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【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MDR」
- 603 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/13(日) 23:47:05.36 ID:VYzBHWk70
- undefined
- 604 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/13(日) 23:47:36.32 ID:VYzBHWk70
- これはいわば、響さんのアイデンティティを揺るがす問題です
今までは(ノイズのように元々意思疎通が不可能な敵を除けば)なんやかんや結局話し合うことは出来ていたり、和解は出来ずとも会話が成り立っていたりする敵ばかりでした
それはどの相手も戦うことが目的ではなく、過程の中で戦うことを選んだ人達ばかりだったからです
元視聴者、現転生者としてのメタ視点では『統一言語の消失』を『話し合う』という形で補うことが出来るのが人類だということが描きたいことの一つになっているからかな、とも思いますが、それは置いておいて
ただただ戦いたい、そこに他者の理解や共感は関係なく、妥協も理由も存在しない
例えばそれは趣味であり、あるいは生きがいであり
それがたまたまスポーツの域を出て命のやり取りにまで及んでいた
そんなタギツヒメのことを理解するべきだ、共感するべきだとは私も、そもそもタギツヒメ自身も思っていないことでしょう
命のやり取り云々はともかく生きがいそのものには共感出来る可奈美ちゃんが少し特殊なだけです
しかし響さんはそれを共感は出来ずとも理解してしまった、そしてそのタギツヒメの生きがいを無条件で否定してしまう自分自身に苦悩することになってしまった...と、こんな感じでしょうか
翠「理解出来ないものは理解出来ないもの、共感出来ないものは共感出来ないもの...普通そんな風に割り切るものですが」
もしかしたら、その普通が中々出来ない響さんだからこそ手を繋ぐことを武器に出来たのかもしれませんし、逆にそのアームドギア故に他者の意見を理解しようという想いが強まってしまっているのかも
等とまた思考が逸れてしまいました
今は響さんに元気を取り戻す...もとい、現場に折り合いをつけてもらわないと
- 605 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/13(日) 23:48:19.54 ID:VYzBHWk70
- 千景「前提から間違っているのよ」
若葉「...千景?」
千景「刀使達は人類の脅威と分かり合う為に戦っていたんじゃない」
そこでばっさりと切り捨てたのは千景さんでした
千景さんの言う通り、刀使達は昔から荒魂を斬り祓い退けてきましたし、荒魂を利用する研究こそ行われていても少なくともタギツヒメに対し共存を望みながら戦っていた刀使はいません
千景「過ぎたことを悔やむ暇があったら今やるべき事を考えなさいッ!」
響「...」
千景さんの叱咤に、響さんは余計俯いてしまいます
千景さんの言葉は正論であり、千景さんなりの励ましも含まれていたのでしょうが、響さんにそれは伝わったのか...
夏菜「...と、とりあえず、今考えてることは後で折神さんに打ち明けましょう、きっと聞いてくれます」
翠「ですね」
ある意味今の響さんの状況はそれほどタギツヒメに対して真剣に向き合い考えていたということにもなりますし
それなら、紫様なら何か言ってくれるかも
そして夏菜さんの提案はまぁ響さんの悩みの先延ばしのようなものでもあります
今一番大切なのはシェム・ハさんを相手にどう動くか、そしてそれまでの間響さんには無事でいてもらうこと...
- 606 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/13(日) 23:49:30.77 ID:VYzBHWk70
- 友奈「あのー...」
その時、友奈ちゃんが挙手しました
友奈「今あの神様を止めれば、タギツヒメも救えるんじゃないかな?」
...えっ
響さんコンマ下
奇数 今度こそ助ける!
偶数 私はもう...
ゾロ目 でも、神様にも...シェム・ハさんにもやりたいことがあるんだよね...
(翠「響さんの誕生日は913の日!イメージカラーの黄色も同じですね!...あぁダメですその部屋は!まだ準備終わってな...げふんげふん、ナンデモナイデスヨ」
『翠』「緊急!ターゲットこっちに接近中!ケーキ班急いで隠して!...毎年やってるから流石に響さんも気付いてると思うんだけど、でも響さんだからね...どうかな...」)
(翠「特殊ボイス時空の私と『翠』がお誕生日おめでとうございますとは言いましたが...今本スレ内で微妙な空気ですね響さん」
女神「XDの新イベもアレな空気ですど、特にグレてる方...というか新OPといいすごいですね今回の!IF装者も増えそうですし!!!」)
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 01:12:56.52 ID:UkhszInt0
- ほい
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 01:14:50.05 ID:UkhszInt0
- どうして奇数は出ないんでしょうか…
- 609 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/16(水) 04:44:32.68 ID:SARo9aw40
- 若葉「どういうことだ?結城」
友奈「えっとね?ぶわぁ〜ってなってたのが、しゅ〜ってなって消えちゃったと思ってたんだけど、まだ何となく気配を感じるの...だから多分まだ大丈夫だよ!タギツヒメ!」
どうやら...タギツヒメが響さんの精神、深層世界を支配して...多分、その後タギツヒメはシェム・ハさんの腕輪に吸収されたかのように見えましたが...きっと、それは不完全だったが故にタギツヒメは消滅し切っておらず、今ならタギツヒメの魂を元に戻せるのでは、ということ...だと思います
前半抽象的な表現が多くて推測になりますが
『翠』「むしろ最後の最後だけ気配を感じるとか具体的なこと言ってくるのが怖いんだけど」
翠「そこだけ武術を習う者としての感覚なのでしょう...知りませんけど」
というかそんなことよりタギツヒメまだ健在なんですか!?
園子「シェム・ハと名乗る神様が体調を崩したということは荒魂としての特性が残ったままだろうし、ゆーゆの言ってる通りなら可能性は十分高いと思う...もっとも放っておけば霧散し変換までされた魂は二度と元には戻らないから、もし助けるのなら今が最後のチャンスってことになるんじゃないかな」
なんてしぶと...あぁいえ、強い生命力と言いますか
正直物凄く苦労させられたの上に別段和解出来る算段もないのでタギツヒメがまだ生きていると知ってもこう...こみ上げるようなものはありませんでした
これは私が薄情なのでしょうか
しかし、響さんにとっては朗報です
夏菜「立花さん!まだ終わってませんよ!タギツヒメはまだ生きているって!」
『翠』「今ならまだ手は届くかもしれない、なのに手を伸ばさなかったら一生後悔するよ、響さんっ!」
響さんの伸ばした手がお節介であったのなら、今度こそタギツヒメの想いに沿う形で最期を迎えさせてあげればいい
- 610 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/16(水) 04:45:08.06 ID:SARo9aw40
- 私達だけではこれほど苦労して追い詰め、全員ぼろぼろになりながらやっと倒すまで後一歩というところまで持って行けたタギツヒメ...そんな相手を今一度現世に呼び戻し再び倒すのは正直骨が折れるレベルではないでしょう
ですが、もし上手く行けば響さんも立ち直りシェム・ハさんは大きく力を失うというまさに一石二鳥状態...
そこまで考えていなくとも、響さんなら迷わずタギツヒメを助ける為に動くはず...
響「...やらない」
...えっ
思わず物凄く最近、正確にはついさっきと全く同じ反応をしてしまいます
響さんの方を見てみると、響さんは椅子の上で膝を抱えていました
響「私はもう...余計なことは出来ないよ、やりたくないよ...」
翠「響、さん...?」
この人は、誰なんでしょうか
本当にこの人は『あの』響さん...?
...いえ、勝手に理想を押し付けて、勝手に原作だのなんだのと言ってキャラに当て嵌めて、私は本当の彼女を見られていなかったのでしょうか
普段の笑顔の裏には、こんなに苦悩する1人の少女がいたということでしょうか
目の前の彼女は魂、精神を剥き出しにした状態...普段以上に自分を隠すことが下手になります
だから、これこそが本当の響さん...
