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【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」

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23 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 21:24:07.42 ID:oCrDqzJY0
コツン

幸子「....」ジー

ありす「」

幸子「....」

幸子「....落としましたよ」ニコ

ありす「」チョロチョロ

幸子「大丈夫ですか?」

ありす「すみません....すみません....」ガクガク

幸子「?」チラ
24 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 21:26:00.42 ID:oCrDqzJY0
幸子「一体どう110番!?」

ありす「(終わった....)」

幸子「ちょ、ちょっとありすさん!どうして警察に電話をかけようとしているんですか!?」

ありす「....」ガクガク

ありす「っ....」ゴクリ

ありす「(こうなったら最期くらい....)」

幸子「ありすさん?」

ありす「さ、幸子さんっ!」

幸子「はい!?」

ありす「人を殺めるのは、間違っています!」バーン

幸子「へ?」
25 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 21:29:45.02 ID:oCrDqzJY0
幸子「というわけなんですよ」

ありす「」

幸子「誤解を招くような言い方をしてしまって、すみません」

ありす「....本っ当ですよ!」

ありす「大体なんなんですか!」

ありす「なぜPさんに構うために、棍棒を作るという発想に至るんですか!!!」

ありす「それを作ったところで、どう使うつもりだったんですか!!!!!」バンバン

幸子「そ、それは....」

どう使う? >>26
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 21:30:12.51 ID:NyBWVPYqo
肩たたき
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 21:49:50.74 ID:8fLyvzrOo
攻撃翌力過多ぁ……
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 22:01:36.41 ID:drs+wiZC0
痛覚が死滅したら肩が凝らなくなるってことね、わかるわ
29 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:05:32.12 ID:oCrDqzJY0
幸子「そんなの決まってるじゃないですか」

幸子「叩くんですよ!」

ありす「やっぱり暴力しか頭にない半グレかサイコパスだったんですね!」

幸子「肩を叩くんです!」フフーン

ありす「か、肩....?」

幸子「ええ、Pさんに構ってあげたいのはやまやまですが今はお仕事中ですからね」

幸子「肩たたきくらいならPさんの負担にもなりませんし」

幸子「日頃の疲れも癒せるかもしれません!」

ありす「....」
30 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:06:03.32 ID:oCrDqzJY0
ありす「....どうぞ」

ありす「私の10円玉貯金です」

幸子「ありすさん!」

ありす「用が済んだらすぐに返してください」

幸子「もちろんですよ!大切に使わせてもらいます!」

ありす「....」

ありす「....が、頑張ってください」

幸子「!」

ありす「それでは私はレッスンがあるので」タッ

幸子「ありがとうございます!」ペコ
31 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:07:02.78 ID:oCrDqzJY0
幸子「さて....」ジャラ

幸子「....」ジャラジャラ

幸子「....」ジャララ

幸子「....」ジャランラ

幸子「....」ジャミラ

幸子「....」ジャコビ

幸子「んっ....」ギュッ

幸子「できました!ブラックジャック!」ババーン

幸子「よいしょ」ズル

幸子「よいしょ」ズル
32 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:07:29.06 ID:oCrDqzJY0
P「....」カタカタ

P「....」カタカタ

幸子「....」ジー

P「....」カタカタ

幸子「....」

幸子「....Pーさん!」

P「ん?」

幸子「肩たたきしてあげます!」フフーン

P「どうしたんだ突然?」

幸子「まあまあ、遠慮しないでください」

P「....」
33 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:08:07.42 ID:oCrDqzJY0
P「せっかくだし、やってもらおうかな」

幸子「さすがですPさん、これの価値を誰よりも分かっていますね!」

幸子「ボクの肩たたきなんて超プレミアものですよ!」

P「確かになぁ、ファンなら金を払ってでもしてもらいたいだろうな」

幸子「そうですそうです!」

幸子「(あれ、ファンならって、Pさん自身はボクのファンじゃないってことでしょうか)」

P「幸子ー?」

幸子「あぁすみません!それじゃあ行きますよ!」

P「よろしくー」

幸子「せーの!」ブン
34 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:09:04.07 ID:oCrDqzJY0
ミシッ

