【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その5【安価】

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366 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 20:10:31.27 ID:wvLrCKAA0
ーー蒼鎮守府


「あの話聞いた?」


「聞いた聞いた!」


「横須賀に栄転した蒼龍さんが来てくれるんだって!」


「蒼龍さんが来るなら安心できる」


「なんたってあの蒼龍さんだもんね!」


「これであの海域も支配海域にできそうだね」


「あと一人強力な空母が居れば十分戦える!」


「蒼龍さん以外にも重巡が来るって、これはもう勝ったも当然だよ!」
367 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 20:13:55.77 ID:wvLrCKAA0
蒼提督「はいはい無駄話はそこまで!」


「提督!」


蒼提督「蒼龍が来るのは心強いけどそれに甘えてちゃ意味ないよ!」


「確かに…」


「蒼龍さんに情けない所は見せられないや!」


蒼提督「ほらさっさと訓練に戻る!」


「「「はい!」」」ダダダッ


蒼提督「全く…蒼龍が来るってだけで浮かれてちゃどうしようも無いね」


蒼提督「それにしてもあの蒼龍がねぇ…横須賀は知ってて寄越したのかしら?」


蒼提督「ま…戦力になってくれるならこっちは問題ないけど」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 20:26:08.32 ID:sw93OUrDO
蒼龍とポーラが到着
歓迎されるがやたらお菓子を渡される
蒼龍さんこれ好きでしたよね!とか食べてる姿がかわいいとか
しかし蒼龍は渋い顔
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 20:35:51.50 ID:PPnNX0yno
>>368
渋い顔はすぐに引っ込むけど
この子達私を優しい良いお姉さんだとずっと思ってるのよ!とポーラに後で漏らすくらい良心グサグサ来てる
370 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 20:41:58.56 ID:wvLrCKAA0
ーー数日後


「「「蒼龍さん!!」」」


蒼龍「…皆んな久しぶりね」


「蒼龍さんこれ好きでしたよね!良かったら食べて下さい!ー


蒼龍「…ええ」


「あの食べてる可愛い姿をまた見たいな…」


蒼龍「……」


「貴女も強いんですか?」


ポーラ「それなりですね〜」


「ふーん…」


「やっぱり蒼龍さんが一番だもんね!」


蒼龍「……」
371 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 20:44:33.46 ID:wvLrCKAA0
ーー


ポーラ「いやぁ〜熱烈な歓迎でしたね〜」


蒼龍「……ポーラ」


ポーラ「はい〜?」


蒼龍「あの子達は…私を優しくて良いお姉さんだとずっと思ってるのよ…」


ポーラ「そうでしょうね〜」


蒼龍「……」


ポーラ「あんな純粋無垢な子達を〜上手に騙しましたね〜」


蒼龍「…!!」


ポーラ「こう言われた方が〜楽ですよね〜」


蒼龍「………そうね、そうかもしれないわね」
372 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 20:46:57.69 ID:wvLrCKAA0
ポーラ「馬鹿みたいに〜全てをさらけ出す必要もありません〜支援に来てる間だけでも〜良いお姉さんを演じて下さいね〜」


蒼龍「…分かったわ」


ポーラ「それじゃあ提督さんに〜ご挨拶に行きましょう〜」


蒼龍「提督って…」


ポーラ「もちろん蒼提督のままですよ〜」


蒼龍「……」


ポーラ「実際にお会いするのが楽しみです〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 20:50:16.59 ID:sw93OUrDO
執務室に向かう途中
提督も女性で男の目がまったく無い鎮守府
ある意味無法地帯だった
廊下に下着が干してあるのを見てさすがのポーラもちょっと引いてる
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 20:56:09.22 ID:IknMniI7O
>>373を見かけながら蒼提督のところへ行くと
ようこそというべきかおかえりと言うべきか我が元エースと迎えられる
375 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 21:02:21.09 ID:wvLrCKAA0
ポーラ「……これは?」


蒼龍「気にしないで、この鎮守府独特の文化みたいなものだから」


ポーラ「廊下の至る所に下着を干してあるのが?」


蒼龍「ここは憲兵も居ないし提督も女性。男の目が無いのよ」


ポーラ「だからってこれは……」


蒼龍「お風呂あがりに全裸なんかありきたりよ。それどころか部屋では皆んな服なんか着たないんじゃないかしら」


ポーラ「横須賀よりアレな鎮守府があるだなんて…」


蒼龍「昼間から喘ぎ声が聞こえる横須賀も大概よ」
376 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 21:06:40.39 ID:wvLrCKAA0
ーー執務室


蒼提督「ようこそ…というべきよりおかえりと言うべきね。元エースさん」


蒼龍「…お久しぶりです」


ポーラ「横須賀鎮守府から支援要請を受けてやってきたポーラと蒼龍です〜」


蒼提督「ありがとう。早速で悪いけど貴女は席を外してもらえるかしら?」


ポーラ「その必要はありませんよ〜」


蒼提督「どうして?」


ポーラ「ポーラは〜全部知ってますから〜」


蒼提督「そう、やっぱり確信犯だったのね。横須賀はやっぱりそういう鎮守府なのよ」


ポーラ「違いますぅ〜事情を知ってるのはポーラだけなんです〜」


蒼提督「信じられるはず無いでしょ。貴女が知ってて横須賀が知らないはず無い」


ポーラ「ポーラの口は〜ワインのコルクより硬いんですよ〜」


蒼提督「意味が分からないわ」
377 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 21:09:41.55 ID:wvLrCKAA0
ポーラ「だって〜あんなことを横須賀の人達に言いふらしても〜何も得しませんよ〜」


蒼提督「…そうね、確かにそうかもしれないわね」


ポーラ「ちらっとは言っちゃいましたけど〜何があったのかは推測できないようにしておきました〜」


蒼提督「貴女は一体何者?」


ポーラ「えへへへへ〜」


蒼提督「…まぁいいわ、事情を知ってるならそこに居てもいい」


ポーラ「はい〜」


蒼提督「蒼龍」


蒼龍「…………はい」


蒼提督「安価」


下2 台詞やその他起こったことなど
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 21:13:03.88 ID:sw93OUrDO
あの一目惚れして追いかけていった監査官とはその後どうなったの?

