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主人公「安価とコンマで武装探偵社の一員として活動する」【文豪ストレイドッグス】
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88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/13(月) 22:43:14.57 ID:bGZUR4oEo
なんか見たことあると思ったら
おーぷんでリィンカーネーションの花弁の安価スレやってた人だ
そのスレ
>>1
が自分でキャラ安価投げてるのがシステムでバレてそのままエタらせたんだっけ
ここでも自分で投げてるかもな
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/14(火) 20:07:49.57 ID:5g1dkrAx0
まあ、一回やってしまったからと言って、また次やるとは限らないよね。
1さん頑張って!
90 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/04/21(火) 20:50:27.17 ID:1JPJr+fTO
>>87
特定の地名が付く作品でも何の問題もありません。もちろん片仮名表記にしなくても大丈夫です。
確かに『リィンカーネーションの花弁』の安価スレはやっていましたが、自分で投げた事は無いですね……。多分。やってない筈だけどなぁ……。
いずれ『リィンカーネーションの花弁』の安価スレも再開したいですね(序盤も序盤で終わってしまったので)。流石にONE PIECEかこちらのどっちかを終えないと始められませんが。
二週間経ったので生存報告です。次の一週間以内には出来ると思います。よろしくお願いします。
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/21(火) 21:03:59.85 ID:naiftrCF0
待ってる
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/21(火) 21:14:23.95 ID:G8n/3Jcu0
楽しみにしてます!
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/21(火) 21:21:56.60 ID:T5qjrVyfo
おーぷんのスレ見たら分かるけどさ
あそこってスレ立てた人が書き込んだレスには、例えIDが変わってもcookieが同じなら(主)の表示があるんやで
94 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:02:30.19 ID:2f7y/1ODO
お久しぶりです。ギリギリでしたね……。そんな訳でやっていきます。第二話です。
95 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:08:20.99 ID:2f7y/1ODO
司馬「おはよう御座います!」ガチャ
社員1「おー、おはよう。早いねー」
司馬「今日が初仕事ですから!」
社員2「気合入ってんなぁ……流石は志願して武装探偵社に入社した男」
社員3「それに比べて……見てみなよアレ」
司馬「?」
西尾「」すぴー……すぴー……
司馬「寝てる!?」ガーン!!
社員1「実力は凄いんだけどねぇ……如何せんやる気が足りない」
司馬「ちょっと西尾さん! 何寝てるんですか! 仕事ですよ!」ピシピシ
西尾「んん……?」
西尾「何を云っているんだい司馬君……僕は今寝ているんだ。つまり、僕はまだ仕事の時間じゃないんだよ……」
司馬「つべこべ云わずに起きなさい!」ピシピシ
西尾「うう……しつこいなぁ、判ったよ……」ムニャ……
鎌池「おお……すげェなアイツ。あの西尾を起こしやがった」
相田「お母さんみたいですね」クスクス
二葉亭「フン、これは期待の新人だな」
西尾「云いたい放題だね君達……」
西尾「でもね、本当に僕は仕事じゃないんだよ。今日の司馬君には違う人と組んで貰う」
司馬「? 違う人?」
宮部「…………アタシさ」ズーン……
司馬「だ、大丈夫ですか宮部さん!?」
96 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:10:11.28 ID:2f7y/1ODO
西尾「宮部さんは武装探偵社の唯一にして無二の探偵だ。彼女の元で探偵の何たるかを学んできたまえ」
司馬「い、いや、その前に具合悪そうですよ!」
宮部「ああ……安心しな。別に体調が悪い訳じゃない。ちょっとした副作用みたいなものさ」
司馬「はぁ……」
宮部「うえええええ……」グッタリ……
司馬「ほ、本当に大丈夫ですか?」
宮部「大丈夫大丈夫……んじゃ、ヨロシク頼むよ司馬。早速行こうじゃないか」
司馬「? 何処に?」
宮部「決まってんだろ?」
宮部「───殺人事件の現場さ」
97 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:11:24.31 ID:2f7y/1ODO
第二話【殺人者は眠る】
西尾「いってらっしゃーい」ヒラヒラ
宮部「アンタも行くんだよ西尾」
西尾「えっ」
宮部「司馬、西尾を連れて来い」
司馬「は、はい!」ガシッ
西尾「うわー離してくれー、おにーあくまー」ジタバタジタバタ
司馬「そんな棒読みで云われても困りますよ。ほら、行きますよ」ズルズル
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 16:14:41.39 ID:fiz+l3hXO
待ってました!期待!
99 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:19:08.48 ID:2f7y/1ODO
[場面転換中───]
宮部に連れられてやって来たのは、ヨコハマの町外れにある豪邸だった。
宮部「ここにはヨコハマでも有数の資産家が住んでいるんだ。金持ちッてのは直ぐデカい家を建てたがるよねぇ」
司馬「あの……つまり、ここで殺人事件が起こったって事ですか?」
宮部「そう云う事」
宮部「この事件はアンタが入る前から調べていてね。いよいよ大詰めなんだ」
宮部「司馬、アンタはアタシの護衛だ」
司馬「護衛……」
宮部「アタシが命令したら、躊躇わずに木刀を振り抜きな」
西尾「物騒だね」
司馬「判りました!」
西尾「快諾するんだ」
西尾「あ、そう云えば、新しい木刀を買ったんだね司馬君」
司馬「はい」
司馬「……給料を前借りして……」ズーン……
西尾(可哀想に……)
宮部「んじゃ……アタシについて来な。ああ、気持ち悪い……」ウップ……
司馬(大丈夫かなぁ……こんな処で吐いたら幾ら弁償しなきゃいけないのだろう……)
西尾「あの……僕は?」
宮部「アンタはいりゃいいよ。適当で」
西尾「雑だなぁ……」
宮部「いいから来い!」
100 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:23:59.12 ID:2f7y/1ODO
[場面転換中───]
執事「お待ちしておりました」ス……
司馬達が現れるや否や近づいて来たのは、六十代程の男性だった。
執事「武装探偵社の方ですね? 御主人様がお待ちです。どうぞこちらに」
宮部「ああ……頼むよ」
カツ、カツ、カツ……
執事「御主人様は心を痛めておられます……なので、決して失礼の無いようにお願い致します」
西尾「まぁねぇ……身内が三人も死んだ訳だもの。そりゃあ心も痛むよねぇ」
司馬「三人!?」
執事「おや、ご存知無かったのですか?」
司馬「す、すいません……入ったばっかりでまだ知らなくて……」
宮部「コイツは只の護衛でね。アタシが判ってればいいから伝えなかったんだ」
執事「左様ですか……」
執事「御主人様が経営していた会社をお継ぎになった息子様、その奥様、そしてお孫様……三人ともこの家で殺されてしまったのです……」
執事「警察にも懸命に捜査して頂いたのですが、何も証拠が出ず……捜査は打ち切りになってしまいました」
執事「そこで、武装探偵社に依頼する事にしたのです。こんなに証拠が出ないという事は、もしかしたら犯人は異能者ではないか……そう思ったもので」
西尾「餅は餅屋って訳だね」
執事「ええ、平たく云えばそうなりますね」
宮部「ううっ……吐きそう……」
西尾「相変わらずだねぇ」
宮部「うるせー……ぶん殴るぞ」
司馬「……俺が代わりに殴った方が良いでしょうか?」スッ……
西尾「コラコラ構えるんじゃあないよ司馬君」
101 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:35:48.80 ID:2f7y/1ODO
執事「……着きました、こちらです」ガチャ
宮部「司馬」
司馬「? はい」
宮部「───中に居る奴をブッ叩け!」
司馬「───はい!」
タッ……!!
執事「!?」
執事「お、お止め下さい! 中には御主人様が───!」
司馬「───せいッ!!」ブン!!!
ガキィン!!!
司馬「───何!?」
司馬「爺さんに、防がれた……だと……!?」
老人「フン……若造が! 突然入って来るでない! 無礼であるぞ!」
中に居たのは、松葉杖で司馬の木刀を受け止める老人。そして───
執事「なっ……!?」
───血塗れで倒れた一人の女使用人(メイド)だった。
102 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:38:00.28 ID:2f7y/1ODO
執事「こ、これは……!」
宮部「これなら赤ん坊でも判るだろうね。犯人はあのジジイだ」
執事「ば、莫迦な! 御主人様は体が悪く、一人で動く事などとても……!」
宮部「ああ……そのせいで此奴は容疑者から外れたんだ。だから犯人が見つけられなかった……」
宮部「此奴の事も調べておきゃあ、すぐに証拠が見つかって捕まっただろうに」
宮部「まっ、そこら辺も考えて犯行に及んだんだろうけど。なぁ、爺さん?」
老人「ククク……やっと判ったか! 愚鈍な奴等め!」
老人「この屋敷で殺人が起きたのだぞ。一番犯人である可能性があるのはこの儂に決まっておろうが!」
西尾「そして、また一人犠牲者が……やれやれだね」
宮部「あ? 何云ってんだよ司馬。あの女性はまだ生きてるぞ」
西尾「え?」
メイド「…………ううッ……」
司馬「!」
宮部「司馬! 回収!」
司馬「はい!」ダッ!!
