このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。

【モバマス安価】森久保乃々「プロデューサーさんの背中に穴が....」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 22:33:34.56 ID:WKjMSjuBo
刑事ドラマのラストが似合う岸壁
726 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/30(木) 22:46:17.59 ID:b+Jr7rDy0
凛「....聞いたところによると」

凛「千夜がどこかに連れていったみたいなんだよね」

乃々「千夜さんが....?」

芳乃「ふむー....」

輝子「でも、あの人数の子供をどこに連れていくんだ....?」

輝子「移動するだけでも一苦労だし、置いておくにもそれなりのスペースがいるような....」

乃々「....」

乃々「....まさか」

凛「乃々?」
727 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/30(木) 22:47:13.46 ID:b+Jr7rDy0
乃々「....1つ、確かめたい場所があるんです」

凛「....心当たりがあるの?」

乃々「....これまでのことを考えると、有り得ない場所なんです」

乃々「でも....」

凛「....行こう」

乃々「....いいんですか」

凛「....」コクリ

凛「2人はここで待機しててくれる?」

輝子「え゛っ....」

凛「すぐ戻るから!」ダッ

乃々「凛さん!?」ダッ

輝子「....」

輝子「どうする....?」

芳乃「穴の中に糸を垂らして、サメ釣りでもしましょうー」

輝子「そうだな....」
728 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/30(木) 22:47:44.19 ID:b+Jr7rDy0
凛「ここは....」

凛「洋館....?」

乃々「この世界では、廃墟になっているみたいですね....」

凛「....どういうこと」

乃々「世界が変わってしまう前に」

乃々「ちとせさんと千夜さんが、2人で住んでいた場所です」

凛「....」

凛「でも、千夜はもうちとせのことを覚えていないはず....」

乃々「....はい」
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 22:47:49.21 ID:ZIuqycRqO
765プロ
730 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/30(木) 22:48:44.79 ID:b+Jr7rDy0
乃々「それに、ここの様子を見る限り」

乃々「千夜さんが1人でここに住んでいるというわけでもなさそうです」

凛「....だったら」

乃々「でも」チラ

凛「....」チラ

凛「!」

凛「家の中で光が....!」

乃々「....今晩は、誰かいるみたいです」

凛「....」

凛「....行こう」

乃々「....はい」コクリ
731 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/30(木) 22:52:27.13 ID:b+Jr7rDy0
ガチャ

凛「....開いてる」

乃々「....」ググッ

ギィー

乃々「....」チラ

乃々「あ....」

トテトテ

ちとせ「............」

凛「....当たり、か」
732 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/30(木) 22:53:16.63 ID:b+Jr7rDy0
あかり「............」

あきら「............」

凪「............」

颯「............」

乃々「全員いるみたいですね....」ホッ

凛「....そして」

千夜「....」

千夜「....こんばんは」ペコ

乃々「....千夜さん」
733 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/30(木) 22:54:08.71 ID:b+Jr7rDy0
本日はここまでとさせていただきます
物語も佳境です
明日の夜に再開します
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 22:54:19.15 ID:1aFL107Po
おつおつおつ
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 22:58:25.44 ID:ZIuqycRqO
やみのま(おつかれさまです)
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 22:58:40.24 ID:iNuHoB4c0
おつおつ
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 00:39:03.37 ID:Lj/XUzCBo
おつ
そら両親死ぬとしたら抵抗するわな
738 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:17:05.86 ID:m79GlnpN0
凛「....」

凛「....千夜」

千夜「....」

凛「....どうして」

凛「....どうしてこんなことを」

千夜「....」

千夜「....事務所が崩壊する直前、私も皆さんと同じように避難をしました」

千夜「その時に、この子たちの」

千夜「....いや、この子の顔を見たら」チラ

ちとせ「............」

千夜「....」

千夜「....いてもたってもいられなくなり、連れてきてしまいました」

凛「....」
739 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:17:59.59 ID:m79GlnpN0
凛「....」

凛「....?」

凛「いや、私が聞きたいのはそういうことじゃなくて」

千夜「?」キョトン

凛「穴のことなんだけど」

千夜「....」

千夜「穴?」キョトン

凛「....」
740 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:18:40.96 ID:m79GlnpN0
凛「もしかして、黒幕じゃない....?」

千夜「黒幕....?」

千夜「何かを影で操った覚えはありませんが....」

乃々「り、凛さん....」

凛「....」

凛「....把握した」
741 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:19:17.58 ID:m79GlnpN0
乃々「....」

