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【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 7巡目
- 13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 21:18:16.80 ID:SR2Kd0+DO
- 2かな
- 14 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/05/31(日) 21:22:41.63 ID:UWkI0tnc0
- じゃあ耳かきを全部書いてから更新しますね。けど過度な期待をされると、その、困る(予防線)
じゃあ今日の更新はこれで終わりにしたいと思います。お疲れさまでしたー! 別に何もやってないけどね!
- 15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 21:24:31.98 ID:MjSlPTzgo
- おつおつ
ゆっくりでいいのです
良いものまってます(ワクワク)
- 16 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/05/31(日) 22:24:21.11 ID:UWkI0tnc0
- 滅茶苦茶ユウナがカリカリとかフワフワとか擬音言うかもしんないけどその辺りは許容してくれな。好きやねん。
- 17 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/01(月) 22:43:32.75 ID:VWBljBrE0
- なんか思ってたんとちゃうねんなー、うーん。って感じで理想と現実にあーだこーだされているので今日はお休みです。すみません。
もしかしたら0時超えた辺りにいきなり耳かきパートを投下したりするかもしれませんが、期待しないでください。
- 18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 23:04:43.50 ID:fo+ptE1WO
- 気体化して待ってます
- 19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 23:05:59.42 ID:sGEG3spao
- 全裸待機
- 20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/06/01(月) 23:37:16.70 ID:e0eUl7qi0
- https://ura22.sakura.ne.jp/image/MYr8j9F7a2P9.jpg
- 21 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:07:21.21 ID:cdSYijSj0
- 3時ですね。じゃあ掻き終わったのでいきなり投下しますね!!!
※
――――
――
―
「はい、じゃあおいで?」
耳かきを保健室の棚から見つけ出したユウナは、それを持ってベッドに腰を掛けるとぽふぽふと優しく膝を叩いた。
……妹メイド喫茶で見た光景だ。
「ひ、膝枕?」
「んー? いやなら別に良いんだけどー? じゃあクッション――」
「ユウナの膝枕が良いです……っ!」
僕の思わず言ってしまった言葉に、してやったぞー。みたいな感じで彼女はけらけらと笑う。その笑顔に僕は不覚にもドキッとしてしまし、からかわれたというのに不思議とあんまり嫌な感情は抱かなかった。
それはユウナが彼女だから許せてしまうのか、それとも僕がそんな扱いを――。
……これ以上考えると何か色々と負けを認めてしまう気がするので。何時ものようにスルーをする。
「あーもー、良いから早く早く。先生、来ちゃうよ?」
「あ、それは不味いね。じゃあ、失礼します……」
普通の先生ならば、こう何とか見逃してくれたりちょっとした注意? で済むかもしれないけどユレイ先生は……不味いな。
と、何やかんや考えながら僕はユウナに対して垂直ではなく水平な形で膝の上に頭を乗っける。耳かきをするので右の耳を上に向けて、左の耳をユウナの左膝の上に乗っける形だ。
「んっ……」
「!?」
な、何でそんな声を上げるの!?
「あ、ごめんごめん。ほら、今ぼくミニスカじゃん? だからこう太ももに直でワイズの頭が乗っかって髪の毛がチクチクして擽ったいというか――ん? 直じゃないね、ストッキング履いてるし」
間違えた間違えた、と彼女は変わらず笑う。
……うんそうだ。今僕の左耳は、と言うより顔の左半分はユウナのストッキング越しの体温を実感している。
シュリシュリとしたストッキングの感触が、心地よい。
「……」
- 22 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:07:53.56 ID:cdSYijSj0
- 「……………ふーっ」
「っぅあ!?」
突然、右耳に息を吹きかけられて変な声を上げながら僕は身体をビクンと振るわせてしまう。
「ぷっ……ぼくに息をふーふーってされるのそんなに気持ちいいんだー? っぅあ! って……ワイズ、変な声出して……」
「ひ、卑怯! いきなり耳に息を吹きかけるのは卑怯でしょ!」
「はい聞こえませーん。ワイズがぼくの太ももでエッチなことを考えていたので、そのお仕置きでーす」
「はぁ……!?」
「そういう顔してたもーん。ほら、じゃあ右耳を耳かきで綺麗にしていくから大人しくしててー」
そう言いながら僕の耳を左手で抑え、中をよく見るために耳穴をグイグイと指で広げる。正直、それだけでも結構気持ちが良い。
「……んー、結構汚れてるねーワイズ。耳掃除、あんまりやってないでしょ」
「んぅ……? あ、んー……確かに、耳掃除とか、あんまりやってない……かなぁ?」
てか、耳掃除なんてやったことないかもしれない。
「確かにさー、耳掃除ってあんまりやっちゃいけないって聞いたことがあるけど、それでもやらないのはダメだよー。汚いし、耳聞こえなくなっちゃう」
「聞こえなくなるって……」
「あ、信じてない。酷いなー、誰でもない……か、彼女の言うことだよ? 信じなさい信じなさい」
「じゃあ、信じる」
「……なんか安っぽい気がする」
ひっどい。
「まぁ良いんだけどー。んじゃ、本当の本当に耳かきを始めていくよー……あと、ぼく人に耳かきするの初めてだから、その。痛かったらごめんね?」
「え? あ、初めてなんだ」
「ぅ……わ、ワイズだって人に耳かきしたことないでしょ! 全く、ぼくが誰に耳かきをしたことあると思うのか……膝枕だって、ワイズ以外にしたことないのに」
「…………」
何か、滅茶苦茶恥ずかしくなってきた。
- 23 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:08:23.70 ID:cdSYijSj0
- ――――――――すりすり、すりすりすり。
「ふっ……ぁ……」
耳かき棒の先がちょっとだけ曲がっている所が、耳の中――ではなくて、周りをすりすりとマッサージをするように掻いていく。
何で中をやんないの? と訊いたところ。や、なんか周りもやったほうが良い感じしない? ほら、中はデザートだから。と滅茶苦茶感覚派な答えが返ってきて大丈夫かな……とか考えていたが。これは、良い。全然大丈夫だった。
耳穴の周りのぐにゃぐにゃした部分から一番上の外側の部分まで、挙句耳朶や耳の裏側にまで耳かき棒の先が優しく動いていく。
「どーう? 気持ち良い?」
「うん、僕これ好きぃ……何か、耳がポカポカして……ぁ……」
「なら良かった。じゃあ、もう少し続けていくよ? すりすり、すりすりすりー」
良かった良かったと彼女は口で擬音を交えながら、耳周りのマッサージ耳かきを続けていく。
……静かな保健室。その中で聞こえるのは彼女の吐息と彼女の口から出てくるオノマトペ。肌で感じるのは彼女の安心する体温に、鼻孔を刺激するのはシャンプーの良い匂い……。
そして、本来なら主役級に最高なそれらの刺激をバックに置いてしまうほどの。耳かきの先が耳を撫でる気持ち良さ。耳がポカポカしてきたからか、よりそれを気持ちよく感じてしまう。
………ユウナ、滅茶苦茶上手いじゃん。耳かき……。
「……はい、じゃあ周りはおーわり。ふっ」
その気持ち良さで気が抜けていたその瞬間。彼女は耳周りの耳かき終わりの宣言とともに、何かを吹き飛ばすように強く短く息を吹きかけた。
「んにゃぁあ……! ふ、不意打ちだめぇ……! 本当にだめぇ……!」
僕のそんなだらしのない声に、合わせて彼女はくすくすと笑う。
「はいはい、分かってる分かってる。じゃあ、耳の中に入って行くよー」
- 24 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:08:56.95 ID:cdSYijSj0
- ……耳の中。
耳の周りだけで、外側だけであんなにも気持ちよかったのに中を弄られたら一体――。
――――かりっ。
「ふぁあああああ……っ!」
「え?」
一回。たった一回耳の中を、しかもかなり手前の方を掻かれただけで。僕の口から気持ち良さに押し出されて声が飛び出してきた。
……う、嘘で、しょ?
