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【モバマス安価】森久保乃々「プロデューサーさんの背中に穴が....」
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764 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:35:16.28 ID:m79GlnpN0
凛「....もういいの?」
乃々「....色々考えたんですけど」
乃々「やっぱりわかりませんでした」ニコ
凛「....だよね」
乃々「....それでも良いのかな、って」
凛「いいんじゃない」ニコ
765 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:35:44.16 ID:m79GlnpN0
輝子「....」
ちとせ「............」
輝子「....あの、これに、親への想いを」
ちとせ「............」
輝子「込めて欲しいんだけど....」
ちとせ「............」
あかり「............」
あきら「............」
凪「............」
颯「............」
輝子「....ダメだっ、伝えられる気がしない!」
766 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:36:27.53 ID:m79GlnpN0
芳乃「言葉を知らないのですから、言葉で伝えようとしてもダメでしてー」
輝子「じゃあどうすればいいんだ?」
芳乃「こうやって」グッ
ちとせ「............」ピト
輝子「!?」
あかり「............」ピト
あきら「............」ピト
凪「............」ピト
颯「............」ピト
輝子「だ、大丈夫なのか、爆弾に抱き着かせたりして....」
芳乃「この子たちの心には、まだ見ぬ両親への想い....」
芳乃「愛が、きっとあるのですー....」
芳乃「愛を込めるには」
芳乃「これが一番なのですよー」ニッコリ
輝子「そういうものなのか....?」
767 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:37:14.39 ID:m79GlnpN0
輝子「あの子たちは、避難させたぞ....」
乃々「まあ避難させたところで、爆発の規模によっては....」
輝子「こ、怖いこと言うなよ、ボノノちゃん....」
凛「じゃあ2人も逃げて」
輝子「健闘を祈る....!」ダッ
芳乃「ご武運をー....!」トテトテ
凛「私たちも、これを投げ入れたら全力で逃げよう」
乃々「そうですね....」
768 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:38:12.33 ID:m79GlnpN0
凛「起爆装置の類はないから、投げ入れるだけだけど」
凛「穴の中に終わりがあれば、そこに当たった衝撃で爆発すると思う」
凛「もし中が無限に続いていても、それはそれで爆弾を処分できるし」
乃々「とにかく、外に被害さえ出なければどちらでも....」
凛「....」フー
凛「いい?」
乃々「....」コクリ
凛「いくよ」
乃々「....はい」
凛・乃々「せーの!」
ポイッ
凛「逃げろ!!!!」ダダダッ
乃々「ひぃ〜〜〜〜!!!」タタッ
769 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:38:57.03 ID:m79GlnpN0
凛「ハァ、ハァ....」
乃々「このくらいの距離でいいんですか....?」
凛「どうせこのまま走り続けても、巻き込まれるときは巻き込まれるよ」
乃々「たしかに....」
グラグラ
凛「!」
グラグラグラ
乃々「ゆ、揺れてます!」
凛「ただの地震か、それとも爆発の影響なのかな」
乃々「さぁ....」
770 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:39:32.51 ID:m79GlnpN0
凛「でもこのくらいの揺れで済むなら全然」
ドドドドドドドッ
凛「うっ、わ!?」
乃々「尋常じゃない揺れなんですけど!?」
凛「これ、ヤバいかも」
乃々「」ブクブク
771 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:40:07.74 ID:m79GlnpN0
乃々「....?」
乃々「や、やっと収まりました....」
凛「何分くらい揺れてたんだろ....」
乃々「どうします、穴を見に行きますか....?」
凛「....」
凛「爆発はもう済んだということにして....」
凛「行こう!」
乃々「済んでなかったら恐ろしいですね....」
772 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:40:41.88 ID:m79GlnpN0
凛「....」ジー
乃々「穴の口がでこぼこになってます....」
凛「これはさすがに爆発の痕跡でしょ....」
乃々「ですね....」
凛「....」
凛「あとは中の状態か....」カチカチ
凛「....」ガチャ
凛「よし!降下開始!」シュー
乃々「早すぎませんか!?」
凛「芳乃と輝子に連絡して、あの子たちを連れてきてもらって」
凛「確認だけだし、今回はすぐに引き上げてもらっていいから!」シューッ
乃々「は、はい....」
773 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:41:17.73 ID:m79GlnpN0
凛「....」
輝子「ど、どうだったんだ....?」
凛「....」
凛「開いてた」
輝子「!?」
芳乃「それは素晴らしいー」ニッコリ
凛「でも急いだ方がいいと思う」
凛「胎内に繋がる穴が開いてるってことは」
凛「その中にある羊水が、穴に漏れだしてる可能性が高い」
凛「見た感じ、穴自体はかなり小さかったけど」
