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貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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199 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/11/15(日) 00:42:22.47 ID:QzLdbequ0
放課後
学校での一日を終えると、今日は特に予定のない日だ。
教室内ではまださやかたちは他の女子も交えて喋っている。
親交の深い4人ならともかく関わりの薄い女子がいるとちょっと入りづらいかな?
貴方(……ってか、暁美さんも一歩引いたとこから見てる感じがするな。複数人で話してるときって割といつもそうか?)
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3自己鍛錬に行ってみる
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/15(日) 00:45:57.07 ID:ukqlMERX0
2杏子
今回は誰か攻略したらキャラメイクしたいね
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/15(日) 13:19:24.75 ID:3IIWxnFW0
2ほむら杏子
202 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/15(火) 20:51:23.35 ID:/idWGeF50
また一か月空くとかやばいっすね…
203 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/15(火) 21:16:44.81 ID:/idWGeF50
話しかけようか迷ってたら、暁美さんが一人抜けてこっちに来た。
他の人たちはまだ話している。
貴方「あれ、話はもういいの?」
ほむら「放課後はパトロールに行くって言ってなかった?」
貴方「まあそうだけどさ」
今日のパトロールは暁美さんのほかに佐倉さんのことも誘っていた。
駅前にいるらしいと聞いたし今頃多分食べてるか遊んでるかして待ってるんだろう。
……彼女は携帯を持ってないから、全てキュゥべえを介してのやりとりだが。
教室から離れ、廊下を歩いていると暁美さんはぽつりと言う。
ほむら「……大勢いると何を話していいかわからないもの。あれこれ聞かれるのも疲れるわ。すぐに答えられることならいいけれど、答えられないこともあるし」
貴方「ああ、そういえば初日から質問攻めに遭ってたんだっけ。まだあんな感じなの?」
ほむら「もう数ヶ月は経つのにまだ珍しいのかしらね」
暁美さんは鹿目さんたちのグループにはいるけど少し距離がある気がするし、やっぱり基本的には群れない人って感じだ。
暁美さんに向けられるのは男女問わず憧れのまなざしだが、それに対する暁美さんの目はいつも冷ややかだった。
貴方(もう暁美さんが転入してきてから数ヶ月か。……そんなに経つのか)
204 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/15(火) 21:28:40.03 ID:/idWGeF50
駅前に近づくと、暁美さんが尋ねてくる。
ほむら「佐倉さんはどこにいると思う?」
貴方「どこかな。そういえば、暁美さんは佐倉さんとはよく会ったりする?」
ほむら「別に。パトロールはたまに行くけれど、彼女も魔法少女としての意識のほうが強いみたいだし」
そう答えるだろうなってのはまあ予想してた。二人が仲良かったらそれはそれで意外だ。
……さやかはともかく、鹿目さんと仲がよかったのは意外だった。
まずはあてずっぽうで探してみようか。
本当に見つけられなくて困ったら、テレパシーで発信しながら歩けば『駅前』の範囲なら通じるだろう。
1通りで買い食いしてるかな
2ゲーセンかな
3この前行った店に行ってみようか
4そのた(自由安価)
下2レス
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/15(火) 21:31:06.75 ID:ryVpMa5l0
1
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/15(火) 21:57:01.12 ID:CVVqKfcmO
1
207 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/15(火) 22:48:11.99 ID:/idWGeF50
貴方「とりあえず、食べ物屋の近くにいるんじゃない?」
ほむら「ありえるわね」
安直な発想だけど多分遠くはないと思う。
食べ物屋ばっかり意識して探してたら、なんか腹が減ってきた。
貴方「俺もなんか食おうかな」
ほむら「佐倉さんが買い食いしてるかもわからないのに、あなたが買い食いしてどうするのよ」
貴方「暁美さんは何か食わない?」
ほむら「私は別にお腹すいてないから」
暁美さんは小食なのか? 食への関心が薄いのかな?
通りでたこ焼きを買って食いはじめる。戦いの前に腹ごしらえも必要だよな。
貴方「暁美さん、一個もいらない? うまいよ」
ほむら「……じゃあ一つだけ」
念入りに息を吹きかけて冷ましてる様子がなんか可愛い。
そうしていると、いつのまにか佐倉さんのほうからこっちに来ていた。
杏子「何かいいもん食ってんじゃん。たこ焼きか」
貴方「うん。佐倉さんも一ついる?」
杏子「おう、サンキュ。それにしても、あんたがパトロール前に買い食いとか珍しくない? いつも素通りなのに」
ほむら「私じゃなくて【貴方】くんが言い出したのよ」
貴方「いや、パトロールそっちのけにしてたわけじゃなくてさ……最初は佐倉さんを探すつもりだったんだけど、なんか腹減っちゃって」
杏子「別にいいんじゃない? 腹が減ったら戦えないって言うだろ」
つまり、これも戦闘準備のうちってことだ。なにはともあれ、佐倉さんとも無事合流できた。
小腹を満たしてから三人でパトロールに向かった!
208 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/15(火) 23:45:33.95 ID:/idWGeF50
――――
――――
……――――そろそろ日も暮れる時間。今日のパトロールは魔女との連戦だった。それなのに疲労感はあまりない。
二人の動きが洗練されすぎてて、連携とはこういうものというのを見せつけられているかのようだった。
補助に向いた暁美さんまでいる安定感はすさまじい。
俺も活躍できてた、かな? 活躍させてもらってたというのが正しいかもしれない。
貴方「今日は魔女ばっかりだったのに、戦いはすぐに終わったね。二人ともやっぱりすごいなぁ」
ほむら「まあ、探すほうが大変ね。見つけたらあとは倒すだけだもの」
杏子「ほむらのことは、あたしもこれでも一目置いてるんだよ。純粋に強いし、まるで『昔から知ってた』みたいに動きを合わせてくるんだもんな」
ほむら「さすがに言い過ぎでしょう? 出会って数ヶ月なのよ。あなたと巴マミのようにはできないわ」
杏子「そりゃあたしとマミは昔から組んでたから連携できて当然だけどさ。あんたもこの世界随分長いんだろ?」
貴方「あれ、たしか前に暁美さんってそんなに長くやってないって……」
ほむら「そんなこと言ったかしら?」
貴方「どこで聞いたんだっけ? 記憶違い?」
ほむら「……そんなに長くはない、と思うけれど」
209 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/15(火) 23:49:24.82 ID:/idWGeF50
いつ聞いた話かわからないし、まあそれはいいや。
貴方「そういえば佐倉さんは合流前何してたの?」
杏子「ゲーセンにいた。その辺で買ったモン食いながらゲームしてた」
買い食いも一応同時に当てはまってたらしかった。やっぱり発想は合っていたようだ。
ゲーセンって飲食禁止では、とか、考えたらいけない……のか?
ただ、そういうイメージはあるものの実際に見てるのはパトロールか特訓ばかりだった。
貴方「じゃあ今度はパトロールとかじゃなくて普通に遊びにいったりしない?」
杏子「まあ、大体そのあたりにいることは多いよ。やることないし。どうしても誘いたいならキュゥべえでも捕まえて伝言してくれ」
こんなこと言ったら浮ついてるって思われるかと心配だったけど、意外にもすんなり受け入れてくれた。
前より少し仲良くなれたのかな……?
五回目【貴方】 2日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・話せる知り合い↑
・佐倉杏子・・・認められた
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
210 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/15(火) 23:51:31.90 ID:/idWGeF50
-------------------
ここまで 次回は多分そんなに間は空けない・・・はず
とりあえずリアルに死なない限りエタにはしないのでよろしくです
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/16(水) 13:39:50.59 ID:GRgsenyWO
おかえりー
212 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/21(月) 23:25:19.51 ID:iVb/tA+O0
3日目 教室
朝、みんなに挨拶を済ませて自分の席につくと、授業が始まるまで少し時間がある。
宿題も昨日のうちにちゃんと終わらせたし、授業の準備はできている。
教室内では大体いつもどおりのメンツが固まって話してる。
今日はどう過ごそうか?
