【安価コンマ】男「異能力バトルだってさ」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:02:06.80 ID:KzthElRKo
ksk
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:02:16.42 ID:kHP43hzto
女の子を作り出す
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:02:28.45 ID:eqsV4gBfo
手にしたものが武器になる
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:02:59.04 ID:2IWk0qdbO
見破る能力
ゲーム風にステータスがわかる
性格や弱点、隠したい秘密まで丸見え
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:03:04.17 ID:s07UGRHm0
男の子の夢じゃん
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:11:21.13 ID:PGPMOpyd0
男(俺の能力は『ドキドキ☆彼女メーカー!』と名付けよう)

男(俺の意のママ思いのママ、女の子を作り出せる能力なんだ)

男(ふへへ…これぞ男の夢だよな)

男(彼女いない歴イコール年齢の俺には素晴らしすぎる能力だぜ!)ジュルリ

男(ふへ…いかんよだれが)

男(説明はほどほどにして…レッツ女の子作り!)

男(さーて、どんな女の子を作っちゃおうか…)

男(まあ手堅く↓1と↓2の案をまぜまぜしてみるか〜)
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:12:25.49 ID:s07UGRHm0
眼鏡 + ツーサイドアップ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:12:37.40 ID:ZqCucnNto
松原早耶
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:12:43.81 ID:oJsopXop0
気弱でオドオドした小動物系少女
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:12:54.35 ID:hZkU3c+7o
貧乳ロリ
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:22:30.00 ID:PGPMOpyd0
男(ほーん、眼鏡ツーサイド)

男(そして松原早耶…って誰だ? 調べよう)ポチポチ

男(ほーんデレマスのキャラね! 積極的な女の子か。ふへへ悪くない)

男(じゃ、性格はそれをベースにして…)

男(よし、じゃあ発動させるぞ!)

男「『ドキドキ☆彼女メーカー!』!」

ぼわわん
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:27:44.92 ID:jt273p9h0
>>3から>>9とかマジで死ねや糞早耶P
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 20:31:24.13 ID:PGPMOpyd0
眼鏡ツーサイド(メガツー)「ハーイ! 男さん、はじめまして! メガツーちゃんだゾ☆」

男「ああ、これからよろしくな」

メガツー「仲良くしてネ☆」

男「もちろん」

男「…」

男(ぶ、ぶひぃいいいいいいいいいい)

男(眼鏡の奥のきゅるんとした目!)

男(あざといツーサイドアップ!)

男(おぱーいは小さいがふとももとおしりはむちっ!)

男(たまらん! ふへへへへへへ…)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:40:54.74 ID:PGPMOpyd0
男(ふへ…ふへへ…さーて、この娘をどうしたものか)

メガツー「どうしたの、男さん?」

男「ん、あ、いや、そろそろ講義に行かなくちゃって思って…」

男(ハッ! 今日は講義ある日だった…メガツーちゃんとしっぽりできない…)

メガツー「え〜、そんなのスッポかしちゃえばいージャン☆」

男「いや、学生たるもの講義には出るべきさ」

メガツー「そっか〜。ちょっとサビシー」

男(クソッ、カッコつけたはいいがクヤシ〜っ! 俺だって講義なんかスッポかしてズッポズッポしたいわ!)

メガツー「じゃあネ〜メガツーもコウギ?つれてってよ☆ そしたら男さんとずっといられるヨ☆」

男「は! その手があったか!」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:41:56.36 ID:HVqZDm4I0
この能力のままでRの方に立てればいいのに
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:49:46.40 ID:PGPMOpyd0
――講義室

男「というワケなんだよ」

メガツー「ダヨ☆」

オタク「どういうワケでござるか!?」

男「大学生たるもの彼女連れて講義出たいもんだろ?」

オタク「確蟹。しかし、男殿があの都市伝説『異能者』になるとは驚きでござるな」

男「そうだな。実際に存在するとは思わなかったよ」

男「それもこんなにすごい能力…」チラ

メガツー「?」ニコ!

男(ふへ…)

オタク「顔が弛んでござる」ヤレヤレ

男「お、そろそろ講義始まるぞ…」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:57:15.90 ID:PGPMOpyd0
ゾロゾロ…

オタク「教授、今日はこれまた大勢で来たでござるな…」

男「というか教授、後ろの男になんか突き付けられてないか…?」

教授「」ガタガタ

オタク「あ、あれは…! 銃! でござる!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:08:30.40 ID:PGPMOpyd0
ザワザワ

軍服男「諸君、落ち着いて話を聞け」

オタク「この状況で無理でござる」

メガツー「なになに〜?」

男「メガツー! あんまり動くな!」

軍服男「我々は『異能自由開放派』である」

軍服男「諸君らが都市伝説としてきた異能者は実在する」

軍服男「その存在は世界全域で秘匿とされてきた。なぜだ!」

男(坊やだからか?)

軍服男「それは単純に異能者1人の存在が世界の安寧を揺るがすものだからである」

軍服男「そして秘匿の内に異能者は各国政府によって不当な迫害を受けてきた!」

軍服男「我々はその迫害から異能者全てを開放し、新たな世界を築こうとしている!」

オタク「うーんおはなしがながいでござるね」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:19:12.81 ID:PGPMOpyd0
軍服男「さて、本題に移ろう」

軍服男「実はこの大学周辺に新たに生まれたと見られる異能者の反応があった」

男「」ギクッ

オタク「」チラ

軍服男「各部屋を回って現在捜索をしているのだが…なかなか見つからない」

軍服男「この部屋が最後なのだが…」

軍服男「諸君、心当たりはないかね」

軍服男「新たな同胞の誕生を祝して旧人類の諸君らを盛大に破壊し尽くそうと思ったのだが…」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 21:24:32.93 ID:PGPMOpyd0
軍服男「さて…諸君らの中に異能者がいるか知ってる者は…」

男(選民思想がヤバい奴らに俺、狙われてる!?)

