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【モバマス安価】森久保乃々「プロデューサーさんの背中に穴が....」

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541 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:27:44.28 ID:RLqfgWQm0
凛「....証拠があるわけじゃない」

凛「ただ、引き抜かれて既に死んでいたはずの、タケノコ」

凛「本来なら母胎の外で生きられるレベルではなかった、胎児たち」

凛「この両方が生きて、成長したっていう事実だけはある」

芳乃「....」

芳乃「生まれるも死ぬも、魂の内」

芳乃「生命にとって、そこだけは絶対に触れてはいけない領域....」

芳乃「....失われるはずだった魂に触れ」

芳乃「さらにそれを操り、不自然な速度で成長させるなど」

芳乃「あってはならないことですー....」

乃々「....」
542 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:28:20.53 ID:RLqfgWQm0
りあむ「でもさぁ、それが本当だとしたら」

りあむ「ちとせちゃんはわからないけど」

りあむ「少なくとも4人は死んでたってことなの?」

芳乃「....」

芳乃「....おそらくは」

りあむ「だったら穴の謎パワー?もたまには役に立つってことだよね〜」

凛「そこだけ切り取ったらそうなるけど」

凛「そもそも穴自体が呼び寄せてるんだから、そうはならないと思う」

りあむ「あっ、そっかぁ....」
543 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:29:02.91 ID:RLqfgWQm0
芳乃「....わたくしも」

芳乃「凛の考えが正しいと思いますー」

輝子「他に気付いたこと、あるのか....?」

芳乃「....」

芳乃「....凛、乃々、りあむ」

芳乃「3人に問いますー」

3人「?」
544 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:29:38.51 ID:RLqfgWQm0
芳乃「りあむを除いたあの5人」

芳乃「一度でも言葉を発しましたかー?」

凛「....私は聞いてない」

乃々「私もです....」

りあむ「ぼくも聞いてないなぁ」

芳乃「....やはり、そうなのですねー」

輝子「....」
545 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:31:59.08 ID:RLqfgWQm0
輝子「....あの子たち、無口なんじゃなくて」

輝子「喋れない、ってことなのか....?」

芳乃「....わたくしたちは皆」

芳乃「物心の付く前から、常に親、兄弟、祖父母など」

芳乃「周りに生きる全ての人々の言葉を聞きながら育つのです」

芳乃「いえ、育つのではなく」

芳乃「彼ら、彼女らの言葉が育ててくれる、と言った方が適当かもしれませぬー....」

凛「....」
546 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:32:47.54 ID:RLqfgWQm0
芳乃「凛の言うことが正しいのであれば」

芳乃「あの子たちは、ほとんど言葉を聞かずにあの年齢まで育っている」

りあむ「聞いたのはせいぜいぼくの寝息と寝言くらいだね〜」アハハ

芳乃「....そのような状態で」

芳乃「言葉を話せるはずはないのですー....」

乃々「ひどい....」
547 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:34:21.01 ID:RLqfgWQm0
凛「あの子たちのことはこのくらいにして」

凛「次は

りあむ「ぼくについてだ!」ビシッ

凛「....」

凛「....りあむだけ、謎が多すぎる」
548 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:35:30.89 ID:RLqfgWQm0
凛「第一に、他の5人はみんな実年齢よりもかなり幼い頃」

凛「下手したら生まれる以前の状態で穴に連れてこられたのに」

凛「なぜかりあむだけは、変わらない姿で穴に来てること」

りあむ「日付を確認したけど、ぼくが部屋でグダグダしてた日のまんまだったよ!」

凛「....1日のズレもないんだ」

乃々「一体どういうことなんでしょうか....」
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 22:35:46.25 ID:Fw36VX1/0
他の4人はいろんな言葉を受けながら愛されて育ったからそれがなくなると喋れなくなったけど
りあむには元々そんなものなかったから普通に喋れる状態で育った、と
550 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:36:00.13 ID:RLqfgWQm0
凛「第二に、りあむだけは、穴から出てきた瞬間に全員の記憶が戻ったこと」

りあむ「やっぱり、ぼくが炎上しまくってたから忘れたくても忘れられなかったってことなのかな〜」

乃々「皆さん普通に忘れてましたけど....」

りあむ「それとも、ぼくって思ったよりスター性?カリスマ性?そういうのがあったってこと?」エヘヘ

凛「真面目に考えてる?」

乃々「何言ってるんですか」

輝子「口を慎んでくれ....」

芳乃「お正月のような頭でしてー」

りあむ「ごめんて」
551 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:36:46.25 ID:RLqfgWQm0
凛「でも、変だよね」

凛「他の5人については、穴から出ても何の変化もなかったのに」

凛「りあむだけなんて....」

乃々「....」

乃々「....5人とりあむさんの違いといえば」

乃々「年齢ですよね....」
552 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:37:35.85 ID:RLqfgWQm0
凛「....穴に連れてこられて」

