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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その3【安価】
- 339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 22:45:01.97 ID:/lTnXU5MO
- >>338
仲間の誰かが変わったねぇ五月雨はと言ってお前もだろって言われてたり
- 340 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/18(土) 22:53:45.50 ID:LhkZ5+BJ0
- ーー
五月雨「おーいこれで終わりか?」
摩耶「みたいだな」
「……」
五月雨「コイツらだけで科学者全員ってことは無いだろうが、それでも捕まえといて損は無ぇな」
大鳳「…これ、何かのデータじゃない?」スッ
「それは…!」
五月雨「お、その反応を見る限り大事なもんみてぇだな」
「……」
五月雨「さてどうするか」
摩耶「どうするって何がだよ」
五月雨「これ、高く売れんだろうな〜」ペシペシ
- 341 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/18(土) 23:01:04.70 ID:LhkZ5+BJ0
- 五月雨「それこそ世界中の奴らが欲しがるかもしんねぇ。これは金のなる木ってわけだ」
五月雨「……」
五月雨「…けっ」バキッ
「あっ……!」
五月雨「あーあ、手が滑って壊しちまった」
大鳳「……もったいないわね」
摩耶「しゃあねぇ、帰ろうぜ」
大淀「…皆さん変わりましたね」
五月雨「あぁ?」
大淀「そうです、人も艦娘も変わるんです」
五月雨「チッ、さっさと帰るぞ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:09:54.30 ID:lQDAxFvqo
- 龍驤を抱き上げた場面で左腕左足が短いことにすぐ気付く提督
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:14:48.34 ID:90VNSHjZO
- >>342
- 344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:15:15.68 ID:itwI4AR3O
- >>342
しかし龍驤は何が起きて拐われてあの中にいたのか、よく覚えたいない
- 345 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/18(土) 23:29:15.98 ID:LhkZ5+BJ0
- ーー
提督「ぐ…ぅぅぅ……!」ポロポロ
漣「良かったですねぇご主人様、龍驤さんが帰ってきて泣く程嬉しいのは分かります」
提督「龍驤……どうして…!」
皐月「……あっ!!」
神通「龍驤さんの…左腕と脚が…」
黒潮「アイツら…!どこまでやる気なんや!!」
夕張「…コックピットが歪んでます。これに対応する艦娘を探していたんですね」
ガングート「龍驤がその条件に当て嵌まったが、まだ対応できなかった」
球磨「だからって更に腕と脚を切るかクマ…」
- 346 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/18(土) 23:33:40.59 ID:LhkZ5+BJ0
- 多摩「大和は許さない」
大井「気持ちは分かるけど、今は帰るのが先よ」
幹部「後処理はこっちでやっておく。君達は先に帰った方がいい」
菊月「あの陸用艤装はどうするつもりだ」
幹部「とりあえずこちらで預かる。簡単には動きそうには無いだろうがね…」
提督「龍驤…龍驤……!」
龍驤「キミの腕の中…あったかいわ……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:35:19.59 ID:itwI4AR3O
- 義肢の再設計が必要になったので、久しぶりに2人きりで話す龍驤と北上
- 348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:36:17.19 ID:Stjc2zH2o
- 足と腕を戻す気はないかと提督
整備士なら可能ではないかと
- 349 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/18(土) 23:53:45.24 ID:LhkZ5+BJ0
- ーー数日後
幹部『龍驤君の様子はどうだい?』
提督「良くはありません。強いクスリを使われていたようでまだ意識がハッキリと戻らないんです」
幹部『そうか……』
提督「ですが龍驤は帰ってきたんです。これ以上嬉しいことはありません」
幹部『…強くなったね提督君』
提督「いつまでも弱いままではいられませんから」
幹部『うむ…安心したよ』
提督「幹部さんもお手伝いいただきありがとうございました」
- 350 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/18(土) 23:56:40.13 ID:LhkZ5+BJ0
- 幹部『それで…私に連絡ということは何かあったのかい?』
提督「…整備士という男を覚えてますか?」
幹部『…勿論だよ』
提督「彼とコンタクトを取りたいんです」
幹部『どうしてだい?』
提督「龍驤が切られた腕と脚…それを治したいんです」
幹部『完全に戻すとは違うのかい?』
提督「…そこも含めてです。龍驤の意識の無い内に……」
幹部『提督君も迷っているということだね』
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:59:02.50 ID:Bj/HA+5DO
- 整備士との連絡は付いたが条件として伊400と何故か夕雲の引き渡しを要求された
- 352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:01:31.61 ID:5l2BeVExO
- アポイントメントを取れてまずは話を聞いてくれることになった
- 353 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 00:13:01.45 ID:n1BGfW010
- 幹部『…とにかく一度彼と話すといい。きっといいアドバイスをくれるよ』
提督「……はい」
幹部『彼には私から言っておく。近いうちにそっちに連絡があるはずだ』
提督「…整備士とは連絡が取れているんですね」
幹部『あぁいや、取れているというよりは……』
整備士『幹部さん…おっと失礼、電話中でしたか』
提督「…………」
提督「…え?」
幹部『いやまぁ…そういうことだ』
提督「整備士は…そこに居るんですか?」
幹部『いるというか…大いに活躍してもらっているよ』
- 354 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 00:15:51.53 ID:n1BGfW010
- 幹部『叢雲君に例の手術を行っただろう?傀儡艦娘では無く純艦娘に、あの手術をできるようになったのは彼のお陰なんだ』
整備士『ひょっとして電話の相手って…』
幹部『…提督君だよ。君に相談したいことがあるそうだ』
整備士『彼にはまだ少し借りがありますからね、分かりました』
提督「……」
整備士『さて…僕に話を聞かせて下さい』
提督「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:20:47.74 ID:iyMHSczDO
- 龍驤の現在の状態を話す提督
どうか治してはくれないかと
それは本人の了解を取ってはいないね?なら引き受ける事は出来ないと断られる
- 356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:22:35.87 ID:eh7d1Fm8o
- 龍驤が切除されたことをはっきりと認識していないのなら戻すのは今しかないと言える
ただ完全に戻してしまう事は龍驤の心に与える影響が計り知れない
- 357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:23:13.60 ID:SsV7dn+ho
- 提督「これは俺のエゴだ、龍驤の手足を完全に治すのは…未だ俺が頼りないから龍驤の罪の意識の呪縛を解けないから出来ない。しかし、今回のは違う!ただ巻き込まれただけの龍驤に、これも罪だとは思って欲しくないんだ、頼む、戻してやってくれ」
- 358 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 00:32:37.96 ID:n1BGfW010
- ーー
整備士『提督さんの言いたいことは分かりましたよ』
整備士『龍驤さんが切除されたことをはっきりと認識していないのなら、心にダメージは無いんじゃないかな』
整備士『ただ完全に戻してしまう事は龍驤さんの心に与える影響は果てしなく大きいと思う』
提督「…………」
整備士『こういう時は本人と話すのが一番なんだけど、まだ意識の混濁は治ってないんだよね?』
提督「あぁ…」
整備士『なら厳しいな……うーん…』
幹部『やれるかやれないで言えば、やれるんだね?』
整備士『それくらい朝飯前ですよ。問題はそこじゃないんです』
- 359 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 00:36:14.23 ID:n1BGfW010
- 整備士『中途半端に治すのは僕のポリシーには反する。けど龍驤さんの事情も良く分かる』
整備士『とにかく一度こっちに預けてくれるかい?薬の件も僕なら解決できるよ』
提督「……一度龍驤を殺すのか」
整備士『そうだとしたら?』
提督「……」
整備士『そうだよね、そうだとしても僕を頼るしか無いんだよね』
幹部『整備士君』
整備士『判断は提督さんに任せるけど…どうする?』
提督「…………頼む」
整備士『分かった、明日にでも龍驤さんを迎えに行くよ』
ーー
- 360 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 00:36:49.22 ID:n1BGfW010
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:43:07.68 ID:eh7d1Fm8o
- 乙でした
そういえば研究者やってる三日月は味方側だったか
だから潜り込んで手法は過激になったけど龍驤を助けたのかな
- 362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:43:49.03 ID:iyMHSczDO
- お疲れ様でした
そういえば夕張もあれだけ酷い状態だったのに特に何も無く治ってるみたいでリセットされたんだろうか
色々解決して平和になったら終わってしまうジレンマ
- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:50:26.53 ID:SsV7dn+ho
- おつでした
菊月が電話の時動かなかったのは三日月の動向を知ってたからかな
整備士対話はまだちょっと怖い…
- 364 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:20:37.72 ID:n1BGfW010
- ーー
整備士「ふーんなる程ね」
整備士「左腕と左脚を切られただけじゃなくて、内臓もあちこちやられちゃってるんだ」
整備士「ふんふん……へぇぇ」
タシュケント「そんなに珍しいのかい同志?」
整備士「うん、ここまで酷いのは中々無いよ。深海棲艦のなり損ないとかは色々見てきたけどさ」
タシュケント「だからっていつもみたいに殺しちゃダメだよ」
整備士「あはは、幹部さんにも言われたよ。いくらでも体なんか作れるのに変な話だよね」
タシュケント「…変だと思ってるのは同志だけだよ」
- 365 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:23:09.32 ID:n1BGfW010
- 整備士「よし…この際だから全身を開いて見てみようか」
タシュケント「勝手にそんなことして怒られないかい?」
整備士「殺さずに元に戻せばいいって言ってたでしょ?僕なら傷跡も消せるし」
タシュケント「怒られる時はあたしも怒られるんだよ?」
整備士「バレなきゃ問題無いよ」
タシュケント「はぁ……」
整備士「さぁて…お楽しみの時間だね、龍驤さん」
龍驤「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 19:33:55.70 ID:ULavdLeOO
- ボロボロになっちゃってて意識が戻らないのは薬のせいだけじゃないねと判断
内蔵をクローニングして置き換えないと駄目だろう
ただ女性として一番大切なところだけは無事なのは奇跡
- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 19:36:31.91 ID:iyMHSczDO
- 不吉な予感がしたタシュケントが解剖しようとする整備士を慌てて止めた
殺し屋の勘がヤバいと告げている
- 368 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:45:29.50 ID:n1BGfW010
- 「……」
タシュケント「!」
整備士「よし…」
タシュケント「ダメだ同志!」
整備士「どうしたんだい?」
タシュケント「興味本位の解剖は止めよう!ちゃんとした治療をすべきだ!」
整備士「今更かい?こんないい条件の艦娘はもう二度と会えないかもしれないんだよ」
タシュケント「……あたしの勘がやめろって言ってる。もしかしたら誰かに見られてるかも」
整備士「ここは僕とタシュケント君しか入れない場所だよ?」
タシュケント「…お願い信じて」
整備士「うーん…君がそこまで言うのは珍しいし、ここはそれに従っておこうかな」
タシュケント「うん……絶対その方がいいよ」
- 369 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:50:53.76 ID:n1BGfW010
- ーー
整備士「ほら、見てごらん」
タシュケント「折れた肋骨が刺さってたんだ」
整備士「他の臓器にもダメージがあるね。これも新しく作った方が良さそうだ」
タシュケント「あと…これをどうするかだね」
整備士「脳が一部溶けかかってる。かなり強いクスリを混ぜたものを使われてたね」
タシュケント「この部分を切っても記憶は残るよね?」
整備士「そうだねこの部分は記憶には関係ない。でも何かしらの支障は出てもおかしくはない」
タシュケント「かといって放置してると…」
整備士「それこそ死んでしまうだろうね」
- 370 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 19:55:23.51 ID:n1BGfW010
- 整備士「この際左腕と脚は完璧に戻そうか」
タシュケント「そんなことをしたら…」
整備士「切るのはいつでもできるしね。そもそもこの資料だけじゃ、どこまで腕と脚を切ればいいのか良く分からないんだ」
タシュケント「……」
整備士「傷付いた内臓と脳の一部を切り取って再生。あと左腕と脚もだね」
整備士「念の為もう一度調べて、それから治療をしてあげようか」
タシュケント「…同志ほどの命知らずは知らないよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:04:27.96 ID:eh7d1Fm8o
- ベッドの上で龍驤が目覚めるとないはずの左腕と左足があって
ああここは死後の世界なんやほんまにあるんやなんて思ってる
そしたらタシュがやってきて目覚めたんだねなにか食べるかいと聞いてくる
- 372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:08:50.98 ID:7ZrFkKOIo
- >>371
状況はよくわからないけれどお腹は空いてるので言われるがまま食べ物を頼む
- 373 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 20:17:14.02 ID:n1BGfW010
- ーー
龍驤「……」
龍驤「……」ニギニギ
龍驤「……あぁ」
龍驤「ウチは死んだんや」
龍驤「夢の中で会ったのはやっぱりカミサマやったんや」
龍驤「…うん、これでええ。司令官らを巻き込むくらいやったら、ウチが死んだら良かったんや」
龍驤「死後の世界って…こんなんやったんやな」
タシュケント「あ、目覚めたんだね」
龍驤「……」
タシュケント「なにか食べるかい?と言っても簡単なものしかできないけどね」
龍驤「じゃあ…おにぎりでも……」
タシュケント「分かった、すぐ持ってくるから待ってて」
- 374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:19:23.73 ID:SsV7dn+ho
- 死後(認識)におにぎりを要求した艦むす
- 375 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 20:21:50.35 ID:n1BGfW010
- ーー
龍驤「……」モグモグ
タシュケント「状況は理解してもらえたかな?」
龍驤「……ウチは死んだんや無かったんや」
タシュケント「提督さん達が死に物狂いで助けたらしいよ」
龍驤「……」
タシュケント「脳の一部を切り取った影響は無いみたいだね。経過も良好で良かった」
龍驤「……」
タシュケント「ご飯も食べられてるから内臓も大丈夫。うん、流石は同志だ」
龍驤「……」
タシュケント「安価」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:25:52.10 ID:VoJbtiuio
- 彼は「オーバーホール」をした方がいいなんて言ってたけど、大事な人が待ってるんでしょとタシュケント
- 377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:27:06.81 ID:ULavdLeOO
- 腕と脚はこうするしかなかったことは理解してほしい
そのまま大切な人達を死んじゃうよりはいいよね
その上で腕と脚をどうしたいかは任せるよ
- 378 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 20:38:46.53 ID:n1BGfW010
- タシュケント「左腕と脚はこうするしかなかったことは理解して欲しいんだ」
龍驤「……」
タシュケント「大切な人達が死んじゃうよりはいいでしょ?腕と脚をどうしたいかは任せるよ」
龍驤「……」
タシュケント「それと……君と二人きりだから言えることがある」
龍驤「……」
タシュケント「いくら同志でも言えないことというか…言いにくいことはある」
タシュケント「安心して、君は女としても正常に戻ったんだ」
龍驤「……どういうことなん」
タシュケント「君は……相当遊んでたみたいだね。体のある部分というか…ある臓器を見たらすぐに分かったよ」
- 379 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 20:43:35.22 ID:n1BGfW010
- タシュケント「君の子宮は酷く汚れていたよ。あれじゃ妊娠なんかできるはず無い」
龍驤「……」
タシュケント「知らないだろうけど、子宮の中って男の人の体液で汚れるんだ。不妊治療でその汚れを削ったりするんだよ」
龍驤「……」
タシュケント「あの汚れ方だと……100人以上とは遊んでたね?」
龍驤「……」
タシュケント「同じ人と行為を繰り返しても汚れない。人によって遺伝子が違うように、体液も人によって違うからね」
龍驤「……」
タシュケント「…この事は黙っておくから。とにかく、腕と脚をどうするかをよく考えておいてね」
龍驤「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:51:05.93 ID:iyMHSczDO
- 腕に爪を立てる龍驤
だけどこれが提督の望みなら…と自らの罪との間で葛藤する
- 381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:57:17.13 ID:SsV7dn+ho
- >>380
司令官と、話したいなぁ
- 382 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:02:01.40 ID:n1BGfW010
- 龍驤「……」ギリリッ
龍驤「ウチの罪は消えへん…許されへんのに……」
龍驤「……」
龍驤「…司令官がこれを望んだん?」
タシュケント「話をしたのは整備士だよ。でも元に戻して欲しいって言うのは普通じゃないかな?」
龍驤「……」
タシュケント「……」
龍驤「話したい……司令官と話したい…」
タシュケント「分かった、少し待ってて」
- 383 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:04:52.66 ID:n1BGfW010
- 龍驤「……」
タシュケント「あたしは席を外すから。ゆっくり話すといいよ」ガチャッ
龍驤「……司令官」
龍驤「…それだけ無い。朝霜とか…皆んな…」
龍驤「……」
龍驤「あかん、まだ整理できへん…でも…このままぼーっとしてるのは違う…」
龍驤「…司令官やったら教えてくれる」
龍驤「司令官……ウチは…」ピピピッ
- 384 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:30:24.60 ID:n1BGfW010
- 安価の出し忘れ
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:35:23.33 ID:iyMHSczDO
- 電話が繋がらない
不思議に思っていると幹部が駆け込んできた
いつの間にか再び数を増やしていた深海棲艦の襲撃があったらしい
今度は自分が助ける番だと龍驤立つ
- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:37:26.60 ID:ULavdLeOO
- まずは龍驤が回復して意識が戻ったことを喜ぶ提督
ただ提督としても腕と脚についてはどうしたらいいのか悩んでいた
提督としては最善であれば龍驤に五体満足でいて欲しい、でもそれは龍驤の心を助けることにはならないのではないか
- 387 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:43:19.00 ID:n1BGfW010
- ーー
提督『まずは龍驤が回復して何よりだ』
龍驤「うん…」
提督『ただ…俺としても腕と脚についてはどうしたらいいのか悩んでいるんだ』
龍驤「司令官も…」
提督『最善であれば龍驤に五体満足でいて欲しい。だがそれは龍驤の心を助けることにはならないと思っている』
龍驤「その…通りや……」
提督『……俺はもう一度腕と脚を切って欲しいなんて死んでも言えない』
龍驤「え……ウチは切るんやったら君に…」
提督『やめてくれ!!そんなことは…言わないでくれ…!!』
龍驤「ご…ごめんな……」
- 388 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:46:29.59 ID:n1BGfW010
- 提督『…龍驤に任せる』
龍驤「そんな…あかん……ウチは君と…」
提督『俺だって本当は……だが…』
龍驤「…側に誰かおるんやね」
提督『…皆んながいる。龍驤は…』
龍驤「うん……皆んなの言いたいことは分かってる。ウチが一人で決めるわ」
提督『龍驤…』
龍驤「こんなウチを選んでくれてありがとうな、司令官」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:50:00.57 ID:SsV7dn+ho
- 提督サイド
直接会えとの案がでる
(あの子と話させたいんだかどう安価取ればええやろ)
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:56:59.65 ID:iyMHSczDO
- 自分一人では決められない
あの子はもう普通の生活は遅れない…なのに五体満足で幸せになっていいんだろうか
話したい人が他にも居たんだと幹部に相談してみる
- 391 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:01:59.07 ID:n1BGfW010
- ガチャッ
タシュケント「電話は終わったみたいだね。どうするかは決まったかな?」
龍驤「……」
タシュケント「まだか…うーん早く決めて欲しいんだけどな」
龍驤「なぁ……ここには幹部さんはおる?」
タシュケント「あの人なら居ることは居るよ」
龍驤「呼んできて…話がしたい」
タシュケント「…はいはい。好きにしたらいいよ」
龍驤「幹部さんになら……相談できる…」
- 392 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:06:13.08 ID:n1BGfW010
- ーー
龍驤「あの子はもう普通の生活は戻られへん…それやのにウチは五体満足で幸せになっていいん?」
龍驤「とてもウチ一人じゃ答えを出せれへんねん…」
幹部「…龍驤君の腕と脚が完全に治ったと聞いた時は驚いたよ。そしてその悩みもよく分かる」
龍驤「司令官は……皆んなとおって…」
幹部「提督君としては治って欲しいんだろう。だが横須賀の皆んなは黙っていない」
幹部「皆は龍驤君の過去を知っているからね…当然と言うのは可哀想かな?」
龍驤「違う……ウチが悪いんや…」
幹部「……龍驤君、本気で償うつもりはあるかい?」
龍驤「…はい。許されるならどんな罰でも受け入れます」
幹部「なら私に考えがある」
- 393 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:09:49.12 ID:n1BGfW010
- 幹部「化け物に姿を変えてしまったあの子を見殺しにした…そう警察に告白するんだ」
龍驤「警察に…」
幹部「塀の中に入るのかどうかは分からない。だがそうすることによって龍驤君は満足するんじゃないのかな?」
龍驤「……」
幹部「…そもそも人を殺しておいて、塀の中に入るだけで済むこのシステムが悪いんだ。だがこれが法というものなんだ」
幹部「龍驤君の罪は消えない。だがこうすることによって心の重りは取れるんじゃないかな?」
龍驤「……ありがとうございます」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:27:16.11 ID:eh7d1Fm8o
- 警察へ告白することを提督に相談ではなく話す
どうなるかわからないけれどそうすることが一番正しいと思うから
- 395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:27:42.62 ID:VoJbtiuio
- >>394
- 396 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:34:50.80 ID:n1BGfW010
- ーー
幹部「提督君、何も言わずにこれを再生して欲しい」スッ
提督「…龍驤からのメッセージですか?」
幹部「そうだ。提督君に渡して欲しいと頼まれた」
提督「……」
幹部「……私から言えることも無い。あえて言うとすれば、一人でこれを聞くべきだと思う」
提督「…ありがとうございます」
幹部「……頑張るんだよ」
- 397 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:38:44.54 ID:n1BGfW010
- カチッ
龍驤『ん……あのな司令官。まずは謝らせてごめん』
龍驤『治った腕と脚…司令官に切ってもらおうとしたやんか?』
龍驤『ウチ……何も変わってないな』
龍驤『皆んなに迷惑かけて…司令官にも…押しつけようとした』
龍驤『…やっぱりウチは最低な女やわ』
龍驤『別れようって言うても……司令官は嫌や、受け入れるって言うてくれるもんね』
龍驤『それじゃあかん……遅すぎるけど、やっと気付けたんよ』
- 398 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:44:13.48 ID:n1BGfW010
- 龍驤『…これから警察に行ってきます』
龍驤『ほんで…ウチがあの子を見殺しにしたことを告白してきます』
龍驤『今更逮捕されるんか、塀の中に入るんかは分からへんけど…』
龍驤『最悪…君の側には居れません』
龍驤『今まで……ありがとうな』
龍驤『ウチのことなんか待たんでええよ。霞と朝霜がおるやろ?』
龍驤『……』
提督(すすり泣く声が聞こえる。そもそも龍驤は最初から泣いていたようだ)
龍驤『ありがとう…ウチに愛を教えてくれて…』
龍驤『じれいがん……ウチのごどまっででぇぇ……!!』
龍驤『…ぅぁぁぁ…………』
提督(…ここでメッセージは終わりのようだ)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:45:21.78 ID:iyMHSczDO
- さすがに逮捕はされなかった
故意に轢かせたのなら話は別ですがと
それでも一人の警察官は親身になって龍驤の話を聞いてくれた
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:49:32.33 ID:ULavdLeOO
- ↑で罪に問われない理由は↓
警察に告白した結果、法的に罪に問うことは難しいと判断される
まず、龍驤に作為義務が存在しない。
龍驤はあの子に対して保護義務がなく事故の発生まで関係性すらない。
そして龍驤は作為を行っている。
子供の死を容認してはおらず助けようとしたが子供が逃げたことで事故は避けられなかった。
なので作為義務違反に当たることがない
- 401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:51:04.67 ID:dd/ifWHEO
- >>399+そもそも深海に人権が設定されてないから法では裁けない
罰を受けることが主題ではなくその後どうなっていきたいのかが大事だという警察の人
- 402 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:06:22.77 ID:n1BGfW010
- ーー
まるゆ「いやぁ驚きましたよ龍驤さん。艦娘が殺人を犯しただなんて」
龍驤「……」
まるゆ「結論から言えば逮捕はできません。故意に轢かせたのなら話は別ですが、今回の件では龍驤さんは罪に問われません」
まるゆ「その理由は龍驤さんに作為義務が存在しないからです。龍驤さんはあの子に対して保護義務がありません」
まるゆ「保護義務。つまり龍驤さんはあの子の親でも何でもありませんからね」
龍驤「……」
まるゆ「そして事故の発生も関係がありません。あれは避けようが無かった事故なんですよ」
龍驤「違う……ウチはあの子を殺したんや…」
まるゆ「いくら龍驤さんがそう言っても、法的には何も問題は無いんです」
- 403 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:14:40.41 ID:n1BGfW010
- まるゆ「法的には問題ありませんが……モラルの問題はあります」
龍驤「……」
まるゆ「感謝状目的で子どもを見殺しにするなんて、非人道過ぎます」
まるゆ「そんなの…暴力団でもしませんよ」
龍驤「……ごめんなさい」
まるゆ「謝る相手が違いますよ」
龍驤「……」
まるゆ「…龍驤さんは幸運です。謝る相手が生きているんですから」
まるゆ「私は陸の警察に来て何度も死体を見てきました。彼らの声の無い叫びを聞く……どれだけ辛かったか計り知れません」
まるゆ「龍驤さん、こんな所で時間を潰してる暇があるなら行く所があるんじゃないですか?」
龍驤「……はい」
龍驤「あの子に会いに……行ってきます」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:24:37.84 ID:eh7d1Fm8o
- あの子のところへ向かうと海月姫にまず会う
左手足を見て、流石にまた手足が欲しくなって治した…まで声が出たあと顔を見て、わけじゃなさそうねと続ける
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:33:19.38 ID:7ZrFkKOIo
- >>404で嫌味言おうとしてたけど止めて
貴女が来てるとわかって喜んじゃってるから早く行きなさいって
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:33:31.78 ID:SsV7dn+ho
- >>404
目的を読まれてあの子と二人きりにしてもらえる
- 407 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:40:45.03 ID:n1BGfW010
- ーー旧鉄の海域
深海海月姫「あらぁ…やっぱり手足が欲しくなって治した…」
龍驤「……」
深海海月姫「……わけじゃなさそうねぇ」
龍驤「ウチは…」
深海海月姫「はぁ……貴女が来てるとわかって喜んでるわぁ。早く会ってきたら?」
龍驤「…ありがとうな」
深海海月姫「……あの子に任せておきましょう」
- 408 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:43:55.74 ID:n1BGfW010
- シュルシュル…
(腕と脚…治ったの…?)
龍驤「うん…」
(良かったね…)
龍驤「なぁ…そっちはどう?」
(毎日楽しいよ…お母さんと一緒だし…)
龍驤「……そっか」
(ねぇ…遊ぼうよ…今日は遊びに来たんでしょ…?)
龍驤「違う…違うんよ。ウチは謝りに来たんや」
(お母さんに…?)
龍驤「ううん…あんたにやで」
(え…?)
- 409 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:47:36.08 ID:n1BGfW010
- 龍驤「あの時……電車から助けられへんでごめん」
(違うよ…あれは私が遊んでたのが悪いって…お母さんが言ってた…)
龍驤「そうや無い……ウチはもっと早くに気付いてたんよ」
龍驤「君に注意して…電車から守ることができた……それやのに…」
龍驤「ウチはギリギリで助けて…感謝状もらおうとしたんよ…」
龍驤「ウチ……な…悪い艦娘やねん…せやから…少しでも褒められて…」
龍驤「ごめん……ごめんな…ウチのせいで……こんな事になって…」ポロポロ
龍驤「もっと早くに来るべきやったのに……ほんまにごめんなさい…」
(安価)
下2 台詞やその他起こったことなど
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:53:20.27 ID:iyMHSczDO
- 辛かったんだね…大丈夫、助けようとしてくれてありがとねと逆に慰められる龍驤
一方海月姫
あの体になって落ち込んでるかと思ったら大して気にしてないどころか飛べるようになって喜んでるし…おおらかというか大物よね私の娘は…と
- 411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:57:33.26 ID:ULavdLeOO
- ↑触手で涙を拭ってくれるあの子
もし龍驤に気づいてもらえなかったら今こうしていることもなかったと
私がいなくなる未来から救ってくれたと
- 412 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:03:51.49 ID:JhBXCnh/0
- シュルッ
龍驤「ん…」
(辛かったんだね…助けようとしてくれてありがとう…)
龍驤 「そんな…ウチにお礼なんて…」
(貴女が気付いてくれたから…私はこうして生きてる…)
(貴女が居なかったら……私はこうはなってなかった…)
龍驤「違う……ウチは無傷で助けられたんよ…この体にならんくても…」
深海海月姫「あらぁ…随分な言い草ねぇ」
(お母さん…)
深海海月姫「貴女は大きな勘違いをしてるわよぉ」
龍驤「勘違い…?」
- 413 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:06:58.25 ID:JhBXCnh/0
- 深海海月姫「あの子はあの体になって落ち込んでなんか居ないのよぉ」
深海海月姫「それどころか飛べるようになって喜んでるのよねぇ…」
(うん…飛べるの…カッコいい…!)
龍驤「……」
深海海月姫「大らかというか大物よねぇ私の娘は…」
龍驤「でも…」
深海海月姫「そう…あの子はいつまでも子どもじゃないわぁ。成長すればきっと…貴女を恨むでしょうねぇ」
龍驤「当たり前や、だからウチは…」
深海海月姫「そこで……一つ提案があるわぁ」
- 414 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:11:35.43 ID:JhBXCnh/0
- 深海海月姫「あの子は深海棲艦の成虫…幼虫やサナギには無い特性があるわ」
深海海月姫「特性……あの子は擬態を持っている可能性があるの」
龍驤「擬態…」
深海海月姫「捕食したり体内に吸収したものの姿を真似ることができるかもしれない…あの子の中にはほぼ全ての種類の深海棲艦が入っているのは知ってるわねぇ?」
龍驤「それに…擬態することができた…?」
深海海月姫「ええそうよ」
(ぎたい……?)
深海海月姫「この前貴女の姿が変わったあれよ」
(あの変身かぁ…カッコよかったよね…!)
深海海月姫「それを踏まえて…何が言いたいか分かるわよねぇ?」
龍驤「…うん、分かった」
- 415 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:15:08.42 ID:JhBXCnh/0
- 龍驤「ウチの体、使ってもええ」
深海海月姫「擬態に必要な量はどれくらいか分からないのよぉ?」
龍驤「あの子にやったらウチの体をあげる」
深海海月姫「…殺させはしないわよ。あの子に殺人なんかして欲しくないもの」
龍驤「分かってるよ」
(何の話…?)
龍驤「なぁ…その変身のやつ。艦娘にもなれたらカッコいいと思えへん?」
(うん…確かにそうかも…)
龍驤「それやったらな、ウチを吸収せぇへん?」
(え…でも…)
龍驤「大丈夫や、お母さんも側におるやろ?」
深海海月姫「……」
(分かった…じゃあちょっとだけ…いただきます…)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:18:54.51 ID:G3IuW5Sso
- あの子も迷いに迷ってまず左腕から、それでは足りずに左脚を吸収して変身が可能になる
※あの子の気遣いで痛みはほぼない
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:20:02.55 ID:C/XirOh7o
- 足だけさらに切られる前の状態に吸収される
これで両腕で抱き合えるね!と嬉しそうに言うあの子
- 418 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:30:39.72 ID:JhBXCnh/0
- 龍驤「……っ!」ジュッ
(ん……)
龍驤「ど、どうや…?まだ足りへんのと違うか…?」
(うん…ちょっと足りない…)
龍驤「なら…続きを…」
(でも腕を食べたら…抱き合えないよ…)
龍驤「……」ポロポロ
(どうしたの…痛かった…?)