1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3さっそく佐倉さんを遊びに誘う?
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)
下2レス
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/21(月) 23:28:02.30 ID:UdS3yISx0
3
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/22(火) 00:37:04.66 ID:yyimtS9wO
2
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/12/23(水) 00:18:50.84 ID:/5ImZ7sP0
3
216 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/23(水) 23:02:25.93 ID:e9pRJYV30
貴方『巴さん、おはようございます』
なんとなく、巴さんに挨拶をしてみた。
同じ学校にはいるが、とくに意識して何かに誘わなければ話す機会はあまりないものだ。
マミ『あら、【貴方】くんおはよう。どうかしたの?』
貴方『用事はないんですけど少し話したくなって。もしかして話し中だったりします?』
マミ『いえ、ちょうど私も暇だったところよ』
とりあえず元気な声が聞こえたのでよかった。
1放課後パトロールに誘ってみる(他にも同時に誘う場合は+キャラ名指定)
2特定の人物について(杏子/ほむら/他)
3会って話がしたい
4自由安価
下2レス
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/23(水) 23:07:58.92 ID:u5+CsAY00
2杏子
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/12/24(木) 00:30:25.97 ID:l9ZdtvG+0
↑
219 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/27(日) 00:54:33.82 ID:NTIvdsyD0
貴方『そういえば、巴さんって佐倉さんが契約したての頃から一緒にいたんですよね。しばらく離れてたみたいですけど』
マミ『そうね。最初の頃はそれはもう素直でいい子だったのよ?』
貴方『素直でいい子……ですか』
マミ『想像がつかない? まあ、今も根は変わってなかったから安心したわ。今でも私にとっては可愛い弟子よ』
そんなふうに言えるのって巴さんだけだろうからやっぱすごいなって気になる。
最近契約したメンバーじゃ、いくら強くなって認めてもらってもその位置にはなれない。
一見真逆に見える二人だが、根は共通している部分があるのかもしれない。
貴方『今もおふたりは仲いいんですよね。一緒に遊んだりもするんですか?』
マミ『よくうちで一緒にご飯食べたり、泊まっていったりはするけど……言われてみれば遊ぶっていうのはあまりないかもね』
貴方『あ……そうなんですね。さやかとかはよく一緒に遊んでるみたいだったから』
マミ『そうみたいね。私が普段あまりそういう遊びをしないから』
マミ『美樹さんや鹿目さんたちとショッピングに行くことはあるけれど、佐倉さんはそういうのはあまり興味ないみたいだし』
巴さんは、さやかとの仲いいとも少し違うみたいだ。多分鹿目さんとも。
みんなそれぞれの付き合い方があるのだろう。
マミ『たまには誘ってみるのもいいかもしれないわね、久しぶりに。前に一度だけゲーセンでぬいぐるみとってもらったことがあるのよ』
巴さんから昔の話を少しだけ聞かせてもらった。
――――そろそろチャイムが鳴る時間だ。話は一旦終わりにしよう。
220 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/27(日) 01:35:52.88 ID:NTIvdsyD0
放課後
学校での一日を終えると、今日は特に予定のない日だ。
昨日と違ってパトロールの約束とかもしてない、本当に予定の決まってない日。
教室内を見てみると、今日は鹿目さんがひとあし先に帰っていて、さやかと仁美ももう帰るところらしい。
みんなまとまって登校してくる朝と違って、帰りはパトロールのこともあるからバラけてることも多かった。
……俺はどうしようかな。
*待ちに待った放課後です。
1繁華街に行ってみる
2自己鍛錬に行ってみる
3下校前に校内でコミュ(ほむら/他)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/27(日) 03:22:14.13 ID:w1z24KmG0
加速
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/27(日) 03:22:22.57 ID:pAglWOTko
4.部室か委員会の仕事
223 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/27(日) 11:48:48.52 ID:NTIvdsyD0
校内で何かやることがあればたまにはいい刺激になったかもしれないが、委員会も部活もやってないんだった。
部活なら今からでもはいれないことはないけど。
*待ちに待った放課後です。
1繁華街に行ってみる
2自己鍛錬に行ってみる
3下校前に校内でコミュ(ほむら/他)
4部活、入ってみる?一人だと意味ないので誰か(未攻略のほむら?)誘うとか
5他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/27(日) 12:00:04.40 ID:TMkAbBU9O
1
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/27(日) 12:37:08.94 ID:t4ILmYLfO
1
226 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/27(日) 23:33:08.69 ID:NTIvdsyD0
……まあ、別に今考えなくてもいいか。
貴方(帰ろうかな)
教室をあとにする。
校舎から離れて立ち寄ったのは繁華街のほうだった。
誰とも約束はしてないけど、彼女ならああ言ってたから居るかもしれない。
貴方(通りをぶらりとしながら軽く覗いてみてるけど、やっぱり一人だと寂しいな。……この前は暁美さんと一緒だったけど)
佐倉さんはいつも一人でいるんだろう。
いくらなんでも揃ってるような場所でも、もう遊びつくしたんじゃないだろうか。
けたたましい音と光を発するゲーセンの中を見ていると、奥のほうに佐倉さんがいた。昨日もここにいたって言ってた。ダンスゲームらしい。
杏子「……本当に来たんだ。それとも偶然通りかかっただけ?」
貴方「偶然通りかかるような場所ではないかな」
杏子「まあそうだな」
しかも、邪魔しちゃ悪いかと思ったけど彼女のほうから気づいて声をかけてきた。
適当に話を交えながらでも動きが鈍ることはない。よく見てみればすごい点数だ。ノーミス?
……いつも戦いに舞い跳ねる鮮やかな赤色の髪は今ゲーセンの中で揺れている。
貴方「ていうかすごいね……?」
杏子「とーぜん。慣れてるし今更ミスなんかしないって」
言葉通りいとも簡単にステップを踏み、ミスする気配など微塵も見せないまま一曲が終わる。
なるほど、ここまで極めてれば一人でも十分楽しんでるのかなあ。
227 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/28(月) 00:04:56.95 ID:HJEHXFSK0
杏子「で? アンタも遊びに来たの?」
貴方「佐倉さんほどゲームが得意ってわけじゃないけど、そうだね。せっかくだし。佐倉さんはこういうのが好きなの?ダンスとか」
杏子「まー、ゲームも身体動かすほうが飽きにくいかもね。曲も追加されるし」
杏子「他のゲームもニガテなもんはないけど? この辺はあたしの庭みたいなもんだし。ここのハイスコアの半分以上はあたしのなんだよね」
貴方「へー、すごい!」
でもそれって、飽きるほどやってるっていうのの裏返しでもあるわけで。
杏子「……ほかにやることもないしな」
貴方「でも、ゲームでもこれだけ極められるってすごいよ。俺はそれほど得意なものってないし、ゲーセンも買い物も大体誰かと一緒にしか行かないから」
杏子「そうか? ……そうだ、これやるよ」
貴方「あ、うん、ありがとう……」
佐倉さんはお菓子を差し出してくれた。ロッキー……いちご味だ。
……あまりルールに堂々と違反するのはどうかと思うけど、受け取らないのも悪いよな。
貴方「……これ、注意されたことってない?」
杏子「あるけど。ぶっ飛ばして逃げればいいだけだし」
そう言った後で、さすがに少し気まずそうにする。『ぶっ飛ばす』のは悪いと思ったらしい。
杏子「まー……、んー。 最近は気を付けてる」
それでもそもそもルールを破らない方向にはいかないようだ。
1ダンスゲーム、自分もやってみようかな?
