【安価】無限に続く異次元構造物を探索する

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 18:40:55.69 ID:q2mPpUT50
アルファベット-三桁の数字-アルファベットで区分けされてるってことは
最大でも(26*1000*26)=676000ブロックしかないってことやな
一日一ブロック調べてれば、大体二千年ぐらいで全ブロック回れるな
18 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/29(日) 18:49:18.54 ID:r89SSFA80
肉塊人の挙動に細心の注意を払いつつ横をすり抜けてそいつが来た道を行こうと


「キィィェエエエエエエエエエ!!!」


男「がっ、ぁっっ」


近づいた途端何の前触れも無く甲高い声で吼えやがった!激しい耳鳴りと頭痛が襲う

くそっ、油断した。音で攻撃してくるなんて


@鉄パイプで撃退を試みる
Aとりあえず撤退、一目散に逃げる
B距離を取る
C行動自由安価

>>19
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 18:52:22.15 ID:3ef/KRGho
3
20 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/29(日) 19:44:08.21 ID:r89SSFA80
フラフラしながらも一旦距離を取る。耳鳴りが引きかけ…

たと思いきやそいつがまた口を開ける

耳を塞いで備えると同時にまた大音量の奇声が発せられる


男「っるっせえんだよぉ!」


両手で耳を塞いだままそいつを蹴りつける。先ほどの骨の無い肉を叩く感触と共に壁に叩きつける


男「これでも食らってろ!」


適当なものを口にあたる穴に詰め込み、全身を鉄パイプで殴打し続ける


「」ピク、ピク

男「はぁ、はぁ…」


とりあえず動かなくなるまで殴り続けてから離れる。どうやらもう大丈夫そうだ


@このままそいつが来た道を行く
A別の道にする

>>21
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 19:50:53.44 ID:160QuoTVo
2
22 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/29(日) 22:56:55.31 ID:r89SSFA80
こっちは危険かもしれない。別の道を行こう


プシュゥウウウ!


男「ぅわっ」


別の道に入ったらいきなり上下左右から風を浴びせられた。だがそれ以上は無い、一応は安全そうか


少し進むと地面を埋め尽くしていたパイプが壁や地面の中に潜っていき、やがて一本残らず見えなくなる

床は金網になっており、下からヒュゴォォオオと風が吹き上げてくる

カン、カン、カン、カン

靴音が響く、鉄と空洞、下から吹き荒ぶ風

ザ、ザザ…ザ、ザ…ザザ

風の音にノイズが混じる

何か、いる。沢山、いる


どこに?

前?

上?

後ろ?


それとも


下…


ザ、ザ、ザ、ザ、ザ


男「うわぁぁああ!」


沢山の目と沢山の腕

暗闇に張り付けたようにギラギラと沢山の目が光る。しかもその全てが自分を見つめ、逃がすまいと狙いを定めている

腕が、何かを掴もうともがいている。腕が、壁を掻いて上がってくる、何体もいるのか、それとも巨大な一体なのか、暗闇で見えない


激しい風、生臭い息、沢山の蠢く音、音、音


@後ろに向かって全力ダッシュ
A前に向かって全力ダッシュ

>>23
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 22:58:36.50 ID:r8J7PLzZo
2
24 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/29(日) 23:53:05.38 ID:r89SSFA80
前に向かって全力で走る。後ろの方からガン!ガン!ガンガンガンガン!!!と金属を叩く音が鳴り響いてくる

振り返るな、振り返るな!


何も考えず、ただただ足を前へ!体を前へ!


