【リトバス安価】恭介「人気投票に納得がいかない。」理樹「ええっ?」その2

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141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 07:38:02.55 ID:PeFlIpw+O
言わない
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 12:19:38.26 ID:YJieIzrwO
理樹「…ごめん、僕からもまだ言えないよ…」

佳奈多「…どうして?」

理樹「寮長さんが言わなかったってことは、たぶん寮長さんは佳奈多さんを巻き込みたくはないと思ってるんだよ。それなりに危ないことも起こり得るし。」

佳奈多「…だとしても…あーちゃん先輩にはいろいろと世話になってるから、それに…実家の事って聞いてるから…もし、私みたいなことになってるとすれば、あの人も私のように苦しんでるとすれば…危険でも、私は力になりたいの。」

理樹「…気持ちはわかったよ。…でも、大丈夫、佳奈多さん。寮長さんのことは今のところ僕たちだけでなんとかするから。…寮長さんは佳奈多さんの助けが必要になる時になったら、きっと言ってくれる。助けを求めてくるよ。けどまだ言ってないってことは、まだ大丈夫ってことだから。佳奈多さんは心配する必要はないよ。」

佳奈多「でも…」

理樹「僕を、僕たちを信じて、今は全部僕たちに任せて。佳奈多さん。」

佳奈多「……絶対、大丈夫っていえる?」
 
理樹「うん、大丈夫。」

佳奈多「……なら、今は信じてあげる。」

理樹「…ありがとう、佳奈多さん。」

佳奈多「ただ、もしあーちゃん先輩が大丈夫じゃなかったら…許さないから。」

理樹「うん、わかってるよ。絶対、僕たちで助けるから…」





理樹(…そして、昼休み…)

理樹(…さて、今日は何をしようかな…そんなことを考えていると、>>143が声をかけてくる。)
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 12:41:05.64 ID:BymIpD0vo
恭介
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 13:26:37.77 ID:MLsyIfdjO
恭介「よう、理樹。」

理樹「あ、恭介。いい考えは浮かんだ?」

恭介「まあ何個か思いついたから、放課後にやってみる。」

理樹「そう。なら良かった。じゃあ今は何をしに?」

恭介「ちょっと昨日からこのことばかり考えて疲れてきたからな、休み時間くらい息抜きをしようかと思った。理樹もいろいろ考えて疲れてきた時なんじゃないか?」

理樹「まあ、そうだね…じゃ、何する?」

恭介「>>145なんてどうだ?」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 18:49:06.21 ID:+EtD6PZQO
トランプ
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 18:57:01.38 ID:uf5MoBFjO
理樹「あ、良いね。」

恭介「よし、じゃ、とりあえずいつもの5人を集めよう。」

理樹「うん!」




鈴「トランプか、ずいぶんふつうだな。」

謙吾「まあ、たまにはいいんじゃないか。」

真人「だな。…で、トランプっつっても、何すんだ?」

恭介「5人だし、とりあえずババ抜きでもするか…一番負けたやつは、>>147
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 20:28:46.66 ID:hK5L1iMIO
ペヤング激辛ENDを食べる
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 21:00:10.09 ID:50sphKfHO
理樹「え、そんなの買ったの?」

恭介「ここに準備してある。」

鈴「これ辛いやつか、ぜったいやじゃ!」

恭介「なら、勝てばいい。…よし、じゃ、やるぞ。」



鈴「…」

恭介「…お前、持ってるな…」

鈴「ないぞ。ババなんて持ってないぞ。」

恭介「ふっ、ごまかしても無駄だ…」

鈴「…」

恭介「…お前はいつもこういうとき、ババを見る癖がある…」

恭介「…こいつだっ!」

恭介(俺が引いたカードは…)

恭介「…なにっ!?ババ…だと…」

鈴「…ふん、いつまでもしてやられるあたしじゃないぞ。」

恭介「…ふっ、なかなかやるようになっじゃないか…よし…次、お前だぞ。」

真人「ちっ、この中にババがあるのか……」

恭介「…」

真人「…俺の筋肉がこれがババだとうずいてるぜ…だとしたらこいつは避けて…これだ!…なにっ!?」

謙吾「ふっ、お前もジョーカーをひいたようだな。」

真人「くそう…だとしても、すぐお前に引かせてやる…」

謙吾「ふっ、俺が引くことはない…俺にはわかるからな。」

真人「何?」

謙吾「………見えたっ!こいつだっ!」

真人「へっ…何が見えたんだ?」

謙吾「な、何!?」

理樹(謙吾もひいたんだ…)



理樹(そんなこんなでやってるうちに、みんな手札は相当少なくなってくる。…さあ、誰が負けになるか…)
最下位
>>149
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 22:14:35.51 ID:jFV35VZ50
恭介
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/30(木) 12:28:12.76 ID:hREUaj1aO
理樹「…」

恭介「…」

理樹(最後まで残ったのは僕と恭介だった、今は僕がひく番だ。)

理樹「…こっち?」

恭介「…さあな。」

理樹「…じゃあ、こっち?」

恭介「…さあな。」

理樹「……」

理樹(どっちだろう…恭介の反応、目線、呼吸…すべてから判断して…)

理樹「…こっちだ!」

理樹(結果は…)

理樹「…やった!」

恭介「…くっ…理樹。さすがだぜ…大きくなったな。」



理樹(…というわけで、罰ゲームは恭介だ。)

理樹「わぁ、凄い色…」

真人「臭いだけでも辛さが伝わってくるぜ…」

恭介「ふっ、自分で買ってきたんだ、覚悟はできてる。…じゃあ、いただきます。」

理樹(恭介はそれを口に運ぶ。)

恭介「…ん、意外といけ…ぎゃああああああ!」

理樹「恭介!?」

恭介「ぐぁぁぁっ!辛い!ぐぁぁぁ!」

理樹「そんな辛いんだ…かわいそう…」

鈴「でも罰ゲームだからな。」

恭介「ぐっ…くっ…」ズルズル

恭介「ぐぎゃぁぁぁあぁっ!」

真人「そんな辛ぇのか、逆に食ってみてぇな、一口いいか?」

謙吾「なにっ、真人が行くのか…なら俺も食わねばならんな。俺も一口いこう!」

恭介「か、かまわんぞ…」

真人「じゃあ、いただきます…ぎゃああああああ!」

謙吾「大げさだな、そんな辛いわけ…ぐああああっ!」

理樹「真人ー!謙吾ー!」

鈴「こいつら、バカだ!」 


恭介「はぁ…はぁ…自分で設定した罰ゲームで死にかけたぜ…」

理樹「恭介、大丈夫?」

恭介「平気だ……おっと、休み時間が終わる頃合いだな…じゃ、またな。理樹。」

理樹「うん。今日の放課後はどうする?」

恭介「俺はまた接触を試みてみようと思う、お前は今日は好きにしてていいぞ。文化祭のこともあるしな。」



理樹(…放課後になった、恭介からは今日は好きにしていいと言われてるけど…どうしよう?)
1 昨日と同じく、ネットや新聞で情報集め
2 あーちゃん先輩周辺人物への聞き込み
3 文化祭の練習
4 その他自由安価
>>151
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 14:34:41.10 ID:B2MNZgI2O
2
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/30(木) 19:25:46.92 ID:ZYXxNUvwO


理樹(…今日は寮長さんの関係者…知り合いからいろいろ話を聞いてみることにした。)

理樹「ありがとね。急に呼び出したのに来てくれて。」

クド「いえ、全然構いませんよ、オールライト、なのです!」

理樹(まずは寮長さんの後輩で、僕も親しいクドから聞いてみることにした。)

