【リトバス安価】恭介「人気投票に納得がいかない。」理樹「ええっ?」その2

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672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/01(火) 18:49:06.64 ID:6D4XKjNgO
理樹(…いや、そんなことは無かったね、普通にマッサージが気持ちいいだけみたいだ。)

佳奈多「はい、こんなものでいい?」

理樹「あ、うん、大丈夫。結構楽になった…真人は大丈夫?」

真人「平気だ、俺の筋肉はこの程度じゃへこたれねぇぜ!」

理樹「そっか。…じゃ、そろそろ行こう。」

真人「おう!」



理樹(僕たちは先へ進む、服は生乾きで若干不快だけど、自業自得、仕方の無いことだ…)

理樹「…そういえばさ、この制服の持ち主ってなに着てるんだろう?」

真人「替えの服とかないんなら、そのまま歩いてんじゃね?」

理樹「半裸で歩いてるってこと?」

真人「そうしか考えられねぇよ。」

理樹「だったら、大丈夫なのかな?体温とか奪われそうだけど…」

佳奈多「会えればどうなってるかわかるわ、どんどん先に…ほら、次の扉があったわ、行きましょう。」

理樹「うん…」
次の部屋にあるもの
>>673
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 19:08:52.77 ID:Z8J5M/1Do
武器製造工場
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/02(水) 12:07:15.05 ID:/HQEK3T+o
理樹「…え…」

真人「なんだ、何があった?」

理樹「これは…」

佳奈多「…工場…?」

理樹(中には銃などの武器が大量に置かれており、生産用の機械や、設計図のようなものもある。)

真人「なんだって学校の地下にこんな…」

佳奈多「というか、そもそもこんな工場みたいなのが日本にあっていいの…?」

理樹「…どういうことなんだろう…?」

真人「…!なあおい、みろよあれ。」

理樹「え、何?」

真人「人がいるぜ。」

理樹「え!?」

理樹(顔は良く見えないが、作業服みたいなものを来た男性の姿が見える。)

佳奈多「…どうする、直枝。」

理樹(どうしよう…)
話しかける
隠れる
>>675
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 16:53:37.39 ID:FKNzmZpKO
かくれる
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/02(水) 19:04:24.85 ID:/HQEK3T+o
理樹「危ない人かもしれないし、ここは隠れよう。みんな、こっちの物陰に。」

佳奈多「ええ。」

真人「おう!」

理樹(隠れて息を潜めていると…)

作業着の男「…この辺にだれかいるのが見えたんだがな…」

理樹(男の声が聞こえる、どうやらここの近くまで着ているようだ。)

作業着の男「おかしいな。」

???「動物かなにかと見間違えたんじゃないの?」

理樹(なにか別の人の声…おそらく女の子の声…が聞こえる。)

作業着の男「そうか?ここに動物なんてこないんだがな…」

???「入り口は一つしかないんだから、人がいる可能性はもっと低いと思うけど…まあ、一応確認はしときましょうか。」

作業着の男「ああ、そうだな…」

理樹(まずい、ここを少し探し始めるようだ…見つかるな…見つかるな…)
コンマ判定
下一桁が奇数で見つからない。
>>677
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 21:55:15.37 ID:j47unOPL0
えいや
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/03(木) 18:40:11.19 ID:G5Tjl49UO
理樹「…」ドッ…ドッ…

作業着の男「…さてと…誰かいるなら出てこいよ。」

理樹「…」ドッ…ドッ…

作業着の男「…」キョロキョロ…

理樹「…」ドッ…ドッ…

作業着の男「…やっぱり、誰もいねぇか…」

理樹「…」ホッ…

???「こっちにもいなかったわね…やっぱり、気のせいだったみたいね。」

作業着の男「そうみてぇだな…俺も勘が鈍ったか。誰かいる気がしたんだがな。」

???「まあ、いなかったのなら良いじゃない。」

作業着の男「まあそうだな…ん?なんだ、この扉。」

???「扉…?ああ、それね。」

作業着の男「なんだ、知ってるのか。」

???「前…たしか前のスレの>>119くらいの時にもその辺にそんな扉があったわね。あたしが行ってみたら知らないところにつながっててビックリしたわ。」

作業着の男「知らないとこだと?」

???「ええ、他作品の子達がいたわ、あの時は戻ってきたらすぐ消えたから気にしなかったんだけど、また出来てるのね。」

作業着の男「他作品だと?…信じられねぇな。」

???「行きたいなら行く?」

作業着の男「いや、ここをあけちまうのもいろいろ問題だからな、やめておこう。」

???「あらそう…」

作業着の男「…ま、いい。それじゃ、さっきまで話してた話に戻ろうか。…ほらよ、これが話してた拳銃だ。」

???「ありがとう。さすがの腕前ね。」

作業着の男「急いで作ったが、何とか出来上がった、まったく、まさかリーダーともあろうやつが…」





理樹「……行ったね…」

真人「ふぅ、見つからないで良かったな…」

佳奈多「…それよりさっきの人たち…他作品とか言ってなかった?」

理樹「…言ってたね。」

佳奈多「…だとしたら、もし私たちもまた他作品の世界に着てしまったのだとすれば、これ以上ここにいるのは…」

理樹「…うん…」

真人「でもよぉ、ここまで着て真相がわからねぇのもモヤモヤするぜ。」

理樹「…そうだね…」

佳奈多「…どうする?」

理樹「>>679
引き返す
ここに残る
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 19:49:18.11 ID:Pg0cg3X50
ここに残る
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/03(木) 20:43:58.83 ID:/V+wKfB5o
理樹「行こう、やっぱり真実が気になるから。」

佳奈多「…そう、あなたならそういうと思ってた。」

理樹「二人にもついてきてくれると嬉しいけど…戻りたいなら、止めないよ。」

真人「俺は理樹についてくぜ!」

佳奈多「…直枝が行くなら私も行くわ。」

理樹「うん、ありがとう。…それじゃ、ここに残って、手がかりを探そう。」

真人「おう。」

佳奈多「とは言っても、情報が少ないわね。」

理樹「まあね…わかってるのはここが武器工場であるってことと、少なくとも作業着を来た男性と女の子の二人が少なくともここにいるってことだね。」

佳奈多「女の子のほうはリーダーとか言われてたわね。」

真人「しかもなにか、他作品に行ったことあるとか言ってたな。」

佳奈多「その女の子が大事になりそうね。落とし主なのかもしれないし。」

理樹「うん…でも、もう行っちゃったね。」

真人「追っかけるか?」

理樹「うん。そうしよう。」



理樹(追いかけてみると、さっきの人の背中が見える。男性のほうはどこかへ行ってしまったようだ。)

理樹「…あの!」

???「ん?」

理樹「あの…初めまして?」

???「…あら、あなたは…」

理樹(その女の子は…どこかで聞いたような声、どこかであっているような雰囲気だが、少し違う。そんな感じの人だった。)

???「…どっかで見た気がするわね、良く覚えてないけど…あなた、名前は?」

理樹「えっと、直枝理樹です。」

???「…直枝、理樹…ああ、たしか、前、他作品に行った時にあったわね。」

理樹「あれ、そうですか?」

理樹(なんとなくどこかで聞いた声だと思ったけど、そういうことだったんだ…)

???「そうよ、あなたは覚えてないのね。…ま、いいわ、なら改めて、わたしは死んだ世界戦線リーダー、ゆり、仲村ゆりよ。親しい人はゆりっぺと呼ぶけど、まあ好きに呼ぶといいわ。」

理樹「仲村…ゆり…」

ゆり「ここに来たってことは、あなた死んだのね?制服は違うけど。」

理樹「え、死…?」

ゆり「…あなた、なにも知らないのね。まあいいわ、教えてあげる、なんでも聞くといいわ。」

理樹「え、じゃあ…」
1この施設のこと
2この世界のこと
3死んだ世界戦線のこと
>>681
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 22:56:51.34 ID:jNOa9kD7O
3
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/04(金) 13:19:26.14 ID:dBLMzRp3O
理樹「さっき言ってた、死んだ世界戦線…ってやつは?」

ゆり「死んだ世界戦線っていうのは、私が作った、理不尽な人生を強いた神に反抗するための戦線よ。」

真人「てことは、その神ってのと戦ってるのか?」

ゆり「それはノーね。神は姿を表さないから。私たちが今戦ってるのは、天使よ。」

佳奈多「…天使?」

ゆり「この学校の生徒会長のこと、私たちは天使と呼ぶわ。」

理樹「…生徒会長…?」

ゆり「そう、この世界の中ではもっとも神に近い人物でしょうね。ガードスキルっていう特殊な力を使うわ。剣を出したり、銃弾をゆがめたりね。」

理樹「…なるほど…」

理樹(剣を出す、弾を歪める…さっきの謎のソフトで出来たことに似てるなぁ…)

ゆり「わかったかしら。」

理樹「うん、天使っていうのは、なんとなく…でも、そんな天使とどうやって戦うの?」

ゆり「この施設を見ればわかるでしょう?武器を作って、それを使って戦うの。」

理樹「…なるほど。」

理樹(…てことは、あの武器は彼女のかも…)

ゆり「他になにか聞きたいことは?」

理樹「うーん…>>683
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 14:33:56.37 ID:pIFW5wWaO
この拾った銃と制服は君の?
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/04(金) 18:32:39.53 ID:mneR4x8Qo
ゆり「ん?拳銃?」

理樹「学校の体育館に落ちてて、その持ち主を探しにここまで来たんだ。」

ゆり「…ちょっと、見せなさい。」

理樹「これ…」

ゆり「…どれどれ…うん、そうね、これは……私のだわ。」 

理樹「え、ほんと?じゃあこの制服と、おちてた犬のぬいぐるみは…」

ゆり「…その二つは知らないわね。私は。」

理樹「そっか…」

ゆり「…あなたたちの目的はその落とし物の持ち主探しってところかしら?」

理樹「うん。」

ゆり「…オーケー。なら拾ってもらったお礼に、私もその持ち主探し、手伝ってあげるわ。」

理樹「え、良いの?」

ゆり「一応助けてもらったわけだしね。それに人間に不親切にする理由はないし。この世界の勝手を知った人間がいた方がいいでしょう?」

理樹「それは、確かに…」

ゆり「じゃ、そういうことだから、まずは…そうね、とりあえず案内してあげるわ。」

理樹「うん。ありがとう。」

ゆり「とりあえずギルドから出ましょう。」



理樹(みんなでギルドを出て、外に出る。)

理樹「…わぁ…」

真人「広ぇ…」

佳奈多「…かなりのマンモス校みたいね。」

ゆり「まあ生徒は多いんじゃないかしら…それじゃ、どこから見たい?学校にあるものはだいたいなんでもあるわよ。」

理樹「じゃあ…>>685
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 19:43:43.61 ID:yVBTVF/3O
屋上
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/04(金) 20:37:57.59 ID:mneR4x8Qo