乃々「....あの」

乃々「千夜さんは、この子たちと会うのは初めてなんですよね」

千夜「....そのはず、なんですが」

乃々「....」

乃々「この洋館にはどうやって....?」

千夜「....すみません、それもよく分からないんです」

千夜「この建物を見たことも、もちろん見たこともないはずですが」

千夜「気が付いたら足がこちらに向かっていた、とでも言えばよいのでしょうか....」

凛「....」
742 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:20:15.69 ID:m79GlnpN0
凛「....」チラ

乃々「....」コクリ

千夜「何もかもハッキリとしない理由で、説明ができないんです」

千夜「....自分のことがこんなに分からないのは、初めてで」

乃々「....千夜さん」

乃々「今は、色々あってあまり詳しい説明ができないんですけど....」

乃々「1つだけ」

乃々「千夜さんが抱いている、胸の苦しさは」

乃々「必ず解決します」

千夜「....」
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 23:20:50.98 ID:kHmlj1beo
代わりにあなたの両親は死にます
744 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:20:59.73 ID:m79GlnpN0
千夜「....なぜ、それをあなたが言うんですか」

乃々「....私が」

乃々「....」

乃々「....私たちが、解決するからです」

千夜「....」

凛「ごめんね、千夜」

凛「もうすぐ終わるから」

凛「全ての説明は、その後で」

千夜「....」
745 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:21:34.13 ID:m79GlnpN0
千夜「....必ず、お願いします」

凛「うん」

乃々「それでは私たちは急ぎますので....」

凛「あ、この子たち全員借りてくね」ダッ

千夜「えっ」

乃々「それでは」ギィッ

千夜「最後にっ!」

千夜「....1つだけいいですか」

凛「?」
746 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:22:05.44 ID:m79GlnpN0
千夜「....」ツカツカ

千夜「....」ギュッ

ちとせ「............」

千夜「また会いましょう」ニコ

ちとせ「............」

乃々「....」

乃々「....」ニコ

ガチャン

千夜「....」

千夜「....」ペコリ
747 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:23:04.32 ID:m79GlnpN0
凛「....どういうことなんだろ」

乃々「千夜さんのことですか....」

凛「私たちがここまでに経験して来たこととは」

凛「180度違う」

乃々「....でもあの言動、行動」

乃々「記憶が残っている、取り戻している、というわけではないと思いますが」

乃々「全くの0ではなさそうです....」

凛「だよね....」
748 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:23:39.68 ID:m79GlnpN0
乃々「千夜さんは真面目な方です」

乃々「理由もなく、初対面の幼児5人を連れ去ったり」

乃々「勝手に廃墟に忍び込むなんてことは絶対にしないと思います....」

凛「だからこそ、本人が一番困惑してたのかも」

凛「それに、記憶が0なら」

凛「存在すら知らないあの洋館に辿り着くわけないし」

乃々「....」

乃々「未だに、穴についてはわからないことだらけです」

乃々「でも、こういうことがあると、少し勇気を貰えます....」ニコニコ

凛「....うん」
749 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:24:12.20 ID:m79GlnpN0
乃々「そういえば、千夜さん黒幕路線はもういいんですか?」

凛「....」

凛「乃々」ジロリ

乃々「ダメですよ、あんなことしちゃ....」

凛「しょ、しょうがないでしょ!」

凛「同期の中で1人だけ穴の被害に合ってないし、被害者の幼女5人を連れ去るし」

乃々「まあ穴以外なら、一番怪しいかもしれませんね....」

凛「記憶が少しだけ戻ってる、なんて予想できないよ....」

乃々「....」
750 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:24:52.78 ID:m79GlnpN0
乃々「....それに千夜さんには」

乃々「....動機もありますから」

凛「動機?」

乃々「千夜さんの両親は、本来なら他界されています....」

乃々「でも、ちとせさんの存在が消えたことによって」

乃々「....この世界では、ご健在です」

凛「....」
751 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:25:34.33 ID:m79GlnpN0
乃々「....」

乃々「凛さん」

乃々「私たちが元の世界を取り戻せたら」

乃々「....千夜さんはまた、ご両親を失う、ことになるんでしょうか」

凛「....」

凛「....考えようによっては」

乃々「....」

乃々「そう、ですよね....」

凛「....」
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 23:25:47.33 ID:HrJVWT28o
(これちとせ聞いてるんだよな?)
753 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:26:16.65 ID:m79GlnpN0
凛「....怖くなった?」

乃々「....はい」

乃々「....穴の影響は計り知れません」

乃々「きっと、私たちの目の届かないところでも」

乃々「たくさんの人の、人生が変わっているんです」

乃々「....私は、大切な人たちが消えてゆくのをみて」

乃々「元に戻さなきゃ、と思いました」

凛「....」
754 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:26:52.62 ID:m79GlnpN0
乃々「....でも千夜さんのように」