老人「させるかァ!」
老人「……ぐッ!」
老人「さ……させるかぁ……」
司馬「!?」
司馬(何だ……動きが急に弱々しく……)
司馬「よしっ……!」だきっ!
司馬「すいません、この子をお願いします」
執事「えっ、あ、は……はい……!」
103 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:46:05.22 ID:2f7y/1ODO
宮部「この時間はキツイだろう? そろそろ薬物が切れる時間だからねぇ……」
老人「……!? な、何故それを……!」
宮部「事の始まりは半年前……病の痛みに耐えかねたアンタはとある薬物に手を出した」
宮部「最初はそれを打って束の間の幸せを感じていたアンタだが……その内に苦しみが襲って来た。病気の後遺症なんかよりも、ずっとずっとキツイのがね……」
宮部「それを抑える為にアンタは、殺しを始めたんだ。まずはやり易い身内からね……!」
宮部「アンタが犯人である事は直ぐに判ったが、そこから困ったんだ。アンタは体が動かないって事になっちまってるからねぇ……」
司馬「そうか……だから屋敷に来たんですね。俺や執事さんみたいな第三者に、あの老人が動けるようになったと見せる為に……」
宮部「…………」
司馬「……あれ? 違いました?」
宮部「チッ、変に理解力の高い……もうちょい莫迦な方が可愛げがあるのにねぇ」
司馬「えっ」ガーン
執事「し、しかし……この時間になると御主人様の薬が切れるとか、女使用人(メイド)がまだ生きているとか……そういう事は何故知っていたんですか?」
宮部「───模倣(トレース)さ」
執事「へ?」
宮部「アタシには、犯罪者の思考を模倣(トレース)して行動を読む能力があるんだよ。ちょっと気持ち悪くなるのが瑕だけどねぇ……」
宮部「火曜日のこの時間に奴の薬が切れる事……二週間以上殺人を我慢出来ない事……この時間であれば殺人はまだ終わっていない事……そして……」
宮部「───最後の力を振り絞って逃げようとする事もお見通しなんだよ!」
104 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:48:23.60 ID:2f7y/1ODO
宮部「司馬! 奴を捕らえろ!」
司馬「はい!!」ダダッ!!
老人「クソ……邪魔だ───!」
司馬「せいやっ!!」ブン!!
老人「ぐほぉっ!!」バキィ!!
ドサッ……!!
執事「ご……御主人様!」ダッ!!
司馬「ふう……」
司馬「倒しましたよ宮部さん! これで捕まえられますね!」
宮部「……あ、ああ。良くやった、うん」
西尾「ご老体から出てはいけない音が出ていたけど、大丈夫かい? 宮部さんの推理では如何かな?」
宮部「あんなん推理出来る訳ねぇだろ……うっ!」
西尾「?」
宮部「うえええええ……」
西尾「うわあああああ!」
西尾「……あ、まだ吐いていないね。良かった良かった」
西尾(本格的に吐く前に早く市警を呼んだ方が良いな……)
105 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 16:59:51.61 ID:2f7y/1ODO
[場面転換中───]
西尾「いやぁ、あの御老人も無事警察に連れて行かれて良かったねぇ。色んな意味で」
宮部「武装探偵社の人間が老人ぶっ叩いて殺したって吹聴されても困るしなぁ」
宮部「それより西尾、アンタいい加減婦警の下着見ようとすんの止めな! 誤魔化すこっちの身にもなってくれ!」
西尾「誤魔化す必要なんてないじゃないか。僕が下着(パンツ)を見たい気持ちに嘘偽りなんてないのだから」
宮部「アンタねぇ……!」
司馬「…………」
宮部「……どうした司馬? 最初から殺人事件はキツかったか?」
司馬「いや……そういう訳では無いです」
司馬「武装探偵社って、本当に探偵みたいな事しているんだなぁと思って……」
宮部「んなの当たり前だろ……」
司馬「いや、その……探偵社は西尾さんみたいに異能を使って町を平和にしている団体とばかり……」
西尾「おや、そう思っていたのかい」
宮部「成程ねぇ……別にウチは異能者だけ集めてるわけじゃないよ。社員の半分以上は普通の人間だし」
宮部「ただ、武装探偵社が町の平和を守る集団ってのは当たってる」
宮部「覚えておきな。武装探偵社は、軍警が扱いきれない危険な依頼を主に専門にする探偵集団だ。けど……」
宮部「……例えどんな大した事の無い依頼でも、アタシ達は弱者を護り悪を挫くだけさ」
司馬「!」
司馬「───はい!」
武装探偵社に入った事は間違いではなかった───司馬は、改めてそう思った。
106 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 17:01:15.16 ID:2f7y/1ODO
司馬「でも凄いですよね! 犯罪者の思考を模倣(トレース)して犯人を見つける異能なんて! 格好良いなぁ……」
宮部「あ? 何勘違いしてんのさ、アレ異能じゃないよ」
司馬「……えっ?」
宮部「アタシの異能はそう云うんじゃないよ。もっと使い難いヤツさ」
司馬「じゃ、じゃあ、さっきのは……?」
宮部「アレはアタシの推理のやり方。頭を働かせただけだよ」
司馬「え……えええええっ!?」
宮部「アンタが来る前に事務所で推理してたのさ。資料と睨めっこしながらね」
西尾「僕も途中まで判ったけど……流石に全部は判らなかったな。流石は名探偵だ」
宮部「やめろって。アンタに褒められても嬉しくないんだよ」
西尾「なかなか酷いね!」
司馬「」ぽかーん
司馬(本当に……探偵のような推理を……)
……間違いではなかったが、自分は宮部のように推理出来るだろうか───と不安になる司馬なのであった。
余談だが、司馬は帰りに近所の古本屋で幾つかの推理小説を購(か)い、一日で読破したと云う。
107 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 17:05:03.17 ID:2f7y/1ODO
[場面転換中───]
西尾「それで?」
宮部「あ?」
西尾「あ? じゃないよ宮部さん。司馬君は帰ったんだから、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないかな?」
西尾「僕をこの事件に介入させた理由は何だい?」
宮部「……チッ、やっぱり察していたか」
宮部「そうさ、この事件には不可解な点があってね。だからアンタを呼んだ」
宮部「あのジジイは薬物キメた事で殺人を行なっただろう? 心がぶっ壊れて体も強化されてねぇ」
宮部「だが……その薬物を売った人間の足取りが掴めない」
西尾「おや、天下の名探偵である宮部さんが足取りを掴めないなんて……」
宮部「判ってんだろ? 掴めない理由」
西尾「───売人は異能者である可能性が高い。そういう事か」
宮部「御名答。残念ながら異能者を追うのはアンタの方が得意だからねぇ……任せるよ」
西尾「何だか気に掛かる言い方だけど……まぁ良いか。任せてくれ給え」
108 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 17:07:10.14 ID:2f7y/1ODO
西尾「……ついでに云っておくけど、気を付けた方が良いよ宮部さん」
宮部「あ? 何がさ」
西尾「何って訳じゃないけどね……嫌な予感がするんだ」
宮部「止めろよ……アンタの第六感は異常に当たるんだから」
西尾「そうなんだよ。何も無いと良いんだけどねぇ……」
西尾(……本当に、ね)
【これから何度か今回のように登場人物(キャラクター)と交流します。とある条件を満たして先に進むまで、交流は続きます。】
【それでは、次に交流する登場人物(キャラクター)を選択して下さい。選択した安価のコンマが50以上だと、新しい登場人物(キャラクター)が現れます。】
壱.西尾維新
弐.宮部みゆき
参.相田みつを
肆.鎌池和馬
伍.二葉亭四迷
↓1
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 17:07:57.51 ID:OWmimY5do
参
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 17:08:02.77 ID:zmvQvngl0
4
111 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/05(火) 17:13:01.59 ID:2f7y/1ODO
という訳で本日はここまで。お疲れ様でした。コンマ50以上の為、もう一人違う登場人物(キャラクター)と交流出来ます。まぁ、相田みつをとの交流が主となりますが。
余談ですが、
>>66
の安価で「肆」を選んだ為、最初に宮部と交流する事となりました。こんな感じで展開が変わっていきます。
では、今日は登場人物(キャラクター)の安価をします。主に明治時代に活躍した日本の文豪を基にした登場人物(キャラクター)をお願いします。
名前:
性別:
能力名:
容姿:
性格:
喋り方:
備考:
↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 17:27:35.41 ID:oGgAH7thO
名前: 志賀 直哉(しが なおや)
性別: 男
能力名: 『暗夜航路』
容姿:黒髪オールバック、左目に傷、ライダーコートを着用した粗暴な雰囲気をした男
性格:粗暴で荒々しいが子供などには優しい
喋り方:挨拶は『失敬』、不良らしい粗暴な言葉遣い
備考: バイク乗りであり、普段はバイク便ライダーとして仕事している運び屋でもある
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 17:48:27.88 ID:zmvQvngl0
乙。面白い
名前:仮名垣 魯文
性別:男
能力名:安愚楽鍋
容姿:お洒落な黒と茶色のストライプ柄の制服に薄茶色のエプロン姿。高身長。
性格:お笑い好き。めったに怒らない気のいい青年だが、食べ物を粗末にする者にはブチキレる。
喋り方:誰に対しても敬語だがキレるとタメ口になる。
備考:料理人
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 17:48:35.88 ID:9loXBb4gO
乙!