凛「世界から消えたときの年齢、になるのかな」

輝子「そうだな、りあむさんはついさっき消えたからそのままだけど」

輝子「凛さんの推理に従うと」

輝子「他の5人は、10年以上前にこの世界から消えて、穴に連れてこられたことになる....」

りあむ「....」

りあむ「....あれ?」
553 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:38:11.38 ID:RLqfgWQm0
りあむ「よく考えたらさ、当たり前じゃない?」

凛「りあむが、よく考える....?」

乃々「髪だけじゃなく脳も成長したんですか....?」

輝子「やっぱり穴の作り出した偽物なんじゃ....」

芳乃「お正月は言い過ぎましてー」

りあむ「真面目に聞いてよ〜!」

輝子「ブーメラン突き刺さってるぞ....」
554 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:39:11.62 ID:RLqfgWQm0
りあむ「いやさ、ぼくたちに関する記憶が消えたのって」

りあむ「この世界から存在が失われたからなんだよね?」

乃々「おそらく、そうですね....」

凛「穴の中に無理やり連れてこられたせいで」

凛「これまであった人生、歴史が全部書き換えられた、ってことなのかな」

りあむ「だったらさ」

りあむ「元いた通りにぼくが戻ってきたんだから」

りあむ「みんなの記憶も戻るのは当然なんじゃない?」

凛「....」
555 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:40:03.72 ID:RLqfgWQm0
凛「....いや、だからさ」

凛「それなら、他の5人の存在は消えたままの理由がわからないじゃん」

りあむ「....」

りあむ「ぼくは元いた通りに戻ってきたけど」

りあむ「5人は元いた通り戻ってきてないよ?」

芳乃「むむー....」

乃々「....そ、そうなるんですか?」
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 22:40:14.18 ID:/moXHS96O
? 理解が追いつかなくなってきたぞ?
557 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:40:46.74 ID:RLqfgWQm0
凛「....言われてみれば」

凛「他の5人と違って、りあむだけは」

凛「穴に連れていかれる前と、今」

凛「ほとんど変わってないのかも....」

りあむ「だよね!」

輝子「な、なるほど....!」

凛「えーっと、ちょっと待って....」

凛「....それってもしかして」
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 22:41:14.08 ID:Fw36VX1/0
>>556
カードが違うという事です
559 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:42:45.43 ID:RLqfgWQm0
凛「りあむの時と同じ方法で、全員の記憶を戻す」

凛「....世界を元に戻すには」

凛「穴の中に連れてこられた時の状態の5人を」

凛「穴の中に連れてこられた時代に」

凛「戻さなきゃいけないってこと....?」

りあむ「違うかな?」

凛「いや、それはそうかもしれない....のかな....」

凛「でもそれって....」

芳乃「....」
560 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:45:19.83 ID:RLqfgWQm0
芳乃「....りあむの言っていることは、珍しく的を射ているのかもしれませぬー」

りあむ「でしょでしょ!」

りあむ「やっぱり穴から唯一の復活を遂げたぼくだからこそなせる思考なのかなぁ〜」フフン

輝子「穴に来たときの状態って、胎児ってことなのか....?」

輝子「5人とも今は普通に成長しちゃってるぞ....」

乃々「元の時代に戻すって、どうするんですか....?」

乃々「タイムスリップのやり方なんて私知りませんけど....」

一同「....」

りあむ「よ、よし!次行こう次!」

乃々「軽く流せる話ではなくなってます....」
561 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:47:27.97 ID:RLqfgWQm0
りあむ「行き詰ってきたし、ちょっと他のことでも考えよう!」

りあむ「休憩大事だよ!」

輝子「....」

輝子「....そういえば」

輝子「なんで、りあむさんだけ今の時代、今の年齢のままだったんだろうな....」

輝子「他の5人は、ずっと昔に連れてこられたのに....」

凛「穴がどんな基準でそれを判断してるかわからないから、こっちもわかりようがないよ」

凛「適当って言われたらそれまでだし」

乃々「まず、なぜこの6人が穴に連れていかれたのかもわかりませんから....」

乃々「理由なんてないのかもしれませんけど....」

芳乃「....」
562 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:48:23.83 ID:RLqfgWQm0
芳乃「....もしかすると」

