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【モバマス安価】P「プロデューサーレンタル(社内向け)始めました」

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800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 18:09:39.87 ID:905nf7Dto

たんおつ
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 18:22:17.01 ID:7hpeTkbuO
連取りに制限無いってことか
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 18:25:07.50 ID:WIrUdkW20
>>801
アイドル安価だけ制限有
アイドル安価1→アイドル以外の安価→アイドル安価2の時、アイドル安価1を取った人はアイドル安価2は取れない
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:00:32.08 ID:bvjJUY4Wo
刺身食いたくなってきた
804 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 21:35:43.83 ID:fc8Vbky50
安価に関してですが、なるべく多くの方に楽しんでいただきたいので
アイドル安価の連取りだけでなく、アイドル安価→それ以外の安価の場合でも遠慮していただけると有り難いです
ただ先ほどのように、なかなか安価が埋まらず進行が止まってしまった場合(安価の提示から10分程度)は連取りも歓迎いたします
よろしくお願いします
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:42:02.66 ID:sOO95TUQ0
領海
806 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:18:06.37 ID:fc8Vbky50
P「ここにたどり着くまでに随分とかかってしまったが」

P「ようやく寿司だ!」

ナターリア「スシ!」

P「と言っても、俺も寿司に関しては素人だから」

P「ここからは俺が教えるというより、2人で二人三脚でやっていこう」アハハ

ナターリア「初めての共同作業ダ!」

P「共同作業なんてこれまでも散々やってるだろ」
807 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:18:47.00 ID:fc8Vbky50
P「まずは米、魚を捌く前にセットしといた」

P「よくわからんから水は少なめで炊いたぞ」

ナターリア「なんで?」

P「俺の酢飯レシピは完全におふくろ踏襲だから、細かい理由はわからないが」

P「おそらくこの後寿司酢、水分を混ぜるから固めにするんじゃないか?」

P「普通の水加減だと水分が多すぎてベチャベチャになるのかもしれない」

ナターリア「なるほど〜」
808 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:19:15.42 ID:fc8Vbky50
P「ここからはスピード勝負だから覚悟しといてくれ」

ナターリア「ウン....!」

P「まずはこの熱々ご飯を大きなバットに移す!」ドサドサッ

フワァ

ナターリア「炊き立ての匂い!」
809 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:19:49.95 ID:fc8Vbky50
P「そこに作っておいた寿司酢(お酢と砂糖と塩を混ぜたもの)を全体にいきわたるように回しかけ」タラタラ

P「しゃもじで切るように混ぜる!」シャッシャッ

P「ナターリア!そこにあるうちわで扇ぎ続けてくれ!」

ナターリア「ワカッタ!」パタパタ

ナターリア「....」パタパタ

P「....」シャッシャッ

P「もちろん、それぞれの動作にもちゃんと意味があるんだ」

ナターリア「?」パタパタ
810 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:20:59.09 ID:fc8Vbky50
P「まず平たいバットを使っているのは」シャッシャッ

P「底が丸い器を使ってしまうと、下に水分が溜まってしまうからだ」

P「切るように混ぜることで、お米を潰さず食感を維持したままにできる」シャッシャッ

P「潰してしまうとどうしてもベチャベチャになっちゃうんだ」

P「うちわで扇ぐのは」シャッシャッ

ナターリア「オマツリだから!」パタパタ

P「このうちわそれっぽいけど気分だけじゃなくて」
811 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:21:25.12 ID:fc8Vbky50
P「扇ぐことで水分が飛び、これも食感の維持に役立つ」シャッシャッ

P「また人肌程度に冷ますことで」

P「強すぎず弱すぎず、酢飯の風味がちょうどよくなるんだ」

ナターリア「扇風機じゃダメなのカ?」パタパタ

P「扇風機の風だと強すぎるんだよ」シャッシャッ

P「人の手で扇ぐのが一番」

ナターリア「なるほど〜」パタパタ
812 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:21:58.49 ID:fc8Vbky50
P「酢飯が出来たわけだが」パクッ

ナターリア「....」パクッ

P「....ちょうどいい」

ナターリア「うん!スメシも早くスシになりたがってるネ!」

P「酢飯の声を聞く女」
813 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:22:33.70 ID:fc8Vbky50
P「まずは手の洗浄、殺菌を徹底するんだぞ」

