなんじゃダメよ?」

司令官「い、雷!あの、さ……一万円だけ貸してくれないか……な」

雷「……っ」ゾクゾク
279 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 09:17:45.47 ID:VNvxZ3Nk0
雷「昨日パチンコで使うつもりだったお金使い切った自分が悪いんでしょ?」

司令官「ほんとにごめん!でも今日は勝てる気がするんだ!」

雷「はぁ……どうしようかしら。……っと、それより早く行かなきゃ」

司令官「待って!雷、頼む!お願いだから!」

雷「わがまま言わないの。じゃあ行ってくるから」

司令官「雷──」

ガチャッ……バタン

司令官「はぁ……仕方ないか。無いものはどうしようもない。部屋の掃除でもして…………ん?机に何か」

『勝ったらデザートお願いね』

司令官「2万円!雷!!」
280 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 09:29:35.16 ID:VNvxZ3Nk0
海上

雷「ハアァ……♪お金を貸してもらいたいときのあの目……」

雷「司令官ったら捨てらそうな犬みたいな目をしちゃって♪」

雷「最初からこうなる事は分かってて、あえて昨日4万円稼いだって見せたんだけど」

雷「司令官の事だから最初に渡した2万円を使い切っても頼み込めばまだ貸してもらえると思うだろうって♪」

雷「あの気まずそうに頼む顔を見るだけでも4万円の価値があるわ♪」

雷「もっともっとダメにして、私だけに依存するようにさせちゃうんだから……♪」

電「雷ちゃん、おはようなのです」

雷「あら、おはよう。電もこの辺りのパトロール中なの?」

電「はいなのです。もう少し向こうだけど雷ちゃんの姿が見えたからご挨拶にきたのです」

雷「お互い朝から大変ね。まぁ頑張りましょ」

電「雷ちゃん……なんだか機嫌が良さそうだけど何かいい事があったのですか?」

雷「ちょーっとね♪そうだ!えーっとお店の住所書いた紙が……あった。私ここのケーキ屋で働き始めたの。電も良かったら食べに来なさい。美味しいわよ」

電「はいなのです♪」

雷「じゃあまたね!」
281 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 09:48:59.65 ID:VNvxZ3Nk0
大和「提督、ちょっとよろしいですか?」

提督「ん?」

大和「その……私が経営のことに口を出すのはあれなんですけど……雷ちゃんに5万円もお給料を渡して良かったのでしょうか」

提督「昨日は良く働いてくれたからな」

大和「ですが店は少し前から常に満席で雷ちゃんが入ったからと言って売り上げが特別上がった訳じゃありませんし……」

提督「昨日は初めてでフルタイムだったけど雷ちゃんは朝のパトロールやら鎮守府の仕事とかで基本昼過ぎから夕方までの短時間バイトだから。次からは半分くらいにする予定だよ」

大和「大丈夫なんですか?提督は艦娘に甘いんですから……」


昼過ぎ

雷「ただいまー……って言っても誰もいないんだけど。昨日はお給料たくさん貰ったしご馳走作って司令官の帰りを待たなきゃ」

雷「じゃーん♪司令官には見せてなかったけど実はお給料もう1万円あったのよね」

雷「今日も負けて帰って来て……私が稼いだお金を全部ギャンブルで使い切ったと思って気まずそうな顔する司令官を考えるだけで……」ブルブル

雷「今日はどんな顔で迎えようかしら。呆れた顔?怒った顔?最初から許しちゃったら勿体無いわよね。なんとか私の機嫌を取ろうとする司令官を楽しまなきゃ……」

雷「よし、今日はため息ついて呆れた顔でお迎えしよーっと♪これやった時の反応が可愛いのよね♪」
282 : ◆HhGf8jwqok [sage]:2020/10/14(水) 10:00:58.29 ID:VNvxZ3Nk0
夕方前

