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【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MDR」
- 338 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/04(土) 03:35:40.40 ID:56tjmSDh0
- undefined
- 339 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/04(土) 03:36:15.04 ID:56tjmSDh0
- ・・・
夏菜さんの寝かされている医務室を後にした私は、何処に行く用事も誰と会う用事も急を要するものはなく
また食堂の端の席に戻ってきていました
適度に周りに人が少なく静かにしていられる場所という条件だとこの施設ではここが一番合いますからね
翠「与えられてる部屋...でもいいんですが」
S.O.N.G.の本部と違い空き部屋の数にそれほど余裕もなく、加えて訪れた私達は大人数
必然的に相部屋...というか少し広めの部屋に装者メンバー全員一緒に、という状況です
それ自体に不満は全くありませんが、考え事をしたいときにはあまりいい環境とは言えません
翠「はぁ...」
幸せが逃げると寿々花さんには咎められてしまいましたが、心の中にあるモヤモヤのような、灰汁のような濁った何かを吐き出すにはやはりこうなってしまいます
夏菜さんの身体には、生身の部分にも機械の部分にも異常は見られませんでした
それは私も、ここにいる誰も突き止められない何かがあるのか、精神が目覚めることを拒否しているのか
翠「...私がどうすれば、応えてくれるんですか」
前者であったなら、私が何者になればそれを発見出来るのか
後者であったなら、私が何て呼び掛ければ戻ってきてくれるのか
翠「それとも、どちらも私には...」
私では夏菜さん『夏菜』さんを目覚めさせるに値しない、そういうことなんでしょうか
- 340 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/04(土) 03:36:44.15 ID:56tjmSDh0
- 私は、ある意味文字通りの特別です
シンフォギアの世界、刀使の世界それぞれの原作を...ここや元の世界からすれば限られた未来の可能性を、知っています
シンフォギアの世界でこそすでに知っている期間を過ぎ、誰も知らない時間を歩むことで私も他の皆と一緒になれたと思っていました
けれどそれは勘違い、ただの現実逃避だと、この刀使の世界にやってきて思い出しました
何処まで行っても私は異物、イレギュラーなのだとしたら
異物ゆえに、イレギュラーゆえに出来る事と出来ない事がはっきりと分かれてしまう
例えば夏菜さん『夏菜』さんを目覚めさせるのは、その役割を持つのは、同じ世界の誰かなのだとしたら
私は私であるが故に何処まで行ってもその役割になることは出来ないでしょう
では私が異物、イレギュラーであったとして、ならその本領を他で発揮すればいいのかと聞かれれば
きっとそうでもなくて
翠「元の世界のことだけなら...」
シンフォギアの世界のことだけなら、身勝手な言い方ですがその世界でずっと生きていく、罪を背負っていく責任と覚悟のようなものがあったので多少の改変行為...原作の流れから逸れるような事もやれていました
ですが刀使の世界はそうではありません
今更な問題でしかないとはいえ、その世界の先を知っていて、変えた後のことに責任を持てないとして、変えられるのか、変えてしまっていいのか
- 341 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/04(土) 03:37:17.43 ID:56tjmSDh0
- 個人の想いとしては
夏菜さん達の仇(死んでません)という意味でも、出来ることならタギツヒメには結末どうあれ痛い目を見てほしい、見させたいとも思いますし
互いの世界同士がもはや他人事では済まないくらい干渉し合っているのは明白なので、多少の改変は致し方ないとも思います
そして、『刀使の巫女』において私の知る原作...そしてこの世界の遠くない未来でもきっと...決してハッピーエンド とは呼べない結末を迎えてしまう人を、出来ることなら
翠「...いえ、これはエゴですね」
何が出来るのかもわかっていないのに、出来る前提で悩むことはこの上なく傲慢な行為です
私が何かしたところでこの世界の運命は変わらないかもしれない
私が如何に無力かなんてこれまで何度も、それこそ目を覚さない夏菜さんの異常を見つけられなかったこと自体それを如実に示していたじゃないですか
けれど低い確率から目を逸らすのも怠惰な行為
どうせ何も変わらない、そう言って好き勝手した挙句取り返しのつかない改変が起きた時、私にはそれを無かったことにする力はまだありません
- 342 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/04(土) 03:37:48.80 ID:56tjmSDh0
- だとすれば私がすべき事は?何に対しても対処可能な力を手に入れる事?それともやり直せる手段を手に入れる事?
それとも、すべき事なんてもう
クリス「いい加減、一人で抱え込むのはやめろ」
翠「...」
デジャビュ
ですが今回後ろから声をかけてきたのはクリスさんでした
案外この席も考え事するには向いていないのかもしれません、すぐに誰かしらに見つかってしまいます
翠「一人で抱え込んでるように、見えますか?」
クリス「見えないと思ってんならアタシらを舐めすぎだ」
まぁ、実際一人で座っているわけで
ならそう見えても仕方がないでしょう
翠「ずっと一人なわけじゃないですよ、真希さんや寿々花さんとも話しましたし」
クリス「話した、じゃなく話しかけられた、だろ?」
翠「...そうとも言いますか」
クリス「お前ずっとそういうとこわかりやすいんだよ」
翠「でも、なら私が一人で考えたいのかもしれないじゃないですか」
ふと、嫌な言い方をしてしまいました
しかしクリスさんはそれを気にせず追撃してきます
クリス「...お前は一人じゃない、周りには装者や刀使がいる、何か悩んでる事があったら抱えてないで言え」
コンマ下1
奇数 もう少し会話タイム
偶数 エルフナインちゃん凸
どうする?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)
(クリスさんへの返事等)
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 07:18:03.15 ID:yc5O/8Nto
- はい
- 344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 21:36:52.86 ID:tFcAPnnb0
- 本部が荒らされたり夏菜さんが攫われたりしたのは自分の詰めの甘さが招いたのか
- 345 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/05(日) 04:58:05.26 ID:4yOZF8Og0
- 翠「...クリスさん」
あぁ、わかっていました
私が今、他人を避けていることを
一人で考えようと、抱え込もうとしていることを
当然自覚していました
翠「それは、きっと無理ですよ」
でも仕方ないじゃないですか
翠「本部が襲撃を受け、荒らされたこと」
だってこれは、私が上手くやれていれば避けられたかもしれないことで
翠「夏菜さんが拐われたりしたこと」
そもそも私がいなければ、起きなかったはずのことで
翠「それら全部、私のせいですかって...私の詰めの甘さが招いてしまったことですかって...」
クリス「おい、お前...」
翠「そう尋ねられて、答えられますか?」
クリス「違っ...!」
クリスさんは優しいですから、反射的にそれを否定しようとします
でも、私の目を見て言葉に詰まってしまいました
翠「私だって、何でもかんでも自分のせいだって考えるほど自意識過剰じゃないです、でも、だからこれは、私なりに考えた結果なんですよ」
コンマ下
00〜33 そうだな
34〜66 沈黙
67〜99 違う
- 346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 10:06:06.30 ID:6CQyV3ji0
- v
- 347 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/06(月) 05:09:20.17 ID:i4XpfiT40
- クリス「...そうだな」
翠「!」
クリス「お前が言うんなら、そうなんだろうな...ならその上で相談しろ」
そう言うクリスさんの声はほんの少し怒っていた気がします
それに呆れも
クリス「アタシらが間違えて、許されて、でもってそれでも勝手に償おうとして、手を握ってきたやつがいた...そうだろ?」
翠「それは...」
クリス「諦めろ、お前もアタシもあのバカに目ェ付けられて絆されてんだ、バカだけじゃない、もうどいつもこいつもすっかり影響されちまってる」
それは、そのうちの一人はまさに今目の前にいる人でしょう
クリス「...だから無理にとは言わねぇ、すぐにとも言わねぇ、けどどうせ首突っ込まれて手ェ掴まれて引っ張り上げられるんだ、どっかでとっとと降参するんだな」
翠「...」
どうやらクリスさんは、私が言う気がないのを察してその気になるまで待ってくれようとしているみたいです
痺れを切らしてやってきたはずなのに、まだ延長してくれるなんて
翠「...ありがとうございます、クリスさん」
クリス「ふんっ」
やや頬を赤く染めてそっぽを向くクリスさん
照れてるんでしょうか
...流石に転生云々は無理でも、そういうのを抜いてなら、話してみるのもアリ...かもしれませんね
翠「...あの、クリスさん」
意を決し、いざ相談しよう...と思った矢先、端末に通信が入ったらしく着信音が私のポケットから鳴り出しました
翠「あっ...すみません、ちょっと」
タイミングはあまり良いとは言えませんが、緊急連絡かもしれませんからね
通信をONにすると、その相手はエルフナインちゃんでした
エルフナイン『失礼します、今大丈夫ですか?』
翠「はい、そっちで何かありましたか?」
エルフナイン『実はようやく根回しが整って、S.O.N.G.だけでなく外部の信頼出来る組織とも協力してシェム・ハの腕輪の本格的な捜索が始まりました』
どうする?安価下
1 あえてこのタイミングで一旦元の世界へ
2 イベント判定
3 その他(記述)
- 348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 12:09:31.44 ID:UrPQkotX0
- 3 一部メンバーだけ帰還するのはどうだろう
- 349 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/07(火) 01:08:14.17 ID:FyhP3FYu0
- 今までは他国、それに訃堂さんが拘束された事により今まで押し付けられていた権力者達がここぞとばかりに声を上げ国内からも横槍が多く中々思うように(あくまで公にという意味ですが)進められていなかったシェム・ハの腕輪の捜索
それが満を辞して、つまり今度こそ設備や道具等を自由に糸目を付けずに導入する事が出来る様になったとのことです
エルフナイン『ただ事態が動いたという事は、後先考えず手段を選ばなくなる勢力が現れる可能性もあるという話が出てきまして』