P「寿司は火を通さないからこの辺りは気をつけないといけない」シュコシュコ

ナターリア「ハーイ」シュコシュコ

P「よし、じゃあ最初にシャリをつかもう」

P「この量はまあ、普段食べているくらいでいいはずだ」

ナターリア「このくらいカナ」ヒョイ

P「寿司はあんまり強く何度も握りすぎちゃダメらしい」

ナターリア「ナンデ?」
814 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:23:04.20 ID:fc8Vbky50
P「シャリはほろほろふんわり、柔らかい口どけの方が美味しいみたいだぞ」

ナターリア「なるほど!」フワッ

P「ネタを左手で持って、その上にワサビをつける」ペタ

ナターリア「フンフン!」ペタ

P「右手に持っていたシャリをネタの上にのせて」

P「シャリを人差し指で押して、底面を作る」

ナターリア「ンッ!」

P「寿司をひっくり返してネタを上に、そしたら横を親指と中指で押さえる」

ナターリア「ヨコ....!」サワ
815 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:23:38.83 ID:fc8Vbky50
P「ネタの上から人差し指で軽く押さえ、形を整える」

ナターリア「ウエ....!」サワ

P「寿司の前後を回転させ、横、上から押さえる動作を繰り返したら」

ナターリア「ヨコ!ウエ!」

P「寿司屋でネタを出すときの木の板みたいなやつ(買ってきた)の上に置いたら....」ポス

ナターリア「ッ....!」ポス

P「完成だ!」

ナターリア「スシ!プロデューサー!これスシだよ!ナターリアにも出来た!」

P「....」
816 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:24:04.22 ID:fc8Vbky50
P「....ナターリア」

ナターリア「?」

P「食べるまでが寿司だ!!!」ババーン

ナターリア「タシカニ!!!」ハッ
817 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:24:38.48 ID:fc8Vbky50
ナターリア「いただきます....!」

P「いただきます....」

ナターリア「....あむ」パクリ

P「....」パクッ

ナターリア「....」モグモグ

P「....」モグモグ
818 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:26:20.82 ID:fc8Vbky50
ナターリア「....おいしい!」

P「うん、美味いな」

ナターリア「職人さんのスシには敵わない」

ナターリア「スーパーの半額スシや」

ナターリア「回転ズシで長い時間回ってたスシには絶対勝ってるヨ!」

P「そこは嘘でも『自分で作ったから今までのどのスシより美味しいヨ!』とかさ....」

ナターリア「スシのことはウソつけない」

P「お、おう....」
819 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:26:51.99 ID:fc8Vbky50
P「シャリの力加減も悪くない、これがおにぎりみたいに固まっちゃったら台無しだ」

ナターリア「プロデューサー!」

ナターリア「まだシャリもネタもたっぷり残ってるヨ!」

P「おう!じゃんじゃん握っていこう!」

P「と言いたいところだが」

ナターリア「ン?」

P「この量、2人じゃ食べきれなくね?」

ナターリア「えーっと」
820 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:27:27.96 ID:fc8Vbky50
ナターリア「サワラとハマチが1匹マルマル」

ナターリア「サーモンが1キロくらい」

ナターリア「シャリが5合カ?」

ナターリア「....」

ナターリア「無理だナ!」

P「よし、事務所にいるやつ全員招集してから握ろう!」

ナターリア「ウンッ!」
821 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:31:17.01 ID:fc8Vbky50
その日事務所では、所属アイドル・従業員の垣根を超えた盛大な寿司パーティーが開催された
ネタはサワラ、サワラ(炙り)、ハマチ、サーモン、サーモン(炙り)、サーモン(炙りマヨ)、サーモン(炙りチーズ)、サ−モン(炙りマヨチーズ)

ナターリアはスシ職人歴30分であったが、彼女の持つベリーダンスで鍛えた繊細な力加減と、スシに対する情熱によって
職人歴の浅さを感じさせない上等なスシ(スーパーの半額寿司以上ちょっと高めの回転寿司未満)へと仕上がっていた

