【リトバス安価】恭介「人気投票に納得がいかない。」理樹「ええっ?」その2

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334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/08(月) 21:41:17.45 ID:hPekZclLO
謙吾「そうか…ありがとう。」

佳奈多「…早く答えを出すように言いなさいよ。」

謙吾「ああ…」



謙吾「…というわけで、待ってくれることになった。」

理樹「ありがとう!謙吾!」

謙吾「とはいえあんまり長いとまた怒る可能性があるからな、お前も出来るだけ早く考えをまとめろよ。理樹。」

理樹「うん…実は、隠れてる間に一個思い付いたんだ。」

謙吾「ほう?どうするんだ?」

理樹「>>335ってどうかな。」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 01:07:41.79 ID:a9J/Qd4H0
僕を優勝賞品にしてバトルトーナメントを開く
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 13:05:38.06 ID:Ei6ICkfzO
謙吾「…理樹、それで良いのか…?二木でも西園でもないやつが出てくる可能性があるぞ。」

理樹「あ、そっか…」

謙吾「まあそれだと俺にもチャンスがあるから、別に構わんがな。」

理樹「えっ…謙吾もそういう…」

謙吾「別にそっち系じゃないが、理樹ならありだ。」

理樹「えええ…」

謙吾「ふっ、冗談だとも、半分な。」

理樹「半分…」

謙吾「別に俺の趣味はどうでもいい。…ともかく、その案は余計に事態を混乱させるな。」

理樹「うーん、だめかなぁ…じゃあ…佳奈多さんと西園さんの二人で…それだと余計に仲悪くなっちゃうか…」

謙吾「だろうな。」

理樹「…どうしたらいいのかなぁ…佳奈多さんも西園さんも、どうやったら仲良くしてくれるのか…」

謙吾「…お前を西園が盗ろうとしているから二木は西園を警戒し、嫌う。西園も二木の事を恋敵として対立してるわけだからな。なかなか難しいだろう。」

理樹「だよね…西園さんが僕の事を諦めてくれれば、佳奈多さんと西園さんが対立する理由がなくなるわけだけど…」

謙吾「…ならば、いっそ西園の事ははっきりフッた方がいいんじゃないか?」

理樹「えっ?」

謙吾「西園が執着するのも、はっきり断られてないからなんじゃないか。」

理樹「>>337
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 13:53:54.19 ID:sw/XwLS2o
わかったよ
西園さんをふってくるよ
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 15:45:39.99 ID:YkR4gqyWO



理樹(…というわけで…。)

理樹「…西園さん!」

美魚「…おや、直枝さん。ちゃんと考えはまとまったんですか。」

理樹「うん、色々考えて…これからのために、やっぱりちゃんと言わなきゃダメだなって思って……」

美魚「…なるほど。…それで、その言わなければいけないこととは?」

理樹「西園さん………ごめん。」

美魚「…」

理樹「僕は佳奈多さんが好きだから、西園さんの気持ちに答えることは出来ないよ。だから…ごめん…これからも友達のままで…いてくれないかな。」

美魚「……>>339
1仕方ありませんね。
2嫌です。
3自由安価
>>339
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 18:17:06.48 ID:Rozj68A8O

それは本当に直枝さんの考えですか?
誰かからそうしろと言われたのではありませんか?
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 19:52:39.59 ID:SofvR59NO
理樹「えっ…それは…」

理樹(す、鋭い!)

美魚「…その反応と言うことは、誰かに言われたんですね。」

理樹「…なんでわかったの?」

美魚「わかりますよ。ずっと直枝さんの事を見てましたから。」

理樹「……西園さん…」

美魚「本心でフラれないかぎり私はおれません。諦めませんよ。」

理樹「…本心で…」

美魚「人の心を動かすには、心のこもった言葉でなくては。…本心を聞かせてください。」

理樹「…本心…僕の本心としては、三人全員仲良く入れたら言いなって思ってるよ…」

美魚「>>341
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 09:05:40.88 ID:9xPbTV3fO
強欲ですね
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/10(水) 13:41:42.34 ID:I+LRwiSkO
理樹「やっぱりそうなのかな…」

美魚「はい、仲良くするなんて、今さら困難でしょう。佳奈多さんは私を嫌っていますし。」

理樹「だとしても、僕はそれを実現させたいから…西園さんと同じで、僕も諦めないから。」

美魚「…そうですか…頑張ってください。…無駄でしょうが。では、また。」
 



理樹(西園さんと別れて…)

理樹「…よし、じゃあ今度は佳奈多さんと話してこよう…」




佳奈多「…ようやく答えが出たみたいね。直枝。」

理樹「うん、僕は…3人みんな、仲良くなってほしいって思ったよ。」

佳奈多「>>343
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 15:54:34.81 ID:fYdj13J9O
あの泥棒猫と仲良くするのは無理ね

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1570961885/974
で言ったこと忘れてないわよね?
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/10(水) 18:40:10.23 ID:SZ8tKBGFO
理樹「…うん、それはもう、わかってるよ…あんなこと言われたら忘れられないよて」

佳奈多「…なら、選択肢は一つじゃないかしら?…私と西園美魚が仲良くするのは無理、そして、直枝が私を捨てたらその時は、私も貴方も一緒に……それくらい私はあなたのことを想ってるんだから。…直枝は私の事を想ってくれてる?」

理樹「もちろんさ。」

佳奈多「…じゃあ、西園美魚とは手を切って、私たちが幸せになるためには、それしかないから。」

理樹「そんなことはないよ…僕は友達との関係も諦めたくない。」

佳奈多「……あなたは私だけじゃ不満なの?私じゃ、不満?」

理樹「…そういう訳じゃないよ。」

佳奈多「なら、どうして?どうしてそこまで西園美魚にこだわるの?」

理樹「…西園さんもリトルバスターズの仲間だからね。佳奈多さんはもちろん大切な恋人だけどね。」

佳奈多「……」

理樹「…そういうわけだから、僕は二人が仲直りするまで、諦めないから。」

佳奈多「……どうせ無駄になるだけ…といっても止めないでしょうね、あなたは。…勝手にしなさい。……じゃ、今日はもう帰るから……最後に、直枝。」

理樹「…何?」

佳奈多「…私は直枝だけいればいいと思ってるから。…他を失ってもいいくらい、それだけあなたを愛してるから。…それを忘れないでね。…それじゃ。」

理樹「…うん。」




理樹(…さて、というわけで…)

理樹「二人の仲を取り持つのは中々難しそうだけど…やるしかない…」

理樹(…考え込んでいると…>>345と遭遇した。)
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 18:42:00.61 ID:QPreFQH5o
あーちゃん先輩
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/10(水) 20:31:11.81 ID:eSedueqsO
あーちゃん先輩「あ、直枝くん、いたいた!」

理樹「あ、寮長さん…どうしたんですか?」

あーちゃん先輩「どうしたんですかーじゃないわよ。別室に移れって言われてから待っても待っても呼ばれないし、それで練習場を見に行ったら誰もいないしで…探したのよ?」

理樹「あー、そうでしたね。すみません…ちょっと、佳奈多さんと葉留佳さんの喧嘩から…色々ありまして忘れてました…」

あーちゃん先輩「色々?何よ、今度はあなたとかなちゃんで何かあったのかしら?」

理樹「いや、西園さんが着まして…佳奈多さんといざこざがあって…」

あーちゃん先輩「あー…あの二人ねぇ…」

理樹「板挟みと言うか…間にたたなきゃいけない僕は大変ですよ…仲良くしてほしいんですけど…」

あーちゃん先輩「あの二人は難しいわよねぇ。かなちゃんも西園さんもわかり会う気が無さそうだし。」

理樹「そうなんですよ…どうすればいいと思います?」

あーちゃん先輩「>>347とか?にゅふふ。」
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 09:30:57.74 ID:CNBy4Jo2O
飲み会
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/11(木) 14:31:11.49 ID:uR4DPpjFO
理樹「いやいやいや!僕たち未成年ですよ!」

あーちゃん先輩「わかってるわよ、飲み会っていっても、ほら、お食事会みたいな感じよ。」

理樹「お食事会…」

あーちゃん先輩「他のみんなも呼んでおけば気まずさも少ないだろうし、良いんじゃない?…あ、でも直枝くんがいっちゃダメよ、絶対ギスギスするから。」

理樹「なるほど…じゃあ、葉留佳さんとかに頼んで、やってもらってみようかな…ありがとうございます、寮長さん。」

あーちゃん先輩「にゅふふ。どういたしまして。お役に立てたなら良かったわ。…それで、直枝くん。今日の練習はもう終わりって事でいい?」

理樹「あ、はい、すみません…」

あーちゃん先輩「良いわよ、そっちも大変みたいだからねー。…それじゃ、またね。」

理樹「あ、はい…」



理樹(…部屋に戻る前に、葉留佳さんにおねがいをしておく。)

理樹「…というわけだかさ、葉留佳さん、お願いできないかな。」

葉留佳「>>349
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 21:27:28.64 ID:33B2yKLgO
美魚ちんは私の彼女なんだけど
忘れてないデスよね?
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/12(金) 13:02:46.44 ID:GuTO1eicO
理樹「えっ、葉留佳さんは佳奈多さんのことが好きって事じゃなかった?」

葉留佳「いやいやー、何言ってんですカ。もちろんお姉ちゃんは好きですけど、それとこれは別枠ですヨ。」

理樹「あと西園さんも百合とかそんな風に思えなかったんだけど…」

葉留佳「気のせいですヨ。」

理樹「ええー…本当?」

葉留佳「ほんとほんと!」

理樹「…疑わしい気がするんだけど…西園さんはまだ僕の事諦めてないって言ってたし…」

葉留佳「いやいやそれはなんていうか…あれですヨ、元カレへの未練みたいなヤツですヨ。」

理樹「いやいやいや、元カレじゃないし…それにさ、もし本当にそうならさ、二股かけようとしてる西園さんを止めてやろうとか思わない?…それに、葉留佳さんも西園さんも言ってるだけで、実際そんな感じの事をしてるのは見ないしさ…」