乃々「救われた人も、いるのかもしれない」

乃々「....そんなことを、考えてしまったんです」

凛「....」

乃々「私だけが」

乃々「世界が変わっても記憶を保ち続けられる」

乃々「私が鍵」

乃々「....そうなったのはただの偶然なんです」
755 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:27:52.69 ID:m79GlnpN0
乃々「なのに私は、まるで自分の力かのように受け取って」

乃々「....主人公になったつもりになっていたのかもしれません」

乃々「....」

乃々「私は....」

乃々「....もりくぼは、そんな人間ではないのに」

凛「....」

乃々「....これからしようとしていることは、正しいんでしょうか」

乃々「もう自信がありません....」

凛「....」
756 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:28:39.45 ID:m79GlnpN0
凛「....正しさなんてものは、見る場所や見る人、それぞれで変わるんだよ」

乃々「そ、それはわかってますけど....」

凛「....」

凛「....はぁ」ハァ

凛「あのさ」

凛「主人公がどうとか言ってたけど」

凛「誰を救うかを選べる立場で話してる時点で」

凛「主人公面してるように、私には見える」

乃々「.....」
757 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:29:25.80 ID:m79GlnpN0
凛「口では」

凛「自分はそんな人間じゃない」

凛「自信がない」

凛「そんなこと言ってる時点で、まだ酔ってるんじゃないの」

乃々「....そういうつもりは、ありません、けど」

凛「....乃々が言ったこと、確かに正しいのかもしれない」

凛「でもさ、人の生活、人の人生なんて」

凛「乃々が考えることなの?」

乃々「....もりくぼの」

乃々「考えること....」
758 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:30:12.16 ID:m79GlnpN0
凛「....さっき自分で言ってたこと、もう忘れちゃった?」

凛「乃々は主人公じゃない」

凛「もちろん神様でもない」

乃々「....」

凛「毎日一生懸命に生きてる、1人の女の子でしかないんだよ」

凛「他の人のことなんて考えてる余裕ある?」

乃々「....」
759 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:31:10.68 ID:m79GlnpN0
乃々「....それで、いいんですか?」

凛「....さあ」フッ

凛「私にもわかんないよ」

凛「....」

凛「たぶん、誰にもわかんないよ」

乃々「....」
760 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:31:46.80 ID:m79GlnpN0
凛「....千夜には急いでるって言っちゃったけど」

凛「ちょっとだけゆっくり歩いて帰ろっか」ニコ

乃々「....すみません」

凛「ううん、大事なことだよ」

凛「あっ」

凛「みんなもごめんね」チラ

あかり「............」

あきら「............」

凪「............」

颯「............」

ちとせ「............」

凛「....もうちょっとだけ」
761 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:32:12.51 ID:m79GlnpN0
凛「ただいまー」

輝子「おかえり....」

芳乃「遅いのでしてー」

凛「だって、私と乃々2人で幼児5人だよ?」

凛「1人でも歩けそうなちとせはまだいいけど」

凛「他の4人はほとんど私たちが抱っこしてたんだから」

芳乃「それはそれはー」

輝子「片手で1人ずつか、大変そうだ....」

凛「本当だよー」
762 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:32:42.61 ID:m79GlnpN0
ビチビチ

ビチビチビチ

凛「何これ!?」

輝子「芳乃さんの発案で、穴の中に糸を垂らして、釣りしてたんだ....」

凛「にしても釣りすぎでしょ!?どうするのこれ!」

芳乃「肝油の材料にしましょうー」

凛「事務所崩れちゃったから道具ないよ?」

芳乃「....」
763 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:34:10.12 ID:m79GlnpN0
芳乃「....」ポチポチ

芳乃「夜釣りの帰りにこちらへ寄ってくれるそうですー」

凛「七海か....」

凛「こんなに何匹も持って帰れるのかな....」

輝子「そういえばボノノちゃんは....?」

乃々「....」カチカチ

乃々「命綱よし!」ビシッ

輝子「もう準備してる!?」

芳乃「まだ爆弾の方の準備が終わっていませんよー」

乃々「あ、早く済ませておいた方が良いと思いまして....」

輝子「たぶんまだ、早いぞ....」

凛「....」
764 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:35:16.28 ID:m79GlnpN0
凛「....もういいの?」

乃々「....色々考えたんですけど」

乃々「やっぱりわかりませんでした」ニコ

凛「....だよね」

乃々「....それでも良いのかな、って」

凛「いいんじゃない」ニコ
765 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:35:44.16 ID:m79GlnpN0
輝子「....」

