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【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」
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250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 20:52:11.21 ID:gVrd2V1qo
食事に誘う
251 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:03:44.84 ID:QPJXrBcY0
幸子「ブログでも開設してみますか!」
幸子「事務所管理のSNSアカウントはありますけど」
幸子「文字数はどうしても少なくなってしまいますからねぇ」
幸子「手軽ではありますが、些細な言葉でも語弊を招いてしまうかもしれません」
幸子「やはり、自分の言葉を長い文章で伝えられるブログも必要でしょう!」
幸子「まあ事務所に怒られそうなので、限定公開にしてリンクをPさんに送るだけにしておきましょう!」
幸子「さてと」パカ
幸子「ブログのタイトル....」
幸子「タイトルですか....」
幸子「一番最初に見る所であり、最も見られるところでもあります」
幸子「何がいいんでしょう....」
ブログのタイトル
>>252
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 21:06:22.73 ID:gVrd2V1qo
幸小話
253 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:16:05.81 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「....『幸小話』」
幸子「これはいいですよ!」
幸子「ボクの小話をするブログです!」
幸子「『幸子』と『小話』がかかっていてセンスがあります!」
スタスタ
幸子「ま、まずい、隠れないと....!」サッ
254 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:16:54.95 ID:QPJXrBcY0
ガチャリ
楓「....」ノソ
楓「この辺りからギャグの波動を感じたのだけど....」チラチラ
楓「気のせいかしら?」
スタスタ
幸子「危ないところでした....」
幸子「ギャグモン(ギャグモンスター)のアンテナは流石ですね....」
幸子「感度良好すぎますよ....」
255 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:18:36.90 ID:QPJXrBcY0
幸子「タイトルはこれでいいとして」
幸子「他にもいろいろと設定がありますねぇ....」
幸子「....」
幸子「後は適当でいいでしょう」ポチポチ
幸子「はい開設!」
幸子「では早速」
幸子「最初の記事を書いていきましょう!」
幸子「最初、これは大切ですよ....!」
幸子「何事も出だしは重要です....」
幸子「何について書きましょうか....」
何について書く?
>>256
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 21:18:59.68 ID:toj8RU7lo
サルでもできる人体錬成
257 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:32:45.86 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「最近あった面白い話題といえば....」
幸子「....やはりあの一件しかありませんね!」
幸子「『サルでもできる人体錬成』っと」カタカタ
幸子「まああれは志希さんがいなければとてもできませんが」
幸子「ボクも人体錬成に関わったのは事実なので問題ないでしょう」
258 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:33:13.24 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」カタカタ
幸子「....」カタカタ
幸子「....」カタカタ
幸子「....よし!」
幸子「人体錬成に至るまでの過程、そしてそれを行った後のことまで」
幸子「我ながら、なかなか面白い記事を書けたんじゃないですか!」
幸子「早速公開しちゃいましょう!」
幸子「限定公開ですけど」ポチ
幸子「そしてPさんにリンクを送って....」ポチ
幸子「あとはコメントを待つだけですね〜」
259 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:33:41.99 ID:QPJXrBcY0
幸子「アクセス数が増えてます!」
幸子「Pさん早速見てくれたんですね〜」
幸子「あれ?」
幸子「リンクを送った方のメッセージには既読が付いていませんね....」
幸子「どうしてでしょう?」
幸子「....」
幸子「わかりませんけど大丈夫でしょう!」フフーン
260 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:34:08.45 ID:QPJXrBcY0
幸子「ふわぁ....」
幸子「集中して文章を書いていたので、少し疲れてしまいました....」
幸子「ちょっとだけお昼寝しましょうか....」ウト
