このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 9巡目
- 702 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/09/16(水) 00:49:41.92 ID:yKV0cP7R0
- 今日も報告遅れてしまい申し訳ありません……今日もお休みです……。
- 703 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/09/16(水) 23:24:34.68 ID:yKV0cP7R0
- ごめんなさい、>>701を見てちょっと考えてたんですけど。毎回更新連絡をして皆さんに変な期待をさせるのも嫌なのでちょっと暫くお休みしたいと思います。
最近本当に忙しく、全然更新できないです。変な時間に起きてあっちのスレに独り言呟いたりとかはしてますけど、でも本当に本編を長い時間更新するとなると……って感じです。
次の更新は未定ですが、今後ともこのスレを宜しくお願いします……すみません。
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 23:25:58.60 ID:iR760fzeo
- リアル大事に
了解です
- 705 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/09/16(水) 23:38:01.54 ID:yKV0cP7R0
- てかあれですね、この休み期間を利用してインク陣取りゲームのチーム募集とかしてみますか。まあ勝敗結果とかコンマ一発決めなんですけどね。
騎馬戦の時と同じく四人一チームでお願いします。ワイズ君チームでも敵チームでも。どっちでも。
- 706 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/09/16(水) 23:55:23.48 ID:yKV0cP7R0
- あ、もう募集中です。募集締め切り期限は未定です。
- 707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 00:11:51.57 ID:YVrRmQ1i0
- 勇者ユウナ、魔法使いドロシー、僧侶ファティマにペットのワイズ
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/17(木) 03:54:28.98 ID:5Fl+5RwbO
- それが最適だと思う
リアルが落ち着いて更新したくなったら更新する形で
こっちも次に出したいキャラとか考えながらゆっくり待ってるよ
- 709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 03:55:13.59 ID:5Fl+5RwbO
- 上げてしまった、失礼
- 710 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/08(木) 23:32:53.05 ID:izvLhyc+0
- こちらではお久しぶりです、本編更新からちょうど一か月ぶりですね。
今週の土日には更新が出来そうな感じなので報告をさせてもらいました。今回はマジのマジです。
というわけでどっちに更新を始めるか分かりませんが、参加できそうな方は参加してくださると幸いです。
久しぶりにキャラを動かしますが、急ピッチ急ピッチで頑張りますよ。
- 711 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/08(木) 23:33:55.29 ID:izvLhyc+0
- あああと、>>705の募集は10日の12時までとさせてもらいます。まだ投稿したい人がいるのかはわかりませんけど、まあ一応。
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 17:23:40.84 ID:DDO8M6ShO
- 了解です
- 713 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/12(月) 01:31:42.26 ID:ndGuLYIZ0
- マジでごめんなさい。今起きました……おはようございます。
帰ってきてぼんやりしてたらそのまま眠ってました。本当にすみません……。
また今度更新するときに報告させてもらいます……。
- 714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 10:45:27.58 ID:KRj71fFDO
- オッケー
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 11:00:11.52 ID:ixpEUKiko
- まってる
- 716 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/16(金) 22:15:01.50 ID:VVegW6z+0
- こんばんは、凄いいきなりで悪いんですがやっと書けたので更新したいと思うんですが人はいますか……?
マジで短いしマジですぐ終わると思いますが、ご了承ください。
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:18:04.04 ID:iZGXSu+No
- はい
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:19:11.35 ID:PfdLhbqUO
- いる
- 719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:19:24.00 ID:NhTC+ORE0
- はい
- 720 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/16(金) 22:19:59.98 ID:VVegW6z+0
- ワイズ「ぃ――――みゃああああっ!?!?」
ホイッスルが鳴り響き、いっちにーのリズムで右足を踏み出した瞬間――――煮え滾るマグマのような炎が僕たちの視界を覆い尽くした。
ユウナ「――――っぶない!」
一瞬早くそれに気づいたユウナは僕を抱きしめるようにしながら横に跳躍し、それを回避する……が、追撃をするようにその炎の弾丸は撃ち込まれていく!
