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貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/19(日) 23:29:18.80 ID:+GjNeC1F0
2
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/19(日) 23:30:51.07 ID:QQaZTX5Eo
1
34 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/19(日) 23:55:16.56 ID:KIt/VpbM0
貴方「鹿目さん、普段キュゥべえに覗かれて困ったりしてない?」
まどか「えっ? たまにいるなぁって思うだけで困ったりはしてないよ」
QB「ほらね。まどかもこう言ってるよ。大体、僕が人間の生活や裸体なんて見てもなにも思わないのに」
まどか「ちょっ、ちょっと待ってよ……裸体って何? 見たの!?」
QB「?? 急にどうしたんだい?これももちろんサポートのためだよ」
まどか「さすがにそう言われると話はちがうよ!やっぱり連れていけない。わたしが今困ってるのはあなたのせいじゃない……!」
貴方「キュゥべえ…………お前ってやつは」
とりあえず、キュゥべえをじっと睨んでおく。
QB「どうしてそうなるんだい? ……わけがわからないよ」
人じゃないから仕方ないのかもしれないが、やっぱり妙に人とズレているとこがある。
サポートしようとわかろうとはしてるのかもしれないけど、根本的に分かり合えてないというか。これはきっと治らないんだろう。
鹿目さんはもちろん哀れだが、キュゥべえもなんか哀れに思えてきた。
結局、キュゥべえと別れて鹿目さんと二人で行くことになる。
――鹿目さんの家の近くの道を歩いていると、ふと思い出した。
35 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/20(月) 00:26:09.14 ID:SFboTIXA0
貴方「鹿目さん……大丈夫?」
まどか「ちょっと気が滅入ったかも……」
貴方「そういえば、『今度』って言ったきりだったけど、あれからあの猫と会うの?」
まどか「あ、うん。前にも通学路で見たことはあったんだけど、近くの茂みを寝床にしてるみたいなんだ」
まどか「それであの子、わたしのこと覚えててくれたみたいで……」
鹿目さんが立ち止まり、鞄から何かを取り出そうとする。
何か包装のような音。――もしかしてこれって。そう思うと同時に、猫の写真つきの袋が見えた。
まどか「とてもなついてくれてるし放っておけなかったから。またあんなことになったら嫌だし……」
貴方「わざわざ餌買ったの!?」
まどか「遅刻した日はいると思わなかったしさすがに何も持ってなかったんだけど、あの帰りに。お小遣いで買ったんだ」
まどか「今日もあの辺にいるかな。寄ってみる?」
鹿目さんは少々戦意喪失っぽいし、気分転換のためにも寄り道をするのも悪くないのかも。
茂みを覗きこむと、皿が置いてあった。これも鹿目さんが置いたのかな。鹿目さんが近づいていくとその奥から猫が出てくる。
甲高い声や輝くつぶらな瞳は同じ。あの時は濡れていたけど、今はふわふわの黒い毛が綺麗に見えた。少し元気になった印象だ。
貴方「あの時より元気そうだね」
まどか「家から近いし、明日からも通おうと思うんだ」
貴方「……家族には内緒なの?」
まどか「うん、話してない」
1家で飼えたりってしないよね
2協力したい
3自由安価
下2レス
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/20(月) 00:27:13.98 ID:d88gK5hX0
1
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/20(月) 00:35:15.60 ID:uH//NCgX0
1
38 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/25(土) 00:35:53.51 ID:/2gUAXfU0
貴方「家で飼えたりって……しないよね」
それができるならこんなふうにはしてないんだろうな、とは思いつつも聞いてみる。
まどか「実は前に猫を飼いたいって言ったことはあるんだ。でもうちは弟もまだ小さくて大変だから、飼うなら数年後だって言われたの」
まどか「それに、庭に野良猫が来るの嫌がってたから。……もしかしたら、好きじゃないのかなって。【貴方】くんちはどう?」
貴方「うちも厳しいかな……」
まどか「……そうだよね」
そんな事情なんてつゆも知らない目の前の猫は、満足そうに鹿目さんの膝へ寄っていくと頭をすりつけていた。
こんなに懐いてるんだもんな。見放せなくなるよな。
貴方「俺たちで出来ることはしたいね。あ、そうだ、最近すごく寒いし、タオルでも敷いたら少しは温かくならないかな」
まどか「いいね。買ってくる?家にもあったかな」
貴方「今持ってたはずだから……あった。これでどう?」
鞄の中からタオルを取り出して茂みの奥の地面に敷いてみる。
大層なものではないけどないよりはマシかな。なにより、少し『住み処』って感じはしてきた。
猫も興味を持ったようで、少し匂いを確かめてからそこに座ってくれた。
まどか「乗ってくれたね。気に入ってくれたのかな」
貴方「だといいね」
大人には言えない秘密の場所。少し違うけど、秘密基地を作ってるような気分だった。
……俺たちはまだ子供だ。子供だから、自分で決められないことも多いけど。
でも――飼えなくてもやっぱり見放せないよな。
俺はまだタオル置いただけだけど、あの日一緒にこの猫を発見した仲間として、鹿目さんと同じことは思っていた。
四回目【貴方】 35日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・秘密共有↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずい
・佐倉杏子・・・興味なさげ?
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:3回】
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 01:13:22.57 ID:Y+8J/vaX0
ほむらは未だに気まずいなのか、これじゃ話しかけられないから攻略できないな
40 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/25(土) 01:22:23.20 ID:/2gUAXfU0
※これから冬休みに入ります。
※36〜45日目までが冬休み期間です。
※実はこの世界、季節が動く関係上【タイムリミット】があります。攻略中のキャラがいない状態である日数を超すと……
※……まあ別になにもないんですが、強制的にリセットになります。
――――――
36日目 冬休み
貴方(今日は何して過ごそうかな……)
……冬休み初日。
今日から長い休みが始まるとあって、ごろごろしていた。
金曜が終わって、まだ普通の週末の気分。
1誰かに連絡してお誘い(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)※キャラによっては断られることもあります
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2手軽に誰かとチャット(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)
3QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
4でかける
a猫のいた茂み
b繁華街
c訓練場所
5家の手伝いでもするか
6自由安価
下2レス
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 01:30:27.85 ID:2XMDlJSZ0
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 03:44:46.70 ID:k0jbSz+Mo
5
43 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/25(土) 19:25:57.70 ID:/2gUAXfU0
と、ごろごろしてたら声をかけられた。家の手伝いでもしよう。
貴方「年の初めに向けて綺麗にしなきゃいけないもんな。まあ、今年は友達も呼ぶし」
貴方「ちょっと気合い入れっか!」
――――気合いを入れて境内を掃除した!
訪ねてきた近所の人にも褒めてもらえた。たまにはこんな日もいい、かな?
下1レスコンマ判定 訪問者
1~25…さやか
26~50…マミ
51,75…仁美
76~85…まどか
86~96…杏子
97~99…ほむら
ゾロ…安価指定
00…なんかまとめて来た!?
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 20:18:10.56 ID:IgR0dgq+0
支援
45 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/25(土) 21:01:07.69 ID:/2gUAXfU0
貴方「よし、こんなもんかな――」
落ち葉やゴミを箒で掃いて集めて、あらかた掃除が終わったところだった。
入口のほうから知り合いが来るのが見える。
仁美「【貴方】くん、ご機嫌麗しゅう」
貴方「あれ、志筑さん」
仁美「まあ、お掃除の途中でしたか?偉いです!」
貴方「これからいっぱい人も来るだろうし、ちょっと家のお手伝いをね。志筑さんはどうしたの?」
仁美「【38日目】からは旅行に行ってしまうので、初詣の下見も兼ねて今のうちに挨拶をできないかと思って」
貴方「そういえば旅行って言ってたね。それでわざわざ会いに来てくれたの?」
仁美「メールや電話でも挨拶はできますが、ちゃんと会っておきたくて。どうやって呼ぼうかなと思ってたんですが、会えてよかったです」
ふと、ちょっとだけしんみりした気持ちになる。少しの間だけど寂しくなるな。
会いに来てくれたのは嬉しかった。
仁美「邪魔をしてしまいましたわね。お掃除頑張ってください」
貴方「あ、いいよ。もう終わりにしようと思ってたとこだし。せっかくだしお茶でも飲んでく?ていうか、この階段大変だったでしょ」
仁美「お気遣いありがとうございます。いい運動になりましたわ。【貴方】くんは毎日ここを上り下りしてるんですよね」
貴方「まあ慣れたかな?おかげで足腰は強くなったのかもな」
雑談を交えつつ、寒い外から中に入る。
――――志筑さんと一緒にお茶をして過ごした!