凛「それでもゆっくりしてる暇はないはず」
乃々「急ぎましょう!」
凛「うん!」
774 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:42:26.01 ID:m79GlnpN0
凛「私と乃々が1人ずつ、1回の降下で幼児2人を下に降ろして」
凛「胎内に繋がる穴の前に着いたら、肝油で胎児に戻す」
凛「そして胎内からへその緒を引き出して」
凛「胎児側のへそに繋げて、隙間に肝油を塗れば繋がるはず」
輝子「最後は本当に上手くいくのか....?」
芳乃「穴の中ならどうにかなるでしょうー」
輝子「適当だな....」
乃々「まずあかりさんとあきらさんから行きましょう」
あかり「............」
あきら「............」
775 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:42:58.83 ID:m79GlnpN0
凛「....」
乃々「....」
凛「この辺りに、穴が開いてる」
乃々「本当です....」
乃々「あれ?でも、どの穴が誰のお母さんの胎内に繋がっているかってどうやって判断するんですか?」
凛「....」
凛「....」
凛「こ、この子たちならきっとわかるはず....」
乃々「考えていなかったんですね....」
776 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:43:24.60 ID:m79GlnpN0
あかり「............」トテ
あきら「............」トテ
乃々「2人とも別々の穴に向かっていきます!?」
凛「ほらね」
乃々「もし間違っていたら大変なことになりますよ....」
凛「その時はその時」
乃々「もー....」
777 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:44:04.63 ID:m79GlnpN0
凛「....よしよし」
あかり「............」
乃々「すぐに会えます」ニコ
あきら「............」
778 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:45:14.52 ID:m79GlnpN0
凛「とりあえず、2人を送り届けてきたよ」
輝子「り、凛さん....!」
凛「?」
輝子「あかりさんも、あきらさんも、いるんだ!」
輝子「この世界に!」
乃々「本当ですか!?」
芳乃「先ほどのことですー」
芳乃「突然わたくしたちの記憶が戻りましたー」
乃々「良かった....良かった....」
779 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:45:45.84 ID:m79GlnpN0
輝子「スマホで確認してみたけど、連絡先もある!」
凛「....そっか」ニコ
乃々「綱渡りでしたけど、成功なんですね....!」
凛「こんなことしてる場合じゃない!」
乃々「そうでした!あと3人も無事に送り届けないと!」
輝子「あとちょっとだ!」
芳乃「らすとすぱーとでしてー!」
780 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:46:37.30 ID:m79GlnpN0
凛「これで凪と颯も戻ってきた」
凛「あとはちとせだけ....」
凛「行こう」
乃々「....あの、凛さん」
凛「何?」
乃々「ちとせさんは、私が送り届けてきてもいいですか....?」
凛「....」
凛「1人で行くってこと?」
乃々「....はい」
凛「なんで?」
乃々「....」
781 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:47:22.02 ID:m79GlnpN0
乃々「穴の中はまだ謎が多くて、リスクもたくさん潜んでいるので」
乃々「ちとせさんだけなら、私たちが2人がかりで行く必要はないと思うんです」
凛「....まあ、それはそうだけど」
乃々「....でもこれは口実です」
乃々「元はといえば、これは私から始まったことでした」
乃々「最後は、私の手で終わらせたい」
乃々「そういうわがままなんです」ニコ
凛「....」
782 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:47:59.56 ID:m79GlnpN0
凛「....危ないよ」
乃々「....」
乃々「....凛さんに叱られてから、今この瞬間までずっと考えていました」
乃々「私はどうすればいいのか」
凛「....」
乃々「正しさなんて、関係ありません」
乃々「これは私が、私のためにやりたいことなんです」グッ
凛「....」
783 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:48:39.85 ID:m79GlnpN0
凛「....参ったな」
凛「そんなつもりで言ったわけじゃなかったんだけど....」
乃々「無理を言ってすみません....」
凛「....いいよ」
凛「もうやり方もわかってるだろうし、乃々だけでも十分出来ると思う」
乃々「....ありがとうございます」
凛「ほら、早くしないと」ポンッ
乃々「はいっ!」
784 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:49:06.09 ID:m79GlnpN0
乃々「それじゃあ、行ってきます」
ちとせ「............」
凛「うん、いってらっしゃい」
輝子「気を付けて....」
芳乃「日が昇るまでには帰ってくるのですよー」ニコニコ
乃々「お母さんですか....」フフッ
乃々「....行きましょうか」チラ
ちとせ「............」
785 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:49:33.69 ID:m79GlnpN0
シューッ
凛「....」
凛「....子供って、少し目を離すとすぐに成長しちゃうね」
