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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その3【安価】
- 359 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 00:36:14.23 ID:n1BGfW010
- 整備士『中途半端に治すのは僕のポリシーには反する。けど龍驤さんの事情も良く分かる』
整備士『とにかく一度こっちに預けてくれるかい?薬の件も僕なら解決できるよ』
提督「……一度龍驤を殺すのか」
整備士『そうだとしたら?』
提督「……」
整備士『そうだよね、そうだとしても僕を頼るしか無いんだよね』
幹部『整備士君』
整備士『判断は提督さんに任せるけど…どうする?』
提督「…………頼む」
整備士『分かった、明日にでも龍驤さんを迎えに行くよ』
ーー
- 360 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 00:36:49.22 ID:n1BGfW010
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:43:07.68 ID:eh7d1Fm8o
- 乙でした
そういえば研究者やってる三日月は味方側だったか
だから潜り込んで手法は過激になったけど龍驤を助けたのかな
- 362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:43:49.03 ID:iyMHSczDO
- お疲れ様でした
そういえば夕張もあれだけ酷い状態だったのに特に何も無く治ってるみたいでリセットされたんだろうか
色々解決して平和になったら終わってしまうジレンマ
- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:50:26.53 ID:SsV7dn+ho
- おつでした
菊月が電話の時動かなかったのは三日月の動向を知ってたからかな
整備士対話はまだちょっと怖い…
- 364 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:20:37.72 ID:n1BGfW010
- ーー
整備士「ふーんなる程ね」
整備士「左腕と左脚を切られただけじゃなくて、内臓もあちこちやられちゃってるんだ」
整備士「ふんふん……へぇぇ」
タシュケント「そんなに珍しいのかい同志?」
整備士「うん、ここまで酷いのは中々無いよ。深海棲艦のなり損ないとかは色々見てきたけどさ」
タシュケント「だからっていつもみたいに殺しちゃダメだよ」
整備士「あはは、幹部さんにも言われたよ。いくらでも体なんか作れるのに変な話だよね」
タシュケント「…変だと思ってるのは同志だけだよ」
- 365 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:23:09.32 ID:n1BGfW010
- 整備士「よし…この際だから全身を開いて見てみようか」
タシュケント「勝手にそんなことして怒られないかい?」
整備士「殺さずに元に戻せばいいって言ってたでしょ?僕なら傷跡も消せるし」
タシュケント「怒られる時はあたしも怒られるんだよ?」
整備士「バレなきゃ問題無いよ」
タシュケント「はぁ……」
整備士「さぁて…お楽しみの時間だね、龍驤さん」
龍驤「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 19:33:55.70 ID:ULavdLeOO
- ボロボロになっちゃってて意識が戻らないのは薬のせいだけじゃないねと判断
内蔵をクローニングして置き換えないと駄目だろう
ただ女性として一番大切なところだけは無事なのは奇跡
- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 19:36:31.91 ID:iyMHSczDO
- 不吉な予感がしたタシュケントが解剖しようとする整備士を慌てて止めた
殺し屋の勘がヤバいと告げている
- 368 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:45:29.50 ID:n1BGfW010
- 「……」
タシュケント「!」
整備士「よし…」
タシュケント「ダメだ同志!」
整備士「どうしたんだい?」
タシュケント「興味本位の解剖は止めよう!ちゃんとした治療をすべきだ!」
整備士「今更かい?こんないい条件の艦娘はもう二度と会えないかもしれないんだよ」
タシュケント「……あたしの勘がやめろって言ってる。もしかしたら誰かに見られてるかも」
整備士「ここは僕とタシュケント君しか入れない場所だよ?」
タシュケント「…お願い信じて」
整備士「うーん…君がそこまで言うのは珍しいし、ここはそれに従っておこうかな」
タシュケント「うん……絶対その方がいいよ」
- 369 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:50:53.76 ID:n1BGfW010
- ーー
整備士「ほら、見てごらん」
タシュケント「折れた肋骨が刺さってたんだ」
整備士「他の臓器にもダメージがあるね。これも新しく作った方が良さそうだ」
タシュケント「あと…これをどうするかだね」
整備士「脳が一部溶けかかってる。かなり強いクスリを混ぜたものを使われてたね」
タシュケント「この部分を切っても記憶は残るよね?」
整備士「そうだねこの部分は記憶には関係ない。でも何かしらの支障は出てもおかしくはない」
タシュケント「かといって放置してると…」
整備士「それこそ死んでしまうだろうね」
- 370 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:55:23.51 ID:n1BGfW010
- 整備士「この際左腕と脚は完璧に戻そうか」
タシュケント「そんなことをしたら…」
整備士「切るのはいつでもできるしね。そもそもこの資料だけじゃ、どこまで腕と脚を切ればいいのか良く分からないんだ」
タシュケント「……」
整備士「傷付いた内臓と脳の一部を切り取って再生。あと左腕と脚もだね」