龍驤「うぅぅ……なんで君は…こんな時でも他人を心配できるんよぉ…」
龍驤「う、ぅっ、ぅぅぅ……!」
深海海月姫「…子どもは汚れを知らない。心の優しさがそのまま表に出ているのよぉ」
深海海月姫「貴女の汚れ過ぎた心では…この子の輝きは眩しくて前を見ることすらできないでしょうねぇ」
龍驤「あぁぁぁぁ……ぅぁぁぁぁぁ…」
深海海月姫「…ちょうど脚が前に戻ったのは貴女の運命。帰る前に腕も置いていきなさい」
龍驤「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!」
ーー
- 419 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:31:12.47 ID:JhBXCnh/0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:42:14.67 ID:G3IuW5Sso
- 乙です
あの子は艦娘に変身するとき龍驤の姿になるのかはたまた別の姿なのか
あと龍驤はまた左腕脚を失って本編最後につながるようになったけど外伝のアレみたいになる未来は回避できるのかな…
- 421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:54:53.73 ID:frvQawgDO
- お疲れ様でした
龍驤にはもう隠された何かは無いっぽい?
あのまま解剖してたら何か見付かったりしてたかな
そういえばたまに出てきていた泥って深海棲艦のなりそこないだったのかな
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 01:03:34.67 ID:C/XirOh7o
- おつおつ
子供を両の腕で抱いて欲しいなあと考えたが本編最後からずれるじゃん浅慮だ申し訳ない
今日、周りが厳しくも優しかったのは龍驤の歩いてきた道のせい・おかげだよね…
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 01:15:23.09 ID:8DoFhn3QO
- 富士の言葉を借りるなら「あくまでもキャラクターが言っているに過ぎない」かな
本編最後だってそれが確定した設定ではないんやで?
- 424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 17:55:11.59 ID:jpn0n7ADO
- 亜也虎のコアって龍驤である必要が手足だけなら適当な艦娘拐って切ったらいいのではとかふと思った
- 425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 17:59:27.50 ID:nALsHRn8O
- 舌に艤装動かす紋刻んでるのと関係あるんじゃね?
- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 21:10:22.76 ID:5pyLb4BHo
- 平和な世界が見たいんだぁ
苦難の先には光がほしい
- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 23:42:34.32 ID:wLlZUcOVO
- そういえばこのスレ最近ageしないけど>>1の意向なのか忘れてるだけなのか
更新されてるか見づらいならそら人も集まりにくいし
- 428 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/07/23(木) 18:19:22.51 ID:cHNwAxZ80
- ーー
漣「ご主人様の具合はどうですか?」
霞「心労と疲労が原因だから、大人しく寝かせてたら治るわね」
漣「龍驤さんが無事で帰ってくるとなって、気が緩んだんですかね」
霞「そうかもしれないわね」
漣「また左腕と左脚を犠牲にしたというのも原因の一つかもしれませんねぇ…」
霞「否定はできないわね」
漣「龍驤さんはあと数日は帰ってこないと聞いています。早く帰ってきてご主人様を元気付けて欲しい所ですけど」
霞「向こうには向こうの事情があるのよ」
- 429 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:24:51.33 ID:cHNwAxZ80
- 漣「ご主人様無しでも仕事はなんとかなります。そっちの心配はいりません」
霞「頼んだわよ漣」
漣「ではご主人様を宜しく頼みます…」ガチャッ
霞「…なんでここの艦娘は無理をするのが普通になってるのかしらね」
霞「漣も大して寝てなさそうね。仕事はなんとかなるって、徹夜でやってるからじゃないの」
霞「漣も倒れる前に休ませて、仕事は誰かに回すしか無いわね」
霞「全く…フォローする私の気持ちにもなりなさいよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:33:13.95 ID:22Ykgenio
- 眠ってる提督の顔を撫でる霞
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:33:20.04 ID:rloKd1bKo
- そっくりおんなじ事を思ってる漣
薬つくったり仕事してる他はずっと提督につきっきりでしょうあんた…
- 432 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:41:42.40 ID:cHNwAxZ80
- 漣 「な〜〜に偉そうなこと言ってんすか」ガチャッ
霞「なによ」
漣「薬を調合して、それ以外の時はずっと提督に付きっきりでしょうが」
霞「薬は兎も角、付きっきりなのは当たり前でしょ」
漣「こっちは休めって言ってんですよ」
霞「それはあんたに言ってるの」
漣「こっちもそう言ってんですよ元祖ツンデレ」
霞「それは多摩でしょ」
漣「多摩さんは龍驤さんに対してですよ。ご主人様へのツンデレ枠は霞さんが元祖です」
霞「…殆どデレた記憶しか無いけど」
漣「そうですよね、霞さんはご主人様の事嫌いじゃ無かったですもんねや
- 433 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:48:44.26 ID:cHNwAxZ80
- 漣「このままじゃラチが明きません。ここはお互いに休むというのはどうですか?」
霞「仕事はどうするのよ」
漣「粗方終わらせておきましたので問題ありません。それに朝霜さんが居ます」
霞「司令官は?」
漣「ご主人様の大好きなモノを置いておきますから」
霞「あんたはそれでいいの?」
漣「ご主人様の為ですから」
霞「それならいいけど」
漣「ご主人が大好きなモノ、即ちロリ。ガチロリのうちの嫁を側に置いておけば、何かしらの癒し効果が出るはずです」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:51:34.36 ID:gSK5tin0o
- 霞「アンタそれ無理してるんじゃないの?ネコミミつけた朝潮姉達の方が良くない?」
- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:53:58.93 ID:qSOLu9e+O
- にゃんメイド姿で提督の世話してる潜水新棲姫
時間が立つごとににゃんメイドが増えていく(朝潮、龍田、etc…
- 436 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:59:00.14 ID:cHNwAxZ80
- ーー医務室
潜水新棲姫「苦しいなら言ってくれ提督」
提督「……」
潜水新棲姫「答えられないくらい辛いのか?」
提督「その格好…どうにかならないのか…」
潜水新棲姫「ネコミミメイドの何が悪い?」フリフリ
提督「悪くない…むしろいいんだが…」
潜水新棲姫「眼福というヤツだろう。癒されろ」
提督「癒されるだけじゃ…済まないんだよ…」
- 437 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:02:44.02 ID:cHNwAxZ80
- Y朝潮「司令官!お世話はこの朝潮にお任せ下さい!」バターン
潜水新棲姫「静かにしろ」
S朝潮「そうですよ、司令官は心労で倒れているんですから」
Y朝潮「…失礼しました」
提督「お前達も…か…」
S朝潮「好きですよね?」フリフリ
提督「それは…そうなんだが…」
Y朝潮「ネコミミ三人でも半立ちまでいって無い所を見ると、本当に具合が悪いみたいですね」
提督「そんな所で…判断するな…」
- 438 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:06:40.02 ID:cHNwAxZ80
- 龍田「提督……」ガチャッ
Y朝潮「新たなる刺客…!!」
潜水新棲姫「メイド服とは本来、龍田のようなスタイルの奴が着るものだと再認識できたな」
S朝潮「胸が…スタイルが…いやでも司令官はロリコンですから」
提督「龍田まで…」
龍田「言ったでしょ、依存させてって……」
提督「あぁ…」
龍田「この格好をしてあげるから…私を側に置いて…」
提督「好きに…していいぞ…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:18:26.65 ID:YbCcaO19O
- S朝潮がネコミミマイクロビキニメイドという過剰露出&属性で対抗する
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:19:29.36 ID:22Ykgenio
- 猫耳メイドの連係プレーで提督もゆっくりできる
龍田は提督との関係に関して他の娘からいい影響がえられて依存から次のワンステップを踏み出せそう
- 441 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:27:14.96 ID:cHNwAxZ80
- ーー
朝霜「司令、調子はどうだ?」ガチャッ
潜水新棲姫「朝霜か、こっちは問題無いぞ」
朝霜「…そうみてぇだな」
潜水新棲姫「提督にはネコミミメイドのフルコースを味わってもらっている。心が癒されること間違い無しだ」
朝霜「龍田が司令に添い寝してんのは分かる。朝潮二人はどこに行った?」
潜水新棲姫「さっきまで提督をマッサージしてた。今は休憩中だ」
朝霜「……」
潜水新棲姫「安心しろ、ちゃんとしたマッサージだ。性的なものじゃない」
朝霜「…それを聞いて安心したぜ」
- 442 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:32:03.78 ID:cHNwAxZ80
- 龍田「……呼んだ?」
朝霜「あぁ呼んだよ。パパを独占してる龍田をな」
潜水新棲姫「喧嘩はやめろ、提督が起きる」
龍田「…分かってるのよ、いつまでも提督に依存できないのは」
朝霜「なら今すぐに止めろ」
龍田「今すぐは無理…でも、きっと提督を頼らなくてもいい日が来るから…」
潜水新棲姫「朝霜、龍田の事情を知らないわけじゃないだろう。事実、提督に依存することによって龍田の薬の量は減っている」
龍田「お願い…私にとって天龍ちゃんと提督が全てなの…」
朝霜「…パパは渡さねぇからな」
龍田「奪うつもりなんか無いわぁ…」
朝霜「…そうかよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:34:59.36 ID:qSOLu9e+O
- じゃあちょっくらあたいも休憩だって龍田の反対側に潜り込む朝霜
奪ったりしない、今はみんなのパパだぜってニカッと笑って龍田もふふって笑う
- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:40:16.59 ID:S7Jawimko
- ↑
- 445 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:44:35.00 ID:cHNwAxZ80
- 朝霜「じゃ……ちょっくらあたいも休憩だ」ポスッ
龍田「え…」
朝霜「今は皆んなのパパだろ?」
龍田「…ふふっ、そうねぇ」
潜水新棲姫「二人の仲が良いのか悪いのかワタシには分からないな」
朝霜「大事なのはパパを奪おうとしたり独占したりしないことだ」
龍田「私はそんなことしないわぁ」
朝霜「だからいいんだよ。あたいも龍驤さんにパパを分けてもらってるんだし」
潜水新棲姫「独特の線引きがあるということか」
- 446 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:49:05.29 ID:cHNwAxZ80
- 朝霜「最初朝潮はパパを奪おうとしてただろ?あれは許せねぇ」
潜水新棲姫「今の朝潮達なら大丈夫ということか」
朝霜「そういうことだ」
潜水新棲姫「…ちなみにワタシはどうなんだ?」
朝霜「パパの遊び相手だろ?それくらい気にしねぇよ」
潜水新棲姫「……」
朝霜「なんだよその顔は」
潜水新棲姫「実はな…漣からこれを渡されていたんだ」スッ
朝霜「アイツ…!」
潜水新棲姫「避妊具だ。提督を体を使って癒せということだったんだろう」
朝霜「チッ……否定できないのが腹立つな。パパはガチのロリコンだ」
潜水新棲姫「ワタシは提督を奪うつもりは無い。一応許されるということなんだな…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:55:10.30 ID:rloKd1bKo
- 一方食堂で甘い物食べてる漣霞ペア
避妊具の話に
- 448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:58:40.62 ID:YbCcaO19O
- 渡されたはいいけど前は漣だけのものと言いきる新棲姫
- 449 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:04:22.61 ID:cHNwAxZ80
- 朝霜「…パパとヤるのか?」
潜水新棲姫「いや、前は漣だけのものだ。ワタシにだって譲れないものがある」
朝霜「……」
潜水新棲姫「わざわざ用意してもらった漣には悪いが、これは破棄しておくか」
龍田「ねぇ……捨てるならそれ…くれない?」
朝霜「龍田、お前…」
潜水新棲姫「ワタシは良いがお前は平気なのか?」
龍田「平気じゃない…それを見るだけで手が震えるわ…」
潜水新棲姫「無理するな、これは高いものじゃない。捨てても問題は無い」
龍田「違う…そうじゃないの…」
- 450 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:08:25.58 ID:cHNwAxZ80
- 龍田「提督と体を重ねられるようになれば…私は大丈夫な証…」
龍田「過去を克服する為には…提督と…」
朝霜「いつかの時の為に持っておくってことか」
龍田「避妊具無しなんか…想像しただけで…」ガタガタ
潜水新棲姫「そうか龍田は玩具にされていたからな」
朝霜「玩具になんか避妊具は使わねぇもんな」
龍田「だから…お願い…」
潜水新棲姫「分かった。ならこれは龍田に渡しておこう」スッ
龍田「ありがとう……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:11:44.92 ID:gSK5tin0o
- kskst
- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:14:58.78 ID:22Ykgenio
- そういえば執務は進んでるのかって聞かれて
これでも泣く子も黙る特務艦サマだぜ、終わらせてきたと答える朝霜
- 453 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:21:02.87 ID:cHNwAxZ80
- 潜水新棲姫「そういえば仕事は進んでるのか」
朝霜「これでも特務艦サマだぜ?速攻で終わらせてきたに決まってんだろ」
潜水新棲姫「頼もしい限りだ」
龍田「特務艦は強さだけじゃないものね…」
朝霜「どっちかって言うとあたいは強さで特務艦になったんだけどな」
潜水新棲姫「そもそも特務艦は、強過ぎたり優秀過ぎる艦娘を管理するためのシステムなんだろう?」
朝霜「ある程度好きにやっていいから裏切るな。っていう保険だろうな」
潜水新棲姫「旧大本営が考えそうなことだな」
- 454 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:25:43.27 ID:cHNwAxZ80
- 朝霜「旧大本営の時は特務艦はかなり上の役職だったはずだけど、今もそうなのか?」
潜水新棲姫「特務艦というシステムが残っている以上、地位も変わっていないようだ」
朝霜「なるほどな…」
潜水新棲姫「朝霜、提督より立場が上だからと言って無茶はするんじゃないぞ」
朝霜「……」
潜水新棲姫「おい」
朝霜「否定するわけねぇだろ。あたいとパパなら絶対パパを優先する」
潜水新棲姫「そんなことをしても提督は喜ばないぞ」
朝霜「お前バカか?パパの代わりにあたいが死ねばその先は見なくて済むし、パパも死なない。いいこと尽くめじゃねぇか」
潜水新棲姫「…なぜ提督の周りの女はこんなのばっかりなんだ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:42:50.73 ID:qSOLu9e+O
- そんなことを言ってる朝霜を寝てる提督が片腕でぎゅっと抱き寄せる
潜水新棲姫がそういうことだから自分がどれだけ提督にとって大切な存在かよく考えろと
で龍田が少し羨ましそうにしてると龍田もぎゅっと抱き寄せられてほっこり
- 456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:43:11.87 ID:dvqkUE/mo
- 話を変えようと龍田、初めて朝霜が来た時の印象を語る
- 457 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:50:24.96 ID:cHNwAxZ80
- 龍田「そもそも朝霜が来た理由って…」
朝霜「あぁ、司令にイジめてもらおうと思ったんだよ」
潜水新棲姫「提督がカニバだとか噂されてた頃だな」
朝霜「あの頃からあたいは変わってねぇよ。当時は早霜から逃れる為に性的なことに逃げた」
龍田「今は幻肢痛から逃れる為よねぇ」
朝霜「そうだな。そういう意味じゃパパに才能あるんだよ」
潜水新棲姫「何のだ?」
朝霜「セックスの才能。一晩で五回とか普通の人間には無理だからな」
龍田「龍驤さんもそれに惹かれて、助けられたようなものよねぇ」
朝霜「男と女っていうのは愛よりもやっぱりソレなんだな」
潜水新棲姫「ワタシも身に覚えがあるから否定はできないな」
- 458 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:53:03.83 ID:cHNwAxZ80
- Y朝潮「今卑猥な話をしてませんでしたか!?」ガチャッ
朝霜「うるせぇ静かにしろ、パパが寝てる」
S朝潮「司令官の隣で寝てる朝霜さんが言いますか」
朝霜「あぁ言うぜ。今パパはあたいと龍田のものだ」ギュッ
龍田「……」ギュッ
S朝潮「司令官は物じゃないでしょうに」
Y朝潮「チャンスがあれば…司令官と…!」
潜水新棲姫「ふぅ…また騒がしくなるな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:02:11.63 ID:qSOLu9e+O
- ギュッと抱きついた二人が寝たままの提督にギュッと抱き寄せられて
龍田が最初の理由はどうあれ今も愛よりソッチかしらって聞くと朝霜がそんなわけねえだろって返す
- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:09:29.21 ID:22Ykgenio
- >>459
キッカケは重要じゃない、実際今ここにいる全員が相手に好意を抱いたきっかけは様々だから
今この相手を思うキモチが重要なんだと潜水新棲姫
- 461 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 21:15:16.27 ID:cHNwAxZ80
- 提督「……」ギュッ
龍田「きゃっ…」
朝霜「あ…はぁん……」ピクッ
S朝潮「…司令官は寝てます。無意識にお二人を抱き寄せたみたいですね」
Y朝潮「私は今見ましたよ!朝霜は抱き寄せられて感じ出ました!」
龍田「あらぁ…最初の理由はどうあれ、やっぱり愛よりソッチが大事なのかしら?」
朝霜「そんなわけねぇだろ」
S朝潮「そうです、そんなのはそこの朝潮だけですよ」
Y朝潮「なにを!」
S朝潮「司令官の顔と体しか見てないくせに」
Y朝潮「それは…その……」
- 462 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 21:20:40.79 ID:cHNwAxZ80
- 潜水新棲姫「ワタシはそれでもいいと思うぞ」
Y朝潮「ほら!私は悪くないんですよ!」
潜水新棲姫「きっかけは重要じゃない、実際今ここにいる全員が提督を好きになった動機は違うんだ」
潜水新棲姫「ワタシだってきっかけは漣とシたことだ。だが今ではそれだけじゃない、漣を大切に思っている」
潜水新棲姫「この相手を思う気持ちが重要なんだとワタシは思う」
Y朝潮「そうです、私は理由はどうあれ司令官が好きなんです!だからエッチもしたいんです!」
朝霜「お前がコイツの味方をするとはな」
潜水新棲姫「気持ちの問題は大切なんだ。特に提督は心が弱い、自分が好かれていると知ることはプラスのはずだ」
龍田「言いたいことは分かるわよ、でも…」
S朝潮「……」
Y朝潮「ちゃんとルールを守って司令官には抱いてもらいますからね!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:27:44.70 ID:kvi8RKKko
- ところ変わって休憩中の霞と漣が食堂でお菓子食べて雑談してる
子作りの調子はどうなんですかこのこの〜なんて漣がいじったら
どうしてもってみんなに変わってもらった週末が一番当たりそうなのと漣
- 464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:34:35.27 ID:qSOLu9e+O
- ↑で最後は漣じゃなくて霞だよね
- 465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:34:48.98 ID:ughColpDO
- 独房にて漣のやつ容赦ねぇなくそ…と毒づきながらピッキング中の伊400
やっぱりボスの所に戻るかと
見付かったら殺されるわよと怯える夕雲
- 466 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 21:42:32.14 ID:cHNwAxZ80
- ーー横須賀鎮守府地下、独房
伊400「漣の奴よくもやってくれたな…!」
夕雲「……」
伊400「今に見てろ…あいつは絶対…」カチャカチャ
夕雲「何をしてるのよ」
伊400「見て分かるだろ。ここから出て行くんだよ」
夕雲「バレたら殺されるわよ」
伊400「殺される前に殺してやるよ」カチャカチャ
夕雲「……」
伊400「ここに居てもどうにもならねぇ。それはお前も同じだぞ」
夕雲「……」
- 467 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 21:47:37.99 ID:cHNwAxZ80
- 夕雲「ここを出てどうするのよ」
伊400「あのイカれてる野郎の所にでも戻るさ」
夕雲「島風提督のこと…?」
伊400「それが無理ならお前みたいなのを探す。旧大本営派なんていくらでも湧いてくるからな」
夕雲「どうして貴女は…」
伊400「何回も言ってるだろ?刺激が欲しいんだよ。脳がゾクゾクするような極上のな」
伊400「…待てよ、ここで自爆テロもいいな」
夕雲「やめなさい!」
伊400「うるせぇ黙れ、このままじゃ二人とも殺されて終わるんだぜ?」
夕雲「そんなの…」
伊400「無いって言い切れるか?漣は俺の指を潰したんだぜ?」
夕雲「……」
伊400「決めた、テロをやる。自爆かどうかは置いといてやるのは確定だ。漣に一泡吹かせてやる」
伊400「見てろよ漣…あの時の痛みは倍にして返してやる!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:52:37.04 ID:kvi8RKKko
- >>463で
最後は霞に変えてください
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:55:04.81 ID:22Ykgenio
- 横須賀の牢屋がそんなピッキングで開くような鍵ではないので当然開かない
むしろ伊400の事はよく知ってるからバッチリモニタリングされてる
変なこと考えてるとこちらとしても不本意な悪い予感が本当になっちゃいますよ〜とアナウンスが入る
- 470 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:01:51.84 ID:TUyfDq4dO
- 『残念ですがそんな素人のピッキングなんかで開きませんよ〜』
伊400「あぁ!?」
漣『こっちはねぇ、あんたらのことはよーく知ってんですよ。だから24時間監視してんすよ』
夕雲「……」
漣『変なこと考えてると、不本意な悪い予感が本当になっちゃいますよ〜』
伊400「はっ、できるもんならやってみろ。ここはあの時と違って鎮守府の中だ。そんな簡単に殺せるわけないんだよ!」
漣『ほう…』
夕雲「ちょっと…」
伊400「お前も引っかかるなよ、あいつらは手出しできない。だってここから出た時に拷問されたって言えばアイツらは終わる!」
- 471 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:04:50.71 ID:TUyfDq4dO
- 漣「中々鋭い推理ですね」ガチャッ
伊400「あ…?」
漣「残念ながらその通りなんです。身柄を確保してしまった今、変に手を出せないんですよ」
伊400「ほら見てみろ!」
夕雲「……」
漣「でもそれは…生きて出られたらの話ですよね?」ギィィ…
伊400「……は?」
漣「調子乗ってんじゃねぇですよ」ガシッ
伊400「かは……!く、首が…!」
漣「どうしたんですか?抵抗しないと死にますよ」ギリギリ
伊400「お前……どうなるか…」
漣「まだ分かりませんか?貴女達はここで死ぬんです」
伊400「な…ぁ……!」
- 472 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:08:37.09 ID:TUyfDq4dO
- 漣「死体は喋らないんで便利ですよ。だから早く死んで下さい」ギリギリ
伊400「……!!」
漣「そうそう、漣は貴女『達』と言いましたよ」
夕雲「や、やめて…!!私は…!!」
伊400「」ゴトッ
漣「甘ったれんじゃねぇですよ、こっちは旧大本営と命張って戦ったんです。自分だけ助かろうだなんて許されると思いますか?」
夕雲「ごめんなさい、ごめんなさい…」
漣「貴女からは散々お話しは聞きました。もうあれ以上情報は無いとも考えられます」ガシッ
夕雲「い、嫌……!!」
漣「でも体に聞けば何か分かるかもしれませんよね?」ニコッ
夕雲「いやぁぁぁぁぁーーーー!!」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:23:11.64 ID:ughColpDO
- 本当に何も知らないようですねと漣
そうみたいだなと起き上がる伊400
呆気に取られる夕雲
仮にもお世話になった整備士さんのお仲間を[ピーーー]わけ無いんですよねぇ…と
- 474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:23:13.75 ID:qSOLu9e+O
- んーなんか変だなぁ…漣が独断でそんないきなり[ピーーー]わけないし…
バッと目が覚めて漣がいないこととピッキングしようとしてる伊400に気づいて止める夕雲
ここの一部はやる時はやると思いとどまらせる
- 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:23:59.36 ID:kvi8RKKko
- >>473
- 476 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:47:54.51 ID:Kl4XQswU0
- ーー
夕雲「はっ………!?」
伊400「……」ブツブツ
夕雲「今のは夢……?それにしてはリアル過ぎて…」
伊400「……」カチャカチャ
夕雲「や…やめなさい伊400!!」
伊400「なんだようるせぇな」
夕雲「この独房は監視されてるのよ!あそこにカメラがあるでしょ!?」
伊400「……チッ」
夕雲「大人しくしていれば殺されることは無いのよ、じっとしてなさい」
伊400「あ?誰に向かって…」
夕雲「いいから大人しくしてなさい!!」
伊400「なんなんだよもぅ……」
- 477 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:50:58.64 ID:Kl4XQswU0
- 夕雲(漣は居ないし、これでさっきみたいなことにはならないはずよね…)
伊400「……」ブツブツ
夕雲(あれはただの夢だったかもしれない。けど下手なことはしない方がいい)
夕雲(…私はもうあれ以上情報を持っていない。それを分かってもらえるようにしないと)
夕雲(そうじゃないと私は…殺される……)ゾゾゾッ
伊400「……」
夕雲(あいつはどうなってもいいから…私だけは殺されたくない…!)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:52:32.68 ID:ughColpDO
- そういえば…指を潰されているのに普通にピッキングしてたけど大丈夫なの?と夕雲
あ、ああ!すごく痛い!痛い畜生と隠すように手を抱えて蹲る伊400
- 479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:54:55.66 ID:kvi8RKKko
- >>478
- 480 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 23:05:52.06 ID:Kl4XQswU0
- 夕雲「……ねぇ貴女、そういえば指は…」
伊400「痛ぇに決まってんだろ!思い出させるな!!」
夕雲「……」
伊400「痛ぇ……痛ぇんだよ畜生が!!」
夕雲「指……元に戻らないらしいわね」
伊400「完全に潰しやがってあのクソアマ……!」
夕雲「でも文句は言えないわ…本来なら私達は即拘束、最悪解体…」
伊400「あいつらも…それを分かってやがる……クソがぁぁぁ!!」
- 481 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 23:10:13.88 ID:Kl4XQswU0
- 漣「随分と盛り上がってますねぇ」ガチャッ
夕雲「漣……」ビクッ
伊400「なんだよ今更よぉ…!」
漣「楽しい楽しい尋問タイムってやつですよ」
伊400「テメェ…」
漣「旧大本営はまだ脅威なんですよ。ほんの僅かな情報でもこっちは欲しいんです」
伊400「はっ、そいつはいいな」
漣「……」
夕雲「知らない!私は何も知らないのよぉ!!」
伊400「うるせぇって言ってんだろうがよ!」
夕雲「あれ以上の情報は持ってないの!信じて!!」
漣「それを決めるのはこっちですな」
夕雲「お願い!!お願い!!殺さないで!!殺さないでーーーーーー!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:20:46.12 ID:dvqkUE/mo
- その時、幹部さんから漣に連絡が
整備士が伊400と夕雲も使えるかもしれないから引き取りたいって
(やべぇ、ループはいってる?)
- 483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:21:07.97 ID:22Ykgenio
- 尋問と言いつつ
伊400は自分の利益の為に動くとわかってるので話せば整備士に頼んで指を直すことができると伝える。目が笑ってない笑顔で個人的にお話したいと言ってたとも
夕雲は何を話そうにも怯えてしまって話にならないので早霜に一時的な暗示を頼んで隠してる情報がないか確認する
- 484 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 23:29:09.10 ID:Kl4XQswU0
- 漣「なにもタダとは言いません。話せばある人物に頼んで指を治してもらいますよ」
伊400「あぁぁ…?」
漣「まぁ個人的にお話したいと言ってたので、どっちみちあの人とは会うでしょうけど」
伊400「なんだよそれは…」
夕雲「ひ…ひぃぃ……」
漣「それより問題はこっちですな…」
夕雲「殺さないで殺さないで……」ガタガタ
漣「仕方ありませんね…」
- 485 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 23:36:25.63 ID:Kl4XQswU0
- ーー
早霜「何を聞き出したいの?」
漣「旧大本営についての情報全て」
早霜「分かったわ、この子の脳が覚えていることを全て吐き出させる」
夕雲「……」
漣「早霜さんを使って暗示をかけてもらう…最初からこうすればよかったですな」
早霜「こんなのマインドコントロールに比べれば楽よ」
漣「お願いしますね早霜さん」
漣「……」
漣「この手を使えば殺す必要は無かったのか…」ボソッ
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:52:55.88 ID:kvi8RKKko
- 夕雲自身も思い出せないほど奥の記憶から旧大本営派の避難拠点を引き出せすことに成功
ついでに夕雲自身はもう全く抗う気がないこと、世界征服を企んでたのは脅かされない安住の地が欲しいことの裏返しだったこともわかる
- 487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:56:25.77 ID:qSOLu9e+O
- >>486
拠点でできるのは整備くらいで生産はできない最低限の設備しかないからこそ見つけにくい様になっている
- 488 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 00:05:48.63 ID:V2dqcRRB0
- ーー
早霜「旧大本営派の避難拠点を聞き出せて良かったわね」
漣「……」
早霜「避難拠点だから武器や何かの生産はできないみたいね。だからその拠点はあくまで避難用」
漣「コイツは…やっぱり情報を知ってた」
早霜「知ってても覚えていないのよ。この記憶は脳の奥底にあった、本人も覚えていない」
漣「その証拠は?」
早霜「私の腕を信じられないの?」
漣「……」
早霜「いくら痛めつけてもあの情報は聞き出せなかったわよ。それくらい僅かな痕跡しか残ってなかったのよ」
- 489 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 00:10:12.37 ID:V2dqcRRB0
- 早霜「それとこの子はもう全く抗う気がないわ」
早霜「世界征服を企んでたのは、脅かされない安住の地が欲しいことの裏返し。この子はずっと何かに怯えていたのよ」
漣「そんなの関係ありません」
早霜「…どうしたの漣?いつもの調子はどうしたのよ」
漣「貴女には関係ありません」
早霜「……貴女が手を汚すと悲しむ人が大勢居るわよ」
漣「そんなことくらい分かってんですよ。それを天秤にかけてでも、やらなければいけないと思っただけです」
早霜「一体どうしたのよ漣…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 00:11:29.55 ID:B8mRYi6DO
- ひとまず自室に戻った漣に重巡が声を掛けるがうるさい、黙れと一喝
記憶が戻りかけている
- 491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 00:18:53.22 ID:0uvhFycco
- 確かに龍驤のこともあったけど一旦無事が確認できた今はあの兵器が量産化されたらと気が気ではなかった漣
得た情報をすぐに報告
- 492 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 00:25:56.89 ID:V2dqcRRB0
- ーー
幹部『報告感謝するよ。これはずっと探していた情報なんだ』
漣「なら早く旧大本営派を殲滅して下さい」
幹部『漣君、そう焦る必要は無い。あの兵器はこちらが保管しているんだ』
漣「何を言ってるんですか、奴らはアレを作り上げたんですよ。複数個持っててもおかしくはありません」
幹部『それは無い、少なくともそう言い切れるよ』
漣「なぜですか」
幹部『もし複数機完成していたなら、あの時援護に来ていたはずだ。それをしなかった…できなかったということは、あれはあの一機しか存在しない』
- 493 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 00:29:38.61 ID:V2dqcRRB0
- 幹部『…だが設計図や細かいデータは回収できなかった。つまりまたアレを作れる可能性はある』
漣「分かってんでしょうね、アレが量産されればもう終わりですよ」
幹部『分かっているさ…』
漣「アレは艦娘を兵器として完成させる悪魔です。そうなれば漣達は戦争の道具にされるでしょう」
幹部『艦娘が陸でも使えるとなれば、各国は喜んで開発に取り組む』
漣「ここが瀬戸際ですよ。なんとしても旧大本営及び大和を消して下さい」
幹部『最善は尽くす。それは約束するよ』
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 00:35:52.47 ID:1IwXBspKO
- 夕雲達を殺める決意をするほどの緊張の糸が切れて漣がふらっとしたところを潜水新棲姫が支える
提督に負けず劣らず頑張りすぎるのはいいところだが悪いところでもある、だから今はゆっくり休め
あと一人で勝手に突っ走るなと
- 495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 00:37:53.76 ID:zE7sGp9Io
- >>494
- 496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 00:38:37.52 ID:B8mRYi6DO
- それとそちらの二人の処遇だがこちらで預かろう
君達が割りを食う可能性は排除しておきたい
整備士君も会いたがっているしねと幹部
- 497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 00:38:50.36 ID:LVzOaOVco
- 最悪の未来を想像してしまっている漣、重巡に促され提督の様子を見に行く
新姫、提督、そして皆を見て幾分落ち着きを取り戻す
- 498 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 00:43:31.95 ID:V2dqcRRB0
- 漣「……ぅ…」フラッ
潜水新棲姫「ここで倒れるよりベッドで寝た方がいいぞ」スッ
漣「……」
潜水新棲姫「緊張の糸が切れるというやつか。本気で夕雲達を殺すつもりだったんだな」
漣「……」
潜水新棲姫「提督に負けず劣らず頑張りすぎるのは良い所だが悪い所でもある」
潜水新棲姫「提督も休んでいる、だから漣もゆっくり休め」
漣「……」ガクッ
潜水新棲姫「……一人で勝手に突っ走るな、ばか」
ーー
- 499 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 00:44:11.69 ID:V2dqcRRB0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 00:50:32.99 ID:B8mRYi6DO
- お疲れ様でした
戻ると言って島風提督の名前が出るのは夕雲が知らないだけなのか
整備士パートで言及が無かったのが気になる
急に漣が残虐行動し始めたのが一体どうしたのかと思ったけど焦ってただけか…
- 501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 00:55:14.77 ID:LVzOaOVco
- おつ
横須賀鎮守府の面々はその傾向強いけど漣は特に最善と決めたら突っ走りがちだなあ(龍驤が帰って来ない時などなど)
夕雲は隠遁生活に疲れ切ってしまっているご様子
- 502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 02:37:57.09 ID:NvXLD4iuO
- >漣「この手を使えば[ピーーー]必要は無かったのか…」ボソッ
えっ…
もしかして整備士に頼んで…
- 503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 08:53:36.82 ID:URckvInTO
- まあそれはないでしょ…
一日でできることじゃないし整備士が請け負うとも思わない
- 504 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/07/24(金) 19:56:58.01 ID:GJH0mitjO
- ーー
朝霜「漣もアウトか」
潜水新棲姫「心労でダウンだ。提督よりは軽いらしい」
朝霜「マズイな…これじゃ仕事が回らねぇぞ」
潜水新棲姫「前と同じようにワタシが書類仕事をできれば良いんだがな」
朝霜「横須賀じゃそうはいかねぇよ。どんな書類でも誰がどうしたとか記録が残るんだよ」
潜水新棲姫「ワタシのような深海棲艦が横須賀鎮守府で、書類仕事をするのはまだ難しいか」
朝霜「難癖付ける連中がうるせぇんだよ。司令の為にも波風を立てたくねぇ」
潜水新棲姫「その気持ちは分かる。だが実際大丈夫なのか?」
朝霜「大丈夫じゃねえって言ってんだろうがよ」
- 505 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 20:00:28.55 ID:GJH0mitjO
- 潜水新棲姫「朝潮はどうなんだ?足りないものの方の朝潮は秘書艦の経験があるんだろう?」
朝霜「あいつの所属はややこしいんだとよ」
潜水新棲姫「そうか…記録の上では朝潮は自殺のままか」
朝霜「あたいがやるしかねぇ…それしか方法がない」
潜水新棲姫「お前まで倒れたら終わりだぞ」
朝霜「あたいが終わるか仕事が終わるかのどっちかだ」
潜水新棲姫「おい」
朝霜「死ぬ気でやってやる。パパの鎮守府はあたいが守るんだ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 20:04:55.08 ID:6I8u/4DsO
- 変態三銃士(白露型)が私達のこと忘れてない?って参上
頭の中身はピンクでも流石は特務艦といったところ
(今日は金曜だけど休みだからやるのかな?)
