【艦隊これくしょん】提督「大淀はこれからどうするんだ?」【安価】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/17(日) 20:52:24.22 ID:Ais8hsT+0
すぐに終わると思います


−終点海域


大淀「これが本当の大淀型の……そして、最後の力!」

 大淀の放った魚雷が、最終戦姫に突き刺さる!

最終戦姫「グオオオオ……」

最終戦姫「……ありがとう、艦娘のみなさん……。私は古代において世界最初の海戦で沈んだ船の怨念……」

最終戦姫「いま、あなたたちの力で私はこの海に沈み積もった怨念から解放されました」

最終戦姫「……もう、私たち深海棲艦がこの世界に現れることはないでしょう。さようなら……」

 光を放ちながら、最終戦姫は消えていった……。

「やったー! すごいや大淀さん!」「やったネ!」「やったな!」「やりました」「やったでごわす!」

大淀「やった……やったんだ! これで、戦争は終わりです!」


−数ヶ月後


提督「というわけで戦争は終わって、鎮守府も解散……。艦娘は儀装を封印してそれぞれの道を歩む、と」

大淀「はい」

提督「大淀はこれからどうするんだ?」

大淀「そうですね……>>3をしようかな、と考えています」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1589716343
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:54:59.43 ID:5PDkSnPK0
提督と結婚
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:55:39.08 ID:lK8yM2C2O
秘書
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/17(日) 21:15:23.94 ID:Ais8hsT+0
大淀「やっぱり慣れ親しんだ職種を選びたいですし、秘書の仕事を選ぼうと思っています」

提督「なるほど。まさに適職だな」

大淀「この数ヶ月の間に秘書に関する資格も取得しましたし、後は……就職先なんですけれど」

提督「そうか、まだ見つかっていないのか。艦娘の能力についてはまだ評価されていないからな……」

大淀「はい。艦娘はみんな学校にも行っていませんからね……」

提督「建造か、深海棲艦から生まれ変わるかだからな……。そういえば任務後に赴任する艦娘は、どこから来ていたんだろう」

大淀「赤城さんは学生時代弓道をしていた元OLだと聞きました」

提督「本当かよ!」

大淀「飲みの席の話なので、嘘か冗談だと思いますけどね……」

提督「謎が深まっただけだな」

大淀「そういうわけで……。提督のコネクションでどこかに紹介してもらえませんか?」

提督「そうだな……私のコネなら、>>5はどうだ?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 21:17:57.30 ID:Nv0pYtgxO
なでしこJAPAN
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/17(日) 21:29:52.82 ID:Ais8hsT+0
サッカーは全く詳しくないので実在の人物は出てこない方向で行きます
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/17(日) 21:34:53.23 ID:Ais8hsT+0
大淀「なでしこJAPAN!? えっ、それはつまりサッカー選手のマネジメント的な……?」

提督「大体そうなんじゃないか? 私の知り合いがちょうど日本代表監督を務めていてな……」

大淀「そんなお知り合いが!?」

提督「ああ。選手に対する指導に集中したいから、他の雑用を任せられる人を探しているらしいんだ」

大淀「た、大役ですね。でも私、サッカーは全然詳しくないんですけど……地上のスポーツですし」

提督「サッカー知識よりは、むしろ秘書として有能な人物を探しているらしいから大丈夫だろう」

大淀「本当に大丈夫、でしょうか……」

提督「一度、監督に会ってみたらどうだ? ダメだったらまた違うところを紹介するよ」

大淀「わ、わかりました。お願いします!」


−一週間後


大淀「今日は監督さんに初めて会う日だけど……うう、緊張する。初めて出撃した時よりも緊張しているかも」

大淀「ここが監督さんの部屋、かな。し、失礼します」

???「はーい。どうぞ」

大淀「あれ? この声はどこかで聞いたような……」

 大淀が扉が開くと……そこにはなんと!