P「ん゛き゛っ゛」

幸子「どんどん行きますよ!」ブン

P「ちょっと幸子!タンマっ!」

メキメキッ

P「っ゛っ゛っ゛」

P「ヤバい!幸子!これダメなやつ!」

幸子「まだまだ!」ブン

P「や

グシャァ

P「」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 22:11:56.13 ID:h0Pa8fLT0
やっぱりサイコパスだったじゃないか
36 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:12:34.54 ID:oCrDqzJY0
ちひろ「もうこんなことしたらダメですよ!」

幸子「すみません....」ショボン

P「ちひろさん、そのくらいで」

P「幸子も悪気があったわけじゃないんです」

ちひろ「そういう問題じゃありませんよ....」

ちひろ「鎖骨も肩甲骨もグシャグシャで外科手術が必要なレベルだったんですよ?」

ちひろ「骨が粉砕されていたせいで、肩の位置がおへその高さくらいまで落ちてたじゃないですか!」

P「肩を落とすってああいうことなんですね」アハハ

ちひろ「スタドリを飲まなかったらどうなっていたか....」

P「俺はこの通り!元気になりましたから!」グルングルン
37 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:13:24.42 ID:oCrDqzJY0
ちひろ「もう....スタドリ代は来月のお給料から天引きですからね!」

P「はいはい」

ちひろ「幸子ちゃんも気を付けてください」

ちひろ「Pさんが防御力に極振りしてなかったら」

ちひろ「スタドリがあっても、肩の位置は乳頭の高さくらいまでしか戻らなかったかもしれないんですよ?」

幸子「はい....」ショボン

P「ちひろさん、後は俺から言っときますから」

ちひろ「....」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 22:14:00.92 ID:nR4w7uCDO
ありすが正しかったんじゃねぇか!
39 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:14:04.26 ID:oCrDqzJY0
幸子「すみませんでした....」ペコ

P「いやいや、別にいいんだよ」

幸子「でも、Pさんが痛い思いを....」

P「アイドルの全てを受け止めるのが俺の仕事だ」

P「それに」

P「幸子が俺を思ってしてくれたこと」

P「確かに、身体は少しだけ痛かったけど」

P「逆に心は元気になったよ」ナデナデ

幸子「Pさん....////」

P「あ、でも、今度肩たたきするときは普通のでいいからな」クスリ

幸子「そうします!」
40 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:15:23.65 ID:oCrDqzJY0
幸子「....」

幸子「(ボクとしたことが、失敗してしまいました....)」

幸子「(Pさんに構ってあげるということばかり考えていたせいで)」

幸子「(周りが見えなくなっていたのかもしれません....)」

幸子「....」

幸子「(....でも!)」

幸子「(ここで止まっても仕方ありません!)」

幸子「(今回の失敗を活かして)」

幸子「(次の成功に繋げましょう!!!)」バーン

2日目に続く
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 22:16:39.30 ID:drs+wiZC0
しかし防に振ってるモバPって普段イベントちゃんとこなせてるのかな…
42 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/20(水) 22:16:56.02 ID:oCrDqzJY0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 22:17:06.60 ID:8fLyvzrOo
おつでした
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 22:17:53.52 ID:drs+wiZC0
乙(守だった)
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 22:27:03.47 ID:h0Pa8fLT0
モバP「衣装盗られるのは嫌なので守備コストに極振りしたいと思います」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 23:30:59.17 ID:yReSt51+o
ちっひ鬼畜すぎない?
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/20(水) 23:46:17.66 ID:b7MmIpBr0
ありす以外やばい奴しかいないことはわかった
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 03:41:38.61 ID:83m1CKqPo
羅生門オンラインの頃はともかく
守コスなんてフェスの嫌がらせ以上の価値ないのがなぁ
49 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 21:52:09.00 ID:jVQ+8iPX0
幸子「....」

幸子「....」チラ

P「....」カタカタ

P「....」カタカタ

幸子「....」

幸子「(....昨日は失敗してしまって)」

幸子「(Pさんにも迷惑をかけてしまいました....)」

幸子「....」

幸子「(....つまり)」

幸子「(昨日の借りを今日返します!)」

幸子「(待っててくださいPさん!)」バーン

P「....!」ゾク

何をする? >>50
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 21:53:19.52 ID:TdLnpEKV0
(輿水だけに)腰を揉む
51 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:06:00.46 ID:jVQ+8iPX0
幸子「(昨日は肩を叩いて失敗しましたから)」