- 507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 20:08:09.66 ID:r9NWVxPVo
- >>506
名目上の秘書艦だけで何もしないのも嫌だよねと皐月もやってくる
- 508 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 20:14:28.41 ID:GJH0mitjO
- 白露「いっちばーーん!」バターン
村雨「私達のことを忘れてない?」
春雨「ふふふふ…」
潜水新棲姫「出たな変態白露型」
皐月「僕もいるよ!名前だけの秘書艦じゃない所を見せてあげる!」
朝霜「……そうか、村雨はそういうのが得意だったか」
村雨「何度か秘書艦もしてたじゃない。忘れてたの?」
朝霜「……」
白露「忘れるくらい追い込まれてたってことだよね」
春雨「私達に任せてゆっくり休んで下さい」
- 509 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 20:17:43.38 ID:GJH0mitjO
- 潜水新棲姫「医務室へはワタシが連れて行く。あとは頼むぞ」
朝霜「待てよ…」
皐月「朝霜、幻肢痛で辛いんだよね?脂汗かいてるもん」
朝霜「……」
春雨「……じゅるっ」
白露「春雨、ステイ」
村雨「貞操帯を付けてても安心できないのが凄いわよね…」
潜水新棲姫「皐月がいるなら書類上でも安心だな」
皐月「司令官も漣も朝霜ももっと休むべきなんだよ。全部こっちに任せてね!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 20:21:45.90 ID:0uvhFycco
- 霞に無理しちゃだめよって諭される朝霜
だから司令官のところで一緒に休んでらっしゃいって
- 511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 20:35:11.09 ID:OhEioAnko
- ↑霞のヘルプとして来てもらった千歳に主な対応は任せて霞はアドバイザーとしてラフにくつろぎモードで応対してる
- 512 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 20:41:47.91 ID:GJH0mitjO
- ーー医務室
霞「無理しちゃダメって言ったでしょ。司令官のところで一緒に休んでなさい」
朝霜「……」
霞「なによその目」
朝霜「随分と…くつろいでやがるな…」
霞「私だって休む必要があるのよ」
千歳「そうよ、霞は相変わらずここの大黒柱なんだから。一番無理させちゃいけないの」
朝霜「千歳を…わざわざ呼んでか…」
千歳「どっちかと言うと私が手伝うって言い出したのよ?」
朝霜「……」
- 513 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 20:45:18.63 ID:GJH0mitjO
- 霞「ふぅ…少し寝させてもらうわね」
千歳「ええ、後は任せておいて」
朝霜「あたいは…」
千歳「仕事なんかさせないわよ?薬を飲んで寝てなさい」
朝霜「チッ…」
千歳「病気もそうだけど、休もうとしないのもこの鎮守府の悪い習慣よね…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 20:51:34.83 ID:0uvhFycco
- 提督のところへ行くとソファでくつろいでるところだった
パパのために何かしたいのにと言う朝霜に対して提督がじゃあここに来てくれと膝の上を指す
- 515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 20:55:38.96 ID:LVzOaOVco
- >>514
提督は朝霜が自分も提督の役にたちたいと焦燥感持ってると察する感じ
- 516 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 21:00:11.34 ID:GJH0mitjO
- ーー
朝霜「んぁ……司令…」
提督「朝霜…?」
朝霜「起きてて…大丈夫なのかよ…」
提督「寝てばかりだと体が痛むからな」
朝霜「でも…座ったままなのも…体に悪い…」
提督「心配してくれるのは嬉しいが、これくらいなんともない」
朝霜「んぅ……あたいは…パパの為に何か…したい…」
- 517 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 21:04:50.15 ID:GJH0mitjO
- 提督「なら俺の膝の上に座ってくれ」
朝霜「パパの…」
提督「さぁ早く」ポンポン
朝霜「……」スッ
提督「よしよし…」ナデナデ
朝霜「パパぁぁ……」
提督「俺を手伝おうとしてくれるのは有り難い。だがまずは自分を大切にしてくれ」
朝霜「ん…」
提督「いつも有難うな…」ナデナデ
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 21:17:55.90 ID:6I8u/4DsO
- 一緒にお茶を飲んだりお菓子を食べたりしてこうやって一緒にいてくれるだけで凄く安心できると提督が話す
朝霜も幻肢痛が和らいでゆっくりできる
- 519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 21:28:59.82 ID:OhEioAnko
- ↑朝霜が俺を心配するように俺も朝霜が心配なんだ
朝霜が体調を崩したら気が休まらなくなってしまう
だから程々でいいんだみんながいるんだから
- 520 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 21:34:04.26 ID:GJH0mitjO
- ーー
提督「ほらあーん」
朝霜「あー…」
提督「うん、市販品のクッキーも中々美味いな」
朝霜「ん…パパのが美味しいぜ」
提督「それはそうだ、俺のは大量生産じゃないから味がきめ細かいんだ」
朝霜「なるほどなぁ…」
提督「ん……もうこんな時間になってたのか」
朝霜「ほんとだ…パパの膝の上にいると時間を忘れちまうな」
提督「居心地がいいなら何よりだ」
- 521 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 21:40:32.73 ID:GJH0mitjO
- 提督「幻肢痛も辛く無かったようだな」
朝霜「パパ…やっぱりあたいの幻肢痛って気のせいなのかな?ママとは症状が違うし…」
提督「そんな事は無い、幻肢痛は人それぞれなんだ」
朝霜「でも…」
提督「朝霜が俺を心配するように、俺も朝霜が心配なんだ。幻肢痛の苦しみは本人にしか分からない」
提督「それだけじゃない、体調を崩したりしたら気が休まらなくなってしまうんだ」
朝霜「それは…パパもそうだろ」
提督「あぁそうだ、程々でいいんだ。遅過ぎるがやっとそれに気付けたよ。ここには皆んながいるんだから、頼ればいい」
提督「適度に休んで家族との時間を大切にする…俺が最も欲しかったものだ」
提督「龍驤も朝霜も俺の大切な家族だ。だからもう無理はやめてくれよ?」ギュッ
朝霜「…仕方ねぇな、司令の為だもんな!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 21:46:09.00 ID:LVzOaOVco
- ヘルプに読んだ白露型の様子も見に行こう
- 523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 21:51:05.48 ID:0uvhFycco
- >>522
独特のペースだけど確実に仕事が進んでいく
なんであれで進むんだろう?って思いながら皐月はハンコ押してる
- 524 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 21:55:58.80 ID:GJH0mitjO
- ーー執務室
白露「一番やばいのってどれ?」
村雨「この書類じゃないかしら」
春雨「この資料からはエッチな香りが…」
白露「するわけ無いからね〜」
春雨「……ぁはっ」ピクッ
村雨「貴女…もう何でもいいの?」
春雨「色々想像しただけですから…」
皐月(……なんであれで仕事が進むんだろう)
- 525 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 22:01:24.76 ID:GJH0mitjO
- 白露「…よし終わりっ!」
皐月「えっ!?」
村雨「今日の分はこれで終わりよ」
皐月「……」
春雨「これでも特務艦ですからね」
村雨「春雨は元、でしょ」
春雨「さて、仕事も終わりましたし、ご褒美に軽くつまみ食いでも…」じゅるっ
皐月「…司令官だけは絶対にやめてね」
春雨「え?皐月さんを食べてもいいんですか?」
皐月「僕には……潮がいるから」
春雨「残念ね…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 22:13:00.75 ID:r9NWVxPVo
- すっかりいい関係になってる皐月と潮の一幕
- 527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 22:17:12.15 ID:6I8u/4DsO
- >>526
潮とも「黒」潮ともいい感じ
当初は身体だけの関係みたいだったけどそれ以上に仲は深まってる
- 528 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 22:26:46.88 ID:GJH0mitjO
- ーー
皐月「あ、潮!」
B潮「なんだ、もう終わりか?」
皐月「白露達が手伝ってくれたからね!」
B潮「げ、あのピンク共と…」
皐月「大丈夫何もされてないから」
B潮「…そうみたいだな」クンクン
皐月「匂いを嗅ぐのはやめてよ!」
B潮「これが一番早いだろ」
皐月「もう……」
B潮「ちょうど昼時だ、一緒に飯でも食べようぜ」
- 529 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 22:31:04.82 ID:GJH0mitjO
- ーー食堂
潮「今日の日替わりも美味しい…!」
皐月「……何がきっかけで深海潮から変わるの?」
潮「それは私の気分というか…」
皐月「漣みたいに他の人が居るんじゃないんだよね?」
潮「一応は…」
皐月「気分…気分かぁ……」
潮「怒った時とか悲しい時とか…感情によって変わる時が多いかも……?」
皐月「ふーん…コントロールは難しいんだね」
潮「ちょっと難しいです…」
皐月「ま、どれも潮だから僕は気にしてないよ!」
潮「皐月さん…!」
皐月「潮は僕にとって大切な友達だからね!」
潮「はい!私も皐月さんは親友だと思ってます!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 22:50:51.10 ID:0uvhFycco
- 食事が終わって二人でのんびりと過ごす午後
- 531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 22:55:41.75 ID:LVzOaOVco
- >>530
横須賀の秘書艦となって何かと忙しい皐月を今だけは独り占めとくっつく潮
- 532 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 23:03:01.45 ID:GJH0mitjO
- ーー皐月の部屋
皐月「ふぅ、こんなに早く仕事が終わると思ってなかったから午後はゆっくりできるね」
潮「……」ダキッ
皐月「潮?」
潮「今だけは皐月さんを独り占めできますね」
皐月「…ごめんね最近忙しくて」
潮「皐月さんは横須賀鎮守府の秘書艦なんです。色々と忙しいのは理解してます」
潮「けど…やっぱりちょっと寂しいです」
皐月「…午後の予定は無いから、二人でゆっくりしようよ」
潮「…はい!」
- 533 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 23:07:41.52 ID:GJH0mitjO
- 潮「…皐月さん、こういう関係も有りですよね?」
皐月「正解って無いと思うよ。司令官だって色んな子とエッチしてるでしょ?」
潮「……はい」
皐月「潮と僕は友達で、エッチなこともする。それで良いんだよ」
潮「皐月さんの負担にはなってませんか…?」
皐月「正直…最初はちょっと嫌だったかな。乱暴で僕のこと考えてくれて無かったし」
潮「うううぅ…ごめんなさい…」
皐月「でも今は大丈夫。僕のことをちゃんと考えてくれるってよく分かるし!」
潮「皐月さんのことはずっと大切でした!でもお、おちん…ちん…が生えてエッチなことしか考えられない時があったから…!」
皐月「分かってるよ、もう平気だから」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 23:24:34.09 ID:OhEioAnko
- じゃ、じゃあ久しぶりに…って切り出す潮さん
かなーり我慢してた模様
- 535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 23:26:56.09 ID:Qbk9cgfi0
- ↑を快諾し二人でしっぽり
- 536 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 23:33:34.65 ID:V2dqcRRB0
- 潮「じゃ、じゃあ久しぶりに…」ススッ
皐月「…スカートが盛り上がるくらい溜まってたんだね」
潮「はい!我慢して我慢して我慢してたんです!」
皐月「…いいよ、僕の体貸してあげる」
潮「皐月さん…!そんな台詞、あそこに悪いです!」
皐月「その変わり…僕も楽しませてね?」
潮「……っ!!」ガバッ
皐月「ん、もぅ……がっつきすぎだよぉ…」
- 537 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/24(金) 23:37:30.85 ID:V2dqcRRB0
- ーー
Z1「はぁはぁはぁ…!」ダダダッ
春雨「ふふふふふふふ…」ダダダッ
Z1「まずい…逃げ切れない…!」
春雨「なんで逃げるんですかぁ…?」
Z1「春雨さんだけは絶対に捕まっちゃいけない!皆んなにそう言われてるもん!」
春雨「大丈夫ですよぉ…鍵はかかったままなので…全身舐め回すだけですからぁ…」
Z1「ひぃーーーー!」
春雨「心は男の子だなんてなんてレアもの…ヨダレが止まりません…」ジュルッ
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 23:46:03.99 ID:6I8u/4DsO
- レーベくん、大(変態)魔王からは逃げられない
ペロペロされちゃた後で保護される
- 539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 23:53:37.44 ID:Kgi3oL65O
- ↑春雨が襲ってるうちに恋心が芽生えてしまって、襲うはずのつもりが途中で優しい行為になる
- 540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/24(金) 23:54:08.01 ID:0uvhFycco
- >>538
なんとか脱走して逃げてたらおっぱいクッションにぶつかる
おっぱいに埋まってたら私じゃなかったら危なかったわと声がして保護される
- 541 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 00:00:27.44 ID:fXPuRIRY0
- ーー
Z1「お"っ!!」ビクビク
春雨(随分と可愛らしい反応…ずっと一人でシてたんですね」ジュルジュルジュルジュル
Z1「〜〜っ!!」ビクンッ
春雨(気持ちよくなるまでこの早さ。ダメですよぉ…私、こういうの一番弱いんです)ポッ
春雨(これは定期的に…楽しむ必要がありますね…)ジュルジュル
Z1「ぉっ!!も、もぅ……やめ…!!」
春雨(レーベくんの液体を全部飲み干したら止めますよ〜)
- 542 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 00:06:10.71 ID:fXPuRIRY0
- 富士「いい加減にしなさい」
春雨「あはぁ…!!」ガバッ
富士「ふんっ」ベシッ
春雨「あいたたた…」
富士「気安く私に触れるとは思わないで」
春雨「でも以前は富士の清水を…」
富士「……」スッ
春雨「え、えええ!?わ、私の体が浮いて……!」フワッ
富士「頭でも冷やしてきなさい、この年中発情艦娘!」ブンッ
春雨「きゃあぁぁぁぁぁぁーーー」ガシャーンッ
…………バッシャーン
Z1「え、えへぇ……」ビクンッ
富士「…可哀想に。せめて部屋に戻してあげるわね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 00:19:57.80 ID:A/ETwpmEo
- 愛宕となっちに進展が!
- 544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 00:19:58.72 ID:mr50fj4ro
- ひょっこり現れるY子さん
おねーちゃんも大分馴染んできたねー前なら顔真っ赤っかにして動けなかったでしょ!
- 545 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 00:32:21.62 ID:fXPuRIRY0
- Y子「お姉ちゃんも大分馴染んできたね〜前なら顔真っ赤にして動けなかったでしょ?」ひょこっ
富士「私だって成長するのよ」
Y子「へぇ〜?」
富士「あ、れ、だ、け!毎日見せつけられたら慣れるわよ!!」
Y子「凄いよね〜皆んな遠慮無しだもんね〜」
富士「朝から晩…いえ一日中誰かがヤってるって異常よ!」
Y子「それはそういう考えもあるってことだよ〜」
富士「考えられないわ…!!」
Y子「ん〜…」
富士「なによその表情は」
Y子「いい機会だからさ、お姉ちゃんも経験しとく?」
富士「何をよ」
Y子「セックス」
富士「あ、貴女ねぇ!!」
- 546 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 00:36:22.14 ID:fXPuRIRY0
- Y子「そりゃあさ、ずっとヤり続けるのはダメだけど、愛を確かめ合うには必要な行為なんじゃない?」
富士「その行為はそんな目的じゃないの、子孫を残す為に必要な行為なのよ!」
Y子「古いねぇお姉ちゃんは。そんなんじゃ富士の名が泣くよ?」
富士「…そういう貴女はどうなのよ。まさか自分が経験が無いのに私に言ってるわけ?」
Y子「……ふっ」
富士「な、なによ…!なんだっていうのよ!」
Y子「…行き遅れないでねお姉ちゃん?」
富士「……!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 00:40:27.41 ID:lNTaTRDbO
- 霞さん週末に向けて全力で休息中
周期的に1番当たる日、体調は万全にできる、提督は今禁欲中
すべてが好条件…!
- 548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 00:46:12.85 ID:A/ETwpmEo
- >>547
それとなく提督にも想いが伝わってる
- 549 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 00:55:49.12 ID:fXPuRIRY0
- ーー
榛名「霞ちゃんが休むようになってくれて榛名も嬉しいです」
霞「私が理由も無く休むはずないわ。これも全て週末の為なのよ」
榛名「霞ちゃんの…子ども……」
霞「この週末が周期的に一番いいし、司令官も私も体を休めてる。これ以上いい条件は無いんじゃないかしら」
榛名「提督もそれを知ってるんですよね…?」
霞「多分そうね。だから潜水新棲姫とも遊ばずに我慢してるらしいわ」
榛名「榛名は複雑な気持ちです。けど霞ちゃんが望むのなら応援します」
霞「司令官は私との繋がりが欲しいと言ってくれた。それがどれだけ嬉しかったか…久しぶりに悲しみ以外で涙を流したわ」
霞「紛い物じゃなくて、本当に司令官の母親になれる…それも嬉しいのよ」
榛名「…頑張って下さいね霞ちゃん」
ーー
- 550 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 00:56:14.02 ID:fXPuRIRY0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 01:10:10.69 ID:mr50fj4ro
- おつです
ほっこり回(断言)
榛名は生まれて来る子のおばさんになるんだ…!
、あ、いやそういう意味でh
- 552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 06:46:44.24 ID:HYl6hSODO
- あー昨日来てたのか…完全に見逃してた…
そういえば夕雲って元々は組織側で洗脳されてたのを幹部が引き取ったんだよね
その後どうなったんだっけ…
- 553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 06:56:12.32 ID:1DmaJpR1O
- やっぱこういう雰囲気の時が1番好きだなぁ…
- 554 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 18:11:14.07 ID:iKKzgyIx0
- ーー
秋雲「はい集合〜」
ポーラ「お酒は出ないんですよねぇ…」
蒼龍「真面目な会議だから我慢してて」
山城「誰にも見つかってないでしょうね」
名取「別に知られてもいいじゃないですか」
Y朝潮「……」
青葉「全員集合してますよぉ!」
秋雲「よっしゃ、じゃあ横須賀組で会議を始めるよ〜」
- 555 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 18:22:19.04 ID:iKKzgyIx0
- 秋雲「まずはさ、この鎮守府の評価ってどんなもの?」
蒼龍「練度の偏りが気になるわね。雲龍は素質のせいもあるけれど」
ポーラ「重巡が戦力外なのは問題ですね〜」
山城「戦艦は榛名以外はなんとかなりそうよ」
名取「軽巡もまぁ…神通さんが頑張ってます」
Y朝潮「…駆逐艦は問題ありません」
秋雲「なるほど、総合すると鎮守府を代表する横須賀鎮守府としてはイマイチってこと」
ポーラ「否定はできませんね〜」
- 556 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 18:25:44.99 ID:iKKzgyIx0
- 秋雲「青葉さん、何か情報掴んでる?」
青葉「はい〜!そりゃあもうスクープだらけでネタには困りませんねぇ!」
秋雲「だよねぇ、あれはちょっと異常かな」
山城「同性愛や恋愛は自由よ。でもここは横須賀鎮守府」
ポーラ「一定の規律は必要ですよね〜」
Y朝潮「…司令官達を追い出しますか?」
秋雲「うーん……やろうと思えばいつでもできるけど、それをやると秋雲さん達が悪者になっちゃうしなぁ」
名取「やるならタイミングを見てとかに…?」
蒼龍「その辺は秋雲に任せるわよ」
秋雲「…おっけ、ちょっと色々考える時間ちょうだい。なるべく早く結論は出すから」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 18:36:34.44 ID:T2RWJAG8O
- 日常生活ではみんないい人なので本質を探ることにした秋雲さん
- 558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 18:40:13.66 ID:tJzPeQG6o
- ↑まずは特に親しい飛鷹と清霜の二人から
- 559 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 18:44:22.65 ID:iKKzgyIx0
- ーー
秋雲「おいーっす二人とも〜」
清霜「あれ秋雲どうしたの?」
秋雲「いやぁ〜二人の様子を見にくればネタの回収にもなるじゃん?」
飛鷹「またネタ切れで悩んでるの?」
秋雲「いやいやいや、秋雲さんは歩くネタの宝箱だからね〜」
飛鷹「調子だけはいいんだから」
秋雲「えっへっへっ〜」
秋雲(とりあえず身近なこの二人から探っていこうか。全員悪い子じゃないのは分かってるのが辛いよねぇ)
- 560 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 18:49:38.58 ID:iKKzgyIx0
- 清霜「そういえば飛鷹さん…」
秋雲(この二人はお互いを大切に思ってていいカップルなんだよ。でも軽空母と駆逐艦ってのがなぁ…)
飛鷹「〜〜」
秋雲(うーん飛鷹さんは美人で外面もいいけどロリコン…横須賀にふさわしいのかと聞かれたらそうじゃない)
秋雲(私生活にはちょっと問題あるけど戦力は間違いありません!とはお世辞にも言えない。それが言えるのは皐月くらいかな?)
秋雲(保身に走るなら間違いなく切るべきなんだよ。でも世論があっちに傾いたら厳しいよなぁ…)
秋雲(とにかく現状維持はまずい。足りないもの組の味方か敵かのスタンスだけは決めるべきだよね)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 19:04:33.19 ID:A/ETwpmEo
- でもなんで戦力的にはまだ足りない部分があるのにあの戦いを戦い抜けたんだろう?と気になる秋雲
飛鷹と清霜の馴れ初めから遡って行けばわかるだろうかと考える
- 562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 19:09:47.67 ID:mr50fj4ro
- >>561
資料にする体で聞き出しにいく
- 563 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 19:15:41.02 ID:iKKzgyIx0
- 秋雲(そもそもこの戦力でなんであの戦いを戦い抜けたんだろ?)
秋雲(数字だけで考えるなら潰されて終わってたし…ここに来る前にやった演習でも似たようなことはあった)
秋雲(あの時は練度が低いくせにやるなくらいにしか思わなかったけど…)
秋雲(これは要取材かな、この二人になら好感度稼いでるから色々答えてくれるでしょ)
清霜「……さっきから秋雲は黙り込んでどうしたの?」
秋雲「いやさ、割とガチで二人に話聞きたいんだよね」
飛鷹「私達のこと本当にネタにする気?」
秋雲「あくまで資料って形だからさ。秋雲さんに教えて欲しいな」
清霜「秋雲にはお世話になってるから別にいいけど…」
秋雲(よしよし、日頃の行いは嘘をつかないってね)
- 564 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 19:21:43.76 ID:iKKzgyIx0
- ーー
秋雲「なるほどねぇ……飛鷹さんも清霜も、背負うものがあったと」
清霜「心の中にあの時の武蔵さんはずっと居る。だから下手なことしないように出撃も頑張ってるんだよ!」
飛鷹「私もそうね…清霜と結ばれたけど、あの子のことはまた別。辛かった時期もあるけど今は乗り換えて、強さの源になってるわ」
秋雲「ただの思い出が?」
飛鷹「秋雲には分からないわよ。数字や具体的な物だけじゃないものに、確かに力はあるの」
清霜「秋雲はオカルトも信じないからイメージできないかもね」
秋雲「当たり前じゃん、オカルトとかそういうのは専門外だからね〜」
秋雲(ふぅん…話を聞いといて正解かな。やっぱこの二人は役に立つね〜)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 19:31:27.56 ID:mr50fj4ro
- 他に話してくれそうな人を二人に聞く
- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 19:35:43.75 ID:T2RWJAG8O
- 足りないもの鎮守府の誰もが壁にぶつかって時には乗り越えれそうもない壁もあった
でも誰もが立ち止まらず前に進んできたってことを話す二人
どんどん興味が湧いてきて>>565
- 567 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 19:40:25.03 ID:iKKzgyIx0
- 飛鷹「足りないもの鎮守府の誰もが壁にぶつかって、時には乗り越えれそうもない壁もあったわ」
清霜「でも誰も立ち止まらないで、前に進んできたんだよ!」
秋雲「…うん、かなり面白い話が聞けたよ」
飛鷹「ネタにするのは構わないけど、名前は隠しなさいよ」
秋雲「分かってるって〜」
清霜「どう見ても分からないようにしてよ!」
秋雲「秋雲さんってそんなに信用無い?」
飛鷹「そっちの方の信用は全く無いわね」
清霜「平気で身内も売りそうだもん」
秋雲「ちょっとぉ、そんなこと言わないでよ〜」
飛鷹「日頃の行いが悪いのよ」
- 568 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 19:45:28.08 ID:iKKzgyIx0
- ーー
秋雲「あの二人に話を聞いて、仮説を立てることはできた」
秋雲「要は火事場の馬鹿力ってことね。あれをいつでも出せるような感じだと」
秋雲「そうだとしたら練度以上の動きをしてたって説明はつくし、オカルト的な話も説得力がある」
秋雲「思い出が力になるねぇ…信じられないけど、秋雲さん達は見ちゃってるからなんとも」
秋雲「よし…なら次はあの二人にしよう。那智さんと愛宕さんならまた違う話が聞けそう」
秋雲「那智さんは新人で足りないものに配属されてる。飛鷹さんとかみたいな話は無い」
秋雲「これは楽しみですな〜っと」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 20:02:06.38 ID:mr50fj4ro
- 那智から訝しがられてしまう秋雲先生
- 570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 20:12:50.61 ID:A/ETwpmEo
- 自分自身新人として面を食らったから横須賀組がどう受け止めているかはわかる
だがあの鎮守府でなければ分からなかった事があるしそれが強さの理由だと那智が話す
愛宕についてはフォローを入れようとするけど愛宕自身が語りだす
- 571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 20:13:02.56 ID:UUrLoul6o
- 愛宕と那智の微妙な距離感に趣味方面の興味が湧く
- 572 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 20:20:14.07 ID:iKKzgyIx0
- ーー
那智「私もあの時は面を食らった。だがあの鎮守府でなければ分からなかった事がある」
秋雲「ほうほう」
那智「それが何か分かった今言える。それが強さの理由だ」
秋雲「数字は嘘を付かないって言葉があるけど?」
那智「数字だけでこの強さを語れるなら語ってみろ」
秋雲「うぅん…それを言われると弱いなぁ」
那智「深海棲艦の成虫も新兵器も、数字の上では私達は太刀打ちできなかったはずだ」
秋雲「あの化け物も亜也虎も捻り潰されて終わってないとおかしいもん。本当不思議だよねぇ」
- 573 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 20:23:51.53 ID:iKKzgyIx0
- 秋雲「じゃあ次は愛宕さんに話を聞こうかな」
那智「待て、愛宕は…」
愛宕「大丈夫…自分で喋るから」
那智「…なら止めないぞ」
愛宕「私は戦力にはなれていないけど、なれるように日々努力はしてるわ」
秋雲「ちょっと遅くない?そういうのは横須賀に来る前にやるべきことだよ」
愛宕「秋雲の言うことは正しいわ。でも提督がそれでも構わないって、連れて行きたいって言ってくれたの」
秋雲「なるほど、横須賀には相応しくない自覚はあったと」
愛宕「…ええ」
那智「おい、言葉の一部を切り取るな」
秋雲「それは秋雲さんの自由じゃ〜ん」
- 574 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 20:27:09.92 ID:iKKzgyIx0
- 那智「これ以上お前に話すことは無い。いくぞ愛宕」
秋雲「ちょっとちょっとぉ、話はまだ途中だよ?」
那智「私はお前を信用していない」
秋雲「酷いなぁ、同じ鎮守府に所属してる仲間じゃん」
那智「お前達横須賀組の考えそうな事は分かっている」
秋雲「またまた〜そんなブラフ、秋雲さんには通用しないよ〜」
那智「……」スタスタ
愛宕「あ、那智……待って…」スッ
秋雲「…やれやれ。一応警戒しといた方がいい感じかな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 20:44:34.09 ID:mr50fj4ro
- 戦艦にも聞き込みだ
- 576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 20:46:36.15 ID:E/fYGl1oO
- >>575
そういえば榛名は霞と組むことでめちゃくちゃに活躍するとか
- 577 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 20:52:50.52 ID:iKKzgyIx0
- ーー
アイオワ「ハロー秋雲!今日もハッピーね!」
秋雲「うぅん相変わらずテンション高いねぇ」
アイオワ「イエス!ミーがハッピーなら周りもハッピー!」
秋雲「正直アイオワさんに文句は無いんだよね。あの強さと対空は他の戦艦と比べてもダンチだし」
アイオワ「ンーそうとも言い切れないわ。榛名もやる時はやるわよ!」
秋雲「霞と組む時でしょ?それは分かってるけど、肝心の霞が改二じゃないからプラマイゼロだよね」
アイオワ「二人がハッピーならノープロブレム!」
秋雲「そうはいかないんだよ、ここは横須賀鎮守府だからねぇ〜」
- 578 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 20:57:10.70 ID:iKKzgyIx0
- 秋雲(戦艦に聞いても似たような事しか言わないならもういいかな。あ、ついでにアイオワさんは仲間にしとくか)
秋雲「ねーねーアイオワさ〜〜ん」
アイオワ「ハーイ秋雲!」
秋雲「秋雲さんね、知ってるんだ」
アイオワ「ワッツ?」
秋雲「靴の中にヘロイン隠し持ってたでしょ」
アイオワ「…」ビクッ
秋雲「もう処分しちゃったかもしれないけどさ、こっちは証拠掴んでるんだよね〜」
秋雲「アイオワさんにその気が無くても、それってドラッグの密輸入になっちゃうんだよぉ、知ってる?」
秋雲「大丈夫大丈夫、大袈裟に騒いだりしないから。たださ…何かあったら秋雲さん達の味方して欲しいわけ」
秋雲「悪い条件じゃないっしょ?これから宜しくねアイオワさん」
アイオワ「安価」
下2. アイオワの台詞やその他起こったことなど
- 579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:05:25.04 ID:T2RWJAG8O
- アンサーはノーよ
ミーがどうなっても仲間は裏切らないわ
誰もがそうよ
- 580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:13:07.30 ID:zpgXI91Co
- なにを考えているか知らないけどノーよ〜……オイタは
皆、仲間は裏切りたくないわ、ユーも仲間よ、秋雲
- 581 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 21:19:14.70 ID:iKKzgyIx0
- アイオワ「何を考えているか知らないけど、アンサーはノーよ」
秋雲「へえ〜」
アイオワ「仲間は裏切りたくないの。ユーも仲間よ、秋雲」
秋雲「はいはい、よーく分かったからもういいよ」
アイオワ「ミーはどうなってもいいのよ。仲間を裏切るくらいなら捕まった方がベター」
秋雲「もういいって、じゃあねおバカなアメリカさん」
アイオワ「…オバカなのはユーよ秋雲」
- 582 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 21:23:13.51 ID:iKKzgyIx0
- ーー
秋雲「うん、今は動くべきじゃないね」
秋雲「良くも悪くもお互いに信頼し合ってる。これを崩すのはかなり厳しそう」
秋雲「秋雲さんとしてはここの皆んなが強くなって、規律を守って生活してくれたら文句は無いんだよ」
秋雲「せっかく横須賀鎮守府に所属できたんだし、できればずーっとここに居たいもん」
秋雲「とりあえずは足りないもの組の味方で、状況次第ではコソコソ動くと」
秋雲「よし決まり!これで秋雲さん達も安泰ってわけだ!」
ポーラ「秋雲さ〜ん」
秋雲「お、ポーラさんじゃん。ご機嫌そうだけど何かあった?」
ポーラ「安価」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:33:31.04 ID:mr50fj4ro
- ポーラ「エヘヘ〜金剛さんや羽黒さんと飲んでたんですよ〜
お二人も初めはここの方針と相容れなかったみたいです〜」
秋雲「へーそりゃよかった……って、お二人『も』……?ポーラさん何喋ったの?」
- 584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:43:11.50 ID:c5OSP/rco
- >>583
何回もジケンにぶつかって仲よ〜くなるのが強さのヒケツなんですね〜ニホンのカタナと同じです!