「だ、大丈夫? ワイズ」
「大丈夫、大丈夫だからぁ……もっと、もっとやってそれぇ……」
自分の声がふにゃけているのがこれでもかと分かるが、そんなことよりも。
もっと、もっと耳かきをして欲しい……!
「なら良いんだけど……じゃあ、手前の小さいカスみたいなやつからちょっとずつ取っていくね?」
――――かきかきかき。
「っ……ぁ……」
手前を撫でるように掻かれ、掻かれて。耳かき棒が外に出て、僕の耳垢が付いた先がティッシュに吸い込まれていく。
耳の中、ティッシュ。耳の中、ティッシュ。耳の中、ティッシュ。と、耳かき棒が往復する。そのたびに、ティッシュの中に垢が溜まっていく。
「…………」
「ふぁ、ぁああ……」
声を押させることが、もう出来ない。
そのはっきりとした気持ち良さを、彼女にアピールすることしか僕は出来ない……。
「……かりかりかりかり」
「ふっ、ぅあ……あ、あぁあああああああああ………」
僕の情けない声を無視して、ユウナはかりかりとまた耳かき棒を動かして――。
「あの……ワイズ? 今、ぼく耳かき動かしてないよ」
- 25 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:09:25.67 ID:cdSYijSj0
- 「…………?」
…………ぇ?
「いや、最初に耳かき棒動かしたらすっごく気持ちよさそうな声出してたから、その。ちょっと悪戯に言ってみたら……ねぇ?」
「ぁ、ま、待って。今のなし、今のなしぃ……!」
意味分かんない、意味分かんない、意味分かんない!
いや、だって! 今かりかりって、ユウナの声が聞こえてきて、それで耳かき棒が――。
「かきかきかき」
「んにゃぁあああ…………」
声が、漏れ出す。
「……ぅ」
「へー? ワイズって、こうやって擬音を言われるのが好きなんだ。耳を掻いてもないのに、声で言われるだけで、同じくらい声漏らしちゃって。何か、良いことしちゃった」
「……っ!」
ポカポカとしていた耳が、ボンッっと熱くなる。恥ずかしさが一気に耳を含む顔全体を支配し、熱暴走を起こしそうだ。
「……へーんたい」
「んにゃっ!? ち、ちがっ……!」
流石に、これは否定しないといけない――。
「まっ、ぼくはそんなワイズも好きだけどねー」
「……あ、ぅ」
……一瞬で丸め込まれてしまった。それを言われたら、もう……。
と、僕が恥ずかしさにどもってしまっていると。彼女はまた何か悪戯を思いついたようにくすくすと笑い始めた。
「ふふふ、じゃーあー……」
その瞬間、彼女はぐいっと上体を屈め。その口を僕の耳まで近づけて――。
「――――こうすれば、もっとぼくの声が聞こえるでしょ?」
- 26 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:09:53.05 ID:cdSYijSj0
- 「っ…………!?」
彼女の声が、囁きとなって僕の鼓膜を刺激する。ユウナの何時も元気で明るい声が、細められてひそひそとした声に変って――その変化に、僕は興奮にも似た何かを感じずには居られなかった。
「ワイズこれ……って。好きかどうか聞くまでもない、ね。目がトロトロだよー?」
「ふぇ……?」
「さっきも声トロトロだったけど、もっとトロトロになっちゃったねー……ふふ、じゃあ囁きながらもっと耳かきしていくね? 手前から、クルクル壁を回るみたいに奥に入って行く、そんな感じで?」
「あ、やぁ……声と耳かき一緒何て――」
それをされてしまうと、もう戻れなくなってしまうんじゃないかと。危惧してしまう。
だから僕は、そのふにゃふにゃになった声を何とか絞り出してそれは片っぽだけで良いと――。
「――かりかりかり」
――かりかりかり。
「んにゃあああああ…………」
ダメだった。
耳かき棒の刺激とユウナの囁き声というラスボス級の敵が二人同時に攻めてきたみたいな感じだった。
当然、僕はそんな敵に勝てる訳もなく――一瞬で敗北した。完膚なきまでに、叩きのめされた。
「――すりすりすりすり。くるくるくる。かきかきかき」
――かきかきかきかき……ぺりぺりぺり……がさ……すすーっ……。
「あ、あ、あぁ……ぁ……」
耳の中を掃除されるたびに、その気持ち良さに身体がよじれそうになる。しかしそれを何とか我慢しようとして、身体がぴくんぴくんと震えてしまう。
「……うーごーかーなーいーでー。だーめっ。今、へばりついてる奴をぺりぺりぺりってしてるから」
「ご、ごめんっ……ぅ……ぃ………!」
――ぺりぺり、ごそっ…………かきかき。
「くりくりくりくり……ねぇ、ワイズ?」
「ぅ…………」
「囁き声と耳かき、好き?」
かりかりくりくりと耳かきは続けながら彼女は訊ねてくる、そんなこともう分かり切っているはずなのに……当然、僕はふにゃふにゃと答える。
- 27 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:11:03.95 ID:cdSYijSj0
- 「しゅき……これ、しゅきぃ……」
「…………ふーん。じゃあ、ぼくの耳かき以外でも良いんだ。誰にでも、こんな風にトロトロになっちゃうんだ……」
「ふぇ……?」
違う、違う。そういう意味ではない、僕は、僕は――。
「僕は、ユウナの耳かきが良い……この耳かきが良いんだぁ……ぅ。ユウナの声がしゅきなのぉ……」
「…………っ! だ、だよねー。そうだよねー……んもう、可愛いなぁワイズは」
一瞬でユウナがこの問いかけをした理由をぽやぽやと理解して、可愛いのはユウナだよぉ。と突っ込みたくなるが、堪える。というか堪えさせられている。
絶対僕にユウナの耳かきが良いって、声が良いって言わせたかっただけだよ。
「……えへへ、じゃあ。この奥にある一番でっかい奴取るから、絶対に動いちゃだめだよ?」
「うん、うん……頑張る」
頑張る、と。僕が言うと、偉いぞーって彼女が僕の頭を優しく撫でる。どれだけ彼女は僕を癒すのかと思うと、少しだけ怖くなる。
……あぅ。
――――かき、かき……ごそごそごそっ! ばり、ばり、ぱりっ……。
「――かきかきかきかき、くりくりっ……かきかきかきかき」
「あ、あ、あ、あぁあああああ…………っ」
