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永吉昴「どうしよう、お家、帰れないじゃん!」ミリP「またもや」【ミリマスSS】
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1 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/28(日) 23:55:14.53 ID:TZzcffTQ0
ミリマスSSです。
プロデューサーはP標記。
一応、シリーズものです。
矢吹可奈「どうしよう、お家に帰れないです〜!」P「・・・」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404203513
北沢志保「どうしよう、家に帰れなくなった…」P「…またか」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497366192/
横山奈緒「ど、どうしよう、家に帰られへん……!」P「えっ、また?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521378694/
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1593356114
2 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/28(日) 23:57:23.62 ID:TZzcffTQ0
夕方 ○○駅
ザアアァァ
『現在、――線は現在運転を見合わせております。運転再開の目途は立っておらず……』
P「げえっ、電車止まってる」
昴「ツイてないなあ。天気予報でも言ってたけど、まさかこんな大雨だなんて」
P「困ったな。ここから事務所まで戻るとしても、タクシーもごった返してるし……」
Prrrr
P「ん? 音無さんから電話だ。ちょっと待っててな」
昴「うんっ。そうだ、オレ、ちょっと駅員さんに詳しいこと聞いて来るよ!」
P(今日の仕事場が俺の最寄り駅の近くってこと、音無さんも知ってるから、まさかな……?)
3 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/28(日) 23:58:37.37 ID:TZzcffTQ0
ピッ
P「はい、もしもし」
小鳥『あっ、プロデューサーさん。お仕事終わったんですね? ということは……』
P「ええ。○○駅に着いて、電車止まってると聞いて途方に暮れてたところです」
小鳥『それなら話が早いですね』
P「……俺の家に昴も泊めろと?」
小鳥『そういうことです♪』
P「流石にちょっと、何度も年頃のアイドルを家に泊めるというのは……。それに雨って言っても、いずれは復旧するでしょうし」
小鳥『最初に可奈ちゃん泊めた時点でもうアウトなんですから、この先何人泊めようが変わらないですよ』
P「」
小鳥『それに、今日中には多分復旧しないと思います』
P「へっ?」
4 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:01:27.47 ID:BKF9g6ND0
昴「プロデューサー、大変だよ! さっき駅員さんから聞いたら、線路が陥没したせいでこの路線は今日もう動かないって!」
P「……マジ?」
小鳥『ということなので、帰れなくなった昴ちゃんをプロデューサーさんが泊めてあげたら万事解決! ってことです』
P「確かにそうなのかもしれないですけど……」
小鳥『それに、昴ちゃんのご両親にも連絡したのですが、プロデューサーさんの家に泊めても「全然オッケー」、とのことでした』
P「……手が早いですね」
小鳥『できるオンナですから』フンス
小鳥『ということなので、昴ちゃんとごゆっくりー!』
ピッ ツーッ ツーッ
P「ちょっ、音無さん!? もしもし!?」
P(仕方ない、今回もか……)
5 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:02:47.09 ID:BKF9g6ND0
昴「プロデューサー、小鳥は何か言ってた?」
P「ああ、うん。えっと……」
P「どうやら昴も聞いてきた通り、今日は電車が動かないらしい」
昴「やっぱそうなんだ……。ってお家、帰れないじゃん!」
P「落ち着いて。それで、この○○駅って、俺ん家の最寄りなんだ」
昴「プロデューサーん家も、この近くなの?」
P「そういうこと。だから昴さえよかったら、……俺ん家、泊まる?」
昴「うんっ、OK!」
P(軽っ)
