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【禁書】佐天「家が……燃えてる……」
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63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/20(月) 12:29:01.32 ID:rH69jwQMO
おつの
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/20(月) 22:30:05.70 ID:iqZR/jgT0
>>62
懐かしい
あれ良かったよな
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/21(火) 00:45:26.20 ID:n8eER+jv0
喫茶店に行こう
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/07/22(水) 18:23:30.33 ID:xboOiuPo0
>>1
です。
予定が何とかなりそうなので、金曜日の9時ごろ更新いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/22(水) 19:12:49.51 ID:LOQW37YvO
ちゃんと完結させてくれるならゆっくりでもええで
頑張って
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:08:21.09 ID:paDnp9oF0
投下いたします。
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:09:13.01 ID:paDnp9oF0
夕方 外
上条「ありがとう、今日はすげー助かった」
御坂「いいわよ別に。……くれぐれも、佐天さんに手を出したりなんかしないようにね」
上条「出さねーよ! どうして誰も上条さんを信用してくれないんでしょうか……」
白井「普段の行いの所為ですわね」
佐天「あ、あたしは上条さんを信用してますよっ!」
上条「佐天さん……ではその、背中に背負った金属バットはなんでしょうか……? 明らかに日用品では……」
佐天「……け、警護用?」
上条「不幸だ……」
御坂「とりあえずまたね。下校時刻も近いし、あたし達は寮に戻るわ」
上条「今日から新しい寮なんだっけか」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:15:00.64 ID:paDnp9oF0
佐天「御坂さん達も大変ですねー」
白井「そうなんですの。せっかく部屋中に仕込んでおいた監視カメラを……はっ」
御坂「……黒子、その話は帰った後にゆーっくり聞かせてもらうからね?」
白井「ちょっ、待って、待ってくださいませお姉さま!! 誤解です、私はただお姉さまの成長日記を」
御坂「何のよっ!! 余計にタチ悪いわっ!!」
佐天「……行っちゃいましたね」
上条「俺らも帰ろうか」
佐天「そうですね。それにしても夕食だったり、一部雑貨買ってもらっちゃってお金、大丈夫だったんですか?」
上条「今の上条さんは財布に余裕がありますからね、これぐらいしませんと。それに佐天さんに変なもの食べさせたら、それこそあいつらに怒られちまう」
佐天「ふふ……って、家政婦なんだから夕食も当然あたしが作りますよ?」
上条「いーや、上条さんはもう限界だね。夕食は俺が作らせてもらう。俺の家政婦力を見ろ!」
佐天「それじゃああたしが来た意味がないじゃないですかー」
上条「どうも上条さんはそういう星の元に生まれてきたいみたいなんですよ。ああ、なら当番制っていうのはどうだ?」
佐天「うーん……仕方ありません、それで妥協しましょう!」
上条「それじゃ代わりに明日の朝ごはんはお願いします」
佐天「ふふーん、任されました!」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:20:30.61 ID:paDnp9oF0
上条「上条さん特製の肉じゃがだ! どうぞ召し上がれ!」
佐天「わーっ、上条さん、結構家庭的なんですね?」
上条「誰も、当麻さん特製とは言ってないぞ」
佐天「……あ、もしかして」
上条「そう、佐天さんがお母さん直伝の親子丼を出してくれたんだから、俺も母さん直伝の料理で、と思ってさ」
佐天「なるほどなるほど……では早速、上条さんの家政婦力を見せてもらいましょうか」
上条「どうぞどうぞ、じゃあ」
上条&佐天『いただきます』
佐天「んーっ、安心する味、ですね。これがお袋の味ってやつですかね」
上条「(……そのお袋の味を知ったのも、つい最近なんだけどな)」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:21:45.58 ID:paDnp9oF0
佐天「というか普通に料理の手際もよくて、女としてはあたし少し落ち込んじゃいますよ」
上条「まぁ一人暮らしが長い上に、最近まで同居人がいたからな……」
佐天「あ、そうそう。その同居人さんって、どういう方だったんですか?」
上条「あーえっと……一言で表すなら、大飯食らい、かな……」
佐天「大飯食らい、ですか」
佐天「(何だろう、お相撲さんとかと同居してたのかな?)」
上条「主にそいつの食費のせいで、上条さん家は常に火の車だったわけですよ。俺はレベル0だから奨学金も多くはないし……」
佐天「えっ、上条さんってレベル0なんですか? 御坂さん達と知り合いでしたからてっきり……あれ、でも助けてもらった時、能力者の人の炎を消してたような……」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:26:14.74 ID:paDnp9oF0