ああ…あの浮気男の事ですか…(ハイライトオフ
視察の先々で現地妻作りまくってたんですよあのクズ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 21:34:59.44 ID:MY8bT3n0o
>>378
380 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 21:44:02.09 ID:wvLrCKAA0
蒼提督「あの一目惚れして追いかけていった監査官とはその後どうなったのよ」


蒼龍「あの…浮気男の事ですか……」


蒼提督「はぁ……だからやめとけって言ったのよ」


蒼龍「視察の先々で現地妻作りまくってたんですよあのクズ!」


蒼提督「知らないわよ」


蒼龍「私は…あんな男の為に……!」


蒼提督「この鎮守府を捨てた。書類やら何やら色々と誤魔化した甲斐があったんじゃないの?」


蒼龍「……」ギリッ


蒼提督「私の情けで皆んなは真実は知らないまま。どうせ帰ってくることは無いと思っていたのもあるけど」


蒼龍「…私だって帰ってくるつもりはありませんでした」
381 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 21:51:29.76 ID:wvLrCKAA0
ポーラ「嘘が誠になって助かったのは〜貴女もですよね〜」


蒼提督「何のこと?」


ポーラ「蒼龍さんが出て行った時に〜皆んなには栄転だって嘘付きました〜」


蒼提督「……どこまで知ってるの?」


ポーラ「全部です〜」


蒼提督「どこまでって聞いてるの」


ポーラ「ここを出ていって所属無しになった蒼龍さんが〜いつの間にか別の鎮守府に異動になってた所も知ってます〜」


蒼龍「え……」


ポーラ「貴女は優しい人なんですね〜」


蒼提督「……」


蒼龍「なにそれ……私…知らない……」


ポーラ「そうですよね〜帰る所の無くなった蒼龍さんは〜幹部さんを頼ろうとしました〜けど〜君には帰る場所があるって言われたんですよね〜」


蒼龍「幹部さんが……所属先を決めてくれたんじゃ…」


ポーラ「違いますぅ〜全部蒼提督が裏でやってくれてたんですよ〜」


蒼龍「提督が……どうして……?」


蒼提督「安価」


下2 台詞やその他起こったことなど
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 21:52:46.79 ID:PPnNX0yno
言わせないでよ…バカ
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 21:59:50.21 ID:IknMniI7O
蒼龍がそんなことになったらあの子達も悲しむじゃない
別に蒼龍のためなんかじゃないんだから!

提督…!

仲は良さそうですね〜
384 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 22:08:44.56 ID:weu8WH5PO
蒼提督「……あの子達が悲しむじゃない」


ポーラ「そうですかねぇ〜」


蒼提督「べ、別に蒼龍のためなんかじゃない……わよ…」


蒼龍「提督……」


ポーラ「えへへ〜やっぱりポーラは席を外しますね〜」


蒼龍「あ……」


ポーラ「積もる話もあると思いますよ〜」


蒼龍「……うん」


ポーラ「じゃあごゆっくりと〜」ガチャッ
385 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 22:11:26.58 ID:weu8WH5PO
ポーラ「お二人は仲が良さそうでよかったです〜」


ポーラ「廊下に下着が干してあるのはどうかと思いますけど………とにかく〜これで蒼龍さんも心配ありませんね〜」


ポーラ「さて〜それじゃあポーラもやりたいことをしましょう〜」


ポーラ「この近くにはアレがあって……」


ポーラ「ふん、ふん……」


ポーラ「…よし。ポーラも動きましょう〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 22:16:58.73 ID:MY8bT3n0o
ポーラによる横須賀鎮守府の評判聞き取り
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 22:40:13.06 ID:U/T2j/vHo
練度確認のため蒼龍とポーラを組み込んだ艦隊で演習を
388 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 22:46:51.81 ID:weu8WH5PO
ーー演習場


ポーラ「あの〜ポーラはやることが…」


蒼龍「まずは私達がどれだけやれるかを見たいそうよ」


ポーラ「だからって…」


蒼龍「貴女が何をしようが私は干渉しない。でも私達の本来の仕事を忘れないで」


ポーラ「……分かりました」


蒼龍「今日は珍しく素面なんでしょ、頼りにしてるわよ」


ポーラ「はい〜」


ポーラ(本当はワイン飲みましたけど、気付いてないなら言う必要はありませんね)
389 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 22:50:54.70 ID:weu8WH5PO
蒼龍「数では負けてるんだから油断しないで!」


ポーラ「二対六のハンデ戦くらい〜なんてことありません〜」


蒼龍「機動力では負けてることを頭に入れて」


ポーラ「勿論です〜」


蒼龍「後は…」


ポーラ「向こうの旗艦から叩く、ですね〜」


蒼龍「…そうよね、横須賀に配属されるくらいの実力はあるんだものね」


ポーラ「旗艦の蒼龍さん〜お願いします〜」


蒼龍「情けない所は見せられないのよ、完全勝利でいくから!」バシュッ


下2 この後の展開やその他起こったことなど
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 22:57:40.01 ID:PPnNX0yno
負けないけれど自分がいなくなってからの成長を確かに感じる蒼龍
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 23:12:38.40 ID:sw93OUrDO
>>390の後
見慣れない子が居るわね
私が出て行った後に入った子かしら?と蒼龍
この子ドロップ艦娘なんですよ!珍しいでしょ?と他の艦娘が
392 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 23:18:48.33 ID:VkebXK7C0
ーー


