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【安価】アライさん「みんなにイタズラするのだ!」フェネック「付き合うよ〜」

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642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 08:44:07.97 ID:qtKOtvDYo
この怪異だらけのマンションでもブレない博士と助手
素敵です
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:34:40.79 ID:ct8kvF1b0
ヒグマの部屋

博士「ヒグマ、来てやったのです」

助手「カレーを作るのです」

ヒグマ「ま〜たお前らか!よく飽きないなぁ」

博士「美味しいものを食べてこその人生なのです!」ドヤッ

助手「特にヒグマのカレーは我々好みの味つけなのです」

ヒグマ「…今回の報酬は?」

博士「ここ最近探索した10階分の情報でどうでしょう」

助手「それぞれの危険度と対策法を我々なりに分析してあります」

ヒグマ「よし」

ヒグマ「それじゃ、材料買ってくるか〜」

博士「いってらっしゃいなのです」

助手「気をつけていくのですよ」

ヒグマ「はいはい、ちゃんと留守番してろよ」

博士「当然なのです」

助手「我々は賢いので」
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:36:43.75 ID:ct8kvF1b0
ガチャ バタン

博士「それにしても…火を恐れないフレンズが近隣にいて助かりましたね、助手」

助手「ええ全くです博士。おかげで美味しく料理を味わうことができます」

博士「ヒトに頼むという手もありますが、このマンションにはヒトの入居者がほとんどいないのです」

助手「ヒゲモジャのオッサンならうろついてましたよ。オオカワウソ曰く、彼は有益な情報を持っているとのことです」

博士「あれは外部からの探索者なのです。危害を加えてくるわけではありませんが、ある種の狂人として扱うべきでしょう」

助手「なるほど。必要以上に馴れ合わない方がよさそうですね」

博士「あのオッサンの情報に頼って探索するなど、我々なんの面白味もないのです」

助手「自らの手で切り拓いてこそのマンション探索…ですよね、博士」

博士「その通りです助手」

ピンポ-ン

「ヒーグーマー!」

博士「むっ?」

助手「誰か来ましたね」
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:37:11.72 ID:ct8kvF1b0
コツメカワウソ「博士と助手ひさしぶりー!映画館で会ったとき以来だねー!」

ジャガー「やっと本物に会えた…」

博士「カワウソとジャガー、我々になにか用ですか?」

助手「我々はこれから魅惑のカレータイムなのです。邪魔をしたら怒りますよ」

コツメカワウソ「またカレー食べてるのー!?こりゃーヒグマも大変だー!」

ジャガー「こっちでもカレー好きなんだね」

博士「…こっちでも?」

助手「なにか引っかかる言い方ですね」

ジャガー「いやぁそのことなんだけどさ」

コツメカワウソ「ジャガーから大事な相談があるんだよー!」

博士「ほう」

助手「なんですか?言ってみるのです」

ジャガー「うん、実は…」
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:38:34.37 ID:ct8kvF1b0
博士「なるほど」

助手「ジャパリパークから来た、ですか」

ジャガー「そうなんだよ…突然すぎて、もう何が何だかわからないんだ」

コツメカワウソ「すっごーいよね!?ジャガーなのにジャガーじゃないなんて!」

博士「………」ジ-ッ

助手「………」ジ-ッ

ジャガー「め、めっちゃ見られてる!」

コツメカワウソ「ほんとだよー!信じてよー!」

博士「…どうやら嘘は吐いていないようですね」

助手「そもそも…カワウソだけならともかく、ジャガーまでこんなくだらない嘘を吐くとは思えません」

博士「それもそうですね。迂闊でした」

コツメカワウソ「こらー!私だって吐かないぞー!」

ジャガー「信じてくれるんだね?」

博士「えぇ、信じましょう」

助手「お前が帰る方法をいっしょに考えてやるのです」

コツメカワウソ「わーい!博士たちがいればサイキョーだー!」

ジャガー「ありがとう…本当に助かるよ!」

博士「礼には及びません。我々は長なので」

助手「長なので」
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:39:52.75 ID:ct8kvF1b0
ガチャッ

リカオン「はぅ〜、疲れたぁ〜」

ヒグマ「ん?なんだよ、人数増えてるじゃん」

キンシコウ「珍しいお客さんですね」

コツメカワウソ「みんなおかえりー!」

ジャガー「おっ、こっちでもこの3人なんだね」

助手「ヒグマ、今日はたくさん買ってきましたね」

ヒグマ「毎回お前らがおかわりしまくるからな」

博士「キンシコウとリカオンもアルバイトご苦労なのです」

キンシコウ「ふふ、ありがとうございます」

コツメカワウソ「ごくろーなのでーす!」ピョン

リカオン「ぐえっ!ちょっ、今疲れてるから!」

コツメカワウソ「そーれー!」ワシワシ

リカオン「オーダーきついってば!後にしてぇ!」

キンシコウ「コツメちゃんとジャガーさんも来てたんですね。なにか用ですか?」

ジャガー「えーと、どこから話せばいいのか」

博士「長くなるのです」

助手「みんなでカレーを食べながらにするのです」
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:42:04.75 ID:ct8kvF1b0
リカオン「ほ、本当なんですか?それ…」

ヒグマ「このトチ狂ったマンションなら、何が起こってもおかしくないな」

キンシコウ「違う世界から来た…フレンズ…?」

助手「お前たちは何か知りませんか?」

博士「我々いっしょに考えるとは言ったものの、正直今のところ見当もつかないのです」

ヒグマ「私たちも協力してやりたいのは山々なんだが…」

リカオン「全然わかりませんね」

キンシコウ「………」

ジャガー「そうだよなぁ…」

コツメカワウソ「キンシコウ、どったのー?」

キンシコウ「…私、知ってるかもしれません」

リカオン「えっ!?」

ヒグマ「本当か!」

キンシコウ「確信は持てないんですけど…」

コツメカワウソ「なになにー!?」

ジャガー「どんな情報でもいいんだ。教えてくれないか?」

キンシコウ「あるフレンズから同じような話を聞いたことがあるんです」

キンシコウ「こことは違う、別の世界へ行ける階があるって」

博士「いきなり核心に迫りましたね」

助手「我々の立つ瀬がないのです…」

ジャガー「そのフレンズの名前は?」

>>649にジャガー、コツメ、博士、助手、ヒグマ、キンシコウ、リカオン、かばん以外でフレンズ指定(アライさんマンションのオリキャラも可)
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 18:45:58.96 ID:8PlxxIJp0
ティラノサウルス
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 20:33:42.39 ID:OqpOmoY8O
ツチノコ
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 20:41:41.39 ID:qtKOtvDYo
てぃ、ティラノサウルス?!
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:10:50.83 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「ティラノサウルスさんです」

博士「!?」

助手「なっ……」

ジャガー「うーん、聞いたことない名前だなぁ」

ヒグマ「どんな動物だったんだ、その…ティラミスサウルス?とかいうのは」

キンシコウ「大柄な体躯、鋭いキバ、筋肉質な脚…とにかく強そうな子でしたね」

キンシコウ「マンションのパトロール中にたまたま出会ったんですが、思ったより気さくな方で、結構話し込んじゃいました」

リカオン(キンシコウさんって肝座ってるよなぁ…)

キンシコウ「そのとき言ってたんです。『オレはここではない、違う世界から送られて来たんだ』と」

コツメカワウソ「なにそれなにそれ!?気になるなー!」

ジャガー「…少なくとも、行ってみる価値はありそうだね」

ヒグマ「どこの階にいたか覚えてるか?」

キンシコウ「えーと、待ってくださいね」ガサゴソ

助手「は、はかせ!どうしましょう!」

博士「おおおお落ちおちおち着くのですす」
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:11:29.39 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「ありました!ここに書いてるはずです!」グチャア

ヒグマ「お、おう…」

リカオン「ぐっちゃぐちゃですね」

キンシコウ「ず、ずいぶん前にメモしたので…」

博士「しかも違う番号が複数並んでます」

助手「きっと他の階の情報もここにメモしてしまったのでしょう」

コツメカワウソ「きゃはは!どれかわかんなーい!」

キンシコウ「うぅ、お役に立てなくてすみません…」ションボリ

ジャガー「いやいやそんな!顔を上げてくれ!」

ヒグマ「でも、これじゃ振り出しだな」

リカオン「まさか書いてある階全部に行くわけにもいきませんからね…」

ジャガー「え…?」

ジャガー「私は行くよ?」
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:12:45.38 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「!?」

リカオン「いやいやいや…危険すぎますって!」

ヒグマ「やめておけ。勇敢と無謀は違うぞ」

ジャガー「んー、みんなの心配はありがたいけど…私は行くよ」

ジャガー「少しでも手がかりがあるなら試さないわけにはいかない」

博士「探索者である我々はともかく…ここに来たばかりのお前がここまで命を張るとは思いませんでした」

助手「なぜそうまでするのです?」

ジャガー「私は絶対じゃんぐるに帰るって決めてる。ただそれだけのことだよ」

助手「…そうですか」

コツメカワウソ「ジャガー…」

ジャガー「私があっちに戻れたら、今度はカワウソが知ってるジャガーもこのマンションに戻ってこれるかもしれない」

コツメカワウソ「!」

ジャガー「私がんばるから…待っててよカワウソ」ポン

コツメカワウソ「っ……」
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:13:22.42 ID:Ks1JPqG/0
コツメカワウソ「わ…」

コツメカワウソ「私も行く!」

ジャガー「へ?」

コツメカワウソ「私もジャガーに付いてく!」

ジャガー「おいおい…危ないぞ?」

コツメカワウソ「ジャガーだけに任せてらんないよ!ぜったいぜったい私も行くー!」

ジャガー「ん…」

コツメカワウソ「行くーーー!!」

ジャガー(まいったな…カワウソがこのモードに入ると絶対に折れないぞ…)

キンシコウ「……私もおともします」

ジャガー「!」

キンシコウ「元はと言えば、私の杜撰な管理のせい…責任を持ってあなた達を守ります」

コツメカワウソ「キンシコーウ!」ピョ-ン

キンシコウ「きゃっ!?」

コツメカワウソ「いっしょにがんばろーね!」ギュ-ッ

キンシコウ「は、はい…!でもちょっと苦しいですコツメちゃん!」
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:14:28.65 ID:Ks1JPqG/0
博士「…しかたがないですね」

助手「我々も協力しましょう」

ヒグマ「お前らまで…」

博士「先ほども言いましたが、我々は元より探索者。未知の領域へ行くことに恐怖はありません」

助手「どうせ乗り掛かった船なのです。趣味に利用させてもらいましょう」

リカオン「わ、私たちも…」

ヒグマ「ダメだ」

リカオン「!」

ヒグマ「パトロールのための人員を残しておく必要がある。ハンター全員が出払うわけにはいかない」

リカオン「っ……」

キンシコウ「ヒグマさん、リカオン、大丈夫です。私ちゃんと帰ってきますから」

リカオン「き、キンシコウさん……」

ヒグマ「…絶対だぞ」

ジャガー「みんな…すまん。巻き込んでしまって、本当にすまん…!」

コツメカワウソ「ジャガー!謝らないでよー!」

博士「我々は趣味ですし、キンシコウは元々そういう仕事です。気にする必要ないですよ」

助手「みんなもっとエンジョイすればいいのです。楽しんでこその探索なのです」

リカオン(カレーの食べ過ぎで頭のネジが外れたのかな…)
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:16:34.02 ID:Ks1JPqG/0
博士「では、二手に分かれましょう。メモに書いてある階は6つ」

助手「私と博士、ジャガーとカワウソとキンシコウの2チームがそれぞれ3つずつ階を探索しましょう」

博士「ティラノサウルスに会えても会えなくても、探索が終わったらヒグマの部屋に再集合するのです」

助手「終わってなくても命の危険を感じたらすぐに戻ってくるのです」

コツメカワウソ「はーい!」

キンシコウ「がんばらないと…!」

ジャガー「やるしかないね」

直下コンマでこの階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
00なら無事ティラノサウルスに遭遇
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 00:40:55.07 ID:rH3tGlKeo
ハハハ!
ハハハ!
ハハハ!
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 01:08:47.00 ID:Fep/dpyco
くそマンション
俺らならいいよ、くそ[ピザ]やし
なんでこのこらに課題だすんや
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 17:33:55.27 ID:y++4PScyO
>>659
おめぇが00出してどうすんだ勿体ない
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:07:40.64 ID:18BcxgmR0
チ-ン…

ジャガー「着いたね」

キンシコウ「では、これを投げ込みましょう」

コツメカワウソ「なにこれー!?」

ジャガー「中にネズミが入ってる…」

キンシコウ「そのものズバリ!ネズミさんボトルです」

キンシコウ「これをこうやって…」ポイッ

コロコロ…

シ-ン

キンシコウ「…反応無しですね」

キンシコウ「次は私が降りてみます」

ジャガー「はぇ〜、用意周到なんだなぁ」

コツメカワウソ「キンシコウすごーい!」

キンシコウ「教えてくれたのはオオカワウソさんですけどね」

キンシコウ「というか、あなた達今までどうしてたんですか?」

コツメカワウソ「ふつーにそのまま降りてた!」

ジャガー「ボタンもよく確認せずに押してたよ…」

キンシコウ「ヒェッ…」
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:08:15.75 ID:18BcxgmR0
キンシコウ「……」スタスタ 

キンシコウ「ひとまず問題なさそうですね」

キンシコウ「降りても大丈夫ですよ!」

コツメカワウソ「わーい!」ピョン

ジャガー「ここはどういう階なんだろう。何も見当たらないから全然わからん」

コツメカワウソ「きっとおさんぽするための階だよー!」

キンシコウ「だといいんですが…」

「おいお前ら」

ジャガー「うわっ!」

コツメカワウソ「だれー!?」

キンシコウ「…」スチャ

ツチノコ「ヴァッ!?か、構えるなよ!怪しいもんじゃねえよ!」

スナネコ「いきなり声をかけたらそうなりますよ〜」

ツチノコ「うるせーな!悪かったよ!」

ジャガー「き、キミたちは!」

コツメカワウソ「ジャガー?知り合い?」
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:09:27.96 ID:18BcxgmR0
ジャガー「うん。って言ってもパークの方だけどね」

ツチノコ「あ"ぁ?パークぅ?」

キンシコウ「あなた達も探索者ですか?」

スナネコ「はい。ボク達、メ◯カリで高く売れそうなものを探してるんです」

ツチノコ「オレは知的好奇心を満たすためだっ!いっしょにすんな!」

スナネコ「とか言って、ツチノコも拾った謎コインを集めてるくせに〜」

ツチノコ「あれは貴重な歴史的資料だ!勝手に売ったらゆるさないかんな!」

コツメカワウソ「ふたりとも仲良いんだねー!パークでもこんな感じだったのー?」

ジャガー「ほとんど同じだよ。むしろ…パークのほうがなかよしかも?」

スナネコ「ボク達なかよしなんですって。嬉しいですねツチノコ」

ツチノコ「ぜんっぜんうれしくねーっ!」

ツチノコ「…っていうかお前らぁ!この階はハズレだぞ!なーんも残ってねえ!」

スナネコ「誰もいないし、何もなかったですね〜。もともと何かがあったところかもしれませんが…今はからっぽです」

ツチノコ「ったく無駄足だったぜ。コインのひとつでも落ちてりゃまだよかったのによ」

コツメカワウソ「そっか〜…」

ジャガー「じゃあティラノサウルスもいないんだね」

キンシコウ「危険な階じゃなかっただけ良しとしましょう」

スナネコ「せっかく会えたので、情報交換しませんか?」

キンシコウ「いいですよ。探索者の方の情報は、こちらとしてもありがたいです」
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:10:41.64 ID:18BcxgmR0
スナネコ「…なるほどぉ、パークからやってきたんですね」

ツチノコ「………」

ジャガー「そうなんだ。ツチノコとスナネコはなにか知らないかい?」

スナネコ「う〜ん、ボクは何も」

ツチノコ「なぁ…探してるのはティラノサウルスって言ったか?」

ジャガー「そうだよ?身体が大きくて牙が鋭い強そうなフレンズらしい」

ツチノコ(…オレが聞いた限りじゃ、あいつならもう…)

ジャガー「?」

ツチノコ「…いや、なんでもねえよ」

ツチノコ(不確定な情報を与えても混乱するだけだからな)

スナネコ「ボクたちこの階に住んでるので、なにかあったら来てくださいね」ピラッ

ツチノコ「あ"っ!まーたお前は個人情報を勝手に!」

スナネコ「別にいいじゃないですか。減るもんじゃないし」

ツチノコ「プライバシーってもんがあるだろぉー!ここはオレの部屋なんだぞー!」

ジャガー「ありがとう!受け取っておくよ」

コツメカワウソ「今度あそびにいこーっと!」

キンシコウ「私もお邪魔していいですか?」

スナネコ「賑やかになりそうですね〜」

ツチノコ「あああああ!オレのパーソナルスペースがぁ!」
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:13:43.08 ID:18BcxgmR0
スナネコ「それじゃボクたちはこれで」

ツチノコ「けっ!せいぜい生き残れよっ!チクショー!」

ガコン…

ゴゴゴ…

コツメカワウソ「お友だちが増えたねー!」

キンシコウ「情報も貰えましたし、探索も悪いことばかりじゃないですね」

ジャガー「ツチノコとスナネコまでマンションにいるとはなぁ。他の奴らもいるんだろうか」

さばくコンビがお友だちになりました(ルート分岐に関係)
直下コンマで次の階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
ゾロ目ならティラノサウルスと遭遇
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:15:49.46 ID:PPuMD6beo
はい
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:33:43.63 ID:QdY+2849o
今の所50超えてない
やはりコツメカワウソもラック振り…
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:42:56.29 ID:PPuMD6beo
あのものすごいでかい捕まったら死ぬまでオモチャにされる人形部屋もあるのかな
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 01:04:40.85 ID:18BcxgmR0
安価把握なのだ。
ちなみに90以上はタダではすまないのだ。

>>668
原作階は全て存在しているのだ。
あけて君さんも元気に徘徊してるのだ。
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:17:23.91 ID:fD91ToNL0
博士「ここは普通の居住階のようですね助手」

助手「そうですね博士。少し期待外れです」

博士「まぁそんなこともあります。気長に探索しましょう。ティラノがここに住んでいないか聞き込みますよ」

助手「はい…」

博士「…なにやら浮かない様子ですね。そんなにガッカリしましたか?」

助手「いえ、そのことではないんですが…ジャガーの安否が気になります」

博士「ほう?」

助手「キンシコウがいるとはいえ、まだ右も左もわからない彼女がこの地獄で生き残れるのでしょうか」

助手「カワウソといっしょにあっさりやられてしまうのでは?」

博士「ふふ、助手は優しいですね」

博士「私はあまり心配していませんよ」

助手「なにか根拠があるのですか?」

博士「根拠というほど明確なものではありませんが…」

博士「彼女からは野性を感じるのです」

助手「それは当然でしょう。我々と違って、ジャガーはパークからやってきたのですから」

博士「野性とはすなわち生まれ持った獣の本能、ヒト社会に浸かりきった我々が失ってしまった粗野な性質…」

博士「まともではないこの場所で生き残るためには、まともではない能力が必要になります」

博士「もしかしたらあの子にはその適性があるのかもしれませんよ」

助手「……よくわかりません」

博士「わからなくてふくれてるミミちゃんも可愛いですね」

助手「うるさいですコノハちゃん」
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:18:17.83 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「エレベーターをバールで固定して…」ガシッ

キンシコウ「………」スタスタ

キンシコウ「ここもひとまず問題なさそうですね」

ジャガー「キンシコウ、次からは私が先に降りるよ…キミにばっかり負担させるわけにはいかない」

キンシコウ「そういうわけにはいきません」

ジャガー「でも…」

キンシコウ「護衛対象を真っ先に降りさせるなんてハンター失格です。これは私自身の矜恃にもかかわるので、譲れません」

ジャガー「……ごめんな」

コツメカワウソ「ごめんねキンシコウ〜…」

キンシコウ「コツメちゃんも気にしないでください」ナデナデ

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「…それにしても、さっきとは打って変わって賑やかな階ですね」

ジャガー「あぁ、これは確か…ゆうえんち?ってやつか」

コツメカワウソ「ジャガー、遊園地知ってるのー!?」

ジャガー「パークにあったからね。でも、こんなにたくさんの乗り物を見るのは初めてだなぁ」

ジャガー「魔法みたいだ…」

コツメカワウソ「あははは!ジャガーのお目目がキラキラしてるよー!」

キンシコウ「遊びたいのはやまやまですが、まずはティラノさんを探してからですね」

ジャガー&コツメ「はーい!」
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:19:14.01 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

ジャガー「ここ、ずいぶんたくさんのフレンズが来てるんだね。どの乗り物も行列ができちゃってる」スタスタ

コツメカワウソ「遊園地はたーのしーからねー!私も大好きだよー!」スタスタ

キンシコウ「ティラノさんが特徴的な方でよかったです。これだけのフレンズだかりから見つけるのは大変ですから…」スタスタ

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

ジャガー「さっきから聞こえるこの音楽もいい感じだねぇ。陽気な気分になれるよ」

キンシコウ「そうですね。油断はいけませんが、心躍ります」

コツメカワウソ「もうウッキウキだよー!遊園地さいこー!」ルンルン

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

コツメカワウソ「ジャガーあれ乗ろー!ジェットコースター!」

ジャガー「こらこら、それはティラノを探してから…ってあんなの乗るの!?すごく怖そうだけど!?」

キンシコウ「観覧車…ヒグマさんとリカオンと乗りたいなぁ。今度いっしょに来よう」
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:19:43.24 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「わー!見てくださいあれ!」

コツメカワウソ「すっごーい!パレードだぁー!」

ジャガー「まるでPPPのライブみたいだね」

〜〜〜♪ 〜〜〜♪

コツメカワウソ「フレンズが多くてよく見えないよー!」ピョンピョン

キンシコウ「コツメちゃん、肩車しよっか?」

コツメカワウソ「するするー!」

ジャガー「良かったなぁカワウソ」

〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「はいどーぞ!」

コツメカワウソ「たかいぞー!よく見えるぞー!」

ジャガー「あはは、落っこちるなよー」

〜〜〜♪

ジャガー「………ん?」
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:20:56.42 ID:fD91ToNL0
ゾクッ

ジャガー「っ!?」

ジャガー(なんだ……この感覚……?)

ジャガー(ひどく懐かしいような…それでいて身の毛がよだつような…)

〜〜〜♪

ジャガー(もしかしてフレンズになる前の記憶か…?なんでそんなもんが今更…)

ジャガー(…気のせいか?)

コツメカワウソ「あははは!こっちに手振ってるよー!」ブンブン

キンシコウ「もーコツメちゃん、あんまり暴れたら落ちちゃいますよー!」

コツメカワウソ「だいじょーぶだいじょーぶ!キンシコウも手振ろうよー!」

キンシコウ「しょうがないなぁ」

〜〜♪

ジャガー「〜〜っ」ゾクゾク 

ジャガー(違う!気のせいなんかじゃない!)
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:22:46.85 ID:fD91ToNL0
〜〜♪

ジャガー「カワウソ、キンシコウっ…」

コツメカワウソ「たーのしー!」

キンシコウ「きゃー!私にも手振ってくれたー!」

ジャガー「帰るぞっ!」ガシッ

コツメカワウソ「わーっ!?」

キンシコウ「きゃっ」

〜♪

ジャガー「っ!!」

ジャガー「うおおおお!!」ダダダ

キンシコウ「じ、ジャガーさん!?」

コツメカワウソ「わわわわわ!はやいいいい!」

〜♪

ジャガー(間に合えっ!)ダダダ

〜…

ジャガー(間に合えぇっ!!)ダダダ
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:23:24.85 ID:fD91ToNL0
ジャガー「どらぁ!!」ブンッ

キンシコウ「あうっ」ドサッ

コツメカワウソ「ひゃあ!」スッテン

ジャガー「着いたっ!!」ダンッ

………


ぐちゃっ
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:24:29.57 ID:fD91ToNL0
ジャガー「!」

キンシコウ「きゃぁっ!?」

コツメカワウソ「あ……あ…」

コツメカワウソ「なに…あれ…」

ジャガー「っ…」


ぐちゃ…

ぐちゃ…ぐちゃ…

ぐちゃ…ぐちゃ…ぐちゃ…

コツメカワウソ「たべてる…」

キンシコウ「コツメちゃん見ちゃダメっ!」

ジャガー「…あぶなかった」

ジャガー「乗り物も…たくさんいたフレンズも…みんなエサだったんだな…」

ジャガー「たぶんあの音楽も…」

キンシコウ「じ、ジャガーさん…」

ジャガー「!」

キンシコウ「私、私っ…あなたがいなかったら…!」

ジャガー「大丈夫だよキンシコウ」ギュッ

キンシコウ「っ」

ジャガー「いっしょに生きて帰ろう」

直下コンマで次の階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
偶数コンマでティラノサウルスと遭遇
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:25:09.85 ID:zKxc8nILo
そろそろ会いたい
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:25:40.80 ID:zKxc8nILo
あっヤバい
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:42:50.24 ID:CQ8ZJODvo
くそマンションまじ滅びろ
覚えておけそとから燃やしたらァ
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 07:16:23.18 ID:z+LypOQOO
ぐちゃぐちゃ遊園地で46なら85とかどうなるんだ
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:13:59.79 ID:7sQOBfrj0
博士『探索が終わったらヒグマの部屋に再集合するのです』

助手『終わってなくても命の危険を感じたらすぐに戻ってくるのです』


ジャガー「キンシコウ、ヒグマの部屋に戻らなくても大丈夫?」

キンシコウ「はい……少し取り乱しましたが、もう平気です」

キンシコウ「いつでも戦えます」

ジャガー「…無理しないでね」

コツメカワウソ「そーいうジャガーはどうなのー?」

ジャガー「私も平気だよ。カワウソは?」

コツメカワウソ「げんきいっぱい!」ピョン

ジャガー「はは、頼もしいや」

キンシコウ「次の階でひとまず探索が終わりますね」

コツメカワウソ「ティラノいるかな?会えるかな?」

ジャガー「だといいんだけど…博士たちの方がもう見つけてたりしてね」
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:15:06.50 ID:7sQOBfrj0
チ-ン…

キンシコウ「ネズミさんボトルに反応ありません」

ジャガー「真っ暗だなぁ…得体が知れない階だ」

コツメカワウソ「先が全然見えないや!」

キンシコウ「とりあえず降りてみますね」

ジャガー「ありがとう…気をつけて」

キンシコウ「では」スタッ


スゥ…


ジャガー「!?」
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:16:25.36 ID:7sQOBfrj0
コツメカワウソ「えっ?キンシコウ、消えちゃった!?」

ジャガー「キンシコウ!!大丈夫か!?」

シ-ン

コツメカワウソ「どこ行っちゃったのー!?」

ジャガー「っ……!」

ジャガー「カワウソ!」

コツメカワウソ「えっ!?」

ジャガー「私が今からキンシコウを探しに行くから、エレベーターで待ってて!」

ジャガー「そうだな…10分経っても戻らなかったら、ヒグマの部屋に帰ってみんなに状況を話してほしい」

ジャガー「ひとりで怖いかもしれないけど…キミにしか頼めないんだ。お願いできるかな?」

コツメカワウソ「…わかった!」

コツメカワウソ「絶対帰ってきてね!ジャガー!」

ジャガー「もちろん!」
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:17:20.63 ID:7sQOBfrj0
ジャガー「それじゃ行ってくる!」

ジャガー(無事でいてくれよ、キンシコウ!)ダッ





ジャガー「…ん?」

サーバル「ジャガー、急に止まってどうしたの?」

かばん「大丈夫ですか?」

ジャガー「え?」

コツメカワウソ「ジャガーはさっきまでお昼寝してたから、まだ寝ぼけてるんだよー!」

サーバル「なーんだ!そうだったんだ!」

かばん「サーバルちゃんみたいだね」

サーバル「うみゃ!?私はそんなことないよ〜!」

コツメカワウソ「わーいわーい!サーバルもねぼすけだー!」

サーバル「なんだと〜!」

コツメカワウソ「きゃははは!」

ジャガー「………」ポカン
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:18:13.11 ID:7sQOBfrj0
かばん「合流地点はここらへんだったね」ドサッ

コツメカワウソ「やっと着いたー!」

サーバル「もうすっかりお腹空いちゃったよー!」

ジャガー「な、なぁかばん?私たち、何してたんだっけ?」

かばん「えっ!ジャガーさん、本当に大丈夫ですか…?」

サーバル「具合でも悪いのかな?無理しちゃダメだよ〜!」

ジャガー「えーと、具合は悪くないんだけど…」

コツメカワウソ「私たち、ピクニックしてたんだよー!」

ジャガー「ぴくにっく…?」

サーバル「うん!みんなで歩いてご飯食べるんだって!」

コツメカワウソ「じゃんぐるは広いから歩き放題だよねー!」

かばん「ジャガーさんが考えてくれたんですよ?」

ジャガー「私が?」

ジャガー(そう…だったかな)
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:18:45.52 ID:7sQOBfrj0
アライさん「おーい!」

フェネック「やっと合流できたねー」

ミナミコアリクイ「歩き回ってもうヘトヘトだよぉ」

ブラックジャガー「アライさんが好き勝手動くからだぞ」

アライさん「めんぼくないのだ…」

マレーバク「まぁまぁ」

サーバル「へーきへーき!そんなこともあるよ!」

コツメカワウソ「はやくごはん食べよー♪」

かばん「今用意しますね」ガサゴソ

ジャガー(あぁ、そっか)

ジャガー(パークに戻って来たんだ)

ジャガー「よかった…」グスッ

コツメカワウソ「ふぇ!?ジャガーどうしたのー!?」

ブラックジャガー「な、泣いてるのか?妹よ」

アライさん「なにか悩みがあるのか?アライさんに相談してみるのだ!」
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:19:39.59 ID:7sQOBfrj0
コツメカワウソ「これおいしーねー!」

かばん「おにぎりっていうみたいです。中にはそれぞれ違う具が入ってるんですよ?」

コツメカワウソ「私のはコンブだー!」

サーバル「おかかだったよ!やったね!」

アライさん「しゅっぱいのだ…」

ブラックジャガー「顔がシワシワになってるぞ!?」

フェネック「うめぼしだったみたいだねぇ」

ジャガー「ごはん…おいしそう…」ジュルリ

かばん「ジャガーさんも食べてみてください!」

ジャガー「いいの?」

かばん「もちろんですよ!」

ミナミコアリクイ「はやくいっしょに食べよーよ!」

マレーバク「あとはジャガーちゃんだけだよぉ?」

ジャガー「わ、わかった!」
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:20:14.60 ID:7sQOBfrj0
ジャガー「それじゃ…」

ジャガー「いただきます!」



バチィ!!
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:21:19.10 ID:7sQOBfrj0
ジャガー「うぉわ!?」ビクン

「ハハハハハ!!」
「覚醒!」
「覚醒!」

ジャガー「ぐ……」ビリビリ

ジャガー(なんだ!?身体が痺れて…)

「こいつも確保!」
「確保!」ガシッ
「確保!」ガシッ

ヒョイッ

ジャガー「うわっ!」

「撤退!」ダダダ
「撤退!」ダダダ
「ハハハハ!」ダダダ
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:24:52.92 ID:7sQOBfrj0
「エレベーター到着!」
「到着!」
「とりあえず帰還!」ポチポチ

コツメカワウソ「ジャガー!!」

ジャガー「あ…れ…?」

ジャガー「カワウソ…」

コツメカワウソ「無事でよかったぁ!」ギュ-ッ

ジャガー「………」

キンシコウ「うぅ…」グッタリ

ジャガー「あ……」

ジャガー「キンシコウも……」

コツメカワウソ「オオカワウソ!助けてくれてありがとう!」

マスク「ハハハ、気にするな!」

地図「同じカワウソのよしみだからな!」

ボトル「しかしまたえげつない階引いたな!」

マスク「あのまま寝てたら夢から出られなくなってた!」

ボトル「私たちも危なかったからな!」

地図「幻覚対策のスタンガン様様だ!」

ジャガー「オオカワウソ…?」

ジャガー(なんで3人もいるんだろう)

マスク「それに!」

地図「そいつの話に興味がある!」

ボトル「知ってること話してもらうぞ!」

ジャガー「お、おう…?」
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:26:28.62 ID:7sQOBfrj0
――――――――――
―――――――
―――――

マスク「ハハハ!なんだそれ!」

地図「信じがたい!」

ボトル「バカみてぇだ!」

コツメカワウソ「もー!ほんとだってばー!」

ジャガー「嘘じゃない。信じてくれ」

マスク「あぁ、信じるぞ!」

地図「だってそっちのほうが!」

ボトル「おもしろい!」

「「「ハハハハハハ!!」」」

コツメカワウソ「なーんだ!よかったぁ!」

ジャガー(中身はコツメとあんまり変わらないんだな…)