それはつまり、全員が平行世界...刀使の世界に出払ってしまっている現在そういった場合、例えばアルカノイズが用いられるような事態になった場合に対処が出来なくなってしまうかもしれない、ということですね
RN式回天特機装束を持つししょーと緒川さんは最終手段ですし、同じくRN式回天特機装束を持つ『凜音』ちゃんとダウルダヴラを持つエルフナインちゃんはそれ以上に最終手段、非戦闘員ですし
急を要するシェム・ハの腕輪探しも、事態が好転しても良い事ばかりではありません
クリス「てことは何人か戻った方がいいな」
エルフナイン『そういう事になります』
クリス「他のやつにも伝えとく」
誰が戻る?安価下
(複数人可)
- 350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 02:48:50.29 ID:6I8U5zO80
- 翠ちゃんとマリアさん、あと未来
- 351 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/07(火) 05:12:37.31 ID:FyhP3FYu0
- ・・・
話し合いの結果、元の世界に出動するメンバーが決まりました
まず、こちらの世界にタギツヒメがいる手前、あまり戦力を分散させたくないということで単体で比較的戦闘力の高いマリアさん
特殊な結界でも張られない限り機器に頼らず通信(というか念話)が使える私と『翠』のどちらかを、ということで、訃堂さんに話を聞く可能性も考慮すると不安定になりかねない『翠』を残し消去法で私
シェム・ハの腕輪の暴走その他に備え聖遺物殺しの神獣鏡を纏う未来さん
この3人です
マリア「一度は任務に失敗した身、汚名返上ね」
未来「皆、響のことよろしくね」
翠「いってきます」
出来ることなら夏菜さん達にも一言行ってからにしたかったところですが
クリス「翠」
翠「っ...」
クリス「さっきの話、忘れんなよ」
・・・
そんなこんなでS.O.N.G.の本部に戻ってきた私達
行きの時はほぼ壊滅状態だった本部も、もう既にほとんど修復されていました
エルフナイン「皆さんおかえりなさい!準備が出来次第呼びますので、それまで身体を休めていてください」
どうする?安価下
1 腕輪捜索開始までスキップ
2 その他(記述)
(翠「七夕の短冊に書く願い事って、悩みますよね...ハッピーエンド、なんて願ってみましょうか?」
『翠』「一年に一度だけ掛けられる天の川の橋...でもそれ以前に大体いつも曇ってるよね、今年は晴れるといいな」)
- 352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 11:01:53.02 ID:34vHwBI1O
- 2、エルザからティキを壊したタギツヒメを倒してほしいと頼まれる
ミラアルクはヴァネッサの鶴の一声で大人しくしているとの事
- 353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 15:21:21.00 ID:q1nG0EtC0
- 2
夏菜ちゃんについて報告しておく
後はマリアさんの状態を知ったウェル博士がちゃんとした手術を受けるよう言ってくる
- 354 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/09(木) 02:50:00.41 ID:o/hCvmxT0
- 身体を休めていて、と言われましたが
私としてはシェム・ハの腕輪捜索の護衛の他にもう一つ用事がありました
用事というか、単に気になっていたことというか
エルザ「戻って...シュコー...きたんで...シュコー...アリマスか...」
翠「まだ一時的に、ですけどね」
衰弱が激しいと聞いていたエルザさんは、実際本当に...ベッドに寝かされ呼吸器も付けなければいけないほどに、弱っています
何故これほどまでに衰弱してしまっているのか、原因は未だわかっていないようですが...
エルザ「ということは...シュコー...タギツヒメがまだ...」
翠「えぇ...」
エルザ「頼むで、アリマス...シュコー...ティキを...シュコー...壊した...シュコー...仇を...シュコー...倒して...」
ティキちゃん...かつてアダムさんと行動を共にしていたのとは恐らく別物の、ヴァネッサさん達3人の仲間だった存在
いえ、やり取りだけなら彼女達の関係を仲間と呼ぶのは些か疑問が残りますが、それは彼女達のみぞ知ることです
返事安価下1
1 必ず倒します
2 きっとどうにかします
3 だが断る
それはそれとして安価下2
1 アスクレピってみる
2 ヴァネッサさんやミラアルクさんとも話してみる
3 交流終了、次に行く
- 355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 03:07:22.71 ID:J6oc9ADM0
- 2
- 356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 03:20:45.82 ID:gnvE31viO
- 3
- 357 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/11(土) 02:01:58.82 ID:A6gNc6MM0
- 翠「きっと...きっとどうにかします」
私はエルザさんの手に手を重ね、そう約束しました
はっきりと倒すと言い切れない、言い切らない少しズルい言い方をしてしまいましたが、それはタギツヒメの原作での結末...『答え」を知っているから
勿論その答えに辿り着けるとも限りませんし、またその道を諦め倒そうとしたとしても、勝つと大口を叩けるほどの状況でもありません
だとしても、解決策なんて思い付きませんが、きっと解決してみせましょう
ミラアルク「けっ!話終わったならとっととどっか行くんだゼ!」
ヴァネッサ「こーら、ミラアルクちゃん?」
ちなみにさっきまで、エルザさんと話している間静かだったミラアルクさんは
未だ変わらず敵意を向けてきますが、ヴァネッサさんの鶴の一声で大人しくしてくれていたらしいです
エルザさんといい、微妙に私に肩を持ってくれる事があるのは何故なのかよくわかりません
好感度ぅ...ですかねぇ...?
いえまぁ何にしても味方してくれるというのならそれに越したことはないんですが
・・・
エルザさん達を後にした私は、刀使の世界の方で借りた夏菜さんのメディカルチェックのコピーを片手にナスターシャ教授やエルフナインちゃんのいる研究室へ
エルフナイン「異常が見られないのに目を覚さない...確かに、資料を見る限りそれらしい異常は見られないようですが」
ナスターシャ「聖遺物...ミョルニルも起動状態を保ち、それでもなお...タギツヒメとの接触を境に、ですか」
エルフナイン「まるで...」
まるでエルザさんと似たような
そうエルフナインちゃんは溢しました
片や衰弱、片や覚めない眠り...結果こそ違えど、そうなる直前は必ずタギツヒメと関わっています
それだけを理由にタギツヒメのせいだと決めつけるのは軽率ですが
安価下
1 もう少し話す(内容記述)
2 次に行く
- 358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 02:23:03.06 ID:diwGFYye0
- 2 どんどん進もう
- 359 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/11(土) 03:34:29.95 ID:A6gNc6MM0
- ・・・
ウェル「だーかーら!ちゃんとした手術かあるいは検査を受けとけって言ってんでしょうがッ!」
廊下を歩いていると、言い争い...というか、怒鳴り声に近いような声が聞こえてきました
あの糞Pは何を騒いでいるんでしょう
マリア「問題ないわ、事実あそこから抜け出す時までずっと私はピンシャン、むしろ調子良い、それにもうアスクレピオスによって完治しているはずよ」
ウェル「むしろ調子良かったら影響出てるでしょうがッ!それに取り込んだのは起動済みの自立型完全聖遺物で神の依代というおまけ付き、聖遺物の欠片とは訳が違うんだよアホが」
マリア「なっ!大体ネフィリムとの融合ならドクターも人のこと言えないじゃない!」
ウェル「はんっ!天才の僕と凡人のマリアが同じな訳ないでしょう?んなことより余計な不安要素残されると仕事に差し障りが出てくるからこっちが迷惑被るって言ってんの」
...うーん
安価下
1 巻き込まれたくない、スルーしよう
2 その他(記述)
- 360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 04:10:06.04 ID:ee84aMhs0
- 2
面白そうなのでもう少しそのまま聞いてみよう
- 361 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/12(日) 04:17:06.28 ID:LiNauuqa0
- あの2人が言い争っているというのも中々珍しいので、もう少しこのまま聞いてみますか
マリア「仕事ぉ?私達を騙くらかして英雄英雄ほざいてた人が随分と真面目なことね」
ウェル「真面目なことを詰ることほど頭の悪いことはないって理解出来ないのは流石に想定外、頭の検査の方が必要なんじゃないの〜?」
マリア「ぅぐっ...と、とにかく必要ないわ、今はこちらでもあちらでも時間が惜しいもの」
ウェル「どうせ居てもいなくても大して変わらんでしょうに」
マリア「あら自己紹介かしら?」
ウェル「オバハン治ったからってあんま調子に乗るなよアイドル大統領」
マリア「たまに言われるけれどそれ何なの!?誰が言い出したの!?」
蕎麦の人です
2人の会話内容安価下
(特になければ出動までスキップ)
- 362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/12(日) 07:43:54.58 ID:ovlqVHgMO
- 思い付かないから無し(そういや翼さん結婚おめでとう)
- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 10:30:34.00 ID:KeuWdjo50
- マリアがウェルが最近英雄英雄って言わなくなった話に触れる、ウェルは「翠をアイドルにするので忙しいしそんなものはここにいる連中に任せればいい」「ただ一人だけ、僕を英雄と呼んでくれた人が居たから、もうそれでいい」と言う
- 364 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/15(水) 03:12:07.65 ID:D6Jmgq4R0
- マリア「はぁ...わかったわ、なら残ってはいないでしょうけどこの後未来に頼んで神獣鏡で隅々まで聖遺物を消してもらう、そして検査を受ける、これで満足かしら?」
ウェル「最初からそう言っておけばいいんですよ」
結局、マリアさんが折れる形になりました
まぁ今回は珍しく糞Pの言っていることはまともでしたし、マリアさんも恐らくそこまで本気で嫌がっていたわけではないのでしょう
そこにあるのは反発心...わかります
マリア「それにしても...」
ウェル「はぁん?」
マリア「いいえ、ただ...それこそドクターが真意を曝け出したあの時からしばらくは事あるごとに英雄英雄〜という状態だったのに、最近は聞かなくなったと思っただけよ」
言われてみれば、いつからか全然英雄って言わなくなりましたね
興味がないので具体的に何時頃からかとかは思い出せませんが...
