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【モバマス安価】P「プロデューサーレンタル(社内向け)始めました」

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1 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:16:45.85 ID:85oa/h800
・モバマス安価SSです
・過去作の通りキャラ崩壊上等取り扱うネタはオールジャンルな作風です
・苦手な方は逃げてください危険が危ない注意です
・よろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1595744205
2 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:17:28.20 ID:85oa/h800
P「そうだ、レンタルしよう」

ちひろ「いきなり何を言っているんですか」

ちひろ「口じゃなくて手を動かしてください」

P「残念、今日の分の仕事はもう終わらせました」

ちひろ「チッ」
3 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:17:55.11 ID:85oa/h800
P「時にちひろさん」

ちひろ「はい?」

P「おっさんレンタル、というサービスをご存知ですか」

ちひろ「聞いたことはあります」

ちひろ「おじさんをレンタルするんですよね」

P「そうです」

P「特に何の変哲もないおっさんをお金を払ってレンタルし」

P「顧客の様々な依頼に対応する、というものです」

ちひろ「改めて聞いてみると、何がいいのかよく分かりませんね」
4 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:18:29.72 ID:85oa/h800
P「それが結構需要があるみたいですよ」

P「依頼といっても、悩みの相談なんかが多いみたいです」

ちひろ「まったく知らないおじさん相手にですか?」

P「人間、関係のない他人だからこそ話せる悩みも多いんじゃないですか?」

ちひろ「まあそれは確かに....」

P「だから俺もそれをやってみようと思うんです」

ちひろ「!?」
5 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:19:01.47 ID:85oa/h800
ちひろ「Pさんがレンタルされるんですか!?」

P「ええ」

P「ああ、別に既存のレンタル会社に登録するわけじゃなくて」

P「あくまで事務所内向けの福利厚生としてですよ」

P「もちろんお金は取りませんよ、給料は貰ってますから」

ちひろ「....」
6 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:19:54.69 ID:85oa/h800
ちひろ「それは、アイドルの子たちにレンタルをされるということですか....?」

P「そうなりますね」

ちひろ「でもさっき、全く知らない人だからこそできる相談があるとか言ってましたよね」

ちひろ「知り合い以上の関係のPさんじゃ意味がないと思いますけど」

P「あれはあくまでアイデアのとっかかりであって」

P「世間のおっさんレンタルのような需要を満たそうとは思ってませんよ」

ちひろ「?」
7 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:20:49.72 ID:85oa/h800
P「アイドル達とプロデューサーである俺とは、あくまで仕事上での付き合いです」

P「だから、お互いの間には壁があるように感じている子もいるんじゃないかって」

ちひろ「お互い社会人ですから....」

ちひろ「(まあそんな子は少ないような気もしますが....)」

P「さっき、知らない人だからこそ話せる悩みもあるって言いました」

P「でも俺は逆に、知っている人だからこそ支えられることもあると思うんですよ」

ちひろ「!」
8 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:22:23.54 ID:85oa/h800
P「仕事のことだけじゃなく、それ以外のところでも」

P「あいつらを支えて、少しでも充実した日々を送ってほしいんです!」ババーン

ちひろ「Pさん....!」

P「内容は問いません、悩み相談から肉体労働まで、俺のできることならなんでもござれです!」

P「しかしあくまでもアイドルの方からの依頼に限ります」

P「俺から進んで干渉することはしません」

P「お金は取りませんが、依頼を受ける際に報酬は貰います」

ちひろ「報酬?」

P「ええ、相手の心理的ハードルを下げるためなので報酬はなんでもいいんです」

P「人から何かを頼まれるときには、あえて報酬を受け取った方が向こうも遠慮なく頼りやすいですし」

ちひろ「なるほど....」
9 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:22:50.04 ID:85oa/h800
P「....」

