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【安価】アライさん「みんなにイタズラするのだ!」フェネック「付き合うよ〜」
- 600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/22(土) 23:59:53.77 ID:RvkQDdEh0
- へいげん
オーロックス「今日も暇だぜ」
アラビアオリックス「いいことじゃないか。大将が安心して昼寝できるぞ」
オーロックス「そうだけどよ….オレとしてはもうちょっと刺激が欲しいっていうか…」
アラビアオリックス「お前は好戦的だもんなぁ」
オーロックス「お前に言われたくねーよ」
アラビアオリックス「…ん」
オーロックス「どした?敵か?」
アラビアオリックス「ワクワクしすぎだって…ほらあれ」
オーロックス「おっ?」
アライさん「…」ズダダダ
フェネック「…」ドドドド
アラビアオリックス「アライグマとフェネック?」
オーロックス「すげー勢いで向かってきてんな」
アラビアオリックス「なんの用だろう」
オーロックス「さぁな…一応声かけてみるか」
アラビアオリックス「そうだな。まぁ、あいつらなら心配ないと思うけど」
オーロックス「どうせ遊びに来たんだろうなしな」
- 601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:00:47.39 ID:pmCgr3wC0
- オーロックス「おーいお前ら」
アラビアオリックス「そんなに急いでどうしたんだ?城になにか用か?」
アライさん「ステーキ!」
フェネック「ステーキ!」
アラビアオリックス「?」
オーロックス「すてーき…?なんだそれ?」
アライさん「ステーキっ!」」ブンッ
オーロックス「は?」
アラビアオリックス「お、オーロックス!」バッ
オーロックス「うぉっ!?」
アライさん「ステーキ」ズザザ
アラビアオリックス「あぶない…!」
オーロックス「な、なんだ…?飛びかかってきたのか、あいつ…?」
アライさん「ステーキ、ステーキ…!!」ギラ-ン
オーロックス「や、野生解放してやがる!?」
フェネック「ステ〜キ〜」ニヤッ
アラビアオリックス「っ!!」
フェネック「ステーキ!」ピョンッ
アラビアオリックス「距離を取るぞ!」ガシッ
オーロックス「お、おう!」
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:02:20.64 ID:pmCgr3wC0
- アライさん「ステーキ!」ダダダ
フェネック「ステーキ!」トテテテ
オーロックス「はぁ…はぁ…なんなんだあいつらは!?」
アラビアオリックス「わからん…お前を狙っているみたいだが…心当たりあるか?」
オーロックス「ねーよ!てかステーキってなんだよ!」
アラビアオリックス「それもわからん…なんだか旨そうな名前だな」
オーロックス「食いもんの名前かぁ?なんでまた…」
アラビアオリックス「………」
オーロックス「………」
アラビアオリックス「考えるのはやめよう」
オーロックス「まさか…まさかな…そんなわけ…」
アラビアオリックス「…とにかく今はあいつらをどうにかしないと」
オーロックス「ぶっとばしちゃダメか?」
アラビアオリックス「最悪そうするしかないな。でも見るからに正気じゃないぞ」
オーロックス「頭でも打ったのか?厄介だぜ…」
アラビアオリックス「大将に助けを求めるのは…」
オーロックス「大将の昼寝はジャマしたくねーな」
アラビアオリックス「だよなぁ…」
オーロックス「ここはオレたちでなんとかするしかない!」
アラビアオリックス「しかたないな、手荒なことはしたくないが…」
「ステーキ!」
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:03:18.82 ID:pmCgr3wC0
- オーロックス「あん?」
アラビアオリックス「なんだ?」
オオアルマジロ「ステーキ!」
ヤマアラシ「ステーキ!」
シロサイ「ステーキ!」
カメレオン「す、ステーキ!」
ハシビロコウ「ステーキ…」
オーロックス「……は?」
ドドドドド…
アラビアオリックス「な、なぁオーロックス…これ…」
ドドドドドドドド…
アラビアオリックス「やばいやつなんじゃ…?」
ドドドドドドドドドドド…
オーロックス「あ、あ、あ……」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ド
ヘラジカ「ステーキ!!」
アラビアオリックス「うわあああああああああああ!!」
オーロックス「あああああああああああああああああ!!!」
- 604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:04:10.76 ID:pmCgr3wC0
- ライオン「んにゅ…」
ライオン「もー…うるさいなぁ…」
ツキノワグマ「あ、大将お目覚めですか?」
ライオン「うん…なんか外がうるさくってさ…」
ツキノワグマ「あらら」
ライオン「ちょっと注意してくる…」
ライオン「ちょっと君たちぃ…もっと静かに遊びなよー…」
アライさん「ステーキ!」
フェネック「ステーキ!」
シロサイ「ステーキ!」
カメレオン「ステーキ!」
ヘラジカ「ステーーッキ!!」
オーロックス「いやあああああああ!!」
アラビアオリックス「やべーよぉ…ステーキやべーよぉ…」ガタガタ
ライオン「!?」
- 605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:04:52.21 ID:pmCgr3wC0
- オーロックス「ひっく…ぐすっ…」
ライオン「よしよし怖かったねオーロックス」
アラビアオリックス(こいつが泣いてるとこ初めて見たな…)
ライオン「で」
ライオン「考えたのは誰かなぁ〜?」
フェネック「私でーす」
ライオン「協力したのは誰かなぁ〜?」
ヘラジカ「私だっ!」
ライオン「うんうん、元気いっぱいのお返事ありがとね〜」
ヘラジカ「はっはっは!どういたしまして!」
ライオン「オラァ!!」バキッ
ヘラジカ「エンッ!?」
ヘラジカ「」ドサッ
ライオン「….ったくよぉ」
ライオン「じゃあキミたちも…」ギラッ
アライさん「オーロックスごめんなさいなのだ」
フェネック「いっしょに遊びたかったんだーごめんねー」
オーロックス「………」ゴシゴシ
オーロックス「……おう」
ライオン「よし!次からは仲良く遊ぼうな!」
ヘラジカ「」
- 606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:05:40.55 ID:pmCgr3wC0
- ライオン「オーロックス、もう大丈夫?」
オーロックス「はい…落ち着きました」
ライオン「すぐ泣き止んでえらいぞー♪」ギュ-ッ
オーロックス「た、大将、子ども扱いはやめてください…」
ライオン「またいじめられたら私に言うんだぞ?」
オーロックス「もう大丈夫ですってば!」
アラビアオリックス「よかったじゃん」ニヤニヤ
オーロックス「うるせーよ」
ライオン「ところで…あいつらの言ってた“ステーキ”ってなんなんだろ?」
オーロックス「へっ?」
アラビアオリックス「あー…なんでしょうね。でもきっと大したことじゃ」
ライオン「いやぁ、一度気になると昼寝もできなくなっちゃうんだよねぇ」
ライオン「そうだ!としょかんで博士たちに聞いてみよう!」
ライオン「あの子たちなら知ってるに違いない!」
アラビアオリックス「………」
ライオン「ステーキって何かな何かなー♪気になるなー♪」
オーロックス「………」
ライオン『ステーキ…』ギラ-ン
オーロックス「ひぃ……!?」ブルッ
アラビアオリックス「お、おい?オーロックス?」
オーロックス「た、食べないでくださーい!!」
ライオン「?」
アラビアオリックス「しばらくトラウマだなこりゃ…」
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:13:31.88 ID:pmCgr3wC0
- 次回とくべつへん(?)
@安定のアライさんなのだ!