2他のゲームもやってるとこを見てみたい
3自由安価
下2レス
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/28(月) 00:35:12.41 ID:DbBFU3XD0
1
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/28(月) 01:03:37.03 ID:fKF2m2GUo
2
230 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/28(月) 23:16:22.45 ID:HJEHXFSK0
貴方「他のゲームもやってるとこ見てみたいな」
杏子「面白いのかそれ?」
貴方「そこまで上手なプレイだと見ていて気持ちいいよ。自分でやるにも手本にできるし」
杏子「そういうもんか? まあいいけどさ」
それからプレイ風景を見せてもらったり、一緒にゲームしてみたりもした。
ゲーセンで一日過ごすのも久しぶりだ。それも、佐倉さんとなんて。
対戦なんかはまったく歯が立たなかったけど、教えてもらったり話しながらやるだけでも楽しめた。
……夕方頃になると腹が減ったということで、近くのラーメン屋に入った。
この前とはまた違う店だが、ここは醤油が美味しいらしい。佐倉さんと居るとこのあたりに詳しくなれそう。
貴方「佐倉さんはいつもこんな感じで過ごしてるんだね」
杏子「まあな」
貴方「今日は楽しかったよ! また遊んだりしようか」
杏子「……ま、どうせヒマだし。アンタと話すのも暇つぶしにはなるかな」
五回目【貴方】 3日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・話せる知り合い
・佐倉杏子・・・一緒に遊んだ↑
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
231 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/28(月) 23:26:00.73 ID:HJEHXFSK0
4日目
朝の教室内はいつもと変わりのない様子。
さて、今日はどうやって過ごそうか?
1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3キュゥべえ呼んで佐倉さんに連絡
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)
下2レス
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/28(月) 23:37:18.80 ID:DbBFU3XD0
3
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/29(火) 03:57:53.05 ID:ChL+5+5L0
1
234 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 18:12:50.52 ID:WCeBoWdE0
まどか「あっ、【貴方】くん。ちょっと聞いてよ。さやかちゃんがね……」
クラスメイトとの他愛もない話に混ざる。
昼も三人とは一緒だし、仲のいい人が多いから居心地がいい。
貴方「へえー。さやか、そういうの好きだもんな」
さやか「そうなのよ! ちょっとしたマイブームって感じ? とにかくおすすめだから聞いてみてよねー!」
貴方「あぁ、今度見てみるよ」
今朝はさやかを中心に音楽の話をしてたらしい。なんでも、動画サイトでも話題になってるんだとか。
みんなの好みについては一通り知ってるつもりだ。
さやかは音楽全般が好きでクラシックをよく聞いてたり、鹿目さんは演歌や昭和歌謡もたしなむとか。最初知った時は驚いた。
仁美「そういえば、【貴方】くんは音楽のジャンルだとどんなものが好きですか?」
貴方「え、そうだなあ……」
……考えつつ、少し暁美さんのほうを見る。俺が来る前からかもしれないが、人数が増えると口数が減りがちだ。
暁美さんとは1対1だと普通に話せるし仲も良くないわけじゃないんだけど。
みんなは盛り上がってるけど、暁美さんはこういう好みも『ない』って言いそうな感じがする。
1流行りの歌謡曲知ってるくらい
2ロックだぜ!
3クラシック
4まさかのデスメタ
5あえてほむらのほうに話振ってみる
6ほか(自由安価)
下2レス
235 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 19:04:48.45 ID:WCeBoWdE0
-------------------------------------
あんまし人いないみたいやね…
下1レス
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/29(火) 20:04:53.33 ID:WgE8f/7L0
5
237 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 20:30:12.36 ID:WCeBoWdE0
貴方「暁美さんはどう?」
ほむら「え……、特に考えたこともなかったわ」
話を振られると思ってなかったのか、ワンテンポ遅れて答える。しかし、まあ、予想通りだった。
まどか「音楽はあんまり聞かないのかな? とりあえずおすすめのを聞いてみたら、気に入るかもしれないよ」
さやか「あー、でもなんかアンタはそう言うんじゃないかって思ったわ。ていうか――」
結局俺も答えてないなって思ったけど、こっちも特に思い浮かばなかったからっていうのもあった。
そこから話が膨らむことはなかったが、話題は次々と進んでいく。
……ただ、暁美さんはいつもみんなと話してて楽しんでるのかな、って少し心配になった。
――――
――――
放課後
*待ちに待った放課後です。
1繁華街に行ってみる
2自己鍛錬に行ってみる
3下校前に校内でコミュ(ほむら/他)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/29(火) 20:35:40.92 ID:sOTYlbie0
1
239 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 21:12:24.22 ID:WCeBoWdE0
-------------------------------------------------
テンポ悪くなるし下1採用でいいかな?いいよね!
空白期間開けすぎたせいもあって人いないしこれから暫く下1でいいか
240 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 21:34:07.30 ID:WCeBoWdE0
今日の帰りも繁華街に寄ってみる。
昨日と同じような場所にいけば佐倉さんがいるかもしれないという思いもあった。
貴方(ゲーセンにはいないみたいだ)
ここに来るまでにも姿は見かけなかった。待ち合わせはしてないのでこの近くにいるとは限らない。
大体ここにいるとはいっても一日中同じ場所にいるわけではないし、繁華街の中もある程度広い。
ていうか、少し待ってたら彼女のほうから来るかも。
貴方(昨日の続きをやってみるか。せっかく上達してきたところだし……)
昨日やってたゲームをプレイしにいった。もちろんゲームは一人でも楽しめる。
もっと上達したら二人プレイももっとまともにできるようになるだろう。さすがに彼女ほどには追いつけないだろうけど。
……――時間を忘れて遊んでいたら店内で放送が流れ始めた。
あと15分で18歳未満は禁止になるらしい。随分のめりこんでしまっていたことに気づく。
貴方(やっべ、そんな時間か……!)
帰ろうとしたところで、見慣れたパーカー姿の彼女と出くわす。
杏子「おう、今日も会ったな」
これからゲームしにきたというところみたいだけど……。
241 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 21:43:56.93 ID:WCeBoWdE0
杏子「今日もなんかやる?」
貴方「あと15分で立ち入り禁止らしいけど……」
杏子「だから?」
やっぱそうなるよなぁ。
佐倉さんは私服だからまだなんとかなるかもしれないけど、こっちは制服のままだからどう考えてもアウト。
いや、佐倉さんだって疑われたらごまかすすべはない。
1別のことをしないかと説得
2制服はまずいので自分は帰ろう
3まあ少しならいいか…
4自由安価
下2レス
242 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 21:44:23.87 ID:WCeBoWdE0
------------
あ、癖で2にしちゃった。
下1レス でお願いします。
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/29(火) 22:08:05.51 ID:yVRVX5UzO
1
244 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 23:04:53.22 ID:WCeBoWdE0
貴方「なんか別のことしない? ……ぶっ飛ばして逃げるのはしないように気を付けてくれてるんでしょ?」
そう言うと、う、と佐倉さんは図星のような声をあげつつ……でもそれで諦めてくれるんなら飲食禁止ことといいルール違反なんてしないわけで。
一般人に暴力を振るうのは確実に巴さんやさやかが拒絶反応起こすからその影響なんだろう。
杏子「ぶっ飛ばさないで逃げればいいだろ、べつに! ちょっとメンドイけど」
貴方「でも俺はイヤかなあ」
……あまり説教じみたことを言うと拗ねられるか?
1目を付けられてから慌てて逃げるのってカッコ悪くない?
2佐倉さんが悪いことをしてるのを見たくない
3自由安価
下2レス
245 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/29(火) 23:05:21.41 ID:WCeBoWdE0
--------------
手のくせ…
下1レスです
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/30(水) 00:10:58.78 ID:0uc7bviX0
2
247 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/30(水) 00:30:37.30 ID:xm365D8a0
貴方「それに、佐倉さんが悪いことをしてるのを見たくない」
昔と根は変わらないって巴さんも言ってた。俺やさやかも、佐倉さんが根っから悪い人じゃないのを知ってる。
だからこそ、小さい悪事だってやめてほしいと思う。
杏子「……勝手なこと言うなよな。今更おキレイに生きるとかそんなのムリだろ。それとも、自分の目に見えさえしなければ満足か?」
貴方「佐倉さんがどうやって生きてるかはまあ、わかってるよ。仕方ないとも思う。でも、悪いことしないでもすむところはさ……」
杏子「アンタは今日はもう帰んなよ。あたしは自分のやりたいようにするだけさ」
佐倉さんはそう言うと、奥のほうへと行ってしまった。
まずいこと言っちゃったんだろうか?