ウェル「別に、今は翠をアイドルにするのに忙しいし、そんなものはここにいる連中に任せればいい、それだけのことですよ」
マリア「へぇ...そんなこと、ね」
ウェル「以前君も言ってたでしょう?ここのやつらのがよほど英雄だと...当然僕に掛かればプロデュース業と英雄の二足の草鞋など造作も無いッ!...ですが」
ふっと、遠い目をした彼は
ウェル「ただ一人だけ、僕を英雄と呼んでくれた人がいた...だから、もうそれでいい」
そう言って話を締めました
マリア「あったわね...あの時は槍でも降ってくるのかなんて茶化してしまったけれど...そう、あの時のことはドクターにとってそれほどまでに」
ウェル「...さぁとっとと行きなさいよ!チンタラやってて間に合いませんでしたじゃ話にならないんだよっ!」
マリア「ちょっ、貴方ねぇ!急かすくらいなら!」
翠「...」
あの男を英雄と呼ぶような稀有な存在がいたことは驚きですが
その事もあってここまで丸くなったのなら、良かったのでしょう
翠「むぅ」
出来ればそのやる気の矛先が私のプロデュースなんかではなくもっと別の事に向いてくれたらなお良かったんですが
まぁ、めでたしめでたし、なのでしょうか
- 365 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/15(水) 03:12:39.54 ID:D6Jmgq4R0
- ・・・
未来「急にお願いされたからびっくりしちゃいましたよ」
マリア「悪かったわね、なにぶん任務が終わってからに後回ししたらまたぐちぐちとうるさそうな輩がいて」
神獣鏡→アスクレピオス→精密検査と異常がないかを念入りに確かめられたマリアさんの身体は健康そのもので
ともすれば危惧していたような事も無さそうでした
未来「そんなに心配されてるってことは、それほど大切にされてるってことかもしれませんよ?」
マリア「それはないわ、本当に、申し訳ないけれどやめて頂戴」
翠「真顔怖いですマリアさん」
とまぁそんなやり取りがあったりして
弦十郎「準備はいいかお前達ッ!」
遂に任務開始です
コンマ下1
奇数 問題発生
偶数 特に無し
ゾロ目 早々に腕輪発見!?
どんな問題?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)
(アルカノイズ、荒魂、はぐれ錬金術師等も可)
- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 07:39:54.39 ID:gOpjgEcL0
- k
- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 11:11:12.33 ID:T4ah9DqR0
- 少数のアルカナイズが出現
- 368 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/16(木) 02:16:49.51 ID:aH15LD7U0
- ・・・
翠「開始早々これは...」
目星を付けていた場所...目星を付ける時点で有力候補ということになるので、こうなることも予想は出来ていましたが
未来「いきなりアルカノイズが出てくるなんて...!」
マリア「派手なお出迎えなんて、ここの主人は随分と礼儀がなっているようね」
果たしてその主人はどんな敵なのでしょうか
アルカノイズが出現した理由として考えられるのは、
ここがビンゴだった場合
ここではないが故の足止め
嫌がらせ
自然発生がほぼあり得ない為、まぁこんなところでしょう
しかしこれ結局奥に進んで確かめないとわからないという意味のない考察なんですよね
マリア「風鳴訃堂かはたまた錬金術師か...少なくともこの場所がノータッチではなかったことはわかったわ」
翠「例えハズレでも手掛かりくらいは!」
ということで、お仕事の時間です!
翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)
どう戦う?安価下
(手甲になり他の装者に憑依するのも可(戦闘力やフォニックゲインはユニゾンレベルとします))
- 369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 03:15:10.11 ID:116Y0zjV0
- 安定の1!
- 370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 03:20:19.88 ID:NIsPuqLPO
- なるべく腕輪に影響を与えないように手早く片付けていく
未来さんは遠距離攻撃をしたり翠ちゃんは大蛇やマリアさんと連携して倒していったり
- 371 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/16(木) 04:43:07.88 ID:aH15LD7U0
- 「Imyuteus amenomurakumo tron」
「Rei shen shou jing rei zizzl」
「Seilien coffin airget-lamh tron」
私はアメノムラクモを、未来さんは神獣鏡を、マリアさんはアガートラームをそれぞれ纏います
マリア「仮に近くに目的の腕輪があったとして、余計な起動を招いてしまわないよう短期戦で行くわ」
まず飛び出したのは私とマリアさん
翠「手伝ってください、大蛇!」
『逆巻ク大蛇』
そこにさらに大蛇を召喚し、2人と1体で群れの正面から削っていきました
翠「ハッ!」
『影縫い』
マリア「任せなさいッ!」
アルカノイズの密集した、言い換えれば影が重なり一つに繋がってしまっている箇所に短剣を投擲
そうして動きが止まった所にマリアさんがしならせた蛇腹剣を振るい、一気に真っ二つにしていきます
それを見届けた私は前に向き直り、剣を二つ生成し合体、薙刀のようにして構えました
そこへ飛んでくるのは大蛇が尻尾で飛ばしたアルカノイズ達
翠「ふっ!はっ!はぁッ!」
飛んでくるそれらをすれ違い様に斬り続け、斬られたアルカノイズ達は私の後ろで破裂し赤い粒子を撒き散らしていきます
未来「2人には近付けさせない!やぁっ!」
そして前線に上がっていなかった未来さんは、空中浮遊とビーム攻撃を利用して空から遠距離射撃による援護
私達に死角から近付く敵や空を飛び回る敵を確実に仕留めていきました
コンマ下
奇数 もぬけの殻
偶数 錬金術師?
ゾロ目 シェム・ハの腕輪
- 372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 04:47:31.96 ID:KOm/nYas0
- a
- 373 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/16(木) 05:02:50.58 ID:aH15LD7U0
- ガサッ...
アルカノイズを順調に減らしながら進んで行くと、物陰から音が
翠「ん...?」
その方向をよく注視すると、黒いフードの女性の姿が
一見するとその特徴だけでは何者なのかを特定することは出来ませんが、そのフードには見覚えがあります
翠「ッ、錬金術師!」
それも恐らくはパヴァリア光明結社の残党
「見つかった...くっ」
コンマ下1
奇数 アルカノイズおかわり&逃走
偶数 戦闘
どうする?安価下2以降
- 374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 08:40:35.68 ID:21r420y50
- あ
- 375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 11:25:54.99 ID:c44oyy3nO
- 大技で吹っ飛ばしたり転ばしたりしてスタミナを消耗させていく
途中で「アレは起動させちゃいけない…!」と語りかけてくる
相手の武器を指定できるなら双銃で
- 376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/16(木) 11:44:00.91 ID:x/fKl6ytO
- まさかのパーデックス(まだ出てないやつ全部)引っ張り出してきた
- 377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 16:35:16.07 ID:116Y0zjV0
- 止むを得ず勇者ギアにチェンジ!
模造品のバーテックスを倒しながら黒フードに何者なのか問い詰めると
『…造反神の命令でシェム・ハの腕輪を破壊しに来た』
- 378 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/18(土) 04:07:08.80 ID:10S3ERU90
- 女性は見つかったと見るや隠れるのをやめ、こちらに両腕を突き付けました
そこに握られているのは二丁の銃
ダァン!ダァン!ダァン!
