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魔法学園で過ごす学生生活第5章 〜安価とコンマと時々卒業〜
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848 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 20:16:23.54 ID:0vHpvWnO0
フィニー「助けるんですか!?」
レイン「ええ。仮にも王族だもの」
フィニー「…レインさん」
レイン「もちろん、罪には問われることになるわ」
フィニー「…」
フィニー「…安価↓2」
1.レインに従う
2.レインに従わない
849 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:18:27.79 ID:Qr5xsJs4O
下
850 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:20:38.15 ID:kP1ezaSDO
1
851 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 20:29:29.34 ID:0vHpvWnO0
フィニー「…わかり、ました」
レイン「ああ、だけれど…マリス・サイディス・ブリザード」
アリエース「ぐあああああああああ!?」
レイン「指の1つや2つくらいは、なくしてもらうけれど」
アリエース「きっさま…貴様ぁ!!」
レイン「これだけのことをして、それだけで済んだと思いなさい」
フィニー「ええ。昔からやりたい放題…どんな考えをしたらそうなるんですか?」
アリエース「俺はァ…王族だぞ…」
レイン「それがどうかしたと言うの?」
フィニー「ええ。同じ第二皇子でも…ガレスとは全然違う。本当に…」
アリエース「俺は、国のために、やったんだ…」
レイン「国の…ため。ふざけないで」
アリエース「があああああ!?」
レイン「貴方1人のわがままで、シルキード家も、クロウズ家も、ディレイ家も!!どれだけの人が苦しんだと思っているの!?」
フィニー「レインさん…」
アリエース「はがが…」
レイン「だけれど、生かす。貴方なんか、生かしておきたくはないけれど…この国のための、礎になってもらうわ」
アリエース「げは…」
フィニー「…ギース、という人。いるんですか?」
「いますよ」
フィニー「…やはり」
ギース「どうも、我がいとこよ」
フィニー「…いろいろと、ききたいんですけれど、話をする余地はありますか?」
ギース「…聞くだけなら、いいですよ」
852 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 20:44:53.22 ID:0vHpvWnO0
フィニー「…まず、なぜ第二王子に協力をしたんですか?」
ギース「魔族の権力を広げるためです」
フィニー「権力を…?」
ギース「そうですね。かつて、魔族はこの大陸を救った一族であるのに、魔界にとじこめられて…理不尽だと思いましてね」
フィニー「それは、確かにそうですね」
ギース「…意外と、理解を示すんですね」
フィニー「実際、間違ってはいなと思います。あれだけの悪事を…あなたが指示したとは思えなかったの」
ギース「…ま、利用はさせてもらったのだけれどね。それに…彼の考えも、まあ否定できないことはない」
フィニー「…」
ギース「魔力とは、消えていくものだからね」
フィニー「…?え?」
ギース「昔は、人間にも、魔族にも魔力…魔法を使う能力は豊富にあった。だけれど…代を過ぎて行くことに、魔力を人間は失っていった」
フィニー「…」
ギース「魔族は、この世界では正気を失うか、魔力を失う。デナントや、エルおばさんもそうだったように」
フィニー「…だから、あの第二王子は、魔族の女を呼ぼうとして」
ギース「それで、君がこちらで生まれた、ということになりますね」
ギース「…ここまで、愚かな人間がいるとは思いませんでしたけどね」
ギース「さて、私の計画は丸つぶれになってしまいましたけど…」
ギース「…せっかくです。ここを拠点として、この世界に進行する拠点としましょうか」
フィニー「!?」
ギース「さあ…行きましょうか!ああ、それとも…私に協力してくれますか?いとこ、という関係ですし」
フィニー「…それは、できません。ですが…」
ギース「なら、ここでやりあうしかないですね」
判定↓1
00〜60:ギース先行
61〜99:フィニー先行
お風呂タイムです…
853 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:45:35.95 ID:JiZqSbJlo
1
854 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 21:59:23.43 ID:0vHpvWnO0
フィニー「っ…!」
ギース「闇魔法の威力、見せてもらいますよ!」
フィニー「ギースさん…」
フィニー「…」
フィニー「戦えと言うのなら」
フィニー攻撃力:3969+判定↓1+100(刻印技法)
ギース防壁:2300+判定↓2
フィニー体力:411
アリエース体力:2000
855 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:59:40.91 ID:JiZqSbJlo
はい
856 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:04:01.67 ID:Y8K+/I0m0
はぁ
857 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:04:06.97 ID:d1ggAXOh0
強い
858 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:05:09.53 ID:d1ggAXOh0
王子身代わり?
859 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 22:19:07.29 ID:0vHpvWnO0
フィニー「ディヴェルド・ソルディス・ルナッ!!!」
ギース「ディヴェルド・ディシルド・ルーチェっ!!」
(カッ!!)
