【まどマギ】まどか「GAN……TZ……?」

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2 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:08:50.58 ID:FBl/3jaa0
黒髪の少女「……ッ」

スーツの巨人「……」

まどか(大きな……巨人と、女の子……)

まどか(あの子、巨人と……戦って……る……?)
3 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:10:05.88 ID:FBl/3jaa0
巨人「……アァアッ!!」ブオンッ

黒髪の少女「ッ!」

ドォオオン……

巨人「オァア、アーッ!!」

黒髪の少女「……う、う……」プルプル

まどか(そんな、勝てるわけないよ……どうして……)

黒髪の少女「……ッ」

まどか(……え、こっち見た?)
4 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:10:53.44 ID:FBl/3jaa0

黒髪の少女「っ、×××ッ……!!」

まどか(なにか、さけん、で――)

スーツの巨人「……ッ」ブオンッ

まどか(――あ、)


まどか「危ないッ!!!!!」
5 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:11:30.63 ID:FBl/3jaa0
……

チュンチュンチチチ……

まどか「…………」

まどか「…………」

まどか「……夢オチ、かぁ……」グテッ
6 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:12:26.66 ID:FBl/3jaa0
ーーー
ーー


トコトコ

まどか「……パパぁ、おはよう」

知久「おはようまどか。ごはんもうすぐできるから、顔洗っておいで」

まどか「はーい……」

トントントントン……
7 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:13:38.05 ID:FBl/3jaa0
……

トコトコ

まどか「おはようさやかちゃん、……あれ、仁美ちゃん今日お休み?」

さやか「なんかさー、軽い風邪ひいたんだって。熱は大したことないらしいけど、念のため今日だけ休むみたい」

まどか「そっか……。早く良くなるといいね」

さやか「だねー。……そうだまどか、今日帰りにCD屋さん寄ってっていい?」

まどか「もちろん。探してるの、見つかるといいね」

さやか「へへへ……」


……
8 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:14:43.68 ID:FBl/3jaa0
ーーー
ーー


放課後

さやか「はー、明日の一限数学かー……。あーあ、ユウウツだなー……」テクテク

まどか「さやかちゃん、数学苦手だもんね……」テクテク

さやか「うら若き乙女が何時間も数式に向かって何になるってのさ。あたしはもっと楽しいことがしたいー」

まどか「あはは……あ、赤になっちゃった……」ピタッ

さやか「運がないなあ。……ま、すぐ変わるでしょ」
9 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:16:01.39 ID:FBl/3jaa0

「「……」」

まどか「……そうださやかちゃん、昨日わたし変な夢見ちゃったんだけど……、」

さやか「ん? 変な夢?」

まどか「あのね、長い廊下を走ってたら……、……ん?」

まどか(……あのトラック、なんか動きが……)


キキキィッ……


さやか「まどか、どうし……、」

まどか「あっ……、」


ドンッ


ーーー
ーー
10 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:17:08.78 ID:FBl/3jaa0
ジジ……
ジ………………

ドサッ

まどか「………………」

まどか「…………」

まどか「……ん……」パチリ

まどか「……あ、」

キョロキョロ

まどか「ここ……どこ……? マンション……?」
11 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:18:05.51 ID:FBl/3jaa0
ジジ……

ドサッ

まどか「!!」クルッ

さやか「……うう、う……」

まどか「さやかちゃん!」

ユサユサ

さやか「あれ、まどか……。なにこれ、夢……?」ボーッ

まどか「わかんない……わかんないけど、気が付いたらここに……」


「……目覚めたようね」


まどさや「「!!」」ビクッ

12 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:20:24.64 ID:FBl/3jaa0

マミ「……そう警戒しないで。私は巴マミ、あなたたちと同じ見滝原中学の三年生よ」

さやか「あ……制服……」

まどか「3年生……てことは、先輩……?」

マミ「あなたたちのその反応……事故かなにかで来たのかしら?
   詳しい説明をしたいところだけど……まだ全員揃ってないみたいね」

まどか「あっあの……ここ、どこなんですか? わ、私、家に帰らなきゃ……」オロオロ

さやか「あたしも、こんなとこ居られないよ! 誘拐? 身代金目当て!?」ガバッ

マミ「駄目よ、どこのドアも開かないもの。
   ……それよりもうすぐあの黒い球が開くから、その中に入ってるスーツに着替える準備をしてちょうだい」
13 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:21:11.74 ID:FBl/3jaa0
まどか「あっ、あの……」