葉留佳「それは……」

理樹「…ねぇ葉留佳さん、あのときいってたことって…嘘なんじゃない?」

葉留佳「…」

葉留佳(>>228でのドッキリがバレかけてる……どうしましょうか…)
1バラす
2ごまかす
>>351
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 13:19:41.12 ID:q8cQkt1xO
バラス
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/12(金) 18:29:28.15 ID:sC+28pboO
葉留佳「やははー、バレた?」

理樹「…やっぱり嘘だったんだ…なんで嘘を?」

葉留佳「ビックリするかなって。」

理樹「またそんな理由で、混乱させるだけのことをして…」

葉留佳「理樹くん、めんご!」

理樹「…まあいいけどさ…葉留佳さん、次からはそういうことはやらないでね?」

葉留佳「はいはーい!わかりましたヨ!」

理樹「…で、改めて聞くけど、やってくれる?」

葉留佳「>>353
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 21:10:00.47 ID:ZD6drpfV0
しょうがないやりますよー
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/13(土) 12:20:33.99 ID:Nz1GfpUDo
葉留佳「騙してたお詫びもしなきゃだめですしネ…女の子メンバーは全員呼ぶ感じ?」

理樹「まあ、できればそうだね。」

葉留佳「わかりましたヨ。じゃ、今日にでもさっそくやりますかネ。」

理樹「え、そんな急に大丈夫?」

葉留佳「だいじょぶだいじょぶ!前のパジャマパーティーでも突然誘ってもみんな来たんだから!」

理樹「あ、確かに…」

葉留佳「よーし、それじゃ、はるちんに任せて!」


葉留佳(というわけで…)

葉留佳「第二回、リトルバスターズ女子会〜!」

小毬「ぱちぱちぱち〜!」

クド「わふー!」

鈴「…」パチパチ

来ヶ谷「第二回なのか。」

葉留佳「前のパジャマパーティーが第一回ですヨ。」

来ヶ谷「あの時は理樹くんもいたが…まあ、実質女子だから別に構わんか…」

美魚「一名リトルバスターズではない人がいるのは大丈夫なんですか。」

佳奈多「…なら、帰るけど。」

葉留佳「まーまーまー!細かいことは気にしちゃダメですヨ!お姉ちゃんもすぐ帰るとか言わないでくださいヨ!」

佳奈多「…葉留佳、西園美魚もいるならいるって言いなさい。言われたら最初から来なかったのに…」

葉留佳「忘れてた!ごめんなさいですヨ!ま、でも来ちゃった以上は楽しんでくださいヨ!みおちんもね!」

佳奈多「…」

美魚「…」

葉留佳「…はい、というわけで、始めますヨ。まずは皆さん、ご注目!」

来ヶ谷「ほう、これは…調理器具だな。」

葉留佳「というわけで、みんな、食事会のために、これからごはんを作りますヨ!」

鈴「はるかが準備するんじゃないのか。」

葉留佳「うっ…だってだって〜今日突発的にやるのに〜はるちんが7人分も準備できるわけないじゃないですカー。」

佳奈多「…そんな突発的にやるからじゃない…」

葉留佳「まあまあ、クッキング、楽しいでしょうし、良いじゃないですカ!ネ?」

小毬「うんうん、良いね〜!」

来ヶ谷「まあ、良いだろう…」

葉留佳「よーし!それじゃ、手分けしてサクサクやっていきましょう!」



佳奈多「…」

美魚「…」

クド「わふー!レッツ、クッキング!佳奈多さん、西園さん、よろしくお願いします!」

佳奈多「…ええ。よろしくね、クドリャフカ。」

美魚「はい能美さん、よろしくお願いします。」

佳奈多(…まさか西園美魚と同じ分担になるなんて…)

クド「…わふ?二人とも目を会わせようとしないのは何でです?」

佳奈多「いえ、なんでもないわクドリャフカ、さっそくやりましょう?」

美魚「なんでもないですよ、能美さん。担当を確認しましょうか。」

クド「?はい…えーと、私たちの作るのは…>>355
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 12:50:01.75 ID:wuqoCIeoo
カレー
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/13(土) 19:09:14.60 ID:w/1PoPIKO
美魚「じゃあとりあえず野菜を切る感じですかね。」

クド「そうですね。では二人でお願いします。私はご飯の支度をして来ますね!」

佳奈多「え、ちょっと…ご飯なら私が…」

クド「いや、私がやります、お米とかを研ぐのって大変ですから、私がやりますよ!」

佳奈多「…いや、でも…」

クド「大丈夫ですから、それじゃ、お二人、お願いしますね!終わったら戻ってくるので!」

佳奈多「…」

美魚「…」


佳奈多「…」トントン

美魚「…」トントン



クド「…わふー、戻ってきました、お二人とも、どうです?」

佳奈多「…あら、戻ったのね、今から煮るくらいだけよ」

美魚「…おや、戻りましたか能美さん、今から煮るところですよ。」

クド「…あれ、なんで二つの鍋で別々にやってるんですか?」

佳奈多「…別に特に理由はないわ。」

美魚「やりやすいようにやったらこうなりました。」

クド「…お二人、やっぱり何か…ずっと静かでしたし…何か喧嘩したのなら、仲良くした方が…」

佳奈多「>>357
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 19:20:33.30 ID:HpakwXgdO
私の彼氏を奪おうとしている泥棒猫と仲良くしろと?
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/13(土) 20:51:17.09 ID:K7NQ3GADO
クド「えっ?リキをですか?」

佳奈多「そうよ、彼女は直枝を盗ろうとしてるのよ!」

美魚「人聞きの悪いですね。好きな人に恋することの何がいけないんですか。」

佳奈多「いけないわよ!この泥棒猫!」

クド「わふー!佳奈多さん、落ち着いてください!西園さんも、盗ろうとするなんてだめですよ!」

美魚「では聞きますが、能美さんは納得してるんですか?佳奈多さんと直枝さんが付き合ってることに。自分の方がふさわしいと思ったことはありませんか?」

クド「それは…そんなこと無いですよ。佳奈多さんは素敵な人ですから。私よりもふさわしいと思ってますよ。西園さんがそう思ってるんだとしたら、佳奈多さんのことを誤解してるだけだと思います。」

佳奈多「クドリャフカ…」

クド「だから、盗るなんて、やめましょう?」

美魚「>>359
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:32:35.54 ID:nC/dPMsz0
誤解なんてしていませんよ、私も佳奈多さんは素敵な人だと思います。でも自分よりもふさわしいなんて卑下することは出来ません。直枝さんにふさわしいのは私自身だと確信しています。
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/14(日) 15:04:06.97 ID:bJPoafqdO
美魚「だから諦めないのですよ。」

クド「西園さん…でも、だからって…」

美魚「…能美さん。私はなにを言われようがやめるつもりはありませんし、佳奈多さんとも馴れ合うつもりはありませんよ。」

クド「西園さん…」

佳奈多「クドリャフカ、わかったでしょう?もう無理なのよ、私たちは。」

クド「佳奈多さん…そんな無理だなんて…」

美魚「安心してください。能美さんまで嫌うことはしませんから。」

佳奈多「そうよ、あなたには何にもないんだから、気にしないで。」

クド「そんな…わふぅ…」

佳奈多「…さ、それじゃあ、続きやるわよ、料理の。」



佳奈多(…しばらく後…)

佳奈多「…はい、完成ね。」

美魚「出来ました。」

葉留佳「お、出来ました?…おやおや?どうして別々で作ってるんですカ?」

佳奈多「…別に良いじゃない。」

美魚「食材は同じですから、味もほぼ同じです。問題はないでしょう。」

葉留佳「ほうほう…」

葉留佳(…狙い通りにいってないようですナ…)

クド「わふぅ…ごめんなさい…私は止めたんですが…」

葉留佳「いやいや、クー公は悪くないですヨ…」

葉留佳(思った以上に根が深そうですなぁ…ま、気を取り直して、次いきましょう…)



葉留佳「…カレー、豚カツ、サラダ…よーし、完成ですね!」

鈴「カツカレーか。」

小毬「美味しそうだね〜!」

葉留佳「はいじゃあ、食べましょういただきます!」





佳奈多「…なんであなたと向い合わせなの…」

美魚「…なぜか席が決められていたので、仕方ないでしょう…」

佳奈多(…はぁ、他の人と話すしかないわね…隣は…>>361) 
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 15:35:33.71 ID:8gttp0jSO
姉御
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/14(日) 19:15:59.45 ID:N93UfqueO
来ヶ谷「やあ、君が隣か。」

佳奈多「……来ヶ谷さん…」

来ヶ谷「…なんだね、その面倒くさいというような顔は。」

佳奈多「実際あなたは色々引っ掻き回しに来ますからね。」

来ヶ谷「ははは、私は楽しみたいだけだよ。今は君で楽しませてもらうことにするかな。」

佳奈多「…やめてください。」

来ヶ谷「まあそういうな、佳奈多君も話し相手を探していただろう。ちょうどいいじゃないか。」

佳奈多「…別にそんな…」

来ヶ谷「それに、何か悩みとかあるんじゃないか?理樹くんとの性活のマンネリとか、欲求不満とかな。」

佳奈多「ないです!」

来ヶ谷「無いのか。毎日してるとすればそろそろそういう時期かと思ってたがな。」

佳奈多「違います!セクハラはやめてください!」 

来ヶ谷「あいにく女の子へのセクハラは半ば趣味だからな。やめられそうもない。クドリャフカ君や小毬くんが一番良いが、君も十分対象だからな。」

佳奈多「…やめてください…私には恋人がいるんで。」

来ヶ谷「はは、そうだな。君に手を出したら理樹少年が黙っていないか。…では、対象をあちらに写すとするかな。」

佳奈多「…あちら?」

来ヶ谷「西園女史は何か悩みがあるかな?なんでも受け止めるぞ。」

美魚「>>363
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 17:25:27.19 ID:RxISKzZy0
ではセクハラのコツを伝授してください
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/15(月) 18:43:23.37 ID:WTECe34rO
来ヶ谷「ほう、君がそんなことを聞きたいとは意外だな。まあ、構わんがね。教えてやろう。」