レイン「…きゃあっ!?」
クラウス「大丈夫かレイン!」
レイン「え、ええ」
クラウス「さっさと逃げるぞ!ザルグ、お前も…!」
ザルグ「フィニーとボクは一心同体。絶対に離れないよ」
クラウス「…レイン、お前先に逃げとけ」
レイン「え!?」
クラウス「ダチに付き合ってやるのも、男の役目なんだよ」
レイン「…」
クラウス「テスラもみんなを避難させただろうし…」
レイン「…じゃあ、私も残るわ」
クラウス「レイン…」
レイン「愛する人に、付き合うのは女の役目、よ」
クラウス「…へへ、照れるな」
アリエース「」
ザルグ「フィニー…」
フィニー:4160
ギース:2367
ギースダメージ:1793
残り体力
フィニー体力:411
ギース体力:207
ギース「っはぁはぁ…なんだこの威力は!?」
フィニー「魔族の王という割にはそこまででもないんですね」
ギース「なめるなっ…!」
フィニー防御力:3969+判定↓1
ギース攻撃力:2300+判定↓2
860 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:19:48.67 ID:tmJiI+MO0
あ
861 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:20:06.28 ID:kP1ezaSDO
はい
862 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 22:27:02.46 ID:0vHpvWnO0
ナンナ「…フィニーさん」
テスラ「大丈夫。フィニーさんが負けるはずないよ。いや、本当に」
ギース「ぐっ…光をも飲み込む、闇だと!?」
フィニー「そうです。闇は、すべてを飲み込む」
ギース「グッ…ディヴェルド・ランディス・ルーチェ!!」
フィニー「ディヴェルド・ラシル・ルナ!!」
ギース「ぐおおおお…!」
フィニー「さあ、これで終わりです!」
フィニー攻撃力:3969+判定↓1+100(刻印技法)
ギース防壁:2300+判定↓2
フィニー体力:411
ギース体力:207
863 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:28:37.66 ID:kP1ezaSDO
はい
864 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:29:55.65 ID:Y8K+/I0m0
あ
865 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:40:49.88 ID:d1ggAXOh0
フィニーってめっちゃ魔翌力高いんだな....
もしかして現在この世界でトップ?
866 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 22:49:58.58 ID:0vHpvWnO0
>>865
そうですよ というか生まれが1人だけイレギュラーなんですよ
ギース「がはっ…」
フィニー「ギースさん…」
レイン「…勝ったみたいね」
クラウス「…あっさりしすぎだろ」
フィニー「…止めを…」
フロウ「待って待って!!」
フォスター「待ってほしいのぉ」
フィニー「先生…」
ギース「フォスター…」
フォスター「王よ…」
ギース「…まさか、負けるとは」
フィニー「…ギースさん。目的は、魔族の名誉回復なんですよね、だったら…私、協力できると思いますが…」
ギース「…」
ギース「もう、遅い」
フィニー「?」
867 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 23:05:17.09 ID:0vHpvWnO0
ギース「…フィニーさん」
フィニー「?」
ギース「…本気で、本気で魔族のために、戦ってくれるのか?」
フィニー「それは…」
フィニー「内容にもよりますけど、私にできることなら」
ギース「…」
ギース「ネビラル山の奥が、魔界につながっていることは知っているか?」
フィニー「…はい」
ギース「魔界をつくった人間が、いる」
ギース「ジエルグにいる…神と呼ばれる存在だ」
フィニー「…」
ギース「やつこそが、すべての…現況・・・だ…」
フォスター「…大丈夫じゃ。まだ生きておる」
フィニー「神、ですか…そこまで相手をすることになるなんて…」
フォスター「…おぬし、大丈夫なのか?」
フィニー「やるしか、ないじゃないですか」
フォスター「胎に子がおるのに…」
フィニー「…えっ?」
868 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/13(木) 23:06:02.13 ID:0vHpvWnO0
と、いうわけでたぶん、次回が最終回じゃないかなぁ、と思います。
最後の安価はフィニーの子どもの名前の安価、くらいですかね…
869 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:09:58.20 ID:JiZqSbJlo
おつあつ
ついにかー
870 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:12:27.33 ID:tmJiI+MO0
乙
遂にこの時が
871 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:17:18.04 ID:kP1ezaSDO
乙です
872 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:32:30.40 ID:VkK8J3fZ0
乙乙
次回作はフィニーの子ども世代の第二部の可能性がワンチャン?
873 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 13:56:48.90 ID:qFPNZW1S0
きょうやりまっせ
874 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 14:17:45.78 ID:l2ov8dPzO
了解
875 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 14:24:51.41 ID:NpluXm0DO
楽しみに待ってます
876 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 15:28:55.34 ID:qFPNZW1S0
それでは、おそらく本編最終回、始めるよー
877 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 15:43:38.72 ID:0Xxw38Kso
いえーい
878 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 15:45:14.49 ID:T8MAXU5V0
はい
879 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 16:05:58.13 ID:qFPNZW1S0
【アドラー領の病院】
フィニー「妊娠3ヶ月みたいです」
ゼルド「…ザルグ。俺言ってたよな?」
ザルグ「ヤバいとおもってたけど性欲を抑えられなかった」
アイリス「フィニーがキズモノに…」
リンナ「サイテ―」
クラウス(まあ、別に魔法学園ならおかしくはないんだけどなぁ)