屋上
理樹「いやー、すごいなぁ…ほんと、大きいなぁ…」

真人「ほんとだな…」

佳奈多「…ほんとね。」

ゆり「…別にいいけど、なんでいきなり屋上?」

理樹「いや、やっぱりせっかく来たから、全部を見渡しておきたくて…うん、大きな校庭に、体育館に…へぇ、すごいなぁ…」

ゆり「そう…ま、良いけど。」

佳奈多「…ねぇ、仲村さん…でいいかしら。」

ゆり「あら、何?」

佳奈多「これ、この学校の外はどうなってるの?見えないけど…」

ゆり「学校の外は無いわ、この学校から出られないようになってるのよ。」

佳奈多「…どういうこと?」

ゆり「文字通りよ、ここには学校しか存在しないってこと。神の準備した箱庭の中から私たちは出られないってこと。本当腹が立つわ…」

佳奈多「…なるほどね…」

真人「え、じゃあ買い物とかどうしてんだよ。」

ゆり「売店とかでもろもろ買う感じね。食事は学食よ。食べなくても死なないけど。」

理樹「死なないって?」

ゆり「そういう世界なの、何をしても死なない、年もとらない、病気にもならない…それが死後の世界であるここ。あなたたちがどうなのかは知らないけどね。」

佳奈多「…死後?そういえばさっきも言ってたけど。」

ゆり「言ってなかったわね、ここは死後の世界なの。あたしも一回死んだ人間。」

真人「え、マジ?」

ゆり「マジよ。ほとんどは人間じゃないけど。」

理樹「人間じゃない?」

ゆり「あたしらはNPCって呼んでるわね。姿かたちは人間だけど…まぁ、どういう存在かはあったときに説明するわ。」

理樹「NPC…」

ゆり「さて、そろそろ次の場所生きましょうか、次はどこいきたい?」

理樹「>>687
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 03:18:26.26 ID:Zq5A/w4BO
天使が見たい
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/05(土) 11:52:20.57 ID:KQZ4s/sbO
ゆり「天使に会いたい?」

理樹「どんな感じなのかなって…」

ゆり「…まあ、そうよね、気になるわよね。わかったわ、来なさい。この時間なら…あそこにいるかしら。」



食堂
ゆり「…ほら、あそこで麻婆豆腐を食べてる白い髪のがいるでしょ。あれが天使。」

理樹「白いの…あ、あれか…パッと見普通の女の子だけど…」

ゆり「見た目はね…だけど、実際は様々な能力を使う神の使いよ。」

理樹「…」

理樹(…本当にそうなのかな…)

理樹「…ちょっと話しかけてみよう。」

ゆり「え、ちょっと…」

理樹「あの…」

天使「…何?…あなた、制服が違うわ…どうしたの?」

理樹「これは…えーと、来たばかりで服がないというか…」

天使「…なるほど、あなたもなのね。…なら、後で生徒会室まで来て、代わりの制服を準備するから。」

理樹「あ、どうも…」

天使「…それじゃ、もういいかしら。」
 
理樹「あ、いや…来たばかりだからいろいろ聞きたいことが…」

天使「…何かしら?わかることなら力になるけど。」

理樹「なら…>>689
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 15:54:17.91 ID:DyoCUp8ho
この世界について
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/05(土) 19:09:37.64 ID:6v+DQzejO
理樹「この世界について教えてほしいな。来たばかりでいろいろわからなくて…」

天使「…この世界は死後の世界よ。あなたに死んだ自覚は無いかもしれないけど。」

理樹「死後の世界…やっぱりそうなんだ…でも、死後の世界のイメージとは違うよね、ここはどうみても学校だけど…」

天使「そう、ここは学校。授業、部活動、普通の学校生活がここにはあるわ。」

理樹「そっか…」

天使「…だからあなたも、昼から授業はちゃんと受けてね。教室も割り当てられてるし、教科書も準備されてるから。」

理樹「あ、うん。ありがとう。えーっと…天使…さん?」

天使「…私は天使じゃない…」

理樹「え?」

天使「私は生徒会長。…またあの人たちが言ったのね。」

理樹「あ、生徒会長さん…えっと、名前は?」

天使「…立華。」

理樹「じゃあ立華さんだね。ありがとう。それじゃ。」

天使「…ええ、授業にはちゃんと出てね…」



理樹「…話してきたよ。」

ゆり「…どうせ授業に出ろとかそんなことでしょ?言われたのは。」

理樹「まぁ、そうだね…」

ゆり「言っておくけど、天使の言うような普通の学校生活の結果待ってるのは死を受け入れ、消滅することだからね。」

理樹「しょ、消滅?」

ゆり「文字通り、この世界から消える…私たちは成仏と呼ぶけどね。天使は私たちを授業を受けたり、部活をさせたりすることで成仏させようとしているのよ。まさに神の使いね。」

理樹「…天使って言ってるけど、普通の女の子にしか見えなかったけどなぁ…」

ゆり「まだ言うのね…まあいいわ、時期にわかるわ、彼女が人間じゃないってことが。」

理樹「…」

ゆり「ま、とにかく天使がどんな奴かはわかったわよね。次はどうしたい?」

理樹「>>691
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 22:19:14.50 ID:dZl4d8IEO
職員室
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/06(日) 12:23:04.07 ID:4N+fEBBbO
ゆり「職員室?またなんで?」

理樹「学校ってことは先生もいるんだよね。」

ゆり「ええもちろん、NPCだけどね。」

理樹「どんな感じなのか見ておきたくて。」

ゆり「そう、まあいいわ、じゃ、行きましょうか。」



職員室
ゆり「ここが職員室。校長も含めた教師たちがここにいる。」

理樹「校長先生は校長室じゃないの?」

ゆり「校長室はあたしらが占拠してるから、校長にはここにいてもらってるわ。」

理樹「ええー…」

ゆり「ま、それよりあなた、教師…つまりNPCがどんな感じか見たいって言ったわよね。」

理樹「あ、うん…」

ゆり「なら、ちょっとここにいれば…」

先生「…む?君たち、なんだその制服は。」

理樹「え、これは…来たばっかりで…」

先生「何?転校生など聞いていないが…まあいい、ならば、すぐに生徒会から制服を受け取って、着替えるように。」

理樹「は、はい…」

先生「まったく、けしからん…」

理樹「すみません…」



ゆり「…わかった?今のがNPC。」

理樹「…別に普通だったけど…ねぇ?」

佳奈多「…まあ、普通の先生だったわね。」

ゆり「そう、ここにいる先生、NPCはみんな…会話はできるし、反応も普通、スカートめくりをすれば怒るし、泣いたり笑ったりもするけど、だけど無個性で、何か人間味の無い…そんな存在よ。まあ来たばかりのあなたたちにはわかりにくいでしょうけどね。」

理樹「じゃあ先生もみんなあんな感じってこと?」

ゆり「そう。みんなあんな感じよ。」

理樹「…なるほど…」

ゆり「…これでだいたいわかったかしら、この世界のことは。」

理樹「まあ、なんとなく…」

ゆり「なんとなくわかったなら良いわ…じゃ、そろそろ次に行きましょうか。」

理樹「次か…次は…」
1校長室へ行く
2教室を見て回る。
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 13:59:55.40 ID:9Wukp8txo
2
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/07(月) 09:02:30.16 ID:556hoKwgo
ゆり「教室ね、構わないわよ。」 



ゆり「はい、ここが教室。この時間はNPCは授業ね。」

佳奈多「授業は受けなくて良いのかしら?」

ゆり「さっきも言ったけど模範的な生活は成仏につながるからね。授業なんて受ける意味もないし。」

佳奈多「…良いのかしら? 」

ゆり「良いの、成仏しないためなんだから。」

理樹「…」

理樹(何か音が聞こえる気がする…これは…楽器?)

理樹「…ねぇ、何かさっきから聞こえる気がするんだけど。」

ゆり「ん?ああ、それは音楽室からだと思うわ。」

真人「音楽室か…授業でもあるのか?」

ゆり「たぶんあたしらの陽動部隊が練習してるわね。せっかくだから紹介してあげましょうか。来なさい。」



空き教室
理樹(来てみると、何やらギターの音が聞こえる。バンドなのだろうか?)

ゆり「入るわよー。」ガラガラ

???「ん?なんだ、ゆりっぺか…」

???「おや?ゆりっぺさん、後ろの方々は新入りですか?」

ゆり「まあ新入りというか、他作品から来たお客さんね。」

???「ふーん、他作品から…」

ゆり「何か困ってるみたいだから手伝ってあげてるのよ。その時音が聞こえたのが気になったみたいだから、つれてきたわ。」

理樹「どうも、直枝理樹です。」

真人「井ノ原真人だぜ!」

佳奈多「…二木佳奈多よ。」

???「そうか…よし、なら、一曲聞かせてやるか。」

???「よーし、やってやりますよー!」

???「いくぞ!ワンツースリーフォー!」
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/07(月) 09:03:01.73 ID:556hoKwgo
♪〜♪〜
理樹「…!」

理樹(……すごい…何か魂が震わされるような音楽だ…)




???「…どうだった、あたしの音楽は。」

理樹「…すごい…」

佳奈多「そうね、すごい技術だわ。」

真人「なんつーか、すげぇ熱量だな…」

???「そうか。素直に評価してもらえると嬉しいな。」

ゆり「これが生徒から圧倒的人気を誇る我が戦線の陽動部隊、Girls Dead Monsterよ。」

理樹「ガールズデッド、モンスター…」

ゆり「一応それぞれ自己紹介して。」

岩沢「あれ、してなかったか、あたしは岩沢。」

ひさ子「ギターのひさ子だ、よろしく。」

関根「ベース担当、関根しおりでーす!よろしくお願いします!」

入江「ど、どうも…入江です…」

理樹「よろしくお願いします。みんな学生なのにこんなに出来てすごいや、同じギター引いてる学生とは思えないなぁ。僕たちも見習わないと。」

岩沢「何?お前ギター引いてるのか。」

理樹「え、まぁ、少し…」

岩沢「そうか…どんな音楽が好きだ?ギターはどこのメーカーだ、何のコードが一番好きだ?どの…」

理樹「え、え?」

関根「すみません、この人音楽キチなんです。」

理樹「キチって…」

岩沢「否定はできないな。」

理樹「出来ないんだ…」

岩沢「…なあ直樹。」

理樹「直枝です。」

岩沢「ああ悪い。お前、ちょっと弾いて見せてくれ。経験者なら。」

理樹「え?いや、そんな大したものじゃ…」

岩沢「良いから、お前の音楽を見せてくれ。アドバイスもあればするから。」

理樹「…わかりました…」





理樹「…どうでした?」

岩沢「>>696
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 09:36:26.66 ID:zYsNDrE2O
うちのピンク頭より上手いな
どのくらい弾いているんだ
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/07(月) 12:09:10.18 ID:556hoKwgo
理樹「えっと…2、3週間くらいです。」

岩沢「2、3週間だと!?まじか!?…ひさ子、あたしたち、とんでもない才能を見つけちまったかもしれないぞ…」

ひさ子「確かに、2、3週間であれなら上手いな…」

岩沢「ああ、それにあたしは感じる!こいつからロックをな!」

理樹「ロック…?」

岩沢「ああ。よし決めたぞ、あのピンクはクビにして、こいつをサポートに…」

ひさ子「ああ、そうするか…」

???「ちょっと待ってくださいよ!」

岩沢「ん?」

???「こんな新参に負けませんよ!ガルデモ愛なら誰にも負けませんし、私だって頑張ってるんですー!」

ひさ子「なんだお前か。だが伸び代こみでもやっぱりこいつが…」

???「あたしだって伸び代の塊じゃー!こんなどこの馬の骨ともわからない女々しそうな男になんて負けるかぁーー!」

理樹「えっと…彼女は…?」

関根「ガルデモのガヤ担当。」

???「そんな担当があるかーー!せめてアシスタントじゃーー!」

理樹「アシスタントさんなんだ、僕は直枝理樹、よろしくね。」

ユイ「あ、どうも、ユイにゃん☆です。…って、そんな穏やかに挨拶してる場合じゃないですよ!てめぇにあたしの立場は奪わせないからなゴラァァー!」

理樹「いや、奪わないよ…」

ユイ「うるせぇ!あたしの実力の差、見せつけてやりますよ!聞け、あたしの歌とギターを!おらぁぁぁぁ!」



ユイ「……」チーン…

理樹「…パフォーマンスしすぎてマイクコードが首に絡まってる…」

ひさ子「アホだな。」

ゆり「アホね。」

理樹「これ、助けなくて良いの?」

ゆり「ほっとけば蘇るから、大丈夫よ。」

理樹「ええー…」

岩沢「さて、それじゃあ直樹が新メンバーに…」

理樹「いやいやいや、入りませんよ…あと直枝です…この世界には人探しに来たようなものなんで…」

岩沢「人探し…だと?」

理樹「はい、これと、これの持ち主を…」

岩沢「ぬいぐるみと…制服?…まったく知らないな。」

ひさ子「ぬいぐるみへともかく、制服うちとは違う奴だな。なんだ?これは。」

関根「あたしも知らないねぇ。」

入江「ごめんなさい…私のじゃないです…」

理樹「そっか…」

岩沢「まあそんなことより、明日からメンバーとして…」

理樹「いやいやいや、だから入りませんよ…」




理樹「…ふぅ…」

理樹(勧誘を断るのすごく大変だった…すごく残念そうな顔をされてすこし心がいたかった…)

