他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
シンゲキロンパ CHAPTER 04
Check
Tweet
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/06(月) 15:20:08.76 ID:dgmeJWkC0
コニー「…?? す、すまん…
何が言いたいのかわかんねえんだけど…」
アルミン「つまり、【裏切り者】によって
モノクマ側に有利なルール違反が為される可能性があるってことだよ」
ヒストリア「…ど、どういうこと?」
アルミン「僕の深読みかもしれないんだけど…」
アルミン「モノクマには“50日間の訓練”以外にも
犯したいルールがあるんじゃないかって…」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/06(月) 15:25:06.86 ID:dgmeJWkC0
ジャン「…はあ?」
アルミン「モノクマには元々、犯したいルールが2つあった」
アルミン「その1つが、“50日間の訓練”だった…」
アルミン「だけど一度に2回もルールを犯せば、
さすがに僕らの反発を招きかねない」
アルミン「だから、モノクマはあえて【1回だけルールを犯す権利】を
僕たちに与えて…」
アルミン「それを【裏切り者】に使わせるつもりなんじゃないかって…
そう思ったんだ」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/06(月) 15:30:17.60 ID:dgmeJWkC0
ミカサ「…なるほど、その方法なら
ごく自然に2つのルールを犯すことができる」
ミカサ「まさに、モノクマ側にとっては一石二鳥…」
ジャン「ちょ、ちょっと待てよ… モノクマが
そこまでして犯したいルールってのは何なんだ?」
アルミン「…それはわからない。そもそも、この推理自体
はっきりとした根拠がある訳じゃないから」
ジャン「………………」
アルミン「だけど、その可能性を完全に否定することもできない…」
アルミン「だから、僕たちの間で“どのルールを犯すか”を
予め決めておく必要があると思うんだ」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/06(月) 15:40:10.27 ID:dgmeJWkC0
コニー「…よくわかんねーけど、この場で
“どのルールを犯すか”を決めようってことだよな?」
アルミン「その通りだよ、コニー」
アルミン「予めみんなで決めておけば、各々が勝手に
ルール違反をする危険性はなくなるし…」
アルミン「【裏切り者】に対する抑止にもなるからね」
ジャン「…まあ、その方針自体に異論はないぜ」
ジャン「それじゃあ、早速だが… どのルールを犯すんだ?」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/06(月) 15:50:21.47 ID:dgmeJWkC0
■ 兵団規則 ■
1 訓練兵達はこの施設内だけで共同生活を行いましょう。
共同生活の期限はありません。
2 夜10時から朝7時までを“夜時間”とします。
夜時間は立ち入り禁止区域があるので、注意しましょう。
3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。
4 この施設について調べるのは自由です。
特に行動に制限は課せられません。
5 監督教官ことモノクマへの暴力を禁じます。
6 “物体X”の破壊を禁じます。
7 仲間の誰かを殺したクロは“卒業”となりますが、
自分がクロだと他の訓練兵に知られてはいけません。
8 訓練兵内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、
訓練兵全員参加が義務付けられる兵団裁判が行われます。
9 兵団裁判で正しいクロを指摘した場合は、
クロだけが処刑されます。
10 兵団裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、
クロだけが卒業となり、残りの訓練兵は全員処刑です。
11 訓練兵達は50日間の訓練を行います。
訓練への参加は強制ではありません。
12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
“ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。
13 倉庫から物品を持ち出す際は、
管理表に必要事項を記入しましょう。返却時も同様です。
14 コロシアイ兵団生活で同一のクロが殺せるのは2人までとします。
15 なお、兵団規則は順次増えていく場合があります。
35 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/06(月) 15:55:11.06 ID:dgmeJWkC0
今日はここまで
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/06(月) 21:59:20.23 ID:st4gHG540
かしこいあるみん
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/07(火) 00:20:10.84 ID:VB4iquop0
ヒストリア「……うーん」
ヒストリア「こうして見ると… 今の状況で、
違反してメリットのあるルールってあるのかな?」
コニー「こいつなんかどうだ?」
5 監督教官ことモノクマへの暴力を禁じます。