ユウナ「わ、ワイズ! 魔法魔法! 加速魔法!?」
ワイズ「そんなの覚えてないよぉ――っ!? あ、熱ぅいぃ!?」
第二の弾丸が当たる寸前。突貫で風を追い風の様に発生させた加速魔法――いや凡そ魔法何て言えないただの風で前に進むように躱して――ああああああっ!? お尻に掠めたぁ!?
ベルフェ「チッ。外したか」
レヴィア「はああああああ!? ちょっと姉さん!? いきなり何をして!?」
ベルフェ「おいおい私の妹らしくねぇな。簡単な話だろ? 私たち以外の全員をノックダウンさせりゃあ自然と一位になれる……確か結構前の二人三脚でそうやって一位になったやつがいるはずだろ?」
レヴィア「そ、そうですけど――ってぇ! 私が言いたいのはそういうことじゃあなくて……」
僕たちにバルカンフレアを連発してきたあの姉はその妹と口論をしながら、息ピッタリに前に進んでいく……ぐっ!
ユウナ「わ、ワイズ大丈夫?」
ワイズ「ぎ、ギリ大丈夫だけど――それよりもおらぁ! 春疾風ぇ!」
ユウナに心配をされながら、僕は前に進んでいっているあの悪魔姉妹に対して向かい風の魔法を使用する。
始まる前にユウナに使ってほしいと言われたのを今更実行したっていうのもあるけど……こっちだってやられっぱなしじゃないんだぞの意思表示でもあって――。
ベルフェ「あ?」
ワイズ「う、うおぉおおおおおおおおおおお!? あああああああっ! ゆ、ユウナ行くぞぉ!!!」
ユウナ「う、うんっ!」
体勢を立て直して、ゴールを目指し加速に加速を重ねて歩いていく。
――あ、あの殺気は考えないことにして――――うみゃあああああ!!! 三発目が来るぞぉ! 焼けちゃう! 溶けちゃぁう!?
- 721 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/16(金) 22:21:18.73 ID:VVegW6z+0
- レヴィア「ね、姉さん! いい加減にして下さい!」
ベルフェ「なーんーだーよー! 妹! 口を開いてる暇があったらあいつらの脚を凍らせたりしてみろ! いやぁ、うんうん少年あの野郎。童貞卒業で調子に乗りやがって……」
レヴィア「……っ!?」
ベルフェ「ほれほれ、嫌いな姉の言いなりになるのは嫌いかぁー? ベルフェ様には関係ないが、あいつを潰してこっちにかかってる魔法解除しねぇとお前は一位にはなれねぇぞー」
レヴィア「ぐぅ……!」
姉の言葉に同意をしたくないという反発心と、確かに一位になるためにはなりふり構ってはいられないという同じ気持ちが混ざり合って。レヴィアは顔を歪ませる。
――――彼女の手の平に溜まっていた冷気が、辺りに散っていく……。
ベルフェ「んま、なんかベルフェ様が虐めなくてもあいつら勝手に落ちていきそうだけどな」
レヴィア「へっ?」
ワイズ「――――ぐへっ!」
こ、転んだぁ!
ユウナ「だ、大丈夫!? ちょ、ちょっと加速するの緩めたら?」
ワイズ「ちょ、ちょっとそうする……い、いっちにー。いっちにー――」
ベルフェ「ドーン」
ワイズ「ご、五発目うわぁああああああああああああああああっ!?!?!?」
ユウナ「ああああああああもぉおおおおおおおおおおおおおおおおっ! あんのぉおおおおおおおおおおお!!!」
レヴィア「――――」
ベルフェ「くっそ愚かー! 体格差のせいかな? それとも運動神経のせいかな? はたまた足の速さのせいかな? ――何にせよ、あいつら普通に息合ってないわ。まじ滑稽」
レヴィア「っ今のは姉さんの魔法が――!」
ベルフェ「ういうい、じゃあゴールテープ切りに行くぞー」
レヴィア「だから姉さん!!!!!!」
- 722 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/16(金) 22:24:25.39 ID:VVegW6z+0
- ――――
――
―
あのあと。
結局、ベルフェ怒涛の炎魔法弾丸に襲われて、他の組からの流れ魔法に襲われて、転んで転んで転んで転んで…………。
ワイズ「ご、ごめんなさい……」
ユウナ「ううん、ボクもごめんね。ワイズ」
……結果、二桁順位になってしまった。
ワイズ「もっと僕がユウナに合わせられたら……」
ユウナ「ボクもあいつの魔法を跳ね返せたり、もっとカバー出来たら……」
正直、ちょっと舐めていたのかもしれない。
ユウナと一緒だったらきっと一位になれるだろうと、慢心というか妥協というか。兎に角、甘えていたというか。
もっと早く魔法を使って足止めが出来ていたら、ちゃんとした加速魔法が使えていたら、そもそも僕がユウナと同じくらいの身長で、足並みを揃えて進むことが出来たら――。
ワイズ「…………うぅ」
ユウナ「…………わ、ワイズ! でもほら、まだ種目は残ってるじゃん! トーナメントだって!」