ポーラ達はあんまりぶつかった事がない気がします…
- 585 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 22:00:00.24 ID:XuyQEutaO
- ポーラ「エヘヘ〜金剛さんや羽黒さんと飲んでたんですよ〜」
秋雲「こんな時間から飲みとは羨ましいよぉ」
ポーラ「貴重なお話し聞けました〜お二人も初めはここの方針と相容れなかったみたいです〜」
秋雲「お、それは確かに貴重な情報……って、お二人『も』……?ポーラさん何喋ったの?」
ポーラ「何回もぶつかって〜仲良くなるのが強さの秘訣なんですね〜」
秋雲「いや、あのポーラさん…」
ポーラ「あ!刀と同じですよ〜鉄を何度もぶつけると〜素晴らしい刀が出来上がるんですって〜」
秋雲「ポーラさん!秋雲さんの話を聞いてって!」
- 586 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 22:04:21.32 ID:XuyQEutaO
- ポーラ「そういえばポーラ達は〜あんまりぶつかったことは無いですよね〜」
秋雲「この酔っ払い…!ダメだ、最悪を想定して動く必要がある!」
秋雲「…よし!とりあえずほとぼりが冷めるまで少し姿を消しとこう!」
金剛「アーキーグーモーどこに行こうっていうんデスか?」
秋雲「ぅお…」
羽黒「はなひはへぇ、れんぶきいれんれすよぉ!」
金剛「私達とお話しする必要があるみたいデスね?」
羽黒「しれいはんさんに!れんぶほうほくしまう!!」
金剛「大人しくしてて下さいネ〜?」
秋雲「この酔っ払い重巡…!」
ポーラ「えへへ〜お星さまがいっぱい〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 22:16:23.69 ID:E/fYGl1oO
- ……まぁ、アキグモの想いも、わからなくはないですネ
強い者が正しく力を発揮する、清廉潔白な横須賀、ひいては海軍。そんなアキグモが描く夢も決して間違いじゃないデス
でも、それを望むなら、まず声に出さなきゃダメですよ?
アキグモがやろうとしているのは、ただの脅迫、差別デス
それがアキグモの望む海軍の姿ですか?
- 588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 22:20:20.71 ID:zpgXI91Co
- >>587
テイトクはどんな話でも聞いてくれますヨ?
思ってる事を全部ぶつけたらいいヨー(執務室に連れて行く)
- 589 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 22:26:45.77 ID:XuyQEutaO
- 金剛「……まぁ、秋雲の想いもわからなくはないデス。強い者が正しく力を発揮する、清廉潔白な横須賀鎮守府…素晴らしいと思いマス」
金剛「秋雲が描く理想の鎮守府も決して間違いじゃないデス。でも、それを望むならまず声に出さなきゃいけまセン」
金剛「貴女がやろうとしているのはただの脅迫、差別デス。それは秋雲が望む鎮守府なんデスか?」
秋雲「それはまた話が違う…」
金剛「いいえ同じデス。何も違わなくはありまセン」
秋雲「でもさ…」
金剛「提督はどんな話でも聞いてくれマスよ」ニコッ
秋雲「……」スタスタ
金剛「…これで良かったんデス。あとは頼みましたヨ提督」
羽黒「んごぉぉぉぉ〜」
ポーラ「柔らかい枕で〜スヤスヤ〜……」
- 590 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 22:32:39.13 ID:XuyQEutaO
- ーー医務室
提督「どうしたんだ秋雲?」
秋雲「……」
提督「何か話があるのか?」
秋雲「……」
提督「…俺は横須賀に相応しく無いか?」
秋雲「え…」
提督「経歴を見れば分かる。秋雲は誰よりも世渡り上手なんだな」
提督「誰かを蹴落とし、自分がより上に行く。何も悪いことじゃない」
秋雲「……」
提督「俺達をここから追い出す為に青葉に色々と写真を撮らせていたんだろう?」
秋雲「…秋雲さんは泳がされてたんだ」
提督「それは違うな。皆んなは盗撮に慣れているだけだ」
秋雲「は……?」
提督「誰かから聞いてないか?前の鎮守府では行為の動画を皆んな撮られて、誰でも見れる環境だった」
秋雲「頭…おかしいって……」
提督「普通ならそうだろうな」
- 591 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 22:35:43.58 ID:XuyQEutaO
- 提督「秋雲がやりたいようにやればいい」
秋雲「……」
提督「青葉の写真を売れば俺達は終わりだ。だがそれでもいい」
秋雲「どうしてさ」
提督「秋雲が、仲間がそれを望んでいるからだ」
秋雲「……」
提督「ここに居る以上は秋雲も俺達の仲間だ。望みはできるだけ叶えてやりたい」
提督「秋雲が俺や皆んなが邪魔だというなら好きにしたらいい。俺は止めたりしない」
提督「俺から言えることはこれくらいだ。青葉達にも宜しく言っておいてくれ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 22:43:47.49 ID:HYl6hSODO
- 何だか気に入らない秋雲
あたしが望みを叶えたら他の仲間の望みはどうなるんだろうね
もう少し考えてもの言いなよと
- 593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 22:49:56.40 ID:T2RWJAG8O
- 自室で悶々と思いふける秋雲
綺麗事言ってるだけの奴は嫌いだけどこのタイプは底抜けのお人好し
あーなんだかわかってきちゃった
だから世渡り上手の秋雲さんがボロを出さないようまとめて面倒見てあげないとダメみたいだね!
- 594 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 22:55:56.83 ID:XuyQEutaO
- ーー秋雲の部屋
秋雲「……」
秋雲「…………」
秋雲「……うぅん…」
秋雲「……綺麗事言ってるだけの奴は大嫌いだけど、このタイプはなぁ…」
秋雲「底抜けのお人好しは専門外だって。こんなの良く今まで生き残ってたよね」
秋雲「普通誰かに利用されたり騙されたりして終わり。お人好しは生き残れない世の中なの」
秋雲「だって秋雲さんがそういう奴らを理由してきたもん。お人好しほど引っ掛けやすいものは無かったよね」
秋雲「…でもこのパターンは経験が無い。秋雲さんの考えを知ってて好きにしろだなんて」
秋雲「あ……なーーんだか分かっちゃったよ」
- 595 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 22:59:16.85 ID:XuyQEutaO
- 秋雲「お人好しだから絶対隙を突かれる。だから世渡り上手の秋雲さんがボロを出さないよう面倒見てあげないとダメみたいだね!」
秋雲「いや〜それに気付くとは流石秋雲さん!自分の優秀さに惚れ惚れしちゃうねぇ」
秋雲「やっと手に入れた横須賀鎮守府、簡単には手放さないかんね!」
秋雲「よーしよしよし、そうと決まったら早速行動開始っと!」
秋雲「いやぁこれは忙しくなるぞぉ!秋雲さんの本領発揮ってね!」
秋雲「…あ、これをネタに一冊……いいねぇいいねぇ、調子出てきたよ!」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 23:15:29.08 ID:mr50fj4ro
- 横須賀組会議で上を宣言する秋雲に驚く皆んな
一体提督はどんな手を使ってあの秋雲を懐柔したのかと
ポーラはニコニコしてます
- 597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 23:20:29.40 ID:A/ETwpmEo
- >>596
懐柔?違う違う
普段接しすぎてて忘れてるけどあのメンバーはいわば英雄みたいなもんだよ?
それを崩すよりフォローしたほうがメリットが大きいよ
と手腕全開
- 598 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 23:35:23.90 ID:fXPuRIRY0
- ーー
蒼龍「い、今なんて言ったの…?」
秋雲「だからぁ、秋雲さんは提督さんのフォローに回るって言ったの!」
青葉「一体どんな手を使ってあの秋雲さんを懐柔したんでしょうか…」
名取「流石は提督…なのかな?」
山城「うちの天城を飼い慣らしてただけあるわね…」
Y朝潮「天提督の天城さんは暴れ竜として有名でしたからね」
山城「天城は何か弱みでも握られてるのかと思ってたけど、そうじゃなかったみたいね…」
ポーラ「うふふ〜」ニコニコ
- 599 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/25(土) 23:39:52.82 ID:fXPuRIRY0
- 秋雲「懐柔?違う違う、普段接しすぎてて忘れてるけどあのメンバーはいわば英雄みたいなもんだよ?」
蒼龍「英雄は言い過ぎじゃない?」
秋雲「龍驤さんを見てみなよ!あんなクソビッチなのにネットじゃ英雄扱いなんだから!」
Y朝潮「私も調べたことがありますが、龍驤さんは歴戦の勇者のような扱いを一部で受けています」
秋雲「でしょ?それを崩すよりフォローしたほうがメリットが大きいって!」
青葉「秋雲さんがそうおっしゃるならお手伝いしますが…」
秋雲「秋雲さんに任せておいてって!他人を蹴落とすことに定評のある秋雲さんが言うんだよ!」
名取「私はどっちでもいいけど…」
山城「一先ずは秋雲に乗ってあげるわよ」
ポーラ「いいですね〜皆さん仲良くなってお酒も美味しいです〜」ニコニコ
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 23:47:42.77 ID:L16MG+tpo
- 翌日には早速ポーラがデシができました〜!と言い出す
お酒飲んでたら愛宕の訓練を見ることになったらしい
- 601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 23:56:35.18 ID:5J5C4SVQO
- >>600
流石ポーラいい調子だね〜と考えてる秋雲
みんな根は真面目だから関係が深くなれば仲良くなるのは当然なんだけどね
- 602 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 00:12:04.76 ID:wJewxgmC0
- ーー翌日
ポーラ「秋雲さ〜ん、ポーラに弟子ができました〜!」
秋雲「流石ポーラさん!いい調子だね〜」
ポーラ「昨日一緒にお酒を飲んでたら〜愛宕さんの訓練を見ることになったんです〜」
秋雲「うんうん、皆んな根は真面目だからね。関係が深くなれば仲良くなるのは当然なんだよ〜」
ポーラ「うふふふ〜」ニコニコ
秋雲「ポーラさんも頑張ってるんだし、秋雲さんも本気で…」
ポーラ「秋雲さ〜ん、ちょっといいですか〜?」
秋雲「ん?」
ポーラ「言動にはよーく気を付けてくださいね〜」
秋雲「何の話?」
ポーラ「大和さん達が使っていたあの兵器の名前は〜ごく一部の人しか知らなかったんですよ〜」
秋雲「…?」
ポーラ「えへへ〜那智さんと愛宕さんの前で〜『亜也虎』って言ってたじゃないですか〜」
秋雲「ぎぇ…っ!!」
ポーラ「お互いに気を付けましょうね〜」
秋雲「しゃ、洒落になんないってぇ…!!」
ポーラ「皆んな仲良く〜平和な世界に〜」ニコニコ
ーー
- 603 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 00:12:38.64 ID:wJewxgmC0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 00:22:45.23 ID:Zk7+Ji7Wo
- おつでした
ACはセンセは攻勢的(自分から仕掛ける)な世渡り上手だったんかな、ぽいとかと同じ過去を感じる
ポーラは強キャラ、羽黒痩せろ
- 605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 00:24:34.82 ID:SIwgDWIYo
- 規律を守れって言ってた秋雲が口を滑らせてるじゃないか(呆れ)
ポーラもやり手だね!もしかしたらわざと酒の席で口を滑らせたりのかも
- 606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 00:29:21.02 ID:urtN2O4/O
- いつか見た世界線とは違う道を進みはじめてるね
今度こそ幸せを掴めるのか
- 607 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 19:10:58.93 ID:wJewxgmC0
- ーー
漣「頭を上げて下さい秋雲さん」
秋雲「ほんとに知らなくて…!秋雲さんは技術者の一人に話を聞いただけなんだよぉ!」
漣「大丈夫です、全部分かってますから」
蒼龍「以外と簡単に信じるものなのね」
漣「いえいえ龍驤さんが拐われたんですから普通ならリンチです」
秋雲「ひいっ!」
漣「そうしないのはですね、こちらも全部知ってたからなんですよ」
青葉「何をですか?」
漣「秋雲さんが旧大本営派の技術者と繋がりがあるのをですよ」
山城「嘘言いなさい。それならあんなに慌てる必要は無かったはずよ」
漣「だから全部知ってたんですよ。秋雲さんは技術者一人としか繋がって無い。それ以上の情報は全く無いってね」
名取「まさか由良が情報を探ってたの?それなら全部知ってたのは納得だけど…」
漣「由良さんは関係ありません。情報提供者はポーラさんです」
Y朝潮「ポーラさんが…」
- 608 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 19:18:07.43 ID:wJewxgmC0
- 蒼龍「あの子はスパイか何かなの?」
漣「最初はそう思ってたんですけど、どうやら違うみたいです。彼女は自分の夢の為にふらふらと動いてるんですよ」
山城「夢…?」
漣「世界中の皆んなと〜仲良くお酒を飲むんです〜…らしいですよ」
青葉「その夢とスパイ活動が結びつきません!」
漣「でしょうな、ポーラさん本人にその自覚が無いんですもん」
Y朝潮「ポーラさんは何でも知っていると言いたいんですか?」
漣「漣もポーラさんがどんな情報を掴んでいるのか把握できていません。が、少なくとも横須賀組の皆さんの情報は掴んでますね」
名取「私達の?」
漣「蒼龍さんが新人時代に誤魔化してた書類も知ってましたし」
蒼龍「ちょ……!」
漣「青葉さんがある人物に『買わせた』高級カメラの存在も知ってましたよ」
青葉「あり得ません嘘です!!あの出来事は青葉と二人だけの…」
漣「ぶぁーーか!何も無い所からカメラでも湧くんですか?」
青葉「あ、が、ぐ……!」
- 609 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 19:29:46.34 ID:wJewxgmC0
- 漣「もちろん秋雲さんが中心になって横須賀組が会議してるのも知ってましたよ」
秋雲「か…完敗だぁ……」
蒼龍「…弱みを握ってるから逆らうなって言いたいの?」
漣「そんなこと言うわけありませんよ!ご主人様を蹴落とそうとするどこかの誰かさんとは器が違いますから!」
秋雲「……」
Y朝潮「じゃあ何を言いたいんですか」
漣「足元に気を付けて下さいと言いたかっただけです」ニコッ
山城「…提督は何と言ってるのかしら?できれば話をしたいんだけど」
漣「いやぁそれがですね、今大事な用事中で…」
名取「緊急任務でもあったの?」
漣「いやぁなんというか…とにかくご主人様は今日一日部屋から出てこれませんので、お話はまた後日にしてください」
Y朝潮「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 19:38:08.44 ID:Zk7+Ji7Wo
- まずはここの皆さんで飲みましょ〜
酒瓶抱えたポーラ、参戦!
- 611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 19:40:15.38 ID:VhU6j7tfO
- みんな仲良くですよ〜とポーラがやってくる
仲良くなれば弱みだとかそんなこと気にしなくていいんです〜
- 612 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 19:49:35.63 ID:wJewxgmC0
- ガチャッ
ポーラ「みんな仲良くですよ〜」
名取「ポーラさん…」
ポーラ「みんなで仲良くなれば〜何も気にしなくていいんですよ〜」
蒼龍「なら答えて。あの書類のことはどこで知ったの?」
ポーラ「えへへ〜まずは乾杯しましょうよ〜」
蒼龍「ふざけないで!」
ポーラ「ふざけてません〜ポーラは〜皆さんと美味しいお酒が飲みたいんです〜」
山城「…どこまで本気なのかしら」
Y朝潮「悪意の無い善意こそが悪だと、いつか聞いた言葉がそのまま当て嵌まりそうですね」
青葉「……」ギリッ
- 613 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 19:52:58.80 ID:wJewxgmC0
- 漣「ポーラさん今は勤務中ですからお酒は控えて下さい」
ポーラ「あ〜お仕事……ポーラは〜ちょっと苦手です〜」
漣「愛宕さんを特訓してくれる話はどうなってますか?」
ポーラ「えへへ〜」
漣「ポーラさんは演習場に向かって下さい。漣も執務室に戻りますので」
ポーラ「みなさ〜ん、喧嘩はしないで下さいねぇ〜」ガチャッ
蒼龍「……」
山城「私達も戻るしか無さそうね」
名取「ポーラさんが忍びの私より情報を持ってただなんて…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 19:57:00.54 ID:Zk7+Ji7Wo
- 部屋に戻った青葉の様子
(全員掘り下げてえような、怖いような)
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 19:57:39.52 ID:XbENq32DO
- 漣のセリフで解ったけどある意味信奉してるよね提督の事
確かにいい人ではあるけど何だか変な感じと話し合う横須賀組
- 616 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 20:06:11.14 ID:wJewxgmC0
- 名取「漣の言動で解ったけど、ある意味信奉してるよね提督の事…」
山城「確かにいい人ではあるけど何だか変な感じはするわね」
Y朝潮「司令官を悪く言うことは許しません!」
秋雲「宗教的な…?」
蒼龍「それならどれだけマシか。ただのお人好しだと思って油断してたわ」
青葉「青葉は……許せません」
Y朝潮「司令官は関係ありません!」
名取「そうです、ポーラさんが秘密を知ってただけですよ」
山城「それを漣に知らせるのが信じられないわね」
蒼龍「まさかポーラが…敵は身近な所に居たってわけね」
- 617 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 20:11:44.73 ID:wJewxgmC0
- Y朝潮「皆さん何を言ってるんですか!司令官はハンディキャップのある彼女達を親身になって助けたんです!」
山城「…そうね、片腕を失った天城もお世話になってたわ」
Y朝潮「障害のある艦娘は捨てられて終わりです。そんな彼女達を救った司令官を助けたいと思う気持ちに、偽りはありません!」
蒼龍「現実を見なさい朝潮、そんな綺麗事だけで世の中は回ってないのよ」
青葉「…ポーラさんを黙らせますか?」
秋雲「ダメだってぇ!さっきの聞いたっしょ!?」
名取「強硬手段を取るっていうなら…止めるよ?」ズズズッ
山城「…私達が束になっても名取には勝てないでしょうね」
秋雲「とにかく横須賀組の会議は解散!!秋雲さんは何も知らないからね!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 20:22:01.06 ID:SIwgDWIYo
- 秋雲さんは直接話して提督の懐の深さを知ってるからどうにか理解させる方法はないかなぁと考える
- 619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 20:28:58.79 ID:9I9DE3xNo
- >>618
- 620 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 20:34:51.99 ID:wJewxgmC0
- ーー
秋雲「あぁは言ったけど、やっぱり気になっちゃうのが秋雲さんなんだよね〜」
秋雲「提督さんと直接話せばその懐の深さが分かるんだけど、なんか今日は忙しそうだから無理…」
秋雲「なら秋雲さんがやるしか無いよねぇ〜」
秋雲「提督さんはそこらのお人好しとは違う、立派な人なんだって分かってもらわないと!」
秋雲「それが分かって無さそうなのは蒼龍さんと青葉さんかな?山城さんは天城さんから話を聞いてそうだしね」
秋雲「それじゃあまずは…青葉さんから行きますかね〜」
- 621 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 20:38:12.21 ID:wJewxgmC0
- ーー青葉の部屋
秋雲「秋雲さんは何も知らなかったけど、漣からカメラの話を聞いて明らか取り乱してた」
秋雲「知られたくない何かがある…そしてそれを知られてしまった」
秋雲「まさかとは思うけど、変なことを考えてたら全力で止めないといけないのか…」
秋雲「ここの提督は何があっても受け入れてくれるだろうし、何も心配しなくていいんだよねぇ」
秋雲「よし、じゃあ改めまして…」
秋雲「青葉さ〜ん、お邪魔するよぉー」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 20:48:53.30 ID:Zk7+Ji7Wo
- 部屋に入れるのを完全ブロックする青葉
何ですかお話ですかでは外で話しましょうそうしましょう(早口)
- 623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 20:55:58.04 ID:rcqk7kdPo
- カメラを撫でてる青葉さん
- 624 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 21:00:06.55 ID:wJewxgmC0
- 青葉「……」キュッキュッ
秋雲「青葉さん…?何してる感じ?」
青葉「……」
秋雲「カメラのお手入れ…とか?」
青葉「……」
秋雲「あの…何か喋って欲しいというか」
青葉「……」
秋雲「青葉さぁん…」
- 625 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 21:07:19.59 ID:wJewxgmC0
- 秋雲「…えっと、提督さんはただのお人好しなんかじゃない。それは秋雲さんが保証する」
秋雲「だからさ、提督さんのこと信じてもいいんじゃないかな」
秋雲「あの器の広さはそんじょそこらの人間とは違うよ」
青葉「……」
秋雲「青葉さーーん!」
青葉「少し黙っててくれませんか」
秋雲「えぇ…でも……」
青葉「一人にしてて欲しいんですよ。話しかけないで下さい」
秋雲「うぅん…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 21:18:59.62 ID:VhU6j7tfO
- 話しかけないから眺めててもいいか聞く秋雲
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 21:27:41.72 ID:Zk7+Ji7Wo
- >>626
無言を肯定と受け取り待機する秋雲
たっっぷり時間をかけてカメラを整備したあとぽつぽつと話し出す青葉
- 628 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 21:34:19.76 ID:wJewxgmC0
- 秋雲「じゃあさ、話しかけないから眺めててもいい?」
青葉「……」
秋雲「無言を肯定として受け取るよ〜ってね」
青葉「……」
青葉「……」ガチャッ
青葉「……」カチャカチャ
青葉「……」キュッ…
秋雲「……」
青葉「……」カチャカチャ
青葉「……」カチャ…ガチャッ
- 629 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 21:39:34.54 ID:wJewxgmC0
- 青葉「……」
青葉「…このカメラは大切な思い出の品であって……」
青葉「……」
青葉「嫌なモノでも……あるんです」
青葉「……」
青葉「……!」バッ
秋雲「ダメだよぉ、床に放り投げたら壊れちゃうよ」
青葉「……ぐぅ…!」
青葉「誰にも…知られたく無かったのに……!」
- 630 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 21:46:00.25 ID:wJewxgmC0
- 秋雲「その言い方だとさ、男絡み?」
青葉「……」
秋雲「なるほど。それで相手は…そっちの提督?」
青葉「…っ!!」
秋雲「ははぁ…あの超高級カメラは手切金代わりってところかな」
青葉「あの時の選択に後悔はありません!!でも…この事を知られたという事実が…!!」
秋雲「ははぁ青葉さんが引っかかってるのはそこか。あの淡い思い出は誰にも触れられずそっとしておいて欲しかったと」
青葉「許せない……ポーラと漣は絶対に許しません!!」
秋雲「まぁ落ち着きなよ、ここで騒いでもお互いの為にはなんないって」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:00:35.62 ID:XbENq32DO
- ひとまず冷静になり自分の分析を話す青葉
頼りない所もあるが提督自身に問題は無い
公平なものの見方も出来ている
問題は周りの艦娘達
これまで聞いた話では提督上げの外部ディスが割と激しい
受けてきた扱いを思えば無理も無いがあまり良くない傾向だと
- 632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:10:00.80 ID:SIwgDWIYo
- しばしの沈黙のあと起こるかもしれないけどと前置きして本当に後悔がなかったのか聞く秋雲さん
人に知られたくないことって後ろ髪を引かれてることが多いから
大切にして新品みたいなそのカメラが物語ってる気がするなって
- 633 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 22:22:56.57 ID:wJewxgmC0
- 秋雲「……」
秋雲「あのさ、怒るかもしんないけど…いい?」
青葉「……」
秋雲「その選択って本当に後悔がなかったの?知られたくないことっては、後ろ髪を引かれてることが多いんだよね」
青葉「……」
秋雲「ま、大切にして新品みたいなそのカメラが物語ってる気がするけどね」
青葉「……」
秋雲「青葉さんも色々あるのは分かったけどさ、提督さんは関係無いよね?だからあんまり変なことは考えないで欲しいな〜」
青葉「貴女が……それを言いますか」
秋雲「掌返しは秋雲さんの特技だもーん。じゃ、そういうことで〜」ガチャッ
- 634 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 22:27:12.54 ID:wJewxgmC0
- 秋雲「青葉さんも提督さんと話せばきっと分かってくれるよね〜」
秋雲「と、いうわけで次は蒼龍さんの所にでも…」
「……」
秋雲「おやぁ?あそこに居るのは…」
蒼龍「……」
秋雲「蒼龍さんじゃん。ちょうどいいから話を…」
秋雲「いや待てよ、ここは後をつけていってどこに行くかちょっと見とくか」
秋雲「青葉さんほどでは無いにしろ動揺してた感じの蒼龍さん。そんな彼女がどんな行動を取るのか…これは興味あるね」
秋雲「ふっふっふっ、潜入取材も秋雲さんの得意技なんだよね〜」スススッ
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:38:12.10 ID:urtN2O4/O
- 人気のない弓道場で矢を射る蒼龍
しかしだんだん精度がブレていき、突然うずくまって『ごめんなさい……ごめんなさい……』と震えている
- 636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:38:29.88 ID:Zk7+Ji7Wo
- (ポーラ達が演習してる)演習場へ向かってるようだ
いざという時止められるようハラハラしながらスニーキングする秋雲
- 637 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 22:47:54.58 ID:wJewxgmC0
- 秋雲(このままいくと演習場…今はポーラさんと愛宕さんが使ってるはずだけど…)
蒼龍「……」
秋雲(迷うことなく一直線に向かってるね。こりゃあひょっとしたらひょっとする感じ?)
蒼龍「……」
秋雲(いいねぇいいねぇ!そういうの秋雲さん大好物だよ!)
秋雲(本気の殺し合いとか中々見れないって!これは止めるのはギリギリまで待っとこう!)
秋雲(蒼龍さん一人ならなんとかなるし、ポーラさんは自力で逃げれるでしょ。愛宕さんは…まぁ頑張れ!)
蒼龍「……」
秋雲(あーくそ、なんでスケッチブック持ってないかなぁ。あの表情とか最高じゃん!)
秋雲(…とと、二兎を追う者は〜だよね。蒼龍さんの後をつけるのが最優先)
- 638 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 22:50:57.68 ID:wJewxgmC0
- 蒼龍「……」ガチャッ
秋雲(入っていった!演習場に入っていったよぉ!)
秋雲(艤装を使った殺し合い?それともステゴロで殴り合い!?)
秋雲(さぁ蒼龍さん、どうするのさ!?)
蒼龍「……」
秋雲(動かない…ポーラさんを待ってるんだ。じゃあ素手で殴り合い!!)
秋雲(うひょ〜これはイイね!楽しみ過ぎるって!)
「……」
「……」
秋雲(さぁここでポーラさんと愛宕さんが帰ってきた!お楽しみの時間だぁー!)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:55:38.30 ID:XbENq32DO
- ポーラと合流して一緒に食堂に行く
愛宕は那智に会いに行くようでそこで別れた
あれぇ…?と肩透かしを食らう秋雲
- 640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:58:55.72 ID:VhU6j7tfO
- ポーラが帰ってくると見せつけるように一心不乱に弓を射始める
ポーラと愛宕の訓練が終わるまで続けて↑
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:59:40.39 ID:VhU6j7tfO
- あ、見せつけるは実力をです…
- 642 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 23:06:51.72 ID:wJewxgmC0
- 蒼龍「……」スッ
秋雲(あ、あれ…艤装を展開した?じゃあやっぱり殺し合い…)
蒼龍「……」ザザザッ
秋雲(ええ?ポーラさん達には目もくれずに演習を…?)
蒼龍「……!!」ビシュッ
ポーラ「はわぁ〜凄いですねぇ〜」
愛宕「訓練なのに鬼気迫るものがあるわね…」
ポーラ「それくらい真面目にやってるんですよ〜」
愛宕「…負けてられないわ。私ももっと強くなるの」
ポーラ「ポーラも負けてられません〜」
蒼龍「……!!」
秋雲(どういうこと…?)
- 643 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 23:11:21.21 ID:wJewxgmC0
- ーー食堂
秋雲(蒼龍さんの演習が終わった後、愛宕さんとは別れてポーラさんと蒼龍さんの二人は仲良く食堂に…)
秋雲(いや…サッパリ理解できないんだけど。どゆこと?)
ポーラ「……」
蒼龍「……」
秋雲(普通に話してるし。蒼龍さんは青葉さんみたいなことにはなってないの?)