男「だっ!」ガッ


足に"何か"が引っかかり、前のめりになる。それでも腕を使い、手で床を後ろに押して自分の体を前に投げ飛ばす



そこはもう床に金網も空間も無かった。床は真っ白く、自分の姿を反射して映し出している


男「はぁ…はぁ…」


後ろを向くと狭い通路に黒い腕がうにょうにょと蠢き、逃した犠牲者を惜しむように空を掻いている

しかしこれ以上出てこられないようで少ししてから金網の下の空間に引き下がっていった


男「ここは危なすぎる…」


後の人のため、もしくは知らずに戻ってきた時のため、メモを貼り付けておく


「危険、渡るべからず。」


男「よし、と」
25 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/30(月) 00:15:10.96 ID:r5EPjT3w0
@再び大きな部屋のような空間に出る
Aまた細い通路を歩く
B人に出会う

>>26


B番の場合はそのレスでコンマ判定
01-33:地図屋に遭遇
34-67:探索者に遭遇
68-99:屑拾いに遭遇
コンマ00で上の三つから自由選択可能になった上で一つ下に安価



今日はここまで
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:18:14.25 ID:5GeFoSwOo
3
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:30:14.22 ID:HIjSAX7+0
28 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/30(月) 21:13:18.11 ID:r5EPjT3w0
失われたメモ


第一次救助隊隊長記す

ダンジョンに入ってすぐ目に着いたのは大きなプレート「B-001-A」と記されている

意味は不明
29 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/30(月) 21:53:20.17 ID:r5EPjT3w0
反対側からやってくる人間を確認する


「おや?」

男「…地図屋か」


画板代わりの板の上に紙を置き、地図を作製しながら歩いている。地図屋だ


地図屋「これはこれは、奇異なところでお会いしますね」

男「このダンジョンに奇異じゃないところがあるか?」

地図屋「それもそうで」


クックックと笑いながら応える地図屋


男「このフロアの地図を見せてもらえるか?」

地図屋「ええ、いいですよ。しかし」

男「分かっているよ。交換だろ?」


@食糧を提供する
A前のフロアの地図を見せる

>>30
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 21:54:48.75 ID:1o7DlALp0
2
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 21:54:49.40 ID:Nsnlhyzqo
2
32 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/30(月) 22:33:37.27 ID:r5EPjT3w0
男「前のフロアの地図でどうだ?E-167-A」

地図屋「ほう」

男「あんたらのように隅までマッピングしたわけじゃないがな、俺が通った道だけで良ければ」

地図屋「いえいえ、情報とは力。どんな些細な地図でも助けになるものでさ」

男「じゃあ交渉成立でいいか?」

地図屋「はい」


互いに互いの地図を見せ合って自分の紙に書き写す。交換とは言っても紙は貴重なものなので交換内容に紙が入っていない限り書き写すのが常だ
―――――
―――

地図屋「それじゃ、幸運を」

男「ああ、幸運を」


地図屋と別れる。

地図には「危険」と書いてある部屋と階段、別のフロアへの通路、それといくつかの部屋が書かれていた


さて、この地図に書いてある情報を元に、どこに行こうか決めるか

@「複製室」と書かれた部屋
A「交換室」
B「食糧」
C「窓がある」と書かれた通路
D上り階段
E下り階段
F別のフロアに繋がる通路

>>33
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 22:36:07.35 ID:U3Tz4udVo
3
34 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/31(火) 21:57:23.79 ID:tlJoprBj0
「食糧」と書かれている部屋を目指そう。リュックの内容量に限りはあれど食糧は多いに越したことはない
―――――
―――

天井に付いているファンが機械油臭い空気をかき回す

ガシャン、ガシャン、ガシャンと横開きの自動扉が何度も開閉を繰り返す。だかその先に空間は無く、壁があるのみだ

意味不明な音を絶え間なく垂れ流すスピーカー、出鱈目な映像を次々に映す巨大なモニターが床に埋め込まれている


男「この辺は一際意味分からんな…」


天井から上半身だけぶら下がったアンドロイドが自分の腕を外してはまた付けてを繰り返している

一度出来上がったものをバラバラにして出鱈目に組み合わせたようなちぐはぐ感
35 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/31(火) 22:39:34.26 ID:tlJoprBj0
男「…どこまで続いているんだ。これ」