ジャガー「なぁオオカワウソ、こっちからも聞いていいかい?」

地図「なんだ?」

マスク「言ってみろ!」

ボトル「知ってる範囲で答えてやる!」

ジャガー「えーと、じゃあ…」

>>693に聞きたいこと
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:33:29.66 ID:OZ+qAQI/0
このマンションは本当にこの世のものなのか
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:34:47.42 ID:PTdwa/n3o
攻略ガチ勢オオカワウソズ来たぁ!
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:50:11.43 ID:7sQOBfrj0
ジャガー「このマンション、本当にこの世のものなのか?」

地図「ん?それはどういう意味だ?」

ジャガー「例えばさ……」

ジャガー「実のところ私はもう死んでいて、あの世に送り込まれちゃってる…とか」

ボトル「ハハハ!何を言うかと思えば!」

マスク「安心しろ!ここはちゃんとこの世に存在するマンションだぞ!」

地図「あの世で毎月家賃を払うなんて聞いたことない!」

「「「ハハハハ!!」」」

ジャガー「そうなのか?」

コツメカワウソ「ジャガー!私も死んでないよ!生きてるよー!」

コツメカワウソ「ほら!あったかいでしょー!」プニプニ

ジャガー「…そっか。そうだよな」

コツメカワウソ「キンシコウもー!」グイッ

キンシコウ「んんぅ…」

ジャガー「ま、まだ横にしといてあげよう?」
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:50:38.43 ID:7sQOBfrj0
マスク「ところでお前ら、ティラノサウルスを探してるんだってな?」

ボトル「元の世界に帰る手がかりだとか!」

コツメカワウソ「そーなの!さっき探索したんだけど見つからなくってさー!」

ジャガー「博士たちの方が見つけてるかもしれないけどね」

地図「それはないな!」

マスク「ありえん!」

ボトル「賭けてもいいぞ!」

ジャガー「えっ?」

コツメカワウソ「どうしてー?」

地図「なんでって?」

ボトル「そりゃ決まってる!」

マスク「もう死んでるからだ!」
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:51:04.39 ID:7sQOBfrj0
コツメカワウソ「えぇーー!?」

ジャガー「死んでるって…ティラノが!?」

地図「そんなに不思議か?」

ボトル「ここならよくあることだぞ!」

マスク「お前だってさっき死にかけたはずだ!」

ジャガー「っ…!」

コツメカワウソ「どーしよ!どーしよ!?」

マスク「と言っても、あいつの死に方は少し特殊だったがな!」

地図「元いた世界に帰ろうとして、“みんみ”に願いを捧げちまったんだ!」

ジャガー「!」

ジャガー「元いた世界…?」

コツメカワウソ「みんみ?」
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:51:44.04 ID:7sQOBfrj0
地図「ある階にいる神サマみたいなもんだ!」

マスク「そいつには願いを叶える力があってな!」

ボトル「ティラノはその力を使って元の世界に帰ろうとしたんだ!」

コツメカワウソ「そんな階があったんだ!知らなかったー!」

ジャガー「それで、なんでティラノは死んじゃったの?」

マスク「対価を払いきれなかったのさ!」

コツメカワウソ「たいか?」

地図「タダで願いを叶えられるわけじゃない。それ相応のものを差し出さなきゃならないんだ!」

ボトル「手足の一本か二本か…具体的な内容は知らないが、あいつはみんみに身体を捧げて帰ろうとした!」

地図「しかしそれでも、願いに対して対価が 小さすぎた!」

マスク「願いは成し遂げられず!あいつはバラバラになって亜空間へ消えて行った!」

コツメカワウソ「あわわわ!」

ジャガー「そ、そんな…」
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:53:09.35 ID:7sQOBfrj0
マスク「ま、私たちは現場を見たわけじゃないがな!」

ボトル「詳しく知りたきゃライガーのヤツに聞きゃいい!」

地図「エレベーターまで付き添ってたのはあいつだからな!」

ジャガー「ライガー?」

コツメカワウソ「その子はどこにいるのー?」

ボトル「博士と助手の隣に住んでるはずだ!」

マスク「ちっこい草食動物のフレンズといっしょにいるぞ!」

地図「すげー体格差だよな!うっかり食っちまったりしないのかね!」

「「「ハハハハ!!」」」

ジャガー「博士と助手の隣って…」

コツメカワウソ「博士たちの行き先を教えてくれたあの子だね!」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:54:34.18 ID:7sQOBfrj0
ボトル「ほらよ!」ピラッ

ジャガー「!」

ボトル「私たちの拠点がある階だ!」

地図「なんかわかったらこの階に来ればいい!私たちがいないときでも、待機カワウソはいるはずだ!」

マスク「余裕があれば協力してやる!」

ジャガー「ありがとう!なんてお礼を言えばいいか…!」

コツメカワウソ「オオカワウソさんきゅー!!」ギュ-ッ

ボトル「ハハハ!よせよせ!」

地図「お前もこのマンションを楽しめよ!コツメの!」

マスク「こんなにたーのしー遊び場所、他にないからな!」

コツメカワウソ「うん!わかったー!」

「「「ハハハハハハハハ!!!」」」

コツメカワウソ「きゃはははは!」

ジャガー「は、ははは…」
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:55:36.87 ID:7sQOBfrj0
ヒグマの部屋

助手「やはりそうでしたか」

ジャガー「博士たちのほうはどうだった?」

博士「こちらはティラノが住んでいた居住階を発見しました」

コツメカワウソ「やっぱり!そっちが当たりだったかー!」

助手「ですが部屋には誰もおらず」

博士「あの様子だと、それなりに長い時間放置されていたはずです」

ジャガー「オオカワウソズの情報は間違いなさそうだね」

コツメカワウソ「ふっふーん!同じカワウソとしてほこりたかいよー!」ドヤッ

博士(それにしても…“神サマがいる階”と来ましたか…)

博士(いったいどれほどの対価を捧げれば元の世界へ帰してくれるのでしょう?)

博士(現段階では危険すぎて試すことはできませんね)

助手「博士?どうかしましたか?」

博士「なんでもありませんよ助手」

ヒグマ「それで、これからどうするんだ?」

リカオン「人手が必要なら協力しますよ!」

ジャガー「それなら…」

どうする?>>702
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 00:31:13.51 ID:7O/voFwTo
他の方法を探したい、力を貸してくれないか
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 00:53:18.66 ID:wdaKT5kBO
ツライさんのしっぽだけで帰れたフェネック豪運すぎる
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 13:36:42.54 ID:D6pwWurwO
獣神サンダーライガーも参戦か胸熱
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:21:48.60 ID:NPrdd+IK0
ジャガー「他の方法を探したい、力を貸してくれないか?」

ヒグマ「わかった。協力しよう」

リカオン「オーダー了解です!」

博士「我々もこれまでに探索した階から情報を集めてみるのです」

コツメカワウソ「みんな優しいなー!」

助手「別に、ただの暇つぶしなのです。ジャガーがどうなろうと知ったこっちゃないのです」

ジャガー「それでも嬉しいよ。みんなありがとう」

博士「くふふ…嘘はいけませんね助手?」

助手「なんのことですか」

博士「私はちゃんと覚えているのですよ?」

博士「『ジャガーの安否が気になりますぅ』と、涙ながらに訴える助手の姿を!」

助手「んなっ!」

助手「な、涙ぐんでなどないのです!博士こそウソつきなのです!」

博士「では発言自体は否定しないと」

助手「!?」
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:22:36.80 ID:NPrdd+IK0
助手「ぐぬぬ…!」

ジャガー「助手は優しいなぁ」ナデナデ

コツメカワウソ「えらいぞー!じょしゅー!」ナデナデ

助手「こら!子ども扱いはやめるです!」

リカオン「あの、キンシコウさんが休んでるのでもうちょい静かに…」

ジャガー「はっ!そうだった!」

コツメカワウソ「ごめんなさーい!」

ヒグマ「…とりあえず、私たちは近隣住民に聞き込みするぞ。めぼしい情報は全て記録するんだ」

リカオン「はい!」

ジャガー(そう言えばこっちのみんなは文字が書けるんだな…なんか不思議な感じだ)

コツメカワウソ「えーと、じゃあ私たちは…」

ヒグマ「お前たちは部屋に帰って休むんだ」

ジャガー「えっ?でも」

博士「いいから休むのです」

助手「探索はHPを著しく消費するのです。これからに備えて回復しておくのです」

ジャガー(ひっとぽいんと??)

コツメカワウソ「うん、わかった!今日はサヨナラするね!」
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:24:11.64 ID:NPrdd+IK0
コツメカワウソ「おやすみー!」ブンブン

ジャガー「明日の夜また来るよ」

リカオン「は〜い」

ヒグマ「気をつけて帰れよー」


チ-ン…

コツメカワウソ「今日はいろんなことがあって疲れたねージャガー!」

ジャガー「何度も死にかけたからね…」グッタリ

ジャガー「カワウソが無事でほんとによかった」

コツメカワウソ「それはジャガーが守ってくれたからだよっ!」

ジャガー「それを言うならカワウソもだろ?私ひとりじゃどうにもならなかったよ」

コツメカワウソ「えへへー」

ジャガー「キンシコウにも感謝しなきゃね」

ジャガー「おうちに何かあるの?」

コツメカワウソ「いっぱいあるよ!

ジャガー「いいなぁ、私もなにか選んで…」

ジャガー「あれ?」

コツメカワウソ「お部屋の前に誰かいるー!」

ジャガー「誰だろう?」

ジャガーマンションも終盤です。
>>708にジャガー、コツメ、博士、助手、ヒグマ、キンシコウ、リカオン、かばん以外のフレンズ指定
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:25:40.65 ID:NPrdd+IK0
セリフが抜けてるのだ!

ジャガー「キンシコウにも感謝しなきゃね」

コツメカワウソ「明日お礼にお菓子持っていこ!」

ジャガー「おうちになにかあるの?」

安価直下なのだ!
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/08(火) 23:31:06.51 ID:Ra6lf2Qf0
異質オオカワウソ
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 00:14:38.58 ID:APXinu5Ko
撤退!
撤退!
撤退!
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 14:39:31.53 ID:KBe7yAk2O
異質ちゃんって喋れるのかな
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 23:56:23.01 ID:Ja3K7fmL0
各階の解説が見たいな
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/11(金) 23:56:57.29 ID:od7PmmS70
異質オオカワウソ「………」

コツメカワウソ「オオカワウソじゃーん!」

ジャガー「どうしたんだろう」

異質オオカワウソ「………」

コツメカワウソ「なにしてるの?また探索してるの?」

異質オオカワウソ「………」

コツメカワウソ「ねぇってばー!無視しないでよー!」ツンツン

異質オオカワウソ「………」

ジャガー「待ってカワウソ!」

コツメカワウソ「んー?」

ジャガー「なにか様子がおかしいよ…」

異質オオカワウソ「………」ポタポタ

コツメカワウソ「わーっ!?血!?血が出てるよオオカワウソ!!」

ジャガー「さっきまでの間に何があったんだ!?」

異質オオカワウソ「………」チョイチョイ

コツメカワウソ「え…?」

ジャガー「ドアを指差してる……?」

コツメカワウソ「私たちになにか用があるの?」

異質オオカワウソ「………」コクリ

コツメカワウソ「とりあえず!中で手当てしよ!」ガチャッ

ジャガー「大丈夫か?自分で歩けるか?」

異質オオカワウソ「………」スタスタ
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/11(金) 23:57:46.43 ID:od7PmmS70
コツメカワウソ「えーと、きゅーきゅーセットは…」ガサゴソ

ジャガー「オオカワウソ、いっしょにいた二人はどこへ行ったんだい?もう部屋に帰ったの?」

異質オオカワウソ「………」

ジャガー「そんなに血が出るまで無理しちゃだめだよ…死んじゃったらどうするんだ」

異質オオカワウソ「………」

ジャガー(ず、ずいぶん静かだな?さっきはあんなにお喋りだったのに)

コツメカワウソ「包帯と消毒液あったよー!」

コツメカワウソ「オオカワウソ!傷口見せて!」

異質オオカワウソ「………」フルフル

コツメカワウソ「え?でも…」

異質オオカワウソ「………」スッ

異質オオカワウソ「………」ポイッ

ジャガー「これは…」

コツメカワウソ「紙?なにか書いてるね!」

異質オオカワウソ「………」ツンツン

ジャガー「読めってことかな」

コツメカワウソ「どれどれー?」
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/11(金) 23:58:25.79 ID:od7PmmS70
異 世 界 転  移 階

Д 12-13-B-9←→→→ Г

B-B-Ж 14-14-14-14-14 Б

96EB↑↓

コツメカワウソ「いせかい…てんい?」

ジャガー「これは?どうやら階の番号みたいだけど」

異質オオカワウソ「………」ポチポチ

スゥ……

ジャガー「わっ!?」

コツメカワウソ「消えちゃった!?」



オオカワウソ待機部屋

テレビ<た、たべないでくださーい!

待機「ハハハ…」

ボトル「がはぁっ!」ガチャッ

待機「おっ?帰還か!」

ボトル「はぁ、はぁ…!」

ボトル「損失2!異質野郎に遭遇!」

待機「ま〜たアイツか!」

ボトル「立ち話してるところを待ち伏せされてた!」

待機「なにっ!盗み聞きとは狡猾なやつ!」
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/12(土) 00:02:55.34 ID:Qr37AsJ10
コツメカワウソ「これ、ジャガーのために調べてくれたんじゃないかな?」

ジャガー「きっとそうだ…あいつ、あんな怪我してまで…」

コツメカワウソ「あの子たちにもお礼しなきゃね!」

ジャガー「うん。ふたりでお菓子差し入れに行こっか」

コツメカワウソ「さんせーい!」

ジャガー「はぁ、こっちに来てからみんなに助けられっぱなしだなぁ」

コツメカワウソ「ねぇジャガー!明日になったらここに書いてる階に行ってみる?」

ジャガー「んー…そうしたいところだけど、少し調べてから行ったほうがいいかも」

コツメカワウソ「しらべる?」

ジャガー「オオカワウソが嘘をつくとは思えないけど、階の番号を間違えてる可能性はあるからね。危険を避けるためにもなるべく情報を集めておこうと思うんだ」

ジャガー「物知りなフレンズならここに書いてる階を既に知ってるかもしれない」

コツメカワウソ「なるほどー!」

コツメカワウソ「でもなんだか意外だね?」

ジャガー「そうかな」

コツメカワウソ「ヒグマの家にいたときのジャガーなら、すぐにでも行くー!って言い出しそうだから!」

ジャガー「あはは、そうかもね」

ジャガー(私ひとりならそれでも良いけど…もうカワウソを危険な目に遭わせたくないからね)

直下にフレンズ指定、情報を集めに行きます。
1博士と助手
2ツチノコとスナネコ
3ライガー(肉食ちゃん)
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 00:14:28.02 ID:gkjmMDrFo
3
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/12(土) 04:39:15.92 ID:Qr37AsJ10
安価把握なのだ。

>>712
後でまとめて解説するのだ!
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/12(土) 04:43:50.16 ID:Dq7anlufo
イシカワちゃんはオオカワウソズ絶対殺すマンなだけで他のフレンズには敵意ないどころか良くしてくれる……?
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:50:17.69 ID:xNsNEvWI0
翌日

ライガー「よく来たねぇ。入って入ってぇ」

コツメカワウソ「お邪魔しまーす!」

ジャガー(ライガー…オオカワウソ曰く、ティラノの最期を見届けたフレンズ)

ジャガー(なにか知っているかもしれない)

コツメカワウソ「わー!かわいいお部屋だねー!」

ライガー「んふふ、ありがとぉ。いっしょに住んでる子の趣味なんだぁ」

ジャガー「小さな草食動物の子だっけ」

コツメカワウソ「今日はいないのかな?」

ライガー「バイトに行ってるからねぇ。また今度遊んであげてね?」

コツメカワウソ「わかったー!」

ジャガー(ライガーとその子と思わしきフレンズが写ってる写真がいくつも飾ってある)

ジャガー(とっても仲が良いんだろうな…微笑ましいや)

ライガー「それで、聞きたいことってなにかなぁ?」

ジャガー「異世界へ帰る方法について知りたいんだ」

ライガー「んぇ?異世界?」
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:51:07.10 ID:xNsNEvWI0
ジャガー「というわけなんだ」

ライガー「いろいろ大変だったんだねぇ…」

コツメカワウソ「それでね、昨日オオカワウソがこの紙をくれたんだけど…」ガサッ 

ライガー「ん〜?どれどれ」

ライガー「……!」

ジャガー「ここに書いてる階について何か知らないかな」

ライガー「………」

ジャガー「ちょっとした情報でも助かるんだ。頼む!」

コツメカワウソ「おねがーい!」

ライガー「…んふふ」

ライガー「そっかぁ。キミもあの子と同じなんだね」

ジャガー「あの子ってティラノのことか?」

ライガー「そだよ〜。数少ないお友だちだったんだけどねぇ」

ライガー「私があの階を紹介したから死んじゃったんだぁ」

ジャガー(あの階…みんみ階か)
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:52:12.79 ID:xNsNEvWI0
ライガー「“願いが叶う”って触れ込みだったからもしかしたって思ったんだけど…危ない階だったみたい」

ライガー「なんか変なのもいっぱいいて、そいつら蹴散らすので手一杯でさ。気づいた時にはあの子がバラバラになって消えていった」

コツメカワウソ「あわわ……」

ジャガー「その…なんて言ったらいいか」

ライガー「んふふ、気ぃ使わなくていいよぉ。もう傷心は癒えてるからねぇ」

ライガー「それよりさ…ジャガーちゃんは本当にいいのかなぁ?」

ジャガー「何がだい?」

ライガー「ここに書いてる階に行ったらティラノみたいに死んじゃうかもしれないよ?」

ジャガー「!」

ライガー「すぐに死んじゃえたらまだマシな方で…もっと残酷な目に遭うかもしれない」

ライガー「それでも危険を冒して探索しに行くの?」

ジャガー「………」

ライガー「ここはパークよりずっと食べ物も娯楽もあるし、エレベーターの使い方さえ間違えなきゃ快適に暮らせるよぉ?」

ライガー「私もいっしょに住んでる子と毎日楽しく遊んでるしさぁ。このままコツメちゃんと仲良く暮らすほうが賢明なんじゃない?」

ジャガー「…それでも」

ジャガー「私はじゃんぐるの…みんなのところに帰らないとダメなんだ。どんなに危険でも」
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:53:00.17 ID:xNsNEvWI0
ライガー「んふふふ…そっかそっかぁ。説得失敗だねぇ」

ジャガー「ごめんな」

コツメカワウソ「ジャガーの意思は固いからね!」

ライガー「それじゃ私の知ってる情報をあげよっか…この『96EB↑↓』には行っちゃダメだよぉ」

ジャガー「危ない階なの?」

ライガー「違う世界には行けるけど、フレンズの形を保てなくなるみたい」

コツメカワウソ「えー!?なにそれなにそれー!?」

ライガー「まぁ、要はセルリアンに食べられた後と同じ状態だねぇ。記憶を失って動物に戻っちゃうんだって」

ジャガー「そ、そんな階が混じってたのか…」

コツメカワウソ「あぶなかったー!」

ライガー「他二つの階は知らないけど…くれぐれも気をつけてねぇ。んふふ」
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 23:55:33.07 ID:xNsNEvWI0
ジャガー「協力ありがとう!」ペコリ

コツメカワウソ「せんきゅ〜!」フリフリ

ライガー「あいよ〜」

ガチャ バタン



コツメカワウソ「ライガー良い子だったね!ジャガーの心配までしてくれてさ!」

ジャガー「優しい子だったね。いっしょに暮らしてる子にも会ってみたいな」

コツメカワウソ「今度また遊びに行かなくっちゃ!」 

ジャガー「…それにしても、ライガーの部屋にいたらお腹空いてきちゃったなぁ」

コツメカワウソ「あれ?そーなの?」

ジャガー「うん。奥の部屋からかな?かなり新鮮なお肉の匂いがしたんだ。たぶん料理のために買ってあるんだろうね」

コツメカワウソ「えーっ!?ジャガーすっごーい!私ぜんぜん気がつかなかったよ!」

ジャガー「匂いを消すためのスプレーをたくさん振ってあったみたい。あれは嗅覚が鋭い野生動物じゃなきゃわからないよ」

コツメカワウソ「そっかー…私たちに気使わなくていいのにね。匂いくらいどうってことないのに!」

ジャガー「そういう気遣いも優しいよね」

コツメカワウソ「ねー!」

直下に番号指定、情報集めラスト。
1博士と助手
2ツチノコとスナネコ
3ハンタートリオ
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:59:15.59 ID:IEV/EdyCo
3
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:59:19.54 ID:cPSY4cIQo
1
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 11:37:41.35 ID:awfN0R+3O
ライガーはなんでセルリアンの存在知ってたんだろうマンションの世界でもセルリアンは存在してるの?
新鮮な肉ってのも怖いな
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 12:21:53.26 ID:kKnHwTbyO
今のライガーの意識も元々は異世界のパーク産で、戻るつもりだったけど増やす階見つけちゃった→草食ちゃんと狩りごっこ(ガチ)し放題やんけやったぜ。
という感じで今に至るなんて妄想
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 13:08:48.79 ID:jDJ2lHsJO
ここはパークよりずっと食べ物も娯楽も〜のくだりとかそれっぽいよね
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 21:48:00.61 ID:u1zqZb4O0
新鮮なお肉(草食ちゃん)
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/17(木) 23:59:51.81 ID:T1eMYJGG0
コツメカワウソ「というわけで!」

ジャガー「この二つの階について知らないかい?」

キンシコウ「うーん…私は知りませんね」

ヒグマ「私もだ。聞き込みをしたが有益な情報は得られなかった」

コツメカワウソ「そっかぁ」

ジャガー「やっぱり簡単にはいかないね」

コツメカワウソ「…ところでキンシコウ?もう元気になったの?」

キンシコウ「はい、ひと晩寝たらすっかり回復しましたよ」

コツメカワウソ「わーい!よかったぁ!」

キンシコウ「ご心配おかけしました」ナデナデ

コツメカワウソ「またどこかで遊ぼーね!これお見舞いのお菓子!」

キンシコウ「わ〜!ありがとうございます!」

ヒグマ「ずいぶん懐いてるな」

ジャガー「遊園地の階で仲良くはしゃいでたからねぇ」

ヒグマ「…遊園地か」

ジャガー「ヒグマも遊びたいの?」

ヒグマ「え?いや…そんなことは…」
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 00:00:40.05 ID:bWMadfW50
リカオン「ただいま帰りましたぁ」ガチャ

キンシコウ「おかえりなさいリカオン」

ヒグマ「そっちの聞き込みはどうだった?収穫あったか?」

リカオン「…あるにはありましたけど」

ヒグマ「おっ?」

ジャガー「ど、どんな?」

コツメカワウソ「聞きたい聞きたーい!」

リカオン「ちょっ!期待しないでくださいよ!ハズレ階の情報ですから!」

キンシコウ「ハズレ階?」

リカオン「ええ、なんでもこの階では好きな世界へ行くことができるとのことですが…」

リカオン「時代を選べないみたいなんです」

ジャガー「時代を選べない…?」

リカオン「例えばジャガーさんならパークへ帰ることができるけど、それはジャガーさんがいた時代じゃないかもしれない…」

キンシコウ「遥か大昔やずっと先の未来に飛ばされちゃう危険性もあるってことですね?」

リカオン「そういうことです」

ジャガー「また恐ろしい階が…」

コツメカワウソ「イヤなタイムスリップだねー!きゃはは!」
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 00:01:28.80 ID:bWMadfW50
ヒグマ「その階の番号、記録してあるか?」

リカオン「はい。えっと…『B-B-Ж 14-14-14-14-14 Б』ですね」

ジャガー「!」

コツメカワウソ「それなんか見たことあるー!」

ヒグマ「…紙に書いてあるな。当たりか」ガサッ

キンシコウ「ハズレと言った方がいい気もします」

リカオン「…?どうかしたんですか」

ヒグマ「手がかりがひとつ潰れた」

キンシコウ「残った階もダメだったらまた振り出しですね」

リカオン「な、なんだか申し訳ないです…」

ジャガー「…そんなことないよ。ありがとうリカオン」

コツメカワウソ「ご協力かんしゃ〜!」ムギュ-ッ

リカオン「もがっ!?もががが…!」

ヒグマ「残りは博士たちに聞いてみるといい」

キンシコウ「あの子たちの方がマンションの知識は豊富ですからね」
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 00:04:41.91 ID:bWMadfW50
博士「なるほど」

助手「それでやってきたわけですか」

ジャガー「あぁ」

コツメカワウソ「この階のこと知らなーい?」

博士「知らないのです」

助手「皆目見当もつかないのです」

ジャガー「早っ!」

コツメカワウソ「もうちょっと粘ってよー!」

博士「知らないものは知らないのです」

助手「この番号の並びはこれまで見たこともないのです」

ジャガー「そうなのか…」

コツメカワウソ「んー、じゃあこれからどうすればいいんだろ?」

ジャガー(ライガー、ハンター、博士と助手…みんなが知らなかったとなると、もうこの階の情報は集まらないかもしれない)

ジャガー(どうする?ひとりで行ってみるか?)

博士「ジャガー、お前の考えはお見通しなのです」

助手「どうせ『ひとりで行ってみようか』などと考えているのでしょう?」

ジャガー「!?」ビクッ
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 00:07:55.34 ID:bWMadfW50
博士「どうやら図星のようですね、助手」

助手「カマをかけてみるものですね、博士」

ジャガー「あはは…バレちゃったかぁ」

コツメカワウソ「ジャガー!そんなの危ないよー!」

ジャガー「でも…よくわからない階にカワウソを連れて行くのは、もう…」

コツメカワウソ「やだやだやだ!絶対ついて行くったら行くの!」

コツメカワウソ「ジャガーひとりでは行かせないよっ!」

ジャガー「困ったな」

博士「我々も行くのです」

ジャガー「えっ!?」

コツメカワウソ「博士たちも?」

博士「未知の階の情報を知ってしまったからには行くしかないのです。それが探索者なのです」

助手「お前が嫌と言っても無理やりついて行くのです。これは我々の生き甲斐なのです」

ジャガー「ふ、ふたりとも…」

コツメカワウソ「…ジャガー」

ジャガー「!」

コツメカワウソ「私たちを信じて」

ジャガー「………」

ジャガー「わかった。いっしょに行こう」

コツメカワウソ「やったぁ!」

博士「当然なのです」

助手「せいぜい足手まといにならないよう頑張るのです」

直下にフレンズ指定(ジャガー以外なら誰でも)
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:14:46.62 ID:bWhnsgtmo
草食ちゃん
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:16:04.25 ID:APNM0HdW0
コツメ達じゃないってことは同行者でもないし何の安価だよこえーなオイ
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 08:22:30.37 ID:dXeZa8NgO
今んとこ3つのうち2つヤバイ階なんですが…
イシカワちゃんなにしてくれとんねん!
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:42:06.30 ID:DfSkQZka0
チ-ン…

博士「着いたのです」

助手「どんな階なのでしょうか。ワクワクしますね博士」

博士「気持ちはわかりますが、落ち着くのです助手。いつも通り警戒を怠らないように」

ジャガー「………」ゴクリ

コツメカワウソ「ジャガー?きんちょーしてるの?」

ジャガー「うん。もしここもハズレだったらって思うと、ちょっとだけね…。危険な階かもしれないし」

コツメカワウソ「心配しなくてもだいじょーぶ!お菓子いっぱい持ってきたから!」

博士「まさか…そのリュック全部お菓子なのですか?」

コツメカワウソ「おふこーす!」

博士「や、役に立つものを持ってこいと言ったはずなのです!」

コツメカワウソ「えー!?お菓子は役に立つよー!非常食ってやつだよー!」

博士「はぁ…まったくお前という奴は…」

ジャガー「ふふっ、カワウソらしいや」

コツメカワウソ「えっへん!」

助手「ネズミボトルに反応ありません」

博士「では我々が降りてみるのです」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:42:56.85 ID:DfSkQZka0
博士「問題ありませんね」

助手「ジャガーとカワウソも降りてくるのです」

コツメカワウソ「はーい!」ピョン

ジャガー「しかしこれは…なんというか」

助手「ずいぶんとメルヘンな場所ですね」

博士「見渡す限り花しかありません」

コツメカワウソ「お花畑だね!キレイだなぁー!」

ジャガー「コレどこまで続いてるんだ?果てが見えないぞ」

助手「とりあえず歩いてみますか。なにか見つかるかもしれません」

博士「助手、我々のどちらかをこのエレベーター前に待機させたほうが良いかと」

助手「!」

博士「全員でまとまって動くのは危険なのです」

助手「…それもそうですね。どうやって決めますか?」

博士「ここは公平にジャンケンで決めましょう」

助手「わかりました」

博士「それでは」

助手「ええ」

じゃんけん…ポンッ!
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:44:04.63 ID:DfSkQZka0
ジャガー「…良かったのかい?助手ふくれてたぞ?」

コツメカワウソ「探索したがってたもんね〜」

博士「仕方ないのです。公平な勝負なのですから」

博士(というのはウソ…私がわずかに後出ししたのです)

博士(この階からはなにか得体の知れないものを感じるのです。全滅を避ける為にも、助手ひとりは残しておきたかったのです)

ジャガー「それにしても綺麗だねぇ。パークにだってこんな景色はなかったよ」

コツメカワウソ「ピクニックみたいで気持ちいいねー!」

博士「お前たち、目的を忘れてはいけないのです。ここはどこかの異世界へと繋がっている筈なのですよ」

コツメカワウソ「わかってるよー!」

ジャガー「あぁ、気をつけて行こう」

博士「わかっているなら良いのです」

コツメカワウソ「ねぇジャガー、グミ食べる?これ私のお気に入りなんだー!」

ジャガー「ぐみ?よくわからんが、美味しそうな食べ物だね」

コツメカワウソ「私のオススメはマスカット味だよ!あとはイチゴ味とメロン味とドリアン味と…」

博士「こら〜!言ったそばから!」

コツメカワウソ「博士はいらないの?」

博士「……イチゴ味をよこすのです」

コツメカワウソ「は〜いどうぞ!」
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:44:43.78 ID:DfSkQZka0
コツメカワウソ「もうだいぶ歩いたねぇ」

ジャガー「エレベーターが見えなくなっちゃったよ」

博士「この花畑はいつまで続くのですか…流石に見飽きたのです」

ジャガー「これだけ何も無いとなると、この階もハズレなのかな」

コツメカワウソ「お花畑があるだけの階かぁ。今度キンシコウたちとピクニックに行こう!」

博士「そのときは我々も呼ぶのです。ヒグマの料理を食べまくってやるのです」

コツメカワウソ「博士たちはそればっかりだもんね〜」

博士「頭を使うにはエネルギーが要るのです」

ジャガー「…あれ?」

コツメカワウソ「どしたのジャガー?」

ジャガー「あそこ」ビシッ

コツメカワウソ「おっ?」

博士「あれは……ドア?」

コツメカワウソ「お花畑のなかにドアだけ立ってる!変なのー!」

博士「見るからに怪しいのですが」

ジャガー「近づいてみようか。なにかわかるかもしれない」
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:45:45.22 ID:DfSkQZka0
コツメカワウソ「ん〜〜?」ジ-ッ

博士「前から見ても後ろから見てもただのドアですね。どこかへ繋がっているようには見えません」

ジャガー「………」

コツメカワウソ「どうしようね?開けてみる?」

博士「では私が開けましょう。まずはネズミボトルを投げ込んで反応を」

ジャガー「………」

博士「ジャガー、聞いているのですか?」

コツメカワウソ「ずっとドアを見てるね〜?」

ジャガー「中から助けを呼ぶ声が聞こえる」

コツメカワウソ「へっ?」

博士「…どういうことですか?」

ジャガー「たしかに聞こえたんだよ。『助けて』って泣いてる声が、この中から…」

ジャガー「まただ!」

コツメカワウソ「う〜ん?」

博士「なにも聞こえませんよ?」
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:46:48.95 ID:DfSkQZka0
ジャガー「状況は全然わからんが、このままだとマズい気がする!」

ジャガー(あの時と同じだ!遊園地の階で感じた、どうしようもなく嫌な予感…!)

ジャガー「とにかく助けに行かないと!」ガチャッ 

コツメカワウソ「あっ!ちょっと、ジャガー!?」

博士「待つのです!」

ジャガー「カワウソたちはここにいて!すぐに戻ってく  る か     ら


シュウウゥ….