クド「それで、今日はどうしたんですか?」

理樹「実は、寮長さんのことで少し聞きたいことがあって…」

クド「わふ?寮長さんのことですか?てっきりなにか佳奈多さんのことで相談かと思ってましたが…まあいいです、なんですか?リキ。」

理樹「うん。寮長さんの実家についてなにか知ってることがあったらなって。」

クド「寮長さんの実家ですか……どうでしたかねぇ……あ、料理とか裁縫とかがとっても上手なのは実家にいた頃すごく仕込まれたとか言ってましたよ。」

理樹「ほかには?」

クド「あとは…>>153
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 12:17:22.07 ID:biwqvi0n0
実家には罠がいっぱい設置されている
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/01(金) 14:44:01.45 ID:jPhFs7phO
理樹「え、そんなダンジョンみたいな家ある?」

クド「ほんとかどうかはわかりませんが…でも、言ってはいました。」

理樹「そっか…他にはまだある?」

クド「そうですねぇ…私はこのくらいですかね。すみません。」

理樹「いや、大丈夫、ありがとう。」

クド「いえ。…ですが、こんなこと聞いて、リキはいったい何をするつもりなんですか?」

理樹「ごめん、それはまだ言えないよ。」

クド「わふー、そうですか…」

理樹「もしクドたちの力が必要になったらまた言うから、よろしくね。」

クド「はい、いつでもいってください!」



理樹(次は…)

理樹「…ごめんね、佳奈多さん、いきなり…」

佳奈多「…いいわよ、別に。…それで、何?」

理樹「いや、佳奈多さんにもあーちゃん先輩のこといろいろ聞いておきたくて。」

佳奈多「いろいろ?…それって、実家のこと?」

理樹「うん、なにか知らない?」

佳奈多「>>155
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 14:58:27.54 ID:up+Xbw4Xo
婚約者候補が3人いる
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/01(金) 18:29:12.04 ID:l9ShHbG0O
理樹「えっ…それ、どこ情報?」

佳奈多「ちょっと前、噂として小耳に挟んだことがあるのよ。その頃はとるに足らない噂だと思ってたけど、あーちゃん先輩の実家でなにかがあるっていう話を聞いたから、これももしかしたらと思っただけ。」

理樹「そっか。まだある?」

佳奈多「私があまり実家のこととか話したくなかったから、そういう話題は避けてきたところもあるし、私からはこれ以上はあまりないわね。」

理樹「わかったよ。ありがとう。佳奈多さん、時間とっちゃって。」

佳奈多「…別にこれくらい良いわ。…それじゃ。…直枝、頑張りなさいよ。」

理樹「うん、頑張るよ。それじゃ。」




理樹(僕の知り合いで寮長さんと知り合いっていうと…あ、あと一人いた…)



鈴「…なんだ、理樹。急に呼び出して。」

理樹「ごめんね、鈴。聞きたいことがあったんだ。」

鈴「それは別にいい。が…二人でいて、大丈夫か。うたがわれないか。」

理樹「大丈夫。佳奈多さんも僕がいろいろ調べてるのは知ってるから、許してくれるよ。」

鈴「そーか…なら良いか。…で、話はなんだ。」

理樹「鈴が猫関連で寮長さんと仲良くしてるって聞いたから、鈴にもいろいろ寮長さんのことについて聞きたくて。」

鈴「りょーちょーについてか…飼ってる猫の名前は、クロフォード3世だぞ。」

理樹「いや、そういうんじゃなくて…家のこととかさ。」

鈴「家…なんか、でっかいらしいぞ。」

理樹「うん、大きい家にすんでたんだね。あとは?」

鈴「>>157
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 06:05:56.13 ID:YcrPC7PbO
お化けが出る
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/02(土) 12:10:16.13 ID:W9QnLghNO
理樹「え、幽霊でるの?」

鈴「ああ、きょーふの館らしい。」

理樹「誰から聞いた?」

鈴「りょーちょー、今年の夏に里帰りして無かったんだ、理由を聞いたら…」

あーちゃん先輩『んー………うちの実家、お化けが出て怖いからかなー、にゅふふ。』

鈴「とか言ってたぞ。」

理樹「…え、それで納得したの?…」

鈴「ああ、おばけ、こわがる人もいるだろ。」

理樹「そ、そうだね…」

理樹(たぶん寮長の引き継ぎとか、色々あったからで、寮長さんの冗談だと思うけど…罠とか幽霊とか…どんな家なんだろう…)

鈴「理樹、そんなこと聞いてどーするんだ。」

理樹「ちょっと、色々あって。調べてるんだよ、寮長さんのこと。」

鈴「…そーか。いろいろか。」

理樹「うん。…他にはまだある?」

鈴「他か………>>159
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 20:09:01.05 ID:/sqxkTvI0
猫がよく集まって来るらしいぞ
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/03(日) 12:34:54.02 ID:fAcumVGFo
理樹「あー…そう…」

鈴「ああ、うらやましいな。」

理樹「そうだね…」



理樹(…うーん、噂話程度が多かったけど、それなりに話は聞けたかな。)

理樹「よし、いったんこの辺にしとこう。」



理樹「…今日の収穫はこんなものだったよ。」

恭介「3人もいる可能性があるっていうのか…それに家に罠がある可能性も…本当なら、面倒だな。」

理樹「そうだね…」

恭介「くっ、ようやく一人とはなんとか接触できそうだっていうのに…」

理樹「え、そうなの?」

恭介「ああ、人脈は作っておくものだな。なんとかなりそうだ。」

理樹「そっか、それは良かった。」

恭介「…まああと二人いるとなると中々大変だが…障害がある方が燃える。…よし、もう少し頑張るぜ!理樹、情報、サンキューな。」

理樹「うん、恭介も、頑張ってね…」



理樹(…このあとはどうしよう…よし…>>161)
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 13:55:23.03 ID:EqYTHUIT0
佳奈多さんとイチャイチャしよう
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/03(日) 18:44:24.25 ID:0j2HYUo3O
理樹(佳奈多さんに会いたいな…よし…)

理樹「…もしもし、佳奈多さん?」

佳奈多『…直枝?どうかした?』

理樹「いや、ただ会いたくなったからさ。…今から、会えない?」

佳奈多『…別に良いわよ。』

理樹「やった。いまどこにいる?」

佳奈多『>>163
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 18:49:48.59 ID:KgxmaPApo
女子トイレ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/03(日) 19:35:29.03 ID:lIXDjSmbO
理樹「そっか、トイレ中ごめん…」

佳奈多『別に構わないわ…』

理樹「どこのトイレ?」

佳奈多『女子寮。』

理樹「そっか…じゃ、とりあえず女子寮の前までいくから、そこで、待ってて。」

佳奈多『ええ…』




理樹「…ごめんね、待たせちゃって。」

佳奈多「いえ、大丈夫よ。そんなに待ってないから。…さて、じゃあ、とりあえず、場所写しましょうか。」

理樹「え、そう?」

佳奈多「…ここだと人に見られるでしょ?…昨日先生に注意されたから、あんまり目立たないところに…」

理樹「うーん…じゃあ、>>165
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 21:51:51.30 ID:b8rXGWAGO
体育倉庫
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 13:18:12.54 ID:0qFnIBowO



理樹「…ここなら、誰にも見られないよね。」

理樹(僕が選んだのは、体育倉庫の中だ。あまり使われていないここならば、中々人も入ってこないだろう。)

佳奈多「良いけど…暗い密室って、ちょっと苦手ね…」

理樹「え、そうなの?」

佳奈多「ちょっと、昔を思い出すから。」

理樹「……ああ、そっか…ごめん…」

理樹(佳奈多さんも、葉留佳さんほどではなくとも、虐待を受けていたんだった。…軽率だったかな?)