男(まずいまずいまずいまずい)

男(どうする…)

オタク「」チラチラ

男(こいつさっきから俺のことチラチラ見てるよな)

男(チクらないだろうな…)

オタク「…」

オタク(こういうイベントに一度は参加してみたかったでござるよ!)グッd

男(持つべきものは友だった!)

男(このままやり過ごせないものか…)

メガツー「はーい! 異能者は男さんでーす!」

男「!!!!????」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:45:01.34 ID:PGPMOpyd0
軍服男「そこの少女、男とは」

メガツー「この人でーす☆」

男「な、なんで!?」

メガツー「探してたから…だけど…ダメだった?」キュルン

男「いやなんも問題ないです」

男(問題大アリだって!!!!!かわいいから許したけれど!!!!)

男(そっか!!!メガツーは生まれたばっかりだからそういう知識とかあんまりないのね!!!!ごめん!!!!俺が悪かった!!!)

軍服男「君か。新たな異能者は」

男「…ああ」

軍服男「では、我々に付いてくると良い。これから君を待つのは不当な迫害だ。我々と共に新たな世界を作ろう」

男「…」

男(ええい男なら腹をくくれい!)

男「断る!こんな乱暴なやつに変えられる世界があるかよ!」

メガツー「そーだそーだ☆」

オタク「もっとやれー!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:52:17.34 ID:PGPMOpyd0
軍服男「ふむ、ならば仕方ないな」

ドンッ

教授「」ドサ

ドンッ

オタク「あぅっ」ドサ

男「え…?」

オタク「い、いだ…い…」

軍服男「では一度心を折ってから連れて行くまでだ」

男「おい、何を」

軍服男「銃で撃っただけだ。旧人類の命の価値などこの程度。旧人類の世界に未練など残すからこうなるのだ」

男「マジ…かよ…人が…」

軍服男「君の決断が早ければこうはならなかった」

男「…そんなバカな話があるかよっ!」

軍服男「やり合うつもりかね。我々と」

男「あたぼうよっ!!! 戦ってやるさ!! 異能力バトルなんだもの!!」

男「講義室にいるやつも守るし、あんたらも倒す!」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 12:50:54.83 ID:IEw7byJO0
軍服男「ならば来るがいい! この軍服男を倒せると言うのならば」

男「そっちもその気のようだな…! 行くぞメガツー!」

メガツー「どこに〜?」

男「いや…戦うんだろアイツと」

メガツー「あーね☆ でもどーやって?」

男「どうやってって…」

男(ど、どうするんだ?)

軍服男「ふん…能力も知らない様子ときた。ならば話は早い」

軍服男の能力↓2
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 13:47:06.56 ID:35cGuEeI0
ブラック・ポーラーベア(黒い白熊)

言うならば口から出任せ。
言ったことを全て相手に信じさせる。
ウソだという確認が取れない限り、聞いた相手はそれを信じる。
絶対にウソだと分かっている事でも、一瞬判断能力を鈍らせる(例えるなら、『俺には3メートルのイチモツがある』)
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 13:52:32.16 ID:r7qfmu/g0
同じところに同じ方法でダメージを与える度に威力が上がって行く能力

五回で元の三倍の威力になるが、続けて当てないとリセット
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 14:02:02.03 ID:35cGuEeI0
名付けるなら……釘パンt(ry

『アゲイン&アゲイン』なんてどうでしょうか。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 18:13:31.89 ID:JLEG6cN20
軍服男「それではこちらから行かせてもらおう!」

軍服男「『アゲイン&アゲイン』ーっ!」ドガドガドガドガッ!!

男「地面なんか殴ってどうするつもりだ…

ズズズンッ ズズズズ!!

なに!?」

男「じ、地面が揺れている!? 地震か!」

軍服男「否! ただ地面を殴り続けただけのこと! しかしその威力は私が同じところを殴り続けている限り!」ドコドゴドゴ

軍服男「倍! 更に倍! そして…」

バギバギバギッ!

ガガガガガ!

ウワーキャー!

男「地面が崩れる!!」

軍服男「どうだ男くん。この崩落に巻き込まれれば旧人類達はひとたまりもない。瓦礫に押し潰されて死ぬだけ」

男「それはお前だって同じじゃないのか!?」

軍服男「教えてあげよう。異能者は異能者として目覚めた時、ある程度の身体能力の『向上』の効果が現れる」

軍服男「新人類としての新たなステップとも言えるだろう」

軍服男「よって、油断でもしない限りはこの程度、自分さえ助かるように動けばなんのことはない」

男「マジかよ!!」

軍服男「君はこの状況でも落ちていく旧人類を助け、私を倒すというのかね!」

↓1コンマ下一桁
098男「できらぁ!」
7654男「みんなを助けることぐらいなら!」
321男「無理だああああ」
ゾロ目で何かが起こる!?
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 18:14:31.47 ID:OGTWwmlDO
はい
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 18:19:02.85 ID:JLEG6cN20
男(この状況、一発くれてやることは難しそうだ)

男「だけど、みんなを助けることぐらいなら!」

男「おりゃあーーーっ!!」

男「」シュバッ シュババッ

男(体が軽い! 異能者ボーナスすげー!)

男「みんな俺に捕まれーっ!」

男(俺、カッくいー!)