秋雲(青葉さんは分かりやすかったんだよ。でも蒼龍さんのあの反応……)
秋雲(ひょっとして秘密の内容は大したこと無かったのかな?それなら頷けるけど…)
秋雲(うーん肩透かしくらっちゃったかな。ま、それならそれで良いんだけど)
秋雲(なら秋雲さんは好きなように動かさせてもらいますよ〜っと)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 23:19:09.01 ID:XbENq32DO
- 一方蒼龍とポーラの会話
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 23:32:18.85 ID:Zk7+Ji7Wo
- >>644
私は変わったと理解した?(蒼龍)
- 646 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 23:37:50.77 ID:wJewxgmC0
- 蒼龍「……」
ポーラ「ワインには〜チーズが合いますね〜」
蒼龍「…分かってもらえた?」
ポーラ「はい〜?」
蒼龍「私は変わったのよ」
ポーラ「そうなんですか〜」
蒼龍「暴力で貴女を黙らせることなんて簡単。でもそんなことはもうしないのよ」
ポーラ「それは素晴らしいですね〜」
蒼龍「……私が何を考えてるのか知りたくないの?」
ポーラ「全く知りたくないですよ〜」
蒼龍「…!」
- 647 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/26(日) 23:41:24.58 ID:wJewxgmC0
- ポーラ「ポーラが考えてるのは〜みんなで美味しいお酒を飲むことだけです〜蒼龍さんも一杯どうですか〜?」
蒼龍「…遠慮しておくわ」
ポーラ「あらぁ〜残念ですぅ」
蒼龍「ポーラ…貴女は私達の味方なのよね?」
ポーラ「いいえ〜」
蒼龍「な…」
ポーラ「ポーラはポーラです〜お酒が恋人なんですよ〜」
蒼龍「…やっぱり貴女のことは良く分からないわ」ガタッ
ポーラ「えへへ〜ワインもう一本開けちゃいましょ〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 23:52:00.13 ID:XbENq32DO
- 仮にバレてもお釣りがくるくらい私は強くなって見せると蒼龍は再び訓練へ行く
それを見送るポーラ
あとは〜ここの人達にも少し変わってもらわないと仲良くなれません
とりあえずは漣さんですかね〜と
- 649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 00:01:11.70 ID:H3eFnM0Bo
- ポーラを見てると敵だとかなんだとか考える必要があるのか疑問になってきた蒼龍
偶然部屋から出てきた青葉に出会うと険しかった顔は和らいでるけど何やら涙の跡がある様子
- 650 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/27(月) 00:10:42.66 ID:tpJLrYuO0
- ーー
蒼龍「なんなのよポーラは…ただのアル中重巡だと思ってたのに」
蒼龍「ポーラを見てると、敵とか味方とかを考える必要性があるのか疑いたくなってくるわね…」
ガチャッ
青葉「……」
蒼龍「…青葉は少し落ち着いたの?」
青葉「最初から何もありませんよ」
蒼龍「そうね、顔を洗った後ならその台詞は信じられたわね」
青葉「…」ゴシゴシ
蒼龍「涙の跡は見なかったことにしておくから、早く洗ってきなさい」
青葉「…言われなくとも」スタスタ
蒼龍「はぁ、もう…なんなのよ全く」
蒼龍「横須賀鎮守府はこの国で一番の鎮守府。だから派閥とか厳しい上下関係とか、足の引っ張り合いしか無いと思ってたのに……」
蒼龍「こんな平和ボケした鎮守府だなんて…聞いてないわよ」
ーー
- 651 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/27(月) 00:11:17.79 ID:tpJLrYuO0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 00:16:37.92 ID:RVsYVBzDO
- お疲れ様でした
平和に見えるだけという線も
- 653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 00:26:31.02 ID:H3eFnM0Bo
- 乙です
やっぱり平和が一番、ラブ&ピース
- 654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 00:29:13.31 ID:6v0K6P24o
- おつです
ボケ、はしてないんですよ…種類が違うけど修羅場ありありったんですよ…
青蒼コンビが横須賀から組の難所の予感
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 01:05:34.80 ID:GUWk27e5O
- 乙
キャラクターの書かれ方として理由のない外部disは基本的にない気がするけどなあ
漣でもdisってるのは危害を加えてくる存在に対してで今回も実質謀反を計画してた相手に対してイヤミだけでお咎めなしだし
提督上げも主役だから少なからずあったとして方針や意志は尊重されてるけど間違ってれば意見や訂正はされてるし
そもそもフラットな安価でも展開がマイナスに傾くことと安価で流れが決まる性質上、プラスの安価が多くてそう見えることはあるかもしれないかな
- 656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 02:34:44.90 ID:RVsYVBzDO
- それだけの理由があるだろうけど自分達棚に上げては結構あった気がする
うちの提督が最高、それ以外は駄目だみたいな描写も
今のところ大丈夫だろうけど悪い方向に行った場合整備士と吹雪みたいになる可能性もあるように思える
多摩とかゴーヤが矯正してくれるけど割と盲信してる子も居たりしない?
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 06:59:49.84 ID:/DYxXVkSo
- その悪い方に行くってのを本編で修正しながら来たのが今の結果じゃない?
もうその心配はその後ですることじゃないと思う
単に話をややこしくしたいだけとしか
- 658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 07:51:58.57 ID:GUWk27e5O
- おそらく解釈違いがあるから平行線だろうけど提督が絶対正しくて他が間違ってるってのはほとんどないと思う
腹に一物抱えた相手や敵対勢力に対して譲らないところはあったとしても
あと一般的な道や効率的な道から外れてるのはわかった上でそうしないと心が壊れるとかであえて棚に上げてる部分は多少あると思うよ
理解してやってるのか理解してやってないのかは大きな違いだと思うけど
そこを無視して信奉してるだけってするのは暴論だと思う
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 18:14:38.91 ID:BzwpBV/aO
- まったく別の話ですまないけど、富士やヤシープの『器』になれる艦娘って条件あるのかな?
朝潮は一度死んでているけど三日月は死亡描写あったっけか
漣のやり方が若干過激になりつつあるところ、何かに干渉されてる可能性もないか考えたのだがどうか
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 18:19:25.36 ID:xzoPGIq0o
- 富士さんは交渉してた描写が前あったな
三姉妹とも今は依り代?体?あるからどうなんだろう
羊が油断ならんのは同意
- 661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 18:25:01.41 ID:rBRMPjezo
- 過激って言っても龍驤が病んでとかじゃなく実験材料にされて殺されかけたらあれくらいブチギレると思うけどな
潜水新棲姫の時は怒りと悲しみで廃人になったくらいだし
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 18:42:40.61 ID:9OzaGv6So
- 廃人というか精神の自殺というか
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 19:28:52.00 ID:H3eFnM0Bo
- ヤシープさん口は回るけど特殊な能力はないんだっけ
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 21:01:06.87 ID:RVsYVBzDO
- 漣と龍驤はめちゃくちゃ複雑な関係だよなあ
お互いに本音では目障りだと思ってるようだけど提督には必要だから目を瞑ってる
- 665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 21:25:48.77 ID:mls68lbXo
- 漣にとって龍驤は恋敵だったり問題の発生源だけど仲間として大切に思ってるのは確かじゃない?
お互い問題児だからやり取りが派手になってるけだけの犬猿の仲って気がする
龍驤が間違ったときに間違ったままにせず本気でぶん殴ってでも止められるのは漣くらいしかいない良い関係だと思う
- 666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 18:53:06.29 ID:QktabI5kO
- 提督のためにならないって判断したらすぐにでも殺し合いしそうに思える
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 19:24:50.84 ID:L/l1cDmzO
- 龍驤の為に提督にキレることだってあるし横須賀に行って誹謗中傷を受けて龍驤にもこれ以上傷ついて欲しくないと新棲姫に思いをぶちまけながら自分を犠牲にしようとしてたのが漣ですぜ
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 19:32:55.67 ID:D4tgKVkDO
- 単純に好きとか嫌いでは収まらない複雑な感情を抱えてるように見える
[ピーーー]一歩手前まで行ったり必死に助けようとしたり
- 669 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 18:06:37.16 ID:15CNbGpT0
- ーー足りないもの鎮守府
龍驤「前と比べどうや?」
北上「いや〜驚いたねぇ。腕も脚も前と欠損具合が変わらないんだもん」
龍驤「やっぱりそういう運命やったんやな。ウチの腕と脚はあの子にあげる為にあったんや」
北上「龍驤さんが納得してるならそれでいいんだけどさ」
龍驤「納得しとるよ。これで過去の罪とチャラとは言わんけど、きっとこれが正解なんや」
北上「…一応強くなったねって言っといてあげるよ」
龍驤「ありがとうな北上」
- 670 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/07/30(木) 18:11:01.49 ID:15CNbGpT0
- 北上「これなら義肢の調整もすぐ終わるね。横須賀にも今日中に帰れるよ〜」
龍驤「それは嬉しいんやけど、無茶せんといてな?」
北上「あたしは大丈夫だよ〜」
龍驤「そのお腹を見たら安心はできへんわ…」
北上「予定日はとっくに過ぎてるんだけど、いやぁあたしに似たのかねぇ〜」ボテッ
龍驤「人間やなくて艦娘の子なんやろ?気を付けなあかんで」
北上「困ったことがあったらガングートさんに頼れるから心配無用っと。じゃあちゃちゃっと調整終わらせちゃうね〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 18:20:39.96 ID:B1EuZgUdo
- バッチリ仕上げてくれる北上
- 672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 18:23:06.69 ID:hz9l0wPMO
- 彼との夜戦についてどんな感じだったと聞いてみる
- 673 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 18:36:38.06 ID:KfYz4kLzO
- 龍驤「…なぁ北上」
北上「どうしたの〜?」
龍驤「憲兵との夜戦って…どんな感じなん?」
北上「そりゃあもう凄いよ〜縄で縛られるし、全裸で犬みたいに散歩させられるしね〜」
龍驤「……」ゴクッ
北上「特にさ〜外でヤられるのって最高だよね。もう何もしなくても濡れてきちゃって」
龍驤「…普通にヤる時は無いんか?」
北上「ほっとんど無いよ〜」
龍驤「……」
- 674 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 18:39:41.21 ID:KfYz4kLzO
- 北上「この子を孕んだのも多分外でヤった時だし。リードつけて全裸で散歩…凄いよ〜」
龍驤「…それが妊娠と関係あるんかな?」
北上「あるわけ無いじゃん。それならガングートさんも外でやってた事になっちゃうって」
龍驤「……」
北上「焦る気持ちも分かるけどさ、こればっかりは仕方ないよ」
北上「提督には今まで以上に頑張ってもらうしか無いんじゃないかな〜」
龍驤「…うん、話してくれてありがとうな北上」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 18:47:52.30 ID:z4726wm3O
- 確かに焦るのは良くないと気分を落ち着かせて
お昼は久しぶりに足りないもの鎮守府残留組と食堂で食べることに
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 18:51:48.71 ID:B1EuZgUdo
- >>675
- 677 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 18:58:28.73 ID:15CNbGpT0
- 龍驤「…そうやね。焦る必要は無いんやね」
北上「そうだよ〜運もあるんだから仕方ないって」
龍驤「ほんまにありがとう北上。やっぱりウチには北上が必要やわ」
北上「当ったり前じゃん。あたしは一生龍驤さんの義肢の面倒見るんだからね」
龍驤「…ありがとう」
北上「はいはい、湿っぽいのはここまで。義肢の調整はやっとくから食堂でご飯でも食べていきなよ」
龍驤「ご飯…確か曙と荒潮が交互に作ってるんやったでな」
北上「間宮さんがそっちに行っちゃったしね。あと最近は千代田もちょこちょこ手伝ってるよ〜」
龍驤「久しぶりに皆んなと話もしたいし、ちょっち行ってくるわ」
北上「今付けてる予備の義肢はそのまま使ってて問題無いけど、気を付けてね〜」
- 678 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 19:04:20.78 ID:15CNbGpT0
- ーー食堂
多摩「こうやって一緒にご飯を食べるのは久しぶりだにゃ」
龍驤「ほんまにそうやなぁ」
曙「味付けが濃いとか言われても直さないわよ!」
龍驤「文句なんか言うわけないよ。作ってくれてありがとうな」
曙「ふんっ、なによ!」
ガングート「あれはありがとうと言う意味だ」
龍驤「なるほどな…」
曙「勝手に訳するんじゃないわよ!」
多摩「とにかくゆっくりしていくといいにゃ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 19:05:49.24 ID:+GMfBDFKo
- 菊月提督もくる
あっちの二人の様子を聞きたい模様
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 19:16:13.36 ID:l+/6x+pOo
- >>679
とても元気にしてたことを伝える
それとあの子が艦娘の見た目や艦娘と深海棲艦のハイブリッド的な見た目になれるようになったこと
- 681 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 19:29:28.99 ID:KfYz4kLzO
- 菊月提督「騒がしいと思ったらお前が来ていたのか」
龍驤「相変わらずイケメンや、会うのは久しぶりやね」
菊月提督「あっちの二人の様子はどうだった?」
龍驤「元気にしてたわ。特にあの子はかなり元気やったで」
菊月提督「…そうか」
龍驤「あとな、これはあんたも知らんと思うけどあの子にある能力があったんや」
菊月提督「それは菊月達のようなモノか?」
龍驤「どうやろ… 何ができるって言うたら、擬態なんよ」
菊月提督「擬態……」
- 682 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 19:34:03.01 ID:15CNbGpT0
- 龍驤「他の深海棲艦の見た目になったり、艦娘と深海棲艦のハイブリッド的な姿にもなれてるみたいやわ」
多摩「大きさはどうなってるにゃ?」
龍驤「小さいっていうか、普通の大きさになってたよ」
ガングート「驚くべき事実…か」
龍驤「ウチの腕と脚もあげたから、きっと艦娘の見た目にもなれるはずやで」
菊月提督「…そうか」
龍驤「擬態が安定するようになればこっちに連れてこれるかもしれんで。とりあえずは良かったんと違うかな?」
菊月提督「報告……感謝する」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 19:40:14.66 ID:z4726wm3O
- またあの子を抱き上げることは二度と叶わないと思っていた菊月提督がホロリとする
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 19:49:46.00 ID:B1EuZgUdo
- >>683
龍驤も申し訳ないことをしてしまったと言って湿っぽくなっていきそうになって
そこをリュウジョウとかが割って入ってそういうのはナシナシ良い事はもっと祝って喜ぼうと空気を変える
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 19:49:58.79 ID:xTCyVRNFO
- >>683+北上さん破水して陣痛が始まる
- 686 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 19:54:34.01 ID:15CNbGpT0
- 菊月提督「……」
龍驤「…どないしたん?」
菊月提督「もう二度と…我が子を抱き締められると思わなかったんだ……」
龍驤「…ウチのせいでごめん。あれはどうやっても償えれへん」
多摩「龍驤さんだけのせいじゃないにゃ」
龍驤「そうかもしれんけど、助けられたのはウチだけやった。これは事実なんや」
菊月提督「そうだ、だから俺はお前を…」
ガングート「龍驤だけに責任を押し付けるつもりなのか」
菊月提督「そうは言っていないだろう」
ガングート「言っているのと変わりない」
- 687 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 20:00:10.09 ID:15CNbGpT0
- リュウジョウ「はいはいそこまでや。険悪なんは求めてないで〜」
菊月提督「……」
リュウジョウ「あの子を抱き締められるかもしれんのは嬉しいことやろ?ほんなら笑顔でおらな」
リュウジョウ「多摩もガングートも。誰が悪いかの話はしてなかったやろ?」
多摩「…にゃ」
リュウジョウ「本音を言うとな、そっちの龍驤らとは仲良くしたいんや。なんでか分かるやろガングート?」
ガングート「…食糧の問題か」
リュウジョウ「せや。横須賀は雲林院とあの二人の話はまだ知らんやろ?」
龍驤「雲林院……?」
リュウジョウ「艦娘やない仲間が増えたんよ。その辺の話もウチから説明するわな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 20:11:44.02 ID:l+/6x+pOo
- リュウジョウから話を聞いてると張り切っちゃった北上が義手と義足を担いで持ってくる
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 20:21:43.99 ID:+GMfBDFKo
- >>688
実はずっと整備して待ってた
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 20:22:31.62 ID:yIgPfgcio
- >>688
そんな危ないで…と思ったらやっぱり破水が
するとさあきた待ってましたと言わんばかりに周りが動き出す
- 691 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 20:28:58.10 ID:15CNbGpT0
- ーー
リュウジョウ「雲林院らのこと、分かってくれた?」
龍驤「扉の事を言われても分かれへんけど、元帥のせいで色々と巻き込まれたんやね」
リュウジョウ「あの子らの面倒はちゃんと見とくから安心してな!」
北上「そうそう、こっちに任せておいてね〜」
龍驤「北上…」
北上「龍驤さん義肢の整備終わったよ。よいしょっ…と」ガシャッ
多摩「なにしてるにゃ!!そんな重たいもの持って移動するにゃ!!」
北上「こんまもん軽いって。何も心配いらないよ〜」
ガングート「北上は危機感が足りないようだな」
北上「そんなこと言われても痛くも無いし〜」
- 692 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 20:33:20.43 ID:15CNbGpT0
- ガングート「北上は私が部屋に連れて行く」
北上「龍驤さんに義肢を渡せたから別にいいよ〜」
多摩「北上には後で説教だにや」
北上「うっげぇ…」
龍驤「北上ありがとうな。ほな用事も済んだからそろそろ帰ろうかな」
リュウジョウ「もっとゆっくりしてもええんやで?」
龍驤「早く帰って司令官に会いたいんよ。また今度ゆっくりしに来るわな!」
菊月提督「少し待て、護衛を出す」
龍驤「そんなもん要らんよ!ここまで一人で来れたし、帰りも問題無しや!」
龍驤「ほな…皆んな元気でやっといてな。困ったことがあったら横須賀の方に知らせてよ!」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 20:35:22.44 ID:9xywe9goo
- 北上含むお見送りをしてる途中で>>690
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 20:40:04.99 ID:z4726wm3O
- とはいえあんなことがあったばっかりなので念のため荒潮が送ってくれる事に
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 20:47:18.38 ID:yIgPfgcio
- >>693
- 696 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 20:50:20.22 ID:15CNbGpT0
- ーー海上
龍驤「護衛は要らんって言うたのに…」
荒潮「あら〜あんなことがあった後で〜よくそんなことが言えるわね〜」
龍驤「あの時とは事情が違うで。意識はしっかりしとるし、艤装も展開しとる」
荒潮「それでも〜龍驤さんは狙われてる可能性があるのよ〜」
龍驤「それは…」
荒潮「大人しく〜護衛されてればいいのよ〜」
龍驤「…分かった、横須賀までお願いするわ」
荒潮「うふふ〜」
- 697 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 20:55:13.97 ID:15CNbGpT0
- 龍驤「なぁ荒潮、孤児院の子らは元気?」
荒潮「みんな元気よ〜鳳翔さんの言うこともよく聞いてくれてるわ〜」
龍驤「そうか…それは良かったわ」
荒潮「また会いに行ってあげたら〜みんな喜ぶわよ〜」
龍驤「今度こっちに来た時は会いに行くで。直接会って確認したいしな」
荒潮「う〜ん…」
龍驤「どないしたん?」
荒潮「神威の能力を使わないで移動は〜遠いわよね〜」
龍驤「遠い?」
荒潮「横須賀と足りないもの鎮守府は遠いわよね〜」
龍驤「あぁ…うん、確かに遠いわな」
荒潮「仕方の無いことだけど〜どうにかならないのかしら〜」
龍驤「こればっかりはどうにもならんで。艤装展開して海を突っ切るのが一番早いはずやし」
荒潮「うぅ〜ん……」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 21:13:50.99 ID:+GMfBDFKo
- 考えるもなかなかいい案は浮かばず横須賀につく
北上を良くフォローしたってな、とつげて別れる二人
- 699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 21:16:59.17 ID:yIgPfgcio
- 一方横須賀では朝チュンしてた提督と霞
今日確実に決めるとキスとかで昂ぶらせながら溜めに溜めてたのをズッシリするくらい受け止めてる
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 21:17:47.32 ID:5wXN21hNo
- 荒潮
中間の距離に新しく鎮守府を作れないかしら
- 701 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 21:23:59.07 ID:15CNbGpT0
- ーー横須賀鎮守府近郊
龍驤「結局いい考えは浮かばんかったね」
荒潮「色々考えてたら〜ここまで来ちゃったわね〜」
龍驤「もう一人でも大丈夫やから、荒潮はゆっくり帰ってな」
荒潮「ええ〜」
龍驤「それと北上のこと、よろしく頼むで」
荒潮「もちろん任せておいて〜」
龍驤「その言葉を聞いて安心したわ。ほな…」
……
荒潮「あら〜?何かしらあれは〜」
龍驤「何かが…おる…?」
- 702 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 21:27:13.18 ID:15CNbGpT0
- 荒潮「あの形は飛行機…かしら?」
龍驤「それっぽいけど翼が短いで」
……
荒潮「こっちに来てないかしら〜?」
龍驤「嘘やろ…?」
荒潮「……攻撃準備をした方がいいかもしれないわね〜」
龍驤「いや、それは大丈夫や。機銃とか武器らしい武器は付いてない」
荒潮「あらぁ…?」
龍驤「誰が何をしてるんや……?」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 21:36:33.39 ID:AyhLdK800
- 正体はあの子が飛ばした艦載機
こんな事も出来る様になったよ!ありがとう!との手紙が
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 21:41:32.68 ID:z4726wm3O
- >>703
あんなドローン?が飛ばせるということは現代艦に近い状態になってるのかしらと考えてる海月姫
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 21:45:36.09 ID:B1EuZgUdo
- ずーっとついてくるけど何もしないので気持ち悪いなあと思ってたらKAN-1の演習撮影用艦載機を海域でテストをしてるとわかる
- 706 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 21:59:30.47 ID:KfYz4kLzO
- ウゥゥゥゥン…
荒潮「…あれはドローンね」
龍驤「ドローン……」
荒潮「翼が短いのは納得したけど…どうしてここに?」
……
龍驤「何か…ぶら下げてる?」
荒潮「手紙みたいね〜」
ウゥゥン……
龍驤「…ウチに取れっちゅうことなんかな」
荒潮「そうでしょうね〜」
龍驤「分かった、ほなもうちょいこっち寄ってくれる?」
……
荒潮「近づいて来たってことは〜話が聞こえてるみたいね〜」
- 707 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 22:03:34.35 ID:KfYz4kLzO
- 龍驤「よし…ありがとうな」
荒潮「何が書いてあるのかしら〜?」
龍驤「……」
荒潮「〜?」
龍驤「…あの子や」
荒潮「これを…あの子が?」
龍驤「こんな事もできるんやでって……嬉しそうな字で書いてあるわ」
荒潮「貴女の手足…艦娘の一部を取り込んだことで、現代艦娘に近付いたのかしら〜」
龍驤「…うん、深海海月姫からもメッセージがあったけど、そんな風な事を書いてるわ」
荒潮「貴女の行為は無駄じゃなかったのね〜」
龍驤「…手紙もらったんやったら返事がいるわな。待っといてな、今度はウチが届けるで!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 22:13:55.16 ID:B1EuZgUdo
- もうこんなことができるなんて流石やな、今度一緒に飛ばそうなと返信が来て大喜びしてるあの子
- 709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 22:22:30.48 ID:+GMfBDFKo
- >>708
良かったわね…お父さんにも出して見ない?と海月姫
- 710 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 22:31:51.55 ID:KfYz4kLzO
- ーー旧鉄の海域
「お母さん返事来た!」
深海海月姫「何て書いてあったのかしら?」
「もうこんなことができるなんて流石やな、今度一緒に飛ばそうな…って!」
深海海月姫「そう…」
「今まで飛ばせても変なのだけだったけど、あの艦娘さんの腕と腕を食べたらあれを飛ばせるようになった!」
深海海月姫(この子はただの擬態じゃないのかしら?それとも艦娘の一部分を吸収したからこうなった?)
深海海月姫(仮説を立てようにも私達…深海棲艦の成虫は他に存在しないから不可能)
深海海月姫(あの巨大な姿が本来の姿ということくらいしかハッキリと分からないのよねぇ)
深海海月姫(この擬態…普通の子どものような姿になるのは疲れないとは言ってる。これは何か意味があるのかしら…)
- 711 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 22:34:19.18 ID:KfYz4kLzO
- 「ずっと黙ってどうしたの?」
深海海月姫「…返事が来て良かったわね。お父さんにも出して見ない?」
「うん!出す出す!」
深海海月姫「きっと喜んでくれるわよ」
「ねぇお母さん、またお父さんと一緒に生活できるの?」
深海海月姫「…えぇ、きっとすぐにそうなるわ」
「わーい!楽しみだなぁ!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 22:47:13.13 ID:z4726wm3O
- 手紙が届いて感涙の菊月提督
そんな菊月提督を見て自分の為だけに意地を張り続けるが夫婦だろうかと考える菊月
呼び寄せるのもやぶさかではないと切り出す
- 713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 22:51:05.51 ID:l+/6x+pOo
- >>712
気が変わらないうちに決めるんだぞと照れ隠しツンデレ入り
- 714 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 22:56:14.55 ID:KfYz4kLzO
- ーー
ぅ……
菊月「……司令官?」
菊月「司令官が泣いている…?」
菊月「まさか…何かあったのか!?」
菊月「司令官……!」スッ
菊月提督「ぐ……」
菊月「あれは……手紙…?」
菊月「…そうかそういうことか。あの手紙は……海月姫の…」
菊月提督「……」
菊月「泣きながら手紙を読んでいるのか…そうか……それほど大切な存在だったんだな…」
菊月「司令官は…自分だけの幸せを掴んでいたんだ……」
- 715 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 23:00:08.18 ID:KfYz4kLzO
- 菊月「司令官は私のことは愛してくれている、それは間違いない。だが奴らのことも愛していたのも事実だ」
菊月「…私の勝手を押し付けることが夫婦と言えるのか?」
菊月「あの子はともかく海月姫はここに呼ぼうと思えば呼べた。だが私はそれを許さなかった」
菊月「……」
菊月「…司令官」
菊月提督「菊月……」スッ
菊月「隠さなくていい。私はそれが何か理解している」
菊月提督「…分かった」スッ
菊月「手紙か」
菊月提督「あぁ…間違いなくこの字だ。あの子が殺される前によく見た…」
菊月「……」
菊月提督「…すまない」
菊月「謝る必要は無い」
- 716 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 23:02:40.86 ID:KfYz4kLzO
- 菊月「会いたいか」
菊月提督「…あぁ」
菊月「なら呼び戻せばいい」
菊月提督「な……なに…?」
菊月「あのアバズレ、龍驤の所もそうだ。嫁と彼女がいるそうじゃないか」
菊月「あの冴えない男にできることが、司令官にできないはずがない」
菊月提督「……」
菊月「私の気が変わらない内に決めた方がいいぞ」ガチャッ
菊月提督「…ありがとう菊月」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 23:13:40.53 ID:B1EuZgUdo
- 海月姫はやはり一緒に暮らすことはできないのに子供に嘘をつかなければいけない苦しさを感じてる
そうしていると近々迎えに行くと連絡が届く
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 23:18:51.30 ID:hz9l0wPMO
- 717
- 719 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 23:30:16.56 ID:ROy7jw3u0
- ーー
深海海月姫(一緒に暮らすことはできないのに、子どもに嘘をつかないだなんて…)
深海海月姫(でもあの子の笑顔を奪うことなんてできない。ただでさえ大切な存在なのに…)
深海海月姫(あなた…私はどうしたら…)
「お母さん!お父さんから返事すぐに来たよ!)
深海海月姫「…良かったわね。なんて書いてあったの?」
「えっとね、近々迎えに行くって書いてあったよ!」
深海海月姫「お父さんから……?」
「うん!」
深海海月姫「どういうことなのかしら…」
- 720 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 23:33:04.34 ID:ROy7jw3u0
- 深海海月姫「あの菊月が認めるわけが無いし、一体どうして…」
「あとね!これも入ってたよ!」スッ
深海海月姫「これは…?」
「クラゲの折り紙!お母さんに渡してって書いてあった!」
深海海月姫「…ありがとう」
「お父さんが来てくれる!嬉しいな〜!」
深海海月姫「……」
深海海月姫「これ…中に何か書いてあるわね」
深海海月姫「……」ゴソゴソ
深海海月姫「このままじゃ見えない…開くしか無さそうね……」
下2 書いてあったことの内容など
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 23:42:05.23 ID:z4726wm3O
- 菊月と海月姫達のどちらも愛していること
それを菊月が認めてくれたこと
どちらも失いたくたない優柔不断な自分で良ければまた一緒に暮らして欲しいということ
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 23:49:08.18 ID:sD26IsQAo
- ↑
- 723 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 23:52:03.16 ID:ROy7jw3u0
- 『菊月と海月姫達のどちらも愛している』
『それを菊月が認めてくれた』
『俺はどちらも失いたくたない』
『こんな優柔不断な自分で良ければ、また一緒に暮らして欲しい』
深海海月姫「あなた……」
深海海月姫「もう一度…あなたと呼んでもいいのね…」ポロポロ
深海海月姫「嬉しい……嬉しいわ…」
- 724 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/30(木) 23:56:49.87 ID:ROy7jw3u0
- 深海海月姫「何も無い深海で…あなたは私の太陽だった…」
深海海月姫「でも私は…光も太陽も奪われた…」
深海海月姫「…あの女はまだ許せない」
深海海月姫「けど……ずっとこのままじゃいけないのよねぇ」
深海海月姫「腕と脚を差し出した…それは生半可な覚悟じゃなかった…」
深海海月姫「あの女…龍驤を……」
深海海月姫「いつかは…許さないといけないのね……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 00:07:44.14 ID:mOZTbz0Fo
- 龍驤が戻る前の日、横須賀では朝チュンしてた提督と霞
今日確実に決めるとキスとかで昂ぶらせながら溜めに溜めてたのをズッシリくるくらい受け止めてる
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 00:12:36.79 ID:dHRpsCjeO
- >>725
霞が直感するくらいカットインクリティカル
- 727 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/31(金) 00:24:55.14 ID:258hLnbG0
- ーー
霞(なに…ここ……私…何をしてたんだっけ…)
霞(私…浮いてる……?どうなってるの…?)
……
霞(あ、なに……?何かが私の周りに……)
……
霞(布団……?それにしては…何か…動いてるような……)
……
霞(白いナニかが……私の周りに……)
……
霞(私に……近付いて……?)
ツプン
霞(お"っ……!!)
- 728 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/31(金) 00:28:44.36 ID:258hLnbG0
- ーー
提督「もう朝……か……」
霞「……」
霞「……おぉぉっ!!」ビクンッ
提督「どうした…霞…?」
霞「デキた……こんなの…凄い…」
提督「…本当にそうならいいな」
霞「分かるの……こんなの…初めて……」
提督「…今日は龍驤が帰ってくる。眠いが、ちゃんと出迎える準備をしよう」スッ
霞「あ、あぁ、ぁ……ぁ…」
ーー
- 729 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/31(金) 00:31:06.27 ID:258hLnbG0
- きひひひ、ざーんねん。一つフラグを折り損ねたね
もう取り返しはつかないよ、バーカ
やっぱり「安価」はあたしの味方なんだよねぇ!
きひひひひひ……
- 730 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/31(金) 00:31:40.64 ID:258hLnbG0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 00:33:00.47 ID:Ab2btLApo
- 現れたなヤシープ
これもまあ醍醐味と思っておこう
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 00:37:42.98 ID:Bybo6n+Eo
- 乙です
うるせぇ!この羊!
どこか教えて?
霞はついに直撃もらいましたね…?
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 00:40:05.52 ID:dHRpsCjeO
- 龍驤が戻ってきてからが正解だったかな…?
んーここは乗っかったのが間違いだったか
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 00:40:24.20 ID:SJqedtWjo
- ふぁっきゅー羊
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 00:42:19.19 ID:2Ns7rW0To
- マスクされてる情報が多いからなかなか難しいねえ
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 07:45:17.06 ID:aVFpEFfRO
- みんな羊って言ってるけど違わないか?
龍驤が幸せを望んだ時にヤシープは自分じゃないって言ってたし富士も否定していた
龍驤が勝手に見た幻のようなもの……これかな?