宮部さんカッコよくて良かった、次も期待
名前:正宗 白鳥(まさむね はくちょう)
性別:女
能力名:『何処へ』
容姿:真っ白な長髪と長身が特徴的なクールビューティー。表情もほとんど変わらない
性格:基本的に何も考えておらず、なんとなくのノリで行動する
喋り方:基本的に寡黙、たまに「おなかすいた」など短文でボソッと喋る
備考:見た目と寡黙さから男女共に好意を持たれるが、本人は一切気付いていない
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 17:49:41.98 ID:OWmimY5do
登場よりキャラのストックが増えていくけどこれ大丈夫…?
ちょいキャラ含めて募集してるって認識でいいのかな?
安価は
名前:松尾芭蕉
性別:女
能力名:おくのほそ道
容姿:ポニーテル、バックパッカーの様にアクティブな服装、健康的な肢体、肌は小麦色に焼けてる
性格:実際に見たこと経験したことを重視して机上論は好まない
喋り方:明るく快活
備考:旅好きで色んな所を回るのが好き
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 18:01:09.98 ID:k6alsnivO
おつ
名前:板垣 恵介
性別:男
能力名:地上最強の生物
容姿:筋肉バキバキの身体、道着を着ている
性格:自身に絶対の自信を持っていて、誰にでも喧嘩をふっかける
喋り方:尊大で傲慢
備考:知識はあって頭は悪くない、ただものごとを筋肉で考えてるだけ
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 18:09:45.15 ID:zmvQvngl0
「主に明治時代に活躍した日本の文豪」という文字が読めていない方がいますねッッッ邪ッッッ!!!!!
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 18:15:31.81 ID:k6alsnivO
募集要項ちゃんとよんでなかった
ごめんね安価は下
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 18:33:01.63 ID:bx1/bwt90
名前:永井荷風
性別:女
能力名:地獄の花
容姿:金髪縦ロールで血のように真っ赤なドレスを着た美女
性格:良家の生まれで自分の美しさに絶対の自信を持つナルシスト
外国語を流暢に話したりクラシック音楽にも詳しいなど知的な一面も持つ
喋り方:〜ですわ、など典型的なお嬢様風の口調
備考:ドSで被虐趣味のある美男子を常に侍らせている
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 18:34:37.98 ID:vl6Ykgjuo
名前:石川啄木
性別:男
能力名:『一握の砂』
容姿:ようなよれよれスーツのホスト崩れみたいで軽薄そうな見た目
性格:ラクに楽しくやるがモットーで惚れっぽい
喋り方:口が軽く無責任なことばかり言う
備考:嫌いなものは借金の取り立て
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 19:08:50.32 ID:P82qBNF50
名前:里見とん
性別:男
能力名:『恋ごころ』
容姿:銀髪の長髪。神父のような格好をしているイケメン。
性格:博愛主義者で「愛」や「恋」が大好きで紳士的なところがある。聞き上手で的確なアドバイスや助言を話している。
喋り方:誰にでも敬語で話している。怒るとヤンキーっぽい口調になる。
備考:彼を求めて多くの信者が入っている。
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/06(水) 00:18:31.73 ID:BM2iWNgn0
>>117
邪ッッッ!!!!!とか気持ち悪い
自分に甘く他人に厳しい典型的な糞野郎だな
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/06(水) 01:01:28.54 ID:b2CeV0zq0
乙
名前:武者小路 実篤(むしゃのこうじ さねあつ)
性別:男
能力名:友情
容姿:常に困ったような表情の美青年。細身だが筋肉質
性格:自己肯定感が低く争い事を嫌う
喋り方:誰に対してもオドオドした敬語。口癖は「すいません」
備考:由緒正しき武術家の血筋であり、かなりの才覚を秘めているが本人の性格ゆえにあまり認められてはいない
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/06(水) 01:45:03.53 ID:2uimuUOC0
名前:川上 眉山(かわかみ びざん)
性別:男
能力名:『墨染桜』
容姿:黒髪片目隠れていて、ヘッドホンをかけている青年。ジャケットを着ており、マフラーを首に巻いて口元が隠れている。
性格:落ち着いた性格だが腹黒いところがある。自分の名前はそんなに好きではない。
喋り方:一人称はウチ。京都出身で京都弁を話す。
備考:絵が好きでいつも色んな絵を描いている。
125 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/05/19(火) 18:10:01.95 ID:2MQvA2f1O
>>115
>>1
はキャラクター安価がめちゃくちゃ好きで、ついやり過ぎてしまうという悪癖があります。個人的に不採用にしたもの以外は全て登場させるので気長にお待ち下さい。
>>117
わたしは一向にかまわんッッ!!
二週間経ったので生存報告です。更に二週間空く事は無い筈です。ではまた。
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/20(水) 06:58:33.26 ID:clZkv5+I0
了解。無理せず頑張ってください
127 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 15:24:44.26 ID:b04RdqGBO
お久しぶりです。それでは始めます。
128 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 15:25:25.46 ID:b04RdqGBO
第三話【いのちいっぱい】
129 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 15:33:05.69 ID:b04RdqGBO
司馬「うーむ……」
西尾「……どうしたんだい先刻(さっき)から。何やらずっと資料を見て唸っているようだけど」
司馬「推理ですよ」
西尾「推理?」
司馬「先日の宮部さんの活躍を見て、俺も探偵みたいに推理したいなと思いまして」
西尾「成程ねぇ……。で、その結果は?」
司馬「何にも判りません……」
西尾「だろうね……」
宮部「あ! お前が持ち出してたのか司馬!」ボコッ!!
司馬「あ痛ッ!」
宮部「人の机から勝手に資料持ち出すんじゃないよ! これはアタシの仕事なんだから!」
西尾「勝手に持ち出したのか。司馬君も中々やるね」
二葉亭「そんな事を褒めるな」ビシッ!!
130 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 15:40:58.76 ID:b04RdqGBO
宮部「まったく……」ハァ……
宮部「アンタが探偵として自分に何か出来る事が無いか模索するのは悪いとは思わないよ」
宮部「けどね、闇雲に真似すりゃ良いってモンじゃないよ」
司馬「うっ……そ、それは確かにそうなんですけど……」
司馬「でも俺、早く一人前になりたくて……」
西尾「司馬君……!」
西尾「それは思い上がりも甚だしいね!」
司馬「暴言!?」ガーン!!
鎌池「テメーは新人なんだからよォ……他の奴等がどんな仕事してンのか見て、それから自分がどんな事すればいいのか考えりゃいいじゃねェか」
鎌池「そう言いたいンだろ? 司馬」
西尾「まーそんな感じそんな感じ」ケラケラ
二葉亭「相変わらず適当な……!」
相田「では……私の仕事に同行しますか?」
全員「「「!?」」」
131 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 15:53:23.91 ID:b04RdqGBO
司馬「い……いいんですか?」
相田「ええ、私なんかの仕事が参考になるかは判りませんが」
相田「二葉亭さん、構いませんよね?」
二葉亭「えっ!?」
二葉亭「あ、ああ……い、いいんじゃないか?」
司馬「本当ですか! ありがとう御座います!」
相田「それでは早速向かいましょうか。現場は此処から近い場所です」
司馬「はい! よろしくお願いします!」
タッタッタッ……
鎌池「……オイ二葉亭。ホントにイイのかよ?」
二葉亭「良い訳無かろう……。相田さんの捜査方法は特殊だ、新人の司馬には少々刺激が強い」
二葉亭「しかし……相田さんの提案を無碍には出来ん」
宮部「相田……怒らせると怖いからな」
二葉亭「うむ……」
西尾「ふふふ……相田君と一緒にお仕事なんて、司馬君どうなっちゃうんだろうねぇ……」
鎌池「楽しそうに笑いやがッて……」
132 :
◆WlXBYBXWS3zL
[sage]:2020/06/07(日) 15:55:29.34 ID:b04RdqGBO
[場面転換中───]
相田「今日は殺人事件について調べます。頑張りましょうね」
司馬「はい!」
相田「と云っても、犯人は既に捕まっているんですよね」
司馬「えっ、それじゃあ……一体何を調べるんですか?」
相田「犯人は薬物によって錯乱状態でした。その薬物の販売元を突き止めてくれという依頼です」
相田「市警も当然頑張っていますが、矢張り限界がありますからね。そこを補うのが我々探偵社です」
司馬「成程……」
司馬「では、早速何を?」
相田「そうですね……聞き込みをしたいのですが……」
相田「おや、丁度良い人を見つけました。彼にしましょう」スタスタ……
司馬「……?」
133 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 15:57:36.92 ID:b04RdqGBO
相田「やぁ、どうも。お加減の方は如何です?」
チンピラ「!?」ビクッ!!
