【安価】真実の瞳

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434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/11(金) 22:56:49.38 ID:VqHJdbTw0
男「これからまた信仰を広めましょうか」

エルフ「いいのか?まぁ、
    男の決めることに異存はないが」

古代神「……ふん。許したつもりですか」

男「まさか。正しき教え、正しき心をもって
  信仰を広めれば僕の力になりますから」

古代神「私を利用する気か、痴れ者め」

男「何か、問題でも?」

古代神「大アリですね。後悔させてやります」
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/13(日) 02:23:20.87 ID:MDcwAUe50
エルフ「とは言いつつ、ついて来るのだな」


散々ゴタゴタを起こしたので、
一行はさっさとリザードマンの街を去った
向かうあてはなく、ただ砂漠を歩く


古代神「何せ、ここに少年がいますからね。
    宗教勧誘といえば子供を使った
    泣き落とし。これが鉄板です」

エルフ「……やれやれ」

男「そういえば古代神。
  あなたの宗派の教義は何なんですか?」

古代神「え?そりゃ>>436ですよ」
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 06:27:40.74 ID:a+lIrCLEO
子供を大切に
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 19:16:08.43 ID:kNHHgDzU0
大切にする(意味深)?
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/14(月) 00:22:31.66 ID:qg9dV7k30
古代神「子供を大切にですよ」

エルフ「まともじゃないか」

古代神「私を何だと思っているんですか」

男「外道鬼畜神」

古代神「子供の姿をいいことに、
    言ってくれますね……」


砂漠の太陽は押し潰すように身を焦がす
しかし、水はあり、それは魔法で増やせる。
彼らは危機に晒されてはいなかったのだ。

いずれ来る夜を除けば。
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/14(月) 22:18:49.41 ID:qg9dV7k30
陽は傾き、夜の足音がする
水はあれど、寒さには無力だ


男「そろそろ夜ですか……」

古代神「あなたのその水を増やす魔法で、
    太陽を増やせないのですか」

男「それこそ神の領域ですよ」

エルフ「む……、二人は凍えかねんな」

男「エルフは大丈夫なんですか?」

エルフ「うむ、代謝を上げられるのでな」
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/14(月) 22:23:21.14 ID:qg9dV7k30
古代神「あなたは本当に生物なんですか……」


そうこうしている間にも、
夜が目前に迫りつつある


男「うーん……」

エルフ「そうだ、良いことを考えた」

古代神「何です?」

エルフ「>>441
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 07:01:39.66 ID:Utnbl23y0
周囲から暖かさを集める魔法を思いついた
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/16(水) 22:49:53.94 ID:Uh1+e4nW0
エルフ「周囲から暖かさを集める魔法を思いついた」

男「すごいですね!どうやってやったんです?」

エルフ「うむ。私が唯一知る魔法があってな、
    その原理を利用したものだ」

古代神「……それ、どんな魔法なんですか」

エルフ「【鏡面展開】【熱制御】……かな、
    そして【一点集中】……のはず」

男「なるほど、それが熱収束魔法ですね」

エルフ「あぁ……だが、今示したのは想像だ。
    私が正確に知っているのは、
    【鏡面展開】ただ一つだからな」
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/17(木) 22:54:00.92 ID:bPRY+r9x0
男「【熱収束魔法】!!」


彼はその体格に似つかわしくないその杖で、
魔法を唱えてみせた

すると、渦巻くように熱が集まってきた
少し熱いが、その程度気にしてはいられない


古代神「素晴らしい!」

男「それはどうも……なんだか疲れました」

古代神「恐らく、その小さな肉体では
    多くの魔翌力を保持しておくことが
    できないのでしょう」

エルフ「つまり、魔翌力の使いすぎのようだな。
    よし、おぶってくれよう!」
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/17(木) 23:03:33.81 ID:bPRY+r9x0
月が天上に登りきった。
何かを放出するような音がして、
振動を伴う月光かと思ったが、流石に違い、
機械の駆動音であると予想付けられた


エルフ「なにか聞こえるな」

男「こんな時間にわざわざ移動するような者が
  僕ら以外にいたとは」

エルフ「道を聞くか?」

男「呼び止められればそれがベストですね。
  悪人でも移動手段を奪取する口実になる」

古代神「でしたら私が呼び止めますよ。
    『三分間ほど』使って」
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