正体がまったく分からないけど
龍驤が幸せになれないと言っているのは所詮キャラクター。どこまで信じるかは貴方次第
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 08:31:54.53 ID:TcyNPIS2O
- BADENDとか気にせずもっと平和を謳歌したいなぁ
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 09:59:06.98 ID:MG13Ec1DO
- 個人的にはシビアな問題を知恵を絞って切り抜けていく展開が楽しい
亜也虎があっさり攻略されてしまったのは惜しいとは思ったけどここはタイムリミットがあったっぽいから仕方ないかな
- 739 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 18:05:52.95 ID:492L1K8X0
- ーー
龍驤「今日からまた秘書艦代理として頑張っていくで!」
提督「本当に大丈夫なんだな?」
龍驤「体調もええし心配要らんで!」
提督「何かあったらすぐに言ってくれ」
龍驤「過保護やなぁ司令官。もうウチは平気やで!」
提督「その言葉には何度か騙されたからな…」
龍驤「それは言わん約束やで」
提督「……」
龍驤「…なんてな!ウチはキミの側におるだけで元気いっぱいや!」
- 740 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 18:09:12.27 ID:YsHBKMMJO
- 龍驤「司令官はこんなウチを待っててくれたんやろ?ほなそれには全力で応えるで!」
提督「頑張り過ぎるのもやめてくれ」
龍驤「そうやね…それも反省せなあかんね。うん、ちょっとでも辛くなったらすぐにキミに言うよ」
龍驤「正直…今までもしんどい時あったんよ。でも司令官の側を離れたくなかった」
龍驤「そんな考えやったら…あかんわよな」
提督「体も心も、大切にしてくれ」
龍驤「ありがとうな司令官」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 18:14:18.51 ID:6sNhw+zJo
- 向こうの様子もご報告
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 18:21:37.93 ID:kXCChXPPo
- ↑してたら菊月提督があの子達を呼び寄せたって連絡がきて提督は驚いて龍驤は良かった良かったと思ってる
- 743 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 18:25:47.20 ID:YsHBKMMJO
- 龍驤「…そうやまずは向こうの様子を報告しとくわ。皆んな元気そうにやってたで」
提督「それは何よりだ」
龍驤「あ、これは先に言うとかなあかんな。雲林院っていう…要は民間人の子らを三人保護してんねん」
提督「表に出来ない三人か?」
龍驤「うん、事情有りや。せやから幹部さんの所も難しいと思うわ」
提督「なら食糧の手配を進めておくか」
龍驤「そうしたって、向こうは余裕が無くなってくると思うわ」
- 744 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 18:29:18.95 ID:YsHBKMMJO
- 龍驤「ほんでな、まだあるんやけど…」
ピピピピピ…
提督「すまん電話だ…もしもし?」
提督「……お前か、どうしたんだ?」
提督「あぁ、その話ならちょうど龍驤から…」
提督「なに……?そうか…それは……あぁ、良かったな」
提督「……分かった、また詳しく話そう」ガチャッ
龍驤「電話の相手って、菊月提督…?」
提督「…そうだ。あの子達を足りないもの鎮守府に呼び寄せたそうだ」
龍驤「ウチもそれを言おうとしてたんよ。そうか…思ってたより早かったね」
龍驤「良かった……親子は一緒やないとあかんもんな」
- 745 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 18:33:00.98 ID:YsHBKMMJO
- 提督「……」
龍驤「司令官が複雑な気持ちなのは分かるよ。でもこうなる運命やったと思ってくれへん?」
龍驤「ウチの腕と脚は生まれつき無かったんや。キミと出会ってからが本当のウチなんや」
龍驤「あの子が成長して大人になったら…ウチを恨むかもしれん。けどそれを受け入れるよ」
提督「龍驤を恨むのは筋違いだ」
龍驤「これはウチとあの子しか分からへんよ。司令官がウチの味方をしてくれるのは嬉しいけど、それに甘えてるようじゃあかん」
龍驤「ウチはあの罪と向き合う…これがウチにできる唯一のことなんや」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 18:55:58.55 ID:ojo4A9/oO
- そういえばなんかみんなと横須賀組で仲良くなってると気づく龍驤
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 18:59:28.12 ID:PCI0Y+82o
- 秋雲かすぐに挨拶に来たし>>746か?なんかあったんかって
- 748 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 19:08:47.05 ID:492L1K8X0
- 龍驤「…そうや司令官、聞きたいことがあってん」
提督「なんだ?」
龍驤「なんか横須賀組と仲良くなってない?ウチが帰ってきてすぐ秋雲も挨拶に来たし」
提督「……」
龍驤「仲良くなるのはいいことなんやで?でもなんか急過ぎるというか…ちょっち気になったんよ」
提督「何かあったと言われたら、そうだと答えるしかない」
龍驤「その言い方気になるわ…何があったか教えてや」
提督「あぁ……」
- 749 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 19:19:52.29 ID:492L1K8X0
- ーー
龍驤「ポーラが……」
提督「秋雲が大和達と繋がりがあったことにも驚いたが、それよりもポーラだ」
龍驤「どこまで知ってたんやろか…」
提督「質問をしてものらりくらりと受け流し、気付けばこちらが折れてしまう」
龍驤「でもまぁ、敵や無いんやったらええんと違う?そのお陰で秋雲がこっちについてくれたんやし」
提督「…ちなみに秋雲があのままだったとしたら龍驤はどうしていた?」
龍驤「ぶっ殺すに決まっとるやろ」
提督「……」
龍驤「…冗談やんか。な?」ニコッ
提督「…顔が笑っていなかったぞ」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/01(土) 19:30:01.25 ID:aU0Fg2dDO
- そうだったとしても殺すのは無しにしてくれ…話し合うのが先だ
仲間内でそういうのはもう嫌なんだ…と提督
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 19:40:51.59 ID:ojo4A9/oO
- ↑
- 752 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 19:48:35.98 ID:492L1K8X0
- 龍驤「でもな司令官、旦那であり司令官を陥れようとしてる奴に怒らんのはどうかと思うで?」
提督「そうだったとしても殺すのは無しにしてくれ…話し合うのが先だ」
龍驤「それは分かってるよ、でも話が通じやんかったらそれしか方法は無いんと違うん?」
提督「仲間内でそういうのは……もう嫌なんだ…」
龍驤「…ごめんな。でもウチもある程度は正しいと思ってる。なんでやと思う?」
提督「……」
龍驤「ウチらは艤装っていう武器を持ってるんや。いざとなったら司令官を…殺せてしまう」
龍驤「そんなん想像しただけで…ウチは……」
- 753 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 19:51:18.20 ID:492L1K8X0
- …………
漣「ふぅ〜ん、珍しく口論をしてるみたいですな」
潜水新棲姫「あの二人が喧嘩か」
漣「思えば今まで喧嘩が無いのが異常なんですよ。やっと喧嘩できるようになってきたってことじゃないですか」
潜水新棲姫「本当に放っておいていいんだな?」
漣「問題ありません。あったとしてもなんとかなります」
潜水新棲姫「そんなのでいいのか?」
漣「いいんですよあのお二人は。ささ、邪魔しちゃ悪いんでここは退散しときますよ〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 19:57:43.74 ID:z/xOhhVIO
- ところで漣には癒やしが足りないんじゃないかと潜水新棲姫
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:01:14.60 ID:aU0Fg2dDO
- 新棲姫
(一番提督を殺してしまいそうなのは他でもない…いや、よそう)
この不安をどうするか、漣に相談するか考えるが漣は漣で危ないなと
- 756 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 20:07:59.16 ID:YsHBKMMJO
- 潜水新棲姫(一番提督を殺してしまいそうなのは他でもない……)
潜水新棲姫(いや、こんな事を考えてはダメだ。下手なことを考えるとそれが実現する)
漣「〜〜」
潜水新棲姫(どうする…漣には相談できない。漣は漣で危ない)
潜水新棲姫(短気というか頭に血が昇りやすい奴には相談できない)
潜水新棲姫(……ダメだ、誰を考えても当てはまらない)
潜水新棲姫(こんな時は……アイツを頼ろう)
- 757 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 20:13:29.89 ID:YsHBKMMJO
- ーー
駆逐棲姫『急に連絡が来たと思ったら相談か』
潜水新棲姫「話は伝えた通りだ。お前ならいい助言が聞けそうだと思った」
駆逐棲姫『助言も何も、まず大きな前提がある』
潜水新棲姫「なんだ?」
駆逐棲姫『提督に横須賀の指揮は無理だ。いずれ重圧に潰れる』
潜水新棲姫「……それはワタシも分かっているんだ」
駆逐棲姫『提督には芯が無い、ドーナツのように穴が空いている。足りないもの鎮守府ではそれで良かったが、横須賀では自殺行為だ』
潜水新棲姫「自殺…このままなら提督は首を吊るだろう」
駆逐棲姫『一人で死ねばいい方だ。最悪何人も道連れにする』
潜水新棲姫「…提督を辞めさせる以外に方法は無いのか」
駆逐棲姫『難しいな。人も艦娘も簡単には変われない』
潜水新棲姫「…やはりお前に相談して良かった」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:23:30.11 ID:z/xOhhVIO
- ただやめた方がいいと助言したところで、にわかには聞き入れられないだろうと新棲姫
幹部側からの説得や下命じゃないと動けないぞと言う
- 759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:44:56.48 ID:6sNhw+zJo
- こういう相談があったんだが、と幹部さんに言うクキ
幹部さんも提督の危うさには気づいている
同時にその成長にも
- 760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:45:20.58 ID:kXCChXPPo
- >>758
どちらかといえば重圧の分散の方がいいのかなと
- 761 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 20:51:32.53 ID:492L1K8X0
- ーー
幹部「電話だなんて珍しい、誰と話していたんだい?」
潜水新棲姫「潜水新棲姫だ。提督のことについて相談された」
幹部「提督君のこと?」
潜水新棲姫「提督に横須賀の指揮は重いという話だ。幹部も知らないわけじゃないだろう」
幹部「…そうだね、提督君の危うさには気付いているよ」
駆逐棲姫「知ってて放置しているのはどうなんだ」
幹部「放ったままじゃないさ。提督君には成長して欲しいという願いもあるんだよ」
駆逐棲姫「人は急には変われない」
幹部「かと言って変わろうとしないのは、もっといけないとは思わないかい?」
- 762 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 20:56:01.21 ID:492L1K8X0
- 幹部「提督君とは定例会で連絡を取り合ったり、直接会ったりしている。私が他の鎮守府にそこまでしているかい?」
駆逐棲姫「フォローしているから大丈夫ということか」
幹部「いや、そこまでは言えない。さっきも言ったが提督君は危うい一面もある」
駆逐棲姫「考えはあるんだな」
幹部「そうだね、いざとなったら提督君には横須賀の指揮を…いや、提督を辞めてもらうことになる」
駆逐棲姫「そこまでか?」
幹部「そこまでだよ。彼の精神は酷く擦り減っている」
駆逐棲姫「あそこにはお姉ちゃんと暁達が居る。タイミングは見誤らないでくれよ」
幹部「私はこう見えて幹部だからね。任せておいてくれたまえ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 21:00:36.12 ID:aU0Fg2dDO
- まあそうなると横須賀には別の提督を呼ばなければならないが…候補はどうしようかと幹部
- 764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 21:12:01.73 ID:z/xOhhVIO
- 754
- 765 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 21:18:13.25 ID:492L1K8X0
- ーー漣の部屋
漣「で、なんですって?」
潜水新棲姫「だから漣には癒しが足りないんじゃないかと言っているんだ」
漣「なに言ってんすか、毎晩のように嫁を抱けば嫌でも癒されますよ」
潜水新棲姫「それだ、ワタシはそれが違うと言いたい」
漣「何がですか?」
潜水新棲姫「性行為で満たされるのは性欲だけだ。癒しとはまた違う」
漣「殆ど一緒だと思うんですけどね〜」
潜水新棲姫「厳密には違うものだ。だからワタシは漣に癒しを与える」
漣「堂々と言ってくれるとは…いやある意味楽なんすけどね」
- 766 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 21:21:04.24 ID:492L1K8X0
- 潜水新棲姫「何をすれば癒される?コスプレでもするか?」
漣「どんな種類があるんです?」
潜水新棲姫「幼稚園児のスモックや小学生の制服…あとはネコミミメイドか」
漣「…それってご主人様とコスプレプレイ用じゃないですか」
潜水新棲姫「洗ってあるから匂いはしない」
漣「そういう問題じゃないんすけどねぇ」
潜水新棲姫「提督が通販で買った衣装はまだある。好きなのを選んでくれ」
漣「コスプレさせるのが前提ですか…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 21:34:28.91 ID:6sNhw+zJo
- お前の鼓動を感じさせて下さい(胸元に頭埋め)
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 21:41:30.49 ID:vZB0AvRno
- >>767+ホントは提督に私が抱かれるのイヤなんじゃないかと聞く新棲姫
- 769 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 21:46:50.50 ID:492L1K8X0
- 漣「何もしなくていいですから、そのまま……」ポフッ
潜水新棲姫「……ワタシに胸は無いぞ」
漣「お前の鼓動を感じたいんですよ」
潜水新棲姫「…聞こえるか?」
漣「ええ…漣が最も安心できる音が聞こえます」
潜水新棲姫「…なぁ漣、改めて聞きたいことがある」
漣「なんですか?」
潜水新棲姫「提督にワタシが抱かれるのは嫌なんじゃないのか」
漣「そんなの嫌に決まってるじゃないですか」
潜水新棲姫「……」
- 770 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 21:50:19.81 ID:492L1K8X0
- 漣「嫁が他の男に好き放題されてんすよ?嫌なのは当たり前です」
潜水新棲姫「じゃあ提督とは…」
漣「でも、ご主人様が絡むと話は別です。あんたにも言ってますが、ご主人様のことは今でも好きです」
潜水新棲姫「…そうだな」
漣「好きな人に自分の大切なものを預けるっていうんですかね。ご主人様だから…信用してるからいいんですよ」
漣「よって漣の答えはこうなりますね〜」
潜水新棲姫「…やめて欲しい時はいつでもそう言ってくれ」
漣「勿論ですよ、お前は漣だけの大切な存在なんですから」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 21:57:56.54 ID:vZB0AvRno
- kskst
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 22:17:52.35 ID:ojo4A9/oO
- 龍驤が帰ってきて朝霜も元気百倍
- 773 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 22:25:55.76 ID:YsHBKMMJO
- ーー食堂
早霜「いつもより顔色が良いみたいね姉さん」
朝霜「ママが帰ってきたんだからな。元気百倍ってやつだ!」
早霜「あの女に勝てないだなんて…少し妬いちゃうわ」
朝霜「早霜のことも大事だけどよ、やっぱりママには敵わねぇよな」
早霜「そうみたいね…」
朝霜「あたいにとってパパとママがどれだけ大事か、お前も分かってきただろ?」
早霜「ええ、司令官の上で乱れる姉さんを見てると特にそう思うわ」
朝霜「いいだろ〜司令は簡単には譲らねぇからな!」
- 774 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 22:30:27.96 ID:YsHBKMMJO
- 早霜「司令官と私…どんな関係だと言えるかしら?」
朝霜「…難しいな。性欲処理とはまた違うだろ」
早霜「私は司令官のアレを飲んで殺せれば満足。最近はそれだけで気持ちよくなれるもの」
朝霜「……便所?」
早霜「やめて…本当にやめて。私もそれを一瞬考えたのよ」
朝霜「でもそれしかないんじゃねぇか。司令に抱いて欲しくは無いんだろ?」
早霜「嫌よあんな男」
朝霜「なら便所で納得するしかねぇな」
早霜「屈辱よ……でも姉さんが喜んでるなら、納得するしかないじゃない…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 22:41:18.02 ID:6sNhw+zJo
- 朝霜の事でうちがいない間支えてくれてありがとうなと龍驤にお礼を言われ調子が狂う早霜
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 22:49:25.63 ID:vZB0AvRno
- 775
- 777 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 23:09:41.72 ID:YsHBKMMJO
- 龍驤「お、二人とも仲良くやってるみたいやね」
朝霜「よぉ龍驤さん!丁度話をしてた所だよ!」
龍驤「早霜もおるんやったら丁度ええわ」
早霜「何が…かしら?」
龍驤「ウチがおらん間、朝霜のこと支えてくれてありがとうな」
早霜「お礼なんていいわよ、お陰様で姉さんを独占できてたわ」
龍驤「そうやね、その間にマインドコントロールもやろうと思えばできたでな」
早霜「……」
龍驤「だから、早霜にありがとうって言うてるんや」
早霜「……はぁ」
- 778 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 23:12:44.40 ID:YsHBKMMJO
- 早霜「貴女と話してると調子が狂うわ。姉さん、悪いけど席を外すわね」ガタッ
朝霜「早霜も素直になればいいのによぉ」
早霜「……」スタスタ
龍驤「早霜にも色々あるんやと思うよ。それこそ後悔はウチの比と違うやろうし」
朝霜「あの時の早霜は死んだんだ。こっちはそれで割り切ってるのに」
龍驤「そう簡単にはいかんよ。ウチには分かるで」
早霜(…貴女のとは性質が違うのよ)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 23:21:30.23 ID:uktESGBeO
- 関係各所に詫びと礼を入れに行く龍驤
暁達のもとへ
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 23:39:50.58 ID:YuVPKrGGo
- >>779+また腕足を失った事に複雑な表情わ見せる面子もいるが龍驤はそのくだり司令官とやったで〜と気にもせず
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 23:40:22.15 ID:YuVPKrGGo
- 表情をです
- 782 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 23:50:33.93 ID:E6e/3sT90
- ーー
龍驤「その節はごめんな〜迷惑かけてしもうたね」
電「体調は大丈夫なのですか?」
龍驤「問題無いで、元気いっぱいや!」
雷「迷惑といえば私より暁じゃないの?」
暁「あれくらい問題無いわ!」
響「龍驤さんが変な機械に捕まってた時、私達で無理ならレ級達が準備してたんだよね」
レ級「結果オーライってとこだな。あたしの超重力砲だと多分粉々だったぜ」
龍驤「あぁなった時点で覚悟はしとったよ。もしもの時は躊躇わんと引き金を引いてな?」
暁「そんなもしもは訪れないわよ!」
電「なのです!」
龍驤「…ありがとう」
- 783 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/01(土) 23:54:10.70 ID:E6e/3sT90
- ーー
雲龍「腕と脚……龍驤さんの…」
龍驤「そのくだりは司令官ともうやったで〜」
雲龍「…龍驤さんが納得してるならいいわ」
龍驤「雲龍も迷惑かけてしもうたね、ごめん」
雲龍「……」ダキッ
龍驤「う、うおっ…と……」
雲龍「あの艤装の中で龍驤さんを見つけた時…もうダメかと思った。手遅れだと思ったの」
龍驤「心配かけてごめんな。ウチはこうやって生きてるから」
雲龍「……」ギュッ
龍驤「ウチは幸せ者や。こんなに大事に思ってくれる仲間もおるんやからね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 00:00:32.93 ID:tVUL+fFvo
- kskst
- 785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 00:05:40.21 ID:gpfCnaS1O
- 少しでも癒やしになればとおっぱいで龍驤を包む雲龍さん
- 786 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 00:14:36.08 ID:u8MOn1ha0
- 雲龍「……」ぱふぱふ
龍驤「……」
雲龍「せめて…私で癒させて」ぱふぱふ
龍驤「……」
雲龍「龍驤さんのママは私。これは誰にも譲れないの」
龍驤「うへへへぇ…」とろーん
雲龍「一日も手入れを怠ってなんか無いこのオッパイで、心から癒されて」ぱふぱふ
龍驤「これは凄いでぇ……」
- 787 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 00:17:43.19 ID:u8MOn1ha0
- ーー
提督「雲龍、龍驤がどこに行ったか知らないか?」
雲龍「シー…」
龍驤「うぅん……」
提督「寝ていたのか…」
雲龍「私の胸で癒しておいたわ」
提督「そうか…世話をかけたな」
雲龍「提督」
提督「ん?」
雲龍「提督も、どう?」ぱふぱふ
提督「安価」
下2 提督の台詞やその他起こったことなど
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 00:24:02.32 ID:tVUL+fFvo
- ksk
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 00:28:28.27 ID:cd/IFLVWo
- 龍驤がここまでリラックスできるのだからあえて遠慮せず身を任せてみる
- 790 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 00:41:29.17 ID:u8MOn1ha0
- ーー
提督「これは…」
雲龍「悪くないわよね?」ぱふぱふ
提督「龍驤がああなっているを見て身を任せてみたが…」
雲龍「私の体を、存分に楽しんで」ぱふぱふ
提督「これは凄い…ストレスが……体の痛みが…消えていく……」
雲龍「肉布団なんかより、ずっと気持ちいいわよ」
提督「あぁぁ……」
ーー
- 791 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 00:42:06.48 ID:u8MOn1ha0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 01:05:34.70 ID:s08jKKAso
- 乙
深海棲艦と艦娘と人間それぞれの思考の違いが垣間見える…龍驤-提督-漣相互関係は深海棲艦じゃなくても色々色々あったから難しいよ
少し前からその日の更新の締めに続くが入る様になったの、深い意味ないよね…?(怯え)
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 02:10:09.83 ID:yCIHUoSDO
- なんだか…今の龍驤が躁状態なだけに見える
重度の躁鬱なんてそんな簡単に治るものじゃないからまた繰り返すんだろうな…
- 794 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 18:55:48.01 ID:u8MOn1ha0
- ーー
「いい加減にせぇよお前ーー!!」
神通「い、今のは…?」
黒潮「秘書艦代理が司令はんに怒っとるんや」
神通「一体どうして…」
黒潮「司令はんの悪い所でありいい所っていうたら何や?」
神通「優しい所…」
黒潮「そうや、それに関係する司令はんの案外だらしない所って何?」
神通「お金……ですね…」
黒潮「その通りや。司令はんはまた借金こさえたらしいわ」
神通「また…ですか…」
- 795 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 18:59:24.80 ID:u8MOn1ha0
- 神通「でも今回は何を…?私達に思い当たるものは…」
黒潮「潜水新棲姫のコスプレ衣装」
神通「あ…」
黒潮「霞のコスプレグッズ」
神通「あぁ…」
黒潮「スケベ周り全般の借金や」
神通「……」
黒潮「理由が理由やからそら怒るわ。もしかしたら横須賀組が何か買わせた可能性もあるな」
神通「フォローが…必要かもしれませんね…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 19:14:17.00 ID:yCIHUoSDO
- 鎮守府のお金に手を付けていないだけ今はまだマシだが放っておいたらおそらくいつかは使い込む
提督の財布の紐を握っておこうと考える龍驤
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 19:16:27.89 ID:cd/IFLVWo
- 買うなとは言わんが限度があるやろうがと怒ってる龍驤
- 798 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/08/02(日) 19:23:26.71 ID:u8MOn1ha0
- ーー
龍驤「司令官の財布はウチが握っとる。そのウチが入院しとったんやからこっちにも非はあんねん」
龍驤「せやから買うなとは言わん。でも限度があるやろ!!」
提督「…申し訳ない」
龍驤「クレジットの明細見て驚いたわ!三桁万円ってなんや!!」
提督「……」
龍驤「ウチが死にかけたのも原因やろうけど、この使い方はおかしいやろが!!」
提督「龍驤の言う通りだ…」
龍驤「反省せぇアホ!!」
- 799 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 19:25:51.59 ID:u8MOn1ha0
- 龍驤「…何に使ったんや」
提督「霞達の…コスプレグッズと…」
龍驤「他は?」
提督「…全部は覚えていない」
龍驤「お前なぁ!!自分の使ったもんくらい覚えとけーー!」
提督「……」
龍驤「今日からクレカも没収や!財布も持たせれへん!」
提督「…分かった」
龍驤「子ども育てる前に破産とか、話にならんで……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 19:28:06.06 ID:yCIHUoSDO
- 考えてみたらこれまで買った夜のグッズの総額は幾らになるんだろうと調べてみる龍驤
そして白目を向いた
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 19:29:27.78 ID:Ce3S9Z+AO
- 800+黒潮、神通組がフォロー
龍驤さんがいない間提督は不安で仕方なかった
それだけ大切に思っていたからそれは汲んでやって欲しいと
- 802 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 19:37:42.90 ID:u8MOn1ha0
- 龍驤「帰ってきてエログッズが増えとるなぁと思ったんや!それでも全部と違うな!?」
提督「潜水新棲姫と…霞と…」
龍驤「ほな単純に三倍したとして……」
龍驤「…お前ぇーーーー!!」
提督「申し訳ない…申し訳…ない……」
龍驤「許さん!今回は絶対に許さへんからな!!」
- 803 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 19:42:18.06 ID:u8MOn1ha0
- ガチャッ
黒潮「それは言い過ぎと違うか秘書艦代理」
神通「龍驤さんがいない間…提督は不安で仕方なかったんです…」
龍驤「それにしても限度があるやろ!!」
神通「それだけ大切に思っていたんです…そこは汲んでもらえませんか…?」
龍驤「……」
黒潮「司令はんはあんたみないなアバズレを選んでくれたんや。調子に乗って捨てられても知らんで」
提督「二人ともありがとう。だが今回のは…俺が悪い」
龍驤「…よう反省しぃや。それと次は無いと思っとき」
提督「…あぁ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 19:52:55.93 ID:tVUL+fFvo
- 流石に反省する提督
漣達も交えて金策の会議を開く
- 805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 20:03:30.69 ID:cd/IFLVWo
- 上
秋雲さんにいい考えがあると
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 20:03:45.35 ID:s08jKKAso
- >>804
まず提督は龍驤さんが帰ってきたので少し落ち着くよう言い渡されて会議する
- 807 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 20:10:10.47 ID:u8MOn1ha0
- ーー
漣「…で、漣と金策会議ですか」
提督「龍驤を本気で怒らせてしまったのがな…」
漣「退院したと言っても龍驤さんはまだ鬱は治ってませんからね。あんまり怒らせると悪化の原因ですな」
提督「…どうすればいいと思う?」
漣「ハッキリ言って漣だけでは力不足です。なので助っ人をお呼びしましたよ」
秋雲「秋雲さんにお任せあれ〜!」
提督「合法的に解決できるんだな?」
秋雲「もちのロン!とっておきの秘策を教えちゃうよ〜!」
提督「それは助かる…」
漣「色々と逞しい秋雲さんの考えなら悪くは無いんでしょうね」
- 808 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 20:13:50.20 ID:u8MOn1ha0
- 秋雲「本当はさ、儲け話とかは人には教え無いよ。でも提督にはお世話になってるし!」
漣「それだけですか?」
秋雲「…ごめん。パソコン一式買ってもらったのも多分借金と関係してる」
漣「してるどころか大有りですよ」
秋雲「だって!買ってくれるって言ったんだもん!」
提督「…龍驤が拐われて不安定になっていた時の事は覚えていない」
漣「パソコン代は自分で払ってもらうとして、残りはそのいい考えでなんとかなるんすね?」
秋雲「秋雲さんにお任せ!……やっぱ自分で払わないとダメ?」
漣「ダメです」
秋雲「ちぇっ…」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 20:17:50.81 ID:3C3I1rAWO
- AVはご法度だけど薄い本ならと言うことで
漣も暁も男の娘提督に変えればきっとセーフなので参考映像または実演をくれれば描いちゃうよと
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 20:20:14.98 ID:s08jKKAso
- 今度の同人誌即売会で出す本の制作手伝って??
秋雲さんだけだと一冊が限界なんだよなぁ、そ!こ!で!3冊出せれば売上三倍だよ三倍!
