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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その5【安価】
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540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 21:09:24.26 ID:1jZxlgb2O
酒造の様子をに行くとぴょこぴょこ嬉しそうにする技術者くん
もう〜///何かあったのか勘ぐられちゃいますよ〜
まさか…!?俺達もいい人を見つけないと…
541 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 21:15:29.68 ID:UlFednI80
ーー
ポーラ「何者でもないという事は〜何者にもなれる〜ふふ〜ん〜」
ポーラ「さて〜ここが噂の施設ですね〜」
ポーラ「ここでは艦娘に載せる新兵器を作ってるって聞きました〜」
ポーラ「メガ…粒子砲?よく分かりませんけど〜量産されるとダメなら対処しないといけません〜」
ポーラ「横須賀の金剛と榛名さんが使ってる連結砲みたいに〜限定的なものなら放置ですね〜」
ポーラ「どうなんでしょうかね〜〜」
542 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 21:21:01.82 ID:UlFednI80
ポーラ「……」
ポーラ「来るだけ無駄でしたねぇ〜あんなの成功するはずありません〜」
ポーラ「仮にできたとしても〜量産なんかできませんね〜」
ポーラ「……下らない」
ポーラ「そんな時間があればお酒でも作ってればいいんです〜」
ポーラ「力を均等にする、それだけなのにこんなに難しいだなんて〜」
ポーラ「そんなに殺したいなら、自分でも殺してればいいんですよ〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 21:24:20.45 ID:1jZxlgb2O
>>540
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 21:48:51.38 ID:eOtI4zhio
>>540
口調とかは努めていつも通りにしているので周りの技術者にバレバレ
545 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 21:58:12.92 ID:UlFednI80
ーー大本営、某施設
ポーラ「……」キョロキョロ
「ポーラさん!」
ポーラ「もう〜そんな嬉しそうにしないで下さいよ〜」
「あ、すいません…」
ポーラ「何かあったって〜皆んなに知られちゃうじゃないですか〜」
「はい…」
「おい…あいつとポーラさんって…」
「マジか…」
「女になんか興味無かったはずだろ…?」
「この酒蔵もそうだが、人は変わるってことなのかもな」
まさか…!?俺達もいい人を見つけないと…
546 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 22:00:29.65 ID:UlFednI80
「あの…今日は何を?」
ポーラ「貴方の顔を見に来ただけですよ〜」
「そんな…」
ポーラ「うふふ〜美味しいお酒を作って下さいね〜」
「ポーラさんの為に頑張ります!」
ポーラ「お願いしますね〜」ニコッ
「なんて素敵な…こんな人が僕の…」
ポーラ「えへへへへ〜」
547 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 22:02:52.06 ID:UlFednI80
ポーラ「あの〜ところでアレはできましたか〜?」
「はい、頑張ってすぐに完成させました」
ポーラ「ありがとうございます〜また持って帰りますね〜」
「ポーラさん、あれは一体何に使うんですか?前にも聞いたかもしれませんけど…」
ポーラ「……」チュッ
「えぇっ!?」
ポーラ「うふふ〜今夜、お部屋にお邪魔しますね〜」
「…はい、お待ちしてます」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
548 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 22:26:24.56 ID:kJClX8hDO
大本営内を散策するポーラ
訓練施設に差し掛かり人の気配がして覗いてみる
深海綾波が近接戦闘の訓練をしていた
手首に包帯を巻いているのはなんなのだろうと聞いてみるとまあまだまだ未熟って事だよ…ですよ
と半端に綾波として振る舞う
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 22:30:23.40 ID:qHhWlWnZo
この根本から再設計しないとどれだけ改良しないと完成しない設計図…
彼は人としても技術者としても素敵ですね〜
なんて思いながら
>>548
550 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 22:40:00.97 ID:UlFednI80
ーー
ポーラ「彼は本当に役に立ちますね〜アレを作ってもらう以外に絶対に完成しない設計図も作ってくれるなんて〜」
ポーラ「丁度いい人が見つかって良かったです〜彼みたいなのは欲しかったんですよ〜」
ポーラ「……あれ〜?大本営の訓練施設…誰かが使ってるんですかね〜」
ポーラ「少し気になりますね〜誰が居るんでしょうか…」チラッ
深海綾波「……」
ポーラ「…少しお話していきましょう〜」
551 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/09/21(月) 22:43:44.73 ID:UlFednI80
ポーラ「綾波さんお疲れ様です〜」
深海綾波「…ポーラさん」
ポーラ「近接戦闘の訓練ですか〜?」
深海綾波「ええ…」
ポーラ「手首に包帯を〜巻いているのはなんですか〜?」
深海綾波「まだまだ未熟って事だよ……ですよ…」