A全然わからん….ジャガー
Bねぇジャパリまん持ってない?フルル
C闇に呑まれよ!ブラックバック
Dその他(指定)
>>608に番号指定
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 00:23:50.00 ID:Lrqaf7xzo
- 2
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 00:29:09.69 ID:7UsvKNrqo
- 2
反省できるのはいいよなだから図書館コンビ好き
- 610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/25(火) 23:57:45.43 ID:hpOLxHwh0
- ジャガー「このへんでいいかな」ジャブジャブ
マレーバク「ジャガーちゃん助かったよぉ」
ミナミコアリクイ「いつもありがとな!」
ジャガー「お安い御用さ」ジャブジャブ
ジャガー「ふぃ〜」ドサッ
コツメカワウソ「ジャガーお疲れー!」ピョン
ジャガー「あぁ、カワウソ」
コツメカワウソ「なんだか眠そうだね?」
ジャガー「うん…今日はイカダに乗っていく子が多くて、何往復もしちゃったよ…」
コツメカワウソ「よしよーし!今日もジャガーはえらいぞー!」ナデナデ
ジャガー「あはは、ありがと」
コツメカワウソ「疲れてるならお昼寝しよっか?」
ジャガー「ん、そうだね…日差しもポカポカしててあったかいし…」
ジャガー「そう言ってる間にも…眠く…」ウトウト
コツメカワウソ「寝ちゃえ寝ちゃえ〜♪」
ジャガー「おやすみ…カワウ…ソ…」
ジャガー「………」スヤ…
- 611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/25(火) 23:58:17.43 ID:hpOLxHwh0
- ジャガー「………」
ジャガー「ん?」
ジャガー「どこだここ…」キョロキョロ
ジャガー「たしかカワウソと昼寝してて…」
コツメカワウソ「ジャガー!」
ジャガー「あ、カワウソいたのか」
コツメカワウソ「大丈夫?なんともない!?」
ジャガー「うん?特になんともないけど」
ジャガー「それよりここはどこかな」
コツメカワウソ「へ?」
ジャガー「じゃんぐるで寝てたはずなのに、全然違う場所に来ちゃってる…どうやら建物の中みたいだけど…」
コツメカワウソ「ぷっ!あははは!」
ジャガー「…?」
コツメカワウソ「なんだぁ、ジャガーったらお昼寝してただけかぁ!しかも寝ぼけちゃってるし!」
ジャガー「??」
コツメカワウソ「どこって、ここは私たちのお部屋じゃーん!」
ジャガー「???」
コツメカワウソ「ふたりで住んでるマンションだよー!」
ジャガー「………」
ジャガー(まんしょん…ってなんだ?)
ジャガー(全然わからん)
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/25(火) 23:59:05.30 ID:hpOLxHwh0
- コツメカワウソ「バイトから帰ったらジャガーが倒れててビックリしたよー!」
ジャガー(ばいと…また知らない単語だ…)
ジャガー(こいつ、本当に私の知ってるコツメカワウソなのか…?)ジ-ッ
コツメカワウソ「ん?どしたのジャガー?」
ジャガー(見た目はカワウソそのものだが…)グゥ-
ジャガー「っ」
コツメカワウソ「ジャガー、お腹空いちゃったんだね!」
ジャガー「う…」
コツメカワウソ「ごはん買ってきたからいっしょに食べよ?」
ジャガー「!」
ジャガー「ご、ごはん…」キラキラ
コツメカワウソ「あはは!ジャガー元気になったー!」
ジャガー「これおいしいな」モグモグ
コツメカワウソ「そのお惣菜はねー、駅前のスーパーで半額だったんだー!」
ジャガー(おそうざいっていうのか…ジャパリまんとは違った味わいだな…)モグモグ
コツメカワウソ「あそこのてんちょーさん、フレンズにも優しくていいヒトだよ!」
ジャガー「ヒト?かばんのこと?」
コツメカワウソ「かばん?…って、あの背負うやつ?」
ジャガー「それを背負ってるフレンズのほうだよ、ほら、いっしょにあの橋を作った」
コツメカワウソ「んー?んー……」
コツメカワウソ「ごめんね、私よくわかんないや」テヘヘ
ジャガー「……!」
- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 23:59:11.73 ID:T1yX8ZOPo
- きちゃったかー
- 614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/26(水) 00:01:48.37 ID:zTtIfsf20
- ジャガー(かばんのことを覚えてない…?)
ジャガー(やっぱりこのカワウソ、私の知ってるカワウソじゃ…)
コツメカワウソ「そのかばんって子、ジャガーの新しいお友達かな?」
コツメカワウソ「よかったら今度紹介してよー!」
ジャガー「ん……」
ジャガー(さて、どうしたもんかな…私に対して悪意があるようには見えないけど…)
コツメカワウソ「ここフレンズの入居者いっぱいいるけどさー、変な階もいっぱいあるからお近所付き合い全然ないんだよねー!」
コツメカワウソ「お家賃が安くなかったら違うとこ行っちゃうとこだったよー!」
ジャガー(そもそも私は元いたじゃんぐるに帰れるのか?)
ジャガー(いったいどうすれば…)
コツメカワウソ「ジャガー、さっきから元気ないよー?どしたのー?」
ジャガー「あ、あぁ」
どうする?
行動安価>>615
※またもやあぶぶさん作「アライさんマンション」より設定をお借りしました。私はビビリのくせにホラーが好きです。
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 00:03:38.89 ID:NrjcfN7Ao
- 二人で部屋の外へ
探索しよう
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:34:01.36 ID:+VEwn0eX0
- ジャガー(まずは外に出ないとなぁ)
ジャガー(そのためには…)チラッ
コツメカワウソ「?」
ジャガー(話すしかないか)
ジャガー「なぁカワウソ、馬鹿にせずに聞いて欲しいんだけど…」
コツメカワウソ「うん!なにかなー?」
コツメカワウソ「えぇー!?ジャガー、私の知ってるジャガーじゃないのー!?」
ジャガー「うん。カワウソも私の知ってるカワウソじゃないよ」
コツメカワウソ「変なのー変なのー!どっからどう見てもジャガーなのに!」
ジャガー「…信じてくれるのか?」
コツメカワウソ「このマンション変なことがたくさん起きるからねー!それに、ジャガーがこんなウソ吐くわけないよー!」
ジャガー「そっか…ありがとね」ナデナデ
コツメカワウソ「えっへっへー♪」
ジャガー「カワウソはここで私…じゃないジャガーと暮らしてたんだよな?」
コツメカワウソ「そーだよ!3ヶ月前にふたりで越してきたんだー!」
ジャガー「そうなのか」
コツメカワウソ「でもでも〜私と暮らしてた方のジャガーはどこ行っちゃったんだろ?」
コツメカワウソ「もしかして…死んじゃった!?ジャガー死んじゃった!?」
ジャガー「そ、それはわからん…だが」
ジャガー「私と入れ替わってる可能性はあると思う。今ごろ、私がいたじゃんぐるで昼寝してたりしてね」
コツメカワウソ「だといいなぁ…心配だよー」
- 617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:34:54.67 ID:+VEwn0eX0
- ジャガー「ジャガーの安否を確かめるためにも、私はパークに帰らなきゃいけないんだ。協力してくれるかい?」
コツメカワウソ「もっちろん!」
ジャガー「それはよかった。私はこの、まんしょん?のことを何も知らないからね…」
コツメカワウソ「そっか!今のジャガーわかんないんだったね!」
ジャガー「うん…教えてくれると助かる…」
コツメカワウソ「おっけー!いっぱい教えちゃうぞー!」
ジャガー「まとめると」
ジャガー「ここはたくさんのフレンズが住んでいる建物で、エレベーターっていう乗り物を使って中を移動できる」
ジャガー「でも行き先を決めるボタンはとっても複雑で、間違えるとおかしな階にたどり着いてしまう。それで行方がわからなくなったフレンズもたくさんいる…」
ジャガー「これで合ってるかな…?」
コツメカワウソ「ジャガーすっごーい!ちゃんと合ってるよー!」
ジャガー「そうなの?」
コツメカワウソ「うん!賢いねジャガー!」
ジャガー「あはは…言い過ぎだよ…」
- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:35:40.47 ID:+VEwn0eX0
- ジャガー「って照れてる場合じゃない!」
ジャガー「たくさんのフレンズが行方不明…!?セルリアンでもいるのか!?」
コツメカワウソ「んー、セルリアン…はいないと思う」
ジャガー「じゃあなんで…」
コツメカワウソ「わかんない!」
ジャガー「ま、まじか…」
コツメカワウソ「私じゃよくわかんないんだよねー!もっとマンションに詳しいフレンズがいたらいいんだけど…」
コツメカワウソ「あ、そーだ!」
ジャガー「誰か思いついたのか?」
コツメカワウソ「博士と助手に聞けばいいんだー!」
ジャガー「は、博士たちもここにいるのか!?」
コツメカワウソ「うん!色々たんさく?してるみたいだよ。ちてきこーきしん?がなんとかかんとか!」
ジャガー「…たしかにあの子たちなら、パークに戻る方法を知ってるかもしれない」
ジャガー「会ってみよう!」
コツメカワウソ「よーし!しゅっぱーつ!」
- 619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:36:42.60 ID:+VEwn0eX0
- コツメカワウソ「これがエレベーターだよ!」
ジャガー「なんだか目がチカチカするね」
コツメカワウソ「野生にない光だもんね。私も最初は眩しかったよー!」
ジャガー「これに乗っていけばいいのかな」
コツメカワウソ「そだよー!ボタンは私に任せてー!」
ジャガー「心強いなぁ。こっちにもカワウソがいてくれてよかったよ」
コツメカワウソ「お任せあれー♪」
コツメカワウソ「えーと、博士たちの階はこの紙に…」ポチポチポチ
ジャガー「うわ、なんか変なのがびっしり…文字っていうんだっけ」
ジャガー「でもパークにあるのとはずいぶん違うなぁ」
コツメカワウソ「これで…こうだ!」ポチッ
ガコン…
ジャガー「閉まった!」
ゴゴゴ…
ジャガー「動いたー!」
ジャガー「すごいね!魔法みたい!」
コツメカワウソ「あはは!ジャガーかわいい!」
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:38:20.06 ID:+VEwn0eX0
- チ-ン…
コツメカワウソ「着いたよ!」
ジャガー「もう?速いなぁ」
コツメカワウソ「博士と助手、久しぶりだなー!元気してるかなー!」
ジャガー「……?」ピタッ
コツメカワウソ「行かないの?ジャガー?」
ジャガー「ん?あ、あぁ」
ジャガー(なんだ?この感じ…)
コツメちゃんはボタンを押し間違えてます…
直下コンマでこの階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
00なら無事博士と助手の居住階に到着
- 621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 23:41:25.31 ID:P0KqVJgGo
- 祝祭の間
- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 23:41:48.87 ID:znH8X9aV0
- ほい
- 623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 23:42:50.05 ID:mBbbWFmXo
- やっぱりコツメのやべーやつじゃねーか!