男「ふへ…」ニヤ

メガツー「男さん待ってーっ」シュババッ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 18:30:31.68 ID:JLEG6cN20
軍服男(男君のスピードに付いてこられる反射神経、運動能力を持つ少女…あれは…)

男「よし、これで全員か…! みんな、とりあえず助けが来るまで待っててくれ!」

メガツー「男さんカッコいいー☆」

男「おい、軍服男…! 次はお前の番だ!」

軍服男「倒すのは私だけでいいのかな?」

軍服モブ「」「」「」「」ザッザッザッ…

軍服男「もちろん彼らも一人一人が異能者。それに銃も装備している」

軍服男「私が『撃て』と命じたら、彼らはそこにいる旧人類は死んでしまうだろう」

軍服男「これ程にも弱く醜いものを守る価値など」

男「ごちゃごちゃうるせぇぇーっ!」

軍服男「ふん。ならば…撃て!」

軍服モブ「」「」「」チャッ

↓1コンマ下一桁
098男「銃撃つ前にやっつけちまえばいいんだろー!」
7654男「全員守るーっ!」
321メガツー「男さんあぶないッ!」
ゾロ目でなんか起きるかも
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 18:33:25.34 ID:qpurf0K8O
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 18:48:32.91 ID:JLEG6cN20
男(守ることに徹すれば…!)

ババババババッ!

男「うおおおおおっ」

軍服モブ「うげ!」「あば!」「おご!」「あら!?」ボゴ

軍服男(部下だけを狙って攻撃か…動きも素早い。しかし、能力は未だ見せてはくれないか…)

男「はあ…はあ…はあ…」

メガツー「今のうちに外まで逃げてね〜☆」ピッピッピッ

男「メガツー、避難誘導ありがとう!」

男「今度こそ…! 行くぞ…! 次で決める!」

軍服男「ふん…面白い。ここまでやるとは予想外だったが――」

男「うおおおおおっ!」

↓1コンマ下一桁
098メガツー「メガツーちゃんも混ぜて〜☆」
7654軍服男「ふん、時間切れか」
321男「うがッ!?」
ゾロ目でなんか起きたらいいな
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 18:49:38.34 ID:Lb6wVA5Z0
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 18:55:33.39 ID:iCLJQMsP0
ちょっとコンマの難易度が高すぎるのでもっと難易度落としてほしい
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 19:05:29.94 ID:JLEG6cN20
ウーウー

軍服モブ「隊長、警察です。引きましょう」

軍服男「ふん、時間切れか…」

男「あれっ?」

軍服男「男君、残念ながら我々はここで帰らねばならない」

軍服男「君の強さには驚いた。ますます君のことが気に入ったよ」

軍服男「異能自由開放派は君をいつでも待っている。また、来よう…」

軍服男「では、その時まで…さらばだ」サッ

スゥ…

男「き、消えた」

男「なんとか引き分けって感じか…?」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 19:14:25.33 ID:JLEG6cN20
ウーウー

男「この混乱に乗じて帰るか…なんかヤバいことに巻き込まれちまったな」

メガツー「かくれましょー☆」

男(異能者ってバレるのってなんだかまずそうだけど…まあいいか)

男「メガツー、今日はありがとう」

メガツー「えっ?☆ なんのことですか〜?」

男「みんなを助けるとき手伝ってくれただろ? それに軍服モブを倒すときだって…」

メガツー「いえいえ☆ 当たり前のことをしたまでデスよ〜っ☆」

男「お、おう! これからもよろしくな!」

メガツー「ハイッ☆」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 19:26:28.50 ID:JLEG6cN20
―そして夜

男「よし! もう俺を邪魔する予定もないし…」

男「ヤるか!」

メガツー「はーい?☆」

男「ふへへへへ〜っ!! ぶちこんでやるぜ〜っ。メガツー、ベッドに来〜いッ!」

メガツー「はーいっ! 何するんですか〜?☆」

男「服脱げ服〜っ」

メガツー「キャ〜っ☆ 男さんたらダイターン☆」

男「ヤるぞヤるぞヤるぞヤるぞ俺は絶対にヤるぞ」ビンビン

男(彼女いない歴イコール年齢童貞の俺にもようやくチャンスが!)

男(ふへ〜っ異能者様様だぜ〜)

……



男「う、うぎゃ〜〜〜ッ!!!???」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 19:29:41.19 ID:JLEG6cN20
男「な、ない…」

メガツー「?」

男「め、メガツー…お前…なんで『ナイ』んだ!」

メガツー「なにがですか〜?」

男「なんでないんだよ!」

メガツー「え〜☆」

男「なんでマンもコーもないんだよ! どーにもこーにもならないだろ!」

男「なんで乳首もないんだよーーーーッ!」

メガツー「だってぇ〜メガツーちゃんは〜男さんの知識を元に生成されたから〜」

メガツー「男さんが知らないものは存在しないんデス☆」

男「なにーーーーーーッ!?」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 19:37:01.32 ID:JLEG6cN20
男「うぅ…グス…ひとりにしてくれぇ…」

メガツー「フフッ、男さんって面白ーい☆」

男(理想の彼女に出会うまでオナホも無修正も禁じた童貞生活がアダになるとは…)

男(クソッ…理想の彼女を作り上げたのに…)

男「やり遂げたのにヤリ遂げられなーーーーいッ!!!」

男「勉強だ勉強…女体の勉強…」ガバリ

男「勉強勉強…」

メガツー「男さんてば忙しーい☆」

ここで一区切り
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 19:39:38.14 ID:NQc/B4Tb0
放送コードにやさしい異能
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 19:47:59.27 ID:35cGuEeI0
乙。
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 20:35:07.48 ID:JLEG6cN20
――地方警察署

渋い刑事(以下渋刑事)「おはよーございますよーっと」

モブ刑事「…チッ」「偉そうにしやがって」「キャリアだかなんだか知らんが何しにここに赴任してきたんだか」

渋刑事「今日の地方新聞はどこですか…っと。おっと、あったあった」

渋刑事「大学でのガス爆発事故ね。ふーん…いい仕事してるじゃあないの」タバコスパスパ

渋刑事「…」

渋刑事「じゃ、市内見回り行ってきまーすよっと」ノソノソ

モブ刑事「毎日毎日うちのパトカー使ってドライブしやがって…」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 20:49:12.46 ID:JLEG6cN20
――男の家

男(昨日のことはガス爆発事故として処理されたようだ)

男(オタクも教授も生きてるそうだし良かった…ほとぼりが冷めたら見舞いに行ってやろう)

男(しかし講義室にいた奴らはこの状況をどう警察に証言するんだろうか…)

男(日常めっちゃおびやかされてるな…どうなるんだこれから)

男(とはいえ大学が突然休講になってラッキー! メガツーといちゃいちゃしちゃお!)