事務所にいたほぼ全員が殺到したため、大量にあったはずのスシはめちゃくちゃ早くに無くなった
822 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:37:16.77 ID:fc8Vbky50
〜数時間後〜

P「ふぅ....」

ナターリア「....どうぞ」スッ

P「お、お茶」

ナターリア「アガリ、だよ」ニコ

P「ふふっ、詳しいな」

P「....」ズズ

ナターリア「....」
823 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:38:24.28 ID:fc8Vbky50
ナターリア「....プロデューサー」

P「ん?」

ナターリア「アリガト」

ナターリア「ナターリア、楽しかった」

P「そう言ってもらえるなら、俺も嬉しいよ」

ナターリア「ウン!ナターリア、プロデューサーのことスシよりスキ!」

P「!」

P「てことは食べ物界じゃ俺が一番か!」

P「って俺は食べ物じゃないわ!」ビシッ

P「今度は全部含めた一番になってやるぞ!なんてな!」アハハ

ナターリア「....」

ナターリア「....そんなのもう」

824 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:39:02.47 ID:fc8Vbky50
この味がいいネとナターリアが言ったから 八月三十日はスシ記念日
825 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:39:31.77 ID:fc8Vbky50
本日の依頼完了!
826 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/30(日) 22:41:48.51 ID:fc8Vbky50
本日はここまでになります
料理が絡むといつものように狂えませんでした、期待していた方がいらっしゃいましたら申し訳ありません
明日の夜に再開します
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 22:46:24.83 ID:L/yLpcUh0
スーパーの半額寿司は電子レンジでほんのり温めてやると美味くなるらしいゾ
おつ
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 22:53:56.70 ID:ANlKBMQoo
おつ
ええ話も見たかったんだ助かる助かる
ナタ寿司買いてぇ!
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 23:24:53.41 ID:VkkPm2Fj0

食べ物は粗末にしてはいけないからね
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 00:39:05.27 ID:lzPTzPlDO


最後、ナタの女体盛がゴホービだ……とかすると思ったが、平和に終わったね
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 04:42:10.29 ID:R7x5CWqk0
乙でした
いい話で終わるとは珍しいw
1個ぐらいキワモノのネタも見たかった気はするが
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 08:07:28.82 ID:5dDJ2ZWNo
おつ
狂ってる自覚はあったのか…
833 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/31(月) 21:45:38.56 ID:Jpp091wJ0
申し訳ありません、デレステのイベに専念するので本日はお休みします
明日の夜に再開します
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 03:00:00.70 ID:EWPS4KwHo
おつ
カーニバル初日は忙しいからなあ
835 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/01(火) 23:10:05.17 ID:zirquC130
本日書く時間が取れそうにないのでお休みにします
こんなことになるなら昨日書いておくべきでした、本当に申し訳ありません
状況が読めないため、明日の22時までに私が現れなければお休みということにしてください
木曜日には確実に再開します、よろしくお願いします
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 23:14:39.20 ID:rH3tGlKeo
リアル大事に
了解です
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 08:16:14.90 ID:mJ4uwhmaO
あまり飛ばしすぎるのも良くないからね。
無理せず自分のペースで
838 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:10:36.25 ID:BfohOI/20
P「さあ!」

P「今日もレンタルされるぞ!」

本日の依頼者 >>839
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 22:10:47.87 ID:aEjAwKwv0
ありす
840 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:12:55.10 ID:BfohOI/20
P「ありすゥ!?」

P「あいつが俺に素直に頼るなんて珍しいじゃないか....」

P「何かはわからないが存分に答えてやろう!」

依頼内容 >>841
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 22:16:26.81 ID:HSZusgRDO
輪姦され脅されてます
842 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:19:34.55 ID:BfohOI/20
すみません、それは可哀想なので再安価にします
>>843
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 22:27:29.52 ID:HSZusgRDO
いちごパスタ以外、料理が下手
844 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:51:24.06 ID:BfohOI/20
〜キッチン〜

P「2日連続でここか....」

ありす「お待ちしていました」

P「おう」

ありす「話をする前に、まずはこちらを」スッ

P「?」チラ

【いちごパスタ】

P「ゲッ」
845 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:51:50.25 ID:BfohOI/20
ありす「これを食べてもらわないと本題に入れませんから」