佳奈多「…そんなこと教わって、なにするつもり?また何か変なことをするのかしら?」

美魚「別に私が何をどうしようが勝手でしょう?」

佳奈多「勝手だけどね、何かされると迷惑なのよ。」

美魚「ならば私の望むところですね。」

来ヶ谷「おや、私が見ない間に更にギスギスしてるな、理樹くんがらみで何かあったのかな?」

佳奈多「ありましたよ。泥棒猫さんと色々とね。」

来ヶ谷「ほう、泥棒猫…」

美魚「まだ盗ったわけではないのに泥棒猫はおかしいと思いませんか。」

佳奈多「盗ろうとした時点で罪なのよ。」

来ヶ谷「まぁ、落ち着きたまえ、二人とも。今この場で争ったとて理樹くんは手に入らんぞ。無駄な争いは体力を減らすだけだぞ。」

佳奈多「>>365
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 20:11:27.93 ID:G4SKKQjqO
それもそうね
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/15(月) 20:52:02.65 ID:L/oc3147o
佳奈多「…もう、あんまり関わらないことにするわ…」

美魚「それがお互いのためですね。」

来ヶ谷「…まあ、それがいいだろう。お互いの精神衛生的にな。…よし、じゃあ、あらためて、セクハラを教えてやろう。」

美魚「はい、よろしくお願いします…」

 
佳奈多「…」

美魚「…」

葉留佳「…姉御〜、二人、大丈夫そうですか?」

来ヶ谷「まあ大丈夫だ、仲良くなりはしないがこれ以上敵対はしないようにしておいたぞ。」

葉留佳「ええー、それじゃダメじゃないですカ…」

来ヶ谷「これが妥当な落とし所だと思うがね。」

葉留佳「ええー…」

葉留佳(やっぱ難しいですなぁ…でもまだ、諦めちゃいけないですヨ!)


佳奈多(しばらく後…)

葉留佳「…はい、みんな、ちゅうもーく!」

佳奈多「…どうしたの?」

葉留佳「そろそろご飯も終わる頃なので…次は、>>367
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 00:24:32.17 ID:ne2nl3+BO
ビンゴ大会
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/16(火) 15:09:49.73 ID:xxF8ndvfO
佳奈多「ビンゴ?」

葉留佳「そうですヨ!一番早く揃えた人には豪華景品が待ってますヨ!」

佳奈多「…本当に豪華なの?」

美魚「…本当に豪華なんですか。」

葉留佳「ほんとほんと!なんで二人とも疑うんですカ。」

佳奈多「だってゲストにご飯作らせるような主催じゃない。」

葉留佳「いやいや、ご飯は準備できませんでしたケド、景品準備するくらいならやりますヨ。一人で。」

美魚「その景品って何ですか。」

葉留佳「そりゃ当たってからのお楽しみってことで。」

美魚「…大丈夫ですか?」

葉留佳「大丈夫!そいじゃ、みんなビンゴカード配りますヨ!景品は一個、早いもん勝ち!それじゃ、レッツ、ビンゴ!」
勝者
>>369
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 16:17:43.14 ID:5TiTaNYHo
佳奈多
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/16(火) 19:30:00.26 ID:3FdZnOuCO
葉留佳「えーと、じゃあやりますよ…」

美魚「ビンゴマシンなんてよく準備しましたね。」

葉留佳「やはは、借りるの結構大変でしたヨ…そいじゃ最初の数字は……30!」

佳奈多「…あら、あるわね…」

葉留佳「次は…11!」

佳奈多「…それもあるわね…」

来ヶ谷「ほう、ずいぶん順調なようだな。」

佳奈多「何故かね…」




葉留佳「数字は…73!」

佳奈多「…また…」

美魚「…何かのイカサマですか。」

佳奈多「そんなわけないでしょう。何を根拠にそんなこと言うのかしら?」

美魚「葉留佳さんはあなたの妹ですから、そういうこともやろうと思えばできるだろうということだけです。」

佳奈多「やらないわよ。そもそもあそこのビンゴマシンでランダムじゃない。」

葉留佳「はいそこー、喧嘩は良くないですヨ!…それじゃ、気を取り直して…そろそろ誰かが揃う頃じゃないですかネ…次の数字は…42!」

佳奈多「……あ、揃ったわね。」

美魚「…」

小毬「わー!かなちゃん凄ーい!」

鈴「やるな。」



葉留佳「あ、お姉ちゃん揃った?ならもっと高らかに宣言してくださいヨ。そんなさらっと言わずに!当たったときの喜び爆発がビンゴの醍醐味ですからネ!」

佳奈多「…当たるものが何かもわからないのに喜べと言われても…何がもらえるの?」

葉留佳「むっふっふ、こりゃ喜びますヨー…景品は…こいつですヨ!」

佳奈多「これは…>>371
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 19:46:30.47 ID:T3qI32pt0
理樹子の写真多数と学食の食券5000円分
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/16(火) 21:29:20.28 ID:RmD4zVabO
佳奈多「…何この写真……」

葉留佳「女装理樹くん。」

佳奈多「いやそうじゃなくて…どうやって手にいれたのよ?」

葉留佳「秘密ですヨ!」

佳奈多「えええ…何よそれ…」

葉留佳「あれ、嬉しくない?いらないですかネ?」

佳奈多「……もらうけど…」

葉留佳「むふふ、お姉ちゃん、むっつりですな。」

佳奈多「…変な風に思わないでくれる?」

美魚「持っててどうするんですか。」

佳奈多「…別に勝手でしょう?」

美魚「…どう思いますかね、直枝さんは。」

佳奈多「…別に認めてくれるわよ、直枝は。そういう人じゃない。」

葉留佳「はいはーい、言い争いはだめですヨ。…はい、というわけで、ビンゴ大会でした〜!」  



来ヶ谷「…よし、じゃあ葉留佳くん、次のプログラムは?」

葉留佳「えーと…自由にやりましょうネ!」

佳奈多「もうないのね…」

美魚「…なら、>>373でもやりましょうか。」
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 04:13:06.76 ID:Fi+tr1K7o
百合本朗読会
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/17(水) 12:13:13.62 ID:Kw4zY0asO
葉留佳「え、なんすかそれ…」

美魚「前配っていたものとは別のものを朗読しますよ、私が。」

来ヶ谷「ほう、百合か。是非ともクドリャフカくんや小毬くんに聞いてもらいたいところだな。」

クド「わふ?」

小毬「ふぇ?」

鈴「おい、純真なこまりちゃんたちを変な方に引き込もうとするな。」  

来ヶ谷「ははは、冗談だとも。二人は純真だから実にかわいいのだからな、もちろん君もね。とても可愛らしい。」

鈴「やめろ口説くな。そういう趣味はないぞ。」

来ヶ谷「別に口説いてないさ、素直な感想だとも。」

美魚「…あの、良いですか。朗読の話は…」

来ヶ谷「まあ聞きたい人だけ聞けばいいんじゃないか。他の人はまあ自由にやればいい。」

葉留佳「あたしは聞こ!」

佳奈多「…じゃあ私は…>>375でもしてるわ。」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 12:49:31.35 ID:E6MZHt1UO
ソシャゲ
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/17(水) 13:38:09.15 ID:BT3TRu4zO
葉留佳「えー、おもいっきり一人遊びじゃないですカ。」

佳奈多「…別に自由でしょう?」

葉留佳「いやいや、でもできればもっと複数でやるような…」

佳奈多「別にいいでしょ、あなたは朗読聞くんでしょう?聞いてこれば良いじゃない。」

葉留佳「…むむむ…」

葉留佳(…このままじゃ不味いですネ…なんとかせねば…)

葉留佳「んー…じゃあやっぱりお姉ちゃんと遊ぶ!遊ぼ!」

佳奈多「>>377
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 13:47:29.15 ID:Fi+tr1K7o
藤井聡太七段が有名な将棋
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/17(水) 18:13:33.91 ID:UCSkMnctO
佳奈多「打てる?」

葉留佳「打てないから教えて!」

佳奈多「…はぁ、仕方ないわね…」

葉留佳「ありがとー!」

クド「わふー、将棋ですか。私もしたくなってきましたね。」

小毬「くーちゃん将棋出来るの?すごーい!私あんまりやったことがないからよくわからないんだ〜。」

クド「昔祖父に教わったことがありまして。」

鈴「あたしは少し打てるが、昔きょーすけに勝てなかった記憶があるな。」

クド「打てるんですか、鈴さん、少しやってみませんか?」

鈴「…まあ、別にいいぞ。」

美魚「…おや、こっちは私たちだけですか。」

来ヶ谷「まあそれはそれでいいだろう、じっくりねっとり読んでいこうじゃないか。」




佳奈多「…駒の動かし方はわかった?」

葉留佳「オッケーオッケー!問題なし!」

佳奈多「…大丈夫かしら……まあいいわ、それじゃ、早速打ってみましょうか。」

葉留佳「お姉ちゃんお姉ちゃん!負けたほう罰ゲームにしません?」

佳奈多「…あなた好きね、罰ゲーム。私もそんなに強くはないけど、初心者のあなたの不利になるだけじゃない?」

葉留佳「罰ゲームがないと面白くないじゃないですカ。罰ゲームは…>>379
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/17(水) 18:18:14.25 ID:/vILzL0SO
服を脱ぐ
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/18(木) 13:41:03.75 ID:RtexEOByO
佳奈多「…何でよ。」

葉留佳「なんとなく。いいでしょ?」

佳奈多「嫌よ。」

葉留佳「何でですカ。ここ女の子しかいないのに。」

佳奈多「夏じゃないから寒いし…恥ずかしいし…」

葉留佳「負けなきゃいいんですヨ。それに理樹くんには全部見せてるわけで…」

佳奈多「それとこれは話が別よ。嫌だからね私は。」

葉留佳「まあまあ、たぶんはるちんが負けますからネ、心配しないでくださいヨ、だから、やりましょう、ネ?」

佳奈多「…どうしても譲らないのね…はぁ…仕方ないわね…本気で価値にいくから…」
勝者
コンマ判定
下一桁が奇数なら佳奈多勝利
>>381
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 16:26:05.96 ID:Pd77/FQmO
はい
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/18(木) 18:55:12.66 ID:f8fszEZsO


葉留佳「えい!」パチッ!