メガツー「男さんこのテレビっていうの面白いネ〜☆ 人がいっぱい入ってる〜」バンバン

男「コラコラ」

ピンポーン

男「なんだ?」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 21:03:13.85 ID:JLEG6cN20
男「はーい」

ガチャリ

渋刑事「おはようございますよ〜っと。警察です」

男「」ギクッ

渋刑事「昨日のことで聞きたいことがあるんだけれど、いいよね。男君」

男「……!」

男(なんで俺の名前を!?)

渋刑事「まあお茶でも飲みながらおはなししましょうよ。あ、お茶入れるのは君だけど」

男「はあ…」

男(断るわけにも行かないしな…)
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 21:16:38.19 ID:JLEG6cN20
男「お茶です……どうぞ」コト

渋刑事「おお、どうも。暑い日に暑いお茶…気が利いてるねえ」グビ

男(イヤミかよ)

渋刑事「じゃあお茶もいただいたところで、まず…」

渋刑事「異能者のハナシでもしよっか」

男「!?」

渋刑事「キミ、異能者でしょ」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/20(水) 21:51:17.62 ID:JLEG6cN20
渋刑事「防犯カメラから推測するに警察でマークしてる危険団体『異能自由開放派』と接触していたのは君しかいないからね」

男「で、でもテレビではガス爆発事故だって…」

渋刑事「情報操作って知らない?」

男「…」

男「警察が何の用なんですか」

渋刑事「いやね、キミさ。ヤバい団体に狙われているじゃない?」

渋刑事「だから警察の方でキミを超法規的に保護しようと思ってサ。どう?」

男「どこかへ連れてかれるっていうんですか…?」

渋刑事「察しがいいね。ま、悪くないところらしいよ…どうかな」

男「…」

↓2
1断るッ!
2それでもイイか…
3その他
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 09:44:06.88 ID:0+JtMuMDO
ksk
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 09:55:35.08 ID:BxoqaZm20
1!
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/21(木) 16:00:39.63 ID:AYsahXRI0
男「断る!」

渋刑事「え〜っ」

男「さっきからなんか怪しいし…」

男「結局収容所みたいなところに収容させたいだけじゃないかよ!」

男「信用できねぇ!」

渋刑事「それがどういう意味か分かってるよね」

男「ああ、バトルだろッ!?」

渋刑事「いや、制圧だ。いやあ、めんどくさいことになっちゃったな〜っと」

↓1渋刑事の能力
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 16:04:39.91 ID:N7oSbPnF0
無限に熱湯が湧き出る熱々釜を担いだ巨漢の鬼に変身する


当然、鬼には熱の耐性がある 
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/21(木) 22:27:45.79 ID:AYsahXRI0
age↓
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 23:13:20.93 ID:oMDBGtqfO
火花のように放電するスピアガンをオーダー
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 00:26:27.00 ID:L3vOyz9I0
渋刑事「ふー…『注文(オーダー)』!」バヂッ

男「銃!?」

渋刑事「スピアガンさ…当たると…痛いよ…ッと!」バシュッ!!

男「うわっ! 人の家で何しやがる!」

渋刑事「おとなしく従わないのが悪いのサ! よっと!」バシュッバシュッ

男(まずいまずいまずいまずい! どうすりゃいいんだ!?)

↓1コンマ下一桁
098男「家にあるもので戦ったる!」
7654メガツー「男さんあぶない!」
321渋刑事「おっと火花が」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 00:27:44.81 ID:8fFViqeL0
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 00:35:43.51 ID:L3vOyz9I0
バシュッ!!

男(この針…電気が出ているのか!?)

渋刑事「おとなしく捕まんなさいよっと!」バシュッ!!

バヂッ!! ヂ…

渋刑事「おっと火花が…」

メラ…

男「ああっ! 火が…」

渋刑事「燃えちゃったねえ…こりゃ大変だ」

男「家が…燃え…」ハッ!

男「め、メガツー!(2階にいるメガツーを助けないと!)」

↓1コンマ下一桁
098メガツー「メガツーちゃんさんじょー! 男さんにいじわるするなーッ!」
7654男「メガツー逃げるぞ!」
321渋刑事「逃がさないよっと!」
ゾロ目で何かが
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 00:40:40.01 ID:iLRPybYdO
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 00:50:10.88 ID:L3vOyz9I0
渋刑事「逃がさないよっと…!」バシュッ

ザクッ!!

男「がッ! は、針が腕に…」

渋刑事「それだけじゃないよっと…!」

男「ぁ…ッ」バヂバヂバヂバヂ

男「」ドサ…

渋刑事「ふー…やっとおとなしくなってくれた」

渋刑事「さてと、電話電話…」ポチポチ

渋刑事「…」

渋刑事「おっと…後ろにいるキミは…誰かな」

メガツー「男さんの彼女だよ★」

メガツー「男さんに何したのカナ★」

渋刑事(……!)
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 00:54:54.80 ID:L3vOyz9I0
バシュッ!!バヂバヂバヂバヂッ!!

メガツー「あ゛ゥッ……!」ドサ…

渋刑事「ふー危なかったあ」

渋刑事(なんだこの少女は……この青年の仲間か?)

渋刑事(今の殺気……ただ者ではなかった。一体……)

渋刑事(彼女も異能者か……?)