彼女の囁くオノマトペが早くなるのと同時に、耳かき棒の動き方も少しだけ早くなる。そして、ごそごそと耳垢が取れていく音が大きくなる。
静かに囁かれる彼女の声が堪らない、耳かき棒が優しく優しくかりかりと耳の奥を引っ掻く刺激が溜まらない、触れる吐息が、感じる体温が、鼻孔を刺激させる匂いが。ユウナから貰っている何もかもが重なり合って混ざり合って、快楽という名前の液体を製作して僕の脳みそを浸していく。
ああ、至福のひと時とはこういう状況を言うのだと理解されられ――いや。
「ぅあ…………しゅきぃ…………」
もう、何も考えられない…………。
- 28 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:11:34.30 ID:cdSYijSj0
- ――がさごそ、ごそごそごそ……っ! すすーっ、すー……すすすっすー……。
「――おっ……! かりかりかりかり……すすすーい、すー……い」
「ぁ…………」
――取れた。
ごそごそと大きく響いていた耳垢を取ろうと耳かき棒が動いていた音が消え、耳かき棒の先が耳の中の壁を伝うように外に向かって行く音が代わりに聞こえてくる。
じんわりと、大きな耳垢があった部分に空気が触れて温かくなってくる。
そして、取れたその耳垢をティッシュで取って。彼女は満足そうに宣言する。
「はーい、じゃあ耳垢は全部取れた……かな? うん、取れた取れた取れた」
「……ぇ?」
そう、悲しい宣言を。
全部取れた、ということは。もうこの至福の時間は終わりということで――。
「……もう、終わり、なの?」
「んもう、そんなに悲しそうな声出さなくていいのワーイーズー。じゃーん! まだ白いモフモフが残ってまーす!」
「!」
「おっ、パーッと嬉しそうになったね! ……んでも、ぼくこのモフモフの使い方分かんないんだよね。ワイズ分かる?」
残ってまーす、とか言ってたのにごめんね? と、彼女は謝るが。気にしない、僕は今――その、白いモフモフを想像しているのだ。
――白いモフモフ。耳かき棒の後ろのあれ。もしあれを――。
「……い、入れて」
「え?」
「僕の耳に入れてぇ……ね、ね? 早く早くぅ……」
――耳の中に入れたら、どれだけ気持ちが良いだろうか。
「ん、そんな風におねだりされたらそうするしかないなぁ。じゃあ、ゆっくりずぼっと行っちゃうね……あ、勿論囁きも忘れてないよ?」
白いモフモフが耳に近づいてくる、少しずつ少しづつ接近してくる。耳穴に入る、入る、早く早く早く早く――。
- 29 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:12:07.09 ID:cdSYijSj0
- ――――ふわふわふわふわ。
「ふにゃぁあああああああああ…………っ!」
「――――もふもふもふもふ、ふわふわふわふわー……もふふわー……ふわっふわっふわっふわー……」
白いモフモフが先程まで弄られまくっていた耳に入って行く。その刺激は、先ほどまでの刺激とは何もかもが違った。
――甘い。
優しいとか、気持ちが良いとかそうじゃない。蕩けるように甘い、モフモフの刺激。
耳穴の穴と言う穴を蕩けさせてくる愛撫――ずぼずぼとモフモフが出し入れされる度に身体中の力が吸い取られていく。
「――――もふもふふわふわー……あっ、そうだ――くるくるくるくるくるー」
――くるくるくるくる。
「んぁ……!? あっ、あっ、うっ……ぁ……!」
出し入れ出し入れと繰り返されていた動きの中で――いきなりクルクルとモフモフが回転する動きが加わる。突如として変化した撫で方に、思わずユウナのストッキングに包まれた膝をぎゅうと掴んでしまう。
「――ふふっ。くるくるくるー……」
場合が場合だったら怒られている気がするこの行動も、彼女は優しく微笑んで許容してくれる。僕が膝を触ろうが、僕が情けなく喘いでいようが、彼女は僕を癒すためにモフモフを動かし続ける。
…………ぅ…………んぁ…………。
「――――眠いなら、寝て良いんだよー」
「うぇ……?」
「だってワイズ凄い眠そうだもん。えへへ、ぼくも耳かきで癒されて喜んで、気持ちよさそうにしてくれて――しかも眠くなっちゃうなんて。ぼくも耳かきした甲斐があったものってねー……」
「…………ふぁ」
眠っていいと言われた瞬間、どっと眠気が押し寄せてくる。
開放された眠気にうとうととしていると、彼女ははいおしまい。と言って、モフモフを耳からずぼっと抜いて――。
「ふー…………っ」
掃除終了を耳全体に知らせる様に、息を吹きかけた。
- 30 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:12:36.20 ID:cdSYijSj0
- 「んー、じゃあ右耳終わったから次は左耳ねー」
そう言って、もう全身の力が抜けて殆ど寝ているみたいな僕を寝返りみたいにごろんと転がして。左耳を上に向ける。
顔がユウナのお腹に埋めるみたいに形になって、ユウナの匂いがより一層強くなる。
「んっ……ぅ……はんたい……?」
「うん、けど寝てていいよワイズ?」
……瞼が重い。意識が何処かに行ってしまいそうだ。
もう寝よう、寝てしまおうと思うが――左耳の快楽を起きている間に感じたいと思う僕の感情が邪魔をして、瞼が閉じないように、意識が何処にも行かないように睡眠へのバリケードを設置する。
「ほら、ぼくが頭撫でてあげるから」
「ぁ――――」
今日何度目かの頭なでなで。
それが与える最高の安心感が、バリケードを一瞬で拭き飛ばして、僕の意識は――――。
「…………うん。お休み、ワイズ――大好きだよ」
左耳に、温かくて柔らかい何かが押し当てるように一瞬触れて。彼女の声がずっと囁かれた。
――――かりかり、かりかりかりかり……。
――――くりくり、かきかきかき……こりこりこりこり……。
――――ふわふわふわー、もふもふもふもふ……。
――――くるくるくるくる………。
――――ふー……………っ。
- 31 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 03:13:35.51 ID:cdSYijSj0
- ユウナの好感度が5上がった! (160)
おっと、ユウナの様子が――。
1〜5 何もないやろ