- 611 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/16(水) 04:46:55.34 ID:SARo9aw40
- 『夏菜』「...翠さんが、皆が救われたその手を...余計だと言うんですか」
響「...」
『夏菜』「貴女のその繋ぐ手は!」
響「だとしてもッ!!」
響さんは勢いよく立ち上がり、『夏菜』さんの言葉を遮るようにして叫びます
響「だとしても...タギツヒメさんにとっては、余計なことでしかなかった...誰かと繋ぐための手だと信じて拳を握ってきたけれど...この手じゃ繋がれないものが確かにあった...タギツヒメさんはきっとあの時私がこの手を差し伸べなければ満足していた筈なんだ...」
安価下
1 とりあえず響さんは友奈ちゃんに任せて帰る
2 響さんのことはそっとしておいてもう少し深層世界を探索
3 その他(記述)
(響「私のこの手なんて、S2CAくらいにしか役に立たない!」
夏菜(それはそれで十分過ぎるのでは)
『翠』《ちょっと翠!翠の急に怒鳴る感じの感情の爆発のさせ方が響さんにまでうつっちゃってるじゃん!》
翠《知りませんけど!?》)
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 08:27:41.27 ID:XpzxRvJJ0
- 3 翠が「響さんのことは任せてほしい、二人だけで話がしたい」と提案する
- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 18:46:33.84 ID:fWdEMdUg0
- 3 「立花さん、貴方にも大切な人がいる筈だ。改心する気の無かった悪役と大切な人、どっちが大事か考えてほしい」
- 614 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/17(木) 03:42:39.35 ID:8bDHADxn0
- 両手を強く握り締め、ぷるぷると震わせている響さん
その憤りは自身の行いの失敗に対するもの
こう言ってはなんですが、響さんが何かを成そうとして失敗してしまったのは何も今回が初めてではありません
では何故...それは、これまではその後悔をへいきへっちゃらと押し殺したり、それこそ未来さんに支えられてきたからでしょう
翠「...皆さん」
その代わりを私が努める、なんてことは勿論不可能ですが
翠「ここは...響さんのことは任せてほしいです...2人だけで、話をしたいんです」
それでも私は、何もせずに帰ることより、何かをすることを選びました
『翠』「任せてって、どう...ううん、いいや任せる、何かあったら呼びに来るから」
夏菜「翠さん...」
園子「流石にここは茶化せないんよ、行こうゆーゆ、わかちゃん達も」
若葉「あ、あぁ」
千景「せいぜい説得が成功するのを祈ってるわ」
私のことを信じて、1人、また1人とこの場を後にしていきます
そして
『夏菜』「...立花さん、貴女にも大切な人がいるはずです...改心する気のなかった悪役と大切な人、どっちが大事か考えてほしい」
『夏菜』さんも、最後にそう言い残して離れて行きました
・・・
さて、と
何話す?安価下
(芽吹「話すって、何を話すつもりなのかしら」
夏菜「『蒼井』さんはどう見ます?」
『翠』「アレだと思う、こう...拳で語り合う的な」
千景「クエストばかり間に挟んであって全然進まないイベントストーリーじゃないんだから...」)
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 04:11:40.80 ID:hgglvBH80
- 「初めて私が響さんと会った時のことを覚えてますか?」とまだ月を破壊する前の頃の話をする
- 616 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/20(日) 03:13:27.46 ID:h/Psk+SO0
- 樹海の様な内装を施されている深層世界
そこに置かれたとても場違い感のあるダイニングテーブルといくつかの椅子
昂った気持ちが落ち着いたのか再び着席していた響さんの正面の椅子に、私も腰を下ろしました
響「...」
翠「...響さん」
空気は重く暗い
悠長にしていられないというプレッシャーもあります
けれど、焦るべきではありません
今はタイムリミットを忘れて、ただただ響さんと向き合いましょう
翠「ねぇ、響さん...初めて私が響さんと会った時のこと、覚えてますか?」
響「...」
響さんの返事はなし
最初はそんなものでしょう
翠「あの日、私転校初日だったんですよ...教室で自己紹介して、物珍しさで集まってきたクラスメイトに囲まれて...でも上手く話せる気もしなくて読書しながら話しかけないで〜ってバリア張って」
響「...」
翠「次の日からは頑張ろうって先延ばしにしてその日の学校をやり過ごして、放課後はどうせ家に帰っても誰も居ないからって辺りのお店とかぶらぶらして...気付いたらすぐ近くにノイズがいたんです」
まさか、転生してその日のうちにノイズと出会すとは思いませんでした
いくら発生率が高い(フィーネさんの仕業)とはいえ
翠「怖いとか、死にたくないとか、そういうのより先にとにかく逃げなきゃってことだけで頭にいっぱいになってとにかく走ってました、走って走って、必死になって逃げて...その先で、響さん、貴女と出会ったんです」
響『あ、君も逃げて来たの!?なら早くこっち!!』
翠『は、はい!』
翠「今にして思えば、あの時すぐに私がギアをいれば、その後も逃げ続けなくて済んだのかもしれませんね...ごめんなさい、私もあの時はギア纏った事なくって、ギリギリになってしまいました」
- 617 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/20(日) 03:14:18.93 ID:h/Psk+SO0
- 逃げに逃げて、どこかの屋上で遂に限界が来て座り込んでしまうまで、それが一期一話なのだと気付けもしないほどでしたから、結構テンパっていたのだと今ならわかります
いえ、まぁその後もここで響さんの覚醒という原作に介入してしまっていいのかという葛藤があったのでギアを纏った事がなかったからという理由だけではなかったのですが
響「....初めて、だったの?」
翠「そうですよ、聖詠も初めて、戦うのも初めて...あの日あの時まで私はシンフォギア装者でもなければS.O.N.G....当時は二課でしたが...とも無関係な一般人、ちょっと普通の人は持ってないペンダントを持っているだけの中学2年生」
何故ペンダントを持っているのかは、女神様や『翠』の両親辺りの事情が絡んでくるので割愛
翠「もしあの場に私1人だったら...」
逃げてる途中で響さんに会わなかったら...ノイズを振り切れればそれで良し、振り切れなかったら...原作への影響を考えて
翠「ギアを纏うか迷っているうちにノイズに殺されていたかもしれませんね」
転生しておきながら、と女神様の様に第三者視点から見ている誰かが居たとすれば、そんな風に思われてしまうかもしれません
でも私も、積極的に介入してしまえと開き直ってしまえたのは最初にギアを纏ったその時からです
- 618 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/20(日) 03:14:53.87 ID:h/Psk+SO0
- 翠「力があるのだから、後ろにいる誰かのことを守らなくちゃ...そんな風にギアを纏ったのがきっかけでしたから...今こうして生きていられるのは響さんのお陰ですね」
なんて、少し大袈裟だったでしょうか
響「...逆だよ、あの日助けられたのは私の方」
確かに、あの場においてはそうでしょう
でも、そうじゃないんです
翠「貴女が手を差し伸べてくれたから、私達はあそこまで逃げられたんです...生きようと、戦おうと思えたんです」
- 619 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/20(日) 03:15:30.94 ID:h/Psk+SO0
- つい熱くなってしまいました
ふぅっと息を吐き、仕切り直します
翠「...私と会う前に、もう1人小さな女の子の事も助けようとしていましたよね?ノイズに追われ、ただでさえ逃げるのに身軽でいたいような状況で...おまけに私まで見つけて迷う事なく手を差し伸べて」
響「それは...絶対助けなきゃって、思って...」
そうです
響さんはいつだって、見ず知らずの誰かの命すらも天秤に掛ける事もなく即座に守るべきものだと判断出来る人です
翠「えぇ、あの日私もあの女の子も確かに貴女に救われました、響さんのその想いが、私達の運命をその先のミライに繋げたんです」
私は身を乗り出し、響さんに手を差し伸べました
翠「確かに誰も彼もが言葉で解決なんて出来ないかもしれない、争い戦うことでしか分かり合えない人もいるかもしれない...でも、だから貴女は手を繋ぐことをやめてしまうんですか?その手に刃を持ち、その人達の為に戦うんですか?」
響「それ、は...でも...」
翠「戦いを望むのなら、貴女の武器で答えればいい、武器を持たないその拳こそが、いつでも開けば争うことを止められるその拳こそが私の武器だと分らせてやればいいんです」
安価下
1 もう少し説得(記述)
2 立ち直り判定(後にコンマ)
3 その他(記述)
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 03:55:27.41 ID:89BWyP8y0
- 「私が月を砕いたあの時、未来さんと約束したことがあるんです。『もう二度と響さんを裏切らない、ずっと響さんの側にいる』と」
「あの時の約束は私なりの贖罪だったのかもしれません。それでも、あの日からずっと貴女と過ごした今の私は、心から貴女を支えたいと思っています」
「ですからどうか、私と繋いだその手を信じてあげてください。その手は皆と手を繋ぐことが出来る貴女だけの特別な手だと」
- 621 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/22(火) 05:03:10.49 ID:DOHotV6x0
- undefined
- 622 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/22(火) 05:03:56.71 ID:DOHotV6x0
- 仮にタギツヒメとまた戦うことになったとして、その時果たして彼女は響さんの拳を、剣以外の武器による対話を認めるかどうかという問題は当然あります
タギツヒメでなくとも似たようなことを言う人はいるかもしれない
ですがそんな、自分が認めた武器しか武器と認めないような相手は多分元々分かり合えないでしょう
ふとそんな事が脳裏を過ぎりましたが、そんなところまで響さんに言う事もないですよね
翠「響さん」
響「ぁ...ぅ...」
響さんは私の差し出した手に視線を向けながらも、そこに手を伸ばそうとしては引っ込めての繰り返し
簡単に握ってはくれません
もう一押し必要ですか...