四回目【貴方】 36日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・秘密共有
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずい
・佐倉杏子・・・興味なさげ?
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:3回】
46 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/25(土) 21:26:12.36 ID:/2gUAXfU0
37日目 冬休み
――――少し遅めの起床。こうも寒いとなかなか布団から出たくなくなる。
普段ならあまりだらけているのもまずいが、まだまだ休みは長い。
貴方(昨日は何気にはじめて女の子の友達が来てくれたんだよな)
もっと昔は誰か女の子が来てくれたことあった……っけ……――?
・何して過ごそうか
1誰かに連絡してお誘い(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)※キャラによっては断られることもあります
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2手軽に誰かとチャット(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)
3QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
4でかける
a猫のいた茂み
b繁華街
c訓練場所
5家の手伝いでもするか
6自由安価
下2レス
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 21:31:14.22 ID:k0jbSz+Mo
2ほむら
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 21:32:44.55 ID:JI1i27HR0
1まどかe
無理なら↑
49 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/25(土) 22:43:47.77 ID:/2gUAXfU0
鹿目さんと連絡取ってみた。鹿目さんも今は家でゆっくりしてたようだった。
そして、家族団欒を満喫中らしい。
貴方『――あ、そうなんだ。家族で休みを楽しんでるんだね』
まどか『うん。昨日もパパが張り切って料理してくれて、わたしも手伝ったんだ』
貴方『あ……じゃあ、このあと家に寄ってみてもいいかな?』
まどか『え? うーん……今日はみんな休みだし、家の中がゴチャゴチャしてるかも……わたしも結構散らかしちゃったし』
貴方『鹿目さんの家って、たしかあの茂みの近くなんだよね。行ってみようかなって』
まどか『ああ……わたしも今日はまだだから。そういうことならわたしも一緒に行くよ』
内緒話をするように、鹿目さんの声が少し小さくなる。
電話越しに賑やかな声が聞こえる。家族のすぐ近くで話しているらしい。
鹿目さんは家族付き合いはオープンな方だし、堂々と出来ない話っていうのも珍しいんだろう。
貴方(……何か持ってったほうがいいかな?)
1猫のおやつてきなもの
2猫のご飯てきなもの
3人用のお菓子
4自由安価
下2レス
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 22:47:14.78 ID:JI1i27HR0
安価下
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 23:49:19.61 ID:k0jbSz+Mo
4冬休みの宿題の一部
52 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/27(月) 00:30:24.99 ID:qgwGDTcx0
貴方(といっても、ご飯は鹿目さんが持ってるし、猫用のものは何持っていけばいいかわからないしな)
茂みに行くだけだからあんまりかさばるもの持ってったってしょうがないだろう。
いや、多少かさばっても猫の住み処に置くのに良さそうなものなら持ってってもいいけど、何かあったかな……?
貴方(着いてから鹿目さんに相談してみるか)
――――猫の居た茂みに向かってみると、鹿目さんが先にいた。
ご飯をあげたところみたいだ。皿にキャットフードが入っていた。
貴方「元気そうだね」
まどか「うん。ご飯もたくさん食べてくれるし、すっかり元気になってくれたみたい」
とりあえず、飢える心配はなくなった。
しばらく猫の様子を眺めつつ、他に何かいるか考えてみる。
ご飯用の皿が一枚、それとタオル。タオル一枚だけじゃ寒いかな。
貴方「何か他に必要なものってあるかな?」
まどか「うーん……―――― 名前。そろそろ名前があったほうがいいよね」
貴方「名前か。たしかに猫猫ってだけ呼んでるのもな……」
貴方「鹿目さんは何か考えてるの?」
しばらく二人で考え込む。鹿目さんも特に考えてはいなかったみたいだ。
猫はご飯を食べ終えると、鹿目さんの足元へと寄っていった。
53 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/27(月) 00:43:10.24 ID:qgwGDTcx0
まどか「あなたはどんな名前がいい?」
鹿目さんが猫に語りかける。抱き上げると猫が鳴いた。
子猫特有の甲高い声。なんて言ったのかなんてさすがにわからないけれど。
まどか「――……エイミー。エイミーでどうかな?」
貴方「いいんじゃない?何か感じ取ったの?」
まどか「えいって抱っこしたらミーって鳴いたから……」
貴方「なるほど。それも感じ取ったって言えそうだ」
お腹が満たされたからか、エイミーは眠たそうにしていた。
鹿目さんの膝から降りると丸まって寝転がった。タオルはちゃんと寝床として使ってくれてるようだ。
まどか「【貴方】くんは他になにか思いつくことはある?」
貴方「他に必要なものか……」
1タオルの替えとか今度持ってこようかな
2首輪とか買いに行く?
3自由安価
下2レス
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/27(月) 00:46:58.74 ID:S4sREpa4o
2
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/27(月) 01:16:50.00 ID:QE57E6Ux0
2
56 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/27(月) 23:50:06.48 ID:qgwGDTcx0
貴方「名前も付けたんだし、首輪でも買いに行く?」
まどか「首輪着けたら飼い猫って感じがするね。なにも着けてないと、どっか連れてかれちゃうかもしれないし……」
知らない間に保健所に連れてかれたりするかもしれない、ってことか。
そこまで考えて言ってなかったけどたしかにそうだなって思った。
他の人のとこに行くならまだしも決まらなかったら殺処分なんだろうし。
まどか「……あ、でも今財布すら持ってきてないんだった。どうせすぐ近くだからと思って」
貴方「猫の餌だけつめてきたの?」
まどか「あはは……うん、そうなるね」
貴方「取りに行く?」
まどか「うん。ごめんね、途中で寄ってくね」
駅のほうを目指しつつ、ひとまず鹿目さんについていく。
鹿目さんの家も途中にあるらしい。
――少し歩くと、立派な一軒家が見えた。表札に鹿目って書いてある。先に庭に居たお父さん?と目が合ってしまった。
「あれ?まどか、友達連れてきたの?」
まどか「あ、うん。そこで偶然会ったんだ。これから買い物に行くからまたすぐ出るけど」
「家出る時に忘れ物でもしたのかい?」
まどか「ええと、お財布を忘れちゃって!」
「そそっかしいなあ」
57 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/28(火) 00:34:50.05 ID:E+b1wALr0
なんか厳格そうな人に見つかったらどうしようと思ってたけど、優しそうな印象のお父さんだった。
ちょっと安心した。
貴方「どうも。鹿目さんのクラスメイトの【貴方】っていいます」
「よく来てくれたね。これからもまどかをよろしくね」
貴方(よろしく、か……)
貴方「じゃあここで待ってるよ」
まどか「外で待ってるのは寒いでしょ?」