5〜8 母性がきゅんきゅんしてきた。
9〜0 いやその紛れもなく母性なんだけどね? その、ワイズがトロトロになってるの見てゾクゾクして――。
コンマ一桁直下
書き直したらだいぶワイズ君がやべー奴になったけど満足したから良し! じゃあ寝ます! お休み!
- 32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 03:29:35.97 ID:1UwAj7xeO
- せい
- 33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 08:34:52.00 ID:NLo9v+HXO
- 乙
素晴らしすぎて昇天した
- 34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 09:10:10.98 ID:OWF8NXFQo
- ユウナママァ…
- 35 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 12:18:53.03 ID:cdSYijSj0
- コンマ7 母性がきゅんきゅんしてきた
加虐心を母性と誤認とかあるわけないよきっと多分! 母性は母性だよ!!!!
>>33 そう言ってもらえるとマジで嬉しい。深夜の三時まで書いた甲斐があったぜ、さんきゅー。
>>34 ママ……耳かきで趣味を爆発させたらユウナが滅茶苦茶ママになった……やったぁ……。
けど深夜まで書いて書き終わった瞬間勢いで投下しちゃったのはちょっと反省。人いないやーん。
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 12:23:42.85 ID:MLPreBK7O
- あーいけませんいけませんえっち過ぎます!
- 37 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 12:29:02.12 ID:cdSYijSj0
- >>36 どこがえっちなんですか! 何処にでもある耳かきの光景じゃないですか! 健全ですよ健全!
- 38 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 19:25:08.01 ID:uafU2yDo0
- こんばんはー、今日は21時くらいに出来そうだったらやっていきたいと思いますので。参加できそうな人は全裸待機していてくれると嬉しいです。
耳かきは母性をきゅんきゅんさせる効果があります。
- 39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 20:33:59.28 ID:RbYPeyNCO
- テレビとか携帯電話とか電波が必要な精密機器は雪国にだけありますか、存在自体ないですか
- 40 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 21:09:19.98 ID:uafU2yDo0
- >>39 はい、そういった精密機器は雪国で作られています。テレビとか携帯とかパソコンとかネットとか電波とか、魔法じゃなくて機械に進んでいったのが雪国です。
他の国でも雪国で作られた機械が使われていたりしますが、大体クッソ高いです。ほぼ金持ち貴族専用です。
……ってのが、今んところある設定です。大きいところは変わらないですけど、細かいところはなんか変わるかもですけど!
すみません、ちょっと遅れて30分からやっていきたいと思います。
- 41 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 21:29:48.02 ID:uafU2yDo0
- では、やっていきたいと思います。
※
いつ起きた?
1〜4 結構すぐ起きたよ
5〜9 夜だね
0 明日やん!?
コンマ一桁直下
- 42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:30:36.66 ID:OWF8NXFQo
- うぇいくあっぷ
- 43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:31:11.05 ID:gC+/p8+o0
- Wake up
- 44 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 21:37:36.34 ID:uafU2yDo0
- 結果 夜に起きちゃった
――――
――
―
ワイズ「ん、んぅ、むぅ…………?」
ぼんやりと目を覚ますと、そこユウナの膝枕の上だった。
……まぁ、耳かきをしてもらったのだから当然だけど。
ユウナ「…………すぅ」
そして、その膝枕に耳かきをしてあれだけ気持ち良くしてくれた彼女は。僕の頭を膝の上に乗せながら、後ろに倒れるみたいになって眠っていた。
随分と器用な寝方だな、とも思うが……このあたりをちまちまついていくのは。流石に彼氏がやることじゃないだろう。
ワイズ「……ふぁあ」
耳が、何か擽ったい。あと、音がクリーンに聞こえる気がする。
……耳かき、凄かったな。また、やってもらいたいなぁ…………。
コンマ5以上で保健室に人いるよ!
コンマ一桁直下
- 45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:39:34.12 ID:gC+/p8+o0
- はい
- 46 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 21:49:45.71 ID:uafU2yDo0
- 結果 誰もいなかった
――というか、保健室に誰もいないな。
何時もならユレイ先生かファティマさんが――てか、プリシラさんもいないな。
……皆、何処に行ったんだろうか?
ワイズ「てか、どうしようかなぁ……」
時計を見ると、そろそろ門限の時間だ。
……保健室のベッドで寝たほうが良いのか、寮の自分の部屋で寝たほうが良いのか。あー、でも流石に勝手にいなくなるのはダメかぁ……?