巨大な穴が口を開けている。突如現れた暗闇の穴、どんなに見つめても底が見えずにゾッとする

試しに適当なものを投げ込んでみる

カッ、コン、と壁に当たって跳ね返る音がした後そこに着いた音は一向にしなかった


男「…行くか」


降りられそうにもないしその横を通って先に行く
36 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/03/31(火) 23:42:52.40 ID:tlJoprBj0
男「ここ、だな」


地図に「食糧」と記されていた部屋に着いた

そこにはこれまた巨大な機械が置かれ、様々な方向から伸びているパイプが繋がっている

そのパイプを見ると明らかに人体と思われるパーツが流れている


シュゴォォオオオという蒸機音とともに機械の高所に空いている穴から缶詰がボロボロと落ちてくる

その缶詰には青ざめた顔の青年、苦しそうな顔をした中年、絶望顔の女性などのやけに写実的な絵が描かれている。裏には様々な人名が

地図には食糧と書かれている。食べる事には問題はずだが…


@缶詰を持って行く
A行かない
>>37
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 23:45:20.50 ID:V4v1edkHO
1
38 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/01(水) 00:37:28.87 ID:Zg+KQKwZ0
男「すまない。無駄にはしないから…」


この状況だ、四の五の言っていられない。缶詰をいくつか掴み、リュックに詰め込む

一つのパイプに詰まった目玉が自分を睨んでいるように錯覚する


あまり居たくない場所だ。地図を開き、次に向かう場所を決めよう

@「複製室」と書かれた部屋
A「交換室」
B「窓がある」と書かれた通路
C上り階段
D下り階段
E別のフロアに繋がる通路

>>39
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/01(水) 00:44:47.30 ID:CG7B59voo
1
40 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/01(水) 01:09:42.61 ID:Zg+KQKwZ0
今日はここまで
41 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/01(水) 22:25:25.98 ID:Zg+KQKwZ0
男「次はここに行くか」


「複製室」と書かれた部屋へ向かう
―――――
―――

ブゥゥ…ウウウン
ヴィィイイ…


酷い熱さだ…

床も天井も壁も機械で出来ているこの通路だが、どういう動きをしているのかその全てがすさまじい音を立てて振動し、すさまじい熱気を発している

靴を通して尚足を焼かれる感覚すらあり、長時間この場に留まることの危険性を感じる


プシュー

ボン


男「やばいっ」


後ろの方で蒸気が噴き出る音と共に小さな破裂音がする。


ボンっ、ボン!シュー


次々とオーバーヒートした機械たちが小爆発を起こしていく


男「ぐあぁっ!」


必死で逃げ出すも間に合わず背中から爆風に吹き飛ばされた
42 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/01(水) 23:15:02.53 ID:Zg+KQKwZ0
怪我は無かったが背中が少し痛む、まったく、安全とは言えない道だった


壁を巡るパイプに着いたメーターがグルグルと回っている。出鱈目な表示に出鱈目な動き、間違いなく何の意味も無いだろう


男「…あった」

地図に「複製室」と書いてある部屋に着く


その部屋を覗いてみると


男「なんだこれ…」


所狭しと並べられた円柱状の水槽…ポコ…ポコ…と気泡が昇るその水槽の中には


胎児のように蹲った姿勢で眠り続ける人間が入っていた
43 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/02(木) 00:19:41.19 ID:uTxRDdWI0
その広い部屋内を見て回ると全く同じ顔、同じ体格の人間が入っている水槽が数個固まって置かれていることが分かる。