りん子「....」トテトテ
りん子「....」コロン
幸子「りん子ちゃんも....一緒にお昼寝しますか....?」ウト
りん子「zzz....」スヤ
幸子「はや....」グゥ
261 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:39:57.21 ID:QPJXrBcY0
P「幸子起きろ!」ペシペシ
幸子「んぅ....?」
幸子「なんですかPさん....?」
幸子「あ、もしかしてブログの感想ですか?」
幸子「それならコメント欄に書いてくれればよかったのに」
P「ある意味そうだけどそんなのんきな話じゃねえんだよ!」
幸子「へ?」
P「お前、ブログなんて事務所に内緒で始めちゃダメに決まってるだろ!?」
幸子「いえいえ、あれはPさんしか読めないようにちゃんとですね」
P「アクセス数見てみろ」
幸子「え?」
P「いいから」
262 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:40:39.44 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」ポチポチ
幸子「いちじゅうひゃくせんまんじゅうまんひゃくまん....」
幸子「....」
幸子「Pさん、見すぎですよ?」ニヤリ
P「限定公開じゃなくて全体公開になってんだよ!」
幸子「あれ、そうでしたか」
幸子「すみません、確認はしたつもりだったんですけど」
幸子「しかし、いくらボクが人気アイドルだからって」
幸子「開設しただけでこのアクセス数って」
幸子「ファンの方も熱心ですね〜、ありがたいです」
P「....」
263 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:45:26.93 ID:QPJXrBcY0
P「お前のファンもいるかもしれんがそれだけじゃないんだよ....」
P「というか、それ以外がメインだ」
幸子「それ以外?」
P「お前、人体錬成のこと書いただろ....」
幸子「はい、そうですけど」
P「あれのせいで今、世界中が大パニックになってんだよ!!!」
幸子「え゛ぇ゛っ!?」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 21:52:24.58 ID:ueey3svDO
まぁ、科学者でも研究機関でもないとこが作ればなぁ
265 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:56:52.90 ID:QPJXrBcY0
幸子「で、でもあんな荒唐無稽な話、普通は信じませんよ!?」
幸子「しかも発信元は14歳のカワイイアイドルですし....」
P「お前だけだったら信じなかったんだろうけどな」
P「志希の名前を出して、写真まで載っけてたら話は別なんだよ....」
幸子「まさか!?」
P「ああ、世界は」
P「志希ならやりかねない」
P「そう判断したんだ」
幸子「」
266 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:59:22.35 ID:QPJXrBcY0
P「今、事務所の電話は鳴りっぱなしだ」
P「しかも一般人からじゃない」
P「世界各国の政府や研究機関からだ....」
幸子「」ブクブク
P「大変なことになっちまったなぁ....」
267 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 21:59:50.71 ID:QPJXrBcY0
幸子「こ、こんなことしている場合じゃありませんよ!」
幸子「早く行動を起こさないと」ダッ
P「バカッ!」ガシッ
幸子「うぇっ!?」バタン
パァン
パリィン
268 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:00:19.73 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「....え?」
幸子「今いきなり窓ガラスが割れませんでした?」
P「....」
P「この事務所は今、暗殺者たちに包囲されている」
幸子「」
P「おそらくメインは志希なんだろうが」
P「情報の発信者であるお前も」
P「ターゲットに入っているんだろう」
幸子「」
269 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:01:25.89 ID:QPJXrBcY0
P「窓の外から見えるところにはいかない方がいい」
幸子「どうしてこんなことに....」
P「....人体錬成、無から命を作り出す技術なんて」
P「人類に明らかに早すぎるんだ....」
幸子「そうなんですか....?」
P「....」
P「これを国家レベルが行うとどうなるかわかるか?」
幸子「....?」
P「ほとんどノーリスクで、いくらでも人材を生み出すことができる」
P「軍隊でも組織してみろ」
P「世界のパワーバランスが崩れるぞ」
幸子「」
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 22:07:02.49 ID:5WzBVwlyo
P「昔はこういうのを全部なかったことにできる穴を持ってたんだが……」
271 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:08:11.54 ID:QPJXrBcY0
P「しかもりん子ちゃんを見る限り」
P「ある程度成長した姿で生まれるから」
P「普通の人間を使うより圧倒的にモノになるのが早い」