P「そんな複雑な過程踏まないと入れない本題なんてあるか?」

ありす「あります」

P「わかったよ....」シブシブ

P「....」パク

P「....」モグ

P「....」ピタ

P「(美味しくない)」
846 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:52:20.89 ID:BfohOI/20
ありす「どうでしたか」

P「....うん、まあ」

ありす「そうでしょう」

ありす「プロデューサー、私」

ありす「悩みがあるんです」

P「悩み....?」

ありす「はい」
847 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:53:31.61 ID:BfohOI/20
ありす「今食べていただいた通り」

ありす私の作るいちごパスタは絶品なんですが」

P「ぜ、絶品....?」

ありす「それ以外の料理が上手く作れないんです」

P「なるほど....」

ありす「どうしたらいいでしょうか....」

P「(いちごパスタは上手く作れているつもりなのか....)」
848 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:54:15.60 ID:BfohOI/20
P「(いや、そもそもこんな料理は誰が作ってもマズくなるだろうし)」

P「(これもいちごパスタ界では相当上位存在なのかもしれない....)」

P「....まあこのいちごパスタはさておき」

P「普通の料理をレシピに沿って普通に作るだけなら」

P「上手く作れないなんてことは有り得ないんだ」

ありす「そんなはずありません!」

ありす「私も、その、経験の浅さは自覚しているので、レシピには無難に従っているつもりです!」

P「えぇ....?」
849 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 22:54:44.06 ID:BfohOI/20
ありす「調味料はミリ単位まで正しさを求めています!」

P「ふーむ」

P「じゃあ簡単なものでいいから今から料理を作ってみてくれないか?」

P「俺も一応料理の心得はあるから、それを見ながら適宜アドバイスをしていく」

ありす「いいでしょう、受けて立ちます」

P「別に勝負したいわけじゃないんだが....」

作る料理 >>850
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 22:57:22.62 ID:yQfPhavm0
お好み焼き
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 22:58:01.41 ID:gtgADXPH0
いちご煮
852 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:00:17.50 ID:BfohOI/20
ありす「プロデューサーの好きなものでいいですよ!」

P「それなら....」

P「お好み焼きでどうだ」

ありす「そんな簡単なものでいいんですか?」

P「どの口が言ってるんだ....」

ありすのお好み焼きの特徴 >>853
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 23:01:21.12 ID:zKxc8nILo
P的には絶品
854 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:12:41.32 ID:BfohOI/20
ありす「ではまずこのホットケーキミックスに牛乳、卵を入れます」

P「待て」

ありす「なんですか?」

ありす「今料理中で忙しいんです」

P「俺はさっきなんて言った?」

ありす「お好み焼きと言いました」

P「だよな?聞こえてたんだよな?」
855 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:13:11.84 ID:BfohOI/20
ありす「プロデューサー....」ヤレヤレ

ありす「称賛も文句も、全ては完成してから受け付けます」

P「適宜アドバイスをするって言っただろ!」

ありす「いいから黙って座っていてください!」

P「聞く耳もたねぇ....」
856 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:13:43.40 ID:BfohOI/20
ありす「ホットケーキのタネができたら」

P「ホットケーキって言ってるじゃねえか」

ありす「焼く前にトッピング用のチョコレートを湯煎で溶かします」

P「お好み焼きの口だったのに....」

ありす「使うのはブラックチョコレートとホワイトチョコレートの2色です」
857 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:14:27.53 ID:BfohOI/20
ありす「チョコレートの準備が出来たので、ホットケーキを焼いていきます」

P「もうツッコまないぞ」

ありす「お玉ですくって」ヨイショ

ありす「綺麗な丸になるようにフライパンに垂らします」
858 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:15:14.58 ID:BfohOI/20
ありす「ここからが腕の見せ所です!」

ありす「....スゥ」

ありす「はいっ!」クルン

P「返すのは上手いけど俺はそれをお好み焼きでやるありすが見たかった」

ありす「橘です」
859 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:16:13.56 ID:BfohOI/20
ありす「上手に焼けました!」