レイン「それとこれはまた別よ。というかフィニーだと…これは犯罪ね」
ナンナ「身体、大丈夫なんですかー?」
テスラ「たしかに…」
フィニー「大丈夫ですよ。ただ、体調を崩してたのは、妊娠の症状だったのかもしれませんね」
ザルグ「…みんな、悪いけれど2人にさせてくれないかな」
レイン「そうね。とりあえずアイリスは止めておかないと」
アイリス「うおおおおおお!!」
クラウス「何かあったらよべよー」
スリア「ですわね…」
フィニー「…ザルグ」
ザルグ「うん」
フィニー「…あらためて、考えるとなんだか照れちゃう」
ザルグ「むしろ9月までできてなかったという方が驚きだよ」
フィニー「うう、言われてみれば…」
ザルグ「記憶が確かなら去年の修学旅行からたぶん3桁だよ3桁」
フィニー「…できて当然、だったんですね」
ザルグ「まあね。めでたいことだからいいけど」
フィニー「え?」
880 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 16:23:34.21 ID:qFPNZW1S0
ザルグ「うれしくないの?」
フィニー「…うれしいけれど、まだ困惑してるかも。私が、母親になるなんて…」
フィニー「…本当は、すごく自信ないや」
ザルグ「…それはボクもだよ」
フィニー「…」
ザルグ「だけれど、2人で進んでいこうよ」
フィニー「ザルグ…」
ザルグ「…きっと今回の戦いが、最後になる。いや、してみせる」
フィニー「最後…」
ザルグ「…といっても、ボクは何もできないけれどね」
フィニー「ううん、いてくれるだけで…私にとっては、一番…一番嬉しいことだから」
フィニー「お腹の子も、きっとそう思ってくれる」
ザルグ「…はぁ、戦いに行かせたくないなぁ」
フィニー「…大丈夫です。一緒に…来てもらえれば」
ザルグ「…そうだね」
ザルグ「魔族とも、手を取り合えれば、きっと…」
(ぎゅっ)
ザルグ「フィニー。ありがとう…じゃないね。これからも、ずっとよろしく。ずっと一緒にいよう」
フィニー「…うん!」
(隣の病室)
アリエース「カーッ!!おあついこって!」
スリア「…」
アリエース「あん?誰だ!?」
スリア「…」
(スっ)
881 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 16:37:45.82 ID:qFPNZW1S0
【数日後】
【魔法学園 学長の部屋】
ギース「そもそも、かつて魔物をも作り出したのはその『神』と呼ばれるもののため、らしい」
ギース「そして、元々は、魔族と人間を殺すために…とのことらしいけど」
フィニー「なぜ、そんなことを?」
ギース「…大昔。人間には魔力がなかったらしい」
フィニー「ふむふむ」
ギース「だけれど…あるときから『魔力を持つ人間』が生まれてしまった。それは…」
ザルグ「人間と魔族のハーフ、ということか。フィニーみたいに…」
ギース「おそらくは、ですね」
ギース「それが原因かはわからないけれど、神はそれに怒り狂い…魔物を作り上げ、種族を滅ぼそうとした」
ギース「が…3つの王がそれを止めたんだ」
フィニー「なるほど」
ギース「だけれど、1回の敗北で終わる神ではない。2度目の襲撃へ準備を重ねたのと…大陸に遅効性の呪いをかけた」
フィニー「それが…魔族の『狂気』ということですか」
ギース「うん。魔力を消費した結果…デナント卿やエルおばさんは魔法が使えなくなった」
ギース「それと同時に、子どもをつくる機能も奪われたみたいだけれど…」
フィニー「そんな…」
ギース「…僕も、それを止めようと動いたけれど…ダメだった。というかこっちから出れないしね…」
フィニー「そうなるんですか?」
ギース「だから…いや」
ギース「…紆余曲折あって、こちらのことを調べることができた。そして…僕が召喚されたときから…ジエルグ。そこから『神』の存在を感じたんだ」
フィニー「そして、それを止めなくてはならない…ということですね」
ギース「…」
フィニー「ギースさん?」
ギース「…」
882 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 16:43:36.38 ID:qFPNZW1S0
ギース「…本来であれば、身重の君を活かせるのは筋違いだとは思うけれど…」
フィニー「…」
ギース「…お願いしたい」
フィニー「覚悟はできています」
ザルグ「ボクも行くけれどね」
ギース「…ザルグさんも、ですか?」
ザルグ「愛する人1人だけをいかせるなんて、ボクはしたくないから」
ギース「…ありがとうございます」
ギース「…」
ザルグ「?」
ギース「…僕は、どうしましょうかね」
フィニー「え?」
ギース「できることなら、今きっと魔界に帰ったほうがリスクは少ないと思うし」
ザルグ「それは…」
フィニー「…必ず帰ってくるので。おとなしく待っていてください」
ギース「…ありがとう」
ギース「この『呪い』がなくなれば、魔族は、手を取りあうため…尽力する」
フィニー「…そうですね」
883 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 16:52:14.99 ID:qFPNZW1S0
【3年生宿舎 サロン】
レイン「なるほど。氷魔法で…ということになるのね」
フィニー「できませんか?」
レイン「…できるけれど、どれだけ持つかがわからないから怖いわね」
クラウス「ウチの魔導車使ってくれよ。学校のやつより性能いいしな」
テスラ「ボクたちは…」
ナンナ「お弁当、つくっておきますよー!」
ザルグ「みんな…」
スリア「ふぅ」
フィニー「スリアさん!?」
スリア「これ、使ってくださいまし」
フィニー「これは…ジエルグへの地図?」
スリア「第二王子から『快く』譲ってもらえましたわ」
スリア「あのダメ王子も、神を調べておいたみたいですわね。それが、あの魔族の王との約束なのかはわかりませんが」
フィニー「こちらの方向に…ありがとうございます」
アイリス「フィニー…帰ってきたら一緒にマークロイド領に帰りましょう」
フィニー「う…いやいや!?帰らないよ!?」
リンナ「全く…フィニー。私の過ちのツケを…任せてしまってごめんなさい」
フィニー「リンナさんは悪くないですよ」
リンナ「それに、ザルグも」
ザルグ「まあ、その元凶をたたきに行くんだけれどね」
「頑張れ!フィニー!」
「頼むぞ!フィニー!」
「ザルグ爆発しろ!」
フィニー「…行ってきます!」
884 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 16:53:20.55 ID:qFPNZW1S0
と、いうわけであとはVS神さまですね。
疑問点はもうないですよね…?
いや、自分でもわからなくなってきてますけど…
ラスト・質問・タイムということで
885 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 16:56:19.07 ID:l2ov8dPzO
母親達を召喚した叔母さんっぽい人の出番これから?
886 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 17:13:14.81 ID:dNkThzgB0
サラとかヴェルドとかリンナみたいな被害者たちは王子一発ぐらい殴っとかなくてよかったのかねぇ
公的に裁かれるので満足できるのだろうか
887 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 17:18:17.56 ID:tmALJYpo0
一旦乙
>>848
で2を選んでたらどうなってたかな?