ゆり「ふぅ、岩沢さんの音楽キチっぷりは大変ね…ま、良いわ、なら、次の場所を案内しましょうか。」

理樹「次は…>>698
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 17:01:01.13 ID:oJ+oQLJ8o
体育倉庫
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/07(月) 18:56:12.74 ID:6cASAkkxO

体育倉庫
真人「おお、すげぇな、いろんなスポーツできる道具があるぜ!すげぇ!」

佳奈多「…いろんな部活動があるのかしらね。」

理樹「そうかもね。」

ゆり「…こんなとこに何しに来たのよ。」

理樹「いや、なんとなく…」

ゆり「なんとなくって何よ…」

理樹「誰かいるかなって。」

ゆり「人に会いたいならもっといろいろあるでしょうに…」

理樹「あはは、確かに…あ、でも見て、誰かいるよ。」

ゆり「あら、あれは…>>700(ABのキャラクター)」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 21:14:03.15 ID:zw6AjS6oO
野田
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/08(火) 18:37:09.48 ID:uei53fN1o
野田「ん?…お、来てくれたのかゆりっぺぇ!」

ゆり「よーし、じゃあ次行くかー。」

野田「なっ、ちょっと待ってくれぇ!」

ゆり「何よ、あたしは案内で忙しいのよ。」

野田「案内だと?」

ゆり「そう、彼らのね。」

野田「俺よりもそいつらが大事なのか、ゆりっぺ!」

ゆり「当たり前じゃない。」

野田「なん…だと…」

理樹「えっと、この人は…」

ゆり「彼は野田くん。特徴はバカなことと、あたしに嫌われていること。」

野田「そんな悲しい特徴は嫌だぁ!」

理樹「あはは…よろしく、野田くん…僕、直枝って言います。」

野田「貴様…哀れみの視線を向けるなぁ!」ブン!

理樹「おっと!」

理樹(大きな斧みたいなものをなんとか避ける。)

ゆり「野田くん、お客さんを傷つけるようなことしたら本当にゆりっぺに嫌われているってことにするわよ。キャラ設定を。」

野田「それだけはぁ!」

ゆり「なら大人しくしてなさい。」

野田「ああ、ゆりっぺが言うなら!」

ゆり「よーし、じゃあ気を取り直して、次行くわよー。」
次に出会う人
>>702
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/08(火) 20:10:56.62 ID:b3+zQtcyO
TK
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/08(火) 20:49:15.64 ID:uei53fN1o



???「Hey!Come on! Let's dance!Foo!」

理樹「わっ、びっくりした…」

???「Don't stop dancing!」

真人「なんだこいつ…外人か?」

ゆり「ああ、彼はTK、彼もまたメンバーよ。全てが謎の存在で、見ての通り特技はダンス。」

佳奈多「TKで名前なのかしら?」

ゆり「TKは呼び名ね、由来はとにかくキてる奴だからよ。」

佳奈多「とにかくキてるって…」

TK「絶望のcarnival…」

理樹「…えっと、直枝です、よろしくお願いします…」

TK「Oh yeah!Get you reload kiss!!」

理樹「…何て言ってるの?」

ゆり「何十年といるけどよくわからないわ。よろしくー的なことを言ってるんじゃない?」

理樹「ええー、そんなのでいいの?」

理樹(というか、さっきから変な人が多い気がする…)

ゆり「良いのよ。さ、この感じでどんどん消化して行きましょうか。次は…>>704でも会いに行きましょうか。」
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/08(火) 23:34:57.24 ID:Vo8gwYJD0
遊佐さん
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/09(水) 18:57:08.75 ID:3uoiM0KBo
理樹「その遊佐って人はいったいどこに…」

???「後ろにいますよ。」

理樹「!?」ビクッ!

理樹(いつの間に後ろに!?)

ゆり「来たわね。彼らは他作品からのお客さんよ。この人たちに自己紹介して。」

遊佐「遊佐です。オペレーターとして戦線に参加してます。」

真人「なあ、オペレーターってなんだ…?」

ゆり「通信士よ。作戦伝達とか、戦線メンバーのことやら何やらの情報をあたしに伝達したりとかする仕事ね。」

真人「なるほど…なんかすごいな…あ、俺は井ノ原真人だ、よろしくな。」

佳奈多「二木佳奈多よ。」

理樹「な、直枝理樹です…ごめんね、さっきは驚いちゃって…」

遊佐「お気になさらないでください、井ノ原さん、二木さん、直枝さんですね。よろしくお願いします。」

理樹「よろしくね。」ニコッ

遊佐「…はい。」

理樹「…」

理樹(すごく無表情な人だなぁ…ほかにも気配無く僕の後ろまで来たり…なんというか、不思議な人だね…)

遊佐「……何か。」

理樹「あ、いや、ごめん…」

遊佐「…そうですか、…では、ゆりっぺさん、私はこれで。」

ゆり「ええ、ありがとう。」

理樹「あ、ちょっと、一つ聞きたいことが…あれ?」

理樹(もう彼女はそこにはいなかった。)

理樹「えっ…あれ?遊佐さんは…」

ゆり「彼女ならオペレーターの仕事に戻ったわよ?」

理樹「えっ、周りにもいないけど…こんな短時間ですぐいなくなれる?」

ゆり「なれるわよ。遊佐さんなら。」

理樹「いやいやいや、どれだけ足が早くてもこんな一瞬で消えるなんて…幽霊じゃないんだから。」

ゆり「死後の世界なんだから、幽霊くらいいても良いじゃない。」

理樹「ええー…」

ゆり「さ、そんなことは良いのよ、どんどん次行くわよ、次!」

次の人
>>706
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 21:13:03.52 ID:SsKGuYIDo
椎名
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/10(木) 22:06:14.41 ID:k3JB6DTPO



ゆり「さて、いつもならこの辺にいるはずね…」

理樹「…パッと見人はいないけど…」

???「あさはかなり。」シュバッ!

理樹「!?!?」

理樹(突然クナイが飛んできた!?)

真人「大丈夫か理樹!?」

理樹「う、うん…」

???「…何者だ、貴様…」

理樹「!」

理樹(目の前に女の子が現れる、彼女がこれをなげたのだろうか?)

理樹「…君は一体…」

ゆり「あら、椎名さんじゃない。」

理樹「えっ?」

椎名「…ゆりか…なんだ、ゆりもいたのか。」

ゆり「そうよ。彼らは他作品からのお客さん。怪しい人じゃないから、攻撃はしないで。」

椎名「む…そうだったのか、気がつかなかった。すまない。」

理樹「え、えっと…彼女が椎名さん?」

ゆり「ええそうよ、彼女が椎名さん。あさはかなりが口癖よ。」

椎名「あさはかなり…」

理樹「あ、どうも…直枝理樹です…さっきクナイを投げてたのは…」

ゆり「椎名さんね。」

理樹「……忍者なの?あ、女の子だからくの一か…」

ゆり「そんな雰囲気はあるけど、生前は詮索しないのが戦線のルールだから、よくわからないわね。」

椎名「あさはかなり…」

理樹「そうなんだ…」

椎名「それで、ゆり、直々に来るなど珍しい、どうしたんだ。」

ゆり「彼らがお困りのようだから助けてあげてるのよ、とりあえず戦線メンバーの人たちに声かけしてる感じよ。」

椎名「ふむ…」

理樹「えっと、これとこれの落とし主を探してて…」

椎名「……!これは…」

理樹「え、なにか知ってる?」

椎名「このぬいぐるみは…私がなくしたものだ…」

理樹「えっ…」

ゆり「てことは、椎名さんもあそこを?」

椎名「ああ、外に出たら妙な世界だったからすぐ戻ったが。」

ゆり「なるほど、そういうことね。」

椎名「感謝するぞ。」

理樹「いや、持ち主がいたなら良かったよ…」




理樹「…さて、残りはこの制服だね…」

ゆり「残りの戦線幹部はみんな男だからあり得なさそうだけど…まあいいわ、一応確認していきましょうか。次は>>708
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 23:50:14.63 ID:+6IphVly0
フィッシュ斉藤
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/11(金) 19:45:23.26 ID:Vv1LS9lMO



理樹「…へぇ、こんなところに川もある…」

ゆり「ええ、先に行っても海はないけど、ここも現世と大差なくて、魚とかもいるわよ。」

理樹「そうなんだ、本当良くできてるなぁ。」

ゆり「ええほんと、良くできた世界よ…」

真人「なあ、それでそのフィッシュ斎藤ってのはどこなんだ?」

ゆり「フィッシュ斎藤なら、…あ、ちょうどあそこよ。」

理樹「あ、ほんとだ、そこにだれかいるね…」

フィッシュ斎藤「ふぅ…はぁっ!…雑魚か…まあいい。次こそ…」

理樹(彼は魚釣りをしているようだ。)

ゆり「ちょっと良いかしら。」

フィッシュ斎藤「ん?ああ、ゆりっぺか。どうした、新入りか?」

ゆり「他作品からのお客さんよ。」

理樹「直枝理樹です。」

フィッシュ斎藤「俺は斎藤、フィッシュ斎藤だ、よろしくな。」

真人「…なんだ、すげぇ聞いたことある声な気がするんだが…」

理樹「僕もなにかそんな気がするよ…」

フィッシュ斎藤「なんだ?生前でもお前たちのような奴とあった記憶はないが…」

ゆり「似た声の人なんて良くいるじゃない。」

理樹「まあ、そうですよね、すみません。」

フィッシュ斎藤「で、なんだ今日は、オペレーションか?」

ゆり「いいえ、今日は彼らが困ってるみたいだから助けてあげてるのよ、あなたにも話を聞いておこうと思って。」

フィッシュ斎藤「なるほどな、なんだ?」

理樹「恭介…じゃなくて、フィッシュ斎藤さん、これの持ち主を探してるんです。…」

フィッシュ斎藤「…ん?女子制服…しかも一般生徒とも戦線とも違うな…」

ゆり「そうなのよ、知らない?」

フィッシュ斎藤「知らないな。」

理樹「そうですか…」

フィッシュ斎藤「すまんな……む、竿が引いている…はあっ!……くっ、まあまあ大きいが、違うな…」

真人「さっきからなに狙いで釣りしてるんだ…?」

フィッシュ斎藤「俺が狙うのは「主」ただひとり…」

佳奈多「主?」

フィッシュ斎藤「川にすむという巨大魚、男のロマン…俺はそいつをずっと狙っている…」

理樹「主…」

フィッシュ斎藤「そうだ、せっかくだしやってくか?楽しいぞ、釣りは。」

理樹「>>710
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 21:18:36.56 ID:LWQHvjFNO
やってみる
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/12(土) 14:26:44.25 ID:thYYPYARO
理樹「やってみよう。」