ありす「ではこの上に溶かしたチョコレート、まずはソースに見立てたブラックを均等に塗り広げて....」ヌリヌリ

ありす「その上からマヨネーズに見立てたホワイトチョコレートを絞り袋から格子状に絞りだします」

ありす「その上から青のりの代わりの抹茶と鰹節の代わりの木くずを振りかけて....」

ありす「最後にいちご!いちごをたくさんのせます!」
860 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:16:56.73 ID:BfohOI/20
ありす「どうぞ」スッ

ありす「いちごお好み焼きです」

P「どこが!?」

P「いちごを使いたいがためにお好み焼きという存在そのものを捻じ曲げてるじゃねーか!」

P「これはもうお好み焼きじゃなくてただの美味しそうなホットケーキだよね!」

P「トッピングたっぷりの!」

ありす「....プロデューサー」

P「なんだよ!」
861 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:18:15.11 ID:BfohOI/20
ありす「全ての称賛、文句は食べ終わってから受け付けます」

P「どんどん後回しになっていくな苦情受付が」

P「というか完食しなきゃ受け付けないとか酷いな、コールセンターだけ外国にあるのか?」

ありす「どうぞ」

P「有無を言わさない圧力」
862 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:26:42.10 ID:BfohOI/20
ありす「どうでしたか」

P「めっちゃ美味い」

ありす「当然です」

P「ホットケーキに2種のチョコレートに抹茶に木くずにいちご」

P「マズくなる要素がなかったわ」

P「特にこのブラックチョコレートと抹茶がいいな」
863 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:28:22.42 ID:BfohOI/20
ありす「はい、全体として味のバランスを考えた時に」

ありす「ホットケーキの生地やいちごと、とにかく甘いことに気が付いたので」

ありす「あえて普通のチョコレートではなくブラックを使ってビターに」

ありす「抹茶も同じ理由です」

P「でもこれお好み焼きではないよね」

ありす「お好み焼きです」
864 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:29:17.04 ID:BfohOI/20
P「お好み焼きの定義ってなんだと思ってるんだ?」

P「味だろ味!」

P「出汁のきいた生地に野菜や肉、魚が盛りだくさん!」

P「ソースとマヨネーズをべったり塗って!」

P「アツアツの鉄板の上で踊る鰹節を見ながらハフハフ食べる!」

P「これがお好み焼きだ!」

ありす「違います」
865 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:36:57.78 ID:BfohOI/20
ありす「お好み焼きい限らず料理は見た目です」

ありす「私の作ったこれを見てください、どう見てもお好み焼きです」

ありす「だからこれはお好み焼きなんです」

ありす「完成に至るまでの材料や工程は関係ありません」

ありす「全ては見た目、それが料理です!」フンス

P「ありすらしくないガバガバ詭弁以下の主張なのになんでこんなに自信満々なんだ....」

ありす「さあプロデューサー!敗北を認め、その口で」

ありす「『本日の依頼完了!』と言ってください!」

P「いや本日の依頼全く達成できてないし....」

ありす「....」
866 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:38:11.26 ID:BfohOI/20
ありす「わかっています、わかっているんです....」

ありす「これはお好み焼きではないことも」

ありす「私がいちごパスタ以外の料理を上手く作れないことも....」

P「じゃあなんで

ありす「いちご!」

P「いちご?」
867 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:39:11.55 ID:BfohOI/20
ありす「いちごを見ると、それを料理に使わずにはいられないんです....」

P「いちごを....?」

ありす「どんな料理を作ろうとしても、いちごを見るとそれを入れてしまう」

ありす「いちごが合わない料理なら、料理の方を調整して入れてしまう」

P「(いちごパスタは?)」

ありす「いちごを断とうにも、いちごが常にポケットに入っていないと落ち着かない体になってしまいました」

ありす「プロデューサー、私はどうしたらいいんでしょうか....」

P「ありす....」

Pの考える解決策 >>869
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 23:40:05.83 ID:aEjAwKwv0
桃華とか友達に作るつもりで作ればいいんじゃないか?
869 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:50:31.29 ID:BfohOI/20
>>868を採用します
870 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:57:34.92 ID:BfohOI/20
P「....ありすよ」