888 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 17:25:02.79 ID:dNkThzgB0
コンマ悪くて何人かつかまってしまってたら王子人質戦法でも使ってきたのだろうか
フィニーに効果あるかは知らんが
889 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 17:27:24.72 ID:qFPNZW1S0
>>885
叔母さんっぽい人=ザルグの父親 ですね。子孫なので。他の怪しげな新興宗教はこれから
>>886
フィニーが許すなら…と考えてるのがスリア(痛めつけはしたけど)ヴェルドは事件の真相をしって哀れに思ってます。サラは、復讐心こそありますが、今更戻れない、だったらせめてヴェルドのために何もしないという選択ですね。リンナは殴ってます
>>887
1回は先生のお守りでガード、2回連続ならギースは出てこずにノーマルエンド…でしたね
>>888
まあ、第二王子へのヘイトが増してた感じですね。実害自体はないですけれど。
再開です
890 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 17:43:12.90 ID:qFPNZW1S0
【ジエルグ】
フィニー「…ここが、ジエルグ」
ザルグ「…場所は、わかる?」
フィニー「うん…感じる」
「おい、お前たち、そこで何をしている!」
「どこからやってきた!?」
フィニー「…すいません。『神』を知っていますか?」
「『神』…」
「なるほど。こいつが長の言っていた…敵か!!」
フィニー「ギラファ・ラゼオ・ルナッ!」
「うごごごご!?」
「こいつ…見たこともない魔術を!?」
フィニー「どうでしょう?命だけは助けてあげますけれど」
「ぐっ…」
ザルグ「まあ、話を聞いてほしい面もあるから…」
「まてぃっ!!」
フィニー「あなたが『長』ですか?」
リョウガ「いかにも。私がこのジエルグの長。リョウガだ。狼藉を見逃すわけにはいかない」
フィニー「私を敵と認識して、武器を向けてきたのでつい…申し訳ないです」
ザルグ(…)
891 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 17:56:23.25 ID:qFPNZW1S0
リョウガ「なるほど…して、おぬしらの目的は?」
フィニー「『神』と会いたいのですが」
リョウガ「なに!?なんと罰当たりな…」
フィニー「そもそも、会えるんですか?」
リョウガ「『神』は、この国の中央にいるもの…だが、それは…」
フィニー「それだけ聞ければ十分です。ありがとうございます」
リョウガ「おぬしは…いったい?」
ザルグ「あちらの大陸から来ました。あらましとしては…」
リョウガ「…ふむ」
フィニー「長さん?」
リョウガ「なるほど。ならば、我々も協力してみせよう」
ザルグ「…なぜ?」
リョウガ「実はな、我々もあまりいい状況ではなくてな…」
フィニー「そういえば前にクレナイさんが言ってましたね。王子が行方不明だとかなんとか」
リョウガ「ええ。それで我々も今、非常に危険な状況でしてな」
ザルグ「なるほど」
リョウガ「あのお城が見えますかな?本来であれば、あそこが私の住処です」
リョウガ「今や『始原神』を信奉する者たちにのっとられてしまいましてな…」
フィニー「つまり、私たちを利用したい、と」
リョウガ「そういうことです」
892 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 18:02:20.06 ID:qFPNZW1S0
リョウガ「もちろん、私たちも『神』を信奉していますが、あそこまでではありません」
フィニー「それで、協力とは?」
リョウガ「『神』の元まで、ご案内しましょう。あやつらが、何をしてくるかはわかりませんが」
ザルグ「フィニー…」
フィニー「のるしかないね。とりあえず不意打ちだけしてこないかだけ注意して」
(そして…)
【ジエルグの王城】
「どうしたんだ?」
リョウガ「はい、実は異邦のものが流れつきましてな」
リョウガ「『神』に興味があるらしく、案内を、と思いまして」
「ほう…なるほど」
フィニー「…」
「ん…?ん!?」
「な、なぜ…?」
「いや、だが体つきが違う!」
フィニー「やはり、そうでしたか」
フィニー「貴方たちだったんですね、クロウズ領に、お母さんを呼んだのは!!」
「こいつっ!!」
フィニー「ディヴェルド・ルナッ!!!」
(どごおぉん!!)
893 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 18:12:12.49 ID:qFPNZW1S0
【???】
「…」
「来たか」
【王城内】
フィニー「…あなたたちの主はどこに?教えてくれたら楽に死なせてあげますよ」
ザルグ「フィニー…」
「わあああああああ!!」
ザルグ「シルド・フレイム!!」
「あっつ!?」
フィニー「子ども…」
「出てきちゃダメ!!」
「でも!」
フィニー「…」
フィニー「どこに、いるんですか?殺しはしません」
「え…?」
フィニー「いいから!」
「玉座の、間に…」
フィニー「…ありがとうございます」
ザルグ「フィニー」
フィニー「…少し、頭冷やしますね」
ザルグ「気持ちは、よくわかるよ」
フィニー「…真実を、聞いておきたいですね」
894 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 18:22:15.96 ID:qFPNZW1S0
【玉座の間】
フィニー「あなたが、ここの主ですか?」
「いかにも、私の名前は、ダーレス!」
ダーレス「君は、ルナの娘、ということだね!」
フィニー「…そう、なりますね」
ダーレス「よくぞここまでたどり着いた!さすがは魔族の姫!」
フィニー「…」
ダーレス「それで、君の希望はなんぞな?ああ、神に会いたいのだったな」
フィニー「そう、ですね」
ダーレス「しかし、それはかなわぬなぁ!君を合わせてしまうとどうしてしまうか、わからないのだ!」
フィニー「…」
ダーレス「しかし、我々も魔族を呼びだした甲斐があったものだ!性欲とは恐ろしいものよの、少年」
ザルグ「お前は…ろくでもない奴だ…」
ダーレス「ほう…だが、我々は自身の信念に基づいて動いているだけなのだ。それ故、罪はないと考えられる」
フィニー「ギラファ・ルナ!」
ダーレス「ぬもっ!?」
フィニー「…貴方の悪事があったから、私はザルグに出会えて、結果的に魔族の未来もつながれたといえなくもないです」
フィニー「だから、命は取りませんが…」
フィニー「みんなの苦しみを、痛みで味わいなさい」
ダーレス「があああああ…があああああ…」
ザルグ「…フィニー」
フィニー「殺したいですけどね、それじゃあ、未来にはつながりませんから」