幸子「(今日は腰を揉みましょう!)」

幸子「....」

楓「輿水だけに腰を揉む、ふふ」

幸子「!?」

幸子「楓さん!突然現れたと思ったら思考を読まないでください!」

楓「この辺りからギャグの波動を感じたので」

楓「仕事を早く切り上げて、急いで帰ってきたんです」

幸子「そんなことしなくていいんですよ....」
52 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:06:30.08 ID:jVQ+8iPX0
楓「それで、幸子ちゃんはプロデューサーの腰を揉むんですよね?」

幸子「そうするつもりですけど」

楓「でもあれを見てください」

幸子「?」

P「....」カタカタ

楓「今のプロデューサー、座っています」

幸子「ハッ!?」

幸子「これじゃあ腰が揉めません!」

楓「腰が揉めない幸子ちゃんは」

楓「プロデューサーの座っている椅子にシット」

楓「してしまいますね♪」ウフフ

幸子「....」

どうする? >>53
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 22:07:13.58 ID:Ag6yL2JIo
加蓮直伝の幽体離脱からユッコ直伝のサイキックで揉む
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 22:08:15.25 ID:7QzdwbC6O
なんだそのコンボ技
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 22:08:47.39 ID:exkHKbOr0
七海から釣竿をかりてプロデューサーをイスから引きずり下ろす
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/21(木) 22:10:02.40 ID:P+rBv1JA0
こっそり漏らしてたありすを俺は忘れない
57 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:17:17.12 ID:jVQ+8iPX0
幸子「....こうなったら」

幸子「あの技を使うしかありませんね....」

楓「あの技....?」

幸子「....」スタスタ

幸子「....」ゴロン

楓「幸子ちゃん、どうして横になるんですか?」

幸子「楓さん、ボクの身体を見張っていてください」

楓「身体を?」

幸子「....」

幸子「....あれは、数日前のこと」

楓「回想シーンですか」

楓「シーンと聞いておきます」
58 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:31:14.10 ID:jVQ+8iPX0
〜数日前〜

小梅『あ、加蓮さん』

幸子『?』

幸子『どこにいるんですか?』

小梅『幸子ちゃんの真上だよ』

幸子『....』チラ

幸子『一応見てみましたけど、こんなところにいるわけないじゃないですか』

幸子『そもそもボクの真上は空中ですよ?』

小梅『うん』

幸子『うんって....』
59 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:32:05.44 ID:jVQ+8iPX0
幸子『小梅さんは何を言っているんですか....』

小梅『うん、うん、わかった』

幸子『も、もう、そうやって脅かそうったって』

小梅『幸子ちゃん、今日のパンツは大人っぽいって言ってる』

小梅『不埒感あるって』

幸子『!!?!?!??!??』

幸子『ふふふふふ不埒感ってなんなんですか!?』ダラダラ

幸子『そんな適当な言葉じゃボクは騙されませんよ!』

小梅『....』
60 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:32:45.10 ID:jVQ+8iPX0
小梅『うんうん』

幸子『なんですか』

小梅『○○○の○に○○○○が○○てて』

幸子『ストップ!ボクが悪かったです!!!』

小梅『....』

小梅『幸子ちゃん、意外と大胆、だね....////』

幸子『そ、その話はもういいじゃないですか....』

幸子『....』
61 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:33:15.51 ID:jVQ+8iPX0
幸子『....ちょ、ちょっと待ってください』

幸子『それじゃまさか、加蓮さんは....』

小梅『幽霊になってる』クスクス

幸子『いやいやいやいや笑ってる場合じゃないですよ!?』

小梅『大丈夫、これ大丈夫な幽霊だから』

幸子『幽霊における大丈夫って悪霊じゃないってだけですよね!?』

小梅『ううん、さっきの加蓮さんは生霊だよ』

幸子『い、生霊?』
62 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:33:44.16 ID:jVQ+8iPX0
加蓮『ハロー』

幸子『うわぁっ!?』

幸子『小梅さんのせいでボクにも見えるようになっちゃったんですけど!?』

加蓮『いや、アタシ実物、リアルだから』

幸子『へ?』

小梅『幸子ちゃんのパンツをまじまじと見た後、すぐに体に戻ってこっちに来たんだね』

加蓮『そゆこと♪』

幸子『ボクにはもう何が何だか....』
63 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:34:47.90 ID:jVQ+8iPX0
加蓮『アタシ、幽体離脱ができるの』

