キリシュタリア「ここが特異点>>3か」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 11:59:09.61 ID:cwfsuFSi0
キリ「ここが特異点>>3か………。」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1588388349
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 12:00:39.92 ID:hd1fHQqX0
安価下
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 12:22:15.86 ID:vfNpa8N4o
マチュピチュ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 12:33:37.35 ID:cwfsuFSi0
キリ「ここが特異点マチュピチュか………。」


キリ「この地については、現代でも明かされていない部分が多い────。」


キリ「フム、この旅は面白いものになりそうだね、カイニス」


カイニス「あぁん!?」


カイニス「ちっ、面白いもんが見れると聞いてついてきてみりゃあ………」


カイニス「ただの山じゃねぇか!!」


キリ「そう怒らないでくれ、遺跡があると思われる場所はもう少し登ったところだ。」


キリ「年代もわからずにやってきたわけだが、君はどう思う?」


???「そうですね────。」


キリシュタリアの同行者: >>7
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 12:39:41.10 ID:axLbkwYxo
安価先が遠すぎて取る気が起きない
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 12:43:28.18 ID:hd1fHQqX0
今のss速報なら安価下1ぐらいがいいかと
安価下
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 12:43:37.02 ID:lMLdf4GZ0
ヴラド三世
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 16:07:07.64 ID:I6ap7Bdh0
これどっちのヴラド三世なの?、エクストラ方それともアポクリファ方
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 17:37:58.87 ID:cwfsuFSi0
ヴラド「ああ、そうだな────。確か、インカ帝国といったか。」


ヴラド「年代だけで言うならば、近しいものはある、な。」


ヴラド「まあ、余が言えることはそんなところだ。」


カイニス「けっ、遺跡なんざ珍しいもんでもねぇだろ」


キリ「ああそうだ、重要なのはそこじゃない。あくまで、ここは特異点」


キリ「ここを特異点たらしめる異常があるはずだ────。そうでしょう、ドクター?」


ロマニ「────そうだ。それにしても、やっと通信がつながったよ。」


ロマニ「そっちは、今のところ何もないようだね。」


キリ「大気等も、現代と大きくは変わりありません。まぁ比較的近代ですから────。」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 18:03:48.21 ID:cwfsuFSi0
キリ「おっと、特異点については彼の意見を聞いた方がいいだろうか。」


キリ「立夏」


藤丸立夏「あっ、はい。」


キリ「君の目から見て、この特異点はどう思う?」


立夏「そうですね────、何かちょっと嫌な感じ、ですね。」


キリ「嫌な感じ?」


マシュ「先輩もですか?実は私も少し感じていたんです。」


カイニス「変ってなんだよ、もっと具体的に言わねーとわかんねーだろーが!」


キリ「直感的な話ならば、仕方ないさ。現に君や私は何も感じていないしね。」


ぐだの性別: >>11
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 18:05:03.24 ID:AqbPEnbaO
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 19:00:59.92 ID:cwfsuFSi0
立夏「すみません……。」


キリ「構わない、気づいたことがあればどんな些細なことでも教えてくれ。」


キリ「特異点探索に関しては君は、先輩なんだ。もっと自信をもっていい。」


マシュ「そうですよ、先輩!キリシュタリアさんがここまで太鼓判を押すんですから、自身を持ってください!」


立夏「う、うん。」


キリ(やはり、まだ壁があるな────。まぁ無理もない、この特異点で少しずつ仲良くなればいい。)


カイニス「」カチャ


キリ「どうした、カイニス」


ヴラド「生き物が近づいてきているな───」


ロマニ「構えなくていい、どうやら人のようだ。現地人かもしれない。」


???「おや、あなたたちは………?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 19:11:27.21 ID:cwfsuFSi0
キリ「申し訳ありません、我々旅の物ですが。あなたはこの地に住む者でしょうか?」


キリ(ここで高い交渉力を彼に見せることで、彼との距離を縮める────!!)


男性「旅のもの…………ですか?」


男性「もしやッ、侵略者か!!」


男性「皆の衆、侵略者だ!侵略者が来たぞ!!」


カイニス「おい、なにやってんだよキリシュタリア!」


キリ「これは私のせいかね」


立夏「と、取り敢えず戦いましょう。マシュ!」


マシュ「はいッ、マスター。命は奪わず、ですね!」


ヴラド「全く、面倒な戦い方だ。」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 19:22:06.76 ID:cwfsuFSi0
----------戦闘終了--------------------------------------------------


男性「やはり侵略者には勝てないのか…………。」


立夏「あの、ちょっと待ってください。皆さん、勘違いされています。」


マシュ「はい、我々はあなたたちと戦いに来たわけでも、侵略しに来たわけでもありません。」


立夏「その侵略者というものについて教えていただけないでしょうか。」


男性「しかし────」


???「よい、彼らの話を聞こうではないか。」


男性「柱!?」


柱と呼ばれた男「すまなかったな、旅の者よ。こちらに来てくれ」


カイニス(おい、キリシュタリア。俺は一旦消えておくぞ、面白くなったら呼べ)