ポーラ「やっぱり勝ちましたね〜」


蒼龍「…皆んな成長してた」


ポーラ「はい〜ノーダメージとはいきませんでしたね〜」


蒼龍「この私に一撃当てるなんて。私が居た頃に比べたら…」


ポーラ「皆さん頑張ったんですよ〜」


蒼龍「……」


ポーラ「そういえば〜ポーラの知らない子が居ましたね〜」


蒼龍「確かに…見慣れない子が居たわね。私が出て行った後に配属された子かしら?」
393 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 23:22:44.67 ID:VkebXK7C0
「蒼龍さんやっぱり凄いです!」


蒼龍「ありがとう。それより今演習に出てたあの子って…」


「あの子はドロップ艦なんですよ!珍しいですよね?」


蒼龍「ドロップ…それは知らなくて当然だわ」


ポーラ「その話詳しく聞きたいです〜」


蒼龍「ポーラ?」


ポーラ「蒼龍さんの歓迎会があるんですよね〜私も参加しますから、その時に色々教えて下さい〜」


「もちろんですよ!」


蒼龍「貴女、用事がどうとか言ってなかった?」


ポーラ「ポーラは〜より実入りのありそうな方を優先するんですよ〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 23:37:03.05 ID:MY8bT3n0o
絡んで相手を酔い潰しながら色々聞き出していくポーラ

(駆逐艦って飲めましたよね…?)
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 23:38:42.44 ID:PPnNX0yno
>>394
ポーラは飲めば飲むほど好調になってく
お酒はポーラの燃料なんです〜
396 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 23:47:57.76 ID:VkebXK7C0
ーー


「それれぇ〜気付いたらぁ〜あの子がドロップしてたんれすぅ〜」


ポーラ「なるほど…ありがとうございました」


「んえぇぇ〜〜」


ポーラ「やっぱりドロップには規則が…でも条件を満たしてもドロップしない時も…」ぶつぶつ


蒼龍「ポーラぁ…」


ポーラ「…蒼龍さ〜ん酔ってますね〜」


蒼龍「飲まされまくって…もう…」


ポーラ「仕方ありませんね〜」


蒼龍「駆逐艦達も…ベロベロよ…」


ポーラ「お疲れ様です〜」
397 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 23:52:27.98 ID:VkebXK7C0
蒼龍「貴女は…駆逐艦を酔わせて…何を…」


ポーラ「ちょっとした情報収集ですよ〜」


蒼龍「程々に…しなさいよ…」


ポーラ「もちろんです〜」


蒼龍「それにしても… 貴女…どれだけ飲んでるのよ…」


ポーラ「お酒はポーラの燃料なんです〜」


蒼龍「なによ…それ…」


ポーラ「飲めば飲むほど調子が良くなるんです〜!」


蒼龍「信じられないけど…その様子を見たら…嘘じゃ無いんでしょうね…」


ポーラ「あははは〜!」
398 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 23:55:00.71 ID:VkebXK7C0
ーー


ポーラ「皆んな酔い潰れて寝ちゃいましたね。あれだけ飲んで騒いだら当然です」


ポーラ「さて〜これからはポーラの時間ですね〜」


ポーラ「朝までには帰れるように〜素早く済ませましょう〜」


ポーラ「…とその前に残ってるお酒を〜」グイッ


ポーラ「……ぷはぁ〜!」


ポーラ「燃料満タン〜出発〜!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:03:02.53 ID:3R78ZR3DO
そんなポーラが僅かな敵意を感じ取る
視線を向けると件のドロップ艦娘が居た
気のせいか眼がオーラを纏っているように見えたがすぐに立ち去ってしまった
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:09:18.22 ID:6U3by+0vo
この近辺で不穏な組織の芽がないかの調査
大きくなる前に美味しいお酒が飲めるように指導することでラブアンドピース
401 : ◆I4lwDj9Dk4S2 :2020/09/18(金) 00:18:43.48 ID:W1vHBDsJ0
ーー


ポーラ「旧大本営派全て滅んだわけじゃありません。あの組織だってそうです」


ポーラ「日本の各地に散らばって力を蓄えようとしている。そんなことは許しません〜」


ポーラ「不穏な芽がないか調べましょう〜芽は育つ前に摘み取るんです〜」


ポーラ「もし変なことを考えてたら〜皆んなで美味しいお酒が飲めるように考えを直してもらいましょう〜」


ポーラ「こんな都会から離れた場所は〜目立ちませんから隠れるには好都合ですらかね〜」


ポーラ「……やりましょう」
402 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/18(金) 00:23:01.23 ID:W1vHBDsJ0
ポーラ「情報によるとこの地域に怪しい集団がいるそうです」


ポーラ「それが旧大本営や組織に関係するなら対処しないといけません」


ポーラ「またあんなことになったら皆んなでお酒なんか飲めませんからね〜」


ポーラ「説得が無理なら仲間に入れてもらって、少しずつ情報を引き出しましょう」


ポーラ「そもそも何も無ければいいんですけど〜」


ポーラ「…この辺りですね」


ポーラ「何もないのが一番ですけど、どうでしょうか〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:35:26.85 ID:3R78ZR3DO
監視カメラやトラップが仕掛けられているのを見付けるポーラ
割と厳重ですねぇ〜警戒心が高そうです〜
殲滅なら簡単ですけど手加減するとなると逆に大変かもしれません〜
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:37:48.20 ID:CRa468pmO
情報を辿った先、建物の中で出会ったのは日用品とかの内職をしてる深海棲艦達のコミュニティ

アッ、イヤッ、私タチハ怪シイモノジャ…
バカ!ソレハアヤシイ奴ガ言ウコトダ!
スミマセン…ゴ迷惑オカケシテマスカ…?