P「....要するに」
P「他国からしたら、そんな技術を手に入れられちゃ困るってことだ」
P「おそらく、周りの暗殺者たちが事務所内の重要人物を処理した後」
P「ゆっくりと技術を拝借するつもりなんだろう....」
幸子「どどどどどどどどどどどうしましょう!?」
P「....」
272 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:14:57.15 ID:QPJXrBcY0
P「....今回ばかりは」
P「もう手遅れかもしれん....」
幸子「そんな....」
P「今のご時世、ネットに流れた情報なんて一瞬で世界中に広がる」
P「それを止める手立てはない」
P「そして、覆すこともできないんだ」
幸子「....ボクのせいで、こんなことに」
P「....」
273 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:15:44.52 ID:QPJXrBcY0
P「....幸子」
P「じき、痺れを切らした暗殺者たちが乗り込んでくるだろう」
P「落ち込んでいる場合じゃない、どうにか逃げる手段を考えよう」
幸子「でも....もう....」
P「時間がないんだ!」
瑞樹「時間ならいくらでもあるわよ?」ニコッ
P「瑞樹さん!?」
幸子「いつの間にこの部屋に!?」
瑞樹「今来たところよ?」
274 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:16:21.67 ID:QPJXrBcY0
P「そんな所に立っていたら危ないですよ!」
瑞樹「どうして?」
P「知らないかもしれませんけど、外には暗殺者がうようよいて!」
P「事務所内の人たちを狙っているんです!」
瑞樹「....」
瑞樹「ふふっ....」
P「射撃が来ない....?」
P「どうして!?」
瑞樹「....」
275 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:16:49.53 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「....私が」
瑞樹「時の流れを止めたからよ」ニッコリ
幸子「!!?!?!??」
P「....ウワサは本当だったんですか」
瑞樹「ええ」
P「ハハ、なんてこった....」
幸子「ボクが言うのもなんですけど、この事務所とんでもないですね」
276 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:19:21.26 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「事務所に帰ってきたら外が騒がしいから」
瑞樹「とりあえず周りの時だけ止めて入ったの」
幸子「えぇ....」
瑞樹「それでさっき、暗殺者がどうとか言っていたけど」
瑞樹「どういうこと?」
P「それがですね....」
幸子「実は....」
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 22:29:14.41 ID:K5IAeukx0
時間を操るアイドルなんてこの事務所にも二人しかいないからな
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 22:33:22.87 ID:ueey3svDO
蘭子「時の反逆者!(アンチエイジング)」
279 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:39:50.93 ID:QPJXrBcY0
幸子「ということでして....」
瑞樹「....ぷっ」
瑞樹「あははっ!」アハハ
P「瑞樹さん!笑ってる場合じゃないんですよ!?」
瑞樹「だって〜」
瑞樹「たったそれだけのことでこんなに大ごとになるなんて....」
瑞樹「ふふっ」クスリ
280 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:40:46.41 ID:QPJXrBcY0
幸子「....瑞樹さん」
瑞樹「?」
幸子「瑞樹さんの能力で、この状況をどうにかできませんか....?」
幸子「全てはボクのせいなのに、虫のいい話というのはわかっています....」
幸子「でも、いま頼れるのは瑞樹さんしかいなくて....」
瑞樹「....」
瑞樹「できなくはないわね」
幸子「!」
281 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:41:12.53 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「時の流れを逆転させて、数時間戻せば」
瑞樹「幸子ちゃんのブログ開設を止められるでしょう?」
幸子「それじゃあ!」
瑞樹「ただそれには一つ問題があるの」
幸子「問題?」
瑞樹「時の流れを止めるのと比べて」
瑞樹「時の流れの逆転は、負担が激しいのよ....」
幸子「というと?」
瑞樹「....」
282 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:43:21.09 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「戻した時間の分だけ」
瑞樹「私だけが歳を取ってしまうの!」バーン
幸子「....」
幸子「数時間くらいいいんじゃないですか?」
瑞樹「ダメに決まってるでしょ!!!!」カッ
幸子「ひぃ!?」