ありす「?」

P「料理はな、心だ」

ありす「そういう精神論は

P「お前は料理をする時、どこを見ている」

ありす「え....?」

P「いちごを、見ているんじゃないか」

ありす「....」
871 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:58:08.90 ID:BfohOI/20
P「お前がいちごを見ている時、いちごもまたお前を見ているんだ」

ありす「....?」

P「お前の想いがいちごを向いているから、いちごもお前を誘惑してくる」

P「だったら、いちごの方を見ないで料理を作るんだ」

ありす「いちごの方を見ずに....?」

ありす「でも、いちごがないと落ち着かなくて

P「それも結局、いちごに囚われているだけだ」
872 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/03(木) 23:58:57.62 ID:BfohOI/20
P「常に大切な人のことを思い浮かべろ」

P「そしてその人と、いちごを天秤にかけてみろ」

P「どちらが大切かは、自ずとわかるはずだ」

ありす「大切な人....」

P「その人の方を向いて料理を作る」

P「そうしたらいちごの呪縛から」

P「解き放たれるぞ」ニコ

ありす「....」

ありす「....桃華さんの方を向いて」

ありす「....料理を」
873 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 00:00:35.74 ID:3s5CqDFX0
ありす「どうぞ」スッ

P「!」

ありす「桃のケーキ、桃のパフェ、桃のパイです」

P「いや桃華のこと想い過ぎて今度は桃料理になってるじゃねーか!」

ありす「本望です」

P「ダメだこりゃ」

本日の依頼完了!
874 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 00:01:28.87 ID:3s5CqDFX0
本日はここまでになります
明日の夜に再開します
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 00:24:53.22 ID:tNCdj3wgo
おつおつ
ありすは一週間位生肉に漬け込んどけばいい料理出来そう(錯乱)
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 02:25:19.47 ID:e4+/23LHo
木くず……
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 03:32:29.56 ID:CO2Sljyk0


子供の頃、親戚の家の隣にあった喫茶店では「パンチ焼き」というメニューがあって
ホットケーキの生地に肉やら野菜やらシーフードミックスやら入れて焼いて、
ソースとかマヨとか青海苔とかかけられてたな
お好み焼きと違って生地に甘みがあってふわふわしてて、意外と美味かった
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 07:27:19.21 ID:/tox7uzDO
ホットケーキの生地で蒸しパンならぬ、あんまんの作り方があるぐらいだし、いいんじゃね?
879 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:07:53.25 ID:3s5CqDFX0
P「次に行こう」

本日2人目の依頼者 >>880
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 22:08:05.89 ID:3DK1SlBu0
あかり
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 22:08:12.04 ID:OxbuO0XNo
日菜子
882 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:17:14.83 ID:3s5CqDFX0
P「あかりか!」

P「存分に喋れ!」

依頼内容 >>883
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/04(金) 22:18:21.62 ID:akabq9GB0
リンゴジュース(に見た目と味が似ている志希特性薬)を飲んだら胸がりあむ以上に大きくなった
884 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:28:43.87 ID:3s5CqDFX0
ンゴーンゴー

P「アポを取るまでもなくあかりの鳴き声が聞こえるな!」

P「行ってみよう!」
885 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:29:18.83 ID:3s5CqDFX0
〜都内某所〜

あかり「んご〜」ユッサ

あかり「んご〜」ユッサ

民衆たち「「「「「「わああああああああああああああああ」」」」」」

民衆たち「「「「「「逃げろおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」

P「あ、あかりが巨大化している!?」
886 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:29:49.93 ID:3s5CqDFX0
あかり「んご〜」ノッシ

あかり「んご〜」ノッシ

P「一体どうなってるんだ....?」

P「あかりの身長は160cm」

P「そのはずなのに、今の身長は....」

志希「160m」

P「志希っ!?」
887 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:30:42.38 ID:3s5CqDFX0
志希「巨大化に伴って3サイズも」

志希「80m - 60m - 86mになってるよ〜」

P「胸がりあむ以上に大きくなってるじゃないか....」

P「巨大化したあかりに詳しいということは....」

志希「うん、シキちゃんが原因♪」

P「文字通り大ごとになってるじゃねえか!」

志希「さすがシキちゃん製特効薬〜」
888 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:38:23.00 ID:3s5CqDFX0
あかり「んご〜」ドカン