幸子『幽体離脱?』

加蓮『昔ね、入院中に何度か魂が抜けかけることがあったんだけど』

加蓮『気が付いたら、魂の出し入れを自由に操れるようになってたんだよね〜』

幸子『本来出し入れするものじゃないですよ....』

小梅『....』
64 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:35:20.63 ID:jVQ+8iPX0
小梅『....幸子ちゃんも、実はできたりしないの』

幸子『いやできるわけないですよ....』

加蓮『うーん....』ムムム

加蓮『....可能性はあるかも』

幸子『えぇ....』
65 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:35:58.73 ID:jVQ+8iPX0
加蓮『幸子ちゃん、過酷な企画やロケの連発で何度か魂抜けかけてるんじゃない?』

幸子『まあそれはそうですけど』

小梅『幸子ちゃんのロケはAED必須....』

加蓮『それなら幽体離脱のポテンシャル高いよ!』

幸子『はぁ』

加蓮『まずはね、目を閉じるの』

加蓮『そして、魂が抜けかけた時の光景を瞼の裏に映して』

幸子『....』グッ

加蓮『そしたら次に、既に亡くなっている大切な人を思いだして....』

幸子『....』ググッ
66 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:52:25.48 ID:jVQ+8iPX0
幸子「ということがありまして」

楓「面白そうなことをやっているんですね」フフ

幸子「加蓮さん直伝の幽体離脱を、ボクも会得したんです!」フフーン

楓「おぉ〜」

幸子「なのでボクは幽体離脱をしてPさんの腰を揉んできます!」

楓「....あのー」

幸子「なんですか?」
67 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:55:19.81 ID:jVQ+8iPX0
楓「幽体離脱した時って、物体に触れることはできるの?」

幸子「フフーン、良い質問ですね」

楓「あら、この質問は想定通り?」

幸子「もちろんです」

幸子「楓さんの言うように」

幸子「幽体の弱点は、物理的な干渉が不可能なこと」

幸子「加蓮さん自身もそう言っていました」

幸子「しかしボクは!」

幸子「それすらも克服してしまったんです!」
68 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:55:48.75 ID:jVQ+8iPX0
楓「あ、これってもしかして」

幸子「いえ、回想にはいきません」

幸子「あれはとても、人様に明かすような内容ではありませんから....」フイッ

楓「(哀しい目....)」

楓「(一体幸子ちゃんに何があったというの....)」

幸子「まあ紆余曲折ありまして」

幸子「ボクは、裕子さん直伝のサイキックを会得したんです!」
69 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:56:20.43 ID:jVQ+8iPX0
楓「サイキック....」

楓「(裕子ちゃんが教えられるサイキックなんてあるのかしら)」

幸子「作戦はこうです!」

幸子「幽体離脱で体を抜け出したボクは、Pさんに気付かれることなく背後に回り込みます」

幸子「そして!」

幸子「全神経を集中、サイキックパワーの最大出力をもって」

幸子「Pさんのガチガチの腰を全力で揉みます!!!」

楓「なるほど....」
70 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 22:57:06.29 ID:jVQ+8iPX0
楓「よくわからないけど、頑張って!」グッ

幸子「任せてください!」

幸子「それでは....」スッ

幸子「」カクン

楓「私は幸子ちゃんの身体を見張っておけばいいのね」

幸子「お願いします!」

楓「....」

幸子「あ、聞こえないんでした」
71 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:11:27.25 ID:jVQ+8iPX0
幸子「それでは早速」

P「....」カタカタ

幸子「むむ....」ググッ

P「....」ピタ

P「なんだ....?」

P「腰の辺りに違和感が....」

楓「(まさか本当にサイキックが....?)」

幸子「フフーン、効いていますね!」

幸子「....集中」

幸子「....」ムムム

幸子「....これがボクの」

幸子「全力です!!!」ムムーンッ
72 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:12:33.48 ID:jVQ+8iPX0
バキベキボキィッッッ

P「?」

P「あれ?」

P「いきなり景色が逆さまに」バタン

ちひろ「Pさん!?」

ちひろ「どうしていきなり身体が二つ折りになっているんですか!?」

楓「あらあら」

幸子「あわわわわわわわわわわ」
73 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:13:03.95 ID:jVQ+8iPX0
ちひろ「もう!」