友好的だけどコミュニケーションがうまくない子達の為に仕事を取ってきてた子がいたら噂がジワジワ広がった様子
405 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/18(金) 00:48:31.79 ID:W1vHBDsJ0
ーー??


ポーラ「これは…?」


「アッ…!!」


「違ウ!私達ハ怪シイモノジャナイ!」


「バカ!ソレハ逆効果ダ!」


ポーラ「内…職……ですか?」


「ウ……ソウダ…」


ポーラ「どうして…こんなことを……?」


「オ前ハ…私達ノ敵カ…?」


ポーラ「……違いますよ〜」


「分カッタ…ナラ全テ話ス」
406 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/18(金) 00:56:42.54 ID:W1vHBDsJ0
ーー


ポーラ「それはまた…おかしなことになりましたね〜」


「私ガオ金ノ為ニ仕事ヲ始メタノガキッカケダッタ」


ポーラ「そうですねぇ、いくら友好的だと言ってもお金をもらえるわけじゃありませんからね〜」


「ソノ噂ガ広マッテ…気付イタラコンナコトニ」


ポーラ「うーん…」


「モシカシテ私達ハ迷惑ダッタカ?」


ポーラ「迷惑なんかじゃありませんよ〜」


「ナラ良カッタ」


ポーラ「……あっ!!」


「ドウシタ?」


ポーラ「あの〜…皆さんは普段どこに居るんですか?」


「コノ近クノ海域デ、近クニ隠レ家ガ…」


ポーラ「……最近この近くで深海棲艦の動きが活発に…そういうことだったんですね〜」
407 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/18(金) 00:59:52.17 ID:W1vHBDsJ0
ポーラ「安心して下さい、皆さんのことは何とかできるかもしれません〜」


「本当カ?」


ポーラ「確認ですけど〜艦娘には危害は加えませんね〜?」


「勿論ダ」


ポーラ「分かりました〜では鎮守府にご案内します〜」


「鎮守府ニ!?」


「大丈夫ナノカ?」


ポーラ「平気ですよ〜皆さん酔い潰れてまともに戦える人なんて居ませんから〜」


「ソレモソレデ、ドウナンダ」


ポーラ「細かいことはいいんです〜では鎮守府に向けて出発ですよ〜!」


ーー
408 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/18(金) 01:00:27.39 ID:W1vHBDsJ0
遅くまでありがとうございました


コメントなどあればお願いします
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 01:02:49.53 ID:8CW882aXo

最近殺伐とした展開と対応に悩む展開ばかりだったから、こう言うほんわか路線が一番嬉しい
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 01:07:34.30 ID:3R78ZR3DO
お疲れ様でした
シリアス安価なら割とすぐに思い付いてしまうけどほのぼのは逆に難しいと感じる
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 01:09:38.78 ID:3b5SYX82O
乙です
ほんわかすきすき
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 01:12:46.54 ID:bWhnsgtmo
乙乙
男の目まったく無いと恥じらい消えると言いますしね…
蒼龍過去が(比較的)穏健でほぅっとした、よかった…
413 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 18:20:01.05 ID:nFz4zn3Y0
ーー横須賀鎮守府


漣「それでは行ってきますねご主人様!」


提督「二人とも頼んだ」


潜水新棲姫「蒼龍達が向かった鎮守府に何人も深海棲艦が押し寄せるとはな」


漣「全員敵意は無いらしいんですけど、人数が多いので通訳的な存在が欲しいって蒼提督が半泣きになりながら連絡してきましたから」


潜水新棲姫「数人なら電話なんかでもいいが結構な人数が居るらしい」


漣「だから直接行くしかないってことですな」


提督「敵意の無い深海棲艦を無理に海に還す必要は無い。陸で生活できるようにしてやりたい」


漣「ご主人様の考えは分かってますよ。場合によっては何人か連れて帰ってくるかもしれませんぜ」


提督「構わない。とにかく彼女達を助けてやってくれ」
414 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/09/19(土) 18:22:37.71 ID:ePkEdDE7O
春雨「秘書艦は私に任せて下さい」


漣「本当なら任せられませんけど、そうも言ってられないんですよね」


潜水新棲姫「速吸が居るから大丈夫だ」


漣「…とにかく急いで来て欲しいとのことですので早速現地に向かいます」


提督「また何かあれば連絡してくれ」


潜水新棲姫「了解だ」


漣「それではちゃちゃっとすませてきましょうかね〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 18:32:51.96 ID:tDbRNLfxo
蒼提督の鎮守府では深海棲艦達がギラついた目でお掃除とか洗濯物かたしたりしてる
トンデモナイ!トンデモナイ!見ラレナイ所コソキチンシナクチャ!
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 18:36:05.53 ID:qB8AXyfTO
>>415
ああ〜どんどんキレイになっていく〜と悲しいのか嬉しいのかわからない悲鳴が
収納の使い方もなってないと教えられたりしてる
417 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 18:42:49.22 ID:nFz4zn3Y0
ーー蒼提督の鎮守府