ポーラ「あはは〜変に気を使わなくていいですよ〜」
深海綾波「何が…ですか」
ポーラ「貴女の正体は〜知ってますから〜」
深海綾波「……」
ポーラ「半端に寄生してしまうと〜苦労も多いですよね〜」
深海綾波「……」ガチャッ
ポーラ「……あれ〜?なんで部屋の鍵をかけたんですか?」
深海綾波「お前に聞きたいことができた」
ポーラ「……」
552 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 22:48:56.30 ID:UlFednI80
深海綾波「私は綾波に半端に寄生した深海棲艦だ。それを誰から聞いた?」
ポーラ「それは〜秘密で…」
深海綾波「…」バギッ
ポーラ「……」
深海綾波「これは紛れも無く鉄アレイだ。私はそれを握りつぶせるほどの力がある」
ポーラ「……」
深海綾波「誰から聞いた、言え。この事実を知ってる奴は限られた奴で全員何があっても喋るヤツじゃない」
深海綾波「私ほど保身に命を賭けてる奴は居ないんだよ!言えないなら力づくで黙らせるしかねぇ!!」ゴォッ
下2 この後の展開やその他起こったことなど
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 22:56:13.59 ID:kJClX8hDO
中の綾波に止められる
止めた方がいいです…彼女は…いえ、わからない…だけど多分彼女は敵じゃありません
そんな気がするんですと
心配しなくても私は誰にも話しませんよ〜お墓まで持っていきますとポーラ
誰から聞いたかの問ですけど〜始めから知っていましたので皆ちゃんと秘密は守ってますよ〜
554 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 23:08:44.41 ID:bK11YtvDO
>>553
信用できないなら代わりにポーラの秘密1つ教えちゃいます
555 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 23:21:34.37 ID:UlFednI80
(ダメです)
深海綾波「な…なんだよ綾波!なんで止めるんだ!」
(止めた方がいいです。彼女は…いえ、わからない…だけど多分彼女は敵じゃありません)
深海綾波「多分なんて言葉信用できるか!」
(そんな気がするんです。そうじゃないと…)
ポーラ「心配しなくても私は誰にも話しませんよ〜お墓まで持っていきます〜」
深海綾波「…そうじゃねぇんだよ。誰から聞いたのかをこっちは聞いてんだ!」
ポーラ「それですけど〜始めから知ってたので〜」
深海綾波「はぁ!?」
ポーラ「秘密はちゃんと守ってますよ〜」
深海綾波「意味が分からねぇって…」
556 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 23:24:57.87 ID:UlFednI80
ポーラ「信用できないなら〜代わりにポーラの秘密一つ教えちゃいます〜」
深海綾波「…分かった、それで判断してやる」
ポーラ「それは〜……」
……
深海綾波「お、お前!!なに考えてんだよ!!」
ポーラ「ポーラは〜皆んなで仲良くお酒を飲みたいだけなんです〜」
深海綾波「自分が何をやろうとしてるのか分かってんのか!?」
ポーラ「はい〜」
深海綾波「……綾波、やっぱりコイツはここで止めるべきだ」
(……)
深海綾波「綾波…?どうしたんだよおい!」
ポーラ「あら〜寝ちゃったみたいですね〜」
深海綾波「…何をした」
ポーラ「何も、ポーラは何もしてませんよ〜」
深海綾波「……」
557 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/21(月) 23:28:11.28 ID:UlFednI80
ポーラ「ポーラの秘密、誰にも話さないで下さいね」
深海綾波「……」
ポーラ「もし喋ったら〜永遠に綾波さんは起きないかもしれませんね〜」
深海綾波「……お前は何なんだ」
ポーラ「お酒が大好きな艦娘ですよ〜」
深海綾波「……やってやれねぇって!武蔵といいなんでこんな奴ばっかりいやがんだよぉーー!」ガチャッ
ポーラ「あちゃ〜逃げちゃいましたか〜」
ポーラ「足りないものがまた一つ…えへへへへ〜」
ポーラ「早く皆んなで美味しいお酒が飲みたいですね〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 23:48:12.39 ID:eOtI4zhio
起きた綾波に話を聞くも容量をえない回答で余計怖くなっちゃう深海綾波
559 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 23:54:33.19 ID:Hy/105y+O
>>558
絶対に話しちゃダメなやつだ……と黙秘を誓う
560 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 00:03:20.48 ID:zDb60Ob30
ーー
深海綾波「なぁ、なんで急に寝たっていうんだよ…」
(私だって常に起きてるわけじゃありません)
深海綾波「おい…なんだよそれぇ…」
(もういいじゃないですか、それより早く訓練に戻りましょう)
深海綾波(綾波が言い淀むってなんなんだよ…こんなの絶対に誰にも話せない…)
深海綾波(それにあのポーラって奴…あんな考えまともじゃねぇって…)
深海綾波(喋ったらそれこそ…死……)
深海綾波(やってらんねぇよぉ……!安心して眠れる日はいつになるっていうんだよぉ…)
(……力を平等に。彼女はそう言っていましたが、一言も平和にしたいとは言ってなかったんですよ)
ーー
561 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 00:03:46.54 ID:zDb60Ob30
今日はここまでです
コメントなどあればお願いします
562 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 00:10:31.99 ID:uKHMnkm+o
乙
その3ではみんな仲良く平和な世界にって言ってたはずだけど…
キャラ付が固まったせい?