貴方「でも今日は家族もいて部屋が散らかってるからって……」
まどか「すぐ出るんだし気にしなくていいよ。むしろこんなところで待たせてたらパパとママに怒られちゃう」
貴方「そう言うんなら」
家に上がらせてもらうと、次に見たのは小さい男の子の世話を焼いてる母親の姿だった。
鹿目さんからの簡単な紹介の後挨拶すると、こっちに視線を向けてくれた。
「えっ、お友達?しかも男の子か〜。悪いね、何も準備してなくてこんなで」
貴方「いや、急に来たのはこっちですから」
まどか「ママ、何か勘違いしてない?普通の友達だよ?【貴方】くん、こっちがわたしの部屋だよ」
両親の歓迎を受けた後、鹿目さんの部屋にたどりつく。
……知ってる人だけの空間になるといくらか落ち着いた。
まどか「あった、これとこれと……――よし、これでいいや。付き合わせてごめんね」
貴方「むしろ俺のほうが急に来たら迷惑だったんじゃ……?」
まどか「気にしなくていいよ、付き合わせたのはわたしだし。あ、でも散らかってるからあんまり見ないでね」
やっぱり女子の部屋は気になるといえば気になる。
鹿目さんの部屋はなんていうか、ぬいぐるみがいっぱいで可愛らしい感じの部屋だ。
言うほど散らかってもないかなと思ったけど、まあ言わないでおこう。
58 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/07/28(火) 01:09:29.78 ID:E+b1wALr0
まどか「行こう」
必要なものを詰め終わったようだ。
部屋を出て廊下のほうに戻っていくと、ふと庭いじりしていたお父さんの困ったような声が聞こえた。
「あぁ、またやられたなぁ……」
まどか「パパ、どうしたの?」
「猫だよ。野良猫かどこかの放し飼いか……。畑をトイレにされちゃってた」
まどか「……」
「百均にとげとげマットでも売ってるかな……猫が食べたら中毒を起こす草だってあるだろうに。近寄らせないようにできないかな」
……家を出ると、思わず鹿目さんと顔を見合わせた。
貴方「……トイレか」
まどか「考えたことなかったね……」
まあそりゃあ猫だってどんなに可愛くたって、生き物な以上糞尿くらいする。
当たり前といえば当たり前なんだけど、どこか考えないようにしてたのかもしれない。
野良猫が人に迷惑をかけるということを。
まどか「パパも猫が嫌いなわけじゃなかったんだね。砂をかける場所があったらそこでするのかな」
貴方「トイレ置く?」
まどか「スペース的には置けないこともないかな……?」
ただ、トイレや専用の砂なんて買ったら首輪なんかよりお金はかかる。
掃除したり替えてやる手間もかかるだろうし、それも鹿目さん一人で全部やるつもりなのかな。
それに、小さい皿とタオルだけならまだしもあの茂みに置くには結構目立つ気がした。
まどか「と、とりあえず見てみようか。そのせいでエイミーが嫌われちゃうのはいやだし」
まどか「庭とかトイレにされるのは困るもんね……」
ひとまず予定通り買い物には出かけよう。デパートに向かうことにする。
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/28(火) 07:51:07.32 ID:sK4VvOTdO
泳げエイミー
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/07/31(金) 22:41:15.99 ID:3y7enG4p0
a
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/06(木) 17:41:28.90 ID:uWvBPB0Z0
支援
62 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/08(土) 01:05:00.60 ID:ojRJUnT80
貴方「――――小型犬・猫用……このへんか」
まどか「かわいいのいっぱいあるね。どれが似合うかな?エイミーは黒猫だから……――」
デパートの中にあるペットショップにつくと、さほど迷わずに辿りついた。
鹿目さんは入口付近にあったうさぎやハムスターなどの小動物にも少し目を奪われていたようだったが、今はまずエイミーのことだ。
デザインや色の違う首輪を見比べている。その横顔は楽しそうに見えた。
人間の都合ではあるが、こういうのを選ぶのは服を選ぶのと同じように楽めることだ。
しかしトイレのこととなると楽しいというよりはどうにかしなきゃいけない問題になる。……飼うのもこんな感覚なのかな?
まどか「こっちの色とどっちがいいかな?」
鹿目さんが出したのは同じデザインのピンクと黄色だった。
なんかショッピングデートの定番っぽいセリフだけど、猫用品選んでるだけなんだよな……。
1ピンク
2黄色
3あえて他のを推す
下2レス
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/08(土) 01:26:05.98 ID:8N3YgJn20
1
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/08(土) 01:53:12.57 ID:T+ngz7Qm0
1
65 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/08(土) 21:25:12.69 ID:ojRJUnT80
貴方「そっちのがいいんじゃないかな? ほどよく目立ちそうだし」
まどか「ピンクのほうだね。ちょっと派手かなって気もするけど可愛いよね!」
たしかに無難っていうよりは少し派手かもしれない。
まあでも、こっちのほうがいいって思ったのはそこも含めてだった。
まどか「黒猫だから、わたしも茶色や黒みたいな暗い色だとわかりづらいかなって思ってたんだ」
まどか「でも黄色も目立つほうじゃないかな?蛍光色みたいな」
貴方「それもそうか。でもなんとなく、そっちのほうが鹿目さんらしいなって思ったから」
まどか「わたし? そうかな。でもこれはエイミーのだよ?」
貴方「なんというか……鹿目さんが選びそうかなって。つけてるリボンとかも、もっと赤みが強いけど似たような色だし」
まどか「実はこれは選んだのはわたしじゃないんだけどね。でもこれ、気に入ってるの」
まどか「もちろんそれだけで変われるわけじゃないけど、外見を少し変えるだけでも違う自分に『変身』できる気がしない?」
そう言うってことは、『変身』する前と後があったってことなんだろう。それも外見だけの話じゃなくて。
――――いつからだっけ?
それだけじゃないなら他の理由もあるってことだ。
優しそうな印象や自己主張の強くないところ。変わらないところは変わらないけど、言われてみると、変わった――……のかな。
いつもはもっと目立つさやかとかもいるから印象は埋もれがちだった。それでも鹿目さんにとってはとても大きな変化。
66 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/08(土) 22:07:11.23 ID:ojRJUnT80
貴方「魔法少女の『変身』もそうかな」
まどか「! うん。そうなの。前にも話したよね。わたしは魔法少女になれたことが誇りだって」
貴方「じゃあ――やっぱりそのくらいの時期からなんだ。さっきの話も」
まどか「うん……リボンのこと言ったけど、それが一番大きいよ。もし契約してなかったら、まだわたしは自分に自信が持てないままだったと思う」
貴方「そうか、そんなに……」
まどか「普通の女の子が可愛い衣装に変身してかっこよく戦うのって、小さい頃にも憧れてたの」
まどか「さすがに大きくなったらそんなのもう忘れてたけど、本物の『魔法少女』に出会ったら小さい頃よりももっと強く憧れた」
まどか「そんな憧れの魔法少女になれて、お話の中の魔法少女みたいに普通の女の子のわたしが魔女と戦ってるんだよ!」
まどか「だから、辛いこともあるけど、仲間にも恵まれてるし今はとても幸せ」
鹿目さんの表情は自信で満ちていた。自信に満ちた、穏やかな笑顔だった。
――ああ、そうか。この表情をするようになったのは契約してからなんだ。
鹿目さんの魔法少女に対しての想いはかなり強そうだった。
……同時に、前にも感じた自己評価の低さ、それ自体が自信につながってるんだって気づいて少しだけ脆さを感じた。
鹿目さんの自信は魔法少女に関することだけで、それ以外はまだ自信を持てないままなんだろうから。
変身という言葉から連想しただけだったけど、魔法の力を得る契約は良くも悪くも人生や人柄すら変えるほど影響を与えるものなんだろう。
なら、俺自身はなにか変わっただろうか――?