…嫌な予感がする。いや、本能が言っている。これ以上この不吉な部屋に留まるなと、これ以上…探るな、と


複製室…いや、もっと直接的な言い回しをするべきだ。ここは…これは…


男「クローン…」


そして、見つけた。見つけてしまった…


見慣れた顔を。嫌というほど見た…見たくは無かった


男「……」


自分にそっくりな人間を

そして近くには開いている水槽…その前に見覚えのある紙が落ちている

そして見覚えのある字で


「俺は何人目だ?」


と短く書かれていた


@違う。俺は俺だ。こんなのありえない
A気にするな。ありえないことが平気で起こるのがこのダンジョンだ
Bこんなとこ…ぶっ壊してやる

>>44

今日はこれだけ
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/02(木) 00:20:25.78 ID:5nFgBaf20
2
45 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/05(日) 14:50:24.11 ID:GFRU82GK0
失われたメモA


私は第一次救助隊隊長

この巨大な塔が出現してから数か月、様々な人々が挑んでまま帰ってくることは無かった

だからこそ我々が行かねばならない


塔に入ってすぐ目のつくのは英数字の書かれたプレート


「D-001-A」


どういう意味なのだろうか
46 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/05(日) 15:00:29.97 ID:GFRU82GK0
―――――
―――

「俺は何人目だ?」


と短く書かれていた



男「…気にするな。……ありえないことが平気で起こるのがこのダンジョンだ」


そう口に出す。口に出してみると案外効果があるようで先ほどよりは恐怖心が薄れる

地図屋の地図に「危険」と書かれていなかったってことは無害のはずだ


@もう少しこの部屋を探索する
Aこの部屋を出る

>>47
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/05(日) 15:11:45.71 ID:yYHJ8dlDO
48 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/05(日) 16:38:42.56 ID:GFRU82GK0
よく見ると時折見知った顔すらある。ふと置いてきた家族の顔を探してしまいそうになるが見つけたところで依存するか発狂するかロクなことにはならないだろう

いくつかの水槽は開き、何者かが這い出て行った形跡がある。そして現在進行形で育っているような個体もいる


男「お」


部屋の奥に大きな機械が設置されてあり、搬入口と思われる穴には「←insert」と書かれている

その近くには先ほどの地図屋の字で「有用!」とメモが貼っている


@色々入れてみる
Aとりあえず無くなっても痛くない物を試しに入れてみる
B何もせず去る

>>49
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/05(日) 16:40:32.94 ID:4YYTeeYDo
2
50 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/05(日) 20:53:48.48 ID:GFRU82GK0
とりあえず無くなっても痛くない物を試しに入れてみるか

近接武器代わりに持ち歩いてる鉄パイプ入れてみる


ゴォォォオオ、シュゴォォ、ゴウン、ゴウン


大きな稼働音が唸り、出口から全く同じ鉄パイプが2つ出てくる


男「ほう…」

@大丈夫そうだな
A一つ一つ試していこう

>>51
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/05(日) 20:54:52.38 ID:Uy0ljoVyo
2
52 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/05(日) 23:06:17.96 ID:GFRU82GK0
とりあえずメモは大事だ。少なくなってきたし4倍ぐらいにしておこう

食糧も…美味しかったこれ系統を増やしておこう

次はこの銃だ。無くした時のために増やしておこう


コンマ安価30以下

>>53
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/05(日) 23:06:39.21 ID:sycoHt5+o
54 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/05(日) 23:43:42.38 ID:GFRU82GK0
男「何だこれ…?」


機械についているパネルに文字が表示されている


「根源覆滅兵器、超高度濃圧縮熱線放射略式小銃、改良開始」


男「改良って…」


数分後、機械から出てきたものは二つともダイヤルが追加されていた

ダイヤルにはメモリと文字が書いている


貫………狭………中………広………爆


この銃はものすごく威力がでかいのだが範囲がとても広く、狭いフロアではあまり使いたくない物だったが…これはその範囲を調節できるようになったということだろうか

だとしたら「爆」が怖すぎる


@:この部屋を出る
A:もう一度入れてみよう
B:@+水槽から人が出てくるのを目撃する
C:@+この部屋に入ってくる人が

>>55
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/05(日) 23:44:31.56 ID:4YYTeeYDo
A
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/05(日) 23:47:33.64 ID:sycoHt5+o
BLAMEかな?
57 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/05(日) 23:58:25.18 ID:GFRU82GK0
もう一度入れてみたが増えただけか…もうこれ以上改良はされないようだな