佳奈多「良いのよ、大丈夫。ちょっと苦手、ぐらいだし……」

理樹(そういったあと、少し恥ずかしそうにしながら…)

佳奈多「……直枝と、一緒だから…直枝となら、怖くないから…」

理樹「佳奈多さん……」

理樹(そんな風に思ってくれてるとわかり、僕は佳奈多さんが愛しくなる、だから、僕は佳奈多さんにキスした。)

佳奈多「…んっ…」

理樹「んん…んっ…」

佳奈多「…はぁっ……はぁ…直枝…いきなりしないで…驚くでしょ。」

理樹「ごめん…でも、愛しくて、したくてたまらなくて。昨日も今日もほとんど会えなかったし。」

佳奈多「…まあ、そうね…」

理樹「だから、ちゃんと時間をとれるときくらいは…ダメかな?」

佳奈多「ダメじゃ…ないけど…」

理樹「じゃあ、佳奈多さん、もう一回…良いかな。」

佳奈多「…仕方ないわね…」





理樹(…しばらく後…)

理樹「…そういえば佳奈多さん、週末空いてる??」

佳奈多「>>167
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 21:13:58.59 ID:D+QJ4bqdo
空いてるけど
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 14:02:59.45 ID:YJ1J9Zj1O
佳奈多「それがなに?」

理樹「いや、前真人に遊園地のチケットもらったんだ、週末、一緒にどうかなって。」

佳奈多「遊園地…わかったわ、良いわよ。週末ね。」

理樹「やった。ありがとう!楽しみにしてるね。」

佳奈多「ええ……あら、そろそろ時間ね。じゃあ、戻りましょうか。」

理樹「うん、そうだね…」
コンマ判定
下一桁が偶数で、閉じ込めイベント発生
>>169
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 15:18:43.20 ID:JU6UxNcyO
そい
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 18:56:53.88 ID:Z6oIPdh2O
理樹「じゃあ、帰ろうか…」

理樹(僕は入り口の扉を開けようとする。)

理樹「ん?…あれ…そんなはず…」

佳奈多「…どうしたの?」

理樹「…開かない…」

佳奈多「えっ!?そんなはずは……ほんとだわ、開かない…」

理樹「鍵、閉められちゃったのかな…」

佳奈多「そんな…だったら、戻れないじゃない。このままだとまた門限を破ることになってしまうわ…」

理樹「とりあえず外に誰かいないかな…誰かー!いませんかー!」ドンドン

シーン…

理樹「だめだ、誰もいないみたい…」

佳奈多「なら、誰かに連絡をいれて助けを求めましょう。クドリャフカとか…」

理樹「そ、そうだね…」

佳奈多「あら…繋がらないわね…」

理樹「うん、僕も…何故かわからないけど、ここ電波がとっても良くないみたいだね。」

佳奈多「…だとしたら…」

理樹「連絡手段は無い…ね。」

佳奈多「…ちょっと、どうするの!?」

理樹「…どうしようか…うーん…あ。」

佳奈多「なにか思い付いた?」

理樹「>>171
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 19:04:43.80 ID:0p69X+yrO
火災報知器を誤作動させる
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 20:45:40.26 ID:JyRFoSX1O
佳奈多「火災報知器なんてついてる?」

理樹「ほら、あそこにそれらしいのが…」

佳奈多「あら、そうね…」

理樹「あれを何とかしてならせば僕たちがいることを知らせられるんじゃないかな。」

佳奈多「鳴らせればって…どうするの?それに、騒ぎにならないかしら?」

理樹「背に腹はかえられないよ…手段に関しては…ここ、あんまり掃除されてなさそうだから、埃とかもたまってそうだし、なんとかなると思う。…どうかな?」

佳奈多「…仕方ないわね…」



理樹(…というわけで、やってみることにする。)

佳奈多「あれ、とどく?」

理樹「この跳び箱とかを使えば…一緒に運んで。」

佳奈多「ええ。」



理樹(少しして、足場が完成する。)

理樹「それじゃ、やってみるね。」

佳奈多「ええ…」
コンマ判定
下一桁が奇数で成功
>>173
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 22:21:35.59 ID:zsjtol4K0
筋肉筋肉
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/06(水) 12:57:29.99 ID:96HiQfu8O
ビー!ビー!
理樹「やった!なった!これで誰か人が来るはずだね!」

佳奈多「そうね…良かったわ。最初はどうなることかと思ったけど…良くあんなことすぐ思い付いたわね。見直したわ、直枝のこと。すごいわね。」

理樹「ありがとう。…さて、それじゃ、助けが来るまで、待ってようか。」

佳奈多「ええ…」



理樹(…しばらくすると、警備員がやって来て、扉が開けられる。)

警備員「…?おや、火事なんておこっていないぞ?」

佳奈多「警備員さん。すみません、なにか、誤作動したみたいで…」

警備員「誤作動?まったく、人騒がせな…だが、それならそれでいいとして…君たち、どうしてこんなところにいたんだ?」

佳奈多「…それは……」

理樹「僕たちで体育倉庫の整理をしてたんですが、物が多いのと、汚れてるのとで、かなり時間が経っちゃって。ずっと中にいて作業してると時間も良くわからなくて…気がついたらこんな時間になってました。すみません。」

警備員「ふむ、なるほど…しかし、一回鍵を閉めたときにそんな中で作業をしてる感じではなかったが…まあ、気がつかなかっただけか……事情は了解しました、ですが、もうこんな時間だから、今日はもう寮に戻りなさい。」

理樹「はい、すみませんでした…」






理樹「…ふぅ、なんとかなったね。」

佳奈多「ええ…」

理樹「それじゃあ、佳奈多さん、またね。」

佳奈多「ええ、また…」




理樹(…部屋に戻ってくる、今日はもう寝よう…明日は何があるかな、そんなことを考えながら、今日も夜が更けていく…)


翌日
理樹(さて、今日は金曜日…今日も登校すると…>>175にであった。)
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 13:14:33.39 ID:n7EETHxBO
生活指導の先生
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/06(水) 14:13:03.53 ID:wc/OmpLuO
理樹「あ、先生、おはようございます…」

生徒指導の先生「直枝か。ちょうど良かった。」

理樹「え、何か?」

生徒指導の先生「何か?じゃないだろう。直枝、昨日の夜、お前が二木と体育倉庫に行っているのを見かけたぞ。」

理樹「…あー…その事ですか…」

生徒指導の先生「どうやら二木の素行が乱れぎみである原因は直枝だったようだな…直枝、放課後、俺のところに来るように。」

理樹「…は、はい…」



理樹(うう…朝から気が重い…あの先生、怖いって噂されてるし…)

美魚「…朝から災難でしたね。」

理樹「あ、西園さん…見てたんだ…」

美魚「はい。生徒指導の先生に目をつけられてしまったようですね。」

理樹「はは、参ったよ…」

美魚「…これからは校内ではあまり佳奈多さんと一緒にいない方がいいのでは?」

理樹「>>177
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 14:52:52.23 ID:VtEWfLdyO
ほとぼりが冷めるまでは仕方ないか
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/06(水) 18:10:42.31 ID:XwZIVqheO
理樹「そうせざるを得ないよね…」

美魚「ええ、そうでしょうね。」

美魚(直枝さんまで指導されるのは少し申し訳ないですが…私の計画通りですね。)

美魚「ふふふ…」

理樹「?西園さん、どうしたの?」

美魚「いえ、なんでもありません…」

理樹「そ、そう…」




理樹「……」




理樹(…さて、休み時間だ、今日はなにしようか。…よし、>>179)
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 00:57:59.86 ID:LODlxT6IO
読書
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/07(木) 13:11:33.90 ID:t572RcBSO

真人「おう?読書なんて珍しいな。」

理樹「たまにはこういうのも良いよ。何か、落ち着くよね。真人もやってみたら?」

真人「いや、遠慮しとくぜ…俺、本読んでたらだんだん頭が痛くなってくるんだよ…」

理樹「まあ、そうだよね。」

真人「理樹のやることには出来るだけ付き合ってやりてぇけど、これは無理だぜ…理樹と遊ぶ予定だったが、仕方ねぇ、一人でトレーニングでもしてくるか…」

理樹(そういって真人は外へ出ていく。)

理樹(なにか寂しそうだった、悪いことしたかな…帰ったらトレーニングに付き合ってあげようかな。)

理樹(…なんてことを考えていたら…)