整備士「念の為もう一度調べて、それから治療をしてあげようか」
タシュケント「…同志ほどの命知らずは知らないよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:04:27.96 ID:eh7d1Fm8o
- ベッドの上で龍驤が目覚めるとないはずの左腕と左足があって
ああここは死後の世界なんやほんまにあるんやなんて思ってる
そしたらタシュがやってきて目覚めたんだねなにか食べるかいと聞いてくる
- 372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:08:50.98 ID:7ZrFkKOIo
- >>371
状況はよくわからないけれどお腹は空いてるので言われるがまま食べ物を頼む
- 373 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 20:17:14.02 ID:n1BGfW010
- ーー
龍驤「……」
龍驤「……」ニギニギ
龍驤「……あぁ」
龍驤「ウチは死んだんや」
龍驤「夢の中で会ったのはやっぱりカミサマやったんや」
龍驤「…うん、これでええ。司令官らを巻き込むくらいやったら、ウチが死んだら良かったんや」
龍驤「死後の世界って…こんなんやったんやな」
タシュケント「あ、目覚めたんだね」
龍驤「……」
タシュケント「なにか食べるかい?と言っても簡単なものしかできないけどね」
龍驤「じゃあ…おにぎりでも……」
タシュケント「分かった、すぐ持ってくるから待ってて」
- 374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:19:23.73 ID:SsV7dn+ho
- 死後(認識)におにぎりを要求した艦むす
- 375 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 20:21:50.35 ID:n1BGfW010
- ーー
龍驤「……」モグモグ
タシュケント「状況は理解してもらえたかな?」
龍驤「……ウチは死んだんや無かったんや」
タシュケント「提督さん達が死に物狂いで助けたらしいよ」
龍驤「……」
タシュケント「脳の一部を切り取った影響は無いみたいだね。経過も良好で良かった」
龍驤「……」
タシュケント「ご飯も食べられてるから内臓も大丈夫。うん、流石は同志だ」
龍驤「……」
タシュケント「安価」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:25:52.10 ID:VoJbtiuio
- 彼は「オーバーホール」をした方がいいなんて言ってたけど、大事な人が待ってるんでしょとタシュケント
- 377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:27:06.81 ID:ULavdLeOO
- 腕と脚はこうするしかなかったことは理解してほしい
そのまま大切な人達を死んじゃうよりはいいよね
その上で腕と脚をどうしたいかは任せるよ
- 378 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 20:38:46.53 ID:n1BGfW010
- タシュケント「左腕と脚はこうするしかなかったことは理解して欲しいんだ」
龍驤「……」
タシュケント「大切な人達が死んじゃうよりはいいでしょ?腕と脚をどうしたいかは任せるよ」
龍驤「……」
タシュケント「それと……君と二人きりだから言えることがある」
龍驤「……」
タシュケント「いくら同志でも言えないことというか…言いにくいことはある」
タシュケント「安心して、君は女としても正常に戻ったんだ」
龍驤「……どういうことなん」
タシュケント「君は……相当遊んでたみたいだね。体のある部分というか…ある臓器を見たらすぐに分かったよ」
- 379 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 20:43:35.22 ID:n1BGfW010
- タシュケント「君の子宮は酷く汚れていたよ。あれじゃ妊娠なんかできるはず無い」
龍驤「……」
タシュケント「知らないだろうけど、子宮の中って男の人の体液で汚れるんだ。不妊治療でその汚れを削ったりするんだよ」
龍驤「……」
タシュケント「あの汚れ方だと……100人以上とは遊んでたね?」
龍驤「……」
タシュケント「同じ人と行為を繰り返しても汚れない。人によって遺伝子が違うように、体液も人によって違うからね」
龍驤「……」
タシュケント「…この事は黙っておくから。とにかく、腕と脚をどうするかをよく考えておいてね」
龍驤「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:51:05.93 ID:iyMHSczDO
- 腕に爪を立てる龍驤
だけどこれが提督の望みなら…と自らの罪との間で葛藤する
- 381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:57:17.13 ID:SsV7dn+ho
- >>380
司令官と、話したいなぁ
- 382 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:02:01.40 ID:n1BGfW010
- 龍驤「……」ギリリッ
龍驤「ウチの罪は消えへん…許されへんのに……」
龍驤「……」
龍驤「…司令官がこれを望んだん?」
タシュケント「話をしたのは整備士だよ。でも元に戻して欲しいって言うのは普通じゃないかな?」
龍驤「……」
タシュケント「……」
龍驤「話したい……司令官と話したい…」
タシュケント「分かった、少し待ってて」
- 383 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:04:52.66 ID:n1BGfW010
- 龍驤「……」
タシュケント「あたしは席を外すから。ゆっくり話すといいよ」ガチャッ
龍驤「……司令官」
龍驤「…それだけ無い。朝霜とか…皆んな…」
龍驤「……」
龍驤「あかん、まだ整理できへん…でも…このままぼーっとしてるのは違う…」
龍驤「…司令官やったら教えてくれる」
龍驤「司令官……ウチは…」ピピピッ