後ろ髪を引かれながらも……、今日のところは帰るしかなかった。
五回目【貴方】 4日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・話せる知り合い
・佐倉杏子・・・一緒に遊んだ
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
248 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2020/12/30(水) 00:40:47.54 ID:xm365D8a0
5日目
朝の教室内はいつもと変わりない。
今日が終われば平日が終わる。週末はどう過ごそうかな。今のところは一日中予定はないし、午前のうちから出かけることもできる。
……そう考えて、昨日のことが気にかかった。
休日もいいけどあのまま間が空くのもよくないよなあ。
1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3キュゥべえ呼んで佐倉さんに連絡
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)
下1レス
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/30(水) 00:57:58.62 ID:0uc7bviX0
2
250 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/05(火) 23:56:17.94 ID:8HPBb+QC0
貴方『巴さん、おはようございます』
マミ『あら、おはよう【貴方】くん。今日はどうしたの?』
巴さんに向けてテレパシーで挨拶してみると返事が返ってきた。
1佐倉さんとのこと相談してみようか…?
2放課後パトロールに誘ってみる(他にも同時に誘う場合は+キャラ名指定)
3会って話がしたい
4自由安価
下1レス
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/06(水) 00:39:38.28 ID:H5eKBn+RO
1
252 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/07(木) 21:01:02.70 ID:+x2OTftk0
貴方『実は、昨日佐倉さんとちょっと色々とあって……』
マミ『ケンカでもしたの?』
貴方『けんかってほどでもないんですけど』
――巴さんに昨日のことを話してみる。
巴さんなら佐倉さんと付き合いも長いし、接し方も一番慣れてそうだ。
マミ『なるほど、佐倉さんって気難しいところあるわよね。というか意地っ張りなのよね。……それも昔のことがあるからでしょうけど』
巴さんの反応は思ったよりあっさりとしていた。
でも重たい事情が絡んでると思うと、意地の一言で片づけていいのか迷う。佐倉さんの過去は普通に生きていた俺なんかには想像を絶するような話だった。
マミ『前にも言ったけど、昔はホントに素直だったのよ?』
貴方『次会う時にはどうすればいいですかね。……なんかちょっと気まずくて』
マミ『案外いつもの調子に戻ってるかもしれないわよ。もちろん、それだけじゃ【貴方】くんの言ったような問題はなにも解決しないままだけれど』
貴方『……』
マミ『正しいことに反発するのは自分でも今の生活に不安や後ろめたさを感じているからなんじゃないかしら?』
貴方『後ろめたさがあるならやめるんじゃ……?』
マミ『だからこそ“意地”なのよ。社会に反発することでストレスを発散しているところがあるのよ、きっと』
そう聞くと佐倉さんももしかしたら、内面はその辺にいる同じ年頃の子たちと変わらないんじゃないかって気がした。
今までは佐倉さんは自分とは生きている環境が違いすぎて、かけ離れたとこにいると思ってたし、俺なんかが下手に口を出したらいけないと思ってた。
マミ『でもね、私はやっぱりそういうのは見過ごせないから……私はいけないことをしたら何度でも注意するわよ』
マミ『そのせいかあまり私とは遊んでくれないのだけど……』
しょんぼりした言い方だったけど、それも巴さんらしい。巴さんも意地っ張りなところがあるから。
……言いすぎても警戒されることもあるのかも。
巴さんからアドバイスをもらった。
――――そろそろチャイムが鳴る時間だ。話は一旦終わりにしよう。
253 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/07(木) 21:10:30.86 ID:+x2OTftk0
放課後
今日もこのあとの予定はない。
教室では朝と同じメンバーがまだ話してて、その内容がふと耳に入ってきた。
……そこそこくだらないことを話してた。平和な証拠だ。
もう学校を出る?
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下1レス
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/01/07(木) 21:25:08.47 ID:EedBM1PO0
3
255 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/07(木) 21:30:46.99 ID:+x2OTftk0
とりあえず教室を出ることにした。
どこへ行くかは歩いているうちに考えよう。
1繁華街に行ってみる
2自己鍛錬に行ってみる
3さらに他の場所(自由記述)
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下1レス
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/07(木) 21:38:51.01 ID:NL8rey37O
1
257 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/07(木) 22:47:26.51 ID:+x2OTftk0
どこへ行こうか。
これから休日が待ってるし、このまま帰ってゆっくりするのもいいかもしれない。
そう思いながらも足が向いたのは結局昨日と同じ繁華街だった。
貴方(まあ……そう都合よくはいないか)
今日もゲームでもするか? まだ暗くならないうちに。
……そう思ってゲーセンに足を踏み入れようとした矢先、後ろから聞き覚えのある声がした。
「だーれだっ!」
貴方「……こんなことすんの一人しかいないだろ」
さやかが目の前に乗り出してくる。
鹿目さんと暁美さんも一緒にいるみたいだ。
さやか「せめて名前を答えてよ! まあいいや。さやかちゃんでした!」
まどか「じつは帰り道ずっと横にいたんだよ。ここまで一緒だと思わなかったからおどろいちゃった」
貴方「そうなの? 気付かないもんなんだなぁ……ところで、志筑さんはいないの?」
まどか「わたしたちは今日はパトロールに来たから。最初はわたしとさやかちゃんで行こうと思ってたんだけど、ほむらちゃんもついてくるって言って」
さやか「二人もいれば大丈夫って言ったんだけどさ、ほむらが心配性なんだよねぇ」
ほむら「……」
さやか「でさ、【貴方】も一人で遊びに来たんだったら仕事しようよ!【貴方】もいればちょうど半分に分かれられるじゃん?」
さやか「ぶっちゃけほむらがいるとあたしの出番ほぼなくなるんだよね」
……その場合って、俺はさやかと行くことになるのか?
1さやかと一緒に行くか
2あえてほむらを指名
3行きたくない
下1レス
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/07(木) 23:00:17.52 ID:EedBM1PO0
2
259 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/07(木) 23:35:33.53 ID:+x2OTftk0
貴方「わかった。じゃあ暁美さん、一緒に行く?」
さやか「……え?」
ほむら「私と?」
予想外って反応だ。一言でいえば、あからさまに不本意そう。
拒否られたりしたらちょっと堪えるな……。
貴方「だ、駄目だった?」
ほむら「あなたはいつも美樹さんと仲良くしているように見えたから。それに、半々に分かれるのよね。だったら私は……」
貴方「だって、この中で一番の新参は俺だよ。さやかと鹿目さんで行くのが不安なら、俺とさやかじゃ尚更」
さやか「……」
まどか「無理に分ける必要もないんじゃないかな? たまには四人で行くのも訓練になると思う!」
ほむら「……それもそうね。じゃあ、それでいいわ」
話がまとまって、みんなで歩き出す。このあたりに魔女がいないことはもうわかってた。
少し予定と変わってしまったけど、明日から休みなんだし今日は張り切っていくか。
――……あの時、実は不本意そうにしてたのはさやかもだったことには、気づいていなかった。
五回目【貴方】 5日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・話せる知り合い
・佐倉杏子・・・一緒に遊んだ
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
――――
明日は休日だ……。どうやって過ごそうか?