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 20:28:15.54 ID:AO14OlRGO
- 秋雲さん壁サーパワー見せちゃうよ
- 812 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 20:33:34.33 ID:u8MOn1ha0
- 秋雲「やってもらうことはシンプルだから安心して」
提督「何をするんだ?」
秋雲「今度の即売会で出す本の制作を手伝って!」
漣「やっぱりそっち関係ですか」
秋雲「秋雲さんだけだと一冊か二冊が限界なんだよぉ!そこで、提督に手伝ってもらって三冊出せれば…!」
提督「そこまで売上があるのか?」
秋雲「サークルS.D.Sは壁サーだよ?下手したら四桁万円いっちゃうかもね!」
漣「それはあり得ません」
秋雲「だーかーらー!三冊出せればって話じゃん!」
漣「…それなら考えられますね」
秋雲「やってもらうことはシンプルだから!とりあえずやって欲しいことを伝えるね!」
- 813 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 20:39:08.30 ID:u8MOn1ha0
- ーー
飛鷹「そういう理由で秋雲の本を手伝ってるのね」
清霜「突然どうしちゃったのかと思ったよ」
提督「空いた時間に原稿のチェックや、印刷屋への発注を頼まれているんだ」
飛鷹「秋雲の本なら毎回ほぼ完売だし、三冊出せれば売上もかなり上がるわね」
清霜「でも無理しちゃダメだよ?体を壊したら元も子も無いんだし」
提督「分かっているさ」
飛鷹「…さ、清霜。私達は撮影の準備よ!」
清霜「張り切っちゃってもう…悪くは無いからいいけどさ」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 20:52:20.11 ID:AO14OlRGO
- 秋雲さんの有能マネジメントで提督に振られる仕事は無理なくかつちゃんと進む量
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 20:52:38.89 ID:tVUL+fFvo
- 純愛か陵辱シチュの選択を迫られる各人
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 20:54:46.62 ID:yCIHUoSDO
- 提督編集長なかなか厳しい目で原稿のチェック
秋雲さんつらい
- 817 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 21:02:08.79 ID:u8MOn1ha0
- ーー
秋雲「三冊目の内容をさ、提督に選んで欲しいんだよね」
提督「…なぜ俺なんだ?」
秋雲「主人公は恋愛経験の少ないロリコンなんだよぉ。どこかの誰かさんみたいでしょ?」
提督「……」
秋雲「一冊目はシリーズもの、二冊目は秋雲さんの写真集なのは決まってたんだよね」
提督「写真集?」
秋雲「秋雲オンリーに出すやつ。今回は全年齢版で、オンリーよ時にはR18版を出すんだよぉ!」
提督「……」
秋雲「秋雲さんの手にかかれば、即売会すら宣伝の場と化す!」
- 818 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 21:06:12.04 ID:u8MOn1ha0
- 秋雲「とと、話が逸れちゃったね。主人公はロリコンで、ヒロインは幼女なわけ」
秋雲「で、二人は結ばれるんだけどそれが純愛かどうかなんだよね」
秋雲「純愛ラブラブルートか、陵辱レイプルートか…どっちがいい?」
提督「……」
秋雲「下書きは両方完成してるからさ、読んでみてどっちがいいか秋雲さんに教えてよ!」スッ
提督「これを見てか…」
秋雲「提督の好きな方でもいいから!とにかくガチのロリコンの意見を知りたいんだよね!」
提督「……」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 21:12:45.24 ID:s08jKKAso
- 陵辱ver.にリアル感ありありの指摘をする提督
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 21:20:55.03 ID:BdkTG+gVo
- 読んだ後(自分がどっちもほしいので)両方完成させないかと提案
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 21:21:48.70 ID:3C3I1rAWO
- 820+本のツインテールの女の子が誰かに似てるようなと思う提督
- 822 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 21:29:06.24 ID:u8MOn1ha0
- 提督「…両方完成させられないのか?」
秋雲「どっちもはキツいな〜同時に四冊はやったこと無いし」
提督「ちゃんとしたのを両方読んでみたいと思ったんだ」
秋雲「それは嬉しいけどさ、うーん…」
提督「…あと一つ気になったんだがいいか?」
秋雲「ん?」
提督「このツインテールの女の子は…」
秋雲「あ〜えっと……それについてはノーコメントで」
提督「……」
秋雲「…だってさ!天然モノのパイパンとかモデルに最適だったんだもん!」
提督「……」
- 823 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 21:31:23.39 ID:u8MOn1ha0
- 秋雲「うう分かったよぉ、どっちも完成させるから龍驤さんにら黙ってて…」
提督「大丈夫なのか?」
秋雲「死ぬ気で頑張りますぅ…」
提督「…そうか」
秋雲「あ、もちろん提督にも一冊ずつ献本するからね」
提督「出来たらすぐにくれ」
秋雲「了解!提督も仕事増えるけどお互い頑張ろうね!」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 21:38:30.75 ID:BdkTG+gVo
- 提督「ここはこうした展開の方が…」
秋雲「いやー流石にそれはファンタジーが過ぎるよ引かれるよ」
提督「……」提督の(恋愛)経験不足が光る
- 825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 21:40:44.99 ID:tVUL+fFvo
- >>824から秋雲さんの経験は如何ほどという話になる
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 21:46:34.71 ID:AtgFm0z6O
- 龍驤にバレないわけがなかった
- 827 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 21:52:13.86 ID:u8MOn1ha0
- ーー
提督「なぁ秋雲、チェックをしてて思ったんだがここはこうした展開の方が…」
秋雲「どれどれ…いやー流石にそれはファンタジー過ぎて引かれるよ」
提督「……」
秋雲「提督は経験不足だから仕方ないよね〜」
提督「…秋雲は経験豊富なのか?」
秋雲「ダメダメ!そんなことを乙女に聞いちゃ提督失格だよ!」
提督「…すまない」
秋雲「秋雲さんも艦娘である前に一人の女なんだからね。その辺は想像に任せるよ〜」
- 828 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 21:56:30.41 ID:u8MOn1ha0
- 秋雲「あ、ちょうどいい所に来てくれたよ!提督に頼みたいことがあったんだよね〜」
提督「難しいことはできないぞ」
秋雲「大丈夫大丈夫!ちょっと貸して欲しいだけだから」
提督「なにをだ?」
秋雲「チ◯ポ」
提督「……」スッ
秋雲「逃すかぁ!!」ガガシシッ
提督「や、やめてくれ…!」
秋雲「いいじゃんいいじゃん!減るもんじゃないし!」
提督「うぉぁ…!」
秋雲「噂で聞いてる提督のド太い主砲、参考にしない手は無いって!」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:01:50.79 ID:3rJ4bxuqo
- あえなく御開帳
ご立派様に感心する秋雲
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:05:18.63 ID:AO14OlRGO
- うわぁ…えっぐぅ…て驚嘆の声を出した後はスケッチスケッチ
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:12:32.10 ID:s08jKKAso
- >>830
(未装填でこれって…)と思い至るもサイズの参考にならないので黙ってスケッチ
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:12:33.30 ID:cd/IFLVWo
- アウトラインの線引きはちゃんとわきまえてる秋雲さん
- 833 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 22:17:08.34 ID:u8MOn1ha0
- ーー
提督「ぐ…むぅぅ…!」
秋雲「おほっ…えぐぅ……」
秋雲「あの白露型、もといサキュバス達が欲しがるのも納得だわこれは…」
秋雲「いいねぇ…これでもっと作品がリアルになるよ…」
提督「ぅぁぉぉ…!」
秋雲「もーちょい我慢してね〜スケッチが終わったら解放するからさ〜」
提督「ぉぉ、ぅ……!」
- 834 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 22:19:33.62 ID:u8MOn1ha0
- 秋雲「…よしスケッチ終わり!」
提督「ぉ……」ほっ
秋雲「続きまして〜ゴム装着編をお願いしますと」
提督「むぉっ!?」
秋雲「ほらもっと大きくして!ゴム付けらんないでしょ!」しこしこ
提督「んぅぅーー!」
秋雲「よしよし……」
秋雲「これはいい作品が描けるね!やっぱり提督を頼って良かったよ!」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:24:42.11 ID:tVUL+fFvo
- 提督の提督の戦闘態勢のサイズにちょっと言葉を失う秋雲さん
秋雲「これ龍驤さん毎回泣いてるんじゃ?」
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:29:47.68 ID:s08jKKAso
- 噂に違わぬすっごいサイズだね〜龍驤さんも大変だ〜
(提督:むりやりされたからこのくらいで、まだ大きくなるのは黙っておこう…)
- 837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:30:48.72 ID:AtgFm0z6O
- スケッチ前後で明らかに男側の描写レベルが向上している
- 838 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 22:34:43.50 ID:u8MOn1ha0
- ーー
飛鷹「これは…凄い……」
清霜「いつもより凄くエッチ…」
秋雲「そうでしょ!秋雲さんの新境地ってね!」
飛鷹「四冊出すこと自体が凄いのに、こんなクォリティで仕上げるだなんて…」
清霜「特にこの…エッチしてるシーンとか…」
秋雲「もっとも〜っと褒めてくれたまえ!」
飛鷹「流石はオータムクラウド先生ね…」
秋雲「なっはっはっはっ!」
- 839 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 22:38:33.11 ID:u8MOn1ha0
- 飛鷹「…秋雲、これは間違いなく売れるわね」
秋雲「でっしょぉ!?」
清霜「この小さい女の子が襲われるやつ…こういう趣味は無いけどドキドキしちゃうもん」
秋雲「男のモノがさ、特にリアルじゃない?」
清霜「うん…凄くドキドキする」
秋雲「これで提督さんの借金も無くなりそうだし、いや〜ほんとに環境に恵まれたね!」
秋雲「サークルS.D.Sは、どこまででも行くよ!」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:39:57.34 ID:3C3I1rAWO
- サンプルをお絵かきサイトに数ページあげて宣伝&反響を見てみる
- 841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:50:09.11 ID:3rJ4bxuqo
- >>840
新刊4つに嬉しい阿鼻叫喚に
- 842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:53:41.68 ID:cd/IFLVWo
- 秋雲さんの告知と同時に戦が始まると盛り上がる界隈
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 22:54:05.65 ID:s08jKKAso
- 売り子の増援も考えてる秋雲
これはー盛況そうだよ!と
- 844 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 22:59:48.47 ID:u8MOn1ha0
- ーー
漣「ご主人様見て下さい。秋雲ことオータムクラウド先生のアカウントがバズってますよ」
提督「……」
漣「結果オーライですよご主人様。たったあれだけで借金もチャラになるんですから」
提督「……」
漣「それどころかお釣りもきますよ。秋雲さんが告知したとたん祭りだとか戦が始まるとか言われてんすから」
提督「……」
漣「ま、今回のはご主人様が悪いんで自業自得だと思って下さい」
提督「……あぁ」
- 845 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 23:03:29.00 ID:u8MOn1ha0
- 漣「もし秋雲じゃなくてサキュバス型に捕まってたらご主人様は搾り取られてたんですよ?」
漣「あれだけで済んで本当に幸運だったんですからね」
提督「そうなんだよな……」
漣「秋雲さん以外だともれなくアウトな状況でしたからね」
提督「…秋雲が俺に興味が無くて助かっただけだ」
漣「秋雲さんが興味があったのはご主人様のモノだけ。もし好意があればヤられてましたね」
提督「……終わったことだと思おう」
漣「はい、お疲れ様でしたご主人様」
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 23:05:29.67 ID:yCIHUoSDO
- これまで買ったグッズやらを少し整頓して売れる物は売ってお金に変えようと提督はその物品の山の前で悩む
- 847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 23:05:35.21 ID:3C3I1rAWO
- 噂の白露型が事の次第を秋雲に聞いたらしくものすごく残念そうにしている
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 23:14:52.54 ID:ltVLX+7hO
- >>846
- 849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 23:15:50.00 ID:s08jKKAso
- どっち(純愛と陵辱)がどっち(モデル)なんですか(龍驤と漣)とぶっこむ漣
- 850 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 23:24:36.83 ID:u8MOn1ha0
- ーー提督の部屋
提督「秋雲の手伝いで金が入るとはいえ、荷物を整理して売れる物は売っておこう」
提督「考えてみると一度しか使っていないものもあるんだ、ここにある全てが必要では無い」
提督「よし、早速整理していこう」ゴソゴソ
提督「……忘れていた」
提督「一度着せて、しっくりこなかったコスプレ衣装はここにしまってあったんだ…」
提督「それだけじゃない、微妙だった性道具もここに……」
提督「……ほとんどゴミじゃないか…」
- 851 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 23:28:28.97 ID:u8MOn1ha0
- 提督「いや待て、コスプレ衣装はよく洗えば売れるか?」クンクン
提督「……」
提督「…………」
提督「売ることは諦めて整理整頓をしよう」
提督「……」
提督「潜水新棲姫のスモックが…霞のランドセルが悪いんだ……」
提督「あんなものを知ってしまったら…」
提督「……いやそれは言い訳だ。借金までする必要は無かった」
提督「…反省だな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 23:31:38.68 ID:DiWXtceVO
- 道具の整理をしているとサキュバス型、もとい白露型が性具を買っていってもいい?と交渉してくる
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 23:45:03.70 ID:tVUL+fFvo
- 852
- 854 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 23:48:36.34 ID:u8MOn1ha0
- 白露「へ〜結構キワモノも持ってるんだ」
提督「!?」
村雨「こういう趣味もあったのね」
提督「いつからここに居た!?」
春雨「ダメですよぉ、部屋に鍵をかけないと」
提督「…ここは俺の部屋だぞ」
白露「なーんかさ、そういう匂いを嗅ぎとったんだよね」
村雨「私達の嗅覚は鋭いわよ?」
春雨「とってもエッチな匂いがしました…」
- 855 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/02(日) 23:50:58.69 ID:u8MOn1ha0
- 白露「これ全部要らないの?なら売って欲しいな」
提督「使用済みだぞ?」
村雨「それが良いんじゃない」
春雨「使用済みの道具で攻める!背徳感がアップ!」
提督「…こっちは捨てようとしていたんだ。買ってくれるならありがたい」
白露「なら交渉成立ね!」
春雨「ぐ、ぐふふふ……使用済みの…道具…!」
村雨「春雨…少し落ち着きなさい」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 23:52:28.37 ID:s08jKKAso
- 一足先にお金が出来たので龍驤にプレゼントを(NO エッチなの)
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 00:06:07.46 ID:qOVfpHFFO
- 決戦に備えて売り子も必要とする秋雲
- 858 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/03(月) 00:12:33.88 ID:A5WWrd9X0
- ーー
潜水新棲姫「なぜワタシが手伝わなければいけない」
秋雲「本当ならさ、漣に頼むとこなんだけど…これ見てみ?」スッ
潜水新棲姫「……漣をモデルにしたのか」
秋雲「それがバレるのが嫌なんじゃなくて、モデルの元になった人が売り子をするのはちょっとマズイんだよ」
潜水新棲姫「そっちの事情は知らない。ワタシが手伝うメリットも無い」
秋雲「無いけどさ…お願いできない?」
潜水新棲姫「無理だ」
秋雲「本当にお願い!うまく売り捌けないと提督の借金は残っちゃうかもしれないんだよ!」
潜水新棲姫「……提督を助ける為か」
秋雲「そそ!だから…お願い!」
潜水新棲姫「…今回だけだぞ」
秋雲「やった!流石は話が分かるね!」
潜水新棲姫「提督の為じゃなきゃこんなことはやらないからな」
- 859 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/03(月) 00:22:31.61 ID:A5WWrd9X0
- ーー即売会、会場近郊
潜水新棲姫「来たことが無い所には、一度来ておく必要がある。当日迷ってしまっては意味が無いからな」
潜水新棲姫「横須賀の街と比べると小さい…いや、同じくらいか。これは迷ってしまう可能性があった」
潜水新棲姫「やはり下見に来て正解か…」
「……」
潜水新棲姫「…!」ゾクッ
潜水新棲姫「な、なんだ今のは……!?」
深海仏棲姫「貴女も…そうなの…?」
潜水新棲姫「……」
深海仏棲姫「貴女も陸に適応しようとしているの…?」
潜水新棲姫「…ここで暴れるつもりか」
深海仏棲姫「その必要は無い…私達は、深い海の底に還るの…」
潜水新棲姫(話が通じない奴がこの世で一番厄介だ)
深海仏棲姫「貴女も還るの…その準備は整った…」
潜水新棲姫「……」
深海仏棲姫「然るべき時を待ってなさい…フフフフ…」スッ
潜水新棲姫「……ひぃっ」ヘナヘナ
潜水新棲姫「な、なんだアイツ……あんなプレッシャー…感じたことが無い…」
潜水新棲姫「ワタシが出会った中で…最も純粋な…深海の……」
ーー
- 860 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/03(月) 00:22:58.95 ID:A5WWrd9X0
- 続く
コメントなどあればお願いします
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 00:33:19.26 ID:dMjMzTf7O
- (コスプレイヤーさんがキャラに憑依するために前入りしていたのかな?)
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 00:34:50.08 ID:vt/jrptEO
- 羊世界と同じく即売会が転機になるのね
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 00:37:33.83 ID:Y+H2J/KDO
- この世界における深海棲艦の秘密みたいなのがついに開示されるのか期待
- 864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 01:05:34.48 ID:qUqY15tTo
- おつ
AC先生4冊とも買います!!(現実逃避)
- 865 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 19:27:59.62 ID:Auox09N/0
- ーー
潜水新棲姫「ワタシ達はどこから来てどこに向かおうとしているのか」
潜水新棲姫「深海棲艦は人を襲い命を奪ってきた。それは事実だが目的は、その行動の意味は何だったのか」
潜水新棲姫「それはワタシですら分からない。だがそれは人間も同じではないだろうか」
潜水新棲姫「人間はなぜ生きる?子孫を残す為?金を稼ぐ為?」
潜水新棲姫「それらしい事は言えるだろうが、本当の生きる意味は誰も答えられるはずがない」
潜水新棲姫「人間に生きている意味は無い。それと同じことが我々深海棲艦にも言えるのではないだろうか」
潜水新棲姫「ワタシはずっとそう考えていた。深海棲艦が人型である理由はそれで説明できると思っていた」
潜水新棲姫「しかし…その仮説は間違っていた」
- 866 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 19:33:36.18 ID:Auox09N/0
- 潜水新棲姫「人間は幼虫から蛹ような変態を行わない。深海棲艦もそうだと思っていた」
潜水新棲姫「だが事実は違った。深海棲艦には成虫があったんだ」
潜水新棲姫「これによりワタシの仮説は全て覆された。それと同時に新たなる疑問も生まれた」
潜水新棲姫「艦娘の役割とは何か?」
潜水新棲姫「艦娘は人間が作り出すことができる…が、そもそも『ドロップ』という形で艦娘は生まれる」
潜水新棲姫「新たなる生物である深海棲艦と関係しているということは、艦娘にも役割があるのでは無いか?」
潜水新棲姫「そう考えるようになってから色々と仮説を立てたが、どれも矛盾しなかった」
潜水新棲姫「まるで艦娘は深海棲艦の為に存在するような…そんな仮説すら否定できない」
- 867 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/08/05(水) 19:41:50.27 ID:Auox09N/0
- 潜水新棲姫「艦娘は深海棲艦の苗床ではないのだろうか」
潜水新棲姫「ハチが必要な時しかオスを産まないように、必要な時以外は艦娘は誕生しない」
潜水新棲姫「ワタシ達は共食いで増えることは確認している。だがそれはアメーバのような単細胞生物が分裂しただけではないか?」
潜水新棲姫「深海棲艦が成虫になる為に、オスの精子は必要無い。そもそも我々にオスが存在しない」
潜水新棲姫「それどころか、ワタシ達一人一人が意思を持った細胞のようなもので、もっと大きな一つの生物に還る可能性もある」
潜水新棲姫「深海棲艦が成虫になる為に必要なのは艦娘。艦娘が深海棲艦の蛹を孕む必要がある」
潜水新棲姫「その蛹はどこから来るのか…普通の生物なら成虫が産卵を行うが、深海棲艦には当て嵌まらない」
潜水新棲姫「なら考えられるのは…一部の幼虫、深海棲艦が変異をしたりすることだ」
潜水新棲姫「これは何も証拠が無い。だが…ワタシはそうだとしか思えない」
潜水新棲姫「深海棲艦と艦娘は…人間を滅ぼす為に存在しているのかもしれない」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 19:52:24.13 ID:QqiXhEKmo
- 下見から帰ってきて部屋に籠もった潜水新棲姫を心配した漣が部屋に突撃かます
星のキラーT細胞…
- 869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 19:56:59.42 ID:K9GOUqLDO
- 深海棲艦が再び数を増やしつつあるとの報
深海棲艦の発生に対策など打てないのだからこの事態は想定していたと語る幹部
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 19:58:06.81 ID:hfrGZ0b6O
- >>868
話を聞いて仮にそんな存在がいたとして人との間に子供作れるなんておかしくないですかと疑問を投げかける
- 871 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 20:11:56.71 ID:Auox09N/0
- ーー大本営
幹部「深海棲艦がまた数を増やしてきた…か」
「各地の鎮守府の出撃機会は、以前と同じくらいまで上がるかもしれません」
幹部「そうかもしれないね。ならこちらもあの作戦でいこう」
「はい、例の特務艦を使った作戦ですね」
幹部「深海棲艦の発生は止めることはできない。ならばその対策を取ればいいだけの話さ」
「ええ、では早速各鎮守府に…」
ガチャッ
「幹部さん、緊急連絡が入っています」
幹部「一体誰からだい?」
「横須賀の潜水新棲姫だそうです」
幹部「…分かった、繋いでもらえるかい?」
- 872 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/08/05(水) 20:15:35.09 ID:Auox09N/0
- ーー
潜水新棲姫『ワタシの話は理解できたか?』
幹部「興味深い話だった。また今度ゆっくりと聞かせて欲しい」
潜水新棲姫『それでは間に合わない可能性がある』
幹部「間に合わない…?」
潜水新棲姫『前の成虫の時を思い出せ。日本各地の深海棲艦が繭に集結しただろう』
幹部「そうだったね」
潜水新棲姫『また深海棲艦の数が増えたということはどういうことだと思う?』
幹部「彼女達は独自に増える方法があるんだろう?また数が増えてしまっただろう」
潜水新棲姫「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 20:17:42.34 ID:hfrGZ0b6O
- 幹部がちゃんと話を聞けと駆逐棲姫に頭をはたかれる
- 874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 20:22:29.21 ID:0pgqQs7mo
- >>873
楽観視をするべきじゃないだろうと
- 875 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 20:26:13.47 ID:Auox09N/0
- ガチャッ
駆逐棲姫「……」
幹部「あぁすまない、今電話中…」
駆逐棲姫「…ふんっ!!」バシッ
幹部「ぬぁっ!?」
駆逐棲姫「勝手に楽観視するな、ちゃんと話を聞け」
幹部「な、なぜ…?」
駆逐棲姫「電話の相手は潜水新棲姫だな?こっちにもメールが来ていたんだ」
幹部「う、む……」
駆逐棲姫「うちの夫がすまない。まだ電話は切ってないな?」
潜水新棲姫『あぁ…』
駆逐棲姫「なら続きを話そうじゃないか。あのメールの内容はかなり気になったぞ」
- 876 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 20:32:24.82 ID:Auox09N/0
- 潜水新棲姫『お前にならこれを言えば伝わるだろう。また深海棲艦の成虫が生まれようとしている』
駆逐棲姫「根拠は?」
潜水新棲姫『無い。だがワタシはそう確信している』
駆逐棲姫「何に気をつけるべきだ?」
潜水新棲姫『…逃げろ』
駆逐棲姫「前は倒せたぞ?」
潜水新棲姫『今回は違う…前と同じことは起こらないんだ』
駆逐棲姫「なぜ?」
潜水新棲姫『深海棲艦は進化の途中だ。前と同じ失敗を繰り返す筈がない』
駆逐棲姫「…もう間に合わないのか」
潜水新棲姫『無理だ。だからせめて…逃げるんだ』
駆逐棲姫「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 20:34:58.91 ID:PWQBrEAmo
- その確証を得たのは何がきっかけかと問う駆逐棲姫
- 878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 20:42:30.10 ID:hfrGZ0b6O
- ↑+海月姫が海にばら撒いてる胞子から情報を集めた情報を菊月提督は聞いてた
- 879 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 20:47:41.31 ID:Auox09N/0
- 駆逐棲姫「お前がその確証を得たのは何がきっかけだ」
潜水新棲姫『深海仏棲姫だ』
駆逐棲姫「…知らないな」
潜水新棲姫『奴から得体の知れない恐怖を感じた』
駆逐棲姫「それだけか?確信にしては弱いな」
潜水新棲姫『それだけじゃない。あいつから他の感情も感じた』
駆逐棲姫「何だ?」
潜水新棲姫『達成感だ』
潜水新棲姫『何か大きな仕事を終えた…いや、とっくに終わっていたんだろう』
潜水新棲姫『ワタシが感じたのは…それだ』
駆逐棲姫「また…成虫が生まれるのか……」
- 880 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 20:52:15.32 ID:Auox09N/0
- ーー足りないもの鎮守府
菊月「また深海棲艦の成虫だと?」
深海海月姫「私の胞子に反応しない深海棲艦が何人も…これは前と同じなのよぉ」
菊月提督「どこに集まっているんだ?」
深海海月姫「まだそこまでは分からないけど…」
菊月「成虫への孵化が止められないのならまた倒すしか無い。クラインフィールドが無い分今回は楽だろう」
深海海月姫「そう簡単にいけばいいけど…」
菊月「私達の手にかかれば倒せない成虫は存在しない」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 20:57:37.29 ID:QqiXhEKmo
- 横須賀でも対策会議
レ級や重巡はなにか感じるか
- 882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 20:58:06.11 ID:K9GOUqLDO
- 数日経ったが成虫が生まれたという報告は入ってこない
繭があった時も孵化するまではかなりの時間が掛かった事からこちらも準備を進める猶予はあるようだと
- 883 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 21:08:08.30 ID:Auox09N/0
- ーー数日後
菊月「まだ何も起こっていないようだな」
深海海月姫「繭が孵化に時間がかかったのを考えると、当然かもしれないわねぇ」
菊月「ならこちらも用意する時間があるということだ」
深海海月姫「そういうことになるわねぇ」
菊月「横須賀の奴らだけで倒せるのが理想だ。まだ猶予があるなら奴らに用意をさせる」
深海海月姫「貴女は本当に…」
菊月「何だ」
深海海月姫「いえ……今に始まったことじゃないわねぇ」
- 884 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 21:19:08.13 ID:Auox09N/0
- ーー食堂
「お父さーーん!」
菊月提督「こらこら、暴れるんじゃないぞ」
多摩「提督がちゃんと父親してるにゃ…」
菊月提督「…お前は俺を何だと思ってるんだ」
多摩「普段の行いを考えろにゃ」
菊月提督「……」
下2. この後の展開やその他起こったことなど
- 885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 21:28:54.76 ID:0pgqQs7mo
- そういえばあの子の名前はなんていうんだにゃと多摩が聞く
- 886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 21:36:56.62 ID:QqiXhEKmo
- >>885
- 887 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 21:41:21.82 ID:Auox09N/0
- 多摩「…そういえばあの子の名前は何て言うんだにゃ?」
菊月提督「ん?」
多摩「だから、あそこで暴れてる提督と海月姫の子どもだにゃ」
「うひゃ〜!」
曙「こらー!食堂で暴れる子にはおやつは無しよ!」
菊月提督「あぁ、あの子の名前は…」
「」
「」
「」
- 888 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 21:46:05.29 ID:Auox09N/0
- ーーーー
「お姉ちゃん」
「分かってる、これは単なる悪足掻きかもしれない。けどやるだけやらせて欲しいの」
「……」
「あの子は私。あの子が存在するのならば私は存在できない」
「私が居なくなった後…妹がまた暴れてしまうかもしれない」
「でもあの子なら私より…私なんかより強い存在になれるかもしれない」
「……これは一種の賭けよ」
「妹がそうして力を得るように、『私』にも何かしらの力が宿ると願って…」
「…あの子の名前を呼んで」
下2
- 889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 21:49:10.14 ID:hfrGZ0b6O
- もしかしたら折れたフラグってこれのことかもしれないけど…あえて進むしかないよね
あの子の名前は富士だと答える菊月提督
- 890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 21:53:37.09 ID:PWQBrEAmo
- あの子の名前は「富士」だ
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 21:55:37.76 ID:QqiXhEKmo
- おお…
- 892 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 21:57:55.58 ID:pQRf5yQdO
- 多摩「…そういえばあの子の名前は何て言うんだにゃ?」
菊月提督「ん?」
多摩「だから、あそこで暴れてる提督と海月姫の子どもだにゃ」
「うひゃ〜!」
曙「こらー!食堂で暴れる子にはおやつは無しよ!」
菊月提督「あぁ、あの子の名前は…」
菊月提督「あの子の名前は富士だ」
多摩「富士…」
菊月提督「人間と深海棲艦の間に生まれた子どもだ、めでたいものに因んで名前を付けたんだ」
- 893 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 22:01:32.49 ID:pQRf5yQdO
- ふわっ
富士「ん…んんんっ!?」キキッ
曙「急に止まってどうしたのよ?」
富士「なんかこう…ぶわ〜って感じで風というか何かが私に…」
曙「ちょっと!?まさか元の大きさに戻るとか言わないでよ!?」
富士「それは大丈夫!……多分」
曙「クソ提督!!やっぱりこのクソガキは外で寝かせるべきよ!」
富士「嫌だ!お父さんと一緒に寝るぅ!」
菊月提督「海月姫が居るから心配は要らない…はずだ」
曙「言い切りなさいよこのクソ提督ーー!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 22:16:39.27 ID:QqiXhEKmo
- 同時刻、S朝潮がY子さんのもとを訪ねるといつもいるはずの富士さんがいない
ぼんやりしているY子さんにどこに行ったのかを訪ねてもなんでもない大丈夫だからと
Y子さんは姉の決意を無駄にしないよう気を引き締める、ついでにS朝潮も抱きしめる
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 22:20:54.50 ID:0pgqQs7mo
- >>894
ヤシープは戻れるかとウキウキちょっぴりズキっとしてたらあるべきところに還った『富士の名』において変わらない
- 896 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 22:27:08.49 ID:pQRf5yQdO
- ーー横須賀鎮守府
S朝潮「××さんY子さん、少しいいですか?」ガチャッ
Y子「……」
S朝潮「Y子さん…?××さんはどこに行ったんですか?」
Y子「なんでもない…大丈夫だから……」
S朝潮「質問の答えになってませんが…」
Y子「そっか…そうだよね…お姉ちゃんはそうなった…存在しない登場人物の名前は呼べない……」
S朝潮「はぁ…」
Y子「……お姉ちゃんの決意は無駄にしない。あたしがやるんだ」
S朝潮「あの…いい加減…」
Y子「朝ちゃん」ダキッ
S朝潮「…急にどうしたんですか」
Y子「朝ちゃんだけじゃない、絶対に皆んなを守ってみせる。それがあたしのやるべきこと…!」
S朝潮「何のことかは分かりませんが…頑張って下さいね」
- 897 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 22:35:02.49 ID:pQRf5yQdO
- ーー屋上
ヤシープ「…きひひ」ギチッ
ヤシープ「あーあ、あたしにも何かあると思ったのになぁ」
ヤシープ「ま、そんな都合よくはいかないか。そもそも愚姉はああなるのが正解なんだし」
ヤシープ「きひひひひひ……」
ヤシープ「どう足掻いてお前達の負けなんだよね」
ヤシープ「今更どんな手を使っても無駄。切り札だったあのクソガキを『富士』にした所でもう遅い」
ヤシープ「一体どこで間違えたんだろうね〜〜〜?」
ヤシープ「きひひひひひひひひひ!!」
ヤシープ「…あのクソガキごと鏖にしてやる」
ーー
- 898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/05(水) 22:37:41.58 ID:pQRf5yQdO
- 「お楽しみはとっておかなくちゃね」
「きひひひひひひひひひ」
「この世界にハッピーエンドなんか無いんだよ」
「全てをぶち壊してやる」
「あたしにはその権利がある」
「あたしの名前にはその意味が込められている」
「あたしをそうしたのはお前達だ」
「きひひひひひひ…」
- 899 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/05(水) 22:39:07.51 ID:pQRf5yQdO
- つヅく
コめんトなドあレばおねガイしまス
- 900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 22:40:17.22 ID:PWQBrEAmo
- ぎゃあバグってる
- 901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 22:42:10.65 ID:0pgqQs7mo
- んーちょっと前にツイートしてたけど終わりが近くて畳みに入ってるのかな?
平和に終わってほしいけどなぁ…後味悪いのは嫌いなんだ
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 22:43:41.08 ID:K9GOUqLDO
- お疲れ様
今となっては「富士」の名前は富士さんの方が相応しいと思える
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 22:46:30.88 ID:QqiXhEKmo
- おつ
あぁ、フラグ建てれなかったか…ヤシープ、君の改心フラグをな(イケボ)
Y子さんが残ってくれたのはかなり嬉しい、だめかもとも思ってたの
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 22:46:37.85 ID:hfrGZ0b6O
- おつ
そういえば中断期間があったとはいえ2年半も続いたんだなぁ
どういう終わり方になるにしても最後まで見届けますよ
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 23:36:16.22 ID:pH3/PYh0O
- もしかして一つ折りそこねたフラグって霞に子供ができることなのかな?
正直わからん
- 906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 23:38:40.54 ID:QqiXhEKmo
- 北上の出産だと思ってた
違った
なんもわからん
- 907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 23:41:02.09 ID:K9GOUqLDO
- もし違う名前を呼んでいたらどうなったんだろう
富士さん消えなかっただろうか…
- 908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 23:49:54.67 ID:1ue+d+wyO
- それこそやーさんの名前を言ってたらどうなってたか
- 909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 00:24:32.02 ID:YiBuXWrzo
- フラグ一つの折り忘れですBADエンドにいくのかな?