- 624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 00:01:05.56 ID:ErFIzz8s0
- ジャガー「なんだここ」
コツメカワウソ「うーわー!ゲームがいっぱいだー!」キラキラ
ジャガー「ゲーム?おんせんでキタキツネがやってるやつかな?」
コツメカワウソ「マンションにゲームセンターがあるなんて知らなかったよー!教えてくれればいいのにー!」
ジャガー「………」キョロキョロ
ジャガー(私たち以外誰もいないけど…ここに博士と助手が住んでるんじゃないのか?)
コツメカワウソ「よーし!遊んじゃおー!」
ジャガー「あ、おい!カワウソ!」
コツメカワウソ「まずはこれだー♪」ピョン
コツメカワウソ「100円入れてーっと…」チャリン
コツメカワウソ「ゲームスタート!」
ジャガー「はは…好奇心旺盛なところも相変わらずだなぁ」
ジャガー「…ん?」
DON'T PLAY ALONE !!
ジャガー「また文字だ」
ジャガー「なんで書いてるんだろ…かばんなら読めるのかな…」
ジャガー「気にしてもしょうがないか」
- 625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 00:02:03.81 ID:ErFIzz8s0
- ジャガー「………」
コツメカワウソ「〜〜……〜…」ブツブツ
ジャガー(も、もう2時間くらい経ったよな…?)
コツメカワウソ「〜〜〜……〜〜…〜…」ブツブツ
ジャガー「カワウソ、そろそろ…」
コツメカワウソ「〜〜…〜…〜…〜…」ブツブツ
ジャガー「なぁ、もう行こうよ」
コツメカワウソ「〜〜…〜〜…〜〜〜…」ブツブツ
ジャガー「カワウソ」
コツメカワウソ「〜〜〜……〜〜〜……〜〜〜……」ブツブツブツ
ジャガー「カワウソ!」ガシッ
コツメカワウソ「あああああああああああああああ!!!」
ジャガー「うわっ!?」ビクッ
カワウソ「あ、あ、あ………え?あれ?」
カワウソ「消えちゃった…ぼうけんのしょ…」
ジャガー「へ?」
カワウソ「ていうか私…どうして…」
ジャガー「だ、大丈夫か、カワウソ…」
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 00:02:48.05 ID:ErFIzz8s0
- コツメカワウソ「………」ボ-ッ
ジャガー「とにかく、ここは博士たちがいる階じゃないみたいだね」
ジャガー「エレベーターに戻ろうカワウソ」グイッ
コツメカワウソ「ん……」ボ-ッ
ジャガー「カワウソ、今度こそ博士たちの階へ行くボタンを押してくれないか?」
コツメカワウソ「はかせ……ぼたん……」ボ-ッ
ジャガー「………」
コツメカワウソ「………」ボ-ッ
ジャガー(カワウソが茫然としてる)
ジャガー(さっきやってた“ゲーム”の影響か?)
ジャガー(クソ、さっそく変な階に当たったみたいだ…!)
ジャガー「ごめんねカワウソ、ちょっと触るよ」ガサゴソ
コツメカワウソ「ん………」ボ-ッ
ジャガー「…あった!」ガサッ
ジャガー「この紙に書いてあるボタンを押せば、博士たちのところへ着くはず!」
ジャガー「よし、押してみよう」
ジャガー「えーと…」ポチポチ
ガコン…
ゴゴゴ…
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 00:04:29.80 ID:ErFIzz8s0
- チ-ン…
ジャガー「着いたか」
ジャガー「今度はさっきより長かったな…」
ジャガー「カワウソ、歩けるか?」
コツメカワウソ「だいじょうぶ……」
ジャガー(少し意識が戻りつつあるみたいだ)
ジャガー「辛かったら肩貸すよ?」
コツメカワウソ「うん……ありがと……」
ジャガー「さて…」
ジャガーもボタンを押し間違えてます…
?直下コンマでこの階の脅威度判定 ?
高ければ高いほど危険 ?
ゾロ目なら無事博士と助手の居住階に到着
- 628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 00:12:44.46 ID:9Hoyn54Co
- くそマンション
- 629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 01:52:59.11 ID:B7MAtCqEo
- ゲーセン階よりちょっとヤバいってどのくらいだ…コツメ大丈夫か…怖い…
助けて!オオカワウソズ!!
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:05:32.34 ID:ct8kvF1b0
- ジャガー「ここには扉があるね」
コツメカワウソ「………」
ジャガー「ふたつ並んでるけど、どっちに入ればいいんだろう」
ザ…
ザザ…
『ジャガー、カワウソ、よく来たのです』
ジャガー「わっ!?」
コツメカワウソ「はかせの…こえ…」
『ここは我々が独自に改造した階なのです』
『ここなら怪異が発生することはありません。厳重なセキュリティによって、安心して暮らすことができるのです』
ジャガー「へぇ〜、こっちの博士たちも凄いんだな」
コツメカワウソ「とびら、ふたつあるけど…どっち…?」
『それなのですが、お前たちには我々の出す問題に答えてもらうのです』
『これもセキュリティなのです』
コツメカワウソ「もんだい…」
ジャガー「おいおい、難しいことを聞かれてもわからないぞ?」
『心配には及びません。お前らが本当にジャガーとカワウソなら、簡単に答えられる質問なのです』
『ちゃんとお前らの知能に合わせてるのです。安心安全なのです』
ジャガー「そ、そっか」
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:06:28.70 ID:ct8kvF1b0
- 『では第一問』
『ジャガーは肉食動物である。はい、なら右の扉へ。いいえ、なら左の扉へ』
ジャガー「おぉ…ほんとに簡単だね」
コツメカワウソ「右……」
ジャガー「行こっか」
コツメカワウソ「…」コクン
ガチャッ
『第二問』
『コツメカワウソは肉食動物である。はい、なら右の扉へ。いいえ、なら左の扉へ』
コツメカワウソ「これも右…」
ジャガー「カワウソも肉食なんだ?」
コツメカワウソ「うん」
コツメカワウソ「…へんかな」
ジャガー「まさか!かわいい顔してるから、ちょっと意外に思っただけさ」
ジャガー「キミとお揃いで嬉しいよ」
コツメカワウソ「………」
ジャガー「どしたの?」
コツメカワウソ「……いこ」ギュ
ジャガー「あ、うん」
ガチャッ
- 632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:07:26.06 ID:ct8kvF1b0
- ジャガー「しっかし博士たちも用心深いよなぁ」
ジャガー「私たちが誰かわかってるなら、すんなり通してくれればいいのに」
コツメカワウソ「…このまんしょん、家にいても変なのがたずねてくるから」
ジャガー「えっ?」
コツメカワウソ「うん…うちにもきたことあるけど」
コツメカワウソ「ジャガーそっくりだった」
ジャガー「な、なんだと?」
ジャガー(姿を真似できるってことか…!?)