渋刑事「ま、調べれば分かることか!」アッハッハ

渋刑事「さてと電話電話…」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 01:07:27.58 ID:L3vOyz9I0


……

男「」パチ

男「俺は今まで……!?」ガバ

男「いて……あのおっさん刑事め……」

男(ん? 手当はされている)

男(それにこの場所は……)

男「牢屋!?」

男「おい出せよ! それにメガツーは……!」

?「落ち着きなさい隣の房の方」

男「どうなってるんだよ!」

?「ここは異能者が収容される施設。私もここに入れられ数週間経ちましたが、簡単に出られるものではありません」

男「ここが……あのおっさん刑事が言っていた施設だと……!」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 01:20:06.31 ID:L3vOyz9I0
――異能者収容施設別棟

研究員モブ「異能により生み出された生命体か……」

研究員モブ「人間の女性に限りなく近い姿をしているが……細部には際があるようですね」

研究員モブチーフ「今はどういう状態だ」

研究員モブ「今は渋刑事さんの高圧電流を肩に受け、失神状態です。睡眠薬も投与していますが……」

研究員モブチーフ「効いていないようだな。恐らくこの生命体に何らかの反応を与えられるのは異能者だけと見られる」

研究員モブチーフ「これは生命を生み出す異能者にはよくある効果だ」

研究員モブ「彼女はこれからどうなるんですか」

研究員モブチーフ「彼女なんて言うな。人間みたいじゃないか」ハハ

研究員モブチーフ「これから収容されている異能者を使って解剖を試みる」

研究員モブチーフ「それから……」

メガツー「それから?★」パチクリ

研究員モブ「!?」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 01:25:35.92 ID:L3vOyz9I0


ビー!ビー!

研究員モブ「緊急事態発生緊急事態発生!」

研究員モブ「異能者が発生させた生命体が別棟から逃げ出した!」

研究員モブ「処分せよ! 処分せよ!」

研究員モブ「クソッ! チーフがやられた!」



メガツー「待ってて☆ 男さん!」

メガツー「必ずメガツーちゃんが助けに行くゾ☆」

メガツー「だってメガツーちゃんは男さんのカノジョなんだから☆」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/22(金) 01:42:18.69 ID:L3vOyz9I0
また後で書く
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 01:50:53.05 ID:CDimjJDH0
乙です。
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 08:51:58.66 ID:rcP6ma8r0
乙〜。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 10:20:20.53 ID:L3vOyz9I0
――収容房

男「クソォ……なんでこんなことに」

?「耐えるのだ……耐えれば必ず道は自ずと拓けていく」

男「おい隣のおっさん! 調子のいいこと言ってる場合じゃねーぞ!」

男「俺達異能者ってだけで捕まってるんだろ! そんなのおかしいよ!」

男「どうにかしてここから脱出しないと……!」

?「……脱出か……」

ビー

モブ研究員「男君、定期検査の時間です。房から出て、私に着いてきなさい」ザッ

ガチャ

男「牢屋が開いた」

モブ研究員「変な気を起こさないで。君の首元には爆弾が付けられている。逃げ出したりしたら……」

男「……わかったよ」

男(検査か……何を……)
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 11:07:33.12 ID:L3vOyz9I0
――コロシアム

男「ここは……!」

『異能強度検査開始』

?「所謂戦闘試験だ」

男「この声は……隣のおっさん!」

武僧「いかにも」

男「戦闘試験ってなんだよ!」

武僧「どちらかが力尽きるまで戦わねばならない」

武僧「やらなければ……道は拓かれんのだよ! 覚悟を決めるのだ!」グワッ

男「覚悟なんてムリに決まってんだろ!」

↓1武僧の能力
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 11:09:01.22 ID:CDimjJDH0
インビジブル

透明化
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 11:15:56.18 ID:L3vOyz9I0
武僧「こちらから行かせてもらうぞ!」

武僧「『陰否自振(インビジブル)』!」スゥ…

男「き、消えた!?」

男「どこに……」

ドガッ

男「うわっ!? 蹴られただと……! 一体どこから!」

↓1
098メガツー「男さーんッ☆」
7654男「正体見破ったり!」
321男「やられっぱなしかよ!」
ゾロ目で何か起こす
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 11:21:06.89 ID:v3seO+UDO
はい
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 11:27:24.89 ID:L3vOyz9I0
男「どうすりゃいいんだよ!」

ズゴゴゴ…!

男「ん!? 地震か……?」

男「違う! 天井が鳴ってるんだ! でもなぜ――」 

ドッガァーーーンッ

男「天井大崩落!!」

メガツー「男さーんッ☆」

男「親方!天井から女の子がっ」

メガツー「やっと見つけたゾ☆」ギューッ

男「ふ、ふへ……よせやい。対戦相手が見てる」

男「ってメガツー、今までどこに!」

メガツー「なんか注射?とか電気?とか実験?されてたけど〜……」

メガツー「男さんに会いたくて逃げてきちゃいました☆」

男「なんと」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 11:36:48.04 ID:L3vOyz9I0
メガツー「男さん! とりあえず逃げましょ?☆ ここ悪いオトナがいっぱいだヨ?」

男「確かに……! よーし道が拓けてきたぞ。SSなんだからサクサク行かなくちゃだよな!」

男「隣のおっさん! なんか逃げられそうだぞ! どうする!?」

武僧「解除!」スゥ

武僧「首の爆弾を解除しないことにはどうにもならんだろう。それにこの状況、施設の人間が見ていないわけがない」

男「そうだった……首の爆弾……どうすれば……」

メガツー「メガツーちゃんにまかせて☆」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 11:40:16.83 ID:L3vOyz9I0
メガツー「剥がしまーす☆」

メギョ…メギョ…

男「いだだだだ」

男「……ふう、助かったよ……首の爆弾ベルトが剥がれた」

男「それにしてもメガツー、力すごいな」

メガツー「かじばのばかぢから?的な?」

男「おっさんのも剥がせるか?」

メガツー「男さんのお願いなら聞いちゃいマース☆」

メギョ…メギョ…

武僧「うごご」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 11:56:34.77 ID:L3vOyz9I0
武僧「助かった。ありがとう」

男「もう戦う必要ないな!」

武僧「ああ……道は拓かれたというわけだ」

男(その言い回し好きなのかな)

モブ研究員「待て!」「何をしている!」「全員処分だ!」ザッザッザッ

武僧「来たか……だが」

男「敵じゃないな!」

メガツー「今はとにかく脱出しましょ〜☆」

↓1コンマ
098武僧「同行しよう」
7654武僧「二手に分かれよう」
321鎮圧部隊出動
ゾロ目で?
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 12:42:57.11 ID:TsPXECFeO
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 13:33:26.41 ID:L3vOyz9I0
研究員モブ「大人しくしろ!」

男(こいつら全員銃持ってる……逃げ切れるか?)