佳奈多「…持ち主探しは良いの?」

理樹「ちょっとくらい脱線しても大丈夫でしょう。それに二人で釣りとかしてみたいっていってたじゃない?」

佳奈多「それは…言ったけど…」

理樹「ちょうど良い機会だよ、やってみよう?」

佳奈多「…仕方ないわね。」




理樹(…というわけで、釣りに挑戦する。)

フィッシュ斎藤「さあ、神経を研ぎ澄まして、竿に集中するんだ…」

理樹「集中…」

フィッシュ斎藤「そして引いてるのを感じ取って……釣る!」

理樹「…そんな簡単に釣れるんだ、すごいね。」

フィッシュ斎藤「まあ慣れだな。…お、お前さん、引いてるぜ。」

理樹「え?あ、ほんとだ……釣るぞ。…くっ…」

理樹(以外と…重たい…)

フィッシュ斎藤「タイミングを見ろ、、少しずついって…今だ!」

理樹「ほっ!」

フィッシュ斎藤「…ふっ、まあまあのサイズの魚だな、初めてにしてはやるじゃないか。」

理樹「やった…佳奈多さんは、どう?」

佳奈多「…まだ何もひっかからな…!?」

理樹「佳奈多さん、どうしたの!?」

佳奈多「今、すごい引きが…」

理樹「えっ。」

フィッシュ斎藤「何!?」

理樹(見てみると、佳奈多さんのほうが川におとされそうな勢いで竿が引かれている。)

フィッシュ斎藤「まさか…主か!?おい嬢ちゃん!竿を離すな!」

佳奈多「そんなこと言われても…」

理樹「佳奈多さん、助けるよ!」

理樹(佳奈多さんの竿を一緒につかむが…)

理樹「うっ…まだ…足りない…」

フィッシュ斎藤「俺も行く!ゆりっぺも頼む!」

ゆり「え、私も?」

真人「俺もやってやるぜ!」

フィッシュ斎藤「やるぞ!うおおおお!」

真人「おらぁぁぁぁ!」

理樹「いっけぇぇぇ!」
コンマ判定
下二桁がゾロ目か、80以上で釣り成功
>>712
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 16:35:20.95 ID:I4J3THhM0
フィィィッシュ!
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/12(土) 20:20:58.60 ID:WV8WVc3uO

理樹「…いけるよっ!みんな!」

佳奈多「っっっっ!」

フィッシュ斎藤「うおおおおお!」

ジャッパーーーン!

理樹(川から巨大な魚が姿を表し、陸にあげられる。)

巨大魚「…」ビチッ!ビチッ!

フィッシュ斎藤「う、うおおおおお!「主」だ!!「主」を釣った!俺たちは「主」に勝った!うおおおお!」

理樹「やったね佳奈多さん!」

佳奈多「はぁ…はぁ…え、ええ…」

真人「これが主か…でけぇ…」

フィッシュ斎藤「勝った…勝った…ついにあいつに…俺は……」

理樹「…あれ、何かフィッシュ斎藤さんの周りに光が…」

ゆり「…光?」

フィッシュ斎藤「もう俺のやり残したことは無い…」キラキラ…

ゆり「…フィッシュ斎藤?」

フィッシュ斎藤「とても晴れやかな気分だ……」キラキラ…

ゆり「ちょっと!?まさかあなた成仏しかけてない!?まだあなたには役割があるのよ!?」

フィッシュ斎藤「だが俺はもう…満足した…」

ゆり「…させないわよ…戦線メンバーに成仏なんてさせないからね!…そうだわ…井ノ原くんだったかしら、運ぶの手伝って!」

真人「え、何すんだ?」

ゆり「主を逃がすのよ。」

真人「せっかく釣ったのにか!?」

ゆり「良いから!はやく!」

真人「え、お、おう!そいやっ!」
ザッパーン!
フィッシュ斎藤「ああーーー!?主が!?」

ゆり「ふぅ…これでよし…」

フィッシュ斎藤「何をするんだゆりっぺ!?」

ゆり「成仏しないためにしかたなかったのよ。ごめんなさいね。」

フィッシュ斎藤「そんな………いや、まてよ、もう一度「主」と戦えると考えれば…燃えてきたな。」

ゆり「そうでしょ?これからもよろしくね。フィッシュ斎藤。」

フィッシュ斎藤「ああ!次は単独で釣ってやる!」

理樹(すごく復活がはやい…)

佳奈多「…」

ゆり「あなたたちも、せっかく釣ったのに逃がしてごめんなさいね。こっちの都合で。」

理樹「まあ、釣るまでは楽しめたし…」

真人「まあ良いぜ。」

佳奈多「釣りの良い経験にはなったし、別に良いわ…」

ゆり「許してくれるのね、ありがとう。……よし、じゃあそろそろ次行くか…次は、>>714
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 21:53:29.52 ID:J1kcvAyrO
大山
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/13(日) 20:04:26.93 ID:FdXKuUypO



ゆり「あ、いた、大山くん!」

大山「あ、ゆりっぺ。何かな?一杯人がいるけど…もしかして、新入りさん?」

ゆり「新入りというか、お客さんね。他作品からの。メンバーの紹介と、探し物の手伝いをしてあげてるのよ。。」

大山「他作品?へぇ、もう何十年もこの世界にいるけど、そんなこと初めてだね。珍しいなぁ。あ、自己紹介するよ、僕は大山。」

理樹「どうも、直枝理樹です。」

佳奈多「二木佳奈多です。」

真人「井ノ原真人だ!」

大山「直枝くん、二木さん、井ノ原くんだね。よろしく!…で、探し物って?」

理樹「これです…」

大山「…女の子の制服?…ごめん、僕は知らないなぁ。」

ゆり「大山くんもだめか…男子メンバーで一番持ってそうなのは大山くんなのに…」

大山「ええ!?何でそう思ったの!?」

ゆり「一番女装が似合いそうだからよ。」

大山「僕はそんなことしないよ!」

理樹「あ、そうなんだ…」

大山「そうなんだって何さ!そんな風に見えるの!?」

理樹「いや、今まで紹介された人がなんというか…個性的な感じだったから、それくらいやっててもと…」

ゆり「大山くんは特徴がないのが特徴なのよ。」

大山「あはは、まぁ確かにみんなに比べるとそうだよね…やっぱりキャラが薄いんだよね。」

理樹(否定はしないんだ…)

ゆり「大丈夫よ大山くん、ほらあなた、あれ得意じゃない、大喜利。」

大山「え、あれは人に見せるようなものじゃないよ。」

ゆり「良いから良いから、ネタ振りしてあげるから、ボケなさい。コント、>>716
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 21:39:12.31 ID:WAcZXmDtO
コンビニ
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/14(月) 11:17:21.34 ID:680xVhp5O
ゆり「あたしがコンビニの店員になって温めますか?って聞くから、それに返すかたちでボケてね。大山くんだけだとあれだから、そっちからも参加してちょうだい。」

大山「うわぁ、他の作品の人たちとやるなんて、ドキドキしてきたなぁ。」

理樹「え、僕らもやるの?」

真人「へっ、普段恭介から鍛えられてる実力見せてやるぜ!」

佳奈多「…やったことないんだけど…」

ゆり「よーし、それじゃ、いくぞー、コント、コンビニ。」

ゆり「温めはどうなさいますか?」

四人「「「「~@"×<$&〒○☆!」」」」

ゆり「よーし、ひとりずつ聞いていくぞー、まずは二木、何て言った?」

佳奈多「…それタバコです。」

ゆり「タバコだったのかよ!暖めたらタバコのいろんな成分がへっちまうよ!もはやタバコにならねぇよ!てかあたしら未成年だからタバコ買えねぇよ!法律違反だよ!死後の世界だからタバコ吸おうが何しようが健康だがな!25点!」

佳奈多「…その点数はなに?」

ゆり「次井ノ原、何つった?」

真人「あの葉っぱみたいなのがどろどろになるまでお願いします。」

ゆり「溶けたらしきられてる具材混ざっちゃうじゃねーか!てか溶けたらその具材食えなくなるだろ!死後の世界だから食っても何もないだろうけどな!そしてそんだけ溶かすのどれだけ時間かかるんだよ!迷惑だろ!35点!」

真人「それは高いのか…?」

ゆり「次は直枝、なんつった?」

理樹「お手拭きだけ温めてください。」

ゆり「普通温めねぇよ!おしぼりじゃねぇんだよ!お手拭き暖めても顔吹いたり出来ねぇよ!しかもなんかアルコールも蒸発しそうだから効果もなくなりそうだな!ただの布になっちまうよ!だがまぁまぁよかった、60点。」

理樹「やった…でいいのかな…」

ゆり「最後に大山、なんつった?」

大山「良い感じに温めて増やしてください。」

ゆり「増えねぇよ!電子レンジを何だと思ってんだよ!培養装置じゃねぇんだよ!てか培養装置でも増えねぇよ!弁当はひとりでに増えねぇよ!植物じゃねぇんだよ!65点!」

大山「ふぅ、何とか勝てた…」

ゆり「もう一回だけ別ので行くぞ、コント、>>718
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 13:04:52.51 ID:RKuDwHrGo
風紀委員
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/14(月) 18:49:49.06 ID:NgVDmtelO
大山「風紀委員?」

ゆり「そうねぇあたしが風紀委員になって不良のあんたらに注意するために何やってるのか聞くから、ボケろよ。」

大山「よーし、頑張るぞ!」

佳奈多「…不良なんて出来るかしら…」

ゆり「じゃ、いくぞー。コント、風紀委員。」

ゆり「よーし今日もバシバシ取り締まっていくわよーって早速不良発見!こら!あなたたち何やってるの!?」

四人「「「「@·¥-'¥;〒[○<!」」」」

ゆり「よーしひとりずつ聞いていくぞー。まずは井ノ原、なんつった?」

真人「教室の時計を全部1分ずらしてやったぜ。」

ゆり「地味だな!あれーあの時計なんかちょっと早くね?ってなるだけだろ!何の意味があるんだよ!不良の癖にやってることがちっちぇな!30点!」

真人「ちっ、下がった…」

ゆり「次直枝、なんつった?」

理樹「駐輪場の自転車のサドルを全部ロマネスコにした。」

ゆり「サドルが時々盗まれてるあれお前だったのかよ!てか指すなら普通ブロッコリーだろ!せめてカリフラワーだろ!なんだよロマネスコって!聞いたあたしも一瞬あれ、ロマネスコって何だっけ?ってなりますから!変なところでオリジナリティを出すな!だが良いぞ、65点。」

理樹「やった、ちょっと上がった!」

ゆり「次二木、なんつった?」

佳奈多「…>>720
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 08:12:59.54 ID:exbNt5PRO
午後の紅茶を午前中に飲んでやった
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/15(火) 17:37:46.03 ID:hXqEl/GoO
ゆり「おめぇも規模がちっちゃいな!てかどうでも良いわ!勝手にしろ!別にあれ午前に飲んじゃだめって訳じゃねぇから!それくらいで不良を名乗るな!30点!」

理樹「佳奈多さんは風紀委員長だから不良なんて出来ないんだね。」

佳奈多「そうね、悪いことが全然思いつかなかったわ。」

ゆり「最後に大山、なんつった?」

大山「太陽を2つに増やしてやった!」

ゆり「それは規模がでかすぎだろ!2つに増やしてどうすんだよ!大迷惑だよ、地球が滅ぶわ!取り締まれねぇよ!あとお前増やすの好きだな!てか不良にそんなこと出来ねぇよ!神か、お前は神なのか?だとしたら今すぐ撃つ!」