美魚「読書ですか、良いですね。」

理樹「あ、西園さん、びっくりした…」

美魚「失礼、読書のお邪魔でしたか?」

理樹「いや、大丈夫だよ。」

美魚「そうですか、なら良かったです…なるほど、ミステリーですか。」

理樹「うん、ちょっと面白そうだったから、借りてみたんだ。なにかおすすめとかあるの?」

美魚「そうですね。その作者だと、物理学者が主人公のシリーズや仮面がタイトルにつくシリーズで有名で、それも面白いですが、貴重なデータ、などのシリーズではない単発の物も好きですね。」

理樹「うん。」

美魚「違う作者でも良いとなれば、館が舞台になるものであるとか、アイスクリームから始まるシリーズであるとか、名字と名前で同じ漢字が出てくる人が書いた作品であるとか、色々ありますね。」

理樹「うん。」

美魚「最近出た話題作ですと、中間、ですとか、少し前ですが、別荘で殺人事件が起こる作品ですとかがありますね、あれらはやはり話題になっただけはあるなかなかの物で…」

理樹「うん。」 

美魚「古典となれば日本ならば江戸川乱歩などになるでしょうね、古い本でありながらも今なお色褪せないものがありまして…」

理樹「…うん…」

美魚「海外となるともっと豊富ですね。コナン・ドイル、モーリス・ルブラン、アガサ・クリスティ、レイモンド・チャンドラー…どれも有名ですが、そのなかでも…」

理樹「…」

美魚「あ、そうですね、ハードボイルドといえば…」

理樹「…」

理樹(どうしよう、全然止まらない!こんな饒舌な西園さん初めてだ!)

美魚「…この文学の流れを組んだ作品として産み出されたのが…」

理樹「あの、西園さん?」

美魚「はい、なんでしょう。」

理樹「うん、もう、大丈夫…」

美魚「そうですか…まだ語り足りないですが…まあいいです。…直枝さん。」

理樹「何?」

美魚「良かったらですが、今持っている私のおすすめの物があるのですが、お貸ししましょうか?」

理樹「え、良いの?じゃあ、貸してもらおうかな。」

美魚「はい、返すときにまた感想を聞かせてくださいね。」

理樹「うん。」

美魚「…さて、ではそろそろ失礼しましょうか、何やら殺気を向けられている気がしますので。」

理樹「殺気?」

佳奈多「……」

理樹「あっ…」

佳奈多「>>181
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 19:27:26.88 ID:rQ0DWLX60
そこに正座
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/07(木) 21:22:50.94 ID:L/f7WwABO
理樹「え?」

佳奈多「正座。」

理樹「…はい…」

佳奈多「…直枝、何で私が怒ってるか、わかる?」

理樹「…僕と西園さんが…仲良くしてたからでしょうか…」

佳奈多「ええ、まずはそうね、長々とお喋りしたり、本を借りたり…よくもまあ、あんなに仲良さそうに出来るわね?」

理樹「はい、すみません…」

佳奈多「あとは?」

理樹「え、あとは……すみません、わかりません…」

佳奈多「…前にいったことが伝わってない、わかってくれないことに怒ってるのよ。」

理樹「あー…」

佳奈多「あー、じゃないの!」

理樹「はい、すみません…」

佳奈多「私の忠告は、あなたにとって無視していいものなの?直枝にとって私はそんなに軽いのかしら?」

理樹「いいえ、そんなことはありません…」

佳奈多「…なら、それを行動にともなわせて。肝に命じておきなさい。」

理樹「はい…命じます…」

佳奈多「…直枝。」

理樹「はい…」

佳奈多「…次やったら……わかってるわね?」

理樹「…はい…」

理樹(目が怖い…)

佳奈多「…西園美魚も、これ以上変なことするのは止めてくれる?」

美魚「ただお友だちとして談笑していただけですが?」

佳奈多「…とぼけないで。…西園美魚。あなたの思い通りにはさせないから…あなたに直枝は渡さない…」

美魚「>>183
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 23:31:27.41 ID:elK9wt2UO
私は男性と付き合うつもりはないですから(嘘)
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/08(金) 12:28:03.08 ID:O0VNsHfMO
美魚「ご安心を…ふふ。」

佳奈多「…もはや、あなたの言うことは信じれないわ。」

美魚「そうですか、ずいぶんと信用を失ったものですね。それならそれでも構いませんよ。」 

佳奈多「…」

美魚「…」

理樹(うう…怖い…二人とも…)

佳奈多「…直枝。」

理樹「はい…」

佳奈多「また放課後、来なさい。」

美魚「無理ですよ、直枝さんは今日生徒指導の先生に呼び出されてますから。」

佳奈多「生徒指導?」

美魚「あなたとの関係で呼ばれたようです。」

佳奈多「…なら、そのあとでいいわ、待ってあげるから。」

美魚「…あまり学内では一緒にいない方がいいのでは?お互いに迷惑がかかりますよ。」

佳奈多「>>185
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/08(金) 13:03:28.57 ID:VLH5VbRKo
もしかしてあなた何かした?
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/08(金) 18:57:18.76 ID:woxNV0b/O
美魚「…どういうことですか?」

佳奈多「あなたが先生に告げ口したんじゃないか、ってこと。」

美魚「私が…ですか。…ふふ、まさか。私は直枝さんの事は、言ってませんよ。」

佳奈多「…直枝の事は、ね……」


佳奈多(疑わしいわ…でも、証拠がない以上はこれ以上言っても仕方ないし…)

佳奈多「…まあいいわ……西園美魚。」

美魚「はい、なんですか。」

佳奈多「…会う会わないは、私たちで決めること、あなたに言われることじゃないわ…」

美魚「私はお二人を心配してるだけですよ。」

佳奈多「どうだか…」
キーンコーンカーンコーン

佳奈多「…時間みたいね…それじゃ、直枝。忘れないでね。」

理樹「はい…」

美魚「…直枝さん、怖がってますね。可哀想です。」

佳奈多「黙りなさい…」




理樹(…というわけで、放課後だ。午後は生きた心地がしなくてあんまり授業聞けなかった…はぁ、このあとは説教だし…嫌だな…)



その頃…
佳奈多「…」

佳奈多(直枝がいないあいだにも、西園美魚が何もしでかさないための対策を考えておかないと…どうしようかしら。)

佳奈多「………」

佳奈多(考えていると…)

葉留佳「いえーい!お姉ちゃん、やはー!」

佳奈多「…葉留佳…」

葉留佳「おやおやどうしましたマイシスター、元気ないですヨ!ファイト一発!しゃかしゃかへい!」

佳奈多「うるさいわ…ちょっと、西園美魚のことで考えることがあるのよ。」

葉留佳「あー、あの事ですカ。なんか昼間もいろいろやってましたしネ。それなら、このはるちん、一緒に考えてあげますヨ!…よし、思いついた!」

佳奈多「…早いわね、一応聞いてあげるわ。何するの?」

葉留佳「>>187
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/08(金) 21:33:33.00 ID:4ROzv1uD0
はるちんがずっと理樹にベッタリくっついておく
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/09(土) 11:49:03.77 ID:vW32gExUO
葉留佳「お姉ちゃんの代わりにはるちんが理樹くんを見張ってあげますヨ!はるちんがいれば理樹くんとみおちんと二人だけになるってことは防げますヨ!それに何を話してたかとかもわかりますヨ!」

佳奈多「…あなたが直枝といたいだけでしょ?」

葉留佳「ぎくー!」

佳奈多「図星みたいね。」

葉留佳「………まあ、確かにそういう副次的な目的もあるのはありますケド…でも安心してお姉ちゃん!いるだけで、変なことはしないから!」
 
佳奈多「…」

葉留佳「ちゃんと分をわきまえながらべったりとくっつくから、お姉ちゃん、良いですよネ?この案。」

佳奈多「……>>189
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 12:44:18.10 ID:Ne7RmzUzO
了承
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/09(土) 13:37:04.23 ID:2qos0KbUO
葉留佳「いえーい!やりましたヨ!」

