主人公「安価とコンマで武装探偵社の一員として活動する」【文豪ストレイドッグス】

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1 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 18:08:56.10 ID:zelJpVOtO
「恥の多い生涯を送ってきました。」
──────『人間失格(太宰治)』



「ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。」
──────『羅生門(芥川龍之介)』



「人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。」
──────『山月記(中島敦)』





◆このスレは、漫画『文豪ストレイドッグス』の世界観を基にした安価スレです。原作のネタバレがあります。

◆キャラクターを作成、その中で主人公を決定し、武装探偵社の一員として活動しながら物語の終結を目指すのがスレの目的となります。

◆基本的に、原作の展開に準拠していきます。なので用語などは原作と同じものが多くなります。

◆原作と矛盾するのを避けるため、このスレではパラレルワールド設定を採用しています。なので原作キャラはほぼ出ません。

◆原作よりもキャラクターの大怪我・死亡による離脱の可能性は高いです。

◆当然の如くオリキャラばかりとなります。

◆採用したキャラクターのモデルである文豪にまつわるエピソードやサブキャラを>>1が勝手に出す可能性があります。

◆色々な文豪の名前が登場しますが、この物語はフィクションなので、実在する本人とは無関係です。

◆物語が進むにつれ展開は原作からかけ離れていきます。

>>1は単行本派。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585645736
2 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 18:13:04.34 ID:zelJpVOtO
それでは、まずは主人公を決めましょう。名前・性別・能力名・容姿・性格・キーワードを募集をします。性別は男固定で。

下記のテンプレを参照の元、文豪ストレイドッグスっぽいキャラクターを作成してください。なお、今回の安価のみ、原作に出てきた文豪をモデルにするのはナシです。


名前:文豪の名前(例:中島敦、太宰治、芥川龍之介など)。小説家や詩人、評論家、脚本家などなど……何かしらを書いている人であれば文豪とします。職業も時代も問いません。ただし、今回は日本の文豪のみでお願いします。
性別:男固定。モデルとなる文豪の性別と違っていても可。
能力名:その人物の作品名や格言、異名、筆名など……それにまつわる能力名をお願いします。なお、能力の詳細はコンマ判定の後、こちらで決めます。詳しくは下にて説明します。
容姿:世界観を壊さない程度であれば自由です。
性格:世界観を壊さない程度であれば自由です。
喋り方:一人称や三人称、語尾など。特にナシでもオッケー。
備考:何か他にあれば(この人物のこのエピソードを出してほしい、この人物の作品のこのキャラクターをサブキャラクターで出してほしいなどなど)。ナシでもオッケー。


異能力について。異能力は、皆さんから安価で貰うよりも>>1が決めた方が「どんな異能力なんだろう?」と思ってもらえるかなーと思っているのですが、全部>>1が決めるのは安価スレっぽくないので、能力名(『月下獣』や『人間失格』、『羅生門』など)を安価してもらい、能力の系統と強さはコンマで決めたいと思います。


<異能力の強さ(コンマ十桁×文豪の知名度)>

強弱というよりは、能力の範囲や制約の有無などを指しています。

1が一番弱く、9が一番強い。0は異次元の強さ。ここに文豪の知名度を掛けたものが最終的な「異能力の強さ」となります。

知名度というのもアバウトな感じがありますが、本当に誰でも知っている文豪の芥川龍之介や太宰治、福沢諭吉などをコンマ一桁9レベルほどとします。


<異能力の系統(コンマ一桁)>

1、2、3:非戦闘系(戦闘以外の部分にて真価を発揮する異能)例:人上人不造、蒲団、モルグ街の黒猫
4、5:戦闘系(肉体を強化したり、単純に戦闘能力が高い異能)例:雨ニモマケズ、羅生門、汚れつちまつた悲しみに
6、7:具現化系(物品や異能生命体などを具現化する異能)例:独歩吟客、月下獣、夜叉白雪
8、9:現実介入系(何かしらの事象に働きかける異能。「現実改変」などの壮大な物は含まれない)例:人間失格、細雪、怒りの葡萄
0:その他(治癒系・精神操作系・現実改変系などの希少な異能)例:君死給勿、ドグラ・マグラ、完全犯罪
3 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 18:14:50.57 ID:zelJpVOtO
それでは下5くらいまでキャラクターを募集。再度テンプレを貼るので、それを利用して安価してください。その中から主人公になりそうなキャラを採用します。もちろん、他のキャラも後にきちんと採用します。

名前:
性別:
能力名:
容姿:
性格:
喋り方:
備考:

↓5くらいまで。上記のテンプレをご利用ください
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 18:26:21.88 ID:cVejP3c60