1誘う ※キャラによっては断られることもあります
・キャラ選択(ほむら/杏子 攻略済【まどか/マミ/さやか/仁美】)※攻略済みキャラは単体での選択はNGとします
a遊びに行く
bパトロールに行く
c訓練する
d家に誘う
e相手の家に行く
2出かける
a繁華街
b自己鍛錬
3自由安価
下1レス
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/07(木) 23:40:28.89 ID:EedBM1PO0
1e
さやかとまどかを誘ってほむらの家にいかないと誘ってみる
無理なら安価下
261 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/08(金) 00:05:15.12 ID:qI0TXBpY0
――――
――――
一週目 週末
暁美宅
さやか「――でさー、その時まどかったら」
まどか「もー! やめてよさやかちゃん!」
貴方「鹿目さんって意外と面白いとこあるよな」
土曜、休みに入っても結局昨日と変わらないメンツでまとまっていた。
ただ、珍しい場所にいた。俺が入るのははじめてだが、二人はたまに来ているらしい。
いちおう、ここに来たのは昨日のパトロールの反省会という名目だった。
しかし、ほぼ気分はオフだ。いつもの教室の雰囲気。
たしかに前はよく巴さんの家で似たようなことをしていたって聞いた。
お決まりらしく、店で買ってきたケーキもちゃんと用意してある。
ほむら「……」
……横から冷たい視線を感じる。
暁美さんは家主なのに口数は少なかった。
驚くほど生活感を感じられない部屋。暁美さんはこんな場所で暮らしているのか。
1部屋について
2反省点について
3自由安価
下1レス
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/08(金) 00:40:00.98 ID:MwdoXcEQ0
2
263 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/08(金) 23:36:10.42 ID:qI0TXBpY0
貴方「てか、反省点については?」
さやか「えぇ? もう言ったじゃん」
貴方「一言だけ?」
さやか「そう言う【貴方】はなにかあるの? 四人いて一人一人がそこまで出番あったわけじゃないしあんまし思い浮かばないんだよね」
話を本題に戻そうとしてみたけど、考えてみればさやかと同感だ。
昨日は……とくにミスもなくスムーズに戦えていた。おかげで傷一つ負わずにすんだ。
まどか「さやかちゃん、魔女にトドメさしに行ったときカッコよかったよ!」
さやか「さっすがまどか、よく見てる! 照れるなあ。 そうだ、反省会じゃなくて褒め合う会にしよう!そのほうが気分いいよ!」
貴方「たしかにまぁ……そのほうがやる気が出るかもなあ」
……反省会は終わりにして、みんなで褒め合うことになった。
改めて言うのも照れくさいが、みんな長所ははっきりしてる。
さやか「――まどかの良かったところ、可愛い!」
まどか「それ戦いと関係ないよね!?」
さやか「いちいちしぐさがかわいくて、過酷な戦いの中でも癒しになるといいますかー」
さやか「ほむらもそう思うでしょ?」
急に話を振られた暁美さんはワンテンポ遅れて反応した。
でもなんで暁美さんに振ったんだろ。
ほむら「……はぁ、そうかもね」
さやか「ま、アンタならわかってくれるよね。なんかいっつもまどかのこと見てるし」
さやか「ぶっちゃけさ、それってどうしてなわけ?」
ほむら「……………」
さやか「……べつに言えないなら言わなくていいけど」
暁美さんは結局沈黙のままだった。さやかの言い方にも少しだけ棘を感じる。
しかし、ケーキを囲んでいるのだから、せっかくならもっと楽しい話をしたい。
褒め合う会も終わればただのお茶会だ。みんなで話をして楽しんだ。
― 一週目休日 終了 ―
264 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/08(金) 23:36:43.13 ID:qI0TXBpY0
[好感度] to貴方
【★★★】
美樹さやか,巴マミ,志筑仁美,鹿目まどか
【★】
佐倉杏子,暁美ほむら
★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。
★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!
★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。
☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。
▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
▼更に、さやかのほむらを見る目が変化しはじめたようです・・?
▼ほむらはまた別の方向に【貴方】に対して嫉妬心を感じ始めたようです
※ヒロインたちの仲は初期状態では『奇跡的なバランス』で保たれているため、突き詰めると瓦解する恐れがあります。
できるだけ一人ずつ接したほうがいいかも。
265 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/09(土) 00:00:56.11 ID:tFGhHf/T0
――――
6日目
朝の教室内はいつもと変わりない。
しかしまあ……月曜の朝って、なかなかシャキッといかない。
1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3キュゥべえ呼んで佐倉さんに連絡
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)
下1レス
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/09(土) 00:20:48.26 ID:4S15w8QC0
3
267 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/09(土) 01:11:15.70 ID:tFGhHf/T0
そういえば……休みのうちには佐倉さんとは会えなかったな。
案外いつもの調子に戻ってるかもって巴さんは言ってくれたけど、そろそろちゃんと会っておいたほうがよさそうだ。
貴方『……キュゥべえ、頼みがあるんだけど』
QB『なになに? 質問があるなら受けつけるよ! それとも杏子に伝言かい?』
貴方『佐倉さんに伝言。放課後くらいに駅前で会おうって』
QB『わかった。伝えておくよ』
キュゥべえも相変わらずだ。
俺らに話しかけられたりした時には受け応えてくれるけど、それ以外はすげー暇そうにしてる。
ごろごろと寝たり、伸びをしたり、また体勢を変えて寝たり。その姿が非常に能天気に見えてうらやましい。
貴方『キュゥべえってさ、サポートのためにずっとここにいるんだよね?』
QB『そうだけど、どうかしたのかい?』
貴方『……本当にそれだけ?』
QB『僕としてはそれ以外に理由もやることも思いつかないんだけど…… まさか僕を暇だなんて思ってないだろうね?』
貴方『うん、思ってる』
QB『ひどいなぁ、僕はこんなにみんなのためにがんばっているのに』
貴方『どうだか……』
QB『おつかいもこなすし、もう新人を見つけにいかなくていいくらいには魔法少女も足りてるし……僕はちゃんとはたらいてるよ。働いてる、働いてる』
……キュゥべえは自分で納得するようにそうくりかえしてた。そう言われればそうなのかもしれないが、やっぱり暇には変わらないと思う。
キュゥべえと少しテレパシーで話してたら、授業がはじまった。
――――
――――
268 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/09(土) 01:16:50.66 ID:tFGhHf/T0
-----------------------
次は夕方くらいの予定
269 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/09(土) 19:51:33.78 ID:tFGhHf/T0
放課後 駅前
駅前の広場には時計があり、時刻は16時前くらいを指していた。
待ち合わせるには『放課後』という時間の指定の仕方は曖昧だが、いつもそんなでもやれていた。
佐倉さんは時計の類も持ってないみたいだし、時間に正確なほうではなさそうだ。
俺がついた時には佐倉さんは袋入りのお菓子を覗きこんでいて、それからこっちに気づいて目があった。
杏子「残念だったな。もうちっと早ければいっこくらいあげられたかもしんないのに」
貴方「はあ」
杏子「じゃ、いくか?」
貴方「行くって?」
杏子「パトロールかゲーセンでもいくか。次の食いもん探すでもいいな」
貴方「たしかにおやつの時間としてはいい時間だけど、何かおすすめのものとかある?」
杏子「それなら――」
なんというか、拍子抜けするくらいいつもの調子に戻ってた。
お菓子の空袋はポイ捨てしちゃうし、そういうのは良くないんだけど、言い始めたらもはやキリがないところでもある。
小さい悪事とはいえ、それこそ見てないところではもっと悪いことはしてる……のだろう。
270 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/09(土) 22:27:36.73 ID:tFGhHf/T0
佐倉さんについていった先は、駅近くのデパートにある店だった。
貴方「通りにジェラート屋あったけど、こっちにもあったんだね」
杏子「あっちは洒落すぎてて落ち着かねえ」
その感じはなんとなくわかった。
前の時はさやかたちと一緒だったからいいけど、女子に人気そうな店だったから一人で行くには勇気がいりそうだ。
……佐倉さんだったら別に違和感はないけど、そういう空気が好きなほうじゃないんだろう。
貴方「おやつにしてもご飯にしても、佐倉さんといるとこの辺のことに詳しくなれそうだよ」
杏子「さやかやまどかとここに来ることはあるんだろ? アンタって意外と世間知らずに育った坊ちゃん?」
貴方「いやぁ、そんなことはないけどさ。別に普通の家だよ……至って普通の」
そういえば、佐倉さんのことは少しわかりはじめたけど、自分のことってあまり話してなかったような気がする。
杏子「フツウね…… まー、あたしも前までは外食も買い食いもめったにしてなかったんだけどさ」
貴方「あ……」
杏子「どうかしたか?」
ちょっとまずいこと言ったかなと思ったが、佐倉さんは特に気にしていないような態度だった。
気を遣いすぎるのもかえって……となるのかもな。
271 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/09(土) 23:08:44.44 ID:tFGhHf/T0
杏子「普通って言えるならいいコトじゃん? あんましお上品すぎるのも、それはそれで息がつまりそうだしな」
貴方「あはは……そうだね。そういうのは向いてなかったよ」
杏子「え?」
なにかおかしなことを言ったっけ?