さやか「……もういいよまどか、勝手に帰ろうぜ。……って、あれ?」ガチャガチャ

マミ「開かないって言ったでしょ? 他の部屋も同じよ、いまはここから出られないわ」

さやか「な、何言って……って、わぁっ!!」

ヴヴン……
14 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:22:04.86 ID:FBl/3jaa0
ジジジジジジジジジジジ……

まどか「え、え……」

さやか「な、なにこれ……人間……?」

ジジジジジジジジ…………

まどか「下から、人の形みたいなのが……」

まどか「あっ……」

トン……

黒髪の少女「……」フワリ

まどか(どこかで見た……ような……?)
15 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:23:10.25 ID:FBl/3jaa0
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1585807646/
マミ「あら、暁美さん……。あなたで最後かしら?」

黒髪の少女「……わからないわ。……それより、どうしてあなたたちがここに……」ジロリ

まどか「!」

マミ「あら、知り合いなの? 暁美さん」

黒髪の少女「……答える義理はないわ」プイッ

さやか「……なんか感じ悪いな」
16 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:23:38.47 ID:FBl/3jaa0
マミ「あら、暁美さん……。あなたで最後かしら?」

黒髪の少女「……わからないわ。……それより、どうしてあなたたちがここに……」ジロリ

まどか「!」ドキッ

マミ「…あら、知り合いなの? 暁美さん」

黒髪の少女「……答える義理はないわ」プイッ

さやか「……なんか感じ悪いな」
17 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:24:32.98 ID:FBl/3jaa0
マミ「あら……まあいいわ、あの子は暁美ほむらさん、私の一つ年下よ。あなたは?」

さやか「(まどか……どうするよ、名乗っていいのか……?)」

まどか「(わ、わからないけど……でも他に何すればいいかわからないし……)」

まどさや「「……」」


さやか「あ、あたしは美樹さやか……見滝原の2年生です」キッ

まどか「か、鹿目まどかです。私もさやかちゃんと同い年で……」オド……

マミ「そう、みんな見滝原なの。面白い偶然もあるものね……。
   ……他に人が来ないなら、今回のミッション参加者は全員中学生ね」
18 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:25:32.08 ID:FBl/3jaa0
さやか「ていうかあたしら、ここに来る前に車にはねられたと思ったんですけど……
    これ、どっきりじゃなきゃ……死後の世界とか、なの……?」

ほむら「……その方が、遥かにマシかもしれないわね」

まどか「あ、あの、ミッションとか参加とかっていったい……」

あ〜た〜らし〜い あ〜さがきったっ
きぼ〜うの あさ〜だ

まどか「……!!」ビクッ

さやか「ら、ラジオ体操!?」
19 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:26:17.29 ID:FBl/3jaa0
まどか「あの黒い球から聞こえてくるみたい……」

さやか「な、なにが始まるんだよ……!?」

よろこ〜びにむねをひ〜らけ
それいち に さん

まどか(なに……何が起こってるの……?)

黒い球『……』ヴヴン……
20 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:27:11.34 ID:FBl/3jaa0

 てめえ達の命は
 無くなりました。
 新しい命を
 どう使おうと
 私の勝手です。

 という理屈なわけだす。

 てめえ達は今から
 この方をヤッつけに行って下ちい


 バラ星人

       特徴 とげ ほなやか
       好きなもの 天然水
       口ぐせ されいなものにはとげがある
21 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:28:17.34 ID:FBl/3jaa0

まどか「……な、なにこれ……」

さやか「星人ん? やっつけるぅ? ……ふざけてんの?」

ほむら「……よく聞いて、これは遊びじゃないわ。私たちはこれからスーツを着て、武器を持って戦うの」

さやか「え、えっと……ここ日本だよ、あんた……?」

マミ「信じようが信じまいが、じきに戦いは始まるわ。せめてスーツだけでも着て頂戴」グイッ

さやか「え、なんだよこのケース……おかっぱって、あたしのこと?」

まどか「私のにはリボンって書いてある……」
22 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:29:09.60 ID:FBl/3jaa0
マミ「開けたら中に、黒いスーツが入ってるわ。
   一度裸にならなきゃ着られなくなってるけど、幸い女の子だけだから……早く着替えましょう」

さやか「ま、待ってよ! あたしら何も納得できてないし、いきなりいろいろ言われたってどうしようも……」

ほむら「……」グイッ

フワッ

バンッ

まどか「……っ、さやかちゃん!」

ほむら「……これがこのスーツの力よ。
    これからこの上なく危険な場所に向かうのだから、死にたくないなら着なさい」襟もとクイッ

さやか「う…………。……わ、わかったよ、着りゃあいいんでしょ」ヨロ……

23 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:30:08.18 ID:FBl/3jaa0
ーーー
ーー


まどか「き、着たけどこれ……」ソワッ

さやか「完全にコスプレだな……」モジッ

マミ「良く似合ってるわよ二人とも! ……っと、そろそろ転送が始まる頃ね」ポイッ

まどか「わ、わ!」パシッ

まどか(まあるい……銃……?)