男(それに他の収容されている人達も助けられれば……)

ズズズンッ

男「また地鳴り!?」

ドゴォォオオオーンッ

軍服男「数日ぶりだな男君!」ヒューッ

男「親方! 今度は空からおっさんが!?」

軍服男「」スタッ

軍服男「君が旧人類にさらわれたと聞いて後を追っていたのだよ」

軍服男「そして……追ったその先は、以前より我々が捜していた愚かな旧人類共が作り上げた異能者を実験する非人道的機関だったのだ」

軍服男「実に運が良い! フハハハ! 国家権力破れたり!」

研究員モブ「何をふざけたことを!」「私達は国の要請を受けて異能者を超法規的に保護しているだけだ!」

軍服男「『アゲイン&アゲイン』!」

バギッ ボゴッ

研究員モブ「」「」ドサ

軍服男「言い訳無用! 我が異能自由開放派の元に施設から命からがら逃げてきた者達もいるのは事実よ」

軍服男「救いきれなかった命も――」

軍服男「フン、下等な旧人類風情に何を言っても無駄か」

軍服男「さあ男君、我等がアジトへ一旦退くぞ」

男「他の人達は!?」

軍服男「別部隊が別ルートから避難誘導している」

男「良かったあ」ホッ

軍服男「……」

軍服男「ヘリが待っている。急ぐぞ!」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 13:51:25.53 ID:L3vOyz9I0
――ヘリコプターの中

ババババババ…

男(他に行くところがないから一緒に来ちまったが……)

軍服男「……」

武僧「……」

メガツー「わあ〜☆ 空が近い〜☆」

男(これで良かったのか……? だってコイツらテロリストだぞ!)

軍服男「旧人類め……」

男(差別意識がエグい!)

男(大丈夫かなあ……大丈夫じゃないよなあ……)

男(俺は彼女といちゃいちゃしたいだけなのになあ)
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 15:10:28.98 ID:L3vOyz9I0
――異能自由開放派拠点

ガヤガヤ

男(けっこう……人いるな)

モブ子ども「わー!」ドンッ

男「あいたた……だいじょうぶか?」

モブ子ども「Простите」

男(おっ外国語か? というか日本人以外もけっこういるな)

ガヤガヤ

男(なんだか慌ただしいな)

メガツー「待て待て〜☆」キャッキャ

子どモブたち「わー!」キャッキャ

男(まあメガツーも楽しそうだし……いいか)
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 15:28:55.41 ID:L3vOyz9I0
?「どうぞ! 配給飯ッス!」

男「お、ああどうも……って」

男「なんだお前!!なんだそのカッコ!」

?「何って……」

ギリースーツ「ギリースーツですけど」

男「屋内で暑くないのか?」

ギリースーツ「中にファンがあるッス。っていうかお前!」

ギリースーツ「大学に突入した時、オレを殴ったやつ!」

男(モブの中にこんな特徴的なやついたか?)

ギリースーツ「でも軍服男隊長が連れてきたということは味方になったってことッスよね? よろしくッス!」

男「お、おお」

男(仲間とか味方ではないけど)
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 15:57:13.40 ID:L3vOyz9I0
男「ところでさっきからアジト内で荷物の運び作業みたいなのをやっているが何してるんだ?」

ギリースーツ「拠点のお引越し作業ッス!」

ギリースーツ「昨日の異能者収容施設襲撃の時に救助した人達が入って大所帯になったので、新たな拠点に運ぶっす!」

男「引っ越しだって?」

ギリースーツ「そッス! 色んな国を転々とするンス」

男「じゃあ俺も……」

ギリースーツ「そッス! 前のようには暮らせませんよさすがに。警察にもマークされてますし……」

男(さらば……俺の日常……ううう……)

男(まあメガツーもいるしいいか!)
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/23(土) 11:44:25.68 ID:7FMk+UIe0
男(日本を離れることになるのか……)

男(パスポートとか……お尋ね者には必要ないか)

男(まあ心配してくれるような家族もいないし……まあいいか)

ギリースーツ「おーい、さっきの人! 軍服男隊長が呼んでるッス!」

男(軍服男が? なんだろう……)

ギリースーツ「早く行けッス!」

男「はいはい」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 00:00:40.99 ID:9L5gzprP0
――軍服男の部屋

軍服男「男君、今回の研究施設襲撃は君が居てくれたおかげで、多くの異能者を救出することができた」

軍服男「礼を言わせてくれ」

男「俺はただ攫われただけだけど。それにそもそもアンタたちが変なことに巻き込まなければ――」

軍服男「あれは異能者を開放する為には仕方のないことなのだ」

男「やりすぎだろ……」

軍服男「それはどうかな。これを見てもそう言えるか……?」スルッ…

男「アンタその手……義手!」

軍服男「これは祖国で捕縛され、実験の過程で旧人類共めらに付けられたものだ」

軍服男「妻と娘も失った」

軍服男「我が異能自由開放派の元に居るのは同じく旧人類共に迫害に合ってきた者達ばかり」

男「……」

軍服男「それでも君は奴らを庇い立てするのか?」

軍服男「そもそも住む世界が違うだけのことよ。新たな世界に愚かな奴らは必要ない。それを実現するのが我々の目的だ」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 00:13:24.23 ID:9L5gzprP0
男「アンタ達も悪人じゃないことはわかった」