考える前に、ふとよさげな雰囲気になってたところに幼い女の子の声に水を差さされて現実に帰るはめになる。
*「あのおねえちゃん魔法少女なのー?へんな話してたー」
*「しっ、聞こえちゃうでしょ!」
貴方「…………」
まどか「――こ、こんなところで堂々とする話じゃなかったよね!」
まどか「じゃあ首輪はこれにしようかな。意見ありがとう」
自信のある表情から一転、慌てふためいてた。
……さっきの会話の流れで、もしかしたらチョーカーとかも似合うかなって想像してみたことは秘密だ。
鹿目さん、あんまりそういうファッションしなさそうだけど。
と――、それは置いといて、別の棚を見にいく。
67 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/08(土) 22:36:13.58 ID:ojRJUnT80
まどか「爪とぎにブラシに歯磨きセットに、色々あるんだね……。飼うなら全部必要なのかなあ」
貴方「どうなんだろう……。飼うならあったほうがいいんだろうけど、さすがにそこまではやってられないんじゃない?」
貴方「お金もそんなにあるわけじゃないし」
まどか「うーん……今は全部は買えないかな……。本当は色々と準備が必要なんだろうね。動物飼うのって」
貴方「急だったし準備が揃ってないのは仕方ないよ……」
これからどうするか、どこまでやるのかは考えなきゃいけないとは思った。
思ってたよりも、考え出せば次々と出てくるようだ。
ここまでやって見放したくないし、俺もできることはやりたい。でも――……。
貴方「これが猫トイレか。容器も砂もいろいろ種類がある」
まどか「けっこう高いのもあるね……。子猫用なら小さいし少し安いね。小さくないと茂みに隠せないし……砂、どれにしよう?」
漠然と見にきたけど、事前に調べたりもしてないからなにがいいのかさっぱりわからない。
悩んでいたところに店員が尋ねてきて、結局そのおすすめ通りに買うことにした。
出来るだけコンパクトで費用がかからないものを選んでもらった。
……野良猫、ということは言えなかった。
それは俺たちだけの秘密。それに、どこか知られることに怖さがあった。何か後ろめたいような気持ちを感じていたんだと思う。
まどか「首輪とトイレの代金、出してくれてありがとうね。どのくらいかかるかわかってなかったし、一人じゃけっこうきつかったかも……」
貴方「鹿目さんは餌まで用意してるんだし、このくらいなら安いもんだよ。二人の秘密だからさ!」
買い物が終わると、ふたたび茂みに戻ってくる。
エイミーはまだここにいた。昼寝中のようだ。
68 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 00:05:10.24 ID:pFKoOvFd0
貴方「よく寝るね」
まどか「猫ってそういうものなのかも……。ただいま、エイミー」
先に茂みにトイレを置いて、砂を入れてセットする。この場所に物がまたひとつ増えた。それも今度のはそこそこ大きい。
子猫用の小さいサイズとはいえ茂みの中を覗くとかなり存在感があった。
まどか「これがエイミーのトイレだよ。今日からはここでしてくれる……?」
昼寝から起きたばかりのエイミーは、わかっているのかいないのか。
まあ、言葉がわかったとは思ってない。いっそ人間の言葉が通じたら楽なのに。
まどか「……これって子猫用なんだよね。大きくなったらもっと大きいのが必要になるのかな」
貴方「どうだろう……」
まどか「小さくて使いづらいって思ったら、別のところでするようになるかも」
まどか「というか、ちゃんと使ってくれるかな。せっかく用意しても使ってくれなかったり、別のところでもするとしたら……」
それを考え出すとどうしようもなくなる。それに、さっきは首輪を人間の都合って思ったけど。
貴方「今まではどこでしてたんだろう。この辺にはないし……。猫からしたらそこらでしたって困らないんだもんな」
まどか「うちの庭でしてたのもエイミーだったりして……」
鹿目さんは苦笑いで言う。
もしもピンクの首輪をつけた黒猫が自分ちの庭を荒らしてるのを発見したら気まずいだろうな。
まどか「……うちのっていうのも嫌だけど、人に迷惑かけるわけにはいかないよ。でもどうしたらいいんだろう」
貴方「ここだけでしてくれるようになるのが一番いいんだけどね」
まどか「うん。もちろんそれはそうなんだけど……とりあえず、してくれるかどうか様子を見るしかないかな」
慣れないと暴れるかとも思ったけど、首輪は簡単につけられた。
もう見た目は立派に飼い猫に見える。
まどか「……とりあえず、今日はこれで帰ろうかな。エイミー、またね。【貴方】くんも」
まどか「今度はまたエイミーのこと以外でもショッピングとかしに行こうか。まだ当分は余裕ないかもしれないけど……」
貴方「うん、そうだね。またどこか行ったりしよう」
どうなるかは様子を見るしかなさそうだ。
今日はこれで別れた。
四回目【貴方】 37日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・問題共有↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずいことがあった→
・佐倉杏子・・・興味なさげ?
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:3回】
69 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 00:16:55.33 ID:pFKoOvFd0
※初詣イベントは【40日目】
―――――――
38日目 冬休み
いつも通りに起床してのんびりと過ごす。今日も寒いけど、カラッと晴れて日が差している。いい天気だ。
【38日目】――今日は志筑さんが旅行に行くと言ってた日だ。
今日から少しの間会えなくなる。寂しいな。
・何して過ごそうか
1誰かに連絡してお誘い(まどか/さやか/ほむら/マミ)※キャラによっては断られることもあります
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2手軽に誰かとチャット(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)
3QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
4でかける
a猫のいた茂み
b繁華街
c訓練場所
5家の手伝いでもするか
6自由安価
下2レス
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/09(日) 00:42:36.34 ID:HaKKPURQ0
加速支援
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 01:04:20.59 ID:dg/Wt0k+0
1ほむら
72 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 01:23:06.58 ID:pFKoOvFd0
-----------------------
1は内容(a〜e)もセットで選ぶんやで
ちなみに「気まずい」から「気まずいことがあった」になってますが、ほとぼりが冷めるにはもう少しかかります
基準としては冬休み明けくらい
・何して過ごそうか
1誰かに連絡してお誘い(まどか/さやか/ほむら/マミ)※キャラによっては断られることもあります
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2手軽に誰かとチャット(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)
3QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
4でかける
a猫のいた茂み
b繁華街
c訓練場所
5家の手伝いでもするか
6自由安価
下2レス
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 01:27:37.00 ID:d9j8i0eP0
加速
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 01:31:02.94 ID:B5AsBi5X0
6杏子を探しにいく
杏子も攻略進めないと
75 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 01:49:18.25 ID:pFKoOvFd0
……天気のいい日だし、外に出てみようか?
・探すといっても闇雲では見込みはないぞ!どこにいく?
1猫のいた茂み
2繁華街
3訓練場所
4QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
5自由安価
下2レス
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 02:23:07.56 ID:Pw/IrULbo
12月30日か・・・
2
ウィンドウショッピングとかどーよ
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 02:38:12.00 ID:fxy0KWh90
2
78 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 18:24:39.67 ID:pFKoOvFd0
駅前の繁華街のほうに出てみた。
年の瀬ということもあり、通りのあちこちでセールの文字を見かけられる。
……しかし、あまりショッピングできるほどの余裕はないかな。
貴方(来てみたはいいけど、この辺はやっぱりお金がないと楽しめないことのが多いだろうな……)
貴方(必要なものが出てきたらまた買いにいくことになりそうだし)
1お金がなくてもウィンドウショッピング
2もう一度ペットショップ見てみる
3そのへんをぶらついて帰る
4自由安価
下2レス
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 18:26:15.86 ID:m4JdcwTOo
1
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 18:41:40.45 ID:czwI1GpU0
1
81 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 19:00:06.52 ID:pFKoOvFd0
まあ、見るだけならタダ……か。
デパートは人でにぎわっていた。見てるとたしかにお買い得な服とかあるんだけどな。
――と、暫く見ているとふいに声をかけられた。
さやか「よっ、【貴方】!」
家族と一緒みたいだ。
貴方「さやか、ひさしぶり。家族で買い物?」
さやか「ん、ひさしぶり。まどかも誘おうと思ったんだけど付き合い悪くてさ〜。ほむらはなにしてんのかよくわかんないし」
貴方「よくわかんないっつーと?」
さやか「学校で会わなくなると、連絡取るほどでもないんだよね。【貴方】は話したりしてんの?」
貴方「いや、全然……」
そういえば冬休みがはじまる前、気まずい空気だったんだっけ。
さやか「そうだよね。ていうか、あいつ一人でこの街来てるんでしょ?年末年始くらい実家に帰るんじゃない?」
貴方「ああ、そうかもしれないか」
さやか「まあわかんないけど。それも含めて全然わかってないんだよね!」
1暁美さんに連絡してみれば?
2他の仲間とはどう?
3自由安価
下2レス
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 19:04:40.13 ID:03dIXDEp0
1
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 19:22:22.67 ID:m4JdcwTOo
1
84 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 19:42:35.02 ID:pFKoOvFd0
貴方「暁美さんに連絡してみれば?」
さやか「それもそうだね。一応仲間なんだし」
さやかの家族にも挨拶して、それから少し店の中を回ってから帰った。
……そういえば、他にも冬休みが始まってからどうしてるかわかってない人は他にもいるな。
パトロールとか、みんなどんな感じなんだろう?