チンピラ「よ、よよよよぉ! あ、ああ、げ、元気だぜ!」
司馬(? 何でこの人そんなに怯えてるんだ……?)
司馬(探偵社って結構恐れられているのかな……)
相田「少し質問よろしいでしょうか?」
チンピラ「お、おう! 何でも聞いてくれ!」
相田「最近この辺りで殺人事件がありましたよね?」
チンピラ「ああ……あの事件か」
相田「その犯人が使用していた薬物について調べているのですが、何か知りませんか?」
チンピラ「知っている……と云えば知ってるけどよ……」
相田「教えて下さい」ずいっ
チンピラ「うおっ!? た、大した事は知らねぇぞ!?」
チンピラ「ここらであの薬物売ってる奴らっつったら、工場区の裏通りで屯(たむろ)してる互助青年会しかいねぇ」
チンピラ「そこに寄合所があんだよ。販売もそこらでしてるだろうさ」
司馬「青年会?」
司馬(懐かしい……俺も参加してたなぁ……)
相田「都会風に云うと……えーと……何でしたっけ?」
チンピラ「『ギャング』だな」
司馬「えっ」
司馬(都会じゃあ青年会ってギャングの事なの!?)ガーン!!
余談だが、司馬の参加していた互助青年会は断じてギャングではない。村の平和を守る自治組織である。
134 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 16:07:15.89 ID:b04RdqGBO
相田「判りました。ありがとう御座います」
チンピラ「お、おう! また何でも聞いてくれよな!」タッタッタッ……
司馬(足早に去って行った……)
相田「では、行きましょうか」
司馬「? 何処に?」
相田「その青年会が居る場所にです」
司馬「えっ!? い、いきなりですか!?」
司馬「だ、大丈夫なんでしょうか……?」
相田「ふふ……大丈夫ですよ。見ていて下さい」
相田「私の捜査のやり方を……ね」
[場面転換中───]
相田「失礼します」ガララ……
ギャング1「!? 何だテメェは!?」
相田「いえ……少し聞きたい事がありまして」
相田「ここ最近で殺人事件がありましたね? その犯人はとある薬物を使用していたのですが……」
相田「その薬物が此処で販売されていると聞きまして……」
ギャング2「……何だ? 欲しいのか?」
相田「いや、そういう訳では」
ギャング1「んだとォ!? じゃあ何で来やがった!」
ギャング3「……警察か何かか? 残念だったな。此処にはそんな薬物は無い」
ギャング4「まっ……というより見つけられねェって話だがな! ブツが見つからなければ捕まらねェんだわ! ギャハハハハハ!」
ギャング5「帰れや莫迦が! テメェなんかの相手してる暇はねェんだよ!」
相田「そうですか……」
相田「……仕方ありませんね」スッ……
そう云って、相田が取り出したのは……
135 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 16:09:09.28 ID:b04RdqGBO
司馬「……何ですかそれ」
相田「これですか? 短機関銃(サブマシンガン)です」
司馬「えっと……銃、ですかね?」
相田「おや、ご存知無い?」
司馬「すいません……おれ、田舎育ちなんで……」
相田「成程……では見ていて下さい」
相田「───こう使うんですよ」カチッ
バババババババ───ッ!!!
ギャング達「「「ぎゃああああああ───っ!!?」」」
司馬「……!?」
136 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 16:11:54.39 ID:b04RdqGBO
ギャング達に、銃弾の雨が炸裂する。それは正確にギャングの腕を、足を、腹を貫いていく。
最初は抵抗しようとしていた彼らだが、次第に一人ずつ動かなくなり……
相田「ふう……こんなものでしょうか」
相田「さて……では、そこの貴方」
ギャング1「あ……ああ……!」
相田「痛いですか?」
ギャング1「ああ、ああ……!」コクコク!!
相田「───治してあげましょうか?」
ギャング1「……!?」
相田「貴方達の長を教えて下さい。そうしたら助けてあげましょう」
ギャング1「あ、あああ……!」
相田「……彼ですか」
相田「教えて頂きありがとう御座います。では……」
相田(───『にんげんだもの』!)パアア……!!
ギャング1「……!?」
ギャング1「あ……ああ…………」
ギャング1「……あれ? 傷が……無い?」
相田「はい、治しておきました」
ギャング1「あ、アンタ……能力者か……!」
相田「他の皆さんも治しておきます。その代わり、貴方は直ぐに警察の処に行って自首しなさい。ここの場所も教える事。判りましたね?」
ギャング1「あ……あああ……!」コクコクコクコク!!
ギャング1「ひ……ひいいいいいっ!」ダダッ!!
相田「……では他の人達にも……」パアア……!!
137 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 16:15:59.46 ID:b04RdqGBO
司馬(こ、これが……相田さんの捜査方法……!?)
司馬(……怖ッ!!)ガガーン!!
司馬「……あのー……」
相田「? どうしました?」
司馬「……普段からこういう捜査を?」
相田「ええ、そうですね」
司馬「……先刻(さっき)の男にも?」
相田「はい、よく判りましたね。彼は以前の事件で私が撃って治した相手です」
司馬(だからさっきの男は怯えていたのか……殺されかけた事があるから……)
相田「さて……」
ギャング3「チッ……!」
相田「貴方が長ですね? 少々お話し宜しいですか?」
ギャング3「お前……何者だ!?」
相田「私は武装探偵社の者です。市警の依頼で貴方達を調べに来ました」
ギャング3「“調べ”に!? “殺し”に間違いじゃないのか!?」
相田「? 何を云うんですか。ちゃんと治してあげたでしょう」
相田「薬物で数多の人生を壊してきた貴方達には何も云う権利はありませんよ」
ギャング3「クッ……!」
ギャング3「クソッ!」ブンッ!!
相田「うわっ!?」バキッ!!
司馬「相田さん!」
ギャング3「……!」ダッ……!!
相田「イタタ……」
司馬「大丈夫ですか!?」
相田「ええ、私は大丈夫です。少し痛いですが治せますからね」
相田「それより、今の人を追って下さい! 私はあまり体力には自信が無いので……!」
司馬「判りました!」ダダッ!!
138 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 16:19:52.18 ID:b04RdqGBO
[場面転換中───]
ギャング3「ハァ……ハァ……!」
ギャング3「クソ、しくじった……! 何処かに逃げないと……!」
???「───おい」
ギャング3「!?」
???「お前か? この辺りで違法に薬物売買してるってのは」
ギャング3「チッ! お前も武装探偵社か!?」
???「……あ?」
???「テメェ……今何つった?」
ギャング3「……!」ゾクッ……!!
ギャング3(何だこの威圧感……!)
???「オレを武装探偵社みてぇな奴等と一緒にすんじゃねぇよ」
???「……まぁ、あの人の予測が外れる訳ねぇし、此奴でいいか」
ギャング3「な、何の話だ……!?」
???「ウチのシマ荒らした奴には制裁加えねぇといけねぇんだ。悪く思うなよ」チャキ……
ギャング3「! お前、まさかポート───!」
バァン!!!
ドサッ……
???「……ガタガタうるせぇな」
黒服1「馳さん!」
???→馳「何だ」
黒服1「ウチに許可取らずに勝手に売っていた薬物を発見しました」
黒服2「ですが……他のギャング達は駄目です。武装探偵社に先を越され、全員警察に……」
馳「ウチの方でブチ殺したかったが……まぁいい。薬物は手に入ったしな。ずらかるぞ」
馳(……毎度毎度邪魔してくれやがって。武装探偵社さんよォ……!)
139 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 16:27:05.61 ID:b04RdqGBO
[場面転換中───]
司馬(その後、市警の働きでギャング達は逮捕された)
司馬(そのギャング達のトップは俺が見つけた時には既に殺されていた……犯人はまだ捕まっていない。候補が多過ぎるのだそうだ)
司馬(薬物もすっかり無くなっていたらしい。が、薬物売買のルートを示す書類はいくつか残っていたらしく、それに基づいて市警が捜査をするようだ)
司馬(完全に達成とは云えないが、相田さんはかなりの仕事をしたと云える)
司馬(……云えるけど……)
司馬「はぁ……」ぐったり……
西尾「おやおや、どうしたんだい?」ニタニタ
司馬「西尾さん……判ってましたね? 相田さんの捜査方法!」
西尾「探偵社は皆知っているよ」
司馬「どうして話してくれなかったんですか!」ガタッ!!