6 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:03:35.18 ID:BKF9g6ND0
昴「何だよー、プロデューサーも早く言ってくれたらよかったのに! オレ、今日どうやって帰ろうかと思ってずっとドキドキしてたんだからさ!」ホッ
P「お、おう。悪かった」
昴「それじゃあ、決まり! 早くプロデューサーの家に行こうぜ!」
P「そうしようか。でも家に帰る前に色々買って帰ろう」
昴「分かった!」
P(昴の家は兄も多いし、男と過ごすことにあまり抵抗がないのかな)
P(……っていうか、どうしてアイドルとこの辺で仕事する度に電車が止まるんだ? 普通に利用してても滅多に止まらないのに)
昴(プロデューサーとお泊りか。……なんか面白そうだな♪)
7 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:05:00.55 ID:BKF9g6ND0
ガチャ
P「ふぅ、ひどい雨だったな。昴も入って」
昴「お邪魔しまーす。……ほんと、傘差しててもかなり濡れちゃったよ」
P「ちょっと待ってな。……ほれ、タオル」
昴「サンキュ、プロデューサー」ニコッ
P「適当にソファでも座ってていいぞ」
昴「わっ! 奈緒たちから話は聞いてたけど、部屋、すっげーキレイだな!」
P「そうか?」
昴「兄ちゃんの部屋とか、大掃除してもここまでキレイになってないよ?」
P「まあ、年頃の男の部屋なんてそんなもんだよ。俺も学生の頃はそうだったし。ところで昴の部屋はどうなんだ?」
昴「ここまで、とは言わないけど、一応キレイにしてるよ。部屋がごちゃごちゃしてたら、なんかムズムズするんだよな」アハハ
8 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:07:11.23 ID:BKF9g6ND0
P「そうだ。社長と昴のご両親に電話してくるよ」
昴「えっ、オレの親にも? さっき小鳥が連絡したって言ってたじゃん?」
P「一応、俺からも連絡をな。隣の部屋で電話するから」
昴「OK」
昴「……オレも、母さんに一応L○NE送っておくか」
ピンポン
昴「早っ。……って何でピースサインなんだ?」
ピンポン
昴「おっ、百合子からも来たな。なになに?」
百合子<雨、大変でしたね? お仕事だったけど、大丈夫でした?>
昴「……」スッスッ
昴<仕事はバッチリだったぜ! でも、電車止まって家に帰れなくなったから、今プロデューサーの家に来てる>
百合子<どういうことです。なんでぷろでゆ>
昴「?」
9 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:08:19.66 ID:BKF9g6ND0
Prrrrr
昴「うおっ!? ……百合子から電話?」
ピッ
昴「もしもし。百合子、どうした?」
百合子『どっ、どどっ、どうしたもこうしたもないですっ!!』
百合子『どうしてっ、ぷろっ、ぷろぷろっ……!』
昴「お、おい。百合子落ち着けって」
百合子『……どうして、昴さんはプロデューサーさんのお家にいるんですか!?』
昴「え? だから、L○NEにも書いたけど、この雨で家に帰れなくなったから……」
百合子『それじゃあ全然説明になってないですっ!』
10 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:09:06.41 ID:BKF9g6ND0
カチャ
P「昴、改めてお母さんに電話しておいたぞー。……って、昴も電話してるのか」
百合子『昴さん! そこにプロデューサーさん、いるんですね!?』
昴「うん、いるけど」
百合子『代わってください!』
昴「わ、分かった。……プロデューサー、百合子が話したいって」
P「えっ、俺?」
P「もしもし?」
百合子『ぷっ、プロデューサーさんのエッチ!』
P「はい?!」
百合子『この大雨をいいことに、昴さんを甘い言葉でたぶらかして、そうやってプロデューサーさん家に連れ込んだんでしょう!』
P「んなことしません!」
百合子『そうして招き入れた昴さんは、まさに獣の檻に入れられた一匹の草食動物! その昴さんを、プロデューサーさんは一晩中ヨロシクするんでしょう!? フランス書院のように! 私、読んだことありますから!』
P「」
11 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:10:30.55 ID:BKF9g6ND0
P「いや百合子、あのな? 実は……」カクカクシカジカ
百合子『へっ? ……あ、電車が止まっちゃって、昴さんが困ってたからやむを得ず……』
P「そういうこと」
百合子『す、すみませんプロデューサーさん。私、つい早合点しちゃって……』