あかり「んご〜」グシャア

民衆「「「「「「「「「ぎゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」

P「一体何があったんだ?」

志希「昨日実験中に偶然出来た特効薬があってね」

P「それの効果がこの巨大化か?」

志希「ううん、あの薬の効果は」
889 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:39:07.50 ID:3s5CqDFX0
志希「それを摂取したものから『C』を奪う」

P「『C』を?」

P「なるほど、つまりあかりは『cm』から『c』を奪われた結果」

P「身体のあらゆる長さの単位が『m』になってしまったということか」

志希「正解〜」

志希「ちなみにあかりちゃんの様子を見て分かったのは」

志希「副作用は理性の喪失ってこと」

P「なんてもの作ってんだよお前は」
890 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:39:46.29 ID:3s5CqDFX0
志希「飲みやすいようにりんごジュース味にしてりんごジュースの瓶に詰めておいたら」

志希「偶然あかりちゃんが飲んじゃったみたい〜♪」

P「それはもう騙す気満々っていうんだぞ、未必の故意だ」

P「どうせ偶然を装って人体実験するつもりだったんだろ」

志希「ふんふんふ〜ん」
891 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 22:40:28.59 ID:3s5CqDFX0
P「で、現在進行形で街に被害が出まくってるんだが」

P「あかりはどうやったら元に戻るんだ?」

あかりを元に戻す方法 >>892
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/04(金) 22:50:37.22 ID:gS8iU9Rk0
時間経過
893 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 23:00:26.49 ID:3s5CqDFX0
志希「時間経過しかないんだよね〜」

P「何分?」

志希「1時間♪」

P「その間に街は崩壊するぞ!?」

志希「うん、だから〜」

志希「これを使ってあかりちゃんを止めてよ」スッ

P「これは?」

志希「これは〜」
894 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 23:08:21.26 ID:3s5CqDFX0
P「スゥ....」

P「変身ッ!」

志希「説明しよう〜」

志希「シキちゃんが開発したこの腕輪を腕につけて変身ッ!と叫ぶと〜」

志希「理性を失うことなく巨大化することが出来るのだ〜」

P『こんなもの作ってる暇があったらもっとまともなもの作ってくれ』

志希「でもでも、これのおかげであかりちゃんを止められるでしょ?」

P『あかりをこんな状態にしたのもお前じゃねえか!』

P『とんだマッチポンプだよ!』
895 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 23:09:07.83 ID:3s5CqDFX0
民衆「うわーーー!!!!!!!巨大な女の子に加えて頭がPの形をした怪物まで出たぞ!!!」

民衆「助けてくれええええええええええええええ!!!!!!!!!」

P『....』

P『....ぴえん』
896 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 23:10:24.13 ID:3s5CqDFX0
あかり「んご〜」ドンガラ

あかり「んご〜」ガッシャン

志希「ほらほら、早くあかりちゃんを止めないと」

P『止めるったってどうするんだ?』

P『あかりを傷つけるわけにもいかないし....』

志希「今までは巨大化したあかりちゃんの目に入らなかったけど」

志希「対等な大きさになった今なら、目に入るし声も届くかもね〜」

P『....つまり』

P『体を使って無理やり拘束するだけじゃない....?』

P考案あかりの止め方 >>897
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 23:13:08.86 ID:CO2Sljyk0
あおもりんごを食わせる
898 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 23:23:14.65 ID:3s5CqDFX0
P『志希!』

志希「?」

P『俺のカバンの中に入っているものに』

P『例の薬をかけたあとすぐに投げてくれ!』

志希「カバンの中〜、これ?」スッ

P『それだ!』

志希「は〜い」ドバドバ

志希「パ〜ス!」ヒョイ

あおもりんご「ムクムクムクッ!」
899 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/09/04(金) 23:26:13.78 ID:3s5CqDFX0
P『あおもりんご、キョダイマックスだ!』

P『あかり、これを喰らえ〜!!!!!!!!』ダダダダダダダッ

あかり「んご!?」

P『お前の天敵だあああああああ!!!!!!!!!!!!!』ガボッ

あかり「んんんんんんんんんんんごごごごごごごごごごごごごご!!!!!!!!!!!!!!!」モガモガ

あかりはどうなる? >>900
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