大山「やだなぁ、そんなわけないじゃん。」

ゆり「しっとるわ!てめぇ相変わらず異次元だな!75点!」

大山「ひゃっほう、やった!」

ゆり「はぁ…はぁ…疲れた…」

大山「ねぇゆりっぺ、もう終わり?あと最後の全員揃える奴を…」

ゆり「もう、勘弁して…あなたのキャラはもう伝わったでしょうから…」

大山「そっか、それもそうだね!それじゃ、またね、ゆりっぺ。直枝くんたち。」

ゆり「ええ…」



ゆり「…疲れたし、定例会議もあるし、次で一旦最後にしましょうか…最後に、>>722
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 18:20:29.67 ID:5yRXOFpkO
音無結弦
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/16(水) 18:09:08.06 ID:qlF5fWyYO
ゆり「最後に新入りの彼に聞いてみましょうか…」



ゆり「いたわね、音無くん。」

音無「ん?ゆりか。どうしたんだ、そいつらも戦線メンバーなのか?」

ゆり「違うわ、他作品からの客よ。」

音無「他作品?…この世界はそんなこともあるのか?」

ゆり「こっちに来るのは初めてじゃないかしら。まあ珍しいことね。」

音無「そうなのか…この世界もいろいろあるんだな…まあいい、俺は音無だ。よろしく。」

理樹「直枝理樹です。」

理樹(何か、主人公感が溢れた人だなぁ…)

音無「で、俺に何のようだ?ゆり。」

ゆり「この子達が困ってることがあるみたいなのよ、貴方は何かしらないかと思って。」

音無「困ってること?何なんだ?」

理樹「これの持ち主を…」

音無「…女子制服?しかも俺たちの学校のじゃない…他の学校が世界にあるのか?」

ゆり「無いはずだから不思議なんじゃない。それで、何かしらない?」

音無「そうだな……あ。」

ゆり「あら、何か知ってる?」

音無「いや、何か、天使が女の子を連れてるのを見たってだけだ。」

ゆり「天使がねぇ…良くあることだけど、新しい人間が来たのかしら、それもそれで調べときましょうか。それだけ?」

音無「ああ。」

ゆり「わかったわ、ありがとう…」



ゆり「…音無くんくらいだったわね、情報があったのは。ごめんなさいね、あんまり力になれなくて。」

理樹「いやいや、ちょっとでも見つかっただけ良かったよ。ありがとう。」

ゆり「いえいえ、当然のことをしたまでよ。…それじゃ、あたしは一旦失礼するわ、また定例会議とオペレーションが終わったら会いましょう。」

理樹「うん…」




理樹「…さて、それじゃあここからは僕らで探さなきゃだめなわけだけど…」

佳奈多「手がかりは…天使だけね。」

真人「天使かぁ…どうする理樹、会いに行くか?」

理樹「>>724
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 18:49:06.15 ID:8x6iWcSQo
>>688-690で会っているけど
この世界から成仏したらどうなるのかも知りたいから、
もう一回会いにいこう
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/16(水) 21:37:12.74 ID:qLjM7EoRO
佳奈多「そうね、行きましょうか。」

真人「でもどこで会えるんだ?」

理樹「生徒会長って言ってた気がするから…生徒会室みたいなところにいけばいいんじゃないかな。」



理樹(生徒に話を聞いて、生徒会室にたどり着く。)

理樹「失礼します…」ガチャッ

天使「どうぞ…あら、あなた…直枝くんだったかしら、やっと来たわね。」

理樹「やっと…?」

天使「制服の話よ。準備はできてるから。」

理樹「あ、そんなこと言ってたっけ…」

天使「…ところで、後ろの二人は?見たところあなたたちも制服が違うようだけど…」

佳奈多「…私たちも来たばかりだから…」

天使「…そう、あなたたちもね…わかったわ、少し待ってて、あなたたちの分も貰ってくるから…」

理樹「…あ、ちょっと待って…立華さん、聞きたいことがあるんだ。」

天使「…何かしら。」

理樹「この世界が死後の世界ってことはわかったんだけどさ、だったら成仏…この世界から消えたら、どうなるのかな?」

天使「…それは私にはわからないわ。」

理樹「じゃあ、立華さんはどうして生徒を成仏させているの?」

天使「……この世界から消えることは、望ましいことだから…」

理樹「…望ましいこと…なんで?」

天使「…それは……そういうものだからよ。」

理樹「そういうものって言われても…」

天使「…消えることについてこれ以上答えることは出来ないわ…」

理樹「…そっか…」

天使「…じゃあ、制服を準備してくるから…」

理樹「あ、ちょっと…」

天使「…まだ、何かあるの?」

理樹「うん、えーっと…」

理樹(少し質問をかえて…)
1この世界に来る人たちについて
2この世界の目的について
3距離をつめるために、生徒会長について
>>726
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 22:29:06.19 ID:UzER2oOY0
1
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/17(木) 12:25:40.65 ID:YBc8VphjO
理樹「えっと、この世界に来る人たちって…」

天使「…死んだ人間よ。」

理樹「いや、そうなんだけど…全員がここに来る訳じゃないよね?どういう人が選ばれてここに来てるの?」

天使「……ここに来た人たちはみんな、悲しい生前だった人…」

理樹「えっ。」

天使「…事故、事件、病気…いろんな原因で死んだ、普通の学校生活を送れなかった…そういう人がここに来るの…」

理樹「…そっか…だから立華さんは、ここに来た人に授業を受けたりとか、普通の学校生活を贈って欲しいって思ってるんだね。」

天使「…そうね。」

理樹「なるほど。…だから立華さんは成仏を望ましく思ってるんだね。成仏するって言うのは、聞いた話によれば普通の学校生活を送った結果みたいだから…成仏するって言うのは、普通の学校生活を送れた証だもんね。」

天使「……そうね、そういうことで良いわ。」

理樹「なるほどね、良く分かったよ。ありがとう。立華さん。」

天使「…それじゃあ、もう良いかしら。」

理樹「うん、良いよ、ごめんね。」

天使「…構わないわ。…じゃあ、服を取ってくるから、ここで待ってて…」



理樹「…うん、なんとなく分かってきたね。ここのことが。ここは普通の学校生活をおくれなかった人にそういう場所を提供する場所みたいだね。それで、その普通の生活を送れた人は、成仏して、ここから消える…」

真人「結局その先は分からなかったけどな。」

理樹「そうだね、結局そこは分からなかったね…」

佳奈多「ねぇ直枝、私たちがそこまでこの世界のことを知る必要あるのかしら?私たちは結局他作品の人間なんだし…」

理樹「気になるじゃないか。死後の世界だよ?中々来れる場所じゃないし…そういうのを探るのも面白いじゃないか。面白いこと、楽しいことをするのが僕たちリトルバスターズだよ。」

佳奈多「…そうだったわね、直枝もそういう人だったわ。」

理樹「もちろん本来の落とし主探しは忘れてないからさ…良いでしょ?」

佳奈多「…良いわよ、もう…」

理樹「ありがとう。」

真人「じゃあ理樹、次は何をする?」

理樹「次は…>>728
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 21:13:53.25 ID:qdcJ8c1VO
NPCの観察
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/18(金) 14:50:23.44 ID:oZvFaa+kO
理樹「ここからちょっとNPCの様子を見てみよう。さっきだけだと良くわからない所もあるし。」

真人「ここの前を通る人とかを見てれば良いんだな。」

理樹「うん…」


NPC1「はぁー…部活の基礎練だるいぜ…」

NPC2「なー、でもやんねぇと監督に怒られるからな…」

NPC1「だなー…」


NPC3「ねぇ、期末に向けての勉強やってる?」

NPC4「やってるとも…次こそは負けないからね。」

NPC3「ふっ、お互い頑張ろうじゃないか、勝つのは俺だけどね…」


NPC5「ねぇねぇ聞いた?馬場ちゃん、A組の高橋くんと付き合い始めたんだって!」

NPC6「あの野球部のエース高橋くんと?信じらんなーい!」



NPC7「はぁー、授業まじつらたんだわー。」

NPC8「それな〜。」


理樹「…何か、NPCにもそれなりにバリエーションがあるみたいだね…」

佳奈多「まぁ、世界を再現してるっていうんだから。いろんな人がいるでしょうね。」

理樹「そうみたいだね…ほんと、区別がつかないなぁ…」

真人「話してみるとなんか違和感があるのかもしんねぇな。」

理樹「違和感、そうなのかな…よし、ちょっと行ってみてみようか。この制服来てけば違和感も持たれないだろうし…」



理樹「や、やぁ…」

NPC「ん?…見かけない顔だな、誰?」

理樹「えっと、今日来た転校生なんですけど…」

NPC「転校生…へぇ、珍しいな。ま、良いや、おれは安藤、あんたは?」

理樹「直枝です。」

NPC「直枝か、よろしくな!」

理樹「うん、よろしく…」

NPC「それで、何か用?場所でもわからないのか?」

理樹「まあ、そんなとこ…」

NPC「そうか、案内してやろうか?」

理樹「あ、うん…」


理樹(案内して貰う途中…)

NPC「なぁ、あんた部活は?」

理樹「部活は…野球かなぁ……」

NPC「野球か!実は俺野球部なんだよ。」

理樹「え、そうなの?」

NPC「ああ、もしはいるんだったら、よろしくな。」

理樹「うん…」

理樹(…今のところは、普通だね…ちょっと普通すぎて怖いけど…)

NPC「…」

理樹(…ちょっと、こっちで変なことをしたときのアクションとかも見てみよう。…そうだな…>>730)
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 17:43:29.57 ID:lCi/cu7dO
愛の告白
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/19(土) 15:44:37.25 ID:8v0xOM4xO
理樹(よーし…)

理樹「こんなときに場所も選ばずすみません!安藤くん!あなたのことがずっと好きでした!付き合ってください!」

理樹(周りにいたNPCもざわつき出す。さあ、どういう反応を…)

NPC「は、はぁ!?え、えーっと、まず俺たちあったばかりだし……俺にそんな趣味はないし…お前とはせいぜい友達までであってだな…だから…えーっと…うん…すまん…」

理樹「…そっか…」

理樹(普通に断られた…こちらを全面的に受け入れてくれるわけではないようだ。)

理樹「うん、わかった…こっちこそごめん、変なこと言っちゃって…じゃあね。」

NPC「待て、案内は良いのか?」

理樹「いや、ほんと、大丈夫だから…ごめん!」



理樹(…特に不自然じゃなかったなぁ。僕も突然男の子から告白されたらあんな感じだろう…やっぱり違いが良くわからない…)

理樹(…そんなことを考えていると…>>732に出会った。)
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 17:14:50.08 ID:rzhfMHoiO
ゆいにゃん
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/20(日) 14:45:51.61 ID:SCQXk4ezO
理樹「…あれ、あのピンクの髪の子は…たしか、ユイさん?」