どうする?
1 保健室で待って居よう
2 知ってる人と話に行く(話したいキャラの名前を明記)
3 自己鍛錬!(強化したい項目を明記)(各種ステータス・スキル・その他)
4 その他(自由安価明記)
安価下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転
「2 ベルフェ」「3 知能」みたいな感じで書いてくれると嬉しいです。めんどくさいから短縮ってなったしね!
- 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:50:40.75 ID:gC+/p8+o0
- 1
- 48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:51:43.00 ID:n8o3B7wco
- 2ベルフェ
- 49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:53:32.11 ID:FhgKfafeO
- 2 ユレイ
00出たけど念のため
- 50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:53:39.18 ID:M4Rfqusi0
- 2サニャ
- 51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:53:51.10 ID:RbYPeyNCO
- 3魔翌力
- 52 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 21:54:13.25 ID:uafU2yDo0
- 最近00多くなぁい?
- 53 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 22:03:55.50 ID:uafU2yDo0
- 結果 ベルフェ
ベルフェ「うーい、様子見に来たぞー……ぉ? んだよ、起きてんじゃん」
ワイズ「げ……っ!?」
で、出たな悪魔!? な、何だ何をするつもりだ!?
ベルフェ「おいおいなんだよ、げって……優しい優しいベルフェ様はお前の様子を見に何度も何度もここに来てんだぞ? もう少し敬え、な?」
ワイズ「ま、マジで? お前が? 僕を?」
にわかには信じられない。
様子を見に来た? 僕の顔に落書きしに来たとかでしょ。
ベルフェ「……はぁ。全く、お前は私への尊敬の心を忘れたようだな……もっかい行くか? ジュっといっとくか?」
悪魔の手のひらに、火の玉が浮かぶ。
……や、止めてくれよ?
何話す?
安価下3までで一番コンマが大きいものを二つ採用。はんてん
- 54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 22:04:42.10 ID:V+9fLXndo
- 気持ち良かったですかぁ〜?(ニヤニヤ
- 55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 22:06:10.32 ID:2EVOtfsuO
- その火の玉魔法覚えたいな
- 56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 22:06:39.82 ID:RbYPeyNCO
- 他の人達見かけないけど
- 57 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 22:18:37.03 ID:uafU2yDo0
- 結果 >>55 >>56
その火の玉魔法覚えたいな
ワイズ「……話変えるけどさ、その火の玉。何かカッコいいよね」
ベルフェ「ん? 火の玉がカッコいいんじゃないぞ、私が使う火の玉だからカッコいいんだぞ? そこらへん分かってるか?」
何かよく分からないところを訂正されたけど……あれか、何年も使って研鑽された火の玉だからカッコいいというあれかな?
ワイズ「あー……ねぇベルフェ。僕もその火の玉魔法覚えたいな」
ベルフェ「は?」
ワイズ「え」
火の玉魔法を覚えたいといった瞬間、彼女はいきなり真顔になって首を傾げた。
……へ、変なことは何も言ってないと思うんだけど。
ベルフェ「いや、お前……ワイズ少年? 自分が焼き鳥になっちまう魔法を覚えるとか正気か?」
ワイズ「や、焼き鳥!?」
ベルフェ「そりゃそうだろ!? お前がベルフェ様の炎をなんて使おうとしたら百や千なんて数じゃ物足りなくなるくらい死ぬぞ!? 世界を焼き鳥まみれにする気か!?」
ワイズ「そうじゃない! そうじゃないでしょ!?」
ベルフェ「私は優しさの化身……! 少年が自殺する魔法を覚えたいだなんて、見過ごせないんです……! 止めないとっ!」
ワイズ「なーんーだーそーのーきゃーらー!」
……兎に角教えたくないらしいな、うん。
- 58 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 22:31:46.75 ID:uafU2yDo0
- 他の人達見かけないけど
ワイズ「というか全然他の人たち見かけないけど、何処に行ったの?」
ベルフェ「そりゃお前の後始末やらなんやらで駆け回ってんだよ」
ワイズ「……?」
ベルフェ「お前が彼女と宜しくする前に私が教えてやっただろー? ほれ、学校の生徒たちにさっきの爆発気にしないでねーって言ったり? 研究施設の方に色々言ったり? まぁ、それやってるのも一部だけっぽいけど」
あ、あー……そういえば、研究施設がどうとか言ってたような……王国にある。
ベルフェ「あの校長とかも笑いながら駆け回ってたしな。あと保健室のあの女も滅茶苦茶心配してたし――ああ、あと。あのバレリア?」
ワイズ「え」
校長先生とかユレイ先生は、まぁ、まだわかるけど――バレリア先生?
ベルフェ「命を犠牲にする魔法って聞いて、滅茶苦茶興奮してたし」
ワイズ「…………」
嫌な予感しかしない。怖い
ベルフェの好感度が3上がった(100)
- 59 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 22:38:03.02 ID:uafU2yDo0
- ベルフェ「あ、そうだ。言い忘れてたー」
ワイズ「ん?」
滅茶苦茶わざとらしくポンと手を叩いて、ベルフェは言う。
ベルフェ「校長がなんか話があるってよ、体育祭が始まる前に一回くらいあっといたほうが良いぞー」
滅茶苦茶棒読みだった。
……う、うう? な、何かあるの?
どうする?