芳乃「心、ではないでしょうかー....」

凛「心?」

芳乃「はい、わたくしはこの穴が、人々の心を見ていると言いましたー」

芳乃「それに従うと」

芳乃「6人が選ばれた理由はわかりませんが」

芳乃「りあむだけ、過去に遡られなかった理由はわかるような気がするのですー....」

凛「!」

凛「それ本当?」

りあむ「芳乃ちゃんすっご!」

芳乃「....あくまで推測ですが」

芳乃「5人の胎児の時の心、つまり精神の年齢と」

芳乃「りあむの今の心が」

芳乃「同等だったから」

芳乃「というのはいかがでしょうかー?」

りあむ「....」

りあむ「つまり?」

輝子「りあむさんの精神年齢が、19歳になった今でも赤ちゃん以下ってこと」

りあむ「」

りあむ「ちょ、ちょっと待ってよ!?」

りあむ「ぼくさっきから日本語ペラペラだよ!?」

りあむ「おしっこもうんちも1人で出来るよ!?」

りあむ「胸だってほら!こんなに!こんなにでっかいよ!?」

乃々「....りあむさん」

りあむ「乃々ちゃん見てよ!ほら!ぜんっぜん赤ちゃんじゃないでしょ!?」

乃々「いくら言葉が喋れても、いくら身体が大きくなっても」

乃々「心で人々を判断する穴には」

乃々「精神年齢が赤ちゃん以下、胎児と同レベルということがバレてしまったんです....」

りあむ「」

凛「りあむ、諦めよう」ポン

りあむ「」
563 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/27(月) 22:50:47.15 ID:RLqfgWQm0
本日はここまでとさせていただきます
長い説明回になってしまいました、申し訳ありません
明日の夜に再開します
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 23:16:53.92 ID:8geUiyZEo
おつおつ
やむ……つよくもえろ
565 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 21:58:02.17 ID:AI9/1v1E0
凛「情報の整理はできたけど....」

乃々「....なんというか」

乃々「課題が見えるようになったせいで、難しい状況であることを実感してしまったような気がします....」

輝子「そうだな....どうすればいいのか、見当もつかないぞ....」

芳乃「むー....」

りあむ「」

どうする? >>566
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 22:00:55.25 ID:5+Hzor2DO
穴にしきにゃんの危ないクスリを投下する
567 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 22:15:00.84 ID:AI9/1v1E0
芳乃「....こうも滞ってしまうならば」

芳乃「仕方がありませぬー....」

凛「....何かあるの?」

芳乃「....毒を持って毒を制する」

凛「!?」

凛「な、何をするつもりなの....」

芳乃「りあむ」

りあむ「なに?」

芳乃「餃子を作るのですー」
568 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 22:15:47.15 ID:AI9/1v1E0
りあむ「え、いつ?」

芳乃「今ですー」

りあむ「なんで!?」

芳乃「アイドルが食べられないような」

芳乃「とびきり臭いの強いものをお願いしますー」

りあむ「えぇ....」

輝子「???」

乃々「芳乃さん....?」

凛「....芳乃を信じてみよう」

りあむ「じゃあにんにくとニラをマシマシマシにするね!」

芳乃「マシマシマシでは足りませぬー」

芳乃「マシマシマシマシマシマシマシにしてくださいー」

りあむ「は−い」
569 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 22:16:35.83 ID:AI9/1v1E0
りあむ「へいお待ち!」スッ

凛「うわ〜....」

輝子「美味しそうだけど....」

乃々「これは流石に臭いが....」

りあむ「芳乃ちゃんのオーダー通りのニラニンニクマシマシマシマシマシマシマシ餃子だよ!」

りあむ「2、3日は覚悟してよね!」

芳乃「....さて」
570 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 22:17:06.53 ID:AI9/1v1E0
芳乃「これを誰かが食べなければなりませぬー....」

凛「本気!?私たち明日も仕事があるんだよ!?」

芳乃「....穴を解決しなければ、明日があるかもわからないのですー」

凛「っ....」

芳乃「安心してください」

芳乃「全員平等に、くじ引きを行いましょうー」

輝子「安心要素はどこにあるんだ....?」

>>571 コンマ2桁
00〜19:乃々 20〜39:凛 40〜59:輝子 60〜79:芳乃 80〜99:りあむ
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 22:17:33.84 ID:fzRhMbwao
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 22:18:04.00 ID:3G2A1bLeO
やみのま
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 22:18:55.41 ID:yMTLJEzc0
ところでクッソ今更だけどよしのんって「さん」付け呼びしてなかったっけ?名前呼び捨てにしてるイメージ薄いんだけど
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 22:24:02.98 ID:vFWfagcv0
基本は「さん」付けだけど乃々とかは呼び捨て、あるいは「殿」をつけるらしい(デレマス呼称表参照)
575 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 22:29:31.71 ID:AI9/1v1E0
そこは迷ったのですが、乃々だけ呼び捨てで他はさんづけだとなんとなく距離が遠いように感じてしまうので、
今回は呼び捨ての方に統一させていただきました。
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 22:37:39.20 ID:yMTLJEzc0
なるほどそれは失礼をば。

りあむだけ距離取ってたらそれはそれで良かったかもしれない(?)
577 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 22:54:26.36 ID:AI9/1v1E0
乃々「....!」グッ

凛「(あれは絶対いや)」スッ

輝子「(頼む....)」スッ

りあむ「....」ギニュ

芳乃「....わたくしは残ったこれを」ヒョイ

りあむ「えーっと....」アケアケ

りあむ「あ、ぼくだ!」

りあむ「も〜せっかく作ったのにみんな食べたがらないから丁度良かったよ〜」
578 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 22:54:52.36 ID:AI9/1v1E0
りあむ「いっただきま〜す」パク