コニー「これが無効になるなら、あいつをやっつけられるんじゃねえか!?」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/07(火) 00:25:05.61 ID:VB4iquop0
アルミン「いや、コニー…」
アルミン「それはやめた方が良いと思う」
ジャン「……だよな」
コニー「え!? なんでだよ!?」
アルミン「昨日の裁判でモノクマが言ってたよね」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/07(火) 00:40:04.16 ID:VB4iquop0
モノクマ『うぷぷ… そうだよ、ボクはれっきとした人間なんだ』
モノクマ『今更『中の人なんていません!』とか言うつもりはないからね』
モノクマ『ボクはあくまでこの“モノクマ”という器を借りて
オマエラに接しているだけであって…』
モノクマ『本体はちゃんと他にいるんだよ』
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/07(火) 01:50:25.36 ID:VB4iquop0
アルミン「モノクマには本体… つまり、それを操っている人間がいる」
アルミン「たとえモノクマに暴力を加えて破壊できたとしても、
本体である人間には傷一つ付かないよ」
コニー「………………」
アルミン「それに、モノクマはこうも言っていた」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/07(火) 02:00:03.92 ID:VB4iquop0
モノクマ『ちょっと暇だった時に、寄宿舎内の通気口内を這って
スパイごっこをしてたんだ』
モノクマ『そしたら、ちょうどスプリンガーくんの部屋のところで
動けなくなっちゃって… そのまま乗り捨てたってわけ』
アルミン「あいつは自分の身体を『乗り捨てた』って言ったんだ」
アルミン「つまり… “モノクマ”という器は
何体ものスペアがある可能性がある」
アルミン「だから、モノクマに1回限りの暴力を振るって
破壊できたとしても… ほとんど無意味だと思う」
42 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/07(火) 02:05:14.24 ID:VB4iquop0
今日はここまで
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/08(水) 09:30:28.80 ID:fqiMXZoc0
コニー「そ、それじゃあ… 一体どのルールならいいんだよ?」
ジャン「そこなんだよな…」
2 夜10時から朝7時までを“夜時間”とします。
夜時間は立ち入り禁止区域があるので、注意しましょう。
3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。
13 倉庫から物品を持ち出す際は、
管理表に必要事項を記入しましょう。返却時も同様です。
ジャン「この辺のルールは違反したってどうしようもねえし…」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/08(水) 09:35:06.14 ID:fqiMXZoc0
8 訓練兵内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、
訓練兵全員参加が義務付けられる兵団裁判が行われます。
9 兵団裁判で正しいクロを指摘した場合は、
クロだけが処刑されます。
10 兵団裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、
クロだけが卒業となり、残りの訓練兵は全員処刑です。
14 コロシアイ兵団生活で同一のクロが殺せるのは2人までとします。
ジャン「コロシアイ関連のルール違反は、通常なら考慮してもいいが…」
ジャン「“ファイナルデッドルーム”でのゲーム開始が宣言されてる状態で
またコロシアイが起きるとは考えにくい…」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/08(水) 09:40:03.98 ID:fqiMXZoc0
11 訓練兵達は50日間の訓練を行います。
訓練への参加は強制ではありません。
12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
“ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。
ジャン「かといって、“ファイナルデッドルーム”関連の
ルールを無視すれば…」
ジャン「全ての謎を解くチャンスが失われることになる」
アルミン「………………」
ジャン「そう考えると、確かに…」
ジャン「違反してメリットのあるルールはないのかもしれねえな…」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/08(水) 09:45:33.34 ID:fqiMXZoc0
ヒストリア「………………」
ヒストリア「…ねえ、こういうのはどうかな?」
ヒストリア「“ファイナルデッドルーム”でのゲームに勝った場合に
叶えられる願いを2つ以上に増やす…っていうのは」
アルミン「……えっ?」
ヒストリア「最初の裁判でミーナが言ってたよね」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/08(水) 09:50:08.11 ID:fqiMXZoc0
モノクマ『だけどもし、キミが生きて【巨人に関する重大なヒミツ】を
持ち帰ったとしたら…どうなると思う?』
ミーナ『…!』
モノクマ『残った人類と力を合わせて、
【巨人に関する重大なヒミツ】を最大限に活かせば…』
モノクマ『シーナ、ローゼ、マリアの奪還はもちろん…』