ユイ「あ、あなたは…直枝先輩でしたっけ。」

理樹「さっき首しまってたけど、大丈夫なの?」

ユイ「大丈夫っすよ、死後の世界なんで。で、何の用ですか、ガルデモをかけたギター対決ならまた後で…」

理樹「いや、そうじゃなくて、さっきも言ったけど別にガルデモの座は奪わないから…単に何してたのか気になってさ、戦線の人は定例会議なんじゃ…」

ユイ「なんだ、そんなことっすか。あたしはガルデモのポスター張りですよ。あたしはまだそんな上の立場じゃないんで呼ばれないんすよ。」

理樹「あ、そうなんだ…」

ユイ「で、直枝先輩はなにしてんすか。」

理樹「僕はちょっとNPCとか、この世界がどんな感じなのか調べてて。」

ユイ「NPCですか。ゆりっぺ先輩からだいたい話は聞いてるんじゃないんすか?」

理樹「そうなんだけど、実際にどんな感じなのか見たくてね。告白とかいろいろやってみたけど、あんまり人との違いは感じなかったなぁ。」

ユイ「告白…さっきからNPCに男が男に告白してたって騒がれてましたけど、もしかして…」

理樹「あ、噂になってるんだ…そういうのも現実に則してるんだ、良くできてるなぁ。」

ユイ「まじっすか…男に告白って…もしかして直枝先輩、コレなんですか?」

理樹「いやいやいや!違うよ!あくまで調査だから!」

ユイ「いやーでも調査とはいえちょっとはその気がないとその発想は出ませんよ。まあでも大丈夫ですよ直枝先輩、うちの戦線はそういう人も一杯いますから。」

理樹「だから違うって…というか、そうなの?」

ユイ「はい、藤巻先輩とか、ひなっち先輩とか…それっぽい人が一杯いますよ。」

理樹「ええ…」

理樹(まだ会ったことない人だけど…そんな人たちもいるんだ…)

ユイ「なんで先輩のことも優しく受け入れてくれますよ、たぶん。」

理樹「いやだから僕は違うんだって…でも噂になってるってことは、そう思われちゃうのか…」

ユイ「ああ、それはまあ大丈夫ですよ、NPCなんて明日にでもなりゃ忘れてるんで。」

理樹「えっ、そうなの?」

ユイ「はい、いつまでいる気か知りませんけど、明日にもいるなら、その告白したNPCに話しかけてみれば良いんじゃないですか、何もなかったことになってますよ。」

理樹「そうなんだ…」

理樹(そこは都合が良いようになってるんだ…)

理樹「また一つわかったよ、ありがとう。」

ユイ「いえ、いいっすよ。…じゃ、あたしは仕事に戻りますね。」

理樹「うん…」

理樹(ポスターが多くて大変そうだな…どうしようかな。)
手伝う
手伝わない
>>734
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 17:49:32.58 ID:5S4kAZmPO
手伝う
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/21(月) 14:45:07.66 ID:n8m4LcVrO
理樹「大変そうだね、手伝う?」

ユイ「え、良いんですか。」

理樹「ひとりじゃ大変でしょう?ほっとけないからさ。僕もやるよ。」

ユイ「ありがとうございます!直枝先輩いい人っすね!じゃあ半分お願いします!」

理樹「うん…」



理樹「…」

ユイ「よいせっ…と…」

理樹(二人でポスター貼りをする。)

理樹「そういえばこのガールズデッドモンスターって、どれくらいの人気なの?演奏はすごかったけど…」

ユイ「そりゃあもうものすごい人気ですよ、最高ですよねガルデモ、あの歌詞がまず良いですよね、特に「Alchemy」とか最高ですよ。これはいつもライブの最後にやる曲で最高に盛り上がりますし、まじかっこいいですよ。んで、歌詞もそうですが、メロディもすごいんですよ。型にはまらないサウンドというか、こんなところで!?みたいなところで転調したりとか、ここでこのコード使うの!?みたいな、ガツンと来ちゃいますよね。ほんと。いやーこれを全部ひとりでこなしちゃう岩沢さんはまじ天才ですよね、あたしの憧れの人ですよ、作詞作曲だけじゃなくて歌も上手い、声も良い、なんてほんと完璧っすよ。しかもクールでミステリアスでカリスマ性もすごくて……もちろん岩沢さんだけじゃないですよ、ガルデモは。ギターのひさ子先輩のテクニックも凄いんです。あの技術があってこそ、岩沢さんもあの曲がかけるんでしょうね。あんなギターあたしも弾けるようになりたいですねー。あと入江先輩も普段はおどおどした小動物みたいな感じですけど、ドラムの前に立つと人が変わったみたいになるんですよ。あれはまさに…」

理樹「あ、うん、わかった、もう大丈夫だよ。」

ユイ「え、まだ語り足りないんですけど。」

理樹「いや、十分良くわかったから。」

理樹(あの辺りで止めとかないとずっと語ってそうだからね…さっきの岩沢さんといい、ガルデモはそういう人が多いんだろうか。)

理樹「…ユイさんはガールズデッドモンスターが大好きなんだね。」

ユイ「そりゃあもう!ギターだって岩沢さんに憧れて始めたくらいですし!」

理樹「そっか、じゃあ何年くらいやってるの?1、2年とか?」

ユイ「まさか、もう何年になるんですかね、10年越えたくらいから数えなくなったんで忘れちゃいましたよ。」

理樹「10年以上…それなのに3週間の僕より下手っていわれたんだ…」

ユイ「うるせぇ!これでもガルデモの曲は一通り弾けるし、路上ライブの固定ファンは何人もいるんだからな!」

理樹「路上ライブなんてやってるんだ。」

ユイ「やってますよ!今日もこれが終わったらやる予定なんで見に来いやごらぁ!」

理樹「なんで怒ってるのさ…まあ、良いけどね。行くよ。」

ユイ「絶対来いよ!」

理樹(こんな風に会話してると…>>736がここを通る)
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:41:39.72 ID:Mw0Fw8e/O
ひなっち先輩
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/22(火) 18:02:38.44 ID:uuDnUIt2O
???「…」

理樹(戦線の服を来た人が歩いてくる。)

???「ん?なんだ、このポスター。」

ユイ「あ、ひなっち先輩、どもっす!ガルデモ告知ライブのポスターですよ。」

???「ほーん。ほんとにやるんだな、告知ライブ。」

理樹「…」

???「ん?誰だ、こいつは。ガルデモファンのNPCか?」

ユイ「違いますよ。他作品から来た直枝先輩です。」

理樹「あ、どうも、直枝理樹です。」

日向「あー、おまえがゆりっぺの言ってたお客さんか!そうかそうか、俺は日向、よろしくな!」

理樹「日向さん…」

理樹(たしか日向さんって…コレだっていわれてた人だよね…)

理樹「あ…はい…よろしくお願いします…」

日向「何時までいれるのかはわからないが、仲良くしようぜ!直枝!」

理樹「…いや、えーっと…はい…日向さん…」

日向「…なんだろう、めっちゃ心の距離を感じるんだが…なんでだ?」

理樹「いや、その…日向さんって…その…コレなんですよね?」

日向「ちげーよ!音無といいなんでみんな俺をそんな風に見るんだよ!いたって俺はノーマルですから!てか誰から聞いたんだよそんなこと!」

理樹「ユイさんから…」

日向「てめぇかぁぁぁぁ!」

ユイ「ああぁぁぁ!ギブギブギブー!」

理樹(すごい、完全に極ってる…)



ユイ「はぁ…はぁ…いきなり卍固めはないっすよ…」

日向「お前が何も知らない奴に変なこと吹き込むからだろ!…ともかく、俺は本当にコレじゃない、安心しろ、直枝。」

理樹「…そういうなら…よろしくお願いします…」

日向「ああ!こう見えてもこの世界にいる歴は長いから、わからないことがあったらなんでも頼ってくれよな!」

理樹「え、じゃあさっそく良いですか?」

日向「おうなんでも来い!」

理樹「じゃあ…」
1生前のこと
2戦線メンバーの事
3自由安価
>>738
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 18:23:11.32 ID:k8AZoGMdO
生前に普通の学生生活が出来なかった人が
未練が無くなって成仏して生まれ変わるって説は議論された?
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/23(水) 18:40:46.64 ID:32Xj+QA3O
理樹「成仏についてなんだけど…」

日向「成仏?ああ、成仏ってのは、天使のいう通りに模範的な生活を送ると…」

理樹「いや、どういう言葉なのかはわかるんだけど…単純に、その後はどうなってるのかなって…」

日向「成仏のその後なぁ…すまねぇが、そいつは俺にもわからないな。」

理樹「そう…」

理樹(その立華さんもわからないって言ってた…誰にもわからないんだろうか、知ってて黙ってる可能性もあるけど…)

ユイ「考えたことないっすけど、生まれ変わったりするんじゃないっすかね。」

日向「生まれ変わりなぁ…無いとはいえねぇけど…少なくとも、ここに2回来たやつはいないからな…」

理樹「生まれ変わった先は普通の人生を送れたから…ってことじゃ…」

日向「どーだかねぇ…成仏についてはいろいろわからねぇんだよ。成仏の原因も俺たちは「普通の学校生活を送ったからだ」って思ってるけど、それもあってるかはわからねぇしな。何か別の条件があるかもしれない。正確なとこを知ってるのは神か天使くらいだろう…ま、神は見つかんねぇし、天使にきいても答えてくれないわけなんだがな。」

理樹「…なるほど…」

日向「にしても、なんでそんなことが気になってんだ?別に直枝は死んでるわけじゃないんだろ?」

理樹「いや、何かわからないことがあるなら調べてみたくなっちゃって…何か、世界の秘密みたいなのを調べるのってワクワクするっていうか…」

日向「ワクワクする…か…確かに、その気持ちはわかるぜ。」

ユイ「でも成仏の事なんて調べていってもわかるんですかね?ひなっち先輩やゆりっぺ先輩でも完全には把握してないのに。」

日向「わかんねぇぞ?他所から来たやつ独自の視点から見れば何かわかるかもしんねぇしな。俺は応援するぞ、直枝。お前のためならなんでもしてやる!」

理樹「コレなの?」

日向「ちがーう!さっきもいったろ!普通に協力してやるってだけですから!」

ユイ「なんでツッコミ途中から敬語なんですか。」

日向「ただの癖だよ!気にすんな!…はぁ、ほんと何かあったらいつでも頼れよって言いたかっただけなのに…まあいい、そいじゃ、俺はオペレーションの準備あっから。またな。」

理樹「あ、はい…」




理樹(…この世界に関してある程度は聞き取れたけど…どうしようか…)
まだ聞き込む
一旦佳奈多と真人のところへ戻る
>>740
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 19:25:23.38 ID:9cPeDpmZO
聞き込み
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/23(水) 20:45:08.40 ID:gv6MMIVvO
理樹(まだ聞き込みにしよう…)

ユイ「あれ、先輩、どっか行くんですか。」

理樹「うん、ちょっと、いろんな人に話を聞いてみたくて。」

ユイ「なるほど。ちなみに今までは誰にあったんですか。」

理樹「えーっと…ゆりさん、ガルデモの人たち、遊佐さん、椎名さん、野田さん、大山さん、音無さん、あとユイさんと日向さんかな。」

ユイ「なんだ、メインどころには会ってるじゃないですか、もう。松下先輩とか高松先輩とかっすよ。」

理樹「その人たちはどこにいる?」

ユイ「あの辺の人たちは外で鍛えてるんじゃないですかね。でもあの人たちが成仏とか考えてるようには思えないっすけどね。」

理樹「まあでも聞くだけ聞いてみるよ、ありがとう。」

ユイ「いえ、いいっすよ。では、また後で!」




理樹(というわけで、外に行ってみる。さて、誰に会えるか…)
次に会う人
>>742
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:24:39.87 ID:2nDszGu10
松下護騨
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 16:59:06.66 ID:unFSyUkmO
???「ふんっ!…ふんっ!」

理樹「…」

理樹(柔道着を着てる人がいる…恐らくあの人も人間…戦線メンバーなのだろう。)

理樹「あの…」

???「…うん?なんだ?」

理樹「あの、戦線の方ですよね?はじめまして、リトルバスターズの世界から来た直枝理樹です…」

松下「直枝?…ああ、確かゆりっぺが言っていたな…俺は松下護騨、よろしくな。」

理樹「五段…」

理樹(柔道の有段者…なのかな。)