西尾「直接見た方が良いと思ってね。相田さんの捜査は勉強になったでしょ?」
司馬「参考になんかできませんよ! あの人は特別でしょ!」
二葉亭「其処に気付けただけ良い」
宮部「違いないねぇ」
140 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 16:29:26.80 ID:b04RdqGBO
相田「戻りました」ガチャ
司馬「!」ビクッ!!
相田「? どうしました? 怪我でもしましたか?」
司馬「い、いえいえ!」
相田「何故逃げるんですか? ねぇ、司馬さん」
司馬「何でもありません! 何でもないので大丈夫です!」
相田「逃げないで下さいよぉ……司馬さぁん……」
司馬「ごめんなさい!ごめんなさい!」うわああああっ……!
西尾「あっはっはっはっ!」ゲラゲラ!!
宮部「まったく……笑ってんじゃないよ西尾」
鎌池「……いいのかよアレ」
二葉亭「放っておけ。その内司馬も慣れるだろう」
西尾「あっはっはっはっはっはっはっ!」ゲラゲラ!!
二葉亭「貴様は黙れ!」グワッ!!
第三話【いのちいっぱい】了
【次に交流する登場人物(キャラクター)を選択して下さい。選択した安価のコンマが50以上だと、新しい登場人物(キャラクター)が現れます。】
壱.西尾維新
弐.宮部みゆき
参.相田みつを
肆.鎌池和馬
伍.二葉亭四迷
↓1
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 16:29:36.19 ID:lWAVzDM40
4
142 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/07(日) 16:37:45.63 ID:b04RdqGBO
4選択で本日は此処まで。次回は鎌池和馬との交流になります。お疲れ様でした。
では、登場人物(キャラクター)の安価です。時代も国籍も問いません。誰かしらの文豪を基にした登場人物(キャラクター)をお願いします。
尚、登場人物(キャラクター)の安価は今回で一区切りとします。今後は展開が進む毎に「もうちょいキャラクター欲しいな……」と
>>1
が判断した場合に行います。
名前:
性別:
能力名:
容姿:
性格:
喋り方:
備考:
↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 16:43:08.88 ID:lWAVzDM40
昨日に引き続き乙
名前:J・K・ローリング
性別:女
能力名:ハリー・ポッター
容姿:スタイル抜群の金髪ブロンド美人
性格:異能力者至上主義であり非能力者を穢れた血と呼び蔑む
喋り方:高圧的
備考:スラム街出身
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 16:44:27.12 ID:PhU0gUkX0
名前:新橋遊吉
性別:男
能力名:競馬必勝法
容姿:目鼻立ちはいいが出っ歯で薄気味悪い
性格:芸人のようにおちゃらけている
喋り方:上方弁を使う。パーマン4号みたいな感じ
備考:ギャンブルでトラブルは起こさない
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 16:57:11.95 ID:z/1RBZil0
名前:アーサー・C・クラーク
性別:男
能力名:幼年期の終わり
容姿:銀の髪と瞳、シックなスーツ
性格:思慮深いがややロマンチストな面がある
喋り方:技術者めいた実直な話し方
備考:バイセクシャル
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 17:07:27.24 ID:PhU0gUkX0
名前:アーサー・C・ドイル
性別:男
能力名:緋色の研究
容姿:角刈りの赤毛でちょび髭。常に
返り血だらけの白衣をまとう
性格:冷静沈着
喋り方:ツッコミが強烈。相手には常に君付け
備考:医術も使えるが相田のせいで出番なし
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 17:13:26.68 ID:20KHzY4qO
名前:伊坂 幸太郎
性別:男
能力名:魔王
容姿:父親ゆずりの目つきの悪さに、母親ゆずりの赤髪を持つ学ランの高校生
性格:小さな不正や悪でも見逃せない正義感のため周囲から疎まれる。両親は精神障害により無罪となった犯罪者に殺され、友達も理解者もおらず、常に孤独感に苛まれている
喋り方:なし
備考:裁かれない悪人に私刑を加えるダークヒーロー
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 17:28:47.12 ID:kDDReCP40
名前: 吾峠 呼世晴(ごとうげ よしはる)
性別:女
能力名:『鬼滅の刃』
容姿:ピンクの着物に若草色の行燈袴を着用した女学生のような格好、黒髪ロング
性格:普段はお淑やかで清楚だが、戦闘時は恐ろしく冷静・冷酷かつ残忍、根っからの戦闘狂
喋り方:丁寧な敬語
備考: 元々は良家のお嬢様で、一子相伝の剣術を獲得している
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 17:34:53.18 ID:SxwtM6LrO
名前:鶴見済
性別:男
能力名:完全自殺マニュアル
容姿:紺色の帽子、紺色の甚平、赤紐の下駄を履いた無精髭のおじさん
性格:皮肉屋、死こそ救済であるという思想を持つ
喋り方:胡散臭い喋りで、一人称はあっしで二人称はお前さん
備考:通り名は『自殺屋』
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 17:50:42.11 ID:O9lqV3dTO
名前:ウォルト・ディズニー
性別:女
能力名:4つのC
容姿:どこにでもいるような少女
性格:明るく快活、諦めることを知らない
喋り方:大げさなくらいリアクションをとる
備考:感情が高ぶるといきなり歌い出す
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 18:05:23.70 ID:fDi9IiU90
名前:トマス・ハリス
性別:男
能力名:羊たちの沈黙
容姿:10代前半くらいの金髪で端正な顔立ちを持つ異国の少年。服装は白いシャツにサスペンダーで吊るした半ズボン
性格:いわゆるサイコパスでIQも非常に高い。
喋り方:無邪気な少年らしい口調だがどこか普通とは違う
備考:孤児院育ちだが、自分以外の人間を皆殺しにして逃亡している(警察などには強盗に入られたように見せかけ、自分も攫われたように工作している)
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 18:33:21.94 ID:P4FqWPROo
名前:平沢進
性別:男
能力名:救済の技法
容姿:年齢不詳、黒のズボンに黒のコート
性格:独特の感性を持っていて頑固でマイペース
喋り方:一人称はヒラサワ、難解でこねくり回した話し方
備考:本人の意図から逸れて祭り上げられがち
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 18:42:11.75 ID:dExWPqmT0
乙!次回も楽しみにしています
名前:吉本 ばなな(よしもと ー)
性別:女
能力名:『キッチン』
容姿:黄色いワンピースを纏った小学校低学年くらいの可愛らしい少女
性格:天真爛漫で無邪気。食べることが大好き
喋り方:一人称は「ばなな」。ひらがな多めで喋る。たまに大人みたいな語彙が飛び出すことがある
備考:基本的にバナナやキャンディなど何かしらの食べ物を持っている。かなりの量を食べるがさほど太らない
154 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/21(日) 23:11:56.68 ID:BHtf04LXO
二週間経ったので生存報告です。もう二週間は空かないと思います。よろしくお願いします。
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/21(日) 23:28:50.47 ID:2PgRIKiI0
了解
楽しみに待ってます!
156 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 11:54:33.82 ID:5L45g3BIO
まだ昼ですが始めます。
157 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 11:56:38.97 ID:5L45g3BIO
司馬「おはよう御座いまー……」
司馬「あれ?」
鎌池「よォ司馬。相変わらず朝早ェな」
司馬「鎌池さん一人ですか?」
鎌池「アァ。今日は偶々オレだけ暇なンだわ」
鎌池「宮部は相田と仕事で昨日からいねェし、二葉亭は大手の依頼人(クライアント)の処だし、他の奴等も出払ってンだよ」
司馬「……一応聞いておきますけど、西尾さんは?」
鎌池「……さっき土手に埋まッてたぞ」
司馬「……想定内ですね」
司馬「そうなると、今日は仕事無いのか……」
鎌池「いいンじゃねェの、そういう日が有っても。ウダウダ出来る時間も貴重だぜ」
鎌池「オレも今日は当直だけだしな。やる事ねェから昼寝でもするか」
司馬「まだ朝ですよ……」
ガチャ
少女「すいませーん」
司馬「?」
鎌池「あ?」
少女「こんにちは! 武装探偵社の人ですか?」
司馬「うん、そうだよ。どうしたの?」
少女「迷子になったの! 助けて!」
司馬・鎌池「「迷子ォ?」」
158 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 11:57:23.33 ID:5L45g3BIO
第四話【とある二人の連続不幸(アンラッキー)】
159 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 12:00:36.79 ID:5L45g3BIO
司馬「じゃあ御嬢ちゃん、名前は?」
少女→ゆーか「わたしはね、えっと……ゆーか! ゆーかです!」
司馬「ゆーかちゃんね。名字は判るかな?」
ゆーか「うーん……何だっけ……」
鎌池「…………オイ」
司馬「どうしました?」
鎌池「……確かに、迷子を送り届けるのだッて立派な依頼だよ。それは認める」
鎌池「だけど、何でオレまで行かなきゃならねェンだよ」
司馬「仕方ないじゃないですか。俺はヨコハマに来たばかりで、此処ら辺の地理知らないんですから」
鎌池「そンな状態で安請け合いすンなよ!」
司馬「いいじゃないですか! 手伝って下さいよ!」
鎌池「手伝わねェとは云ッてねェだろ!」
鎌池「ッたく……ンでテメー、親は何処に居ンだよ」
司馬(ガラが悪いなぁ……)
160 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 12:34:53.77 ID:5L45g3BIO
ゆーか「んとね、おとーさんは家に居ないの。病院にいるの」
ゆーか「そしたら判んなくなっちゃった」
鎌池「病院だァ?」
司馬「つまり……お父さんの御見舞いをしようと家を出たけど、道に迷っちゃったんだね?」
ゆーか「うん! そう!」
鎌池「良く判るなオマエ……」
司馬「じゃあ、お父さんの居る病院に行こうか。名前は判るかな?」
ゆーか「判んない……」
司馬「そっか……」
鎌池「……オヤジがいる病院はデケェか?」
ゆーか「うーん……多分おっきいと思う」
司馬「大きさに何か関係が……?」
鎌池「此処ら辺でデカい病院つッたら一つしかねェンだよ」
鎌池「取り敢えず其処に行ッてみるぞ。テメーのオヤジがいるかもしれねェ」
鎌池「ホラ、ついてこいガキ」
ゆーか「!」
ゆーか「うん! ありがと、おじちゃん!」
鎌池「おじちゃんじゃねェ! どう見てもオニイサンだろうが!」ビシッ!!