佳奈多「…!」

佳奈多(葉留佳…手の予想が全くつかない…なかなか難しいわ…)

佳奈多「…」パチッ!

葉留佳「そりゃっ!」パチッ!

佳奈多「…」

佳奈多(早いから考える時間もくれないし…)

佳奈多「…パチッ!」

葉留佳「王手っ!」パチッ!

佳奈多(!しまったわ…)

佳奈多「っ!…」パチッ!

葉留佳「王手っ!」パチッ!

佳奈多「っ!?…」パチッ!

葉留佳「そいやっ!王手!」パチッ!

佳奈多「……っ……詰み、ね…」

葉留佳「いえーい!勝った!王将討ち取ったりー!」

佳奈多「……」

葉留佳「というわけで、罰ゲーム!お姉ちゃん、脱いじゃいましょう!」

佳奈多「…っ……一番上だけでいい?」

葉留佳「いや、下着以外の上は脱ぐ感じで。」

佳奈多「…いつまで?」

葉留佳「はるちんがいいって言うまで。」

佳奈多「…」

葉留佳「はい、ほらいいから、脱いじゃいましょうヨ!」

佳奈多「…仕方ないわね…」



佳奈多「…はぁ…恥ずかしいわ…」

葉留佳「おお、いいすなぁ、エロいっすなぁ。」

佳奈多「…あまり凝視しないで。」

葉留佳「やはは、ごめんごめん。」

佳奈多「…もういい?」

葉留佳「だめ。もうちょっと堪能したいですネ。お姉ちゃんはそのままで次は…>>383
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 19:31:52.89 ID:CmymJIPxO
鈴と打つ
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/18(木) 20:50:07.39 ID:SzyHOf9fO
葉留佳「鈴ちゃん、やろー!」

鈴「まて、まだクドと終わってない…」

クド「王手です。」

鈴「あ…終わったな。…あたしも脱ぐか。」

クド「わふー!脱がなくても大丈夫ですよ!」

鈴「そうか…じゃあはるか、やるぞ。」

クド「じゃあ佳奈多さんは私とやりましょうか。同じ部屋の私ならそんなに恥ずかしくないでしょうし…」

佳奈多「そうね…いいけど…寒いわ…」

クド「えーっと…じゃあ、このマントでも…」

佳奈多「…ありがとう…」



鈴「よし、はるか、あたしとは何をかける。」

葉留佳「鈴ちゃんとは…>>385
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 20:58:10.36 ID:+yOYUL2no
髪飾り
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/19(金) 13:22:19.76 ID:/TF8dhBeO
鈴「なにぃ…良いのか。大事なものって聞いてるぞ。」

葉留佳「まあ2個あるし、一個だけなら…それに、もうこれがなくてもお姉ちゃんのこと信じられるから、大丈夫!」

鈴「…そうか。」

葉留佳「はるちん負けないからね!そのチリンチリンなる髪飾りを奪ってやりますヨ!」

鈴「別に髪飾りはいらんが、負けられんな…」

 


佳奈多「…」パチッ!

クド「…わふぅ…どうしましょうかね…」

来ヶ谷「…ほう、将棋か…」

クド「あ、来ヶ谷さん、朗読は終わったんですか?」

来ヶ谷「いや、終わってないが、佳奈多くんがずいぶん攻めたファッションをしているのが見えてな。気になったから来た。下着姿にマントは中々だぞ。君まさかそういう趣味が…」

佳奈多「…ただの罰ゲームです…脱がされて、寒いからマントを借りてるだけで…」

来ヶ谷「ほう、そうか…理由はなんにせよ悪くないぞ、佳奈多くん。」ハァハァ

佳奈多「…ジロジロ見ないでください…変態ね…変態。」

来ヶ谷「格好的には君のほうが変態だがね。」

佳奈多「…言わないでください。」





葉留佳「えいやー!」パチッ!

鈴「うっさいはるか。集中できん…」

葉留佳「それも作戦ですからネ!ほいやー!ちょあー!」

鈴「…」
勝者
>>387
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/19(金) 15:12:57.63 ID:tNFF9ezlO
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/19(金) 18:35:39.00 ID:dqW0tn4iO


鈴「…王手だな。」

葉留佳「あっ…うむむ…むむむ…」

鈴「…」

葉留佳「……やはは、負けちった…」

鈴「よし、勝ったな。」

葉留佳「いやー、鈴ちゃん強い!さすがですナ…そいじゃ、お約束の髪飾り、一個!」

鈴「ん、一応もらっとく。」

葉留佳「…ぬぬぬ…負けたままは悔しいから、鈴ちゃん、もう一個もかけますヨ!!だからもう一回!」

鈴「別に構わんが、また負けたら髪飾りなくなるぞ、いいのか。」

葉留佳「大丈夫!今度こそ負けないから!鈴ちゃん、今度こそ…覚悟!」






鈴「…王手だな。」

葉留佳「…ありゃりゃ……詰みましたナ…」

鈴「よし、髪飾りくれ。」

葉留佳「むむむ…はい。」

鈴「ん。」

葉留佳「うむむむ……」 

葉留佳(…髪飾りがなくなってしまいましたヨ…)

葉留佳「…お姉ちゃん。」

佳奈多「…何。」

葉留佳「髪飾り、無くなっちゃった。」

佳奈多「…そうみたいね。それで?」

葉留佳「…いやー、お姉ちゃんの髪につけてるやつの半分、妹のはるちんにまた譲ってくれないかなって…やはは…」

佳奈多「>>389
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/19(金) 20:35:24.08 ID:h9ZO8unz0
可愛い妹の頼みなら仕方ないわね
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/20(土) 12:24:43.81 ID:eogiudW0O
佳奈多「…もう賭けたりするんじゃないわよ。」

葉留佳「やったー!お姉ちゃん、ありがとう!やっぱりこれがないとはるちんダメですからナ。」

佳奈多「調子がいいわね、さっきはなくても大丈夫とか言ってたのに。」

葉留佳「だって、とられてみても思ったけど、やっぱりあったほうが落ち着くなーって。やっぱりお姉ちゃんとの繋がりの証を持ってたいみたいですヨ。」

鈴「…はるか、そんな大事なら別にこれ返してやるぞ。」

葉留佳「いやいやー、遊びとはいえ、賭けに負けたものをそんな簡単に返してもらうわけにはいきませんからナ。」

鈴「そうか…よし、なら、かなた。」

佳奈多「何?」

鈴「かなた、はるかの髪飾り、やる。」

佳奈多「え?」

鈴「これなら問題ないだろ。」

佳奈多「>>391
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/20(土) 20:55:20.98 ID:26/9Cm750
ならそれを賭けて私と勝負しましょう
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/21(日) 12:28:57.90 ID:2093KpwdO
鈴「なるほどな。なら何をかけるんだ。」

佳奈多「私も髪飾りをかけるわ。それでいいかしら?」

鈴「ん、いいぞ。それじゃ、やるか。」



葉留佳「…はい、というわけで始まりました、髪飾りを賭けた最後の勝負!二木佳奈多7段対棗鈴8段!」

佳奈多「別に段位なんて持ってないけど…それに、実況なんていらないんじゃない?」

葉留佳「ほら、それは雰囲気?細かいことは気にしないでくださいヨ。…というわけで、実況は私三枝葉留佳、解説は神北小毬6段をお呼びしました。よろしくお願いします。」

小毬「よろしくお願いしまーす。」

鈴「こまりちゃん、将棋出来ないって言ってたが、できるのか。」

小毬「私なりにがんばるよ〜。」

佳奈多「クドリャフカじゃダメなの?」

葉留佳「クー公でも良いけど、こまりんの方が喋ってないから、そっちがいいかなーって。まま、それはいいから、始めてくださいヨ!」




葉留佳「さあ、始まりました…最初の動き、どう見ますか?神北6段。」

小毬「どっちもちゃんと考えててすごいよね〜。」

葉留佳「なるほど。どちらもすごいと言うわけですね。」

小毬「うんうん、二人とも、ファイトだよー!」





鈴「…」パチッ!