翠「...それでも納得出来ない、切り替えられないというのなら...私の為に、前を向いてくれませんか」
響「...ぇ?」
響さんのお人好しなところに付け込むようで少しズルいかもしれませんが
こうなれば私も恥を捨てます
翠「月の遺跡、バラルの呪詛...その支配から逃れる為、私はかつてフィーネさんの策に乗り...月を穿ちました」
本来カ・ディンギルの一撃は月の表面を擦り、一部を欠けさせるのみに留まるはずの通称ルナアタック
私や『翠』がそこに介入したからこそ、と少々自惚のように聞こえてしまいますが、実際カ・ディンギルの一撃は月の中心を射抜き完全に破壊、その事件の名もルナブレイクと変わっていました
翠「私が月を砕いたあの時、未来さんと約束した事があるんです...『もう二度と響さんを裏切らない、ずっと響さんの側にいる』と」
響「未来と...そんな、約束を...?」
おっとちょくちょく裏切ってないかとか遠くに行ってないかとかそういう突っ込みはノーサンキューですよ、アレです、気持ち的には約束破ってない的な感じで通してますから
えぇ、平行世界に飛ばされるのは事故ですし結社にいた時のは洗脳されていたということにしてますからね、申し訳ないですが全部アダムさんのせいです
- 623 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/22(火) 05:04:31.77 ID:DOHotV6x0
- 翠「あの時の約束は私なりの贖罪だったのかもしれません...それでも、あの日からずっと貴女と過ごした今の私は、心から貴女を支えたいと思っています」
響「翠、ちゃん...」
行き場を彷徨わせている響さんの手を、私の方から取りに行きました
響「っ」
緊張からかビクッとしながら閉じてしまった響さんの両手をそれぞれ包み、合わせて響さんの目の前まで持っていきます
翠「ですからどうか、私と繋いだその手を信じてあげてください、その手は皆と手を繋ぐ事が出来る貴女だけの特別な手だと」
コンマ下(説得ボーナスにつき難易度やや低め)
01〜30 それでもやっぱり信じられない
31〜98 もう一度信じる
ゾロ目 シェム・ハ「間に挟まりてぇ〜」
- 624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 08:39:38.62 ID:fGNDCaIZ0
- あ
- 625 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/23(水) 04:45:11.09 ID:On3984hq0
- 響「私だけの、特別な手...」
響さんだってわかっているはずです
響さんがこれまで手を伸ばし、掴んできた手は、決して少なくないということを
何も戦闘時だけではありません、日常的に、誰に対しても人助けをしていた響さんですから
響「...次は、大丈夫かな」
翠「それは響さん次第です」
どうやるのかも、どこまでやるのかも
そして今度は大丈夫だと判断するのも
全て響さん、貴女の匙加減です
響「...うん、わかったよ...もう一度信じてみる...翠ちゃんが救われたと思ってくれたこの手を...特別だと言ってくれたこの手を」
そう言う響さんの言葉に、目に、もう迷いはありませんでした
安価下
1 とりあえず表に戻る
2 もう少し何か話す
3 その他(記述)
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 13:42:02.54 ID:gkY3bWdu0
- 3 未来も他のみんなも心配してると伝えておく
- 627 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/24(木) 04:12:31.74 ID:6WeTw82c0
- 全て綺麗さっぱり吹っ切れたというわけではありませんが、大分持ち直した響さん
あるいはもしかすれば、再びタギツヒメと相対することになればまた状況は変わってくるかもしれませんが
今はそれより
翠「シェム・ハさんに此処のことがバレたら全ておじゃんですからね...もう当初の予定より随分長居してしまいましたし」
『翠』達と合流し次第、戻った方がいいかもです
此処には...響さんのところには友奈ちゃんも残ってくれますし、そこまでの心配はないでしょう
響「来てくれてありがとう翠ちゃん、皆にも伝えておいてね」
翠「どう致しまして...でも、そう思っているなら伝言じゃなく直接伝えたらどうですか?表で再開出来てから皆さんに」
席を立ち、帰り道の方角をちらりと見て
翠「此処に来た私達だけじゃありません、未来さんも他の皆さんも響さんのことを心配してます」
響「未来...皆...うん、絶対に戻るよ!」
響さんの笑顔に私も笑顔で返し、手を振りながらその場を後にしました
・・・
『翠』「長い!遅い!」
翠「まぁまぁ...あの調子なら、しばらくは...余程響さんの心を揺らす何かでも起きない限りは大丈夫だと思います」
私が戻るのを待ってくれていた『翠』達と合流し、私は無事響さんを説得出来たことを伝えます
反応は様々でしたが、最終的には全員が安堵のため息を付きました
千景「何にせよ本人の意識が改善されたのなら良かったわ、弱れば弱るほど精神は強い精神に飲み込まれやすい...憑依ものの定番だもの」
園子「異常な後ろ向きな思考、ネガティブな考え方になってること自体が他の精神からの影響を受けた結果とも考えられるから、それを弱められたのなら最悪の事態は避けられそうだね〜」
『夏菜』「世話が焼けます...」
夏菜「本当に、困ったものですね」
『翠』「それを君らが言うんかい」
千景「ブーメラン刺さってるわよ、『蒼井』さん『貴女』にも」
翠「全員なんだかんだ面倒くさい人達ということで」
芽吹「そうね貴女も含めてね」
友奈「あはは...とにかく私は響さんのところに行くね!またね〜!」
- 628 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/24(木) 04:13:21.88 ID:6WeTw82c0
- ・・・
翠《終わりました、フィーネさん身体のことありがとうございました》
フィーネ《そっちは無事会えたみたいね》
表での行動を交代してもらっていたフィーネさんにお礼を言い、私は表に戻ります
表の世界(刀使の世界やシンフォギアの世界等)で何か起きてる?安価下
(特になければ紫様等にここまでの経緯を説明したりします)
- 629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 11:03:04.05 ID:noJrPYOq0
- 刀使の世界は特に異変無し
シンフォギアの世界はまだ大丈夫、シェム・ハが荒魂の汚染と戦ってるとの事
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 21:34:43.53 ID:bD/wfnfpO
- XDU、まさかのTOSコラボって本当ですか?
安価は…未来さんがビッキーの無事をひたすら祈ってたり装置の改良を試みてたり
- 631 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/26(土) 05:22:25.76 ID:muAZ6EUa0
- 翠「っとっと...」
表に戻ってきて周りを見渡し、一先ず目に見えて何か変化が起きているわけではないことはわかりました
まぁ何かあったら交代するタイミングでフィーネさんが一言二言何かしら言いますよね
翠「まずは『翠』と夏菜さんを起こしに行って...」
・・・
既に私と同様に表に戻ってきていた『翠』と夏菜さんと合流し、それぞれがきちんと共通の深層世界に訪れていたことを確認します
それが終われば今度は、響さんのことやタギツヒメのことを相談する為紫様に会いに行くことにしました
翠「一応は立ち直った様子の響さん、ですがそれが虚勢でないとも限りませんし、紫様からならもしかしたら別の角度からの意見が聞けるかもしれませんからね」
夏菜「そういえば司令達には?」
『翠』「勝手に響さんに会いに行ったとか怒られそうだし乗り気になれない...とりあえず紫様だけでいいんじゃない?」
翠「響さんの無事を知らせる方を取るか、知らせてしまって緊張が緩んでしまわないよう敢えて確実に助けられる方法が見つかるまで黙っておくか...皆さんの様子次第にしておきましょう」
知らせるべきだとは思いますが、もしこれで皆さんが響さんの無事を少しでも疑っているならまだしも、絶対に無事だ、そうでなくとも絶対に助けると意気込んでいるはず
ならむしろその意気込みを維持してもらっていた方が...いえ、戦闘に支障をきたすほどに心配していたりする場合はすぐにでも知らせて安心させるべきではありますが
しかし具体的に助ける方法はまだ分からず、ぬか喜びになる可能性も...
- 632 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/26(土) 05:23:09.92 ID:muAZ6EUa0
- ・・・
紫「夢を介しての接触、深層世界...隠世のようなものか」
翠「ですね」
今ちょっと説明面倒になって適当に返してしまいましたが、まぁ考えてみれば可奈美ちゃんの夢の中の世界に見せかけた隠世も似たようなものだと思うのであながち間違いではないでしょう
紫「危険な真似、というのは百も承知であろうし、戦闘に立たせている私にお前達の行動に対しどうこう言うことは出来ない、そういった小言はそちらの大人に任せるとして...そうか、立花響は無事だったか」
『翠』「それに、タギツヒメも...まだ助かる見込みがあるっていうレベルの話だけど」
紫様はふむと頷き
紫「タギツヒメが...タギツヒメを形成していた荒魂が消失もとい変換を拒み神シェム・ハの影響下から逃れようとしているのは間違いないだろう、それはこちらも観測したことだ」
翠「観測...?」
紫「あくまで世界同士を繋げることはせず外側からの計測を用いてそちらの世界の観察を試みた結果だ、お前の身体を借りたというフィーネはその結果を読み取り『世界中の活動が停止こそされてはいるが変化も無く、シェム・ハは依然として荒魂の汚染と戦っている、次の段階に進めずにいる今ならまだ世界を取り戻すことは可能』と結論付けていた」
フィーネさんそういうの交代するときにこっちにも共有しておいてくださいよ!!!