895 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 18:22:41.22 ID:qFPNZW1S0
と、いうわけで少し休憩です
896 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 18:31:01.86 ID:BQOXdqE5O
こっちのボスにいたってはコンマ降らなくても圧勝できるんだね
野心があれば魔王プレイとか出来てしまいそうだな
897 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 19:20:33.05 ID:qFPNZW1S0
実際、ゼルドエンドだったらそれはあったかもしれませんね…
といっても彼自身戦争を起こしたくはないでしょうけど…
再開、かな
898 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 19:34:25.96 ID:qFPNZW1S0
フィニー「ふぅ…」
ザルグ「フィニー…」
「あ、あなたが…」
「そんな…」
「助けて…」
フィニー「…」
フィニー「これからは、何が起こるかわかりません。貴方たちが、なにを信じようと、私がとやかく言うことはありません。ですが…」
フィニー「貴方たちの行いが、私や、ザルグ。それに大陸の多くの人間を傷つけたんです」
フィニー「それだけ、です」
ザルグ「この先に、『神』が?」
フィニー「うん。ここまでくれば…わかるよ」
ザルグ「…ボクも一緒に」
(ぎゅっ)
フィニー「ありがとう。安心する…」
ザルグ「よかった…」
899 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 19:44:15.18 ID:qFPNZW1S0
【地下神殿】
フィニー「あなたが、『神』ですか?」
神「いかにも」
フィニー「お願いです。魔族への呪いを解いてください」
神「断る」
ザルグ「なぜですか?」
神「人は、愚かだ。無節操に、自らの欲望を満たそうとする」
フィニー「それは…」
神「貴様の父も、自らの『欲望』がきっかけで破滅していった」
ザルグ「それは…」
神「貴様の両親も、自らの『欲望』の元、駆け落ち同然で動いた」
フィニー「それは、呪いがあったから・・」
神「だとしても、だ」
神「やはり、ここで滅ぼすしかないか」
フィニー「そんな…!!」
神「…覚悟せよ、混沌の主よ…!」
フィニー「っ!!」
戦闘開始!!
判定↓1
00〜90:フィニー先行
91〜99:神先行
900 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 19:47:52.32 ID:lcw+3lxO0
あ
901 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 19:47:53.83 ID:dNkThzgB0
判定でかいな
902 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 19:54:41.91 ID:qFPNZW1S0
運動:137(抜群です)⇒体力:411
基礎魔力:1517(学年でトップです)
火属性技術/才能:1389/60(そこそこあります) 補正+150(MAX)
水属性技術/才能:1228/63(そこそこあります) 補正+150(MAX)
風属性技術/才能:2452/96(???) 補正+150(MAX)
土属性技術/才能:1891/72(才能アリ) 補正+150(MAX)
スキル:反射魔法LV6 刀技術LV26 爆破魔法LV10 刻印技法LV10 予知魔法LV4 流派:我流LV8 テクニック:LV37 指導:LV20 二刀流LV:1
融合魔法:時化(水風)毒(風土) 溶岩(火土) 植物(水土) 火風(火風) 温泉(水火)
融合魔法2:カビ(風土水) 湯雨(火水風)増殖(風水土) 病(火風土) 酸性雨(風水土)吸収(火水土) 温度上昇(水火土)土火風(溶岩風)
殺菌(火土風) 炎症(水土火)炎環(水火風)
融合魔法:闇
所持品:魔法刀・ひな丸 古い刀 具象の仮面 おまもり 覚醒の血清
刻印:闇仁の大刻印(感情で魔法等の威力アップ、回復能力大幅プラス、魔力の流れを察知、暗視)
【地下神殿】
フィニー「…ディヴェルド・ソルディス・ルナッ!!」
神「闇魔法…人の子が、それを手にしたか…」
フィニー攻撃力:3969+判定↓1+100(刻印技法)
神防壁:4000+判定↓2
フィニー体力:411
アリエース体力:????
903 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:02:19.69 ID:NpluXm0DO
はい
904 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:03:05.70 ID:lcw+3lxO0
????が不穏だがどうなるか
905 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 20:08:02.54 ID:qFPNZW1S0
神「ぬぐ…ぬおおおおお!!!」
フィニー「聞いてなさそうですね…」
神「貴様…なぜ…」
フィニー「理由は先ほど話した通りです。ですが…」
フィニー「今ので、考えを変えてくれましたか?」
神「…1つ問いたいが…その力をなぜもっとふるわない?」
フィニー「それは…安価↓2」
1.暴力で治めることはよくないから
2.興味がないから
3.敵を作りたくないから
906 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:12:04.89 ID:lcw+3lxO0
フィニーが言いそうなのはどれかな…?
ksk
907 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:14:20.11 ID:NpluXm0DO
3
908 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 20:19:44.66 ID:qFPNZW1S0
フィニー「敵を作りたくないからです」
神「敵を…?ならば、なぜそこまで力を…」
フィニー「魔法を探求していった結果です」
フィニー「そして、探求していくことは、魔族にだって許されるはずです!」
フィニー「ゼロア・ズグル・ウィンド!!」
神「腐敗していく魔法だと…!?」
フィニー「そして、人間にも!」
神「ぐ…だが!」
神「ディヴェルド・サイス・ルーチェ!!」
フィニー「ディヴェルド・ラスシルド・ルナッ!!!」
フィニー防御力:3969+判定↓1
神攻撃:4000+判定↓2
フィニー体力:411
アリエース体力:????