- 384 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:30:24.60 ID:n1BGfW010
- 安価の出し忘れ
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:35:23.33 ID:iyMHSczDO
- 電話が繋がらない
不思議に思っていると幹部が駆け込んできた
いつの間にか再び数を増やしていた深海棲艦の襲撃があったらしい
今度は自分が助ける番だと龍驤立つ
- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:37:26.60 ID:ULavdLeOO
- まずは龍驤が回復して意識が戻ったことを喜ぶ提督
ただ提督としても腕と脚についてはどうしたらいいのか悩んでいた
提督としては最善であれば龍驤に五体満足でいて欲しい、でもそれは龍驤の心を助けることにはならないのではないか
- 387 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:43:19.00 ID:n1BGfW010
- ーー
提督『まずは龍驤が回復して何よりだ』
龍驤「うん…」
提督『ただ…俺としても腕と脚についてはどうしたらいいのか悩んでいるんだ』
龍驤「司令官も…」
提督『最善であれば龍驤に五体満足でいて欲しい。だがそれは龍驤の心を助けることにはならないと思っている』
龍驤「その…通りや……」
提督『……俺はもう一度腕と脚を切って欲しいなんて死んでも言えない』
龍驤「え……ウチは切るんやったら君に…」
提督『やめてくれ!!そんなことは…言わないでくれ…!!』
龍驤「ご…ごめんな……」
- 388 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:46:29.59 ID:n1BGfW010
- 提督『…龍驤に任せる』
龍驤「そんな…あかん……ウチは君と…」
提督『俺だって本当は……だが…』
龍驤「…側に誰かおるんやね」
提督『…皆んながいる。龍驤は…』
龍驤「うん……皆んなの言いたいことは分かってる。ウチが一人で決めるわ」
提督『龍驤…』
龍驤「こんなウチを選んでくれてありがとうな、司令官」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:50:00.57 ID:SsV7dn+ho
- 提督サイド
直接会えとの案がでる
(あの子と話させたいんだかどう安価取ればええやろ)
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:56:59.65 ID:iyMHSczDO
- 自分一人では決められない
あの子はもう普通の生活は遅れない…なのに五体満足で幸せになっていいんだろうか
話したい人が他にも居たんだと幹部に相談してみる
- 391 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:01:59.07 ID:n1BGfW010
- ガチャッ
タシュケント「電話は終わったみたいだね。どうするかは決まったかな?」
龍驤「……」
タシュケント「まだか…うーん早く決めて欲しいんだけどな」
龍驤「なぁ……ここには幹部さんはおる?」
タシュケント「あの人なら居ることは居るよ」
龍驤「呼んできて…話がしたい」
タシュケント「…はいはい。好きにしたらいいよ」
龍驤「幹部さんになら……相談できる…」
- 392 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:06:13.08 ID:n1BGfW010
- ーー
龍驤「あの子はもう普通の生活は戻られへん…それやのにウチは五体満足で幸せになっていいん?」
龍驤「とてもウチ一人じゃ答えを出せれへんねん…」
幹部「…龍驤君の腕と脚が完全に治ったと聞いた時は驚いたよ。そしてその悩みもよく分かる」
龍驤「司令官は……皆んなとおって…」
幹部「提督君としては治って欲しいんだろう。だが横須賀の皆んなは黙っていない」
幹部「皆は龍驤君の過去を知っているからね…当然と言うのは可哀想かな?」
龍驤「違う……ウチが悪いんや…」
幹部「……龍驤君、本気で償うつもりはあるかい?」
龍驤「…はい。許されるならどんな罰でも受け入れます」
幹部「なら私に考えがある」
- 393 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:09:49.12 ID:n1BGfW010
- 幹部「化け物に姿を変えてしまったあの子を見殺しにした…そう警察に告白するんだ」
龍驤「警察に…」
幹部「塀の中に入るのかどうかは分からない。だがそうすることによって龍驤君は満足するんじゃないのかな?」
龍驤「……」
幹部「…そもそも人を殺しておいて、塀の中に入るだけで済むこのシステムが悪いんだ。だがこれが法というものなんだ」
幹部「龍驤君の罪は消えない。だがこうすることによって心の重りは取れるんじゃないかな?」
龍驤「……ありがとうございます」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:27:16.11 ID:eh7d1Fm8o
- 警察へ告白することを提督に相談ではなく話す
どうなるかわからないけれどそうすることが一番正しいと思うから
- 395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:27:42.62 ID:VoJbtiuio
- >>394
- 396 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:34:50.80 ID:n1BGfW010
- ーー
幹部「提督君、何も言わずにこれを再生して欲しい」スッ
提督「…龍驤からのメッセージですか?」
幹部「そうだ。提督君に渡して欲しいと頼まれた」
提督「……」
幹部「……私から言えることも無い。あえて言うとすれば、一人でこれを聞くべきだと思う」
提督「…ありがとうございます」
幹部「……頑張るんだよ」
- 397 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:38:44.54 ID:n1BGfW010