蒼提督「なんなのよこれは…」


「次ハコレダ」


「コレハマダ洗イ足リナイナ」クンクン


「やめてぇ!!下着の匂いを嗅ぐのだけはやめて!」


「下着は放っておいていいからぁ…!!」


「トンデモナイ!見ラレナイ所コソ綺麗ニスル!」


「あんたなんかスカートすらはいてないくせに!!」


「コレハファッションダ!」
418 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 18:46:42.97 ID:nFz4zn3Y0
ポーラ「鎮守府がどんどん綺麗になりますね〜」


蒼提督「…もうすぐ横須賀から応援が来るのよ。それまで大人しく…」


ポーラ「じゃあ次は〜掃除をしましょうね〜」


「私モ手伝ウゾ」


蒼提督「ちょっと…」


「ああ〜……廊下が…鎮守府が…どんどんキレイになっていく…」


「オイ!艦娘ノ責任者ハオ前カ!」


「ひぃ!?」


「収納ノ使イ方ガナッテナイ!軽イ物ノ上ニ重イ物ヲ乗セルナ!」


「…ひぃぃ〜ん!」


蒼提督「…もうどうにでもなればいいわ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:06:52.46 ID:MR6oftZdo
部屋でもキチンと制服着ろvs部屋でくらいは好きにさせて 
の対立を蒼龍が仲裁してと泣きつかれる
蒼龍は(蒼龍も)部屋だらしない派なので何とかそちらを立てたい
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:13:42.57 ID:tDbRNLfxo
>>419
421 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 19:20:21.37 ID:nFz4zn3Y0
ーー


漣「あのですね、こっちはそこそこ急いで来たんですよ。それで最初に言われることがそれって…」


潜水新棲姫「喧嘩の仲裁か。しかも理由がしょうもない」


蒼龍「うるさいわね…部屋でくらい好きな格好をさせて」


「そうだそうだー!」


「流石蒼龍さん!」


漣「艦娘側が自由にさせろで、深海棲艦側はちゃんとしろと言ってると」


「部屋デモ服ヲ着ルノハ当タリ前」


漣「まあぶっちゃけ漣もそうだと思いますよ」


「裏切るのかー!」


漣「裏切るも何も…まあ気持ちは分かりますがそれじゃいけませんよ」


「何がだ!」


漣「蒼提督も含め、この鎮守府の艦娘にはあるものが足りません」


蒼提督「……」
422 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 19:24:50.99 ID:nFz4zn3Y0
潜水新棲姫「これを見ろ」キラッ


「指輪…!しかも左手の薬指!」


漣「漣にもありますよ」キラッ


「貴女は提督と…いや違う、深海棲艦のとデザインが同じ!」


潜水新棲姫「ワタシは漣の嫁だ」


「艦娘と深海棲艦が!?!?」


「しかも同性…」


漣「あ、漣は女で間違い無いですけどアレは生えてますよ」チラッ


蒼提督「ぶふぅ!!」


「な、は…えぇ!?」


漣「まぁ何が言いたいかって言うとですね、皆さんには女の要素がまるで無いんですよ」


漣「今の生活は楽かもしれませんけど……一生独身かもしれませんぜ?」


「「「!!」」」
423 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 19:28:34.26 ID:nFz4zn3Y0
潜水新棲姫「お前達みたいのを干物女というんだ」


「ひ、干物…!」


蒼龍「そうとは限らないんじゃないの。深海棲艦はただの綺麗好きなだけなんだろうし、部屋でだらし無くても男くらい…」


「ン……」モジモジ


蒼龍「は…?なによその反応」


「実ハ…ソノ……」


「男ナラ……」


蒼龍「……」バターン


「蒼龍さんが倒れたー!」


蒼提督「……」


「蒼提督も倒れてたーー!」


「医務室に運べー!」


漣「…帰っていいですかね」


潜水新棲姫「面白そうだからもう少しいよう」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:33:42.10 ID:2AxaTj9DO
割と辺境の鎮守府で街からも遠く出会いも無い
なるべくしてなったんだと蒼提督
なんかこう出会いの場を提供してくれないかしら!?と漣に泣き付く
おやぁやぶ蛇…と漣が心底めんどくさそう
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:34:44.46 ID:JhWqLvOC0
干物と聞いて「酒の
肴にぴったりです〜」
と感じているポーラ
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:36:40.17 ID:WpRuE3UVO
>>424
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:37:17.00 ID:qB8AXyfTO
女子力を高めようとし始める面々
まずは部屋では下着だけでなくスパッツやインナーも着て過ごすように
428 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 19:48:15.65 ID:nFz4zn3Y0
ーー


蒼提督「ここは割と辺境の地で街からも遠い…だから出会いも何も無いのよ」


蒼提督「あの子達がずぼらな性格になったのは私の管理不届なのもある。けどなるべくしてなったのよ!」


漣「で?」


蒼提督「出会いの場を提供してよ!横須賀鎮守府の秘書艦なんだから知り合いも多いでしょ!?」


漣「漣は秘書艦代理です」


蒼提督「なんでもいいからぁ!」


漣「これは面倒臭いことになりましたな…」
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:55:14.43 ID:kTEt1a6zo
(蒼提督もジャージで執務してるんだろうなぁ…w)
430 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 19:56:18.97 ID:nFz4zn3Y0
潜水新棲姫「あいつらへの聞き取りが終わったぞ」ガチャッ