ワイズ「そ、そうだけど……」
ユウナ「ならまだ諦めちゃ駄目だよ! ボクだって頑張るから! ワイズも頑張ろ!」
――と、彼女は僕を慰めて応援してくれた。
彼女だって悔しい思いをしているはずなのに、こうやって落ち込んだ僕を――こんなふうに。
ああ――――。
どうして立場が。どうしてこんなにも情けなくて――。
ベルフェ「おー! そこにいるのは恋人パワー(笑)のお二人じゃーん! 仲睦まじい私たち姉妹が一位になったんだけどおめでとうとかないのかなー? んー?」
レヴィア「あ、この……!」
ユウナ「――――っ!」
ワイズ「す、ステイステイステイ!」
い、胃が痛ぁい…………!
- 723 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/16(金) 22:25:32.59 ID:VVegW6z+0
- ――――
――
―
ワイズ「……ふぅ」
とりあえず、自分は種目がない休憩時間だ……しっかりと休もう。
……二人三脚中も辛かったけど、終わった後も辛かったなぁ……。
ワイズ「確か僕の次の種目はインク陣取りゲームだっけ」
ぶっちゃけこれ、説明聞いても良く分かんなかったんだけど。大丈夫かな?
ワイズ「……どうしよ」
――もしかしたらこの学校で最後の自由時間かもしれないし、よく考えないと。
……でもやることもないしなぁ。
誰と話そう?(キャラ名明記)
安価下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:26:49.83 ID:iZGXSu+No
- レヴィア
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:27:00.80 ID:NhTC+ORE0
- サニャ
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:27:11.78 ID:PfdLhbqUO
- ベルフェ
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:27:19.27 ID:MR9cCuDGO
- セロ
- 728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:27:38.53 ID:D8vP/lVmo
- ドロシー
- 729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:27:47.55 ID:Q66f660DO
- クレーナ
- 730 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/16(金) 22:31:09.53 ID:VVegW6z+0
- 結果 ベルフェ
※
それじゃあ今日はこれで終わりです。お疲れさまでした……。
明日からゆっくり進めていけたらなぁと思います。本当はもっとガッツリ体育祭やる予定だったんですけど短めでやっていきます……ごめんね。
あと季節の変わり目なのでみんな体調には気を付けてね、僕は体調崩したよ。
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:34:29.70 ID:PfdLhbqUO
- 乙
ちょっとでも更新嬉しい
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:53:37.26 ID:D8vP/lVmo
- おつおつー
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:57:29.33 ID:NhTC+ORE0
- 乙
- 734 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 00:08:35.71 ID:WIU0x6Pr0
- 人いますか……(小声)
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 00:10:44.59 ID:D82RS8eXO
- うい
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 00:15:59.13 ID:Zum4cUuto
- はい
- 737 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 00:16:41.56 ID:WIU0x6Pr0
- 一人いた……まあいきなりだし人が居るだけ嬉しいね!