名前:大道寺将司(だいどうじまさし)
性別:男性
能力名:『腹腹時計』
容姿:中肉中背のほぼ日本人平均なスタイルと顔、ミリタリールック
性格:刹那的で俗物、ただし社会的な理念は守る
喋り方:年上には丁寧語、立場が上の人間には敬語、同格以下にはタメ口
備考:銃器オタク
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 18:39:13.65 ID:td3ezNFt0
名前:堺 利明 (さかい としあき)
性別:男
能力名:地球の長い午後
容姿:金髪細身でチャラチャラした服装
性格:献身的な努力家。自分が人類を救うという重度のメシアコンプレックスがある それ故に見栄っ張りなところもある
喋り方: いたって丁寧語 納得がつかないと幼い部分が出るような粗暴な言葉遣いもする
備考:ハリウッドのスタンドマン俳優を尊敬して自分を重ねたりしてる。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 18:47:57.06 ID:td3ezNFt0
 >>5 すみません名前変更で 貴志祐介でお願いします
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 19:12:25.00 ID:HnmD/ODO0
名前: ロバート・ルイス・スティーヴンソン
性別:男
能力名:『ジキルとハイド』
容姿:金髪碧眼、眼鏡と白衣の似合う優男
性格:基本的に紳士的だが、ぶち切れると手がつけられない
喋り方:基本丁寧だが、キレるとすごく口汚い
備考: 元医者で薬オタク
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 19:39:37.20 ID:URi8J9nf0
名前:司馬 遼太郎(しば りょうたろう)
性別:男
能力名:『燃えよ剣』
容姿:黒髪天然パーマ。背が高くパーカーを羽織っている。
性格:正義感が強く、少しだけ熱血漢がある。
喋り方:一人称は俺。年上には敬語で同じ年もしくは年下だとタメ口。
備考:昔剣道部をやっていて剣術が得意。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 19:39:43.46 ID:CKpU29TI0
名前:西尾維新
性別:男
能力名:化物語
容姿:真ん中分けで左右対象の容姿をしている。黒い吸血鬼のようなコートを着用
性格:変態だが紳士である。左右対象のものを好む
喋り方:韻を踏むなど言葉遊びを好む
備考:なし
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 19:47:07.24 ID:haGryFkbO
名前: 二葉亭四迷
性別: 男
能力名: 『浮雲』
容姿: 逆立てた髪と着崩した服装
性格: 荒々しい性格
喋り方: 荒々しい口調
備考:性格に反して完璧主義。妥協を許さない
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 19:50:18.23 ID:HnmD/ODO0
(日本人限定ということに今気づいた顔)
よく読んでなくてすいません
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 19:54:09.69 ID:JWRlRBqbO
名前:小高和剛
性別:男
能力名:ダンガンロンパ
容姿:黒白チェック柄のスーツを着用。あご髭の生えたナイスミドル
性格:希望と絶望を愛し、常に劇的な物語を求めている。趣味はギャンブル
喋り方:語尾に 〜だべ 〜べ をつけて話す。一人称はオレっち
備考:リボルバー式の拳銃を所持
13 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 20:16:40.80 ID:zelJpVOtO
安価ありがとうございます! >>1の独断で主人公は>>8の司馬遼太郎に決定です。一番主人公っぽい熱い性格なので。


それでは始めていきます。まずは主人公が武装探偵社に入社する切欠から……。
14 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 21:05:56.67 ID:zelJpVOtO
夕刻の鶴見川の辺に、一人の男が倒れていた。


帽子付上着(パーカー)を羽織った彼の名前は司馬遼太郎。地元ではそれなりに名の売れた不良少年(バラガキ)だ。


余談だが───故あって餓死寸前である。



司馬(参った……腹が減っては戦は出来ぬ。腹が減っては動く事が出来ぬ……)

司馬(持ち合わせている物と云えば、この上着と木刀一本のみ……)

司馬(こんな処で朽ちたくは無いが……もはやここまでか…………)

司馬(…………ん?)



【司馬は何かを見つけたようであります。それは一体? 下から選択して下さい。】

壱、遠くから男が話し掛けて来た。
弐、男が自分の近くにどッと倒れて来た。
参、気が付くと、男が自分をじッと見て居た。

↓1
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 21:10:31.34 ID:dYpDcY4C0
16 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 22:13:45.99 ID:zelJpVOtO
>>15選択:弐……登場するのは西尾維新です。



ドサッ……

男が自分の近くにどッと倒れて来た。黒い外套(コート)を着た変な男である。

西尾「痛たた……参ったね。悪戯が過ぎたのかな、少し。至って真面目だと云うのに、こっちは」

司馬「貴方は……」

西尾「マァ、僕は路傍の石ころだから、この扱いは不自然では無いけれども」

西尾「しかし、流石の僕にも自尊心(プライド)という物は有る。このままでは終わらないぜ」

司馬「あの、貴方は……」

西尾「まずは、あの娘の下着(パンツ)を見に行こう!」

司馬「何言ってんだッ!!」ガバッ!!

西尾「おや、生きていたのかい。てっきり僕と同じく石ころだと思ったぜ」

司馬「石ころ!?」

司馬「そ……そんな事より、ぱ、ぱ、ぱ……」

西尾「下着(パンツ)かい? 男ならスッと云いなよ」

司馬「そ、それを見に行くなんて、どういう了見なんだ!」

西尾「……? 変な事を云うんだね。下着(パンツ)は見に行く物だよ。それが常識(マナー)さ」

司馬「は、破廉恥だ! 許せん!」

司馬「お前みたいな不埒な輩は、叩き斬って……!!」フラッ……

司馬「あれ……?」


バタンッ!!