- カチッ
龍驤『ん……あのな司令官。まずは謝らせてごめん』
龍驤『治った腕と脚…司令官に切ってもらおうとしたやんか?』
龍驤『ウチ……何も変わってないな』
龍驤『皆んなに迷惑かけて…司令官にも…押しつけようとした』
龍驤『…やっぱりウチは最低な女やわ』
龍驤『別れようって言うても……司令官は嫌や、受け入れるって言うてくれるもんね』
龍驤『それじゃあかん……遅すぎるけど、やっと気付けたんよ』
- 398 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:44:13.48 ID:n1BGfW010
- 龍驤『…これから警察に行ってきます』
龍驤『ほんで…ウチがあの子を見殺しにしたことを告白してきます』
龍驤『今更逮捕されるんか、塀の中に入るんかは分からへんけど…』
龍驤『最悪…君の側には居れません』
龍驤『今まで……ありがとうな』
龍驤『ウチのことなんか待たんでええよ。霞と朝霜がおるやろ?』
龍驤『……』
提督(すすり泣く声が聞こえる。そもそも龍驤は最初から泣いていたようだ)
龍驤『ありがとう…ウチに愛を教えてくれて…』
龍驤『じれいがん……ウチのごどまっででぇぇ……!!』
龍驤『…ぅぁぁぁ…………』
提督(…ここでメッセージは終わりのようだ)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:45:21.78 ID:iyMHSczDO
- さすがに逮捕はされなかった
故意に轢かせたのなら話は別ですがと
それでも一人の警察官は親身になって龍驤の話を聞いてくれた
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:49:32.33 ID:ULavdLeOO
- ↑で罪に問われない理由は↓
警察に告白した結果、法的に罪に問うことは難しいと判断される
まず、龍驤に作為義務が存在しない。
龍驤はあの子に対して保護義務がなく事故の発生まで関係性すらない。
そして龍驤は作為を行っている。
子供の死を容認してはおらず助けようとしたが子供が逃げたことで事故は避けられなかった。
なので作為義務違反に当たることがない
- 401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:51:04.67 ID:dd/ifWHEO
- >>399+そもそも深海に人権が設定されてないから法では裁けない
罰を受けることが主題ではなくその後どうなっていきたいのかが大事だという警察の人
- 402 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:06:22.77 ID:n1BGfW010
- ーー
まるゆ「いやぁ驚きましたよ龍驤さん。艦娘が殺人を犯しただなんて」
龍驤「……」
まるゆ「結論から言えば逮捕はできません。故意に轢かせたのなら話は別ですが、今回の件では龍驤さんは罪に問われません」
まるゆ「その理由は龍驤さんに作為義務が存在しないからです。龍驤さんはあの子に対して保護義務がありません」
まるゆ「保護義務。つまり龍驤さんはあの子の親でも何でもありませんからね」
龍驤「……」
まるゆ「そして事故の発生も関係がありません。あれは避けようが無かった事故なんですよ」
龍驤「違う……ウチはあの子を殺したんや…」
まるゆ「いくら龍驤さんがそう言っても、法的には何も問題は無いんです」
- 403 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:14:40.41 ID:n1BGfW010
- まるゆ「法的には問題ありませんが……モラルの問題はあります」
龍驤「……」
まるゆ「感謝状目的で子どもを見殺しにするなんて、非人道過ぎます」
まるゆ「そんなの…暴力団でもしませんよ」
龍驤「……ごめんなさい」
まるゆ「謝る相手が違いますよ」
龍驤「……」
まるゆ「…龍驤さんは幸運です。謝る相手が生きているんですから」
まるゆ「私は陸の警察に来て何度も死体を見てきました。彼らの声の無い叫びを聞く……どれだけ辛かったか計り知れません」
まるゆ「龍驤さん、こんな所で時間を潰してる暇があるなら行く所があるんじゃないですか?」
龍驤「……はい」
龍驤「あの子に会いに……行ってきます」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:24:37.84 ID:eh7d1Fm8o
- あの子のところへ向かうと海月姫にまず会う
左手足を見て、流石にまた手足が欲しくなって治した…まで声が出たあと顔を見て、わけじゃなさそうねと続ける
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:33:19.38 ID:7ZrFkKOIo
- >>404で嫌味言おうとしてたけど止めて
貴女が来てるとわかって喜んじゃってるから早く行きなさいって
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:33:31.78 ID:SsV7dn+ho
- >>404
目的を読まれてあの子と二人きりにしてもらえる
- 407 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:40:45.03 ID:n1BGfW010
- ーー旧鉄の海域
深海海月姫「あらぁ…やっぱり手足が欲しくなって治した…」
龍驤「……」
深海海月姫「……わけじゃなさそうねぇ」
龍驤「ウチは…」
深海海月姫「はぁ……貴女が来てるとわかって喜んでるわぁ。早く会ってきたら?」
龍驤「…ありがとうな」
深海海月姫「……あの子に任せておきましょう」
- 408 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:43:55.74 ID:n1BGfW010
- シュルシュル…
(腕と脚…治ったの…?)
龍驤「うん…」
(良かったね…)
龍驤「なぁ…そっちはどう?」
(毎日楽しいよ…お母さんと一緒だし…)
龍驤「……そっか」
(ねぇ…遊ぼうよ…今日は遊びに来たんでしょ…?)
龍驤「違う…違うんよ。ウチは謝りに来たんや」
(お母さんに…?)
龍驤「ううん…あんたにやで」
(え…?)