躊躇無く引き金は引かれ、交互に弾が射出されます
私は咄嗟に羽衣を盾にしてそれを防ぎますが、伝わる振動に冷や汗をかいてしまいました
そんじょそこらの戦争で使われるような銃の威力くらいならびくともしない筈のシンフォギア...それが傷こそ付きませんが、僅かに押されるということはかなりの威力か、あるいは特殊な加工が銃か弾に施されているのでしょう
しかし受けた限りはそこに錬金術の属性を感じません
それはつまり、あの双銃が聖遺物や哲学兵装の類か、もっと特別な何かの可能性が
翠「っ」
しかしそれ以上に恐ろしいのが、軌道が眉間や心臓等、所謂急所を的確に捉えていたこと
殺す事を厭わない敵というのは初めてではありませんが、それがシンフォギアで防げないかもしれない武器と単純な技量で来られると
マリア「今度は何!新手!?」
未来「翠ちゃんっ!」
アルカノイズ達をほとんど退き終わっていた2人もこちらの様子に気付いたのか、加勢を試みようとしてくれます
未来さんのビームをバックステップで避け、そこに突っ込んできたマリアさんの剣による猛攻を女性は双銃で弾き器用にいなしていきます
マリア「そこっ!」
「!」
しかし前触れなく剣を蛇腹にし、女性の脚を絡め取りました
不意を突かれた女性は後ろ向きに跳んでいた勢いが殺せずバランスを崩してしまいます
マリア「今よッ!」
翠「ウルトラソードッ!!!!」
『ウルトラソード』
このまま畳み掛ける!私はマリアさんが退くのと同時に巨大化させた剣を女性に向けて振り下ろしました
- 379 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/18(土) 04:07:55.62 ID:10S3ERU90
- 「ぐぅっ...!」
双銃の側面で身を守ることで直撃は間逃れたようですが、女性は大きく吹き飛ばされてしまいます
勿論私は何も真っ二つにするつもりで振り下ろしたわけではありませんでしたが
双銃に当てようとした私の攻撃と女性の積極的な防御が合わさり思いの外吹き飛んだようです
翠「しかし連続で畳み掛けたことで多少はスタミナ削れたはず...」
現に立ち上がる彼女の肩はやや上下していました
翠「貴女は何者なんですか、目的は?」
ここで交渉に出ます
響さんではありませんが、話し合いで解決出来ればそれほど楽なことはありません
えぇ、響さんではないのでまず大人しくさせてから話し合いです
翠「アルカノイズも、貴女がけしかけたんですか?」
アルカノイズと錬金術師らしき人物が一緒にいて、無関係とは考え難い
しかし決め付けるのは早いので、まずは確認を...
「アレは、起動させちゃいけない...!」
翠「...ぇ?」
その時、彼女の背後の空間が揺らめき
滲み出てくるように、異形の生き物の軍勢が姿を現しました
- 380 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/18(土) 04:08:27.55 ID:10S3ERU90
- さらに言うと、その異形の生き物達は見覚えが
翠「バーテックス...!?」
それも模造品...フェルマータやアタッカ、リッサンドにカデンツァ等の擬似バーテックス
未来「やぁっ!...嘘、全然効いてない」
マリア「翠!アレが何なのか知っているの!?」
マリアさんが話しかけてきますが、私はそんな声が聞こえてこないほど同様を隠せずにいます
翠「あり得ない...どうして...」
錬金術師のようでありながら錬金術を使わないだとか、このタイミングで召喚するのがアルカノイズではないだとか
そんなことよりも
だって、ただでさえバーテックスがいるということは、消えたはずの、切ったはずの繋がりがもう一度繋がった可能性を示していて
それだけならまだしも、擬似バーテックスは...
翠「...いえ、考えるのは後です!2人は援護をお願いします!」
ドツボにハマってしまいそうな思考を振り払い、私はギアのマイクユニットを掴み再び聖詠を口にしました
若葉ちゃん、力を貸してくださいっ!
「Imyuteus amenomurakumo tron」
- 381 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/18(土) 04:08:57.46 ID:10S3ERU90
- ・・・
舞い散る桔梗の花弁
その中を駆け抜けた私の姿は先ほどまでとは大きく異なり、若葉ちゃんの勇者服をモチーフとした勇者ギアに
翠「厄介な奴から先にっ!」
大きく跳躍した私が着地と同時に叩き斬るのはフェルマータやカデンツァ
先に叩いておかないと危険な個体です
未来「効いてる!」
マリア「なるほど、そのギアなら」
手を休める暇もなく、今度はアタッカやリッサンドに何度も斬り付け確実に消していきました
その間近付く擬似バーテックス達は未来さんのビームやマリアさんの短剣により、倒れこそしないものの動きを鈍らせます
そしてそこを私がズバッと
翠「はぁ、はぁ...本当に、貴女は一体...!」
擬似バーテックス達を斬り伏せながら、もう一度女性にその素性を問いました
擬似バーテックスという特殊なバーテックスを従える存在...それは、まさか
「...造反神の命令でシェム・ハの腕輪を破壊しに来た」
翠「ッ...!」
造反神...それは
その単語が出てくるのは、私の知るキャラクターの中でもそう多くなく
ならばこそ余計に、どうして彼女がここにいるのか、そんな疑問が止まらなくて
安価下
1 決着付くまでバトル!
2 もう少し聞き出す(話す内容記述)
3 その他(記述)
- 382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 04:22:37.12 ID:TXvL6bm50
- 2
神世紀との繋がりは途切れた筈なのに関係者がいるのは何故なのか
あとシェム・ハの腕輪がどんな影響をもたらしてるのか
- 383 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/19(日) 03:13:12.10 ID:fkVYMhy/0
- 彼女の正体...それについては大方の予想は付いています
少なくともあの武器も格好もフェイク、結社の残党どころか錬金術師でもないでしょう
ならば何故アルカノイズがいた所に居合わせたのか...そこについては偶然なのか、それとも彼女が何らかの手段を手に入れているのかはわかりません
今重要なのはそこではありませんし
翠「ちょっとばかし無茶します...『源義経』っ!」
切り札を切った私
『源義経』の能力により目にも留まらぬ速さで辺りを駆け、擬似バーテックスの影に次々と生成した剣を突き刺していきました
『影縫い』
翠「っぐ...」
若葉ちゃんの力と技を再現する為の勇者ギア
それを使用したまま通常ギアの技を使うのは、元が同じアメノムラクモとはいえやや余計な負担が掛かってしまいます
「動きを?...そんなの、一時のその場凌ぎにしか」
翠「えぇ、それでもいいんです...貴女と話す時間が稼げれば」
「...」
フードで顔が見えない...それ以前にフード自体が本物であれば認識阻害効果が付与されているので、あるいはあのフードをどうにかしない限り私の予想が当たっているかは確かめようがないでしょう
けれど、きっとある程度察している事を匂わせれば自ずと
翠「この世界とそちらの世界...神世紀との繋がりは確かに途絶えたはず、なのに何故関係者がいるんですか」
「へぇ...ズバリ断定しちゃうんだ?」
否定はしない...
翠「それに、方法がどうあれ造反神がわざわざ貴女を派遣するような代物...あの腕輪は、シェム・ハの腕輪はどんな影響を及ぼしているんですか」
もはや彼女は双銃を向けることすらしてきません
そしてもう動けるであろう擬似バーテックス達を動くよう命令する様子も
コンマ下
奇数 答える
偶数 答えない
ゾロ目 ご想像にお任せするよ
- 384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 03:18:43.85 ID:k2uuNd4y0
- はい
- 385 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/19(日) 03:55:33.07 ID:fkVYMhy/0
- 「うん、聞いていた通り話が早くて助かるね...ならもういっか」
彼女はそう言ってフードを脱ぎ、肩に引っ掛けました
認識阻害効果が消え、そこに立っていたのはやはり
翠「赤嶺...友奈さん...」
友奈(赤嶺)「ばぁーん...そ、初めまして...私の名前は、赤嶺友奈だよ」
ゆゆゆ世界との繋がりが復活した理由や腕輪の影響安価下
(翠「赤嶺...友奈さん...」
友奈(赤嶺)「赤嶺友奈だよ」
未来(誰...?)
マリア(誰...?))
- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 04:09:57.91 ID:CTSbEh18O
- 繋がったのは腕輪に眠ってる強大な存在(シェム・ハ)の影響で、万が一にも暴走したら神世紀にも影響が出るらしい
因みに勇者達は普通に暮らしてるとの事
彼女達の事や別世界(刀使)の事を考えてるなら腕輪をせめて封印だけでもさせてほしいと頼まれる
ついでに神樹様を守ってくれた件でお礼を一言
- 387 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/20(月) 03:06:08.15 ID:k8Rv6Ree0
- 赤嶺友奈
いつか直接対面した結城友奈ちゃんによく似た顔と声
わかりやすい違いとなると、その健康的な褐色の肌でしょうか
マリア「知り合いかしら?いえ、それより...彼女は敵?それとも味方?」
翠「目的が合えば味方...のはずです」
彼女は性格からしても、悪い人では決してありません
ですがはっきりと言い切れないのは、彼女が『悪役』を演じ切れてしまう人だから
それこそ擬似バーテックスをけしかけてきたのが牽制なのか試してきたのかはさて置き、仮に味方ならやややり過ぎです
その場合十中八九造反神がそれも命じているのでしょうけど
未来「でも、あの娘がアルカノイズを召喚したんだとしたら」
翠「いえ、それも別の要因が重なっただけの可能性があります...彼女は錬金術師ではないはずですし...擬似バーテックスが居ながらそっちにまで手を出すとは」
未来「擬似の...ばーて...って何?」
あー...前回のゆゆゆ世界との繋がりが記憶ごと修正されたからその辺の説明しなきゃですか...
友奈(赤嶺)「警戒されてるね、それもそっか...それに赤嶺って言えば大赦ではそこそこ有名だけど、本当にこっちじゃ通じないんだね」
貴女の場合ゆゆゆ世界でも警戒されるでしょうが!そういうお役目とかだったんですから!