コツメカワウソ「えっ?」

博士「なっ!?」

コツメカワウソ「じ、ジャガー!?返事してジャガー!!」

博士「き…消えてしまった…」

博士「ドアをくぐった途端、いきなり…!」 
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:48:18.07 ID:DfSkQZka0
ジャガー「っ」

ジャガー「どこだ、ここは…?」

ジャガー(さっきとは全然違う場所だ。空が真っ赤で、他には何もない…)

「あ、あの…」

ジャガー「!」

「あなたもフレンズさんですか…?」

ジャガー「そうだよ。私はジャガーっていうんだ。助けを呼んでたのはキミかい?」

「そ、そうですっ!助けに来てくれたんですね!」

ジャガー「…ん?き、キミはもしかして」

「ふぇ?」

ジャガー「間違いない!ライガーの部屋の写真に写ってた子だ!」

「えっ!に、肉食ちゃんのお知り合いなんですか!?」

ジャガー「肉食ちゃん…?」

「あっ、すみません!ライガーちゃんのあだ名なんです!ちなみに私は草食ちゃんって呼ばれてて…」

ジャガー「なんだあだ名か」
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:49:20.56 ID:DfSkQZka0
ジャガー「えーと、じゃあ、草食ちゃん?」

草食ちゃん「はいっ、なんでしょう?」

ジャガー「助けに来といてなんだけど…ここはどこなのかな?」

草食ちゃん「…私にもよくわからないんです」

草食ちゃん「肉食ちゃんと狩りごっこして遊んでたのは覚えてるんですけど、そこからの記憶が曖昧で…気づいたらここに」

ジャガー「そうなのか…」

ジャガー(パークで昼寝していたら連れて来られた私と似たようなものかな?)

ジャガー「とにかく出口を探さないとね」

草食ちゃん「出口…」

草食ちゃん「多分あっちです」

ジャガー「えっ?」

草食ちゃん「あっちにずっと行けば、きっとここから出られると思うんです」

ジャガー「そ、そうなのか…?」
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/21(月) 23:50:42.77 ID:DfSkQZka0
草食ちゃん「でもなんだかとっても恐ろしくて…行かなきゃいけないのに行ってはいけない気がして…怖くて震えていたんです」

ジャガー「あ〜、それはなんとかなくわかる」

草食ちゃん「ほんとですか?」

ジャガー「うん。イヤ〜な感じがピリピリきてるね」

草食ちゃん「どうしましょう…」

ジャガー「それでも行くしかないよ。こんな変なところに留まってるわけにもいかないしさ」

草食ちゃん「そう、ですよね…」

ジャガー「キミもライガーのところに帰りたいだろ?」

草食ちゃん「!」

ジャガー「いっしょにここから帰ろう。ふたりなら怖くないよ」

草食ちゃん「はい!」

直下にフレンズ指定(ジャガーと草食ちゃん以外なら誰でも)
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:05:00.92 ID:xD1Ah5k5o
キタキツネ
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/22(火) 00:18:13.58 ID:8NPzmihu0
安価把握なのだ。
この階で決着なのだ。
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 13:35:14.90 ID:7JxQf9za0
じごくちほーかしら
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 22:22:43.01 ID:Ioy6qy5e0
ジャガー「それにしても不気味なところだね」

草食ちゃん「はい…なんか変なのもウロウロしてました」

ジャガー「変なの?」

草食ちゃん「目と口がたくさんあるボールみたいな生き物です」

ジャガー「げっ…なんじゃそりゃ」

草食ちゃん「特になにかされたわけじゃないんですけど…その、とにかく怖くて」ブルブル

ジャガー「…辛かったね」

ジャガー(私が守ってあげないと)

「おーい」

ジャガー「どわぁ!?」ビクッ

草食ちゃん「えっ?」

「驚きすぎじゃない?」

ジャガー「そ、その声は…キタキツネ!?」

キタキツネ「うん。久しぶりだねジャガー」

草食ちゃん「ジャガーさん、お知り合いなんですか?」

ジャガー「な、なんでこんなところに!キミも連れて来られたのか!?」

キタキツネ「ボクはチュートリアルキャラクターだよ」

キタキツネ「この“じごくちほー”のね」
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 22:23:22.58 ID:Ioy6qy5e0
ジャガー「じごくちほー?」

草食ちゃん「ってなんですか?」

キタキツネ「この世でもあの世でもない場所だよ」

キタキツネ「ここから帰りたいなら、この先にいる“みんみ”と交渉しなきゃダメなんだ」

ジャガー「みんみって…あのみんみか?」

キタキツネ「?」

ジャガー「マンションには願いを叶えてくれる階があって、そこにはみんみっていう神様がいるんだ」

草食ちゃん「か、神様!?すごいですねそれ…」

ジャガー「でも対価を支払う必要がある。とあるフレンズが手足を捧げても、自分がいた世界には帰れなかったらしい」

草食ちゃん「ひぇっ」

ジャガー「ここがその“願いを叶える階”なのか?だとしたら、私たちは無事に帰れないんじゃないのか?」

キタキツネ「う〜ん」

ジャガー「答えてくれ、キタキツネ!」

キタキツネ「なんて説明したらいいんだろう…」

キタキツネ「こういうときギンギツネがいたら助かるのに」
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 22:24:13.69 ID:Ioy6qy5e0
――――――――――
―――――――
―――――

キタキツネ「…ってことなんだけど」

キタキツネ「わかってくれたかな」

ジャガー「イマイチわからん」

草食ちゃん「えっと…」

草食ちゃん「じごくちほーと私たちがいたマンションは別の世界で…」

草食ちゃん「みんみさんから求められる通行料、つまり支払う対価の重さも異なってくる…」

草食ちゃん「ってことですか?」

キタキツネ「そーいうこと」

ジャガー「おっ?ちょっとわかってきたかも」

キタキツネ「マンションがある世界より、じごくちほーのほうが通行料は安く済むはずだよ」

キタキツネ「ここはあらゆる世界と繋がっている異空間だからね」

キタキツネ(ほんとはフレンズ一体分のサンドスターを消費しても出られるけど、これは却下だよね)

ジャガー「じゃあさっき通ってきた花畑の階が中継地点だったのか」

草食ちゃん「わ、私はどうして飛ばされたんでしょう?」

キタキツネ「よくわかんないけど、たまたま空間がバグったんじゃないかな」

キタキツネ「四天王の部屋でなみのりしたらなぞのばしょに出ちゃった…みたいな」

草食ちゃん「??」

キタキツネ「はっ!ついゲームの話を…」
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 22:24:53.75 ID:Ioy6qy5e0
ジャガー「とにかく手足を捧げる必要はないわけだね」

キタキツネ「うん。でもキミたちにとって大切なものが必要なのは変わらないよ」

草食ちゃん「大切なもの、ですか?」

ジャガー「どういうことだい?」

キタキツネ「…ボクに言えるのはここまで」

キタキツネ「そのままずっと進めばみんみがいるから、それまでに考えておいて」トコトコ

ジャガー「あっ、おい!」

草食ちゃん「キタキツネさん!」

キタキツネ「ふたりともがんばってね」トコトコ

キタキツネ(ジャガー…ちゃんと帰ってきてね)


ジャガー「行ってしまった」

草食ちゃん「追わなくていいんでしょうか」

ジャガー「…大丈夫だと思う」

ジャガー「帰ったらまた会えるさ」

草食ちゃん「!…そうですね」

草食ちゃん(私も肉食ちゃんに会いたいなぁ)
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 22:25:47.51 ID:Ioy6qy5e0
ツチノコの部屋

スナネコ「ひ〜ま〜で〜す〜」ゴロゴロ

ツチノコ「………」ペラッ

スナネコ「ツチノコ、どこかへ遊びに行きましょうよ〜」

ツチノコ「………」ペラッ

スナネコ「ねぇったら〜」ツンツン

ツチノコ「………」ペラッ

スナネコ「.…もういいもん。コツメちゃんたちをここに呼んで来ちゃいますからね」

ツチノコ「な、なにぃ!?やめろぉ!!」

スナネコ「ボクを無視したツチノコが悪いんですよ」

ツチノコ「あいつらが来ると読書どころじゃなくなるだろーがっ!せめて違う日にしろぉ!」

スナネコ「いやで〜す」スタスタ

ツチノコ「待てぇ!わかったから!近くの公園連れてってやるからぁ!」

ピンポーン

スナネコ「あれ?お客さんですね」

ツチノコ「た、たすかった…」

スナネコ「誰でしょうか」

ツチノコ「ドアスコープから見てみりゃいいだろ」チラッ

ツチノコ「……あ?」

ツチノコ「こ、こいつらは!」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 22:26:23.75 ID:Ioy6qy5e0
じごくちほー

草食ちゃん「ひぃ!?じ、ジャガーさん!これです!さっき言った変なの!」

ズモモモモモモ………

ジャガー「くっ!見るからにヤバイやつだな!」

草食ちゃん「うぅ…こっち見てるぅ…」

ジャガー「ここは刺激しないようにゆっくり下がるんだ」ジリジリ

草食ちゃん「は、はい…」ジリジリ

ジャガー「そう、その調子」ジリジリ

草食ちゃん「ゆっくり、ゆっくり…」ジリジリ

ズモモ……モ… モ…

モ……モ……


ジャガー「…ここまで離れたら平気だね」

草食ちゃん「あぁ!怖かったぁ!」

ジャガー「よしよし。頑張ったね」ポンポン

草食ちゃん「えへへ、ありがと肉食ちゃん…大好き!」ギュッ

ジャガー「わっ」

草食ちゃん「えっ?……あっ!こ、これは違うの!つい間違えちゃって!その!」バッ

ジャガー「はは、草食ちゃんはおっちょこちょいだなぁ」

草食ちゃん「あうぅ…//」
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 22:27:19.38 ID:Ioy6qy5e0
ジャガー「にしてもさっきの生き物はなんなんだ…フレンズでもセルリアンでもなさそうだけど」

草食ちゃん「怖い見た目のわりに何もしてきませんでしたね。もしかして優しい子たちなんでしょうか」

ジャガー「さっきのキタキツネみたいに、私たちに何か教えてくれたりするのかな」

草食ちゃん「どうなんでしょう…あっ」


ギチギチギチギチ……ギチギチギチ………


草食ちゃん「ま、また変なのが来たぁ…やっぱり怖いぃ…」

ジャガー「…草食ちゃんは下がってて」

ジャガー「おーい!そこのキミ!」


ギチギチ…ギチギチギチギチギチギチ……


ジャガー「私たちになにか用があるのかい?」

ジャガー「話だったらここで聞くからさ、そこから動かないでくれるかな?怖がりの子がいるんだ」

草食ちゃん「じ、ジャガーさん…」


ギチギチギチ…ギチギチ……ギチ………

ギ……チ……

ギ………


ジャガー「!」

草食ちゃん「と、止まった!」

ジャガー(私たちの言葉が通じたのか?とにかく敵意はなさそうだな。これなら…)
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 22:28:00.48 ID:Ioy6qy5e0
ぐぱぁ

草食ちゃん「へっ?」

ジャガー「あ?」

ヒュッ

ジャガー「草食ちゃん!!」ガシッ

草食ちゃん「うへあぁ!?」


ザシュッ


ジャガー「っ……こいつ!!」

草食ちゃん「あわわわ…さ、さっきまでいたところが抉れてる……!」

ジャガー(あの口から触手を飛ばしたのか?それとも異常に長い舌か?速すぎて見えなかった…)

ジャガー「いや、もう関係ない…なんにせよこれは…」

ジャガー「戦うしかない!!」ギラッ

直下コンマで判定
44、99以外なら勝利
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:32:34.37 ID:AWQlcdwKo
一撃だとおもった?まだまだだよ!!
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:36:09.13 ID:w/SA1BZPo
(これ肉食ちゃん見てたら地団駄踏みそう)
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/25(金) 23:57:12.40 ID:MQ7M0wJL0
ブラックジャガー「なんだ?妹のことが知りたいのか?」

ヘラジカ「あぁ!キミが最も彼女の実力を知っているだろうと思ってな!」

ブラックジャガー「言っとくがオレの方が強いぞ。かけっこでも力比べでも負けたことはない」

ヘラジカ「ほうほう」

ブラックジャガー「そもそもあいつは優しすぎるんだよ。闘争心に欠けるから勝負をしても本気が出せないんだ」

ヘラジカ「そうか…良い身体をしているのにもったいないなぁ」

ブラックジャガー「だがな」

ブラックジャガー「あいつは何かを守るときだけは……オレでも驚くような力を発揮する」

ブラックジャガー「あのときは全身ボロボロになっても止まらなかったくらいだ」

ヘラジカ「おぉ!?その話、気になるなぁ!教えてくれ!」 

ブラックジャガー「いいだろう。あれは確か…」

ガサッ

ミナミコアリクイ「おーいブラックジャガー!」

マレーバク「そろそろお昼だから、いっしょにじゃぱりまん食べよ?」

ブラックジャガー「!!」シュバババ

ヘラジカ「速っ!?」

ヘラジカ「ちょっ!待ってくれ!少しでも話を……おーい!」
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/25(金) 23:57:42.75 ID:MQ7M0wJL0
じごくちほー

草食ちゃん「………」ブルブル

草食ちゃん(肉食ちゃん…どうか、どうか…ジャガーさんを助けて…)

草食ちゃん(力を貸して…!)


ギチギチギチギチ…ギチギチ…

ジャガー「どらぁ!!」

ドガッ!! バキッ!! メキョッ!!

ぐぱぁ

ジャガー「っ!」

ヒュッ

ジャガー「甘い!!」

スパァン!!

草食ちゃん「弾いた!?」

ジャガー「同じ手を二度も……」

ジャガー「食らうかぁ!!」

ズドン!!
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/25(金) 23:58:17.31 ID:MQ7M0wJL0
ジャガー(私は姉さんみたいに一撃じゃ決められない…)

ジャガー(それなら…!)

ジャガー「勝つまで何発でも打って、打って、打ちまくる!!」

ジャガー「はぁああああああああ!!!」

ズガガガガガガガガガガガガ!!!


ギチギチ…ギ………チ………

グシャッ!!!


草食ちゃん「あ……破裂した……」

ジャガー「ふぅ〜……」

ジャガー「」バタリ

草食ちゃん「じ、ジャガーさん!?大丈夫ですか!?」

ジャガー「あー、平気平気。久しぶりに野生解放してちょっと疲れただけ」

ジャガー「このくらいなら少し休めば回復するよ」

草食ちゃん「よかった…ほんとによかった…」グスッ

ジャガー(泣かせちゃった…姉さんならここまで消耗せずに勝てたんだろうなぁ)

ジャガー(もっとがんばらないと)
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/25(金) 23:58:49.97 ID:MQ7M0wJL0
オオカワウソ待機部屋

ボトル「損失分の複製完了!」

地図「完了!」

マスク「完了!」

「「「ハハハハハハハハ!!!」」」

地図「マップ良し!」

ボトル「ネズミボトル良し!」

マスク「その他もろもろの装備良し!」

「「「いざ探索へ!!!」」」

ピンポーン

待機「ん?」

ボトル「誰か来た!」

マスク「珍しい!」

地図「なんの用だろ!」

待機「あけて君じゃないだろうな」チラッ

待機「……なんだこいつら?」
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/25(金) 23:59:30.64 ID:MQ7M0wJL0
じごくちほー

ジャガー「よし、もう回復したぞ」

ジャガー「出発しようか」

草食ちゃん「………」

ジャガー「どしたの?」

草食ちゃん「なにもできなくてごめんなさい」

草食ちゃん「正直足手まといですよね、私」

ジャガー「…いいんだよ。フレンズによって得意なことは違うんだからさ」

草食ちゃん「でもっ」

ジャガー「私だってマンションに来てから色んな子に助けられたんだ。ライガーも含めてね」

草食ちゃん「!」

ジャガー「不謹慎かもしれないけど…やっと役に立てそうで嬉しいんだよ」

ジャガー「足手まといだろうとなんだろうと、キミのことは絶対守るからね」

草食ちゃん「…ありがとうございます」

ジャガー「無事ライガーに会えたら思いっきり抱きつきなよ?」

ジャガー「さっきみたいにね」

草食ちゃん「!!?」

草食ちゃん「あ、あれはっ!違うんです!いつもあんなに甘えてるわけじゃなくて!」

ジャガー「たまにならやってるの?」

草食ちゃん「っ〜〜!もう!ジャガーさん!!」
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/26(土) 00:01:33.21 ID:rfPiiOQs0
草食ちゃん「まったくもう!」プンプン

ジャガー(ちょっとからかい過ぎたかな)


ズズズズズズ


ジャガー「げっ!」

草食ちゃん「っ!?…また来ましたね」

ジャガー「でも今度のはシンプルな見た目だな。赤い球体に目がひとつ…」

ジャガー(なんかセルリアンみたいだ)

草食ちゃん「ま、真っすぐこっちに向かってきますよ?」

ジャガー「オーケー。また迎え撃ってやるさ」

ジャガー「さっさと倒して、みんみに帰してもらおう!」ギラッ


ズズズズズズ


ジャガー「行くぞっ!」ダッ

草食ちゃん「……あの赤いお化け」

草食ちゃん「とっても危ない気がする。なんでだろう」

草食ちゃん「もしかして、こっちの方角に感じてた嫌な気配って…」

直下コンマでジャガーが受けるダメージ判定
奇数で大ダメージ、偶数で中ダメージ、00で…?
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:06:07.43 ID:PJLp6OBF0
00なんてそうそう出ないわよね
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:20:21.79 ID:cN+SCzJeO
ジャガぁぁぁぁあああ!!
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:48:41.42 ID:Q0S0sXW9o
ア、ア、アワワ
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 01:21:54.41 ID:tqoH58JtO
ジャガー、もうちょっとグイグイいったら草食ちゃん堕とせそう
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 01:54:02.29 ID:Q0S0sXW9o
肉食「は?」
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/26(土) 23:59:11.12 ID:TN3QD1JO0
ギュルンッ ギュルルッ

ジャガー(触手を伸ばして攻撃するみたいだけど…遅いな)

ジャガー(そんなに速くない私でも簡単に避けられる)

ギュルッ

ジャガー(まずは一発)スッ

ドガッ!!


ズズズズ…ズズ


ジャガー「よし、効くみたいだね」

ジャガー「さらに二発!」

ズガン!! メキョッ!!

草食ちゃん(戦えないなら…観察してみよう)ジッ

草食ちゃん(この嫌な予感の正体はなんなのか)

草食ちゃん(気づいたことがあったら、ジャガーさんに知らせなきゃ!)
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/26(土) 23:59:45.61 ID:TN3QD1JO0
ギュルルルッ ギュルルルルッ

ジャガー「遅いよっ!」

ガコォ!! 

ジャガー「そんなんじゃ!」

ボシュッ!!

ジャガー「獲物は仕留められない!」

ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ド!!!


ズズズ……ズズズ………


ジャガー(かなり弱ってきた!)

ジャガー「このまま畳み掛けてやる!」

ガガガガガガガガガガガガ!!!

草食ちゃん(ジャガーさんが押してる!)

草食ちゃん(このまま勝っちゃいそう…私の怖がり過ぎだったのかな)
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 00:00:25.22 ID:GQMAYkB90
ジャガー「トドメだッ!」

ジャガー「うぉおおおお!!」

ピカッ

ジャガー「!?」

草食ちゃん「うっ……!?」

草食ちゃん(いきなり光った!?)

草食ちゃん(ま、まぶしい…なにも見えない!)

草食ちゃん「ジャガーさんっ!距離をとってください!」

草食ちゃん「なにか変で…」


ド カ ン !!!

775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 00:01:08.46 ID:GQMAYkB90
草食ちゃん「うぅ……」

草食ちゃん「いたたた…」

草食ちゃん「な、なにが起こったの…?」


ジャガー「」


草食ちゃん「ジャガーさん!?」

草食ちゃん「大丈夫ですかっ!!ジャガーさんっ!!」ダッ

ジャガー「あ……うぅ……」

草食ちゃん「ひ、ひどい怪我……!すぐに手当てしないと!」

草食ちゃん「でもここには包帯なんてないから…えっと、えっと!」

草食ちゃん「そうだ!私の毛皮を!」ビリッ

ジャガー「……そう、しょくちゃん」

草食ちゃん「っ!」

ジャガー「ごめ……んね…しくじっ…ちゃった……」

草食ちゃん「喋っちゃダメです!傷が開いちゃいますから!」
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 00:01:46.19 ID:GQMAYkB90
ジャガー「はぁ……はぁ……」グッタリ

草食ちゃん「とりあえず毛皮を巻き付けたけど…」

草食ちゃん(このままじゃ明らかに危ない!サンドスターを供給しないと死んじゃう!)

草食ちゃん「どうしたら…どうしたらいいの…」


『マンションには願いを叶えてくれる階があって、そこにはみんみっていう神様がいるんだ』


草食ちゃん「!」

草食ちゃん「願い…叶える…」

草食ちゃん「そうだ…!みんみにジャガーさんの怪我を治してもらうんだ!」

草食ちゃん「私の腕でも足でも捧げていいから、とにかく治して貰わなきゃ!」

草食ちゃん「ジャガーさん、辛いかもしれませんが背中に乗ってください!背負ってみんみのところまで行きます!」

ジャガー「そんな…だめ…だよ…」

ジャガー「身体を……大事にして……」

草食ちゃん「っ……!」

草食ちゃん「ダメです!行きます!」

草食ちゃん「無理やりにでも行きます!」グイッ
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 00:02:46.79 ID:GQMAYkB90
草食ちゃん「はっ、はっ、はっ」タッタッタ

ジャガー「………」グッタリ

草食ちゃん「急がなきゃ…急がなきゃ!」タッタッタ

草食ちゃん(私のせいだ!私のせいで、こんな!)グスッ

ジャガー「……!」ピクッ

ジャガー「…草食ちゃん」

草食ちゃん「えっ?」

ジャガー「なにか…来てる…」

草食ちゃん「なにか、ですか…?」

草食ちゃん「っ!?」


ズシン……ズシン……ズシン……


べちょべちょべちょべちょべちょべちょべちょべちょべちょべちょべちょ


ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ


カシャン…カシャン…カシャン…カシャン…


ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッ
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 00:03:42.36 ID:GQMAYkB90
草食ちゃん「なんで…なんで……?」

草食ちゃん「なんでこんなに!?」

草食ちゃん「も、もしかして」


『ピカッ』


草食ちゃん(あのときの光に引き寄せられた!?)

ジャガー「草食ちゃん、聞いてくれ」

ジャガー「私はもう動けない。このままじゃふたりまとめてあいつらのエサになってしまう」

ジャガー「だから…」

ジャガー「私を捨てて、キミだけみんみのところに行くんだ」

草食ちゃん「…なに言ってるんですか」

ジャガー「あいつらが私に群がってる間に走ればきっと間に合う」

ジャガー「早く走るんだ」

草食ちゃん「できるわけないですよっ!!」

ジャガー「草食ちゃん」ギュッ

草食ちゃん「っ」

ジャガー「頼む」
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 00:04:47.15 ID:GQMAYkB90
草食ちゃん(たしかに、)

草食ちゃん(ふたりいっしょに死ぬより、動けないジャガーさんを庇って死ぬより…)

草食ちゃん(動ける私だけでも逃げたほうが賢明かもしれない)

草食ちゃん(こんな変なところで死にたくない)

草食ちゃん(マンションで肉食ちゃんだって待ってる。まだまだやりたいことだってたくさんある)

草食ちゃん(でも、でも)

草食ちゃん(でも)

草食ちゃん(私は…本当にそれでいいの?)

直下に草食ちゃんの決意
1ジャガーを見捨てて逃げる
2たたかう
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 00:15:43.40 ID:tXqxp4Gwo
2
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 00:40:31.67 ID:531jKd6Fo
よく言った……!
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:09:48.29 ID:3s9iHIUC0
草食ちゃん「…降ろしますね」

ドサッ

ジャガー「………」

草食ちゃん「ジャガーさん」

草食ちゃん「ごめんなさい」ペコッ

ジャガー「うん、いいよ…」

ジャガー(それでいい…キミがこんなところで死ぬことはないんだ…)

ジャガー(ライガーと幸せに生きてくれ)


草食ちゃん「私、たたかいます」

ジャガー「………え?」

草食ちゃん「あなたを見捨てるなんてできません」

草食ちゃん「そんなことして生き延びたって…自分で自分を許せなくなるだけです」

ジャガー「ま、待て」

ジャガー「待ってくれ!」

草食ちゃん「…肉食ちゃん」

草食ちゃん「見ててね」ギラッ
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:10:28.42 ID:3s9iHIUC0
草食ちゃん「はぁああああ!」ダッ

ドンッ!


べちょっ べちょっ

草食ちゃん「っ!」ビチャッ

ズドンッ

草食ちゃん「あうっ!!」ドサッ

ザクザクザクザクザクッ

草食ちゃん「がはっ!?」

カシャン…カシャン…カシャン…

ガシッ

草食ちゃん「ぐ……あぁ……」

ブンッ

草食ちゃん「っっ」


ドドォン……


ジャガー「む、無茶だ…」

ジャガー「早く逃げるんだっ!」
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:11:38.17 ID:3s9iHIUC0
草食ちゃん「はーっ、はーっ」

草食ちゃん「立た…なきゃ…」ガクガク

草食ちゃん「あぅっ!」ガクッ

草食ちゃん(弱いなぁ私…もうボロボロになってる)

草食ちゃん(肉食ちゃんならもっと頼りになったのにね)



ジャガー「い……行かなきゃ……」ズルズル 

ジャガー「動け、動けぇ…!」ズルズル

ジャガー「ぐっ!?」ズキッ

ジャガー「ゲホッ、ゲホッ!ガフッ!」ビチャッ

ジャガー(くそっ!なんで…)

ジャガー(なんで動けないんだ!)
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:12:56.89 ID:3s9iHIUC0
草食ちゃん「諦めちゃダメ…」


ズシン……ズシン……ズシン……


草食ちゃん(せっかく助けてくれたんだ)


ズシン……ズシン……


草食ちゃん(ジャガーさんの頑張りを無駄にしないんだ…!)


ズシン……


草食ちゃん「ぐうぅ……!!」プルプル


ズシ……


ジャガー「やめろぉおおおおおお!!!」
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:14:16.78 ID:3s9iHIUC0
ズギャン!!


ズ………

ズドォ……ン


草食ちゃん「………」

草食ちゃん「え?」

ジャガー(な、なんだ…?)

ジャガー(草食ちゃんを踏み潰そうとした奴が…倒れた?)

「チッ、全力で殴ったんだがな。仕留め損なったか」

草食ちゃん「あ、あなた…は?」

ヒグマ 「頑丈なやつめ」

ジャガー「ヒッ……」

ジャガー「ヒグマッ!!」
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:15:32.99 ID:3s9iHIUC0
ヒグマ「デカブツは後に回すか」

ヒグマ「キンシコウ!リカオン!」

ヒグマ「最初から野生解放で行け、出し惜しむな!」

キンシコウ「はいっ!」ヒュンッ

リカオン「オーダー了解です!」バッ

ヒグマ「…行くぞ」

「「応っ!!」」


ジャガー「ハンターのみんな…来てくれたのか…!」

ガシッ

ジャガー「わっ!」

ダダダダダダダダ!!

ジャガー(は、運ばれてる!?)

ジャガー(誰だ!誰なんだ!?)
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:16:06.34 ID:3s9iHIUC0
ダダダダダ… ドサッ

ジャガー「!」

ジャガー(安全なところまで避難させてくれたのか)

ジャガー(いったい誰だろう)チラッ

ジャガー「!!」

コツメカワウソ「ジャガー…」

ジャガー「か、カワウソ」

コツメカワウソ「ばかっ!」ポコッ

ジャガー「うっ」

コツメカワウソ「ばかっ!ばかっ!ばかっ!」ポコポコ

ジャガー「い、いたい!地味にいたいよカワウソ!」

コツメカワウソ「ジャガーのばかばかばかばかばか…ばか…」

コツメカワウソ「ばかぁ…」ポロポロ

ジャガー「……うん。心配かけてごめんね」

コツメカワウソ「わぁーん!!」ギュ-ッ

ジャガー「おぅふっ」

コツメカワウソ「生きててよかったよぉ!うわぁあああん!!」ポロポロ

ジャガー「うん…ほんとにごめんね。怖かったね…」ヨシヨシ

コツメカワウソ「うぅ……」ギュ-ッ

ジャガー「ぐぉっ!?ちょ、今それはヤバイ…傷口が…」
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:16:33.85 ID:3s9iHIUC0
ジャガー「そうだ!草食ちゃんは!?」

ジャガー「あそこにいたら戦いに巻き込まれてしまう!」

ジャガー「…あれ?いなくなってる」

コツメカワウソ「そーしょくちゃんなら…」

コツメカワウソ「あそこ」ビシッ



草食ちゃん「……あ」

草食ちゃん「にくしょく、ちゃん」

ライガー「………」ナデナデ

草食ちゃん「あっ……」

草食ちゃん(肉食ちゃんの手、おっきくてあったかくて)

草食ちゃん(すごく安心する…)

草食ちゃん「ありがと…肉食ちゃん…」

ライガー「よくがんばったね」

ライガー「草食ちゃんはここで休んでて」
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:17:36.48 ID:3s9iHIUC0
キンシコウ「せいやっ!」ヒュンッ

リカオン「とうっ!」ズバッ

ヒグマ「どりゃあっ!」ドガッ


ドッパァン!!


リカオン「よしっ!二体目撃破!」

キンシコウ「あと三体!」スチャ

ヒグマ「…げっ」


ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ


リカオン「うわぁ、なんですかこれ」

キンシコウ「大きな虫の大群…?」

ヒグマ「こんなのキリがないぞ」

ツチノコ「………」ジ-ッ

ツチノコ「ははぁーん」ニヤッ

ヒグマ「ピット器官でなにか見えたのか?」

ツチノコ「丸見えだぜぇ!」

ツチノコ「こいつら、とある一匹以外は熱を発してない…!つまり」

キンシコウ「その一匹が司令塔で、他はただの傀儡ってことですね?」

ツチノコ「そーいうこった。今そいつはちょうどリカオンの近くを飛んでやがる」

リカオン「どっせぇい!!」ズバッ

ブブブブブ………ブ…  シュウウウゥゥ……
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:18:07.72 ID:3s9iHIUC0
ズシン……ズシン……


キンシコウ「あっ!ヒグマさんが殴った大きいヒト、起き上がりましたよ」

ヒグマ「嫌な言い方するな」


ズドォン!!


リカオン「ひぇっ!?」

ヒグマ「なんだぁ?」

キンシコウ「両足が……穴に埋まった?」

スナネコ「ボクが掘っておいたんです」

リカオン「い、いつのまにあんなデカい穴を…」

スナネコ「野生解放すればちょちょいのちょいです」ギラッ

ヒグマ「たいしたもんだな」

スナネコ「もうあいつは動けないので、みんなで袋叩きにしましょう」

スナネコ「最初に目を潰しておくと効率的ですよ」

キンシコウ「かわいい顔して怖いこといいますね…」

ツチノコ「こいつ意外と毒舌だからな」

「んふふ…私に任せてほしいなぁ」

リカオン「えっ?」
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:18:56.30 ID:3s9iHIUC0
マスク「ハハハハ!なんだここ!なんか変なのいるぞ!」

地図「全身べちょべちょ!」

ボトル「気持ち悪い!」

「「「ハハハハハハハハ!!!」」」

べちょべちょべちょべちょべちょべちょべちょ

マスク「こっち来る!火炎瓶用意!」

地図「迎撃!」ポイッ

ボトル「迎撃!」ポイッ

パリンッ  ボボンッ!!

マスク「もっと迎撃!」ポイッ

地図「迎撃!」ポイッ

ボトル「迎撃!」ポイッ

ボンッ!!バボンッ!!