コツメカワウソ「だから、博士たちもけーかいしてるんだと思う」
ジャガー「…なるほどな」
『第三問』
『サーバルと共にジャパリパークを旅したフレンズの名前は“かばん”である。はい、なら右の扉へ。いいえ、なら左の扉へ』
ジャガー「これも簡単だね」
コツメカワウソ「……!」
ジャガー「右に行こう、カワウソ」
コツメカワウソ「待って」
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:08:35.84 ID:ct8kvF1b0
- ジャガー「どしたの?」
コツメカワウソ「なんで…」
コツメカワウソ「なんではかせたちがそんなこと知ってるの…?」
ジャガー「え?なんでって、そりゃ…」
ジャガー「…!?」
コツメカワウソ「ジャガーがパークから来たことは…まだ私にしか話してないはずなのに…」
ジャガー「なっ……」
『どうしたのですか』
ジャガー「っ!」
『早く入るのです』
ジャガー「あ、あの…博士?」
『早く入るのです』
コツメカワウソ「………」
ジャガー「いやー、その」
『早く入るのです』
ジャガー「なんで博士がかばんのこと知ってるのかな〜?って…」
『譌ゥ縺丞?縺」縺ヲ縺上k縺ョ縺ァ縺』
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:09:35.02 ID:ct8kvF1b0
- ジャガー「え」
コツメカワウソ「…!!」
『縺ゥ縺?@縺溘?縺ァ縺吶°?滓掠縺丞?縺」縺ヲ縺上k縺ョ縺ァ縺吶?』
ザザザ…
ザザ…
ザザザザ…
ジャガー「な、なんだ!?」
コツメカワウソ「ジャガー!戻ろう!」
ジャガー「!」
コツメカワウソ「早く!」ギュッ
ジャガー「ああ!」ダッ
『謌代?繧ゅ縺願?縺後?繧ウ繝壹さ縺ェ縺ョ縺ァ縺吶?』
ザザ…
『鄒主袖縺励鄒主袖縺励閧蛾?溷虚迚ゥ縺ョ縺雁燕繧峨r縺溘¥縺輔s鬟溘∋縺溘縺ョ縺ァ縺吶?』
ザザザ…
『譌ゥ縺丞?縺」縺ヲ縺上k縺ョ縺ァ縺』
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:10:38.92 ID:ct8kvF1b0
- ジャガー「はぁ…はぁ…」
コツメカワウソ「こわかった〜!」
ジャガー「か、カワウソが気づかなかったらどうなってたか…ごめんな…」
コツメカワウソ「気にしないでよ!元はといえば、私が間違えちゃったんだしさ!」
コツメカワウソ「今度はいっしょに押そ?ひとつひとつ確かめて!」
ジャガー「わかった」
ジャガー「…っていうかカワウソ、元に戻ったね?」
コツメカワウソ「うん!ビックリしたおかげで復活できたんだー!」
ジャガー「おかえり」ナデナデ
コツメカワウソ「ふっふーん!やったね!」
- 636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:13:05.46 ID:ct8kvF1b0
- チ-ン…
ジャガー「こ、今度こそ合ってるよな?」
コツメカワウソ「何度も確認したからだいじょーぶ!」
ジャガー「よし…」
コツメカワウソ「はかせー!じょしゅー!」
ピンポ-ン
コツメカワウソ「あーけーてー!」
ピンボンピンポ-ン
ジャガー「…いないんじゃないか?」
「隣の子たちなら出かけたよぉ」
ジャガー「!」
コツメカワウソ「ほんと?どれくらい前かなー?」
「ついさっきだねぇ…なんでも>>357に行くだとか…」
コツメカワウソ「教えてくれてありがとー!」
「んふふ…どういたしまして…」
ジャガー「入れ違いになっちゃったんだな」
コツメカワウソ「私たちケータイ持ってないからなぁ。あったら絶対たーのしーのにねぇ」
ジャガー、カワウソ、博士、助手、かばん以外のフレンズ指定
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:13:54.80 ID:ct8kvF1b0
- 安価ミスなのだ
>>638なのだ!
- 638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 00:22:15.98 ID:bcvh+92d0
- フレンズ指定ってことは誰かの部屋に行ったって意味でいいのかしら?
カレーたかりに行ったって解釈で不信感のないヒグマの部屋で
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 00:25:06.12 ID:T/K6Z2TAo
- 肉食ちゃんはありです?
- 640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:42:35.91 ID:ct8kvF1b0
- 安価把握。
>>638
その意味で合ってるのだ。言葉足らずで申し訳ないのだ。
>>639
書き忘れたのだ。博士たちの行き先を教えてくれたフレンズが肉食さんなので、今回は無しなのだ。でもあとでちゃんと出てくるのだ。
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 01:35:29.72 ID:qgqrLidso
- ちゃんと肉食ちゃんの話し方してたわすまん…
>>640
了解ですありがとう
- 642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 08:44:07.97 ID:qtKOtvDYo
- この怪異だらけのマンションでもブレない博士と助手
素敵です
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:34:40.79 ID:ct8kvF1b0
- ヒグマの部屋
博士「ヒグマ、来てやったのです」
助手「カレーを作るのです」
ヒグマ「ま〜たお前らか!よく飽きないなぁ」
博士「美味しいものを食べてこその人生なのです!」ドヤッ
助手「特にヒグマのカレーは我々好みの味つけなのです」
ヒグマ「…今回の報酬は?」
博士「ここ最近探索した10階分の情報でどうでしょう」
助手「それぞれの危険度と対策法を我々なりに分析してあります」
ヒグマ「よし」
ヒグマ「それじゃ、材料買ってくるか〜」
博士「いってらっしゃいなのです」
助手「気をつけていくのですよ」
ヒグマ「はいはい、ちゃんと留守番してろよ」
博士「当然なのです」
助手「我々は賢いので」
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:36:43.75 ID:ct8kvF1b0
- ガチャ バタン
博士「それにしても…火を恐れないフレンズが近隣にいて助かりましたね、助手」
助手「ええ全くです博士。おかげで美味しく料理を味わうことができます」
博士「ヒトに頼むという手もありますが、このマンションにはヒトの入居者がほとんどいないのです」
助手「ヒゲモジャのオッサンならうろついてましたよ。オオカワウソ曰く、彼は有益な情報を持っているとのことです」
博士「あれは外部からの探索者なのです。危害を加えてくるわけではありませんが、ある種の狂人として扱うべきでしょう」
助手「なるほど。必要以上に馴れ合わない方がよさそうですね」
博士「あのオッサンの情報に頼って探索するなど、我々なんの面白味もないのです」
助手「自らの手で切り拓いてこそのマンション探索…ですよね、博士」
博士「その通りです助手」
ピンポ-ン
「ヒーグーマー!」
博士「むっ?」
助手「誰か来ましたね」
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:37:11.72 ID:ct8kvF1b0
- コツメカワウソ「博士と助手ひさしぶりー!映画館で会ったとき以来だねー!」
ジャガー「やっと本物に会えた…」
博士「カワウソとジャガー、我々になにか用ですか?」
助手「我々はこれから魅惑のカレータイムなのです。邪魔をしたら怒りますよ」
コツメカワウソ「またカレー食べてるのー!?こりゃーヒグマも大変だー!」
ジャガー「こっちでもカレー好きなんだね」
博士「…こっちでも?」
助手「なにか引っかかる言い方ですね」
ジャガー「いやぁそのことなんだけどさ」
コツメカワウソ「ジャガーから大事な相談があるんだよー!」
博士「ほう」
助手「なんですか?言ってみるのです」
ジャガー「うん、実は…」
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:38:34.37 ID:ct8kvF1b0
- 博士「なるほど」
助手「ジャパリパークから来た、ですか」
ジャガー「そうなんだよ…突然すぎて、もう何が何だかわからないんだ」
コツメカワウソ「すっごーいよね!?ジャガーなのにジャガーじゃないなんて!」
博士「………」ジ-ッ
助手「………」ジ-ッ
ジャガー「め、めっちゃ見られてる!」
コツメカワウソ「ほんとだよー!信じてよー!」
博士「…どうやら嘘は吐いていないようですね」
助手「そもそも…カワウソだけならともかく、ジャガーまでこんなくだらない嘘を吐くとは思えません」
博士「それもそうですね。迂闊でした」
コツメカワウソ「こらー!私だって吐かないぞー!」
ジャガー「信じてくれるんだね?」
博士「えぇ、信じましょう」
助手「お前が帰る方法をいっしょに考えてやるのです」
コツメカワウソ「わーい!博士たちがいればサイキョーだー!」
ジャガー「ありがとう…本当に助かるよ!」
博士「礼には及びません。我々は長なので」
助手「長なので」
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:39:52.75 ID:ct8kvF1b0
- ガチャッ
リカオン「はぅ〜、疲れたぁ〜」
ヒグマ「ん?なんだよ、人数増えてるじゃん」
キンシコウ「珍しいお客さんですね」
コツメカワウソ「みんなおかえりー!」
ジャガー「おっ、こっちでもこの3人なんだね」
助手「ヒグマ、今日はたくさん買ってきましたね」
ヒグマ「毎回お前らがおかわりしまくるからな」
博士「キンシコウとリカオンもアルバイトご苦労なのです」
キンシコウ「ふふ、ありがとうございます」
コツメカワウソ「ごくろーなのでーす!」ピョン
リカオン「ぐえっ!ちょっ、今疲れてるから!」
コツメカワウソ「そーれー!」ワシワシ
リカオン「オーダーきついってば!後にしてぇ!」
キンシコウ「コツメちゃんとジャガーさんも来てたんですね。なにか用ですか?」
ジャガー「えーと、どこから話せばいいのか」
博士「長くなるのです」
助手「みんなでカレーを食べながらにするのです」
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:42:04.75 ID:ct8kvF1b0
- リカオン「ほ、本当なんですか?それ…」
ヒグマ「このトチ狂ったマンションなら、何が起こってもおかしくないな」
キンシコウ「違う世界から来た…フレンズ…?」
助手「お前たちは何か知りませんか?」
博士「我々いっしょに考えるとは言ったものの、正直今のところ見当もつかないのです」
ヒグマ「私たちも協力してやりたいのは山々なんだが…」
リカオン「全然わかりませんね」
キンシコウ「………」
ジャガー「そうだよなぁ…」
コツメカワウソ「キンシコウ、どったのー?」
キンシコウ「…私、知ってるかもしれません」
リカオン「えっ!?」
ヒグマ「本当か!」
キンシコウ「確信は持てないんですけど…」
コツメカワウソ「なになにー!?」
ジャガー「どんな情報でもいいんだ。教えてくれないか?」
キンシコウ「あるフレンズから同じような話を聞いたことがあるんです」
キンシコウ「こことは違う、別の世界へ行ける階があるって」
博士「いきなり核心に迫りましたね」
助手「我々の立つ瀬がないのです…」
ジャガー「そのフレンズの名前は?」
>>649にジャガー、コツメ、博士、助手、ヒグマ、キンシコウ、リカオン、かばん以外でフレンズ指定(アライさんマンションのオリキャラも可)
- 649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 18:45:58.96 ID:8PlxxIJp0
- ティラノサウルス
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 20:33:42.39 ID:OqpOmoY8O
- ツチノコ
- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 20:41:41.39 ID:qtKOtvDYo
- てぃ、ティラノサウルス?!