杏子「……まあでも、大事にしろよ。普通の生活ってやつは。こんな世界にいたらいつ崩れるかわかんないんだから」
杏子「だから、本当だったら魔法少女も魔法少年も増えない方がよかったんだ」
佐倉さんは少しだけ深刻につぶやいた。
見滝原からすべての魔女を倒したい思いは本物だし、契約したことは後悔なんてないけど、だからこそ。
貴方「……うん、大事にするよ」
はっきりと言葉にした。
杏子「さてと、今日はなにして遊ぼうかな」
アイスを食い終わってテーブルを立ち、再びデパートの中を歩きはじめる。
佐倉さんともかなり色んな事を話せるようになったと思う。少なくとも前ほどの距離は感じなくなっていた。
五回目【貴方】 6日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・話せる知り合い
・佐倉杏子・・・友達↑
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
272 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/09(土) 23:13:12.94 ID:tFGhHf/T0
――――
7日目 教室
朝の教室内はいつもと変わりない。
……さて、今朝はどうやって過ごそうかな。
1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3キュゥべえ呼んで佐倉さんに連絡
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)
下1レス
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/10(日) 00:05:08.78 ID:kIsUDf5to
1
274 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/10(日) 00:37:39.68 ID:oSFxLwzw0
鹿目さんたちのほうに寄っていくと、すぐにこっちに気づいて話題を振ってきた。
さっきから少し会話は聞こえていた。
まどか「あっ、【貴方】くんもちょっと聞いてよ」
仁美「さやかさんったらおかしなことを言うんですわ」
貴方「え、さやかが?」
……内容は至極くだらないことだったけど、くだらない会話を延々と出来るのは居心地がいい。
しかし、どうにもこの前からさやかが暁美さんを警戒しているように見える。
警戒している……というか、怪しんでいる、というか。
暁美さんはいつも一歩引いているところがあるし、みんな揃ってる時には口に出しにくいけど、
今度そのことについてちゃんと話してみてもいいかもしれない。
――クラスメイトと雑談を楽しんでから授業を受けた!
――――
――――
*待ちに待った放課後です。
1繁華街に行ってみる
2自己鍛錬に行ってみる
3下校前に校内でコミュ(ほむら/他)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下1レス
275 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/10(日) 00:56:00.27 ID:oSFxLwzw0
----------------------------------------------------------------------------
親友親友親友親友友達、ときて 話せる知り合い の異物感。ほむらちゃん強く生きて
明日(きょう?)もやるよ
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/10(日) 04:02:35.10 ID:nhKbcxXeO
1
277 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/10(日) 21:44:27.12 ID:oSFxLwzw0
放課後になると、繁華街のほうに寄り道してみた。
……というか、実際家もこっちのほうにあるから寄りやすいんだ。ここなら遊びも買い物もなにをするにも大体揃ってる。
多くの人が訪れるこのエリア。この時間は同じ制服の生徒も少なくない。
その中に見知った姿を見た。――暁美さんだ。
貴方「今日は一人? そういえば暁美さんも家こっちのほうだったね」
ほむら「……ええ、買い物を済ませたらもう帰るわ」
貴方「そっか」
思えば一人でいるところを見るのも珍しい。
大体見かける時は誰かと一緒の遊びやパトロールの最中だった。……普段は何してるんだろう?
1何を買うの?
2普段は何をして過ごしてる?
3自由安価
下1レス
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/10(日) 21:50:14.81 ID:GZ6FFRlm0
1
279 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/10(日) 23:42:14.07 ID:oSFxLwzw0
貴方「何を買うの?」
ほむら「今日の夕食よ。特に面白いものじゃないわ」
返答は簡潔で話が広がりそうにもなかった。
気を抜くと会話がすぐ終わってしまう。でもちょうど、暁美さんとは話しておきたいこともあった。
貴方「……ところであのさ、この前からさやかと何かあった?」
ほむら「どうして?」
貴方「いや、ちょっとさやかの態度がぎこちなく見えた気がして……気のせいならいいんだけど」
ほむら「……気のせいではないと思うわよ。考えてみればたしかに私はおかしいもの」
貴方「えっ……」
ほむら「もう私のことはいいでしょう? あなたのほうが私よりみんなと仲がいいのだし」
貴方「別に俺はそんな……暁美さんのこともどうでもいいとか思ってないよ!」
貴方「暁美さんももっとみんなと話してみればいいんじゃない? せっかく近くにいるんだからさ!」
ほむら「無理よ。あなたのことは嫌いじゃないけど……あなたがいれば私なんて入る余地がなくなるもの」
彼女の言うことは分からないことはあるけれど……もしかして拗ねてる?
と、そんな似合いそうにない考えが浮かぶ。
1今からでも誰か遊びに誘おう!と提案
2もっと自分をさらけ出せばいいんじゃないかとアドバイス
3自由安価
下1レス ※どうしようもないヒント※どれを選んでも好感度は上がりません
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/11(月) 10:57:03.64 ID:ahXHLRD+0
1
281 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/11(月) 18:58:43.78 ID:a6U3NSEt0
貴方「今からでも誰か遊びに誘おう! ちょっとみんなに連絡してみるよ」
ほむら「余計な気は遣わないでいいから。そういうことされても……困るのよ」
ほむら「それに今日はまどかは巴さんとパトロールに行っているそうよ。志筑さんも用事があるようだし」
じゃあ、残るはさやかか。あとは、この辺で鉢合わせる可能性くらいありそうなのは佐倉さんくらい。
俺は二人とはそこそこ仲いいけど、たしかに暁美さんを含めるとあまり思い浮かぶことのない取り合わせだった。
でも、そもそも……暁美さんはいつも鹿目さんのことを気にかけてはいるけれど、日常生活ではどれだけ関わっているんだろう?