P「うん。……百合子が友達思いなのは大変良いことだけど、俺の前でいろいろと大事なものを失ったぞ」
百合子『へっ?』
P「……フランス書院」
百合子『えっ? ……あ、あああああぁぁ!』
P「百合子、強く生きてくれ」
ピッ
昴「百合子、何だって?」
P「この雨だし、色々と心配してくれてたよ」
昴「ふうん。そういえば、さっき言ってた『フランスしょいん』って何?」
P「ああ、うん。……今度百合子に聞いてみたらいいよ。きっと面白い反応してくれるから」
昴「? うん、分かった」
12 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:11:21.93 ID:BKF9g6ND0
P「よし。腹減ったし、夕飯にするか」
昴「その言葉を待ってたよ! 正直、お腹ペコペコでさ」エヘヘ
P「OK。早速作ろうか」
昴「オレに作らせて! 食べたい料理リクエストして、スーパーで食材放り込んだのもオレだし!」
P「分かった。でも、俺も食材切ったり手伝うぞ?」
昴「うんっ」
13 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:12:48.46 ID:BKF9g6ND0
P「……キャベツとニンジンは、こんな切り方で良い?」トントン
昴「うん。バッチリ」
P「しかし、肉野菜炒めかあ」
昴「あんまり凝った料理じゃないけどさ、よく作るんだ」
P「俺もたまに作るけど、シンプルだけど何だかんだ旨いよな」
昴「そうなんだよ! 折角こういう機会だしさ、プロデューサーにも食べてもらいたいなって思って!」ニカッ
P(かわいい)
14 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:13:43.26 ID:BKF9g6ND0
ジャアアアァァ
昴「よしっ、火が通ってきたし、そろそろキャベツを入れて、と」
P「料理は結構するって聞いてたけど、本当に手際がいいな」
昴「だろ? 両親も忙しいからさ、オレもよく夕飯作るんだ!」
P「こりゃあ、女子力だな」
昴「本当っ!?」
P「ああ。女子力の塊みたいなもんだよ」
昴「……へへっ、やった♪」
P(かわいい!)
15 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:14:17.86 ID:BKF9g6ND0
昴「よーし、できたっ!」
P「野菜炒めに加えて、さらにだし巻き卵も作ってくれたな」
昴「プロデューサーも、味噌汁作ってくれてありがとな!」
P「あれくらい、どうってことないさ」
昴「オレのことすごいすごいって褒めてくれたけどさ、包丁の使い方といい、プロデューサーも手際良いよね」
P「俺も時間があるときは自炊するからな」
昴「へえ、そうなんだ。ってことはプロデューサーも女子力……じゃないな。男子力?」
P「まあ、このご時世、男女関係なく料理できた方がいいからなあ」
昴「じゃあ、料理できても女子力関係ないってことか!?」ガーン
P「それはそれ、これはこれだよ。ともかく、昴は女子力高いぞ?」
昴「そうかな? よく分かんないけど、とりあえずOKってことで!」エヘヘ
16 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:15:03.30 ID:BKF9g6ND0
P「そういえば、野球の中継やってるんじゃないのか?」
昴「あっ! いっけね、料理に夢中ですっかり忘れてた! テレビ点けてもいい?」
P「ああ、もちろん」ピッ
昴「よーし、勝ってる勝ってる♪」
P「今日は試合がドームで良かったな?」
昴「確かに! ホームだと中止だっただろうな」
P「それじゃあ……」
昴「うんっ!」
P昴「「いただきまーす!」」
P「パクッ……うん、肉野菜炒め、美味いな」
昴「ホントっ!?」
P「本当に美味いよ。……うん、出汁巻きも塩梅が丁度良いし」
17 :
◆kBqQfBrAQE
[saga]:2020/06/29(月) 00:16:14.98 ID:BKF9g6ND0
昴「そうだ、肉野菜炒めにウスターソースかけても美味しいんだ!」
P「どれどれ。……うん、美味い。またちょっと味の雰囲気が変わるな」
昴「こうやって味変すれば、飽きずに食べられるからな」フフン
P「もしかして、こうしてソースかけることも見越して、野菜炒めもあっさり目に味付けしてたの?」
昴「ピンポン! よく分かったな、プロデューサー!」
P「いや、よく考えられてるな。……何というか、嫁力がかなり高いというか」
昴「ヨメリョク?」
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