だとしたら本編乗り切った後のその後としてはシビア過ぎる…
- 910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 00:28:44.58 ID:KeUpaG/DO
- おそらくは地雷と思っていた所にフラグがあったのではと
- 911 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 18:10:45.50 ID:gj7Er0gE0
- ーー
提督「深海棲艦はどこに向かっている?」
潜水新棲姫「分からない…」
龍驤「また成虫が生まれるのは確かなんやな?」
潜水新棲姫「それは間違いないはずだ」
提督「かつて鉄の海域にあった繭がどこかにあるというのか?」
潜水新棲姫「その可能性は低い。まだ繭はできていない」
龍驤「ほな順番がおかしないか?繭が孵化する時に深海棲艦を吸収するんやろ?」
潜水新棲姫「そうとも言い切れない。繭が生まれる時にも深海棲艦を吸収していた可能性がある」
龍驤「どう思う司令官?」
提督「確かにその可能性はあるといえるな…」
- 912 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/08/06(木) 18:15:24.50 ID:gj7Er0gE0
- 提督「繭から強力な深海棲艦が生み出されていたのも、繭の防衛手段と考えられる」
提督「問題は…繭の元がどこから来たのかだ」
潜水新棲姫「資料を探そうにも繭はあの一つしか存在しなかった。憶測を立てることも難しい」
龍驤「ほんで今度生まれる成虫は前の比やないって言うんやな」
潜水新棲姫「人類は間違い無く滅ぶ。いや、人類どころか生物全てが無に還る」
提督「だからと言って逃げるような事はしない。繭が出来るまで少しでも猶予があるなら、打てる手は全て打つ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 18:18:57.68 ID:KeUpaG/DO
- 菊月サイド
あの時、繭が生まれる前
自分達が送られたあの任務から不自然だったと話し合う
- 914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 18:21:31.40 ID:0QgPyHq2O
- >>913
- 915 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 18:31:28.22 ID:gj7Er0gE0
- ーー足りないもの鎮守府
菊月「繭が生まれる所を見ているのは世界で私達だけだ」
曙「扉のせいでその事実は無くなったけど、現象としては変わらないはずよ」
千代田「そもそもあの任務がおかしいわよ!私達に死にに行けっていうのと変わりないじゃない!」
望月「多分そうだろうね」
荒潮「それに何か意味があったんでしょうね〜」
ガンビィ「今となってはその意味は分かりませんけど…」
- 916 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 18:35:15.64 ID:gj7Er0gE0
- 神威「私がドロップしたことは関係ありますか?」
望月「ん〜多分無いんじゃないかな」
曙「あそこの基地にあった艦娘や深海棲艦の死体…あれも関係してるはずよね」
荒潮「一つ言えるのは〜また繭が生まれそうってことよね〜」
菊月「あの時の大本営の人間はほぼ死んだ。何か企みがあったか調べるのは不可能だ」
千代田「繭だろうが何だろうが全部ぶん投げてやるわ!」
神威「千代田さんならできなくは無いんですよね…」
グラーフ「フ、フフフ…」ガタガタ
ガンビィ「グラーフさんの震えが凄いです…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 18:44:35.66 ID:KeUpaG/DO
- 菊月
もっと思い出せ
繭が出来る前後に何があった
謎の子供と原因不明のリュウジョウの妊娠
リュウジョウ…龍驤か…まさか…成虫の発生場所は…
- 918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 18:53:36.37 ID:enXxwgE7O
- >>917
- 919 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 18:57:51.01 ID:gj7Er0gE0
- 菊月 「もっと思い出せ、繭が出来る前後に何があった?」
曙「そういえば謎の子どもが居たわよね」
望月「不気味っていうか…本当に謎の子どもとしか言いようが無い感じのね」
リュウジョウ「そもそもウチも意味分からんかったからな。男と寝たことが無いのに突然妊娠して…」
千代田「その謎の子どもがリュウジョウのお腹を食い破ったのよね?」
リュウジョウ「その辺はもう意識無かったわ。ほんまによく助かったもんやで」
菊月「……」
- 920 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 19:02:13.51 ID:gj7Er0gE0
- 荒潮「ねぇ菊月…」
菊月「私もそれを考えていた」
神威「まさか…」
千代田「何を言ってるのよ?」
菊月「……もう間に合わない」
荒潮「せめて時間を稼がないと…」
望月「……ダメ、予知できない」
ガンビィ「あ、じゃあ大丈夫ってことですね!」
望月「あたしが未来を予知できないのは二つパターンがある。一つはあたし自身に危険が無いパターン」
グラーフ「もう一つは…?」
望月「あたしが死ぬパターン」
グラーフ「……きゅぅ」バタッ
菊月「急げ!!何としても止めるぞ!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 19:21:43.26 ID:enXxwgE7O
- kskst
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 19:24:13.40 ID:YiBuXWrzo
- 北上なのか霞なのかわからん…
とりあえず予定日になっても産まれない北上の精密な検査を行う
横須賀にも妊娠した艦娘がいないか確認
- 923 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 19:31:07.38 ID:gj7Er0gE0
- ーー
菊月提督「精密検査…?」
菊月「とりあえず怪しいのは北上だ。横須賀の連中にもやらせる必要がある」
深海海月姫「何か根拠があるんでしょうねぇ」
菊月「北上は予定日を過ぎても子どもを産んでいない」
深海海月姫「それだけ?」
菊月「リュウジョウの時はそうだった。一年以上妊娠期間が続いた」
深海海月姫「少し遅れるくらいあり得るわよ。それにリュウジョウの時は一年以上も妊娠してたんでしょぉ?」
菊月「リュウジョウの時は双子だったんだ。北上の中に居るのが一人と考えたらどうだ」
深海海月姫「リュウジョウの…半分……」
菊月提督「とにかく北上の様子を確認してからだ」
- 924 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 19:34:41.44 ID:gj7Er0gE0
- ーー
深海海月姫「北上は人間の子どもを妊娠したのよねぇ?」
菊月「誰がそれを確認した」
深海海月姫「でも憲兵とすることはしてたわよね?」
菊月「憲兵と体を重ねる前に、既に深海棲艦を妊娠していたらどうだ」
深海海月姫「……」
菊月「北上の中に居るのは…深海棲艦の成虫、繭の元だ」
深海海月姫「そうだとして貴女は…」
菊月「…北上の所に急ぐぞ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 19:45:28.12 ID:KeUpaG/DO
- 少なくとも北上ではなかった
艦娘から生まれるのは間違い無い筈だ…何処だ、誰からだ?
…既に生まれている可能性は?
生まれた子供をこの目で確認出来ていないのは夕立だが…連絡してみるか?と菊月
- 926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 19:50:13.85 ID:enXxwgE7O
- 他に子供が生まれそうなのはと北上に詰め寄ると、そういえば霞がどうとか聞いたようなと
- 927 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 19:56:57.44 ID:gj7Er0gE0
- ーー工廠
北上「他に妊娠してそうな艦娘ねぇ」
菊月「心当たりは無いのか?」
北上「あるっちゃあるよ。霞がそんな感じのこと言ってたし」
深海海月姫「霞は検査をしてないのよね?」
北上「なんか直感?か何かだって。もしそうなら嬉しいよね〜」
深海海月姫「…どう思うの?」
菊月「どちらでもあり得る…が、霞だとすると妊娠期間が……」
北上「えへへ〜お前はゆっくり出てきていいんだからね〜」ナデナデ
ピシッ
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:00:31.61 ID:0QgPyHq2O
- ん?
- 929 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 20:01:49.82 ID:gj7Er0gE0
- ーー
Y子「はぁ…はぁ…はぁ……!」ダダダッ
ヤシープ「……」
Y子「い、居た……!?」
ヤシープ「きひひ、あたしはここに居るよぉ」
Y子「じゃあなんでお前が復活しようとしてる!?」
ヤシープ「だから言ったじゃん。もう手遅れなんだって」
Y子「嘘を言うな!皆んなはあんたの復活を望んで無い!だからお前の名前は誰も呼んで無いんだ!」
ヤシープ「きひひ、確かにあたしの名前は呼ばれて無いねぇ」
Y子「じゃあどうして!?」
ヤシープ「きひひひひ…あたしにしちゃいけないことをお前達はしたんだよ」
Y子「何を…!」
ヤシープ「ねぇ下2、それって何だと思う?もし正解したら…きひひ、するわけないから何も言わないよぉ」
- 930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:03:02.02 ID:enXxwgE7O
- ヤシープという名前を与えてしまった
- 931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:06:09.67 ID:0QgPyHq2O
- 上と同じでやっぱ登場人物にしてしまったことかな
名前がなければ登場人物から消えれば何もできなかった
- 932 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 20:11:37.91 ID:gj7Er0gE0
- ヤシープ「きひひひひ!!大!正!解!」
ヤシープ「あろうことかお前達はこの『あたし』に名前を付けた!その時点で××とは違う存在になったんだよぉ!」
Y子「まさか…!」
ヤシープ「お前が××の名前を捨てた存在のように、あたしも『ヤシープ』としてこの世界に存在できた!!」
Y子「お前を否定するなら…あたし自身も否定することになる……」
ヤシープ「きひひひひひひひ!!」
Y子「そんな…もう勝負は……」
ヤシープ「だからもう遅いって言ってんだよバーカ!!」
- 933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:16:50.48 ID:YiBuXWrzo
- しゃーない
名前の重要性が語られる前じゃそんなトラップ流石にわからん
- 934 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 20:18:02.05 ID:gj7Er0gE0
- ヤシープ「でも安心しなよぉ、所詮あたしは羊のぬいぐるみ。お前みたいに半分力を持っていくこともできなかった」
Y子「じゃあなんで…そんな……」
ヤシープ「力は一割どころか殆ど無い。けどあたしの勝ち」
ヤシープ「ねぇねぇ、なんでだと思う〜〜?」
Y子「……」
ヤシープ「チッ、もっと抵抗しないと面白く無いのに。ま、もうコイツは負けたんだしもういいよね」
ヤシープ「力が殆ど無いあたし『ヤシープ』の能力はただ一つ。しかも一度使えばもう二度と使えない」
ヤシープ「それはある言葉、名前を自由に口に出せるだけ」
ヤシープ「なーんだそんなこと?きひひひひ、こんな弱い能力何に役立つんだろうね?」
ヤシープ「……」
ヤシープ「あたしは神だ」
ヤシープ「愚姉の居なくなった今、誰もあたしを止めることはできない」
ヤシープ「世界を終わらせる」
ヤシープ「…目覚めろ」
ヤシープ「八島ぁぁぁぁ!!!!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/06(木) 20:19:08.52 ID:KeUpaG/DO
- Y子
(あたしは名が持つ業から逃げた
だけどお姉ちゃんだって自らの存在すら捨てて賭けに出たんだ…
だったらあたしも立ち向かわなきゃね…朝ちゃん…お姉ちゃん…あたしに勇気を)
……「八島」はあたしだッ!
そして二人の八島が対峙する
- 936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:24:24.82 ID:YiBuXWrzo
- ↑八島の名において富士の意思を継ぐY子さん
ここまで歩んできた足跡が無駄だったなんて言わせない
- 937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:27:49.18 ID:enXxwgE7O
- >>899時点で多分作者が変更されたと思われる
このまま安価を続けたとしても不利展開で持っていけるから勝負はついたって言ってると思う
新スレ時に権限剥奪できないかな
- 938 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 20:29:03.33 ID:gj7Er0gE0
- Y子 (……あたしは名前が持つ業から逃げた)
Y子(そうすることが正解だから。正しいと思ったからそうした)
Y子(確かにあの時はそれで正解だったかもしれない。けどいつまでも逃げちゃいけないんだ)
Y子(お姉ちゃんだって自らの存在を捨てて賭けに出た。だったらあたしも立ち向かわなきゃ笑われちゃうよ)
Y子(朝ちゃん…お姉ちゃん…あたしに勇気を)
「……」
「『八島』はあたしだっ!!」
ピキッ
- 939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:30:39.46 ID:0QgPyHq2O
- その可能性があるのか
でもその時点でヤシープはそこまでの力持ってないし
安価を乗っ取る力は成約制限かけまくって実現した力のはずなんだよね
- 940 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 20:35:04.83 ID:gj7Er0gE0
- ーーーー
八島「きひひひひひひ…まずは北上を食い殺して、あの鎮守府ごと繭に…」
八島『……』
八島「きひ…?」
八島『八島の名において…』
八島「お前が…名前を……?」
八島『ここまで歩んできた足跡が無駄だったなんて言わせない。あたしこそが八島だ!!』
八島「きひひひひ!!やれるものならやってみなよぉ!お前はあたしには勝てない!!」
八島『それはこっちの台詞だ!お前みたいな紛い物には負けない!!』
八島「自分をブチ殺せるだなんて最高なんだけど!きひひひひ!!」
八島『うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!』
下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
- 941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:41:05.85 ID:0QgPyHq2O
- 常識で考えて八島であることに固執して停滞してたヤシープ八島なんかに前に進んできたY子さん八島が負けるわけ無いだろ
この物語で一番弱いのは何も変わらなかった奴
誰もがどんな形であれ変わって話を紡いでるのに
- 942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 20:50:14.92 ID:5Pg71cjDO
- 流石に(ほぼ)同個体では実力伯仲
しかし>>941
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 21:00:08.53 ID:bFwjELPUo
- 富士になったあの子が戦いの波動を感じ取る
激しさだけの力と激しさの中に柔らかさも併せ持つ力のぶつかり合いを
- 944 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 21:08:15.63 ID:gj7Er0gE0
- ーー
八島『うっ……ぅぅ…』
八島「きひひひひ!!こうなることは分かってた、お前じゃあたしに勝てないんだよぉ!」
八島『はぁ……はぁ…』
八島「もう終わりにしよっか。そこそこ楽しかったよ」
八島「バイバイや……」ゴポッ
八島「あ……………………?」
八島「なんで…あたし……が……?」
八島「ふざけるな……あたしは八島…この世界の……」ドロッ
八島『だから…だよ……』
八島『お前はそうだから……負けたんだ…』
八島「なに…を…………」
- 945 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 21:15:01.35 ID:gj7Er0gE0
- 八島『お前は…八島であることに固執して…ずっとそのままだった……』
八島「当たり前だろぉ……あたしは…神……ごばっ…」ビチャッ
八島『あたしはずっと前に進んできた……お前とは違う……』
八島「違う…お前も八島だ……」
八島『そう…あたしはほとんどお前…だけど…たった一つ違う所がある…』
八島『あたしは…運命と…自分の名前と戦う覚悟を持った……』
八島「そんなもの…無意味……『八島』が世界を滅ぼすのは…確定してるんだよぉ……」
八島『じゃあなんで…お前は負けたの……?』
八島「き……ひ…」
- 946 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 21:23:56.77 ID:gj7Er0gE0
- 八島『この物語で…一番弱いのは…何も変わらなかった…変わろうとしなかった奴だ…』
八島『この世界は…龍驤があの子…富士を見殺しにしたことで…生まれた…』
八島『その龍驤でさえ…変わった……運命と…戦う覚悟を持った…』
八島「認め……ない…あたしは……認めないぃ…!!」
八島『お前はもう二度と…この世界に入ってこれない…八島は…あたしの名前だ…』
八島「神が居なくなった世界は……」
八島『誰もがどんな形であれ…変わって話を紡ぐ…もうお前は…必要無い……』
八島「き…ひ…ひ………」
八島「あたしを消しても…北上の腹の中はもう…遅いんだよぉ…」
八島『お姉ちゃん…あたし…やったよ…』
八島「あたし……は…」
八島『八島の名において…下知を下す…』スッ
八島「き、ひ…ひ……」
八島『下2』
- 947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 21:28:19.16 ID:bFwjELPUo
- 世界を人と艦娘と深海棲艦すべからく手を取り合って共に歩める世界に
北上のお腹の子は手遅れでなく祝福されて生産まれてくるんだ
- 948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 21:30:57.53 ID:KeUpaG/DO
- 帰ってこい
お前もあたしなんだから
だけどこれからは「八島」は世界を滅ぼす名ではなくなる
あたしがそうする、して見せる
…貴方達もあたしと一緒に見届けて
八島の周囲に無数の死者の幻影が一瞬現れそして消えた
そして>>947
- 949 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 21:36:45.86 ID:gj7Er0gE0
- 八島『帰って…こい…』
八島「は…ぁ……?」
八島『お前もあたしなんだ…違いはだった一つだけ…』
八島『これからは『八島』は…世界を滅ぼす名ではなくなる…』
八島「だから…それは……」
八島『あたしがそうする…して…みせる……』
八島「……」
「…」
「…」
「…」
「…」
八島『貴方達も…あたしと一緒に見届けて……』
- 950 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 21:42:08.01 ID:gj7Er0gE0
- 八島『人と艦娘と深海棲艦が…手を取り合って共に歩める世界…』
八島『貴方達も…それを望んで……』
「…」
「…」
「…」
「…」
八島「あ、あ、あ、あ、あ……」
八島『手遅れなんかじゃない…北上のお腹の子も…祝福されて生まれてくるんだ…』
八島「扉でも無いくせに…そんな能力…あるわけ…」
八島『全て無理だとしても……絶対にできる…』
八島『あたし達は…変われるんだ…』
八島「……」
八島「…………」
八島「………………」
八島『……ありがとう』
八島『皆んな…ありがとう…』
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 21:45:46.03 ID:k3St+ZAvO
- 名前のない登場人物は存在することができない
逆に言えば、名前があればこの世界に存在することができる
かつて名前を奪われた八島は外側から自分の世界を創った
だから、今度は外から世界を見守るつもりなのかもしれない
でも、それだとやっぱり寂しいから、さ……
あたしが新しい名前を付けるのはどう、お姉ちゃん?
(無理なら再安価つけてくださる?)
- 952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 21:48:22.05 ID:v2STNm0ro
- >>951
- 953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 21:56:57.84 ID:mLumitZro
- ん?
これは元富士に名前をつけるってこと?
ヤシープ八島の事だとしたら八島として別れていたのが一つに戻ったのでは…?
- 954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 21:59:40.32 ID:k3St+ZAvO
- >>953
そのつもりで安価投げたよ
八島が消えた後にスレを建てたなら、富士さんも今はそっち側にいるのかなと思ったから
紛らわしくてすまんな
- 955 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 22:02:23.67 ID:O5xUxmu9O
- ーー
八島『名前のない登場人物は存在することができない』
八島『逆に言えば、名前があればこの世界に存在することができる』
八島『かつて名前を奪われた八島は、外側から自分が望む世界を創った。だから、今度は外側から世界を見守るつもりなのかもしれない』
八島『でも、それだとやっぱり寂しいから、さ……』
八島『あたしが新しい名前を付けるのはどう、お姉ちゃん?』
「……」
「私はもう…あの子と同一の存在になってしまったの…だから力も無ければ名前も無い…」
八島『安心して、あたしはお姉ちゃんの名前なんか呼んで無いから。ただ『お姉ちゃん』って言っただけだよ?』
「そう…そうね…私ったら…何を言ってるのかしら…」
八島『お姉ちゃんの手を借りなくても、この世界はあたしが守ってみせるよ』
「強く…なったわね……」
- 956 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 22:07:38.98 ID:O5xUxmu9O
- 八島『あ"!あぁ〜…』
「どうしたの…?」
八島『…あのさお姉ちゃん、あんなこと言っといてなんだけど一つ相談していい?』
「ええ…」
八島『八島が残していったヤシープ…あれって放置したら絶対ヤバイよね?』
「そうかもしれないわね…」
八島『中身は無くなってちょうど器があるし…入っとかない?』
「……」
八島『外側にお姉ちゃんを残しておくのも有りなのは分かってるよ!でもヤシープを放置するのを考えると…』
「それを決めるのは私じゃないわ…」
八島『…だよね。じゃ、お願いしようかな』
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:12:35.66 ID:v2STNm0ro
- 「お姉ちゃん」はぬいぐるみに入る
- 958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:13:55.30 ID:KeUpaG/DO
- 現在の富士
しかし周囲の人間はどうもこの子を富士と呼ぶ事に理由も解らず違和感を感じている
富士としての年季の違いがそうさせているようだった
- 959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:14:44.59 ID:bFwjELPUo
- あー決めずに飛ばすのか…
- 960 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 22:18:09.34 ID:O5xUxmu9O
- 八島『それはダーメ、だってまだあたしの番は終わって無いもん』
「貴女で終わらせてたくないんじゃないの…?」
八島『どうして?』
「まだ信用されていないとか…」
八島『……』
「とにかく…もう一度聞いてみましょう…」
八島『…お願いします』
再安価 下2
- 961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:21:00.15 ID:mLumitZro
- ここまで来たら入ってもらおう
ヤシープぬいぐるみそのままのカタチじゃなくて八島さんがお裁縫してお人形っぽくしてね
- 962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:25:10.87 ID:bFwjELPUo
- >>961
- 963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:25:13.54 ID:v2STNm0ro
- >>961
- 964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:25:55.00 ID:SlE3A/z+o
- >>961
擬人化して胸を盛って…とリクエストする富士さん
- 965 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 22:33:27.92 ID:O5xUxmu9O
- 八島『あ"ー!えー!?』
「ふふふ…期待してるわよ八島…」
八島『あたしって裁縫得意なの!?』
「そうかもしれないし…そうじゃないかもしれないわね…」
八島『なんでそんな安価…!』
「いいじゃない…これも楽しみの一つよ…」
八島『羊のぬいぐるみをどうやって人形にしろっていうのさぁ!?』
「私の器よ…頑張って作って…」
八島『やってやる…八島を倒すよりは簡単なはずなんだ!』
「応援してるわ…」
八島『以上八島でした!くそぉ…少しでも女子力があるところを見せつけてやる!』
- 966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:34:58.83 ID:KeUpaG/DO
- あ…そのノリ懐かしい
- 967 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 22:38:29.98 ID:O5xUxmu9O
- ーー
富士「もう大丈夫」
菊月「何がだ」
富士「その未来は無くなったと思うよ」
曙「根拠も無しにそんなこと言わないで!」
富士「なんとなくだけど分かるもん!」
望月「あたしは信用してもいいと思うよ。また予知が見えるようになったからね〜」
リュウジョウ「望月が予知できるってことは、ウチらが死ぬ未来が無くなったっちゅうことやな」
望月「そういう風に解釈できるね」
菊月「…分かった、だが最悪を免れただけだ。引き続き警戒は続けるぞ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:41:24.05 ID:v2STNm0ro
- 北上が破水したと
- 969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:42:25.17 ID:KeUpaG/DO
- では改めて>>958
- 970 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 22:50:50.47 ID:O5xUxmu9O
- ーー食堂
多摩「富士」
富士「ん?」
多摩「おみゃーの名前…何か違和感があるにゃ」
富士「どういうこと?」
多摩「上手く言葉にできにゃいけど、なんか違う感じがするにゃ」
富士「むぅ〜猫さんは私をいじめるんだ!」
多摩「そのつもりは無いにゃ」
富士「いじめてるのと同じだもん!」
多摩「にゃあ…」
- 971 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 22:54:10.42 ID:O5xUxmu9O
- 富士「私はずっと富士だもん!お父さんとお母さんが付けてくれた名前なんだよ!」
多摩「まぁそのうち慣れると思っておくにゃ」
富士「むぅぅぅぅ〜〜!」
菊月提督「こら、食堂で暴れるんじゃない」
富士「お父さん!猫さんが私をいじめるの!」
深海海月姫「あら…それは良くないわねぇ。仮にもここの艦娘でしょう?」
多摩「いじめてなんか無いにゃ。ただ違和感の話をしてただけにゃ」
菊月提督「多摩、分かってると思うが富士が本気を出せばとんでも無いことになる。誤解だったとしても気をつけてくれ」
多摩「にゃ…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:54:45.60 ID:v2STNm0ro
- kskst
- 973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:55:16.03 ID:0QgPyHq2O
- 遂に北上さんが産気づく
元気な女の子ですよ!
- 974 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 23:10:08.08 ID:/DREc7r90
- 夕張「菊月提督ーーー!!」ダダダッ
菊月提督「鎮守府の中は全力で走る場所じゃないぞ」
夕張「走りたくもなりますよ!!北上さんが破水したんです!!」
多摩「北上っ!!」ガタッ
深海海月姫「北上はどうしてるの?」
夕張「とりあえず医務室に運んで寝かせました!」
菊月提督「病院に連絡は?」
夕張「とっくに終わってますよーー!!」
菊月提督「分かった、こっちでも出来る限りのことはしよう」
- 975 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 23:13:36.16 ID:/DREc7r90
- ーー医務室
北上「あーーうーー……」
憲兵「北上…」
北上「めっちゃ痛い…死にそう…」
憲兵「…頑張ってくれ……」
北上「手……握って…」
憲兵「……」ギュッ
北上「ん…ふふ……い…」
北上「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」ギチッ
憲兵「……っ!」
北上「死ぬ…死ぬ!!痛い……あぁぁ…!!」
憲兵「北…上……!」
憲兵「頑張るんだ…もうすぐ……病院に…」
北上「い…いいいっ……!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 23:16:08.71 ID:v2STNm0ro
- 救急車が到着するがおそらく間に合わないので鎮守府で産むことに
- 977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 23:21:41.71 ID:bFwjELPUo
- >>976
こんなこともあろうかと多摩が非番の先生を呼んだ
- 978 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 23:31:19.69 ID:/DREc7r90
- ピーポーピーポー……
憲兵「よし…救急車も来たな…」
多摩「もう間に合わないにゃ!」ガチャッ
憲兵「なに…?」
多摩「夕張から聞いたにゃ!もう頭が半分出てるらしいにゃ!」
憲兵「なんだと……?」
多摩「ここで産むしか無いにゃ!!」
憲兵「だが…そんな設備は…」
多摩「設備は無くとも人手はあるにゃ!」
利根「吾輩に任せるがよい!」
憲兵「……頼む。北上は大切な…」
利根「御託を並べる暇があるなら手伝え!」
憲兵「…分かった」
- 979 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 23:35:07.00 ID:/DREc7r90
- ーー
北上「うぅぅぅぅぅぅぅーーーー!!」
憲兵「本当にこれでいいのか…?」
利根「タオルを噛ませるしか無い!ここは病院では無いぞ!」
多摩「頑張るにゃ北上!!」
北上「むぅあぁぁぁぁーーーー!」
憲兵「北上…北上……」
利根「もう少しじゃ!頑張れ!」
多摩「北上……!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 23:39:32.00 ID:v2STNm0ro
- それはそれは元気な産声をあげて産まれる
- 981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 23:43:57.50 ID:PuhrJ9Gyo
- >>980
- 982 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 23:52:40.51 ID:/DREc7r90
- ぎゃぁ……ぎゃぁ……
菊月提督「…無事産まれたようだな」
深海海月姫「ここまで声が聞こえるもの、元気なのがよく分かるわ」
菊月提督「……人間と深海棲艦も、共に生きれる世界になれば…」
深海海月姫「そうねぇ…きっと素晴らしい世界よねぇ」
菊月提督「……」
深海海月姫「あなたの言いたいことは分かるわ…人間と艦娘の間に子どもが産まれるなら…深海棲艦だって…」
菊月提督「深海棲艦も……俺は…」
- 983 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/06(木) 23:55:34.16 ID:/DREc7r90
- 菊月「そこまでだ」
菊月提督「……」
菊月「最近その女に構い過ぎじゃないのか」
深海海月姫「子育てには夫が必要なのよぉ」
菊月「提督、そんな事を考えるより目の前の女を愛することを優先しろ」
深海海月姫「フフっ…言われちゃったわねぇ」
菊月提督「……」
菊月「北上のせいで仕事が増えた。サボる暇があるなら働け」
菊月提督「…あぁ、そうしよう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/07(金) 00:00:54.14 ID:7MTCdGMDO
- 北上と憲兵
眠る赤ちゃんを見ながらこれから忙しくなる
しばらく変態行為はお預けだなと憲兵
えぇ〜…まぁうん…あたしもお母さんだし?そのくらい我慢…出来るかなぁ…と
- 985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/07(金) 00:01:52.85 ID:US/cAw3yo
- 北・ずっと握ってたから手えすごい事になっちゃてる…ごめんね〜?
憲・お前に比べたらこんなのなんでもないさ、良く頑張っくれた、ありがとう
→>>984
- 986 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/07(金) 00:09:54.95 ID:8Gwi0Nf+0
- ーー
北上「ごめんねぇ…」
憲兵「ん…?」
北上「ずっと握ってたから…手がすごい事になっちゃてるじゃん…」
憲兵「お前に比べたらこんなのなんでも無い」
北上「そっか…」
憲兵「…良く頑張ったな」
北上「えへへ…憲兵の子どもだもん…そりゃあ頑張っちゃうよぉ…」
憲兵「……ありがとう」ボソッ
北上「え…なんて……?」
憲兵「…なんでもない」
北上「へへ…そっか……」
- 987 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/07(金) 00:15:35.52 ID:8Gwi0Nf+0
- きたかみ「……」
憲兵「これから忙しくなるな」
北上「そうだねぇ…」
憲兵「しばらく変態行為もお預けだな」
北上「まぁうん…あたしもお母さんだし…そのくらい我慢…天出来るかなぁ…」
憲兵「おい」
北上「だってさぁ…全裸でリード付けて散歩って…ヤバイじゃん…?」
憲兵「何度も言ってるがな、あのプレイは俺に得は無いんだ」
北上「自分の女が…気持ち良くなってるんだよ…?男として…得じゃん…」
憲兵「……」
北上「あたしと一緒に居てくれるなら…ある程度の覚悟も必要ってこと…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/07(金) 00:17:51.50 ID:e9sPzPw9O
- 大阪のおばちゃんみたいにお祝い持った龍驤達が駆けつける
- 989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/07(金) 00:20:09.56 ID:FbYcuCK+o
- ↑霞もおめでたやしめでたいことラッシュや!と
- 990 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/07(金) 00:34:05.32 ID:8Gwi0Nf+0
- ーー数日後
龍驤「おめでとうな北上ーー!」
北上「いやぁ〜皆んなありがとうね〜」
神通「元気な女の子…でしたよね…」
北上「そ、現代艦娘のきたかみだよ〜」
黒潮「食べもんはここに置いとくわなぁ」ゴソッ
北上「こんなに沢山悪いねぇ〜」
龍驤「遠慮せんと食べてな!霞もおめでたでめでたいことが続いとるからな!」
北上「マジ!?」
神通「提督も…喜んでいました…」
北上「そうか霞が…うん、本当に良かったよ〜」
- 991 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/07(金) 00:43:07.16 ID:8Gwi0Nf+0
- 黒潮「現代艦娘やから子育ても大変やなぁ」
北上「楽な子育てなんか無いって。ま、ガングートには頼らせてもらうけどね〜」
神通「それ以外でも…困ったことがあれば教えて下さいね…」
北上「もちろん、頼りにしてるよ。ねぇ龍驤さん?」
龍驤「当たり前やで北上」
北上「…あーもう本当に幸せ。あたしがこうなってるんだから、龍驤さんも幸せになっていいんだよ?」
龍驤「そうやね、ウチも幸せになれるように努力する。簡単には諦めへんよ」
北上「とりあえず診断書を誤魔化すのを止める所からだろうね」
龍驤「大丈夫や、最近はちょっとしか誤魔化して…」
北上「ちょっと?」
龍驤「……あ」
神通「龍驤さん、その話を詳しく説明して下さい」
黒潮「このアバズレ…!まだ懲りへんのかお前は!!」
龍驤「違う違う!今の無し!ウチは何も言うてない!!」
北上「騒がしいかもだけど慣れてね〜この人達はこれで普通だからね〜」
きたかみ「んぁ〜」
ーー
- 992 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/08/07(金) 00:43:38.58 ID:8Gwi0Nf+0
- このスレはここまでです
次スレでも宜しくお願いします
- 993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/07(金) 00:44:59.10 ID:xUeSfZNOO
- おつでした〜
- 994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/07(金) 00:54:26.11 ID:FbYcuCK+o
- 今回ほんとよかったよ…
- 995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/07(金) 01:04:49.41 ID:7MTCdGMDO
- お疲れ様でした
Y子さんの大博打上手く行って良かった…
ちなみにY子さんが動かない場合どんな解決策が考えられるか参考までに聞いてみたい
あと作中で名無しでも少なくとも自分はこちらを富士さんとして認識してる
龍驤には八島ですら足元にも及ばない因果があるからなぁ…それが全て自己に向かっているの唯一の救いと言えるかどうか
- 996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/07(金) 01:20:04.49 ID:US/cAw3yo
- お疲れ様でした
忌み名を再び纏ったY子さんの同格化から成長が基因の封じ込めの所、流れが完璧だった…もう大好き!!
- 997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/08(土) 19:11:10.44 ID:7HuXjVa2o
- 誘導
【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その4【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1596880862/
- 998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 22:17:42.74 ID:5++RH01SO
- W i m
- 999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 22:18:29.71 ID:5++RH01SO
- W a y ?
- 1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 22:18:56.96 ID:5++RH01SO
- きひ
- 1001 :1001 :Over 1000 Thread
- __|_____|___!__}
___ |_ } }
,. :'´:::::::::::::: ̄`ヽイィ_ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄!
、ゝ-'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´r┴―――――‐┼―┬ー'
__、_>':::::::::::::::::::ト、l:、: :: ::. :.. ..: .:. ::::{_______l____{
`ヽ:_..::::::::::::::::::::::: .:|-''´}:.:.:..:l::;i::、l、::::::::( | ̄| ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l
,>:::::::::::::: ::: .: .::.| /:;:::::;ハ{ム_‐トハヘ::ゝ| | | |
'⌒ァ::::::::..::. :::.::::;lヘ‐ ´ヘハi´'´jハY 「|「 ̄ ̄ ̄ ̄ 「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄
 ̄7;.ィ::{::::l::l::ljレr=、ヽ,rヘ ゞ-' _,j !|______l____j__ / ̄ ̄ ̄ ̄
∠ハ:::ヽハl:{' {!´};リ } 、 ` ̄´ !::::| |. | | | 今度は貴方のお話、読ませてくださいね
'イ::`:::lヘハヽ.__´/ ヽ_ j___!________|___!__j .ノヘ.____
{;.イ/::!:::::::lヘ く_,) ,ィ:| r、 /)! {
' !::::|:::::::|`^ヽ .___ /,ノrー――― ノ } ///)一'
/::::::!::::::::!:::::::::_r' ー--、fr、| / '-' / ' /ノ
イ:::::::!:::::: :ヽ'´:.{ ト.ゝく!___ / ´/l
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【俺ガイル】さよならメモリーズ @ 2020/09/08(火) 21:24:42.50 ID:REk/3TwAO
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