思えば両方一歩引いているようで、直接話しているところはあまり見てない。
貴方「そういえば、今日はパトロールにはついていかなかったの?」
ほむら「……巴さんと一緒なら心配はいらないでしょ」
貴方「まあそれもそうだね」
ほむら「そういうことだから。……じゃ」
暁美さんは去っていく。その背はいつもどおり颯爽としているが、どこか小さく見える。
人付き合いとか、意外と普通そうなことで悩むこともあるんだな。あの一見してクールで、優等生な暁美さんが。
貴方「あっ、そうだ。せっかくこの近くにあるんだから今度うちの神社にきてよ! 祈願くらいはしていけるから!」
ほむら「どんな誘い文句なのよ、それ」
五回目【貴方】 7日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・悩んでる?→
・佐倉杏子・・・友達
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
282 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/11(月) 19:23:11.15 ID:a6U3NSEt0
――――
8日目 教室
朝の教室内はいつもと変わりない。
……さて、今朝はどうやって過ごそうかな。
1クラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2巴さんとテレパシーでコミュ
3キュゥべえ呼んで佐倉さんに連絡
4自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)
下1レス
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/11(月) 20:08:30.83 ID:8IrLAzax0
1
284 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/11(月) 21:05:15.12 ID:a6U3NSEt0
さやか「あっ、聞いてよ【貴方】。昨日面白いことがあって――」
鹿目さんたちのほうに行くと、自然と話が始まった。
……しばらくみんなで話してたが、ふと暁美さんがいなくなってることに気づいた。
貴方「あれ? そういえば暁美さんは?」
まどか「おトイレかな?」
さやか「ほっといてもいいでしょ。何も言わずに行ったんだし」
仁美「暁美さんって少し不思議なところがありますよね。私たちと一緒にいるようないないような……」
みんなあまり気に留めてないみたいだ。
しかしやっぱりさやかは暁美さんのことになるとどこか冷たい。
1暁美さんへの態度についてさやかに聞いてみる
2暁美さんの悩みについてみんなに話す
3自由安価
下1レス
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/11(月) 21:22:59.98 ID:8IrLAzax0
2
286 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/11(月) 22:15:52.18 ID:a6U3NSEt0
貴方「話していいかちょっと迷ったんだけど……暁美さん昨日言ってたんだ。こうして俺がいると自分の入る余地がなくなる、って」
貴方「みんなと打ち解けられないの気にしてたんじゃないかな。俺たちだけで盛り上がりすぎたのかも……」
さやか「それ八つ当たりじゃない? 自分以外のみんなが仲いいからって。わざわざ本人に直接言うこと?」
貴方「ま、まあそれもそうだけど……」
さやか「そんなの【貴方】のせいじゃないじゃん。気にしないでいいよ! 【貴方】はちょっと人が良すぎるよ!」
さやか「あんだけあからさまにあたしたちのことどうでもいいって顔してるくせに、仲間外れだって僻むとかおかしくない?」
さやか「まどかにだけこだわる理由もよくわかんないし……はっきり言って、ほむらって考えれば考えるほど気味悪いよ」
さやかがついに不満を吐き出す。……これについてはすぐにはどうにもできなさそうだ。
他の二人は同調も否定もしないけど、思うところはあるようだった。
仁美「なにかあったんですか? たしかに暁美さんの普段の態度もちょっと……アレですけど」
さやか「んまあ、仁美のいない時にちょっとね」
もしかしなくてもこの前のパトロールの時のことが発端だろう。
さやかは勘がいいから、そこから改めて色々と感じ取ってしまったのか。
まどか「本当にほむらちゃんがそんなこと言ってたの? ……あっ、べつに疑ってるわけじゃないんだけど」
貴方「……うん、言ってたよ」
まどか「ほむらちゃんはいつも堂々としててクールだから、そんなこと気にするような人だって思ってなくて」
仁美「そうですわね。私もでした」
……どうだろう。さやかは無理そうだけど、優しくて誰にも気にかける鹿目さんなら事情を話せばなんとかしてくれるかな。
二人は俺と同じように暁美さんを憧れの対象として見ていた。だからあまり深く考えなかったんだ。
なんだかんだ、暁美さんをただの身近な女子として一番に見ているのはさやかなのかもしれない。
――クラスメイトと雑談してから授業を受けた。
――――
――――
*待ちに待った放課後です。
1繁華街に行ってみる(遭遇ランダム)
2自己鍛錬に行ってみる
3下校前に校内でコミュ(ほむら/他)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下1レス
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/11(月) 22:30:48.94 ID:8IrLAzax0
3ほむら
288 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/11(月) 23:02:36.68 ID:a6U3NSEt0
……結局あれからも暁美さん、一人でいることが多かったな。
暁美さんはこれでもクラスの人気者だから、誰かは話しかけていたけど。
貴方「暁美さん、もう帰るとこ?」
ほむら「ええ」
帰りも一人みたいだ。
ほむら「何の用?」
貴方「ちょっと話したくて。帰り道でもいいけど。どうせ途中まで一緒でしょ?」
ほむら「……」
暁美さんと並んで教室を出る。
一緒に廊下を歩いてると、周りの人の視線がこっちのほうに向くのがわかる。
……もちろん見てるのは俺じゃなくて暁美さんだ。二人で居てなんて思われてるんだろ。あんまり浮かれてちゃいけないかな。
1買い物でもしてかない?
2祈願については考えてくれた?
3鹿目さんや志筑さんとはどうか
4自由安価
下1レス
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/12(火) 00:09:57.94 ID:wzznhLCe0
2
290 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/24(日) 21:45:39.80 ID:aztgWke00
貴方「祈願については考えてくれた?」
ほむら「特に祈りたいことや叶えたい希望といったものはないけれど……少し見に行くだけでもいいならね」
貴方「ああ、別に祈りたいことがなきゃ来ちゃ駄目ってことはないんだけどさ」
貴方「ていうか、そうだなあ。祈願内容なんて定番どころだと安全や健康とかでいいんじゃない? それなら誰もが望むことでしょ?」
ほむら「他の人ならともかく、私には魔法の力があるもの。神頼みなんてしなくても自分の身くらい自分で守れる」
貴方「あー、そういう考えもあるか……」
じゃあまだ時期が早いかもしれないけど学業のことでも、とか思ったけどそれも暁美さんは実力でできそうだ。
暁美さんって自分の力でなんでもできそうだから、たしかに神頼みするようなイメージとはかけはなれてるかもしれない。
暁美さんが自力でなんでもこなしちゃわないことってなんだろう?
貴方「あ、じゃあこれは? 恋愛成就とか」
なぜそれを私に? とでも言いたげな顔で、一瞬暁美さんはきょとんとした顔をする。
自分には縁の遠いものだと思ってたみたいだ。
ほむら「……好きな人はいないわ」
貴方「誤解しないでほしいんだけど、暁美さんがめちゃくちゃモテるのは勿論わかる。でも、興味がある人は今まで寄ってこなかったわけでしょ?」
貴方「暁美さんが認められるようないい出会いが訪れるように、とか……」
ほむら「たしかに、出会いというのは私の力じゃどうにもならないわね」
一応納得してくれたみたい。
とは言ってみたものの、これも出会いさえあれば暁美さんなら実力でなんとかできそうな気もしてきた。……やっぱり差し出がましかったかな。
貴方「でももし好きな人できたらすぐなんだろうなー。暁美さんに迫られてオチない男いないだろうし」
ほむら「そんなことない」
しかし、暁美さんは否定した。これって単なる謙遜?