マミ「あまり強い武器じゃないけど……ないよりはマシだと思うわ」ジジ……

ほむら「それと……外に出ても帰ろうとしちゃ駄目よ。しばらくその場で待機していて」ジジ……

さやか「え、え……うわっ!?」ジジ……
24 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:31:55.68 ID:FBl/3jaa0

さやか「んん……えぇ!?」

まどか「え……そ、外……?」

まどか「あそこ、展望台が見える……ここ、見滝原市だよ……!」

さやか「……ま、まあなんでもいいや、出られたんなら帰ろうよまどか、こんな格好だけど……」

まどか「で、でもあの人たちが帰るなって……」オド……

さやか「あいつらの言うこと信用するの!? 誘拐犯かもしれないのに?」

まどか「だ、だからこそ! よくわからないからこそ、慎重に行動しないとだめだよ……」

さやか「……わかったよ、ミッションだか何だか知らないけど、今日だけ付き合ってやろーじゃん」ハーッ
25 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:33:09.18 ID:FBl/3jaa0
……

マミ「……あ、いたわね二人とも。忠告聞いてくれたみたいでよかったわ」テクテク

ほむら「……レーダーでは、敵は西にいることになってるわね。
    私と巴さんで戦うから、あなたたちは後ろで待機していて」

まどか「え、え……」オロオロ

さやか「……よくわかんないけど、もうついてくしかなさそうだな、まどか……」

26 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:34:40.70 ID:FBl/3jaa0
ーーー
ーー


さやか「……着いたけど、ここって……植物園?」

ほむら「鍵がかかってるわね……」

まどか「ま、まあ夜だしね……どうしようか、って、え?」

ギュイーンギュイーン

さやか「……何やってんの、あんた?」

ほむら「……離れて」グイッ

バアン!!

まどか「うわっ!」

ほむら「……行くわよ」スタスタ

さやか「えっ、ちょ、あんた、鍵壊して……! ちょ、さっさと行くなぁ!!」ドタドタ
27 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:36:10.67 ID:FBl/3jaa0
ーーー
ーー


フワーッ

まどか「よ、夜の植物園ってなんか……ブキミだね……」ビクビク

マミ「バラの匂いが濃くなってきたわね……」

さやか「そ、そろそろ敵さんのお出ましかぁ?」プルプル

ほむら「……。……ッ」キッ


職員?「キレイナ……ニハ……」パチン……パチン

28 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:39:08.92 ID:FBl/3jaa0

さやか「(え、あれ職員さん!? やばいよ捕まるって……)」

ほむら「……巴さん、あなたは背後から援護して。私はXガンで様子を見るわ」チャ……

マミ「えぇ……無理しないでね、暁美さん」

ジリ……

ほむら「…………」カチャ……

ほむら「……ッ!」ギュイーンギュイーンギュイーン

バンッ

さやか「う、撃ったぁ!? や、やばいよやばいよ、賠償金ってレベルじゃ……」

バラ星人「……オッ、オッ、ギャオオオオオッ」グオオッ

まどか「!?」

29 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:40:46.41 ID:FBl/3jaa0

まどか(な、なにあれ……大きなバラの真ん中に……人の顔……?)