司令官「ただいま……」

雷「おかえりなさい。今日も早かったのね」

司令官「いや、その……」

雷「お夕飯はもうちょっと待っててね。デザートは用意せずに待ってたから♪」

司令官「……ごめん。負けて一文なしなんだ」

雷「…………はあ。そうなんだ。じゃあ今日はデザート無しね」

司令官「次は絶対買って帰るから!」

雷「…………」

司令官「雷?怒ってるのか……?」

雷「別に。司令官に期待して4万円全部渡した私が悪かっただけよね。ごめんなさい、司令官に期待して」

司令官「あの……」

雷「今日は鎮守府の仕事が忙しくてアルバイトに行けなかったからお金が無いの。司令官にお金渡せなくてごめんなさい」

司令官「雷が謝ることないだろ?悪いのは俺なんだし……」

雷「じゃあお台所の火付けっぱなしだから」タッ

司令官「あっ、雷」


雷「フフッ」
283 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 10:10:33.19 ID:VNvxZ3Nk0
司令官「雷、何か手伝おうか?」

雷「部屋で寝てていいのに。疲れてるんでしょ?パチンコで」

司令官「そ、そうだ!箸とコップ並べたりしておくよ」

雷(始まったわね。機嫌取り作戦。まだよ雷。まだ我慢……)


食事中

司令官「うん。美味い!雷の料理はいつも最高だな!」

雷「今働いてるお店の料理はもっとすごいけどね」

司令官「そうなのか。今度雷が働いてる時に行ってみようかな。ウェイトレス姿の雷も見てみたいし」

雷「ほんと!?……じゃなくて、ど、どうせパチンコばっかりして来ないくせに」

司令官「うっ……確かにお金もかかるもんな」

雷「明日はお昼からアルバイトしてくるから。お金のない司令官は外から眺めてればいいんじゃない」

284 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 10:25:15.04 ID:VNvxZ3Nk0
食後

司令官「洗い物俺がやっとくから」

雷「これくらい私1人で十分よ」

司令官「じゃあ手伝う」

雷「はぁ……好きなようにすれば良いんじゃない」


司令官「雷、一緒にテレビ見ないか?この番組面白いぞ」

雷「いつもテレビなんて見てないじゃない」

司令官「良いから良いから。ほら」ヒョイ

雷「わっ、もう強引なんだから……」

司令官「この芸人が──」

雷「司令官引っ付き過ぎ。後ろからこんな……2人羽織でもするつもりなの?」

司令官「…………」

雷「どうして手まで握ってるの?寂しいの?」

司令官「雷、ほんとにごめんな。なんで俺こんな風になっちゃったんだろう」

司令官「昔はちゃんと鎮守府で働いて、みんなもよく働いてくれて……五月雨もいて」

雷「司令官!お風呂一緒に入りましょ!もう全然怒ってないから!」

司令官「ほんとに怒ってないのか?」

雷「もちろんよ!その証拠に……お風呂上がったらいっぱい仲良ししましょ……?」

司令官「雷!ありがとう、やっぱり雷だけが……」

雷「はいはい。泣かないの。ほら、用意したら行くから先にお風呂入ってて」

司令官「分かった!」


雷「はぁ……司令官、まだ五月雨のこと……」

雷「司令官の中にあの子がいる限り……私だけの司令官にならないし、私が1番になれることもない。私はずっと2番目……もっともっと司令官をダメにして、全部忘れさせて私だけの司令官にするんだから……」
285 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 10:36:00.94 ID:VNvxZ3Nk0
翌日 ケーキ屋

雷「気を付けて帰ってね。ちゃんと前を見て歩くのよ」

客「ありがとう雷ちゃん!!また来るからね!!バイバイ!!」

雷「ちゃんと前向いて歩きなさいって言ってるでしょ!」

客「雷ちゃーん。またく」

キキ-!!ドンッ!!

雷「あっ、司令官から電話!もしもし司令官?どうしたの?生きるのが辛くなったの!?」

司令官「雷か!?実は今すごく調子が良くて閉店まで頑張ろうと思うんだ!帰りは23時回ると思うからご飯先に食べててくれ!」

雷「すごい!良かったじゃない!」

司令官「雷が5000円くれたおかげだよ!昨日の分も取り返すから!やっぱり雷は勝利の女神だな!雷とエッチしたから勝てたんだと思う!」

雷「もう……♪じゃあパチンコの方もいっぱい出してね♪」

司令官「ああ!じゃあまた夜に電話する!」
286 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/14(水) 10:43:38.69 ID:VNvxZ3Nk0
雷「店長。今日のシフトなんだけど閉店まで良いですか?」

