【安価】無限に続く異次元構造物を探索する

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320 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/07/28(火) 01:34:20.34 ID:QOyxOX3B0
暗闇の中に巨大な建物が聳え立つように現れる

他の建物のように黒い外観を持ち、壁には様々な見たことの無い生き物が彫刻として彫り込まれ、入口には何とか美術館と美術館の名前が書いてあったが名前の部分は出鱈目な文字が彫られており、判別できなかった


「A-667-C」美術館


扉にはclosedと書かれた板がぶら下げられ、鎖が巻きつけられていたが手を伸ばすとジャララと音を立てて地面に落ち、自分を招き入れるように扉が開いた

足を踏み入れるとパッ、パッ、といくつかの証明が点灯し、薄暗い館内を映し出す


受付のようなデスクに置いてあるパンフレットを取る

「■■の世界における■と死の概念を■■まで表現した最大級の■■■の脳髄を集めて■肉と■液を主な材料として練り上げ、描き、彫り、■■、必ずやあなたの■■に致命的■■■■■■■■■■与えます」


ところどころが雑に塗りつぶされ、読むことが出来ないがこの美術館に集められたもののテーマを説明しているようだ


「入場料:命の■分の■」

「館内での悲鳴は静かに」

「血がついた展示品は相場の■倍をもって買い取っていただきます」

「生きた展示品に餌をあげないでください」

「お客様が餌にならないでください」

「後ろを向くな」

「後ろを向け」

「目と舌と臓器が■■■■」

「知覚と■■は■■を呼び込む」

「順路は守りましょう」


壁に注意書きと思える張り紙が出鱈目にいくつも貼られ、少し不穏な雰囲気を醸し出している


「順路はこちら」と床にシールが張ってあり、通路に続いている


@順路を守る
A順路を逆走してみる

>>321
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/28(火) 01:51:36.28 ID:xnOmsVei0
2
322 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/07/30(木) 23:23:25.89 ID:IW/xJCdN0
「順路はこちら」と誘導している通路に背を向け、現在いる部屋の反対側を見る

「出口につきこちらからの侵入を禁ずる」と床に書いてあるが無視して駅の改札のようなゲートを乗り越える


暗い通路を歩いて行くと暗闇の中に点々とガラスケースが浮かんで見えた

中には人間が閉じ込められ、そのどれもが苦悶の表情を浮かべていた


男「…これは…」


ズチャ…ズチャ…濡れた肉が叩きつけられるような音と共に何かが近づいてくる気配がする



ギリ…

男「ぐっ…がぁっ…」


後ろを振り返ると共に首を締め上げられ、持ち上げられる

ブヨブヨに膨れ上がり、土気色に変色した肉だ。ギリギリ人間としての原型を留めているそいつが自分の首を締め上げていたのだ


男「くそっ!」


手探りで短剣を引き抜き、そいつの腐りきった腕を切り落とす

が腕を切り落とした傷口が盛り上がり、何本もの触手へと変化して自分の腕を、足を、全てを絡め取る


首をギリギリと締め付けられ、意識が遠のいていく


@???にて復活
A>>320に戻り、順序通りに進む

>>323
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 23:23:49.60 ID:B1EuZgUdo
2
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 23:23:57.94 ID:USeE4Af40
2
325 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/08/02(日) 17:07:30.51 ID:eM+MbThY0
順路通りに進むことにする


暗い通路に足を踏み入れると、パッと明かりが点き、グロテスクなオブジェが壁を埋めるように通路の両脇に並べられていた

顔面から腕が無造作に生えた人間、女性の乳房が全身を埋め尽くした筋肉質な男性、大きく開いた口から臓物を吐き続けている子供


少しずつ、少しずつ通路が狭くなっている。通路の両脇に立ち尽くすおぞましいオブジェ達に触れそうになりながらも狭くなっていく通路を進む


人体の生暖かい感触、生臭い息を吹きかけられ、心臓の鼓動すら聞こえてくる

生きたオブジェに触れられ、ワサワサと体をまさぐっている無数の腕を掻い潜って通路を抜ける


一つの大きな広間に辿り着く。そこは


@絵画ばかり展示してある
A彫像ばかり展示してある
B謎の道具ばかり展示している
C「海」をテーマにしている
D「空」をテーマにしている
E「日常品」をテーマにしている
F自由安価