西尾「……倒れてしまった」

西尾「こんな木刀じゃあ叩く事は出来ても、斬る事は難しいと思うけどなぁ……」

西尾「……さて、どうしようか。男だから放っておいてもいいかな…………?」

西尾「……何てね」
17 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 22:15:40.59 ID:zelJpVOtO
[場面転換中───]


司馬「…………」

司馬「…………ハッ!?」

司馬「こ、ここは……」

西尾「ここはとある事務所」

司馬「!」

西尾「やっと起きたね。待ち草臥れてしまったよ」

司馬「お前……さっきの変態!」

西尾「失礼な。唯の変態じゃない、紳士的変態だ。其処だけは勘違いしないように」

司馬「結局変態じゃないか……!」

司馬「ぐっ……!!」フラッ……

西尾「ほら、お腹が空いているんだろう。何か食べないと」スッ……

西尾「お茶漬けを用意した。梅干に刻み海苔、鶏肉を熱い白湯に浮かべた物だ。塩昆布と共に掻き込むと良い」

司馬「……!!」

西尾「まるで孤児院の台所で人目を忍んで食べた夜のお茶漬けのような味がするだろう」

司馬「い、いただきます……!!」ガツガツ……!!

西尾「おー、いい食べっぷりだー」
18 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 22:24:04.94 ID:zelJpVOtO
西尾「ところで……君の名は?」

司馬「モグモグ……ゴックン!」

司馬「俺ですか? 俺は司馬遼太郎です」

司馬「貴方は……?」

西尾「僕の名前は西尾維新」

西尾「西尾維新の西、西尾維新の尾、西尾維新の維、西尾維新の新で、西尾維新だ」

司馬「……はぁ」

西尾「つれないなぁ。仕事を中断して君の相手をしてあげていると云うのに」

司馬「仕事……?」


西尾「なァに───探偵さ」


司馬「た、探偵……?」


西尾「探偵と云っても、猫探しや不貞調査ではない。斬った張ったの荒事が領分だよ」


西尾「異能力集団『武装探偵社』……知っているかな?」



【司馬は『武装探偵社』を知っているだろうか? コンマ一桁判定。】

1〜3:武装探偵社を知っている
4〜6:武装探偵社を知らない
7、8:武装探偵社を捜していた
9:武装探偵社に入社予定
0:武装探偵社どころか何も憶えていない

↓1
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 22:25:16.04 ID:LkDjaOtyo
20 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/03/31(火) 22:29:57.78 ID:zelJpVOtO
司馬が武装探偵社を知らない事が判った処で本日はここまで。少しばかり手探りではありますが、しっかりやっていきますのでよろしくお願いします。

なお、>>1はONE PIECEの安価スレ(現行スレ:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1569650740/)もやっております。そちらの方では更新が無い場合は一週間ごとに生存報告をしていますが、こちらでは二週間ごとに生存報告を行いたいと思います(こちらの方が書くのに時間が掛かる可能性が高い為。文豪の作品を読む必要があるかもしれないし)。


最後にキャラクター安価をして終わります。先程と同じく日本の文豪縛りで募集します。性別は女性でも構いません。

名前:
性別:
能力名:
容姿:
性格:
喋り方:
備考:

↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 22:56:57.66 ID:l5MitnfZ0
名前:星 バーーーローー
性別:男
能力名:エヌ氏の遊園地
容姿:黒の短髪、幾何学模様の派手なスーツ
性格:飄々としているが意外にも嫉妬深い
喋り方:穏やか、シンプルな単語選びが特徴的
備考:異能を自分でも完全には把握出来ていない
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/31(火) 22:58:31.76 ID:l5MitnfZ0
>>21、名前引っかかるの忘れていた…
星 新一です
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 23:02:33.47 ID:JWRlRBqbO
名前:虚淵玄
性別:男
能力名:沙耶の唄
容姿:薄水色の患者服を着た白髪の青年。儚い印象
性格:常人とは世界の見え方が異なっており、常人が美しいと感じるものは醜く感じ、醜いと感じるものは美しいと感じる。生きているうちに世界を自分の手で終わらせる夢を持つ
喋り方:なし
備考:不老手術により身体の半分が機械化されていて、実年齢は100歳を超える
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 23:09:58.70 ID:bhDXUGxWo
名前:相田みつを
性別:男
能力名:にんげんだもの
容姿:Yシャツにスラックスと平凡だが最低限整った身なり
性格:心の赴くまま、あるがままを尊ぶ
喋り方:丁寧かつフランクに話す
備考:
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 23:21:12.52 ID:r5orYhOd0
名前: 三島由紀夫
性別: 男
能力名: 「金閣寺」
容姿: 軍服を着ており、目はギラついている。とても筋肉質。
性格: 排他的で、終末思想の持ち主
喋り方: 威圧するように話す
備考: 友達はいない
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 23:25:03.86 ID:V4v1edkHO
名前:又吉直樹
性別:男
能力名:火花
容姿:パーマのロン毛で和装に中折れ帽子を被っている
性格:インドアで静かな事を好むが反して注目されたいという願望有り
喋り方:ゆったりとかつ自分の意志ははっきりと話す
備考:本人いわく文化人ではなくあくまで芸人でいたいらしい
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 23:34:54.45 ID:dYpDcY4C0
名前:馳 星周
性別:男
能力名:不夜城
容姿:金髪オールバックでサングラスをかけたスーツ姿の男性
性格:孤高のアウトローを気取っているものの、いまいちなりきれていない
喋り方:口は悪いが目上の人間には敬意を持って話す
備考:意外とゲーム好き
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 00:07:08.16 ID:P5UfU3RQ0
名前:宮部みゆき
性別:女
能力名:模倣犯
容姿:短髪でカラフルなツバ付き帽子を後ろ向きに被ったボーイッシュなスタイルの女性
性格:姉御肌であり、弱者を救い犯罪者を憎むヒーロー気質
喋り方:荒っぽい喋り方
備考:対象の犯罪者の思考をトレースし行動を読む特技を持つが、気分が悪くなるデメリットがある
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 02:40:49.47 ID:WjiCSyDzO
名前: 北原白秋
性別: 男
能力名: 『邪宗門』
容姿:ぴっちりしたスーツに帽子を着用し、常にタバコを吸っているヘビースモーカー
性格:非常に自信家でありながら厳格、自他共に厳しい
喋り方:「〜かね!」「ーだね!」と語尾が疑問系か断定に分かれる
備考: 立ち振る舞いから育ちの良さが垣間みえる
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 05:01:05.85 ID:SJGbT9n2O

名前: 林芙美子
性別: 女
能力名: 『晩菊』
容姿: 黒髪ショートのどこにでもいそうな少女
性格: 前向きな性格。思ったことはズバッと物申す。
喋り方: ハキハキした話し方
備考: 重度の貧乏性。もったいないが口癖
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 05:32:21.17 ID:AFvl0O9x0
名前:宮本武蔵
性別:女性
能力名:「五輪書」
容姿:黒髪を後ろに束ねた長身の女性、純日本人な美人
性格:オンオフの切り替えが激しく、仕事中は冷静な武人であるが、平時は年相応の女性らしくなる
喋り方:基本的には丁寧語、ただし激してくると命令口調
備考:ある剣術道場の一人娘
32 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 17:45:23.25 ID:iTAmraR+O
それでは始めます。探偵社に入る切欠を終わらせて仕舞いましょう。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 17:47:26.11 ID:OgEK18zA0
待機
34 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 17:51:22.72 ID:iTAmraR+O
>>19選択:コンマ一桁4……司馬は武装探偵社を知りません



司馬「武装……探偵社?」

西尾「……その反応は知らないね?」

司馬「はあ……ヨコハマの事はあんまり……」

西尾「仕方無い……ならば説明してあげよう」

西尾「武装探偵社とは、軍や警察に頼れないような危険な依頼を専門にする探偵集団の事だ」

西尾「怪しい昼の世界と妖しい夜の世界……その間を取り仕切る薄暮の武装集団さ」

西尾「そして……探偵社の社員は多くが異能の力を持つ『能力者』なのだよ!」



司馬「ふーん……」

西尾「ふーん、て。もうちょっと反応しておくれよ。意気揚々と話した僕が馬鹿みたいじゃないか」

司馬「いや、御飯は本当に有り難かったんですけど……その話にはあまり興味が無いので……」

西尾「困った正直者だね……」

司馬「……実は俺、軍に入隊する為に村から出て来たんですよ」

司馬「ですが、思ったより遠くて……食糧が足りなくて行き倒れて居たんです」

西尾「馬鹿は君だったか……」

司馬「でも、貴方のお陰で復活しました! これで漸く軍の処に行けます! 本当に有り難う御座います!」


西尾「……! そうだ」ピーン


司馬「?」

西尾「先程も云ったけれど、僕の所属する武装探偵社は軍警とも連携しているんだ」

西尾「今日の仕事も軍警絡みの依頼でね。そこで……どうだい? その仕事を手伝ってみないかい?」

司馬「え……でも、俺は軍に……」

西尾「へえええええ……君は一宿一飯の恩義と云う物を知らないんだ。まさに恩知らずという訳だねえええええ……」

司馬「い、いやいや! そんな事は!」

西尾「うん! それじゃあ決まりだね」ガタッ!!