佳奈多「…ただ、変なことしたら、許さないからね?」

葉留佳「もちろん、やりませんヨ!…そいじゃ、お悩み解決したし、はるちんはここで、ばいばい!」

佳奈多「…ええ…」



佳奈多(…直枝が来るまで何しましょうか…そうね、>>191)
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 18:53:46.39 ID:kh9StK6Y0
恋愛漫画でも読もうかしら
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/09(土) 20:41:27.30 ID:Nm9VIRBHO
佳奈多(そういえば、少し前にクドリャフカが貸してきた漫画があったはずね…読んでみましょうか…)

佳奈多「……」

佳奈多(…風紀委員として、学校で漫画を読むなんて…別によほどの内容でない限り禁止されてる訳じゃないけど…)

佳奈多「……」

佳奈多(…まあ、ここなんて仕事をする私くらいしか来ないから、まあいいわね…)

佳奈多「…」パラ…パラ…




佳奈多「うっ…うっ…」

佳奈多(なんて…いい話なの…)

佳奈多「うう…うっ…」
ガラガラ
理樹「ごめん、佳奈多さん、遅くな…え、なに、どうしたの?」

佳奈多「うう…直枝ぇ…これ…」

理樹「…あ、漫画…」

理樹(これを見て泣いてたんだ…確か、これ今女の子の間で泣けるって話題なんだっけ。)

理樹「えーっと…大丈夫、話できる?」

佳奈多「…ちょっと…待ってて…」

理樹「あ、うん…」




佳奈多「…ごめんなさいね、ああいうのはじめてだった物だから、取り乱してしまったわ。」

理樹「あ、うん、大丈夫…」

佳奈多「…さて……直枝。…今日は怒る気だったけど、何かそんな気分じゃなくなったから…また、対策についてね。」

理樹「うん…」

佳奈多「まず直枝、あなたは、どうすればいいと思う?」

理樹「>>193
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:29:04.61 ID:UJLjohaY0
真人を四六時中背後に控えさせておくとか?
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/10(日) 11:51:04.49 ID:VPpcGEx6O
佳奈多「…やっぱりそういう発想になるわよね…」

理樹「あ、佳奈多さんもそういう感じだったんだ…」

佳奈多「私は葉留佳にいてもらおうかと思ってたけどね。」

理樹「そっか…まあ、とにかく、二人きりの状況を作らないことが大事だよね。」

佳奈多「ええ…あと、西園美魚を出来るだけ自由に動かせないことよね。」

理樹「それなら…鈴とか、他のみんなに出来るだけ西園さんに絡んでもらう、とかじゃないかな。」

佳奈多「…なるほどね。…他には?」

理樹「…うーん、なにかな…ちょっと、考えてみよう…」




その頃
美魚「…」

美魚(向こうもこれから色々してくる可能性が高いですね。いかにしましょうか…)

美魚「…」

美魚(……おや、あそこに誰かいますね、あれは…>>195)
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 14:09:25.82 ID:vPjJycInO
来ヶ谷
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/10(日) 14:23:49.87 ID:fgNPBe14O
美魚「…来ヶ谷さんですか。」

来ヶ谷「…おや、西園女史じゃないか…ふむ、いかにも悩める乙女と言う感じの顔をしているな。」

美魚「そうですか?」

来ヶ谷「ああ、どうだ、お姉さんにその悩み、吐き出してみないか。悩み相談はよくされるから、力になれるぞ。」

美魚「そうですね…ならば、恋敵の倒しかたを教えてください。」

来ヶ谷「>>197
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 17:39:27.04 ID:VQl5dqb8o
百合に目覚めさせたらいい
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/10(日) 18:17:43.63 ID:HveR1+NOO
美魚「百合…ですか。」

来ヶ谷「ああ。」

美魚「そのためには何を?」

来ヶ谷「そうだな…手っ取り早く私が仕込んでもいいんだが、それは手荒だから止めておこうか。…相手を百合に目覚めさせるには、まずはその相手の親しい者の中で、一番素質の有りそうなものに接触して、より仲良くなるように誘導していけ。」

美魚「親しい人…ですか。」

来ヶ谷「ああ、そしてその者と相手がより深く仲良くなるようにしていけば、いずれ二人とも百合になっていると言うわけだ。」

美魚「…なるほど…」

来ヶ谷「まあ、頑張りたまえよ、西園女史。」

美魚「はい…」




美魚(佳奈多さんに親しい人といえば…まずはあの人ですかね…)



葉留佳「おおう!みおちん、やはー!」 
美魚「…どうも、三枝さん。」

美魚(さて、三枝さんに素質があるか…)

美魚「…突然ですが、良いですか。」

葉留佳「え、なに、どしたの?」

美魚「…あなたのお姉さんの事、どう思ってます?」

葉留佳「え、そりゃあ…」
コンマ判定
葉留佳の百合の素質
数値が高いほど素質がある
>>199
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 22:53:20.45 ID:kQ45EmJIO
それ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/11(月) 12:23:55.33 ID:kq3t33PwO
葉留佳「大好きですヨ。」

美魚「…それはどういう意味でですか?」

葉留佳「もちろん家族として、お姉ちゃんとしてですネ。」

美魚「お出かけとかは?」

葉留佳「んー…買い物に付き合ってもらうとかはありますヨ。」

美魚「…では、スキンシップはどれくらいしてます?」

葉留佳「そうですネ…まあ手繋いだり、ハグしたりとかはありますナ。あと後ろからおっぱい揉んで怒られたこともありますネ…まあ、でもこれくらいなら普通ですヨ。多分!」

美魚「…なるほど…」

美魚(…仲が良い姉妹、くらいですかね…)

美魚「…わかりました。」

葉留佳「みおちん、こんなこと聞いてどうするの?」

美魚「ちょっと調査をしてまして。」

葉留佳「調査?気になりますネ!よかったらはるちんも手伝いますヨ?」

美魚「いえ、結構です。」

葉留佳「遠慮しなくても良いんですヨ?どうせ練習くらいしかやることないから暇だし。」

美魚「遠慮ではなく、うるさくて邪魔なだけですから…」

葉留佳「ガーン!はっきり言わないでくださいヨ!はるちん傷つきますヨ!」

美魚「…ではオブラートに包んで…三枝さんに手伝われても作業が進むどころか進まなくなるので、すみません。」

葉留佳「ちょっと変わっただけですヨ!…うわーん!前から思ってたけど、みおちん、はるちんだけに厳しいですヨー!」

美魚「そうでしょうか?その気はないんですが…まあともかく、私は調査せねばならないので、失礼します。」



美魚(…はぁ、騒がしい人でしたね…さて、次は、あの人です…)




クド「わふー!西園さん、こんにちは!」

美魚「はい、どうも。さっそくですが、能美さん。一つお聞きしても良いですか。」

クド「はい、なんですか?」

美魚「あなたのルームメイトについて、どう思ってます?」

クド「そうですね…」
コンマ判定
クドの百合の素質
数値が高いほど素質がある
>>201
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 16:04:30.32 ID:gSAbxhE+O
はい
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/11(月) 18:39:32.28 ID:+zBAQf5JO
クド「優しい良い人だと思います!」

美魚「…なるほど。…普段その人と部屋でどのようなことをしますか?」

クド「そうですね、一緒に宿題をやったり、今日あった面白いこととか、趣味のこととか話したりですね。」

美魚「ドキドキしたりは?」

クド「ドキドキ…?別に、しませんよ。」

美魚「…なるほど。」

美魚(普通のルームメイトで、それ以上でもそれ以下でもないですね、これは。)

美魚「わかりました、ありがとうこぞいます。」

クド「いえ、良いですよ、西園さん、グッバイなのです!」




美魚(…どうやら二人ともそれほど脈は薄そうですね…佳奈多さんと関係の深い寮長さんは恭介さんがお好きなようですから、厳しいでしょう…まあ、いないなら仕方ないですね、三枝さんで妥協しますか…さて、とすれば、いかに百合に持っていくかですね。…まず、二人をより仲良くさせる必要があるわけですが…何か遊びに行けるようなチケットでも渡せば良いでしょうか。)