司馬「ふふっ……」
鎌池「あ……? テメー笑ったな?」
司馬「わ、笑ってないですよ」プルプル……
鎌池「肩震わせてンじゃねェか!」
鎌池「ッたく……フザケやがッて……」
鎌池「……あ?」
司馬「? 如何(どう)しました?」
鎌池「……彼処にいる黒服の奴等、オレ達の方に走ッて来てねェか?」
司馬「えっ……?」
黒服1「居たぞ! 彼処だ!」タッタッタッ!!
黒服2「捕まえろッ!」タッタッタッ!!
黒服3「絶対に逃がすんじゃないぞ!」タッタッタッ!!
161 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 12:39:58.97 ID:5L45g3BIO
司馬「お、俺達が標的(ターゲット)みたいですね……!?」
鎌池「敵かァ? 確かに武装探偵社は裏の奴等から恨みを買う事はあるけどよ……」
ゆーか「……!」
ゆーか「おじちゃん! 司馬! 逃げよう!」
鎌池「だからおじちゃんじゃねェ!」
司馬「というか、俺、呼び捨て……?」
ゆーか「早く! 早くしないと捕まっちゃう!」
鎌池「チッ……! 仕方ねェ、捕まってろよガキ!」ガシッ!!
ゆーか「きゃっ……!」
鎌池「司馬! お前も早く来い! 逃げンぞ!」タタタッ……!!
司馬「は……はい!」タタッ!!
黒服4「逃げたぞ! 捕まえろ!」タタタッ!!
黒服5「待て───っ!」タタタッ!!
162 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 12:49:19.68 ID:5L45g3BIO
鎌池「クソッ……! 何なンだよアイツらは……!」
鎌池「おいガキ! 何でテメーが追われてンだよ!?」
ゆーか「うーん、わかんない!」
鎌池「少しは考えろッ!」
ゆーか「それよりも早くおとーさんの処に連れてって!」
鎌池「テメーなァ……!」
バキュン!!
三人「「「!?」」」
司馬「は、発砲して来ましたよ!?」
鎌池「マズいな……! オレの異能は戦闘向きじゃねェンだよな……!」
司馬「俺もまだ異能力は使わないでおきたいです……!」
鎌池「じゃあ、どうすッかな……!」
ブロロ……!!
鎌池「!」
鎌池「司馬! あの貨物自動車(トラック)に乗ンぞ! 荷台に飛び込め!」
司馬「!? 走ってる貨物自動車(トラック)にですか!?」
鎌池「先ずはテメーが飛び込め! その後にこのガキ連れてオレが行くから手伝え!」
司馬「わ……判りました!」
163 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:09:59.75 ID:5L45g3BIO
司馬「行くぞ……!」ググッ……!!
タンッ……!!
司馬「うわッ!?」ドサッ!!
司馬「ぎ、ギリギリ乗れた……!」
司馬「鎌池さん! 来て下さい!」
鎌池「おっしゃあ……! 気合入れンぞ……!」
鎌池「うらああああ───っ!」タンッ……!!
ドサッ!!
鎌池「……あ、危ねェ。マジでギリギリだった……」
司馬「良かった……」ホッ……
ゆーか「面白かった! もう一回もう一回!」キャッキャッ!!
鎌池「ざけンな! 二度とやるかよ!」グワッ!!
鎌池「ハァ……まァ兎に角、追手は撒けそうだな」
司馬「そうですね」
ガタン!!
鎌池「うおッ!?」
鎌池「危ねェな! 落ちるじゃねェか!」
鎌池「オイ運転手(ドライバー)! 安全運転で頼むぜ!」
司馬「乗せて貰ってるのにそんな勝手な……」
司馬「すいません、ちょっとだけ荷台を貸して貰いたいんですけど……」
司馬「……!?」
運転手「」ぐー……
司馬「ね、寝てる!?」ガーン!!
鎌池「何ィ!? 居眠り運転かよ!?」ガガーン!!
鎌池「オイ起きろクソ運転手(ドライバー)! テメーの身が危ねェだろうが!」
ガタンガタンッ!!
司馬「! 危ない……! 電柱に飛び込みますよ!」
鎌池「クッ……! 仕方ねェ、飛び降りるぞ!」
鎌池「ガキ! それに司馬! しっかり掴まれよ!」
司馬「は、はい……!」
ゆーか「いっけー!」
164 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:11:06.07 ID:5L45g3BIO
バッ……!!
ドサッ!!
鎌池「グッ……!」
鎌池「痛ェなクソがよ……!」
鎌池「ッたく……大丈夫かよテメーらは」
司馬「ええ、俺は大丈夫です。ゆーかちゃんは?」
ゆーか「楽しかったー!」
鎌池「楽しかっただァ?」
ゆーか「もう一回やってー!」
鎌池「遊具(アトラクション)か何かと勘違いしてやがンなテメーは……」
鎌池「ッたくよォ……不幸だぜ……」
165 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:12:58.43 ID:5L45g3BIO
司馬「でも取り敢えず……撒けたのかな?」
鎌池「かもな……」
ゆーか「あっ!」
司馬「!?」
司馬「どうしたの!? 追手!?」
ゆーか「思い出した!」
司馬「何を!?」
ゆーか「名字!」
鎌池「ンだよ、名字かよ……」
ゆーか「ゆーかはね、じゅーもんじだよ! じゅーもんじゆーか!」
司馬「じゅうもんじ……? 珍しい名字だね」
鎌池「じゅ、十文字だァ……!?」ゾッ……!!
司馬「知ってるんですか?」
鎌池「莫迦……! 十文字ッて云ッたらヨコハマでも有数の極道の家だぞ!」
司馬「えっ……!? じゃ、じゃあ……!」
鎌池「ああ……! このガキは極道の一人娘ッて事だよ……!」
司馬「な、何だって……!?」
166 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:17:37.78 ID:5L45g3BIO
鎌池「成程な……! だからテメーは追われてンだな? 組長の娘だから……!」
ゆーか「?」
司馬「じゃあ見舞いに行こうとしている“おとーさん”って……」
鎌池「ああ……十文字組の組長だな……」
黒服1「居たぞ! 彼処だ!」
黒服2「今度こそ捕まえろ!」
黒服3「もう逃がさねェぞ……!」
鎌池「クソッ……! 追い付かれたか……!」
司馬「何処か……逃げられる場所は……!」
司馬「……いや」
鎌池「あ!? 如何(どう)した!?」
司馬「……こっちです! おいでゆーかちゃん!」ダッ……!!
ゆーか「うん!」
鎌池「オイ! ま……待てッて!」ダダッ!!
[場面転換中───]
司馬「よし……此処なら……!」
鎌池「オイ司馬、此処じゃあ逃げ場がねェぞ」
司馬「はい、もう逃げませんから」
司馬「……迎え打ちましょう」
鎌池「!?」
167 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:21:54.76 ID:5L45g3BIO
鎌池「な、何云ってンだよ! 相手は銃持ッてンだぞ!?」
司馬「このまま逃げ続けたら、ゆーかちゃんのお父さんの処にまで奴等は来てしまうかもしれません」
司馬「そうしたら皆が危険に晒されます。此処で決着を付けましょう」
鎌池「そ、其れはそうかもしれねェけど……」
司馬「それに……俺、逃げるのは性に合わないんですよね」ニヤリ
鎌池「お前なァ……!」
黒服4「見付けたぞ!」
黒服5「観念しろ……!」
黒服6「もう逃がさねぇからな……!」
鎌池「黒服の野郎共は十人、か……」
黒服7「おい! 銃は止めろよ! こんな狭い処じゃ危ねぇからな!」
司馬「あ、銃は使わないみたいですね……。なら俺も異能は止めるか」
司馬「鎌池さんも戦えますよね?」ニヤ……
鎌池「チッ……生意気な新人だなァ……」ニッ……!!