ちひろ「事務所内での幽体離脱とサイキックの使用は禁止します!」

幸子「すみません....」ショボン

加蓮「アタシは覗きくらいしか使ってないのに....」ブーブー

裕子「私なんてサイキックが成功したこともほとんどないんですが....」

ちひろ「教えたあなたたちも同罪です!」

加蓮・裕子「「そんな〜....」」

P「ちひろさん、そのくらいで」
74 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:13:54.11 ID:jVQ+8iPX0
P「幸子も悪気があったわけじゃないんです」

ちひろ「二つ折りの状態で言われても....」

楓「頭って、かかとにつけることが可能なんですね〜」

ちひろ「Pさんは特殊な訓練を受けているんです」

ちひろ「普通の人は真似しちゃダメですよ」

ちひろ「スタドリを飲まなかったらどうなっていたか....」

P「俺はこの通り!元気ですから!」

ちひろ「元気なのがおかしいんですよ....」

ちひろ「もう....スタドリ代は来月のお給料から天引きですからね!」

P「福利厚生の一環でなんとかなりませんか?」

ちひろ「福利厚生の一環で定価の1%引きでの販売になっています」

P「しょっぺぇなぁ....」

75 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:16:05.14 ID:jVQ+8iPX0
ちひろ「3人とも気を付けてくださいよ?」

ちひろ「Pさんが防御力に極振りしてなかったら」

ちひろ「スタドリがあっても、魂がそのまま戻ってこなかったかもしれないんですよ?」

幸子「はい....」ショボン

加蓮「はーい」

裕子「はいぃ....」

P「ちひろさん、後は俺から言っときますから」

ちひろ「....Pさんは甘すぎますよ」

P「まあまあ」

ちひろ「....もう」
76 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:21:57.82 ID:jVQ+8iPX0
幸子「すみませんでした....」

P「いいんだよ」

P「昨日も言ったじゃないか」

P「幸子が俺のためにやってくれたことなんだから、謝る必要なんてないって」

幸子「でも....」

P「....」

P「幸子、お前の武器はなんだ」

幸子「カワイイところです」

P「いや、まあそれもなんだが」
77 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:22:24.19 ID:jVQ+8iPX0
P「お前のもう一つの武器は」

P「どんな企画でもこなしてみせる、その強い心だ」

幸子「心....」

P「お前自身が考え、俺にぶつけてきてくれるなら」

P「俺は何でも受け止めてやる!」

幸子「!!!」

P「だからお前は」

P「何度でもチャレンジしてみろ!!!」バーン

幸子「Pさん!!!」

P「....」

P「待ってるぞ」ニカッ

幸子「////」
78 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:24:02.17 ID:jVQ+8iPX0
幸子「(今日もPさんの恩に報いることが出来ませんでした....)」

幸子「....」

幸子「(でもPさんは、ボクを一切責めず)」

幸子「(あんな風に言ってくれます....)」

幸子「....」

幸子「(明日こそ、明日こそは....)」

幸子「(Pさんに上手く構ってあげましょう!)」

3日目に続く
79 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/21(木) 23:24:38.03 ID:jVQ+8iPX0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 23:25:31.15 ID:aRA5PCrNO
プロデューサーって凄い
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 23:26:46.28 ID:TdLnpEKV0
幸子はまず「手かげん」という言葉を覚えようか……
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 23:47:05.78 ID:6nd5cKyRo
おつおつ
Pってたいへんなんだな……
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 02:06:10.70 ID:/TnUCuD10

もはや必殺仕事人レベル
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/22(金) 03:06:45.70 ID:Tps6K8/d0
毎回Pが死に掛けないと一日が終わらないのか
85 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 22:41:46.24 ID:HwkqT6Ri0
幸子「....」

幸子「....」チラ

P「....」カタカタ

P「....」カタカタ

幸子「....」

幸子「(....一昨日に続いて昨日もPさんにも迷惑をかけてしまいました....)」

幸子「....」

幸子「(....つまり)」

幸子「(三倍返ししかありませんね!)」フフーン

幸子「(待っててくださいPさん!)」バーン

P「....!」ゾクゾク

何をする? >>86
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 22:41:58.69 ID:plDbE5NN0
Pの血を吸う
87 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:01:06.86 ID:HwkqT6Ri0
幸子「(....今日はお詫びを込めて)」