ですがつまりそれはシェム・ハは私達の世界の生物の精神を掌握しながらも荒魂が邪魔をして肉体の改造にまで手が回っていないということ
- 633 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/26(土) 05:23:47.79 ID:muAZ6EUa0
- 紫「それからその観測者としての立場を保ちながら等の方法を模索しつつ装置の改良を進めてはいる、元からそういった改良を目指す予定ではあったがこれは小日向の強い要望だったか」
夏菜「小日向さん...」
聞けばやはり一番取り乱しているのは未来さんだそうで
あれやこれやと意見を出しながら慣れない技術班の手伝いをしようとしたりしたと思えば、最終的にひたすら響さんの無事を祈るしか無くなっているそうです
翠「未来さんには...伝えた方がいいでしょうか」
『翠』「冷静じゃないところに情報ぶつけて平気かな...静止を振り切ってシェム・ハさんを殴りにでも行ったら大変だよ」
ですね...
気が重くなっていると、紫様がそういえばと言葉を紡ぎました
紫「立花に伝えてほしい、仮にタギツヒメと分かり合えたのならとうの昔に私や篝、美奈都が説得している...立花が気に病む必要は無い、と」
翠「...はい」
やはり、対話による和解は不可能...そう紫様はとうの昔から身をもって知っています
タキリヒメ、イチキシマヒメのような特殊なことになっていればあるいは...ですが、タギツヒメにはその可能性は低いということでした
安価下
1 誰かと話す(記述)
2 イベント判定
3 その他(記述)
(翠「節子、それシンフォギアやない、シンフォニアや...あれ?」
女神「世界は救われる...彼女を失えば...このやり取り既視感が」
『翠』「XDのコラボは迷走しまくってやっと安定してきたように思えるね、やると思ってたよ!」)
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 11:12:07.82 ID:VcYyETb30
- 1 未来さん
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 23:29:32.18 ID:xKoHBwK1O
- 3、シェム・ハとの戦い方について作戦を考える
- 636 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/27(日) 02:15:41.85 ID:bYI5+kkA0
- 紫様からの伝言を貰い...と言ってもすぐにまた響さんに会いに深層世界に行くというのは今度こそシェム・ハさんに察知される危険性がある為出来ませんが...部屋を出て、次は何をするかを話し合いながら廊下を歩いていた私達
翠「響さん、それからタギツヒメには自力で抗ってもらうしかないとして...シェム・ハさんとどう戦うか...」
夏菜「腕輪が本体なら腕輪を外すなり壊すなりすれば良いんでしょうかね」
『翠』「確か赤嶺ちゃんも最悪破壊する予定だったんだっけ?」
翠「ですね...でもシェム・ハさんもそこは守りに来るでしょうし...」
それに腕輪...腕に付いているというのがネックです
そこを狙いに行ってこちらが掴まれれば、今度は響さんの『繋ぐ手』というアームドギアを利用してシェム・ハさんの支配を受けてしまうかもしれません
翠「どうしたものですかね...」
未来「戻ったんだね...翠ちゃん...」
翠「ひょわっ!?」
左肩に突然の気配、そこにあったのは超至近距離の未来さんの顔でした
思わず飛び退いて振り返ると、笑っている未来さんが立っています...いえ、目だけ笑ってませんね
『翠』《どうする翠、どう見ても未来さん限界だよ》
翠《だからこそ困るんですよ》
このままでも不味い気はしますが響さんの無事を知らせても不味い気がするという
コンマ下
奇数 バレる
偶数 バレない
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 02:25:27.96 ID:z0Wdy7dm0
- はい
- 638 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/27(日) 04:12:32.75 ID:bYI5+kkA0
- 未来「...気のせいだったかな?」
未来さんは的が外れたと言いたげな表情をしながら顔を傾けました
夏菜「な、何が?」
未来「3人から響の匂いがした気がしたんだけど」
翠「未来さんそういう人じゃなかったですよね!?」
未来さんもっと普通の...せいぜい元陸上部なだけの普通の人でしたよね!?性格もキャラも!
しかしまぁ、未来さんに何も言わずに響さんに会いに行っていたことがバレたら不味かったみたいです...
何話す?安価下
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 17:42:54.69 ID:TMCLdfFVO
- 汚染が進んでるであろう腕輪「だけ」に神獣鏡の光を当てられる自信はあるか聞いてみる
- 640 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/29(火) 00:56:01.16 ID:U2k5Xuac0
- 冗談か本気かはともかく、少なくとも取り乱し過ぎてロクに話も出来ない〜なんてことにはなっていなくて一安心
未来「それより翠ちゃんが意味もなく了子さんに身体を任せるとは思えない、『翠』ちゃんと夏菜ちゃんも休んでたよね...もしかして響を助ける方法、何か思い付いたの?」
いやこれバレるの時間の問題かもしれませんね!?
翠「えっと...じゃああの、未来さん」
未来「うん」
響さんの為なら何でもすると言わんばかりの未来さん
翠「響さん...いえ、シェム・ハさんと戦うことになったとして、神獣鏡の光を腕輪に...腕輪だけに当てられる自信はありますか?」
汚染が進んでいるであろう腕輪
恐らくシェム・ハさんの切り札であり弱点でもあると思われるそれの存在を少しでも揺るがせられれば、あるいは
自信コンマ下
(低い 00〜99 高い)
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 02:39:03.18 ID:vUm+6JoE0
- はい
- 642 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/30(水) 02:48:12.49 ID:+/Sr0VzD0
- 未来「腕輪だけに...に、2割...」
『翠』「えぇ...」
未来「あっえっと...ごめんね、もう少し...18%くらいかも」
翠「さらに減りましたが」
しかし仕方がないともいえます
未来さんの神獣鏡での戦い方はとりあえず大きいのをぶっぱか周り全方位を囲んでぶっぱです
精密な射撃のようなものはほとんどやってきていません
夏菜「小型のノイズくらいの大きさなら、皆さんを避けて撃ち抜くのはよくやっていますよね」
未来「うん、でもそれは勿論気を付けてるけど、皆も避けてくれるって信じられるから...」
まぁ見栄を張ったり責任感を感じたりなんかして大いに自信があると宣言されるよりは
むしろそれほど未来さんが真剣に響さんを助けることを考えている証拠です
『翠』《いっそ後でアスクレピる前提で響さんの腕ごと斬る...とかは?》
翠《私も考えましたけど色んな意味でどうなってしまうかわかりませんし、何より皆さんの倫理観的に最終手段にしておくべきでしょう》
『翠』《だよね》
私がシェム・ハさんに取り憑かれたりしたのであれば迷いなく腕ごと斬るか斬ってもらうのも全然有りですが
そして響さんも聞けばいいよとは言ってくれるとは思いますが...出来ることなら嫌な思いはもうしてもらいたくありません
安価下
1 イベント判定
2 その他(記述)
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/30(水) 03:03:56.34 ID:3H8FNZ+C0
- 2 前に見た黄金ビッキーをイミテーターで再現出来ないか試してみる
- 644 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/30(水) 04:09:48.79 ID:+/Sr0VzD0
- ひとまずクリスさんに稽古を付けてもらうと言って行ってしまった未来さん
こちらもこちらで私達なりにシェム・ハさんと正面からやり合える手立てがないか考えるとしましょうか
『翠』「逆に敵味方関係無しにこの人だったらシェム・ハさんと戦えるかもしれない、なんて人はいないかな?」
翠「とにかく強いキャラ...フィーネさん...ネフィリム・ノヴァ...キャロルちゃん...アダムさん...」
見事にラスボス級ばかり思い付いてしまいますね
フィーネさんは私の中で無理無理と首を振っていますが
夏菜「神の力で暴走したお二人も中々に厄介でしたけどね」
『翠』「その節はご迷惑を...でも仮にまた神の力を得られたとしても神に神擬きじゃ無理ゲーな気がする...やっぱり神殺しの概念かー」
しかし響さんのガングニールが使えたところで、概念、哲学兵装だけでは覆せないレベル差や実力差があるかもしれません
というのは推測に過ぎませんが、強くなければ近付くことすらという可能性は高いのも事実
何せ響さんのガングニールは拳...接近しなければ神殺しも発動出来ません
翠「イミテーターなら響さんのガングニールも出来ますが、それだけでは...イグナイト、あるいはエクスドライブまで再現した方が...」
『翠』「...金ピカの響さん」
思わずあっ...と思わず声を出してしまいます
- 645 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/30(水) 04:10:25.52 ID:+/Sr0VzD0
- 『翠』「樹海での戦いの中、大満開の友奈ちゃんと一緒にあの場に再現された響さんのいつかどこかの可能性...エクスドライブより優先されたってことは、少なくとも限定的な部分での数値はエクスドライブを超えてる...ってことにならない?」
翠「圧倒的な強さはすでにいつかの深層世界での試練で確認済み、確かに試す価値はあるかもしれないです」
あの金ピカ状態がどういったものなのか...輝け流星の如くなムテキの光る蕎麦なのか、それとももはや言葉は不要でその瞬間を味わうだけでいい魔王なのか、はたまた1000%なのかは実態を解析出来ていないのでわかりませんが
あの段階で神樹様があの場でエクスドライブより相応しい形態だと判断するくらいの実力があるのは確実です
『翠』「神樹様なら能力値諸々なら再アクセスして再現出来る、それをイミテーターに解析させて」
翠「模倣する...えぇ、やってみましょう!」
活躍は知らない、けれど存在は知っている響さんの金ピカフォーム
未知数なところは沢山ありますが、未知に手を伸ばし既知にしていくのはこれまでも何度もやってきたことです!