P「幸子、瑞樹さんにそれは言っちゃダメだ」
幸子「す、すみません....」
283 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:43:48.35 ID:QPJXrBcY0
瑞樹「....」
瑞樹「....幸子ちゃんの時間をくれるなら」
瑞樹「戻してもいいわよ」ニコ
瑞樹「それなら私の負担もな
幸子「どうぞ!私の時間を使ってください!」
幸子「それで事務所の皆さんが助かるなら!」
瑞樹「!」
P「....」
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 22:43:53.65 ID:hO55I2Yoo
サメを釣ってこないと……
285 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:44:16.60 ID:QPJXrBcY0
P「....はぁ」
P「瑞樹さん、意地悪はその辺にしてください」
瑞樹「あら、P君は分かってたの?」
P「そりゃそうですよ」
瑞樹「さすがね〜」
幸子「?」
P「瑞樹さんは幸子を試したんだよ」
瑞樹「そういうこと♪」
幸子「....」
286 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:45:12.47 ID:QPJXrBcY0
幸子「なんだぁ....」ヘナヘナ
瑞樹「幸子ちゃんの気概に免じて、今回は時を戻してあげる♪」
幸子「ありがとうございます!」
瑞樹「でもね幸子ちゃん」
瑞樹「これからはもう少し、後先考えて行動するのよ?」
瑞樹「あと、何事でも細かい確認は怠らないこと!」
幸子「肝に銘じます....」
瑞樹「はい、よろしい」
瑞樹「(まあ時を戻したら、このことは覚えていられないんだけど....)」
瑞樹「....」
瑞樹「(肝に銘じたなら大丈夫かしら?)」クスリ
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 22:45:37.79 ID:K5IAeukx0
サメの肝臓?
288 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:45:53.62 ID:QPJXrBcY0
幸子「....」
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
6日目に続く
289 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/25(月) 22:46:21.90 ID:QPJXrBcY0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 22:53:40.16 ID:K5IAeukx0
乙でした
人外しかいねえこの事務所
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/25(月) 22:55:09.59 ID:gVrd2V1qo
おつー
292 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 21:41:00.29 ID:AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
何をする?
>>293
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 21:41:29.46 ID:PZIPr/+70
弁当を作る
294 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 21:52:31.39 ID:AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「これはもう」
幸子「Pさんにお弁当を作ってあげるしかないですね!」
幸子「あの人基本的にお昼は時間が惜しいとか言って食べませんから」
幸子「きっと、温かいお昼ご飯に飢えていることでしょう!」
幸子「....」
幸子「事務所で作って、事務所にいるPさんに出すなら」
幸子「普通に作って出せばよくない?」
幸子「と考えているそこのあなた!」
幸子「わかっていませんねぇ」フフーン
295 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 21:53:49.85 ID:AqGTjszP0
幸子「単にお昼ご飯を作るのではなく」
幸子「お弁当というのがミソなんですよ!」
幸子「確かに」
幸子「お皿に美しく盛られた料理は」
幸子「さらに味を美味しくします」
幸子「しかし!」
幸子「ボクはそんな盛り付けできません!」
幸子「だったら、普通に盛るよりも」
幸子「お弁当箱に入れて出した方が」
幸子「開けるときのワクワク感の分だけ後者が勝つんです!」バーン
296 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 21:54:32.84 ID:AqGTjszP0
幸子「元々はPさんのためを思って始めたこの企画!」
幸子「これはもはや最適解なのでは?」
幸子「....」チラ
幸子「....11時半ですか」
幸子「少し出遅れましたね....」
幸子「ボクだけの力でお弁当を作るとなると」
幸子「お昼の時間を過ぎてしまいます....」
幸子「1人で完成させたいところですが」
幸子「今はボクのエゴよりも、Pさんにお昼ご飯を届ける方が大事です」
幸子「誰かに助っ人を頼みましょう!」
誰に頼む?