>>326
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 17:12:56.35 ID:OAXAXXcDO
5
327 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/08/08(土) 12:20:04.57 ID:hbzCjDnO0
ふわっ、と体が浮く。真っ白な大広間だった空間は急に快晴の青空に変わる

身体は所在なく自由落下し続ける。足が床に着くことは無く、地面や海が見えることは無い


どこまでも自由な青空をどこまでもどこまでも落ちていく


巨大な積乱雲の中に突入し、大嵐が自分の身体を上下に左右に揺らし、もはや方向は分からない

流れに飲まれ、何も出来ぬままに宙を飛ばされる。雷に身を撃たれ、一瞬意識が飛んだ後


今度は夕焼けよりも赤い大空の中を浮かんでいた

前方から緋色の鳥が飛んでくる。銃を撃つ暇も無く巨大な鳥に丸呑みにされ、胃の中で急激に溶かされる苦痛を味わう羽目になる


次の展示品は銃弾の雨か。空に戦闘機が鳥の群れのように大挙し、砲弾の雨を降らせる

ウー、ウー、とどこからかサイレンが唸り、眼窩で炎を上げる町がうねり、人々が逃げ惑う


パッ、と場面が切り替わり、今度は巨大な龍の背に乗っていた。前方からも巨大な竜が翼をはためかせて飛んでくる

二体のフォルムが違う龍と竜が掴み合い、噛みつき合い、激しく戦っている


@自分の乗っている龍を銃で撃つ
A襲ってきた竜を銃で撃つ
Bどっちも撃つ
Cなすがまま
D自由安価

>>328
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/08(土) 12:22:51.00 ID:RpIkVdeDO
C
329 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/08/08(土) 14:36:10.75 ID:hbzCjDnO0
バキッ


龍の首が噛み切られ、身体がぶらんと垂れ下がる

自分の身体は投げ出され、再び空に放り出される


急に自由浮遊の間隔は喪失し、硬い床に顔面から叩きつけられた


男「っつー…」


痛む顔や腹をさすりつつ、立ち上がる

あれほど広いように感じたそれはただの暗い部屋であり、天井の一角には大きな蜘蛛の巣が貼り、古錆びたしょぼい彫刻が数体並んでいるがそれは素人が作ったかのような雑さで何を表しているのかすらぼんやりとしか分からない


男「…ふぅ、先に進むか」


@絵画ばかり展示してある
A彫像ばかり展示してある
B謎の道具ばかり展示している
C「海」をテーマにしている
D「日常品」をテーマにしている
E自由安価

>>330
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/08(土) 14:38:08.61 ID:7HuXjVa2o
3
331 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/08/25(火) 21:35:07.27 ID:XE5zqW6j0
次の部屋は様々な道具が置いてある部屋だった。「ご自由に手にお取りください」と天井に大きく書いてある

適当に近くにあった手の平サイズの箱を手に取る


男「おわっ!?」


箱の中から明らかに質量オーバーの巨大な何かが飛び出してきた。飛び出してきた不定形の"それ"は形を変え、様々な姿になりながら部屋内を飛び回る

襲って来るかと思いきやそれは部屋内を飛び回るだけ飛び回った後床に溶けるようにして消えた


男「…何だったんだ」


次に目について手に取ったものは埴輪のような手のひらサイズの置物だ。手の中でウネウネと蠢き、目から怪光線を放って壁を照らしていた

次に手に取ったものは空き缶に人形の腕が付いている物…と思ったが手に取る前に足が生えて逃げ出し、見えない階段でもあったかのように空中に駆け上がり、逆さまになり、縦横無尽に走り回っている

本かと思って手に取ったものはおぞましい金切声をたてるオルゴールだった

次に手に取ったものは

(何か単語で一つ)
>>332
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 21:37:41.86 ID:tJQS9qeEO
ボール
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