松下「よし、ではさっそく始めるか。」

理樹「えっ、始める…?」

松下「こーい!」

理樹(松下さんは構えている。)

理樹「え、いや…」

松下「こーい!」

理樹「そういう目的じゃ…」

松下「こーい!」

理樹「…」

理樹(話を聞いてくれない…これはやるしかないのだろうか…)

松下「こーい!」

理樹(…やるしかない!僕は立ち向かうが…)

松下「…!」
クルッ!バーーン!
理樹「いっ!…たぁ…」

理樹(簡単に一本を取られる。)

松下「こーい!」

理樹「え。」 

松下「こーい!」

理樹「…」

理樹(またやるしかないのか…)





松下「…なんだ、乱取りの練習相手になってくれるわけじゃないならもっと早く言ってくれ。」

理樹「…話聞いてくれなかったじゃないですか…」

理樹(何回も投げられた、全身が痛い…)

松下「すまないな。つい柔道の事となると熱中してしまう…で、本当の用事は何だ。」

理樹「この世界の事をいろいろ調べてて…この世界に長くいる人に聞いてるんです。」

松下「なるほどな。…とはいえ、俺が知ってるこの世界の事なら、他のメンバーでも知ってることだと思うがな。まあ良いだろう。なんだ?」

理樹「>>744
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 17:57:00.55 ID:QufWEIaMo
学園の外はどうなっているのか?
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/25(金) 23:05:52.18 ID:F0NX6ER0O
松下「外ならない。この世界にあるのはこの広大な学校だけだ。」

理樹「じゃあこの世界の縁はどうなってるの?」

松下「壁がある、どれだけ登っても登りきれない壁がな。もちろん壊すことも出来ない。」

理樹「…なるほど…」

松下「最初のうちは閉塞感のようなものも感じたが、学校のなかに必要なものはだいたいある。不便は今は感じないな。」

理樹「そういえば、ここってお金はどうなってるんです?」

松下「奨学金が出ていることになってる。我々は神から与えられたものは使わない主義だから基本は使わんがな。」

理樹「…そっか…」

松下「あとはもう平気か?」

理樹「あとは…そうですね…また別の人に聞いてみます、いろいろ教えてくれてありがとう。松下五段さん。」





理樹(次にあったのは、>>746)
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 05:52:32.12 ID:rminQlurO
クライスト
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/26(土) 19:02:57.54 ID:iuPZAxsxO

理樹(あ、あそこに戦線の服着た知的な雰囲気の人がいる…)

理樹「あの…」

???「はい?」

理樹「あの、戦線の人ですよね?」

???「そうですが…何か?」

理樹「僕、リトルバスターズの世界から来た、直枝って言います。この世界について調べてて…」

???「なるほど…あなたが…僕の事はクライストとお呼びください。」

理樹「え、クラ…?本名は…?」

竹山「…竹山と言いますが、僕の事はクライストとお呼びください。」

理樹「竹山さん、聞きたいことがあって…」

竹山「…なんですか。あと、僕の事はクライストと…」

理樹「えーっと…」
1成仏の条件について
2Angel playerについて
3自由安価
>>748
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 21:39:17.69 ID:WifgDCCO0
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/27(日) 19:00:19.55 ID:sO9byFG0O
理樹「成仏の条件って何だと思います?」

竹山「成仏したいんですか?」

理樹「いや、そうじゃないんですけど、気になるので…竹山さん、知りませんか?」

竹山「天使のいう通り模範的な学園生活を送ると成仏する…と聞いてますよ。あと僕の事はクライス」

理樹「それはいろんな人に言われて知ってるんです。それ以外になにかある気がして…」

竹山「ほう、それ以外に何かあるとお考えなんですか?」

理樹「はい、だって、戦線の人たちは戦線に誘われる前には普通に暮らしてたわけですよね?」

竹山「まあ、人によるでしょうが、そうなりますね。」

理樹「普通に暮らすと成仏するなら、戦線に誘われる前に消えちゃうと思うんです、だから、普通に暮らすことだけが成仏の条件じゃない気がして…」

竹山「…なるほど、確かに、大山さんはゆりっぺさんよりも前に来て、普通に暮らしていたと聞いてますが、消えていませんしね。可能性はあります。」

理樹「そうですよね。」

竹山「なかなか興味深いですね。これは次のオペレーションでの重要テーマになり得ますよ。」

理樹「次のオペレーション?」

竹山「…天使エリア侵入作戦ですよ。天使の部屋の中枢のコンピューターを調べに行くんです。」

理樹「天使エリア…」

理樹(そこを調べれば、一気になぞがわかるかもしれないのか…)

理樹「…それ、僕も一緒に行けたりは…」

竹山「それは僕の一存ではなんとも…ゆりっぺさんに聞いてみなければ。」

理樹「そっか…竹山さん、ゆりさんはどこに?」

竹山「校長室だと思いますよ。案内しましょうか、あと僕の事はクラ」

理樹「ありがとうございます!」




校長室
ゆり「…オペレーションに参加したい?」

理樹「はい、僕もこの世界の秘密をしりたくて…お願いします!」

ゆり「>>750
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 00:39:14.63 ID:5a/doA2Z0
特別ゲストとして参加を許可します
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/28(月) 21:32:35.25 ID:JS2Z9AKdO
ゆり「ただし、来るのならその制服じゃなくて、うちの制服で来ること。」

理樹「戦線の…制服ですか?」

ゆり「そうよ。ほら、これ。オペレーションの時には着てきなさい。」

理樹「あ、どうも…」

ゆり「実行は夜19時から、集合場所はここね。それまでは自由に過ごしてくれて良いからね。それじゃ、よろしく頼むわ、直枝くん。」

理樹「はい!」




理樹(…さて、それじゃあ一旦、二人のところへ戻ろう…かなり長く待たせてしまっただろう、急がないと。)




生徒会室前

理樹「…あ、二人とも…遅くなってごめん…」

佳奈多「…何してたの。」

理樹「ちょっと、NPC調査ついでに、校内探索まで、色々と…」

真人「なんだ、それなら俺たちも呼んでくれりゃよかったのに。」

理樹「ごめん…」

天使「…ようやく戻ってきたのね。」

理樹「あ、立華さん、ごめんなさい、勝手に出ちゃって…」

天使「…大丈夫よ。」

佳奈多「…長々と居座って申し訳なかったわね、直枝とも合流できたから、失礼させて貰うわ。」

天使「…ええ。」




理樹「…さて、じゃあ夜まで何してようか。」 

佳奈多「>>752
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 05:34:27.23 ID:amw9W3fgO
もちろん、拾った女子制服の持ち主探しに決まっているでしょ
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/29(火) 18:01:08.21 ID:JcCYQMnAO
佳奈多「まさか忘れてたんじゃないでしょうね?」

理樹「あはは、まさかー。」

理樹(ごめん、ちょっと忘れてた…)

佳奈多「本当に?」

理樹「ほんとだよ。」

佳奈多「…そう。じゃあ聞くわね、直枝があった人で、なにか知ってる人はいた?」

理樹「い、いなかったよ…」

佳奈多「そう、情報は無しなのね。」

真人「よし、ならさっそく、どんどん聞いていこうぜ!なあ、そこのお前!少し良いか?」
であった人物
>>754
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 20:56:32.10 ID:UAOVGcp3O
高松
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/30(水) 19:03:13.04 ID:cQQuMCHQO
???「はい?…どなたですか?」

真人「俺は井ノ原真人、他作品から来たぜ!んで、こっちにいるのが理樹と二木だ。」

高松「なるほど、皆さんの行っていた…私は高松です。よろしくお願いします。」

真人「おう!んでよ、この制服の持ち主を探してるんだが…」

高松「制服ですか?…ふむ、なるほど。」

理樹「なにか知ってるんですか?」

高松「いえ、何も知りませんね。見たこともないです、この服は。申し訳無いです。」

佳奈多「だめだったわね、じゃあ次に…」

高松「おや、もうよろしいのですか?他の人はもっと色々と聞かれたようですが…」

佳奈多「…制服の事知らないなら、私は別に…」

真人「じゃあ、俺から少し良いか?高松だったか、お前…感じるぜ…」

理樹「?真人、何の話?」

真人「筋肉の鼓動だよ…」

高松「……筋肉…ほう…」

真人「ふっ、…着痩せするのか、知的な雰囲気で誤魔化してるのか知らねぇが…俺の筋肉は誤魔化せねぇぞ……お前はその服の下に、相当な筋肉を持っているはずだ!」

高松「…ふふふふ…なるほど…まさか初見で見抜くものがいるとは、井ノ原さん、やりますね…その通り!」
バッ!
理樹「!?」

理樹(突然服を脱いだ!?)

高松「戦線で戦うために鍛え上げられたこの肉体美を見よ!!」

真人「ふっ、やっぱりな…なかなかの筋肉だ…だが、俺も負けてねぇ!」
バッ!
理樹(こっちも!?)

高松「…」ゴゴゴゴゴ…

真人「…」ゴゴゴゴゴ…

理樹「両者、睨みあってる…始まったね…」

佳奈多「…何が始まったの?」

理樹「どちらが美しい、良い筋肉か…それを競う漢同士の対決だよ…」

佳奈多「…わけがわからない…」

真人「…はっ!」ムキッ!

理樹「真人は…ダブルバイセップス!」

高松「はいぃぃっ!」ムキッ!

理樹「たいしてこっちは、サイドチェストだ!さあ勝敗は!」

真人「…やるじゃねぇか…」グッ!

高松「…そちらこそ…」グッ!

理樹「お互いに認めあった!これは筋肉和解!この勝負、引き分けだ!」

佳奈多「直枝はさっきからなんで実況みたいなことしてるの…?」

理樹「こんな熱い筋肉勝負見たら実況せずにはいられないよね!」

佳奈多「…井ノ原から筋肉バカが完全にうつってるわね…」

真人「なあ高松、これから一緒にトレーニングしに行かねぇか?」

高松「ふっ、良いですよ。やりましょう、井ノ原さん。」

佳奈多「…ちょっと、井ノ原、目的を…」

真人「俺はとめらんねぇぜ!なあ理樹、お前も行こうぜ!」

高松「ほう、あなたも筋肉仲間ですか、やりましょう!」

理樹「>>756
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/30(水) 19:12:16.41 ID:kUbfPVZq0
もちろんさ!筋肉いぇいいぇーいっ!!
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/01(木) 16:01:37.06 ID:AEhAwXmPO
佳奈多「…は?ちょっと、調査は…」

理樹「ごめん佳奈多さん!任せるよ!筋肉いぇいいぇーい!」

真人「筋肉いぇいいぇーい!」

高松「おお、なんだか楽しげだ…筋肉いぇいいぇーい!」

理樹「筋肉いぇいいぇーい!」

佳奈多「……………」

佳奈多(バカ…あまりにもバカ…好きになる人を間違えたかと一瞬思ったわ…)

佳奈多「はぁ……」

佳奈多(…ため息をついてもしょうがないわね、仕方ない、一人でやるしかないわ…)



佳奈多(…一人であるいていると、>>758に出会う。)
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 22:49:10.48 ID:kl78Sa8GO
岩沢
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/02(金) 20:16:32.55 ID:+9c+tEO3o
岩沢「…♪ー♪〜…うん、これだな…」

佳奈多「彼女は…」

佳奈多(確か、ガールズデッドモンスターとか言うバンドのボーカルの…)