夏菜「は、話が進んでいく...ちょっ、2人とも待ってください!許可!先に許可取ってから〜!」
- 646 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/30(水) 04:11:13.18 ID:+/Sr0VzD0
- ・・・
「Stealer Imitator tron」
紫様にここなら使っていいと許可を貰った刀使用のシミュレーションルーム
私はイミテーターを纏い、園子ちゃんに念話を送ります
翠《以前再現してもらった金ピカ響さんの詳しい情報、お願いします》
園子《うん、わかったよ...くれぐれも気を付けて》
コンマ下
奇数 再現出来そうだけど
偶数 負荷が強過ぎる
ゾロ目 成功!
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/30(水) 11:06:40.27 ID:L6Afl1iF0
- 成功する確率が低いけどまぁ妥当な数値だな
- 648 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/01(木) 03:57:09.26 ID:u1FvW+P30
- 翠「ふぅ...」
データ受信、フィードバック、ギアに反映...
翠「コピー・金ピカガングニールッ!」
私の声に応えるように、イミテーターのギアの目元にある画面には解析結果のようなものが表示されていきます
《UNDER ANALYSIS》
《THE CORE IS GUNGNIR》
《DETECT MORE THAN ONE RELIC》
《MYSTERIOUS REACTION CONFIRMATION》
《ANALYSIS COMPLETED》
《ALCHEMIC GOLD》
翠「うっ...くっ...」
いつもとは異なり、非常に解析までの時間がかかっていた今回の模倣
その間ギアは熱を発し、それに当てられ周りの水分が蒸発して水蒸気が発生するほどで
勿論それを纏っている私もかなりの熱さを感じていましたが、デュランダルを模倣した時に比べればなんてことありません
翠「!」
その時、イミテーターが響さんのガングニールを模倣した姿、更に形状こそガングニールから変わらないもののいつかの虹色のオーラを携えた銀色のギアに
そして
翠「出来た...」
そのオーラを全て跳ね除けるかのような内側からの激しい光の後、ギアは黄金に輝いていました
翠「これが金ピカガングニール...あ、あれ?」
《EMERGENCY CANCELLATION》
しかしその輝きは一瞬のものでしかなく
まるでメッキが剥がれるようにパラパラと黄金が取れていき、遂に普通のガングニールを模倣した姿に戻ってしまいます
- 649 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/01(木) 03:58:05.66 ID:u1FvW+P30
- 『翠』『何事!?なんで戻ってんの!』
私の様子をモニタールームで見ていた『翠』から声がかかりますが、それはこっちが聞きたいくらいでした
翠「元々が短時間しか運用出来ないのか、それともイミテーターでも完全な再現が難しい...?」
過剰な疲労もなくイミテーターのギア自体も問題なく動かせているので、何らかの負荷がかかってしまったわけではなさそうですが
そもそも本来がどういった経緯で誕生した姿なのか...文字通り理屈では説明出来ない奇跡や、決して人類が辿り着けない超高次元の技術によるものだったとしたらイミテーターが白旗を上げることもあるのかもしれません
しかし神樹様には完全な再現が可能なこと、その神樹様が作った勇者システムを反映させることがシンフォギアに可能なことから、ある程度までのトンデモならイミテーターに出来ないことはないと思うんですが
翠「金ピカガングニール...それが生まれた経緯だけでも知れれば何かわかるかもしれませんが...流石に平行世界の事情をポンポンと知ることは出来ませんし」
安価下
1 再チャレンジ
2 もう少し何かする(記述)
3 イベント判定
- 650 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/10/01(木) 07:39:44.47 ID:RSDkmbpI0
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 09:40:03.19 ID:iVLjlag20
- 2 シェム・ハの気力やスタミナを消耗させる方法を考えてみる
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 20:33:16.43 ID:nvOyojOOO
- 2 、とりあえずエルフナインに相談
- 653 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/03(土) 04:32:49.34 ID:5nG4TY2D0
- ・・・
響さんの金ピカガングニール
それ自体はイミテーターで解析も再現も可能でした
が、それは十分に持続させることが出来ないという新たな問題も出てきてしまって
これまでイミテーターはノイズやアルカノイズ、ファウストローブ、心象変化ギア等多岐に渡って模倣が可能だったのでかなりの衝撃です
翠「あ、いえ、出来ないことがないわけでもありませんでしたね...イグナイトモジュールの搭載とか」
ニーベルングとの拒絶反応...というより、他の聖遺物を組み込むことがダメなんでしょうか
もっとも『イグナイト状態のギア』を模倣することは可能ですしそれはそこまで問題はありませんけど
翠「何にしても金ピカに関してはもう少し詳しく調べないといけませんね」
イミテーターの解析結果を後で確認しますか...
エルフナイン『さっきの光は一体!?何をしているんですか!』
夏菜『あ、エルフナインさん』
その時、モニタールームにエルフナインちゃんが駆け込んで来ました
金ピカガングニールを模倣した時の光がどうやら部屋の外まで漏れていたようです
『翠』《丁度いいしエルフナインちゃんにも意見聞いてみる?金ピカのこととか他の手立てとか》
翠《ですね、そっちに行きますね》
金ピカも不安定なことがわかった以上、シェム・ハさんに対抗する手立て...倒すまで行かずとも気力を削ったりスタミナを消耗させられるような案はやはり欲しいところです
コンマ下1
奇数 問題発生
偶数 まだ大丈夫
エルフナインちゃんの意見安価下2以降
(コンマ下1が偶数の場合のみ採用)
- 654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 08:42:07.74 ID:nP0y/+rb0
- あ
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 18:00:26.53 ID:ZSZn3q1o0
- 錬金術(だっけ?)が関わってる事、複数のシンフォギアの力が必要かもしれない的な推測が出る
- 656 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/05(月) 04:13:42.48 ID:7vQqDCeU0
- イミテーターのギアからエルフナインちゃんのタブレットにデータを送り、より詳しい解析が行われました
といっても元はあくまでイミテーターが対象を模倣する為の解析...それも実物や記憶どころか神界や霊界に近いような所からのものをタブレットでも見られるように形式を無理矢理変えたものなので、全部が全部わかるようになるわけではありませんが
エルフナイン「これは...」
『翠』「何か分かったの!?」
エルフナインちゃんは画面いっぱいに並ぶ文字の羅列のいくつかにマーカーを使い、画面をこちらに向けながらその強調したい箇所を指差しました
エルフナイン「ガングニールの模倣という話でしたが、まずここ...その形態には錬金術が関わっていると書いてあります」
翠「錬金術...ファウストローブってことですか?」
エルフナイン「いえ、形態そのものに何らかの術式が加えられている...という方が正しいかもしれません、単なる付与か形態変化に必要不可欠なプロセスに組み込まれているのかまではわかりませんが」
錬金術...ならあの金ピカの響さんは錬金術師の道を選んだ響さん?
いえ、ファウストローブでないならシンフォギア装者ではあるはず、なら私のように装者でありながら錬金術を使えるようになっているとか
夏菜「誰かに術式をかけてもらった...とか、ですかね?」
!