りあむ「....」モグモグ

りあむ「さすがぼく!」ピース

凛「収まるところに収まってよかった」

乃々「りあむさんなら大丈夫ですね....」

輝子「りあむさんは、明日、仕事とかないのか....?」

りあむ「明日は握手会があるけど大丈夫でしょ〜」パクパク

凛「....まありあむなら」

乃々「りあむさんなら....」

輝子「ギリギリセーフだな....」
579 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 22:56:19.72 ID:AI9/1v1E0
りあむ「ごちそうさま!」

芳乃「それではりあむ、本題に入りましょうー」

りあむ「餃子が本題じゃなかったの?」

芳乃「いえ、本題は」

芳乃「今、りあむの口から漏れ出ている臭いでございますー」

芳乃「りあむは、ごじらを知っていますかー?」

りあむ「え、うん、知ってるけど」

芳乃「ごじらは口から放射熱線というものを出すのですが」

芳乃「それをイメージし、窓の外に向かって一気に息を吐き出して欲しいのですー」

りあむ「よくわかんないけどおっけー!」

凛「!」

凛「みんな、伏せて!」

乃々「!」ズサッ

輝子「あわわ」バタバタ
580 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:00:37.08 ID:AI9/1v1E0
りあむ「いっくよ〜」

りあむ「すぅ〜」

りあむ「ハァァァァァァァァァァッッッッ!!!!!!!!!」ドカーン

りあむ「ドリャアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッ!!!!!!!!」バコーン

りあむ「ウリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャッッッッッッッ!!!!!!!!!!」ズバーン

凛「(おぉ....凄い....臭い....)」

凛「(心なしか周りの景色に黄色い靄がかかってるような....)」ゲホゲホ

乃々「りあむさん自身は大丈夫なんでしょうか....」コソコソ

輝子「フグは自分の毒じゃ、死なないからな....」コソコソ
581 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:01:33.72 ID:AI9/1v1E0
芳乃「....」

芳乃「さすがですー」パチパチ

りあむ「えへ」

輝子「というか、それを言ったら芳乃さんも....」コソコソ

輝子「あっ!芳乃さんだけ、ガスマスクしてるぞ....!」コソコソ

乃々「ず、ずるい....」コソコソ
582 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:02:08.29 ID:AI9/1v1E0
りあむ「で、この後は?」

芳乃「もうすぐですー」

りあむ「もうすぐ?」

ガチャリ

志希「危険な匂い〜」フラフラ

りあむ「志希ちゃん!?」

志希「りあむちゃん〜、アイドルなのにそーゆーことしちゃダメだよー」
583 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:02:46.44 ID:AI9/1v1E0
凛「これが目的だったってこと?」

芳乃「ええー」

輝子「志希さんを探すより、こっちの方が早いってことか....」

乃々「その代償に1人が犠牲になりましたけど....」

凛「でもなんで志希を?」

芳乃「....志希」

志希「ちょっと待って〜、今りあむちゃんの香りをくんくん〜」

志希「♪」

志希「脳髄が痺れる....」
584 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:03:12.40 ID:AI9/1v1E0
志希「トリップしてからでいい〜?」

芳乃「その前に1つだけー」

志希「え〜?」

芳乃「終わったらりあむは好きにしてくれて構いません」

りあむ「!!?!??!?」

志希「にゃはははっ、芳乃ちゃんもなかなか悪い子だよね〜♪」

芳乃「....」

志希「それで?」

芳乃「....今」

芳乃「危ないクスリはありますか?」

志希「危ないクスリ〜?」
585 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:03:51.96 ID:AI9/1v1E0
芳乃「いくつかあるのなら、最も危ないものをー」

志希「....」

志希「何に使うの」

芳乃「....」

芳乃「....穴に入れるのですー」

志希「ふんふん、なるほどー」

志希「おっけ〜」ヒョイ

芳乃「助かりますー」
586 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:04:34.39 ID:AI9/1v1E0
志希「後で詳しく聞かせてね〜」

志希「りあむちゃ〜ん、行くよ♪」

りあむ「や、やめて!ぼくはまだやりたいことがたくさん

志希「....」スッ

りあむ「むぐ」

りあむ「」ガクン

志希「じゃ、がんばってにゃ〜♪」ズルズル

りあむ「」ズルズル

凛「....」

乃々「なむなむ....」

輝子「ありがとうりあむさん、あなたのことは、絶対に忘れない....」

乃々「穴から出てくるまで忘れてたじゃないですか....」
587 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:05:05.39 ID:AI9/1v1E0
芳乃「早速これを使いましょうー」