- 409 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:47:36.08 ID:n1BGfW010
- 龍驤「あの時……電車から助けられへんでごめん」
(違うよ…あれは私が遊んでたのが悪いって…お母さんが言ってた…)
龍驤「そうや無い……ウチはもっと早くに気付いてたんよ」
龍驤「君に注意して…電車から守ることができた……それやのに…」
龍驤「ウチはギリギリで助けて…感謝状もらおうとしたんよ…」
龍驤「ウチ……な…悪い艦娘やねん…せやから…少しでも褒められて…」
龍驤「ごめん……ごめんな…ウチのせいで……こんな事になって…」ポロポロ
龍驤「もっと早くに来るべきやったのに……ほんまにごめんなさい…」
(安価)
下2 台詞やその他起こったことなど
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:53:20.27 ID:iyMHSczDO
- 辛かったんだね…大丈夫、助けようとしてくれてありがとねと逆に慰められる龍驤
一方海月姫
あの体になって落ち込んでるかと思ったら大して気にしてないどころか飛べるようになって喜んでるし…おおらかというか大物よね私の娘は…と
- 411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:57:33.26 ID:ULavdLeOO
- ↑触手で涙を拭ってくれるあの子
もし龍驤に気づいてもらえなかったら今こうしていることもなかったと
私がいなくなる未来から救ってくれたと
- 412 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:03:51.49 ID:JhBXCnh/0
- シュルッ
龍驤「ん…」
(辛かったんだね…助けようとしてくれてありがとう…)
龍驤 「そんな…ウチにお礼なんて…」
(貴女が気付いてくれたから…私はこうして生きてる…)
(貴女が居なかったら……私はこうはなってなかった…)
龍驤「違う……ウチは無傷で助けられたんよ…この体にならんくても…」
深海海月姫「あらぁ…随分な言い草ねぇ」
(お母さん…)
深海海月姫「貴女は大きな勘違いをしてるわよぉ」
龍驤「勘違い…?」
- 413 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:06:58.25 ID:JhBXCnh/0
- 深海海月姫「あの子はあの体になって落ち込んでなんか居ないのよぉ」
深海海月姫「それどころか飛べるようになって喜んでるのよねぇ…」
(うん…飛べるの…カッコいい…!)
龍驤「……」
深海海月姫「大らかというか大物よねぇ私の娘は…」
龍驤「でも…」
深海海月姫「そう…あの子はいつまでも子どもじゃないわぁ。成長すればきっと…貴女を恨むでしょうねぇ」
龍驤「当たり前や、だからウチは…」
深海海月姫「そこで……一つ提案があるわぁ」
- 414 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:11:35.43 ID:JhBXCnh/0
- 深海海月姫「あの子は深海棲艦の成虫…幼虫やサナギには無い特性があるわ」
深海海月姫「特性……あの子は擬態を持っている可能性があるの」
龍驤「擬態…」
深海海月姫「捕食したり体内に吸収したものの姿を真似ることができるかもしれない…あの子の中にはほぼ全ての種類の深海棲艦が入っているのは知ってるわねぇ?」
龍驤「それに…擬態することができた…?」
深海海月姫「ええそうよ」
(ぎたい……?)
深海海月姫「この前貴女の姿が変わったあれよ」
(あの変身かぁ…カッコよかったよね…!)
深海海月姫「それを踏まえて…何が言いたいか分かるわよねぇ?」
龍驤「…うん、分かった」
- 415 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:15:08.42 ID:JhBXCnh/0
- 龍驤「ウチの体、使ってもええ」
深海海月姫「擬態に必要な量はどれくらいか分からないのよぉ?」
龍驤「あの子にやったらウチの体をあげる」
深海海月姫「…殺させはしないわよ。あの子に殺人なんかして欲しくないもの」
龍驤「分かってるよ」
(何の話…?)
龍驤「なぁ…その変身のやつ。艦娘にもなれたらカッコいいと思えへん?」
(うん…確かにそうかも…)
龍驤「それやったらな、ウチを吸収せぇへん?」
(え…でも…)
龍驤「大丈夫や、お母さんも側におるやろ?」
深海海月姫「……」
(分かった…じゃあちょっとだけ…いただきます…)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:18:54.51 ID:G3IuW5Sso
- あの子も迷いに迷ってまず左腕から、それでは足りずに左脚を吸収して変身が可能になる
※あの子の気遣いで痛みはほぼない
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:20:02.55 ID:C/XirOh7o
- 足だけさらに切られる前の状態に吸収される
これで両腕で抱き合えるね!と嬉しそうに言うあの子
- 418 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:30:39.72 ID:JhBXCnh/0
- 龍驤「……っ!」ジュッ
(ん……)
龍驤「ど、どうや…?まだ足りへんのと違うか…?」
(うん…ちょっと足りない…)
龍驤「なら…続きを…」
(でも腕を食べたら…抱き合えないよ…)
龍驤「……」ポロポロ
(どうしたの…痛かった…?)
龍驤「うぅぅ……なんで君は…こんな時でも他人を心配できるんよぉ…」
龍驤「う、ぅっ、ぅぅぅ……!」
深海海月姫「…子どもは汚れを知らない。心の優しさがそのまま表に出ているのよぉ」
深海海月姫「貴女の汚れ過ぎた心では…この子の輝きは眩しくて前を見ることすらできないでしょうねぇ」
龍驤「あぁぁぁぁ……ぅぁぁぁぁぁ…」
深海海月姫「…ちょうど脚が前に戻ったのは貴女の運命。帰る前に腕も置いていきなさい」
龍驤「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!」
ーー
- 419 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:31:12.47 ID:JhBXCnh/0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:42:14.67 ID:G3IuW5Sso
- 乙です
あの子は艦娘に変身するとき龍驤の姿になるのかはたまた別の姿なのか
あと龍驤はまた左腕脚を失って本編最後につながるようになったけど外伝のアレみたいになる未来は回避できるのかな…
- 421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:54:53.73 ID:frvQawgDO
- お疲れ様でした
龍驤にはもう隠された何かは無いっぽい?