あぁ、確かに響さんであればどこかにキャロルちゃんやサンジェルマンさん達のような錬金術師と手を取り合う並行世界があっても不思議ではありません
- 657 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/05(月) 04:14:11.52 ID:7vQqDCeU0
- エルフナイン「それから、ここです...ガングニールの他に複数の聖遺物、それもシンフォギアのアウフヴァッヘン波形にとても近いものが検知されています」
『翠』「複数...同時併用みたいなこと?」
エルフナイン「あくまで核となっている反応はガングニールです、ですが計測間違いとはとても思えないほどにはっきりと別物になっている...いえ、別物が重なっている箇所があるんです、どうやらそちらは途中経過で薄れてしまいその詳細までは残っていないようですが」
ますます謎になっていく金ピカガングニール
あるいは途中経過というのがあの虹色のオーラを纏う銀色のギアなのかもしれません
複数のギアのアウフヴァッヘン波形というのと虹色のオーラ...揃ってしまえば無関係とは思えませんし
エルフナイン「もしかしたら模倣の改善には、その錬金術や複数のギアの力が必要かもしれません」
翠「術式の解析は出来そうですか?」
コンマ下
奇数 恐らく『黄金錬成』
偶数 見当も付かないし不可能
- 658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 08:03:23.88 ID:F+txnglx0
- アドセンスクリックお願いします
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 09:58:41.96 ID:Kz7XlPNt0
- ゾロ目だけどボーナス無しかな…
- 660 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/07(水) 05:20:44.36 ID:QDkZe3uH0
- undefined
- 661 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/07(水) 11:52:16.63 ID:QDkZe3uH0
- エルフナイン「すみません...恐らく現段階でのこれ以上の解析は不可能です...キャロルが僕に転写した錬金術の知識の中にはこれらのデータが何を示しているのかがわかるようなものもありません...」
エルフナインちゃんが生まれた段階で持たされている知識はチフォージュ・シャトー建設に関わるもののみ
勿論S.O.N.G.に所属してからはそれ以外の錬金術も時間がある時に勉強しているらしいですが、その中にもこの金ピカガングニールの正体を解き明かせるものは無かったようです
『翠』「翠も見当の一つや二つ付かないの?一応は錬金術師...見習い?みたいなものでしょ?」
翠「付いていたらとっくに検証段階ですよ、でも...」
錬金術の基本は分解、解析、再構築
それに則って調べればまた結果は変わってくるかもしれませんが、流石に金ピカガングニールやそれを模倣した状態のイミテーターを分解するわけにはいきません
分解してギアや逆に私自身が手遅れになった〜なんてことになれば、普通の時ならともかく今は戦力的に問題になります
『翠』「なら、いざ使うとしたら『私』と翠とで交互に模倣するとか」
夏菜「どこぞの光の巨人ではありませんが、模倣が強制解除されてしまうようなものを連続して模倣したらお二人やイミテーターが耐えられるとは思えません、それに3分どころか30秒も保ててませんでしたよね?」
翠「やるとしても1人1回か2回ずつくらいが限度...と考えておくべきでしょうか」
ギアが熱暴走を起こす、なんてことは考え難いですが、念のため時間を置く必要はあるでしょう
イミテーターを休ませている間は別のギアで時間稼ぎ...複数のギアを持つ私達ならではの戦い方としてはこの辺がベストでしょうか
- 662 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/07(水) 11:53:06.27 ID:QDkZe3uH0
- 体力の問題もありますが、勇者ギアの『切り札』を多用したりしなければ多少は...あぁ、となると『切り札』もおいそれと使えなくなります...強力な力はどれもこれもバカスカ使えないのが痛いです
エルフナイン「あの...」
その時、一度は不可能と言いつつも諦めず賢明にタブレットを操作していたエルフナインちゃんがふと顔を上げ
エルフナイン「ずっと気になっていたんですが、この金のガングニールはいつどこでどのように知り得た形態なんですか?」
安価下
1 正直にゆゆゆ世界云々のことを話す
2 夢で見た的な
3 それは言えない
4 その他(記述)
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 22:31:40.78 ID:UH5/1tqw0
- 4 他言無用の約束をしてから1
- 664 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/08(木) 05:25:45.05 ID:3/Z7vC0I0
- 私達は3人揃って声を詰まらせてしまいます
ただでさえ行ったことも認知したこともない平行世界の存在していることだけがわかっている形態だというのに、さらにそれを知り得た経緯を説明するには私達...正確には私と『翠』とAIさん(あと響さんも思い出したかもしれません)だけが保持している記憶のことを話さなければいけません
無かったことになった歴史、記録、記憶...そうするしかなく、また、人の記憶に残れば残るほどその無かったことになったという結果そのものが再び覆されてしまう危険性もあるわけで
翠「えっと...それは...」
ですが、あるいはエルフナインちゃんに話すことで何かわかるかもしれません
もしくは気付いていなかったことに気付けるかも
翠「...エルフナインちゃん、これから話すことは他言無用でお願いします」
夏菜「翠さん...」
『翠』「翠いいの!?」
翠「えぇ、多分」
少し待ってみましたが園子ちゃん達が止めてくる様子もありませんし、大丈夫でしょう
エルフナイン「わかりました...誰にも話しません!」
翠「くれぐれも、誰にも、です...」
私は、エルフナインちゃんに正直に全てを話しました
シンフォギアの世界とは大きく異なる歴史を持つ平行世界(ゆゆゆの世界)に私だけが呼ばれたこと、二つの世界が交わったこと、そこでその平行世界の神様...神樹様によって再現されたものこそが金ピカのガングニールだったこと等
- 665 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/08(木) 05:26:47.79 ID:3/Z7vC0I0
- undefined
- 666 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/08(木) 05:27:25.56 ID:3/Z7vC0I0
- 翠「これらは全て歴史から、記録から消え、そもそも起こらなかった出来事として世界に修正されたことです...もっとも私と『翠』以外の装者や勇者の記憶は封印に留まり、響さんのように何らかの切っ掛けがあれば戻ってしまうようですが」
『翠』「認識されなければ存在しないのと同じで、認識されれば存在してしまう...数が増えれば増えるだけ、だからこの消えた出来事はあまり多くの人の記憶に残っちゃいけないことなんだよ」
AI『私は優秀なので神様だろうと簡単に大事なところまで届かせたりしませんけどね〜』
エルフナインちゃんは一通り話を聞き、緊張が解けたというように溜め息をつきます
エルフナイン「記録に存在しない形態の出所を聞いただけのつもりが、まさか他の謎にも繋がっていたなんて」
『翠』「他?あと何かあったっけ」
エルフナイン「まさしく『翠』さんのことです...突然現れたもう1人の翠さんの存在に、差出人不明の花草...そのどちらも出自に関する調査がことごとく失敗、いえ、むしろ調査のしようがないほど何も出てこなかった...それもそのはずです、無から有をとは少し違いますが、別の世界の神によるものだったなら僕達にそれを正確に暴くことは出来ませんから」
- 667 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/08(木) 05:27:55.76 ID:3/Z7vC0I0
- 翠「そういえば『翠』と別々になったのもそのタイミングでしたね...」
そう思うと金ピカガングニールを初めて見たのも随分前のように感じます
まぁそれだけ経ってもまだほとんどその概要も掴めてないんですが
エルフナイン「無数に存在する平行世界から選ばれた可能性の姿...しかしそうなるとその平行世界を探し当てられでもしない限りは」
夏菜「砂漠でたった一つの砂粒を見つけるのより難しいでしょうね、それに平行世界が可能性の数だけあるのなら見つけられた世界と見つけられなかった世界が発生するはず」
翠「それを言い出したら終わりですよ」
結局今の私達にこれ以上金ピカガングニールの詳しいことを調べる方法はありません
こうしている間にも、響さんやタギツヒメはシェム・ハさんに完全に支配されてしまわないように抗っているというのに...
シェム・ハさんコンマ下1
タギツヒメさんコンマ下2
響さんコンマ下3
友奈ちゃんコンマ下4
(響さんと友奈ちゃんは仲間なので合計値でシェム・ハさんタギツヒメさんと競います(つまり三つ巴です))
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります(響さん友奈ちゃんは合計値))
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け状態です)
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 14:56:53.19 ID:1A+912Mk0
- はい
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 14:59:03.67 ID:TG279Gro0
- d
- 670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 15:02:00.70 ID:hh3VjJsBO
- 大きい数字来い!
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 19:52:47.92 ID:1A+912Mk0
- 勝ち確かな?
- 672 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/10(土) 02:25:19.04 ID:44cqnfIF0
- ***
19
67
70+92=162
19>67>162
YOU WIN!
***
エルフナイン「あれ?この通知は...はっ!み、皆さん!」
突如エルフナインちゃんのタブレットに何かの通知が届くのとほぼ同時に、私達は召集をかけられました
集まったのはいつも通り装者を始めとしたシンフォギア世界の面々、私達と関わった刀使の皆さん、それに赤嶺ちゃん
紫「集まってもらってすぐで悪いが、本題から入らせてもらう」
召集をかけた張本人である紫様は早速集めた理由を話し始めました
紫「あれから一定の距離を保ちつつ観測を続けていたお前達の世界が、活動を再開した」
その内容は予想を遥かに超えて衝撃的なものでした
弦十郎「何だとっ!」
エルフナイン「僕の方にも先程観測結果が送られてきました、神シェム・ハの支配により停止していた世界が活動を再開し始めたと、それも元通りのままで」
クリス「そいつぁつまり、神様が諦めて尻尾巻いて逃げたってことか!?」
- 673 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/10(土) 02:25:48.57 ID:44cqnfIF0
- シェム・ハさんが支配を完全なものとしたのなら、世界が動き出したとしてもそれは地球上の生命体の改造が始められるということ
その様子がないということはシェム・ハさんが支配権を放棄したということか、もしくは
翠「タギツヒメか響さんのどちらかがシェム・ハさんの意識を上回り、世界の支配を解いた...ということでしょうか」
響さん...友奈ちゃん...お二人がきっと勝ったんですよね...?
弦十郎「本部からの通信は!」
緒川「まだありません、恐らくあちらも混乱しているのかと」
友里「指揮を取れる人間がまとめてこちらに来てしまっていますから、現場判断ではすぐにというのは」
安価下
1 何人かシンフォギア世界に様子見に行かせる
2 本部からの連絡を待つ
3 多分行ける気がする!シンフォギア世界メンバー全員帰投
4 その他(記述)
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 02:47:39.08 ID:3KvOlqY90
- 4 とりあえず本部に繋いでみる
少しでも危ないと思ったらすぐに通信を遮断
- 675 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/11(日) 03:49:18.43 ID:rlw2bBex0
- シェム・ハさんの支配が何らかの理由で中断されたのか、あえて支配を止めることでこちらの接触を誘っているのか
しかしどちらだったとしても、あちらの世界の更なる動きを待っていられるほど余裕があるわけでもありません
むしろ後者であったなら次に何かあった時は手遅れということ...