友奈(赤嶺)「それで、そろそろいいかな?それとも質問に答えなくてもいい?」
マリア「っ、いいえ、答えてくれるのなら答えて頂戴...翠、質問の内容は所々よくわからないものだったけれど、必要な問いなのよね?」
翠「は、はい」
赤嶺さんは、答えるとは言ったものの、唸ってしまいます
友奈(赤嶺)「うーん...説明はあまり得意じゃないんだよね...擬音が入りそうで、どーんときて、ばーんとか」
やっぱりこの人本物ですね...
友奈(赤嶺)「でもある程度は予想して練習してきたから...えっと、私がここにいるのはさっき言った通り腕輪をどうにかさせる為、そして来られたのは神樹様、と言うより造反神が送り込んだから、もっともわざわざ途絶えさせた繋がりをこっちから復活させたんじゃない...繋がったのはズバリ腕輪のせい、腕輪に眠っている強大な存在の影響だよ」
- 388 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/20(月) 03:06:46.43 ID:k8Rv6Ree0
- 未来「腕輪に眠ってる...存在?」
シェム・ハの中に何かが眠ってる...そんな予想も真希さん達と話している時に冗談混じりで出ましたが、まさか本当に?
友奈(赤嶺)「きっと封印か何かされていたであろう腕輪が表に出てきたからだろうね、この世界...そしてこの世界と繋がっている世界、繋がっていた世界にまで、差はあれど影響を受け始めている...あ、一応前回ほどの大事にはまだなってない、今を生きる勇者達は気付くことなく普通に暮らしてるよ」
ということは、現実にいる勇者部の皆がまた改変されてしまっていたりはしていないんですね
マリア「前回?前にもこんなことがあったというの?」
友奈(赤嶺)「貴女達は覚えてないし、そもそも知らないのかもしれない、でも貴女は覚えているし知っているよね?翠さん」
翠「うっ...」
友奈(赤嶺)「ふふ...翠さん、神樹様を守ってくれて、私がかつて生き、今は私達の意志を継ぐあの子達が生きる世界を守ってくれてありがとう...会ったら伝えたいって思ってた」
翠「いや、その...どうも」
未来さんとマリアさんの視線が痛い...しかも「そんなまさか!」みたいな驚愕の視線とかならわかりますが「またか」みたいな呆れた視線を向けられているのがわからない...
- 389 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/20(月) 03:07:32.81 ID:k8Rv6Ree0
- 友奈(赤嶺)「とにかく、途絶えさせたはずの繋がりを再び紡ぎ直し、いずれまた互いの歴史を混じり合わせてしまう、それが腕輪の影響...どうかな、答えにはなってるはずだけど」
腕輪の中にいる存在が意図したことなのか、存在しているだけで起きてしまう事故のようなものなのかはともかく、確かにこうして赤嶺さんが派遣されるほどの事ではあるようです
マリア「つまり、貴女は別の世界から来た人間、と言いたいのね?」
友奈(赤嶺)「概ねそうかな」
マリア「けれど、組織としてはまだ貴女一人の話を鵜呑みにして腕輪の破壊を許すのは難しいわ」
翠「マリアさん...」
マリア「その話は本当なのでしょうね、翠も一人で納得しているようだし...でもダメよ、私達だけでは決められないわ」
それはそうなのでしょう
やっとししょー達OTONAが...S.O.N.G.の皆さんが上層部の首を縦に振らせた今回の作戦
それをたった一人の身元不明の異世界人の言葉を信じ成果を0にするのは、大きな圧力を...もとい権力を持った人達が即復活してやめさせようとするに決まっています
友奈(赤嶺)「だから本当は見つかる前に終わらせたかったんだけど...それに破壊とは言ったけど、事足りるなら封印でもいいんだ...今の勇者達の事や別の世界の事を考えるなら、封印だけでもさせてほしい」
最後はさりげなく私の方を見て言ってくる赤嶺さん
ですが私にだってそんな権限は...
安価下
1 協力します(無責任な発言)
2 時間をください(判定)
3 ダメです
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 03:17:42.96 ID:wfoiyrYF0
- 2
- 391 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/20(月) 03:44:51.89 ID:k8Rv6Ree0
- 翠「...私からも、説得はしてみます」
赤嶺さんの事情を理解出来るのは、きっとこの中で私だけ
そして造反神がわざわざ、あちらの世界での過去に生きた者を蘇らせてまで派遣してきたのだから、本当に腕輪を破壊ないし封印するのが最善なのでしょう
翠「だから、時間をください」
私が今ここで無責任に彼女の手を取ったところでいつどこから横槍が来るかはわかりません
それに、一人で抱え込むなと言われたばかり...まず先にししょー達を説得して、それから
コンマ下
奇数 待つ
偶数 待てない
ゾロ目 手遅れ?
- 392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 03:53:43.91 ID:/MtbRORaO
- 頼む
- 393 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/20(月) 04:40:48.48 ID:k8Rv6Ree0
- 友奈(赤嶺)「ふーん...時間、かぁ...」
赤嶺さんは少し考えるふりをして、不敵な笑み...に見えるだけできっとただの笑み...を浮かべました
友奈(赤嶺)「いいよ、少しくらいなら...でも本当に少しだけ、なるべく早く結論を出してくれると嬉しいな」
翠「あ、ありがとうございます、赤嶺さん!」
良かったです...これで断られて実力行使に来られたら、流石に勇者ギアを私しか使えない現状勝つのは難しいところでした
友奈(赤嶺)「固いなー、それにさん付けじゃなくてもいいのに、そっちの方が先輩なんだし」
翠「えぇと...赤嶺、ちゃん?」
それはそうなんですけど、どこかまだ私は若干緊張してしまっているんでしょうか
まぁ第一印象からして敵でしたし、特に大人びてますし...
それから名前だと友奈ちゃんと被りますし
友奈(赤嶺)「ま、好きに呼んでくれて良いけどね、まだちゃんと手を組んだわけじゃないし」
翠「えっ...」
友奈(赤嶺)「それじゃまたね、シンフォギアの装者さん」
赤嶺さん...赤嶺ちゃんは擬似バーテックスのうちの一体の上に飛び乗ると、擬似バーテックス達が一気に踵を返し
そのまま空間に溶け込むように姿を消しました
どうする?安価下
- 394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 12:40:43.59 ID:wfoiyrYF0
- 切り札の反動でダウンした翠ちゃんは本部にて夢姫ちゃんのコピーverアスクレピオスで回復させてもらう
その後は"拘束せず"待機する事に
- 395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 13:50:23.09 ID:wfoiyrYF0
- あ、"拘束せず"の部分は前みたいにベッドの上で動きを封じないという意味で
- 396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 22:11:17.91 ID:PdIyMk+eO
- とりあえず腕輪は危ないと報告しておく
- 397 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/21(火) 04:37:47.27 ID:hPbtPQXy0
- undefined
- 398 :アメノムラクモ [saga]:2020/07/21(火) 04:38:35.93 ID:hPbtPQXy0
- 赤嶺ちゃんが姿を消してから、捜索班の一部を待機させ私達を含めた他のメンバーは一時撤退をししょーに命じられてしまいます
まぁさっきまでのやり取りは私達のギアを通して本部にもリアルタイムで伝わっていたはずですから、当然と言えば当然かもしれません
翠「ししょー、あの腕輪は思っていた以上に危険な物かもしれません...」
弦十郎『あぁ、方針を見直す必要が出てきたな』
赤嶺ちゃんが言っていた事も含めて詳しいことを聞きたいと言われてしまい、何をどこまで話しどこからどう誤魔化そうか悩む羽目に
仕方ないので帰る途中の道すがらにでも考えましょう
翠「それじゃ戻りま...」
どさっ
本部に戻る帰路に立とうとしたその時、私のギアが突然解除されさらに身体に力が入らなくなりました
その場でうつ伏せに倒れ込んでしまいます
未来「翠ちゃん!?」
マリア「翠っ!」
意識が朦朧とする中、そういえば切り札使った後はこうなるんだったと今更ながらに思い出していました
- 399 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/21(火) 04:39:06.13 ID:hPbtPQXy0
- ・・・
夢姫「まったくもう!翠さんは本当にまったくもう!」
『凜音』「まぁまぁ...」
目を覚ますとそこは本部の病室
そして隣に立っているのは『凜音』ちゃんと、アスクレピオスを模倣したイミテーターのギアを纏う夢姫ちゃん
夢姫「帰ってきて早々別の任務はわかりますわ、けれどどうしてまた気を失った状態で戻ってきますの!?自分でももう心配しているのか怒っているのか呆れているのかわかりませんわよ!?」
翠「すみません...」
『凜音』「でも本当に心配しました...お決まりのように生死の境を彷徨っていますから」
翠「すみま...えっ生死の境を!?」
確かに『源義経』の切り札を使い、ついでにギアの形態に合っていない技も繰り出して無茶した自覚はありましたが...
というかお決まりって言われるほどいつもやらかしてますっけ...?