幸子「(血を吸うしかありませんね!!!)」バーン

幸子「(さちこの『ち』は『血』の『ち』とも一部では言われているように)」

幸子「(ボクは血が大好きなんです!)」

幸子「....」

幸子「(そんなわけないじゃないですか!?)」

幸子「(血を見るのもあまり好ましくありませんが)」

幸子「(さらにそれを飲むなんて、さすがのボクでもやったことがありませんよ!)」

幸子「(でも、ボクはボクの直感に従わないと....)」

幸子「(どうしましょう....)」
88 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:01:38.54 ID:HwkqT6Ri0
幸子「....」

幸子「(とにかくPさんの血を貰ってから考えましょう!)」

幸子「....」トテトテ

幸子「Pさん!」

P「お、幸子どうした」

幸子「お願いがあるんです」

P「今日は何をしてくれるのかな?」
89 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:02:11.08 ID:HwkqT6Ri0
幸子「これで」ゴトン

P「え、何この器具は....」

幸子「この管の先に付いている太い針をPさんの腕に刺します」

幸子「そして管が繋がっているこのガラス管の上の部分を引くことで」

幸子「血を抜くことができるんです」

P「あぁ、やっぱり....」

P「....えーっと」

P「俺はなんで血を抜かれなきゃいけないんだ?」

幸子「ボクのためです」

P「....」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:03:07.00 ID:DG6MRyr6o
ヒェ
91 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:03:47.02 ID:HwkqT6Ri0
P「まったく、幸子はおねだり上手だなぁ」

P「そんなカワイイ顔でお願いされたら断れるわけないだろ?」

幸子「ボクがカワイイせいで....すみません」

P「で、どのくらい必要なんだ?」

幸子「ボクもよくわからないんですけど」

幸子「とある漫画で2000ccほど抜かれていましたね」

P「じゃあ倍プッシュでいくか!」

幸子「ありがとうございます!」

P「いいってことよ!」

幸子「それでは....」

P「っ....」ゴクリ

幸子「採血...!」
92 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:11:50.72 ID:HwkqT6Ri0
幸子「....」グッ

P「....」

幸子「....」ググッ

P「....」

幸子「....」グググッ

P「....」

P「今どのくらいだ?」

幸子「ちょっと待ってくださいね....」チラ

幸子「50ccくらいです!」

P「これをあと80回繰り返すのか....」

幸子「なかなか時間のかかる作業なんですね〜」

P「献血するときは自動だからなぁ」

P「手動だとこんなもんじゃないか?」

幸子「それもそうですね」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/22(金) 23:14:35.31 ID:Tps6K8/d0
危険な上に立派な犯罪ですよ……
94 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:14:48.19 ID:HwkqT6Ri0
〜数十分後〜

幸子「はぁ....はぁ....」

P「....」グッタリ

P「....今どれくらいだ?」

幸子「今....」チラ

幸子「1800ccくらいです....」

P「あぁ、もうそんなところまでいってるのか....」

P「よし、ちょっとストップしてくれるか?」

幸子「へ?」
95 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:15:15.06 ID:HwkqT6Ri0
幸子「でもまだ目標の半分にも到達してませんよ?」

P「その目標を達成するためにちょっとやらなきゃいけないことがあってな」

P「何分かあれば済むからちょっと一旦止めてくれ」

幸子「わ、わかりました」ピタ

P「ふぅ....」

P「集中するから待っててな」フー

P「....」

P「....」

P「....」

P「....」

P「....」

幸子「....」

幸子「....?」
96 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:15:44.45 ID:HwkqT6Ri0
P「....」カッ

幸子「ぴ、Pさん....?」

P「....」

P「....」

P「....」

P「ばぶ」

幸子「!?」
97 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:16:11.88 ID:HwkqT6Ri0
P「ばぶばぶ」

幸子「え、突然どうしたんですか?」

P「....」

P「....」ウルッ

P「んぁっ!んぁっ!」ポロポロ

幸子「!!??!?!!?!???」

幸子「なんで突然号泣し始めるんですか!?」

幸子「赤ちゃんプレイする時間帯じゃありませんよ!?」

P「んんぁっ!!!んぁぁぁぁっ!!!!」ピエン
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:17:34.36 ID:a5xQuHWB0
安価がとっ散らかる前に>>1がカオスの領域に行ってしまった…
99 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:22:02.36 ID:HwkqT6Ri0
P「んぁっ!んぁっ!」

