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【リトバス】理樹「ストーカーに狙われるようになった」
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31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/06/17(水) 23:36:20.61 ID:qK9KbZWQ0
ダダダッ
真人「待ちやがれコラーーッ!」
謙吾「俺達2人相手で逃げ切れると思わない方がいいぞ!」
???「・・・!!」
・・・・・・・・・・・
表庭
ガサッ
謙吾「茂みの中に隠れた!」
真人「よおし!」
ガササッ
ガシッ
真人「捕まえた!捕まえたぞ!」
謙吾「いいぞ、引っ張りだせ!」
真人「ふん、大人しくしろよぉ・・・」
モニュッ
真人「ん?なんだこの感触・・・」
???「キャーッッ」
パシンッ
真人「あいたぁ!?」
謙吾「ど、どうした!?」
・・・・・・・・・・・
靴箱
理樹「・・・まったく二人ともあっという間にいなくなっちゃうんだから・・・」
理樹(呆れたところでふと気づいた)
シーン
理樹「・・・誰もいない・・・」
理樹(そうだ、今ここには僕しかいない。あれだけ一緒にいた2人は向こうへ行ったし恭介は朝から一切見かけていない)
理樹「ど、どうしよう・・・ここで2人を待ってようか・・・?」
来ヶ谷『そのストーカーは最初から学園の何処かに隠れているかもしれないということだ』
理樹「・・・ゴクリ」
タタタッ
理樹「ヒッ・・・」
「ちょっと待ってよー!」
「アハハハッ」
理樹(一人でじっとはしていられない・・・でも部屋に行くのも勇気が・・・)
「おや、君は確か直枝君だね」
理樹「えっ?」
理樹(振り向くと用務員のお爺さんがいた。何度か学校で見かけたことのある人だ)
理樹「ああ、た、助かった!」
お爺さん「ええ?」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/06/17(水) 23:37:31.47 ID:qK9KbZWQ0
>>31
やり直し
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/06/17(水) 23:39:17.38 ID:qK9KbZWQ0
ダダダッ
真人「待ちやがれコラーーッ!」
謙吾「俺達2人相手で逃げ切れると思わない方がいいぞ!」
???「・・・!!」
・・・・・・・・・・・
表庭
ガサッ
謙吾「茂みの中に隠れた!」
真人「よおし!」
ガササッ
ガシッ
真人「捕まえた!捕まえたぞ!」
謙吾「いいぞ、引っ張りだせ!」
真人「ふん、大人しくしろよぉ・・・」
モニュッ
真人「ん?なんだこの感触・・・」
???「キャーッッ」
パシンッ
真人「あいたぁ!?」
謙吾「ど、どうした!?」
・・・・・・・・・・・
靴箱
理樹「・・・まったく二人ともあっという間にいなくなっちゃうんだから・・・」
理樹(呆れたところでふと気づいた)
シーン
理樹「・・・誰もいない・・・」
理樹(そうだ、今ここには僕しかいない。あれだけ一緒にいた2人は向こうへ行ったし恭介は朝から一切見かけていない)
理樹「ど、どうしよう・・・ここで2人を待ってようか・・・?」
来ヶ谷『そのストーカーは最初から学園の何処かに隠れているかもしれないということだ』
理樹「・・・ゴクリ」
タタタッ
理樹「ヒッ・・・」
「ちょっと待ってよー!」
「アハハハッ」
理樹「せ、生徒か・・・」
理樹(もう一人でじっとはしていられない。でも部屋に行くのも勇気がいる。僕はいったいどうすれば・・・)
「おや、君は確か直枝君だね」
理樹「えっ?」
理樹(振り向くと用務員のお爺さんがいた。何度か学校で見かけたことのある人だ)
理樹「ああ、た、助かった!」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/06/18(木) 00:04:39.77 ID:nESiXGd/0
お爺さん「うんにゃ。話は聞いてるよ。君も妙なことに巻き込まれたもんだねぇ・・・」
理樹「お願いです。僕と一緒に部屋まで来てくれませんか?情けない話ですが一人では心細くて・・・」
お爺さん「ううむ・・・困ったな。私はむしろ今から学校側に用事があるんだが・・・ああ、そうだ!彼なら手が空いてるはずだっ。おおーい!」
理樹(お爺さんはそういうと外の方に声をかけた。すると向こうから今度はもう少し若い用務員さんがやってきた)
用務員「・・・・・・」
お爺さん「ほら、彼がこの前学校の方から言われていた少年だ。すまないが彼を私の代わりに彼の寮まで送ってくれないか?」
理樹(そのマスクをした用務員さんは何を言うでもなく静かに頭を縦に振り、持っていた掃除道具を脇においた)
お爺さん「彼は私なんかより力持ちだからもし襲われてもずっと頼りになるだろう。それでいいかい直枝君?」
理樹「あ、ありがとうございます!すいません。それではよろしくお願いします・・・」
用務員「・・・・・・」
理樹(用務員さんは僕の言葉が聞こえたのかのっそりと寮に向かって歩き出した)
お爺さん「・・・ははは・・・あの人は新人でね、ちょっとシャイなんだ」
理樹(お爺さんはそういうと職員室の方に向かっていった)
・・・・・・・・・・
表庭
真人「いてて・・・ビ、ビンタ・・・?」
「どこ触ってるんですか変態!」
謙吾「・・・お、女?おい真人!この子はカツラなんかじゃない、本当の女の子だぞ!」
真人「にゃにい!?」
女子生徒「はぁ・・・はぁ・・・」
謙吾「だが誰だ君は?何故写真を撮った・・・?」
女子生徒「わ、私は新聞部の者です。最近学校で大きな噂となっているストーカー女装男の存在・・・その中心となっている直枝理樹さんのことを記事にしようと・・・」
真人「ま、紛らわしすぎるだろ・・・」
謙吾「勝手に写真を撮って逃げるなんてパパラッチとなにも変わらんぞっ」
女子生徒「私も最初はちゃんと質問しに行こうと思いましたよ・・・でもあなた方が殺気を出しながら直枝さんの近くにいるから全然近づけなかったんです!」
真人「へっ、あたりめーよ!理樹はこれからしばらくはずっと俺らと一緒に・・・一緒?」
謙吾「あっ!しまった!理樹をおいてきた!」
真人「や、やっべえ!!」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/06/18(木) 00:37:54.16 ID:nESiXGd/0
・・・・・・・・・・・・・・・
裏庭
夕方
用務員「・・・・・・」
理樹「・・・・・・」
理樹(特に会話をすることもないので物凄く気まずかった。そういう風に気を使っていたからだろう。僕は彼の案内する道が普通に向かうならまず行かない道筋であることにまったく気づいていなかった)
理樹「・・・あれ、こっちは焼却炉のほうだ・・・あ、あのすいません」
クルッ
理樹「ハッ!」
用務員「ど、どうかしましたか・・・」
理樹(振り向いたその顔には見覚えがあった。そしてこの声は・・・!)