909 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:20:24.30 ID:gZoFIQ7+0
あ
910 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:27:59.74 ID:lcw+3lxO0
あ
911 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 20:38:28.39 ID:qFPNZW1S0
合計:75のダメージ!!
フィニー「まずい…!」
(ぴんっ)
フィニー「これで…魔力増加!!」
(覚醒の血清の効果で魔力を1回だけ1.5倍に!!)
神「今の攻撃をも防ぐか…」
フィニー「危なかったですけどね…」
神「…さらに、1つ問おう。その力で敵を作りたくないというが…その力を、恐れるものはいないのか?」
フィニー「いると、思います」
神「ならば、どうするのだ?迫害をされたのなら…」
フィニー「安価↓2」
1.報復します
2.分かり合えるまで話をします
3.…いっそ魔力がなければ…
912 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:43:40.08 ID:NpluXm0DO
↓
913 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:49:30.75 ID:lcw+3lxO0
2
914 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 20:49:54.20 ID:0Xxw38Kso
2
915 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 21:00:23.72 ID:qFPNZW1S0
フィニー「分かり合えるまで、話をしたいと思います」
神「ここにいる人間とは、話をしなかったのにか?」
フィニー「ここにいる人達は…私が恨んでいる人間です。そして、ボスは…」
フィニー「とんでもない人でした」
ザルグ「確かに…」
フィニー「ですが…1人たりとも殺してはいません」
神「…なるほど。そのような考えが通用すると思うのか?」
フィニー「しないかもしれません。ですが…」
(すっ…)
フィニー「…今のままじゃ、誰も前に進めません」
フィニー「私の時には、それができないかもしれない」
フィニー「でも、あなたが呪縛を解いて…魔族と人間が手を取り合って…」
フィニー「いつか、叶う『夢』にできると思います。この子が、やってくれるかもしれません」
神「…」
神「ぐっ…ぬぐぐ…!」
ザルグ「神がおかしく…?」
神「ぬぐおおおお…!!!」
フィニー「そして、その未来のためにも…何度でも、叩き込みます」
フィニー「…ザルグ。気を付けて」
フィニー「最大魔法」
フィニー「ディヴェルド・フィー・ルナッ!!!」
フィニー攻撃力:3969+判定↓1+100(刻印技法)
神防壁:3000+判定↓2
フィニー体力:411
神体力:9931
916 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:08:52.17 ID:dNkThzgB0
がんば
917 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:10:14.22 ID:0Xxw38Kso
お
918 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 21:33:01.61 ID:qFPNZW1S0
神:に1064のダメージ!
フィニー「おおおおおお!!!!」
神「全身を魔力に変換する魔法…まさか、まだ使える人間がいたとは…」
フィニー「だああああっ!!!」
神「がはっ…私も、出し惜しみをしている場合ではなさそうだ…」
神「ディヴェルド・ドー・ルーチェ!」
フィニー防御力:3969+判定↓1
神攻撃力:3000+判定↓2
フィニー体力:411
神体力:8867
919 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:34:52.14 ID:NpluXm0DO
はい
920 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:35:50.59 ID:0Xxw38Kso
かてー
921 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:35:56.84 ID:dNkThzgB0
な
922 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 21:40:03.28 ID:qFPNZW1S0
ザルグ「…もう、光と闇のぶつかり合いだ…」
ザルグ「…フィニー!!がんばれ!!一緒に帰ろう!!クロウズ領に!学校に!!」
フィニー「たあああ!!!」
神「ぬおおおお!!」
神「まさか、ここまでとは…!」
フィニー「はぁ…はぁ…!!」
フィニー「まだ、考え直してくれいなんですか!?」
神「当然だ…!」
フィニー「呪いなんて、あっても誰もよろこばないじゃないですか!!」
神「知らぬ…知らぬ!!」
フィニー「…だったら、考え直すまでぶつかってやりますよ!!!」
フィニー攻撃力:3969+判定↓1+100
神防壁:3000+判定↓2
フィニー体力:411
神体力:8867
923 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:44:32.95 ID:0Xxw38Kso
かんがえなおせ
924 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:48:42.87 ID:lcw+3lxO0
あ
925 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:49:29.31 ID:/VQKfC0r0
随分互角な戦いだなぁ
926 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 21:53:28.84 ID:qFPNZW1S0
フィニー「だああああ!!!」
神「おおおおおお!!!」
ダメ―ジ:1077!!
神「がっ…」
フィニー「さあ、どうですか!?」
神「その力は、どこから…どこから来るのだ…!!」
フィニー「安価↓2っ!!」
1.魂から!
2.絆から!
3.愛から!
927 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:57:02.27 ID:lcw+3lxO0
2
928 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:57:09.06 ID:NpluXm0DO
3
929 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 21:57:25.43 ID:dNkThzgB0
2
930 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:03:52.84 ID:qFPNZW1S0
フィニー「愛から!!」
神「愛だと!?」
フィニー「誰だって持っている思い…それが、愛です!!」
フィニー「最初に、魔族と交わった人だって、きっと…」
フィニー「その『人』を愛したから、交わったんです!」
フィニー「そして、私も…!大切な人がいる、この世界を守りたい!」
フィニー「私も、多くの人から愛情をもらえたんです!」
フィニー「それらが…みんなの力になるんです!」
神「ぐっ…おおおおお…!!!」
判定↓1×1000のダメージ
931 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 22:04:46.43 ID:dNkThzgB0
とどめかな!