あのまま解剖してたら何か見付かったりしてたかな
そういえばたまに出てきていた泥って深海棲艦のなりそこないだったのかな
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 01:03:34.67 ID:C/XirOh7o
- おつおつ
子供を両の腕で抱いて欲しいなあと考えたが本編最後からずれるじゃん浅慮だ申し訳ない
今日、周りが厳しくも優しかったのは龍驤の歩いてきた道のせい・おかげだよね…
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 01:15:23.09 ID:8DoFhn3QO
- 富士の言葉を借りるなら「あくまでもキャラクターが言っているに過ぎない」かな
本編最後だってそれが確定した設定ではないんやで?
- 424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 17:55:11.59 ID:jpn0n7ADO
- 亜也虎のコアって龍驤である必要が手足だけなら適当な艦娘拐って切ったらいいのではとかふと思った
- 425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 17:59:27.50 ID:nALsHRn8O
- 舌に艤装動かす紋刻んでるのと関係あるんじゃね?
- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 21:10:22.76 ID:5pyLb4BHo
- 平和な世界が見たいんだぁ
苦難の先には光がほしい
- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 23:42:34.32 ID:wLlZUcOVO
- そういえばこのスレ最近ageしないけど>>1の意向なのか忘れてるだけなのか
更新されてるか見づらいならそら人も集まりにくいし
- 428 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/07/23(木) 18:19:22.51 ID:cHNwAxZ80
- ーー
漣「ご主人様の具合はどうですか?」
霞「心労と疲労が原因だから、大人しく寝かせてたら治るわね」
漣「龍驤さんが無事で帰ってくるとなって、気が緩んだんですかね」
霞「そうかもしれないわね」
漣「また左腕と左脚を犠牲にしたというのも原因の一つかもしれませんねぇ…」
霞「否定はできないわね」
漣「龍驤さんはあと数日は帰ってこないと聞いています。早く帰ってきてご主人様を元気付けて欲しい所ですけど」
霞「向こうには向こうの事情があるのよ」
- 429 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:24:51.33 ID:cHNwAxZ80
- 漣「ご主人様無しでも仕事はなんとかなります。そっちの心配はいりません」
霞「頼んだわよ漣」
漣「ではご主人様を宜しく頼みます…」ガチャッ
霞「…なんでここの艦娘は無理をするのが普通になってるのかしらね」
霞「漣も大して寝てなさそうね。仕事はなんとかなるって、徹夜でやってるからじゃないの」
霞「漣も倒れる前に休ませて、仕事は誰かに回すしか無いわね」
霞「全く…フォローする私の気持ちにもなりなさいよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:33:13.95 ID:22Ykgenio
- 眠ってる提督の顔を撫でる霞
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:33:20.04 ID:rloKd1bKo
- そっくりおんなじ事を思ってる漣
薬つくったり仕事してる他はずっと提督につきっきりでしょうあんた…
- 432 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:41:42.40 ID:cHNwAxZ80
- 漣 「な〜〜に偉そうなこと言ってんすか」ガチャッ
霞「なによ」
漣「薬を調合して、それ以外の時はずっと提督に付きっきりでしょうが」
霞「薬は兎も角、付きっきりなのは当たり前でしょ」
漣「こっちは休めって言ってんですよ」
霞「それはあんたに言ってるの」
漣「こっちもそう言ってんですよ元祖ツンデレ」
霞「それは多摩でしょ」
漣「多摩さんは龍驤さんに対してですよ。ご主人様へのツンデレ枠は霞さんが元祖です」
霞「…殆どデレた記憶しか無いけど」
漣「そうですよね、霞さんはご主人様の事嫌いじゃ無かったですもんねや
- 433 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:48:44.26 ID:cHNwAxZ80
- 漣「このままじゃラチが明きません。ここはお互いに休むというのはどうですか?」
霞「仕事はどうするのよ」
漣「粗方終わらせておきましたので問題ありません。それに朝霜さんが居ます」
霞「司令官は?」
漣「ご主人様の大好きなモノを置いておきますから」
霞「あんたはそれでいいの?」
漣「ご主人様の為ですから」
霞「それならいいけど」
漣「ご主人が大好きなモノ、即ちロリ。ガチロリのうちの嫁を側に置いておけば、何かしらの癒し効果が出るはずです」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:51:34.36 ID:gSK5tin0o
- 霞「アンタそれ無理してるんじゃないの?ネコミミつけた朝潮姉達の方が良くない?」
- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:53:58.93 ID:qSOLu9e+O
- にゃんメイド姿で提督の世話してる潜水新棲姫
時間が立つごとににゃんメイドが増えていく(朝潮、龍田、etc…
- 436 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:59:00.14 ID:cHNwAxZ80