563 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 00:10:32.97 ID:UWNkFLmDO
お疲れ様でした
やっぱりポーラはそうなのか…言動と設計図でもしかしてとは思ったんだけど
どんな秘密かは解らないけど例えば世界を滅ぼす爆弾があって解除も不可能ならどうするか…とか
564 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 00:16:11.32 ID:xD1Ah5k5o
おつおつ
全員核持とうぜ!論者…?
技術者くん頑張れ…頑張れ…
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 00:22:39.05 ID:GRxJYchSO
うーんやっぱそんな感じだよね
最初は仲良く〜平和に〜って言ってたはずなのがだんだん安価外で力を平等にってキャラを作ってた気がしてた
最初だからキャラがぶれてたってことかな
でも戦争を良しとしてるわけじゃなさそうだよね
戦争が起きたら当然みんな仲良くお酒飲めるわけないし
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 00:49:54.54 ID:In8yG7a3O
第三次世界大戦で使われる武器は予想もつかないが、第四次世界大戦は石と木の棒で争うことになる、的な名言があるやん?
そのくらいになればお酒仲良く呑めそう(白目)
567 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 19:23:42.25 ID:zDb60Ob30
ーー横須賀鎮守府、執務室
Y朝潮「私がやるに決まってるでしょう!」
朝霜「いーや、司令の隣は譲れねぇ」
Y朝潮「貴女は特務艦です!秘書艦代理の仕事なんかをしてる暇があるなら、他のことをして下さい!」
朝霜「なんだと?」
潜水新棲姫「朝から元気だなコイツらは」
漣「元気っていうかバトられるのも困るんですけど」
潜水新棲姫「これが女の戦いというヤツか」
漣「あながち間違ってはいませんねぇ」
568 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/09/22(火) 19:27:29.74 ID:zDb60Ob30
漣「春雨さんの一件で秘書艦代理は常に二名置くことに決まりました。一人は漣がやるとして、もう一人の枠を争ってるんですよ」
潜水新棲姫「毎日同じ奴がやるわけじゃないだろう。漣だってそうじゃないか」
漣「あの二人が拘ってるのは記録ですよ。二人目の秘書艦代理として正式に名前を残したいんです」
潜水新棲姫「提督の取り合いか」
漣「これは中々いい勝負になりそうですよ」
潜水新棲姫「…ところで提督はどうした?」
漣「精密検査という名の逃亡です。また一つ賢くなったみたいですね〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 19:33:11.21 ID:UWNkFLmDO
骨盤にヒビと聞いたが自由に動けるのか?と新棲姫
というかそれで提督を一人にしていたら意味が無いなと
570 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 19:38:19.65 ID:xrcVzXpxO
(記録上なら3名にすればいいんじゃないのか?
交代でやるんだから2名でも3名でも変わらないだろう)
と思ってる新棲姫
まあ収集がつかなくなったらそうするかと考えてる
571 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 19:45:47.80 ID:zDb60Ob30
潜水新棲姫(そもそも記録上なら三人にすればいいんじゃないのか?交代でやるんだから二人でも三人も変わらないだろう)
漣「……」
潜水新棲姫(漣も同じことを考えていそうだな。収集がつかなくなったらそれを提案するか)
Y朝潮「……私が司令官の隣に相応しいんです!」
朝霜「バーカそれはあたいだ。司令はあたいのパパでもあるんだぜ?」
Y朝潮「そんなの誰でも言えます!本物の親子じゃないのは貴女も理解しているでしょう!」
朝霜「そんなの分かってんだよ。でも司令はあたいを受け入れてくれたんだ。お前と違ってな〜」
Y朝潮「ぐっ……!!」
572 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 19:50:26.50 ID:zDb60Ob30
Y朝潮「あのメンヘラ朝潮はどうにかなったと思ったら今度は朝霜が…!」
朝霜「はっ、そんなこと言ってる内はどうやっても無理だ」
Y朝潮「なんですか!?」
朝霜「ほら、諦めて部屋に戻ってろ。あ、た、い、が秘書艦代理だ」
Y朝潮「……納得いきません!!なぜ私は司令官に受け入れてもらえないんですか!」
朝霜「下心しかねぇ奴なんか無理に決まってるだろ」
Y朝潮「メンヘラ朝潮は!!」
朝霜「はぁぁ…よく司令はこれの相手してられたよな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
573 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 20:02:25.27 ID:Cd7/Rt5y0
「ギネス世界記録に挑戦しよう」なんてんで、
駆逐艦娘全員で秘書艦をやろうと漣が提案
574 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 20:04:39.13 ID:vGba0D2yO
口の悪さは心の汚さ
取り繕っていても他人は見ているし、切羽詰まった場面で化けの皮が剥がれるぞと注意する潜水ちゃん
575 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 20:05:01.17 ID:UWNkFLmDO
改めて諭すように朝霜が
S朝潮はもう司令だけを見てるわけじゃない
あいつは変わったんだ
…あたいの先に行っちまったとボソリ
お前はまだスタート地点なのさと