べちょっ…べちょべちょっ…

べちょっ…

マスク「べちょべちょ野郎消滅!」

地図「消滅!」

ボトル「大勝利!」

「「「ハハハハハハハハ!!!」」」
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:19:46.08 ID:3s9iHIUC0
――――――――――
―――――――
―――――

博士「お前たち、なかなか派手にやりましたね」

助手「とくにあのデカい肉塊、もはや原型を留めていませんよ。どれだけ執拗に攻撃すればああなるのですか」

リカオン「あれはまぁ」

キンシコウ「……」

ツチノコ「やべー奴がやったんだよ…」チラッ

ライガー「あ〜スッキリしたぁ」ニコニコ

ヒグマ「ふたりとも、博士たちが持ってきた補給用じゃぱりまんは食べたか?」

草食ちゃん「はい、かなり回復しました」

ジャガー「私も全快には程遠いけど…さっきよりは全然マシだよ」

スナネコ「良かったですね〜」

マスク「ハハハ!悪運の強い奴らめ!」

ジャガー「ところでさ」

ジャガー「助けられといてなんだけど…みんなどうしてここに?」

コツメカワウソ「私と博士たちで呼んだんだよー!」

博士「マンションを駆けずり回ってなんとか集めたのです」

助手「まさかあのじごくちほーに飛ばされるとは思いませんでしたがね」

ジャガー「そっか。本当に助かったよ、ありがとう」

ジャガー「…ん?」

ジャガー「博士たち、じごくちほーのこと知ってるの?」
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 17:21:01.34 ID:3s9iHIUC0
博士「当然なのです。我々の知識量を舐めてはいけないのです」

助手「実際に来たのは初めてですが、どのような場所かはちゃんと知っているのですよ」

コツメカワウソ「どんなところなのー?」

博士「ジャパリパーク第七研究所にある『超大型サンドスター加速器』の濫用によって生み出された負の遺産…」

コツメカワウソ「んー!全然わからーん!」

コツメカワウソ「あ、今のジャガーみたいだったね?きゃはは!」

助手「そこから帰るには白痴の王…通称みんみに対価を支払う、またはフレンズ一体分のサンドスターを消費して亀裂を生じさせる」

博士「つまり自分の何かを犠牲にするか、他のフレンズの命を犠牲にするか…なんにせよまともな空間ではないのです」

リカオン「げぇ〜…」

ツチノコ「とんでもねぇところに連れてきやがって!このヤロー!」

スナネコ「まぁまぁ落ち着いて。チュールでも食べますか?」

ツチノコ「いらねーよっ!」

ライガー「私ほしいなぁ」

助手「とにかく!ここからタダでは帰れないことをおさらいしたところで…」

博士「ジャガー、お前は何を対価にしてパークに帰るのか決めましたか?」

ジャガー「………」


キタキツネ『キミたちにとって大切なものが必要なのは変わらないよ』


ジャガー「あぁ」

ジャガー「たった今決まった」

次でマンション完結。後半は夜に投稿します。
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:24:47.50 ID:tXqxp4Gwo
おつです
アラマンでまさかここまで燃える展開を描けるとは敬服します
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:27:31.13 ID:531jKd6Fo
草食ちゃん最高
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:51:50.89 ID:FVL9nUdkO
>>796
肉食ちゃん乙
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 00:16:57.84 ID:afTRMywe0
博士「見えてきましたね」

助手「あれが…」


『みんみんみ…』
『うみゃみゃ〜』
『みんみー』
『ぅみゃう〜』
『みゃみゃみゃみゃみゃ』
『すごーいんみ…』


草食ちゃん「ひぅっ!?」ギュッ

ライガー「そうそう、こんな奴だったねぇ。相変わらずエグい見た目…」ナデナデ

ツチノコ「こ、こんなバケモンが神様…」

ヒグマ「本当に危険はないんだろうな?」スチャ

博士「えぇ。こいつが自分から危害を加えることはあり得ません」

助手「さぁジャガー、みんみに話しかけるのです」

ジャガー「わかった」

コツメカワウソ「ジャガー」

コツメカワウソ「ほんとに、いいの…?」

ジャガー「あぁ。この願いなら確実に帰れる」

ジャガー「私にとってかけがえのない、『あれ』を捧げれば」

コツメカワウソ「…そっか。決めたんだね」
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 00:17:31.63 ID:afTRMywe0
ヒグマ「あっち帰っても元気でやれよ!」バシッ

ジャガー「うぉっ!?」

リカオン「ちょっ、ヒグマさん!怪我人ですから!」

ヒグマ「あっ、そうだった。すまん」

ジャガー「いててて」

キンシコウ「短い間でしたが、なんだかんだで楽しかったですね」

リカオン「最初はどうなるかと思いましたけどね。無事に終わって良かった…」

ツチノコ「せいぜい元気でやれよォ。オレらはなんもしてやれねーけどよ」

スナネコ「ボクたちずっと応援してますからね」

ジャガー「みんな…」

マスク「帰るなんてもったいない!」

地図「あんなに楽しいマンションなのに!」

ボトル「もっと探索しなくていいのか!」

ジャガー「やめとくよ…もう怪異は懲り懲りさ」
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 00:18:12.23 ID:afTRMywe0
草食ちゃん「ジャガーさん!私、ほんとになんてお礼を言っていいか…!」ペコペコ

ライガー「草食ちゃん助けてくれてありがとねぇ。キミには感謝してもし切れないや」

ジャガー「そんな、お礼なんていいよ。当然のことをしただけじゃないか」

ライガー「んふふ、かっこいいこと言うなぁ。こりゃあの子も惚れちゃうわけだ」

ジャガー「…?」

ライガー「あらあら、自覚無し?私たちのほうが進んでるねぇ草食ちゃん♪」サスサス

草食ちゃん「ひゃっ!こ、こんなところでやめてよ肉食ちゃんっ!」

ライガー「とか言って甘えたがってるくせにぃ」モニモニ

草食ちゃん「もー!モニモニしないでっ!」

ライガー「にひひ」モニモニ

ジャガー(なんの話か全然わからんけど、幸せそうだからいっか)

博士「ジャガー、我々からも礼を言うのです」

助手「お前のおかげで階の情報が増えたのです。これは探索する上で大変有益なのです」

ジャガー「おぉ!それは良かった。役に立てて光栄だよ」

博士「もしもまたマンションに来ることがあれば、ぜひうちに来るのです」

助手「…我々は、いつでもお前をっ……待ってるのです」

ジャガー「…助手?俯いてどうしたの?」

助手「うるさいのです。こっちを見るななのです」

博士「ふふ、やれやれですね」
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 00:18:45.81 ID:afTRMywe0
「ジャガー!!」

ジャガー「おっ?」

ピョーン

ジャガー「っとぉ!」ガシッ

ジャガー「こらこら、危ないだろ?」

コツメカワウソ「えへへ」

ジャガー「カワウソ、元気でね」

コツメカワウソ「うん!ジャガーも気をつけて帰ってね!」

ジャガー「ありがとう」

コツメカワウソ「帰ったら、パークの私とたくさん遊んであげてね!」

ジャガー「…うん。そのつもり」

コツメカワウソ「博士たちにもカレー食べすぎちゃダメだよって言ってあげてね!」

ジャガー「そ、それは聞いてくれるかわからないなぁ」

コツメカワウソ「それからね、えっと、えっとね」

コツメカワウソ「…ちょっと耳貸して?」

ジャガー「?…うん、なにかな」

コツメカワウソ「ジャガー、だいすき」ボソッ

ジャガー「…!」
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 00:19:20.87 ID:afTRMywe0
ジャガー「私もだいすきだよ、カワウソ」ボソッ

コツメカワウソ「えー!ほんとー?」

ジャガー「うん。ほんとにほんと」

コツメカワウソ「私たちお揃いじゃーん!」

ジャガー「すごい偶然だよね」

「「あははははははは!!」」

博士「ジャガー、大笑いしてるところ悪いですが…」

助手「そろそろ言うのです」

ジャガー「…あぁ、うん。わかった」

ジャガー「もう悔いはないよ」
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 00:20:07.61 ID:afTRMywe0
ジャガー「白痴の王よ、私を元いたジャパリパークに帰してくれ」

ジャガー「代わりに…」

ジャガー「マンションで過ごした記憶全てをくれてやる」


『んみんみ……』


ザァ………


ジャガー「っ!」


ドボン!!


ジャガー(意識が……薄れていく……)

ジャガー(……………)

ジャガー(さようなら、みんな)


シュウウウウウウウウウウ…………


コツメカワウソ「いってらっしゃい、ジャガー」
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 00:22:25.84 ID:afTRMywe0
じゃんぐるちほー

ジャガー「はっ!」パチッ

ジャガー「ここは…」

ジャガー「あぁそっか、疲れて昼寝してたんだった」

コツメカワウソ「zzz」スヤスヤ

ジャガー「カワウソも寝ちゃってたんだね」

ジャガー「おーいカワウソ、そろそろ起きようよ」ユサユサ

コツメカワウソ「ん〜、もうちょっとだけぇ〜」

ジャガー「もう夕方だよ。晩ごはんになっちゃうよ」

ジャガー「ごはん食べたら遊んであげるから、起きよう?」

コツメカワウソ「!」パチッ

コツメカワウソ「ほんとっ!?」ガバッ

ジャガー「もちろんさ」

コツメカワウソ「わーいわーい!さっそくご飯食べよー!」ピョンッ

ジャガー「あはは、現金な奴め」

コツメカワウソ「…あれ?」

ジャガー「ん?どうかしたの?」

コツメカワウソ「ねぇジャガー」

コツメカワウソ「どうして泣いてるの?」

ジャガー「………」

ジャガー「えっ?」
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 00:23:35.48 ID:afTRMywe0
マンション編完結。
後でオマケを書きます(皆がじごくちほーからどうやって帰ったのか)。
直下にアライさんとフェネックがイタズラを仕掛けるフレンズ(既出でも可)。
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 00:41:32.52 ID:uoGI6tKlo
めっちゃきれいにまとめたなぁおつおつ!

安価はブラックジャガー
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 13:18:04.48 ID:Dx/zsFAyO
安価もコンマもいい感じに繋がりましたね
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/28(月) 18:38:00.83 ID:zTUMoB+L0
どもどもありがとうなのだ。
以前リクエストされた各階の解説を書いておくのだ。

ゲーセン階…プレイした筐体に魂を吸い取られる。第三者が刺激を与えると正気に戻れる。ガチおじはゲームに興味がなかったので無事生還。

ニセ博士階…化物が奥に封印されている階。知人の声をコピーして自分のところまで誘導してくる。ターゲットの記憶を読み取れるが、うっかりコピー元が知らないはずの情報まで喋っちゃうことも。

なんもない階…正確には「マンション内の誰かと出会える階」。怪異とはエンカウントしないので安心。

ぐちゃぐちゃ階…一見フレンズで賑わう楽しい遊園地だが、その全てが獲物をおびき寄せるためのエサ。音楽が鳴り止んだ瞬間ぐちゃぐちゃ君がやってくる。後日ハンタートリオが討伐したため、現在は空き階に。

夢階…足を踏み入れた生物は例外なく眠りに落ちてしまう。心地いい夢の中から永遠に目覚めなくなるので要注意。オオカワウソのように一定時間ごとに電流が流れるスタンガンを装着しよう。

花畑階…綺麗なお花畑が広がる階。じごくちほーへと繋がるドアが東西南北にひとつずつ存在する。騒動の後は博士と助手のお昼寝スポットになった。

博士と助手の家…二人が暮らしている家。留守にしていることが多い。

ヒグマの家…ハンターの拠点。キンシコウとリカオンがファミレスでバイト、ヒグマが家事全般を担当。博士たちもカレーをたかりにやってくるぞ。

ライガーの家…草食ちゃんとの愛の巣。肉食ちゃんによる激しいアプローチがたびたび行われる。ゆうべはお楽しみでしたね…。
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 02:08:18.18 ID:tGaQJxMl0
肉食ちゃんによる激しいアプローチ(R18G)
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:02:53.72 ID:HwFx93Fl0
ミナミコアリクイ「待て待てぇ!」

マレーバク「きゃ〜」

ミナミコアリクイ「逃さないぞぉ!」

マレーバク「やだやだ〜!」

ブラックジャガー「ふふふ」

ブラックジャガー(今日も平和だ…そして可愛い…)



ミナミコアリクイ「ばいばいブラックジャガー!」

マレーバク「また明日ね〜」

ブラックジャガー「あぁ、またな」

ブラックジャガー「…さて、トレーニングに行くか」

ギンギツネ「あら?ブラックジャガーじゃない」

キタキツネ「久しぶりだね」

ブラックジャガー「狐コンビ。こんなところで珍しいな?」

キタキツネ「野暮用ってやつだよ」

ブラックジャガー「そうか」

ギンギツネ「ねぇブラックジャガー、ちょっと聞きたいんだけど…」

ギンギツネ「“ブラックジャガーパーク”はいつ完成するのかしら?」
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:04:23.26 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「?」

ブラックジャガー(ぶら…?)

ギンギツネ「私もう待ち切れなくって!」

キタキツネ「ボクもすっごく楽しみなんだ。ちゃんとゲームも置いてあるよね?」

ギンギツネ「ゲームはブラックジャガーパークに行かなくても温泉にあるでしょ」

キタキツネ「新しいやつやりたいんだもん。ブラックジャガーパークにならきっと楽しいのがたくさんあるよ」

ギンギツネ「あなたって子はそればっかり…いくらブラックジャガーパークでもゲームはないわよ」

ブラックジャガー「お、おい?そのブラ」

ギンギツネ「ブラックジャガーパークがどうかしたの?」

キタキツネ「ブラックジャガーからも言ってあげてよ。ブラックジャガーパークにゲームあるよね?」

ブラックジャガー「えぇ…?」

ブラックジャガー(さっきからなんなんだ、ブラックジャガーパークって…)
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:04:52.10 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「お、オレはそんなの知らないぞ!ブラックジャガーパークなんて聞いたこともない」

ギンギツネ「………」

キタキツネ「………」

「「あははははは!」」

ブラックジャガー「!?」

ギンギツネ「ふふふ…そうよね、まだオープンしてないから秘密だもんね!ごめんなさい私ったら…」

キタキツネ「ブラックジャガーも知らないフリしなきゃいけないから大変だよね」

ブラックジャガー「」

ギンギツネ「じゃ、私たちはこれで」

キタキツネ「がんばってね。完成したら絶対行くから」

「「ばいばーい!」」

ブラックジャガー「………」ポカ-ン

ブラックジャガー「ど、どういうことなんだ…」

ブラックジャガー「からかわれただけか?いやそれにしては…ふむ…」

ヘラジカ「ブラックジャガー!」

ブラックジャガー「おわっ!?」ビクッ
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:05:27.12 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「いきなりデカい声を出すな!驚くだろ!」

ヘラジカ「む、すまない。つい気になってしまったものでな」

ブラックジャガー「まったく…こないだの妹の話なら」

ヘラジカ「ブラックジャガーパークについて!」

ブラックジャガー「…は?」

ヘラジカ「いったいどんなパークなんだ?強いフレンズたちも集まるのか!?」ズイッ

ブラックジャガー「わっ!ち、近いぞヘラジカ!」

ヘラジカ「早くみんなと勝負したいなぁ!」

ヘラジカ「いつ完成するんだ?明日か?それとも明後日か!?」キラキラ

ブラックジャガー「うっ!」ゾクッ

ブラックジャガー「そ…」

ブラックジャガー「そんなものはないっ!」ダッ

ヘラジカ「あっ!?ま、待てブラックジャガー!」

ヘラジカ「せめてオープン日を教えてくれぇ!」
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:06:00.76 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「はぁはぁ…」

ブラックジャガー「な、なんなんだブラックジャガーパークって…全然わからんぞ…」

ハクトウワシ「ブラックジャガー!」

ブラックジャガー「おひょっ!?」

ハクトウワシ「変な声…どうしたのよ、顔色悪いわよ?」

ブラックジャガー「なんだハクトウワシか…」

ブラックジャガー「いや、なんでもないんだ。なんでもな…」

ハクトウワシ「そう?それにしては元気がなさそうに見えるけど」

ハクトウワシ「悩みがあるならこのキャプテンハクトウワシに相談してみなさい!」ド-ン

ブラックジャガー「………」

ブラックジャガー(たしかにこいつは頼りになる奴だが…どうする?相談してみるか?)

ハクトウワシ「なによ、さてはお礼のことを気にしてるわね?」

ブラックジャガー「いや、そういうわけじゃ」

ハクトウワシ「ノープロブレム!」

ハクトウワシ「今回はブラックジャガーパークのチケットで勘弁してあげるわ!」

ブラックジャガー「」
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:07:22.20 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「う、うわぁあああ!!」ダッ

ハクトウワシ「あっ、ちょっと!ブラックジャガー!?」


カタカケ「ブラックジャガーパークたのしみだな♪」

カンザシ「もうできてるのか?ハヤくアソびたいんだが」

ドール「探検隊のみんなで行きたいですね先生!」

ミーアキャット「仕方ありませんわね。なにせブラックジャガーパークですもの」

ライオン「ヘラジカ見なかった?」

ジェーン「ブラックジャガーパークの竣工式はぜひ私たちに歌わせてください!」

イワビー「ロックに決めてやるから安心しな!」

かばん「サーバルちゃん、いっしょにお昼寝しよっか?」

サーバル「わーい!するするー!」
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:08:06.49 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「」フラフラ

ブラックジャガー(ど、どこへ行ってもブラックジャガーパークの話ばかり…)

ブラックジャガー(もう限界だ….)バタリ

ミナミコアリクイ「あっ!ブラックジャガー!」

マレーバク「大丈夫!?倒れてるよぉ!?」

ブラックジャガー「………」

ブラックジャガー「て、天使や…」ポロポロ

ミナミコアリクイ「今度は泣いてるー!?」

マレーバク「な、泣かないでぇ!」


ブラックジャガー「ふぅ〜」ツヤツヤ

ブラックジャガー「ふたりのおかげで回復できたぞ、ありがとう!」

ミナミコアリクイ「………」

マレーバク「………」

ブラックジャガー「ん?どうかしたのか?」

マレーバク「あのね、ブラックジャガーさん」

ミナミコアリクイ「ついてきて欲しいところがあるんだ」

ブラックジャガー「?」
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:08:36.92 ID:HwFx93Fl0
ブラックジャガー「結構歩いたな…」

マレーバク「ここだよぉ」

ブラックジャガー「!」

ブラックジャガー「こ、これは!」


ビーバー「よいしょっと」ドサッ

ビーバー「あっ!ブラックジャガーさん!」

プレーリー「今ちょうどできたところでありますよ!」


ブラックジャガー「でかい公園…?」

ミナミコアリクイ「ブラックジャガーパークっていうんだ」

ブラックジャガー「!?」ビクッ

マレーバク「あぅ、こ、怖がらせてごめんねぇ?」

ミナミコアリクイ「ほんとは私たちとブラックジャガーの遊び場が欲しかっただけなんだ…」

マレーバク「アライさんたちが協力してくれたけど、どうせならブラックジャガーさんにドッキリしかけるんだーって」

ミナミコアリクイ「止められなくてごめんなさい!謝罪のポーズぅ!」ビシッ

マレーバク「ごめんなさい!」ペコッ
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:10:43.04 ID:HwFx93Fl0
アライさん「さて、そろそろ様子を見に行くのだ」ヒョコッ

フェネック「ブラックジャガー驚いてるかなぁ?」ヒョコッ

「うぉおおおおおお!!」

アライさん「のだぁ!?」

フェネック「ん〜?」


ブラックジャガー「オレのために!遊び場をッッ……!」

ブラックジャガー「ありがとぉおお!!」ギュウウウ

ミナミコアリクイ「どわぁあ!」

マレーバク「ぶ、ブラックジャガーさん、怒ってないの?」

ブラックジャガー「怒るもんかっ!」

ブラックジャガー「ここでいっぱい遊ぼう!みんなも呼ぼう!」

マレーバク「!」

ミナミコアリクイ「ふぇ…」

ブラックジャガー「ふたりともオレの最高の友達だぁ!」ナデナデワシワシ

マレーバク「うひゃ!く、くすぐったいよぉブラックジャガーさんっ!」

ミナミコアリクイ「気持ちは嬉しいけど!こ、抗議のポーズぅ!」ビシッ
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 00:11:13.66 ID:HwFx93Fl0
アライさん「なんかいい感じになってるのだ」

フェネック「やってみるもんだねぇアライさーん」

ビーバー「作った甲斐があったっすねぇ」ニコニコ

プレーリー「でありますな!」

この後みんなでめちゃくちゃ遊んだ…。
直下に次のターゲット(既出でも可)
その下にイタズラの内容安価
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/01(木) 00:13:25.76 ID:lQjQzSCn0
アライさん
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 00:22:21.99 ID:tgJdP1hy0
汚れものを次々に目の前にお出ししてアライグマの本能を延々刺激し続ける
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 13:08:41.66 ID:ljjqyWWvO
ちょうどブラックジャガーパークから一周年という
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:53:58.94 ID:LHLgRBCS0
アライさん「アはアライさんのア〜♪」

アライさん「ラはアライさんのラ〜♪」

アライさん「イはアライさんのイ〜♪」

フェネック「アライさん、ご機嫌なところ悪いんだけどー」

アライさん「フェネック、どうかしたのか?」

フェネック「ちょっと見てほしいものがあるんだよねー」

アライさん「見てほしいもの?」

アライさん「なんだか気になるのだ…アライさんに見せてみるのだ!」

フェネック「これなんだけどさー」スッ

アライさん「!」

アライさん「これは?」

フェネック「昨日プレーリーが着てた毛皮だよー」

アライさん「プレーリーが…」

フェネック「ブラックジャガーパークの工事をしてたから、泥だらけになっちゃったみたい」

アライさん「そ、そうなのか」ソワソワ

フェネック「ねぇアライさん」

フェネック「なにか感じることはないかなー?」
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:54:29.53 ID:LHLgRBCS0
アライさん「感じること…?」ウズウズ

アライさん「…な、ないのだ。ただのばっちぃ毛皮なのだ」

フェネック「ほんとにそうかなぁ?」ジ-ッ

アライさん「のだ?」

フェネック「アライさん、なんかソワソワしてない?」

アライさん「な、」

アライさん「ないったらないのだ!」プイッ

フェネック「そっか〜」

フェネック「ではこちらはどうでしょー?」スッ

アライさん「!?」

フェネック「これ、かばんさんから預かったカバンと帽子なんだけどさー」

フェネック「海でサーバルといっぱい遊んだから砂まみれになっちゃってるんだよねー」サラサラ

フェネック「ねぇアライさん、どう思うー?」チラッ

アライさん「……………」スリスリスリスリスリ

アライさん「…はっ!?」
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:54:55.42 ID:LHLgRBCS0
フェネック「アライさーん?高速で手をこすり合わせてどうしたのー?」

アライさん「こ、これは!」

フェネック「まるでなにかを我慢してるみたいだねー?」

アライさん「ぐぬぬ…!」

アライさん「さっきからなんなのだフェネック!アライさんをからかっちゃダメなのだ!」

フェネック「ふふ、ごめんごめーん」

アライさん「まったく!」プンプン

アライさん「こんなことしてないで、つぎのイタズラのターゲットを探すのだ!」

フェネック「はーいよっと」

アライさん「行くのだ!」ダッ
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:55:30.12 ID:LHLgRBCS0
アライさん「うーん、なかなか見つからないのだ」キョロキョロ

フェネック(そろそろ仕上げだね〜)

アライさん「フェネック、そっちはなにか見つけたか?」

フェネック「いやー全然」

アライさん「そうか…」

フェネック(今だっ)

フェネック「あ〜れ〜」ツルッ

アライさん「!?」

ベシャッ

アライさん「フェネックぅ!?」

フェネック「いてて、転んじゃったなぁ」

アライさん「だ、大丈夫か?怪我してないか?」

フェネック「うん、平気だよー。ここ地面がぬかるんでて柔らかいからさー」

アライさん「それは良かったのだ…」ホッ

フェネック「でもー…」

フェネック「毛皮はこんなに汚れちゃった♪」ドロ

アライさん「!!」
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:55:59.17 ID:LHLgRBCS0
フェネック「すっかりドロドロになっちゃったよー」

アライさん「あ……あ……」プルプル

フェネック「これどーしようかなー」

アライさん「ううううぅ!」ピクピク

フェネック「ねー、アライさん?」チラッ

アライさん「ふぇ、」

アライさん「フェネックぅ!!」ガバッ

フェネック「わぁ」

アライさん「もう我慢できないのだ…」

アライさん「ついにやっちゃうのだ!」
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:56:26.39 ID:LHLgRBCS0
フルル「なんか声が聞こえたよ〜?」ガサッ

マーゲイ「こっちからですねぇ。なんでしょう?」ヒョコッ


アライさん「フェネック早く脱ぐのだ!脱ぐのだ!」グイグイ

フェネック「積極的だねアライさん」

アライさん「アライさんを誘ったのはフェネックなのだ!」グイグイ

フェネック「ふふっ、そうだったねぇ」

アライさん「ふーっ!ふーっ!」

アライさん「フェネック(の服の汚れ)を見てると興奮してきたのだ…!」ハァハァ

アライさん「さっさと脱ぐのだ!」ガシッ

フェネック「乱暴にしちゃダメだよーアライさーん」

アライさん「アライさん早く(洗濯)シたいのだ!もう我慢できないのだ!」

フェネック「落ち着いてってばー」


マーゲイ「」

フルル「わぁ、アライグマとフェネックだ〜」
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:56:56.65 ID:LHLgRBCS0
フルル「なにしてるんだろ?楽しそう〜」

マーゲイ(あの子たち、こんなところで…!もうちょっと場所選びなさいよ!)ドキドキ

フルル「声かけてみようよ」

マーゲイ「だ、ダメですっ!」

フルル「え〜?」

マーゲイ「ここはふたりっきりにしてあげましょう!」

フルル「ん〜?でもアライグマとフェネックに会うの、久しぶりだし…」

マーゲイ「…フルルさん、帰ってじゃぱりまん食べませんか?」

フルル「じゃぱりまん?」

フルル「食べる食べるー!」

マーゲイ「では!手を繋いでいっしょに帰りましょう!」ギュッ

フルル「帰る帰るー♪」

マーゲイ(危なかったわ…)ホッ

マーゲイ(それにしても、とんでもないもの見ちゃったわね)ゴクリ
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 21:57:48.22 ID:LHLgRBCS0
――――――――――
―――――――
―――――

アライさん「よぉーし!これでもうピッカピカなのだ!」

アライさん「プレーリーの毛皮と、かばんさんのカバンと帽子も洗っておいたのだ!」

フェネック「どもどもありがとーアライさーん」

プレーリー「恩に着るであります!」

かばん「ありがとうございます!」

アライさん「礼には及ばないのだ!」

かばん「あんなに汚れてたのにすっかり元通りだなんて…アライグマさん凄いですっ」

プレーリー「汚れが跡形もないでありますなぁ」

アライさん「アライさんにかかればちょちょいのちょいなのだ!」

フェネック「久しぶりにアライさんの本気を見ちゃったのさー」

アライさん(みんなに褒められてうれしいのだ!)

アライさん(これからはジャパリパーク中の汚れをピッカピカにしてやるのだ!)

アライさん(これはアライさん伝説の幕開けに過ぎないのだ!)

アライさん「ふぅーはっはっは!」

フェネック(アライさんが楽しそうでよかった)

フェネック(イタズラ成功だねぇ)クスッ

直下にPPPがイタズラを仕掛けるフレンズ(既出でも可)
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 22:01:47.51 ID:aeaTiyXpo
ジャパリ団
だめならかばんちゃん
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 22:10:17.98 ID:LHLgRBCS0
ダメじゃないのだ!
やっちゃうのだ!
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 22:10:30.37 ID:dJhkCK5Vo
やったぜ。
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 00:06:43.57 ID:nkhc7I4Vo
やっほぉぉぉぉぉぉぉう!ありがとね!
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:13:47.35 ID:ruZyPDyg0
ブラックバック「帰ってきた…帰ってきたぞっ!」

ブラックバック「我ら闇のフレンズ【ジャパリ団】!たった今深淵より舞い戻った!」

ブラックバック「闇は何度でも蘇るのだ!フゥーハハハ!!」

タスマニアデビル「ブラックバック機嫌いいなぁ」

オーストラリアデビル「もう出番ないかと思ってたから嬉しいみたい」

ブラックバック「さぁわが両翼よ!前進するぞ!今日こそパークの支配構造を…」

「そこまでよ!ジャパリ団!」

ブラックバック「ッ!」

タスマニアデビル「誰だぁ!?」

オーストリアデビル(ハクトウワシちゃんかな)

ブラックバック「こ、この声…」

ブラックバック「まさか!?」

オーストラリアデビル「どうしたの?ブラックバックちゃん」

ブラックバック「いや…そんなハズは…」

ブラックバック「こんなところに彼女たちがいるわけ…」

オーストラリアデビル「?」

タスマニアデビル「どこにいんだ!?姿をあらわせぇ!」
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:14:31.28 ID:ruZyPDyg0
「よくぞ聞いてくれたわね!私たちは」

イワビー「ここにいるぜぇ!」ピョーン

「あ、こら!イワビー!」

フルル「あの子が目に付けてるの、かっこいいね〜」

ジェーン「あれは眼帯っていうみたいですよ」

コウテイ「見えづらくないのだろうか?」

「ちょ、ちょっと!打ち合わせ通りにしなさいよあなたたち!」

イワビー「あんな長い前口上おぼえらんねーよ!」

フルル「プリンセスも早くおいでよ〜」

「……」

プリンセス「せっかくセリフ考えたのに」トコトコ

コウテイ「まぁまぁ」

ジェーン「それはまたどこかで披露しましょう」

イワビー「つーわけで!オレたちが!」

フルル「PPPだよ〜」

オーストラリアデビル「ぺ、PPP!?」

タスマニアデビル「あのアイドルの?」
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:15:20.46 ID:ruZyPDyg0
ブラックバック「ふおおおおおおおおおおおおお!!?」

ブラックバック「ほ、ほ、本物か!?本物なのかっ!!?」

ジェーン「もちろんですよ!」

イワビー「むしろニセモンとかいるのか?」

ブラックバック「ひぃいいい!」

ブラックバック「ど、ど、どうしよ!どうしよう!?」ガタガタ

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃんが大変なことに!」

タスマニアデビル「やいPPP!オレたちになんの用だ!」

フルル「えっとね、フルルたちは〜…」

フルル「なにしにきたんだっけ?」

コウテイ「ジャパリ団と勝負しに来たんだろう」

フルル「あ、そうだった」

ジェーン「忘れちゃだめですよ」

プリンセス「あなたたち、ジャパリパークを混沌に陥れようとしてるらしいじゃない!」

プリンセス「混沌って何なのかよくわかんないけど…そんなの私たちPPPが許さないわ!」

プリンセス「ファンのみんなを守るのもアイドルの仕事なのよ!」ビシッ

イワビー「っていう設定でお前らと遊びたいんだってさ」

プリンセス「設定とか言わない!」
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:16:12.86 ID:ruZyPDyg0
タスマニアデビル「なんだとぅ!?勝負なら受けて立つぞこのやろー!」

オーストラリアデビル「ぶ、ブラックバックちゃん、どうする?」

ブラックバック「くっくっく…そういうことか」

ブラックバック「我ら悪と叛逆の使徒に刃向かおうというわけだな?」

ブラックバック「面白い!汝らの正義、見せてみよッ!」

タスマニアデビル「おぉー!ブラックバックかっけぇー!」

ジェーン「でも私たちと頑なに目を合わせてくれませんね?」

コウテイ「顔もかなり赤くなってるみたいだが…」

オーストラリアデビル「この子、PPPの大ファンだから緊張しちゃってるんだと思う」

タスマニアデビル「お前らの歌とダンスも全部おぼえてるんだぞ!すげーだろ!」

イワビー「ま、マジかよ!?」

フルル「すご〜い!」

プリンセス「そんな熱いファンだったなんて…アイドル冥利に尽きるわね!」

ブラックバック「や、やめてくれ…そんなかわいい顔を我に向けないでくれぇ…」ドキドキ

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃん!気を確かに!」

タスマニアデビル「気持ちで負けちゃダメだぞ〜!」

ブラックバック「あ、あぁ…」ドキドキ

コウテイ(なんか勝てそうな気がしてきたな)

839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 00:17:46.09 ID:ruZyPDyg0
オーストラリアデビル「それで、勝負ってどうやるの?」

マーゲイ「ここにある箱の中からくじを引いて!」シュバッ

タスマニアデビル「おわっ!誰だお前!」

ブラックバック「あなたはマネージャーのマーゲイさん!」

ブラックバック「いつもお疲れ様です」ペコリ

マーゲイ「あ、どうも…」ペコリ

プリンセス「マーゲイとは普通にしゃべれるのね」

イワビー「同じファン同士ってのもあるんじゃねーか?」

フルル「おともだちできてよかったねマーゲイ」

マーゲイ(解釈違いがないといいのですが…)

直下レスに勝負の内容
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 00:19:42.13 ID:d5Sn3wW/o
ロシアンジャパリまん対決
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:14:52.86 ID:Utb7RXHb0
マーゲイ「ロシアンジャパリまん対決〜!」

オーストラリアデビル「ろしあん…?」

タスマニアデビル「ってなんだ?」

マーゲイ「まずジャパリまんを6個用意します」スッ

フルル「ふわぁ〜!」キラキラ

イワビー「食うなよ…食うなよ…」

マーゲイ「これをジャパリ団の3人とPPPから選ばれた3人がそれぞれ1個ずつ食べます」

ブラックバック「それではただの食事会ではないか?」

マーゲイ「ところがどっこい!」

マーゲイ「この中にひとつだけ、めちゃくちゃ辛いジャパリまんが入ってます!」

プリンセス「!?」

マーゲイ「そのめちゃくちゃ辛いジャパリまん…通称ハズレまんを引き当てたチームの負けですっ!」

コウテイ「なるほどな」

ジェーン「運試しってことですね!」

タスマニアデビル「なぁ、匂いを嗅いで選んじゃダメか?」

マーゲイ「ダ〜メ!ジャパリまんになにかするのは反則よ!」

タスマニアデビル「ちぇ〜っ」
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:15:32.75 ID:Utb7RXHb0
ブラックバック「案ずるなタスマニアデビル。瘴気を纏いし我らに負けはない!」

オーストラリアデビル「辛いのは苦手なんだけどね…当たらないといいなぁ」

プリンセス「私たちの中から3人選ぶんだっけ。誰か食べたい子いる?」

フルル「はいはいはーい!」

ジェーン「一人は決定ですね」

イワビー「オレも行くぜ。どんだけ辛いのか気になるからよ!」

コウテイ「じ、じゃあ私も」

プリンセス「コウテイも?辛いの大丈夫なの?」

コウテイ「…こういうのにはリーダーが参加しないとな」

プリンセス「ふーん」



マーゲイ「では皆さん!食べてみてください!」

ブラックバック「往くぞッ」パクッ

タスマニアデビル「おりゃっ!」ムシャッ

オーストラリアデビル「えいっ」ハムッ

フルル「じゃぱりまん〜♪」モグモグ

イワビー「お前はほんとウマそうに食うよなぁ」パクパク

コウテイ「ふむ……」モシャモシャ
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:16:25.50 ID:Utb7RXHb0
フルル「お〜いし〜!」

イワビー「なんだよ普通の味かよ〜!ウマいからいいけどさ!」

マーゲイ「フルルさんとイワビーさんは無事ですね!」

ジェーン「お相手の方はどうでしょうか?」

ブラックバック「美味だな」

タスマニアデビル「オレのもうまいぞ!」

オーストラリアデビル「よかった…普通のやつだ…」ホッ

マーゲイ「ジャパリ団3人も無事のようです!」

プリンセス「と、いうことは…」

コウテイ「んぐおおおおおおおおおぉっ!!!」ゴロンゴロン

マーゲイ「こ、コウテイさん!?」
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:17:33.97 ID:Utb7RXHb0
コウテイ「」チーン

プリンセス「だ、大丈夫?」

コウテイ「………死ぬかと思った」

プリンセス「なんで参加したのよ」

コウテイ「こう、なんというか…つい困難な生き方を選んでしまうというか…」

ジェーン「コウテイさん、生まれ故郷まで200キロ歩きますもんね」

イワビー「100日絶食したりするしな」

コウテイ「あぁ、私はいつもそんな感じだ…」

コウテイ「今回は激辛まんに当たったらどうしようというドキドキに抗えなかったんだ…」

プリンセス「」

フルル「そういうの、マゾっていうんだよね〜」

イワビー「…プリンセス」ポン

プリンセス「へっ?」

イワビー「がんばれよ!」

プリンセス「な、なにが…?」
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:18:28.93 ID:Utb7RXHb0
ブラックバック「フゥーハハハハ!初戦は我らの大勝利だ!」

タスマニアデビル「いぇーい!見たかこのやろーっ!」

オーストラリアデビル「コウテイちゃん大丈夫かな…」

プリンセス「くっ!次は負けないんだから!」

ジェーン「マーゲイ、次もジャパリ団が勝ったらどうなるんですか?」

マーゲイ「3本勝負なのでそのまま終了ですね…」

イワビー「げっ!それだけは避けないとなぁ」

フルル「だいじょうぶ、だいじょうぶ」

ブラックバック「フッ、何度やっても同じことさ。汝らはこのまま負ける運命にある…」

ブラックバック「なにせ我らは!」

タスマニアデビル「闇より出でし、闇を糾う!」

オーストラリアデビル「ジャパリ団…だよぉ」

イワビー「好き勝手言いやがって!」

プリンセス「マーゲイ!次のくじを引いて!」

マーゲイ「は、はい!」

直下レスに勝負の内容
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 00:26:27.38 ID:FiIVER770
フレンズしりとり
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 00:27:29.18 ID:eB1Byk5WO
通りすがりのフレンズを口説いて落とした方の勝ち
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:28:46.13 ID:ClxjDXcH0
マーゲイ「フレンズしりとりです!」

ブラックバック「名前から察するに…フレンズの名前縛りのしりとりと言ったところか」

マーゲイ「その通りです!これも3対3で行います!」

プリンセス「意外と難しそうね」

フルル「またフルルがやるー!」

イワビー「オレはしりとり弱いからやめとくぜ」

プリンセス「じゃあコウテイ…は死んでるから、あとは私とジェーンね」

ジェーン「がんばりますっ」

ブラックバック「誰が来ようとも我らの進撃を止めることは不可能」

タスマニアデビル「ぜってー負けないぞ!」

オーストラリアデビル「できればこのまま勝っちゃいたいよね」



マーゲイ「それでは『しりとり』の『り』からスタートで!」

タスマニアデビル「オレから言ってもいいか?」

ブラックバック「構わんとも」

タスマニアデビル「よっしゃー!それじゃ行くぜ!」

オーストラリアデビル(タスマニアデビルちゃん、よっぽど自信あるのかな?)