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:10:50.83 ID:Ks1JPqG/0
- キンシコウ「ティラノサウルスさんです」
博士「!?」
助手「なっ……」
ジャガー「うーん、聞いたことない名前だなぁ」
ヒグマ「どんな動物だったんだ、その…ティラミスサウルス?とかいうのは」
キンシコウ「大柄な体躯、鋭いキバ、筋肉質な脚…とにかく強そうな子でしたね」
キンシコウ「マンションのパトロール中にたまたま出会ったんですが、思ったより気さくな方で、結構話し込んじゃいました」
リカオン(キンシコウさんって肝座ってるよなぁ…)
キンシコウ「そのとき言ってたんです。『オレはここではない、違う世界から送られて来たんだ』と」
コツメカワウソ「なにそれなにそれ!?気になるなー!」
ジャガー「…少なくとも、行ってみる価値はありそうだね」
ヒグマ「どこの階にいたか覚えてるか?」
キンシコウ「えーと、待ってくださいね」ガサゴソ
助手「は、はかせ!どうしましょう!」
博士「おおおお落ちおちおち着くのですす」
- 653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:11:29.39 ID:Ks1JPqG/0
- キンシコウ「ありました!ここに書いてるはずです!」グチャア
ヒグマ「お、おう…」
リカオン「ぐっちゃぐちゃですね」
キンシコウ「ず、ずいぶん前にメモしたので…」
博士「しかも違う番号が複数並んでます」
助手「きっと他の階の情報もここにメモしてしまったのでしょう」
コツメカワウソ「きゃはは!どれかわかんなーい!」
キンシコウ「うぅ、お役に立てなくてすみません…」ションボリ
ジャガー「いやいやそんな!顔を上げてくれ!」
ヒグマ「でも、これじゃ振り出しだな」
リカオン「まさか書いてある階全部に行くわけにもいきませんからね…」
ジャガー「え…?」
ジャガー「私は行くよ?」
- 654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:12:45.38 ID:Ks1JPqG/0
- キンシコウ「!?」
リカオン「いやいやいや…危険すぎますって!」
ヒグマ「やめておけ。勇敢と無謀は違うぞ」
ジャガー「んー、みんなの心配はありがたいけど…私は行くよ」
ジャガー「少しでも手がかりがあるなら試さないわけにはいかない」
博士「探索者である我々はともかく…ここに来たばかりのお前がここまで命を張るとは思いませんでした」
助手「なぜそうまでするのです?」
ジャガー「私は絶対じゃんぐるに帰るって決めてる。ただそれだけのことだよ」
助手「…そうですか」
コツメカワウソ「ジャガー…」
ジャガー「私があっちに戻れたら、今度はカワウソが知ってるジャガーもこのマンションに戻ってこれるかもしれない」
コツメカワウソ「!」
ジャガー「私がんばるから…待っててよカワウソ」ポン
コツメカワウソ「っ……」
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:13:22.42 ID:Ks1JPqG/0
- コツメカワウソ「わ…」
コツメカワウソ「私も行く!」
ジャガー「へ?」
コツメカワウソ「私もジャガーに付いてく!」
ジャガー「おいおい…危ないぞ?」
コツメカワウソ「ジャガーだけに任せてらんないよ!ぜったいぜったい私も行くー!」
ジャガー「ん…」
コツメカワウソ「行くーーー!!」
ジャガー(まいったな…カワウソがこのモードに入ると絶対に折れないぞ…)
キンシコウ「……私もおともします」
ジャガー「!」
キンシコウ「元はと言えば、私の杜撰な管理のせい…責任を持ってあなた達を守ります」
コツメカワウソ「キンシコーウ!」ピョ-ン
キンシコウ「きゃっ!?」
コツメカワウソ「いっしょにがんばろーね!」ギュ-ッ
キンシコウ「は、はい…!でもちょっと苦しいですコツメちゃん!」
- 656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:14:28.65 ID:Ks1JPqG/0
- 博士「…しかたがないですね」
助手「我々も協力しましょう」
ヒグマ「お前らまで…」
博士「先ほども言いましたが、我々は元より探索者。未知の領域へ行くことに恐怖はありません」
助手「どうせ乗り掛かった船なのです。趣味に利用させてもらいましょう」
リカオン「わ、私たちも…」
ヒグマ「ダメだ」
リカオン「!」
ヒグマ「パトロールのための人員を残しておく必要がある。ハンター全員が出払うわけにはいかない」
リカオン「っ……」
キンシコウ「ヒグマさん、リカオン、大丈夫です。私ちゃんと帰ってきますから」
リカオン「き、キンシコウさん……」
ヒグマ「…絶対だぞ」
ジャガー「みんな…すまん。巻き込んでしまって、本当にすまん…!」
コツメカワウソ「ジャガー!謝らないでよー!」
博士「我々は趣味ですし、キンシコウは元々そういう仕事です。気にする必要ないですよ」
助手「みんなもっとエンジョイすればいいのです。楽しんでこその探索なのです」
リカオン(カレーの食べ過ぎで頭のネジが外れたのかな…)
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:16:34.02 ID:Ks1JPqG/0
- 博士「では、二手に分かれましょう。メモに書いてある階は6つ」
助手「私と博士、ジャガーとカワウソとキンシコウの2チームがそれぞれ3つずつ階を探索しましょう」
博士「ティラノサウルスに会えても会えなくても、探索が終わったらヒグマの部屋に再集合するのです」
助手「終わってなくても命の危険を感じたらすぐに戻ってくるのです」
コツメカワウソ「はーい!」
キンシコウ「がんばらないと…!」
ジャガー「やるしかないね」
直下コンマでこの階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
00なら無事ティラノサウルスに遭遇
- 658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 00:40:55.07 ID:rH3tGlKeo
- ハハハ!
ハハハ!
ハハハ!