鎌池「オレの異能は戦闘向きじゃねェけどよ───異能なンて無くても闘(や)れるに決まッてンだろ!」
鎌池「行くぞ───!」
168 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:30:57.61 ID:5L45g3BIO
[場面転換中───]
司馬「ふう……」
司馬「何とか勝てましたね……!」
鎌池「ヘッ、大した事無かっただろ」
司馬「いやいや、鎌池さん、結構傷あるじゃないですか……」
鎌池「ン? ああ……覚えておけ、新人」
鎌池「探偵社ではな───瀕死までは無傷だ。相田さんが居る限りはな」
司馬「な、成程……」
黒服1「く、クソ……! こんな奴等に敗けるとは……!」
鎌池「オレ達は武装探偵社だ。今度から喧嘩を売る相手は選ぶンだな」
司馬(不良みたいだ……)
司馬(……俺も人の事は云えないか)
司馬「それじゃあゆーかちゃん、行こうか」
ゆーか「ありゃりゃ……」
司馬「? 如何(どう)かした?」
ゆーか「うーん……情けないなぁ、みんな」
司馬「……え?」
黒服2「こ、このままじゃあ組長に何と云えば……!」
鎌池「……ハ?」
司馬「え? く、組長?」
黒服3「そうだ! テメェら、その御嬢様を十文字組の組長・十文字捨三郎の一人娘と知っての狼藉か!?」
司馬「……えっと、もしかして……」
司馬「……皆さん、十文字組の方々?」
黒服4「ああそうだ! 俺達は組員だ!」
黒服5「ずっと意識不明だった組長が目覚められたんだ! だから御嬢を連れて行かなきゃならねぇ……!」
黒服6「例え死んでもな……!」
ゆーか「えっ! おとーさん起きたの!?」
ゆーか「やったー! じゃあ早く連れてってよ、おじちゃん!」
鎌池「だからオレはおじちゃんじゃねェッ!」
黒服7「……ん!?」
黒服8「お、おい、ちょっと待て……!」
黒服9「お前ら、誘拐犯じゃないのか!?」
司馬「あー……これは説明が必要な感じだな……」
169 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:39:14.88 ID:5L45g3BIO
[場面転換中───]
黒服1「何!? お、お前ら……御嬢に云われて動いていたのか!?」
鎌池「アァそうだよ! このガキの依頼で病院に行こうとしてンだよ!」
黒服2「は、早く云えよ! 俺達は御嬢様が居なくなったから探して、お前らと一緒に居るのを見つけたから誘拐したのかと……!」
鎌池「ンな訳ねェだろうが!」
鎌池「つーかガキ! テメーが説明すれば良かったじゃねェか!」
ゆーか「だってみんな、おとーさんのとこに連れてってくれないんだもん!」
黒服3「そ、それは組長が起きてから連れて行こうと思っていただけで……!」
ゆーか「もういいよ、いいから早くおとーさんのとこ行こ!」
司馬「そうだな。誤解も解けた事だし……」
別の黒服1「見つけたぞコラァ!」ガララ!!
全員「「「!?」」」
別の黒服2「十文字組の奴等だよなァ? 俺達は一里塚組だ!」
別の黒服3「組長が倒れている今……お前らを攻め落とす絶好の機会(タイミング)だぜ!」
別の黒服4「覚悟しやがれお前ら!」
鎌池「ハァ!? この忙しい時に極道共の抗争かよ……!?」
司馬「ま、不味いですね……! どうすればいいんだ……!?」
西尾「簡単だよ。君達が彼女を送り届ければ良いだろう?」
司馬・鎌池「「うわあああ───っ!?」」ビクゥ!!
170 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:46:35.64 ID:5L45g3BIO
司馬「い、いつから此処に!?」
西尾「今先刻(さっき)だよ」
西尾「土手から這い出してとぼとぼ歩いていた処に、電柱にぶつかった貨物自動車(トラック)を見つけてね」
司馬「ああ……そう云えば、あの人大丈夫でしたか?」
西尾「うん、無事だよ。一応救急車は呼んでおいた」
西尾「そうだ! 鎌池君、先程土手で僕を無視したよねぇ?」
鎌池「何でテメーなンか相手にしなきゃなンねェンだよ」
西尾「辛辣だね!」
西尾「それより、君達早くその子を連れて行きなよ。親父さんの居る病院に、ね」
西尾「で、君達はその何とか塚達と戦って来なさい」
黒服1「何でお前にそんな事言われなきゃならねぇんだよ!」
黒服2「……でも、此奴の云う通りだ」
黒服2「お前ら! この人達に御嬢を預け、俺達は一里塚組をぶっ潰すぞ!」
黒服達「「「うおおおおおお───っ!!」」」
ドォッ……!!!
西尾「よしよし、始まったね」
西尾「さぁ、行きたまえ司馬君! 鎌池君! その少女を送り届けるのだ!」
鎌池「いやテメーも来いよ!」ガーン!!
司馬「ゆーかちゃん! こっちだ! ついておいで!」
ゆーか「うん!」
鎌池「莫迦! そッちじゃねェよ!」ガガーン!!
鎌池「ハァ……良いからオレについてきてくれ!」
鎌池「チクショウ……今日は非番だッてのによォ……」
鎌池「不幸だァ───!」
171 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:53:01.13 ID:5L45g3BIO
[場面転換中───]
ガララ
西尾「おや、出て来たね司馬君。如何(どう)だった?」
司馬「あ、西尾さん……」
司馬「はい、ゆーかちゃんは御父さんに会う事が出来ました。ゆーかちゃんは嬉しそうだし、御父さんにも感謝されて……ホッと一息です」
司馬「……鎌池さんは?」
西尾「彼なら帰ったよ」
司馬「ええっ!?」
西尾「彼は英雄(ヒーロー)になる事を嫌うからねぇ……。感謝されるのがこそばゆくて帰ってしまったんだよ、きっと」
司馬「そうですか……」
西尾「……司馬君、今日鎌池君と一緒に居て如何(どう)思った?」
司馬「え? そうですね……」
司馬「鎌池さんは……少し口が悪いけど、何事にも一所懸命で、周りの事を良く見ていると思います」
司馬「何だかんだでその人の事を助けようというか、そう云う言動をしていますよね」
司馬「……あと、ちょっと不幸?」
西尾「……はははっ! 流石だね司馬君、其処まで見抜いたか」
西尾「そう、鎌池君はね、とっても不幸なんだよ。まるで異能力では無いかと思ってしまうくらいにね」
西尾「彼は日頃今日みたいな不幸に巻き込まれ、その先々で誰かを助け、ボロボロになって相田さんに治療されるという毎日を過ごしているんだ」
西尾「だから今日はマシな方かもね。あんまり怪我してないし」
司馬「……異能じゃないんですよね?」
西尾「断じて違う」
司馬「な、成程……」
172 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 13:58:03.47 ID:5L45g3BIO
司馬「じゃあ……俺は帰りますね」
西尾「おや、帰っちゃうのかい?」
司馬「はい、依頼もこなしましたし。というか西尾さんはまだ帰らないんですか……?」
西尾「ふふふ……この病院にはね……良い看護師(ナース)が揃っているのだよ……」
司馬「……」スッ……
西尾「ぼ、木刀を取り出すなよ! まだ何もやってないだろ!」
司馬「……何もしちゃ駄目ですよ?」
西尾「大丈夫大丈夫。信用し給えよ」
司馬「信用ならないなぁ……」
司馬「じゃあ……まぁ、それでは。お疲れ様でした」
タッタッタッ……
西尾「……そう。鎌池君は不幸なんだよねぇ。例えば……」ガタン!!
ドサッ……!!
西尾「こうやって縛り上げられてロッカーに閉じ込められてしまうくらいには不幸なんだよねぇ……」
鎌池「───! ───!?」ジタバタ……!!
173 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 14:01:08.93 ID:5L45g3BIO
西尾「そうジタバタするなよ。世紀末が来ちゃうだろ」
西尾「待ってて、今助けるから」ビリリ……
鎌池「───はぁっ!!」ゲホ、ゲホッ!!
鎌池「い、今助けるだァ!? テメェが縛ッたンだろうが!?」
西尾「そうとも云うね」
鎌池「そうとしか云わねェよ!」
鎌池「……つーかよォ、もしかして……今日オレだけ非番にしたのはテメーの差し金か?」
鎌池「オレが普段どんな風に探偵活動しているか……それを教えようとしたのかよ?」
西尾「おおっ……流石鎌池君、微妙に鈍いね」
鎌池「ンだと!?」
西尾「それを理由の一つではある。でも、もっと大切な……というより探偵的理由があるのさ」ガララ!