幸子「なんなんですかこれ....」

幸子「まるで本物の赤ちゃんになってしまったみたいです....」

幸子「おっぱいでもあげればいいんでしょうか....」

幸子「....」

幸子「....////」

P「ハッ!」

P「....危なかった」

幸子「Pさん!元に戻ったんですか!?」

P「あぁ、もう大丈夫だ」
100 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:22:50.43 ID:HwkqT6Ri0
P「採血を続けてくれ」

幸子「いやいや!その前に今の奇妙な行動の説明をして欲しいんですけど!?」

P「....」

P「....血の成分のほとんどは骨髄で作られるんだが」

P「大人は、胸骨や肋骨なんかの限られた場所の骨髄でしか作られないんだ」

幸子「は、はぁ....」

P「だが」

P「新生児だけは別で」

P「全身の骨髄で作ることが出来るんだよ」

幸子「....」
101 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:24:28.76 ID:HwkqT6Ri0
幸子「では....」

P「あぁ、心を新生児に戻すことで」

P「全身の骨髄での血液の生産を促したんだ」

P「だがこれは諸刃の剣でな」

P「あまり深く新生児に入り込み過ぎると....」

幸子「どうなるんですか?」

P「....」

P「心が戻ってこられなくなって」

P「見た目は大人、心は新生児っていう新種のクリーチャーが誕生する」

幸子「怖すぎますよ....」ゾッ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/22(金) 23:24:31.39 ID:Tps6K8/d0
無茶振りについに>>1の頭がおかしくなったのかと思ったら合理的な理由……合理的?
103 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:25:22.50 ID:HwkqT6Ri0
幸子「Pさんは一体何者なんですか....」

P「俺はただのプロデューサーさ」ニコ

幸子「えぇ....」

P「幸子、早く採血を続行してくれ」

P「今の俺は、血液が生産され過ぎている」

P「このままじゃ、水を入れ過ぎた水風船のように」

P「じき身体が弾け飛ぶ」

幸子「ボクのためとはいえPさんは無茶をし過ぎでは....」

P「このくらい安いもんさ」アハハ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:26:00.19 ID:plDbE5NN0
この人よくこうなるから。サメ映画になったと思ったら肝油に若返り作用があるって雑学が繰り出されたり
105 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:27:43.39 ID:HwkqT6Ri0
幸子「これが4000cc分のPさんの血液....」

P「いやー400ml献血10回分って考えたら、結構頑張ったな俺」

幸子「結構なんてものじゃないですけどね!」

P「それもそうだ!」

幸子「じゃ、ありがとうございました!」

P「おう!」

幸子「助かりました!」トテトテ

P「....」

P「....」

P「結局、俺の血液を何に使うんだろ」

P「....ま、いっか」
106 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:40:03.42 ID:HwkqT6Ri0
幸子「これで第一の目標は達成できました!」

幸子「あとはこれをどうやって飲むか、ですね....」

幸子「....」

幸子「ゲテモノは食べ慣れてますし」

幸子「動物の血液を使った料理も何度か食べました」

幸子「さすがに人、しかも見知った人の血液をそのまま飲むのは抵抗が....」

まゆ「いい香り」

幸子「!?!?!?!?!?!??」
107 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:40:29.19 ID:HwkqT6Ri0
幸子「まゆさん!?」

まゆ「呼びましたかぁ?」

幸子「まったく!これっぽっちも呼んでませんよ!!」

まゆ「....」

まゆ「....」ジー

幸子「....な、なんですか」

まゆ「それ、いいですねぇ」ニコニコ

幸子「....」
108 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:41:10.99 ID:HwkqT6Ri0
幸子「まゆさんは、人の血を飲んだことってあったり....」

幸子「ってそんなわけないですよね!」

幸子「すみません変なこと聞いちゃって」チラ

ピチャ

ピチャ

幸子「....まままままままままままゆさん?」ビクビク

まゆ「....」ピタ

まゆ「....」

まゆ「....」ピチャピチャ

幸子「そのまま飲み続けるんですか....」アキレ
109 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:42:14.80 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ♪」ツヤツヤ