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 01:08:47.00 ID:Fep/dpyco
- くそマンション
俺らならいいよ、くそ[ピザ]やし
なんでこのこらに課題だすんや
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 17:33:55.27 ID:y++4PScyO
- >>659
おめぇが00出してどうすんだ勿体ない
- 661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:07:40.64 ID:18BcxgmR0
- チ-ン…
ジャガー「着いたね」
キンシコウ「では、これを投げ込みましょう」
コツメカワウソ「なにこれー!?」
ジャガー「中にネズミが入ってる…」
キンシコウ「そのものズバリ!ネズミさんボトルです」
キンシコウ「これをこうやって…」ポイッ
コロコロ…
シ-ン
キンシコウ「…反応無しですね」
キンシコウ「次は私が降りてみます」
ジャガー「はぇ〜、用意周到なんだなぁ」
コツメカワウソ「キンシコウすごーい!」
キンシコウ「教えてくれたのはオオカワウソさんですけどね」
キンシコウ「というか、あなた達今までどうしてたんですか?」
コツメカワウソ「ふつーにそのまま降りてた!」
ジャガー「ボタンもよく確認せずに押してたよ…」
キンシコウ「ヒェッ…」
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:08:15.75 ID:18BcxgmR0
- キンシコウ「……」スタスタ
キンシコウ「ひとまず問題なさそうですね」
キンシコウ「降りても大丈夫ですよ!」
コツメカワウソ「わーい!」ピョン
ジャガー「ここはどういう階なんだろう。何も見当たらないから全然わからん」
コツメカワウソ「きっとおさんぽするための階だよー!」
キンシコウ「だといいんですが…」
「おいお前ら」
ジャガー「うわっ!」
コツメカワウソ「だれー!?」
キンシコウ「…」スチャ
ツチノコ「ヴァッ!?か、構えるなよ!怪しいもんじゃねえよ!」
スナネコ「いきなり声をかけたらそうなりますよ〜」
ツチノコ「うるせーな!悪かったよ!」
ジャガー「き、キミたちは!」
コツメカワウソ「ジャガー?知り合い?」
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:09:27.96 ID:18BcxgmR0
- ジャガー「うん。って言ってもパークの方だけどね」
ツチノコ「あ"ぁ?パークぅ?」
キンシコウ「あなた達も探索者ですか?」
スナネコ「はい。ボク達、メ◯カリで高く売れそうなものを探してるんです」
ツチノコ「オレは知的好奇心を満たすためだっ!いっしょにすんな!」
スナネコ「とか言って、ツチノコも拾った謎コインを集めてるくせに〜」
ツチノコ「あれは貴重な歴史的資料だ!勝手に売ったらゆるさないかんな!」
コツメカワウソ「ふたりとも仲良いんだねー!パークでもこんな感じだったのー?」
ジャガー「ほとんど同じだよ。むしろ…パークのほうがなかよしかも?」
スナネコ「ボク達なかよしなんですって。嬉しいですねツチノコ」
ツチノコ「ぜんっぜんうれしくねーっ!」
ツチノコ「…っていうかお前らぁ!この階はハズレだぞ!なーんも残ってねえ!」
スナネコ「誰もいないし、何もなかったですね〜。もともと何かがあったところかもしれませんが…今はからっぽです」
ツチノコ「ったく無駄足だったぜ。コインのひとつでも落ちてりゃまだよかったのによ」
コツメカワウソ「そっか〜…」
ジャガー「じゃあティラノサウルスもいないんだね」
キンシコウ「危険な階じゃなかっただけ良しとしましょう」
スナネコ「せっかく会えたので、情報交換しませんか?」
キンシコウ「いいですよ。探索者の方の情報は、こちらとしてもありがたいです」
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:10:41.64 ID:18BcxgmR0
- スナネコ「…なるほどぉ、パークからやってきたんですね」
ツチノコ「………」
ジャガー「そうなんだ。ツチノコとスナネコはなにか知らないかい?」
スナネコ「う〜ん、ボクは何も」
ツチノコ「なぁ…探してるのはティラノサウルスって言ったか?」
ジャガー「そうだよ?身体が大きくて牙が鋭い強そうなフレンズらしい」
ツチノコ(…オレが聞いた限りじゃ、あいつならもう…)
ジャガー「?」
ツチノコ「…いや、なんでもねえよ」
ツチノコ(不確定な情報を与えても混乱するだけだからな)
スナネコ「ボクたちこの階に住んでるので、なにかあったら来てくださいね」ピラッ
ツチノコ「あ"っ!まーたお前は個人情報を勝手に!」
スナネコ「別にいいじゃないですか。減るもんじゃないし」
ツチノコ「プライバシーってもんがあるだろぉー!ここはオレの部屋なんだぞー!」
ジャガー「ありがとう!受け取っておくよ」
コツメカワウソ「今度あそびにいこーっと!」
キンシコウ「私もお邪魔していいですか?」
スナネコ「賑やかになりそうですね〜」
ツチノコ「あああああ!オレのパーソナルスペースがぁ!」
- 665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:13:43.08 ID:18BcxgmR0
- スナネコ「それじゃボクたちはこれで」
ツチノコ「けっ!せいぜい生き残れよっ!チクショー!」
ガコン…
ゴゴゴ…
コツメカワウソ「お友だちが増えたねー!」
キンシコウ「情報も貰えましたし、探索も悪いことばかりじゃないですね」
ジャガー「ツチノコとスナネコまでマンションにいるとはなぁ。他の奴らもいるんだろうか」
さばくコンビがお友だちになりました(ルート分岐に関係)
直下コンマで次の階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
ゾロ目ならティラノサウルスと遭遇
- 666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:15:49.46 ID:PPuMD6beo
- はい
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:33:43.63 ID:QdY+2849o
- 今の所50超えてない
やはりコツメカワウソもラック振り…
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:42:56.29 ID:PPuMD6beo
- あのものすごいでかい捕まったら死ぬまでオモチャにされる人形部屋もあるのかな
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 01:04:40.85 ID:18BcxgmR0
- 安価把握なのだ。
ちなみに90以上はタダではすまないのだ。
>>668
原作階は全て存在しているのだ。
あけて君さんも元気に徘徊してるのだ。
- 670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:17:23.91 ID:fD91ToNL0
- 博士「ここは普通の居住階のようですね助手」
助手「そうですね博士。少し期待外れです」
博士「まぁそんなこともあります。気長に探索しましょう。ティラノがここに住んでいないか聞き込みますよ」
助手「はい…」
博士「…なにやら浮かない様子ですね。そんなにガッカリしましたか?」
助手「いえ、そのことではないんですが…ジャガーの安否が気になります」
博士「ほう?」
助手「キンシコウがいるとはいえ、まだ右も左もわからない彼女がこの地獄で生き残れるのでしょうか」
助手「カワウソといっしょにあっさりやられてしまうのでは?」
博士「ふふ、助手は優しいですね」
博士「私はあまり心配していませんよ」
助手「なにか根拠があるのですか?」
博士「根拠というほど明確なものではありませんが…」
博士「彼女からは野性を感じるのです」
助手「それは当然でしょう。我々と違って、ジャガーはパークからやってきたのですから」
博士「野性とはすなわち生まれ持った獣の本能、ヒト社会に浸かりきった我々が失ってしまった粗野な性質…」
博士「まともではないこの場所で生き残るためには、まともではない能力が必要になります」
博士「もしかしたらあの子にはその適性があるのかもしれませんよ」
助手「……よくわかりません」
博士「わからなくてふくれてるミミちゃんも可愛いですね」
助手「うるさいですコノハちゃん」
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:18:17.83 ID:fD91ToNL0
- 〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪
キンシコウ「エレベーターをバールで固定して…」ガシッ
キンシコウ「………」スタスタ
キンシコウ「ここもひとまず問題なさそうですね」
ジャガー「キンシコウ、次からは私が先に降りるよ…キミにばっかり負担させるわけにはいかない」
キンシコウ「そういうわけにはいきません」
ジャガー「でも…」
キンシコウ「護衛対象を真っ先に降りさせるなんてハンター失格です。これは私自身の矜恃にもかかわるので、譲れません」
ジャガー「……ごめんな」
コツメカワウソ「ごめんねキンシコウ〜…」
キンシコウ「コツメちゃんも気にしないでください」ナデナデ
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪
キンシコウ「…それにしても、さっきとは打って変わって賑やかな階ですね」
ジャガー「あぁ、これは確か…ゆうえんち?ってやつか」
コツメカワウソ「ジャガー、遊園地知ってるのー!?」
ジャガー「パークにあったからね。でも、こんなにたくさんの乗り物を見るのは初めてだなぁ」
ジャガー「魔法みたいだ…」
コツメカワウソ「あははは!ジャガーのお目目がキラキラしてるよー!」
キンシコウ「遊びたいのはやまやまですが、まずはティラノさんを探してからですね」
ジャガー&コツメ「はーい!」
- 672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:19:14.01 ID:fD91ToNL0
- 〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪
ジャガー「ここ、ずいぶんたくさんのフレンズが来てるんだね。どの乗り物も行列ができちゃってる」スタスタ
コツメカワウソ「遊園地はたーのしーからねー!私も大好きだよー!」スタスタ
キンシコウ「ティラノさんが特徴的な方でよかったです。これだけのフレンズだかりから見つけるのは大変ですから…」スタスタ
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪
ジャガー「さっきから聞こえるこの音楽もいい感じだねぇ。陽気な気分になれるよ」
キンシコウ「そうですね。油断はいけませんが、心躍ります」
コツメカワウソ「もうウッキウキだよー!遊園地さいこー!」ルンルン
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪
コツメカワウソ「ジャガーあれ乗ろー!ジェットコースター!」
ジャガー「こらこら、それはティラノを探してから…ってあんなの乗るの!?すごく怖そうだけど!?」
キンシコウ「観覧車…ヒグマさんとリカオンと乗りたいなぁ。今度いっしょに来よう」
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:19:43.24 ID:fD91ToNL0
- 〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪
キンシコウ「わー!見てくださいあれ!」
コツメカワウソ「すっごーい!パレードだぁー!」
ジャガー「まるでPPPのライブみたいだね」
〜〜〜♪ 〜〜〜♪
コツメカワウソ「フレンズが多くてよく見えないよー!」ピョンピョン
キンシコウ「コツメちゃん、肩車しよっか?」
コツメカワウソ「するするー!」
ジャガー「良かったなぁカワウソ」
〜〜〜♪ 〜〜〜♪
キンシコウ「はいどーぞ!」
コツメカワウソ「たかいぞー!よく見えるぞー!」
ジャガー「あはは、落っこちるなよー」
〜〜〜♪
ジャガー「………ん?」
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:20:56.42 ID:fD91ToNL0
- ゾクッ
ジャガー「っ!?」
ジャガー(なんだ……この感覚……?)