葉留佳「…おっと、攻めた一手が出ましたね。」

鈴「これ、攻めてるのか。そんなつもりはないぞ。」

葉留佳「えっ?えー…はるちんにはそう見える!ねぇ、神北7段もそう思うよね?」

小毬「うんうん、せめてるせめてる!鈴ちゃん頑張って!」

鈴「…ああ頑張るぞ、こまりちゃん。」

佳奈多「…どうでも良いけど、神北さんは6段じゃなかったかしら?」

葉留佳「あれ、そうでしたっけ?間違えちゃいました、やはは。」

佳奈多「あなた実況ごっこするならせめてもっとちゃんとやりなさいよ…」



佳奈多「…王手。」

鈴「なにぃ…」

葉留佳「さあ、そろそろ対局も佳境といったところでしょうかネ。」

小毬「ドキドキだね〜。鈴ちゃん、かなちゃん、頑張ってー!」

佳奈多「…!」

鈴「…!」
勝者
コンマ判定、下一桁が奇数なら佳奈多勝利
>>393
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 20:50:49.18 ID:ZYRpBbnw0
がんばれがんばれ
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/22(月) 14:54:08.92 ID:/YMFmuwGO
(今さら佳奈多は髪留め一個しか持ってないことを思い出しました…佳奈多は>>390で葉留佳に一個しかない髪留めを渡したということになります。鈴が2個、葉留佳が一個持ってます。勘違いがありました。すみませんでした。)

鈴「…なら、こうだ。」

佳奈多「っ!」

葉留佳「おおーっと!ここでこの返し!素晴らしい返しです!」

小毬「そうなの?」

葉留佳「うん。たぶん素晴らしい返し!お姉ちゃん困ってるっぽいし!」

小毬「じゃあかなちゃんがピンチなんだね、かなちゃん、ファイトー!」

佳奈多「……」



鈴「…王手だな。」 

葉留佳「おっと、これは……」

佳奈多「…参りました。」

葉留佳「決まったー!二木佳奈多対棗鈴!勝ったのは棗鈴だー!」

小毬「すごーい!鈴ちゃんおめでとー!」パチパチ

鈴「…」

小毬「…あれ?鈴ちゃんどうしたの?」

鈴「…まずいな、勝ってしまった…」

小毬「勝っちゃだめなの?」

鈴「あたしが髪飾りを返してやろうと思って始まってるのについ勝っちゃったぞ、これじゃ返せない、どうしようこまりちゃん。」

小毬「ええ〜。それは困っちゃったねぇ…」

佳奈多「…良いわよ別に返さなくて。そういう勝負なんだから。」

鈴「…良いのか?」

佳奈多「良いわ。好きに使って。」

鈴「…かなたがそういうなら…貰っとく。」

葉留佳「じゃあお姉ちゃん、さっき貰ったのはやっぱりお姉ちゃんに…もともととられてるのは私のだし…」

佳奈多「良いわ。葉留佳がもってなさい。これ持ってなきゃ落ち着かないんでしょ?私は大丈夫だから。」

葉留佳「でも…」

佳奈多「持ってなさい。必要な人が持ってるべきだわ。」

葉留佳「…お姉ちゃん…」

佳奈多「…さて、そろそろ疲れたから将棋はやめましょうか。」

小毬「じゃあ>>395でもする〜?」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/22(月) 15:27:27.38 ID:9sCmEDkxo
かなちゃんは服を着て
罰ゲームなしの大富豪
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/22(月) 19:21:20.94 ID:PFhA6D7SO
鈴「いいと思う。平和だしな。」

佳奈多「…服着てもいいかしら?」

葉留佳「うーん、ま、もういいですヨ。」

佳奈多「…やっと着れるわ…マント、感謝するわ、クドリャフカ。」

クド「わふー、気にしないでください!」

小毬「えーっと…ゆいちゃんとみおちゃんはまだ読んでるみたいだから、とりあえずこの5人でやってよっか!」

鈴「ルールはどうする。縛りはつけるか。」

葉留佳「革命とかは必要でしょうナ。」

クド「8切りもあったほうが良いですかね。イレブンバックはいれますか?」

小毬「階段はどうする〜?」

佳奈多「…ちょっと待って、皆何を言ってるの?」

葉留佳「何って…大富豪のルール?」

佳奈多「…ちょっと、一個ずつ説明して…」

葉留佳「えー、お姉ちゃん大富豪知らないの〜?」

佳奈多「基本的なルールは知ってるけど、そういうのはわからないわ。やったことないもの。」

葉留佳「しょうがないですナ、このはるちんが教えてしんぜよう!」




葉留佳「…ってわけで、こういうローカルルールを入れたら大富豪がさらに楽しくなるって訳ですヨ!」

佳奈多「…なるほどね、大体わかったわ。」

葉留佳「よーし、それじゃ、先行はじゃんけんで決めますヨ!レッツ、スターティン!」



佳奈多(私が一番最初ね…普通の大富豪なら少ない数を出すのだろうけど、今回は色々ルールがあるから考えなきゃいけないわね…まあとりあえず、6くらいにしときましょう。)

葉留佳「ハートの6ですか…よーし、はるちんのこいつをくらえ!K!」

鈴「なにぃ…パス…」

クド「わふー!三枝さん、攻めますね…パスしておきます。」

小毬「うーん、ここはパスかなぁ。」

佳奈多「パス。」

葉留佳「ふふふー、ここからはるちんタイムの始まりですヨ!!」

佳奈多(やっぱり葉留佳は最初からどんどん切ってくるタイプ…そこに無理に付き合う必要はないわ…)

葉留佳「よっしゃー、ガンガンいきますヨ!」
勝者
>>397
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/22(月) 20:14:41.46 ID:2F1/mA4e0
クドリャフカ
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/23(火) 12:09:45.76 ID:lwQgk4MoO




葉留佳「ほいや!J!」

鈴「イレブンバックか…よし、なら、ここで3だな。」

佳奈多(鈴さんも中々思いきりがいいみたいね。)

鈴「みんなパスだな。…よし、じゃあ、7のペアだ。」

クド「…どうしましょうかね…わふぅ……出しても大丈夫でしょうか……はい、とりあえず、9のペアで。」

佳奈多(クドリャフカは慎重に考えていくタイプのようね。)

小毬「うーんとね…じゃあ〜、13のペアだよ〜!」

佳奈多「…パス。」

佳奈多(上げてきた……小毬さんが一番読めないのよ…何かふわふわしてると言う感じというか…)

小毬「みんなパスかな?……じゃあ次は…5だよ〜。」

佳奈多「なら…9。」

葉留佳「…うむむむむ…パスですヨ…」

佳奈多(そうこうしてる間に葉留佳は息切れしてきてるわね…さあ、どうなるか…)


鈴「よし、Kだ。」

クド「…そろそろですかね…2です!」

佳奈多(…攻めてきたわね…)

クド「…誰もだしませんね。…では、次は…6のスリーカードです!」

小毬「うーん、出せないねぇ、パスだよ〜。」

佳奈多「…止められないわね、パス。」

葉留佳「パス!」

鈴「無いな。」

クド「でしたら…これで上がりです!11のペアです!」

佳奈多(…一着はクドリャフカ…)

クド「わふー!一位です!アイアムウイナーオブリッチパーソンなのです!」

小毬「おめでとー!あとクーちゃん。カードゲームの大富豪は英語でCareer pokerとかPresidentっていうんだよ。」

クド「そうなのですか?」

小毬「前ゆいちゃんから聞いたんだ〜。」

クド「わふー、直訳じゃダメなんですね。英語は難しいです…」

小毬「まだまだ頑張らないとね〜…じゃ、ゲームの続きしよっか…あ、11だから、これで私も上がりだね〜。」

佳奈多「…!」

佳奈多(意外ね、小毬さんが二位…)




佳奈多(…その後の最終結果は、私が平民、鈴さんが貧民、葉留佳が大貧民だった。)

葉留佳「いやー、最初にだしすぎましたナ…」

佳奈多「次はもっと計画性を持ちなさい…さて、じゃあ、もう一回やりましょうか。」

小毬「次はあっちの二人も誘おうよ〜ねぇゆいちゃん、みおちゃん。一緒にやろ〜?」

美魚「>>399
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/23(火) 15:26:49.76 ID:ZKHqKWpRO
受けてたちます
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/23(火) 20:01:02.39 ID:WHmv9TjBo
佳奈多「…」

来ヶ谷「よし、なら私もやってやろうじゃないか。」

小毬「参加してくれるんだね、ありがとー。二人は平民さんからだね〜。」

美魚「はい、わかりました。」 

葉留佳(おおー、さすがはこまりん!二人を誘い込むことが出来ましたナ。)

来ヶ谷「ルールはどうしている?5スキップ、7渡しなどはありかな?」

葉留佳「やってないですネ。お姉ちゃんが初心者なんで。」

来ヶ谷「なんだ、そうか…そういうのがあるほうが楽しめるんだがな。まあいいだろう。」

美魚「それでは、やりましょうか。」

佳奈多「…私抜けようかしら。」

葉留佳「まぁまぁまぁ、お姉ちゃん、大富豪は2回目からが楽しいやつですからネ。やりましょう?」

佳奈多「でも…」

葉留佳「いいから、もう一回やりましょうヨ!!」

佳奈多「…」
勝者
>>401
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/23(火) 20:28:58.67 ID:9gbRD9Gt0
美魚ちん勝利
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/24(水) 14:13:29.76 ID:1OdO2wAUO
葉留佳「…じゃあ、えーっと…クドリャフカ様、年貢でございやす!」

クド「わふー、ありがとうございます!」

佳奈多「…その口調は何?」

葉留佳「ほら、はるちん大貧民でございやすから。」

佳奈多「…それ、いる?」

葉留佳「そこは雰囲気でごぜぇやすよ。お姉ちゃん。」

佳奈多「なんなのよ、それ…」

鈴「……こまりちゃん、年貢でごぜーやすー。」

小毬「鈴ちゃんも真似するんだ〜。うん、鈴ちゃん、ありがとう〜。」





来ヶ谷「…2だ。」

小毬「ほぁあ…パスだよ…」

佳奈多(…来ヶ谷さんは何を考えているの佳なんてわからないからまあいいとして…)

来ヶ谷「…では、素直に5だ。」

美魚「…8で流します。」

佳奈多「…」

佳奈多(西園美魚…何を考えてるのか…)

美魚「…では、5のフォーカード、革命で。」

佳奈多「!?」

佳奈多(革命…しまったわね、大きいカードしか手札にはない…)

葉留佳「おおー、やりますなぁ。」

美魚「…誰もいませんね。…では、4で上がりです。」

小毬「わー、すごーい!早い!」

鈴「やるな。」

美魚「…あとは皆さん、頑張ってくださいね。」



葉留佳「…はい。9!上がり!」

佳奈多「…」

葉留佳「やったー!貧民ですヨ!」

佳奈多(調子が崩れたわ……まさか大貧民になるなんて…)

葉留佳「じゃ、最後にもう一回やりましょうヨ!」

美魚「やりましょうか。」

佳奈多「…」


美魚「…さあ大貧民さん、私にカードを。」

佳奈多「……」

美魚「…そんな睨み付けないでください。」

佳奈多「…いいから早くカードを寄越しなさい…」

葉留佳(おお…バチバチしてますナ…)
次の勝者
>>403
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/24(水) 15:42:28.41 ID:QgaqxMJNO
葉留佳
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/24(水) 19:06:32.95 ID:PZnL+Pz7O
葉留佳(とはいえそこで勝ちを狙いにいくのがはるちんなのだ!)