じゃあ今日は話題募集だけして終了で。
※
ベルフェ「しょーうーねーんー!」
ワイズ「うわぁ!?」
突然後ろから腰をバーンとひっぱたかれる。
その衝撃でちょっとだけ前方によろめいてから、後ろを確認すると。そこにはとても愉快そうに笑うベルフェが居た。
ワイズ「こ、今度は何だよ……」
ベルフェ「いーや? 別に暇だったから揶揄いに来ただけだけどー? んだよー、ベルフェ様と少年の仲だろー? なー?」
ワイズ「うえっ!? や、やめっ、止めろぉ!」
滅茶苦茶上機嫌に、その悪魔はツンツンと僕の頬っぺたを人差し指で突っついてくる。
ベルフェ「それでどーよ? 恋人勇者ちゃんと仲良く身体くっつけてイチャコラしてたら邪魔された感想はー。ベルフェ様それが訊きたくでここまで来たんだがー? ツンツンツーン」
ワイズ「べ、別に特に何も――だから頬っぺをツンツンするなぁ!」
ベルフェ「良いだろ良いだろー? あーたのし」
……よっぽど僕たちを虐めたのが楽しかったのか、なんか本当にテンション高いし。
その後ろから見える尻尾もフリフリと動いている……あれ。尻尾なんて今まで生えてたっけ?
ワイズ「も、もがぁ」
ベルフェ「うりうりうりうり。はっはっはー、ベルフェ様がこうやって遊んでやるなんて滅多にないことだぞー?」
何話す?
自由安価下3までで一番コンマが大きいものを二つ採用。反転
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 00:18:26.59 ID:Zum4cUuto
- 尻尾をじっと見る
触っていい?
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 00:20:31.65 ID:D82RS8eXO
- ワイズ
なんだ嫉妬か?(精一杯の抵抗)
- 740 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 00:33:59.06 ID:WIU0x6Pr0
- 十分立ったので終了! じゃあ今日はこれでおしまい! ありがとうございましたー!
明日もやれたらいいね。
ワイズ君がどう思ってベルフェさまが嫉妬してると感じたのかは知らない。
- 741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 00:37:22.38 ID:Zum4cUuto
- おつー
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 14:48:40.04 ID:ZBFcupgtO
- 乙
- 743 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 17:51:38.21 ID:WIU0x6Pr0
- こんばんは、今日もやります。大体21時くらいに出来たらいいなって思います。大体なので時間がずれたりします。
あと、ベルフェ様のテンション高いなぁって思いました。解釈違い起こされそう。
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 18:40:36.71 ID:CpUtEls8O
- ベルフェ様にだってちょっとウキウキしちゃったりする時くらいある
- 745 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 21:26:51.72 ID:WIU0x6Pr0
- ごめんなさい、時間変更します……22時半くらいにやれたらなって思います……。
- 746 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 22:33:04.63 ID:WIU0x6Pr0
- 人いますか……?
あとごめんなさい明日も早いのですぐ終わっちゃうと思います……!
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 22:38:37.88 ID:7OfKt7MAO
- います
- 748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 22:39:50.72 ID:DZ4YwcAJO
- へんじがない。ただのしかばねのようだ。
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 22:39:56.68 ID:bMm1Nsk9o
- あ
- 750 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 22:43:08.31 ID:WIU0x6Pr0
- 人いた……よかった……。
じゃあやっていきます。
※
なんだ嫉妬か?
ワイズ「なっ……なんだ嫉妬か?」
ベルフェ「は?」
ワイズ「ほ、ほら。ぼ、僕があんなにユウナと……その、身体密着させてたのが……羨ましい……的な……?」
不味い、あんまり考えないで言っちゃったから最後の方疑問形になっちゃった……。
ベルフェ「えー……」
コンマ9以上で――。
コンマ直下
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 22:43:46.57 ID:s7YLeDar0
- あ
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 22:44:07.27 ID:lWi207G90
- ふむ
- 753 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 22:50:57.55 ID:WIU0x6Pr0
- コンマ7 失敗
ベルフェ「……お前何? 遂に頭がお花畑になったか?」
ワイズ「は、はぁああああああっ!?」
な、なんてことを言いだすんだこの悪魔は! ぼ、僕の頭の中がいつそんな風になったと!
ベルフェ「いや、なんか……うん。見苦しいというか、そんな勢いで私に抵抗できると思ったのかと……」
ワイズ「てーんーしょーんーをー! 下げるなぁ! 分かりやすいくらいにドン引きするなぁ!」
ベルフェ「それとも私がお前の彼女とイチャイチャしてるところを見たいのか? そういう癖か?」
ワイズ「ちーがーうーわー!」
ああもう! 適当に言った言葉がなぜこんな風に解釈されるか! この悪魔ぁ! そういうの良くないと思うな!