ジャガー(ひどく懐かしいような…それでいて身の毛がよだつような…)
〜〜〜♪
ジャガー(もしかしてフレンズになる前の記憶か…?なんでそんなもんが今更…)
ジャガー(…気のせいか?)
コツメカワウソ「あははは!こっちに手振ってるよー!」ブンブン
キンシコウ「もーコツメちゃん、あんまり暴れたら落ちちゃいますよー!」
コツメカワウソ「だいじょーぶだいじょーぶ!キンシコウも手振ろうよー!」
キンシコウ「しょうがないなぁ」
〜〜♪
ジャガー「〜〜っ」ゾクゾク
ジャガー(違う!気のせいなんかじゃない!)
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:22:46.85 ID:fD91ToNL0
- 〜〜♪
ジャガー「カワウソ、キンシコウっ…」
コツメカワウソ「たーのしー!」
キンシコウ「きゃー!私にも手振ってくれたー!」
ジャガー「帰るぞっ!」ガシッ
コツメカワウソ「わーっ!?」
キンシコウ「きゃっ」
〜♪
ジャガー「っ!!」
ジャガー「うおおおお!!」ダダダ
キンシコウ「じ、ジャガーさん!?」
コツメカワウソ「わわわわわ!はやいいいい!」
〜♪
ジャガー(間に合えっ!)ダダダ
〜…
ジャガー(間に合えぇっ!!)ダダダ
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:23:24.85 ID:fD91ToNL0
- ジャガー「どらぁ!!」ブンッ
キンシコウ「あうっ」ドサッ
コツメカワウソ「ひゃあ!」スッテン
ジャガー「着いたっ!!」ダンッ
………
ぐちゃっ
- 677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:24:29.57 ID:fD91ToNL0
- ジャガー「!」
キンシコウ「きゃぁっ!?」
コツメカワウソ「あ……あ…」
コツメカワウソ「なに…あれ…」
ジャガー「っ…」
ぐちゃ…
ぐちゃ…ぐちゃ…
ぐちゃ…ぐちゃ…ぐちゃ…
コツメカワウソ「たべてる…」
キンシコウ「コツメちゃん見ちゃダメっ!」
ジャガー「…あぶなかった」
ジャガー「乗り物も…たくさんいたフレンズも…みんなエサだったんだな…」
ジャガー「たぶんあの音楽も…」
キンシコウ「じ、ジャガーさん…」
ジャガー「!」
キンシコウ「私、私っ…あなたがいなかったら…!」
ジャガー「大丈夫だよキンシコウ」ギュッ
キンシコウ「っ」
ジャガー「いっしょに生きて帰ろう」
直下コンマで次の階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
偶数コンマでティラノサウルスと遭遇
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:25:09.85 ID:zKxc8nILo
- そろそろ会いたい
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:25:40.80 ID:zKxc8nILo
- あっヤバい
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 00:42:50.24 ID:CQ8ZJODvo
- くそマンションまじ滅びろ
覚えておけそとから燃やしたらァ
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 07:16:23.18 ID:z+LypOQOO
- ぐちゃぐちゃ遊園地で46なら85とかどうなるんだ
- 682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:13:59.79 ID:7sQOBfrj0
- 博士『探索が終わったらヒグマの部屋に再集合するのです』
助手『終わってなくても命の危険を感じたらすぐに戻ってくるのです』
ジャガー「キンシコウ、ヒグマの部屋に戻らなくても大丈夫?」
キンシコウ「はい……少し取り乱しましたが、もう平気です」
キンシコウ「いつでも戦えます」
ジャガー「…無理しないでね」
コツメカワウソ「そーいうジャガーはどうなのー?」
ジャガー「私も平気だよ。カワウソは?」
コツメカワウソ「げんきいっぱい!」ピョン
ジャガー「はは、頼もしいや」
キンシコウ「次の階でひとまず探索が終わりますね」
コツメカワウソ「ティラノいるかな?会えるかな?」
ジャガー「だといいんだけど…博士たちの方がもう見つけてたりしてね」
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:15:06.50 ID:7sQOBfrj0
- チ-ン…
キンシコウ「ネズミさんボトルに反応ありません」
ジャガー「真っ暗だなぁ…得体が知れない階だ」
コツメカワウソ「先が全然見えないや!」
キンシコウ「とりあえず降りてみますね」
ジャガー「ありがとう…気をつけて」
キンシコウ「では」スタッ
スゥ…
ジャガー「!?」
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:16:25.36 ID:7sQOBfrj0
- コツメカワウソ「えっ?キンシコウ、消えちゃった!?」
ジャガー「キンシコウ!!大丈夫か!?」
シ-ン
コツメカワウソ「どこ行っちゃったのー!?」
ジャガー「っ……!」
ジャガー「カワウソ!」
コツメカワウソ「えっ!?」
ジャガー「私が今からキンシコウを探しに行くから、エレベーターで待ってて!」
ジャガー「そうだな…10分経っても戻らなかったら、ヒグマの部屋に帰ってみんなに状況を話してほしい」
ジャガー「ひとりで怖いかもしれないけど…キミにしか頼めないんだ。お願いできるかな?」
コツメカワウソ「…わかった!」
コツメカワウソ「絶対帰ってきてね!ジャガー!」
ジャガー「もちろん!」
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:17:20.63 ID:7sQOBfrj0
- ジャガー「それじゃ行ってくる!」
ジャガー(無事でいてくれよ、キンシコウ!)ダッ
ジャガー「…ん?」
サーバル「ジャガー、急に止まってどうしたの?」
かばん「大丈夫ですか?」
ジャガー「え?」
コツメカワウソ「ジャガーはさっきまでお昼寝してたから、まだ寝ぼけてるんだよー!」
サーバル「なーんだ!そうだったんだ!」
かばん「サーバルちゃんみたいだね」
サーバル「うみゃ!?私はそんなことないよ〜!」
コツメカワウソ「わーいわーい!サーバルもねぼすけだー!」
サーバル「なんだと〜!」
コツメカワウソ「きゃははは!」
ジャガー「………」ポカン
- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:18:13.11 ID:7sQOBfrj0
- かばん「合流地点はここらへんだったね」ドサッ
コツメカワウソ「やっと着いたー!」
サーバル「もうすっかりお腹空いちゃったよー!」
ジャガー「な、なぁかばん?私たち、何してたんだっけ?」
かばん「えっ!ジャガーさん、本当に大丈夫ですか…?」
サーバル「具合でも悪いのかな?無理しちゃダメだよ〜!」
ジャガー「えーと、具合は悪くないんだけど…」
コツメカワウソ「私たち、ピクニックしてたんだよー!」
ジャガー「ぴくにっく…?」
サーバル「うん!みんなで歩いてご飯食べるんだって!」
コツメカワウソ「じゃんぐるは広いから歩き放題だよねー!」
かばん「ジャガーさんが考えてくれたんですよ?」
ジャガー「私が?」
ジャガー(そう…だったかな)
- 687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:18:45.52 ID:7sQOBfrj0
- アライさん「おーい!」
フェネック「やっと合流できたねー」
ミナミコアリクイ「歩き回ってもうヘトヘトだよぉ」
ブラックジャガー「アライさんが好き勝手動くからだぞ」
アライさん「めんぼくないのだ…」
マレーバク「まぁまぁ」
サーバル「へーきへーき!そんなこともあるよ!」
コツメカワウソ「はやくごはん食べよー♪」
かばん「今用意しますね」ガサゴソ
ジャガー(あぁ、そっか)
ジャガー(パークに戻って来たんだ)
ジャガー「よかった…」グスッ
コツメカワウソ「ふぇ!?ジャガーどうしたのー!?」
ブラックジャガー「な、泣いてるのか?妹よ」
アライさん「なにか悩みがあるのか?アライさんに相談してみるのだ!」
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:19:39.59 ID:7sQOBfrj0
- コツメカワウソ「これおいしーねー!」
かばん「おにぎりっていうみたいです。中にはそれぞれ違う具が入ってるんですよ?」
コツメカワウソ「私のはコンブだー!」
サーバル「おかかだったよ!やったね!」
アライさん「しゅっぱいのだ…」
ブラックジャガー「顔がシワシワになってるぞ!?」
フェネック「うめぼしだったみたいだねぇ」
ジャガー「ごはん…おいしそう…」ジュルリ
かばん「ジャガーさんも食べてみてください!」
ジャガー「いいの?」
かばん「もちろんですよ!」
ミナミコアリクイ「はやくいっしょに食べよーよ!」
マレーバク「あとはジャガーちゃんだけだよぉ?」
ジャガー「わ、わかった!」
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:20:14.60 ID:7sQOBfrj0
- ジャガー「それじゃ…」
ジャガー「いただきます!」
バチィ!!