1 保健室で待って居よう
2 知ってる人と話に行く(話したいキャラの名前を明記)
3 自己鍛錬!(強化したい項目を明記)(各種ステータス・スキル・その他)
4 その他(自由安価明記)
安価下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転
- 60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 22:38:28.83 ID:gC+/p8+o0
- 2 校長
- 61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 22:39:24.98 ID:v7Xxs2IDO
- 2校長
- 62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 22:39:30.82 ID:n8o3B7wco
- 2校長
- 63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 22:39:59.02 ID:RbYPeyNCO
- 2校超
- 64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 22:40:00.75 ID:M4Rfqusi0
- 2校長
- 65 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 22:58:12.72 ID:uafU2yDo0
- 結果 満場一致でした
――――
――
―
〜校長室〜
アンブローズ「やぁワイズ君。こんな夜更けにいらっしゃいいらっしゃい。それにしても申し訳ないね、あまりこの校長室で客をもてなすなんてしないものだから飲み物なんかも出せないしお茶菓子なんてもっと出せないんだ」
ワイズ「は、はぁ」
ベルフェから逃げて、僕は言われるがままに校長先生を訪ねた。
……初めて校長室に入ったけれど、いたって普通の部屋って感じだ。もっとゴージャスな感じを想像していたけれど、全然ノーマルだった。
アンブローズ「あっはっは、それじゃあまず何を話そうか――なんてね、いきなり本題に入ろうとするのは少々せっかちすぎると思うんだよね。時は金なりだとかそういう言葉はあるけれど、やっぱり無駄に使わない時間が無い人生なんてつまらないし、華やかじゃないものさ」
ワイズ「……うん?」
ぶっちゃけ、何を言っているのかよく分からない。
アンブローズ「何を言っているのか分からないって顔をしているね、大いに結構大いに結構。何せ僕自身勢いでてきとーに言葉を羅列しているものだから自分が言った言葉に自信が持てないのさ……自分のことは自分が良く知っている、それは嘘だよね。自分のことは他人の方がよく知っているし、他人のことは他人の方が良く知っているものだ」
? ……? ?
何話す?
安価下3までで一番コンマが大きいものを二つ採用。はんてん
- 66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:03:31.82 ID:gC+/p8+o0
- じゃあ本題から外れてそうな話を…
神の身体が欲しいんですけど、体育祭で優勝するコツはありますか
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:04:37.31 ID:Tn1JGlRA0
- この学校で一番つよいのってだれですか?
- 68 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 23:16:02.75 ID:uafU2yDo0
- 結果 >>66 >>67
体育祭で優勝するコツ
ワイズ「ええっと、じゃあ……体育祭で優勝するコツってありますか? そのぶっちゃけ僕、優勝して神の身体が欲しいんですけど」
アンブローズ「ん? ああそうだね、確かにコツって言うのは重要だ。先人たちが積み重ねてきた感覚、それを若人が上手に使っていくことでより使いやすいコツが誕生していく……尤も、それは人それぞれだけどね」
ワイズ「……まぁ、そうですね。コツは、大事だと思います」
アンブローズ「それを踏まえたうえで、だ――さぁワイズ少年?」
――ちょっとコツを僕から教えてもらっただけで、簡単にお手軽に体育祭を優勝できると思うかい?
ワイズ「…………それは」
アンブローズ「はっはっはっは。まぁそれに、ぼくなんかにコツを聞くよりも毎年優勝をしているセロ君辺りに訊いた方が得策だと思うけどね……それでも、それでも僕からコツを訊きたいとするなら」
ワイズ「するなら?」
アンブローズ「そう! 友情、努力、勝利! この三つだね! うんうん、やっぱり体育祭はこれじゃないとね」
ワイズ「……え」
アンブローズ「一応体育祭の優勝になんでもあげるよー、とは言ったものの。やっぱり体育祭は生徒と生徒が仲良くするためのイベントだからね、それを忘れないで欲しいんだよね僕としては。ほら、一人ぼっちの青春とか、寂しいだろう?」
……あ、あー。そうですね、はい……分かります分かります。
ダメだ、参考にならなそうだ。
- 69 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 23:31:03.80 ID:uafU2yDo0
- この学校で一番つよいのってだれですか?
ワイズ「あー……じゃあ、この学校で一番強いのは誰ですか?」
アンブローズ「ほう? これはこれは中々に男子諸君が喜びそうな話題だね。実に気に入った、そうだねー……生徒だけで言えばセロ君じゃないかな? 彼、普通に強いし」
ワイズ「へ、へぇ? 例えばどんな所が強いんですか?」
アンブローズ「……ははーん、露骨にライバルの情報を抜きに来たね? ま、情報戦は正義だからね。うーん、そうだなぁ、彼は風の精霊……シルフだからね。身体そのものが風と言っても良いね」
ワイズ「……」
アンブローズ「攻撃が当たりそうになると自分の身体を一瞬で風に変えてダメージを無効化。目にも止まらぬスピードで相手を翻弄し、自慢の風魔法で相手を切り刻む……ふふ、どこかのハーピーに似ているよね?」
ワイズ「い、いや……え?」
…………うん?
アンブローズ「尤も、彼の方が下地が出来ているからねー。セロ君と君が戦ったとしたら100%の確率でセロ君が勝つだろうけど――君は、その100%すら覆しそうだね」
ご都合主義だなんて、言わないけどね? 実に結構結構。と、校長先生は、笑いながらに言った。
……本当に、何を考えているのかが、分からない人だ。
アンブローズの好感度が2上がった!(98)
- 70 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/02(火) 23:52:10.90 ID:uafU2yDo0
- ――――
――
―
アンブローズ「さて、愉快な時間を過ごした訳だからそろそろ本題に入ろうか」
大きいソファに腰を掛け、テーブルの上に両肘をついて彼は言う。
……本題、まぁそんなの当然――
アンブローズ「君か昨日我が学校のグラウンドで放ったあの魔法……それについて教えてもらえるかな?」
――まぁ、だろうなと思う。
ワイズ「僕も正直よく分かってないんですよ。ユウナ――えっと、友人から教えてもらった魔法を使用したら……なんか、ああなっちゃったので」
アンブローズ「うん、だろうね。知ってて命を丸ごと使って放つ魔法を使用したとしたら、君はとんでもない大バカ者だからね。僕もそれにはドン引きだ」
ワイズ「はぁ……」
アンブローズ「と、言ったところで。君にはその魔法の使用を禁止、封印してもらいたいんだ」
そう言いながら、校長先生は懐から何やらブレスレットを取り出すと。僕に差し出してくる。
銀のチェーンで出来た、綺麗なブレスレッドだった。
ワイズ「……これは?」
アンブローズ「家の教師陣お手製の魔力抑制ブレスレッド――と言っても、魔力を全部抑制するわけではなくて、本人の身体に見合わない魔力消費を封印し……まぁ、うん。これを付けると君はあのビームを使えなくなる訳だ」
ワイズ「……」
アンブローズ「で、君にはこれを付けてもらいたいわけだけど――どう? つけてくれるかい?」
1 付ける
2 付けない
どうする?