夢姫「ただでさえ最近はお話しする時間もほとんど出来ませんのに...とにかく、まだ終わっていないんですわよね?」
翠「...えぇ、夏菜さんも目を覚まさず、腕輪も見つからず、タギツヒメも動きを見せない...こうしている場合じゃ」
『凜音』「ダメですよ、今は安静にしていないと」
夢姫「疲労は身体だけには留まりませんしアスクレピオスに体力回復の効果はないことは、翠さんもわかっていますわよね?」
翠「はい...」
こう言われてしまっては今すぐここを抜けるのは難しいでしょう
それとも以前のようにベッドに手錠で繋げられていないだけマシと考えるべきか
夢姫「また来ますわ、翠さん」
『凜音』「お大事に、蒼井か」
そう言い残し、夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんは病室を後にしました
安価下
1 こんなところで寝ていられるか!(何をするか記述)
2 大人しくしている
3 その他(記述)
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 06:39:45.83 ID:3h6/0+mN0
- 2
- 401 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/22(水) 03:13:11.55 ID:Qid1f/Ki0
- ・・・
夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんが病室を出てしばらく経ちますが
私は、言われた通り大人しくベッドに横になっています
翠「拘束は、されてないんですが」
しかし以前の事を考えると、むしろ拘束されてないのは試されている気にもなりますね...
後単に思いの外体力回復に時間がかかっていて身体を動かし辛いのもあります
やはり切り札を定期的に使って身体に慣れさせるべきでしょうか...慣れる前に壊れる可能性も?
翠「...」
これで何も心配することがなければ、時間を潰す方法はそれなりに思い付くんです
それこそ生前は本さえあればいくらでもでしたし
けれど今は、問題がいくつも起こってしまっている今は恐らく何も手に付かないでしょう
翠「体力回復系の聖遺物とか欲しいですね...」
治癒能力のアスクレピオスに蘇生のフォークがあって体力回復が無いのは本当痒いところに手が届かないというか手が長過ぎて通り越しているというか
いえ、何も『翠』の両親に対して体力回復系の聖遺物を持っていなかった事に思う所があったりとかそういうのは無いんですが
翠「そもそも最後の方はよもぎを黄泉還らせる為に色々集めてたんですから、体力回復系があっても意味無いんですよね...そりゃ眼中に無くて当たり前です」
両親...そういえば『翠』は平気でしょうか
なんか家族関連の事で色々あったみたいでしたけど、結局その辺の話も翼さんから聞き出した事くらいしかわからないのでつぎはぎです
実は翠が風鳴家の人間だった〜みたいな事でしたっけ
ということはこの世界にいる限りは私も一応風鳴家の血筋扱い?
安価下
1 他の人の視点に変える(誰の視点か記述)
2 イベント判定
3 その他(記述)
- 402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/22(水) 03:44:36.88 ID:4uXpxs6Q0
- 3 ルシエドの上に乗っかってる蛇達に見守られながら今回の件を記念品の花に宿ってる園子様に伝える
- 403 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/23(木) 04:30:47.81 ID:TqzHEF7x0
- 翠「そういえば...」
赤嶺ちゃんが言っていたこと、園子ちゃん達なら何か...知らなかったとしても予想は立てられるかも
そうとなれば
翠《園子ちゃん、聞こえますか?》
直接園子ちゃん達のいる深層世界に行ってもいいですが、とりあえずは先に念話で
翠「...あれ?」
と思ったのですが、返事がありません
翠《園子ちゃん?若葉ちゃん?》
まさかの既読無視...じゃなくて、この場合着信拒否でしょうか...
ガラッ
翠「ひゃぅっ!?」
その時、ドアが急に開きました
翠「...なんだ、あなた達でしたか」
その犯人はルシエド
器用に前脚でドアをスライドさせたみたいです
しかもよく見ると背中に蛇達を乗せています
ルシエドが私のいるベッドの脇まで来ると、背中の蛇達が何かを渡してきました
翠「箱?...いえでもこの箱、どこか見覚えが...」
このダイヤルのような部分に書かれてるのルーン文字ですよね?しかもこの箱ミレニアムパズル構造...
翠「ダインスレイフ入ってたやつじゃないですか!?」
ちょっとこんなの届けられても開けられないんですが!?
翠「えっ何で...あぁもうやってやりますよッ!!」
その後、気合で開けました
- 404 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/23(木) 04:31:23.59 ID:TqzHEF7x0
- ・・・
翠「やっと開きました...」
これで中にスカって書かれた紙一枚とかだったら泣きますよ
で、中身はというと
翠「花...桔梗に、蓮の花弁ってこれ...」
私宛に届いた若葉ちゃんと園子ちゃんの花?
エルフナイン『それは...翠さん達に匿名で届けられていたという花ですか?』
翠『コレ、ある意味聖遺物、というか哲学兵装のようなものなんです、だから剥き出しにしておくのは危険かもしれないと』
エルフナイン『哲学兵装...詳しくお話を聞きたいところですが、わかりました』
ナスターシャ『では使っていない箱を探してきましょう、いくつかあったはずです』
使ってない箱って、もっとマシなのあったでしょう!?!?
翠「この調子だとまさか他の花も似たような厳重警備なんじゃ...」
いえ、まぁ厳重なのはいいことですが
それに勇者ギアは問題なく発動出来てましたし...いやでもこれは
翠「...うん、後にしましょう」
なんかもう疲れました
箱のことは置いておいて、今度は直接園子ちゃん達がいる深層世界に向かうことに
翠「行ってきますね」
隣で見守ってくれている蛇達とルシエドの頭をそれぞれひと撫で...ルシエドには避けられました...して、私は目を閉じました
- 405 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/23(木) 04:31:55.96 ID:TqzHEF7x0
- ・・・
園子「いらっしゃい、りんりん」
翠「いらっしゃいました...ところでさっきまでって電波悪かったですか?」
若葉「外の様子やなんかは問題なく把握出来ていた、だがこちらからの声は届きにくくなっていたようだ...これも腕輪に封じられた存在の影響か」
翠「箱のせいだったらごめんなさい」
園子「まぁまぁ、流石にいくら厳重とはいえ仮にも神樹様の作ったケース以上に強力でピンポイントな遮断は難しいはずなんよ...多分」
うん...やっぱり後でエルフナインちゃんとナスターシャ教授に箱変えてもらいましょう
さて、それはさておき本題です
翠「外の様子を把握出来てたってことは、見てましたよね?」
園子「うん、赤嶺ゆーゆのことだよね」
園子ちゃんの表情が真剣なものに変わります
恐らく全部聞いていたと思いますが、念の為私が聞いた話を改めて園子ちゃん達に伝えました
園子「神樹様...造反神って単語が出てくるってことは、あの赤嶺ゆーゆは勇者かもしれないんよ」
翠「ですよね、擬似バーテックスも従えてましたし...その辺の事情は何か聞いてたりしませんか?」
園子「私達はあくまでもう切り離された存在、現状の神樹様の様子をこっちから知ろうとするのは無理なんよ」
若葉「しかし再びこちらにも接続してくる可能性はあるな」
何か話す?安価下
(翠「今日は海の日ですか...そういえば浜辺に出口がある平行世界もありましたね、たまには様子を見に行くのもいいかもしれません」
『翠』「海かぁ...泳ぎはあんまり得意じゃないんだよね...いやいや、水面走るのはってそっちはもっと無理だから!」)
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 16:24:53.13 ID:DBecTypH0
- 彼女の言う通り、他の世界に影響与えてるなら腕輪は破壊した方がいいか相談してみる
- 407 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/25(土) 03:04:05.50 ID:ObkAspr+0
- 早い話、今回の件については園子ちゃん達が知っているのは私が知っているのとそう大差ないということです
実際現実、あるいは当時と常にリンクしているわけでもなければ、この深層世界が神樹様の中というわけでもないはずですし
翠「...彼女の言う通り、他の世界に影響を与えているなら腕輪は破壊した方がいいんでしょうか」
園子「破壊をした場合、中身が一緒に消滅するか抜け出て逃げるかのどっちかだけど、神樹様が破壊を視野に入れてるってことは前者か、少なくとも他の世界にまで影響を及ぼすほどの力は出せなくなるってことだと思うんよ」
若葉「むしろ、最低限が封印というのなら破壊が一番望ましいということだろう」
翠「はい...」
シェム・ハの腕輪はもしかすればタギツヒメに一矢報いる鍵になるかもしれない
そうでなくともこれから先、更に強大な敵が現れた時に利用出来るかもしれない
その為には多少の危険性は覚悟の上で制御出来る様に...
そんな風に考えていましたが、もうそんな甘いことは言っていられないほどに事態は深刻になっていました
破壊、するしかないのでしょうか...