- 754 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 22:58:37.67 ID:WIU0x6Pr0
- 尻尾をじっと見る、触っていい?
ベルフェ「ふぅ、満足満足」
悪魔の弄り回しから解放され、僕は半歩だけ後ろに下がる。
ワイズ「…………」
これは普通にベルフェのことを警戒しているという意味もあるけれど、それ以上に気になっていることがあるからだ。
それは勿論――――あの尻尾だ。
ベルフェ「んー?」
未だにフリフリと振られているあの、いかにも悪魔の尻尾! って感じの尻尾。
まあ目の前にいる指名手配犯罪者は悪魔なわけだし。角、翼。ときたら尻尾が生えていてもおかしくはないだろう。
……いや、でも。うーん……勝手に納得したけど、やっぱりまだ……。
ワイズ「な、なあベルフェ?」
ベルフェ「んだよ」
ワイズ「その、尻尾。触っていい?」
一瞬の沈黙。瞬きがパチクリパチクリと二回行われ。
ベルフェ「――良い訳ないだろ、焼くぞ」
冷たい視線と一緒に、その言葉が発せられた。
ワイズ「ふえっ」
ベルフェ「お前さぁ――ああいや、何でもねぇ。兎に角だ兎に角。そんなベルフェ様の尻尾なんて触ったって面白くねぇし、だいたいお前ごときじゃあ尻尾を触る前に炭だ炭。分かるな? 真っ黒こげよ真っ黒こげ」
と、なんからしくもなく彼女は早口でそう語った。
ワイズ「むぅ……」
しかし、そんな風に言われたら……ちょっとムカつくし。何より気になるじゃないか。
――いまなら、ベルフェの尻尾を触ることが出来るかもしれない。
だから僕は、その手を伸ばして。その尻尾を――――。
結果。
コンマ95以上でやったぜ!
コンマ直下
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 22:59:09.29 ID:lWi207G90
- や
- 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 23:22:54.75 ID:YJwULwy4o
- (おっ?リザレクションか?)
- 757 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 23:25:13.61 ID:WIU0x6Pr0
- 結果 失敗
ワイズ「とっ――」
ベルフェ「はい駄目ー」
尻尾を触れると思った瞬間、ベルフェの人差し指と中指が突き出され。勢いよく僕の両眼に――――
ワイズ「ああああああああああああああっっっ!?!?!?!?!?!?」
ベルフェ「うーわ、結構行った」
ワイズ「べ、ベルフェぇえええええええ…………っ」
ベルフェ「まあお前は再生するんだし大丈夫だろ? それじゃあ私は戻るから。頑張るんだぞー?」
あっはっはっはっは、と笑いながらベルフェは地面に蹲る僕の肩をポンポンと叩いて……その場を後にした。
――――。
……目からなんかぽたぽたと変な液体が出て来てる。
ワイズ「…………ぁぅ」
……彼女が悪魔であることを一瞬でも、一瞬でも失念してしまった自分が馬鹿だったんだろう。
- 758 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/18(日) 23:30:36.19 ID:WIU0x6Pr0
- ごめんなさい今日はこれで終わりです!参加してくださった皆さん本当にありがとうございました!
明日も多分出来ます!おやすみなさい!
>>756 触ってたら死んでた! なおガチ目潰しもかなりやばい模様。
- 759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 23:31:06.10 ID:bMm1Nsk9o
- 乙
- 760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 23:36:06.08 ID:YJwULwy4o
- おつー!
やっぱりベルフェ様はこういうのも好き!
- 761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 02:38:36.83 ID:YWcgLhU4O
- おつおつ
- 762 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/19(月) 23:07:15.54 ID:PEXAyprA0
- ごめんなさい……あっちでも言ったんですけど今日はお休みさせてもらいます……。
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 23:51:25.01 ID:IHdMgmivo
- あいあい
- 764 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/20(火) 01:02:40.77 ID:r/WK4xEw0
- こんな時間ですけどちょっとベルフェの好感度上げ忘れてたので上げちゃいますね……。
ベルフェの好感度が3上がった! (104)
- 765 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 21:11:26.22 ID:weDGXdqw0
- こんばんは、今日は22時半くらいからちょっと出来たらなって思います。
参加できそうな方は参加してくださると嬉しいです。
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 21:14:56.34 ID:BlA+RbCDo
- はい〜
- 767 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 22:41:17.99 ID:weDGXdqw0
- ちょっと遅れちゃった……人いますか……?