上条「あーえっと、レベル0なのは間違いないんだけど、俺の右腕には『幻想殺し』っていう、超能力とはまた違う力が備わってたみたいで」
上条「それが超能力であろうが、もっとよくわからない力であろうが、この右腕で触れればそれらを全て打ち消せるんだ」
佐天「……それって、例えば御坂さんの電撃も、ですか?」
上条「そうなるな。アイツと初めてあった時に、アイツの能力を打ち消した結果、会うたんびに追っかけられる羽目になって……不幸だ」
佐天「……」
上条「佐天さん?」
佐天「ごめんなさい」
上条「へ?」
佐天「あたしもレベル0なんです。上条さんみたいに何かがあるわけじゃない、本当のレベル0」
佐天「だから、今上条さんがレベル0って聞いて、仲間なのかなって勝手に思っちゃって」
佐天「でもやっぱり、上条さんは特別な力を持ってて。勝手に落ち込んじゃって。失礼でしたよね」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:31:17.92 ID:paDnp9oF0
上条「……あのなぁ」
上条「さっきの料理の手際云々もだけど、比べる必要はないだろ、別に」
佐天「う」
上条「佐天さんは料理上手なだけじゃなく、フランクで話しやすくて、ノリがよくて……周りにいつも笑顔があって、いい子だよな。今日御坂と白井と一緒にいる様子見ててそう思ったよ」
上条「そんな佐天さんだから、あの二人も……俺だってそうだ。こうやって一緒にいるんだろ。そこに超能力があるかどうかなんて関係ない。佐天涙子っていう一人の人間を、俺たちは見てるんだよ」
上条「まー、超能力とかそういうのへの憧れや劣等感があるのも分かる。すげーわかる。俺も右手以外はなんもないしな。でもさ、俺たちはそこで佐天さんを見てるんじゃないし、佐天さんはどうなんだ? 二人を超電磁砲だから、空間転移者だから、御坂と白井だって認識してるのか?」
佐天「違います。あたしは」
上条「そういう事だよ。少なくとも俺たちはそんなことで佐天さんを見てない。佐天さんは佐天さんなんだからさ比べる必要なんてないと思うぜ」
佐天「……」
佐天「(こういうところなんだろう、なぁ……)」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:38:11.52 ID:paDnp9oF0
上条「さ、冷める前に食べちゃおうぜ」
佐天「はいっ! ご教授ご鞭撻、ありがとうございましたっ!」
上条「これでも将来の夢は一応教員ですからねー。その前にこの成績をどうにかしないといけないけど……」
佐天「上条さんならきっといい先生になれますよ……上条先生!」
上条「はい、何でしょう佐天さん」
佐天「先生は彼女はいるんでしょうかっ!」
上条「ぶっ、先生にそんな事聞いちゃいけませんっ! ……まぁいないんだけどさ」
佐天「意外ですね〜。てっきりいるかと思ってました」
上条「残念ながら上条さんは全然モテませんことよ……」
佐天「……んー、少なくともあたし、上条さんの事気になってる女の子、二人ぐらい知ってるんですけど」
上条「ほ、本当か? 誰だ?」
佐天「それは流石に秘密、ですっ。でも楽しみにしてていいですよ!」
上条「そうか……ついに上条さんにも春がくるのか……いよしっ」
佐天「ふふ……」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:44:29.22 ID:paDnp9oF0
上条「お風呂沸いたから先に入っちゃってくれ」
佐天「いいんですか?」
上条「レディファースト、というかその方が上条さん的には都合がいいのですよ」
佐天「都合がいい……まさかっ、あたしが入ったお風呂で」
上条「引かないでっ!? あー、いや、佐天さんは今日から住み込みだから、ここで寝るんだよな?」
佐天「そうなりますね」
上条「そうなると流石に俺と一緒の部屋で寝るっていうのは流石に不味い」
上条「と、なると上条さんは普段から寝慣れているバスタブで寝ることになりますことよ。そうなると水滴を拭いたりする関係で、後の方が都合がいいんだ」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:48:07.13 ID:paDnp9oF0
佐天「なるほどー……ん、普段から?」
上条「同居人がいる時はいつもバスタブで寝てたからなー」
佐天「……あのー、つかぬ事をお聞きしますが、その同居人さんっていうのは女の方ですか?」
上条「そう……だな」
佐天「ひどいっ、さっき彼女はいないって」
上条「あいつはそういうんじゃねぇよ。ただの大飯食らいだ」
佐天「そういう関係が一番怪しいんですよねー。ほんとに何もないんですか?」
上条「ねぇってば……」
佐天「……上条さんの交友関係に少々の不安を抱きつつ、佐天は佐天はお風呂に入る事にします」
上条「なんだよ不安って……行ってらっしゃい」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:54:36.16 ID:paDnp9oF0
佐天「(もやもやするなぁ、女の人と同居してて、御坂さんにも好意を向けられてて、しかも土御門さんの台詞的にああいう事はいつもやってるっぽいし……)」
上条「タオル洗面所に置いておくなー」
佐天「ありがとうございまーす!」
佐天「(うーん、あたし自身の気持ちもよくわからないからなぁ……気には、なってるけど)」
佐天「(とりあえず明日の朝ごはんについて考えよう、そうしよう)」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 21:58:16.10 ID:paDnp9oF0
佐天「あがりましたー」
上条「おう、それじゃ俺も入りますかね」
佐天「……変な事しちゃだめですよ」
上条「あまりに信用がなくて、上条さんは泣きそうですよ……あ、それよりほい」