西尾「来いよ、司馬遼太郎。非日常の世界に連れて行ってあげるぜ」


司馬「…………」

司馬「……あれ?」

司馬「何でこんな事に……!?」
35 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 17:51:48.09 ID:iTAmraR+O



序章【人生万事塞翁が司馬】



36 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:03:52.06 ID:iTAmraR+O
[場面転換中───]


司馬「そう云えば……西尾さんも鶴見川で倒れてましたよね。何か有ったんですか?」

西尾「ん? いや、大した事じゃないよ。気にすんねー気にすんねー」

司馬「はぁ……」

西尾(気になるあの娘にムフフ……な事をしたとは云えないね。黙っておこう……)

西尾がそんな決心を密かにした処で、彼等は港近くの倉庫に辿り着いた。

司馬「この倉庫は……」

西尾「此処が今回の依頼の終点(ゴール)。正確には、この中に居る奴を何とかすれば完了だ」

西尾「時に司馬君、君は港の幽霊(ゴースト)≠フ噂を……知っている訳無いね」

司馬「はい、全く」

西尾「そうだよね……判っていたよ……」

西尾「港の幽霊(ゴースト)≠ニは、最近ヨコハマでまことしやかに囁かれている物語だ」

西尾「曰く、この港には幽霊が住んで居て、夜な夜なを人を襲い、魂だけ抜き取って捨ててしまうと云う……」

司馬「そ、そんな噂が……」ゴクリ……

司馬「まさか……その噂が本当だと?」

西尾「それを確かめるのが今回の仕事。噂じゃあ軍警は動かないからね」

司馬(何だ……やっぱり唯の便利屋じゃないか)

司馬(西尾さんには悪いけど……この仕事が終わったら早々に軍に行こう……)

西尾「さて……司馬君」



西尾「───ここからが、物語の始まりだよ?」


37 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:07:13.57 ID:iTAmraR+O


ガララ……!!


体格の良い男「!? 誰だ!!」

司馬「えっ……!? あの格好は……!」

司馬「……軍人!?」

司馬「それに、これは……!!」

其処には有ったのは……夥しい程の血痕。使い込まれた凶器の数々。そして、怪しげな貨物庫(コンテナ)……。

西尾「幽霊の、正体見たり枯れ尾花……ってね」

司馬「ど、どういう事ですか!?」

西尾「至極簡単さ。幽霊だと思われていたのは、あの可愛げの無い男。そして抜き取られていたのは魂では無く……」

西尾「……臓器」ドン……!

西尾「あの男は臓器売買の為の臓器を仕入れる役割を担って居るんだ。恐らく軍人という地位も利用して居るだろうね」

司馬「そ、そんな……」

体格の良い男「チッ……!! その情報を何処で知った、この糞餓鬼!!」

西尾「我が武装探偵社には優秀な人員が大勢居るんだよ。それこそ、僕が働かなくても良いくらいにね」
38 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:14:47.57 ID:iTAmraR+O
体格の良い男「武装探偵社……!? クソッ、面倒なのに目ェ付けられたな……!!」ジャキン!!

司馬(! 銃……!!)

司馬「下がって西尾さん!!」ダッ!!!

司馬「うおおおおっ!!」スッ……!!

西尾「!? 危ないよ、司馬君!!」

体格の良い男「ハッ、木刀一本で何が出来るッてんだ!!」バババッ!!!



司馬「───燃えよ剣! 俺に焔を!」


ボオッ……!!!


ギィン……!!!



体格の良い男「…………は?」


体格の良い男「な、何で……」


司馬「うおおおおおおおおおっ!!」


体格の良い男「何でこの男は無事なんだ───!?」


39 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:17:26.18 ID:iTAmraR+O
西尾「……アハハ! 『やっぱり』彼も能力者だったか……!」

西尾「成程……剣に焔を纏わせ、銃弾を『燃やし斬った』訳だね……!!」

西尾「という事は……」


司馬「───せいっ!!」ズバァッ!!!


ガタン!!!


体格の良い男「───!?」


西尾「当然、男の持つ銃も斬ってしまうよねぇ……」

体格の良い男「クソ……くそおおおおおおおっ!!」ブン!!

司馬「がはっ……!!」ドサッ……!!

体格の良い男「邪魔なんだよォ!!」ドカッ!!

司馬「……!?」バァン!!

西尾「……あれ? 何で劣勢? 壁に蹴り飛ばされてしまった……」

西尾「ははーん……焔で木刀が燃え尽きてしまったのか。効率(コスパ)が悪いなぁ……」

司馬「西尾さん……!! 何をブツブツ云ってるんですか!! 早く逃げて下さい!!」

西尾「……!」

西尾「君は善人だねぇ……その状況でも僕の身を案じているのか」

西尾「しかし、そういう訳には行かないよ。このまま逃げたら僕は悪人じゃないか」

体格の良い男「何をゴチャゴチャと……!! てめェもコイツも俺が殺して遣るよ!!」

司馬「西尾さん……!!」

司馬(不味い……このままじゃ西尾さんが……!!)
40 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:23:05.02 ID:iTAmraR+O

西尾「ああ、そうか。云い忘れていた……だから焦って居るんだね。大丈夫だよ」


西尾「───この噂を『無かった事』にするのも、僕の今回の仕事だ」


司馬「……え?」

西尾「だから安心して見ていると良い。君に『非日常』を見せよう」

体格の良い男「銃なんて無くてもなァ……この拳でお前なんか一撃だァ!!」

西尾「止めた方が良い。そういう台詞には……伏線(フラグ)がつきものだよ?」ズズズ……

西尾は胡乱な表情で男に向かって手を翳す。

体格の良い男「……!? な、何だ!? か、体が……動かない……!?」

司馬(な……何だ、この威圧的な空気は……!?)