ちとせ「............」

輝子「....あの、これに、親への想いを」

ちとせ「............」

輝子「込めて欲しいんだけど....」

ちとせ「............」

あかり「............」

あきら「............」

凪「............」

颯「............」

輝子「....ダメだっ、伝えられる気がしない!」
766 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:36:27.53 ID:m79GlnpN0
芳乃「言葉を知らないのですから、言葉で伝えようとしてもダメでしてー」

輝子「じゃあどうすればいいんだ?」

芳乃「こうやって」グッ

ちとせ「............」ピト

輝子「!?」

あかり「............」ピト

あきら「............」ピト

凪「............」ピト

颯「............」ピト

輝子「だ、大丈夫なのか、爆弾に抱き着かせたりして....」

芳乃「この子たちの心には、まだ見ぬ両親への想い....」

芳乃「愛が、きっとあるのですー....」

芳乃「愛を込めるには」

芳乃「これが一番なのですよー」ニッコリ

輝子「そういうものなのか....?」
767 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:37:14.39 ID:m79GlnpN0
輝子「あの子たちは、避難させたぞ....」

乃々「まあ避難させたところで、爆発の規模によっては....」

輝子「こ、怖いこと言うなよ、ボノノちゃん....」

凛「じゃあ2人も逃げて」

輝子「健闘を祈る....!」ダッ

芳乃「ご武運をー....!」トテトテ

凛「私たちも、これを投げ入れたら全力で逃げよう」

乃々「そうですね....」
768 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:38:12.33 ID:m79GlnpN0
凛「起爆装置の類はないから、投げ入れるだけだけど」

凛「穴の中に終わりがあれば、そこに当たった衝撃で爆発すると思う」

凛「もし中が無限に続いていても、それはそれで爆弾を処分できるし」

乃々「とにかく、外に被害さえ出なければどちらでも....」

凛「....」フー

凛「いい?」

乃々「....」コクリ

凛「いくよ」

乃々「....はい」

凛・乃々「せーの!」

ポイッ

凛「逃げろ!!!!」ダダダッ

乃々「ひぃ〜〜〜〜!!!」タタッ
769 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:38:57.03 ID:m79GlnpN0
凛「ハァ、ハァ....」

乃々「このくらいの距離でいいんですか....?」

凛「どうせこのまま走り続けても、巻き込まれるときは巻き込まれるよ」

乃々「たしかに....」

グラグラ

凛「!」

グラグラグラ

乃々「ゆ、揺れてます!」

凛「ただの地震か、それとも爆発の影響なのかな」

乃々「さぁ....」
770 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:39:32.51 ID:m79GlnpN0
凛「でもこのくらいの揺れで済むなら全然」

ドドドドドドドッ

凛「うっ、わ!?」

乃々「尋常じゃない揺れなんですけど!?」

凛「これ、ヤバいかも」

乃々「」ブクブク
771 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:40:07.74 ID:m79GlnpN0
乃々「....?」

乃々「や、やっと収まりました....」

凛「何分くらい揺れてたんだろ....」

乃々「どうします、穴を見に行きますか....?」

凛「....」

凛「爆発はもう済んだということにして....」

凛「行こう!」

乃々「済んでなかったら恐ろしいですね....」
772 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:40:41.88 ID:m79GlnpN0
凛「....」ジー

乃々「穴の口がでこぼこになってます....」

凛「これはさすがに爆発の痕跡でしょ....」

乃々「ですね....」

凛「....」

凛「あとは中の状態か....」カチカチ

凛「....」ガチャ

凛「よし!降下開始!」シュー

乃々「早すぎませんか!?」

凛「芳乃と輝子に連絡して、あの子たちを連れてきてもらって」

凛「確認だけだし、今回はすぐに引き上げてもらっていいから!」シューッ

乃々「は、はい....」
773 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:41:17.73 ID:m79GlnpN0
凛「....」

輝子「ど、どうだったんだ....?」

凛「....」

凛「開いてた」

輝子「!?」

芳乃「それは素晴らしいー」ニッコリ

凛「でも急いだ方がいいと思う」

凛「胎内に繋がる穴が開いてるってことは」

凛「その中にある羊水が、穴に漏れだしてる可能性が高い」

凛「見た感じ、穴自体はかなり小さかったけど」

凛「それでもゆっくりしてる暇はないはず」

乃々「急ぎましょう!」

凛「うん!」
774 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:42:26.01 ID:m79GlnpN0
凛「私と乃々が1人ずつ、1回の降下で幼児2人を下に降ろして」