- ーー医務室
潜水新棲姫「苦しいなら言ってくれ提督」
提督「……」
潜水新棲姫「答えられないくらい辛いのか?」
提督「その格好…どうにかならないのか…」
潜水新棲姫「ネコミミメイドの何が悪い?」フリフリ
提督「悪くない…むしろいいんだが…」
潜水新棲姫「眼福というヤツだろう。癒されろ」
提督「癒されるだけじゃ…済まないんだよ…」
- 437 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:02:44.02 ID:cHNwAxZ80
- Y朝潮「司令官!お世話はこの朝潮にお任せ下さい!」バターン
潜水新棲姫「静かにしろ」
S朝潮「そうですよ、司令官は心労で倒れているんですから」
Y朝潮「…失礼しました」
提督「お前達も…か…」
S朝潮「好きですよね?」フリフリ
提督「それは…そうなんだが…」
Y朝潮「ネコミミ三人でも半立ちまでいって無い所を見ると、本当に具合が悪いみたいですね」
提督「そんな所で…判断するな…」
- 438 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:06:40.02 ID:cHNwAxZ80
- 龍田「提督……」ガチャッ
Y朝潮「新たなる刺客…!!」
潜水新棲姫「メイド服とは本来、龍田のようなスタイルの奴が着るものだと再認識できたな」
S朝潮「胸が…スタイルが…いやでも司令官はロリコンですから」
提督「龍田まで…」
龍田「言ったでしょ、依存させてって……」
提督「あぁ…」
龍田「この格好をしてあげるから…私を側に置いて…」
提督「好きに…していいぞ…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:18:26.65 ID:YbCcaO19O
- S朝潮がネコミミマイクロビキニメイドという過剰露出&属性で対抗する
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:19:29.36 ID:22Ykgenio
- 猫耳メイドの連係プレーで提督もゆっくりできる
龍田は提督との関係に関して他の娘からいい影響がえられて依存から次のワンステップを踏み出せそう
- 441 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:27:14.96 ID:cHNwAxZ80
- ーー
朝霜「司令、調子はどうだ?」ガチャッ
潜水新棲姫「朝霜か、こっちは問題無いぞ」
朝霜「…そうみてぇだな」
潜水新棲姫「提督にはネコミミメイドのフルコースを味わってもらっている。心が癒されること間違い無しだ」
朝霜「龍田が司令に添い寝してんのは分かる。朝潮二人はどこに行った?」
潜水新棲姫「さっきまで提督をマッサージしてた。今は休憩中だ」
朝霜「……」
潜水新棲姫「安心しろ、ちゃんとしたマッサージだ。性的なものじゃない」
朝霜「…それを聞いて安心したぜ」
- 442 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:32:03.78 ID:cHNwAxZ80
- 龍田「……呼んだ?」
朝霜「あぁ呼んだよ。パパを独占してる龍田をな」
潜水新棲姫「喧嘩はやめろ、提督が起きる」
龍田「…分かってるのよ、いつまでも提督に依存できないのは」
朝霜「なら今すぐに止めろ」
龍田「今すぐは無理…でも、きっと提督を頼らなくてもいい日が来るから…」
潜水新棲姫「朝霜、龍田の事情を知らないわけじゃないだろう。事実、提督に依存することによって龍田の薬の量は減っている」
龍田「お願い…私にとって天龍ちゃんと提督が全てなの…」
朝霜「…パパは渡さねぇからな」
龍田「奪うつもりなんか無いわぁ…」
朝霜「…そうかよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:34:59.36 ID:qSOLu9e+O
- じゃあちょっくらあたいも休憩だって龍田の反対側に潜り込む朝霜
奪ったりしない、今はみんなのパパだぜってニカッと笑って龍田もふふって笑う
- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:40:16.59 ID:S7Jawimko
- ↑
- 445 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:44:35.00 ID:cHNwAxZ80
- 朝霜「じゃ……ちょっくらあたいも休憩だ」ポスッ
龍田「え…」
朝霜「今は皆んなのパパだろ?」
龍田「…ふふっ、そうねぇ」
潜水新棲姫「二人の仲が良いのか悪いのかワタシには分からないな」
朝霜「大事なのはパパを奪おうとしたり独占したりしないことだ」
龍田「私はそんなことしないわぁ」
朝霜「だからいいんだよ。あたいも龍驤さんにパパを分けてもらってるんだし」
潜水新棲姫「独特の線引きがあるということか」
- 446 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:49:05.29 ID:cHNwAxZ80
- 朝霜「最初朝潮はパパを奪おうとしてただろ?あれは許せねぇ」
潜水新棲姫「今の朝潮達なら大丈夫ということか」
朝霜「そういうことだ」
潜水新棲姫「…ちなみにワタシはどうなんだ?」
朝霜「パパの遊び相手だろ?それくらい気にしねぇよ」
潜水新棲姫「……」
朝霜「なんだよその顔は」
潜水新棲姫「実はな…漣からこれを渡されていたんだ」スッ
朝霜「アイツ…!」
潜水新棲姫「避妊具だ。提督を体を使って癒せということだったんだろう」
朝霜「チッ……否定できないのが腹立つな。パパはガチのロリコンだ」
潜水新棲姫「ワタシは提督を奪うつもりは無い。一応許されるということなんだな…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:55:10.30 ID:rloKd1bKo
- 一方食堂で甘い物食べてる漣霞ペア
避妊具の話に