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 22:42:56.05 ID:RHicOaQ00
- hi
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 22:44:11.46 ID:Qy0MgcTvO
- レスした者が人間である保証は誰がするというのだ(戯れ言)
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 22:44:38.74 ID:NkGkZomAo
- ふん
- 771 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 22:48:10.59 ID:weDGXdqw0
- >>769 画面の向こう側はみーんな培養液に浮かんでいる脳みそだぞ。メロンパン。
それじゃあやっていきます……。
※
――――
――
―
ワイズ「ぎ、ギリギリで治って良かった……」
結局ベルフェに潰された両目が治るまで、僕は誰にも見つからなさそうな学校の隅の隅で体育座りをして時間を潰してしまった。
本当だったら速攻保健室に行って色々と診てもらうべきなんだろうけど……今保健室に行ったら確実にこれ以上体育祭に参加できなくなってしまう。
ワイズ「目の奥がまだズキズキするなぁ」
確かに悪魔の炎に焼かれて炭になったり、心臓をぶち抜かれたり、命が枯れて身体が溶けたりと。一瞬で死ぬことが多い僕だけど、こうやって滅茶苦茶痛い思いをしてそのまま再生待ち……っていう経験はあまりない気がする。
……あれ、無いよね? うん?
とか自分の死に様を思い出しながら、僕は種目が行われるグラウンドに向かって行く。
眼が治るまで体育座りをしていたからか分からないが、ちょっと身体の痛みも治まったような気がする。
……筋肉痛なのにあんなに動き回ったりしたら、もう僕は明日寝たきりなんじゃないだろうか?
…………色んな意味で自業自得とかは、言わないお約束である。
- 772 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 22:50:25.16 ID:weDGXdqw0
- 僕とユウナが二人三脚で死ぬかと思ったグラウンド、そしてついさっきまでは障害物競走をやっていたらしい其処には。何か加工がされているらしいフィールドが展開されていた。
高台、リフト、壁……エトセトラエトセトラ。何というかそれらしいギミックが沢山設置されたフィールド、もといインク塗り場だった。
ワイズ「いつの間にこんな凄いの設置したんだ……」
魔法って凄い。という感想の前に魔法ってなんか理不尽。という感想が出てきてしまった。いや実際どんな魔法を使えばこんな一瞬で設営準備を完了させてしまう魔法が使えるようになるのだろうか?
……空間魔法的な? あんまり良い思い出はないけど。
ワイズ「それじゃあ、早く一緒にやってくれるメンバーを探さないとなぁ」
と、この設営をどんな風にやったのか等は今考えることではない。
今はインク陣取りゲームで一緒にチームを組んでくれる三人を探さないと。
ワイズ「ユウナとか誘ったら一緒にやってくれるかな――」
ユウナ「おーいワイズー! 一緒にやろー!」
……あっちから誘ってきてくれた。
…………えへへ。
- 773 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 22:54:32.47 ID:weDGXdqw0
- ――――
――
―
と、言うわけで。無事にチームが決まったわけなんだけど。
ユウナ「このチームって妹メイド喫茶のメンバーなのはそうなんだけどさ、なんかザ・冒険! って感じがするよね!」
ドロシー「……はあ?」
ファティマ「あー! それなんか分かります分かります!」
だよねー! と意見に同意してくれたファティマに対してユウナは嬉しそう目を輝かせた。
……ザ・冒険?