タスマニアデビル「り…り…」

タスマニアデビル「リカオン!」
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:29:25.30 ID:ClxjDXcH0
ブラックバック「えっ」

オーストラリアデビル「あっ」

タスマニアデビル「さぁ!次は『ん』だぜ!」

タスマニアデビル「…ありゃ?『ん』って…」

タスマニアデビル「うぉわあああああ!?負けてるぅー!?」

ブラックバック「お、落ち着くのだ我が盟友よ!」

オーストラリアデビル「あの…やり直しってできるのかな…?」

マーゲイ「仕方ないわね。今回だけよ?」

ジェーン「いきなりビックリしちゃいました」

フルル「タスマニアちゃんしりとり苦手なのかなぁ?」

タスマニアデビル「なっ!?そ、そんなことないぞ!しりとりくらいできらぁ!」

マーゲイ「じゃあ仕切り直しますね」

マーゲイ「改めて、『り』から!」

タスマニアデビル「えっと、えっと、リカオ…は駄目だから…」

タスマニアデビル「り、リャマ!」

ブラックバック「よくやった!盟友!」

オーストラリアデビル「頑張ったね!」

タスマニアデビル「へへっ!」
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:30:15.28 ID:ClxjDXcH0
プリンセス「マーゲイ」

マーゲイ「あぁっ!プリンセスさんが名前をっ!うぇへへへへ…」

プリンセス「マレーバクに変更で」

マーゲイ「」

オーストラリアデビル「クロトキ…」

ジェーン「キンシコウ」

ブラックバック「ウィルドビースト」

フルル「ってだぁれ?」

ブラックバック「オグロヌーの別称だな」

フルル「ふぇ〜、知らなかった!ブラックバックって物知りなんだねぇ」

ブラックバック「…どうも」

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃんまた赤くなってる」

タスマニアデビル「かわいくても今は敵だぞ!」

ブラックバック「わ、わかっているさ」

マーゲイ「さぁ今のところ順調に回っています!勝つのはどちらかー!?」
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:31:06.23 ID:ClxjDXcH0
ジェーン「アライグマ」

ブラックバック「マイルカ」

フルル「カピバラ〜」

タスマニアデビル「よし来た!オレに任せろぉ!」

ブラックバック「ゆけ、タスマニアデビル!」

タスマニアデビル「ラで始まるフレンズって言ったらもちろん…」

タスマニアデビル「ライオンだぁ!!」

マーゲイ「はい!!しゅーりょー!!」

タスマニアデビル「えっ?……あっ」

マーゲイ「二回戦はPPPの勝ち!」

タスマニアデビル「……」プルプル

オーストラリアデビル「た、タスマニアデビルちゃん…」

タスマニアデビル「ぎゃおおおぉー!!またオレのせいでぇー!!」

タスマニアデビル「びぇえええええん!!」

ブラックバック「だ、大丈夫だタスマニアデビル!気にするな!」

オーストラリアデビル「そうだよっ!ミスは誰にでもあるよ!」

タスマニアデビル「うわぁああああん!!」ドバババ
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 18:32:21.09 ID:ClxjDXcH0
マーゲイ「やりましたねぇ皆さん!これで一勝一敗ですよ!」

プリンセス「そ、それは嬉しいんだけど…」チラッ

ジェーン「なんだか、その…」チラッ

タスマニアデビル「ひっく…ひっく…」グスグス

オーストラリアデビル「よしよ〜し、だいじょーぶだいじょーぶ」ナデナデ

ブラックバック「い、いい子いい子〜」ヨシヨシ

プリ&ジェ「「喜びにくい……」」

イワビー「つっても勝負だからなぁ。仕方ねーよ」

コウテイ「うむ、このまま勝たせてもらおう」

フルル「畳みかけちゃえ〜」

プリンセス「あなたたち意外と容赦ないわね…」

ブラックバック「クッ、追い詰められたか」

オーストラリアデビル「次で決着だね?」

タスマニアデビル「……」ゴシゴシ

タスマニアデビル「ぜってー負けないかんな!」

直下レスに勝負の内容(ラスト)
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 18:35:59.04 ID:ZnkaAB1wo
>>847
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 23:24:38.21 ID:uvTtY8OR0
マーゲイ「最終戦はナンパ対決です!」

プリンセス「!?」

マーゲイ「ルールは簡単!『通りすがりのフレンズを口説いて落とした方の勝ち』!」

コウテイ「これはなかなか…」

イワビー「ロックなのが来たぜ!」

ジェーン「ドオキドキしますね」

プリンセス「あ、アイドルがやっていい企画なの…?」

イワビー「なんだよプリンセス、自信ないのか〜?」

プリンセス「そういう問題じゃなくて!」

マーゲイ「今回は各チームから一人ずつ選出してください」

ジェーン「一人だけですか…誰にします?」

フルル「フルルはもういいや〜」

イワビー「お前は出突っ張りだったもんな」

ジェーン「それじゃ、フルルさん以外でじゃんけんしましょうか」

イワビー「いいなそれ!負けたやつがやるってことで!」

プリンセス「くっ、このスリルたまらないな…」ゾクゾク

ジェーン「自重してください」

プリンセス(まぁ…みんな楽しそうだし、いっか)

プリンセス(どうせ私には当たらないし)
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 23:25:52.13 ID:uvTtY8OR0
ブラックバック「ほう、ナンパときたか。容易いな」

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃん自信あるの?」

ブラックバック「当然さ。なにせ我は、闇より来たりし黙示録の体現者…人心掌握など赤子の手をひねる様なもの!」

タスマニアデビル「スゲー自信だ!なに言ってるかわかんねーけど!」

オーストラリアデビル「じゃあ任せちゃおうかな…」

ブラックバック「承ったぞ。必ずや標的を闇の世界に堕としてみせよう!」

タスマニアデビル「オレもやりてーけどナンパとかやったことないなぁ。友達作るのは得意なんだけどなぁ」

オーストラリアデビル「!…ともだち」

ブラックバック「フハハハハ!血が滾るッ!」

タスマニアデビル「頑張れよ〜!」

オーストラリアデビル「ねぇ、ブラックバックちゃん?」

ブラックバック「どうかしたか盟友よ」

オーストラリアデビル「ちょっと相談があるんだけど…」
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 23:26:36.63 ID:uvTtY8OR0
マーゲイ「さぁ始まりました最終戦!まずはPPPチームからです!」

イワビー「行ってこぉい!」バシッ

コウテイ「む、無理はするなよ?」

プリンセス「うぅ…なんで私が…」

イワビー「そりゃお前ジャンケンに負けたからだよ」

コウテイ「一発で決まってしまったからな」

ジェーン「大丈夫です!プリンセスさんなら絶対うまくいきます!」

フルル「がんばれ〜」モグモグ

プリンセス「あ、あんたたち他人事だと思って!」

マーゲイ「なんと!PPP代表はプリンセスさんのようです!恥ずかしそうなお顔がめちゃくそ可愛いですねっ!たまりません!!」ハァハァ

ブラックバック((わかる))

プリンセス(うちのマネージャーもうダメかも…)

トコトコ…

プリンセス(って、ほんとに誰か来ちゃったじゃない!)

プリンセス(あーもう!こうなったら仕方ないわ!)

プリンセス(ナンパでもなんでもやってやるわよ!)

直下レスにPPPとジャパリ団以外のフレンズ指名
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 23:31:42.03 ID:uvTtY8OR0
>>854でなぜかプリンセスがドMに覚醒してますがコウテイの誤りなのです。
安価下なのです。
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 23:34:19.61 ID:wiN6uGtIo
エゾヒグマ〜ん
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 23:37:31.46 ID:dFNIHw9hO
いきなりマゾになるプリンセス…
キャラを奪われるコウテイ…
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:55:09.97 ID:23zTSttZ0
プリンセス「ねぇちょっと、そこのフレンズさん?」

エゾヒグマ「むっ?どうしたどうした、オレになにか…」

エゾヒグマ「ってキミは!?」

プリンセス「?」

エゾヒグマ「PPPのプリンセスじゃないか!!」

プリンセス「そ、そうだけど…」

エゾヒグマ「うおおお!!すごいなぁ!すごいなぁ!」

エゾヒグマ「オレ、ファンなんだ!こないだのライブにも行ったぞ!」

プリンセス「本当?それは嬉しいわね」

エゾヒグマ「いやぁ素晴らしかった!キミたちは本当にでっかいアイドルだ!」

プリンセス「でっかい…?どちらかというと小柄じゃないかしら」

エゾヒグマ「でっかいっていうのは身体だけじゃないんだ!心の大きさを表す言葉でもあるんだ!」

エゾヒグマ「あんなにたくさんのフレンズを魅了できるキミたちは、間違いなくでっかいフレンズさ!オレが保証する!」

プリンセス「ふふ、そんなに褒めても何も出ないわよ」

エゾヒグマ「…そうだ!」

エゾヒグマ「今日の『でっかいもの品評会』にはキミを出品しよう!」ガシィ

プリンセス「えっ?」
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:56:07.71 ID:23zTSttZ0
エゾヒグマ「さぁおいで!」ズルズル

プリンセス「ちょちょ、ちょっと!出品ってなによ!」

エゾヒグマ「カムチャッカとコディアック、きっと喜ぶぞ〜!」ズルズル

プリンセス「って話聞いてないし!」

プリンセス「タッケテー!誰かタッケテー!」

マーゲイ「あわわわ…ナンパどころかお持ち帰りされちゃってますぅ!」

コウテイ「ま、待て!」

エゾヒグマ「ん?」

コウテイ「その子を離すんだ!」

プリンセス「コウテイ!」

エゾヒグマ「…わかった」

コウテイ「!」

エゾヒグマ「キミも出品しよう!」ヒョイ

コウテイ「うわぁ!?」

エゾヒグマ「いやぁ今回は大量だなぁ〜!」ズルズル

コウテイ「た、助けてぇ〜!」

プリンセス「えぇ…」
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:57:19.44 ID:23zTSttZ0
イワビー「ふたりとも連れ去られちまったぞ!?」

ジェーン「いい子そうなのできっと大丈夫でしょう」

イワビー「そ、そうかな…」

フルル「マーゲイ、これって勝敗はどうなるのー?」

マーゲイ「とりあえずナンパが失敗したので、PPPチームの勝ちは消えましたね…」

イワビー「げげーっ!」

ジェーン「あらら」

フルル「そっか〜」

ブラックバック「フッ、どうやら我らの勝利が決したようだな」

タスマニアデビル「よっしゃー!大勝利ぃ〜!」

オーストラリアデビル「なんだかあっけなかったね…」

イワビー「勝ったのに残念そうだな?」

オーストラリアデビル「うん。実はブラックバックちゃんに代わってもらって、私がナンパしようと思ってたんだぁ」

オーストラリアデビル「お友達を作る練習になるかと思って…えへへ」

イワビー「練習?んなことしなくても大丈夫だって!」

ジェーン「そうですよ!」

フルル「今日のフルルたちみたいに、一緒に遊んだらそれだけで友達なんだよ〜」

オーストラリアデビル「そっか…そうだよね」
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:58:05.34 ID:23zTSttZ0
タスマニアデビル「なぁなぁ!次は何して遊ぶんだ!?」

ブラックバック「約束の時は来た。いざ喝采せよ、世界の終焉に…」

タスマニアデビル「え?なんて?」

オーストラリアデビル「もう遅いからそろそろ帰ろうだって」

タスマニアデビル「えぇ〜!オレもっといっぱい遊びたいぃ!」

ジェーン「きっとまた会えますよ。そのとき遊びましょう?」

イワビー「ぜってーリベンジしてやるからな!」

フルル「楽しかったよ〜!ありがとう!」

ブラックバック「フン…汝らがそこまで言うのであれば、我らジャパリ団いつでも挑戦を受けてやろう」

タスマニアデビル「とか言って、ブラックバックも会いたいくせに!」

ブラックバック「……否定はしない」

オーストラリアデビル「ブラックバックちゃん、結局PPPのみんなと目を合わせられなかったね…」

ジェーン「照れちゃって可愛いですね?」

フルル「ねぇねぇ、にらめっこしようよ〜!」ギュッ

ブラックバック「はぅっ!?」ビクッ

フルル「……」ジィ~

ブラックバック「ひぃい…!」
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/18(日) 23:59:30.17 ID:23zTSttZ0
ブラックバック「そ、」

ブラックバック「そんなつぶらな目で見ないでくれぇえ!」ダッ

タスマニアデビル「あっ!逃げたぁ!」

イワビー「足はえーなおい!?」

ジェーン「何も逃げなくたっていいのに…」

フルル「フルルの勝ち〜」ドヤ

オーストラリアデビル「恥ずかしがりなところも可愛いなぁ」

イワビー「…ん?」

イワビー「な〜んか忘れてるような気が…」

イワビー「ま、いっか!」

直下にアライさんとフェネックがイタズラを仕掛けるフレンズ(既出でも可)
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 00:05:31.82 ID:IHdMgmivo
クジャク
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 01:24:15.07 ID:QNxhHm01O
確かにコウテイはでっかいよね
何とは言わないけどね
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:57:21.35 ID:YJLW3aNs0
遅れてすまないのだ。時間の都合で今回は>>805のオマケを投下するのだ。
>>865の安価は明日更新するのだ。
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:57:50.02 ID:YJLW3aNs0
じごくちほー

コツメカワウソ「ジャガー、行っちゃったね」

キンシコウ「無事に帰れるといいですね」

ツチノコ「あいつなら大丈夫だろ。ちょっとやそっとじゃ死なねぇよ」

博士「さて、ジャガーを見送ったところで…お前たち」

ライガー「ん〜?」

ヒグマ「なんだよ、改まって」

リカオン「ちょっとくらい感傷に浸らせてくださいよ…」

助手「大事なことを忘れているのです」

草食ちゃん「大事なこと?なんでしょう…?」

地図「家のカギちゃんと閉めたか?」

マスク「ガスの元栓は?」

ボトル「水道の蛇口は?」

草食ちゃん「それはたぶん大丈夫です」

ライガー「行ってきますのチューは?」

草食ちゃん「それも大丈夫…」

草食ちゃん「ってこら!そんな習慣ないでしょ!?」

ライガー「んふふふ」
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:58:16.33 ID:YJLW3aNs0
助手「真面目に聞いてほしいのですが?」ギロ

草食ちゃん「ご、ごめんなさいっ!」

ライガー「めんごめんご」

助手「まったくお前たちときたら」

スナネコ「それで、ボクたちが何を忘れてるんですか〜?」

ツチノコ「もったいぶらずに早く言えっつーの!」」

博士「では言いましょう」

博士「お前たち、何を対価にしてここから帰るつもりなのですか?」

ヒグマ「あ?」

キンシコウ「えっ?」

リカオン「ほぇ?」


「「「……………」」」

870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:58:58.19 ID:YJLW3aNs0
ライガー「あ〜、言われてみれば考えてなかったねぇ」

ヒグマ「ジャガーたちの救出で頭がいっぱいだったからな…」

リカオン「あ、そうだ!ジャガーさんみたいにマンションの記憶を捧げるのはどうですか?」

助手「あれは別の世界からやってきたジャガーだからこそできた芸当なのです」

博士「我々が同じことをすれば、マンションにまつわる記憶全てを失ったままあそこに放り出されてしまうのですよ」

リカオン「!?」

助手「何の知識もない状態であの危険極まりないマンション内をうろつくことになりますが…それでもいいのですか?」

リカオン「ひぃええ…!」

博士「手足のどれかを差し出せば記憶を保ったまま確実に帰れるでしょうが、まぁなるべく避けたい手段ですね」

助手「手はカレーを食べるとき、足は探索するとき不便なのです」

キンシコウ「私たちハンターとしても欠損はちょっと」

ツチノコ「オメーらじゃなくても嫌に決まってんダロッ!」

草食ちゃん「じゃ、じゃあどうしたら…」

マスク「なぁ博士!対価を捧げる以外にもういっこ方法なかったか?」

博士「…『フレンズ一体分のサンドスターを消費して亀裂を生じさせる』ですね」

助手「この方法ならみんみに対価を払わずとも全員元の世界へ帰れます…サンドスター消費の犠牲になった1名を除いてですが」
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 23:59:30.77 ID:YJLW3aNs0
博士(やはりこの方法は論外…誰かを犠牲に生き延びるなんてごめんですし、そもそも犠牲になりたがる者などいるはずがない)

助手(死体すら残らないので例の複製階も使えませんからね…まぁあんなところ、それこそ死んでも使いたくはありませんが)

ボトル「ヨシ!決まりだな!」

地図「あぁ!」

マスク「異議ナシ!」

博士「…さっきから騒がしいのですよ。三人で何を話しているのですか?」

ボトル「名案がある!」

マスク「これでここから出られるぞ!」

地図「よかったなお前ら!」

助手「名案?」

博士「一応聞いておきますか。期待はしてませんけど」

マスク「簡単なことだ!」

地図「私たち三人のうちの誰かを!」

ボトル「サンドスター消費の生贄にすりゃいい!」

博士「……は?」
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:00:08.08 ID:MEATrBFO0
リカオン「いやいやいやいや…」

キンシコウ「な、なにを言ってるんですか」

ヒグマ「本気なのか?」

マスク「もちろんだ!」

地図「私たちは同一個体だからな!」

ボトル「一人失ったところでノーダメージ!また複製すればいい!」

草食ちゃん「だ、駄目ですよ!もっと誰も犠牲にならない方法を考えましょう!」

ボトル「い〜や駄目だね!」

マスク「これは決定事項だ!」

地図「誰が生贄になるかはじゃんけんで決めるぞ!スリル抜群!」

「「「ハハハハハハハ!!!」」」

ツチノコ「頭イカれてんのかこいつらぁ!?」

スナネコ「個性的な方たちですねぇ。怖くないんですか〜?」

地図「そんなことより帰って探索!」

ボトル「早く行きたい!」

マスク「辛抱たまらん!」

草食ちゃん「そ、そんな…」
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:00:51.14 ID:MEATrBFO0
マスク「構わないよな!博士!助手!」

博士「………」

助手「………」

ヒグマ「お、おい。どうするんだ?」

博士「…好きにさせるといいのです」

リカオン「うぇえ!?」

助手「こいつらは言い出すと絶対に聞かないのです。特に、自分たちの『たのしー』に関しては狂気的なまでのこだわりを持っています」

博士「このまま否定し続けると敵対する恐れがあるのです。ここにきての仲間割れは文字通り命取り…いつまた化け物たちに襲われるかわかりませんからね」

助手「利害も一致していることですし、彼女らの提案に乗った方が安全でしょう」

キンシコウ「っ」

ツチノコ「マ、マジで言ってんのかよ…」

ライガー「んふふふ、危ない子たちだねぇ。草食ちゃんも気を付けようねぇ」ナデナデ

草食ちゃん「ううぅ…どうしてこんなことに…」
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:01:30.36 ID:MEATrBFO0
マスク「というわけで」

マスク「生贄決定チキチキじゃんけん大会開催いぃぃぃ!!!」

地図「イェエエエエエイ!!」

ボトル「待ってましたあああぁ!!」

マスク「行くぞッ!!さいしょはグー!!じゃーんけーん」

「「「ポンッ!!!」」」

ボトル「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

地図「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

マスク「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

ボトル「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

地図「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

マスク「あーいこーで」

「「「しょッ!!!」」」

ボトル「あーいこーで」
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:02:09.58 ID:MEATrBFO0
――――――――――
―――――――
―――――

博士「開いたのです」

助手「あれが空間の亀裂なのです。あそこに飛び込めば帰れるのです」

ボトル「退路確保!」

地図「確保!」

リカオン「かつてこんなにも嬉しくない帰り方があっただろうか…って感じですね」

ヒグマ「犠牲はなるべく出さないつもりでいたんだがな」

スナネコ「マスクさんに感謝ですね〜」

ツチノコ「もうどうでもいいぜぇ…早く帰りたい…」

ライガー「草食ちゃん歩ける?」

草食ちゃん「うん、なんとかね」

キンシコウ「さぁ、コツメちゃんも帰りましょう」

コツメカワウソ「………」

キンシコウ「…ジャガーさんのこと、心配してるんですよね」

コツメカワウソ「………」

キンシコウ「大丈夫です。パークのジャガーさんも、マンションのジャガーさんも、二人とも絶対に無事です。だから…」

キンシコウ「コツメちゃんはいつもみたいに、たくさんたのしーことして笑顔になりましょう?」

コツメカワウソ「………」

コツメカワウソ「……」グシグシ

コツメカワウソ「…うん」
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:03:05.33 ID:MEATrBFO0
「………ソ」


「……ウソ!」


「カワウソ!!」


コツメカワウソ「っ!!」パチッ

ジャガー「大丈夫!?なにかあったの!?」

コツメカワウソ「…ジャガー」

コツメカワウソ「ここは?」

ジャガー「私たちのお部屋だよ?ほら、この前引っ越してきたマンションさ」

コツメカワウソ「…」

ジャガー「買い物から帰ったら君が倒れててびっくりしたよ…」

ジャガー「いったいどうしたんだい?」

コツメカワウソ「ねぇジャガー」

ジャガー「?」

コツメカワウソ「かばんって知ってる?」

ジャガー「かばん…って、あの背負うやつかい?」

コツメカワウソ「…うん。ジャガーだね。私の知ってるジャガーだね」

ジャガー「??」
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 00:04:14.81 ID:MEATrBFO0
コツメカワウソ「よかった…無事だったんだね…」ポロポロ

ジャガー「!?」

ジャガー「ほ、本当に大丈夫かい!?どこか痛むんじゃ」

コツメカワウソ「とーう!!」ピョーン

ジャガー「ぐぇえ!」ドサッ

コツメカワウソ「このやろぉー!!心配させやがってぇー!!」グリグリグリ

ジャガー「いたたたたた!!いたい!いたいよカワウソ!っていうかそれ私のセリフだよね!?」

コツメカワウソ「もう絶対離さないからなぁー!!」ギュウウウ

ジャガー「いててて」

ジャガー「…なぁカワウソ、なにかあったんだろ?」

コツメカワウソ「!」

ジャガー「聞かせてくれないかな」

コツメカワウソ「…わかった」

コツメカワウソ「でも、覚悟しといたほうがいいよ!ジャガーきっとビックリしちゃうから!」

ジャガー「ははは、お手柔らかにしてほしいなぁ。いったいどんなお話なんだい?」

コツメカワウソ「ジャガーにすっごく似てて、でも全然違う」

コツメカワウソ「あたらしいおともだちのお話!」

マンション編おわり
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 00:10:32.79 ID:qvZ7xlLCo
あらマンからここまでお話作り上げるのすっごーい!
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 09:56:45.90 ID:D56R6kZoo
いい話だがオオカワウソはまじで狂っとる
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 17:22:45.65 ID:DrYDBtLxO
ライガー「んふふふ、危ない子たちだねぇ。草食ちゃんも気を付けようねぇ」
お前が一番危ないわ!
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 18:04:56.00 ID:uOjwBPUlo
肉食ちゃんは草食ちゃんとの関係に深入りしたり草食ちゃんを傷付けたりしなければ優しかったから……
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:05:10.49 ID:+hCO4G2P0
ジャパリカフェ

クジャク「ん〜、香ばしい匂い…やっぱりカフェの紅茶は最高です!」

アルパカ「そう言ってもらえるとうれしぃねぇうれしぃねぇ」

トキ「ふふふ…また仲間が増えてうれしいわ」

ショウジョウトキ「とくにトリ系の友達がいっぱいできたわね」

トキ「ショウジョウトキ、クロトキ、フウチョウコンビ、クジャク…たしかにそうね」

ショウジョウトキ「それから博士と助手も!」

クジャク「」ビクッ

トキ「?」

アルパカ「クジャクちゃんどしたのぉ?なんかビクッてなったよぉ?」

クジャク「…いいえ。なんでもありませんよ?」ニコッ

ショウジョウトキ「ほんと?なんか無理してるっぽいんですけど」

クジャク「だ、大丈夫ですから!」

トキ「ならいいけど…」

アルパカ(おなか空いてるのかなぁ?)