凛「そのクスリ、効果も何も聞いてないけどいいの?」

芳乃「危険なクスリであればそれでよいのですー」

凛「....それで『毒を以て毒を制す』か」

芳乃「はいー」

芳乃「では行きますー」

芳乃「それー」ポイッ

乃々「....」ドキドキ

輝子「っ....」ゴクリ

どうなる? >>588
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:05:21.44 ID:fzRhMbwao
142'sが消えて穴の中に産まれる。穴はどこかに移動する(輝子は凛よしのんから忘れ去られる)
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:05:33.57 ID:tR6IgVaT0
長野岡山福井エリア組が消滅する
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:06:23.49 ID:fzRhMbwao
あ、連取りになっちゃった。駄目なら安価下してくだせー
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:11:03.06 ID:vFWfagcv0
何しても状況悪化してるばかりじゃねぇか!
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:20:18.68 ID:3G2A1bLeO
収拾つくのこのスレ?
593 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:20:50.86 ID:AI9/1v1E0
ガバッ

輝子「え」ヒューン

乃々「!!!?!?!??!??!?」

凛「....特に何も起こらないね」

芳乃「....あれほどのクスリでもダメなのですかー」

乃々「ちょ、ちょっと2人とも!」

乃々「今輝子ちゃんが、突然下に現れた穴に落ちちゃいましたよ!?」

凛・芳乃「輝子?」

乃々「あーそうでした!!」
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:21:20.99 ID:tR6IgVaT0
ちゃんとまとめるなら3スレくらいは必要そう
595 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:21:49.46 ID:AI9/1v1E0
乃々「ということで、第3次突入作戦を決行します!」

凛「ダメだ、まったく思いだせない....」

芳乃「信じられませぬー....」

乃々「目的は輝子ちゃんの救出です!」ヒューン

凛「穴はずっとこの位置にあった、としか思えない....」

乃々「命綱よし!ヘッドライト!」カチカチ

乃々「よし!リュックよし!」

芳乃「乃々、時間があるなら」

芳乃「あの5人の問題解決の手がかりも探してきてくださいー」

乃々「了解です!行ってきます!」ヒューン

凛「....」

凛「乃々も成長したなぁ」

芳乃「あれはただ焦っているだけではー....」
596 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:24:41.06 ID:AI9/1v1E0
乃々「うぅ....」ズル

乃々「焦りと勢いで突入してしまいましたけど....」

乃々「何度来てもここは怖いです....」ズル

乃々「....いえ、私の恐怖なんて」

乃々「いきなり穴に落とされた輝子ちゃんの比じゃありません....!」

乃々「早く助けないと....!」ズルズル

穴の景色は変化している or 変化なし >>597
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:25:53.31 ID:64iI6or3o
サメがうじゃうじゃ飛び回ってる
598 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:38:18.53 ID:AI9/1v1E0
バヒュン

乃々「ヒッ!?」

乃々「な、何かが頬をかすめたんですけど!?」

バヒュン

バヒュン  バヒュン

乃々「何かはわかりませんが、時間の流れのこともありますし....」

乃々「早く輝子ちゃんのところに行かないと....」

乃々「....」サワサワ

乃々「タケノコ、ありました....」
599 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:38:49.65 ID:AI9/1v1E0
乃々「よいしょ、よいしょ」

輝子「ボ、ボノノちゃん〜!」ギューッ

乃々「輝子ちゃん!無事で何よりです....!」ギューッ

輝子「い、いきなり、体が浮いて!」

輝子「気が付いたら、落ちてたんだ....」

輝子「あんな怖い思い、初めてだ....」

乃々「私も、あれは予想できませんでした....」

乃々「落ちてからも、こんなところで1人なんて....」

輝子「い、いや、それがだな....」
600 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:39:42.86 ID:AI9/1v1E0
幸子「1人じゃありませんよ!」バーン

小梅「私たち....!」

幸子・小梅「カワイイボクと142's!!!」ドーン

乃々「....」

乃々「2人とも、どうしてここに....」

幸子「それボクの方が聞きたいんですけど!?」

幸子「いきなり親しみのある浮翌遊感だったので」

幸子「何のドッキリかと思いましたよ!」

輝子「幸子ちゃん、ここに来てからもしばらくテレビ用のリアクションをしてたんだ....」

幸子「こんなに大掛かりなドッキリなんですから、プロとして最高のリアクションをですね」

小梅「私も、気が付いたらこの真っ暗闇の中だったんだ....」

小梅「素敵なプレゼントで、嬉しい....」

輝子「一緒に落ちてきた2人が、こんな感じだから」

輝子「来てからはそこまで、怖くなかったんだ....」

乃々「それは、よかったですね....」
601 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:46:15.21 ID:AI9/1v1E0
乃々「じゃあ帰りましょうか....」

乃々「ここ、長居するとかなり危ないので....」

幸子「へー」

小梅「そうなんだ」

輝子「すまない、この2人は色々と麻痺してるんだ....」

乃々「いえ、どう思っていても連れて帰るだけなので大丈夫です....」

乃々「あ、1人はこれ、つけてください」

乃々「私ともう1人ずつ引き上げてもらうので....」

輝子「私は事情を知ってるし、最後でいいよ....」

幸子「....」

小梅「....」ジー
602 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:47:04.85 ID:AI9/1v1E0
幸子「じゃ、じゃあボクから行きましょうか」