弦十郎「万全の態勢の上で、本部との通信を試みたいと思う、手を貸してもらえるだろうか」
紫「あぁ、勿論だ」
なんていう答えのわかりきった形式上のやりとりがあったりして
本部以外にはこの世界の他のどのネットワークにも繋がっていない独自のネットワークを用意したり、仮にシェム・ハさんの支配が直接誰かに移ってしまいそうになった時ように私や『翠』が響さんの普通のガングニール...すなわち神殺しを模倣したイミテーターで構えたり
藤尭「準備出来ました」
弦十郎「よし、始めてくれ」
そして遂に、通信が開始しました
コンマ下
奇数 繋がった!
偶数 繋がらない
ゾロ目 ???
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 10:09:38.51 ID:riLzx6FM0
- はい
- 677 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/13(火) 00:12:41.44 ID:DzTL+hyv0
- ・・・
結論から言うと、通信は滞りなく行われました
長時間支配され意識そのものの時間を止められていたからかすぐに普段通り身体を動かすというのは難しく、若干の鈍りのようなものはあったようですが
それでも支配から解かれてから通信を試みたこの間にただの人の身で感覚を取り戻せているのは伊達にS.O.N.G.に勤めているわけではないのだろうというのはフィーネさんの意見です
友里「支配されていた間の記憶はなく、体感としては一瞬の間に何時間も経っていた、と...どうやら世界規模で混乱が起こっているようです」
昼だったはずが夜に、夜だったはずが昼に...当然時計の針はシェム・ハさんが人類、いえ全生物を支配していた間も進んでいますから、空がおかしくなったのではなく自分達が止まっていたのだと気付くのにそう時間はかからないかもしれません
それを正しく認識出来るのかは別として
未来「響!響はどうなったのっ!?」
友里「今その確認もしてもらってるわ、最後にシェム・ハに乗っ取られた響ちゃんが確認された場所にはもういないみたいだけれど...」
コンマ下
奇数 繭
偶数 巨人
ゾロ目 神
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:39:20.40 ID:SVC8qSTZ0
- あ
- 679 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/13(火) 02:42:16.09 ID:DzTL+hyv0
- その時、通信先がより一層慌ただしくなりました
遠くで出された指示が漏れて聞こえてくるほど大声になり、バタバタと忙しなく走り回る足音も多く聞こえます
弦十郎「どうしたッ!そっちで何が起きたッ!」
ししょーが呼び掛けると、通信先の職員さんは叫びました
『巨人が...街に、巨人がッ!』
それと同時に本部から送られてきた画像ファイル
開いてみると、そこには確かに街に佇む一体の巨人の姿があります
白にオレンジラインが走る女性型の巨人が...
安価下
1 変化があるまで待機命令
2 シンフォギア世界に戻る
3 その他(記述)
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 02:53:48.93 ID:7p4tWK4a0
- 1で
記念品の山桜に声をかけてみる?
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 03:33:51.89 ID:4qdTywIDO
- 3、万が一に備えてS装備も最低限の調整を行なおう
- 682 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/14(水) 03:33:02.00 ID:a7HyO7zN0
- 弦十郎「巨人...だとぉ!?」
それはまさしく巨人
それもヒロイックな見た目で、これが新しいウルトラマn...もとい、ウーマンと言われても納得してしまいそうです
翠「ここに来てまさかの新勢力?いえ、ですがあのカラーリング...」
『翠』「神の力と依代足り得る人間が揃ってて、そこに現れた巨人...どうにも聞いたことがあるようだけど」
えぇ、かつてアダムさんやティキちゃんとの戦いの最中、神の力によって私と『翠』が変貌した姿もまた
未来「これが...響...?」
状況からの判断になってしまいますが、そういうことなのでしょう
フィーネ《恐らくは響ちゃん自らフィーネに、あるいはタギツヒメ諸共自身と繋ぎ、その上で主導権を奪い返して世界中の支配を解いた...けれど意識は取り戻せてもそこに存在する『神の力』は響ちゃんに制御出来るようなものではなかった...他者との支配という名の繋がりを絶った結果響ちゃんの身体は自己完結し『神の力』もまた行き場を失い、ガングニールがそれを引き受けたのがあの巨人なのでしょうね...まぁ貴女達の時と大体同じよ》
翠《シェム・ハさんやタギツヒメの仕業、ではないと》
フィーネ《わざとというのなら不可能ではないでしょうけど、生憎シェム・ハの柄でもない...タギツヒメとやらも観察していた限りは仮に力を受け入れ切れずとも自己完結するメリットは少ないと思うわ、それこそ隠世の門とやらを開くことに使おうとするはず》
つまり、十中八九あの巨人は響さんが袋小路に迷い込んだ結果のようですね
幸い暴れることもなくただ佇んでいるだけですが、人間というのはただそこにあるだけで意識してしまうもの
いつどの機関から攻撃命令が下ってしまうかわかりません
そういえば私達の時も反応ミサイルだかが飛んできてましたし
- 683 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/14(水) 03:33:30.36 ID:a7HyO7zN0
- 翼「翠の時は外部からの攻撃を認識し、反撃をしていた...もし今回も同じなら余計な手出しは危険だ」
マリア「でも一度は仲間を取り戻せている私達よ、全くの無策というわけでもないわっ!」
弦十郎「ひとまずは手を出すなッ!手を出させるなッ!中に響くんがいる可能性がある、変化があるまで待機を続けるんだッ!」
本部の職員さん達に、そして私達に向けてししょーは待機命令を出しました
未来さんはやはり気が気でないようですが
エレン「念の為、万が一に備えてS装備も最低限の調整を頼んでくるデス!」
紫「頼む、お前達も身体を休めておけ、次の相手は倒せばいいだけの敵ではないようだ」
あの巨人を見ても、誰が言い出すわけでもなく、自然と誰もが響さんを救い出す方向で考えて動いてくれる
それはとっても嬉しいなって
『翠』《友奈ちゃんの所に行って状況確認出来ないかな》
翠《乗り込む...のは今度は危険度桁違いな気もしますが、とりあえず声をかけるくらいなら》
・・・
私と『翠』は記念の花、山桜が保管してある部屋までやってきました
コンマ下1
奇数 通じる
偶数 通じない
友奈ちゃんとの会話内容安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 03:36:50.93 ID:anXNfpPv0
- どうかな
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 15:53:42.78 ID:cP4nbJfbO
- 荒魂の汚染をシェム・ハが抑えきれなくなったり、隙を見てビッキーが世界を元に戻したり…とか?
- 686 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/16(金) 05:19:32.42 ID:t9I6q54c0
- 翠《友奈ちゃん、聞こえますか?》
友奈《はい、聞こえてますよ翠先輩!》
世界を隔てている為普段園子ちゃん達と話す時よりは声が遠いように思えますが、問題ないレベルで念話は通じています
翠《本題から入りますけど、そっちにいる巨人って響さん、でいいんですよね?》
友奈《そうなんです!どうしましょう翠先輩っ》
翠《んん゛っ》
友奈《?》
翠《い、いえ何でも...》
まぁやはりあの巨人は響さんだったということで
もしそうではなく、暴走したエネルギーの塊だった〜とかなら倒す方向で作戦を立てられたんですがこれはもう言っても仕方ありません
翠《それで、どうしてこんなことに》
大方のことはフィーネさんが推測していましたが
友奈《えっと...タギツヒメなのかな、もやもや〜っとしたのが強くなって、あの神様がぐぐぐ〜ってなって》
多分...タギツヒメの残滓、荒魂としての穢れによる汚染をタギツヒメが抑え切れなくなって
友奈《そこに響さんと一緒にやぁーっ!って突っ込んでいって、響さんが皆を元に戻そうとして》
隙を見て響さんと友奈ちゃんが身体の主導権を奪い返し、支配を解いて
友奈《そうしたら...》
翠《こうなった、ということですか》
大体は予想通りでしたが、果てさてここからどうしたものか
友奈ちゃんが特に言及しないということは響さんを救える可能性が0になるような事態にはまだなっていない、と思いたいところですが
安価下
1 もう少し話す(記述)
2 その他(記述)
3 イベント判定
(1日遅れのセレナさん誕生日ボイス
翠「セレナさんお誕生日おめでとうございます!...で、プリンになってみたいというので依代に出来そうなプリン作ってみましたが...使い終わったらこのプリンどうしましょう、食べたくはないし誰かに食べてほしくもない...へ?作り方!?そ、それは私の尊厳に関わるのでダメです!秘密です!」
『翠』「セレナさんへのプレゼント...やっぱりマリアさん関連とかプリン関連のが良いのかな?でも他の皆と被りそうだし...はっ!マリアさん型プリン!?」)
- 687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 11:39:33.88 ID:zy3LXN1o0
- 1 シェム・ハはもう何も出来ないのか聞いてみよう
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 22:45:06.17 ID:wd9We8I2O
- 1で「そちらの世界で他に何か異変は起こっていますか?」
- 689 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/18(日) 03:32:43.90 ID:bjo8IrI00
- とにかく、なるべく急いで事態の収束を試みるとはいえ、時間的猶予がどれくらいあるのかも知っておきたいところです
一刻の猶予もないのなら作戦なんて立てていられる余裕もなくなります
翠《友奈ちゃん、シェム・ハさんは今、もう何も出来ないような状態になっていますか?それとそちらの世界で他に何か異変は起きていますか?》
シェム・ハさんの様子コンマ下1
奇数 わからない
偶数 現状動けないはず
異変コンマ下2
奇数 あり
偶数 なし
どんな異変?安価下3以降
(コンマ下2が奇数の場合のみ採用)
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 03:35:49.45 ID:lRMhKH7f0
- どっちが良い方に動くかな
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 10:37:13.05 ID:zVcIIY27O
- はい
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 16:13:54.01 ID:lRMhKH7f0
- 巨人の周りの時空が少し変になってるらしい
- 693 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/19(月) 05:23:25.44 ID:LYKYf3c90
- 友奈《あの神様はわからないです...居なくなってはないと思うけど、すぅって見えなくなっちゃって》
見えなくなった...消滅や成仏でないとしたら、荒魂の侵食による疲労から存在を一時的に保てなくなったとか?