キリ(ああ、了解した。しかし、侵略者か────、インカ帝国の侵略者といえば、あの男の事だろうか。)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 19:28:07.50 ID:cwfsuFSi0
立夏「むむ…………。」


キリ「うん、気分でも悪いか?」


立夏「いや、さっきより不快感が強まったというか────。」


柱と呼ばれた男「ああ、すみません。恐らくは波動のせいでしょう」


マシュ「波動、ですか?」


柱と呼ばれた男「特殊なものでね、────個人差があるんだが。この波動をものともしない人間だけが、この集落に住むことを許されている」


キリ「それは、人体に影響のないものでしょうか?」


柱と呼ばれた男「ええ、それは大丈夫。ああ、やっと着いた、ここだここだ。」


キリ「ここは────」


マシュ「見たことがあります────ここが」


立夏「マチュピチュ…………!?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 21:37:57.29 ID:cwfsuFSi0
柱と呼ばれた男「その名前を知っているということは、あなたたちは────カルデアの使者、ということでよろしいか?」


キリ「!?」


キリ「ええ、────知っているなら無理に隠す必要はありませんね。」


キリ「我々はカルデアから来たものです。ですが、何故あなたたちがそれを知っているのか」


キリ「わかるように説明していただけないでしょうか」


柱と呼ばれた男「────その説明をする前に、私の願いを聞いてくれはしませんかな?」


ヴラド(ほう、質問に対してそう返すか。キリシュタリアよ、この御仁は礼儀を知らぬようだが────)


キリ(抑えてくれ、ヴラド三世。ここは私の顔を立てて────な。)


柱と呼ばれた男「あなたたちに」


柱と呼ばれた男「我らが国、インカ帝国を滅ぼしてはくれぬか────?」


一同「!!?」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 21:53:17.77 ID:cwfsuFSi0
立夏「それは────いったいどういうことですか?」


柱と呼ばれた男「その通りの意味だ。」


キリ「インカ帝国の人々、すべての意思ということですかな。」


柱と呼ばれた男「いいや、それを望んでいるのはこの私だけだ。」


柱と呼ばれた男「今の時代において唯一、このインカ帝国の未来を知っているからだ。」


マシュ「未来視、ということですか。」


柱と呼ばれた男「少し前、────現インカ帝国皇帝アタワルパはとある力を手に入れた。」


柱と呼ばれた男「本来手に入れてはいけない、この時代にあるべきではない力だ。」


柱と呼ばれた男「その力を使い、遠き国よりやってきた侵略者を退けた。さっきの若者たちがあなたたちを侵略者と呼んだのは」


柱と呼ばれた男「その侵略者の仲間と勘違いしたのだ。侵略者は敗北を良しとせず、再度インカ帝国に攻め入ろうとしている。」


柱と呼ばれた男「しかし、またその侵略は失敗に終わるだろう────。」


キリ「その力とはおそらく────────聖杯ですね。」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 22:00:45.70 ID:cwfsuFSi0
柱と呼ばれた男「この帝国は滅びるべきなのだ。もう十分────栄えた。」


柱と呼ばれた男「だが、今────歴史に逆らった動きをしようとしている。」


柱と呼ばれた男「だから、あなたたちの手で滅ぼしてほしい。」


キリ「しかし、それを望んでいるのはあなただけですね?さっきの人々は侵略者を退けようとした。」


柱と呼ばれた男「ああ、未来を知るのは私だけだ。」


柱と呼ばれた男「滅びる未来など言えるわけがないからな。」


キリ「大体理解しました────。この特異点は、聖杯を手にしたインカ帝国が滅びを回避しようとしたために生まれたということですね。」


キリ「わかりました、その申し出を聞き受けましょう。もとより、それが我々の目的なので。」


柱と呼ばれた男「ああ、助かるよ。────皇帝は首都クスコにいるはずだ。」


キリ「よし、行こう立夏、マシュ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 22:15:13.95 ID:cwfsuFSi0
-----------移動中------------------------------------


ロマニ「話は聞いていたよ────なるほど、インカ帝国が滅ばない特異点か。」


ダヴィンチ「ふむふむ、つまりスペインが敗北した世界になるってことか。」


ダヴィンチ「そのまま、ほっておけば聖杯の力を使ってインカ帝国が侵略を始めそうだねぇ。」


立夏「あの、本当に滅ぼすんですか?」


キリ「…………、そうするしかない。特異点となった以上は、その原因を除去しなければいけいない。」


キリ「それが、一国を滅ぼすことだとしてもだよ。」


マシュ「…………先輩の言いたいこと、分かります。今までの特異点とは少し毛色が違いますから…………。」


マシュ「今までの特異点では、ここまで露骨に悪に回ることはありませんでした────」


マシュ「我々の手で、滅びを回避した人々を滅ぼさなければならないなんて…………。」


キリ「────悪い方に考えてはいけない。あくまで、歴史を正す────そういう風に考えた方がいい。」


キリ「といっても、無駄なのだろうね。そんな優しい君たちだからこそ、七つの特異点を攻略できたのだから────。」


ロマニ「…………話を変えよう、さっきの波動というもの、君たちはどんな風に感じたかい?」


マシュ「……えっと、頭がポワポワするって感じでしょうか…?」


ロマニ「なるほど、君はそう感じたか。その波動とやらはあのマチュピチュから発生していた。こちらでもそちらの景色はモニターごしで見たが───」


キリ「現代に残るマチュピチュとは大きく違っていた────そう言いたいのですね、ドクター。」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 22:21:16.73 ID:cwfsuFSi0
ロマニ「そうだ。────遺跡や都市というよりは、何かもっと違うものに見えた。」