四回目【貴方】 38日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・問題共有
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずいことがあった
・佐倉杏子・・・興味なさげ?
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:3回】
85 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 19:52:09.20 ID:pFKoOvFd0
39日目 冬休み
貴方(今日は一段と寒いな……)
……布団が恋しすぎる季節。
・何して過ごそうか
1誰かに連絡してお誘い(まどか/さやか/ほむら/マミ)※キャラによっては断られることもあります
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2手軽に誰かとチャット(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)
3QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
4でかける
a猫のいた茂み
b繁華街
c訓練場所
5家の手伝いでもするか
6自由安価
下2レス
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 19:56:27.78 ID:03dIXDEp0
このスレ7年以上やってるのか
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 20:15:09.03 ID:xnohPt9a0
訓練場所に行く
88 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 21:11:59.05 ID:pFKoOvFd0
月日が流れるのは早いものです……
-----------------------------------
……億劫な気持ちを振り切って暖房の効いた家から繰り出す。いつもみんなが集まってる訓練場所に行ってみた。
新人の頃はよくここにみんなで集まって訓練してたけど、今では集まるのも週に一度程度だ。
休みに入ってからは各自色々と都合があるからと日程は決めておらず。
ここに来たのは昨日仲間のことを考えたからっていうのもあったかな。誰もいないけど、動けば身体も温まるだろう。
貴方(まずは基礎的なところから……!)
――――
――――
自己鍛錬に集中し、寒さも気にならなくなってきた頃、妙な音に気づいて後ろを見る。
――……『パリッ』、という小さくなにかが砕けるような音。
貴方「!?」
杏子「やっと気付いたのか? 気配の察知はまだまだだな。そんなんじゃ後ろからグサーッとやられちゃうんじゃない?」
……佐倉さんが座ってスナック菓子を食べていた。
正直、いきなり現れたようで腰が抜けそうになったんだけど。
貴方「……気配消してた?そんな特技あるの?」
杏子「べつに。なんかやってんなって思って見てただけ。一人で特訓とは立派な心意気だな」
貴方「ま、まあいつもはやらないけど……佐倉さんも一人でここに来るの?」
杏子「毎回訓練しに来てるってわけじゃないけど。そうそう人こないし、一人のほうが気楽なこともあるんだよ」
今までこの場所に自分が来るのはみんないる時だけだった。
でもその気持ちは少しだけわかる気がした。訓練をするにしてもそれ以外でも、誰かがいれば人の目は気にしてしまうから。
貴方「……少しわかるかな。今日は訓練をしに?もしそうなら見てもらいたいんだけど」
杏子「いや、見ての通り食ってんだよ。面倒臭いから見てるだけ」
……それも一応見てくれてる、ってことになるのかな。組手とかはする気はないみたいだけど。
一人が気楽なのは共感したが、訓練となると人の目を気にした方が成果が出ることもありそうだ。
1佐倉さんって、一人が好きなの?
2年末どう過ごしてた?
3自由安価
下2レス
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 21:15:01.09 ID:HmP0/0lt0
1
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 21:18:22.50 ID:Pw/IrULb0
2
91 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 22:36:03.68 ID:pFKoOvFd0
訓練の続きに励む。佐倉さんは本当に見ているだけだ。
その視線を受けながら、少し会話を交わしてみる。
貴方「もう年末だけど、どう過ごしてた?」
杏子「その話はあたしに聞いても面白いことなんか一つもないぞ。いつもと何も変わんないし」
杏子「話したいならそっちが話せば?」
貴方「そうだな……大体は家のことや掃除を手伝わされたりするのが日課だよ。この時期は忙しいから」
杏子「家がなんかやってんのか?」
貴方「神社だからたくさん人がくるんだ。まあ、たまに褒められたりするから悪い気はしないよ」
杏子「……ふーん」
貴方「あとはたまに散歩に出たりとかかな」
……そういえば、相変わらず興味なさげな反応に見えるけど、こう見えて人の話を聞くのは好きなんだったな。
特訓をしながらぽつりぽつりと話すことができた。
二人の時は会話に困るなって印象だったけど、まずは自分のことを話してみるのがいいのかもしれない。
反面、佐倉さんのことはまだわからないことも多い。なんとなく人から聞いて知ってたことがほとんどだ。
――しかし、どのくらい経つだろうか。
そろそろ訓練も終わりにしてもいいかなと思う頃だが、お菓子は無限に出てくる。
貴方「……まだあるの?お菓子」
杏子「まあな。特訓で腹減っただろうから、これやるよ」
貴方「あ、ありがとう」
大きな袋に入ったうんまい棒を一本くれた。
……こういうお菓子もたまに食べるとうまい。腹が減ってたのは本当だった。
四回目【貴方】 39日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・問題共有
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずいことがあった
・佐倉杏子・・・自分のことを話した↑
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:3回】
92 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 23:26:16.94 ID:pFKoOvFd0
40日目 冬休み
境内
今日は朝から大忙しになる。人でにぎわっていた。
――――年明け。
一年の中の一番といっていい大イベントだ。もう一つ大イベントのカウントダウンはまあ、深夜なので手伝いはなかった。
家の手伝いをしながら知り合いの姿を待っていると、約束してた通り、振り袖姿の志筑さんが来ていた。
仁美「あけましておめでとうございます!」
貴方「あけましておめでとう。そしてただいま。旅行はどうだった?」
仁美「たまにはいつもと違う景色を見るのも新鮮でしたよ。これ、お土産です」
紙袋を手渡される。中を見てみると、焼き菓子のようだった。
仁美「人気のお店なのだそうです」
貴方「わあ、ありがとう!」
仁美「今年も頑張っていきましょう。もう最後の一年になりますから」
貴方「卒業したら離れ離れか、寂しいな」
仁美「あの……前に言ったお話、どうですか?同じ高校を目指さないかっていう」
……そういえばそんな話をされたことがあったっけ。その時もそんなにまともに考えてなかったし、大して受験を頑張るつもりもなかった。
でもどうだろう? そろそろ勉強のほうも本気で頑張ってみてもいいんじゃないか。それに何より、進路についてちゃんと考えてみても。
貴方「……まだすぐには決められないけど、考えてみようかな」
仁美「視野に入れてくださるということですね!」
93 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/09(日) 23:51:29.97 ID:pFKoOvFd0
貴方「でも志筑さんこそいいの?お嬢様学校行くとか言ってなかったっけ?」
仁美「納得させられればいいのですわ。優秀な学校なんていくらでもありますし。それに、ちゃんと私が選んだ道を行きたいですから」
こんな言葉を聞いたら、やっぱり俺もちゃんと考えないといけないなって気がしてきた。
仁美「そして……学校を卒業しても、私たちにはあの約束がありますよね。いつか話してくれるって」
仁美「いつでも……いつになっても、待ってますからね」
……そうだ。志筑さんとはその約束もある。
勉強も頑張らないといけないし、魔法少年のほうも頑張らないといけないな。
貴方「ああ。約束だ」
なるべく早く安心して話せるように、全ての魔女を倒すんだ。――絵馬には書けない願いだけど、そう胸の中で再び誓った。
貴方「その振袖、いいね。志筑さんって和服も似合うんだね」
仁美「! ありがとうございますっ」
ふわりと花開くように、志筑さんが微笑んだ。
――――そこにまた、聞き覚えのある話し声が聞こえてくる。
まどか「ぱんぱんっと手を叩いて……あれっ、その前にもおぎじだっけ」
「ぱんぱんぱん!」
まどか「たっくん、めちゃくちゃにやったらよくないよ」
「おぎじー!」
「二拝二拍手一拝だよ。その前に手も洗わないと」
鹿目さんとそのご家族だ。
弟に参拝の仕方を教えてたらしい。
94 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 00:29:47.93 ID:Bg6291ZZ0
貴方「鹿目さん、来てくれたんだね。あけましておめでとう」
仁美「あけましておめでとうございます」
まどか「あけましておめでとう。仁美ちゃんも来てたんだね」
仁美「はい。午前中だけしかいられませんが」
まどか「やっぱりおうちのこと?仁美ちゃん、毎年冬休みは忙しそうだなって思ってたから」
仁美「なかなかゆっくりとはしてられませんわね……」
まどか「うちはもうゴロゴロとだらけきっちゃってるよ」
貴方「まあうちもそうかな……」
仁美「【貴方】くんはしっかり働いているじゃないですか」
貴方「まあ家の手伝いはしてるか」
貴方「じゃあ、特別に優先して……とはいかないけど、参拝しにいこうか。わからなかったら同じようにやってくれたらいいから」
まどか「たっくんも、まねっこしようね!」
みんなで列に並ぶ。
鹿目さんの家族、この間は全員家に揃ってる時の休みの風景を覗いてしまったけど、ちゃんと会うのは初めてだった。
――参拝が終わると、おみくじを引きに行った。
ここだけは友達特権で割引することを許してもらっていた。
・みんなの運勢
下1(貴方),2(仁美),3(まどか)レスコンマ判定
0~20大吉
21~40中吉
41~70吉
71~80末吉
81~90凶
91~99大凶
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 00:35:19.78 ID:wZN+LhsL0
どうだ
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 00:39:01.09 ID:blDkiKAeO