576 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 20:13:02.39 ID:zDb60Ob30
朝霜「あの朝潮はもう司令だけを見てるわけじゃねぇ、あいつは変わったんだ」
Y朝潮「そんなの…!」
朝霜「……あたいの先に行っちまったんだよ」
Y朝潮「…先?」
朝霜「あたいは司令の優しさにつけ込んで体の関係まで持ち込んだ。口に出せば最低な奴だよ」
朝霜「でも…それでも司令は受け入れてくれた」
Y朝潮「…同情ですか」
朝霜「あたいは司令と出会って無かったら早霜に殺された。あたい一人どころか何人も巻き込んで死んでたかもしれねぇんだ」
朝霜「司令が優しいって意味、分かるだろ」
Y朝潮「……」
577 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 20:16:39.21 ID:zDb60Ob30
朝霜「あたいは司令が居なくなったら死ぬ。口だけじゃなくて本気だ」
朝霜「幻肢痛に死にそうな時、司令が居るから我慢して生きようとするんだよ。司令が居なきゃ死んだ方がマシだ」
Y朝潮「……」
朝霜「…お前はまだスタート地点なんだ。司令に拘る必要なんか無いだろ?」
Y朝潮「……」ガチャッ
朝霜「無言か…ま、別にいいけどな」
潜水新棲姫「終わったか」
朝霜「ま、こんなもんだよ。漣、書類にはちゃんと書いといてくれよ〜」
漣「…了解です」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
578 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 20:31:23.89 ID:uKHMnkm+o
ガチャッって帰ってきてじゃあ席を増やしましょう!このスタート地点からどこへ向かうにしても今の気持ちは嘘じゃないので!
漣「ガッツありますね〜」
朝霜「根性だけは見習うとこあるかもな〜」
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 20:35:11.97 ID:xD1Ah5k5o
>>578
580 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 20:42:54.73 ID:zDb60Ob30
ガチャッ
潜水新棲姫「ん?」
Y朝潮「じゃあ席を増やしましょう!!」
漣「は…?」
Y朝潮「確かに私はまだ進んでいません。でもこのスタート地点からどこにでも行けるんです!」
朝霜「お前……」
Y朝潮「この気持ちに嘘はありません!!それだけは確かです!」
漣「なんというか…ガッツはありますね〜」
朝霜「この根性だけは見習うとこあるかもな…」
581 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 20:49:34.41 ID:zDb60Ob30
ーー医務室
漣「…で、めでたくY朝潮さんも秘書艦代理になりましたとさ」
提督「…そうか」
漣「ご主人様、分かってるとは思いますが簡単に手なんか出さないで下さいよ」
提督「当たり前だ」
漣「漣が居るとはいえ、強引な手を使うかもしれません。S朝潮さんが大人しくなった今、要注意人物のトップですからね」
提督「……大丈夫なはずだ」
漣「春雨の件がありましたから不安しか無いんですよ。力づくでならご主人様を襲えるって分かったんですから」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
582 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 20:57:53.45 ID:/363Ag6YO
ふんすと秘書艦の仕事を勉強してるY朝潮
朝霜と皐月も付き合ってる
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 21:10:51.90 ID:uKHMnkm+o
>>582
やるからには足を引っ張りたくありません!(ふんすふんす
584 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 21:19:42.66 ID:zDb60Ob30
ーー
Y朝潮「……」
漣「様子はどうですかな〜っと」
皐月「ちゃんと頑張ってるよ」
朝霜「何回か経験はあるんだろ?そこまで苦労することも無さそうだぜ」
Y朝潮「やるからには司令官の足を引っ張りたくありません!」ふんす
漣「こっちとしてはちゃんと仕事をしてくれるなら問題ありませんよ」
Y朝潮「司令官とお仕事!一緒に、共同作業!」ふんすふんす
皐月「興奮し過ぎないで頑張って〜」
漣「……すいませんちょっと」
朝霜「ん……」
585 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 21:26:01.48 ID:zDb60Ob30
漣「Y朝潮さんですけど、正直どう思いますか?」
朝霜「…このままだと司令とヤることはやるだろうな」
漣「ご主人様のことですもんなぁ…」
朝霜「あたいが同情誘ってんのと同じで、あれだけ言い続けてたら流石に無視できないだろ」
漣「Y朝潮さんに好都合といいますか、龍驤さんが帰ってこない今なら…」
朝霜「あり得るな……」
漣「一番最悪なのは避妊せずに一発ツモです。それだけは絶対に避けますよ」
朝霜「そうなったらあたいは首吊って死ぬ」
漣「執務室やY朝潮の部屋に避妊具を常備しておきましょう。大量に購入してますからいくらでも余りはありますぜ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
586 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 21:46:48.32 ID:/363Ag6YO
提督は霞のとこへ
色々騒がしくしてしまったなと寄り添って霞だけでなくお前もなとお腹なでなで
(艦娘の子は成長早いってどのくらいだっけ?)
587 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 21:51:50.20 ID:xD1Ah5k5o
>>586
霞ちゃんまだ本調子じゃないので心地よさそうにされるがまま
(半年位だっけ?)