さやか「あ、あれがバラ星人!? ただの変態ヤローじゃん」

ギュイーンギュイーン

マミ「あら、案外しぶといわね……Yガン使った方がいいかしら?」

ほむら「いえ……これだけで十分よ。あなたは二人の方を見ていて」ギュイーン

マミ「はいはい。……あっ」

バラ星人「アァアアアアットゲットットゲッ、アッ」グオオッ

まどか「危ないっ!!!!」

ほむら「……」

バァン……
30 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:41:40.89 ID:FBl/3jaa0

まどさや「「…………」」

さやか「……はじけ、とんだ……」ポカーン

マミ「すごい、お見事。今回は何点かしらねえ」

ほむら「……さぁ。あまりに歯ごたえがなさすぎるし、これ一体だけとは思えないわ」

まどか「まだ他に、いるの……? ……ッ」ピピピピピ

さやか「れ、レーダーが!」

ボコ……ボコボコ……

バラ星人たち「「「「ウウ……ア……」」」」

まどか「ひ、ひいっ」ビクッ

さやか「か、囲まれた……」
31 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:42:35.75 ID:FBl/3jaa0
マミ「鹿目さん、美樹さん、どこでもいいから撃って頂戴!
   上下のトリガーを同時に引けば撃てるわ!」

さやか「ん、んなこと言われても……」グイッ

ギュイーン

バラ星人「キレッ、アッ」バンッ

さやか「あ……当たった……?」

マミ「すごいじゃない、その調子よ!」ギュイーンギュイーンギュイーンギュイーン

バババババンッ

まどか「す、すごい……」

さやか「一瞬でみんなはじけた……」
32 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 15:44:21.15 ID:FBl/3jaa0
ーーー
ーー


ほむら「……ふう、だいぶ倒したわね」ホーッ

マミ「またこの前みたいに、規格外に強いのが出てこないといいんだけど……あっ」ジジ……

さやか「ま、また輪切りに……」

マミ「これは転送が始まったあかしよ。敵を全部倒し終えるとあの部屋に戻れるの……」ジジ……

さやか「戻って……どうなるんだよ、また閉じ込められるの?」

マミ「いいえ、そのまま普通におうちに帰れるわ……」ジジ……

まどか「あ……顔が消えちゃった……」ジジ……

さやか「まどか、あんたも! 頭青くなってるよ!」

まどか「え、ほんとに!? ……あ、マンションの中……」ジジ……
33 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 21:36:27.99 ID:FBl/3jaa0


ジジ……

まどか「……も、戻ってきた…………」

さやか「……なにこれ、もう終わり、なの?」

ほむら「まだ帰るのは早いわ。成績発表を見届けないと」

さやか「……成績発表?」

ほむら「ガンツ……いえ、あの黒い球を見なさい」

ガンツ『……』ヴヴン……
34 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 21:37:07.93 ID:FBl/3jaa0
かちゅ〜しゃ
10てん
TOTAL78てん
あと22てんでおわり

リボンきにJすぎ
Xガン使いすぎ

ほむら「……フン」フワサッ

さやか「かちゅ〜しゃってあんたのこと……? 変な似顔絵も付いてる」

まどか(リボン……)
35 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 21:38:31.96 ID:FBl/3jaa0

ドリル
12てん
TOTAL89てん
あと11てんでおわり

ちちでかすぎ
よゆうこきすぎ

マミ「……はぁ」たゆん

さやか(たしかにデカすぎるよな……)じーっ

ほむら「私が倒したのが5体だから……1体2点ね。もっとがっつり稼げると思ったのだけど」

マミ「まあ、その分弱かったから二人を守れたじゃないの。
   それに美樹さんなんか、初めてなのに2体も倒しちゃってたし」ニコッ

さやか「え、えへへ……」テレテレ
36 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 21:39:13.09 ID:FBl/3jaa0

おかっぱ
4てん
TOTAL4てん
あと96てんでおわり

もんくたれすぎ
リボンとべったりすぎ

さやか「文句たれすぎって……言いたくもなるよあんなん」

まどか「あはは……いきなりすぎるもんね……」

マミ「ふふ、ガンツは口が悪いのよね……」
37 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 21:39:39.99 ID:FBl/3jaa0

リボン
0てん
TOTAL0てん
あと100てんでおわり

戦意なちすぎ
びくびくJすぎ

まどか「う……」

さやか「……仕方ないって」

ほむら「…………」

38 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 21:40:31.72 ID:FBl/3jaa0

ほむら「……さて、成績発表も終わったことだし、帰っていいわ。
    ……もしスーツを持って帰るつもりなら、肌身離さないようになさい」

まどか「あ、あの……」おず……

マミ「どうしたの、鹿目さん?」

まどか「え、えっと……さっき表示されてた、『あと○○てんでおわり』って何ですか……?」

ほむら「……敵を倒すと点数が貰えて、100点溜めると記憶を消されてこのゲームから解放されるのよ。
    だからみんな、死ぬ気で戦わないといけないの」

まどか「し、死ぬ気で……」

さやか「え、ていうかあたしら死んだんじゃないの……?」

マミ「……ふたりとも、この後時間良いかしら」

ーーー
ーー
39 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/02(木) 21:41:15.42 ID:FBl/3jaa0