あ
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 00:44:47.91 ID:U1gzsgrbO
あ
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 00:51:58.50 ID:3zeqxZ190
あ
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 01:10:03.17 ID:tWb6jxqS0
まどか、大凶・・・
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 01:18:39.03 ID:/cBBBRbuo
不吉やな
101 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 01:36:37.83 ID:Bg6291ZZ0
古典的なおみくじ。結果が出る瞬間っていうのはなんとなくワクワクするものだった。
俺も今はじめてみんなと一緒に引く。結果は――。
貴方「末吉……地味だなぁ」
仁美「地味でも幸せならいいじゃありませんか。私は……まあ、大吉!気分いいですわね」
貴方「慰められた気がしなくなった……」
まどか「……こ、これって、逆にレアだったりするんだよね?」
貴方「え?鹿目さんは? だ、大凶か。うーん、逆に……?」
俺はともかく、こうも大きく結果が分かれるとは。
貴方「まあこれは現時点での運で、悪くても変えていけると思うからさ」
貴方「運も人生も自分でつかみ取るもんだよな!」
まどか「うん。そうだよね!大凶でも頑張るよ!」
仁美「この幸せを維持できるように頑張りますわ」
神社の息子らしいことを言って、かっこいいことを言って締めてみた。
102 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 02:05:16.03 ID:Bg6291ZZ0
――――
――――
――……昼時になると、仁美は用事があるからと帰っていった。
自分もまた手伝いに戻ってた。
昼食休憩中に鹿目さんと二人で話す。今日は食べ物や遊びの屋台も出ている。
鹿目さんの家族も今はちょうど弟と一緒に遊びに行っているようだ。
貴方「これ差し入れでたくさんもらったから、鹿目さんもよかったらどう?うまいよ」
まどか「ありがとう!」
屋台のごはんも美味しいものだった。お祭り気分。
まどか「今日は呼んでくれてありがとう。おかげで家族みんな楽しんでるよ」
貴方「それはよかった。あ、そうだ。エイミーはあれからどう?」
まどか「トイレは使ってくれてるみたい」
貴方「そっか、ならまあとりあえずこれでいいのかな……」
「お、まどかいた。お友達とお喋り中か」
エイミーの話をしてたところにご家族がやってきて、少し慌てる。
とはいえ内容までは聞かれてなさそうだ。
まどか「たっくん、荷物増えたね!景品?」
「そこのスーパーボールすくいでとってきたんだ」
「【貴方】くん、この前はうちも何の準備もしてなかったしすぐ行っちゃったけど、余裕がある時にまたおいでね」
「きっとああいうことがなければ、まどかは男の子を家に招くなんてそうそう自分からしないだろうし」
貴方「あ、はい。ありがとうございます!」
「まどかのお友達の幅が広がったなら嬉しいし、それに……ま、歓迎するよ」
まどか「わたしももちろん歓迎はするんだけど……ママ、その間はなに!?」
鹿目さんや鹿目さんの家族と少し話をして、また手伝いに戻っていった。
2012年、か。 良く耳に馴染んだ年が去り、まだ聞きなれない新年が明けた。
――――今年もいい年になりそうだ。
まどか(もちろん歓迎はするんだけど、ママにからかわれそうなのがイヤなんだけどなぁ……)
四回目【貴方】 40日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・問題共有↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずいことがあった
・佐倉杏子・・・自分のことを話した
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:3回】
103 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 02:07:35.80 ID:Bg6291ZZ0
― 八週目(冬休み前半) 終了 ―
[好感度] to貴方
美樹さやか★★★巴マミ★★★志筑仁美★★★>鹿目まどか★>佐倉杏子>暁美ほむら
★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。
★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!
★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。
☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。
▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
104 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 21:39:25.27 ID:Bg6291ZZ0
41日目 冬休み
年が明け、イベント事も終えて冬休みも後半戦。
・何して過ごそうか
1誰かに連絡してお誘い(まどか/さやか/ほむら/マミ)※キャラによっては断られることもあります
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2手軽に誰かとチャット(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)
3QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
4でかける
a猫のいた茂み
b繁華街
c訓練場所
5家の手伝いでもするか
6自由安価
下2レス
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 21:40:14.23 ID:3zeqxZ190
1bほむら
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 21:40:59.28 ID:/cBBBRbuo
↑
107 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 22:21:36.83 ID:Bg6291ZZ0
……この前は佐倉さんにも会ったし、旅行に行ってた仁美も帰ってきて、さやかや鹿目さんも誘えばすぐ会える距離にいる。
で、前に話題に出た気がするけど結局暁美さんってどうなったんだっけ?
貴方(さすがに携帯に連絡入れれば届かないってことはないだろうけど……)
久しぶりにパトロールどうですか、とメッセージを送ってみたものの。
貴方(まだ年明け早々だし、帰ってきてないかな)
――――その後、結構経ってから返事がこないことに気づいた。
どこにいるのか、真相はわからない……。
四回目【貴方】 40日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・問題共有
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずいことがあった
・佐倉杏子・・・自分のことを話した
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:2回】
108 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 22:29:32.65 ID:Bg6291ZZ0
【訂正】
>>107
40日目終了→41日目終了
---------------------------------------------
42日目 冬休み
……朝、か。
・何して過ごそうか
1誰かに連絡してお誘い(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)※キャラによっては断られることもあります
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2手軽に誰かとチャット(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)
3QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
4でかける
a猫のいた茂み
b繁華街
c訓練場所
5家の手伝いでもするか
6自由安価
下2レス
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:31:02.05 ID:3zeqxZ190
1e仁美
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:36:13.08 ID:FNfY+3UJ0
1bほむら
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:39:12.10 ID:tWb6jxqS0
ほむらどうした?
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:42:03.64 ID:3zeqxZ190
もしかして期間的に消えたのか?
113 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 22:46:39.11 ID:Bg6291ZZ0
※【強制END確認】※
強制ENDまで【残り:2回】→強制ENDまで【残り:1回】
現時点で攻略途中のキャラクターが二人、かつ、ほむらが未攻略です。
エンディングはいわゆる世界観の根底をゆるがすタイプのものであり、ほむら自身の好感度も展開に関係します。
それでも強制エンディングフラグを進めますか?
1強制エンディングへのフラグを進めます
2やっぱやめよう
下4レス中多数決
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:47:29.40 ID:FNfY+3UJ0
2
今はやめろってことか
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:47:34.61 ID:VzDcBSe3o
1
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:47:41.94 ID:yo/kxF3c0
1
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:47:48.42 ID:3zeqxZ190
1
118 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 23:11:25.54 ID:Bg6291ZZ0
……もしかして、昨日は気づいてもらえてなかったのかも?
もう一度送ってみようか?