提督「そりゃ助かるけど鎮守府の方は大丈夫なのか?」

雷「今日は司令官が23時過ぎまで帰って来ないみたいだから……お仕事させてもらえるなら嬉しいんだけど」

龍驤「せやったらついでに店閉めた後に歓迎会もしようや!まだやってなかったし」

霞「良いわね。仕事終わったらうちの鎮守府に来なさいよ」

提督「そうだな。帰りは大和に送ってもらえば危なくないし……雷さえ良ければどうだ?」

雷「いいの?」

朝潮「歓迎会は大歓迎です!ご馳走が出るので歓迎会を歓迎します!」

雷「じゃあお邪魔しようかしら」

曙「色々聞きたいこともあるし良い機会ね」

提督「それじゃあ閉店までもうひと働き頑張ろう」
287 : ◆HhGf8jwqok [sage]:2020/10/14(水) 10:45:27.66 ID:VNvxZ3Nk0
せっかくだからと歓迎会に呼ばれる明石と五月雨
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 11:05:44.95 ID:UVObo8ZVo
やっぱその五月雨が巻き込まれるのか
マッド・ドクがお怒りにならないと良いけど…
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 12:24:30.82 ID:CTqyQZ4SO
>キキ-!!ドンッ!!
変わった着信音だなぁ(目そらし)
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 14:59:39.16 ID:vHK0nFy/0
>キキ-!!ドンッ!!
交通安全的紙芝居かな?
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 15:18:29.71 ID:wKP6+YvDO
雷ちゃん闇が深すぎるよぉ…
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 13:14:50.66 ID:QOGNgv0Q0
深いってか不快だなうまくいくかなんてわからんが司令官が真っ当に生きようとしてたのを潰してんだから
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 14:33:13.53 ID:M+p3UYlW0
ダメになっても良いから一生雷ちゃんに飼われて過ごしたい
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 18:01:58.25 ID:pxJS8daNo
余りにも目に余る様であれば
マッド・ドク明石さんにちょっと弄って貰えば万事解決するので
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 00:48:14.08 ID:T8oX+FdR0
「五月雨式で申し訳ないんですが」で始まる連絡が来るの怖い。五月雨ちゃん怖い
泣き叫ぶほど忙しいけど明日手術の付き添いだかで5時間は拘束
同意書にサラサラとサインしたものの、なんか最悪死ぬみたいに言われてたけど大丈夫か
まぁ膝の手術だしそうそう死なんわな……

明日に備えて寝るまで書きます
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 01:33:30.59 ID:3wOi8SfQo
明日に備えて書かずに寝たっぽい?
 
ぽいぽい
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 01:34:23.12 ID:3wOi8SfQo
明日に備えて書かずに寝たっぽい?
 
ぽいぽい
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 01:36:31.05 ID:3wOi8SfQo
大事な事でも無いのに二度書き込まれたっぽい
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 03:12:58.69 ID:X3NWfeV20
親知らず抜く程度の手術でも「最悪死ぬ」ってのは書かれてる
たとえ死に繋がるような症状が出たとしても適切な処置をすれば治るものであり、
患者本人の「なかなか鈍痛が引かないけどまあ大丈夫だろ」とかの甘い見込みを予防するための文言なのだ
300 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 06:17:08.15 ID:T8oX+FdR0
鎮守府

提督「ようこそ我が家へ!」

霞「我が家って言うか鎮守府だけどね」

朝潮「司令官!ご馳走はどこですか!?」

提督「そんな玄関開けたら5分でご馳走は無理だからね」

提督「俺と大和はご馳走用意してるからみんなは先にお風呂入っておいで」

曙「えっ……」

提督「?」

秋雲「クソ提督は一緒に入ってくれないの?」

曙「そんな事思ってない!!あと微妙に声色似せるな!」

提督「俺まで入ったらご馳走が作れないし。さすがに雷ちゃんと一緒に入るのはまずいからな」

301 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 06:25:32.35 ID:T8oX+FdR0
提督「龍驤、みんなの事頼んだぞ」