美魚「…準備も大変ですが、何とかしましょう…」



その頃
佳奈多「…さて、色々話してきたけど…やっぱり、常に誰かといるって言うのが一番かしら。」

理樹「まあそうだね…」

佳奈多「…前もそう言って失敗したわけだけど…」

理樹「今回こそは徹底するよ…」

佳奈多「…頼むわよ?」

理樹「うん…」

佳奈多「…じゃあ、今日は解散ね。」

理樹「うん。そうしようか。…佳奈多さん、今日は…」

佳奈多「今日の夜は会うのはやめましょう。」

理樹「あ、そうだよね…」




理樹(…というわけで、夜が空いてしまった、何しよう…よし、>>203)
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 21:41:22.96 ID:ZZq2O8Mm0
真人と筋肉について朝まで語り合おう
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/12(火) 08:14:26.33 ID:6Brg+g89O
理樹「ねぇ真人、筋肉について語ろう!」

真人「おう、良いぜ!じゃあ理樹。まずは好きな筋肉について教えてくれ!」

理樹「うーん、雄々しい大胸筋も良いけど、僕は慎ましい広背筋かな!真人は?」

真人「シンプルに俺は腹筋だぜ!」

理樹「あー、腹筋って何かセクシーだよね!」

真人「おっ、わかってるじゃねぇか、理樹。良いよな!」

理樹「良いよね……」



真人「…よし、じゃあ次は新たな筋肉理論について語ろうぜ!」

理樹「うん、実はすでに一個考えたのがあるんだ!」

真人「おっ、なんだ、聞かせてくれ!」

理樹「うん、まず真人、筋肉ってさ、無限に増えて、大きくなっていくものじゃないか。」

真人「ああ、筋トレに終わりはないからな!」

理樹「そうだよね、それで、自然界には筋肉と同じで、ずっと大きくなり続けていくものがあるよね。」

真人「何?それは一体なんだ?」

理樹「…宇宙さ。」

真人「宇宙…だと?」

理樹「そうさ、筋肉も宇宙も共に無限に広がる世界なんだよ。」

真人「何!?…ってことは…」

理樹「そう、筋肉とは…宇宙なのさ。」

真人「うおおおお!すげぇ!筋肉がそんな壮大なものだったなんて!…より筋肉への尊敬度が上がったぜ…」

理樹「ははは、僕もさ…」

理樹(こんな感じで一晩中語り合った…)






翌日
理樹「……」

理樹(…眠い…今日が土曜日でよかった…)

理樹「…」

理樹(…佳奈多さんとのデートは明日だ。…やるべきことは今日やらなきゃ…まずは何しよう?)
1楽器練習
2恭介の手伝い
3自由安価
>>205
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 12:51:23.04 ID:TFs5kOeno
1
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/12(火) 16:24:43.25 ID:kNYr1QEnO
理樹(…今日はひさしぶりに楽器の練習でもしよう…腕がなまるといけないからね。)



理樹(…というわけで、いつもの練習をしてる場所に向かう。)

理樹「…よーし、やるぞ。」




理樹(…しばらく一人で練習していると…)

理樹(…あ、誰か来たみたい…誰かな…)
来た人
>>207
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 20:34:58.21 ID:mN0iVoa5O
あーちゃん先輩
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/13(水) 12:42:05.94 ID:GdTSnxH0O
あーちゃん先輩「あら、直枝くん、おはよー。早いね。」

理樹「あ、寮長さん。おはようございます。寮長さんも練習ですか?」

あーちゃん先輩「ええそうよ。ちゃんとやらなくちゃだめだもの。」

理樹「最後の文化祭ですからね。3年生は。」

あーちゃん先輩「そう、最後の楽しみかもしれないものだから、頑張らないと。直枝くんも、これの他にも恋やらなんやら色々忙しいだろうけど、ちゃんと練習もやるのよ?」

理樹「はい!」

あーちゃん先輩「よろしい。…さて、じゃあ、練習…の前に…聞いておきたいことがあるわ。」

理樹「…なんですか?」

あーちゃん先輩「昨日直枝くんがかなちゃんに凄く怒られてたって聞いたけど、何があったの?」

理樹「え…そっちですか?」

あーちゃん先輩「それ以外聞くことある?」

理樹「いや…実家の件の進捗状況とか…」

あーちゃん先輩「あー、それは大丈夫、恭介たちのこと信用してるから。」

理樹「…そうですか…」

あーちゃん先輩「で、何があったの?」

理樹「それは…」




あーちゃん先輩「ふーん…西園さんもねぇ…モテ男は辛いわねー。にゅふふ。」

理樹「寮長さんはどうすればいいと思います?」

あーちゃん先輩「いっそ二人とも愛しちゃえば?」

理樹「>>209
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 15:16:08.44 ID:fAsXOx8io
もし恭介にもう一人恋人がいるとしたら
怒らないでいられますか?
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/13(水) 19:01:20.27 ID:ndWVmog6O
あーちゃん先輩「うーん…怒るわね。」

理樹「ですよね。…僕の場合はもう怒られるじゃすまない事が起こるので…」

あーちゃん先輩「あー…かなちゃん、ちょっと愛が重そうだもんねぇ。」

理樹「はい…」

あーちゃん先輩「…まあ、それなら、ちゃんと直枝くんがどんなことをされようがしっかりと気持ちを保ち続けるしかないでしょ。直枝くん、一途そうだから出来そうだけどね。」

理樹「出来ますかね…」

あーちゃん先輩「出来るわよ、頑張りなさい。」

理樹「はい。」

あーちゃん先輩「…さて、じゃ、練習、やりましょうか…」





理樹(二人で練習をしていると…次に来たのは、>>211)
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 20:56:06.59 ID:qNPkzueE0
ささみ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/13(水) 22:51:38.39 ID:tdcPkHOtO
佐々美「ちょっとあなたたち、朝から何をガンガン鳴らしていますの!?」

理樹「えっ、笹瀬川さん?」

佐々美「あら、直枝理樹…あなたでしたのね、この騒音の正体は。」

理樹「騒音?」

佐々美「そうですわ!私たちは隣の部屋で文化祭の準備をしていたんですけれども、あなたたちの音が聞こえてきて、集中できないですわ!音量を下げてくださいまし!」

理樹「あ、それは…ごめんね。さしせがわさん。」

佐々美「笹瀬川ですわ!なんで前は言えてたのに言えなくなってますの!?」

理樹「ごめん…」

佐々美「頼みますわよ!」

理樹「…で、さっき文化祭の準備って言ってたけど、なにするの?」

佐々美「我々がやるのは、>>213
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 03:28:36.73 ID:Ni4vnAEhO
ネコミミメイド喫茶
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/14(木) 12:35:16.38 ID:DOft3GRhO
理樹「ネコミミメイド喫茶…あれ、笹瀬川さんって猫嫌いじゃなかった?」

佐々美「別にネコミミくらい何てことありませんわ。実際の猫ではないのですから。」

理樹「あ、そっか…」

佐々美「貴方も良ければ来てくださいませね。」

理樹「え、良いの?」

佐々美「構いませんわよ。宮沢様もぜひつれてきてくださいませね!」

理樹「あ、うん…」

理樹(それが目的だったんだ…)