932 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:09:09.41 ID:qFPNZW1S0
神「ぐおおおおおお…」
フィニー「はぁ…はぁ…」
神「…」
フィニー「…」
神「これが、愛の力、か」
フィニー「まだ、やりますか?」
神「…そうだな」
神「どうやら…呪いは…」
(ズッ)
神「私をも…のみこんで…いたようだ…」
ザルグ「!?」
【魔法学園】
レイン「空が…真っ黒に…」
クラウス「おいおい…なんだよこりゃ」
テスラ「荒天とかそういう話じゃないよね…」
ナンナ「雲一つないのに…」
スリア「空が…黒い。太陽さえも…」
933 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:11:27.80 ID:qFPNZW1S0
フィニー「…」
呪い「我こそが、すべて。我こそが、憎しみ。我こそが、恨み」
フィニー「…」
フィニー「終わらせて見せます。ここで…!」
フィニー攻撃力:3969+判定↓1+100
呪防壁:1100+判定↓2
フィニー体力:411
神体力:3000
934 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 22:12:18.38 ID:BQOXdqE5O
あ
935 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 22:14:13.28 ID:lcw+3lxO0
あ
936 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:22:59.43 ID:qFPNZW1S0
2979のダメージ!
フィニー「たあああああ!!」
呪「がっ…」
フィニー「貴方は、すべてじゃない!」
フィニー「恨みや、憎しみなだけです!」
フィニー「だから…!!!」
フィニー「だから!!」
【魔法学園】
レイン「フィニー…がんばって…」
クラウス「あいつなら大丈夫だ」
テスラ「そうだね」
ナンナ「帰ってきたら、いろいろ用意しないとー」
スリア「ええ。それに、名前も考えないと…!」
アイリス「フィニー…たとえ立場が変わろうとも…またマークロイド領に…!」
リンナ「まだ、借りを返してないわ…それに、私にとって、大切な…友達なんだから」
エリーゼ「先輩負けるな―!!」
エンド「勝ってください。先輩!」
ジャン「頼みますよ、先輩っ!!」
ルナ「…先輩なら、きっと勝てるのでしょうね」
取り巻き「がんばれー!!!」
エル「…フィニー。無事帰ってきて」
デナント卿「…がんばれ」
アリス「お姉さま…!!」
フィニー(聞こえる…みんなの声が…)
(フィニー)
フィニー(この声は…聞いたことないなぁ)
ルナ(ひどい)
フィニー(お母さん…!?)
937 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:24:33.54 ID:qFPNZW1S0
ルナ(行きなさい、フィニー)
フィニー(…うん)
フィニー(…ありがとう)
ルナ(あなたの未来、見守ってるわね)
フィニー「ディヴェルド・フィー・マリスウィンド…ルナッ!!!」
判定↓1分、ダメージ追加!
938 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 22:26:14.28 ID:NpluXm0DO
はい
939 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:33:45.32 ID:qFPNZW1S0
呪い「がっ…があああああああ!!!」
フィニー「・・・終わった…」
ザルグ「空が晴れていく…フィニー!」
(だきっ)
フィニー「あ…ザルグ…」
ザルグ「大丈夫!?それに、お腹の子も…!」
フィニー「うん…だけれど…」
ザルグ「どうしたの!?」
フィニー「あはは…疲れたのかな…フラフラだよ…」
ザルグ「うう…心配したよ…」
フィニー「あそこまで魔力を使うものだなんてね…」
ザルグ「フィニー…」
フィニー「しばらく寝込むかも…あはは」
ザルグ「大丈夫だよ。ボクが、看病するから!」
神「…」
ザルグ「!」
フィニー「呪いを解かなかったのは…呪いに支配されていたからなんですね」
神「そのようだ…迷惑をかけた」
フィニー「いえ…もとはといえば、きっと私たちに原因があったのでしょう」
神「…すまなかった」
神「そして、ここの教徒たちも、暴走させてしまっていた…申し訳ない…!」
フィニー「…これから、ですよ」
神「これから…か」
940 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:37:18.18 ID:qFPNZW1S0
リョウガ「ああ、神様…竜神様…」
フィニー「龍の姿が…本来の姿なんですね」
神「ああ…」
神「…うむ、まだ作動するようだな」
ザルグ「それは?」
神「かつて私が作った転移装置だ。おそらく、あの者たちは…これを使ってあちらに行っていたんだろうな」
フィニー「そうなんですか…」
神「…魔法学園に転送されるように変更しておいた」
フィニー「ありがとうございます」
神「…本当に、礼を言わせてほしい」
フィニー「これで…呪いは解けたんですよね?」
神「ああ。すべてが…終わる」
ザルグ「…ボクたちは、これからだね、フィニー」
フィニー「はいっ!!」
941 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:42:59.42 ID:qFPNZW1S0
こうして…大陸を揺るがした危機はさった。
魔族もまた、こちらの世界に来ることができるようになり、時差もなくなったのだ。
世の中は平和が、本当の意味で平和が訪れたんだ…。
【2月4週】
【魔法学園 フィニーの部屋】
ザルグ「…」
フィニー「あれからもう2ヶ月経ったんだね」
ザルグ「だね…」
フィニー「もうすこしで卒業だなんてウソみたい」
ザルグ「そうだね…」
フィニー「うう、動きずらいよぉ」
ザルグ「もう妊娠6ヶ月だもんね」
フィニー「しかも胸は大きくならないし…詐欺にあった気分」
ザルグ「あはは、ボクはどっちでも好きだけどね」
フィニー「もう!女心がわかってないね!」
ザルグ「ごめんごめん」
フィニー「…この子、女の子と男の子みたい」
ザルグ「そっか…2人もおなかにいると大変じゃない?」
フィニー「うん…」