モノクマ『巨人そのものを葬り去ることだってできちゃうかもよ?』
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/08(水) 09:55:12.60 ID:fqiMXZoc0
ヒストリア「現状の“ファイナルデッドルーム”のルールでは、
複数の願いを叶えることはできない…」
ヒストリア「だけど、そこを違反対象にすれば…」
ヒストリア「『【巨人に関する重大なヒミツ】を手に入れた上で
みんなでこの施設を脱出する』っていう2つの願いを選べば…」
ヒストリア「私たちは無事にここから出て、生き残ってる人たちを
助けられるかもしれないよ!」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/08(水) 10:00:15.12 ID:fqiMXZoc0
ジャン「…お前、正気か?」
ジャン「“ファイナルデッドルーム”のゲームで勝利した場合に
願いを提示てきるのは成績1位のミカサだけなんだぞ?」
ミカサ「………………」
ジャン「もしミカサが【裏切り者】だったらどうするんだ?
それこそモノクマ側に有利な状況になっちまうだろうが」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/04/08(水) 10:05:43.09 ID:fqiMXZoc0
ヒストリア「………………」
ヒストリア「…私は、ミカサが【裏切り者】だなんて思ってないよ」
ジャン「ああ…?」
ヒストリア「というよりも…」
ヒストリア「私は… 本当に【裏切り者】がいるとは思えない」
51 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/08(水) 10:10:03.59 ID:fqiMXZoc0
今日はここまで
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/08(水) 16:28:07.77 ID:qBw6ZaRYO
乙
暇も出来たし1から読み直そうかな
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/12(日) 21:40:13.55 ID:4hB5M4qn0
ジャン「何を言ってんだ…? モノクマが言ってたじゃねえか」
モノクマ『オマエラの言う真の【裏切り者】とは誰か』
ジャン「“全ての謎”には【裏切り者】の正体も含まれてる」
ジャン「アルミンがカマをかけて、モノクマが――」
ヒストリア「その発言自体がモノクマの罠だとは考えられない?」
ヒストリア「私たちを疑心暗鬼にさせるための…」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/12(日) 21:45:33.72 ID:4hB5M4qn0
ジャン「………………」
ヒストリア「…どうしても信じられないんだ」
ヒストリア「私たちの中にモノクマと通じてる【裏切り者】が
いるだなんて…」
ミカサ「………………」
ヒストリア「だってそうでしょ?」
ヒストリア「私には、みんなが嘘をついてるようには思えない…」
ヒストリア「みんな必死で… 戦ってるようにしか見えないよ」
55 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/12(日) 21:50:06.38 ID:4hB5M4qn0
今日はここまで
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/12(日) 22:01:40.56 ID:ttpV4WEx0
乙
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 18:20:08.86 ID:55bDGJrG0
アルミン「……ヒストリア」
アルミン「悪いけど… その意見には賛同できない」
ヒストリア「……え?」
アルミン「僕だって本当は信じたいよ」
アルミン「僕たちの中に【裏切り者】なんかいないって…」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 18:25:25.25 ID:55bDGJrG0
アルミン「みんなが嘘をついてるようには見えない…
僕も最初はそう思ってた」
アルミン「でも、現実は違った」
アルミン「自らの思惑を隠して僕たちを出し抜こうとした人たちが…
今まで3人もいたじゃないか」
ヒストリア「…!!」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 18:35:12.35 ID:55bDGJrG0
ミーナ『いい加減にしろよこのもやしが!!』
ユミル『今の私たちに足りないのは信じる心だ』
ユミル『疑うことすら忘れるほどに、バカみたいに信じ抜くこと…
そうは思わないか?』
アニ『アルミン… みんな…』
アニ『後は任せたからね』
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 18:40:12.17 ID:55bDGJrG0
ジャン「…アルミンの言う通りだ」
ジャン「お前の考えは楽観的すぎる…
事態は常に最悪の方向に捉えるべきだろ」
ヒストリア「………………」
ジャン「『みんなが嘘をついてるようには思えない』とか
言ってるけどよ…」
ジャン「お前、ユミルとあんなに仲良くしてたのに…
あいつの嘘を見破れなかったじゃねえか」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 18:45:10.36 ID:55bDGJrG0
ユミル『私がその秘密を明かした時』
ユミル『お前は元の名前を名乗って生きろ』