輝子「な、なんで凛さんまでお母さん目線で話してるんだ....」
凛「え?だって乃々は私の娘であり恋人であり孫であり親であり宇宙だから」
輝子「....」
輝子「気持ち悪いと思う」
凛「褒め言葉だよ」
芳乃「相変わらずでしてー」
786 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:51:09.04 ID:m79GlnpN0
凛「....!」
凛「みんなっ!」
輝子「....ちとせさんも、戻ってきた!」
芳乃「これでようやく....」
凛「乃々....」ニッコリ
輝子「....」チラ
輝子「!?」
787 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:51:35.30 ID:m79GlnpN0
輝子「凛さん、芳乃さん....」
凛「?」
輝子「こ、この穴、小さくなってないか....?」
凛・芳乃「!!!」
輝子「気のせい、かな....」
凛「気のせいじゃない!!!」ダッ
凛「急いで乃々を引き上げないと!!!」グイグイッ
凛「早くっ!!!!!」グイグイグイ
788 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:52:12.08 ID:m79GlnpN0
輝子「なんで、いきなりっ!」グイグイッ
芳乃「もしやっ、爆発の衝撃でっ、穴自体が崩れかけているのかもっ....」グイッ
凛「でもっ、私が入ってる時は何もっ....」グググ
芳乃「今理由を考えている暇はっ、ありませんっ!」グイグイ
輝子「でもっ、全然っ、上がってこないぞっ」グッ
凛「知らないよそんなの!早く!乃々っ!!!」グググッ
輝子「なんで、さっきまで、すぐに、上がってきてたのにっ」グイ
789 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:52:43.67 ID:m79GlnpN0
凛「こうなったら私がっ!」ダッ
芳乃「凛、今行っては被害が広がるだけです!」ガシッ
凛「まだ乃々が中にいるんだよ!?」
芳乃「し、しかし!」
輝子「2人とも!穴が、どんどん小さくなってる!!!」
凛「乃々っ!!!」
凛「止まって!止まってよ!!!」
790 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:53:25.05 ID:m79GlnpN0
凛「なんで止まらないの!?」
凛「穴は感情に逆らえないんじゃなかったの!?」
凛「ねぇ!!!」
芳乃「崩れつつある穴にはもう、その力も残されていないのかも....」
輝子「ダ、ダメだ....止まらない....」
凛「やめてよ!!!」
凛「乃々っ........」
シン....
791 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:53:58.25 ID:m79GlnpN0
輝子「穴が....消えた....」
芳乃「....」
芳乃「本当にこれで、終わりなんでしょうかー....」
凛「....」
凛「....終わりかどうかはわからないけど」
凛「少なくとも、私たちを散々苦しめてきた穴は消えたよ」
輝子「ま、まあ、誰も欠けず、穴を消せたんだから」
輝子「私たちだけでやったにしては、上出来、じゃないか?」
芳乃「事務所は崩れてしまいましたがー」
凛「そうだね、でも事務所は直せるよ」
輝子「....」コクリ
792 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:54:27.80 ID:m79GlnpN0
芳乃「消えていた5人も戻りましてー」
芳乃「変わっていた世界も、無事戻ってきたのでしょうー」
凛「....うん」
カッ
凛「あっ....」
凛「朝日....!」
輝子「結局、徹夜になっちゃったな....」
芳乃「わたくしたちの睡眠と引き換えに、世界を救えたのですー」
芳乃「良いではありませんかー」
輝子「たしかに、寝てるよりよっぽど貴重な体験だ....」
793 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:55:06.65 ID:m79GlnpN0
凛「朝ご飯でも食べて帰る?」
輝子「え、でもこんな時間じゃ、まだお店は開いてないんじゃないか....?」
芳乃「こんびに!こんびにがあるのですー!」
凛「この際それでいいや、お腹空いたし」
輝子「じゃあ私、キノコでも食べようかな....」
凛「コンビニにキノコ料理なんてあるの?」
芳乃「お弁当やサラダに入っているのを見たことがありますー」
凛「へー、そうなんだ」
輝子「コンビニご飯で祝勝会だ....!」
凛「世界を救ったのにそんなにショボくていいの?」
芳乃「良いではないですかー」
凛「ふふ、そっか」クスリ
凛「....」
凛「うん、そうだね」ニコ
794 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/01(金) 23:55:42.04 ID:m79GlnpN0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
795 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/01(金) 23:56:16.06 ID:HrJVWT28o
おつ。コワイ
796 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/01(金) 23:59:24.95 ID:fY6Ff9tEO
乙
森久保は一人最後の『戦い』に挑む(嘘)
797 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/02(土) 00:16:35.79 ID:klW6APFDO
乃々の記憶が……
798 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/02(土) 00:17:32.42 ID:Mk+9QMfl0
次辺り最終回かな?