佳奈多「…」

葉留佳(…最初は大貧民、お姉ちゃんからスタート…これはチャンス!)

佳奈多「…4。」

葉留佳「必殺、8!」 

鈴「む…」

葉留佳「からの…必殺、10のスリーカード!!」

鈴「むむ…パス。」

クド「ないです。」

葉留佳「みんな、無いですカ?…ふっふっふっ、なら…6のペア!」

鈴「なんだ、普通だな。…9のペア。」

クド「わふぅ、パスです…」

来ヶ谷「ここは…まだいいか、パス。」

小毬「パスだよ〜。」

美魚「…では、12のペアを。」

佳奈多「…パス。」

葉留佳「パス!」

美魚「……皆さん無いようですね。では私は…無難に、5くらいですかね。」

佳奈多「…なら、7。」

佳奈多(…葉留佳はいつも通りなら息切れのはず…)

葉留佳「もう一枚必殺の…8!」

佳奈多「…!」

葉留佳「そして…最後の、345階段!上がり!やりましたヨ!戦略の勝利!貧民から大富豪!アメリカンドリーム!」

佳奈多「…」  

美魚「…おめでとうございます。」

葉留佳「お姉ちゃん、あとは頑張ってくださいネ!」 

佳奈多「…」

佳奈多(葉留佳に上がられたとなると、厳しいわね…)





佳奈多(…結局、また上がれなかった…)

葉留佳「よーし、じゃあもう一回…」

鈴「大富豪飽きたな、別のトランプゲームやらないか。」

クド「良いんじゃないですか?」

葉留佳「ええー。せっかく大富豪なのにぃ…まあいいですヨ、なら…>>405
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/24(水) 19:53:13.16 ID:Zc1dteAv0
心理戦が面白いインディアンポーカーなんてどうでしょ
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/25(木) 14:25:42.18 ID:iRrpt7XJO
佳奈多「インディアンポーカー?何それ?」

クド「わふぅ…私もわからないです。」

美魚「…インディアンポーカーとは、まず参加者全員にカードを一枚配り、それを自分以外に見えるように、頭の前に掲げて、他の人のカードや反応から自分のカードを推理して、勝負をするか下りるかを判断します。そして勝負をした人の中でもっともカードの数が大きい人が勝ちですね。」

小毬「勝った人はどうなるの?」

美魚「勝った人は勝負をした人の掛け金を全てとれます、そうなると掛け金をあげるかどうかというのも駆け引きになりますね。…ですが、本当にお金をかけるわけにはいきません、どうしましょうか。」

来ヶ谷「西園女史、チップならあるぞ。」

佳奈多「…なんでそんなものを…」

来ヶ谷「こんなこともあるかと思ってな。…さて、聞くよりもやってみたほうが早い、早速やってみようか。」


葉留佳「自分のは見ちゃダメですからネ……そいじゃ、せーので見せてくださいヨ…せーの!」
葉留佳 3
クド  1
小毬  6
鈴 10
来ヶ谷 5
美魚  9
佳奈多(…なるほどね、こうやって他人のカードが見えているわけね…)

葉留佳「そいじゃ、一分間の話し合いタイム!スタート!」

小毬「わー、鈴ちゃんいいカードだね〜。」

鈴「そうなのか。…小毬ちゃんは低めだな、気を付けた方がいいぞ。」

小毬「そうなんだ…低めなんだねー、じゃあ勝負はしない方がいいのかな〜。」

クド「来ヶ谷さん、あまり強くないですね。私のはどうですか?」

佳奈多(…見た感じ、こういう正直者…嘘の苦手そうな純粋な人と…)

来ヶ谷「能美女史、良いカードだぞ、どんどん勝負していくと良い。」

クド「わふー、そうですか。」

葉留佳「みおちーん、めちゃくちゃ強いのひいてますネー。やはは。」

美魚「そうなんですか?三枝さんも中々ですが。」

佳奈多(…ああいう人を騙そうとするペテン師に別れてるわね…)

葉留佳「ねぇねぇ、お姉ちゃんははるちんのカード、どうおもう?」

佳奈多「…まあ、悪くないんじゃない?」

葉留佳「悪くない…ほうほう…悪くないなら、少なくともお姉ちゃんのには勝てますナ。お姉ちゃんはあんまり勝負しない方が良いですヨ?」

佳奈多「…なるほどね。」 

佳奈多(葉留佳によれば、これは弱いカード…だけど、信用に値するかどうか…そうね…ここは…)

佳奈多「…クドリャフカ。」

クド「わふ?」

佳奈多「…来ヶ谷さんはああいってたけど、あなたのために、勝負しない方が良いわ。」

クド「そうですか?来ヶ谷さんも三枝さんも強いっていってくれたんですけど…」

佳奈多「あの二人は息をするように嘘をはくから、気を付けなさい…で、私の方はどう?」  

クド「佳奈多さんは…中々強いです!勝負をしても良いと思います!」

佳奈多「…なるほど、ありがとう。」

佳奈多(…さて、次は…)

来ヶ谷「佳奈多くん。良いかな?」

佳奈多「…来ヶ谷さん…」

来ヶ谷「…なんだ、詐欺師を見るような目で私を見ているな。このゲームでは感情が顔に出るようでは勝てないぞ?…それで佳奈多くん、君は私のカードをどうおもう?」

佳奈多「…まあ、悪くないですけど、強くはない…私が見えてるなかでは、3番目ですね。」

来ヶ谷「ほう…私から見れば君が3番目だがね。信じるか信じないかは君の自由だが。」

佳奈多(油断ならないわね……)
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/25(木) 14:26:13.92 ID:iRrpt7XJO




葉留佳「…はい、1分たったので相談タイム終わり!」

佳奈多(…さて…葉留佳が言うには私は弱く、クドリャフカが言うには強い…来ヶ谷さんがいうには私は3位…つまり8、7、6のどれか…誰のいうことを信じるかね…正直一番信用ならないのは来ヶ谷さん、次いで葉留佳だけど…)

葉留佳「さー、それじゃ、勝負をする人はそのままカードをもって、降りる人は下ろしてくださいヨ!それでは…せーの!」
佳奈多(…どうする?)
降りる
勝負する
>>408
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 16:00:27.19 ID:cZ/d/cUvO
勝負する
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/25(木) 18:34:30.82 ID:iRrpt7XJO
佳奈多(ここはクドリャフカを信じて、強いカードのはず…)

佳奈多「…」

葉留佳「…えーと、勝負をしたのは…はるちん、お姉ちゃん、鈴ちゃん!クー公!…そいじゃ、自分のカードを確認!」
葉留佳 3
鈴   10
佳奈多 8
クド  1
クド「わふっ!?…騙されました…」

鈴「…よし、こまりちゃんを信じてよかった…」

葉留佳「あちゃー!3ですカ…みおちんと姉御に騙されましたヨー!」

佳奈多「…」

来ヶ谷「言っただろう、3番目だとな。」

佳奈多(くっ…来ヶ谷さんが本当の事を言ってたなんて…)

葉留佳「それじゃ、負けて人は鈴ちゃんにチップを渡して…よーし、なら、自分のカードを確認して良いですヨ!」

美魚「…なるほど、9でしたか、悪くなかったですね。」

来ヶ谷「5か、なんともいえんな。」

小毬「6だったよー。しょーぶしないでよかったー!」

葉留佳「さあ、それでは気を取り直して…第二ゲーム!スタート!」




佳奈多(…次は…)

葉留佳 9
クド  6
小毬  3
鈴   6
来ヶ谷 J
美魚  7

佳奈多(…なるほど、来ヶ谷さんがJを持っている…厄介ね…)

佳奈多「…」

美魚「…佳奈多さん。」

佳奈多「……何?」

美魚「あなたの数字、弱いですよ、勝負はやめた方がいいかと。…どうですか。私の数字は。」

佳奈多「…」

佳奈多(あえて私に聞いてきた…ということは何かの企みの可能性が高いわね…私はどう返すか…)
1.嘘をつく
2.あえて正直に言う
>>410
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 21:53:46.69 ID:lfiYrudfo
1
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/26(金) 12:29:56.66 ID:ci3QPgKLO
佳奈多「強いわよ。」

美魚「勝てそうですか?」

佳奈多「ええ、勝負をした方がいいわね。来ヶ谷さんにも負けないし。」

美魚「…なるほど、わかりました。」

佳奈多(……私が彼女を騙すように、向こうも私を騙そうとするでしょう…だとしたら、彼女の言うことは嘘ということになるわね…)

美魚「…」

美魚(…おそらく佳奈多さんは私を信用しないでしょうが…さて、私は佳奈多さんの言葉をどう解釈するべきでしょう。佳奈多さんが私と同じ思考だとしたら……)

美魚「…」

佳奈多「…」




葉留佳「はい、時間終了!勝負をするか決めてくださいネ…はい、どうぞ!」

佳奈多「…」
勝負する
勝負しない
>>412
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 14:45:12.50 ID:cBUeKIb6o
勝負しない
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/26(金) 18:14:36.30 ID:R+jOuHP+O
佳奈多(ここは…あえて彼女を信じてみましょう…)

葉留佳「えーと、勝負したのは…はるちん、姉御、みおちん、こまりん!それじゃ、一斉に…せーの!」

来ヶ谷「ふふ、私の勝ちだな。」

葉留佳「むむむ…9…思ったよりも低いですナ…」

小毬「ほわぁ…3だったよ…」

美魚「…なるほど…」

美魚(佳奈多さんも私と同じくあえて真実を言うという選択をして来ると思いましたが…誤算でしたね。思ったよりも単純な人だったのですね。)