龍驤「はいはい。了解や」

長波「なぁ提督。最近何でもかんでも龍驤さんに頼り過ぎじゃないか?別にあたしらもう1人で風呂くらい入れるぞ」

秋雲「そーそー、龍ちゃんだって疲れてるんだしさ〜」

龍驤「別にかまへんよ。あとダチョウ倶楽部みたいな言い方やめてや」

提督「言われてみればそうだな……つい何でもかんでも龍驤に頼ってしまって」

龍驤「せやから気にせんでええって!」

龍驤「まぁ無理やり仕事押し付けられるようなんは嫌やけど……キミはそういうん違うやん?」

龍驤「ウチはな、信頼されて頼み込まれるんは結構好きやねん」

雷「分かるわ!!」ズイッ

龍驤「うわっ!何や急に?」

雷「龍驤さんとはすごく仲良くなれそう!」

龍驤「言っとくけどウチはダメ男製造機ちゃうで」
302 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 06:33:59.55 ID:T8oX+FdR0
お風呂

曙「もー、あいつがいないと誰が髪を洗うのよ」

雷「髪くらい自分で洗うでしょ?」

曙「え?」

雷「え?」

曙「あ、いや、ほら。私たちみんな髪が長いから……」

雷「うちにいた子は睦月型で髪が長くても自分で洗ってたけど……」

曙「…………まぁ、ね」

秋雲「ぼのたんにとって提督に抱かれながら髪を洗ってもらう事が1番の楽しみだもんねぇ」

曙「うるさいわね!この……性獣!」

秋雲「性獣!?」

ワイワイ

雷「ふふっ、こんな賑やかなお風呂は久しぶりだわ」

龍驤「まあゆっくりは出来んけど悪ないやろ?」
303 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 06:41:40.63 ID:T8oX+FdR0
雷「龍驤さんとはシンパシーを感じるのよね!」

龍驤「さっきも言うたけどウチは頼られるんが好きなだけでダメ男製造機とはちゃうからな〜」

雷「ええー?でも司令官がパチンコしたいからお金貸してって言ってきたら貸しちゃうでしょ?」

龍驤「あほ!そんなもんバシッと断って説教したるわ!」

雷「ほんとに〜?」

龍驤「あったりまえや」

雷「じゃあちょっと想像してみて!ちなみにあの2人は抗えなかったみたいよ!」

曙「霞ー、髪洗ってー」

霞「それくらい自分でやんなさいよ。仕方ないわねぇ……」


龍驤「ウチをあのツンデレ2人と一緒にせんといてくれるか」
304 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 06:47:59.75 ID:T8oX+FdR0
龍驤「ええかー?」


提督「龍驤、頼む。金を貸してくれないか」

龍驤「何に使う気や?」

提督「……パチンコに」

龍驤「あーかーん!」

提督「今日は勝てる気がするんだよ!」

龍驤「ギャンブルするんはみんなそう言いよるんや。お金がないんやったらやめとき」

提督「そこを何とか!」

龍驤「あかんもんはあかん!そんなに暇やったらウチがトランプでもやったるから」

提督「金のかかってないトランプじゃヒリつかないんだよ!」

龍驤「人から金借りてやるギャンブルでヒリついてどないすんねん!そんなんはほんまモンのクズやで!ちょっとはまじめに働きや!」

提督「……ごめん」

龍驤「わかったらええねん。ほなトランプしよか」


龍驤「うんうん…………な?」

雷「えー?でもでも」
305 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 07:00:46.41 ID:T8oX+FdR0
提督「分かった。仕事してくるよ……」

龍驤「なんや?トランプせんのん?」

提督「ああ、また今度な」

龍驤「そーか?まぁ別にかまへんけど」

提督「……龍驤」

龍驤「金なら貸さへんで」

提督「いや、今日俺がこんな事頼んだって……みんなには内緒にしといてくれるか……?」

龍驤「そらかまへんけど……別に言うつもりもなかったし」

提督「一応みんなの前では真面目に働いてる店長兼提督だからさ」

龍驤「ウチの前では真面目やのーてええんかい」

提督「龍驤は特別だから。なんかよく分からないけどつい甘えちゃうんだよ」

龍驤「そ、そないな事言うたかとビタ一門かさんからな!」

提督「分かってるよ。これからはみんなと同じ様に龍驤の前でもちゃんとした提督でいるから」

龍驤「……それってもうウチがキミの特別や無くなるって事か?そもそも特別ってどう言う意味なん!?」

提督「ふう……気持ちを入れ替えて頑張らないとな」

ガチャッ

霞「まったく!部屋の外まで情けない声が丸聞こえなんだけど!」

提督「霞?」

霞「ほら、遊びに行きたいんでしょ。返すのはいつでもいいから。倍返しにしてよね」

提督「霞!ありがとう!大好きだ!」


龍驤「ま、まって!!それやったらウチがお金貸すから!!」

雷「ね?」

キッチン

提督「…………」

大和「どうかしましたか?」

提督「なんか今俺……すごくダメにされてる気がする」
306 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 07:12:35.25 ID:T8oX+FdR0
龍驤「そういやさっき賑やかな風呂は久しぶり言うとったけどそっちの鎮守府は人数少ないんか?」