799 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:16:37.53 ID:kGwWSVEh0
ダダダダダッ
バーン
りあむ「ちょっと凛ちゃん!!!」ドタドタ
凛「....何」
りあむ「大変だよ!!これ見て!?」
凛「?」
りあむ「江口洋介が!!!」
りあむ「大物俳優に戻ってるんだよ!!!」
凛「あー」
りあむ「これどういうこと!?」
凛「えーっと」
800 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:17:14.99 ID:kGwWSVEh0
ガチャリ
あかり「こんにちはー」
あきら「....どーも」
りあむ「」
あかり「あ、りあむさ
りあむ「あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛〜〜〜〜〜ん゛!!!!!!!」ガバッ
りあむ「あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛〜〜〜〜〜ん゛!!!!!!!」ガバッ
あかり「り、りあむさん!?」
りあむ「い、いきなりなんデスか....」
801 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:17:40.18 ID:kGwWSVEh0
りあむ「あ゛っ、あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!」
りあむ「よっ、よっ、よっ....」
りあむ「うぇっ!!!おっ、おぇっ!!!!」
りあむ「こひゅっ、こひゅっ」
りあむ「....」
りあむ「....ぅぅぉおうぅぇっ」
あかり「りあむさん!?なんで号泣してるんご!?」
あきら「ヒドい顔....まずは落ち着いてくださいよ」
りあむ「うんっ....」グチャグチャ
802 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:18:10.31 ID:kGwWSVEh0
りあむ「よかったぁ....よかったよぉ....」ボロボロ
あかり「....向こうで休みましょう」
あきら「それがいいかも....」
凛「....」
凛「元に戻ったのは知ってたけど、実際に会うとそれを実感するね」
輝子「そうだな....」
芳乃「忘れていたこと、消えていたことが嘘のようですー」
凛「....うん」ニコ
803 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:18:44.36 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ねぇねぇ、ぼくんちでさ、打ち上げしない?」
あかり・あきら「打ち上げ?」
あきら「打ち上げするようなこと、ありましたっけ」
りあむ「あ....」
りあむ「ちょ、タイム!」ドタドタ
りあむ「凛ちゃん凛ちゃん凛ちゃん!!!!」ユサユサ
凛「....」
凛「....今度は何」
804 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:19:13.91 ID:kGwWSVEh0
りあむ「穴のことって言いふらしていいの?」
凛「言いふらすって....」
凛「穴はもうなくなったし、言っちゃダメってことはないと思うけど」
りあむ「けど?」
凛「あれを他の人にわかりやすく説明できる?」
りあむ「できない!」
凛「でしょ?」
芳乃「話したところで、信じる人はいないのではー」
輝子「体験した私たちですら、嘘だったみたいに感じてるしな....」
りあむ「そっかー、わかった!」ドタドタ
805 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:19:40.25 ID:kGwWSVEh0
りあむ「おまたせ〜」
りあむ「ぼくんちでさ、同期の親睦会やろうよ!」
あかり「親睦会....?」
あきら「なんでいきなり」
りあむ「いやー、ぼくってぇ、あかりちゃんやあきらちゃんとは仲良しだけど」
りあむ「他の子たちとはイマイチ打ち解けられてないのかなーって」
りあむ「千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか」
りあむ「だから、ぼくんちに集まってさ!餃子パーティーしようよ!」
あかり・あきら「....」
806 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:20:13.29 ID:kGwWSVEh0
あかり「りあむさんと....?」キョトン
あきら「打ち解けてる....?」キョトン
りあむ「ちょ、ちょっと!?」
あかり「冗談んご〜」エヘ
あきら「別にいいデスけど、りあむさん家ってそんなに入るんデスか?」
りあむ「....」
807 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:20:45.56 ID:kGwWSVEh0
りあむ「みんな立ち食いで....」
あきら「え〜」
あきら「#立ち呑み屋夢見 #開店」
りあむ「やめてよぉ〜、可愛いアイドル達にパワハラしたってネット民に叩かれたくないよ〜!」
???「話は聞かせて」
??「もらいました」
りあむ「!?」
あかり「あ、あなたたちは!?」
あきら「....」シラー
808 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:21:24.44 ID:kGwWSVEh0
千夜「親睦会の会場に、私たちの住んでいる屋敷を使ってもよいという」
千夜「お嬢様からの申出です」
ちとせ「私たち、せっかくの同期なんだし」
ちとせ「この機会にもっと仲良くなれたらなって♪」ニコ
りあむ「ちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちとせちゃああああああああんんんん!!!!!」ガバァッ
ちとせ「わっ!?」