凛「胎内に繋がる穴の前に着いたら、肝油で胎児に戻す」

凛「そして胎内からへその緒を引き出して」

凛「胎児側のへそに繋げて、隙間に肝油を塗れば繋がるはず」

輝子「最後は本当に上手くいくのか....?」

芳乃「穴の中ならどうにかなるでしょうー」

輝子「適当だな....」

乃々「まずあかりさんとあきらさんから行きましょう」

あかり「............」

あきら「............」
775 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:42:58.83 ID:m79GlnpN0
凛「....」

乃々「....」

凛「この辺りに、穴が開いてる」

乃々「本当です....」

乃々「あれ?でも、どの穴が誰のお母さんの胎内に繋がっているかってどうやって判断するんですか?」

凛「....」

凛「....」

凛「こ、この子たちならきっとわかるはず....」

乃々「考えていなかったんですね....」
776 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:43:24.60 ID:m79GlnpN0
あかり「............」トテ

あきら「............」トテ

乃々「2人とも別々の穴に向かっていきます!?」

凛「ほらね」

乃々「もし間違っていたら大変なことになりますよ....」

凛「その時はその時」

乃々「もー....」
777 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:44:04.63 ID:m79GlnpN0
凛「....よしよし」

あかり「............」

乃々「すぐに会えます」ニコ

あきら「............」
778 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:45:14.52 ID:m79GlnpN0
凛「とりあえず、2人を送り届けてきたよ」

輝子「り、凛さん....!」

凛「?」

輝子「あかりさんも、あきらさんも、いるんだ!」

輝子「この世界に!」

乃々「本当ですか!?」

芳乃「先ほどのことですー」

芳乃「突然わたくしたちの記憶が戻りましたー」

乃々「良かった....良かった....」
779 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:45:45.84 ID:m79GlnpN0
輝子「スマホで確認してみたけど、連絡先もある!」

凛「....そっか」ニコ

乃々「綱渡りでしたけど、成功なんですね....!」

凛「こんなことしてる場合じゃない!」

乃々「そうでした!あと3人も無事に送り届けないと!」

輝子「あとちょっとだ!」

芳乃「らすとすぱーとでしてー!」
780 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:46:37.30 ID:m79GlnpN0
凛「これで凪と颯も戻ってきた」

凛「あとはちとせだけ....」

凛「行こう」

乃々「....あの、凛さん」

凛「何?」

乃々「ちとせさんは、私が送り届けてきてもいいですか....?」

凛「....」

凛「1人で行くってこと?」

乃々「....はい」

凛「なんで?」

乃々「....」
781 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:47:22.02 ID:m79GlnpN0
乃々「穴の中はまだ謎が多くて、リスクもたくさん潜んでいるので」

乃々「ちとせさんだけなら、私たちが2人がかりで行く必要はないと思うんです」

凛「....まあ、それはそうだけど」

乃々「....でもこれは口実です」

乃々「元はといえば、これは私から始まったことでした」

乃々「最後は、私の手で終わらせたい」

乃々「そういうわがままなんです」ニコ

凛「....」
782 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:47:59.56 ID:m79GlnpN0
凛「....危ないよ」

乃々「....」

乃々「....凛さんに叱られてから、今この瞬間までずっと考えていました」

乃々「私はどうすればいいのか」

凛「....」

乃々「正しさなんて、関係ありません」

乃々「これは私が、私のためにやりたいことなんです」グッ

凛「....」
783 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:48:39.85 ID:m79GlnpN0
凛「....参ったな」

凛「そんなつもりで言ったわけじゃなかったんだけど....」

乃々「無理を言ってすみません....」

凛「....いいよ」

凛「もうやり方もわかってるだろうし、乃々だけでも十分出来ると思う」

乃々「....ありがとうございます」

凛「ほら、早くしないと」ポンッ

乃々「はいっ!」
784 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:49:06.09 ID:m79GlnpN0
乃々「それじゃあ、行ってきます」

ちとせ「............」

凛「うん、いってらっしゃい」

輝子「気を付けて....」

芳乃「日が昇るまでには帰ってくるのですよー」ニコニコ

乃々「お母さんですか....」フフッ

乃々「....行きましょうか」チラ

ちとせ「............」
785 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:49:33.69 ID:m79GlnpN0
シューッ

凛「....」

凛「....子供って、少し目を離すとすぐに成長しちゃうね」

輝子「な、なんで凛さんまでお母さん目線で話してるんだ....」

凛「え?だって乃々は私の娘であり恋人であり孫であり親であり宇宙だから」

輝子「....」

輝子「気持ち悪いと思う」

凛「褒め言葉だよ」

芳乃「相変わらずでしてー」
786 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:51:09.04 ID:m79GlnpN0
凛「....!」

凛「みんなっ!」

輝子「....ちとせさんも、戻ってきた!」

芳乃「これでようやく....」

凛「乃々....」ニッコリ

輝子「....」チラ

輝子「!?」
787 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:51:35.30 ID:m79GlnpN0
輝子「凛さん、芳乃さん....」