>>8「え!? おおよ……!?」

大淀「あ、あなたは!? 艦娘の……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 21:38:37.75 ID:PcKTaFGKo
長門
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/17(日) 22:50:12.50 ID:Ais8hsT+0
長門「大淀、か。前監督から聞いた『知り合いから紹介された有能な秘書』とは大淀のことだったのだな」

大淀「な、長門さん!? どうしてこんなところで……」

長門「私か? これは秘密だったんだが……。大淀になら話してもいいか。公式発表はまだだが、実は昨日から監督を務めることになってな」

大淀「え、えええ〜……。長門さんがそれほどにサッカーに堪能だったとは……」

長門「フ、これでもかつては連合艦隊旗艦を務めていたフネだ。フットボールの司令など軽くこなしてみせるさ」

大淀「いや私も旗艦でしたけれど……そういうものでしょうか……」

長門「なに、大淀ならすぐに慣れるだろう。秘書としての有能さは知っているし、それ以上に共に戦った仲間として信頼もしている。申し分ない人材だ」

大淀「……ありがとうございます。少し驚きましたけど、そういうことでしたらこの大淀、長門さん……いえ、長門監督の秘書を精一杯務めさせていただきます」

長門「ああ、頼んだぞ、大淀!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/18(月) 01:34:55.27 ID:LVh2tpSf0
−一ヵ月後


長門「いいか! 我々は緒戦で敵に甚大な打撃を受け、半数以上の基地を失陥した! しかし、降伏や和平交渉を行なうつもりはない!」

大淀「監督は前半で1対3と厳しい展開ですが、逆転勝ちを狙っていこう、と仰っています」

長門「決戦では、我々は愚かしくも失敗した戦術に拘泥し、玉砕する。……そう見せかけ敵の追撃を誘う。機を見て反撃! その後予備艦艇を投入し、最終作戦を発動する!」

大淀「後半ではまず現在のフォーメーションを維持し、積極的にプレイしてください。相手がカウンターを仕掛けてきたところで練習していたフォーメーションに変更、得点を狙います。その後、選手Aさんを選手Bさんに交代し反撃します」

長門「おそらくはこの戦術も敵は想定している。厳しい戦いになるだろう。しかし、諸君ならば必ずやりとげることができる! 私はそう信じている!」

大淀「こちらに、特製のドリンクを用意してあります。ひとりひとり個別に内容を調節しているので、間違えないでくださいね。水分補給だけではなく疲労もある程度回復すると思います」


−その日の夜


長門「ふう……」

大淀「お疲れ様でした、長門監督」

 試合後。
 大淀は選手たちと別れ、一人たたずむ長門に水筒を渡した。

長門「ああ、ありがとう。……うむ、うまい。私用のドリンクも用意してくれていたとはな」

大淀「これが秘書の仕事ですから」

長門「何から何までありがたい。……今日の試合で逆転勝利を納めることができたのも、大淀のおかげだ」

大淀「そんな。選手のみんなのがんばりと、長門さんの戦術のおかげですよ」

長門「もちろんそれもある。しかし、大淀が私と選手たちを支えてくれなかったら、2対3、よくて引き分けだったと私は考えている」

大淀「……大げさですよ。ふふ」

長門「わかっていたつもりでわかっていなかったな。私は思い上がっていたよ。自分ひとりでも監督としてこの戦場で戦えると思っていた」

大淀「長門さん……」

長門「大淀。改めて、私を支えてほしい。これからもよろしく頼む」

大淀「は、はい……私こそよろしくお願いします」


大淀(長門さんの差し出した手を、私は握った)

大淀(彼女の言葉が、なんだかプロポーズのセリフみたいで少しどきどきした)

大淀(本人にはもちろん、そんなつもりはないのだろうけど……)


 こうして大淀は、チームを率いる長門と共に、日本代表を支える柱として活躍した。

 しかし、そんな大淀が過ごす新たな戦いの日々に起こった出来事。それは……>>11
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