588 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 21:58:50.70 ID:zDb60Ob30
ーー霞の部屋
提督「色々騒がしくしてしまったな」
霞「騒がしいのは慣れてるわよ」
提督「霞だけじゃなく…こっちもな」なでなで
霞「ん……」
提督「また少し大きくなったな」
霞「えぇ……艦娘の子ども…現代艦娘なら半年以内には生まれるもの」
提督「そうか…この中に俺の子どもが……」なでなで
霞「ん…ふふ……」
589 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 22:03:50.47 ID:zDb60Ob30
提督「気持ち悪かったか?」
霞「逆よ。心地良くて…安心してたわ」
提督「……辛い時に何度も心配をかけてしまったな」
霞「そうね。意識不明で倒れたり、怪我をさせられたり…不安でしか無かったもの」
提督「…すまない」
霞「ふふ…その分いっぱい愛してね?」
提督「……あぁ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 22:19:55.48 ID:xD1Ah5k5o
榛名「まだ安定期じゃないですよ! 勝手は榛名が許しません!」
二人(そんなつもりないんだけどなぁ)
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 22:27:23.68 ID:uKHMnkm+o
>>590
お姉さまは気が早すぎよ…
ガラガラと哺乳瓶持ってイメトレしてる榛名
592 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 22:32:04.45 ID:zDb60Ob30
バターン
榛名「話は聞きましたよ!!」
霞「お姉さま…」
榛名「霞ちゃんはまだ安定期じゃないんですよ! 勝手は!榛名が!許しません!」
提督「そんなつもりは無かったんだが…」
霞「そうよお姉さま」
榛名「エッチなことをする前に!ちゃんと赤ちゃんのことを考えて下さい!」
霞「言うことは合ってるけど、少し気が早過ぎよ」
593 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 22:37:11.91 ID:zDb60Ob30
榛名「これは!赤ちゃんをあやすのに必須なんです!」
提督「ガラガラは分かるが…」
霞「お姉さま、その哺乳瓶に入ってるのは牛乳よね?」
榛名「いいえ、雲龍さんのミルクです!」
提督「……」
榛名「中身もリアルな方が練習になるんです!」
霞「…誰に飲ませるの?」
榛名「練習なので霞ちゃんに…!」
霞「司令官、お願い」
提督「榛名……気持ちだけは受け取っておく」グイッ
榛名「あぁ、そんな!」
提督「霞のことは任せてくれ。だから榛名も部屋で大人しく…な?」グイグイッ
榛名「霞ちゃん!霞ちゃん〜〜!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 22:50:00.28 ID:HcnKDbAkO
雲龍にもとりあえず侘びに行っておく
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 22:57:29.32 ID:ObjgZ5Efo
>>594
榛名が張り切りすぎてるのに付き合ってくれて申し訳ないってしてたら
これくらいお安い御用よと言われちゃう
596 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 23:06:38.61 ID:zDb60Ob30
ーー
提督「雲龍…すまなかった」
雲龍「これくらいお安い御用よ」
提督「無理に付き合う必要は無いんだぞ?」
雲龍「本当に嫌なら嫌だって言うから平気」
提督「なら良かったんだが…」
雲龍「龍驤さんが居なくて母乳を飲む人が少なくなって、胸も張ってたから丁度良かったのよ」
提督「……」
雲龍「体を貸せっていうなら断ってたけど、母乳なら安いものよ」
597 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 23:11:09.69 ID:zDb60Ob30
雲龍「それより提督、あの話を聞いたわよ」
提督「何がだ?」
雲龍「Y朝潮が秘書艦代理をやるんでしょ」
提督「…そうなってしまったな」
雲龍「彼女、提督の事が好きなのよ」
提督「…そうだな」
雲龍「……私も提督を支えたいのだけど」
提督「……」
雲龍「このロリコン」
提督「待ってくれ…」
雲龍「あの時、私に言ったことは嘘だったの?」
提督「違う……そうじゃないんだ」
雲龍「簡単には許さないわよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
598 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 23:22:59.68 ID:/363Ag6YO
雲龍も秘書艦代理に就任!
女磨きの道に引き込んでY朝潮の手綱も握ってくれてる模様
Y朝潮、秘書はできるウーマンよ。
はい!