漣「どうでしたか?」


潜水新棲姫「全員友好的だった理由は男だ。街に潜入中に仲良くなって、そのままいい関係になったらしい」


漣「全員とは驚きましたな」


蒼提督「……ちょっと待ちなさい、全員じゃないはずよ。あの連中は近くに潜んでた奴らよね?一度全員倒そうとして総攻撃を仕掛けた時に、ここには居ない奴が私達を蹴散らしたのよ」


潜水新棲姫「それは駆逐古姫だろう。あいつらが雇ったらしい」


蒼提督「雇ったぁ!?」


潜水新棲姫「艦娘が大勢で攻めてくるのが分かってたから、沈めない程度に追い払って欲しかったそうだ」


漣「深海棲艦が深海棲艦を雇うってあるんですね」


潜水新棲姫「聞いたことは無い。だがその駆逐古姫は金が欲しかったそうだ。なんでも大切な人の為だとか言っていたそうだぞ」


漣「変わった深海棲艦ですねぇ…」
431 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 20:02:01.22 ID:ePkEdDE7O
蒼提督「……」


潜水新棲姫「急に大人しくなったぞ」


漣「そりゃそうですよ。ここに来た深海棲艦全員に男が居て、挙げ句の果てに作戦までバレてんですもん」


蒼提督「……どこから情報が漏れたの?」


潜水新棲姫「お前だ。総攻撃の前に珍しく合コンに誘われただろう?その時のメンバーに深海棲艦が…」


蒼提督「あ"ぁぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉぉ!!」


漣「ちなみに合コンの結果は?」


潜水新棲姫「蒼提督以外お持ち帰りされた」


漣「…ドンマイ」


潜水新棲姫「ちなみにここの鎮守府の皆んなには出張と言って合コンに行ったらしいが、その嘘はバレてたぞ」


蒼提督「…殺せ……もう…」


漣「…漣達の任務はこれで完了ってことにしときますかね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 20:07:15.50 ID:kTEt1a6zo
蒼提督命令で、というより蒼提督が深海棲艦の提言を聞く姿勢になったので艦娘側も従う流れに
鬼気迫る「行き遅れないようにするのよ……」との言葉が重かった
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 20:08:59.59 ID:2AxaTj9DO
まあ一応出会いの場は提督に連絡して頼んでみますよと漣
それよりその駆逐古姫が気になりますね、もう少し詳しく聞かせてください
なんだ嫁の前で浮気宣言かと冗談めかして新棲姫
そんなわけ…解ってるとまた人前でイチャイチャ
434 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 20:17:03.58 ID:nFz4zn3Y0
漣「まあ一応出会いの場はご主人様に連絡して頼んでみますよと」


蒼提督「お願いぃぃ……!」


漣「これでよしと。それよりその駆逐古姫が気になりますね、もう少し詳しく聞かせてください」


潜水新棲姫「気になる?」


漣「一度資料で見たことあるんですよ。顔もハッキリしてて…」


潜水新棲姫「なんだ嫁の前で浮気宣言か」


漣「そんなわけないじゃないですか。気になるっていうのはあくまで…」


潜水新棲姫「冗談だ解ってる。漣はワタシのことを愛しているからな」


漣「当たり前ですって。だから…」


蒼提督「……」


漣「……あ」


蒼提督「消えろ……」


漣「…うぃっす」
435 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 20:21:22.14 ID:ePkEdDE7O
ーー


漣「マジ殺されるかと思いましたな」


潜水新棲姫「行き遅れた女ほど怖いものはない」


蒼龍「何言ってるのよ」


漣「これはこれは蒼龍さん、なんとか立ち直ったみたいですな」


蒼龍「…私にも色々事情があるのよ」


漣「触れて欲しくないものは誰にだってあります、深くは聞きませんよ」


蒼龍「…その様子だと本当にポーラは喋ってないのね」


漣「ポーラさん…そういえば彼女はどこに?」


蒼龍「貴女達と入れ替わるように出て行ったわよ。なんでも次がどうとかって」


潜水新棲姫「ポーラも中々曲者だぞ」


漣「漣達に危害を加えないなら放置で大丈夫ですよ。その内横須賀に帰ってくるでしょうからね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 20:24:55.08 ID:JhWqLvOC0
ポーラ目撃情報が入ってくる。酒を
何リットルも飲み歩いてるんだとか
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 20:42:05.85 ID:kTEt1a6zo
蒼提督と蒼龍二人会話パート
お互いが相手の方がまだいいと慰め合ってる
(どっちもどっち?とは言えない…)
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 20:42:36.60 ID:dhzgiPRAO
例の酒造に戻ってお嫁さん候補欲しくないですか〜?とポーラ
お仕事でじゃなくて家族と1杯するのもいいと思いますよ〜
しかも相手は美人さん揃いです〜

反応を示す人が出てくる

(こうすれば収入のために少し値上げして市場を壊さないようにできますね〜みんなハッピーです〜)
439 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 20:53:00.70 ID:nFz4zn3Y0
ーー大本営、某施設


ポーラ「皆さん〜お嫁さんとか欲しくないですか〜?」


「興味無いかな。今はお酒の研究と、空いた時間に兵器の…」


ポーラ「お仕事じゃなくて〜家族と一緒にお酒を飲むのもいいと思いますよ〜」


「いやでも…」


ポーラ「しかも相手は美人さん揃いですよ〜」


「うーん…」


「……」


ポーラ(いいですね〜何人か反応してくれてますね〜)


ポーラ(結婚して家族が増えればお金が必要になります。その為に少し値上げして、相場を安定させられます〜)
440 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 20:58:47.52 ID:nFz4zn3Y0
ポーラ(この人達は悪い人じゃありません。兵器の事を考えてる暇なんか無いくらい、日常を潤せばいいんです)