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 18:50:17.75 ID:55bDGJrG0
ヒストリア「……ッ!!」
コニー「…!」ビクッ
ヒストリア「い、今…!!」
ヒストリア「今ユミルは関係ないでしょ!!」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 18:55:07.01 ID:55bDGJrG0
ジャン「…!!」
ヒストリア「あっ……」
ジャン「………………」
ヒストリア「ご、ごめん…」
ジャン「…いや、オレの方こそ」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 19:00:13.60 ID:55bDGJrG0
コニー「え、えーっと…」
コニー「じゃ、じゃあよ… このルールなんてどうだ?」
12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
“ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。
コニー「要は【裏切り者】の存在がネックになってるんだろ?」
コニー「だったら、このルールを破っちまって…」
コニー「“一番【裏切り者】じゃなさそうな奴”に
ゲームの挑戦権を委託するっていうのはどうだ?」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/13(月) 19:05:05.19 ID:55bDGJrG0
アルミン「……えっ?」
ミカサ「………………」
ジャン「………………」
ヒストリア「………………」
コニー「…あ、あれ?」
コニー「俺、また変なこと言っちまったか…?」
66 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/13(月) 19:25:03.90 ID:55bDGJrG0
今日はここまで
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/13(月) 19:53:49.03 ID:CnswoxpLO
すごいぞコニー賢いぞ
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/14(火) 01:20:06.19 ID:XoUNf5xj0
コニーは土壇場で頭が回る
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/16(木) 20:00:40.24 ID:AC/ZDxf/0
ジャン「いや… 悪くねえ」
コニー「……え?」
ジャン「お前の言った通り、ここでオレ達の
大きな足枷になってるのは【裏切り者】の存在だ…」
ジャン「でも、今お前が言った方法なら…」
ジャン「場合によっては、【裏切り者】に対しての
大きな対抗手段になるかもしれない…」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/16(木) 20:10:11.45 ID:AC/ZDxf/0
ヒストリア「……うん」
ヒストリア「確かに… それいいかも」
コニー「え!? マジか!?」
ジャン「ああ、何より…」
ジャン「お前の言う“一番【裏切り者】じゃなさそうな奴”に
心当たりがあるからな」
アルミン(ジャンの言葉が合図になったかのように、
みんなの視線が“ある人物”に集中した)
アルミン(……この僕の方に)
71 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/16(木) 20:15:31.26 ID:AC/ZDxf/0
今日はここまで
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/16(木) 20:55:51.40 ID:V1eaXKIhO
乙
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/17(金) 00:05:12.51 ID:iYny9+iZ0
アルミン「……えっ? 僕?」
ジャン「お前が一番可能性低いだろ」
アルミン「ど、どうして…?」
ジャン「【裏切り者】が【裏切り者】の存在を示唆するか、普通?」
ジャン「もし、あの時にお前が言い出さなかったら…」
ジャン「今頃はきっとライナーとベルトルト、
もしくはアニが【裏切り者】として片付けられてたぞ」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/17(金) 00:10:20.31 ID:iYny9+iZ0
ジャン「それだけじゃない…」
ジャン「オレたちは今までずっと… お前に助けられてきた」
アルミン「……!」
ジャン「オレたちが今こうして生きてるのは、
お前が真実を言い当て続けてきたからだ」
ジャン「…少なくともオレは、そう思ってる」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/17(金) 00:15:15.72 ID:iYny9+iZ0
アルミン(僕はみんなを見た)
アルミン(そこにあったのは仲間たちの顔だった)
アルミン(今まで共に死線を潜り抜けてきた仲間たちの顔…)
アルミン(その仲間たちが…
信頼の色を帯びた眼差しで僕を見つめている)
アルミン(そして、その中には…
成績1位を勝ち取ったミカサの視線もあった)
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/17(金) 00:20:12.79 ID:iYny9+iZ0
アルミン「ミ、ミカサはいいの…?