身動きが取れない程の重苦しい雰囲気が、倉庫中を満たして居た。


西尾「僕の能力は、ありきたりで日常的な物語を『怪異』に変換する能力だ」

西尾「だけど、僕の能力は少し特殊でね……。『怪異』にする為には、その物語を理解しなければならないんだよ」

西尾「探偵社が居なければ、僕は能力を満足に使えないだろうね」

体格の良い男「お、俺を……どうする気だ……!?」

西尾「云ったろう。『無かった事』にするのさ」

西尾「僕が調べるまで、君は港の幽霊(ゴースト)≠セった。だけど僕が調べたせいで、その噂は『無かった事』になってしまった」

西尾「だから、僕は噂が『無かった事』になってしまった事を『無かった事』にするんだ」

西尾「……簡単に云おうか?」



西尾「───君を『怪異』として、僕の小咄(ネタ)帳に封印するんだよ」

体格の良い男「なっ……!?」
41 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:25:36.89 ID:iTAmraR+O
西尾「さよなら、男君。『怪異』としてまた会おう」


体格の良い男「や、やめッ……!!」


ズズズ……!!!


体格の良い男「うわあああああああああああああああ──────っ!!」


ズズズ……!!!


ズズ……!!


ズ……!


西尾「執筆、完了……」ドン……!





西尾「……どう、司馬君!? 僕の渾身の決め台詞!! 思わず意味が重複してしまう程の出来だろう!?」

司馬「…………」ポケー……

西尾「……あれ、もしかして、これも興味無い感じッスか?」

司馬「…………い」

西尾「異? それとも胃?」

司馬「……ごい」

西尾「恋?」

司馬「凄い!!」ガバッ!!!

西尾「うわ吃驚した!」
42 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:33:12.75 ID:iTAmraR+O
司馬「何て格好良いんだ……! これが武装探偵社! これが異能力者!」

司馬「俺も異能力は持ってたけど、比べ物にならない! 能力も使い方も何かもかも素晴らしい!」

司馬「……何で能力者である事を言わなかったんだい?」

司馬「西尾さんを何処まで信じていいのか判らなかったので!」

西尾「やっぱり困った正直者だなぁ」

司馬「西尾さん! 西尾さんは、普段からこう云った活動をして居るのですか!?」

西尾「そうなるかな」



司馬「───俺も武装探偵社に入れて下さい!!」

西尾「……え?」

司馬「誤解していました……武装探偵社は、軍隊何かよりも余程正義を遂行している!」

司馬「武装探偵社こそ俺の求めて居た組織です!」

司馬「俺を、探偵社に───!」


……バタン!!


西尾「……あらら? 気絶してる……」

西尾「矢張り体は限界だった様だね……。無理も無い、弱って居る処を吹き飛ばされた訳だからねぇ」

西尾「其れにしても……探偵社に入りたい、か」

西尾「ふふ……面白い」



西尾「却説(さて)───果たして彼は、僕等にどんな『物語』を提供してくれるのかな?」


[西尾維新(にしお いしん)───能力名『化物語』]


43 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:34:09.50 ID:iTAmraR+O
───これが事の始まり。


怪奇犇めく此の街で───変人揃いの探偵社で───これより始まる怪奇譚。


其の先触れ、前兆しである───



[司馬遼太郎(しば りょうたろう)───能力名『燃えよ剣』]





序章【人生万事塞翁が司馬】───了


44 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/02(木) 18:35:09.43 ID:iTAmraR+O
短いですが本日はここまで。お疲れ様でした。次回から探偵社の一員として様々な登場人物(キャラクター)が出て来ます。


今日も登場人物(キャラクター)の安価をします。特に縛りは有りません。皆様のお好きな小説家や詩人、シナリオライターなどの文豪を安価して下さい。

名前:
性別:
能力名:
容姿:
性格:
喋り方:
備考:

↓10くらいまで。上記のテンプレをご利用ください
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 18:49:59.55 ID:fkTdB/fo0
乙 面白い

名前:奈須きのこ
性別:女
能力名:月姫
容姿:茶髪ボブカット。高身長でかなりのグラマー。
性格:地上最強を目指す求道者。尊大な態度をとる。ちょっと厨二病っぽい。
喋り方:尊大な喋り方。一人称は妾。二人称は雑種。
備考:頭脳も身体もハイスペックだが、重要な場面でうっかりミスをしたり、ミスをしていたことに気づくうっかり屋。
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 19:03:32.88 ID:OgEK18zA0