先に二つ取ったものを採用
- 71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:52:48.83 ID:gC+/p8+o0
- 1
- 72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:54:11.32 ID:V+9fLXndo
- 2
- 73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:54:16.20 ID:M4Rfqusi0
- 1
- 74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:54:18.39 ID:6e+lRMxYO
- 1
- 75 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 00:09:57.07 ID:M0gbwdJb0
- 結果 付けます
ワイズ「……じゃあ、お言葉に甘えて付けさせてもらいますね?」
アンブローズ「ああ、良かった良かった! もしここで付けないと言われてしまったら、本当にそれでいいのかい? って延々と言い続ける仕事をする羽目になったからね!」
結局付ける以外に選択しないのかよ。
……とか思いながら、僕は校長先生から渡されたブレスレットを右手首に装着する。
ワイズ「へー……本当にこれで、僕はもうあのビームを出さなくて済むんですね」
アンブローズ「そうそう、ああ後。そのブレスレットは自分の意思で外せなくなるから、その辺りも宜しくね?」
ワイズ「…………えっ」
ブレスレットを、外そうとする。
……肌にくっ付いて、外れない!
ワイズ「え、いやちょっと!?」
アンブローズ「いやいや、本当に君が放つビームだけを封印するためのブレスレッドだから危険性は無いよ。もし君が学校を出ていくことがあったらそのブレスレットはちゃんと外すし、安心してほしい……そもそも、命を消費する魔法何て使いたくないだろう? それとも、君が死んでも生き返る不死鳥の力を持っているからこそ、ブレスレットを外したいと思うのかもしれないね?」
ワイズ「……」
アンブローズ「いやいや、睨まないでくれよ。悪かった悪かった……」
……まぁ、使わないに越したことは無いし。約束もしたんだ、これでいい……よね?
スキル 装備・オーバーフローブレスレット[LvMAX]生命光翼が使えなくなる、また。このスキルを自分の意思で消すことは出来ない。 を入手しました。
- 76 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 00:22:48.17 ID:M0gbwdJb0
- アンブローズ「では、僕から話すことはもうないよ……ああ、僕から。ということは他に話すことがある人が居るってわけじゃないからね?」
ワイズ「……そうですか?」
アンブローズ「じゃあ頑張ってくれた前ワイズ君。ああ、体育祭を行う日だけれど十日後を予定しているからそのつもりで居ると良いよ。別にイベントの開始日を先延ばしする必要はないし、ぱっぱとやっちゃいたいだろう?」
ワイズ「十日後ですか、分かりましたありがとうございます。校長先生」
アンブローズ「……何か、態度冷たくないかい?」
ワイズ「き、気のせいですよ。ええ」
……正直、もう帰りたいけど。冷たくはないはずだ。
アンブローズ「はぁ、やれやれ君から訪ねてきたというのに酷い人だ。妹メイドだったころの君は、もっときらびやかだったのに」
ワイズ「」
アンブローズ「あ、そうそう! 妹メイド喫茶「シスターメイデン」! 歴代最高売上おめでとう!」
ワイズ「」
帰りたい。ごめんなさい…………!
- 77 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 00:25:58.24 ID:M0gbwdJb0
- では、今日はこれで終わりにしたいと思います。皆さんお疲れさまでした!
明日は、もうちょっと沢山更新出来たらいいな! 今日全然できなかったしね!
- 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 00:39:09.32 ID:XD9SdaLG0
- 乙でした
けどワイズなら腕を切り落とす荒業で外せたりするかな?
- 79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 00:41:04.53 ID:o6BJFPAQO
- 乙。
ベルフェがワイズを灰にして外せないか(「ワイズの意思」じゃないから解決できるか)試しそう
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 00:51:35.49 ID:ToM/upDgo
- おつー
- 81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 00:56:24.33 ID:3CnfldZ3O
- 乙
先生含めると最強はやはり校長
ベルフェの炎で燃えたのが服と毛だけだったのはあまりにも有名な話
- 82 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 21:32:52.29 ID:M0gbwdJb0
- こんばんは、今日は22時10分ほどからゆっくりやっていきたいと思いますので。よろしくお願いします。
>>78 >>79 なんでや! もうビームなんて使わないで済むんだから外す方法なんて考えないでええやろ!
>>81 校長は最強じゃない定期。泣いちゃうだろ!
- 83 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 22:06:16.95 ID:M0gbwdJb0
- アナウンス一つ忘れてたのでちょっと早いですけど報告を。
三十二日目に体育祭が始まりますので、三十一日目の授業が最後の授業となります!
そして体育祭が終わった時……それすなわち魔国編最後! 気張っていきましょー! なおビーム。
- 84 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 22:13:03.68 ID:M0gbwdJb0
- じゃあやっていきたいと思います。
※
――――
――
―
ワイズ「何か滅茶苦茶疲れた」
校長先生にニコニコ微笑まれながらその部屋を出ると、僕は扉に背を預けてはぁと大きくため息をついた。
……右手首に装着しているブレスレッドが、きゅうきゅうと締め付けてきている。
ワイズ「あーあー……」
ワイズ「……ふぁあ」
眠い、けれど。時間はまだある。
……体育祭が十日後ということは、僕の学校生活も十日後までということだ。
ワイズ「マジかぁ……」
何か、少し寂しい。
どうする?
1 保健室で戻ろう。病人? だぞ。
2 知ってる人と話に行く(話したいキャラの名前を明記)
3 自己鍛錬!(強化したい項目を明記)(各種ステータス・スキル・その他)
4 その他(自由安価明記)
安価下5までで一番コンマが大きいものを採用。反転
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:13:37.98 ID:E93VQenx0
- 1
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:13:48.30 ID:eOVGhnIL0
- 2サニャ
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/03(水) 22:16:21.04 ID:GVDV6lKlO
- 3魔力
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:16:30.69 ID:0RPZ+RLuo
- 3体力
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:18:01.79 ID:QTiLeF+DO
- 2プリシラ
- 90 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 22:26:04.65 ID:M0gbwdJb0
- 結果 プリシラ
――――
――
―
〜グラウンド〜
ワイズ「……滅茶苦茶綺麗なんだけど」
僕が色々とやっちゃってしまったグラウンドに向かうと、そこは何も変わっていなかった。
命を使って放つビーム……あんなに熱を放っていて、僕もドロってなっちゃったんだから。こう、地面がえぐれてクレーターみたいになってたり、辺り一面の木が消滅していたりするものだと思ってたけど。何事もない、普通のグラウンドだった。
ワイズ「これって、先生が直してくれた……ってことなのかな?」
とか何とか考えながら僕はプラプラとグラウンドを歩いていると、端の端にあるベンチに。何やら見たことのある少女の姿があった。
プリシラ「…………」
ワイズ「あ、プリシラさん……?