>>297
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 21:54:55.57 ID:gGIWlxWqO
ゆきありすことはゆず
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 21:55:22.51 ID:A0/qTiLoo
ちとせ
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 21:57:36.32 ID:gGIWlxWqO
すまん、ことかをことはと打ち間違ってた
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:02:34.60 ID:9eXsAwMDO
田中琴葉「誰か呼んだか?」
らんらん「呼んでませんよ、先輩」
301 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:04:25.59 ID:AqGTjszP0
申し訳ありません、人数は1人で想定していたので
>>298
を採用します
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:05:21.45 ID:KMBl+GzXo
欲張るからそうなる
303 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:11:26.83 ID:AqGTjszP0
ちとせ「....」テクテク
幸子「通りすがりのちとせさん!」
ちとせ「幸子ちゃん?」
幸子「頼まれてくれませんか?」
ちとせ「?」
304 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:12:12.93 ID:AqGTjszP0
ちとせ「お弁当?」
幸子「はい、どうしてもお昼の時間に間に合わせたいので」
幸子「お手伝いを頼めませんか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「私、あまり料理はしないんだけど、それでもいい?」
幸子「今回は凝った物を作る予定はないので大丈夫です!」
幸子「ボクも料理はあまりしませんけど」
幸子「どうにかなるでしょう!」
ちとせ「そうだね♪」
305 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:13:17.91 ID:AqGTjszP0
ちとせ「それで、何を作るの?」
幸子「特に材料を買ってきているわけではないので」
幸子「事務所の冷蔵庫に入っているもので作れるものにします!」
ちとせ「すご〜い、幸子ちゃん慣れてる人みたい」
幸子「フフーン、それほどでもありません!」
冷蔵庫の中身@
>>306
冷蔵庫の中身A
>>307
冷蔵庫の中身B
>>308
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:14:26.35 ID:SVNK+2Uno
ちとせの手首から先(料理番組でうっかり食材ごと切ってしまったもの)
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:14:32.86 ID:gGIWlxWqO
山形りんご
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:14:54.81 ID:0rFezw7so
あの子(生前の姿)
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:15:33.28 ID:zZPTQOHmo
なんの肉かわからない生肉
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:15:57.45 ID:3WkQ7FaXo
輸血パック
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:16:31.15 ID:pBn7kMA20
なんでお前ら揃いも揃ってスプラッタなの(困惑)
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:17:56.41 ID:PZIPr/+70
せやな。特に山形りんごとか怖すぎ
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:29:27.07 ID:TcU2Wxt6o
りんごろうさん!?
314 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:32:16.30 ID:AqGTjszP0
幸子「まずは冷凍庫から見てみましょう....」ガサゴソ
幸子「....」ガサゴソ
幸子「ん、これは?」
ちとせ「あ、それ!」
幸子「なんですか?」
ちとせ「開けていいよ♪」
幸子「はぁ」
315 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:33:24.65 ID:AqGTjszP0
幸子「結構大きいですね、手のひらくらいのサイズがありますよ」
幸子「ブロック肉か何かでしょうか....」
【ちとせの手首から先】
幸子「」
幸子「さささ殺人事件です!!!」
ちとせ「私生きてるよ?」
ちとせ「こんなところにあったんだ〜」
幸子「こ、これ、ちとせさんのなんですか!?」