凛「?」

輝子「こ、この穴、小さくなってないか....?」

凛・芳乃「!!!」

輝子「気のせい、かな....」

凛「気のせいじゃない!!!」ダッ

凛「急いで乃々を引き上げないと!!!」グイグイッ

凛「早くっ!!!!!」グイグイグイ
788 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:52:12.08 ID:m79GlnpN0
輝子「なんで、いきなりっ!」グイグイッ

芳乃「もしやっ、爆発の衝撃でっ、穴自体が崩れかけているのかもっ....」グイッ

凛「でもっ、私が入ってる時は何もっ....」グググ

芳乃「今理由を考えている暇はっ、ありませんっ!」グイグイ

輝子「でもっ、全然っ、上がってこないぞっ」グッ

凛「知らないよそんなの!早く!乃々っ!!!」グググッ

輝子「なんで、さっきまで、すぐに、上がってきてたのにっ」グイ
789 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:52:43.67 ID:m79GlnpN0
凛「こうなったら私がっ!」ダッ

芳乃「凛、今行っては被害が広がるだけです!」ガシッ

凛「まだ乃々が中にいるんだよ!?」

芳乃「し、しかし!」

輝子「2人とも!穴が、どんどん小さくなってる!!!」

凛「乃々っ!!!」

凛「止まって!止まってよ!!!」
790 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:53:25.05 ID:m79GlnpN0
凛「なんで止まらないの!?」

凛「穴は感情に逆らえないんじゃなかったの!?」

凛「ねぇ!!!」

芳乃「崩れつつある穴にはもう、その力も残されていないのかも....」

輝子「ダ、ダメだ....止まらない....」

凛「やめてよ!!!」

凛「乃々っ........」

シン....
791 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:53:58.25 ID:m79GlnpN0
輝子「穴が....消えた....」

芳乃「....」

芳乃「本当にこれで、終わりなんでしょうかー....」

凛「....」

凛「....終わりかどうかはわからないけど」

凛「少なくとも、私たちを散々苦しめてきた穴は消えたよ」

輝子「ま、まあ、誰も欠けず、穴を消せたんだから」

輝子「私たちだけでやったにしては、上出来、じゃないか?」

芳乃「事務所は崩れてしまいましたがー」

凛「そうだね、でも事務所は直せるよ」

輝子「....」コクリ
792 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:54:27.80 ID:m79GlnpN0
芳乃「消えていた5人も戻りましてー」

芳乃「変わっていた世界も、無事戻ってきたのでしょうー」

凛「....うん」

カッ

凛「あっ....」

凛「朝日....!」

輝子「結局、徹夜になっちゃったな....」

芳乃「わたくしたちの睡眠と引き換えに、世界を救えたのですー」

芳乃「良いではありませんかー」

輝子「たしかに、寝てるよりよっぽど貴重な体験だ....」
793 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:55:06.65 ID:m79GlnpN0
凛「朝ご飯でも食べて帰る?」

輝子「え、でもこんな時間じゃ、まだお店は開いてないんじゃないか....?」

芳乃「こんびに!こんびにがあるのですー!」

凛「この際それでいいや、お腹空いたし」

輝子「じゃあ私、キノコでも食べようかな....」

凛「コンビニにキノコ料理なんてあるの?」

芳乃「お弁当やサラダに入っているのを見たことがありますー」

凛「へー、そうなんだ」

輝子「コンビニご飯で祝勝会だ....!」

凛「世界を救ったのにそんなにショボくていいの?」

芳乃「良いではないですかー」

凛「ふふ、そっか」クスリ

凛「....」

凛「うん、そうだね」ニコ
794 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/01(金) 23:55:42.04 ID:m79GlnpN0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 23:56:16.06 ID:HrJVWT28o
おつ。コワイ
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 23:59:24.95 ID:fY6Ff9tEO

森久保は一人最後の『戦い』に挑む(嘘)
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 00:16:35.79 ID:klW6APFDO
乃々の記憶が……
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 00:17:32.42 ID:Mk+9QMfl0
次辺り最終回かな?
799 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:16:37.53 ID:kGwWSVEh0
ダダダダダッ

バーン

りあむ「ちょっと凛ちゃん!!!」ドタドタ

凛「....何」

りあむ「大変だよ!!これ見て!?」

凛「?」

りあむ「江口洋介が!!!」

りあむ「大物俳優に戻ってるんだよ!!!」

凛「あー」

りあむ「これどういうこと!?」

凛「えーっと」
800 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:17:14.99 ID:kGwWSVEh0
ガチャリ