乃々「了解です....」

乃々「戻りましたー」

幸子「あ〜明るい!カワイイボクを照らしてくれる光はいいですね〜!」

凛「あれ、幸子、何してんの?」

幸子「奇跡の帰還です!」

芳乃「ということはつまり....」

凛「私たち、幸子のことも忘れてたんだ....」

芳乃「....」
603 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:47:37.45 ID:AI9/1v1E0
芳乃「....乃々がいなければ」

芳乃「忘れたことにも気づけないのですねー....」

乃々「一応そのおかげで、人が消えてもパニックは起きませんから....」

乃々「あと2人いるので戻りますね」ヒューン

凛「....」

凛「輝子?と誰なんだろ」

芳乃「考えたところで、わたくしたちが思いだすことはできないのですー....」
604 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:54:47.69 ID:AI9/1v1E0
小梅「....」ビチビチ

乃々「こ、小梅ちゃん....」

乃々「抱えているそれは、なんですか....?」

小梅「これ....周りをたくさん飛んでる....魚....」ビチビチ

乃々「さっきからビュンビュン言ってるのこれだったんですか!?」

輝子「小梅ちゃんに向かって、いきなり追突してきたんだ....」

小梅「ふふ....この魚....ゾンビにちょっと似てる....」

乃々「確かに生気のない目をしてますけど....」

輝子「色も茶色?土気色?みたいな感じだしな....」
605 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:55:26.16 ID:AI9/1v1E0
乃々「さ、行きますよ」

小梅「....」ビチビチ

乃々「小梅ちゃん?」

小梅「....これ、リュックに入るね」

乃々「....」

乃々「ダメですよ、そんな得体のしれないもの持って帰っちゃ....」

小梅「得体のしれない....!」

乃々「....ただでさえここにいるだけでもリスクがありますし」

乃々「無事に帰る確率を少しでも上げなければいけないんです....!」

乃々「こんな余計なもの....」
606 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/28(火) 23:56:24.65 ID:AI9/1v1E0
ビチビチ

凛「....な、何これ」

小梅「お土産....だよ....」

芳乃「これは何でしょうか....?」

乃々「さぁ....」
607 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 00:10:14.57 ID:yu5btr8A0
輝子「ただいま....」

凛「あぁ、この感覚、全然慣れない....」

芳乃「すみません、わたくしはまた....」

輝子「仕方ないよ....2人が悪いわけじゃないし....」

乃々「そうです、悪いのはこの穴ですから....」
608 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 00:10:58.23 ID:yu5btr8A0
輝子「しかし....」

ビチビチ

輝子「こ、これ、どうするんだ....?」

凛「....食べる?」

乃々「穴で獲ったものである以前に」

乃々「何の魚かもわからない状態で食べるのはちょっと....」

輝子「随分変わった見た目の魚だな....」

芳乃「....」カシャ

芳乃「....今写真を送りましてー」

凛「....!」
609 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 00:11:33.21 ID:yu5btr8A0
凛「七海?」

芳乃「はいー」

輝子「いきなり謎の魚の写真を送りつけられるのか....」

乃々「七海ちゃんなら喜びそうですけど....」

ピコン

芳乃「返信が来ましたー」

凛「はや」

輝子「杞憂だったな....」

芳乃「ふむふむー」
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:11:39.13 ID:pwL4FbDV0
穴は移動したのかな
611 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 00:13:31.94 ID:yu5btr8A0
七海『うわー、これはアイザメれすね!』

七海『軟骨魚綱サメ目ツノザメ科のサメで』

七海『主に深海に暮らしていています〜』

七海『背びれに溝のある強いとげがあること、しりびれがないこと、胸びれの内角が伸長することなんかが特徴れすー』

輝子「1枚の画像だけでこの知識量、さすがだ....」

芳乃「食べられるのですかー、と」ポチ

乃々「本当に食べる気なんですか....!?」
612 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 00:14:49.36 ID:yu5btr8A0
七海『食べられます、肉は練り物に使われますよ〜』

七海『肝臓も珍味とされているみたいれす〜』

七海『あとそこからとれる肝油は』

七海『スクアレンという物質がたくさんに含まれていて』

七海『一部では若返り効果がある、なんてことも言われてるみたいれすね〜』

芳乃「ふむふむ、食べられるのですねー」ニコニコ

輝子「七海ちゃんが言うなら、間違いないか....」

凛「....」
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:15:44.63 ID:f6DouRkDO
サメは蒲鉾やそぼろに使われるからね。刺身は余程新鮮でないとアンモニア臭が(ry
614 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 00:16:48.59 ID:yu5btr8A0
本日はここまでとさせていただきます
このスレの収拾がつくかは今のところ全くわかりませんが
出来る限りのことはしますし、完結までは絶対に持っていきます
本日20時以降に再開します
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:18:55.67 ID:f6DouRkDO