ちとせ「うん、この前料理番組に出た時にうっかり切っちゃったの」
幸子「うっかりって程度じゃありませんよ!?」
316 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:33:50.31 ID:AqGTjszP0
ちとせ「それでね、あとでくっつけようと思って冷凍庫に入れてたんだけど」
ちとせ「忘れてた♪」
幸子「忘れないでくださいよこんなに大切なもの!」
幸子「というかこれどうするんですか?」
ちとせ「取っておいたの忘れてたから、新しいのをもう生やしちゃった」
幸子「相変わらずですねこの事務所は」
317 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:34:55.30 ID:AqGTjszP0
ちとせ「....」
ちとせ「....私、名案が浮かんじゃったかも」
幸子「?」
ちとせ「せっかくだし使っちゃおう」
幸子「せっかくの意味わかってます?」
幸子「いくらちとせさんの手といっても、人肉はちょっと....」
ちとせ「でも、動物の手足を使った食材って意外とない?」
ちとせ「クマノテ、豚足、モミジ、カメノテ....」
幸子「順に熊、豚、鶏ですね」
幸子「カメノテは亀の手ではなく甲殻類の一種ですけど」
幸子「それ以外は確かに....」
318 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:35:25.85 ID:AqGTjszP0
ちとせ「....私、手はいつも洗ってるから綺麗だと思うよ?」
幸子「気にしているのはそこではないです....」
ちとせ「お願い幸子ちゃん」ギュッ
ちとせ「私、あの人の身体の中に自分のお肉が巡っていく姿を想像するだけで....」
ちとせ「....んっ////」キュン
ちとせ「いい....////」ハァハァ
幸子「業が深すぎます」
ちとせ「吸血鬼の末裔だからかな?」
幸子「さぁ....」
319 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:35:54.54 ID:AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「仕方ないですねぇ....」
幸子「本当に少しだけですよ?」
ちとせ「指一本くらい?」
幸子「爪の切れっ端で我慢してください」
ちとせ「え〜」
幸子「そのくらいなら事務所のヤンデレ軍の人たちが常日頃から入れているので」
幸子「ボクが許容できるギリギリのラインです」
ちとせ「ありがとう幸子ちゃん」ニコ
幸子「自分の身体の一部を食べさせようとしているとは思えないほど爽やかな笑み」
320 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:47:30.49 ID:AqGTjszP0
幸子「ちとせさんの手はいいとして」
幸子「まともな食材が欲しいですねぇ」ガサゴソ
幸子「あ、これ」スッ
ちとせ「りんご?」
幸子「いえ、これはりんごろうの死体です」
ちとせ「死体?」
321 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:48:33.98 ID:AqGTjszP0
幸子「正確には」
幸子「あかりさんがりんごろう風に皮を剥いたりんごです」
ちとせ「お料理に使うの勿体ないね」
幸子「いえ、むしろ積極的に使っていきます」
幸子「りん子ちゃんにとってりんごろうは目の上のたん瘤なので」
ちとせ「?」
322 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:49:02.92 ID:AqGTjszP0
幸子「あとはー....」
ちとせ「ここは見たの?」
幸子「これ、なんなんでしょう」
幸子「家庭用冷蔵庫の隣に」
幸子「やたらと大きい業務用の冷凍庫があるのはアンバランスのような....」
ちとせ「....」パカッ
323 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:49:39.74 ID:AqGTjszP0
『....』
ちとせ「....」バタン
幸子「中を確認しないんですか?」
ちとせ「....」
幸子「ちとせさん?」
ちとせ「....」
ちとせ「何もなかったよ」
ちとせ「食べ物は」
幸子「そうですか、残念です....」
幸子「普通の冷蔵庫の方をもう一度見てみましょう」パカッ
ちとせ「....」
324 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:50:22.31 ID:AqGTjszP0
幸子「これはなんでしょう?」
ちとせ「お肉....?」
幸子「お肉っぽいんですけど、ラベルも何もないので」
幸子「何の肉かわかりませんねぇ....」
ちとせ「腐ってはいないみたいだし、使ってもいいんじゃない?」
幸子「このままじゃ食材がなさすぎますし、そうするしかありません....」
325 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 22:50:54.09 ID:AqGTjszP0
幸子「ということで材料はこちら!」
【チトセテの爪】
【りんごろう】
【謎肉】
ちとせ「....」
ちとせ「こういう料理はあるの?」
幸子「....地球上をくまなく探せばあるいは」
ちとせ「....」
何を作る?