ショウジョウトキ「そういえば最近あいつら見ないわね」

クジャク「あいつら、ってどなたですか?」

ショウジョウトキ「クジャクは会ったことないんだっけ?あのイタズラばっかりしてるトラブルメーカーの…」
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:06:01.06 ID:+hCO4G2P0
ガラッ

アライさん「アライさん参上ォ!!」

フェネック「フェネックもいるよ〜」

クジャク「!」

ショウジョウトキ「噂をすればなんとやらね…」

アルパカ「いらっしゃぁい!」

アライさん「久しぶりのカフェなのだ!」

フェネック「ここんとこ忙しかったからねぇ」

トキ「こんにちはアライグマ、フェネック。さっそく私のうたを聴かないかしら?」

アライさん「それは大変魅力的な申し出なのだ!しかし…」

フェネック「今日は別件で来たのさー」

アルパカ「別件?」

ショウジョウトキ「ってなによ」

フェネック「そーれーはー…」チラッ

クジャク「?」

アライさん「………」ジーッ

クジャク「えっ?私ですか?」

アライさん「そうなのだ!」

フェネック「私たち、クジャクさんと仲良くなりに来たのさ〜」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:06:51.30 ID:+hCO4G2P0
クジャク「まぁ!私と仲良くなんて…それは嬉しいですね!」

クジャク「わざわざありがとうございます」ペコリ

アライさん「これはこれは!」ペコリ

フェネック「ご丁寧にどうも」ペコリ

ショウジョウトキ「えぇ〜?なんか怪しいんですけど!?」

アルパカ「まぁまぁショウジョウトキちゃん」

トキ「ここは仲間同士の邂逅を見守りましょう」

ショウジョウトキ「あんたたち警戒心なさすぎ…」

アライさん「クジャクと親睦を深めるために、我々ちょっとしたゲームを用意したのだ!」

フェネック「お〜い、ここに運んできて〜」

アラビアオリックス「よいしょ、よいしょ」

オーロックス「よいしょっと。ったく、オレらは運送屋じゃねーっつの!城の門番なんだぞ!」

アライさん「ご苦労なのだ!」

フェネック「これ報酬のジャパリコインね〜」チャリン

オーロック「うおっ!?こ、こんなにもらえんのか!」

フェネック「ロバのパン屋でおいしいものでも買うといいよ〜」

オーロックス「へへへ、お手伝いもやってみるもんだな」

アラビアオリックス「お前にプライドはないのか…」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:07:36.71 ID:+hCO4G2P0
ショウジョウトキ「な、なによこのデカい箱」

アライさん「名付けて!『箱の中身はなんだろな』ゲームなのだ!」

フェネック「ルールは名前そのままだよ〜。そこの穴に手を入れて、中に入ってるものを当ててみてね〜」

クジャク「これを私が?」

アライさん「そうなのだ!」

クジャク「私のためにこんな大きなものまで…なんて優しい方たちなんでしょう!」

クジャク「ぜひやらせていただきます!」

フェネック「ふふ、そうこなくっちゃね」

アルパカ「ひゅわ〜!それにしてもおっきぃねぇ!おっきぃねぇ!」

トキ「なにが入ってるのかしらね」

ショウジョウトキ(ぜったいロクなもんじゃないわ…)

クジャク「では!さっそく!」ズボッ

クジャク「………」サワサワ

アライさん「どんな感じなのだ?」

クジャク「う〜ん、なんだかとってもフサフサしてますね。撫でごこち抜群です」

フェネック「もうちょっと触ってみなよ〜」

クジャク「わかりました!」
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:08:32.38 ID:+hCO4G2P0
クジャク「………」ナデナデ

クジャク「…!」ピクッ

アライさん「どうしたのだ?」

クジャク「今、動きました!」

フェネック「クジャクさんの手がくすぐったかったのかもね〜」

クジャク「い、生きているんですか!?」

フェネック「おっと口が滑っちゃったなぁ」

アライさん「こらこらフェネック!なるべくノーヒントで行くのだ!」

フェネック「ごめんねアライさーん」

クジャク「むむむ…」ナデナデ

クジャク「生きているってことはフレンズさんですよね?」ワシャワシャ

クジャク「このフサフサした感じは羽、つまりトリ系のフレンズさん…?」コチョコチョ

クジャク「ひゃっ!?ま、また動きました!」

フェネック「ふふふ」ニヤニヤ

アライさん「…ターイムアーップ!!」

クジャク「!」

フェネック「さぁクジャクさん、答えをどうぞ〜」
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:09:04.99 ID:+hCO4G2P0
クジャク「う〜ん」

クジャク(トリ系のフレンズで、なんだか小柄な感じもしましたが…)

クジャク(わざわざ私のために用意したくらいですから、きっと私の知ってる子ですよね?そうなると…)

クジャク「わかりました!アリツカゲラさんです!」

アライさん「ブッブー!」

フェネック「ハズレなのさ〜」

クジャク「あらら…残念です」

フェネック「正解は〜」

アライさん「このふたりなのだぁ!」バッ

クジャク(いったい誰なんでしょう)ワクワク


博士「どうも、コノハです」

助手「ミミちゃんです」


クジャク「きゃあああああああああ!?」
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:09:50.26 ID:+hCO4G2P0
博士「狭い箱の中は疲れるのです」

助手「肩が凝るのです」

クジャク「あわわわわわ…!」

アライさん「博士と助手!ご苦労なのだ!」

フェネック「感想はどうかな〜?」

博士「あらぬところをたくさん触られたのです」

助手「とてもいやらしい手つきだったのです。あれは完全にセクハラなのです」

クジャク「!?」

フェネック「おやおや、それはいけないねぇ」

アライさん「とんだスケベクジャクなのだ!」

博士「えぇ、まったくもってけしからんのです」ジロッ

助手「これは仕返しが必要なのです」ジロッ

クジャク「ひぃ!?」ビクッ

博士「というわけで…」

助手「そのきれいな羽をチョイチョイさせるのです!」バッ

クジャク「いやぁあああ!!チョイチョイはいやぁあああ!!」ダッ

博士「待つのです」

助手「逃がさないのです」
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:10:30.75 ID:+hCO4G2P0
アルパカ「クジャクちゃん、博士と助手が苦手なのぉ?」

トキ「どうしてなのかしら」

アライさん「その昔あのふたりに羽を毟られたことがあるらしいのだ」

フェネック「なんでも、クジャクの羽の魔よけ効果を調べたかったんだとか」

アルパカ「ほぇ〜!そんなことがあったんだねぇ!知らなかったよぉ!」

トキ「本当に魔よけの効果があったら素敵ね」

ショウジョウトキ「感心してる場合じゃないんですけど!?」

博士「待つのです」

助手「何本か拝借するだけなのです。先っちょだけなのです」

クジャク「そういってたくさん取るくせにぃ!もういやぁあ!!」

ガラッ

カバ「ふぅ。ダイエットのために山登りしてみたけど、結構キツいわねぇ」

アルパカ「あ、いらっしゃぁい!」

クジャク「誰か助けてええええ!!」

博士「ちょっとだけなのです」

助手「すぐ終わるのです」

クジャク「来ないでぇえええ!!」

カバ「な、なにごと…?」
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:11:34.04 ID:+hCO4G2P0
アライさん「クッソ痛いのだぁ〜!」

フェネック「ぶたれちゃったねぇ」

博士「ぐぅう…!こ、この私の頭にゲンコツを…!」

助手「賢くなくなったらどうしてくれるのですか!」

カバ「だまらっしゃい」

アルパカ「よしよーしクジャクちゃん、パンケーキできたから食べようねぇ?」

トキ「これとってもおいしいのよ」

クジャク「はい…ありがとうございます…」

ショウジョウトキ「そこの悪ガキどものことはもう忘れましょう?ね?」

博士(わ、悪ガキ!?)ガビーン

アライさん「くっ!今日のところはこのへんにしといてやるのだ!」

フェネック「お邪魔しました〜」

助手「仕方がないですね…ほら博士、行きますよ」

博士「うぅ…こいつらのアホないたずらに乗ったのが間違いだったのです…」シクシク

アルパカ「また来てねぇ〜」

ショウジョウトキ「いや出禁レベルでしょ…」
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/24(土) 01:12:33.18 ID:+hCO4G2P0
アライさん「いたたた…ひどい目に遭ったのだ」

フェネック「相変わらずカバのお仕置きは痛いねぇ」

助手「とんだ馬鹿力だったのです」

博士「あいつが来るなんて聞いてないのです」

フェネック「まぁまぁ、こういうアクシデントは付き物なのさ〜」

アライさん「これくらいでくじけてたらイタズラなんてできないのだ!」

助手「それもそうですね」

助手「博士、もう少し協力してみましょう」

博士「えぇ…本気で言っているのですか?」

助手「どうせとしょかんにこもっていても暇なのです。これもフィールドワークだと思ってやってみるのです」

博士「…助手がそう言うなら」

フェネック「次はどんな子に仕掛けよっか?」

アライさん「そこを通りかかったフレンズにやってみるのだ!」

助手「それはいいですね」

博士(ミミちゃんが意外なほどノリノリなのです)

直下にこの悪ガキどもがイタズラを仕掛けるフレンズ(既出、複数でも可)
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 11:42:58.08 ID:/7R4Ws+W0
サーかばコンビ
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:54:22.26 ID:y9ViBOq90
サーバル「かばんばばんばんばん〜♪かばんばばんばんばん〜♪」

かばん「サーバルちゃん、それなんのお歌?」

サーバル「ふっふーん!これはね、かばんちゃんのお歌だよっ!」

かばん「ボクのかぁ」

サーバル「うん!」

かばん「えへへ、なんだか嬉しいね」

サーバル「歌ってて気持ちいいからみんなにも広めちゃおうと思って!」

かばん「そ、それはちょっと恥ずかしいかも…」

サーバル「えー?なんでなんでー?」

かばん「みんなにたくさん名前を歌われるのはくすぐったいっていうか…」

かばん「できればサーバルちゃんにだけ歌ってほしいなぁって」

サーバル「うみゃ〜…かばんちゃんがそう言うならしょーがないね!」

サーバル「私がみんなの分までいっぱい歌っちゃうよ!」

かばん「ありがとう、サーバルちゃん」ニコッ

サーバル「うみゃ!?」ドッキーン

かばん「?」

サーバル「今のかばんちゃん、とってもかわいかったよ!」

サーバル「それこそ食べちゃいたいくらい!」

かばん「ふぇえ!?」

ボス「サーバル、食べちゃダメダヨ」
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:55:15.14 ID:y9ViBOq90
サーバル「あっ!いつものかばんちゃんもすっごくかわいいよ!?」

サーバル「でもねでもね!なんかさっきの笑ったお顔を見てたら、胸がドキッってしたの!」

サーバル「これってなんでかな!?かばんちゃん知ってる?」

かばん「えーと、な、なんだろうね…あはは」

サーバル「…かばんちゃん、なにか隠してるでしょ?」ジトーッ

かばん「えっ」

サーバル「いじわるしないで教えてよ〜!」ギューッ

かばん「ひゃあ!」

サーバル「ふっふっふーん!もう捕まえちゃったもんね!」

かばん「た、食べないでぇ!」

サーバル「もー!だから食べないってば!」プンプン

サーバル(…えっ!?)

サーバル(かばんちゃんに抱き着いたら、もっとドキドキしてきちゃった!?)

かばん「あ、あの、サーバルちゃん」

サーバル(なんでだろう?これ以上ドキドキするとどうなっちゃうのかな!?)

かばん「いろんなところが当たって…その…」

サーバル(かばんちゃんが教えてくれないなら、自分でやってみるしかないよね!)

サーバル「かばんちゃん!これからもっと強く抱きしめてみるね!」

かばん「!?」
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:56:08.87 ID:y9ViBOq90
サーバル「いっくよ〜!」

かばん「あわわわわ!ま、待ってくださーい!」

ガサッ

アライさん「うぉおおお!待つのだフェネックぅ!」

フェネック「捕まえてみなよアライさーん」

サーバル「わぁ!?」ビクッ

かばん「あ、アライグマさん!フェネックさん!」

アライさん「むっ!そこにいらっしゃるのはかばんさん!」

フェネック「ついでにサーバルもいるねぇ」

サーバル「ついでじゃないよっ!」プンプン

かばん「おふたりはどうしてここに?」

アライさん「ただの偶然なのだ!アライさんたちは狩りごっこしてただけなのだ!」

フェネック「そしたらたまたまかばんさんたちに出会ってしまったのさ〜」

かばん「たまたまだったんですね、なるほど」

かばん(助かった…)

サーバル「うみゃみゃ…」

アライさん「サーバルはなんだか残念そうなのだ。なにか邪魔してしまったのか?」

サーバル「えっ!そ、そんなことないよ!?」

サーバル「…そうだ!私も狩りごっこまぜてよ!」

アライさん「お安い御用なのだ!」

サーバル「よーし!負けないんだから!」

フェネック「ふふふふ…」
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:57:06.41 ID:y9ViBOq90
アライさん「ふへぇ〜!たくさん遊んでつかれたのだ!」

フェネック「それじゃ〜私たちはこのへんで〜」

サーバル「ふたりともまたね〜!」

かばん「サーバルちゃんは本当に狩りごっこが好きなんだね」

サーバル「得意だからね!さばんなじゃカバ以外に負けたことないんだよ!」

かばん「はぇ〜、すごいなぁ。ノロマなボクじゃ考えられないや…」

サーバル「なに言ってるの!かばんちゃんだってすっごいんだよ!」

サーバル「私だけじゃいろんなちほーの子たちとこんなに仲良くなれなかったもん!」

サーバル「私がかけっこ得意なのと同じように、かばんちゃんはみんなと仲良くなるのが得意なフレンズなんだよ!」

かばん「サーバルちゃん…」

サーバル「あ、そうだ」

サーバル「私、かけっこと同じくらい得意なことあるよ!」

かばん「え?なにかな?」

サーバル「えいっ」ペロッ

かばん「…」

かばん「へっ!?」

サーバル「うみゃ!うみゃ!」ペロペロ

かばん「ふわわわぁ!?さ、サーバルちゃん!なにを!?」

サーバル「これはね、毛づくろいだよっ!」
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:57:58.24 ID:y9ViBOq90
かばん「毛づくろい…?」

サーバル「そう!舌を使って、毛並みをキレイにするの!」

サーバル「こーやって!」ペロン

かばん「ひゃんっ!」ビクッ

サーバル「かばんちゃん、さっきから変な声出してどうしたの?」

サーバル「もしかして…私の毛づくろいって下手くそなのかな!?」

かばん「そ、そうじゃないけどぉ…」

サーバル「なーんだ!それならよかった!」

かばん(よくないよぅサーバルちゃん…)

サーバル「今度はかばんちゃんに私を毛づくろいしてほしいな!」

かばん「ぼ、ボクが…?」

サーバル「うん!かばんちゃんの舌で!」

かばん「ボクの…舌で……」ドキドキ

サーバル「い、イヤだったらごめんね?無理しなくてもいいよ?」

かばん「…わかった」

かばん「やってみるよ」

サーバル「!」
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:58:48.73 ID:y9ViBOq90
サーバル「うみゃ…」ジーッ

かばん「……」ドキドキ

かばん「…じゃあ、いくね?」ドキドキ

サーバル「うん!」

かばん(おちついて…れいせいに…ていねいに…)ドキドキ

サーバル(まだかなぁ♪まだかなぁ♪)

かばん(あとちょっと、あとちょっとで…!)ドキドキ

博士「かばん」

助手「なにしているのですか」

かばん「わぁーっ!!」ズコッ

サーバル「博士と助手!?なにしてるのー!?」

博士「とくに何というわけでもないのです」

助手「お散歩していたら、怪しいことをしているお前たちに出くわしたのです」

サーバル「あやしくないよっ!」プンプン

かばん「あうぅ…びっくりしたぁ」

博士「かばん、次としょかんに来たときはカレーを作ってほしいのです」

助手「ヒグマのもいい感じですが、やはりお前の味付けがベストなのです」

かばん「あはは、わかりました。また今度お邪魔しますね」
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 00:59:32.98 ID:y9ViBOq90
サーバル「もー!アライグマたちも博士たちも!なんでいきなり出てくるのー!」

かばん「怒ってもしょうがないよサーバルちゃん」

サーバル「うぅー…だってぇ」

サーバル「すっごくちょうどいいところで出てくるんだもん…なんだか邪魔されてるみたい…」ショボン

かばん「…ねぇサーバルちゃん」

サーバル「?」

かばん「確か、この近くにどうくつがあったよね」

サーバル「うん。それがどうかしたの?」

かばん「そこなら誰も通りかかったりしないと思うから…」

かばん「毛づくろいの続き、しよっか?」

サーバル「!!」

サーバル「す……」

サーバル「するぅーー!!」ギュムーッ

かばん「もがぁ!?」

サーバル「行こ行こ!いっぱい毛づくろいしよ!」グイグイ
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 01:00:22.95 ID:y9ViBOq90
かばん「じゃあ改めまして」

サーバル「うん!」

かばん「い、いくよ…!」

かばん「えいっ!」ペロッ

サーバル「んっ」

かばん「えいっ!えいっ!」ペロッペロッ

サーバル「そうそう!いい感じだよかばんちゃん!」

かばん「っ」ペロペロ

サーバル「初めてなのにじょうずだね!やっぱりかばんちゃんはすごいや!」

かばん「〜っ」ペロッ

サーバル「あはは!そこはくすぐったいよかばんちゃん!」

かばん(だ、だめだ…なんだか変な気分に…)ボーッ

サーバル「かばんちゃん?どうしたの?」

かばん(…あ)

かばん(サーバルちゃんの指、さっき狩りごっこしたからかな。汚れてる)

かばん(きれいにしないと)スッ

サーバル「うみゃ?手がどうかしたの?」

かばん「ん…」ハムッ

サーバル「っ!?」
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 01:01:38.70 ID:y9ViBOq90
かばん「」チュウチュウ

サーバル「か、かばんちゃん…!」

サーバル(なにこれ…!さっきとおんなじ!)

サーバル(すっごくドキドキするよぉ!?)ゾクゾク

かばん「ぷはっ…さーばるちゃん」

サーバル「!」

かばん「もっときれいにしてほしいところ、ある?」

サーバル「うみゃっ!?」ドキン

サーバル「それじゃあ、えっとね、えっとね…!」

「おいアライグマ、もっとそっち詰めるのです」

「博士があっち行くのだ!」

「ふたりとも静かにするのです。見つかってしまうのです」

「押し合っちゃだめだよ〜」

「あっ」

「うわっ!」

ドテッ

サーバル&かばん「!!?」
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 01:02:49.10 ID:y9ViBOq90
博士「いたたた…アライグマよくもやってくれましたね」

アライさん「博士が先に押してきたのだ!」

フェネック「もー、だから言ったのにー」

助手「そもそも突入するのが遅いとあれほど…」

かばん「み、みなさん!?どうしてこんなところに!?」

アライさん「ひとことで説明するならイタズラなのだ!」

博士「『かばんとサーバルがいい感じの雰囲気になるたび邪魔したらどうなるか』という実験なのです」

かばん「えぇえ!?」

フェネック「バレちゃったから失敗だけどね〜」

助手「それにしてもお前たちイチャつき過ぎなのです。

かばん「そ、そんな!さっきのも全部見られてたなんて…!」

フェネック「かばんさーん、なかなかやるねぇ。このぉ」

助手「あれ以上ヒートアップしたら板が変わってしまうのです」

かばん「う、うぅうううぅ………///」

サーバル「うみゃみゃみゃ〜!もう怒ったよ〜!」

サーバル「自慢のツメでやっつけちゃうんだから!!」シャキン

アライさん「げげーっ!」

フェネック「こりゃー本格的に怒らせてしまったようだねー」

助手「逃げるのです」

博士「お、置いていかないでミミちゃん!私も逃げるのです!」

サーバル「こらぁ〜!!待てぇ!!」ダッ
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 01:07:35.20 ID:y9ViBOq90
かばん「ら、ラッキーさん…ボク今すっごく恥ずかしいです…」

ボス「次カラは、ロッジやバスの中でやったほうがいいカモネ」

ボス「もしくハビーバーとプレーリーに、専用の小屋を建ててモラウのはどうカナ」

かばん「そ、それはちょっと!遠慮しときます!」

ボス「…ワカッタヨ。なんにセヨ、無理はしないデネ」

かばん「はい…」

サーバル「待ぁあてぇえ!!」

アライさん「ちょっ!ヤバいのだ!捕まっちゃうのだ!」

フェネック「命がけのおいかけっこだねぇ♪」

博士「助手、我々はもう帰りましょうか」

助手「そうですね博士。ぼちぼち楽しめました」

アライさん「飛んで逃げるのはずるいのだぁ!アライさんたちも乗せてけぇ!」ガシッ

博士「どわっ!?」

フェネック「逃がさないよ〜」ギューッ

助手「や、やめるのです!追いつかれるのです!」

サーバル「八つ裂きにしちゃうんだからー!!」

博士「いやぁあ!」

助手「だ、誰か助けるのです!」

かばん「…楽しそうだからいっか」

ボス「ソウダネ」

直下にジャイアントパイセンにイタズラを仕掛けるフレンズ(既出、複数でも可)
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 01:18:08.78 ID:bZbTJi7g0
ゆりえっちほーの波動を感じる

仕掛人か…敢えてやりそうにないプリンセス
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 01:39:07.67 ID:CoEkM/kWo
あまーい!
906 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/10/29(木) 03:07:40.80 ID:afBoP3h30
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 19:03:10.55 ID:8vchkNKbO
専用の小屋って言うか以前2人の新居建てたよね?
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 19:40:09.74 ID:7FKgGfZnO
やはり…毛繕いは定番…
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 22:15:30.32 ID:wPvZfhxc0
>>907
ふふふ、良く気づきましたね…実はそれは壮大な伏線で…




嘘ですただのミスです許してください新居作る前の時間軸ってことにしといてやってくださいお願いします
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 23:14:44.65 ID:mRQUrHF1O
(ええんやで…)
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 23:22:20.98 ID:SL9iQobzO
俺が見てるブラウザにはなにも見えないな
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/01(日) 00:36:43.42 ID:LG/Qjg1W0
プリンセス「つ、疲れた…」

コウテイ「でっかいもの品評会とやらがあんなに長引くとはな…もう日が暮れそうだ」

プリンセス「イワビーたち、よくも置いてってくれたわね。帰ったら文句言ってやるんだから!」

コウテイ「まぁまぁそう怒らないで…」

プリンセス「…あれ?」

コウテイ「どうかしたか?」

プリンセス「あそこにいるのって…」


ジャイアント「〜〜〜♪」テクテク


コウテイ「ジャイアント先輩か」

プリンセス「随分とご機嫌だけど、なにかあったのかしら」

コウテイ「なんか変な帽子を被ってるな」

プリンセス「…怪しいわね」

コウテイ「まぁ謎が多い先輩だからな」

プリンセス「よし、後をつけてみるわよ!」

コウテイ「そうだな…って、えぇ!?」

プリンセス「こんなチャンス滅多にないわ!謎のベールを暴いてあげる!」ダッ

コウテイ(この子意外とアグレッシブだよなぁ)

プリンセス「コウテイ!はやく!」

コウテイ「はいはい」
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/01(日) 00:37:35.67 ID:LG/Qjg1W0
ジャイアント「お〜い、フウチョウコンビ〜!」

カンザシ「ひさしぶりだなジャイアント」

カタカケ「ナンのヨウだ?」

ジャイアント「この格好見てわかんないか?例のアレだよ!」

カンザシ「…あぁ、もうそんなキセツか」

ジャイアント「そうそう」

カタカケ「オマエわりとミーハーだよな」

カンザシ「あんまりハシャいでるとみっともないぞ」

ジャイアント「うるせーやい!」

ジャイアント「イタズラされたくなかったらさっさとよこせっての!」



プリンセス「!?」

コウテイ「先輩、今なんて言ったんだ?」

プリンセス「イタズラされたくなかったらさっさとよこせって…」

コウテイ「えっ?」

コウテイ(どういう意味だろう)
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/01(日) 00:38:10.60 ID:LG/Qjg1W0
カンザシ「ほらよ」

カタカケ「フツウのやつしかないけどこれでいいか?」

ジャイアント「オッケーオッケー!サンキューな!」

カンザシ「ほかのフレンズのところにもいくのか?」

ジャイアント「もちろん!」

カタカケ「ゴウヨクなヤツめ…」

ジャイアント「しっしっし!なんとでも言え!」



コウテイ「あ、あれはジャパリまん!」

プリンセス「……」

コウテイ「これはどういうことだ…」

コウテイ「まさか、脅し盗っているのか!?」

プリンセス「…これだけじゃまだ何とも言えないわ」

プリンセス「引き続き尾行するわよ」

コウテイ「あぁ」
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/01(日) 00:39:03.39 ID:LG/Qjg1W0
ロッジ
ジャイアント「おーっす!オオカミ先生いるかい?」

タイリクオオカミ「やぁ、久しぶりだねジャイアント」

タイリクオオカミ「そのかわいらしい帽子を被ってるってことは…アレかい?」

ジャイアント「ご明察!」

タイリクオオカミ「フフフ、わかったよ。ジャパリまんをあげよう。だからイタズラは勘弁してほしいな」

ジャイアント「しっしっし!アンタも話が早くて助かるぜ!」

タイリクオオカミ「次ここにくるときは私のマンガを読んでいってくれないか?知識豊富なキミの感想が聞きたいんだ」

ジャイアント「そんな大層なモンじゃないけどなぁ。ま、いいぜ!」

ゆきやま
キタキツネ「ジャイアント、おんせんに来るなんて珍しいね。ゲームしに来たの?」

ジャイアント「ん〜、そっちも面白そうだけど今日は違うんだよなぁ」

ジャイアント「ジャパリまんくれなきゃイタズラしちゃうぞ〜!ってやつ!」

キタキツネ「なるほど、イベントってことだね」

キタキツネ「はいどーぞ。どんべえ味だよ」

ジャイアント「おぉ、こりゃレア味だな!ありがと!」

キタキツネ「今度いっしょにゲームしようね」

ジャイアント「いいぜ!負けないからな〜!」

ギンギツネ「キタキツネ〜!そろそろお風呂に…あら?お客さん?」
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/01(日) 00:40:03.39 ID:LG/Qjg1W0
プリンセス「もう決定的ね…!」

プリンセス「ジャイアント先輩はフレンズたちからジャパリまんを恐喝してる!」

コウテイ「な、なんてことだ…尊敬していたのに!」

プリンセス「見つけた以上このまま放っておくわけにはいかないわね」

コウテイ「そうだな。先輩が道を誤ったとき、正してあげるのも後輩の役目だ」

コウテイ「ここは私たちで捕まえて…」

プリンセス「私からも仕掛けてイタズラされる恐怖をわからせてあげなきゃ!」

コウテイ「……ん?」

プリンセス「自分がされて嫌なことは他の子にもしない!この基本的なことを思い出せば、先輩も凶行をやめてくれるはずよ!」

コウテイ「いや、普通に捕まえればいいだけでは」

プリンセス「それじゃきっと先輩は改心してくれないわ。もっとインパクトある方法じゃなきゃ!」

コウテイ「そ、そうかなぁ」

プリンセス「こないだのマーゲイ解雇事件(>>364)の仕返しもあるし」

コウテイ「さてはそっちが本命だな?」

プリンセス「…コウテイはここで見てなさい。私が先輩を止めてみせるわ」

コウテイ「図星か…」
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/01(日) 00:40:56.44 ID:LG/Qjg1W0
ジャイアント「いやぁ〜みんな優しいなぁ。ひーふーみー…もう6個も貰っちゃったよ」

ジャイアント「これであいつらの分は確保だな♪」

ジャイアント「…あら?」

プリンセス「」

ジャイアント「プ、プリンセス!?」ギョッ

ジャイアント「なんでこんなところで倒れてんだ!?」

プリンセス「」

ジャイアント「おい!なにがあったんだ!しっかりしろぉ!!」ユサユサ

プリンセス「」

ジャイアント「返事がない…!」ゾッ

ジャイアント「こ、こんなとき…どうすりゃいいんだ!?」

プリンセス(ふっふっふ、慌ててる慌ててる)

ジャイアント「とにかくロッジかどこかへ運ばないと!」

プリンセス(そろそろね)

ジャイアント「うまく運べるかはわからんが…」

ジャイアント「我慢してくれよ、プリンセス!」グイッ

プリンセス(今よっ!)カッ

プリンセス「わああああああああああああああああああ!!!!!」

ジャイアント「うわああああああああああ!!??」ビックゥ

コウテイ(幼稚!!イタズラが幼稚!!)
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/01(日) 00:41:56.07 ID:LG/Qjg1W0
プリンセス「なーんてね!」

プリンセス「どうだったかしら先輩!私の演技力!」

コウテイ「演技力とかそういう問題なのかあれは」

プリンセス「これに懲りたらもうジャパリまんの恐喝なんて…」

ジャイアント「うううううぅ…」ポロポロ

プリンセス「!!?」

コウテイ「な、泣いてる!?あのジャイアント先輩が!!」

ジャイアント「びっくりした…まぢでこわかった…」ポロポロ

プリンセス「お。落ちついて先輩!イタズラだから!大丈夫だからぁ!」アタフタ

ジャイアント「うぅ…ぐすっ…ひっく、ひっく」

コウテイ(この見た目で泣かれると罪悪感すごいな!)

プリンセス「ど、どうしたら…」

ジャイアント「いくらハロウィンだからって…ここまでやることないじゃんかよぉ…」グスグス

プリンセス「…?」

コウテイ「はろうぃん?」
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/01(日) 00:42:57.94 ID:LG/Qjg1W0
コウテイ「…つまり恐喝なんかじゃなくて、化け物の仮装をしてジャパリまんを貰って回る風習だったわけか」

プリンセス「しかも私たちPPPとマーゲイのためのジャパリまんだったなんて…本当にごめんなさい!」ペコッ

ジャイアント「あっはっは!いいっていいって!こんなヒトの風習知ってるフレンズのほうが少ないんだしさ!」

ジャイアント「さっき回った奴らを除いたら、あとは博士助手くらいじゃないかねぇ。アタシもあいつらに教わったわけだしさ」

プリンセス「それでも先輩を疑うなんて…私ってほんと馬鹿…」ショボン

コウテイ「なにかお詫びはできないだろうか?」

ジャイアント「うーん、そうだなぁ」

ジャイアント「…そーだ!ここまで来たんだし、三人で博士と助手にもジャパリまんたかりに行こう!」

プリンセス「!」

コウテイ「でも、あのふたりが簡単に食べ物をくれるかな」

ジャイアント「そこはアタシもビビらせたプリンセスの演技力でなんとか」

プリンセス「あ、あんまり掘り返さないでよぉ!」

ジャイアント「しっしっし!泣かされたお返しだっての!」

ジャイアント「さっそく行こうぜ!あいつら、ジャパリまんたんまり貯めこんでるハズだからなぁ。楽しみだ!」

コウテイ「…やっぱり先輩にはかなわないな」

プリンセス「そうね…」

ジャイアント「おーい!お前らもはやくー!」ピョンピョン

ハロウィン!ハロウィン!ハロウィン!ハロウィン!(遅刻)
直下にアライさんとフェネックがミライさんに仕掛けるイタズラ
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 00:44:22.85 ID:fYA1MqcWo
毛づくろい
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 01:03:07.70 ID:3GvbG/kSo
ごほうびでは?
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 01:40:48.03 ID:PMH4NwGi0
毛づくろい(陰毛)
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/07(土) 23:59:46.89 ID:SxASvBKG0
かつてのジャパリパーク

アライさん「平和なのだフェネック」

フェネック「平和だねぇアライさーん」

アライさん「たまにはお宝探しじゃなくて、のんびりお昼寝するのも悪くないのだ…」

フェネック「セーバルの件が解決したからねー。ひと休みも大事なのさー」

アライさん「………」ウトウト

フェネック「ポカポカしてて気持ちいいなぁ。私もお昼寝しちゃおっかな」

アライさん「はぅあっ!?」ビクン

フェネック「?」

アライさん「で、電波を受信したのだ」

フェネック「電波?」

アライさん「間違いないのだ。これは遥か未来のアライさんから発信されたのだ!」

アライさん「誰かにイタズラしろという指令なのだ!」

フェネック「ふーん…」

フェネック(なんか突拍子もないこと言い出したけど、面白そうだからいっか〜)

アライさん「さっそくターゲットとイタズラの内容を決めるのだ!」

フェネック「うーん、どうしようかねぇ」

フェネック(遥か未来のアライさんかぁ。未来、みらい、ミライ…)

フェネック「!」

フェネック「…いいこと思いついちゃった」ニヤッ

アライさん「おぉ!さすがフェネックなのだ!」
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/08(日) 00:00:30.03 ID:FrHzIlc30
ミライ「ふ〜…報告書がだいぶ捌けてきましたね」

ミライ「管理センターへの定期連絡、各ちほーでの現地調査、フレンズさんたちの健康診断etc…」

ミライ「やることはまだまだ山積みですが、パークの正式オープンに向けて着実に進んでいます!」

ミライ「…でも」

ミライ「ちょっと疲れたかも」バタッ

コンコン

ミライ「はっ!いけないいけない!」ガバッ

ミライ「はい、どうぞ〜!」

ガチャッ

アライさん「ガイドさんっ!」

フェネック「こんばんわ〜」

ミライ「アライグマさん!フェネックさん!」

ミライ「おふたりがここに来るなんて珍しいですね?なにか御用ですか?」

フェネック「今日はガイドさん…ううん、ミライさんの心と身体を癒しにきたのさ〜」

ミライ「えっ?お、おふたりが、私を癒しに!?」
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/08(日) 00:01:07.18 ID:FrHzIlc30
アライさん「そうなのだ!ミライさんが日々頑張ってることは、アライさんよぉーく知ってるのだ!」

フェネック「いつも私たちのこと考えてくれてるからねぇ。たまには恩返しさせて欲しいなぁ」

ミライ「………」ポカ-ン

アライさん「ミライさん?大丈夫か?」

フェネック「お気に召さなかったかなー?」

ミライ「う"…」ポロ

ミライ「う"う"う"う"う"う"……」ドバババ

アライさん「のだーっ!?」

ミライ「どう"どい"……おふたりのお気遣いが……どう"どい"でずぅ…」ドバババババ

フェネック「さながら滝のような涙なのさー」

アライさん「お、落ち着くのだ!これで拭くのだ!」

ミライ「ありがとございましゅ…」フキフキ

フェネック「やー、そんなに感謝されるとやる気でちゃうよねぇ」

アライさん「たくさんサービスするのだ!」

ミライ「うふふ…いったいどんなことをしてくれるんですか?」

フェネック「それはね〜」ガシッ

アライさん「こんなことなのだ!」ガシッ  

ミライ「ふぇっ?」

フェネック「ん…」ペロッ

アライさん「はむっ!」パクッ

ミライ「ひゃあぁっ!!?」ビクッ
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/08(日) 00:01:43.60 ID:FrHzIlc30
ミライ「なっ、なっ……!!!」

フェネック「ん〜…さっきまで泣いてたからしょっぱい味がするねぇ」ペロペロ

ミライ「ふぇ、フェネックさんっ!?なにを!?」

アライさん「キレイなお耳なのだ」ハムハム

ミライ「んひゃあ!」ビクン

フェネック「私もお耳いただき〜」ハムッ

ミライ「ひぃん!!」ビクッ

ミライ「ちょ、ちょ、ちょっと待って!!待ってくださいぃ!!!」

フェネック「えー?なんなのさー?」

ミライ「これはマズイです!私としてはすっっっごく嬉しいんですけど!これは非常にマズイです!」

フェネック「うーん、なにがマズイのかわかんないなー?」

アライさん「ただの毛づくろいなのに、ミライさんってば変なこと言うのだ」

ミライ「はぇ…?け、毛づくろい、ですか?」

フェネック「どう見てもそうじゃないかー」

アライさん「他になんだと言うのか教えてほしいくらいなのだ」

ミライ「ぁうぅ……そ、そうですよね…毛づくろいですよね…あはは」

フェネック「そーだよー?だーかーらー…」グイッ

ミライ「!?」

フェネック「全身ペロペロしても問題ないのさー♪」

ミライ「はわわわわ!」
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/08(日) 00:02:13.34 ID:FrHzIlc30
アライさん「次は首筋なのだ!」カプッ

ミライ「やぁっ……!」

フェネック「どんどんキレイにしちゃおうね〜」チュッ

ミライ「きゃうっ!こ、こんなの!やっぱりダメですぅ!」

フェネック「こんなのってどんなのかなー?言ってくれなきゃわかんないよー」

アライさん「観念するのだ〜!」ペロペロペロ

ミライ「んぁーっ!?」ビクビクッ

フェネック「ミライさんって攻められるとこんなに弱いんだねー」ニヤニヤ

アライさん「フェネック、ミライさんの毛皮が邪魔なのだ。これじゃすみずみまでお手入れできないのだ」

フェネック「んー?それじゃ本人に聞いてみよっかー」

フェネック「ねぇミライさん、もっとして欲しい?」

ミライ「ふぇ………?」

フェネック「毛皮を脱いだらもっといっぱい毛づくろいしてあげるよ?」

ミライさん「あっ………」

ミライ(だ、ダメよ私!しっかりして!あなたはパークガイドなのよ!)

ミライ(これ以上されたら、もう戻って来れなくなるわ!)

ミライ(欲望なんかに絶対負けない!!)