名前:小泉八雲
性別:男性
能力名:『怪談』
容姿:ハーフの長身の細マッチョのイケメン、コンタクトレンズ着用者
性格:知識欲旺盛で、人が隠すものほど知りたがる
喋り方:基本敬語、ただし慇懃無礼
備考:隠してはいるがビビり
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 19:04:17.94 ID:2LeOv8QN0

以前間違えたの再投稿します

名前: ロバート・ルイス・スティーヴンソン
性別:男
能力名:『ジキルとハイド』
容姿:金髪碧眼、眼鏡と白衣の似合う優男
性格:基本的に紳士的だが、ぶち切れると手がつけられない
喋り方:基本丁寧だが、キレるとすごく口汚い
備考: 元医者で薬オタク
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 19:21:39.90 ID:UV4t7ngBO

ワンピの方を知らないんだけどこれ流石に全採用じゃないよね?
有名所のネタはどんどん減っていきそうではある

名前:J・R・R・トールキン
性別:女
能力名:『指輪物語』
容姿:小柄で中世ファンタジー感ある服装、裸足
性格:平和主義者で楽しいことが好き、でもやるべきときにはやる
喋り方:ゆるふわな喋り方
備考:意識が現実と自分の考えた世界頭の中の世界を行ったり来たりしている
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 19:40:49.10 ID:1uDexdZQo
名前: 新海誠
性別:女
能力名:天気の子
容姿:髪は頭の後ろで結っている。服装は学生服にベスト
性格:明るく元気な女性と落ち着いてしっかりした男性の二重人格
喋り方:女性のときは特徴のある方言、男性のときは普通に男性らしく
備考: 二人の性格同士の意思疎通はできている
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 19:55:29.12 ID:zL4B0l+10
名前:森博嗣
性別:男
能力名:すべてがFになる
容姿:眼鏡をかけた長身でスーツ姿の男性。神経質そうな雰囲気
性格:冷静沈着で無駄な事が大嫌いな合理主義者
喋り方:常に落ち着いた口調で、時折科学や数学の用語が混ざった喋り方をする
備考:視力が非常に悪く、眼鏡が無いとほとんど何も見えない
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 19:58:34.81 ID:9tWZYXHiO
名前:鎌池和馬
性別:男
能力名:とある魔術の禁書目録
容姿:黒髪ツンツン頭でウルトラマンのような赤白Tシャツ、スラックスは深緑色で膝丈までの長さ
性格:少々説教臭い性格でビビリだがやるときはやる男、ツッコミ担当
喋り方:長母音と「ん」がカタカナ(ァ、ィ、ゥ、ェ、ォ、ン)で表記される喋り方
備考:科学にもオカルトにも詳しい
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 20:15:22.50 ID:x91+qp7W0
名前:山田 悠介(やまだ ゆうすけ)
性別:男
能力名:『リアル鬼ごっこ』
容姿:ガスマスクを付けていて、筋肉質の30代前半男性。レザージャケットを着ている。(ガスマスクは絶対に外さない)
性格:基本的にネガティブな性格だがみんなを楽しませるムードメーカーなところがある。
喋り方:関西弁。一人称は僕。歳上だと「(下の名前)さん」、歳下で男だと「(下の名前)君」、歳下で女だと「(下の名前)ちゃん」
備考:昔は総合格闘技をしていて、戦闘でも結構強い。
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 21:06:19.45 ID:n14cpmOYO
名前:野上弥生子
性別:女
能力名:『海神丸』
容姿:女子大生。青髪にサイドテール。セクシー系の服装でモデル体型。
性格:おしとやかな性格。戦うときは冷静に情報分析することができる。(武術も得意)
喋り方:上品で丁寧な口調。たまに毒舌になる。
備考:お金持ちのお嬢様で頭がよく天才。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:05:24.17 ID:V7ObkDb00
名前: 川端康成
性別: 男
能力名: 雪国
容姿: 白髪で仕込み杖を持つ老人。
性格: 物静かだが、温かみがある。
喋り方: 理路整然として、的を得たような喋り方
備考:彼の放つ「雪国」は本気を出せば東京全体にまで範囲が及ぶ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:11:44.34 ID:V7ObkDb00
>>54
ごめん、勝手に舞台が東京だと思ってた。備考のところを''本人は能力を保つためと言ってアイスなどの冷たいものを好んで食べるが、本当はただ本人が好きなだけ。に変更お願いします。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 23:15:19.69 ID:fSXBuSdEo
規模で言うと東京全体に及ぶレベル、という風に取ればいけるんでない?
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:00:11.26 ID:/VLQ4oCS0
>>56
なるほど、確かにそれいいですね。1さん、何度も申し訳ないですが>>56さんのやつに変更でお願いします。
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:13:27.54 ID:9+lmuB3ho
というか能力で指定できるのは能力名だけで能力の内容は>>1が考えるんじゃないの?
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 00:22:45.75 ID:Qro+4nG0O
強さ(範囲や制約)もコンマ十の桁で判定だから指定できるとこじゃないね
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/03(金) 17:42:43.62 ID:lVAqzUezO
司馬遼太郎の本好きだけど捏造とは言わないけど歴史上の人物をそんな功績ないのに英雄のようにしてしまうのがな坂本とか龍馬とか
61 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/07(火) 13:29:53.21 ID:iVUcr6d2O
>>48
基本的に全部採用するつもりでは居ます。ただ、ONE PIECEの方とは違い、登場人物(キャラクター)安価は少なめにする積もりです。素晴らしい文豪は沢山いるので大丈夫かなーと思っているのも有りますが。