まゆ「やっぱり新鮮なものに限りますねぇ」

幸子「結構飲みましたね....」

幸子「まあたくさんあったのでこのくらいはいいんですけど....」

幸子「....あの、まゆさんって吸血鬼か何かなんですか?」

まゆ「同じ事務所に2人も吸血鬼がいるはずないじゃないですかぁ」ニコ

幸子「え、じゃあなんで飲んだんですか?」

まゆ「....」

まゆ「....」ニコォ
110 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:45:39.18 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「....幸子ちゃんは」

まゆ「好きな人、いますか」

幸子「え゛っ!?」

幸子「いきなり恋バナですか!?」

まゆ「....」

まゆ「その人と、結ばれればいいなって」

まゆ「思いますか?」

幸子「それはそうじゃないですか?」

幸子「結ばれたくないのに恋をする人なんていませんよ」
111 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:47:33.97 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「結ばれるためには」

まゆ「運命の赤い糸が」

まゆ「必要なんです」

幸子「は、はぁ」

まゆ「....この、Pさんの真っ赤な血液」

まゆ「これは」

まゆ「運命の赤い糸に他ならないわけです」

幸子「?????」
112 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:48:36.30 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「目の前に赤い糸があったら」

まゆ「どうしますか?」

幸子「え」

まゆ「その糸を、ゆっくり、ゆっくり」

まゆ「手繰り寄せますよね」

まゆ「そのつもりで」

まゆ「啜りました」ニコォ

幸子「??????????」
113 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:49:03.79 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「素敵なものをプレゼントしてくれた幸子ちゃんに」

まゆ「お礼をしないといけませんね」ウフフ

幸子「え、いやいや、そんなの別にいいですよ」アタフタ

まゆ「この血を扱うのに、適した人を教えてあげます♪」

幸子「血を?」

幸子「そんな人がいるんですか?」

まゆ「はい」ニッコリ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:56:44.77 ID:9H976ufDO
二人の吸血鬼……?
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:57:30.89 ID:Cp2GdPKbo
>>114
「二人もいるはずがない」だから一人
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 00:00:15.07 ID:ffa9gAhDO
>>115
いやぁ、こういうときのオチって……ね
117 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:05:13.04 ID:zO6oBY+W0
響子「それで私のところに....」

幸子「すみません、こんな謎の用事で....」

響子「....」

響子「ちょっと、その血液というのを見せてもらえますか?」

幸子「わかりました」スッ

幸子「これです」

響子「....」ジー
118 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:05:38.80 ID:zO6oBY+W0
響子「....これが、Pさんの血液」

響子「....」

幸子「....どうでしょうか」

響子「....」

響子「....少し味見を」ペロ

響子「....」クチュ

響子「....」クチュクチュ

響子「....」ゴクン

響子「....」

幸子「どうでしょうか....?」

響子「....」
119 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:06:13.63 ID:zO6oBY+W0
響子「そのままで大丈夫です!」

幸子「」

幸子「あの響子さん、ボクはそのままに抵抗があるからここに来たんですけど!」

響子「Pさんを想う気持ちがあるなら」

響子「むしろそのままで飲まなきゃダメですよ!」

響子「Pさんに失礼です!」

幸子「いやボクはPさん狂信者でも妄信者でもないので

響子「はい?」ニッコリ

幸子「....」

幸子「....」

幸子「....」
120 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:06:40.20 ID:zO6oBY+W0
幸子「....じゃああの」

幸子「....」

幸子「....1口だけ」

響子「はい♪」ニッコリ

幸子「....」

幸子「っ....」クピ

幸子「....」ゴクッ

幸子「....ぅぇ」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/23(土) 00:06:55.56 ID:VRgjY6ZO0
フェイフェイじゃないのか…
122 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:07:10.26 ID:zO6oBY+W0
響子「素材の味を楽しんだところで」

響子「次は料理にしていきましょうか」

幸子「ボクが飲んだ意味とは....」

響子「といっても、人の血液を使った料理なんてないので」

響子「本来は動物の血を使う料理を、Pさんの血液で作っていきましょう!」

幸子「大変なことになりそうですね....」

響子「ブーダン・ノワール、猪紅、ディヌグァン、イリチー....」

響子「血液料理のフルコースです!」

幸子「ひぇぇ....」
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