599 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 23:24:12.08 ID:xyW2EimR0
提督の珍宝が空打ちするまでおしゃぶり&ごっくんし続ける雲龍
最後に「今日はこのくらいで許してあげる また今度、ね?」と言って荒い呼吸を続ける提督から去っていく
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 23:28:24.14 ID:uKHMnkm+o
>>598
なんだかY朝潮にもいい感じに影響与えてくれてますなと漣
601 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 23:35:25.33 ID:zDb60Ob30
ーー数日後
雲龍「……」
Y朝潮「……」
漣「ご主人様〜秘書艦代理が増えて良かったですな」
提督「……」
漣「ぶっちゃけ二人以上なら変わらないんですから、もっと早くこうするべきだったんですよ」
提督「そうかも…しれないな」
漣「雲龍さんなんか一番お世話になってるじゃないですか。普通なら真っ先に秘書艦代理をやってもらう存在ですよ」
提督「……」
漣「分かってますよ、ご主人様はロリコンですから揺れる胸よりまな板を見て仕事したかったんですよね」
提督「…………違う」
602 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/22(火) 23:39:18.10 ID:zDb60Ob30
雲龍「Y朝潮、秘書艦はできる女じゃないといけないの」
Y朝潮「できる…ウーマン…」
雲龍「それは恋愛でもそう。いつでも気持ちを曝け出すのは効果が薄いの」
Y朝潮「なるほど…!」
漣「Y朝潮さんにもいい影響があるみたいですし、雲龍さんが秘書艦代理は必要でしたな」
提督「…そうか」
漣「Y朝潮さんもS朝潮さんみたいに、気持ちを整理してくれたら一番なんですけどねぇ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 23:49:27.54 ID:H2stklFso
何人増えても一番はあたいだけどな〜
余裕の発言は朝霜
けど提督の膝上で体擦り付けながらのそれは強がりでは…?と漣
604 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/22(火) 23:59:38.71 ID:ObjgZ5Efo
雲龍の生活をリスペクトしたY朝潮のできる女ロードが今始まる
605 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/23(水) 00:15:01.28 ID:OYzdtboE0
ーー
Y朝潮「……」
漣「Y朝潮さん…何というか、変わりましたな」
朝霜「雲龍の奴、余計なことしやがって」
漣「横須賀に来れるくらい元々のスペックは高いんですよ。それを活かし切れてなかっただけって感じでしたね」
朝霜「……正直あたいと比べてどうだ?」
漣「勝負になりませんよ。朝霜さんはただ甘える面倒な女ですもん」
朝霜「…パパは渡さねぇ」
漣「ならそれ相応の努力が必要ですな」
朝霜「早霜…………」
漣「あのサイコさんに色々と学ぶ……最狂の艦娘が誕生しそうですな」
ーー
606 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/23(水) 00:21:05.03 ID:OYzdtboE0
ーー
八島「あ、あーー聞こえる?」
八島「やっほーあたしだよ」
八島「あのね〜突然出てきて何が言いたいのかって言うとね…」
八島「昨日のどれとは言わないけど、オチっていうか核心部分を当てられたからある日突然更新休むかもって話」
八島「見なかったことにしておくのもいいんだけど、縦読み当てた人も居るしそのままなのはちょっとなぁって思って」
八島「まあこれはさ、一応安価で進行するからオチを安価にしてもいいんだけど、それだと…さ」
八島「まだどうなるかは分かんないよ。でも知っといて欲しかったからさ」
八島「勘違いしないで欲しいんだけど、色々考えて書き込んでくれるのは嬉しいんだよ。これはあたしのエゴっていうのかな…」
八島「…昔さ、オチを当てられた状態でそのまま突っ走ったら軽く燃えちゃったんだよね」
八島「別のオチを思い付いたらそっちに変えるけど、それにちょっと時間がかかるかもって話」
八島「もしそのまま行くとしても……燃やさないでね?」
八島「以上八島でした。長々とごめんね〜」
ーー
607 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/23(水) 00:21:43.81 ID:OYzdtboE0
今日はここまでです
コメントなどあればお願いします
608 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/23(水) 00:24:47.88 ID:SSrBKcMmO
乙でした
なるほどね〜まってま〜す
609 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/23(水) 00:31:32.02 ID:41gpElQDO
お疲れ様でした
わたし松輪いつまでも松輪
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/23(水) 00:59:54.33 ID:IUiugoK+o
推測や謎解き的な要素もありつつやってるからそのまま行っても燃えたりはしないと思うけどね
むしろ萌えたい
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/23(水) 01:08:37.29 ID:ba9zXMkHo
おつ
連絡了解…いや、やの字がこう言ってると言う事は靄すべきなのか?(目ぐるぐる)
やっぱりよく読めてる人すげえなぁ
朝霜も特務艦の意地見せろ
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/23(水) 13:21:24.74 ID:CD5fy/AYO
おつ
誰かが核心をついたってことは既に出てるのは重要ではなかったとか?