若葉「封印はいずれ破れる、それが今回の件の発端だ、仮に封印し直したとしてもそのまま破壊するべきだろう」
園子「りんりんはどうしたい?確実にその存在を消し去る為に腕輪を破壊するか、それともその存在すらも抱き込んで力を手にするか」
翠「私は...」
多数決安価下1〜3
1 破壊したい
2 手に入れたい
(今後の方針として決定されるのでよほどの事がない限りはここで選ばれた事が目標になります)
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 10:13:42.79 ID:q0Ew6vIR0
- 1
- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/25(土) 10:21:37.66 ID:Ii4wkD4wO
- 逆にそれ以外対策が無い場合壊したら詰むかもしれないと言いながら2
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 10:32:41.35 ID:ZT4bbreWO
- 1 ルシエドや寿々華が言ってた事を思い出して
- 411 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/26(日) 03:02:34.43 ID:4b0cWT190
- 破壊か、制御か
思えばその危険性は確かに嗅ぎ取られていました
ルシエド《あの腕輪から、何か危険が存在が眠っているのが感じられる》
ルシエド《極力何かに役立てよう等とは考えない方がいい》
寿々花『いいえ、ですがどうにも邪推してしまうのですわ、以前までの紫様と重なる点が見られる気がして』
寿々花『例えばそう...神の力とは単なるエネルギーではなく意思...タギツヒメのような強大な存在が眠っている...そんな気がしてしまって』
そしてそれらは、腕輪に何かが封じ込められていることは『そう感じる』『そんな気がする』ではなく『そうである』と
決して楽観視してはいけないものが確実に腕輪の中に存在していると、遂にはっきりして
だから、私は
翠「私は...シェム・ハの腕輪を、破壊すべきだと...破壊したいと思います」
そう、決断しました
・・・
そうと決めた私の行動は早かったです
まず園子ちゃん達と別れ表に戻ってきてからししょーを呼び、腕輪を破壊すべきだという趣旨を出来る範囲で説明しました
弦十郎「シェム・ハの腕輪に眠る存在、そしてそれが及ぼす並行世界への影響か...翠くんは、破壊するべきだと結論付けたんだな」
翠「きっと一刻の猶予もないんです、あの腕輪は、腕輪に封印された何かは目覚めさせてはいけない...私達の、誰の手にも負えないんだと思います」
けれどそんな存在の封印が解け始めている、だからこそ赤嶺ちゃんが派遣されてきた
多分そういうことです
弦十郎「...良いだろう、上には俺が説得する」
翠「!」
弦十郎「今回はよく動く前に話してくれた、それで十分だ」
翠「あ、ありがとうございます...!」
きっと聞きたいこと、言いたいことはいっぱいあったでしょう
ですがししょーは多くは聞かず、私の決断を信じてくれました
これは、失敗出来ません
何かする?安価下
(特になければ体力回復の後、赤嶺ちゃんと交流)
- 412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 03:18:23.82 ID:j1/x7FqT0
- 繋がるなら『翠』ちゃんに念話で連絡を入れる(無理なら女神様に伝言を頼む)
後はエルフナインちゃんやルシエドと会話
- 413 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/26(日) 03:27:15.40 ID:4b0cWT190
- 翠「次は...」
刀使の世界にいる皆さんにも連絡...いえ、いきなり赤嶺ちゃんが〜なんて言っても誰ってなるだけですし先に『翠』に連絡して、その辺の説明は上手いこと伝えてもらいますか
えぇ、これくらいの多少の無茶振りは『私』なら大丈夫なはず
翠《『翠』、聞こえますか?》
コンマ下
奇数 通じる
偶数 通じない
- 414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 03:30:46.21 ID:n8JgYEJ8O
- はい
- 415 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/26(日) 04:02:17.68 ID:4b0cWT190
- 『翠』《ん、聞こえてるよ、腕輪見つかった?》
翠《それはまだです、でもシェム・ハの腕輪は見つけ次第破壊することにしました》
『翠』《破壊ね、わかっt...はぁっ!?!?》
『翠』のあまりの大声に、念話だから耳関係ないはずなのにキーンとした気がしました
やはり順序立てて説明した方が良かったでしょうか
『翠』《待て待てどうしてそうなった!?》
翠《実は赤嶺ちゃんがその為に派遣されてて、それで腕輪に封印されてる存在は他の世界にも影響及ぼし始めてるとかで》
『翠』《情報量が多いよ!てか、え、今アカミネって言った!?それ...赤嶺友奈ちゃん、とか?》
翠《えぇまぁ、造反神の命令とかで》
『翠』《待って!だから待ってって!次々と新情報増やさないで!!!》
この後無茶苦茶説明しました
- 416 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/26(日) 04:03:06.84 ID:4b0cWT190
- ・・・
『翠』《現実の方にゆゆゆい時空混ぜなきゃいけないほどの大事とかどうなってるの...》
翠《むしろ青い鳥とか牛鬼みたいな感じかなって思ってるんですけど》
『翠』《精霊風にして召喚した的な?いやまぁそれはこの際どうでも良くて...でもいいの?破壊ってことは今後腕輪の...というか『神の力』が必要になった時、探すところからやり直しだよ?代わりの力なんてそうそう見つからないだろうし》
翠《その時はその時...って言って目を逸らすのが多分今は最善なんだと思います》
もう私に迷いはありません
腕輪を封印された存在ごと破壊する、そうするべきです
『翠』《中の存在そのものが力を持つなら、その入れ物になってる腕輪が聖遺物やら哲学兵装やらになってる可能性は五分五分、仮に破壊した欠片を拾ったところで有効利用出来るかわからない...ここまでわかってて、決めたんだね?》
翠《えぇ、むしろ有効利用も出来ないほどに砕く必要すらあると思っています、何かがあってからではきっと》
欠片とはいえ一箇所に集めて管理するのも危険でしょう
それなら集められないほどの大きさまで砕き、風に乗せて散り散りにする方が安全です
『翠』《ま、ししょーにも許可貰っちゃってるってことは今更どうこう出来ないし...わかった、こっちの皆には『私』から伝えとく》
翠《お願いします》
何か話す?
(特になければエルフナインちゃんと交流)
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 14:33:54.56 ID:j1/x7FqT0
- この短時間でタギツヒメは何か動きを見せているか聞く
- 418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 17:14:54.31 ID:K04uZC8oO
- ガングニールの効果が腕輪にも効くか相談してみよう
- 419 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/27(月) 02:21:38.46 ID:MJKWqKm20
- 流石『私』、理解が早くて助かります
腕輪についての方針は概ねこれで大丈夫でしょう
翠《そういえばそっちでは私達がいない間に何か変化あったりしましたか?タギツヒメのこととか》
『翠』《変化、か...》
コンマ下1
奇数 特に無し
偶数 あり
どんなことが起きた?安価下2以降
- 420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 02:29:19.64 ID:4ocKr3Hr0
- はい
- 421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 03:00:30.89 ID:9HkMaTodO
- 軽く荒魂をけしかけてきた
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 03:18:37.37 ID:Wx+yKUZUO
- 出向いてきたタギツヒメは倒せなかったし逃げられたけどビッキー視点だと和解一歩手前くらいまで行けてたらしい?
- 423 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/27(月) 04:01:07.69 ID:MJKWqKm20
- 『翠』《それこそタギツヒメかな》
私が一時的に気絶していたとはいえ、その時間を含めてもまだ一日と少し
そんな短時間でしたからどうせ何も起きていない...そう思っていた私を嘲笑うかの如く、思いっきり大事件が起きていました
翠《たっ、タギツヒメ!?動いたんですか!?まさか戦ったり!?》
『翠』《落ち着いて、戦ったっていってもあっちが軽くけしかけた荒魂を撃退したくらいだし...一応タギツヒメが姿を見せたって意味じゃざわついたけど》
その口振りでは、荒魂こそ倒してもタギツヒメとの直接対決はしなかったということでしょうか
良かったです、良くはありませんが、そこまでの大事件ではありませんでした
『翠』《あっでも...》
翠《何です?》
『翠』《いや、響さんがタギツヒメに何か話しかけたりとかしてたっぽいんだけど》
あの人はもう...戦場で何を馬鹿なことをってやつじゃないですか
『翠』《その内容とかは聞こえなかったというか聞けなかったけど、響さん的には和解一歩手前まで行けたんじゃないかって》
翠《和解!?》
あっいやでも響さん的にってだけで側から見たら全然って可能性も大いにありますし...
ただ響さんに他人を絆す天才みたいなところがあるのも事実...まさかのラスボス最終的に和解エンドは何回か実績あるんですよね原作で
一歩手前っていうのが引っかかりますが...