あかり「こんにちはー」

あきら「....どーも」

りあむ「」

あかり「あ、りあむさ

りあむ「あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛〜〜〜〜〜ん゛!!!!!!!」ガバッ

りあむ「あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛〜〜〜〜〜ん゛!!!!!!!」ガバッ

あかり「り、りあむさん!?」

りあむ「い、いきなりなんデスか....」
801 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:17:40.18 ID:kGwWSVEh0
りあむ「あ゛っ、あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!」

りあむ「よっ、よっ、よっ....」

りあむ「うぇっ!!!おっ、おぇっ!!!!」

りあむ「こひゅっ、こひゅっ」

りあむ「....」

りあむ「....ぅぅぉおうぅぇっ」

あかり「りあむさん!?なんで号泣してるんご!?」

あきら「ヒドい顔....まずは落ち着いてくださいよ」

りあむ「うんっ....」グチャグチャ
802 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:18:10.31 ID:kGwWSVEh0
りあむ「よかったぁ....よかったよぉ....」ボロボロ

あかり「....向こうで休みましょう」

あきら「それがいいかも....」

凛「....」

凛「元に戻ったのは知ってたけど、実際に会うとそれを実感するね」

輝子「そうだな....」

芳乃「忘れていたこと、消えていたことが嘘のようですー」

凛「....うん」ニコ
803 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:18:44.36 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ねぇねぇ、ぼくんちでさ、打ち上げしない?」

あかり・あきら「打ち上げ?」

あきら「打ち上げするようなこと、ありましたっけ」

りあむ「あ....」

りあむ「ちょ、タイム!」ドタドタ

りあむ「凛ちゃん凛ちゃん凛ちゃん!!!!」ユサユサ

凛「....」

凛「....今度は何」
804 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:19:13.91 ID:kGwWSVEh0
りあむ「穴のことって言いふらしていいの?」

凛「言いふらすって....」

凛「穴はもうなくなったし、言っちゃダメってことはないと思うけど」

りあむ「けど?」

凛「あれを他の人にわかりやすく説明できる?」

りあむ「できない!」

凛「でしょ?」

芳乃「話したところで、信じる人はいないのではー」

輝子「体験した私たちですら、嘘だったみたいに感じてるしな....」

りあむ「そっかー、わかった!」ドタドタ
805 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:19:40.25 ID:kGwWSVEh0
りあむ「おまたせ〜」

りあむ「ぼくんちでさ、同期の親睦会やろうよ!」

あかり「親睦会....?」

あきら「なんでいきなり」

りあむ「いやー、ぼくってぇ、あかりちゃんやあきらちゃんとは仲良しだけど」

りあむ「他の子たちとはイマイチ打ち解けられてないのかなーって」

りあむ「千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか」

りあむ「だから、ぼくんちに集まってさ!餃子パーティーしようよ!」

あかり・あきら「....」
806 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:20:13.29 ID:kGwWSVEh0
あかり「りあむさんと....?」キョトン

あきら「打ち解けてる....?」キョトン

りあむ「ちょ、ちょっと!?」

あかり「冗談んご〜」エヘ

あきら「別にいいデスけど、りあむさん家ってそんなに入るんデスか?」

りあむ「....」
807 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:20:45.56 ID:kGwWSVEh0
りあむ「みんな立ち食いで....」

あきら「え〜」

あきら「#立ち呑み屋夢見 #開店」

りあむ「やめてよぉ〜、可愛いアイドル達にパワハラしたってネット民に叩かれたくないよ〜!」

???「話は聞かせて」

??「もらいました」

りあむ「!?」

あかり「あ、あなたたちは!?」

あきら「....」シラー
808 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:21:24.44 ID:kGwWSVEh0
千夜「親睦会の会場に、私たちの住んでいる屋敷を使ってもよいという」

千夜「お嬢様からの申出です」

ちとせ「私たち、せっかくの同期なんだし」

ちとせ「この機会にもっと仲良くなれたらなって♪」ニコ

りあむ「ちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちとせちゃああああああああんんんん!!!!!」ガバァッ

ちとせ「わっ!?」

千夜「な、何を!?」
809 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:21:56.66 ID:kGwWSVEh0
りあむ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!」グジュグジュ

ちとせ「....」

ちとせ「よーしよし」

りあむ「うぇっ!!!!ぉっ!ぉっ!ぅぇっ....」ボロボロ

千夜「....」

千夜「お嬢様....」

ちとせ「....大丈夫」ナデナデ

千夜「....はい」
810 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:25:05.03 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ふぐっ....」チーン