それでは始めます。
62 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/07(火) 13:35:40.59 ID:iVUcr6d2O
司馬「……」

司馬「…………んん?」

司馬「ここは……? 何処だ……?」ムニャムニャ……

司馬「……何だか“ここは……?”ばっかり云ってる気がするなぁ……」

ピピピピピ

司馬「!」がばっ!!

司馬「こ、これは!? け、携帯か!?」

司馬「え、えっと、ぼ、釦(ボタン)……どれ!?」

司馬「こ、これか!?」ピッ

司馬「は、はい?」

西尾『やぁ、司馬君。おはよう』

司馬「あ、えっと……おはよう御座います」

西尾『住み心地は如何(どう)だい?』

司馬(そうだ……あの後、俺は倒れてしまって……)

司馬「西尾さんが運んでくれたんですか?」

西尾『まぁ、そういう事だね』

西尾『そんな訳で、きっと君は僕に感謝しているよね? している筈だ。しててくれ』

西尾『そこで一つお願いがあるんだ。助けてくれない?』

司馬「はぁ……?」


[場面転換中───]


司馬(俺の名前は司馬遼太郎。辺鄙な村から正義の為に軍隊に入ろうとしていた男だ)

司馬(ひょんな事から西尾維新という人物に助けられ、更にひょんな事から彼に憧れを抱き、彼の働く武装探偵社なる処に入ろうとしているのだが……)



司馬(……今、俺の前には木に縛り付けられた西尾維新さんが居る)
63 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/07(火) 13:38:31.54 ID:iVUcr6d2O
司馬「何してるんですか?」

西尾「おや、見て判らないかい?」

司馬「……朝の幻覚?」

西尾「違う」

西尾「これはね……広義の磔刑だよ」

司馬「成程……」

司馬「それでは……」スタスタ……

西尾「ああ───っ! ま、待って待って!」

司馬「いや、だって……磔刑って事は西尾さんが何かしたんでしょう?」

西尾「ち、違うんだよ! これは誤解! 本当に冤罪なんだ!」

西尾「ここの婦女子の着替えを覗いたと思われてしまったんだけど……」

司馬「覗いたんですね」

西尾「だから覗いてないんだって! 本当に! 覗いていたとしたら僕はもっと潔いよ!」

司馬(それもどうかと思うけど……)

司馬「分かりましたよ……今回は信じましょう」

西尾「ありがとう。出来れば次も信じてね」

司馬「何で次がある前提なんですか」シュルル……

司馬(本当にこの人についていって大丈夫かな? 少し不安になって来たな……)

西尾「ふう……助かったよ。では向かおうか」

司馬「? 何処に?」

西尾「決まっているだろう」



西尾「───武装探偵社さ」
64 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/07(火) 13:39:10.07 ID:iVUcr6d2O



第一章【ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス】





第一話【司馬遼太郎、探偵に成る。】



65 : ◆WlXBYBXWS3zL [saga]:2020/04/07(火) 13:42:21.03 ID:iVUcr6d2O
西尾「却説(さて)、それでこれから探偵社に向かう訳だけど……」

西尾「本当に君は武装探偵社に入りたいのかい? 今ならまだ後戻り可能だよ?」

司馬「男に二言は有りません。俺は武装探偵社に入りたいんです」

司馬「俺は正義の為に何かしたくて軍隊を目指してたけど、探偵社の方が俺のやりたい事が出来る筈です!」

西尾「……一応言っておくけど、昨日の一件で軍人全員が悪いとは思わないでよ。悪い軍警なんてそうそういないぜ普通」

司馬「判ってますよ。俺は昨日の西尾さんを見て探偵社に入りたいと思ったんです」

司馬「それに……軍隊って規則(ルール)厳しそうじゃないですか。俺、あんまり向いてないと思うんですよね」

西尾「まるで探偵社が規則(ルール)無用みたいな言い草だね……」

司馬「? 西尾さんが所属出来るんだからその通りじゃないんですか?」

西尾「実は司馬君って結構失礼だね?」

西尾「……まぁいいや。それはともかく───探偵社に着いたよ」

司馬「……この建物が……」

司馬(俺の……新しい居場所か……!)


[場面転換中───]


西尾「さぁ、入り給え。ここが事務所だ」

司馬(武装探偵社……一体どんな人が居るんだろう。俺やっていけるかな……)

司馬(いや、そんな弱気な事じゃいけないぞ司馬遼太郎! 俺が盛り立ててやるくらいの気持ちでいないといかん!)

司馬「失礼します!」ガチャ!!



司馬「…………あれ?」





司馬「───誰も居ない?」
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