ゲームの挑戦権を放棄することになるけど…」
ミカサ「……別に構わない」
アルミン「えっ…」
ミカサ「アルミンには正解を導く力がある」
ミカサ「アルミンなら、もしかしたら…
私よりも良い答えを出してくれるかもしれない」
77 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/17(金) 00:50:04.38 ID:iYny9+iZ0
今日はここまで
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/17(金) 22:10:31.59 ID:WDRcPkcJ0
そこはコニーかヒストリアじゃないのか
アルミンとか他の104期から見ればむしろ一番危険な存在じゃないか
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/19(日) 10:20:48.02 ID:tmskvG7K0
ジャン「…どうやら、満場一致みたいだな」
ミカサ「………………」
ジャン「それなら、オレたちが破るルールはこれで決まりだ」
12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
“ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。
ジャン「“ファイナルデッドルーム”での挑戦権を
成績1位のミカサからアルミンに渡す」
ジャン「…それでいいな?」
ヒストリア「うん…」
コニー「お、おう…」
ミカサ「……わかった」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/19(日) 10:25:38.60 ID:tmskvG7K0
ジャン「よし、それなら、これから捜査を…」
アルミン「あっ、ちょっと待って」
アルミン「もう1つだけいいかな? 大事な話なんだ」
コニー「…? まだ何かあんのか?」
アルミン「うん、今度は… モノクマの例の発言についてだよ」
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/19(日) 10:30:07.89 ID:tmskvG7K0
モノクマ『この施設には現在、生きた人間が12人います』
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/19(日) 10:35:16.20 ID:tmskvG7K0
ジャン「ああ、あれか…」
ヒストリア「………………」
コニー「あれは… どう考えたって嘘だろ」
アルミン「いや、コニー…」
アルミン「モノクマはあの発言に【嘘偽りは一切ない】と
言っていたよね?」
コニー「………………」
アルミン「だから、ここはとりあえず…
あの発言が真実だという前提で話を進めるべきだと思う」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/19(日) 10:55:16.25 ID:tmskvG7K0
アルミン「…一晩よく考えてみたんだ」
アルミン「あの発言が意味することは何なのか、
あの発言が真実だという前提なら何が言えるのか…」
アルミン「そして、その前提で考えを進めたら…
2つの仮説が思い浮かんだんだよ」
コニー「…??」
アルミン「1つ目の仮説だけど…」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/19(日) 11:05:08.15 ID:tmskvG7K0
アルミン「モノクマの正体である人間は…
僕たちの中にはいないと思う」
85 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/19(日) 11:25:10.03 ID:tmskvG7K0
今日はここまで
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/19(日) 16:14:29.73 ID:6ZUCeGQFo
まあ、今まで死んだメンバーが実は生きてるか外部の人間がいるかのどっちかになるよな
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/27(月) 16:50:12.74 ID:lqkySTzg0
コニー「…? なんでそうなるんだ?」
アルミン「簡単なことだよ」
アルミン「この監禁生活が始まった初日…」
アルミン「つまり、僕たち12人がまだ誰も死んでいなかった頃…
モノクマは確かに動いたり喋ったりしていた」
アルミン「モノクマの正体が人間だというなら…