>>326
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:52:28.61 ID:gvm/x0+Co
りんご入りポルペッティの赤ワイン煮
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 22:52:35.74 ID:9eXsAwMDO
海軍肉じゃが
328 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:00:59.17 ID:AqGTjszP0
幸子「この材料たちで作れそうな料理って何かありますか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「ちょっと待ってね」
ちとせ「Hey,千夜」
千夜「何なりと」
幸子「そういうシステムなんですか!?」
ちとせ「この材料で作れそうな料理を教えて」
千夜「ぴこん」
千夜「お嬢様の爪、りんごろう、謎肉で作れるレシピを検索しています」
千夜「1件該当しました」
幸子「あるんですか!?」
千夜「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮はいかがでしょうか」
幸子・ちとせ「「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮?」」
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2020/05/26(火) 23:09:16.31 ID:GAasSR6Z0
爪を入れるのはスルーなのか
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 23:12:37.96 ID:4pMi89mlo
粉にすればただのケラチンだから……
331 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:19:00.19 ID:AqGTjszP0
ちとせ「千夜ちゃんが置いていってくれたレシピを参考にして作ろう」
幸子「千夜さんも混ざりたそうにしてましたけどよかったんですか?」
ちとせ「千夜ちゃんがいると全部完璧に出来ちゃうから」
幸子「まあそれではつまらないですねぇ」
ちとせ「えーっと」
ちとせ「まずはりんごろうをみじん切りにする」
幸子「みじん切り....」
幸子「結構難しいんですよね....」
幸子「まずは皮を剥いて....」モタモタ
幸子「あっ」
幸子「あの皮が繋がった状態で剥きたいんですけど、無理そうです....」
332 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:19:51.57 ID:AqGTjszP0
ちとせ「幸子ちゃんがりんごろうをやっている間に私は....」
ちとせ「よいしょ」
ちとせ「この謎肉をフードプロセッサーでミンチにする、と」ポイ
ちとせ「ついでに爪も入れちゃお」ポイポイ
ちとせ「....」
ちとせ「....1本くらいいいよね♪」ジョキ
ちとせ「えい」ポイ
ちとせ「....」ピッ
ガーッ!
ちとせ「お〜」パチパチ
333 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:20:55.91 ID:AqGTjszP0
幸子「ちとせさ〜ん、りんごろうを木っ端微塵にしましたよ〜」
ちとせ「お疲れ様、こっちも終わったよ」
幸子「この2つと、つなぎのパン粉と卵を入れて捏ねるんですよね」コネコネ
ちとせ「粘りが出るまでだって」
幸子「了解です」コネコネ
幸子「....」コネコネ
幸子「これ、ハンバーーーーーーーグ!ですか?」
ちとせ「イタリアの肉団子だって〜」
幸子「へ〜」
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 23:21:09.18 ID:PZIPr/+70
(うっかり自分の手首を切り落とすレベルで料理できない人を手伝わせて大丈夫なのか?)
335 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:21:24.83 ID:AqGTjszP0
幸子「これくらいでいいでしょう!」
ちとせ「うんうん、おっけ〜」
幸子「これを丸めて....」
幸子「いよいよ!お馴染みの両手でキャッチボールするやつです!」ペチ
幸子「....」ペチ
ちとせ「これは万国共通なんだ〜」ペチ
ちとせ「....」ペチ
336 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:22:13.49 ID:AqGTjszP0
幸子「成型が終わったので、次はお鍋の準備ですか」
ちとせ「赤ワイン1カップ、お水も同じ量」
幸子「はーい」ジョボジョボ
ちとせ「トマトの缶詰を全部」
幸子「いい感じです」ドボッ
ちとせ「あとはローリエ、ローズマリー、お塩、ブラックペッパーを入れて」
幸子「....」サッサッ
ちとせ「そこにさっきのお肉をどぼ〜ん」
幸子「飛び散るので静かに入れます」ソロリソロリ
ちとせ「あとはしばらく煮込んで完成!」
幸子「疲れました....」
337 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:22:41.63 ID:AqGTjszP0
幸子「....」ジー
幸子「これ、思いのほかいい感じじゃないですか!」
ちとせ「さすが千夜ちゃん♪」
千夜「ありがとうございます」ペコ
幸子「呼ばれるために戻ってこなくても....」
千夜「いえ、それが私の役目ですから」
幸子「そういうものですか....」
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 23:23:37.18 ID:pBn7kMA20
何故微妙にハンバーグ師匠をねじ込んだんだ幸子ォ!
