【ミリマスSS】美奈子「ほら、襟が曲がってますよ」琴葉「むむっ」

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1 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:06:47.25 ID:sGvyrzAB0
アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
琴葉さんが今日も可愛いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1597108006
2 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:07:26.26 ID:sGvyrzAB0
 
P「よーしじゃあ出発するぞー」

美奈子「あ、ちょっと待ってくださいプロデューサーさん」

P「ん?」

美奈子「動かないでくださいね」グイッ

P「お、おぉ…」

美奈子「ほら、襟が曲がってますよ。しっかりしてくださいね」

P「あぁ、ありがとうな美奈子」

美奈子「…あっ」

美奈子「今のやり取り、お嫁さんみたいじゃないですか!?」

P「そうだなぁ。美奈子の旦那さんは幸せ者だろうなぁ」

美奈子「も、もうー!やめてくださいよー!」バシバシ

P「痛い痛い」


琴葉「むむっ」
 
3 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:08:09.36 ID:sGvyrzAB0
 
次の日

琴葉「……」ジー

P「なんでしょう琴葉さん」

琴葉「なんでもありません。気にしないでください」ジー

P「気になる…」
 
4 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:08:37.77 ID:sGvyrzAB0
 
琴葉「ハッ!」

琴葉「プロデューサー、ネクタイが緩んでますよ!」

P「え、あぁ本当だ」

琴葉「私が結び直してあげますね!」

P「いや自分で」

琴葉「結び直してあげますね!」

P「はい」
 
5 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:09:26.84 ID:sGvyrzAB0
 
琴葉「あれ、普段と逆だから、こうして…」

琴葉「形が崩れちゃった。こっちをもっと、こう…」

P(顔が近い…)

琴葉「うぅん、上手くいかない…」

琴葉「すみません、後ろから失礼しますね」

P「えっ」

琴葉「やっぱりこっちの方がやりやすいですね」

P「あの、あまりよろしくない体勢ですが」

ガチャ

百合子「失礼しま、あ」

P「あ」

百合子「ししししし失礼しましたーーーー!!!!お幸せにーーー!!!」バターーーーン

P「あぁぁぁぁ百合子ぉぉぉぉ!!誤解なんですぅうぅ!!!」

琴葉「また崩れちゃった…、はぁ…」
 
6 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:10:04.40 ID:sGvyrzAB0
 
別の日

千鶴「プロデューサー、またコンビニのおにぎりですの?」

P「安くて早くて美味しいんですもん」

千鶴「まったく…、私の横に立つ者として、体調管理くらいはキチンとしていただかないと…」

P「かたじけない」

千鶴「冷蔵庫にうちの総菜…、じゃなくておべんと…、じゃなくてシェフのデリバリーが入ってますので、お野菜も食べてくださいまし」

P「え!いいの!やったー!千鶴さんが持ってくる料理って帰省して実家で食べるご飯みたいで好きなんですよね!」

千鶴「か、家庭料理はセレブの嗜みですから!」


琴葉「むむっ」
 
7 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:10:34.47 ID:sGvyrzAB0
 
次の日

琴葉「プロデューサー、そろそろお昼ですか?」

P「ん、あぁもうそんな時間か。またコンビニのおにぎりと千鶴さんの総菜を…」

琴葉「ご、御一緒にシジミ汁はいかがですか?」

P「シジミ汁?」

琴葉「じ、実は昨日シジミ汁を作りすぎてしまって…」

P「そんなことある?」

琴葉「ど、どうぞ!」ガラガラ

P「わぁ美味しそう」
 
8 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:11:08.15 ID:sGvyrzAB0
 
P「琴葉ってシジミの身って食べる?」

琴葉「私は食べますね。栄養が沢山詰まってますから」

琴葉「あっ、すみません。殻付きだと面倒ですよね。私、外します。殻入れと別のお箸を持ってきますね」

P「いやいやそんな大丈夫だよ」

琴葉「わ、私が好きでやってることですから!」

P(琴葉ってシジミの身を解すのが好きだったのか…?)
 
9 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:11:47.64 ID:sGvyrzAB0
 
琴葉「……」

カラン

琴葉「……」

カラン

P(なにこの空間)

美咲(なに見せられてるんだろう私)

琴葉「……」

カラン

琴葉「……」

カラン
 
10 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:12:24.38 ID:sGvyrzAB0
 
琴葉「は、はいっ!全部解れましたよ!どうぞ!」

P「ありがとう」

美咲「なんだかプロデューサーさんと琴葉ちゃん仲良しですねぇ。妬けちゃうなぁ」

P「ハハハやめてください」

美咲「えー、私も琴葉ちゃんみたいな可愛いお嫁さんが欲しいですー」

P「ハハハ。琴葉は渡しませんよ」

琴葉「え、えっと、その…」

P「琴葉さん?」

琴葉「ふ、不束者ですが…」

P「琴葉さん!?」
 
11 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:12:52.55 ID:sGvyrzAB0
 
別の日

P「あれ」

恵美「ん、どしたの?」

P「袖のボタンが取れかけてる。今度直してもらお」

恵美「あちゃーホントだ。プロデューサー着替えあるよね?ちょっと着替えてきてよ」

恵美「ねーねー美咲ぃー。この色の糸ちょーだーい」

P「なんか悪いな」

恵美「いーのいーの。こういう細々とした作業って楽しいし」

P「恵美は家庭的だなぁ」

恵美「にゃはは、褒めてもなんも出ないよ」


琴葉「むむっ」
 
12 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:13:28.24 ID:sGvyrzAB0
  
次の日

琴葉「プロデューサー」

P「はいなんでしょう」

琴葉「えっと。…これ、差し上げます!」


P「ハンカチだ。ありがたいけど何かもらうようなことあったっけ」

琴葉「と、突然刺繍をしたくなって…」

P「あ、ほんとだ俺のイニシャルが刺繍してある。すごい」

琴葉「刺繍って没頭できて楽しいんですよね」

P「そうなんだぁありがとう」

琴葉「じゃあ私は向こうで勉強をしてますので」

P「琴葉は偉いなぁ」
 
13 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:14:11.49 ID:sGvyrzAB0
 
琴葉「……」

琴葉「……」

P「琴葉」

琴葉「……」

琴葉「……」

P「琴葉ー?」

琴葉「……」

P「琴葉!」ツンツン

琴葉「ハッ!」

琴葉「す、すみません私ったら、こんなところで…」

P「昨日何時に寝たの?」

琴葉「刺繍が思ったより難しくて…あっ」

P「嬉しいけど無理しちゃダメだよ」

琴葉「すみません…」
 
14 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:14:51.30 ID:sGvyrzAB0
 
別の日

エレナ「プロデューサー!」ドーン

P「うわぁ!」

エレナ「エヘヘ〜、ビックリした?」

P「後ろから飛びつくのは危ないから!」

エレナ「エ〜。じゃあ正面からなら良いの?」

P「ダメです」

エレナ「なんで?危なくないヨ?」

P「とにかくダメです」

エレナ「エーイ隙ありー!」ドーン

P「こらこら」


琴葉「むむっ」
 
15 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2020/08/11(火) 10:15:21.98 ID:sGvyrzAB0
 
次の日

琴葉「プロデューサー、ちょっと後ろを向いてもらえますか?」

P「ん?こう?」

琴葉「……」

P「どうした?背中になんかついてた?」

琴葉「……」

P「え、本当にどうした?」

琴葉「こ、こっち見ちゃダメです!」

P「え?え?」

琴葉「……」

琴葉「ど」

P「ど?」

琴葉「……」

琴葉「なんでもないです…」

P「なんだったんだ…」
 
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