P「....まあ、これに需要があるかはわかりませんけど」

P「ないならないで事務所が平和ってことですからね!」

P「アイドル達の選択肢の一つになれたらいいなー、なんて」アハハ

ちひろ「....Pさん」

P「?」
10 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:23:18.77 ID:85oa/h800
ちひろ「凄くまともなこと言ってるじゃないですか!本当にあのPさんですか!?」

P「失礼な人だな....」

ちひろ「でも、Pさんの姿勢には感動しました」

ちひろ「私もできるだけのことは協力しますよ!」

P「ちひろさん!ありがとうございます!」

ちひろ「....その代わりと言っては何ですが」

P「はい?」
11 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:24:09.06 ID:85oa/h800
ちひろ「最初のレンタルは私がお願いしても良いですか....////?」チラッ

ちひろ「実は、行ってみたいお店があるん

P「これ社内のアイドル向けなんでちひろさんは無理です」キッパリ

ちひろ「一切協力しません!!!!」プンスカ

P「手のひら返しが早すぎませんか!?」

最初の顧客 >>12
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 15:24:19.38 ID:dFLt3lVtO
大和軍曹
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 15:24:20.70 ID:AHGe4lNY0
あきら
14 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:41:09.28 ID:85oa/h800
〜数時間後〜

P「さて」

P「古典的かつアナログな方法の投票箱方式を採用して」

P「説明を書いた紙と一緒に置いといてみたが」

P「まあまだ入ってないよな」ガサガサ

P「!?」

P「え?もう入ってるんだが....」

P「....」スッ

P「ふむふむ」ヨミヨミ

P「亜季か....」

P「えーっと日付と時間は....」

P「今日の16時から2時間!?」

P「とりあえず行かないと!」ダッ

亜季の依頼内容 >>15
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 15:41:35.10 ID:AHGe4lNY0
サバゲーの助っ人
16 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:54:44.73 ID:85oa/h800
〜事務所中庭〜

P「亜季〜」タッタッ

亜季「プロデューサー殿!伏せてください!」ガシッ

P「んむっ!?」ビクッ

パァン パァン パァン

P「!!!?!??!?」

亜季「ふぅ、危ないところでした!」
17 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:55:13.26 ID:85oa/h800
P「え?何これ」

亜季「戦場で大声を上げながら走ってくるなんて、自殺行為ですぞ!」

P「せ、戦場?」

亜季「サバイバルゲームの助っ人をして欲しいと頼んだではありませんか!」

P「いや、お前の名前と日時と時間しか書いてなかったんだが!?」

亜季「そうでしたか?」

亜季「これはウッカリしていました」アハハ

P「ったく....」
18 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:57:06.41 ID:85oa/h800
P「んで、これはどういうことなんだ?」

亜季「先ほど言った通りです」

亜季「今、事務所の敷地内でサバイバルゲームをやっている最中なのですが」

亜季「参加者の関係でこちら側の人数が足りていないのですよ」

P「お前、それ許可取ってんのか?」

P「真昼間に無許可でそんなことしてたらさすがに怒られるぞ」

亜季「許可、といいますか」
19 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:58:14.77 ID:85oa/h800
亜季「そもそもこれは事務所側からの指示であります!」

P「事務所の?」

亜季「なんでも、現在交戦中の敵軍には少々手を焼いているらしく」

亜季「事務所、即ち我々の前線基地内に敢えて誘い込み」

亜季「地の利をもって一網打尽にするという作戦のようです!」

P「へー、よくわからんが許可取ってるならいいか」
20 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/07/26(日) 15:58:40.89 ID:85oa/h800
P「というか、俺サバゲーなんてやったことないけど大丈夫か?」

亜季「問題ありません!人数が多いに越したことはありません!」

P「まあそれならいいけど」

P「で、俺の武器は?」

亜季「失礼しました、これを!」スッ

Pの武器 >>21
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 15:59:49.53 ID:/6HS2HAj0
縁日のクジでハズレでもらえるような銀玉鉄砲
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