ちょっとためらったけど、もう一度昨日と同じものを送ってみた。
単に無視されてるだけだったのかもしれないから。……まあ、その心当たりはあった。
貴方(……そうか、単に暁美さんのことが知りたいならさやかに聞けばいいんだよな)
貴方(連絡してみたらって言ったのは俺だし)
今日も返事はこなかった。
その代わりにさやかに連絡してみる。
さやか『……ああ、ほむらのこと?連絡はしてみたよ』
さやか『普通にこっちにいるみたい。今頃一人でお雑煮でも食べてるんじゃない?』
貴方「……あ、そうなの?」
じゃあ、本当に無視されてるだけなのか……。いや、嫌われすぎじゃないか!?
貴方「一人でお雑煮って言い方寂しいなあ」
さやか『言ってやるなよ!』
貴方「ていうかそれも想像だろ。……でも、一人暮らしでこっちにいるならそうなるのか。お雑煮自体食ってないかもしれないけど」
さやか『帰ってやればいいのにねー。家族仲悪いのかね?』
暫くさやかと電話口でとりとめのない話をして過ごす。
――その間も返事がくることはなかった。
四回目【貴方】 42日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・問題共有
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずい→
・佐倉杏子・・・自分のことを話した
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:1回】
119 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/10(月) 23:59:34.67 ID:Bg6291ZZ0
43日目 冬休み
……朝だ。
まだ半分あると思っていた冬休みももうすぐ明けてしまう。
なんだか少し無為に過ごした気がするな。
・何して過ごそうか
1誰かに連絡してお誘い(まどか/さやか/マミ/仁美)※キャラによっては断られることもあります
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2手軽に誰かとチャット(まどか/さやか/マミ/仁美)
3QBよぶ ※雑談、相談、杏子への伝言をたのめます
4でかける
a猫のいた茂み
b繁華街
c訓練場所
5家の手伝いでもするか
6自由安価
下2レス
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/11(火) 00:00:35.39 ID:bTulGf/w0
a
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/11(火) 00:00:47.92 ID:V3gAVYCMO
3杏子に伝言
パトロールに誘う
122 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/11(火) 00:36:22.55 ID:wZH+dhK70
貴方「キュゥべえ、いる?」
QB「はいはい!なにかな?」
貴方「…………!」
なんとなくそんな気はしてたけど、なんかもう当然のようにきやがった。
QB「??」
貴方「……いや、本当に来るとは思ってなかった」
QB「これまでと変わらないサポートを提供するためだよ!今までだったら学校にいけば杏子以外は揃ってたけど、今はみんなバラバラだから大変なんだよね」
貴方「いやたぶんそれはサポートという名のストーカー」
QB「それで、呼んだからには用があるんじゃないのかい? いつもと同じくらいの用件なら承るよ?」
貴方「じゃあ……佐倉さんに会ったら伝言頼めるか?パトロールに誘いたい。時間はいつもの放課後くらいからで構わないから。待ち合わせ場所は――」
――ふむふむと頷いて、キュゥべえは飛び去って行った。
夕方まで暇だな。少し時間を潰すことにした。
――――
――――
夕方になって、街に出る。街中から、街の隅っこへと。
待ち合わせ場所に選んだのはいつもの訓練場所だった。この前もここで会ったから、なんとなくだった。
貴方(キュゥべえはちゃんと伝えてくれたみたいだな……)
人目につかないほうへと踏み込んでみると、先に来ていた佐倉さんが一人で訓練してる姿があった。
こういうの見るのって珍しいな。巴さんから指導されてたり、逆にさやかとかを指導してたりするのは見るけど、自己鍛錬ってあまり見ないから。
123 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/11(火) 01:10:00.96 ID:wZH+dhK70
この前とは逆に、気づかれないようにそーっと近づいてみようとする。
杏子「!」
――が、さすがに気配を察する力にも長けているらしい彼女の方が一枚上手だった。
振り向きざまに突き付けられた槍には必要以上の敵意は感じられない。相手が誰だかもわかった上で、驚かされただけだった。
貴方「さ、さすがだね。佐倉さん」
杏子「あたしの背後を取ろうなんて百年早い。じゃ、行くか?」
さすがに百年は言いすぎだと思う……。そんなことを思いながら出発した。
冗談のやりとりをできるようになっただけ進展したといえるのかな。
貴方「たまに一人で訓練してるんでしょ? 佐倉さんも努力家なんだね」
杏子「まあ、むしろ一人になるついで? たいしたことじゃない」
貴方「そうか。そう言えるのがすごいよ。俺もがんばんなきゃなぁ……」
杏子「おー、頑張んな。あたしなんかよりずっとご立派な志掲げてるんだろ?」
投げやりな言い方だけど、一応応援と受け取っておいたほうがいいのかな。
足頼みに怪しい場所を回っていく。ある程度はパトロールのルートは決まっていた。
そのうちに魔力の反応を見つけ、結界に入っていった。
124 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/11(火) 01:14:09.08 ID:wZH+dhK70
-------------------------
今日はここまで あしたもたぶんやる
125 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/12(水) 01:35:30.19 ID:N2BbTA6k0
貴方「この結界、暗くて足元が見づらいな……そうだ!ソウルジェムで照らすのはどうかな?魔力の使い方次第ではライトにできる!」
杏子「魔力の使い方としちゃ考えたほうかもな。でも却下だよ」
貴方「えっ、なんで!?」
杏子「この通路、そんなに狭くないし。こんな暗いとこに住む住人はあたしたちより闇にも目が慣れてるだろうねえ」
杏子「そんな中で目立つことしたら相手にも目印知らせるようなもんじゃん?」
貴方「ああ、言われみればたしかに……」
杏子「それに、光だけじゃない。あたしたちが魔力を辿ってここまで来たように、魔女や使い魔だって魔力に反応する」
杏子「囲まれたらちょっとキツいんじゃない?――まあ、あたしならまとめてぶっとばせないこともないけど」
佐倉さん、考えるより動くのが得意そうなタイプに見えて意外と考えてるんだなって思った。
……経験の量か。
杏子「しっかりしてよ、ガッコじゃ頭いいんでしょ?アンタ」
貴方「あれ……それは誰から聞いた?」
杏子「まどかが話してた」
鹿目さんが俺の話を、かぁ――……なんて、浮かれてる場合じゃない。
杏子「まあこのくらいならそんなに見えないわけでもないだろ」
貴方「! じゃあ、魔力で視力のほうを強化する方法は?それなら使う魔力も少しで済む」
杏子「いいんじゃない? アンタに言われたのが悔しいけど、認めてやるよ」
貴方「悔しいって、そんなぁ」
佐倉さん、素直すぎるのか素直じゃないのか、どっちが近いのかな。
まあまだ他の仲間に比べて信頼しきってないのはわかってる。地道に認めていってもらうしかないか。
126 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/12(水) 02:00:17.23 ID:N2BbTA6k0
――魔力を目の神経に通していくと、目に入る光が増幅され、暗闇でも細部まではっきりと輪郭が見えるようになった。
視力といっても、普通に健康診断で測るような距離によるものの見え方だけではない。
今だけ普通の人間の目よりも夜行性の猫や猛禽類の目の性能に近くなる。
杏子「見えるようになったな。じゃ、いくか――――っ、ん?」
隣でなにかをぐにゅっと踏みつけたような音がした。さっきからも歩いているうちにたびたび足を取られることがあった。
改めて足元を見てみると、なんかとりもちのような――汚い話をすれば痰の塊のような――粘着物が落ちていた。
杏子「……! きっも、うわきっも!!」
貴方「これは見えないほうがよかったかもな……」
しかし、良く見えるようにしたのにその直後に踏んづけるって、うっかりなとこもあるのかな。
杏子「とっとと魔女を倒すぞ!こんなとこさっさとオサラバしてやる!」
貴方「それには賛成だ。……それにしても、なんで魔法少年は少なからずいるのに敵は魔女だけなんだろう?」
杏子「知るか。キュゥべえが言ってたからってだけだよ。化け物共に性別もなにもないと思うけどな」
杏子「じゃあこんなキモイことするのは男だろ」
貴方「それは男女差別……」
とはいえ、見えるようになったらだいぶ気持ちの悪い結界だ。
これで家主が女……というかメス?と言われたらちょっと引くかもしれない。
貴方(それこそ化け物相手に考えることでもないか……)
127 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/17(月) 00:01:22.00 ID:B3NRTABa0
――――結界の奥に居たのは予想通りの化け物らしい見た目の化け物だった。
最深部に来た途端、眩しいまでの明かりが部屋全体を照らしていた。視力の強化に当てた魔力を解除する。
杏子「なんか思った通りの奴だなあ」
貴方「たしかにね」
杏子「さっさと片付けるか!」
佐倉さんが先に攻撃を仕掛けにいく。これには注意をひきつける意味もあった。
魔法少女として先輩だからということもあるが、彼女が率先して切り込み隊長になっていることが多かった。
毎回こういう危険な部分を任せるのも気が引けるけど、やっぱり上手く出来るのは彼女のほうだし、プライドもあるんだろう。
佐倉さんは武器のリーチが長く足も速い。おまけに一撃の威力もある。いざとなれば力押しでなんとかすることもできる。
こっちも中距離までは対応できるけれど、もっと近づかないとそこまでの威力は出ない。
貴方(前も思考を大事にってのは言われてたもんな……できることを活かさないと!)