暁美さんって自己評価が低いとこあるから本気で言ってるってこともありそうだ。
▼帰りに二人で祈願をしてきた! おまもりもサービスとして勧めてみたけど、恥ずかしいからどこかにつけたりはしない……だそうだ。
五回目【貴方】 8日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・親友
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・悩んでる?↑
・佐倉杏子・・・友達
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
鹿目まどか
291 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/24(日) 21:54:59.19 ID:aztgWke00
――――
9日目 教室
朝の教室内はいつもと変わりない。いや、正確に言えば昨日と……だけど。
暁美さんとさやかたちの溝はますます深まってる気がする。
……さて、今朝はどうやって過ごそうかな。
1【親友】のクラスメイトとコミュ(呼び出しなどの指定がなければ複数人)
2その他のクラスメイトとコミュ(キャラ名指定)
3巴さんとテレパシーでコミュ
4佐倉さんに連絡 ※杏子との予定を入れられるのは朝のみです
a遊びに誘う
bパトロールに誘う
cほか(安価内容)
5キュゥべえと駄弁る
6自由安価(上記以外でも校内の知り合いとは話せるよ)
下1レス
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/24(日) 22:13:10.02 ID:wrt9qT0Lo
4
293 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/24(日) 22:49:18.15 ID:aztgWke00
4選択の場合はa〜cも併記してください
下1レス
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/24(日) 22:54:45.94 ID:Jv5p3JrT0
a
295 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/24(日) 23:54:43.01 ID:aztgWke00
まあ、昨日話してみたから鹿目さんとかは時折気にするような気配は見せているし、
女子同士のことは少しあっちに任せてみてもいいか。
キュゥべえを呼びよせて佐倉さんとの放課後の約束の伝言を頼んでみる。
貴方「……そういえば、今はもう新人を見つけにいかなくていいくらいに足りてるって言ってたよな」
QB「うん、言ったよ。それがどうかしたのかい? ……まさか増やしてほしいとか?」
貴方「いや」
この前佐倉さんと話したことを思い出していた。
今キュゥべえが言ったのとは逆。佐倉さんは新人なんか増えないほうがいいって言ってたんだ。
それに今のチームはバランスがいいほうだと思う。俺が一番の新参だから、一人くらい後輩がいてもいいって気はしないでもないけど。
QB「というか、まったく素質のある候補を見かけないんだよね。望むのなら学校の外に足を延ばせないことはないけど……」
貴方「どうせ昼寝の時間が減るからイヤとかだろ?」
QB「そんなことないよ! 僕にはサポートという大きな役目があるから、あまり分散するわけにはいかないんだよ」
あまりあちこち行くのは気乗りしなさそうだった。
サポートサポートと言うが、なにか制約でもあるのだろうか。
QB「杏子を探すのだって結構手間なんだ。彼女がいそうな場所から当たっているけれど、なかなか見つからないときだってあるんだよ」
貴方「そうなのか。まあこうして頼むのも伝言な以上、確実とは思ってないけど……」
キュゥべえのことはさておき……。
彼女には固定された連絡先というものがない。
遊びの約束くらいならまだしも、なにかどうしても伝えたいことがあった時、確実な連絡手段がないのは少し不安だ……と思った。
――――
――――
296 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/25(月) 00:53:55.39 ID:9Y90MDwH0
放課後
待ち合わせの場所はこの前指定したのと同じだ。
放課後になってから行ってみると今日はすんなりと会えた。
杏子「よう、今日はどこいく?」
杏子「身体動かしたい気分なんだよね。あんたボーリングとかできない?」
貴方「それにしようか。あんまりやったことないから張り合いはないと思うけど、身体動かしたい気分ってのは同感かな」
基本的には佐倉さんが主導していて、それに付き合う感じだ。
そういうのも上手そうだなって思ってたけど、実際にやってみたらその予想はやっぱり的中した。
貴方「さすがにうまいね……。ボーリングも極めてるの?」
杏子「遊べるものは大体遊びつくしてるんだよ。この辺は庭みたいなものっつったろ?」
杏子「あとは契約してからの身体能力だな。これがなかったらちっとキツいんじゃない?」
貴方「まあそうかも……」
俺も力はあるほうだから、ボールの重さとかは全然感じない。
初心者なのにそこそこやれてるのはそのおかげもあるかもしれない。
魔法の力で上がった身体能力があることで、一般人以上の恩恵を受けたり退屈になったりというのは、ほとんどの契約者は感じてると思う。
にしたって、通いつめてる佐倉さんの腕にはまだ追いつけなさそう。今から通いつめるにも……あまり毎日だと、こう、お財布が。
杏子「あー、運動もできたし腹減った! なんか食うか」
……いつものことだけど、さっきから色々とお菓子を食べてたような。
297 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/25(月) 01:18:17.58 ID:9Y90MDwH0
ボーリング場から出てデパートの中を歩きだす。
――すると、佐倉さんのほうに小さい子がぶつかってきた。なぜか半べそ状態だ。
佐倉さんも小さい子相手に怒ったりはしないだろうけど少し心配になった。だが、その心配はいらなかったようだ。
杏子「おいおい、アンタなんで泣いてんのさ?」
*「ママとはぐれちゃった…… うえぇ〜ん!!」
杏子「あぁもう、泣くな泣くな。あ、そうだ、アメやるから!」
パーカーのポケットからアメが出てきた。佐倉さんのポケットにはいつも何かのお菓子が入ってるのかな。
少しの間、佐倉さんが小さい子を泣き止ませてる姿を眺めてた。なんだかその様子がさまになってて、微笑ましく見える。
杏子「って、あんたは何見てんだ。なんだその顔は」
貴方「いや……なんか慣れてそうだなって。保育士さんとか向いてそうだよね」
杏子「はあ? あたしみたいなのお断りだろ」
まあ、言葉遣いとか素行とかほんのちょっと改善してくれたらと思うところはあるけど。
貴方「じゃあお母さんとかでも」
杏子「……もっとねーよ。くだらねー話より考えなきゃいけないことあるだろ?」
貴方「あ、そうだね、どうしようか? つれていける場所とかある?」
杏子「でけーデパートなんだから迷子センターとかあんじゃね? アナウンスかかってんのたまに聞くよ」
貴方「じゃあそこ行こうか。きみ、ついてこれる?」
杏子「たぶんママもそこ来てくれるからな。あーでも、知らない人についていくのはダメだから名乗っとくぞ! 佐倉杏子だ」
*「うん!」
今までのことで佐倉さんの人柄は一応わかったし、こういうところがあるから普段悪いことをしていても嫌いにはなれない。
むしろ、良いところはあるのにもったいないとやっぱり思うんだ。
……わかってもらうのはすぐには難しいのかもしれない。でも、これからもっと先の未来はどうだろう?
さっきちょっとだけ未来のことを思い浮かべたついでにそんなことを考えてみた。
何かが変わる可能性はいくらでもあるじゃないか。
298 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/01/30(土) 19:26:53.87 ID:mda5Emf10
――その後、子供と母親は無事再会できた。
迷子センターに向かう途中でちょうどばったり会えたのだから運がよかった。
貴方「これで一件落着かな?」
杏子「ああ、そうだな。今度こそ飯いくぞ。さっきより腹減ったし」
食べ物屋の並ぶフロアで一軒の店に入っていく。
価格帯高めの店も多いけど、佐倉さんが選ぶとこは敷居が高すぎなくていい。
貴方「改めて考えてみると、佐倉さんとも色々と話せるようになったよね。最初の頃、二人だと会話がなかったから」
杏子「何話したらいいかわかんなかったんだよ。つーか興味もなかったし」
貴方「はは、辛辣だね……」
杏子「今は何するにも一人か、マミやさやかやまどかが相手だろ。男と関わること自体ないし……まぁ、小さい頃ならよく外で遊んでたか」
杏子「で、結局、マミやさやかやまどかと変わんねーわって思った」
変わらないっていうのはどうなんだろう。地味に異性として認識されていないような気がするのは残念だけど。
でもそう思ってくれるのも多分、心を許し始めてくれたからなんだろうな。
雑談の中で、佐倉さんはなんでもないことのように、ぼそっとこんなことを言った。
杏子「あたしって5年後とか生きてんのかね」
ついさっき佐倉さんの未来のことを考えたばかりだったのに、佐倉さんは自分の未来についてまるで希望を持っていないらしい。
貴方「生きてるよ。当然!」
杏子「なにさ、急に熱くなってどうかした?」
貴方「佐倉さん強いんだからそんな簡単に死なないし、マミさんやさやかや鹿目さんや暁美さんや……それに俺だって守るし!」
杏子「……そっ、か。 まあ、簡単には死んでやるつもりもないけどさ」
なんだか悲しく思えた。
前に俺が大怪我負った時もそういえば、自分は死んでもいいみたいなことを言ってたっけ。
そのことを思い出して、根本にあったのはこういう自分の未来に対しての投げやりさだったんだと気づいた。
それでも、きっと。
貴方「5年後だって10年後だって実際に生きてさえいれば、投げやりな考えだって変わるよ」
今は納得させられないかもしれないけど、そう言いきかせることしかできなかった。
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