いえ、わざと姿を消している可能性も大いにあります、何せ相手は神様ですから
友奈《それと異変...実はさっきから周り...私達のというか、おっきくなった響さんの周りがぐにゃぐにゃ〜ってなってて》
翠《ぐにゃぐにゃ?》
友奈《少し変っていうか、景色も音もぐわんぐわんっていうか、びやおぉ〜んって感じなんです!》
何ですかその平成の世に悪と戦ったNOライダーみたいな...
園子《ヒビトラマンの周りの時空が不安定になってるようなんよ》
友奈《園ちゃん!》
園子ちゃん!?友奈ちゃんの花に園子ちゃんの花含まれてませんけど入ってこられたんですか!?
園子《遠いけど繋がってるからね〜...それよりゆーゆ、りんりん、その時空の不安定さは危険なんよ》
翠《具体的には?》
園子《『何が起きても不思議じゃない』が『何が起きるかわからない』になったかもしれないんよ》
何か起きるのは確定ってことですか...
歪みレベルコンマ下
01〜25 当たり判定がズレる
26〜75 無かったことになるダメージ(常に平行世界とリンク)
76〜98 あらゆる過去も未来も平行世界も交わる世界の終わり
ゾロ目 宇宙の法則にすら支配されない
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 08:41:41.78 ID:U7ekxFbK0
- あ
- 695 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/20(火) 03:18:24.37 ID:Ym+jkLkx0
- 園子《こうしてゆーゆを通じて状況を確かめられるのもいつまで出来るかわからない、本体がその周りごと別の時空に飛んでしまえば行方も...》
しかし逆にこちらから近付いても、響さんのところに到達する前に何処かへ飛ばされてしまうかもしれない、と
友奈《勇者部五箇条ひとーつ!なせば大抵なんとかなーる!だよ、園ちゃん!翠先輩!》
翠《...えぇ、そうですね、何もしない事が一番ダメなことです》
園子《うん、ゆーゆの言う通りなんよ、希望は捨てちゃいけない...なるべく諦めない!》
コンマ下1
奇数 巨人に動きあり
偶数 巨人変わらず
どんな変化?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)
- 696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 03:32:43.46 ID:YxtS260P0
- はいよ
- 697 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/21(水) 02:15:09.17 ID:uMI40K5U0
- 友奈ちゃんとの念話を終えてからも、変わらず巨人の響さんはただ佇むだけでした
暴走やらなんやらで暴れられるよりは全然良いんですけど...
『翠』「手を出したら反撃する、手を出さなくても周りに影響が出る...放っておけないって点だけならどこぞの完全生命体より厄介なことになったね」
翠「あぁなってしまった時、自分が何者なのかも思い出せなくなってしまうことを私達は知っています、そして外の声が届かないなんて事も決してないということも」
今は私と『翠』が巨人になった際に使ったというAnti_LiNKERをエルフナインちゃんが準備してくれています
それを打ち込めばガングニールのギアが解除され、響さんもまた神の力から解放されるはずだ、という話ですが...
安価下
1 Anti_LiNKER準備出来次第ヒビトラマンの元へGO
2 待ってられない!近くまで様子見に行く
3 その他(記述)
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 02:29:28.19 ID:hcbJvQj70
- 3 Anti_LiNKERが出来るまでにシェム・ハの腕輪の破壊方法を改めて考えてみる
- 699 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/23(金) 00:19:50.27 ID:2YqqcV2y0
- 例えガングニールのギアが解除されたとして、シェム・ハさんを響さんから追い出せなければ響さんは取り戻せません
そしてその為には恐らくあの黄金の腕輪をどうにかしなければいけない、逆に言えばあの黄金の腕輪さえどうにか出来れば一先ず...というのがフィーネさんも太鼓判を押した私達の共通見解でした
元々赤嶺ちゃんの目的もそれでしたから、当然といえば当然です
ということで、集まった私達はエルフナインちゃんと元の世界の方にいるS.O.N.G.職員の皆さんの準備が整うまでの間、シェム・ハさんの腕輪を如何にして破壊するかを改めて考えてみることにしたわけですが...
翠「赤嶺ちゃんは装者に協力を依頼するつもりだった、ということは赤嶺ちゃんだけで破壊するのは不可能...マリアさんと未来さんのビームではビクともせず...」
マリア「より圧倒的な物量をぶつけるか、あるいは」
聖遺物殺しの光が通じないとなると、オカルトな方向性で可能性があるのはやはり神殺し...ですが腕輪にせよシェム・ハさんにせよ、もしそれが効いたとして依り代となっている響さんまで殺してしまわないかはわかりません
そもそも『神殺し』が物理的に強制成仏のようなものならフォークでの蘇生が出来たかもしれませんが、『神の力』の効果を無効化するということは概念的な死...つまり存在そのものに干渉するもの...
翼「神を宿した者をそのまま神と崇めるならば、シェム・ハを封じた腕輪もシェム・ハに取り憑かれた立花も等しく神...」
夏菜「一度巨人という形で完全に一つの生物の形を取ったことも相まって、その認識はより強固なものになっていると思います」
『翠』「早い話、神殺しの力は選択肢から外すってことだね」
友奈(赤嶺)「おまけに前回と違って今回は神様本人...本柱?が積極的にその腕輪を守ろうとしてくる、厄介なことこの上ないね」
破壊方法案安価下
(女神「神殺し...その拳は呪いの積層、神すらも殺して殺す2000年の誰かの想い」)
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 03:01:51.24 ID:v3irb9Tl0
- 荒魂の汚染により腕輪の強度に影響が出ている可能性があると見て…強力な衝撃を与える、若しくはもっと汚染を進めるとかどうだろう
- 701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 21:57:23.50 ID:yvgABmusO
- エネルギー源となっている荒魂を何とかするか、はたまたタギツヒメごとシェム・ハを祓うか
- 702 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/10/26(月) 03:42:15.55 ID:R8WbCYQv0
- 夏菜「シェム・ハという存在の物理的な耐久性に関して、というよりその耐久性を下げる方法に関して検討がつかないなら、そこに一体となっているタギツヒメ側から崩す...というのはどうでしょう」
今のシェム・ハさんは神でありながら荒魂の一面も持つ、腕輪もまた神を封じた物でありながら荒魂を封じた物と解釈出来る...ということでしょうか
翼「荒魂...いや、タギツヒメに、それそのものの魂を封じた物の耐久性を下げるといった効果はあるのだろうか」
紫「断言は出来ない、タギツヒメに限らず荒魂が物や人の中に留まるということ自体が稀だ、祀る際も封じるというより無力なサイズまで分けてから囲うやり方だ...この約20年タギツヒメを宿し続けた私は身体の成長が止まり、逆にノロを撃ち続けた親衛隊...元親衛隊の彼女達は一体化が進み取り除くのが困難になりはしたとはいえ、元々病を抱えていた燕結芽以外は目に見えた変化はない」
クリス「1から100まで前例無しか...けど突ける隙はそこしかねえんだ、せめて壊せる可能性がありそうな方法をとことん突き詰めるしかねえ」
切歌「混ざれば混ざるほど荒魂に近付くなら、もっとタギツヒメに頑張ってもらって腕輪を完全に荒魂にして普段通りのやり方で倒してもらうのはどうデスか?」
調「切ちゃん、その場合響さんに影響が出ないように腕輪にだけ影響を出させるには?」
切歌「むむむ...」
翠《何にしても、それこそ腕輪の強度に変化があるのかどうかにしてもデータが不足し過ぎです、ならいっそ腕輪を害の無い物にしてしまう...シェム・ハさんの魂そのものを完全にどうにかする、というのはどうでしょう》
『翠』《響さんにはあんな話したのに、それだとタギツヒメごとさよならしない?》
翠《だからこうして念話でこっそり相談してるんです、上手くいったとしてそこをどう響さんに納得してもらうか...》
Anti_LiNKERコンマ下
奇数 準備完了
偶数 まだかかりそうですかね
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