杏子『よしっ、回り込んだな!』
死角を突いた攻撃で結界の壁へと拭き飛ばし、飛び道具で磔にする。
魔女が起き上がらないうちに、佐倉さんが槍を振るって勢いをつけた一撃でトドメを刺す。
連携はスムーズだ。
杏子「いっちょあがりか」
貴方「なんとかなったね」
近くに居た佐倉さんがグリーフシードを掴みあげ、今回も何事もなく終わった――――と思った矢先だった。
杏子「…………は?」
こっちももう気を抜いてたし、佐倉さんがそんな声を上げたことすら深く気に留めなかった。
――――景色が変わるまでは。
128 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/17(月) 01:31:03.20 ID:B3NRTABa0
魔女を倒せば結界は消滅し、元の景色が戻ってくる。しかし今回は予想と違う。景色は戻らず、『別の物』に塗り替えられていく。
気を抜いていた俺も、さすがにその光景を見れば異変は察する。
貴方(別の魔女が潜んでた……!?)
再び戦闘態勢をとる。何が敵かわからない中、周囲を見回す。
佐倉さんがグリーフシードを手から離したのが見えた。
杏子「まだだ!セコいマネを……!」
つまり、倒したと思ったのが偽物だったということだったんだろう。
それに別の魔力があれば二人もいればどっちかが気づけたはずだ。
変わりゆく景色の向こうに何かの影が揺らぐ。彼女はそこに再び狙いをつけて穿つ。しかし、魔女が現れたのはその背後だった。
貴方(違う!そっちじゃない――――!)
杏子「これもハズレかよ!」
現れた影は囮。もちろん佐倉さんもそれにすぐ気づく。
しかし、囮は囮でも実体を持った囮だ。絡み付いた靄が動きを遅らせた。
――――間に合えと念じ、なりふり構わず走り出す。
俺にもっと実力があれば颯爽と魔女に一撃ぶち込んで助けることもできたのかもしれない。
今度は巴さんの時みたいにはいかなかった。こんなとき、どう頑張っても何かを犠牲にしなければいけない『限界』があることを思い知った。
129 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/19(水) 22:26:39.72 ID:svJCOAsf0
杏子「……はぁ!?」
仲間に危機が迫って出来たのは、間に割って入ることだけだった。
佐倉さんは覚悟していた衝撃が来ず、代わりに訪れた展開に驚いていた。
敵の攻撃を、腕を伸ばして遮った。その片腕が肘から『無くなっている』。
自分でも驚くほどに他人事に捉えてた。しかし、自覚すればするほどに痛みが現実味を伝えて悲鳴を上げた。
――……他人事じゃない。どうにかなるのかこれ。
貴方(くっ……カッコつけたけど俺も無様だよな、でも)
身体は起き上がれなくとも心ではまだ踏ん張ろうとする。俺たちの戦いは終わってない。
正直悔やみそうにもなった一瞬もあったが、それでもやっぱり、こう思った。
貴方「――――佐倉さんが無事で、よかった」
杏子「お前、ホントなにしてんだよ!? ……チッ」
ベテランでも必ず勝てるわけじゃない。相性次第なことはわかってた。
でも今までなにかあってもなんだかんだで自分や仲間に大きな被害が出ることがなかったから、こんなことは初めてだった。
……大怪我なんてもんじゃない。もし一人だったらどうにもならなかった。
貴方「ごめん……後のこと頼んだ」
杏子「言われなくてもすぐ終わらせてやる!そこで待ってろ!」
130 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/19(水) 23:52:58.28 ID:svJCOAsf0
――――ついに目の前に姿を現した魔女を、佐倉さんは今度こそ無駄ない動きでなぎ倒していった。
囮なしの一騎打ちとなれば佐倉さんが負けるはずもない。戦いに舞う赤色は鮮烈に映った。
その光景を眺めているうちに戦いは終わっていた。
杏子「……なんでこんなことしたんだよ。言っただろ。あたしは治癒魔法が得意じゃないんだぞ」
杏子「あたしがやられるくらいの相手ならすぐ逃げろって」
貴方「でも……仲間は守るって誓ったから。気付いたら動いてたんだよ」
貴方「それに本当に佐倉さんはすぐに倒してくれたから、佐倉さんが動けなくなるよりはよかったんじゃないかな?」
杏子「馬鹿かアンタ……!」
そう言いつつ佐倉さんは治してくれてた。
落とされた腕は幸い回収できた。治療が得意じゃなくても二人がかりで治せば繋げるくらいにはなる。
ただ完全に修復しきれてないのか失った血の分か、まだ少し違和感は残ってるけれど。
杏子「……自業自得であるべきなんだよ」
貴方「……『自業自得』?」
杏子「今日のはアンタが勝手にヘタ打ったのとは違う。あたしの失敗だ」
杏子「『守れた』なんて思うなよ。下手したらまとめて全滅ってこともありえたんだ」
杏子「仲間ったって赤の他人庇って共倒れとかおかしいだろ。割に合うわけねえ」
杏子「……なんで自分より他人を優先する奴がいっぱいいやがるんだよ、この周りには。まさかとは思ってたがアンタもだったってわけか」
険しく呟かれたその声は、悔しげな感情も乗せていた。
……まるで認めたくないみたいな。
131 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/08/20(木) 00:40:41.61 ID:55AozeoU0
貴方「前に言ったことも口だけって思われてたなら、それはちょっと悲しいかな」
貴方「……でも佐倉さんは、前から仲間がいる時の失敗は連帯責任だって言ってたよ」
杏子「それとこれとは別だ!」
貴方「自分だけで勝てた自信もないし、むしろ佐倉さんには助けられたと思ってるけどね」
貴方「自分の身も守れなかったのは悔やまれるけど、やっぱり後悔はしてないよ」
杏子「死んでも同じことが言えんの?」
貴方「死んだら何も言えない、っていうのは置いとくとして……自分だけ生き残るよりはきっと。それはそれで後悔して生きてくことにはなるだろうから」
杏子「……そうか」
貴方「佐倉さんこそ、その言い方だとまるで自分は死んでもいいみたいに聞こえるよ」
佐倉さんは戦いについての考え方はかなり真面目なところがある。
魔法少女としてはあまり褒められたものではない行動をしてたっていうのも、聞いたことはあった。
……凄惨な過去のことが絡んでいるのだろう。この反応を見るにあまり間違ってなかったのかもしれないと思った。
杏子「……あたしはいいんだよ、別に」
杏子「好きでこういう生き方してんだから、それでいつか死ぬのもとっくに了承済みだ」
杏子「まあ、さっきのことは礼はしとく。アンタのことはマジに認めてやるよ」
『好きで』――と言ったけど、それだけじゃないのも知ってた。
認めると言ってくれたのは嬉しかったけど喜びきれない気分だった。
四回目【貴方】 43日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・問題共有
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・気まずい
・佐倉杏子・・・認められた↑
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
強制ENDまで【残り:1回】
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