千夜「な、何を!?」
809 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:21:56.66 ID:kGwWSVEh0
りあむ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!」グジュグジュ
ちとせ「....」
ちとせ「よーしよし」
りあむ「うぇっ!!!!ぉっ!ぉっ!ぅぇっ....」ボロボロ
千夜「....」
千夜「お嬢様....」
ちとせ「....大丈夫」ナデナデ
千夜「....はい」
810 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:25:05.03 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ふぐっ....」チーン
ちとせ「あ」
千夜「お、お嬢様の服で、鼻を....!?」プチン
千夜「調子に乗るのもいい加減に....」
あかり「....」
あかり「りあむさん、どうしちゃったんご?」
あきら「#情緒不安定 #ファッションメンヘラから本物に #精神科」
あきら「#デパス #ブロン #フルニトラゼパム」
811 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:26:00.79 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ということになったから凛ちゃんたちもどう?」
凛「えぇ....?」
輝子「さっき、同期会って、言ってなかったか....?」
りあむ「それは建前!まあ穴の打ち上げも兼ねるってことで、ね?」
凛「うーん....」
凛「どうする?」
812 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:26:48.54 ID:kGwWSVEh0
芳乃「そうですねー、大掛かりな打ち上げをするようなことでもありませんがー」
輝子「あと、昨日一生分の餃子臭を嗅いだからな....」
りあむ「そう言わずにさぁ〜、一緒にやろうよぉ〜」
凛「....まあ、せっかくだし行ってみない?」
凛「....一応りあむも役には立ってくれたし」
りあむ「り、凛ちゃぁん!!!」ウルウル
凛「あんまり泣き過ぎると脱水症状起こすよ」
りあむ「顔が良くて優しい....最高か?」ポロポロ
輝子「結局泣くのか....」
813 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:29:56.61 ID:kGwWSVEh0
志希「うんうん〜、楽しそうなハナシしてるねー」ニッコリ
りあむ「ひっ」チョロ
志希「アタシも行きたいな〜、ね?」チラ
りあむ「あ、はい、どうぞ、来てください」チョロチョロ
志希「にゃはは、やった〜」
志希「あ、でもー、私その時予定があるんだったー」
りあむ「へ、へへ....それは、残念」チョロチョロチョロ
志希「代わりに、アタシの部屋に来ない?」ニッコリ
りあむ「や、ぼくは、ちょっと、遠慮をして....」チョロチョロチョロチョロ
志希「ん〜?」ジー
りあむ「行かせてくださいっ!」
志希「おっけ〜、じゃ、明日〜」ヒョコヒョコ
814 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:30:50.55 ID:kGwWSVEh0
ガチャリ
瞳子(JKの姿)「随分にぎやかね?」
りあむ「」ガクガク
りあむ「え?も、戻ってないよ!?」ブルブル
凛「....」
凛「あの、その恰好は....?」
瞳子(JKの姿)「あぁこれ?今日の仕事で使ったのよ」
瞳子(JKの姿)「まさかこの年齢になって着るなんてね....」クスクス
りあむ「なんだぁ〜!安心したよ!!!」
瞳子(JKの姿)「あ、安心?」
815 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:31:42.78 ID:kGwWSVEh0
りあむ「瞳子さんのセーラー服ってぼく、若干トラウマって言うかさ〜」アハハ
りあむ「さっき入って来たときなんて心臓止まりかけたよ〜!」
瞳子(JKの姿)「....」
りあむ「ね?凛ちゃん、芳乃ちゃん、輝子ちゃん!」
りあむ「こうやって見るとね?わかるでしょ?」
りあむ「あの時は分からなかったかもしれないけどさ!改めてみると
凛「り、りあむ....!」
輝子「(私たちを巻き込まないでくれ....!)」
芳乃「....」チラ
芳乃「(あー....)」
りあむ「え?なんでみんな黙るの?ぼく何か変なこと言った?」
トントン
りあむ「?」クル
瞳子(JKの姿)「....」ニッコリ
816 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/02(土) 23:32:10.90 ID:kGwWSVEh0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
817 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/02(土) 23:35:42.36 ID:ZOE3RPWA0
乙乙
溜めが……
818 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/02(土) 23:40:16.92 ID:C6q82af1O
乙
819 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/02(土) 23:40:28.82 ID:kJ65L85So
おつおつ
よいまとめ
明日はりあむの火刑か……
820 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/02(土) 23:58:22.13 ID:Mk+9QMfl0
乙
ところでスレタイの森久保乃々って誰だっけ?森久保祥太郎の親戚かなにか?