佳奈多「…賭けてない人も見ましょうか…私のは、2…」
 
佳奈多(…彼女は真実を言っていたようね…私はあなたを信用しないと思ったんでしょうが…甘かったわね。)

葉留佳「むむ、はるちん二連敗ですヨ…次こそ逆転してやりますヨ!…てことで、次!」




葉留佳 6
クド  8
小毬 10
鈴   3
来ヶ谷 5
美魚  Q

佳奈多(…西園美魚はQ…勝つにはおそらく、西園美魚に勝負させない必要性があるわね…)

美魚「…今度はどうですか?佳奈多さん。」

佳奈多「…そうね…」
また嘘をつく
今度は本当の事を言う
>>414
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 01:16:02.92 ID:YloQeVEYO
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/27(土) 12:16:32.34 ID:GNYVX2g0O
佳奈多「…そんなにね。鈴さんや来ヶ谷さん辺りになら勝てる、ってところかしら。…信じるかどうかはあなた次第だけどね。」

美魚「なるほど。」

佳奈多「…私のは?」

美魚「…そうですね、葉留佳さんまでなら勝てる、それくらいの強さでしょうか。勝負はしなくていいかと。」

佳奈多「…そう…」

美魚「…先程私は嘘つきのあなたとは違い、本当の事を言いましたからね、佳奈多さん。」

佳奈多「…今回はどうだか…泥棒猫は、いつ騙して来るかわかったものじゃないわ…」

美魚「…」

佳奈多「…」

葉留佳「ねぇねぇ、お姉ちゃん!」

佳奈多「…何、今ちょっと考えてるのに…」

葉留佳「いやー、数、どうっすか。」

佳奈多「…普通よ、あまり勝負をしかけない方がいいくらいかしらね。」

葉留佳「なるほど〜。」

佳奈多「…わかったなら、もういいかしら?考えたいから。」

葉留佳「…お姉ちゃん、みおちんをライバル視してますナ…」

佳奈多「ライバルじゃないわ、彼女は…敵よ。」

葉留佳「おおう…」

葉留佳(なんか余計仲悪くなってませんかネ…)




葉留佳「はい、時間終了!」

佳奈多「…」

美魚「…」

佳奈多(…さあ、どうするか…)

美魚(さあ、どうしましょうか…)
勝負をかけるか書けないか
コンマ判定
下一桁目が奇数なら佳奈多は勝負をする。
下二桁目が偶数なら美魚は勝負する
>>416
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 21:32:56.84 ID:jjVZ9DuR0
そいやそいや
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/28(日) 13:18:15.66 ID:9cZZ1Tw8O
佳奈多(……彼女は私に疑われているのをわかっているわ、だから前回はあえて本当の事をいった…そして今回も同じ手を使うとは考えにくいわけだけど、でも、その心理を利用してまた…というのもあり得る…そうね、ここはまた…)

美魚(…さて、前回佳奈多さんは嘘をついてきました…今回はどうなるでしょうか。可能性としては今度は逆に本当の事をいう…、しかし、佳奈多さんはそうシンプルでしょうか。…今回は本当の事をいってくると踏んで、逆に今回もあえて嘘をついた…その可能性もありますね…ここは…)

美魚「…」

葉留佳「勝負をしたのは…みおちん、こまりん、はるちん!それじゃあ…どうぞ!」

美魚「…やりましたね。」

小毬「ほわぁ…負けちゃったよ…」

葉留佳「むぅ…また微妙なカードでしたなぁ…ちぇー、これで3連敗ですヨ…」

佳奈多「…あなたはもっと考えなさい…」

葉留佳「でも心理戦とか得意じゃないんですヨ…ていうかお姉ちゃん、どうして勝負しなかったんですカ。」

佳奈多「え?」

葉留佳「見てくださいヨ、自分のカード。」

佳奈多「…これは…Q…」

葉留佳「うん、勝負すればみおちんと分けれたんですヨ。」

佳奈多「…なるほど………やられたわね…」

美魚「……今回は私の勝ちですね、佳奈多さん。」

佳奈多「……ええ、泥棒猫さんは騙すのが得意みたいね。私には真似できないわ。」

美魚「誉め言葉ですね。どうも。」

葉留佳「…」

葉留佳(…うーん、上手くいかないですナ…なんとかならないっすかね…ここは、別の事を…)

葉留佳「…さーて、そろそろなんか別の事しましょうヨ!」

佳奈多「なら…>>418
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 15:57:13.71 ID:yZxILwdXO
試験が近いから解散で
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/28(日) 18:37:05.04 ID:hWFpH15tO
葉留佳「えっ、もう?」

佳奈多「もうっていっても、かなり時間はたってるわよ?それに、文化祭が終わって一週間もすればテストなんだから、そろそろやらないと駄目よ。」

小毬「そうかもねぇ…」

鈴「確かにテストは近いな。」

葉留佳「…むむ……じゃあ、女子会はここで解散して、皆で勉強会とか?」

クド「わふー、いいですね!」

佳奈多「…この騒がしいメンバーで集まっても勉強にならないんじゃないかしら?」

葉留佳「でも楽しいですヨ。」

佳奈多「…なら、やればいいけど、私は帰るわ。」

葉留佳「えー…そんなお姉ちゃん一人だけのけ者みたいな事出来ないですヨ…」

来ヶ谷「ならば最初にいった通り、今日は別に解散でも良いんじゃないか?勉強会ならばまたあとにやればいい。」

葉留佳「姉御まで…」

来ヶ谷「葉留佳くん、急いては事を仕損じる、またの機会にやるのでも問題がないなら、急ぐこともない。」

葉留佳「むむむ……皆、解散でいい?」

鈴「まあ、仕方ないな、良いぞ。」

小毬「うん、良いよー。」

クド「別に構いませんよ。」

美魚「良いですよ。」

葉留佳「…じゃあ、今日は解散!みんな、また会う日まで!」




火曜日
葉留佳「…という感じでしたヨ!」

理樹「…そっか。」 

理樹(やっぱり、上手くはいかないなぁ…)

理樹「…どうしたら良いのかなぁ…」

葉留佳「やっぱり近くで見てても、かなり険悪に感じましたヨ。中々厳しいんじゃないですかネ…」

理樹「…」

葉留佳「…ま、とにかく昨日の事は伝えましたからネ…じゃ、理樹くん、また放課後練習で!」

理樹「あ、うん…」

理樹(…どうしたものかなぁ…)

佳奈多「…直枝?」

理樹「あ、佳奈多さん、どうしたの?」

佳奈多「…葉留佳と何か話してるみたいだったから。ちょっと声かけただけよ。」

理樹「そっか。昨日女子会をやったって聞いたから、葉留佳さんから聞いてたんだよ。佳奈多さんもいたんだよね?」

佳奈多「ええ、いたわね。」

理樹「どうだった?」

佳奈多「>>420
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 19:17:48.54 ID:UPoWnytg0
まあ…悪くなかったかな
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/28(日) 21:29:40.71 ID:sK8e3C18O
佳奈多「将棋を指したり、トランプをしたりね。」

理樹「そう、よかった。」

佳奈多「…ただ、西園美魚がつっかかってくるのが不快だったけど。」

理樹「…そっか…」

理樹(やっぱり上手くいってないね…)

佳奈多「…直枝、あなたは何してたの?」

理樹「僕は普通に勉強したり、真人とあそんだり………あれ?」

佳奈多「…?どうかした?」

理樹「いや…そういえば佳奈多さん、いつもと何か違う気が………あ、佳奈多さん、いつも髪留めつけてるのに、今日は…」

佳奈多「ああ、そのこと…昨日色々あって、あげたのよ。葉留佳に。」

理樹「え?佳奈多さんはあれ一個しか持ってなかったと思うけど…大事なものだよね?」

佳奈多「そうだけど、良いのよ、別に。」

理樹「え、良いの…?」

佳奈多「気にしないで、大丈夫だから。あれがなくても私は葉留佳を信じていられるから。」

理樹「…そっか、まあ佳奈多さんがそういうなら良いけど……でも何か、少しの変化だけど、慣れないよね。」

佳奈多「…変なら明日から何か別ので留めてくるけど。」

理樹「いや、変じゃないよ。それはそれで似合ってるから。」

佳奈多「…そう…」

理樹(少し嬉しそうな顔をする。)

佳奈多「……じゃあ、そろそろ授業始まるから、教室に戻るわ。」

理樹「あ、そんな時間か…うん、またね。佳奈多さん」

佳奈多「…ええ。また。」


理樹「………」


昼休み
理樹「……」
理樹(さて、今日は…)
1佳奈多と会う
2真人と遊ぶ
3自由安価
>>422
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 22:34:13.34 ID:xXXJ2c4uO
2
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/29(月) 15:39:26.60 ID:i1byfXnbO


理樹「…やあ真人。今日も遊ぼう!」

真人「ああ良いぜ、実はな理樹、俺は昨日発見したことがある。」

理樹「それは是非聞きたいね。何?」

真人「それはな…筋肉革命のその先さ。」

理樹「革命のその先……響きだけでもすごそうだね、それはどういうものなの?」

真人「まず、筋肉を鍛えると時々暴徒とかすよな。」

理樹「うん、疑いようがなくそうだね。」

真人「そして、その暴徒と化した筋肉を俺はいつも鎮めようとしてるわけだ。」

理樹「うん。」

真人「だが、そこで鎮めようとしないと革命になる。…だがこの前、俺はそれでもなお筋肉を鍛え、鎮めなかった…そしたら、どうなったと思う?」

理樹「…どうなったの?筋肉センセーション?」

真人「…違う。……革命の先に、筋肉連邦が完成する。」

理樹「筋肉…連邦…?なんて楽しそうな連邦だ…」

真人「それは体が筋肉、すべてが筋肉…あらゆるものが筋肉の連邦…そんな世界が見えたぜ…」

理樹「それは…すごいね…」

真人「理樹、お前も筋肉連邦…見たくねぇか?」

理樹「…見たい…どうすれば見れる?」

真人「それは…ガンガン鍛える!よし理樹、行こうぜ!鍛えに!」

理樹「うん!筋肉いぇいいぇーい!」

真人「筋肉いぇいいぇーい!」






理樹「…ふぅ、良いトレーニングだった…」

真人「…理樹…これ、やるよ。」
>>424を手にいれた!
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 20:11:01.96 ID:hm6DQWgrO
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの映画観覧券
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/30(火) 12:27:44.94 ID:WHEZFEySO
理樹「アニメ映画のチケット…?」