ほむら「……つまり、私たちはクローンのようなものらしいわ。死ぬ瞬間にコピーされて、あの部屋に呼び出されたの」

まどか「え、じゃああの交差点に私たちの体が……」

マミ「……いえ、どうやら完全に死んだ瞬間消えるみたいよ。
   私も自分が死んだ場所に行ってみたけど……、被害者が行方不明だから、幽霊騒ぎにまでされていたわ」

さやか「……え、で、で。その……あたしらは100点ためれば抜けられるらしいけど、それまでは今夜みたいなことをずっと繰り返すってこと?」

マミ「そうなるわね……といっても呼び出しには間があるから、何もない日は集まって戦闘の訓練をしない?
   折角仲良くなれたんだもの、少しでも死ぬ確率を下げたいし……」

まどか「え、えっと……」おどおど

さやか「……そうしないと危ないってんなら、やりますけど」

ほむら「英断ね。私は一人暮らしだから、時間はあなたたちに任せるわ」

マミ「私は両親が気にするから……休日か、夕方までなら……」
40 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/24(金) 00:56:34.37 ID:oE6TsUvg0
ーーー
ーー


詢子「おかえりーまどか。……あんた、遅くなるなら連絡くらいしなよー」

まどか「ご、ごめんママ……。ついお話に夢中になっちゃって……」

詢子「……ま、青春だものね。でもホント連絡はちゃんとしてよ、あたしらも心配なんだから」

まどか「うん、本当にごめんね……」

詢子「もういいよ。それよりお風呂湧いてるから、はやく入んな」
41 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/24(金) 00:57:11.77 ID:oE6TsUvg0
パタン

ドサッ

まどか(……今日の出来事は、何だったんだろう)

まどか(あんな……映画みたいな……)

まどか(…………)

まどか(私が……戦う……?)

まどか(…………)

まどか(………………)

ーーー
ーー
42 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/24(金) 00:58:11.63 ID:oE6TsUvg0
翌朝

さやか「まどかー、おはよーっ」

仁美「おはようございますわー」

まどか「お、おはよう……」

まどか「……ねえさやかちゃん、昨日のことだけど……」

さやか「(シッ、あの黒髪のが言ってたでしょ? 人前で話すなって)」

まどか「(あ、ご、ごめん……)」

さやか「(まあ、キブツソンカイとか不法侵入で捕まりたくないしね……それに言ったって誰も信じてくれないよ)」

仁美「……どうしたんですの? 二人とも。わたくしに内緒で目配せしあって……」ジッ…

まどか「う、ううん、何でもないよ……。仁美ちゃん、もう具合いいの?」

仁美「ええ、一日休んだおかげでばっちり……」
43 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/24(金) 00:59:24.23 ID:oE6TsUvg0
ーーー
ーー


和子「……今日は重要な話があります。みなさんはカレーにライスを乗せるのとライスにカレーをかけるのと、どちらが正しいと思いますか? はい中沢君!」

中沢「え、えっと……ど、どっちも正しいかな、って……」

和子「その通り! そこに正しい正しくないなどありません! みなさんはカレーのかけ方ひとつで怒るような人間に……」

ギャーギャー

さやか「(先生また荒れてるね……)」

まどか「(彼氏さんと別れちゃったのかな……)」

和子「……それと、今日は転校生がいます。入ってらっしゃい」

ガラッ

ザワッ

まどさや「「……っ!!」」

ほむら「……暁美ほむらです。よろしくお願いします」

44 : ◆8bYQV1z34. :2020/04/24(金) 02:07:49.89 ID:oE6TsUvg0
ーーー
ーー


和子「……今日は重要な話があります。みなさんはカレーにライスを乗せるのとライスにカレーをかけるのと、どちらが正しいと思いますか? はい中沢君!」

中沢「え、えっと……ど、どっちも正しいかな、って……」

和子「その通り! そこに正しい正しくないなどありません! みなさんはカレーのかけ方ひとつで怒るような人間に……」

ギャーギャー

さやか「(先生また荒れてるね……)」

まどか「(彼氏さんと別れちゃったのかな……)」

和子「……それと、今日は転校生がいます。入ってらっしゃい」

ガラッ

ザワッ

まどさや「「……っ!!」」

ほむら「……暁美ほむらです。よろしくお願いします」

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