- 448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:58:40.62 ID:YbCcaO19O
- 渡されたはいいけど前は漣だけのものと言いきる新棲姫
- 449 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:04:22.61 ID:cHNwAxZ80
- 朝霜「…パパとヤるのか?」
潜水新棲姫「いや、前は漣だけのものだ。ワタシにだって譲れないものがある」
朝霜「……」
潜水新棲姫「わざわざ用意してもらった漣には悪いが、これは破棄しておくか」
龍田「ねぇ……捨てるならそれ…くれない?」
朝霜「龍田、お前…」
潜水新棲姫「ワタシは良いがお前は平気なのか?」
龍田「平気じゃない…それを見るだけで手が震えるわ…」
潜水新棲姫「無理するな、これは高いものじゃない。捨てても問題は無い」
龍田「違う…そうじゃないの…」
- 450 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:08:25.58 ID:cHNwAxZ80
- 龍田「提督と体を重ねられるようになれば…私は大丈夫な証…」
龍田「過去を克服する為には…提督と…」
朝霜「いつかの時の為に持っておくってことか」
龍田「避妊具無しなんか…想像しただけで…」ガタガタ
潜水新棲姫「そうか龍田は玩具にされていたからな」
朝霜「玩具になんか避妊具は使わねぇもんな」
龍田「だから…お願い…」
潜水新棲姫「分かった。ならこれは龍田に渡しておこう」スッ
龍田「ありがとう……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:11:44.92 ID:gSK5tin0o
- kskst
- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:14:58.78 ID:22Ykgenio
- そういえば執務は進んでるのかって聞かれて
これでも泣く子も黙る特務艦サマだぜ、終わらせてきたと答える朝霜
- 453 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:21:02.87 ID:cHNwAxZ80
- 潜水新棲姫「そういえば仕事は進んでるのか」
朝霜「これでも特務艦サマだぜ?速攻で終わらせてきたに決まってんだろ」
潜水新棲姫「頼もしい限りだ」
龍田「特務艦は強さだけじゃないものね…」
朝霜「どっちかって言うとあたいは強さで特務艦になったんだけどな」
潜水新棲姫「そもそも特務艦は、強過ぎたり優秀過ぎる艦娘を管理するためのシステムなんだろう?」
朝霜「ある程度好きにやっていいから裏切るな。っていう保険だろうな」
潜水新棲姫「旧大本営が考えそうなことだな」
- 454 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:25:43.27 ID:cHNwAxZ80
- 朝霜「旧大本営の時は特務艦はかなり上の役職だったはずだけど、今もそうなのか?」
潜水新棲姫「特務艦というシステムが残っている以上、地位も変わっていないようだ」
朝霜「なるほどな…」
潜水新棲姫「朝霜、提督より立場が上だからと言って無茶はするんじゃないぞ」
朝霜「……」
潜水新棲姫「おい」
朝霜「否定するわけねぇだろ。あたいとパパなら絶対パパを優先する」
潜水新棲姫「そんなことをしても提督は喜ばないぞ」
朝霜「お前バカか?パパの代わりにあたいが死ねばその先は見なくて済むし、パパも死なない。いいこと尽くめじゃねぇか」
潜水新棲姫「…なぜ提督の周りの女はこんなのばっかりなんだ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:42:50.73 ID:qSOLu9e+O
- そんなことを言ってる朝霜を寝てる提督が片腕でぎゅっと抱き寄せる
潜水新棲姫がそういうことだから自分がどれだけ提督にとって大切な存在かよく考えろと
で龍田が少し羨ましそうにしてると龍田もぎゅっと抱き寄せられてほっこり
- 456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:43:11.87 ID:dvqkUE/mo
- 話を変えようと龍田、初めて朝霜が来た時の印象を語る
- 457 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:50:24.96 ID:cHNwAxZ80
- 龍田「そもそも朝霜が来た理由って…」
朝霜「あぁ、司令にイジめてもらおうと思ったんだよ」
潜水新棲姫「提督がカニバだとか噂されてた頃だな」
朝霜「あの頃からあたいは変わってねぇよ。当時は早霜から逃れる為に性的なことに逃げた」
龍田「今は幻肢痛から逃れる為よねぇ」
朝霜「そうだな。そういう意味じゃパパに才能あるんだよ」
潜水新棲姫「何のだ?」
朝霜「セックスの才能。一晩で五回とか普通の人間には無理だからな」
龍田「龍驤さんもそれに惹かれて、助けられたようなものよねぇ」
朝霜「男と女っていうのは愛よりもやっぱりソレなんだな」
潜水新棲姫「ワタシも身に覚えがあるから否定はできないな」
- 458 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:53:03.83 ID:cHNwAxZ80
- Y朝潮「今卑猥な話をしてませんでしたか!?」ガチャッ
朝霜「うるせぇ静かにしろ、パパが寝てる」
S朝潮「司令官の隣で寝てる朝霜さんが言いますか」
朝霜「あぁ言うぜ。今パパはあたいと龍田のものだ」ギュッ
龍田「……」ギュッ
S朝潮「司令官は物じゃないでしょうに」
Y朝潮「チャンスがあれば…司令官と…!」
潜水新棲姫「ふぅ…また騒がしくなるな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
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