ちとせ「あ」

千夜「お、お嬢様の服で、鼻を....!?」プチン

千夜「調子に乗るのもいい加減に....」

あかり「....」

あかり「りあむさん、どうしちゃったんご?」

あきら「#情緒不安定 #ファッションメンヘラから本物に #精神科」

あきら「#デパス #ブロン #フルニトラゼパム」
811 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:26:00.79 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ということになったから凛ちゃんたちもどう?」

凛「えぇ....?」

輝子「さっき、同期会って、言ってなかったか....?」

りあむ「それは建前!まあ穴の打ち上げも兼ねるってことで、ね?」

凛「うーん....」

凛「どうする?」
812 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:26:48.54 ID:kGwWSVEh0
芳乃「そうですねー、大掛かりな打ち上げをするようなことでもありませんがー」

輝子「あと、昨日一生分の餃子臭を嗅いだからな....」

りあむ「そう言わずにさぁ〜、一緒にやろうよぉ〜」

凛「....まあ、せっかくだし行ってみない?」

凛「....一応りあむも役には立ってくれたし」

りあむ「り、凛ちゃぁん!!!」ウルウル

凛「あんまり泣き過ぎると脱水症状起こすよ」

りあむ「顔が良くて優しい....最高か?」ポロポロ

輝子「結局泣くのか....」
813 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:29:56.61 ID:kGwWSVEh0
志希「うんうん〜、楽しそうなハナシしてるねー」ニッコリ

りあむ「ひっ」チョロ

志希「アタシも行きたいな〜、ね?」チラ

りあむ「あ、はい、どうぞ、来てください」チョロチョロ

志希「にゃはは、やった〜」

志希「あ、でもー、私その時予定があるんだったー」

りあむ「へ、へへ....それは、残念」チョロチョロチョロ

志希「代わりに、アタシの部屋に来ない?」ニッコリ

りあむ「や、ぼくは、ちょっと、遠慮をして....」チョロチョロチョロチョロ

志希「ん〜?」ジー

りあむ「行かせてくださいっ!」

志希「おっけ〜、じゃ、明日〜」ヒョコヒョコ
814 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:30:50.55 ID:kGwWSVEh0
ガチャリ

瞳子(JKの姿)「随分にぎやかね?」

りあむ「」ガクガク

りあむ「え?も、戻ってないよ!?」ブルブル

凛「....」

凛「あの、その恰好は....?」

瞳子(JKの姿)「あぁこれ?今日の仕事で使ったのよ」

瞳子(JKの姿)「まさかこの年齢になって着るなんてね....」クスクス

りあむ「なんだぁ〜!安心したよ!!!」

瞳子(JKの姿)「あ、安心?」
815 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:31:42.78 ID:kGwWSVEh0
りあむ「瞳子さんのセーラー服ってぼく、若干トラウマって言うかさ〜」アハハ

りあむ「さっき入って来たときなんて心臓止まりかけたよ〜!」

瞳子(JKの姿)「....」

りあむ「ね?凛ちゃん、芳乃ちゃん、輝子ちゃん!」

りあむ「こうやって見るとね?わかるでしょ?」

りあむ「あの時は分からなかったかもしれないけどさ!改めてみると

凛「り、りあむ....!」

輝子「(私たちを巻き込まないでくれ....!)」

芳乃「....」チラ

芳乃「(あー....)」

りあむ「え?なんでみんな黙るの?ぼく何か変なこと言った?」

トントン

りあむ「?」クル

瞳子(JKの姿)「....」ニッコリ
816 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:32:10.90 ID:kGwWSVEh0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:35:42.36 ID:ZOE3RPWA0
乙乙

溜めが……
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:40:16.92 ID:C6q82af1O

819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:40:28.82 ID:kJ65L85So
おつおつ
よいまとめ
明日はりあむの火刑か……
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:58:22.13 ID:Mk+9QMfl0

ところでスレタイの森久保乃々って誰だっけ?森久保祥太郎の親戚かなにか?
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 07:07:45.71 ID:tMC9qYDBo
おつおつ
∀NSWER?あぁあの輝子と美玲のデュエットの…
822 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/03(日) 17:47:21.61 ID:5FspP/4P0
本日夜からの再開予定でしたが、体調を崩してしまいました
予定を変更し、明日夜の再開とさせていただきます
申し訳ありません
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 17:55:40.83 ID:+KdfMbu1o
お大事に
時期が時期なのでお気をつけください
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 19:53:39.20 ID:z2AFcDNDo
体調崩すと本調子なら感染しない微量のウイルスでも感染したり
既に感染していて免疫機構に抑え込まれていたウイルスが活発化したりする場合があるし
くれぐれも気をつけてくださいねー
327.35 KB Speed:0.5   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)