鎌池「! 其処は……!」
西尾「やぁ、御機嫌如何かな? 十文字捨三郎さん」
捨三郎「……お前らが、娘を送ってくれた探偵社か?」
捨三郎「娘の我儘を聞いてくれた事、感謝する」
鎌池「いや……大した事はしてねェよ……」
西尾「何を云っているんだい鎌池君! とっても大変だったろう!?」
西尾「これはもう依頼料を払って貰わねば困るよねぇ!」
鎌池「アァ!? テメー何云ってんだ!?」
捨三郎「……確かにそうだな」
捨三郎「だが……少し静かにしてくれないか。娘は今眠った処なんだ……」ゴゴゴ……!!
西尾「ふふふ……其れしきで僕がビビるとでも? 舐めてもらっちゃあ困るね」
捨三郎「…………」
西尾「だが勿論、お金を請求しようって訳じゃない。少し聞きたい事があってね、それを教えてくれれば良い」
捨三郎「……聞きたい事?」
西尾「───十文字組が取り扱っていた薬物について」
捨三郎「───!」
174 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 14:04:09.08 ID:5L45g3BIO
捨三郎「…………何の話だ」
西尾「おっと、そうはいかないよ。こっちはもう判っているんだからね」
西尾「鎌池君、頼むよ」
鎌池「……!」
鎌池「……成程な。この為にオレを此処に連れて来る必要があッたのか」
鎌池「……つまり、このガキが探偵社に来たのもお前の差し金か?」
西尾「ノーコメント」
鎌池「チッ……! テメーと出会った事が最大の不幸だぜ……!」ズズズ……!!
捨三郎「!? 何も無い空間から本が……!」
捨三郎「……異能力か……!」
西尾「その通り。鎌池君の異能力───『とある魔術の禁書目録(インデックス)』は世界中のありとあらゆる情報を検索出来る能力でね。さながら此れは“世界の辞書”と云う訳だ」
西尾「ほら、貸した給えよ」
鎌池「テメーが捲るのかよ? まァ別にイイけどよ……ほい」
西尾「さてさて……」ペラペラ……
西尾「……矢張りね」
西尾「此処に書いてあるよ───“十文字捨三郎、精神刺激薬『モンド』を海外から輸入”……ってね」
捨三郎「……!」
鎌池「オイ……それッて、宮部が解決したあの錯乱ジジイの事件の……」
西尾「御名答」
西尾「さて……十文字さん家の捨三郎くん、答えてくれるよね?」
捨三郎「…………」
西尾「───貴方を襲ったのは、どんな人物だった?」
捨三郎「……何?」
鎌池「ハ?」
175 :
◆WlXBYBXWS3zL
:2020/06/28(日) 14:06:32.05 ID:5L45g3BIO
西尾「貴方は誰かに襲われて重体になっていた筈だ。貴方を襲った誰かを僕は知りたいんだよ」
鎌池「て、テメー先刻(さっき)クスリの事聞かせろッて云ッてたじゃねェか!」
西尾「?」
鎌池「“?”じゃねェ!」
西尾「薬を売っていた事は調べがついているんだよ。君の辞書にも書いてあるし」
西尾「でも僕の知りたい“誰に襲われたのか?”は書いていないんだ。襲われたと云う事実は書いてあるんだけど……使えないなぁ……」
鎌池「……もう言い返す気力もねェわ」
西尾「さてさて、教えてよ捨三郎さん。誰に襲われたんだい?」
捨三郎「……判らん」
西尾「えっ」
捨三郎「ただ……女であったのは間違いない。あの格好にあの髪型……恐らく少女だ」
捨三郎「腐っても俺は十文字組三代目組長だ。其処らの雑兵に負けるような事は無い」
捨三郎「しかし……奴には敵わなかった。気が付いたら目の前に居て、気が付いたら体を切り刻まれていた……」
鎌池「なンだよそりゃァ……」ゾッ……
西尾「……成程」
西尾「それじゃあ、僕は帰るね!」
捨三郎「!?」
捨三郎「な……何だと?」
176 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 14:08:23.84 ID:5L45g3BIO
西尾「行こうか鎌池君」
鎌池「テメーはそう何で突然なんだよ……」
捨三郎「……お前は、俺を咎めないのか? 俺は、人間の心を壊す薬物を取り扱っていたんだぞ?」
西尾「別にぃ? 僕には関係ナッシングだしぃ」
西尾「それに……この本にはこうも書いてある」
西尾「───十文字捨三郎、『モンド』を取り扱ってから三年後、突如薬物販売を中止……ってね」
捨三郎「!」
西尾「反省して行動を改めているなら、僕から何も云う事は無いよ」
西尾「んじゃ〜ねぇ〜」ヒラヒラ……
鎌池「アッ、西尾待てコラ!」
鎌池「……まァその、何だ……」
鎌池「……娘さん、大事にな」タッタッタッ……
捨三郎「…………」
捨三郎「……武装探偵社、か」
[場面転換中───]
西尾「『彼女』が動いているって事は……『彼』が動き出したって訳だね」
西尾「ふふふ……果たしてこれからどう展開するのか……」
西尾「楽しみだね!」
[転換中───]
司馬「へっくしょん!」
司馬「……風邪かなぁ?」
177 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 14:09:05.39 ID:5L45g3BIO
第四話【とある二人の連続不幸(アンラッキー)】了
【次に交流する登場人物(キャラクター)を選択して下さい。選択した安価のコンマが50以上だと、新しい登場人物(キャラクター)が現れます。】
壱.西尾維新
弐.宮部みゆき
参.相田みつを
肆.鎌池和馬
伍.二葉亭四迷
↓1
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 14:09:33.29 ID:jJkraU1X0
伍
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 14:09:33.96 ID:sfM7Aajp0
伍
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 14:09:56.83 ID:1O0Utgl50
5
181 :
◆WlXBYBXWS3zL
[saga]:2020/06/28(日) 14:13:49.99 ID:5L45g3BIO
二葉亭四迷選択で本日はここまで。お疲れ様でした。
ちなみに、十文字ゆーかの元ネタは『とある魔術の禁書目録』の“インデックス”という登場人物(キャラクター)です。まぁ参考程度と云う感じですが。
前回、キャラ安価は一旦終了とか云ったんですが、今日も登場人物(キャラクター)の安価を行います。今回はヨーロッパの文豪を基にした登場人物(キャラクター)をお願いします。
名前:
性別:
能力名:
容姿:
性格:
喋り方:
備考:
↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 14:26:08.79 ID:sfM7Aajp0
乙です
名前: ダレン・オショーネシー
性別: 男
能力名: 『ダレン・シャン』
容姿:シルクハットに片眼鏡、マントにステッキをもつ紳士然とした男
性格:喜劇と悲劇を愛する『物語愛好家』であり、『面白い物語』を作る為には手段を選ばない
喋り方:常に芝居がかった口調で仰々しく話す、素の時は落ち着いたジェントルマン的敬語
備考:スーツも武器も『オーダーメイド』に拘りを見せる
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 14:30:11.68 ID:kFcNnKzKO
乙
ヨーロッパの文豪ね
名前:ブラム・ストーカー
性別:男
能力名:ドラキュラ
容姿:日傘を差している眉目秀麗な紳士
性格:紳士として振る舞い、レディを丁重に扱う
喋り方:なし
備考:日の光に弱い体質
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 14:41:11.41 ID:enWvE+Db0
名前:セルマ=オッティリアーナ=
ルイーザ=ラーゲルレーヴ
性別:女
能力名:ニルスのふしぎな旅
容姿:おかっぱ頭が特徴的な
金髪美人。セクシー系
性格:誰にでも優しいおっとりタイプ
喋り方:常に一歩引き、相手の心を
読みながら語りかけていく
備考:動物と心を通わすのが得意
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 14:45:01.02 ID:1O0Utgl50
名前:ジョナサン・スウィフト
性別:男
能力名:『ガリヴァー旅行記』
容姿:金髪で額にゴーグルつけている。リュックを背負っている。探検隊が着ていそう服を着ている青年。
性格:マイペースで自由奔放な性格。冒険についてロマンを感じている。戦闘になると性格が変わり戦闘狂になる。
話し方:誰にでも敬語で話し語尾を伸ばした話し方をする。
備考:リュックの中には色んな道具や武器が入っている。
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 14:52:46.66 ID:enWvE+Db0
名前:ヴィクトル=ユーゴー
性別:男
能力名:ああ無情
容姿:スキンヘッドで若ハゲを隠している
性格:部下をビシビシ鍛える鬼軍曹タイプ
喋り方:野太い声で怒鳴りつける
備考:何につけても簡潔に済ましたがる
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/28(日) 15:01:58.85 ID:0zPI1VKA0
名前:ドン・キホーテ(本名:ミゲル・デ・セルバンテス)
性別:男
能力名:ドン・キホーテ
容姿:騎士の格好をした青年
性格:騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった。自らを遍歴の騎士と思い込み、騎士の名の元に正義を振りかざす。自己中心的で人の話を聞かない
喋り方:一人称=我輩 二人称=貴様
備考:ドン・キホーテと名乗る
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