ミライ「お……」

ミライ「お願いしますぅ!!」

フェネック「りょうか〜い」
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/08(日) 00:03:09.39 ID:FrHzIlc30
ミライ(ごめんなさい正気の私…欲望には勝てなかったわ…)

フェネック「素直になれてえらいよミライさん」ナデナデ

ミライ「んぅ……なでなで気持ちいい……」

アライさん「フェネック!アライさん待ちきれないのだ!早くキレイキレイしたいのだ!」ワクワク

フェネック「はーいよーっと」

フェネック「それじゃミライさん、いっぱいご褒美あげるからね♪」

ミライ「あ、あぁ……嬉しいですぅ……」ゾクゾク

ガチャッ

カラカル「こらぁ!あんた達、なにしてんのよ!」

アライさん「げぇ!お前はカラカル!」

フェネック「セーバルちゃんちのお母さんことカラカルじゃないかー」

カラカル「わけわかんないこと言わないでよ!」

カラカル「ってそれより!あんた達ガイドさんになにしてるわけ!」

フェネック「なにってそりゃー」

アライさん「毛づくろいなのだ!」

カラカル「毛づくろいぃ?」

ミライ「へあぁ〜…….もっとぉ…もっとしてくださいぃ…」ピクピク

カラカル「ど、どう見てもヤバいことやってるでしょ!ガイドさんおかしくなってるじゃない!」

フェネック「えー?そんなこと言われてもなー」

アライさん「カラカルったら疑い深いのだ」
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/08(日) 00:03:51.40 ID:FrHzIlc30
サーバル「ねぇカラカル、ガイドさんの様子はどう?」ヒョコッ

サーバル「って、えぇー!?なんかピクピクしてるよ!?」

カラカル「だから今こいつらを尋問中よ!」

サーバル「…アライグマとフェネック、なんかやっちゃったなら素直に謝ろう?」

アライさん「サーバルまで何言ってるのだ!」

フェネック(こりゃー逃げられそうにないねぇ)

サーバル「大丈夫!ガイドさんもカラカルもすっごく優しいから!」

サーバル「私だってこの前カラカルのゲームのデータ間違って消しちゃったけど、結局許してくれたもん!謝ればなんとかなる!」

カラカル「……あの件はまだ許してないんだけど?」ギロッ

サーバル「えっ?そーなの!?」

カラカル「あったりまえでしょ!私があそこまで進めるのに何時間かけたと思ってんの!」

サーバル「あうぅ…完全に藪蛇だったよぉ…くそぅ!くそぅ!」

フェネック「サーバルが怒られてる隙に帰ろっかアライさん」

アライさん「ぐぬぬ、もっとミライさんをキレイにしたかったが仕方ない…このへんにしといてやるのだ!」

フェネック「それじゃまたね、ミライさん」

ミライ「zzz……」

アライさん「寝ちゃってるのだ」

フェネック「よっぽど疲れてたんだろうねー。ほんとにご苦労様だよー」

カラカル「だいたいアンタはねぇ!」

サーバル「う〜、もういいじゃんか〜!」

フェネック「ベッドに運んどいてあげよっか」

アライさん「さんせーなのだ!」
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/08(日) 00:06:17.22 ID:FrHzIlc30
ミライ「ん……」パチッ

ミライ「ここは……ベッドの上?いつのまに寝てたんでしょうか」

ミライ「なんだかとっても幸せな夢を見ていた気がしますが…」


フェネック『それじゃミライさん、いっぱいご褒美あげるからね♪』


ミライ「!!?」

ミライ「わ、私ったら!ついにフレンズさんでエッチな妄想を!?」

サーバル「あっ!ガイドさん起きた!」

ミライ「ひゃっ!?」ビクッ

サーバル「えっ?そんなに驚く?」

カラカル「大丈夫かしら?昨晩も様子が変だったけど」

ミライ「あ、あの、えーとですねぇ」

ミライ「……なんでもないです///」

カラカル「?」

サーバル「変なガイドさん!」

直下にコツメちゃんがジャガーに仕掛けるイタズラ
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 01:46:35.04 ID:M4GSqHsbO
ジャガーなんて好きじゃないんだからね!とツンデレになってみる
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 23:46:41.42 ID:gg6y/MbK0
カラカルママはいいぞ〜
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:41:28.97 ID:DHVRtEux0
じゃんぐるちほー
リカオン「セルリアンいませんねぇ」

キンシコウ「目撃情報によるとこの周辺ですよね?」

ヒグマ「あぁ、それは間違いない。気を抜くなよ」

ブラックジャガー「ここらへんは入り組んでるからな。標的が見つかりにくいのも無理はない」

キンシコウ「協力してもらってすみません、ブラックジャガーさん」

ブラックジャガー「気にするな。土地勘のあるオレが案内した方が捗るだろう」

ブラックジャガー「それにここでは珍しい大型タイプ…腕を試すチャンスだ。一撃で葬ってやる」

リカオン「頼もしいなぁ」

ヒグマ「…お前のように強いフレンズでも、一瞬の隙でやられたりするんだ。自信過剰になるな」

ブラックジャガー「フン、説教のつもりか?そんなことは言われずともわかっている」

キンシコウ「まぁまぁふたりとも」

ガサッ

ヒグマ&ブラックジャガー「ッ!」

キンシコウ「なにか来ましたね」チャキ

リカオン「誰だ!応答しろ!」

ぴょーん

コツメカワウソ「ばぁ!私だよ〜!」

ブラックジャガー「カワウソ!」
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:42:24.40 ID:DHVRtEux0
ブラックジャガー「こんなところでなにしてるんだ?」

コツメカワウソ「えっとね!川で遊んでたらみんなが奥へ進んでいくのが見えたからね!」

コツメカワウソ「こっそり後をつけてビックリさせようと思ったの!」

ブラックジャガー「ふふ、お前らしいな」

リカオン「でもカワウソ、今はマズいよ。ここらへんでセルリアンが目撃されてるんだよ」

ヒグマ「早く帰るんだ。私たちは遊びに来たんじゃないんだぞ」

コツメカワウソ「えぇー!?そ、そうだったのかー!」

コツメカワウソ「…お邪魔しちゃってごめんね?」ショボン

キンシコウ「大丈夫ですよ。むしろ無事が確認できてよかったです」

キンシコウ「この騒動が片付いたら、みんなでいっしょに遊びましょう?」

コツメカワウソ「!」パァッ

コツメカワウソ「遊ぶ!ぜったい遊ぶぅ!」ピョンピョン

ブラックジャガー「川まではオレが送っていこう。ひとりでは不安だろう」

コツメカワウソ「うん!ありがとブラックジャガー!」

キンシコウ「またねコツメちゃん」

コツメカワウソ「またね〜みんな〜!」

リカオン「みんなってことはヒグマさんも含まれてますよね」

ヒグマ「勘弁してくれ…」

キンシコウ「まんざらでもないくせに」
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:43:15.22 ID:DHVRtEux0
コツメカワウソ「みんなで遊ぶ〜!みんなで遊ぶ〜!」ピョコピョコ

ブラックジャガー「ところでカワウソ、最近ジャガーの様子はどうだ?」

コツメカワウソ「ほぇ?ジャガー?うーん、ここ何日か会ってないからなぁ」

ブラックジャガー「…そうか」

コツメカワウソ「どうかしたの?」

ブラックジャガー「どうかしたという程でもないんだがな」

ブラックジャガー「オレの目には、最近のあいつは憂いを帯びているように見えるんだ」

コツメカワウソ「ウレイ??」

ブラックジャガー「なにか悩みがあるんじゃないかってこと」

コツメカワウソ「悩み〜!?」

ブラックジャガー「妙に深刻な顔でため息をついたり、ぼーっと考え事してたりな」

コツメカワウソ「そ、それは大変だよ〜!」

コツメカワウソ「さっそくジャガーのところに突撃しよ!たぶんアンイン橋のあたりにいると思うよ!」

ブラックジャガー「いや、駄目だ。何度かオレが尋ねてみても、何でもないと言うばかりで答えてくれなかった。あいつのことだから気を使ってるんだろう」

コツメカワウソ「そっか〜…ジャガー、優しいもんね」

ブラックジャガー「このまま時間が解決するのを待つしかないのかもな」

コツメカワウソ「う〜ん、どうすればいいんだろ」ポクポクポク

コツメカワウソ「……!」チーン

ブラックジャガー「なにか思いついたのか?」

コツメカワウソ「うん!」

コツメカワウソ「押してダメなら引いてみろ!ってやつだよ!」
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:44:19.67 ID:DHVRtEux0
アンイン橋
ジャガー「……」ボーッ

ジャガー(まただ…なにかを思い出しそうな感覚…)

ジャガー(なのに全然思い出せないんだよなぁ。心の中にぽっかり空洞があるみたいだ)

ジャガー「はぁ…どうしたもんかねぇ」

ブラックジャガー「また悩んでいるのか」

ジャガー「うわぁっ!?」ビックゥ

ブラックジャガー「驚き過ぎだろ…」

ジャガー「もう、姉さん!いきなり出てこないでくれよ!」

ブラックジャガー「呆けているお前が悪い」

コツメカワウソ「……」

ジャガー「あ、カワウソも来てたんだ。姉さんといっしょなんて珍しいね?」

コツメカワウソ「ごほん」

コツメカワウソ「あ、あんたには関係ないでしょ!」

ジャガー「…へ?」

コツメカワウソ「ちょっと遊んだことあるからって、勘違いしないでよね!」

ジャガー「あのー、カワウソ?」

コツメカワウソ「気安く呼ばないで」プイッ

ジャガー「ね、姉さん、これはいったい」

ブラックジャガー「ハンターたちを待たせているので失礼する」シュバババ

ジャガー「えぇ!?ちょ、逃げないでよ!!」

ブラックジャガー(がんばれカワウソ…!唐突なツンデレムーブで妹のペースを乱し、うまいこと悩みを引き出すのだ!)
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:45:22.14 ID:DHVRtEux0
ジャガー「って行っちゃったし…カワウソを届けに来ただけなのかな」

ジャガー「なぁカワウソ、どうしちゃったんだ?なんでそんなに怒ってるんだ?」

ジャガー「なにか悩みがあるなら言ってくれよ」

コツメカワウソ(それはこっちのセリフだよ〜!)

コツメカワウソ「…あんたには関係ないって言ってるでしょ!」

ジャガー「う〜ん、そう言われてもなぁ。ほっとけないよ」

ジャガー「…そうだ!」ガサゴソ

コツメカワウソ「?」

ジャガー「はいこれ!」

コツメカワウソ「これは…ジャパリまん?」

ジャガー「おなかが空いてるとイライラするよね。これ半分こしていっしょに食べよう?」

コツメカワウソ「ほぇ…」

コツメカワウソ(おいしそう…)ジュルリ

ジャガー「あはは!ヨダレ垂れてるよカワウソ!」

コツメカワウソ「はっ!」

コツメカワウソ「いらない!今おなか空いてないもん!」

ジャガー「え〜?ほんとかな〜?」

ジャガー「ほらほら、おいしいぞ〜?カワウソの好きな甘いやつだぞ〜?」

コツメカワウソ「うぅ〜…!」ウズウズ

コツメカワウソ(こんなの卑怯だよ〜!)
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:46:32.03 ID:DHVRtEux0
リカオン「マジでいませんねぇ、セルリアン」

キンシコウ「もう他のちほーへ逃げたんでしょうか?」

ヒグマ「ここを抜けるとさばんなちほーだぞ?身を隠すには向かない場所だ、考えづらい」

ブラックジャガー「しかしこれだけ探索しても見つからないとなると…」

リカオン「元々さばくちほーから逃げてきたヤツですからね。ノドが乾いて川で水飲んでたりして」

ブラックジャガー「ッ」ピクッ

ブラックジャガー「川……水……?」

ヒグマ&キンシコウ「…!」

リカオン「はい冗談です。すみません」

ヒグマ「いや」

キンシコウ「それ当たってるかもしれませんよ、リカオン」

リカオン「え?」

ブラックジャガー「なるほどな。単純すぎて見逃していたわけだ」

キンシコウ「もし標的が泳げる個体だった場合、川にいるフレンズたちが危険です」


コツメカワウソ『えっとね!川で遊んでたらみんなが奥へ進んでいくのが見えたからね!』


ヒグマ「…急いで向かうぞ。私とブラックジャガーなら泳いで探索できる」

リカオン「りょ、了解!」

ブラックジャガー「あいつら、無事だといいが…」
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:48:03.36 ID:DHVRtEux0
アンイン橋
ジャガー「ふたりで食べるとおいしいね」モグモグ

コツメカワウソ「…うん。おいしい」モグモグ

コツメカワウソ(あ〜ん!悩みを聞き出すどころかお世話されちゃってるよ〜!)

ジャガー「カワウソの機嫌を治すためだったのに私まで癒されちゃったなぁ」

ジャガー「ここ数日落ち込んでたけど、ちょっとだけ気が晴れたよ」

コツメカワウソ「!」

ジャガー「なんだか大切なものを忘れてる気がして、なのに全然思い出せなくて…でもきっと気のせいだったんだろうな」

ジャガー「パークとここにいるみんな以外に大切なものなんてあるわけないもん」

コツメカワウソ(…ほんとにそうなのかな)

コツメカワウソ(さっきのジャガー、とっても苦しそうな顔してたよ。必死に思い出そうとしてたよ)

コツメカワウソ(私、なにもしてあげられないのかな…)

ジャガー「さ、食後の運動でもしようか。そこらへんを少し泳いでこよう」

ジャガー「カワウソもどう?」

ジャガー「…ありゃ?カワウソ?」キョロキョロ


コツメカワウソ「じ、」

コツメカワウソ「ジャガー!!なにこれ!?なにこれぇ!?」


ジャガー「か、カワウソォ!!?」

ジャガー(巻き付いてるあれはセルリアンの触手!!)

ジャガー(川の中から伸びているのか!?)
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:49:25.27 ID:DHVRtEux0
ジャガー「いや、もう関係ない…なんにせよこれは…」

ジャガー「戦うしかない!!」ギラッ

ビュン

ジャガー(っ!こっちにも触手を!)

ジャガー(だったら)

ガシッ

ジャガー「そこから引きずり出してやる!」

ジャガー「オラァ!!」ブンッ

バッシャーン!!

ドシャッ!!

セルリアン「―――――」

ジャガー「へぇ、結構大きいんだね」

コツメカワウソ「じ、ジャガー!」

ジャガー「待っててカワウソ。すぐに助けるから」

ジャガー「…こいつをぶちのめしてね」

ビュン ビュン

ジャガー「ぜぁあッ!!」

ベキョッ!! ゴギャッ!!

セルリアン「―――!―――!」

ジャガー「…どうした?かかって来いよ」
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:50:35.85 ID:DHVRtEux0
ビュビュンッ ビュンッ

ジャガー「鈍い!!」

バッコォーン!!

セルリアン「−−−−−!!」

コツメカワウソ「ふぇえ!」

コツメカワウソ(セルリアンの触手が吹き飛んだ!?)

ジャガー「…おかしいよな。記憶はないはずなのに、確かに私はお前に似たやつと戦ったことがある」

ジャガー「そいつも真っ先に弱い奴を狙ってたよ」

ダンッ!!

ジャガー「はぁあああああ!!!」

ドガガガガガガガガガガガガガガ!!!

セルリアン「−−−−−!!!」

パキッ……パキパキパキ…

ジャガー(もう少しで弱点の石が見える!!)

ジャガー(これで仕留められる!!)

ぐぱぁ

ジャガー「…は?」

ガブッ!!

ジャガー「がっ……!?」

コツメカワウソ「ジャガー!!!」
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:51:50.74 ID:DHVRtEux0
ジャガー(なんだ…?いきなり牙の生えた大顎がこいつから…!)

メキメキメキメキ…

ジャガー「がぁっ!!」

ジャガー「ぐっ……そうか…こいつがお前の奥の手ってやつか…」

ジャガー(なんか、前にもこんなことあったな…そんな記憶ないんだけどな…)

コツメカワウソ「このぉ!!」バシッ

コツメカワウソ「ジャガーを離せぇ!離せよぉ!!」バシバシバシ

ギュッ

コツメカワウソ「あうっ!」

ジャガー「か、カワウソ…!」

ジャガー(クソッ!石までもうすぐなのに!あと少しなのに!!)

ジャガー(せめてカワウソだけでも!!)

ヒュンッ

「『如意棒大乱舞』!!」

スパァン!!

セルリアン「―――!」

ズル…

ジャガー「っ!?大顎の力が緩んで…!」

ガシッ

リカオン「大丈夫ですか、ジャガーさん!」

ジャガー「り、リカオン!」
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:52:42.12 ID:DHVRtEux0
キンシコウ「よく頑張りましたね。あとは私たちに」

ジャガー「キンシコウも!」

リカオン「うへぁ!?ジャガーさんひどい怪我してますよ!止血しないと!」

ジャガー「へ、平気だ、このくらい…」ググッ

ジャガー「それよりカワウソを助けてくれ!触手につかまってるんだ!」

キンシコウ「もう救助しましたよ」

コツメカワウソ「あうぅ…」

ジャガー「あ、ほんとだ…」

ジャガー(あの一瞬でふたりも助けたのか…すごいな…)

キンシコウ「コツメちゃんの方は軽傷ですが、ジャガーさんは動くと命に関わります。安静にしていてください」

ジャガー「…わかった」

セルリアン「―――――!」

ボッチャーン!!

ジャガー「!?」

ジャガー「あいつ、川の中へ逃げやがった!!」バッ

キンシコウ「動かないで!」

ジャガー「でも!」

リカオン「大丈夫です、ジャガーさん」

リカオン「川には本命がいますから」
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:53:38.68 ID:DHVRtEux0
セルリアン「―――――」

グッ

セルリアン「―――?」

ヒグマ(よぉ)

セルリアン「―――!!」

ヒグマ(地上ではずいぶん楽しそうだったじゃないか)

セルリアン「――――!!!」

ヒグマ(おいおいどこ行くんだ?)

ヒグマ(もっと遊んで行けよ)ブンッ

ドゴンッ!!!

セルリアン「――――――!!!!」

ヒグマ(チッ、やっぱり水中じゃ威力が落ちるか)

ヒグマ(って言っても)

セルリアン「―――…――…」ピクピク

ヒグマ(もう虫の息か)

ブラックジャガー(よくも妹たちを傷つけてくれたな)

ヒグマ(!)

ギュンッ

ブラックジャガー(消し飛ばしてやる)



ドッパァアアアアアン!!!
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:55:07.81 ID:DHVRtEux0
ヒグマ「ブラックジャガー、お前やり過ぎだ。地上まで打ち上げるほどの一撃は必要なかったぞ」

ブラックジャガー「なんだ、終わってからも説教か?仕留めたんだからどうだっていいだろう」

ヒグマ「水中だからまだ良かったが、それじゃ他のフレンズとの連携に差し支える。力加減も覚えた方がいい」

ブラックジャガー「フン、いちいち口うるさい奴だ」

リカオン「はいストォーップ!怪我人の前でケンカしないでくださーい!」

キンシコウ「ふたりとも、容体はどうですか?」

ジャガー「まだ傷は痛むけど、補給用のジャパリまんを食べたらマシになったよ。でもカワウソの方は…」

コツメカワウソ「びえぇええん!!ジャガぁ〜!!生きててよかったよぉ〜!!」

リカオン「大泣きだね…元気そうでよかったけど…」

キンシコウ「よしよしコツメちゃん、怖かったね。もう大丈夫だからね」ナデナデ

コツメカワウソ「うぅうううん…」グシグシ

ジャガー(…あれ?この感じ、どこかで)

ヒグマ「だいたいお前はなぁ」

ブラックジャガー「あーもう!しつこいぞ!お前はオレの母親か!」

ヒグマ「んなっ…!?お、お前もそういうこと言うのか!」

リカオン「ヒグマさんの世話焼きはもはやそういう性癖ですからね」

キンシコウ「生まれながらのママ体質なんです。許してあげてください」

ヒグマ「はぁああ!?」

ジャガー(あぁ、そうか)

ジャガー(みんなによく似た誰かをずっと心配してたんだな、私は)

ジャガー(みんなあの後ちゃんと帰れたのかな、今もちゃんと生きてるのかな、って)
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 00:56:57.15 ID:DHVRtEux0
ジャガー(馬鹿だなぁ私)

ジャガー(そんなの、考えるまでもないのにね)

コツメカワウソ「…」ゴシゴシ

コツメカワウソ「…ジャガー、大丈夫?」

ジャガー「うん。もう大丈夫」

コツメカワウソ「ほんと?ほんとにほんと?」

ジャガー「あはは、ほんとだよ。ありがとねカワウソ」ギュッ

コツメカワウソ「はぅ…」

ジャガー(あいつらなら絶対に生きてる)

ヒグマ「お前らぁ!!私をこれ以上辱めるなぁ!!」

キンシコウ「きゃ〜!ヒグマさんが怒った〜!」

リカオン「逃げなきゃ!逃げなきゃ!」

ヒグマ「待てぇ!!食ってやる!!晩飯にしてやるぅ!!」

ブラックジャガー「お、おい落ち着け」

ジャガー「カワウソ、怪我が治ったらみんなで遊ぼっか」

ジャガー「いっぱいね」

コツメカワウソ「!!」

コツメカワウソ「うん!ぜったい、ぜったい、ぜぇーったい!遊ぶ!!」

ジャガー(いつかまた会えるといいな)

直下にフレンズ指定(既出、複数でも可)
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 01:16:49.11 ID:VQc55zuAo
キツネ組
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 02:37:19.89 ID:r0u7uqyhO
このスレのジャガーさんやたら強いな!?
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/13(金) 02:53:29.54 ID:fBF98tk50
>>948
主人公補正的なのを乗せすぎたかもしれません…。
でも一応ライヘラとヒグマさんカバさんブラジャーさんくらいしか明確な格上はいないくらいのつもりで書いてます。
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 14:33:30.69 ID:ut36yGYy0
アラマン編めっちゃ綺麗にまとまってて草
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 23:30:59.23 ID:RumZUBToO
アラマンっつーかジャガマンだな
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/14(土) 22:33:01.89 ID:eY65WT900
ゆきやまちほー
ギンギツネ「zzz…」

キタキツネ「ねぇギンギツネ、起きてる?」

ギンギツネ「zzz…」

キタキツネ「寝てるの?」

ギンギツネ「zzz…」

キタキツネ「ギンギツネかわいい大好き最高ボクの嫁」

ギンギツネ「zzz…」

キタキツネ「…よし、寝てるね」

キタキツネ「よいしょっと」モゾモゾ

キタキツネ「それじゃ、しゅっぱーつ」

ガラガラガラ…ピシャッ

ギンギツネ「………」


オオセンザンコウ「キタキツネさんが毎晩どこかへ行ってる?」

ギンギツネ「そうなのよ…しかもわざわざ私が寝てるのを確かめてから抜け出してるの!」

オオアルマジロ「うーん、ギンギツネに気付かれたら困るってことなのかなぁ」

ギンギツネ「どこへ行ってるのか知らないけど、あの子が変なことに巻き込まれてないか心配だわ」

ギンギツネ「あなた達、探偵なんでしょ?尾行してきてくれないかしら」

オオアルマジロ「依頼だね!承ったよ!」

オオセンザンコウ「我々“ダブルスフィア”にお任せあれ!」
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/14(土) 22:33:55.83 ID:eY65WT900
オオアルマジロ「って意気込んだはいいけど…」

オオアルマジロ「寒いよぉセンちゃん!」

オオセンザンコウ「我慢してくださいアルマーさん。キタキツネさんが出てくるまでの辛抱です」ブルブル

オオアルマジロ「ううぅ…尾行も楽じゃないねぇ…」ブルブル


キタキツネ「………」コソコソ


オオアルマジロ「あっ!出た!!キタキツネ出たよセンちゃんッ!!」

オオセンザンコウ「ちょっ、声デカッ!デカいですアルマーさん!」


キタキツネ「!?」ビクッ

キタキツネ「………」サササッ


オオアルマジロ「あっ!逃げた!」

オオセンザンコウ「アルマーさんの大声にビックリしちゃったんですよ…」

オオアルマジロ「よーし!追いかけようセンちゃん!」

オオセンザンコウ「探偵らしさ皆無ですが仕方ありませんね」
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/14(土) 22:34:55.46 ID:eY65WT900
キタキツネ「………」キョロキョロ


オオアルマジロ「結構歩いたね」

オオセンザンコウ「ずいぶん警戒していますが、私たちが尾けていることには気付いていないようです」

オオアルマジロ「あんなに警戒するなんて怪しいよねセンちゃん!」

オオセンザンコウ「あなたのクソデカボイスのおかげですよアルマーさん」

オオアルマジロ「えへへ…ヘラジカ様にも声がおっきいなぁ!って褒められたんだよね」

オオセンザンコウ「それは何よりですが今は控えてください」

オオアルマジロ「….あれ?」

オオセンザンコウ「どうしましたか?」

オオアルマジロ「あそこにいるのって」

オオセンザンコウ「…!あの方は」

直下にフレンズ指定(キツネコンビ、ダブルスフィア以外)
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 23:07:15.36 ID:FsWpDvZ9o
アルパカ
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 23:12:21.00 ID:F/YJv1cbO
出たなポンコツ探偵
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/15(日) 00:03:42.53 ID:LExPiL1f0
アルパカ「お〜いキタちゃ〜ん」

キタキツネ「アルパカ、ここに来るまで誰にも見られなかった?」

アルパカ「大丈夫大丈夫ぅ!」

キタキツネ「そっか。よかった」

アルパカ「今日もまたアレやっちゃう?」

キタキツネ「うん…おねがい」


オオセンザンコウ「アルパカさんが現れました」

オオアルマジロ「おぉ、なんだか紅茶が飲みたくなってきちゃうねセンちゃん!」

オオセンザンコウ「いったい二人で何をするんでしょうか」

オオアルマジロ「スルーされるとかなしいよ…」


キタキツネ「じゃ…いくよ?」

アルパカ「いつでもおいでぇ♪」

キタキツネ「えいっ」ピョンッ

モフッ

アルパカ「はぁい、よくできましたぁ」ギュ-ッ

キタキツネ「ん…モフモフきもちぃ…」
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/15(日) 00:04:21.76 ID:LExPiL1f0
オオセンザンコウ「!?」

オオアルマジロ「キタキツネ、なにやってんの!?」


キタキツネ「やわらかい…ずっとこうしてたい…」モフモフ  

アルパカ「キタちゃんの毛皮も気持ちいいよぉ?」

キタキツネ「えへ…ありがとアルパカおねぇちゃん…」


オオアルマジロ「お、おねぇちゃんだって!聞いたセンちゃん!?」

オオセンザンコウ「聞いてますから静かにしてくださいアルマーさん」

オオアルマジロ「あっハイ」


アルパカ「でもぉ、わざわざ夜に隠れてやんなくてもいいんじゃないかなぁ」

キタキツネ「だって恥ずかしいもん…甘えんぼだって思われたくないし」

アルパカ(それは今さらな気がするけどもぉ)

キタキツネ「それにね…?」

アルパカ「あぁ!そうだったねぇ!うんうん、それなら仕方ない!」

キタキツネ「そーいうわけで…しばらくこのままで…」モフモフ 

アルパカ「んもぉ、それじゃ甘えんぼ直んないよぉ」

キタキツネ「別にいいよーだ」
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/15(日) 00:05:20.42 ID:LExPiL1f0
オオアルマジロ「思わぬ現場を見ちゃったねセンちゃん!」

オオセンザンコウ「そうですね…しかし、これをそのままギンギツネさんに報告していいのでしょうか?」

オオアルマジロ「ふぇ?なんで?」

オオセンザンコウ「いや、だって」

ギンギツネ「そうだったのね…キタキツネ…」

オオアルマジロ「どわーっ!?」

オオセンザンコウ「ギンギツネさん、いつのまに!?」

ギンギツネ「キタキツネの後を尾けてるあなた達のさらにその後を尾けてたのよ」

オオアルマジロ「な、なぜそんなことを〜!?」

ギンギツネ「そう…キタキツネ、私がお姉ちゃんとして不甲斐ないから…夜な夜なアルパカに浮気してたのね…?」

ギンギツネ「そうなのよね?」

オオセンザンコウ「おおおおおお落ち落ち落ち落ち落ち落ち」

オオアルマジロ「まずセンちゃんが落ちつこう!?」

ギンギツネ「もういいわ……」ユラァ

ギンギツネ「私はお姉ちゃんキャラ失格……その事実を噛み締めながら帰路につくわ……」トボトボ

オオアルマジロ「あっ!待ってよギンギツネぇ!」
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/15(日) 00:06:36.29 ID:LExPiL1f0
オオアルマジロ「行っちゃったぁ…」

オオセンザンコウ「仕方がありません。今は放っておいてあげましょう」

キタキツネ「あれ、ふたりとも何やってんの」

オオアルマジロ「うーわぁーっ!?」

キタキツネ「そんなにびっくりする…?」

オオアルマジロ「もー!二人揃って驚かせないでよぉ!」

キタキツネ「ふたり?」

オオセンザンコウ「我々はあなたを尾行していたのですよ」

キタキツネ「えぇっ、ボクを尾けてたの?」

キタキツネ「そ、そんな……恥ずかしいよぉ……」

オオアルマジロ「いっぱい甘えちゃってぇ!このぉ!」

オオセンザンコウ「ギンギツネさんには辛い事件でしたがね…」

キタキツネ「えっ…?ギンギツネも見てたの…?」

オオセンザンコウ「えぇ、バッチリと」

オオアルマジロ「もう帰っちゃったよ?」

キタキツネ「そんな…どうしよう」

キタキツネ「実はこれはね、>>961(理由)だったんだよ」
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 00:10:02.39 ID:tYXAOozuO
ギンギツネに甘える練習
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/16(月) 00:30:48.64 ID:liqK17j90
後日
ゆきやまちほー
オオアルマジロ「ギンギツネぇー!!」バンッ

ギンギツネ「………」ドヨ-ン

オオアルマジロ「うわー…盛大に凹んでるねぇ…」

オオセンザンコウ「そんなあなたに朗報があります」

ギンギツネ「なによ……もうほっといてよ……」

オオアルマジロ「さぁ出番だよ!」

キタキツネ「うん…!」

キタキツネ「え、えーい」ピョ-ン

ギンギツネ「えっ?」

キタキツネ「こゃーん!」モフモフ

ギンギツネ「き、キタキツネ!?」

キタキツネ「ぎ…」

キタキツネ「ギンギツネおねぇちゃん、元気出して…?」

ギンギツネ「!!???」
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/16(月) 00:31:47.60 ID:liqK17j90
オオセンザンコウ「夜な夜な出かけていたのは、ギンギツネさんに素直に甘えるための練習をしていたからなんです」

オオアルマジロ「フレンズ騒がせな話だよね!やるなら白昼堂々とやりなよ!」

キタキツネ「やだよ恥ずかしいのに」

ギンギツネ「ってことは、キタキツネ…私を認めてくれるの…?」

キタキツネ「認めるも何も、ボク最初からギンギツネのことしか考えてなかったよ」

ギンギツネ「ふえええ!?」

ギンギツネ「えーと、えーと!じゃあ…」


キタキツネ『ギンギツネかわいい大好き最高ボクの嫁』


ギンギツネ「っていうのも、ほんと…?」

キタキツネ「え」

オオセンザンコウ「!?」

オオアルマジロ「えぇー!なにそれなにそれー!!」

キタキツネ「そ、それは…」

ギンギツネ「どうなの?」ジ-ッ

キタキツネ「うっ」

キタギツネ「ほ、ほんと……だよ」

ギンギツネ「やったぁ!!」ピョンピョン
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/16(月) 00:32:42.91 ID:liqK17j90
ギンギツネ「取り戻したわ…“お姉ちゃん”の尊厳を!」キリッ

オオアルマジロ「急にテンションたっか!でも良かったねギンギツネ!」

オオセンザンコウ「まぁ一件落着ということで」

オオアルマジロ「センちゃんは冷めてるねぇ〜?」

オオセンザンコウ「久しぶりの依頼だと思って張り切ったら、イチャつきに利用されただけだったんですよ?」

オオセンザンコウ「アルマーさんの殻のひとつでも粉砕しないと気が収まりません」

オオアルマジロ「ひええええ急にバイオレンス!?」

オオセンザンコウ「落ち着いてください半分くらいは冗談です」

オオアルマジロ「なーんだ、よかっ……もう半分はなんなの!!?」

キタキツネ「じゃギンギツネ、いっしょにゲームしよ?」

ギンギツネ「ふっふーん!いいわ!おねぇちゃんだもの!付き合ってあげる!」

ギンギツネ「なんでもいいわよ?かかってきなさい?」

キタキツネ(なんか調子乗り始めた…執拗にハメ技使いまくってわからせてあげようかな?)