やばいクスリはサメに変化したのか?
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:38:01.83 ID:pjUJQ/uuo
おつ
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:59:30.09 ID:jsfCvfVM0
追いついた。乙
ここまで纏め上げる>>1の手腕に感服
618 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:24:38.03 ID:yu5btr8A0
凛「....若返り効果があるって、今言ったよね」

芳乃「言いましたがー....」

乃々「まさか凛さん!?」

凛「もしかしたら、あの子たちを胎児の姿に戻すのに使えるかもしれない....!」

輝子「いや、若返り効果って例えみたいなものなんじゃないか....?」

乃々「えと....」ポチポチ

乃々「スクアレン自体には色々な効果があるみたいです....」
619 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:25:18.50 ID:yu5btr8A0
乃々「血液の浄化、美肌、新陳代謝の活性化、免疫力向上、肝機能障害の改善....」

乃々「それが元で、サメの肝油はサプリになって売られていますね....」

輝子「健康に良いから、そういう意味で、若返りって言われてるのかもな....」

凛「....」

凛「....この穴は」

凛「何があるかわからない!」

凛「ようやく見つけた突破口、とりあえず試すだけ試してみよう!」

乃々「えぇ....」

芳乃「....」
620 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:25:50.23 ID:yu5btr8A0
芳乃「クスリの投入以前にアイザメの群れはいなかったのですから」

芳乃「おそらく、発生はそれが原因なのでしょうー」

芳乃「危険なクスリと、穴の作用が合わさって産まれたのですから」

芳乃「万が一、ということもありえますー」

輝子「それは、どうだろうか....」

凛「よし!サメを捌
621 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:26:34.75 ID:yu5btr8A0
凛 いたよ!」

乃々「このサメの肝臓、大きすぎませんか....?」

輝子「まさかこれも穴の力なのか....?」

七海『アイザメは、体重の25%が肝臓なんれすー』

芳乃「だそうですー」

輝子「じゃあこの肝臓何キロあるんだ....」
622 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:27:10.60 ID:yu5btr8A0
凛「まずはこの肝臓を細かく刻む」トントン

乃々「まな板に乗りませんね....」

凛「みんなも手伝って」

輝子「うぇ....」トントン

芳乃「ぐにゅぐにゅしておりますー」トントン
623 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:27:42.37 ID:yu5btr8A0
凛「細かく刻み終わったら....」

凛「....」ボテボテ

凛「ボウルに入れて」

凛「....」カチッ

ボォッ

凛「鍋で沸かしたお湯で湯煎する」

乃々「チョコレートみたいです....」

輝子「中身は似ても似つかないけどな....」

芳乃「キッチン中に魚の香りが広がっておりますー」

乃々「怒られないでしょうか、これ....」

輝子「世界を救うためだ、仕方ない....」
624 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:29:09.36 ID:yu5btr8A0
ドロォ

凛「おー、出た出た」

乃々「なかなかの量です....」

輝子「そもそも肝臓自体が、かなり大きかったからな....」

凛「後はこれを濾して、不純物を取れば....」
625 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:29:37.50 ID:yu5btr8A0
凛「アイザメの肝油、完成!」

乃々・輝子「おー」パチパチ

凛「じゃあ芳乃」

凛「胸出して」

芳乃「は?」

乃々「」

輝子「」
626 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:30:43.07 ID:yu5btr8A0
芳乃「凛、何を言ってるのですー」

凛「胸出して」

凛「これが本当に効くのかどうか」

凛「どこかで試さなきゃいけないでしょ」

芳乃「なぜそれを、わたくしの胸で行うのですかー?」

凛「あの子たちに使う以上は、人で試しておきたいんだよ」

凛「でも仮に若返り効果があった時、試す場所によっては大騒ぎになる」

芳乃「それは、そうですねー」

凛「そんな時に役に立つのが芳乃の胸」

芳乃「は?」
627 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:31:29.85 ID:yu5btr8A0
凛「芳乃の胸は16歳なのに凄く小さい」

凛「効果があったとしても、問題ないんだよ!」

芳乃「....」

芳乃「胸ならば、乃々や輝子でも良いのではー?」

芳乃「お2人とも、大きさはわたくしと同じですー」

凛「....」

凛「若返りのリスクを考えた時に、なるべく年齢が上の方がいいと思うんだ」

輝子「残機みたいなものだからな....」

乃々「あまりに若返りすぎても困りますし....」

凛「一番胸が小さくて一番年上の芳乃しかいないんだよ!!!」バーン

芳乃「....」
628 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:32:18.24 ID:yu5btr8A0
乃々「よ、芳乃さん、どうせ効果はありませんから....」