男「……それでも、異能者じゃないやつを憎むなんてこと俺にはできないよ」

軍服男「甘いな。その内嫌でも分かるようになる」

軍服男「2300にはこの国を発つ。君が我々の目的に賛成しようが反対しようが、ここまで来たからには共に来てもらうぞ」

軍服男「この国に君の居場所などないのだからな」

軍服男「準備をしておくといい」

男「……」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 00:25:31.24 ID:9L5gzprP0
――談話室

男(……うーんもやもやする)

男(テレビでも見るか)

ポチ

「見てくださいこの蟹!」

男(テレビでも異能者のことは報道されていない)

男(渋刑事が言っていた通り、報道規制がかかっているようだな……)

男(というか異能者の存在自体、公式発表されてないしな)

男(まるで最初から存在していないみたいな扱いだな。ひでえ……)

男(……軍服男の言っていたことも正しいかもしれない)

男(でも……俺は……)
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 00:32:19.44 ID:9L5gzprP0
男(ムッ……人の気配)チラ

メカクレ娘「……」ペコ

男「あ、ども……」ペコ

メカクレ娘「……」ペラ…

男「……あのさ」

メカクレ娘「……」ペラ…

男(本を読むのに忙しいようだな)
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 00:43:24.73 ID:9L5gzprP0
――夜

ババババババ…

「1号機発進確認。続いて2番、3番と続け」

「急げー!」「人数確認良し!」

軍服男「順調に移送できているようだな」

ギリースーツ「はいッス。隊長と男さん、メガツーさん、武僧さん、メカクレさん、オレは最後ということでよろしいッスか?」

軍服男「ああ、構わん」

男(俺は構うんだが)

メガツー「また飛行機〜?☆」

武僧「……」

メカクレ娘「……」ペラ…
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 01:07:05.40 ID:9L5gzprP0
「4号機発進確認」

ババババババ…

ギリースーツ「じゃあオレたちもそろそろ行くッスか?」

軍服男「ああ」

ザ…

軍服男「ム」

「こちらヘリ3号機! 攻撃を受けている! 応戦中!」

軍服男「何……っ!?」

男「見ろっ! 外、囲まれてるぞ!」

軍服男「遅かったか……!」

ガンッ! ガンッ!! ガンッ!!!

男「撃たれてるぞ!」

軍服男「応戦するぞ。地上からヘリを守れ!」

ギリースーツ「了解ッス!」

武僧「ならば我らもやらねばなるまい。救われた恩はここで返す!」

メカクレ娘「……!」

男「俺も行かなきゃないパターン!」

メガツー「お供しまーす☆」

↓1ギリースーツの能力

↓2メカクレ娘の能力
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 01:07:31.74 ID:d7H5KMO90
カッティングコンバイン

右手の念で無機物を切り取りでき、左手の念で無機物の物体と物体同士接着する
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 01:07:44.73 ID:JdqtE8RqO
エアーウォール

空気中の酸素を凝縮させそこそこ耐久性がある壁を作る
また凝縮して圧縮された酸素を放つ衝撃波を発射させることもできる

補足・ファイアウォール

酸素は燃焼を促進させるため、火が立つ処に壁を作ると【炎の壁】が出来上がる
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 02:06:13.67 ID:9L5gzprP0
男「アイツは……!」


渋刑事「いやあ……困るんだよね。こういうことされちゃあ」

渋刑事「男くんの肩を手当するついでに埋め込んだ発信機が役に立ったよ。おかげでテロリスト達のアジトが分かった」

渋刑事「あのねえ、男くん。君達……いや、僕達異能者は国の資源なわけ」

渋刑事「1人いるだけで数兆円の利益を生むことができる可能性のかたまりなの」

渋刑事「それが他国に渡るのをみすみす見逃す訳には行かないんだよ」

渋刑事「他国に渡っちゃうならテロリスト共々、脱走実験体を排除しちゃいなさいよーってのがお上からの指令なんだよ。残念ながら……」

渋刑事「だからさ……悪く思わないでよっと! 『注文(オーダー)』」バシュ…


男「なんだよそれ! やられてたまるかよ! それにヘリはやらせねえ!」

メガツー「次こそ負けないぞ〜☆」

軍服男「自由と尊厳を捨てた愚かな異能者め……我が同胞はやらせん!」

ギリースーツ「どうせ異能者はそこのおっさんただ一人ッス! 数的優位はこちらにあるッスよ!」

武僧「いや……待て! 他にもいるぞ」

渋刑事「彼らは日本の異能研究所の制圧部隊だよ。先日君達に逃げられた時は追いきれなかったが……今回こそはって張り切ってるみたいだね」


?「ヒャハハ……ウケるぜ。自由とか尊厳とかよぉ……」

モヒカン「今の流行りは束縛と虐待よォ! ヒャハハ……異能者は国の管理の元に生きていくしか道はねぇんだよ!」

モヒカン「体制万歳!反体制は焼却だァァァァァァ!」

男(見た目と言ってることのギャップが激しすぎる)

ヘッドホン男「……」ブツブツブツブツ

ヘッドホン男「……」ブツブツブツブツ

男「なんて?」

スキンヘッド女「テロリストに自由だ尊厳だなんて言われたくないね」

スキンヘッド女「男って言ったかしら……あんた大分巻き込まれたようだけど、付く側を間違えちまったようだね」

男「はい。仰るとおりでふ」

フルフェイスヘルメット男(以下フルメット男)「テロリスト風情が正義ヅラしてんじゃねーよ」

フルメット男「正しいのはどちらかなんて分かりきったことだぜ。それも分からんなんて――」

フルメット男「親の顔が見てみたいぜ!」

男(俺はあんたの顔が見てみたい)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 02:15:31.31 ID:9L5gzprP0
軍服男「恐らくあの4人も異能者と見て間違いないな」