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 23:27:38.09 ID:r6lRow0eo
当然のように赤ワイン煮作ってるけどこれお弁当…でしたよね…?
340 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:33:59.10 ID:AqGTjszP0
P「....」カタカタ
幸子「Pさん!」
P「幸子、どうした?」
幸子「実はボク....」
幸子「Pさんにお弁当を作ってきたんです!」バーン
P「お、お弁当!?」
P「どうしたんだ突然?」
幸子「今日はそういう気分だったんです」
P「へー、お前料理できたんだな」
幸子「ま、まあボクくらいのアイドルならそれはもう義務のようなものですよ」フフーン
P「そりゃ楽しみだ」
341 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:35:02.63 ID:AqGTjszP0
幸子「ただ、時間がなかったので....」
幸子「ご飯とおかず1品だけなんですけど....」オズオズ
P「んなのどうでもいいよ!」
P「幸子が俺のために作ってくれたのだろ?」
幸子「一応は....」
P「無問題無問題!」
P「早く食べさせてくれ!」
幸子「!」
342 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:36:12.10 ID:AqGTjszP0
幸子「どうぞ!」スッ
P「おお、なんだこれ」
P「変わった形のタッパーだな」
幸子「これはですね、スクリュートップキーパーという容器なんです!」
P「なんだそれ?」
幸子「蓋にパッキンがついているので、とにかく密閉力が凄いんです!」
幸子「汁物を入れてもまったく零れません!」
幸子「(と千夜さんが教えてくれました)」
P「へー、凄いなぁ」パカッ
343 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:36:43.08 ID:AqGTjszP0
P「お、いい匂い....」
P「湯気まで立ってるし....」
幸子「ついさっき思いついたので、出来立てです!」
P「嬉しいなあ....」
P「昼に温かいご飯が食べられるの、いつぶりだろ....」
幸子「毎日でも食べるべきですよ....」
P「色々あってな....」
P「幸子、いただきます」
幸子「どうぞどうぞ!」
344 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:37:55.87 ID:AqGTjszP0
P「....」パクッ
P「....」モグモグ
P「....」ゴクン
幸子「....」
幸子「....どうですか?」チラ
P「....」
P「....」
P「....」
P「....美味い」
幸子「!!!」パァッ
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 23:43:06.25 ID:OYqtJ+qs0
…本当に食べてしまったのか?
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/26(火) 23:45:34.30 ID:PZIPr/+70
うまい!これはあなたの好きな人肉だ!
347 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:55:11.01 ID:AqGTjszP0
P「この肉団子、一口大で食べやすいが」
P「口の中に入れると、大きさ以上の旨みが詰まってる」
P「そして噛んだ時にホロホロと崩れる肉の食感に加えて」
P「野菜の食感もいいな、かなりしっかりしているから肉とのギャップがあってよい」
P「ハンバーグかと思ったが、これ玉ねぎじゃないな」
幸子「はい、玉ねぎではなくりんごを使っています」
P「なるほどりんごか....」
P「加熱してもこれだけ食感が残っているということは、陸奥とか紅玉、王林とかその辺りか?」
幸子「わかりません!」
P「わからんのかい」
348 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:56:00.88 ID:AqGTjszP0
P「....」モグモグ
P「ん?」
P「ぺっ」
P「なんか細長くてデカい骨付き肉が入ってた」
P「指みたいな形と大きさだったな」
幸子「あっ....」
349 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/26(火) 23:56:29.52 ID:AqGTjszP0
P「ごちそうさまでした」
幸子「お粗末様でした!」
P「しかし、りんごを使った肉団子の赤ワイン煮込みとは」
P「本当に料理できたんだな!」
幸子「それほどでも....」
幸子「ありますね!」フフーン
P「邪道は王道をこなせないとできないからな」
P「美味しかったよ、ありがとう幸子」
幸子「////」
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