あの時点で“13人目の人間”が存在したことになる」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/27(月) 16:55:06.09 ID:lqkySTzg0
ジャン「確かに、そりゃそうか…」
ジャン「つまり、モノクマの正体である人間は
外部の人間…ってことだよな」
ミカサ「………………」
ヒストリア「その人って… 私たちと関係のある人なのかな?」
アルミン「…それはまだわからない」
アルミン「僕たちが知っている人かもしれないし、
知らない人かもしれない」
アルミン「あるいは、会ったことはあるけど
僕たちが忘れてしまっている人なのかも…」
89 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/27(月) 17:00:13.57 ID:lqkySTzg0
今日はここまで
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/27(月) 21:49:27.97 ID:SYoLB+heO
乙
誰なんだ…
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/28(火) 01:10:05.98 ID:uY1GX2/50
ミカサ「私たちが忘れてしまっている人間…」
ミカサ「それはつまり…“失われた数年間”で
会ったことがある人物ということ?」
モノクマ『オマエラの“失われた数年間”に何があったのか?』
アルミン「…可能性の話だよ。断言はできない」
ミカサ「………………」
アルミン「だけど、僕らが記憶喪失だということが
現実味を帯びてきた今…」
アルミン「その人物は… 多かれ少なかれ
“失われた数年間”に関わっていると思うんだ」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/28(火) 01:15:08.06 ID:uY1GX2/50
コニー「…やっぱり俺ら、記憶を無くしてるんだよな?」
ヒストリア「…うん、それは間違いないと思う」
ミカサ「………………」
ヒストリア「時々、知らない光景がフラッシュバックする現象…
もしかして、みんなも体験してるんじゃない?」
ヒストリア「そして、その現象はどんどん頻度を増している…」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/28(火) 01:20:05.01 ID:uY1GX2/50
???『おい… 何をする気だ!?』
???『やめろ!!』
???『ごめん… でも…』
???『もう耐えられない…』
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/28(火) 01:25:05.51 ID:uY1GX2/50
ジャン「ああ、間違いねえ…」
ジャン「オレは… マルコを知っている」
アルミン「………………」
ジャン「まだ詳しくは思い出せねえが…
オレはマルコの死体を見たんだ」
ジャン「顔の半分を喰い千切られたマルコの死体を…」
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/28(火) 01:30:13.75 ID:uY1GX2/50
ジャン『お前…』
ジャン『マルコ……か……?』
96 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/04/28(火) 01:35:05.14 ID:uY1GX2/50
今日はここまで
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/30(木) 19:41:27.23 ID:4GAAyXVM0
ラスボスマルコかよ
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/02(土) 09:15:14.42 ID:Z5YhIknJ0
コニー「あれは… 本当にマルコだったのか?」
ジャン「…は?」
コニー「だ、だってよ… おかしくねえか?」
コニー「俺だってマルコのことは知ってる…
いや、思い出したんだ」
コニー「あいつがもうこの世にいないってことを…」
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/02(土) 09:35:04.51 ID:Z5YhIknJ0
コニー「なのに、あいつは昨日死んだ」
コニー「俺たちの目の前で… アニと一緒に巨人に喰われただろ?」
ジャン「………………」
コニー「な、なあ… 俺、別に変なこと言ってねえよな?」
コニー「なんで… 既に死んでるはずのマルコが
昨日また死んだんだよ…?」
100 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/05/02(土) 09:45:14.31 ID:Z5YhIknJ0