821 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/03(日) 07:07:45.71 ID:tMC9qYDBo
おつおつ
∀NSWER?あぁあの輝子と美玲のデュエットの…
822 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/03(日) 17:47:21.61 ID:5FspP/4P0
本日夜からの再開予定でしたが、体調を崩してしまいました
予定を変更し、明日夜の再開とさせていただきます
申し訳ありません
823 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/03(日) 17:55:40.83 ID:+KdfMbu1o
お大事に
時期が時期なのでお気をつけください
824 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 19:53:39.20 ID:z2AFcDNDo
体調崩すと本調子なら感染しない微量のウイルスでも感染したり
既に感染していて免疫機構に抑え込まれていたウイルスが活発化したりする場合があるし
くれぐれも気をつけてくださいねー
825 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 20:03:52.65 ID:es0Y9PJfo
コロナPと呼ぼうか
826 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 20:23:22.41 ID:CnMiwEfS0
不謹慎が過ぎる
827 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 21:57:14.08 ID:+g+L2/TBo
志村けんみたいにコロッと逝っちゃったか
828 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 21:59:20.08 ID:zVvLgkzO0
〜夜〜
りあむ「お疲れ様でした〜!!!」
あかり「(お疲れ?)」
あきら「(お疲れ?)」
ちとせ「かんぱ〜い♪」コン
千夜「かんぱい....!」コツ
りあむ「ほらほら〜たくさんあるからどんどん食べてね〜!」
あかり「す、すごい量ンゴ....」
あきら「りあむサン、加減って知ってます?」
りあむ「?」ポケー
あきら「あぁ、知らないんデスね....」
829 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 21:59:57.24 ID:zVvLgkzO0
ちとせ「いただきまーす」パク
ちとせ「ん〜美味しい♪」
りあむ「えへへ、でしょ〜」
りあむ「美味しい餃子づくりのポイントはぁ」
りあむ「肉を入れ過ぎないこと!大丈夫ってくらいキャベツをたくさん入れた方が美味しいからね!」
りあむ「あと〜、明日のことなんて考えず、ニンニクとニラを入れるのに躊躇しない!」
りあむ「ハッ!?」
ちとせ「?」
830 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:00:24.89 ID:zVvLgkzO0
りあむ「こ、これニンニク一杯入ってるんだけど、だ、大丈夫?」
ちとせ「え?うん」キョトン
りあむ「あ、そっかぁ....」ホッ
あかり「りあむさん〜もうなくなった〜」
りあむ「えもう!?」
千夜「りあむさん、次はまだでしょうか」バクバク
りあむ「あ、千夜ちゃんかぁ....」
831 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:00:53.85 ID:zVvLgkzO0
りあむ「ど、どう....?」
千夜「....?」
千夜「悪くない味ですが」
りあむ「!!!」
りあむ「そ、そっか〜!」
りあむ「うんうん、一緒に餃子を食べた仲!」
りあむ「これでぼくたちも仲良し同期だね〜」
千夜「仲....良し....?」キョトン
りあむ「も〜!それやめてよ!!!」バンバン
千夜「ふふ....」クスリ
ちとせ「....」ニコニコ
832 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:03:21.58 ID:zVvLgkzO0
凪「ふむ....」
颯「なー、どうしたの?」
凪「餃子、それ即ちアイドルの対極に位置する存在」
颯「対極?そもそも比べようがないような....」
凪「つまりこの物体たちは我々の天敵、宿敵、親の仇」
颯「いやいや」
凪「なのになぜか、吸い寄せられてしまう....」
凪「これが、サイキックですか」
颯「ただの匂いでしょ〜」パク
颯「うんうん、美味しい〜」
凪「なるほど....」
凪「本気を見せるときがきましたか」
凪「年に一度のレアイベです、括目して目に焼き付け凝視せよ」パクパク
颯「そこまでレアじゃないでしょ....」
833 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:03:47.32 ID:zVvLgkzO0
輝子「....」モグモグ
輝子「昨日の餃子と比べたら、随分常識的な匂いに収まってるな....」
芳乃「りあむもたまには、有益なものを生み出すのですねー」モグ
りあむ「ちょっと!?まるでぼくが常に非生産的な人間みたいな言い方やめてよ!?」
芳乃「紛れもない真実ではー?」
834 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:04:15.55 ID:zVvLgkzO0
凛「....」モグ
千夜「あの」
凛「?」
千夜「昨日のこと、色々とお尋ねしたいのですが」
凛「....あぁ」チラ
凛「....ちょっと場所変えようか」
千夜「....はい」
835 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:04:47.35 ID:zVvLgkzO0
千夜「....」
凛「かなり大まかにまとめるとこんな感じかな」
千夜「....」
千夜「きっといつもの私ならば、信じることはないでしょう」
千夜「しかし、この身をもって体験したことも含まれている以上」
千夜「....信じざるを得ません」
凛「....」
凛「やっぱり千夜は覚えてるんだね」
千夜「....はい」
836 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:05:55.54 ID:zVvLgkzO0