佐天「わっ、アイス、ですか?」
上条「お風呂上りのアイスは最強だぜー……前まではなかなかそんな贅沢もできなかったんだが」
佐天「そんなに同居人さんは食べるほうだったんですか?」
上条「……学校から帰ってきたら、朝6号炊いておいたお米がなくなってたって言ったら信じる?」
佐天「それは……」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 22:04:34.74 ID:paDnp9oF0
上条「実際には俺も朝は食べるから1号はなくなるんだけど……残り5号が、夕食前になくなってるんだよ」
佐天「お米代だけでも半端ないですね、それ」
上条「プラスでもちろんおかずとかも作らなくちゃいけないからなー、奨学金の殆どは食費と入院費とかで消えるのですよ」
佐天「……入院費って事は、やっぱりあたしを助けるみたいに、いろんな人を助けてるんですか?」
上条「不幸体質っていうのもあると思うけどな、どうしても、困ってる人を見過ごせないんだよ」
佐天「その同居人の女の人も」
上条「そう、だな。困ってた、はずだ」
佐天「……」
上条「じゃ、風呂入るから」
佐天「か、上条さん!」
上条「はいっ!?」
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 22:09:03.09 ID:paDnp9oF0
佐天「少なくとも、少なくとも……あたしはすごく感謝してます、あたしを助けてくれたこと」
佐天「だから、その……この家の中で起きる不幸は、この佐天涙子が退治してあげますからっ!!」
上条「はは、そりゃ頼もし———っとと!?」
佐天「あっ、上条さん、あぶな———」
上条「い、いてて、大丈夫か佐天さ……ん……」
佐天「あ……」
上条「(転んだ俺に、覆いかぶさるようにして佐天さんが乗っかってきていた)」
上条「(お互いの顔の距離は数センチ、傍目から見れば、俺が佐天さんに押し倒されたような形に)」
上条「うわわっ、ごめん、ごめんなさい佐天さん!」
佐天「い、いえ……あたしも支えられるなんて思っちゃったから」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 22:12:31.98 ID:paDnp9oF0
上条「ケガ、ないか?」
佐天「ケガはありません、けど」
上条「そうか……」
上条&佐天『……』
上条「お、俺改めて風呂に……』
佐天「い、行ってらっしゃいです」
上条「(不幸……いや、よく考えれば不幸、なのか? これは)」
上条「反応に、困るな……」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 22:16:51.26 ID:paDnp9oF0
上条「そろそろ寝るか」
佐天「そうですねー。上条さん、明日のご予定は?」
上条「俺はないけど……佐天さんは?」
佐天「あたしは、ルームメイトの事が心配なので、ちょっとそっちに顔出してきます」
上条「ルームメイトっていうと……君と一緒にいた、あの、花飾りの女の子か?」
佐天「初春っていうんですけどね。あの日も、その子の臨時寮の方に泊まる予定だったんです」
上条「なるほどな。……仲がいいんだな」
佐天「はいっ、一番の友達です!」
上条「なら大切にしろよ。おやすみなさい」
佐天「もちろんです! おやすみなさい、上条さん!」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/24(金) 22:18:39.18 ID:paDnp9oF0
本日はここまでで。
今日から天賦夢路編ですね。また動く可愛い可愛いフレンダが見られるって訳でめちゃくちゃワクワクしてます。
次の更新は恐らく早くても一週間前後になる予定です。
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 04:12:58.54 ID:mr50fj4ro
おつおつ
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 04:13:13.95 ID:jqqgJVWxO
フレ/ンダ「ファンがいて嬉しいってわけよ」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2020/07/31(金) 02:34:20.72 ID:dfwKkCzm0
>一人称の間違い、セリフの違和感
確かに上条さん(特に)や美琴のキャラ、口調、とある用語の名称の書き方や設定、上条さん→インデックスへの評価、扱いが初SSでアックア戦付近である事等の諸事情加味してもちょっとすごいかな…
全体的にまだ原作小説の情報のインプットがあんまりできてなくて(もしくは最新巻まで読めてない、最後に読んだのがそこそこ前の状態で以降何度も読み直しせず書いてるとか)ふわふわ状態と感じます。書きながらもたまに原作読み直しつつ禁書wikiで些細な事でも確認しながら書くと良くなってくるよ
ちな上条×佐天をやるつもりだとしたら1レスめとかに上条×佐天って書いといたりすると読む人もそれ好きな人を集めれるからオススメやで。なおこの意見は無視してくださって結構なので突っ走って初SS完結させてね。応援してます
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/31(金) 19:21:00.48 ID:E8CxbsAz0
此処しか書き込めない訳か
面倒な
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/09(日) 19:23:19.30 ID:g9R884ya0
活路があるならそれでいい
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