今日はここまで
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 09:55:45.83 ID:Sq2rLbW70
アルミン「……コニー」
アルミン「今はやめよう」
コニー「えっ…」
アルミン「その答えは多分…
いくらここで考えても出ないよ」
アルミン「おそらく、それもまた“全ての謎”に
含まれる内容だと思うから…」
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 10:05:24.55 ID:Sq2rLbW70
コニー「………………」
アルミン「それよりも、みんなに聞いて欲しいことがあるんだ」
ジャン「何だよ、まだ何かあるのか?」
ミカサ「…そういえば、アルミンは仮説が2つあると言っていた」
ミカサ「1つ目は“モノクマの正体である人間が私たちの中にいない”
という話だったけど… もう1つは何なの?」
アルミン「うん、あのね…」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 10:30:25.76 ID:Sq2rLbW70
アルミン「この施設には… 僕たちの他にも
囚われている人たちがいると思うんだ」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 10:35:22.88 ID:Sq2rLbW70
ミカサ「…!?」
ヒストリア「……え?」
アルミン「理詰めで考えてみたんだ」
アルミン「まず、モノクマの例の発言が真実だとするよ…」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 11:00:04.13 ID:Sq2rLbW70
モノクマ『この施設には現在、生きた人間が12人います』
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 11:25:05.63 ID:Sq2rLbW70
アルミン「この施設には生きた人間が12人いる…」
アルミン「その言葉を額面通りに受け取れば、
可能性は2つに絞られることになる」
アルミン「つまり、今まで死んだみんなが実は生きているか…」
アルミン「あるいは、僕たちの他にも知らない人間がいるか…」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 11:30:04.45 ID:Sq2rLbW70
ミカサ「………………」
ジャン「………………」
アルミン「死んだみんなが生きているっていう可能性も考えてみたけど…
やっぱりあり得ないと思うんだ」
アルミン「僕たちはこの目で… みんなが死ぬところを見たんだから」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 11:45:31.41 ID:Sq2rLbW70
アルミン『エレン!!!!』
ミーナ『イヤだぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁあああ!!』
ユミル『グッ……アァ……』
サシャ『ん゛ん゛ん゛ん゛んんんんんんんん〜〜〜〜!!!!』
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/03(日) 11:55:06.62 ID:Sq2rLbW70
アニ『ベル…トルト…?』
アニ『あの時は…』
アニ『ごめ…』
110 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/05/03(日) 12:05:22.42 ID:Sq2rLbW70
今日はここまで
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/03(日) 15:42:53.70 ID:0zz1uWvyO
乙
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/08(金) 19:05:45.63 ID:X/mbxa3x0
コニー「で、でもよ…」
コニー「この施設の中は散々見て回ったけど…
俺たちの他には誰もいなかったじゃねえか」
アルミン「全部を見たわけじゃない」
コニー「…え?」
アルミン「鍵がかかって入れなかった建物…
まだあったよね?」
ヒストリア「う、うん… 確かあと2か所くらい…」
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/08(金) 19:15:16.59 ID:X/mbxa3x0
ミカサ「つまり、その中に監禁されているというの?