千夜「今朝、目を覚ました時」
千夜「自然とお嬢様のことを考えていました」
千夜「いつも通り支度をして、お嬢様のお顔を見て」
千夜「それまでの、お嬢様がいらっしゃらなかった時間を」
千夜「そして、それに何の疑問も抱かずのうのうと生活していたことに」
千夜「気が付きました」
凛「....説明した通り、それは千夜のせいじゃ
千夜「私の責任など関係ありませんから」
凛「....」
837 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:07:09.55 ID:zVvLgkzO0
千夜「....お嬢様を救っていただき、ありがとうございます」ペコ
千夜「私では、確実に不可能でした」
千夜「何とお礼を言おうにも、この恩を返すことはできません」
凛「....ううん、全然」
凛「....」
凛「....千夜はさ」
千夜「....?」
凛「....これでよかったと思う?」
千夜「....」
千夜「凛さん、その先に言葉は必要ありません」ニコ
凛「....」
凛「....そうだね、ごめん」
千夜「....いえ」
838 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:09:24.92 ID:zVvLgkzO0
凛「....」スタスタ
芳乃「....」
芳乃「いかがでしたかー?」
凛「....うん、後で話すよ」
芳乃「....」
芳乃「どうぞー」スッ
凛「?」
芳乃「食べましょうー」ニコ
凛「....ありがと」
839 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:10:06.38 ID:zVvLgkzO0
りあむ「りっんっちゃぁ〜ん!」ガバッ
凛「....何」
りあむ「どうどう?ぼくの餃子どう?」
凛「....」
凛「....そこそこ、かな」
りあむ「美味しいってこと!?」
凛「....まあ」
りあむ「」
りあむ「あっ、あっ、あっ、あざす!」
凛「....」
840 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:26:15.69 ID:zVvLgkzO0
凛「そういえば」
凛「柔道をしてる人の耳って潰れるけど」
凛「あれ、餃子耳って言われるよね」
りあむ「え?いきなり何の話?」
凛「いや、りあむって餃子好きだからさ」
凛「今度りあむに餃子じゃなくて耳を食べさせないと」
凛「って思ってたんだよね」
りあむ「え?あ、うん」
凛「食べてみない?」
りあむ「だ、誰の?」
凛「....誰だっけ?」
りあむ「いや知らないよ!?」
凛「....」
841 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:26:41.41 ID:zVvLgkzO0
凛「輝子ー」
輝子「?」
輝子「凛さん、どうした....?」
凛「ちょっとそこに寝転がってくれる?」
輝子「あ、あぁ....」
凛「....」ファサ
凛「これ、耳」
りあむ「知ってる」
842 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:27:11.93 ID:zVvLgkzO0
凛「餃子を食べるときのマナーって何かある?」
りあむ「マナー....?」
りあむ「一口で食べろってのはたまに言われるかなぁ?」
りあむ「でも餃子ってアツアツで食べるし、普通に二口で食べたほうがいいと思うけどね〜」
凛「なるほど」
凛「耳の食べ方に通じるものがあるね」
りあむ「???」
843 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:27:49.00 ID:zVvLgkzO0
輝子「あ、あの、凛さん、何を....?」
凛「....」
凛「よく見てて」
凛「あむ」パクリ
輝子「!?」ビクッ
輝子「凛さん!?」
凛「(まずは輝子の小さな耳を一口に頬張る)」
凛「(そして)」
凛「....」チロ
凛「....」スーッ
輝子「ん................////」ピク
844 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:28:26.31 ID:zVvLgkzO0
『ぁ................////』ピクピク
凛「!!!」ピタ
凛「....」
凛「(....何、今の)」
凛「....」
凛「(ダメだダメだ、目の前のフルコースに集中しないと)」
凛「....」
845 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:28:58.68 ID:zVvLgkzO0
凛「(耳と頭の境目を、上から下になぞるように舌を這わせる)」
凛「(これは食前酒のようなもの)」
凛「(ここから前菜に入っていく)」
凛「....」チロチロ
凛「(耳輪から耳垂へ)」
輝子「っ....////」ビクビク
『んっ....////』モジモジ
凛「....」
846 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:32:04.34 ID:zVvLgkzO0
凛「....」スゥッ
凛「(下まで行ったらさらに内側、舟状窩から上がって三角窩)」
凛「....」ペロ
輝子「やめてっ....凛さん....////」
凛「....」スッスッ
凛「(耳甲介艇を経由して耳甲介腔)」
輝子「おかしくなるっ........////」ハァハァ
847 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:33:55.90 ID:zVvLgkzO0
『ぁぁっ....んん....////』ハァハァ
凛「....」
凛「(....私の知らない誰かが)」
凛「(....耳を舐められて)」
凛「(....よがり声をあげている)」
凛「....」
848 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:34:25.17 ID:zVvLgkzO0
凛「....」
凛「(そして物語はメイン)」
凛「(外耳孔へ)」
凛「....」チュルチュル
凛「....」ニュル
凛「....」グポグポ
凛「(ん〜)」
凛「(最初舌に広がるのはほろ苦さ)」
凛「(でも味わうごとに、それにもいくつか種類があることを知る)」
凛「(そしてそれは、奥へ舌を向かわせるほどに深みを増していくんだ)」