佳奈多「…岩沢さん…」

岩沢「♪~♪〜…」

佳奈多「…岩沢さん?」

岩沢「…いや、こっちの方が…」

佳奈多「あの、岩沢さん!」

岩沢「…ん?なんだ…ああ、お前は…えーっと…轟音指揮者だっけ。」

佳奈多「二木佳奈多です。」

岩沢「ああ、そうだったね。…で、何?」

佳奈多「あの、この制服の持ち主をまだ探してて…」

岩沢「ああ、まだ見つかってないのか。頑張れよ。」

佳奈多「あ、はい…」

岩沢「…♪ー♪〜」

佳奈多「…あの…」

岩沢「♪〜♪〜」

佳奈多(…音楽に戻ってしまった、音楽以外の事はほぼ興味が無いのかしら。)

佳奈多「…」
どうする?
もう少し聞いてみる
別の人のところへ
>>760
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 21:50:25.49 ID:BLz8ATPS0
もうちょっと聞いてみよう
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/03(土) 20:44:32.02 ID:mNdXLPZSO
佳奈多「…岩沢さん、なにか知ってることは…」

岩沢「♪〜♪〜」

佳奈多「…岩沢さん、岩沢さん!岩沢さん!」

岩沢「…なんだ、またお前か…なんだ?」

佳奈多「この制服に繋がりそうな何か、知らないですか?」

岩沢「知らないな。」

佳奈多「本当、なんでも良いんです。」

岩沢「知らない。音楽以外興味ないからな。」

佳奈多「…」

岩沢「どうしても私と話したいなら、私が楽しめるような話題にしてくれ。」

佳奈多「…あなたが…楽しめる…っていうと…」

佳奈多(音楽のこと……というと…)

佳奈多「…実は私、キーボードを少しやってるんです。」

岩沢「へぇ、キーボードか。確か直樹はギターだったよな、バンドでも組んでるのか?」

佳奈多「まあ、文化祭程度ですけど。」

岩沢「そうか。あいつがあれだけ出来るのなら…よし、お前も少し弾いて見せてくれ。」

佳奈多「えっ?」

岩沢「ちょうどキーボードはいないしな。キーボードもいた方が音楽に幅みたいなのが出る。腕次第ではお前もメンバーだ。楽器は音楽室にあるからな、来い。」

佳奈多「いや、ちょっと…」

岩沢「恥ずかしがるな。弾いてくれたら話も聞いてやるから。」

佳奈多「…」




音楽室
岩沢「…さあ、こいつだ、弾いてみてくれ。」

佳奈多「…」

佳奈多(やるしかないわね…)




佳奈多「…どうでした?」

岩沢「>>762
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 07:53:41.08 ID:rE3y3DRQ0
悪くないな
今夜一緒に演奏してみるか?
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/04(日) 18:48:18.19 ID:i7QHhICIO
佳奈多「えっ?」

岩沢「知らないのか?今夜私たちのライブをやるんだ。一緒にやろうぜ。」

佳奈多「え、いや…そんな突然言われても…曲の練習とかしてないですし…」

岩沢「大丈夫だ、これから夜まで練習すりゃいい。」

佳奈多「でもこの落とし物のこととかも…」

岩沢「ライブにはたくさん人が来るからな、そこで聞けば言い。最後にそれを聞く時間をつくるからさ。」

佳奈多「…」

佳奈多(…それで聞けるならそれでも…それに、直枝たちも調査を放りだしてるわけで)

岩沢「な、良いだろう?」

佳奈多「…わかりました…」




岩沢「…ということだから、今日のライブにはこいつに参加して貰う。」

佳奈多「…どうも…二木佳奈多です。」

ひさ子「…直枝とか言う奴を諦めたと思ったら、また別の奴を…」

岩沢「良いだろう?キーボードはいなかったわけだし。」

ひさ子「キーボードなぁ…今さらいるか?」

岩沢「あたしは試したい。とりあえずは今夜だけで良いから。なぁ、良いだろう?ひさ子。」

ひさ子「はぁ……腕は確かなのか?」

岩沢「まあ問題ない。」

入江「あの…キーボードの楽譜はあるんですか?」

岩沢「もう出来てる、さっき急いで書いた。」

入江「あ、そうなんですか…」

岩沢「ま、そういうことだから、とりあえず一回やってみよう。いくぜ。」

佳奈多「…ええ…」



佳奈多(…とりあえず、一度会わせてみた。)

岩沢「…うん、良かった、音楽の幅が広がったな。」

ひさ子「技術は追い付いてないが…初めてにしては悪くはなかったな。」

岩沢「えーっと…二木はどう思った。」

佳奈多「>>764
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 20:23:52.60 ID:Z2nmoWQmO
ついていくのがやっと
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/05(月) 19:13:50.34 ID:kM0c4mAqO
佳奈多「私なんかが一緒にやってて良いのかと思うくらいで…」

関根「最初はそんなもんですから、気にしないで良いですよ。練習すりゃいずれ追い付けるようになりますよ。」

佳奈多「…そうかしら。」

岩沢「ああお前なら問題ない、とりあえず1、2曲は弾けるようになれば最悪大事丈夫だしな。それくらいならなんとか間に合わせられるだろ。…よし、それじゃ、もっかい、やるぞ!」




岩沢「…よし、それじゃ、休憩にしようか。一旦。」

ひさ子「ああ、そうするか。」

佳奈多(…休憩ね…せっかくだし、だれかと話してみようかしら。)
誰と話す?
>>766
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 19:35:27.86 ID:WK/rohNvO
関根
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/06(火) 18:52:18.41 ID:5hDiKZpSO
佳奈多「…あの…」

関根「はいはい!なんでしょう?」

佳奈多「…ベース、凄かったわ。」

関根「あざっす!二木さん…でしたか、あなたも悪くなかったですよ。」

佳奈多「そうかしら?あなたたちのレベルには到底達してないと思うけど…」

関根「経験浅いのにあれくらい弾ければ大したもんですよ、入りたての頃の私はもっと酷かったですから。」

佳奈多「そうなの?」

関根「はい!学祭で弾いたことあります!くらいの感じで入ったらもう想像以上のガチで、もー最初はビックリしましたよ。死ぬほどの思いで、練習して、やっとここまでたどり着きました!」

佳奈多「…死ぬほどの…」

関根「いや、一回死んでたかもしんないですね。ひさ子先輩の鬼、いや悪魔のような特訓で。何年かかりましたかねぇ…いやぁ、あれは辛かったっすよ…天国なのに地獄のような日々でしたよ。ほんと。ひさ子先輩の理不尽な暴力に耐えに耐えたあの日々…」

佳奈多「暴力、虐待…それは…酷いわね。」

関根「まあ二木さんは今は体験なんでそんなことも無いかと思いますけどね。」

佳奈多「…だといいわ…」

関根「ところで、二木さん、私から一つ聞いても良いですか?」

佳奈多「…何?」

関根「>>768
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 22:26:17.12 ID:eiHILOUz0
大きいのと小さいのどっちが彼氏なんですか?
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/07(水) 19:11:33.24 ID:i+dekpBBO
佳奈多「…はい?」

関根「どっちか、あなたの彼氏ですよね?」

佳奈多「…なんでそう思ったの?そして、なんでそんなことを…」

関根「私は浮いた話に飢えてるんですよ、もう何年もいますけど戦線内でそういう話が出たのは一度もないんですよねー。そんな中であなたたちが来た!しかも男女で!これは何かあるに違いない!そう思いましたよ。さあ、小さい人と大きい人、どっちです?」

佳奈多「…あなたには関係ないでしょ…」

関根「そう答えた時点で、どっちかは彼氏なんですね。教えてください!」

佳奈多「…っ!…嫌よ…」

関根「そんな隠すこと無いじゃないですか。なあ姉さん、とっとと吐いちまいなよ。」

佳奈多「…」

関根「頼みますよー。ほんと教えて貰えるだけで良いんですよー。ほんと、それだけで良いんですよー。」

佳奈多「……はぁ……もう…わかったわよ。」

佳奈多(しつこいし、言うしか無いわね…)

佳奈多「……小さい方よ。」

関根「おおー、やっぱりそうでしたか!てことは恋人同士でバンドやってんですね!良いですねー!じゃああの大きい方もバンドマンですか?」

佳奈多「いえ、彼は小さい方…直枝の友達ってだけ。」

関根「彼氏と、彼氏の友達…まさか、三角関係ですか?」

佳奈多「…違うわよ…井ノ原はただの筋肉バカだから。」

関根「ふむふむ、付き合ってどれくらいですか?」

佳奈多「…一ヶ月前後?」

関根「なるほど。ファーストキッスは?どうでした?ディープキスはしましたか?もしかしてキスの先まですましたり…」

佳奈多「…ちょっと、そこまでは…」

関根「いやー気になるんすよねぇ、生前そんなことせずに死んじまったもんで…なんで、教えてくださいよ。経験者として。」

佳奈多「>>770
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 19:39:18.88 ID:phjgjQVuO
ABCのCまでやった
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/08(木) 22:23:06.85 ID:u2f8qpmGO
関根「ええー!Cまで!うはー!すごい!一ヶ月でC!うはー!すげー!」

佳奈多「…ちょっと、あんまり言わないで…」

入江「ちょっとしおりん、うるさいよ…」

ひさ子「そうだぜ、びっくりしたじゃねぇか。」

関根「いやいやこりゃ騒がずにはいられないでしょう!付き合って一ヶ月でCまでだよこの人!AやBならともかくCだよ!」

入江「AとかCとか…いったい何のことなの?」

関根「そんなことも知らないんだねみゆきち、恋のABCって言うのがあって、それは…」

ひさ子「おいやめろ入江に変なこと教えるな…」

関根「おっとそうですね。入江たんはずっとピュアなままでいておくれよ。二木さんのようなオトナの世界に入るにはまだ早いからね。」

入江「大人の…?」

関根「そう、この人は私たちが想像もつかないことをすでに経験済みの人なんだよ。それだけわかってれば大丈夫だから。」

入江(いったいどんな体験なんだろう…)

関根「いやー、にしてもまさかそこまでいってたとは…岩沢先輩、すごくないですか?」

岩沢「え、何?」

関根「この人彼氏いて、Cまでいってるらしいですよ。」

岩沢「C?ああ、それくらいあるんじゃない?」

関根「えっ、岩沢先輩、もしやあなたも…」

岩沢「あたしは…Bかな。」

関根「えええ!?岩沢さん、恋人いたことあるんですか?」

岩沢「無いぞ?」

関根「ええええ!?じゃあAやBは誰と?」

岩沢「誰って…何が?っていうか関根は何を驚いてるんだ、BとかCとか普通だろ?」

関根「えええええ!?普通なんですか!?Aもない私が異常!?」

岩沢「いやさすがにお前もAはあるだろ。」

関根「ないですよ!」

佳奈多「…岩沢さん、何の話してると思ってます?」

岩沢「何って…カップ数だろ?」

関根「えっ?」

岩沢「カップ数といえば、昔を思い出すな、確かあたしとひさ子だけでやってたときにバンド名「Fカップ&Bカップバンド」として活動してた時期が…」

ひさ子「ねぇよ!てか岩沢、お前勘違いしてるぞ?」

岩沢「え、何が?」

関根「岩沢先輩、ここで話してたのは恋のABCですよ。」

岩沢「恋のABC?」

佳奈多「…彼女、天然なの?」

ひさ子「天然っつうか、音楽以外興味ないって言うか…」

佳奈多「なるほどね…」

入江「あの…そろそろ練習に戻りませんか?」

岩沢「ん?ああ、そうだね。」

関根「えっ、ちょっと、まだ聞き足りないんですが。しまった、岩沢先輩に気をとられたうちに…じゃあ最後に一つ!」

佳奈多「何?」

関根「>>772
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