ポーラ(旧大本営の大和派の技術者はこれでもう大丈夫ですね)


ポーラ(これで一安心といきたいですけど、まだまだ脅威は残っています。それを全て片付けて、皆んなで美味しいお酒を飲みたいです)


ポーラ(力はどこか一つに集中してはいけません。皆んなでちょっとずつ力を持てば誰も争おうとなんかしませんよ)


ポーラ(組織や旧大本営は世界を征服しようとまでしてました。あんなことはもう起こってはいけません)


ポーラ(力のシーソーは動かないのがベストですからね〜)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 21:00:06.21 ID:2AxaTj9DO
イチャイチャにイラッときた蒼提督だが仕事はこなす
駆逐古姫についての戦闘記録や接触時の資料等をまとめ漣に手渡す

それに合わせて友好的な深海棲艦が居るという報告も大本営に上げないとならないわねと状況に適応し始める
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 21:07:05.42 ID:tDbRNLfxo
>>441
駆逐古姫はこちら追い払うだけで沈めようとはしてなかったことも思い出す
深海棲艦達が言うには人間と敵対している奴らのようなギラついた感じはない様子
443 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 21:13:12.38 ID:nFz4zn3Y0
ーー蒼提督の鎮守府


蒼提督「これが雇われたとかいう駆逐古姫との戦闘記録と資料よ」スッ


漣「ありがとうございます」


蒼提督「それ以外にも友好的な深海棲艦が居るって報告も大本営に上げないといけないわね」


漣「姫級なら尚更ですな。友好的だというなら有難いです」


蒼提督「駆逐古姫は私達を追い払うだけで沈めようとはしてこなかった。本気を出せばこちらはやられていたわね…」


漣「是非とも彼女は大本営や横須賀に連れて帰りたいですな」


潜水新棲姫「追加の情報だ。それは無理だろう」ガチャッ


漣「どんな情報があるってんですか?」


潜水新棲姫「その駆逐古姫は深海棲艦ですら無い可能性がある」


蒼提督「どういうことなのよ?」
444 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 21:17:06.66 ID:nFz4zn3Y0
潜水新棲姫「そいつは艦娘を追い払ったあと、突然姿を消したそうだ」


漣「姿を消す…」


潜水新棲姫「別次元が別世界がどうとか言っていたらしい。意味は分からないが菊月達と同じようなものだとしたら納得できる」


漣「なるほど…」


蒼提督「ちょっと待って私は全く分からないんだけど」


漣「この世には言葉じゃ説明できないこともあるってことですよ」


蒼提督「意味が分からないんだけど」


潜水新棲姫「理解しようとするだけ無駄ということだ」
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 21:19:29.06 ID:dhzgiPRAO
なるほど!あの駆逐古姫か!
446 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 21:21:20.96 ID:ePkEdDE7O
漣「さて…漣達はもう帰っても大丈夫ですかね?」


蒼提督「潜水新棲姫にはまだ居て欲しいわ」


潜水新棲姫「言葉なら心配ない。一人呑み込みの早い奴が居たからそいつに人間の言葉のコツを教えた」


蒼提督「……なら問題無いわね」


漣「蒼龍さん達はどうしますか?支配海域も何も無くなってしまいましたけど」


蒼提督「一応様子を見させて欲しいわ。蒼龍みたいな戦力はあって困らないもの」


漣「では引き続きこちらの鎮守府に支援を継続する形で」


蒼提督「そうしてもらえると助かるわ」


漣「分かりました、ご主人様にはそ伝えておきますね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 21:23:17.47 ID:JhWqLvOC0
縛られているポーラを発見
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 21:40:49.67 ID:dhzgiPRAO
ポーラが集めた人たちと出会いの場開催!
研究バカだった野郎共と元干物女だった蒼提督鎮守府なので初めはぎこちなくもそれぞれが相手を見つけていく
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 21:46:09.15 ID:kTEt1a6zo
>>448
始めはお互いガチガチだったのでポーラ幹事が積極的に呑んで飲ませて空気を変える
450 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 21:56:32.36 ID:ePkEdDE7O
ーー後日


ポーラ「さぁ皆さんいきますよ〜乾杯〜!」


「「「「乾杯…」」」」


ポーラ「……ぷぁ〜!ビールもいいですねぇ〜!」


「もうジャッキ開けてる…」


ポーラ「今日は合コンなんですから〜皆さんいっぱいお喋りして〜沢山飲んで下さいね〜」


「「「「……」」」」


ポーラ「店員さ〜ん、ピッチャーでお酒お願いします〜」


「「「「……」」」」


ポーラ(皆さんぎこちないですね〜ここはポーラが盛り上げていきましょう〜!)


ポーラ「皆さん〜まずは……」
451 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 22:01:07.98 ID:ePkEdDE7O
ーー


ポーラ(いいですねぇ、皆さん自然と相手を見つけて楽しく飲んでます。こういうお酒は美味しいです〜)


「ポーラさん飲みすぎじゃないですか?」


ポーラ「これくらい問題ありません〜ポーラはちっとも酔ってませんよ〜」


「あれだけ飲んでたのに…凄いや」


ポーラ「貴方はどうですか〜楽しく飲んでますか〜」


「…こんな場を作ってもらっておいて何ですが、やっぱり自分には合わないみたいです」


ポーラ「あら〜……」


「でも他の奴らは仲良くやってるみたいなんで、それで良いですよ」


ポーラ「ダメですよ〜」


「いやでも…」


ポーラ「だったら貴方の相手はポーラがします〜」


「ポーラさんが…?」


ポーラ「ほらほら〜楽しくお酒を飲みしょう〜!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 22:20:57.36 ID:tDbRNLfxo
静かな感じで飲むこともできるポーラ
話を聞いて仕事はできるのに自己評価が低すぎるから周りに呑まれちゃうんですね〜と分析
もっと自分に自信を持ったらいいんですよチュなんて励ましてあげる
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 22:35:29.06 ID:dhzgiPRAO
>>452
一瞬何が起こったかわからない技術者さん
454 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 22:42:07.19 ID:ePkEdDE7O
ーー