翠《あ、響さんといえば》
『翠』《ん?》
翠《響さんのガングニールの効果、神殺しの力って腕輪にも効くんでしょうか》
『翠』《あー...腕輪自体神の力があるだとかいう話で、さらに中に何か眠ってるならそれ十中八九神様なんだろうし...可能性はあるかもね》
腕輪を見つけて、もし私達だけで破壊出来ないようでしたら響さんを呼ぶという手も考えた方がいいかもしれません
- 424 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/27(月) 04:01:46.28 ID:MJKWqKm20
- ・・・
『翠』との念話を終えた私が次に話しかけたのはエルフナインちゃん
というのも別にベッドを抜け出したわけではなく、エルフナインちゃんがメディカルチェックの結果を伝えに来てくれていたからです
エルフナイン「異常は見られません、ですが精神面での疲労は未だ不明瞭な点もある分野ですし、なるべく安静にしてください」
翠「善処します」
エルフナイン「...してくださいね?」
あぁ、エルフナインちゃんの信頼も段々なくなってきてるような
これはまずいですね...っと、それより
翠「エルフナインちゃん、この花のことなんですけど」
エルフナイン「花?あ、翠さんから預かった...えっ!どうしてここに!?まさか勝手に取りに行ったんですか!?」
翠「ストップ、ストップです、単に蛇達とルシエドが持ってきてくれただけです」
真っ先に私が取りに行ったという発想になる辺り本当にまずいですね
翠「それよりその...もう少し緩いというか、ここまで厳重な箱にしなくても、と...花からの影響まで若干遮断出来てしまうかもしれませんし、何より開けるの物凄く大変でした」
エルフナイン「開けられたんですね...」
あのまま開かなかったらいっそアメノムラクモで叩き斬ってしまおうかと思うくらいには大変でしたよ
エルフナイン「厳重であればあるほどと思いましたが、翠さんにも考えがあるんですよね、わかりました!他の花も新しい箱に移しておきます!」
何か話す?安価下
(特になければルシエドと交流)
- 425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 14:58:51.30 ID:4ocKr3Hr0
- 以前、アダムが手にする筈だった力が翠ちゃんに宿ったのは神獣鏡の光による影響だと聞かされる
- 426 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/28(火) 03:24:29.01 ID:ds+bwScT0
- エルフナイン「あ!お伝えし忘れるところでした!」
メディカルチェックもとっくに終わり、エルフナインちゃんの用事は終わりかと思っていましたが
どうやらまだ残っていたようです
エルフナイン「まだあくまでも仮説ですが、シェム・ハの腕輪に施された封印が弱まり起動していないにも関わらず周りに影響を及ぼし始めていると聞きましたから...」
翠「ということは、腕輪に関することですか?」
エルフナイン「いえ、無関係ではありませんが違います」
エルフナインちゃんは若干言い淀み、しかし覚悟を決めたような表情をして
エルフナイン「翠さん達が何故神の力の依代となり得たのか、その理由がわかりました」
翠「ッ...神の力の、依代...」
いつかアダムさんやティキちゃんとの戦いの時、破壊されたティキちゃんが手放した神の力の粒子が私と『翠』が一体となった身体に集まり蓄積した事がありました
あの時神の力が宿ったのが私達の身体だった理由...偶然ではなく必然だったと、そういうことですか?
エルフナイン「曰く『原罪を背負う人類には神の力を手にすることは出来ない』とのことですが...この原罪とは魂に施されたバラルの呪詛」
エルフナインちゃんはタブレットの画面を操作し、私に見えるように渡してきます
その画面に映っているのはとある聖遺物についてのデータ
- 427 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/28(火) 03:30:37.03 ID:ds+bwScT0
- エルフナイン「恐らくはあの日、魔を払う神獣鏡の輝きに飲み込まれることで、翠さんの呪いは解かれた」
神獣鏡のデータを見せながらするということは、それは
翠「ま、待ってください!それじゃ神獣鏡の光は、あるべきカタチへと戻す神獣鏡の光は、バラルの呪詛すらも浄罪して、だから私は神の力の依代になれたと、つまりはそういうことですか!?」
エルフナイン「さっきも言った通りこれは未だ仮説の域を出ません、ですが僕は9割方確信しています」
まさか、そんな事
神の力を手にする為に必要なのがバラルの呪詛を解く事で、私は知らず知らずのうちにその条件を達成していたなんて
...あ
翠「...バラルの呪詛」
私の、最初の目的
女神『貴女生前『統一言語が取り戻せるなら月がなくなって人類の滅びが早くなってもいいのでは?』なんて言ってたらしいじゃないですか』
- 428 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/28(火) 03:31:28.50 ID:ds+bwScT0
- 翠「神獣鏡の光は、バラルの呪詛を浄罪する」
エルフナイン「え、えぇ、恐らくは」
おかしいと思っていたんです
月を破壊しても解かれることの無かったバラルの呪詛
私も考えた事がありました
そもそも『バラルの呪詛を解く為に必要な事が月を破壊することではない』んじゃないかって
安価下
1 統一言語復活の為に神獣鏡の光をばら撒いてみるべきでは...?
2 まぁだからといって今更どうこうしませんが
3 その他(記述)
(翠「奏さんお誕生日おめでとうございます!許可は取ってますからね、今日は一日身体貸してあげますので、生身で誕生日を楽しんでください!...あ、何してもいいですけど流石に常識は弁えて加減はしてくださいよ?」
『翠』「あ、改めて言おうとするとやっぱり緊張する...か、奏さん!ずっとファンですっ!お誕生日おめでとうございますっ!!...な、何で笑うの!?もー!」)
- 429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/28(火) 09:08:09.97 ID:IWvitcKf0
- 3 一応、頭の隅に入れておく
- 430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/28(火) 20:12:44.11 ID:Nh+PfL0bO
- 3、腕輪の事を考えたら距離を取った方がいいか聞いてみる
- 431 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/29(水) 02:28:00.15 ID:XYaNYVp+0
- ...いやいやいや
ここに来てちょっと衝撃の新事実が判明して同様してしまいましたが、この数年間で良くわかったじゃないですか
この世界はアニメなどではなく現実、そうです、そんな思いつき程度でこれ以上やらかしていいわけがないんです
...まぁ、でも、この情報自体は、思いつき自体は一応、頭の隅に入れておくとしましょう
エルフナイン「あの、翠さん...?」
翠「いえ、何でもありません...それよりエルフナインちゃん」
エルフナイン「へ?あ、はい!」
翠「私が神の力の依代となり得るとして、なら腕輪の事を考えたら距離を取った方がいいってことですか?」
腕輪も神の力を宿している...むしろ神様そのものを宿している可能性すらある...という話でしたし
なら私が近付くのは危険ということでしょうか
エルフナイン「わかりません、もしかしたら一度神の力の依代となったことで腕輪に対し何らかの影響を及ぼすかもしれませんし、あるいは神の力に触れられるからこそ翠さんなら破壊出来る、なんて可能性もあります」
翠「響さんの神殺しでなくとも、有効打を出せるかも、と?」
エルフナイン「ですが翠さんが危惧している通り、腕輪に封印された存在と同調し易い可能性も大いにあります、加えて翠さんは他者の魂を寄せ付け易い、憑依させ易い体質と聞きました」
翠「ここからの作戦、やるなら慎重に...ってことですね」
私が勝手に決め、赤嶺ちゃんとも約束を取り付けてしまった手前、ほんの少しの憶測のみを理由に参加しないなんてことは出来ません
ですが、腕輪に封印された何者...それが神様であろうと敵対する存在なら憑依されてあげる道理はありませんし、憑依されて皆さんと戦わされるのも御免です
再三敵対行動っぽいことしておいてって話ではありますが
・・・
エルフナインちゃんが部屋を出ると、入れ違うように入ってきたのはルシエドでした
翠「ルシエド?」
何話す?安価下
- 432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/29(水) 14:41:48.02 ID:5gfY/8TmO
- 他の花達は結局どうなってるのか?
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 20:02:16.35 ID:AN8II1Aq0
- 危ない橋を渡らなかった事に関して褒められる
- 434 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/07/31(金) 02:41:34.34 ID:fSLAkQdg0
- 今度は蛇達を乗せていません
そういえば最近は珍しくこうしてフライユニットから出ていることがあります
あれでしょうか、もしや散歩とか行きたいんでしょうか
ルシエド《賢明な判断だ》
翠「ふぇ」
ルシエド《愚かな思考を否定し、生に執着し貪欲になる...良い心掛けだ》
と思ったら違ったみたいです
これまた珍しく機嫌が良さそう...というかもしかして今褒められてます?
賢明な判断...腕輪を破壊することに決めたことでしょうか
翠「あなたにも、忠告を受けていましたからね」
わふっ、と(多分)満足げに鳴いて頷くと、私のベッドの傍らまで近付いて来て丸くなりました
やや信頼度が上がった気がします
この勢いならと思い撫でようとしたら避けられましたが
翠《あ、そういえば他の花達は結局あの後どうなりました?》
どうなった?安価下
(無難に箱が変わっただけでも可)
- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 04:30:37.14 ID:BBC0cnal0
- 文字通り箱が変わっただけでお願いします
- 436 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/01(土) 02:51:00.30 ID:1zelsJYv0
- ルシエド《待て...ふむ、収める箱が変わった、仕事の早いことだ》
良かったです、エルフナインちゃんすぐに変えてくれたんですね
というかさっきエルフナインちゃんと入れ違いで入ってきたのに何で知って...千里眼?それとも蛇達に見に行ってもらったとか?
後者だったとしたら本当に仲良くなりましたねルシエドと蛇達...きりしらさん2号とも前ほど威嚇し合ったりしてませんし、良い傾向です
翠《他に特に変化とかは》
ルシエド《皆無だ、器が変われど中身が変わることなどそうそうない》
翠《あったにはあったんですけどね...とにかくそれなら良かったです》
そうそうないはずなのにあったということは、それだけあのダインスレイフが入っていた箱が凄かったってことでしょう
ルシエド《...確かに器が影響を及ぼす事を稀と切り捨てるのもまた愚かな思考か、妙な前兆が起これば伝えよう》
翠《はい、ありがとうございます》
用件が済んだからか飽きたのか、ルシエドはゆっくり立ち上がりのそのそと病室を後にしました
さて、これなら...といっても勇者関連の人達と繋がってる事を自覚しているのは私と『翠』と夏菜さん達だけですが...園子ちゃん達との念話に支障が出ることはないでしょう
翠「...勇者、ですか」
まさかまた、あの世界と関わり合う事になるなんて
安価下
1 赤嶺ちゃんと交渉
2 刀使の世界の様子を見る(『翠』ちゃん視点)
- 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/01(土) 04:40:40.45 ID:1SVI4WHbO
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