佐々美「では、ごきげんよう。」

理樹「うん、またね。さささがわさん。」

佐々美「さすせっ…笹瀬川ですわ!」

理樹「今かんだよね?」

佐々美「おだまりっ!」




理樹「…ふぅ…」

あーちゃん先輩「今のも直枝くんのお友達?女の子の友達多いわよね直枝くん。かなちゃんも大変でしょうね。」

理樹「笹瀬川さんは僕って言うか、鈴の友達ですけど…」

あーちゃん先輩「でも友達は友達でしょ?あの子はザ・お嬢様キャラみたいで楽しそうね。にゅふふ。」

理樹「楽しそうって…」

あーちゃん先輩「あの子もだけど、この学校って、恭介やあなたたちを初めてとしてさ、結構個性的な人が多いじゃない。」

理樹「そうですね…」

あーちゃん先輩「だから、いろんな人出会えて、いろんな事を話して、いろんな事があって…全然退屈しなかった。面白かったわね…この学校生活。…ほんと、もうすぐ終わっちゃうのね…」

理樹「寮長さん…」

あーちゃん先輩「…ごめんなさい、なんか湿っぽくなっちゃった。さー、気を取り直して、やるわよ、練習!音量には気を付けながらね。」

理樹「あ、はい…」




理樹(…次に来たのは、>>215)
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 18:09:45.84 ID:1rpHl/mU0
小毬
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/14(木) 18:53:06.14 ID:95GqqmDkO
小毬「みんな、おはよー!がんばってるー?」

理樹「あ、小毬さん。」

小毬「あ、理樹くん。…と、寮長さんで…あれ?今日はふたりしかいないの?」

理樹「今のところはね。まあ今日は自主練習だから何人来るかわからないけど。」

小毬「そっか〜。せっかく人数分お菓子つくってもってきたんだけどね〜。」

理樹「ありがとう小毬さん!みんなの分もとりあえず置いといて。来たら食べるだろうから。」

小毬「うん、わかったよ〜。」

理樹(持ってきたものを机の上に置く。)

小毬「ねぇ理樹くん。寮長さん、せっかくだから、一曲聞かせて〜。」

理樹「一曲と言われても、二人しかいないけど…」

小毬「それでも良いから、ね?」
 
理樹「…良いですか?」

あーちゃん先輩「全然良いわよ。…それじゃ、やりましょう。」




理樹「…どうだった?」

小毬「>>217
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 01:07:23.69 ID:NCmEF1cV0
もっと練習しちゃいなよ、ゆー
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/15(金) 13:13:38.39 ID:mpvf3VHBO
理樹「…だめだった?」

小毬「ううん、ダメじゃないんだよ。じょーずなんだけど、ただ、練習すればもっとよくなるかなって思っただけだよ〜。」

あーちゃん先輩「のびしろがあるって事じゃない。良かったわね。」

小毬「うんうん、そういう事だよ〜。」

理樹「のびしろ…うん、ありがとう。もっと頑張るよ。」

小毬「うん、理樹くん、ファイトだよ〜!…それじゃ、練習のおじゃましちゃだめだから、私はそろそろ戻るね〜。聞かせてくれて、ありがとう!」

理樹「あ、うん、こっちも、ありがとう…」




理樹「…そろそろお昼ですね…」

あーちゃん先輩「そうね…じゃ、ご飯行きましょうか。お腹すいたし。」

理樹「はい…」



食堂

理樹「…」

理樹(食堂にいくと、何やら人だかりができている)

理樹(あれ、何があったんだろう…)
何があった?
>>219
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 18:45:45.96 ID:gQkwqyN7O
西園さんが百合本を頒布している
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/15(金) 20:48:26.07 ID:B9eNTiG4O
理樹(ちょっと見てこよう…)

理樹(人だかりをかき分けて、中に入っていくと…)

美魚「…」

理樹「あ、西園さん…」

美魚「おや、直枝さん…」

理樹「……」

美魚「…なぜ後ろに下がるのです?」

理樹「いや、ちょっと…昨日の事もあるから…」

美魚「今日はそういう目的じゃないので安心してください。今日は本を頒布しているだけですから。」

理樹「本?」

美魚「直枝さんも一冊いかがですか。」

理樹(本…いつも西園さんが読んでるような、男の人同士のやつかな…)

理樹「いや、僕は良いよ…」

美魚「そういわずに。BLではないので。」

理樹「え、そうなの?」

美魚「はい、なので是非。」

理樹「え、じゃあ、貰おうかな…」

美魚「はい、どうぞ。」

理樹「ありがとう。」

美魚「良ければ、他の人にも広めていってくださいね。」

理樹「うん。」

あーちゃん先輩「あらあら、何配ってるの?」

美魚「少し本を書いたので、配っております。」

あーちゃん先輩「へー。面白いわね。私にもくれる?」

美魚「どうぞ。」

美魚(…佳奈多さんに私が直接渡すのは難しいですから、直枝さんなどの周辺人物から渡してもらいましょう…)

あーちゃん先輩「ありがとう。」

美魚(この調子で、地道に百合を広めていけば、いずれは佳奈多さんも…ふふふ…)

美魚「…では、別のところで私は配ってきます。それでは。」

理樹「うん…」




理樹(その後…)

あーちゃん先輩「…さて、直枝くんは午後どうする?」

理樹「>>221
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 00:46:46.64 ID:T2WbO54X0
午後も練習あるのみです
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/16(土) 12:20:25.02 ID:DgmdH3FRO
あーちゃん先輩「わかったわ、じゃ、午後もよろしくね。」

理樹「はい、よろしくお願いします。」

あーちゃん先輩「午後は誰か来ると良いんだけどねー。」

理樹「でも恭介は色々忙しいでしょうし…」

あーちゃん先輩「とするとかなちゃんたちが来るかどうかね。何か知らない?」

理樹「いや、知らないです。」

あーちゃん先輩「そっか、なにしてるのかなー。二人とも。」

理樹「さあ…何してるんですかね?ちょっと聞いてみましょうか。」
プルルルルル…
佳奈多『…何?直枝。どうしたの?』

理樹「いや、佳奈多さん、今何してる?」

佳奈多『>>223
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 16:38:12.21 ID:Zqcf2e1FO
百合本読み耽ってる
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/16(土) 17:43:12.99 ID:oND2IG4HO
理樹「あ、配ってたあれ?」

佳奈多『クドリャフカから貸してもらったから知らないけど…何かそんなことを言ってたわね。』

理樹「そっか、おもしろい?」

佳奈多『女の子同士が恋愛してるのはどうかと思うけど、まあ悪くはないわよ。』

理樹「そう…ところでさ、これから練習これる?」

佳奈多『練習…ええ、良いわよ。ちょっと待ってて。』

理樹「うん、わかったよ、よろしくね。」

理樹「…佳奈多さんはこれるそうです。」

あーちゃん先輩「そう。良かったわ。」

理樹「次は葉留佳さんにも聞いてみよう…」
プルルルル
葉留佳『理樹くん、やはー。どしたの?』

理樹「とつぜんごめんね。三枝さん。今何してるかなって。」

葉留佳『>>225
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 19:39:21.94 ID:kzNyTiD0O
みおちんとレズセ
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/16(土) 20:35:33.05 ID:sKomycvAo
理樹「レ、レズセ…?」

葉留佳『女の子同士のまぐわいですネ。』

理樹「まぐわい…って、えええ!?本当?」

葉留佳『ほんとほんとー、みおちんもここにいるもん。替わります?』

理樹「うん…」

葉留佳『みおちんみおちーん、電話変わって!』

美魚『…なんですか三枝さん。』

葉留佳『えーっと…ゴニョゴニョ…』

美魚『ふむ、なるほど。』

理樹「え、何?」

美魚『失礼、色々ありまして。替わりました。』

理樹「あ、そう…で、西園さん、さっき葉留佳さんが言ってたことは…」

美魚『ええ、とてもはげしいプレイでした。』

理樹「ええ!?」

美魚『三枝さん、最終的にはトんでましたし。』

理樹「えええええ!?」

美魚『…まあ、そういうことなので、本日は練習には行けません、ご容赦を。』

理樹「え、う、うん…」

美魚『…では。』

あーちゃん先輩「…何て?」

理樹「何か…大変なことが行われてました…」

あーちゃん先輩「大変な…?」

理樹「…はい、大変な…」

あーちゃん先輩「大丈夫なの?それ。様子見に行った方が…」

理樹「大丈夫です。そっとしておいてあげましょう。」

あーちゃん先輩「…そう、何かは知らないけど、まあ、平気なのよね。…じゃあ、来るのはかなちゃんだけ?」

理樹「はい…」

あーちゃん先輩「オッケー、じゃ、練習に戻りましょうか。」


理樹(…佳奈多さんも合流して、練習に戻ったけど…さっきの件がかなり気になる…)