849 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:40:21.88 ID:zVvLgkzO0
『んぃっ』ビクン
凛「....」ピタ
輝子「はぁ....はぁ....」
りあむ「いきなり輝子ちゃんの耳を舐め始めたかと思ったら」
りあむ「今度は突然止まって....」
りあむ「どうしたの?」
凛「....」
凛「(....もう少しで)」
凛「(何かが)」
凛「....」
850 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:40:52.15 ID:zVvLgkzO0
凛「....」ズブブ
凛「....」レロ
輝子「んっ....ふっ....ふっ....////」ジュワ
『んんんんぅぅ............////』ビクビク
凛「(もっと)」
凛「....」チュル
凛「....」チュルチュル
凛「....」チュルチュルチュル
輝子「あ゛っ!!!」ビクン
『き゛ぃ゛っ!!!』ガクガク
凛「(もっと!)」
851 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:41:22.27 ID:zVvLgkzO0
凛「....」カパッ
凛「ふぅ....」チラ
輝子「」ピクピク
りあむ「しょ、輝子ちゃん....?」
凛「....」
『』ピクピク
凛「....?」
凛「この、光景は」
乃々『』ピクピク
凛「....」
凛「....乃々」
852 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/04(月) 22:42:48.84 ID:zVvLgkzO0
本日はここまでとさせていただきます
ラストまで残り数回、もう休みませんのでどうかもう少しだけお付き合いください
明日の夜に再開します
853 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 22:43:32.02 ID:WohW0J4A0
えぇ……
854 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 22:43:44.24 ID:1qZnvI3Bo
おつおつ
耳舐めが伏線になった…だと…っ?
855 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 22:49:42.34 ID:CnMiwEfS0
しょうもない変態行為がまさかの伏線で大草原
856 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 23:05:18.24 ID:P6qddrpi0
こんなことで思い出すなw
857 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/04(月) 23:05:29.94 ID:OfTn9SSDO
ちなみに耳は性感帯の一部です
おっぱいよりよく効くそうですので、お試しあれ
858 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/05(火) 18:11:45.59 ID:cXmDXIGH0
凛「輝子、芳乃」
輝子・芳乃「?」
凛「....ちょっといい」
輝子「ど、どうしたんだ....?」
凛「....私も今思いだしたんだけど」
凛「穴の中に、もう1人取り残されてる」
輝子・芳乃「!?」
輝子「う、嘘だろ....?」
859 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/05(火) 18:12:16.24 ID:cXmDXIGH0
輝子「だって、消えてた人たちも元に戻って」
輝子「こうやってみんな、いるはずじゃ....」
芳乃「....」
芳乃「....思いだした、ということは」
凛「....うん」
凛「輝子も芳乃も、みんなも、忘れてる」
芳乃「....」
輝子「そんな....」
凛「....」
860 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/05(火) 18:12:42.28 ID:cXmDXIGH0
凛「私は今から、その子を」
凛「....乃々を、助けに行く」
輝子「た、助けに行くって....」
輝子「凛さんも、目の前で見ただろ....?」
輝子「穴の入口は、もう消えてるんだ....」
凛「....うん」
芳乃「....それでも、彼女を助けに行く方法を探すのですねー?」
凛「....」コクリ
861 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/05(火) 18:14:19.56 ID:cXmDXIGH0
凛「....今から、あの穴があった現場に行ってみようと思ってる」
凛「....2人にも協力してほしい」
芳乃「もちろんですー」ニコ
輝子「....私も、協力させてほしい」
凛「....ありがとう」
芳乃「大切な人を忘れている」
芳乃「それに気づかないならば、良いのですー」
輝子「でも、気づいてしまったなら」
輝子「取り戻さなきゃ、ダメだ....!」
凛「....」
862 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/05(火) 18:15:02.12 ID:cXmDXIGH0
輝子「また夜に、瓦礫の上を進むことになるとはな....」
凛「....」スタスタ
芳乃「....穴が消えた時から閉じ込められているということは」
芳乃「既に10時間以上が経っているのですねー....」
凛「....うん」
輝子「それは、きついな....」
863 :
◆bL5b7ovQmQ
:2020/05/05(火) 18:16:28.13 ID:cXmDXIGH0
凛「あの真っ暗闇の中、1人で過ごすだけでも辛いのに」
凛「乃々はきっと、水も食料も持ってない」
凛「しかも、爆発の影響で穴の中がどうなってるかもわからない」
凛「早くしないと」
輝子「そう、だな....」
芳乃「急ぎましょうー....」
凛「....」ピタ
凛「この辺りだよね」
輝子「穴はなくなったけど、瓦礫がほとんどないのは変わってなくてよかった....」
凛「穴があった場所の周りや、近くの瓦礫の中に何かないかを探そう」
芳乃「手掛かりになるものを見つけましょうー」
凛「うん....!」
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