ポーラ「貴方は仕事はできるのに、自己評価が低すぎるから周りに呑まれちゃうんですね〜」


「周りに呑まれる…」


ポーラ「貴方が旧大本営と関わる前の話です。あそこで自分を強く持てば、きっと今頃は凄い技術者だったと思いますよ」


「…それが今ではこんなですか」


ポーラ「大和に関わったのは良くありませんでしたけど、今はちゃんとしてるじゃないですか〜」


「……」


ポーラ「……」チュッ


「え……?」


ポーラ「もっと自分に自信を持ったらいいんですよ〜」


「ポーラ…さん……」


ポーラ「えへへへ〜」
455 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 22:45:55.26 ID:ePkEdDE7O
ーー


ポーラ「今日は美味しいお酒が飲めました〜!皆さんもほとんど相手を見つけて…むふふふ〜お持ち帰りですね〜」


ポーラ「今日は大成功でした〜!ポーラも帰って祝杯です〜」


「あの…!」


ポーラ「…技術者さん?一人で帰ったんじゃありませんでしたか〜?」


「まだもう少し飲みたくて…」


ポーラ「そうですか〜なら何人か呼び戻し…」


「いえ、その…ポーラさんと……」


ポーラ「…そういうことですか〜もちろんいいですよ〜」


「ありがとうございます…!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 22:55:47.07 ID:2AxaTj9DO
お酒が飲めない蒼提督
合コンでもそのせいでノリきれず失敗したが今回はあまりお酒に強くない技術者が居て介抱してる内にいい雰囲気になっていた
あら?貴女もお持ち帰りかしら?とポーラを冷やかす
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 23:09:07.21 ID:uP6b4FiKo
>>456
技術者くんがお持ち帰りなんかじゃ…と否定するといいんですか〜?とポーラが

その後あいつ変わったなぁと周りに言われる技術者くん
さらに幸せそうにしてる参加したメンバーをみて新たな希望者も
458 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 23:29:35.76 ID:T1kDCknU0
蒼提督「あら、貴女もお持ち帰り?」


ポーラ「蒼提督〜?確か、お酒は飲んでませんでしたよね〜?」


蒼提督「そう…お酒が飲めないせいで今まで失敗続きだったの。でも今日は…」


「実は僕も…」


ポーラ「ええ?貴方はお酒の試飲もしてますよね〜?」


「……すいません。本当は苦手だったんです」


ポーラ「そんな……知りませんでした…ごめんなさい……」


「あ、でも作ってるお酒は飲みやすくて苦痛じゃありません。嫌だったら辞めてます」


ポーラ「なら…良かったです」


「僕達はこれからバーに行くんです。ノンアルコールの美味しいカクテルが飲めるそうなんです」


蒼提督「ポーラにそのお店を教えてもらっておいて良かったわ」
459 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 23:34:00.12 ID:T1kDCknU0
「あの…自分はお持ち帰りなんかじゃ……」


蒼提督「あら違ったの?」


ポーラ「お持ち帰らなくていいんですか〜?」


「え!?」


蒼提督「あら…」


「提督さん、僕達も行きましょうか」


蒼提督「…そうね、後は任せておきましょうか」


「ポーラさん…」


ポーラ「さぁ〜楽しい二次会の始まりですよ〜!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 23:50:23.00 ID:kTEt1a6zo
なんやかんやで自宅にお持ち帰られるポーラ
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 23:52:39.26 ID:tDbRNLfxo
静かなバーで2次会のあと自宅で3次会
462 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/19(土) 23:59:08.17 ID:T1kDCknU0
ーー


ポーラ「お邪魔しま〜す」


「こんな部屋ですいません…」


ポーラ「仕方ありませんよ〜貴方は研究ばっかりでほとんど帰らないんですから〜」


「…すいません」


ポーラ「場所は関係ありません〜それじゃあ三次会の開催です〜!」


「コンビニに売ってるようなお酒で良かったんですか?」


ポーラ「ポーラはお酒なら全部大好きです〜!」


「それなら良かったです」


ポーラ「はいじゃあ〜乾杯〜!」
463 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/20(日) 00:05:37.02 ID:rSj+9xt+0
ポーラ「でも知りませんでした〜」


「何がですか?」


ポーラ「貴方って〜お酒強かったんですね〜」


「お酒を作るようになったからです。昼間から試飲で…」


ポーラ「それだけでお酒に強くなんかなりません〜きっと素質があったんですね〜」


「…そんな素質はいりませんでしたよ」


ポーラ「技術者さん〜もう過去のことはいいじゃないですか〜」


「……」


ポーラ「ポーラと一緒に飲んで〜大和と関わったことは忘れましょう〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 00:14:07.48 ID:g8ux6bHDO
忘れ…私もなにか忘れているような〜?
だいぶお酒も進んでご機嫌になったポーラは深く考えず

後日蒼提督の鎮守府から連絡が入り例のドロップ艦娘が居なくなった、何か知らないかと
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 00:17:47.58 ID:mxlnsdaKO
技術者さんが朝起きるとシャワー借りてます〜と聞こえてくる
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