>>557
のポーラ「足りないものが‥‥」は富士というか始まりの艦娘の台詞だったからそれが何かあると思ってた
613 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 19:28:13.24 ID:cgMunbGj0
ーー横須賀鎮守府、執務室
提督「メディアの取材か…」
皐月「龍驤さんが成虫を倒した動画って結構衝撃的だったみたい」
Y朝潮「広報は白鶴こと翔鶴さんと雷が色々とやっているようですが、それとは別に龍驤さんを取材したいそうです」
皐月「どうする司令官?本当のことを言う?」
提督「……」
Y朝潮「私は取材を拒否するのが最善だと思います」
皐月「そんなことしたらまたイメージが悪くなっちゃわない?」
Y朝潮「龍驤さんは精神を病み入院中と答えるより、そっちの方がまだマシです」
皐月「そうかもしれないけど…」
614 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/09/24(木) 19:33:26.71 ID:cgMunbGj0
Y朝潮「そもそも下手に取材を受けてボロが出たらどうするんですか。成虫を倒したのは菊月さん達なんですよ」
皐月「……」
Y朝潮「取材依頼は断っておきます。それでいいですね?」
提督「……」
Y朝潮「司令官」
提督「……あぁ」
Y朝潮「私達のイメージは最悪なんです。それを頭に入れておいて下さい」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
615 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 19:50:32.16 ID:W2KoiTBDO
断りの電話を取ったのは以前の女記者
逆に心配になりプライベートとして訪ねてくる
616 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 19:54:14.38 ID:3lXIYTVqO
>>615
617 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 20:15:51.72 ID:cgMunbGj0
ーー
女記者「断られるものだと思ってなかったから驚いたわよ」
提督「龍驤には会わせられない理由がある」
女記者「話を聞くのも無理なの?」
提督「…そうだ」
女記者「思ったより深刻みたいね…」
提督「……」
女記者「前に書いた貴方達の記事の反応が良かったから、また書こうと思って取材を申し込んだのよ」
提督「それは有難かったが、龍驤は無理だ」
女記者「仕方ないわね…」
618 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 20:19:49.51 ID:cgMunbGj0
女記者「ならプライベートで会わせてもらえない?こうやって貴方に会いに来たみたいに、龍驤にも会いたいの」
提督「それも無理だ」
女記者「あら貴方って束縛するタイプなの?そういうのって嫌われるわよ」
提督「……」
女記者「…貴方、指輪はどうしたのよ。何故右手に?」
提督「…事情がある」
女記者「意外ね…全てを曝け出した彼女を受け入れた貴方が…いえ、これで普通なのかしら」
女記者「二股をかけられておいて許すだなんて普通じゃないもの。余程のことが無いと…」
提督「悪いが……今日は帰って欲しい」
女記者「…そうね、また日を改めさせてもらうわ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 20:40:51.16 ID:w/SA1BZPo
ただでは帰りたくない女記者さん、取材受けてくれそうな子を探す
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 21:04:13.62 ID:B3GMqL4yo
>>619
雲龍さんに白羽の矢が
できる女は突然のインタビューもこなしちゃう
621 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 21:15:25.42 ID:cgMunbGj0
ーー
女記者「せっかく鎮守府に入れてもらったんだし、タダじゃ帰れないわね」
女記者「艦娘にインタビューするだけじゃ物足りないけど、横須賀の艦娘なら読者も納得してくれるはず」
女記者「誰か……ピンとくるような艦娘は…」
雲龍「……」
女記者「…彼女ね」ニヤッ
女記者「あの艦娘…雲龍から何か引き出せそうな気がするわ」
622 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 21:18:06.88 ID:cgMunbGj0
女記者「少しいいかしら?」
雲龍「…………元深海棲艦の…記者」
女記者「私のことを聞いてたのね。なら話は早いわ」
雲龍「何をしに来たの」
女記者「プライベートで会いに来た人が居たんだけど都合が付かなかったのよ。タダで帰るのは惜しいと思って」
雲龍「それで?」
女記者「貴女にインタビューさせて欲しいの。突撃ってやつね」
雲龍「…ええ、構わないわよ」
女記者「流石は横須賀の艦娘ね。じゃあ色々と聞かせてもらうわよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
623 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 21:35:41.74 ID:3lXIYTVqO
インタビューで雲龍の魅力を引き出す女記者
記者としての腕はとてもいい模様
624 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 21:36:00.21 ID:w/SA1BZPo
提督に心酔しているのは抑え気味に受け答え
なおバレる模様
625 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 21:42:51.72 ID:cgMunbGj0
ーー
雲龍「これで良かった?」
女記者「ええ、バッチリよ。いい記事が書けそうだわ」
雲龍「そう」
女記者「やっぱりここの提督は随分と艦娘に気に入られてるのね」
雲龍「そうかしら」
女記者「まさかと思うけど…あれで隠してるつもり?」
雲龍「さぁ」
女記者「街の人の為に戦うとか綺麗ごとは言えるけど実際にはそうじゃない。赤の他人の為に命なんか賭けられない」
女記者「でも貴女達は提督の為に戦えている。他の鎮守府ではこうはいかないわよ」
雲龍「……」
626 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 21:45:33.92 ID:cgMunbGj0
女記者「これは忠告だけど、心酔し過ぎるのは良くないわよ」
雲龍「そう…」
女記者「あの提督は簡単には裏切らない。そんなことをするくらいなら死を選ぶ」
雲龍「そういう人よ」