理樹「ま、まさか・・・!」
用務員「・・・・・・ニコッ」
理樹(そして僕の怯えた様子で自分の正体が悟られたのを知ったのか、その男はマスクを取って僕にぎこちない笑顔を向けた)
理樹「ああ!やっぱり!」
ストーカー「ふふ・・・こんにちは・・・」
理樹(ゆっくりこちらに向いて歩いてきた)
理樹「お・・・お・・・」
「お前がストーカーだな」
ストーカー「!?」
恭介「よう、理樹!遅れて悪かったな」
理樹「恭介!」
理樹(裏庭のベンチの裏から恭介が現れた)
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/06/18(木) 01:01:17.17 ID:nESiXGd/0
理樹「恭介!なんでこんなところに!?」
恭介「俺もこの用務員を探していたのさ。まさか理樹と一緒とは思わなかったけどな」
理樹「ど、どういうこと・・・?」
恭介「じっくり考えたんだ。このストーカーはどうやって鍵を手に入れ、理樹の部屋に忍び込んだのか。どうやってこの学校の中で自由に動けたのか」
理樹(それはあの二木さんも疑問に思っていことだった)
恭介「その二つの疑問を解決する事柄はたった一つ、ストーカー自身が元から学校の関係者側だという事だ。鍵の管理を任されていている張本人なら理樹のいる部屋も一発で分かるし、学校のどこにいても怪しまれることはない。だって学校内を巡回する張本人なんだからな」
理樹「そうか、じゃあ恭介は今日ずっとその中にストーカーがいないか確認して回っていたんだね」
恭介「ああ・・・なかなか当たりには恵まれなかったようだがな」
ストーカー「・・・っ!」
理樹「あっ!」
理樹(ストーカーは旗色が悪くなったと思ったのか反対方向に踵を返して逃げようとした)
ザッ
佳奈多「そうはさせないわ」
ヴェルカ「ガウガウッ!」
ストレルカ「グルル・・・」
理樹「二木さん!それにヴェルカとストレルカも!」
理樹(向こう側から挟み込むような形でヴェルカ達を率いた二木さんがやってきた)
佳奈多「ふふっ、今日だけ無理言って私もパトロールに復帰させてもらってたのよ」
理樹(二木さんはそういうと自慢げに風紀委員の腕章を見せつけて来た)
真人「おおーい!理樹ーーっっ!」
謙吾「大丈夫か理樹ーっ!」
理樹(すると後ろの方から真人たちが走ってきた)
恭介「・・・どうやらゲームセットのようだな」
ストーカー「・・・・・・っ」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/06/18(木) 01:17:01.37 ID:nESiXGd/0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・
理樹(こうして事件は幕を閉じた。あの後あの男はそれまでの行動を白状し、ストーカー規制法と家宅侵入罪が適応された。まだ色々起きたばかりでよく分かってないけど恭介が言うにはもうあの男が僕の近くに来ることはないそうだ)
食堂
クド「わふー・・・これで本当に終わったんでしょうか・・・」
理樹「僕もなんだかまだ近くにいるような感覚が抜けないよ・・・」
小毬「そ、それなら明日おでかけしようよっ!ほら、くーちゃんも理樹君も駅前のパフェを食べたらきっと少しは気分も晴れるよっ」
クド「わふー!それは名案です!甘いものは幸福な気分にさせると聞いたことがありますっ!」
真人「おっ!どっか行くのか!?俺も連れてってくれよ!」
小毬「ようしっ!それじゃあ皆誘っていきましょー!」
真人・クド「「おーっ!」」
理樹(人は嫌な出来事ほどなかなか忘れられない。でもそうなった時の対処法は一つだけある。それはまったく別の良い思い出で早いうちに塗りつぶしてしまうことだ)
終わり
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/06/18(木) 01:20:38.90 ID:nESiXGd/0
ちょー久々に描いた
ここまで見てくれてありがとう
また機会があれば(∵)
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/18(木) 02:55:53.16 ID:nKrPE3qe0
乙
割とガチのホラーで怖かったが面白かったぜ!
次回作も期待してます、
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/18(木) 11:20:52.13 ID:y2zYXLHmo
乙。面白かった
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[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
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