ロマニ「そして、謎の波動、マチュピチュの近くに住む柱と呼ばれた男性、未来視」


ロマニ「このマチュピチュには、現代ではまだ解明されていない何かが、必ずあるのだろう。」


ロマニ「…………むっ、話し中だが、こちらに何か近づいてくるぞ────」


ロマニ「戦闘準備してくれ、みんな!」


立夏「わかりましたッ」


キリ「カイニスッ、ヴラドッ、出てくれッ!!」


マシュ「マシュ・キリエライト、戦闘準備に入ります!」


ダンッ


???「カルデアのか?」



敵サーヴァント:>>21


安価少ないですかね?
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 22:22:20.96 ID:/sqxkTvI0
青髭
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 22:24:14.35 ID:hd1fHQqX0
イイ塩梅かと思われ
安価下
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 22:51:44.32 ID:cwfsuFSi0
青髭「フハハハハ、お前たちはカルデアのか?」


キリ「サーヴァントかッ?」


カイニス「へっ、誰だか知らねぇが話ばっかりで退屈してたところだ。ちょっとは楽しませろよ?」


青髭「フハハハハ、私は新生インカ帝国を統べる王さ。」


立夏「お前が聖杯を持ち込んだのかッ!?」


青髭「いいや違う、私は聖杯によって呼び出されたに過ぎない。フハハハハ、しかしアタワルパと共にこの国を統べる王ということには変わりない。」


カイニス「いくぜっオラアア!!」


青髭「いでよ、我が兵隊たちよ!!」


ヴラド「ふん、そちらは余に任せよ。」


キリ「思ったより、兵隊が多いな。立夏、マシュ、背中は頼むよ!!」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 23:04:03.78 ID:cwfsuFSi0
-------------戦闘終了----------------------------------


青髭「フハハハハ、なかなかやるじゃないか。様子見のつもりがつい遊びすぎてしまったよ。」


カイニス「おい待て、てめぇはあんまり戦ってねぇじゃねぇか!」


青髭「クスコで待っているよ、必ず来たまえ。この帝国は決して滅ぼさせはせぬ。」


カイニス「あんにゃろ……。」


キリ「深追いしなくていい、どうせ目的地は同じだ。」


マシュ「────あまり手ごわいサーヴァントではありませんでしたね。」


キリ「戦闘に向いた英霊ではないのだろうね、まぁまだ宝具を隠している以上は油断できないが。」


キリ「立夏、先を急ぐよ。…………立夏?」


立夏「歴史を正す、そうですよね…………。」


立夏「腹括ります、どっちが滅ぶか、その違いですから……。」


立夏「でも、破壊者の十字架は背負う覚悟は…………しました。」


キリ「………誰だって、滅ぼす立場になんてなりたくないさ。」


キリ「結局、どちら側にも正義があって、どちら側にも悪がある。」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/02(土) 23:50:27.90 ID:cwfsuFSi0
キリ「滅ぼされた人々の気持ちを忘れてはいけいない、だけど救われる側の気持ちを糧にした方がいい。きっとそういうものだ────。」


キリ「この問答はいましても仕方ないね、今はクスコへ向かうのが先決だ。」


---------------移動-------------------------------------------


ロマニ「首都クスコか、しかし貴重な資料映像だね。インカ帝国に関する情報は不明瞭なところが多いから。」


立夏「ここに聖杯が────」


ヴラド「小童よ、お前は若い。それゆえ、精神的な甘さがあるのは仕方ない。」


ヴラド「聖杯だけ壊せばいい、それで歴史は戻る。それだけなら罪悪感も少しで済むはずだ。」


立夏「そう───だね。聖杯を壊す、それだけなら────。」


キリ「…………フフ。」


マシュ「ところで、皇帝アタワルパ──話し合いが通じる相手だといいのですが。」


ダヴィンチ「うーん…………、どうだろうねぇ。聖杯を手に入れて大分はしゃいでいるみたいだからそれは難しいんじゃないかなぁ……。」


ロマニ「まぁでも、特異点が大きくなる前に処理できそうで良かったよ。呼び出されているサーヴァントも少ないし」


ロマニ「今のところさっき出会った一騎だけだからね。」


カイニス「いや、話の腰を折るようで悪いがどうやら新手がいるみたいだぞ。」


???「…………」


敵サーヴァント(悪いやつで): >>26
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