フィニー「幸せに、してあげたいね」
ザルグ「うん。そして、フィニーもね」
フィニー「ありがとう…ザルグ」
942 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:47:30.77 ID:qFPNZW1S0
【3月2週】
【卒業式】
ナンナ「うう…ぐすっ」
クラウス「泣きすぎだろ…」
テスラ「ほんどうだよおおおお…」
ザルグ「…ま、気持ちはわかるけどね」
フィニー「うん…さみしいよ…」
レイン「泣きすぎると体に障るわよ」
スリア「…絶対、また会いますわよ!」
ナンナ「はいいいい!!」
レイン「ええ。3年間本当に…楽しかったわ」
フィニー「本当に…ですね」
ザルグ「…ボクまで、泣けてきちゃうじゃないか」
レイン「そうね…」
クラウス「あー!最後は笑おうぜ!な!?」
ナンナ「ですねー…!」
ザルグ「ちゃんと、結婚式には呼ぶから!」
クラウス「4回、会えるな!」
フィニー「…はいっ!!」
943 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:49:59.62 ID:qFPNZW1S0
【3年生宿舎 サロン】
ゼルド「いろいろあったが、俺たちは乗り越えた!!」
ガレス「乗り越えたのはフィニーの力だろー!」
クラウス「自分の手がらにするなー!」
ゼルド「お前らひどくね!?まあ事実なんだけど!」
ゼルド「とにかく!フィニー以外は好きに飲んでいけ!!」
「「カンパーイ!!!」」
※妊娠中の飲酒はやめましょう
フィニー「…」
フィニー(いろいろ…あったなぁ…)
フィニー(さようなら…私の、青春)
フィニー(…最高の3年間)
944 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 22:54:29.22 ID:qFPNZW1S0
レイン「フィニー」
フィニー「レインさん?」
レイン「結局、貴方には勝てなかったわね」
レイン「だけれど…貴方がいて、本当に楽しかったわ。この3年間」
フィニー「私もです」
レイン「そう言ってもらえて本当にうれしいわ」
レイン「これからは、離れることになるけれど…」
フィニー「はいっ!ずっと、友達です!」
スリア「フィニーさん」
フィニー「スリアさん?」
スリア「…」
フィニー「ど、どうしたんですか!?」
スリア「うえええええん!!離れたくないよぉおおお!!」
フィニー「わわっ!?」
スリア「…大事な、大事な親友だもん…」
フィニー「私も、ですよ。また、絶対に会いましょうね」
スリア「はいっ…!」
ナンナ「大人気ですねー」
フィニー「ナンナさん」
ナンナ「私は、すぐに会える場所ですからねー」
フィニー「あはは、確かに」
ナンナ「…それに、しばらくしたら…ふふ」
フィニー「?」
ナンナ「私たちの子どもも、よろしくお願いしますねー」
フィニー「!わかりました!しかし2人の子供だったら素直そうでいいですねー…」
ナンナ「ふふ、ありがとうございますー」
945 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 23:00:03.77 ID:qFPNZW1S0
アイリス「ふぃにいいいいいい!!!」
フィニー「アイリス…」
アイリス「ううう…さみしい!」
フィニー「大丈夫だよ。私たちは、ずっと友達なんだから」
アイリス「フィニー…」
フィニー「国はバラバラになるけれど…絶対に会おうね!」
アイリス「うん!…それはそれとしてザルグを殺さなきゃ」
フィニー「待って!?」
リンナ「…騒がしかったわね」
フィニー「リンナさん…」
リンナ「いろいろな意味で、貴方と出会えてよかったわ」
フィニー「魔族が取り付いていましたもんね…」
リンナ「ええ。それに…貴方と過ごした学生生活。悪くなかったわ」
フィニー「リンナさん…」
リンナ「…これからも、よろしく頼むわ。フィニー=クロウズ」
フィニー「はい!!」
フォン「やあやあ。3年間お疲れさまー」
フィニー「先生!」
フォン「君のおかげで研究もはかどったねぇ」
フィニー「私も勉強になりました」
フォン「もし、また機会があればぁ…シルキード領に来てよ、研究の成果を見せれるからさぁ」
フィニー「そうですね。また、ザルグと2人でお手伝いにいくかもしれませんね」
フォン「あはは、それはいいかも。公務にあきたらおいでよ」
946 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 23:07:22.78 ID:qFPNZW1S0
フロウ「ありがとう、フィニーさん…」
フィニー「先生?」
フロウ「おかげで、魔界に勉強しにいくのに、時差を考えなくてすむわ」
フィニー「あ、そういうことですか」
フロウ「…まさか、フォスターさんが女性だったなんて…」
フィニー「…女性でもいいのでは?」
フロウ「そうね!!!」
カーネル「フィニー」
フィニー「カーネル先生」
カーネル「3年間、がんばったな」
フィニー「いえ…」
カーネル「もっとも、卒業生代表はレインだったが…まあ、身重だしな」
フィニー「ですね…」
カーネル「アイリスと、これからも仲良くな」
フィニー「はい!」
エリーゼ「先輩!卒業おめでとー!!」
エンド「騒ぎすぎだっての…おめでとうございます」
ジャン「おめでとうございます!」
フィニー「3人とも…」
エリーゼ「私、よくわからないけれど感動しちゃいました!」
エンド「先輩の強さ…すさまじいものを感じましたよ」
ジャン「俺はもう、何も言えませんよ…ほんと、すごいです!」
フィニー「ありがとう…」
エリーゼ「これからは、家を持つものとして、お世話になるかも!」
エンド「ああ。フィニー先輩。これから協力して…王国を変えて行きましょう」
フィニー「そうだね」
ジャン「俺はゼルド先輩の仕事手伝ったりするんで、フィンドリング商会をよろしくお願いします!」
フィニー「善処するね…」
947 :
◆50Z6EuXmS6
[saga]:2020/08/15(土) 23:08:56.18 ID:qFPNZW1S0
ヨミ「…」
ヨミ「…勝ち逃げなんて、許さないんだから…!!」
こうして、フィニーの学園生活はおわりを告げた。
だが…終わりがあれば、また始まりもある。
ザルグ「行こうか、フィニー」
フィニー「うん…!」
フィニーの運命はザルグとともに…
FIN
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