理樹「……」

佳奈多「…直枝?」

理樹「あっ…何?佳奈多さん。」

佳奈多「こっちが聞きたいわね。直枝、どうかした?何だか上の空みたいだけど。」

理樹「あ、いや、ちょっと…西園さんと、えーっと…」

佳奈多「ちょっと…何?まさか、西園美魚となにか…」

理樹「違うよ、僕じゃなくて…西園さんと葉留佳さんが…」

佳奈多「葉留佳がどうかしたのかしら?」

理樹「その…レ…」

佳奈多「レ?」

理樹「レズセックスしてるって…」

佳奈多「……は?」

理樹「レズセックス……」

佳奈多「>>227
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 01:04:50.42 ID:SbveLFqFO
これで直枝にアプローチしなくなるわね
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/17(日) 13:47:23.93 ID:QKBJ1xi0O
佳奈多「まあそれは良かったけど…葉留佳は…やっぱり、そういう趣味だったなんて…」

理樹「…やっぱり?」

佳奈多「…一回キスされたことがあって…あの時はびっくりさせるためって言ってたけど、やっぱりあれは…そういうのだったのかしら。」

理樹「…うーん、そうかもね…」

佳奈多「だとしたら…ちょっと、葉留佳とどう接すれば良いのか…」

理樹「普段通りに接してあげれば良いんじゃないかな。」

佳奈多「…出来るかしら…」

理樹「…頑張ろう…」

佳奈多「ええ…」





少し前の事…
葉留佳「やはは、理樹くん、ビックリしてましたネ!」

美魚「はい、そうですね。」

葉留佳「ナイス対応力でしたヨ。」

美魚「それはどうも。」

美魚(…予想外の事ですが、上手くいきましたね。本当にレズセックスをしたわけではありません。三枝さんが私の本を見て、突然思いたってやったドッキリを上手く使えました。直枝さんは信じている様子でしたから、ネタバラシをするまでは、向こうの警戒心を解けるでしょう…)

葉留佳「…で、みおちん、私を呼び出したのって本を配りたかっただけ?」

美魚「それもありますが…もうひとつ目的が。」

葉留佳「え、なになに?」

美魚「渡したいものがありまして。」

葉留佳「ほう。何ですか?」

美魚「こちらです、私だともて余すので、ぜひお姉さんとでもと。」

葉留佳「これは…>>229
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 19:35:24.56 ID:iIcBky7yO
期末試験の予想問題
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/17(日) 20:21:23.69 ID:hW2MKMkJO
葉留佳「え、良いの?」

美魚「はい、ぜひお姉さん等との勉強会などにお役立てくださいね。文化祭が開ければテストですから。」

葉留佳「やった、ありがとうみおちん!」

美魚「…」

美魚(計画を進める上では三枝さんの好感度をまず上げておかねばなりませんからね…佳奈多さんの動向なども知れるかもしれませんしね。)

美魚「…三枝さん、このあとのご予定は?」

葉留佳「予定?うーんとね…予定は、無いですヨ!」

美魚「そうですか…では、この後、少しよろしいですか?」

葉留佳「え、なになに?何するの?」

美魚「三枝さんとはこれからより仲良くしていきたいので…>>231でもと。」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 06:06:19.81 ID:ixUr3bsBO
お茶
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/18(月) 12:14:47.50 ID:YSCCt9HSO
葉留佳「良いですネ!行きますヨ!」

美魚「では、行きましょうか、ついてきてください。」

葉留佳「あいさー!れっつ、ごー!」






葉留佳「んー!美味しいですナぁ。さすがみおちん!」

美魚「どうも…」

美魚(…さて、お茶を誘うところまでは出来ました、ここから、どうしましょうか…まずは、当たり障りのないような…)

葉留佳「ねぇ、みおちんみおちん!おはなししよ!」 

美魚「…はい。」

葉留佳「んーとね、じゃあ…みおちん、聞いていい?」

美魚「なんですか。」

葉留佳「>>233
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 13:01:58.43 ID:KnLVieAyo
さっきのドッキリを本当にする気はない?
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/18(月) 13:16:27.81 ID:HLQUg3MkO
美魚「…はい?」

葉留佳「さっきのドッキリ…本気にしてみない?」

美魚「…」

美魚(そんな…三枝さんはまだ本気の百合の段階ではないはず…)

美魚「…本気ですか?」

葉留佳「うん。」 

美魚「…」

美魚(…驚きました…ですが、これはこれで、好都合でしょう…)

美魚「…三枝さん、本当に私の事を好きなのでしょうか?」

葉留佳「え?」

美魚「もっと別の…好きな人がいるんじゃないですか?その好きな人が、もう手に入らないから、諦めているのではないんですか?」

葉留佳「>>235
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 16:31:31.39 ID:nFwX+xxo0
…みおちんは何でもお見通しなんですねー
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/18(月) 18:44:00.72 ID:coui9puto
美魚「わかりますよ。三枝さんとはそれなりに長くいます。…それに、私も同じ、好きな人が、手に入らなくなっている人ですからね。」

葉留佳「…そうだったね…」

美魚「…ですが、私は諦めていません。諦めない限り、可能性があると思っています。ですから、三枝さんも、諦めてはいけないと、諦めなければかならず掴めると、私は思いますよ。…まだ、好きなんですよね、その人の事。」

葉留佳「…うん…」

美魚「なら…私も後押しします、ですから…諦めずに、もう一度、やってみませんか?三枝さん。」

葉留佳「…そうだね…簡単に諦めちゃってたかも、私。…うん、はるちん、もう一回、頑張ってみますヨ!」

美魚「その意気です……それで、三枝さん、その好きな人と言うのは…」

葉留佳「それは…」
1お姉ちゃん
2理樹くん
>>237
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 19:03:27.89 ID:H5VGYXtkO
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/18(月) 20:37:43.42 ID:coui9puto
葉留佳「お姉ちゃん…」

美魚「…そうですか…」ニヤリ

美魚(これは…好都合です…育成するまでもなく最初から百合だったとは…)

美魚「…では、お互い、頑張りましょう…」

葉留佳「うん。…でも、どうすれば良いんですかネ。」

美魚「幸いなことに貴女たちは姉妹なわけですから、何をするにしてもやりやすいでしょう。まずは接する時間を増やしましょう。」

葉留佳「なるほどですヨ。」

美魚「佳奈多さんは今練習をしてるはずですから、とりあえず行ってみては?」

葉留佳「そうですネ、行ってきますヨ!」




葉留佳「いえーい、みんな、やはー!」

佳奈多「あっ、葉留佳……き、来たのね。」

葉留佳「あ、お姉ちゃん、挨拶代わりの…ハグ!」ダキッ!

佳奈多「…!ちょっと…やめなさい…」

葉留佳「えー、良いじゃん!大好きなお姉ちゃんとのスキンシップスキンシップ!よーしこのまま、ほっぺたすりすり!」

佳奈多「>>239
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 00:09:22.29 ID:FnSF3tSNO
あなたは西園さんと付き合っているのでしょう?
彼女を嫉妬させたいの?
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/19(火) 12:23:58.11 ID:dJ/T/gfjO
葉留佳(まだネタバラシには早いですからネ…)

葉留佳「うーんとね、姉妹だからオッケー!」

佳奈多「ちょっと…オッケーじゃないわよ…やめなさい…」

葉留佳「やめませんヨ!うりうりー!」

佳奈多「…葉留佳…あなたね…言っておくけど、私にそういう趣味は無いから…」 

葉留佳「>>241
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