プリシラ「っ!?」
あ、滅茶苦茶警戒された。
今日の人形さん。
安価下3まで募集。ついでに性格とか書いてあると、嬉しいです!
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:31:07.85 ID:0RPZ+RLuo
- 覇王人形 強者感溢れる人形
性格は意外に丁寧
- 92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:31:51.96 ID:GVDV6lKlO
- マッスル熊さん
筋肉で全てを解決しようとする脳筋
- 93 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 22:32:11.39 ID:M0gbwdJb0
- ごめん、ほんとうにごめん。人形じゃなくてヌイグルミだ
- 94 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 22:32:57.58 ID:M0gbwdJb0
- 安価は下でお願いします!!!!
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:33:26.95 ID:0wAaJg9kO
- ホラー映画に出てきそうな男の子の人形
大事に扱ってくれるプリシラに忠誠を誓う自称プリシラの騎士
見た目はこわいが人形達の中では真面目な常識人
- 96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:34:03.19 ID:eOVGhnIL0
- デフォルメされた死神
性格はクールで冷静
- 97 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 22:36:32.02 ID:M0gbwdJb0
- 人形とヌイグルミは違う……! まぁ、無理矢理ヌイグルミにします……ごめん……!
1 >>91
2 >>92
3 >>95
先に二つ取ったものを採用します
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:37:58.82 ID:eOVGhnIL0
- 3
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:40:07.16 ID:QTiLeF+DO
- 3
- 100 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 22:56:07.34 ID:M0gbwdJb0
- 結果 男の子の人形
ワイズ「あ、いや。プリシラさ――」
別に怖がらせるつもりはなかったと声を掛けようとして、彼女に近づいた瞬間。
「――――君は我らが姫に何をするつもりかな?」
ワイズ「――――っ!?!?!?」
そう、何かが囁くように警告のような言葉を言って。僕の目の前に現れた!
……く、首に。何か鋭利なものを向けられている……!?
プリシラ「あ、騎士さん……!」
ワイズ「ぷ、プリシラさぁん!? あ、あのっ、その僕!? 別に何かするつもりじゃなくて――!?」
「……本当ですか?」
ワイズ「は、はい! はい! はい!」
全力で、全開で肯定をするとその人形はその鋭利なものを下げて僕から離れていった……。
……あ、人形。じゃなくて、ヌイグルミか……な? いや、でもあのホラーチックさは流石に――。
プリシラ「だ、ダメだよ。いきなり、あんなことしちゃ……ね?」
「確かに私も早計過ぎました……後許し下さい姫。それと、そこの貴方にも」
ホラー映画って感じのそのヌイグルミは、丁寧に僕に頭を下げる。
ワイズ「…………あ、うん。気にして、ないよ?」
嘘だ。滅茶苦茶怖かったし滅茶苦茶気に残ってる。
……あの鋭利なものも、マジの刃物じゃなくてヌイグルミ……?
何か話そう。
安価下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:03:00.71 ID:eOVGhnIL0
- 今日何してたのか聞いてみる
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:03:09.94 ID:wjxMFktzo
- 体育祭頑張ろうね
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:03:19.64 ID:pqHsGrbfO
- ここで何してるの?
- 104 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 23:17:50.36 ID:M0gbwdJb0
- 結果 体育祭頑張ろうね
ワイズ「えっと、プリシラさん? その体育祭頑張ろうね!」
プリシラ「……その、私。体育祭出ない」
ワイズ「え」
え。
プリシラ「体育祭、私嫌いだから、人多いし、五月蠅いし……だから、ヌイグルミの皆に代わりに出てもらう」
「ええ、姫の代わりに私たちヌイグルミが種目に出て去年は頑張りました。まぁ、あまり良い結果ではありませんでしたが」
プリシラ「…………」
良く、分からないけど。そういうのってありなの? いや、去年それで大丈夫だったみたいだし、大丈夫なんだろうけど――――。
プリシラ「……何、別にいいでしょ?」
ワイズ「へ? あ、うん……まぁ僕も欲しいものが無かったら体育祭とか出ないと思うし」
プリシラ「……ふぅん」
……何故か、滅茶苦茶騎士さん? に睨まれてしまった。
…………?
プリシラの好感度が2上がった! (82)
- 105 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 23:20:58.96 ID:M0gbwdJb0
- ちょっと休憩。何か全然頭が働きません、糖分が足りないね。
40分くらいには戻ってきます。
- 106 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 23:41:59.49 ID:M0gbwdJb0
- 糖分は何処にもありませんでした、コンビニに行くのはめんどくさかった、
というわけで、やっていきます。
- 107 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 23:45:32.57 ID:M0gbwdJb0
- 「では姫、そろそろ部屋に戻りましょうか」
プリシラ「えー……」
凄く嫌そうな顔をしている。
プリシラ「……保健室、君のせいで追い出されちゃったしなぁ……はぁ」
ワイズ「うっ」
……僕のせいで保健室に居なかったのかプリシラさん。
プリシラ「部屋に行くよ、部屋に。それじゃあ……ね?」
そして、彼女は騎士さんに引かれるように寮に戻っていった……。
ワイズ「…………ふぁあ」
僕も保健室に戻るかぁ。
- 108 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/06/03(水) 23:47:32.86 ID:M0gbwdJb0
- てなわけで幕間です。いえーい。
安価下5までで一番コンマが大きい二人を採用。はんてぇえええええええええええん
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:48:04.29 ID:GVDV6lKlO
- フラン
- 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:48:16.52 ID:0RPZ+RLuo
- ハルエル
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:48:41.05 ID:E93VQenx0
- ジェノム
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:49:56.25 ID:eOVGhnIL0
- サニャ
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