真人「行ってこいよ…二人で…」

理樹「うん、ありがとう…でも何か、いつもいろいろ貰っちゃって…良いの?」

真人「気にすんな、普段世話になってるお礼だぜ!」

理樹「そんな、別に良いよ…僕だって真人には世話になってるし…」

真人「いいや、俺の方が理樹の世話になってる。昔からずっとな。だから今は俺がお前を助ける番だ。」

理樹「そんなこと…」

真人「なんか、理樹と二木と西園の間でなんか…変な感じになってるんだろ?俺ができるのはこうやって応援するくらいだからな。幼馴染みとして、それくらいやらせてくれ。理樹。」

理樹「真人…うん、ありがとう。」

真人「へっ、良いってことよ!」



理樹(その後…)

理樹「……」   



理樹(…授業が終わり、放課後だ。)

理樹(…さて、昼休みに筋トレして疲れたけど、今日も練習にいこう…)



練習場
恭介「お、理樹か。」

理樹「あ、恭介…早いね。」

恭介「俺は気合い入ってるからな。…それより理樹、昨日は平気だったのか?」

理樹「あ、うん、佳奈多さんと葉留佳さんはなんとかなったよ…でも…」

恭介「なんだ、他に何かあったのか?」

理樹「…いや、何でもないよ。僕がどうにかしなきゃいけない事だから。恭介も他に考えることがあるだろうし…」

恭介「…そうか、理樹がそういうなら、お前に任せよう。」

理樹「…うん、ありがとう。恭介。」

恭介「…で、他のやつらは?」

理樹「来ないとは聞いてないから、待ってれば来ると思うよ。」

恭介「そうか、なら、もう少し待つか…」

理樹「そうだね…」



理樹(…待っていると…>>426が来た。)
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 13:22:21.02 ID:gV+nQ6KpO
葉留佳
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/30(火) 19:47:33.72 ID:C9UQTCklO
葉留佳「みなさん、やはー。」

理樹「…葉留佳さんか…」

恭介「…三枝か…」

葉留佳「え、なんか二人して、「なんだ、お前か…」みたいな雰囲気を感じるんですケド…まあそりゃ理樹くんにとってはお姉ちゃんの方が良いのはわかりますがネ。」

理樹「いやいやいや、そんなつもりは…」

葉留佳「なんか雰囲気ににじみ出てましたヨ!!なんだあいつか…うるさいのがきたなぁ…みたいな感じがありましたヨ!特に恭介さんから!」

恭介「まあ、正直ちょっと思ったな。」

葉留佳「えっ!?」

恭介「あいつの方がよかったともおもった。」

葉留佳「あいつって…寮長さん?」

恭介「ああ。」

葉留佳「…理樹くんは?」

理樹「…正直、最初佳奈多さんに見えて、葉留佳さんとわかって、ちょっと、残念というか、なんというか…」

葉留佳「…あれ、もしかしてはるちん、ウザがられてますカ…?」

恭介「ほう、ようやく気がついたか。」

理樹「恭介!?ちょっと…」

葉留佳「…そうっすカ…ウザがられてましたカ…」

理樹「いやいやいや、そんなことないよ?葉留佳さん、僕はそこまで思ってないよ?」

葉留佳「理樹くんもちょっとは思ってるんだ…」

理樹「いや、そういう訳ことじゃなくて…」

葉留佳「もはやこのバンドではるちんは必要とされていないんですネ……うわーん!バンドやめてやるー!」

理樹「ちょっと、そんなこと言わないでよ、葉留佳さん!僕は葉留佳さんのことうざいとか思ってないから!」

葉留佳「うわーん!」

佳奈多「…何、ちょっと…どうしたの?」

理樹「あ、佳奈多さん、葉留佳さんがちょっと…」

佳奈多「葉留佳が何?」

葉留佳「…お姉ちゃんははるちんのことウザいと思う?」

佳奈多「>>428
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 21:26:42.13 ID:ygSTmf5Z0
そんなこと思う訳ないでしょ!
誰かにそう言われたの?そんな奴私がぶっ飛ばしてやるわ!
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/07/01(水) 12:51:52.57 ID:2p12LojBO
葉留佳「…恭介さんと理樹くん…」

佳奈多「…そう…じゃあ…直枝。」

理樹「…」

佳奈多「…そんなこと言うんじゃないわよ。次から。」コツン。

理樹(軽く僕の頭を小突く。)

理樹(あ、良かった…こんなものですんだ…)

佳奈多「…棗先輩。」

恭介「…」

佳奈多「…妹を傷つけたあなたの罪は重いわ…償いなさい!」ドガバキッ!

恭介「ぐはぁぁぁぁっ!」

理樹「恭介!」

恭介「ぐっ…理樹…あとは…任せたぜ…ガクッ…」

理樹「恭介ー!」

葉留佳「おおぅ…良い右ストレートが入りましたネ…」

佳奈多「…妹を傷つけたんだから、当然よ。」

葉留佳「あと、理樹くんには甘いですネ。」

佳奈多「…それは…」

葉留佳「ひゅー、ラブラブですナ!」

佳奈多「…やめて…違うわ、直枝の方が罪が軽いと思っただけだから…」

葉留佳「いやいや、そうじゃないでしょー、やっぱラブだからでしょー。」

佳奈多「…違うから……直枝。」

理樹「…はい。」

佳奈多「…葉留佳とはこれからも仲良くいなさい。…いずれは…その…あなたの義妹になるかもしれないんだし…」

理樹「…うん…そうだね…」

葉留佳「じゃ、今からお義兄ちゃん呼びに慣れといた方が良いっすかネ、理樹お義兄ちゃん!」

理樹「やめてよ…」

佳奈多「まだ違うんだから、やめなさい。」

葉留佳「やはは、わかってますヨ。お姉ちゃん、理樹くん。」

理樹「もう…葉留佳さんは…」

理樹(その時…)

あーちゃん先輩「みんな、やっほー。遅れてごめんねー。」

理樹「あ、寮長さん…」

恭介「…」

あーちゃん先輩「…あらあら、恭介どうしたの?」

理樹「かくかくしかじかで…」

あーちゃん先輩「>>430
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 13:17:41.23 ID:9/FDyR0Io
自業自得ね
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/07/01(水) 18:40:56.71 ID:N8qoCmBxO
あーちゃん先輩「…ちょっと意識落ちるほどの威力で殴ったなのはどうかと思うけどね。」

佳奈多「妹を傷つけたんですから、当然です。」

あーちゃん先輩「あら、かなちゃんついにシスコンが前面に出てきたわね。」

佳奈多「シスコンじゃないです。普通です。」

あーちゃん先輩「どうかしらねぇ。にゅふふ。」

佳奈多「からかうのはやめてください…やりますよ、練習。」

あーちゃん先輩「恭介がのびてるけど?」

恭介「…」チーン…

あーちゃん先輩「…ちょっとくらい待ってあげない?…ていうか、これ大丈夫?」

佳奈多「…さぁ、どうでしょう…手加減はしてないので。」

あーちゃん先輩「…ちょっとー、恭介ー、大丈夫ー?」

恭介「ぐっ…ぐ…」

あーちゃん先輩「あ、良かった、意識復活したわ…」

恭介「ぐ…ぐうっ……」

あーちゃん先輩「大丈夫?立てる?」

恭介「…ちょっと、大丈夫じゃないな…まだ立てない。」

あーちゃん先輩「じゃあどうすれば良いかしら?」

恭介「…>>432をしてくれれば…立てるかもしれないな…」
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 22:48:35.21 ID:Mb1O6bIi0
理樹が女装
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/07/02(木) 14:13:09.02 ID:HBtwO+AGO
理樹「えっ。」

あーちゃん先輩「…直枝くん…わかってるわね?」

理樹「いやいやいや、なんで…」

あーちゃん先輩「そうしないと恭介が立てないんだから。」

理樹「嫌ですよ、恭介、何か別の…」

恭介「いや、理樹の女装じゃなきゃ…だめだ…」

あーちゃん先輩「ほら、観念なさい。直枝くん。」

理樹「え、いや…」

理樹(逃げようとするが…)
ガシッ!
葉留佳「逃げちゃだめですヨ。理樹くん。」

理樹「葉留佳さん?」
ガシッ!
佳奈多「…我慢なさい。」

理樹「佳奈多さんまで!?」

あーちゃん先輩「にゅふふ、さぁ、覚悟ー!」



理樹子「…もう…何回目なのさ…」

あーちゃん先輩「あらー、わたし始めてみたけど、かわいいわね。写真撮らなきゃ。」カシャカシャ

理樹子「や、やめてくださいよ…」

恭介「おお…良い…これなら…立てる!」

理樹子「…うん、恭介立てたね、ならもうこれで…」

恭介「いや、今日はそのままで頼む。」

理樹子「えええ!?嫌だよ!」

恭介「頼む、俺のやる気のためだ。別に俺たち以外に見られる訳じゃないし、何より面白くないか、そっちのほうが。」

葉留佳「それにかわいいし。ねぇお姉ちゃん。」

佳奈多「……まあ…」

恭介「皆もそういっている。理樹…頼む。」

理樹子「…ええー……もう、仕方ないなぁ…」

恭介「やったぜ!いやっほう!」

あーちゃん先輩「…すごいテンション上がったわね。…なんか悔しいわ…ねぇ、恭介。」

恭介「なんだ?」

あーちゃん先輩「理樹くんと私、どっちがかわいいと思う?」

恭介「>>434
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