女記者「でも唯一、貴女達を裏切る可能性がある」
雲龍「……」
女記者「貴女のインタビューにも何度も名前が出てきた彼女よ」
雲龍「…龍驤さん」
女記者「教えて。彼女に一体何があったの?」
雲龍「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 21:58:12.21 ID:W2KoiTBDO
…知らない方がいいわ
貴女はある程度事情を知っているけどまだ「部外者」
だけどこれ以上知ればそうじゃなくなる
自分の生活や命を大切にしなさい
これは忠告のお返しと雲龍
628 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 22:07:12.31 ID:V9G9Ysbeo
>>627
629 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 22:12:03.96 ID:ff7LiNRRO
雲龍「知らない方がいいわ」
女記者「教えないじゃなくて、知らない方がいい…」
雲龍「貴女はある程度の事情を知っているけどまだ部外者。名前すら無い」
女記者「…?」
雲龍「 だけどこれ以上知ればそうじゃなくなる。貴女も…」
女記者「私も、何?」
雲龍「…貴女は陸に来て自分の生活を手に入れた。その命と一緒に大切にしなさい」
女記者「……」
雲龍「これは忠告のお返しよ」
女記者「…貴女達のことだから嘘は付いていないと分かる。けどあまりにも抽象的過ぎるわ」
630 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 22:19:40.89 ID:ff7LiNRRO
雲龍「陰と陽があるように、表と裏もあるの」
雲龍「画質の悪いテレビは誰も進んで見ようとはしない」
雲龍「日曜日だけだと世界は回らない…」
女記者「ちょっと待って、急にどうしたのよ?」
雲龍「撒散らしたペンキはバケツには戻らないのよ」
女記者「……」
雲龍「困るのは貴女。龍驤さんのことは忘れ…いえ、今は触れないで」
雲龍「レールのない電車はどこにでも進めるわけじゃない。それが無いと前にすら進めないのよ」
女記者「…そう」
雲龍「……」
女記者「龍驤のことは当分の間諦めてあげる。でも時が来たらちゃんと私を呼びなさいよ?」
雲龍「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
631 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 22:25:21.58 ID:w/SA1BZPo
取材のギャラで陸の美味しいお店に連れてってと言う雲龍
もういつもの調子に戻っている
632 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 22:28:25.17 ID:W2KoiTBDO
>>631
の後帰りがけに
あら…?見慣れない艦娘?かしら
ちょっとお話を…と今度は八島に声をかける女記者
あんた前はお姉ちゃんだったよね
これもまあ因果かとニタリと笑う
女記者が疑問符を浮かべていると側に居るS朝潮が「Y子さん」と呼ぶと八島はハッとした顔をしてごめんと残してさっさと立ち去る
633 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 22:50:59.84 ID:jzSN1fZO0
雲龍「……インタビューのギャラ」
女記者「え…あ。今は待ち合わせが……」
雲龍「なら今度美味しいお店に連れてって」
女記者「…えぇ、喜んで」
雲龍「それじゃあ」スタスタ
女記者「…さっきのは何だったの。言ってる意味も良く分からなかったし、あの虚ろな目…」
女記者「何かを隠して…はいない。そんな感情じゃなかった」
女記者「ただ一つ分かるのは…不用意に足を踏み入れれば死ぬということ」
女記者「戦艦に囲まれるより恐ろしいわね…」
634 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 22:56:39.02 ID:jzSN1fZO0
女記者「あら…?あれは見慣れない艦……娘…?」
女記者「ねぇ貴女、ちょっと話を…」
八島「…きひ」
女記者「貴女…は……」
八島「あんた前はお姉ちゃんだったよね」
女記者「…何の話?」
八島「きひひ、これもまあ因果かなぁ」ニヤッ
女記者「……?」
S朝潮「×子さん」
八島「…」ビクッ
S朝潮「×子さんの欠片は私の中に居るのを忘れないで下さい」
八島「…ごめん朝ちゃん」
635 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/24(木) 23:00:17.03 ID:jzSN1fZO0
S朝潮「すいません記者さん、少し急いでいるので」
女記者「ま、待って…彼女は艦娘……なのよね?」
八島「…これ以上近づかない方がいいよ」
女記者「また…」
八島「さっきの意味も分かってないみたいだし、何より死にたくないでしょ?」
女記者「……」
八島「モブはモブらしく動いてなよ。それじゃあね」
S朝潮「……」ペコッ
女記者「さっきから何だって言うのよ……少し気味が悪いわ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/24(木) 23:44:28.01 ID:w/SA1BZPo
もよもよを抱えつつも雲龍のインタビューを記事化する女記者さん
提督は部下の信頼も厚いと一定の評価を得る
637 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 00:00:58.31 ID:rOzOl9eS0
>>636
638 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/25(金) 00:13:47.50 ID:Qhr8iMNd0
ーー
横須賀鎮守府の艦娘に突撃!
先日、私は横須賀提督と古くからの付き合いである艦娘、雲龍に突撃インタビューを行った……
女記者「……雲龍のお陰で記事にはなった。彼女は賢いから街の人達や世間が喜びそうな答えを言ってくれた」
女記者「この記事は一定の評価を得て、横須賀提督も部下思いの人間だと評価される」
女記者「記事としては合格。でも…これで会社の週刊誌が飛ぶように売れるかと言われればそうじゃない」
女記者「私は……何かを掴み損なった」
女記者「結果的にはそれで良かったのかもしれない。けど…一人の記者として後悔もある」
女記者「命…いえ、それ以上の犠牲を払わなければいけないこと……」
女記者「…………」
女記者「早く入稿しないと…締め切りに間に合わないわね…」
ーー
639 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/25(金) 00:15:38.84 ID:Qhr8iMNd0
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