男「どうするんだよ! ヘリを守りながら、こいつらをどうにかするってことか!?」

ギリースーツ「やらなきゃみんなが死ぬッス。ここで刺し違えてでもヘリだけは守らなきゃ……ッス」

武僧「ムウ……やれるだけやる。それだけだ」

メカクレ娘「……」

軍服男「戦力を分散させて、各個撃破。手の空いたものは交戦中の仲間を援護!」

ギリースーツ「了解ッス!」

武僧「相分かった」

メカクレ娘「……」コクリ

男「ああああもう俺も戦わなきゃなのかよ! メガツー、一緒に来てくれ! なんとかやっつけるぞ!」

メガツー「はーい☆ はじめての共同作業的な?☆」

男「すげーポジティブ!」

男(……ヘリには子どもたちも乗ってるんだよな)

男(よし……やってやる。やってやるよ!)
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 02:17:35.24 ID:9L5gzprP0
ここで一旦区切り
↓1モヒカンの能力
↓2ヘッドホン男の能力
↓3スキンヘッド女の能力
↓4フルメット男の能力
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 02:51:59.54 ID:PjCGuu8DO
非暴力
自身から半径10メートル圏内で(自他共に)起きるあらゆる暴力を無効化する
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 07:04:51.59 ID:HKkuofeW0
クッションキャノン
任意の重さ、形、柔らかさ、大きさ、密度、材質(あくまでクッションに使われる材質)のクッションを創成し前方に射出出来る。ただし、材質と密度を先に決めた場合、重量は自動的に決まる。
大きさ上限は直径10m、重さ上限は10tまで。
1日で10m10tのクッションを創成出来る回数は10回ほどまで。1日1回100mのクッションなども作れるが、丸1日動けなくなる。
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 12:06:14.53 ID:B1G85ROlO
アニマルキングダム
手からビームのようなものを出してそれに触れた相手や物を動物に変えて操ることができる能力。
・動物に変えられた相手は変えられた動物の鳴き声しか出せずさらに自分の意思関係なく能力者の命令に動いてしまう。
・他にも動物に変えられた後、その人もしくは物に関わりのある人は変えられた人物や物の記憶から消えてしまう(能力者自身は覚えている)。
・動物に関しては能力者自身操作できないのでランダムになる。
・ビームだけではなく直接触れても相手を動物に変えることが可能。(能力者自身はビームや直接触れても動物にはならない)
・能力者の意思で能力を解除する事ができ、解除すると関わりのある人は消された記憶がよみがえる。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 14:15:01.02 ID:f5K6KfhIO
時間流加速(フルスロットル)
自身の体感時間を最大100倍にまで引き伸ばす
それにより、音どころか時間を置き去りにしての高速戦闘が可能
しかし引き伸ばした時間が大きいほど反動も大きく、周囲との『摩擦』が発生するため、戦闘中は特殊なスーツとヘルメットでカバーしている
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 23:22:51.78 ID:qdsoEZ5Q0
男「俺はスキンヘッドの女のところへ行く!」

メガツー「メガツーも行きま〜す☆」

軍服男「モヒカンは厄介そうだ。そちらへ向かう!」

ギリースーツ「フルメット男と戦うッス!」

武僧「渋刑事……奴には借りがある」

メカクレ娘「……!」

軍服男「各自距離を取って戦闘しろ! 敵の能力の範囲に気をつけるのだ!」

男(こういうところは頼りになるんだな)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 10:12:46.88 ID:mKcSu2Hq0
よく考えたらクッションキャノンって非暴力と相性抜群じゃないか……? だって暴力じゃ無いんだから。
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 10:25:09.32 ID:Xy+JZ3ky0
――メカクレ娘vsヘッドホン男

メカクレ娘「……」タタタタ…

ヘッドホン男「どこまで逃げるつもりだよ……逃げたって無駄なのに」ボソボソ

メカクレ娘「……!」タ…

ヘッドホン男「バカだな……ここは行き止まり。もう逃げ場はないよ」

メカクレ娘「……!!」

ヘッドホン男「押し潰れろ。『クッションキャノン』! 300kg!」

ドオォーッ!!

メカクレ娘「……⁉」

ヘッドホン男(300kgで十分だ。僕の『クッションキャノン』の真髄はその発射スピードにある)ブツブツ…

ヘッドホン男(これほどの重さを持つものが勢い良く飛び出すだけで人は潰れ死ぬ……)ブツブツ…

ヘッドホン男(異能者が強化されるのはあくまで身体能力のみ。耐久性は普通の人間と同じ)ブツブツ…

ヘッドホン男「……脆いね」ボソ

↓1コンマ下一桁
098ヘッドホン男「!」
7654ヘッドホン「消えた……?」
321ヘッドホン男「まだ生きているようだね」
ゾロ目で何かが?
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/25(月) 10:48:50.30 ID:QP+zMwWvO
?
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 11:31:44.58 ID:Xy+JZ3ky0
ボンッ!!

ヘッドホン男(クッションが弾けた!?)

ヘッドホン男(いや、上へ押し上げられた!!)

ヒュルルル…ヒュルル…

メカクレ娘「……」

ヘッドホン男(暗くてよく見えないが空気が動いている音が聞こえる。風を操る能力か?)ブツブツ…

ヘッドホン男(風でクッションを弾いたのか)ブツブツ…

ヘッドホン男「なら……!」

ヘッドホン男「ピローファイトと行こうじゃないか……!」

ヘッドホン男「一度に出せるクッションは1つじゃない……! 乱れ打ちだ……!」

ドドドドドッ

ヘッドホン男「この質量をさばききれるかな……今度こそ押し潰れろ……!」

↓1コンマ下一桁
098ヘッドホン男「やったか?」
7654ヘッドホン男「すばしっこいやつ……!」
321ヘッドホン男「けっこう痛かっただろ……?」
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