ユウナ「ボクは当然勇者でしょー? それでドロシーは魔法使いでー、ファティマが僧侶! ふふん、完璧」
ワイズ「……あれ? いや、あの」
ファティマ「確かに私は僧侶ですけど、そんな大したことも出来ないし……ああでも! ちょっとそんな風に言われちゃうと、なんか恥ずかしい……!」
冒険の響きに何かやられたのかファティマさんが凄い嬉しそうにしている。具体的に言うと、両手で自分の頬を押えてくねくねしてる。
ドロシー「呆れた。そんな冒険って」
ユウナ「そんな達観してるみたいな感じだけどドロシー! 実は興味津々と見た!」
ドロシー「は、はぁ――!?」
ユウナ「はー、良いよねぇ冒険って。やっぱり勇者っと言ったらパーティー組んで冒険だよ冒険――」
ワイズ「あ、あのぉ! 僕は! 僕の役職は何でしょうか!?」
ファティマ「……ワイズ君の……?」
ユウナ「…………えーっと」
ドロシー「ペット、とか?」
ワイズ「へっ!?」
ユウナ「それだぁ!」
ワイズ「ええええええええええええええええええええっ!?」
ぼ、僕はペットではない! 断じてペットではない! なんかこうほら――あー……うー……えー……? な、なんかそれっぽい奴だよ! それっぽいのぉ!
ああもう! イ、インク陣取りゲームの始まりだぁ! 塗りまくってやらぁ! こんのぉ!
- 774 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 22:58:08.96 ID:weDGXdqw0
- ――――その結果は?
最下位 1〜5
五位 6〜15
四位 16〜45
三位 46〜75
二位 76〜89
一位 90〜100
コンマ下2。反転
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 22:58:38.91 ID:8RzVZbXT0
- あ
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 22:58:41.55 ID:bCPCi2IDO
- はい
- 777 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 23:05:25.44 ID:weDGXdqw0
- 結果 三位
ちょっと時間空けます。ごめんなさい。
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 23:06:52.10 ID:Qy0MgcTvO
- おつ
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 23:08:33.78 ID:8RzVZbXT0
- 乙
- 780 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 23:09:58.77 ID:weDGXdqw0
- ああいや、違いますまだ終わんないです今日は。
ちょっと書き終わるのが長くなりそうなので……って意味でした、紛らわしくてごめんなさい。
- 781 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/21(水) 23:44:11.95 ID:weDGXdqw0
- ごめんなさい、ちょっと今日はこれで終わりにしたいと思います……。全然書けない……。
参加してくださった皆さんお疲れさまでした……おやすみなさい……。
- 782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 23:49:33.40 ID:QUYXuIm3o
- おつー
- 783 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/22(木) 00:09:36.16 ID:qaYPkT7O0
- これ本当に何回も言ってるんですけど、最近マジでお話が進んでないので魔国の体育祭超スピードで終わらせにかかると思います……時間が空きすぎたせいで全然かけねぇ……。
魔国編の最後みたいな感じなんですけど、楽しみにしていた方本当に申し訳ないです……。
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 06:00:01.97 ID:YhPBsImWO
- おつ
しゃーなしだな!
- 785 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/22(木) 23:33:23.79 ID:qaYPkT7O0
- ごめんなさい、今日もお休みさせてもらいます……
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:48:20.32 ID:oMZjye6yo
- ゆっくり休め
- 787 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/23(金) 23:27:13.02 ID:GInlWiUM0
- すみませんが今日も休ませてもらいたいと思います。
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 23:36:31.39 ID:YpwFUiFKo
- はいなー
- 789 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/10/25(日) 23:53:29.53 ID:fkstlThT0
- 昨日お休み宣言できずもうしわけありませんでした……。
そして、今日もお休みさせていただきます……。
- 790 : ◆Nq0wl2Ysns [sage]:2020/10/29(木) 02:09:38.38 ID:LinsaSJP0
- 土日のどっちかには出来ると思います。宜しくお願いします。
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 07:39:10.84 ID:CoEkM/kWo
- はいー
- 792 : ◆Nq0wl2Ysns [sage]:2020/11/07(土) 01:08:48.93 ID:Jggx9OvA0
- 土曜日……つまり約束通りだな!!!!
マジですみませんでした。約束すっぽかしてました、一週間経ってますねごめんなさい。
というわけで今日やりますので参加できそうな方は参加してくださると嬉しいです。
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 01:13:07.68 ID:nn2vyEugo
- ういー
- 794 : ◆Nq0wl2Ysns [sage]:2020/11/07(土) 19:39:07.34 ID:Jggx9OvA0
- こんばんは、今日の21時半くらいからやりたいと思いますので。宜しくお願いします。
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 19:42:02.76 ID:3UJlvptIo
- はい
- 796 : ◆Nq0wl2Ysns [sage]:2020/11/07(土) 21:37:43.13 ID:Jggx9OvA0
- ちょっと遅れます!22時くらいにやります!