私たち以外の人間が…」
アルミン「可能性はあるよね」
アルミン「…というか、考えられる可能性って
それしかないと思うんだ」
ミカサ「………………」
ヒストリア「だ、だけど…
鍵がかかってるんじゃどうしようも――」
114 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/05/08(金) 19:20:06.99 ID:X/mbxa3x0
今日はここまで
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/05/10(日) 21:06:52.70 ID:EOHU1Rvw0
黒幕ジークじゃね
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/11(月) 14:35:13.48 ID:EHd30gra0
「キーン、コーン… カーン、コーン」
モノクマ『えー、施設内放送でーす』
モノクマ『これより、“ファイナルデッドルーム”における
命がけのゲームのための捜査開始を宣言します』
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/11(月) 14:45:17.13 ID:EHd30gra0
モノクマ『なお、このゲームでは公平を期すために
施設内のドアのロックを全て解除いたしました』
モノクマ『また、繰り返しになりますが…』
モノクマ『施設内に存在する手がかりには【嘘偽りは一切ございません】』
モノクマ『それでは、全ての謎を解き明かせるように
頑張ってくださーい!』
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/11(月) 14:50:14.52 ID:EHd30gra0
ミカサ「ドアのロックを全て解除…?」
ミカサ「つまり、今まで入れなかった場所には
全て入れるようになったということ…?」
ジャン「…ふん、ずいぶんとタイミングがいいな」
アルミン「………………」
ジャン「ちょうどいい… 今のアルミンの説を確かめるために
鍵のかかってた建物を調べてみようじゃねえか」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/11(月) 14:55:14.20 ID:EHd30gra0
ヒストリア「いよいよ、始まるんだね…」
ジャン「ああ、泣いても笑ってもこれが最後の闘いだ」
ミカサ「………………」
ジャン「さあ、始めようじゃねえか…
全ての謎を解き明かすための捜査を」
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/11(月) 15:00:06.44 ID:EHd30gra0
― 捜 査 開 始 ―
121 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/05/11(月) 15:05:06.39 ID:EHd30gra0
今日はここまで
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/12(火) 19:51:16.69 ID:cBL9/G77O
乙
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/17(日) 14:45:14.14 ID:3ch9gcUf0
― 訓練所 ―
アルミン(朝食を終えた僕たちは、みんなで食堂を出た)
ジャン「さてと… どうするかな」
コニー「は? どうするって、捜査を始めるんだろ?」
ジャン「そうじゃねえ。捜査の人数の割り振りをどうするかって話だ」
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/17(日) 14:50:17.26 ID:3ch9gcUf0
ジャン「これから俺たちはたったの5人で
施設内の全域を捜査することになる」
ジャン「当然、1人ずつ手分けした方が効率がいいだろう」
コニー「そういう事か! だったら早速分担を…」
ジャン「馬鹿、最後まで話を聞け」
ジャン「全員バラバラになったらなったで、
ある心配事が出てくるだろうが」
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/17(日) 15:00:05.16 ID:3ch9gcUf0
アルミン「【裏切り者】の存在だね?」
ジャン「ああ、そうだ」
コニー「…? どういう事だ?」
アルミン「僕たちの中に【裏切り者】がいるっていう話は
さっきもしたよね?」
アルミン「そして、その状況で1人1人が自由に
行動できるようにしてしまったら…」
アルミン「【裏切り者】が何かよからぬ行動を取るんじゃないか…
そういう事だよ」
126 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/05/17(日) 15:05:41.57 ID:3ch9gcUf0
今日はここまで
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/25(月) 16:25:12.32 ID:nTv4m1Fu0
コニー「な、なるほど…
じゃあ、全員でまとまって行動するのか?」
ジャン「いや、それも微妙だ」
コニー「は…? な、なんでだよ?」
ジャン「全員まとまって行動すれば、当然捜査の効率は落ちる…」
ジャン「制限時間がわからない以上、全ての場所を見終える前に
タイムアップになる可能性があるからだ」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/25(月) 16:30:34.72 ID:nTv4m1Fu0
コニー「な、なんだそりゃ… じゃあどうするんだよ?」
ヒストリア「うーん、それなら真ん中を取ろうか?」
ヒストリア「私たちは今5人だから…
2人と3人のグループに分かれるとか」
ジャン「ああ、それがいいだろうな。人数のキリは悪くなるが…」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/25(月) 16:35:04.74 ID:nTv4m1Fu0
アルミン「いや、今回はバラバラに行動しよう」
ジャン「…は?」
コニー「え? い、いいのか?」
アルミン「うん、僕の考えだけど…」
アルミン「この状況で【裏切り者】がよからぬ行動を
取る可能性は低いと思うんだ」
209.98 KB
Speed:0.3
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)