オオセンザンコウ「なんか楽しそうですね。私も混ぜてくれませんか」

キタキツネ「ん、いいよ」

オオアルマジロ「わーい!私もやるー!」

オオセンザンコウ「ゲーム、大勢でやると楽しいですからね」

オオアルマジロ「今度へいげんのみんなも呼ぼーっと!」

キタキツネ(まぁ、いっか)

ギンギツネ「さぁ始めるわよ!私の可愛いキタキツネ!」

キタキツネ(…やっぱギンギツネには使っとこ)

安価ラスト2!
直下にフレンズでもイタズラでもシチュでもなんでも(グロはアウト)
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 00:36:13.66 ID:5glj6/nI0
ジャガーマンション編アフター
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 22:48:57.57 ID:DC7RoVjDo
そっかもう終わりかさびしいな
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:35:48.96 ID:iDqYaEZv0
アフターその1
シアター

ゴゴゴ… 

チーン

コツメカワウソ「着いたぁ〜!映画館!」

コツメカワウソ「今日はどんなのやってるのかな?」

ジャガー「えーと、上映ラインナップは…」

1『スペースすべり台』
カワウソちゃんとヒョウちゃんが星を繋ぐ滑り台を滑って宇宙を巡るアドベンチャー。やや幼児向け。

2『ハンター+ハンター+ハンター』
クマくん、イヌくん、サルちゃんのハンタートリオが大活躍するアクションムービー。カレー星からの刺客・ハカーセとジョッシュを打ち倒し、平和を取り戻せ!

3『グルメふくろうズのなぞとき大冒険』
ふくろうコンビがおいしい料理に舌鼓を打ちつつ謎を解決していくグルメミステリー。ラスト1分の大どんでん返しを見逃すな!

4『Undercover』
余命幾許もない少女ジェシーと盲目の元傭兵トーマスの触れ合いを描いた作品。今世紀最大の感動を、あなたに。

コツメカワウソ「1番!1番が観たい!」

ジャガー「私もそれがいいな」

キンシコウ「2番とか良さそうじゃないですか?」

リカオン「わかります!絶対面白いですよ!」

ヒグマ「じゃあこれ観るか」

博士「助手、3番がいい感じなのです」

助手「名作の予感がしますね、博士」

ガチおじ「……」
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:36:59.53 ID:iDqYaEZv0
『助けてヒョウちゃん!』

『カワウソ!今行くぞ!』

コツメカワウソ「うぉー!やっちゃえヒョウちゃーん!」

ジャガー「か、カワウソ!上映中は静かに…」

ジャガー「ってあれ?お客さんは私たちだけなのか」

コツメカワウソ「ここ、いっつも空いてるよ!」

ジャガー「なんでだろう…面白いのにね」


コツメカワウソ「あーたのしかった!ヒョウちゃんが大活躍だったね〜!」

ジャガー「私はカワウソちゃんが好きだなぁ。見ていて癒されるよ」

コツメカワウソ「ほぇっ!?」

ジャガー「?」

コツメカワウソ「…あっ、映画のカワウソか!えへへ、ビックリしたなぁもう!」

ジャガー「うん。カワウソみたいですごく可愛いよね、カワウソちゃん」

コツメカワウソ「ほぇーっ!!」

ジャガー「…??」

コツメカワウソ「も、」

コツメカワウソ「もっと言って…?」

ジャガー(もっと?映画の感想のことかな)

ジャガー「でも、やっぱり本物のカワウソのほうがずっと可愛いと思ったよ。カワウソのしぐさはもっと、こう、守ってあげたくなるような…抱きしめたくなるような…そんな感じなんだ」

コツメカワウソ「!!!」パァアア

コツメカワウソ「〜〜〜♪」ピョコピョコ

コツメカワウソ「〜〜〜〜〜♪♪」フリフリ

ジャガー(カワウソ、すごく上機嫌だ…そんなに映画が楽しかったのかな?)

ジャガー(今度また連れてきてあげよっと)
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:38:53.03 ID:iDqYaEZv0
博士「うぅう…素晴らしい作品だったのです…アカデミー賞最有力候補なのです…」ポロポロ

助手「間違いなく映画史に残る超大作だったのです…こんな感動はもう二度と味わえないのです…」グスグス

リカオン「いやぁ面白かったですね。ドキドキハラハラさせられっぱなしでしたよ」

ヒグマ「まぁまぁの出来だったな」

キンシコウ「くすくす…」

ヒグマ「な、なんだよ」

キンシコウ「ヒグマさん、ラストシーンで泣いてましたよね?」

ヒグマ「!!」

リカオン「え?マジですか?」

ヒグマ「な、泣いてない!」

キンシコウ「でも涙の跡が残ってますよ?」

ヒグマ「!?」ササッ

キンシコウ「うふふ…引っかかりましたね!」

ヒグマ「〜〜〜っ///」

ヒグマ「こらぁ!」

キンシコウ「きゃははは♪」

リカオン(キンシコウさん、なんかコツメちゃんに似てきたな…)

博士「お前たち!映画館では静かにするのです!」

助手「少しは余韻に浸らせるのです!」

キンシコウ「はーい」

ヒグマ「わ、悪い…」
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:39:50.59 ID:iDqYaEZv0
『ジェシー、俺はもう充分だ。キミから大切なものをたくさんもらった。これ以上幸せなことはない』

『トーマス!行かないでトーマス!』

『さよならだ。ジェシー』

『トーマス!』

ガチおじ「Jesse……Thomas……」ポロポロ

バチィッ!!

ガチおじ「あふぉんッ!!?」

ガチおじ「o,oh……」プルプル

ガチおじ「………!!」スクッ

ガチおじ「fuck…!shit!」ダッ


DON’T WATCH ALONE!


ガチおじ「fuckin’theater!!」
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:40:50.81 ID:iDqYaEZv0
アフターその2
1Fエントランス

ツチノコ「さみぃ…」ブルブル

スナネコ「いやぁ〜もうすっかり冬ですねぇ〜」ブルブル

ツチノコ「早く帰って温まらねえとな…」

スナネコ「それならヒグマんちにカレーたかりに行きましょうよ」

ツチノコ「やだよ博士たちじゃあるまいし」

チーン

スナネコ「お、エレベーター来ましたよ」

ツチノコ「思ったより早かったな」

ガーッ

エレガちゃん「何階をご利用ですか?」

ツチノコ「…は?」

スナネコ「わぁ!エレベーターガールさんだぁ〜!」

スナネコ「…って驚くほどでもないか」

ツチノコ「いやビックリすんだろ…昨日までこんなやついなかったぞ」

ツチノコ「誰だオマエ?エレベーターで何やってんだ?」

エレガちゃん「ふふふ、お乗りにならないんですか?」

ツチノコ「質問に答えろっての!」

スナネコ「乗ります乗ります」スタスタ

ツチノコ「あっ!おい!?」

スナネコ「ツチノコも早く乗ってください寒いです」

ツチノコ「…チッ」

エレガちゃん「二名様ご案内しまーす」
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:42:03.15 ID:iDqYaEZv0
スナネコ「ではこの階までお願いしますね」ペラッ

ツチノコ「やめとけ」ガシッ

スナネコ「?」

ツチノコ「こんな得体のしれない奴にボタン押させるかよ。ここはオレが」

エレガちゃん「は〜いかしこまりました〜」ポチポチポチポチポチ

ツチノコ「あ“ーーー!!?」

スナネコ「お〜!明らかにテキトーにボタンを押された〜!」

スナネコ「って騒ぐほどでも」

ツチノコ「あるわ!!」

ツチノコ「おいっ!!どういうつもりだテメーッ!!」

エレガちゃん「ふふふ、しゅっぱーつ」

ゴゴゴ…

ツチノコ「フザッケンナッ!!!」

スナネコ「まぁまぁ落ち着いて」

ツチノコ「オマエも止めろや!!!」

エレガちゃん「お客様、エレベーター内ではお静かに。最低限のマナーですよ?」

ツチノコ「ハァーーー!!!??」

ツチノコ「何コイツら!!?何コイツら!!!?」

チーン ガーッ

エレガちゃん「着きましたよお客様」

スナネコ「早く降りましょうツチノコ」

ツチノコ「だ〜れが降りるか!!!!」
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:43:01.76 ID:iDqYaEZv0
エレガちゃん「いけませんねお客様」ギラッ

ツチノコ「あ?」

スナネコ「お?」

エレガちゃん「次のお客様が待ってるんです。あなた方のワガママには…」ガシッ

エレガちゃん「付き合いきれませんッ!」ブンッ

ツチノコ「オワーーーッ!!!?」ドサッ

スナネコ「お〜!無理やり外にぶん投げられた〜!」ゴロン

エレガちゃん「またのご利用をお待ちしております」ペコリ

ツチノコ「お、おい!!待ちやがれぇ!!」

ガーッ ガコン…

スナネコ「行っちゃいましたね〜」

ツチノコ「あ“あ”あ“あ”あ“あ”あ“あ”あ“あ”あ“!!!どこだぁあここおおおおお!!!」

「おーい」

ツチノコ「ウワーーーッ!!?」ビクッ

ツチノコ「食うな!!食うなァーーーー!!!」ババッ

「…おーい?」

スナネコ「おぉ、その声は」

ツチノコ「うぅううううううう!!」ブルブル

キタキツネ「なにしてんの、キミたち」

ツチノコ「………え?」チラッ
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:44:02.28 ID:iDqYaEZv0
スナネコ「キツネコンビじゃないですか」

ギンギツネ「久しぶりね、スナネコとツチノコ」

キタキツネ「キミたちもこの『おじぞうさま階』でのんびりしにきたの?」

ツチノコ「……!?」

ツチノコ「こ、ここは!」

スナネコ「ほんとだ!おじそうさまがいっぱい並んでる〜!」

ギンギツネ「私たち、探索に疲れたらここで休憩することにしてるの」

キタキツネ「今日はお昼ごはん食べてたんだよ。キミたちもおでん食べる?」

ギンギツネ「ちょうど多めに買っちゃったのよね」

スナネコ「おぉ〜!温かくておいしそうですね〜!」

スナネコ「ツチノコ、どうします?」

ツチノコ「………」グゥ~

ギンギツネ「返事を待つまでもなさそうね」クスッ

キタキツネ「いっしょにごはん食べよ?」

ツチノコ「……ありがとよ」

スナネコ「これはエレベーターガールさんのおかげですねぇ」

ツチノコ「あぁ、そうだな。あいつにも感謝……」

ツチノコ「するわけねーだろ!!!!!!」

スナネコ「キャッキャッ」
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:45:38.48 ID:iDqYaEZv0
アフターその3
1Fエントランス

コウテイ「〜〜〜♪」スタスタ

コウテイ(すっかり帰りが遅くなってしまったな。プリンセスは心配しているだろうか)

コウテイ(まぁ、お土産のプリンを渡せばすっかりご機嫌だろうけど)

コウテイ「ふふふ」

ドスッ

コウテイ「…?」

ぐらぁ…

コウテイ「ッ!?」ガクッ

コウテイ(な、)

コウテイ(なんだ……?)

コウテイ(身体…が……動か、な…)

「おー、当たった当たった」

「相変わらずスゲー効果だな、この麻酔銃」

「連射できないのは玉に瑕だがな」

コウテイ(だれだ……)

密猟者A「それじゃ運ぼうぜ」

密猟者B「回収班の車まだか?」

密猟者C「二十分ほどで到着するそうだ」

密猟者B「マジか…さっさとおさらばしたいぜ、こんなクソマンション」

密猟者A「潜伏ダルかったもんなぁ。エレベーターの操作盤ヘンテコだしよ」

密猟者C「おかしな化け物もうろついてるみたいだからな」
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:46:39.79 ID:iDqYaEZv0
密猟者A「っていうかこいつさ」グイッ

コウテイ「っ」

密猟者A「なかなか上玉じゃん!」

密猟者B「おいおい、売っ払うんだからお楽しみはできねーぞ」

密猟者A「ちげーよアホ!フツーなら相場7〜8くらいだけど、顔が特別いいヤツは10もらえるって言ってただろ?」

密漁者B「あー、そういやそんなことも言ってたっけか」

密猟者A「そんでもって、オレ潜伏中に知ったんだ。ここには『複製できる階』があるってよ」

密猟者B「複製??なんだそりゃ」

密猟者C「…それがどうした」

密猟者A「そこでだけどよ…こいつ、何人か複製していかね?」

密猟者B「!?」

密猟者C「ほう…」

密漁者A「どうせだったらこのイカれたマンションも利用して、ボロ儲けしてやろうぜ!」

密猟者B(ま、マジで言ってんのか…?こんなとこさっさと帰りたいんだが)

密漁者C「そいつはいいな」

密猟者B「!」

密猟者C「こんな仕事いつまでも続けられないからな。稼げるときに稼いどくべきだ」

密猟者A「おっしゃー!決まりな!」

密猟者A「早速行こうぜ!」

密猟者B「げぇ、マジかよ〜…」
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:47:41.76 ID:iDqYaEZv0
ガコン ゴゴゴ…

密猟者A「いや〜こんなこともあろうかと番号控えといて正解だったわ」

密猟者B「なぁ、金入ったら何に使うよ?」

密猟者A「そりゃバカラっしょ。100倍に増やしてやるわ」

密猟者B「ぶははは!オメーが勝ってるとこ見たことねえよ!」

密猟者C「フレンズ売り飛ばして金ができるたびにボロ負けしてるな」

密猟者A「うるせー!次は勝つんだよ!」

コウテイ(そうか…こいつ、ら……みつりょうしゃ、だ…)

コウテイ(はやく、にげて……みんなに、しらせ、ない、と……)

コウテイ(……だめ、だ……いしきが…どん、どん…)

チーン

密猟者A「はい到着っと」

密猟者C「やるならさっさと終わらせるぞ。回収班が来てしまう」

ガーッ


ライガー「んあ?」


密猟者A「…は?」

密猟者B「おい、どうし…た……」

密猟者C「……どうやら先客がいたようだな」

ライガー「あーあ、やっちゃった……みられちゃった」

ライガー「どうしよっかなぁ…めんどくさいなぁ…」
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:49:41.59 ID:iDqYaEZv0
密猟者A「なんだ、こいつ…」

密猟者B「ありゃフレンズの死体か……?俺らと同業者…?」

ライガー「どーぎょーしゃ?なにそれ?どーいう意味かな?」

コウテイ「う……うぅ……」ピクピク

ライガー「!」

コウテイ(なんだ……?なにが、おこってる…?)

コウテイ(しかいが……うすれてきて……みえない……)

ライガー「…ふーん、そっかそっか。なるほどねぇ」

ライガー「キミたち、みつりょーしゃってやつだね」

密猟者C「だったらどうする?お前も捕まってみるか?」チャカ

密猟者A「おいテメェ!その機械はオレらが使うんだよ!そこどけぇ!」

ライガー「んふふふふふ」

密猟者C「なにがおかしい」

ライガー「いやぁ、ラッキーだったなぁと思ってさ」

ライガー「これを見られちゃったからには『口止め』しなきゃいけないんだけど…さすがに通りすがっただけの子をやっちゃうのは気が引けるんだよねぇ」

ライガー「でもキミたちなら問題ないよねぇ。よかったよかった」スタスタ

密猟者B「!?」

密猟者C「おい動くな!今すぐ両手を頭の……」

フッ…

密猟者A「えっ?」

密猟者B「は?」

密猟者C「消え…!?」


ザシュッ ザシュッ ザクッ 

979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:51:03.45 ID:iDqYaEZv0
ピンポーン  ダダダダ!!

プリンセス「コウテイ!?」ガチャッ

ライガー「やぁ」

草食ちゃん「ど、どうも」

プリンセス「あなたたちは…?」

ライガー「お届けに上がりましたぁ」スッ

コウテイ「zzz」

プリンセス「コウテイ!!」

草食ちゃん「えっと、エレベーターの前で倒れてたみたいです。何があったのかはわからないんですけど…」

ライガー「気絶してるだけだから安心してねぇ。朝には目を覚ますと思うよぉ」

プリンセス「ううぅ…」ジワッ

プリンセス「よかった……あなたになにかあったら私、わたしぃ……」ポロポロ

ライガー「お邪魔みたいだから帰ろっか」

草食ちゃん「うん」

プリンセス「…ふたりとも、ありがとう。本当にありがとう!」
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/24(火) 23:52:54.81 ID:iDqYaEZv0
草食ちゃん「やっぱりこのマンション、変なことばっかりだね…」

ライガー「んふふふ、怖くなっちゃった?」

草食ちゃん「…ううん」

草食ちゃん「肉食ちゃんといっしょなら、どんな場所でも大丈夫だよ」

ライガー「…!!」

ギュ〜ッ

草食ちゃん「ふぇっ!?」

ライガー「草食ちゃん…すきぃ…」チュッチュッ

草食ちゃん「ちょ、落ち着いて肉食ちゃん!」

草食ちゃん「ここじゃダメ!おうちでやってぇ!」

ライガー「ダイジョーブダイジョーブ、だーれも来ないよぉ。んふふふふ」

ゴゴゴ… チーン

地図「到着!」

ボトル「到着!」

マスク「とーちゃーく!!」

草食ちゃん「!!?」

ライガー「………」チューッ

地図「あっ……」

ボトル「退避!退避!」ポチポチ

マスク「お、お邪魔しました〜」

ガーッ ガコン…

ライガー「ぷはっ……えへへ」

草食ちゃん「えへへじゃなーいっ!!!!」

安価ラストォ!余裕があったらオマケも書きます。
直下にフレンズでもイタズラでもシチュでもなんでも(グロはアウト)
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 00:05:02.56 ID:2ZXRrNjpo
アラフェネ、ついに一線を超える!
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 00:58:46.71 ID:3wqjBkJTO
ヤメロォ!(建前)ナイスゥ!(本音)
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 07:59:23.82 ID:8QC//cUpO
これエレガちゃんが一番ヤバくね?
普通に即死階連れていかれる可能性あるぞ
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:26:22.80 ID:RVf7hO7w0
アライさん「どんどんいくのだガンガンいくのだとーりーあーえーずー♪」

フェネック「今日も元気だねぇアライさーん」

アライさん「とーぜんなのだ!アライさんはいつだって元気なのだ!」

アライさん「でも今日はイタズラのターゲットが全然見つからないのだ…」ショボン

フェネック「まーまー、そんな日もあるのさー。気楽にいこうよー」

アライさん「わかったのだ…フェネックがそう言うなら…」

フェネック(ふふふ、アライさん…今日はアライさんがターゲットなんだよ?)

フェネック(今までずっと我慢してきたけど、もう限界…)

フェネック(今日こそアライさんに想いを伝えてみせるよ!)ドーン

アライさん「フェネックぅ!!なんか変なきのこ生えてるのだ!!」ズボッ

フェネック「それは置いとこっかアライさん」

アライさん「でも食べられるかもしれないのだ!ひじょーしょくに取っておくのだ!」

フェネック「毒があるかもよー?」

アライさん「ふぇ?」

フェネック「私イヤだよー?アライさんが毒で死んじゃうの」

アライさん「ふぇえええ!!?」

アライさん「きょ、今日のところはやめとくのだ…」スッ

フェネック「よしよし、アライさんいい子いい子」

アライさん「!」

アライさん「ふへへ…フェネックに褒められるとうれしいのだ…」ニコッ

フェネック(はぁーーーーー………かわいい)
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:27:34.29 ID:RVf7hO7w0
アライさん「そうこうしている間にもう夕方なのだ!」

フェネック「アライさーん、今日はもう休もうよー。あそこの茂みなんてどうかなー?」

アライさん「おぉ!あれならセルリアンにも見つかりにくいのだ!ナイスなのだフェネック!」

フェネック(ほかのフレンズにも見つかりにくいからね)

アライさん「じゃあさっそく夜ご飯食べるのだー♪」

フェネック(そして私はアライさんを…)

フェネック(ハッ!ダメだダメだ…)

フェネック(こんなにがっついた態度じゃアライさんドン引きしちゃうよー!)

アライさん「あっ!でっかいカブトムシなのだ!!」

フェネック(ここは落ち着いて…落ち着いて…)スーハー

フェネック(…よし)

アライさん「ああああああ!!逃げられたのだぁ!!」

フェネック(待っててねアライさん)

フェネック(今夜は優しくリードしてあげるよ…!)
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:28:35.09 ID:RVf7hO7w0
フェネック(って決意したはいいんだけどー…)

アライさん「ぷはぁ!食べた食べたのだ〜♪」

フェネック(め、めちゃくちゃ緊張する!!)ドキドキ

フェネック(どうやって切り出せばいいのこれ!?)

アライさん「あれ?フェネック、全然食べてないのだ…大丈夫か?」

フェネック「んぇ!?あ、うん、ちょっと食欲がねー。あはは」

アライさん「そうなのか…」

フェネック(かばんさんならこういうときどうするんだろう)

フェネック(ちょっと脳内に召喚してみよう)

ポンッ

かばん『!!?』

フェネック(というわけでよろしくかばんさーん)

かばん『ちょ、こ、困りますよぅ!!ボクだってわからないです!』

フェネック(またまたぁ。サーバルとやることやっちゃってるくせに)

かばん『』

フェネック(もしかして夜は強引に行っちゃうタイプ?)

フェネック(サーバルちゃん!食べちゃうぞー!って)

かばん『もぅ!!からかわないでくださーい!!』

フェネック(否定はしないんだねぇ)ニヤニヤ

アライさん「んー」ピトッ

フェネック「!!!?」ビクッ

アライさん「とりあえずおでこをくっつけてみたが…熱はないみたいなのだ」

アライさん「フェネック、具合が悪かったら遠慮なく言うんだぞ!」

フェネック「う、うん…ありがと…」
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:29:45.70 ID:RVf7hO7w0
フェネック(び、びっくりしたぁ)ドキドキ

かばん『フェネックさん』

かばん『正直、ボクもうまいやり方なんてわからないですけど…ひとつだけ言えることがあります』

かばん『自分の気持ちに正直になってください!』

フェネック(…!)

かばん『ボクも、きっとサーバルちゃんも。お互いのことが大好きって気持ちを素直にぶつけ合ってるだけなんです』

かばん『恰好や見栄えを気にするより、とにかくがむしゃらに想いを伝えてみてはどうでしょうか?』

フェネック(…やっぱりかばんさんには敵わないや)

かばん『これはあなた自身が出した答えでもあるんですよ、フェネックさん』

フェネック(そうだったね)

フェネック(それじゃ…)

アライさん「フェネック、さっきからぼーっとしてどうしたのだ?やっぱり今日のフェネックは変なのだ!」

アライさん「そういうときはアライさん膝枕を使うのだ!アライさんのポカポカ体温でたちまち元気に…」

フェネック「アラーイさんっ」ギュッ

アライさん「?」

フェネック「伝えたいことがあるの」

アライさん「伝えたいこと?」
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:31:15.07 ID:RVf7hO7w0
フェネック「私、アライさんのことが好き」

アライさん「!」

フェネック「いつも全力で、まっすぐで、あわてんぼうで」

フェネック「イタズラっ子で、怒りっぽくて、頑固者で」

フェネック「…とっても仲間想いで、優しい子」

フェネック「そんなアライさんが大好きなの」

アライさん「フェネ…ック…」

フェネック「最初は友達として大好きなんだなーって思ってたけど…違うみたい。気が付くとアライさんのことばっかり考えちゃってるもん」

フェネック「アライさんのこと考えると、心がポカポカして優しい気持ちになるの。どんなことだって怖くないって思えるの」

フェネック「だから……」

フェネック「これからは、つ、」

フェネック「ツガイとして、いっしょにいてくれないかな」

アライさん「……」

フェネック「いきなりごめんね?」

フェネック「もしイヤだったら、今まで通り友達として」

フェネック「とも、だ、ち…」ポロ

アライさん「!?」

フェネック「やだ……こんなに好きなのに…ずっと我慢してきたのに……」ポロポロ

フェネック「これからも、ともだちのまま……?」ポロポロ

フェネック「やだやだやだ……!そんなのぜったいやだぁ……!」ポロポロ
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:32:38.79 ID:RVf7hO7w0
フェネック(あは、完全に失敗しちゃった)

フェネック(アライさん困っちゃうよね。こんなの…気持ち悪いよね)

アライさん「フェネック」

アライさん「一度しか言わないからよく聞くのだ」

フェネック「っ」

アライさん「アライさんをもっと信じるのだ!」

フェネック「…?」

アライさん「フェネックがどんなにアライさんのことを好きでも!アライさんは必ずその想いに応えてみせるのだ!」

アライさん「どんなにでっかいでっかい好きをぶつけられたって!アライさんはへっちゃらなのだ!」

アライさん「どんな大変なことになったって!アライさんに全部まるごとおまかせなのだぁ!」

フェネック「あ……」

アライさん「だから」

ギュッ

アライさん「もう安心するのだ。アライさんもフェネックと同じ想いなのだ」

フェネック「…ずるいよ、アライさん」

アライさん「アライさんだからしかたないのだ」

フェネック「……そうだね。アライさんだもんね」
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:33:48.00 ID:RVf7hO7w0
アライさん(というわけでフェネックとツガイになったのだ)

フェネック「アライさん、やわらかい…」モフモフ

フェネック「きもちいからしばらくこうしてよーっと」

アライさん「…」

フェネック「…どしたの?アライさん?」

アライさん「……」ハムッ

フェネック「!?」

アライさん「…………」ペロペロ

フェネック「あ、アライさん!!?」

アライさん(フェネックのお耳…クセになる味なのだ…)ペロペロ

フェネック「ちょ、た、タンマ!タンマぁ!!」

アライさん「ぷはっ」

フェネック「い、いきなりマーキング?」

アライさん「フェネックが可愛くてつい」

フェネック「もー…やる前にちゃんと言ってよね?」

アライさん「すまないのだ…」

フェネック「ふふ、でも嬉しかったよ?だからー」

ガシッ

アライさん「ふへ?」

フェネック「んむ……」チュッ

アライさん「んー!?」

フェネック「ん……ちゅ…」

アライさん「んむむむ…!」

フェネック「ぷはっ……お返し♪」
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:35:10.28 ID:RVf7hO7w0
アライさん「ふぇ、」

アライさん「フェネックぅ!!」ガバッ

フェネック「やーん」

アライさん「ア、アライさんだってけものなんだぞぅ!」

フェネック「えー?けものだったらどうするのかなー?私なにされちゃうのー?」クスクス

アライさん「ぐぬぬ…!ふぇ、フェネックがそのつもりなら、もう我慢しないのだ!」

フェネック(ふふふ…やったね。今までかっこ悪いとこ見せちゃったけど、ここからは私のターン…)

フェネック(今夜は寝かさないよ?アライさーん)



フェネック「あぅっ!あっ!あっ!あんっ!」

アライさん「フェネック!フェネックぅ!」

フェネック「あっ!あ、あらいしゃん!まって!まってぇ!」

アライさん「身体が言うことを聞かないのだ…!止まらないのだ!」

フェネック「ひゃんっ!だめっ!だめぇ!あっあっ!やんっ!」

アライさん「フェネックの…アライさんのよりちいさめなのだ…」

かぷっ

フェネック「〜〜〜っっ!!!」ビクビクッ

アライさん「はむ……れろ…」カリカリ

フェネック「あら、あ、あらい、しゃんっ!あまがみぃ!!だめぇ!!」

アライさん「ん……イヤ、だったか…?」

フェネック「い、いやじゃない、けどぉっ!あぅっ!お、おかしくなっちゃう!からぁっ!だめなのぉ!」

アライさん「ふへへ…フェネック変なこと言ってるのだ。かわいいのだ…」

アライさん「んっ……!」ピクピクッ
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:36:26.24 ID:RVf7hO7w0
アライさん「くっ……な、なにか来るのだ!」

フェネック「んっ!わっ!わたしもぉ!へんなの、くるぅ!」

アライさん「いっしょにいくのだ!フェネック!」

フェネック「あっ!あんっ!んっ!あ、アライさんっ!アライさんっ!」

アライさん「んっ……くぅっ……!」ビクッビクッ

フェネック「ふぁ、ぁ、あん………!!」ビクビクッ



アライさん「はへぇ〜…つかれたのだぁ」

フェネック「へぁ……あ……」ピクピク

アライさん「フェネックもおつかれさまなのだ」ナデナデ

フェネック「…!えへへ……」

アライさん「フェネック、きつくなかったか?痛いところないか?」

アライさん「アライさん、正直自信ないのだ。ちゃんとフェネックを気持ちよくしてあげられたのか…」

アライさん「無理やり押し倒して、身体を好き勝手いじって。も、もしかして…イヤなのを我慢してたんじゃ!?」ブルッ

フェネック「…ひどいなぁアライさーん」

アライさん「っ!」ビクッ

フェネック「自分が言ったんじゃないかー。『もっとアライさんを信じろ』ってさー」

アライさん「…!」

フェネック「アライさんだからぜんぶ任せたんだよ?アライさんだから、あんなにきもちよくなったんだよ?」

フェネック「私、これからもアライさんのこと絶対信じるからさ。アライさんも私のこと、もっと信じてほしいなー?」

アライさん「うぅうううう……わ、わかったのだ……アライさんもフェネックのこと…ぜったい、ぜったい信じるのだぁ!」

フェネック「んふふ。泣き顔も可愛いね、アライさん」
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:37:31.31 ID:RVf7hO7w0
フェネック「ん……もう夜が明けるねぇ。お日様が見えてきたよ」

アライさん「また一日が始まるのだ。今日こそはターゲットを見つけるのだ!」

フェネック「そだねー。でも、その前に…」

ぎゅーっ

フェネック「まだしばらくこうしてたいかな」

アライさん「…アライさんもなのだ」

フェネック「おや。おそろいだねぇアライさーん」

アライさん「おそろいなのだ!」

フェネック「ふぁあ…でもさすがに眠いなぁ。アライさんは大丈夫?」

フェネック「…アライさん?」

アライさん「zzz…」

フェネック「寝ちゃった。そうだよね、がんばってたもんね」

フェネック(あーあ、こんな日がずっと続けばいいのになぁ)

フェネック(ずっとずっとアライさんといっしょ)

フェネック「つまりは……」ウト…

フェネック「こ………」ウトウト…

フェネック「zzz…」
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:39:02.43 ID:RVf7hO7w0
博士「こらぁーー!!お前らぁーー!!」

助手「まーた性懲りもなくイタズラですか?もう許しませんよ?」

アライさん「へっへーん!博士と助手なんて怖くないのだ!おしりぺんぺーん!」

フェネック「捕まえてみなよーほらほらー」

博士「バチ殺し!!!」バサッ

助手「処刑」バサッ

アライさん「うおおおおおお逃げるのだフェネック!!」

フェネック「合点承知だよアライさーん」

サーバル「なになに!?狩りごっこ!?私もやるー!」

かばん「さ、サーバルちゃん!今はやめとこう!」

サーバル「ちぇー」

かばん「…アライグマさんとフェネックさん、ちょっと感じ変わった?」

サーバル「え?そう?いつものふたりじゃない?

かばん「うーん、上手くは言えないんだけど」

博士「まてぇええええ!!」

助手「串刺し」

アライさん「ああああああああ追いつかれるのだぁ!!」

フェネック「あはは!はやいはやーい!」

かばん「き、気のせいかな…?」

アライさん「フェネック、走るのだ!アライさんにつかまるのだ!」

フェネック「はーいよーっと!」


「つまりは」

「これからもどうかよろしくね」
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/10(木) 23:39:49.10 ID:RVf7hO7w0
安価コンマのご協力、ありがとうございました。更新が遅れてすみません。
何の計画性もなくふと思い立って建てたスレなので完走できてとってもうれしいです。
マンション編はみなさんのご協力もあって(私にしては)うまくまとめられましたが、アラフェネを登場させられなかったこと、怪異の出来、オオカワちゃんのキャラなど細部が気になりすぎるので、後で地の文をつけて再編成、どこかに上げたいと思います。
展開も結構変えます。
もし見つけた時には、どうかちらっと見てやってください。
最後に改めて、本当にありがとうございました。
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/11(金) 00:02:00.36 ID:H6BWvtaBo
お疲れ様でした!
出てくるフレンズさん達が皆生き生きしててすっごーい!
ジャガマン編はアラマン派生としては屈指の出来でしょ!
アラフェネも真正面から関係進展で誠実だなあ!
ありがとうございました!
またどこかで!
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/11(金) 00:45:03.52 ID:0HeBK8bCO
乙乙
アラフェネで締めたのは素晴らしい
ジャガマンもし渋とかに上げるならアラマンタグ付けてくれると助かる
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/11(金) 00:54:07.86 ID:q+kW8qLvo
乙!
すばらしいスレでした!すごく楽しませてもらいました!
またいずこかで会いましょう!
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/11(金) 15:12:14.96 ID:0E97GYNT0
イナズマイレブンの安価SSもあるので読者はどんどん参加してくださいね
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/11(金) 15:12:44.39 ID:0E97GYNT0
宣伝あげ!
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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(´・ω・`) @ 2020/12/10(木) 05:51:03.09 ID:4VFUI1n50
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西住みほ「え?バイトするの?」 @ 2020/12/09(水) 20:13:43.13 ID:Wy8DDEtM0
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