雷「今はもう私しかいないわ」

龍驤「そっか……それは寂しいなぁ。ウチも前の鎮守府じゃ1人やったからよー分かるわ」

雷「そうなの?」

龍驤「まぁウチの場合は司令官もおらんほんまモンの1人やったけどな」

雷「ええ!?よくそんな生活出来てたわね……」

龍驤「途中までは駆逐艦の面倒見ながらやったから忙しかったけど……やっぱり1人になってからの方がきつかったなぁ」

龍驤「とくに五月雨がおらんなってからは1人きりやったし」

雷「五月雨……」

龍驤「なんや?どないかしたんか?」

雷「ねぇ龍驤さん」

龍驤「ん?」

雷「もし私が五月雨を沈めたって言ったらどうする?」

龍驤「ドン引きするな!」

雷「……そうよね」

龍驤「せやけど雷はそんな事せんやろ。ウチ、こう見えて人を見る目はあるんやで」

雷「……」

龍驤「なんか悩みでもあるんか?ウチでよかったら話くらい聞くで?1人で悩むんは辛いやろ?」
307 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 07:22:53.55 ID:T8oX+FdR0
雷「うちの鎮守府はね、五月雨が初期艦だったの」

雷「あの子ドジだったから鎮守府近海の敵にもなかなか勝てなかったらしいのよね」

雷「でも初めて勝てた戦いの後、その海域で私を見つけてくれて」

雷「私は鎮守府で2番目の艦娘になったの」

雷「司令官は真面目な人で……後から仲間になった鎮守府のみんなからも凄く慕われてたわ」

雷「出撃する時はいつも五月雨が旗艦。ドジだけど真面目な子だったから判断は悪くなかったし艦隊もうまく回ってたわね」

雷「旗艦で多くの経験を積んだ五月雨はみんなより一足先に改装されて……」
308 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/10/20(火) 07:34:57.47 ID:T8oX+FdR0
司令官「五月雨!改装おめでとう!はい、これはお祝いの髪留めだ。しっかり前を見てドジしない様にな」

五月雨「ありがとうごさいます!提督!」

司令官「とは言え最近出撃し過ぎたのと五月雨の改装で資源を使い過ぎたな。節約しないと」

五月雨「私が改装したから……ごめんなさい」

司令官「いやいや、他のみんなもバンバン改装していくから覚悟しとけよ!」

満潮「そんなこと言ったって資源が無いんでしょ」

司令官「ぐぬぬ……」

吹雪「そういえば次の海域……オリョール海?でしたっけ?あそこは資源が豊富にあるらしいですよ」

司令官「そうなのか?でも危険な海域なんじゃ……」

吹雪「なんでも潜水艦の子が1人で何回も回れるくらい簡単だとか……」

司令官「それなら安全そうだな。よしじゃあさっそくオリョール海へ出撃しよう!」

司令官「旗艦は雷に任せる!」

雷「……え?私?五月雨じゃなくて?」

司令官「次は雷を改装する番だからな。旗艦で経験を積んでくるんだぞ?五月雨はしっかりサポートしてやってくれ」

五月雨「はい!」

雷「私が旗艦……頑張らなきゃ」
309 : ◆HhGf8jwqok [sage]:2020/10/20(火) 07:36:37.18 ID:T8oX+FdR0
一文も書かずに寝落ちしまして反省してます
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 12:35:22.48 ID:e7mg+wwm0
オリョクルは死んだんだ。いくら呼んでも帰っては来ないんだ。もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 14:22:10.97 ID:8KC3zYsgo
戦犯吹雪では?
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:18:18.82 ID:q+hwvUXa0
初期艦に選ばれなかった吹雪惨が秘書艦の座を狙ってきたのか...
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