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:21:19.10 ID:7sQOBfrj0
- ジャガー「うぉわ!?」ビクン
「ハハハハハ!!」
「覚醒!」
「覚醒!」
ジャガー「ぐ……」ビリビリ
ジャガー(なんだ!?身体が痺れて…)
「こいつも確保!」
「確保!」ガシッ
「確保!」ガシッ
ヒョイッ
ジャガー「うわっ!」
「撤退!」ダダダ
「撤退!」ダダダ
「ハハハハ!」ダダダ
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:24:52.92 ID:7sQOBfrj0
- 「エレベーター到着!」
「到着!」
「とりあえず帰還!」ポチポチ
コツメカワウソ「ジャガー!!」
ジャガー「あ…れ…?」
ジャガー「カワウソ…」
コツメカワウソ「無事でよかったぁ!」ギュ-ッ
ジャガー「………」
キンシコウ「うぅ…」グッタリ
ジャガー「あ……」
ジャガー「キンシコウも……」
コツメカワウソ「オオカワウソ!助けてくれてありがとう!」
マスク「ハハハ、気にするな!」
地図「同じカワウソのよしみだからな!」
ボトル「しかしまたえげつない階引いたな!」
マスク「あのまま寝てたら夢から出られなくなってた!」
ボトル「私たちも危なかったからな!」
地図「幻覚対策のスタンガン様様だ!」
ジャガー「オオカワウソ…?」
ジャガー(なんで3人もいるんだろう)
マスク「それに!」
地図「そいつの話に興味がある!」
ボトル「知ってること話してもらうぞ!」
ジャガー「お、おう…?」
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 00:26:28.62 ID:7sQOBfrj0
- ――――――――――
―――――――
―――――
マスク「ハハハ!なんだそれ!」
地図「信じがたい!」
ボトル「バカみてぇだ!」
コツメカワウソ「もー!ほんとだってばー!」
ジャガー「嘘じゃない。信じてくれ」
マスク「あぁ、信じるぞ!」
地図「だってそっちのほうが!」
ボトル「おもしろい!」
「「「ハハハハハハ!!」」」
コツメカワウソ「なーんだ!よかったぁ!」
ジャガー(中身はコツメとあんまり変わらないんだな…)
ジャガー「なぁオオカワウソ、こっちからも聞いていいかい?」
地図「なんだ?」
マスク「言ってみろ!」
ボトル「知ってる範囲で答えてやる!」
ジャガー「えーと、じゃあ…」
>>693に聞きたいこと
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:33:29.66 ID:OZ+qAQI/0
- このマンションは本当にこの世のものなのか
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:34:47.42 ID:PTdwa/n3o
- 攻略ガチ勢オオカワウソズ来たぁ!
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:50:11.43 ID:7sQOBfrj0
- ジャガー「このマンション、本当にこの世のものなのか?」
地図「ん?それはどういう意味だ?」
ジャガー「例えばさ……」
ジャガー「実のところ私はもう死んでいて、あの世に送り込まれちゃってる…とか」
ボトル「ハハハ!何を言うかと思えば!」
マスク「安心しろ!ここはちゃんとこの世に存在するマンションだぞ!」
地図「あの世で毎月家賃を払うなんて聞いたことない!」
「「「ハハハハ!!」」」
ジャガー「そうなのか?」
コツメカワウソ「ジャガー!私も死んでないよ!生きてるよー!」
コツメカワウソ「ほら!あったかいでしょー!」プニプニ
ジャガー「…そっか。そうだよな」
コツメカワウソ「キンシコウもー!」グイッ
キンシコウ「んんぅ…」
ジャガー「ま、まだ横にしといてあげよう?」
- 696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:50:38.43 ID:7sQOBfrj0
- マスク「ところでお前ら、ティラノサウルスを探してるんだってな?」
ボトル「元の世界に帰る手がかりだとか!」
コツメカワウソ「そーなの!さっき探索したんだけど見つからなくってさー!」
ジャガー「博士たちの方が見つけてるかもしれないけどね」
地図「それはないな!」
マスク「ありえん!」
ボトル「賭けてもいいぞ!」
ジャガー「えっ?」
コツメカワウソ「どうしてー?」
地図「なんでって?」
ボトル「そりゃ決まってる!」
マスク「もう死んでるからだ!」
- 697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:51:04.39 ID:7sQOBfrj0
- コツメカワウソ「えぇーー!?」
ジャガー「死んでるって…ティラノが!?」
地図「そんなに不思議か?」
ボトル「ここならよくあることだぞ!」
マスク「お前だってさっき死にかけたはずだ!」
ジャガー「っ…!」
コツメカワウソ「どーしよ!どーしよ!?」
マスク「と言っても、あいつの死に方は少し特殊だったがな!」
地図「元いた世界に帰ろうとして、“みんみ”に願いを捧げちまったんだ!」
ジャガー「!」
ジャガー「元いた世界…?」
コツメカワウソ「みんみ?」
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:51:44.04 ID:7sQOBfrj0
- 地図「ある階にいる神サマみたいなもんだ!」
マスク「そいつには願いを叶える力があってな!」
ボトル「ティラノはその力を使って元の世界に帰ろうとしたんだ!」
コツメカワウソ「そんな階があったんだ!知らなかったー!」
ジャガー「それで、なんでティラノは死んじゃったの?」
マスク「対価を払いきれなかったのさ!」
コツメカワウソ「たいか?」
地図「タダで願いを叶えられるわけじゃない。それ相応のものを差し出さなきゃならないんだ!」
ボトル「手足の一本か二本か…具体的な内容は知らないが、あいつはみんみに身体を捧げて帰ろうとした!」
地図「しかしそれでも、願いに対して対価が 小さすぎた!」
マスク「願いは成し遂げられず!あいつはバラバラになって亜空間へ消えて行った!」
コツメカワウソ「あわわわ!」
ジャガー「そ、そんな…」
- 699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:53:09.35 ID:7sQOBfrj0
- マスク「ま、私たちは現場を見たわけじゃないがな!」
ボトル「詳しく知りたきゃライガーのヤツに聞きゃいい!」
地図「エレベーターまで付き添ってたのはあいつだからな!」
ジャガー「ライガー?」
コツメカワウソ「その子はどこにいるのー?」
ボトル「博士と助手の隣に住んでるはずだ!」
マスク「ちっこい草食動物のフレンズといっしょにいるぞ!」
地図「すげー体格差だよな!うっかり食っちまったりしないのかね!」
「「「ハハハハ!!」」」
ジャガー「博士と助手の隣って…」
コツメカワウソ「博士たちの行き先を教えてくれたあの子だね!」
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