輝子「凛さんはこうなるとテコでも動かないんだ....」

凛「さあ」

芳乃「....わかりましたー」

芳乃「凛だけではなく乃々も、輝子も」

芳乃「今に至るまで、体を張ってくれたのですー」

芳乃「わたくしも一肌脱ぎましょうー」

凛「よし」ニッコリ
629 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:33:11.12 ID:yu5btr8A0
凛「じゃあまず脱いで」

芳乃「....」サッ

輝子「全部脱ぐのか....」

乃々「芳乃さん着物ですから、胸を出そうと思ったら必然的にこうなるのでは....」

凛「揉むよ」

芳乃「も、揉むのでしてー?」

凛「肝油を塗る前と塗った後で比べなきゃ意味ないから」

芳乃「それならば、巻き尺で測り数字を控えておけばー....」

凛「そんなんじゃダメだよ!!!」バーン
630 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:33:57.21 ID:yu5btr8A0
芳乃「なぜでしてー!?」

凛「いいからいいから」サワ

芳乃「ん....////」ピク

輝子「ただのセクハラおやじじゃないか....」

乃々「もう....!」プンスカ

凛「悪いようにはしないよ」モミモミ

芳乃「....ふぁ////」ビクッ

芳乃「もっ、もう十分でしてー!」グイッ

凛「....」チッ
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 21:34:50.16 ID:bmVZH/wVO
節操なしにもほどがあるだろコイツwwwwww
632 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:34:50.29 ID:yu5btr8A0
凛「次は塗るね」

芳乃「....それはわたくしがやりますー」

芳乃「....」ヌリヌリ

凛「....」

凛「いい」グッ

芳乃「感想はいりませぬー」
633 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:35:54.94 ID:yu5btr8A0
凛「そろそろいいかな」

凛「....」モミ

芳乃「....////」プルプル

凛「....」モミモミ

芳乃「ぃっ、ぁ........////」ビク

凛「これは....」モミモミモミ

芳乃「あっ、あぁっ............////」ハァハァ

凛「なるほどなるほど....」モミモミモミモミ

輝子「....」

輝子「私たちは何を見せられてるんだ....」

乃々「....」ダッ

輝子「ボノノちゃん!?」
634 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:36:48.30 ID:yu5btr8A0
乃々「凛さんっ!もう十分ですよ!」ガシッ

凛「....」

凛「....もうちょっと」モミモミ

芳乃「あっ////」キュン

乃々「凛さんっっっ!!!!!」ポカポカ
635 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:37:17.82 ID:yu5btr8A0
凛「結果を発表します」

芳乃「....」

凛「なんと....」

凛「....」

輝子「溜める必要ないだろ....」

凛「....」

凛「若干縮んでいました!!!!」バーン

芳乃「」

輝子「えぇ....」

乃々「色々なことがありすぎて、そろそろ驚かなくなってきました....」

芳乃「」
636 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:37:56.33 ID:yu5btr8A0
凛「これで、あの子たちを穴に来た時の状態に戻す方法は出来た....!」

輝子「あとはそれをやった後、どうやって元いたところに戻すか、だな....」

乃々「先ほど、輝子ちゃんが穴に連れていた時の光景を見る限り」

乃々「あの子たちがいた、お母さんのお腹の中に穴が出現し」

乃々「連れてこられた、ということになるんでしょうか....」

凛「だったら胎児の状態に戻した後、お腹の中に戻さなきゃいけないのか....」

輝子「一体どうすれば....」

芳乃「待つのでして」

3人「!!!」
637 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:38:27.91 ID:yu5btr8A0
凛「芳乃、何か名案が浮かんだ?」

芳乃「そのことを考える前に!」

芳乃「わたくしの縮んでしまった胸を元に戻す方法を考えなさい!!!」プンスカ

凛「....」

凛「私レベルじゃなきゃその変化には気づかないって」アハハ

芳乃「そういう問題では!!!!ないのです!!!!!」バンバン

凛「えー....」
638 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:39:11.68 ID:yu5btr8A0
凛「どうする?」

輝子「....いやー」

乃々「うーん....」

乃々「あ!」

芳乃「何か浮かびまして?」

乃々「いや、これは、そうですね、ちょっと....」

芳乃「早く教えるのです!!!!」
639 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/04/29(水) 21:40:01.91 ID:yu5btr8A0
芳乃「....」ムムム

芳乃「これはなんでして」ジロリ

乃々「穴の中は時間の流れが云々、という話があったので」

乃々「地面に移動した穴の上に寝転がって」

乃々「胸だけ穴の中に入っている状態にすれば、元に戻るんじゃないかと....」

芳乃「....」

芳乃「これで、胸だけ時間が早く流れるのでして?」

乃々「今までの情報から考えると、そうなるのでは....」

芳乃「....ふむー」
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 21:40:24.52 ID:f6DouRkDO
今のよしのんは、悠貴(凛世)並か、梨沙(小糸)並か、珠美千夜由愛小春桃華(千早)並かなぁ?
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