- 797 : ◆Nq0wl2Ysns [sage]:2020/11/07(土) 22:15:38.57 ID:Jggx9OvA0
- 人はいますか……?
- 798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 22:16:21.21 ID:ns4A6Xi1O
- うい
- 799 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/11/07(土) 22:20:56.25 ID:Jggx9OvA0
- 今気づいた、sagaしてないやん! 気づいた人は良く気付いたな!
- 800 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/11/07(土) 22:28:35.51 ID:Jggx9OvA0
- ファティマ「いやぁあああああああああああああああああああああっ!?!?!?」
叫び声を上げながらフィールドを走り回る役職僧侶の姿を視界の端に発見する。
走り回りながらも彼女は何かに抵抗するようにその手に持つ武器、インク鉄砲でぴゅーぴゅーと赤色のインクを床やら壁やらにばら撒いていく。
ワイズ「…………?」
それにしても彼女はどうして叫びながら走り回っているのだろうか? 確かに自分の陣地を広げるために走っているというのなら納得できるが、叫ぶ必要なんて思い当たらないし――。
――――という疑問は、一瞬で解決された。
「なは! なはは! なははははははははははははっ!!!」
僧侶の後をモンスター――ではなく、悪魔を模した巨大なぬいぐるみが駆け抜けていった。
ファティマ「い、いや! いや! いやぁあああああああああああああ!?」
「なはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!」
プリシラ「…………」
ワイズ「ひえっ」
そしてその悪魔の肩にはプリシラがぐらんぐらんと揺れながら腰を掛けていた……何かとても不機嫌そうな顔をしていたけれど、それがどういう意味を成しているのかは僕にはわからない。
悪魔がファティマさんを追いかけていくだけで、その通った後にインクローラーによって真っすぐと引かれたインクの線が伸びていく。
猪突猛進という言葉がとてもよく似合う悪魔だった。確かにぬいぐるみの角が牛みたいだし、僕たちの赤いインクに興奮をしているようにも――――。
ファティマ「わ、わ、ワイズ君!? どいてどいてどいてどいてぇえええええええええええっ!?」
ワイズ「は――――?」
僧侶から目を離してちょっとしか経っていないのに、彼女は何時の間にか僕の進行方向の先にいて――プリシラが動かす猪突猛進悪魔ぬいぐるみもその後ろにいて――。
……ってぇ!? 早くこれ僕も逃げないと――!?。
ワイズ「ぃ!?」
あ、待って……いきなり方向転換したから足が縺れて、転んで。それに巻き込まれるみたいにファティマさんも――。
ファティマ「あ――きゃぁあああああああああああああああ!?」
「はははははははははははははははははははえっほごほぶはぁ!?」
そして、ペットと僧侶は悪魔のローラーに引きづられていった。
- 801 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/11/07(土) 22:33:32.85 ID:Jggx9OvA0
- ――――
――
―
結果として、僕たちのチームは三位だった。
敗因は僕とファティマさんの二人がダウンしてしまい、そのまま相手チームとの人数差でずるずると陣地を取られていき……って感じで。
ドロシー「インクを凍らせてくるのは反則よぉ……ツルって、ツルって滑ってぇ……」
ユウナ「ぼくの武器がカチンコチンにぃ……あぅ」
……魔法使いと勇者もかなり悲惨な感じだったらしい。全く、体育祭では悪魔の妹さんにかなり苦しめられているなぁ。
まあ、兎にも角にも。
騎馬戦では二位に。二人三脚ではまあちょっと失敗して。インク陣取りでは三位だから――。
ワイズ「……次の箒エアレース。上のほうにならないとなぁ」
バトルトーナメントがどんな結果になるかは分からないけれど、箒エアレースで上位になっておけば楽になるかもしれないし――――。
ワイズ「エアレース、エアレースなぁ……」
正直速さで負けるつもりはないんだけど――油断するとなぁ。
272.08 KB Speed:0.6
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
Check
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)