にしても超高度濃圧縮熱線放射略式小銃か…長すぎて覚えられないな。メモしておこう

―――――
―――

よし、さて行くか

@:この部屋を出る
A:@+水槽から人が出てくるのを目撃する
B:@+この部屋に入ってくる人が

>>58

メモ
根源覆滅兵器、超高度濃圧縮熱線放射略式小銃

とあるフロアで壊れかけた人型機械が渡してきたやべー銃

見た目はいたってシンプルで片手で撃てる小さな銃だがその威力はすさまじく、ダンジョンの壁を貫いて何もかもをも焼き切る威力のレーザーを放つ
ただしダンジョンの壁は高速で自動修復される

エネルギー自体も充電も弾数も何もかもが謎だがとりあえず俺の命が危険になった時のための最後の切り札

ただ範囲が馬鹿広く、銃口程度の太さを想定して狭い通路でぶっぱなすと自分自身も蒸発してしまうかもしれない


複製室の機械で改良が咥えられ、範囲を調節できるようになった
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 00:01:59.93 ID:b9VcrFAgO
2
59 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/06(月) 00:14:55.86 ID:ZlhaGTWM0
バシャァアア

水槽のうち一つが開き、中の水が全て溢れ出す。そこから成人男性が這い出し、少し這ってからゆらゆらと立ち上がった


「あ、ぁあ…あ…あ…」


いつの間にか地面に湧き出ていた服を着て荷物を背負う。そしてフラフラと部屋の出口に向かう


@話しかける
Aそのまま入口まで後ろをついていく

>>60
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 00:17:06.69 ID:Zk4wV1bVo
2
61 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/06(月) 00:32:35.78 ID:ZlhaGTWM0
そのまま後ろをついていく

その男はフラフラと部屋の入口まで行くとスタスタと歩き出した


男「あ、」


あんた。と呼びとめようとすると声に反応して振り返った。その表情は至って普通だった


「おお、気づかなかった。この広すぎる塔で人と会うのは貴重だからな。出会いは大事にしたいよな」ニッ


快活に歯を見せて笑う。どう見ても普通の青年だ

@男「少し前の記憶を思い出せるか?」
Aそれには触れず普通に情報交換とか
B男「自由安価」

>>62

今日はここまで
元ネタ分かる人いて嬉しい。あの長文漢字武器名は真似したくなる
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 00:35:03.63 ID:L3Ux6ldDO
1
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 01:32:18.57 ID:ITyfVeEDO
おつ
BLAMEもそうだけど当初のイメージだと個人的にはPS版のバロックを連想した
64 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/06(月) 23:02:17.13 ID:ZlhaGTWM0
男「少し前の記憶を思い出せるか?」

「少し前の記憶?どうしたんだ?」

男「いいから」

「そんなこと言われてもなあ。…あ、さっき酷い目に遭ったんだよ。ある部屋に入ったらさ、何も無かったのにいきなり大量の化け物が湧いてきてさ…それで…」

「それ、で…」


そこで言葉を切って俯く。何か壁にぶつかったような、何か思いつめた表情で


男「やられた、んじゃないか?」

「いや、そんな…俺は…俺は…」


「はっ、そうだ。あんたに助けられたんだよな。こんなところまで連れて来てもらって、本当に助かったよありがとう」


記憶が辻褄合うように修正されてるのか


@男「…そうだな」
A男「…いや、あんたは一回死んだよ」
B男「自由安価」

>>65
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 23:02:34.89 ID:01RoB2/00
1
66 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/06(月) 23:27:19.66 ID:ZlhaGTWM0
男「…そうだな」


無闇に言わなくてもいいことを言う必要もないだろう。知らない方がいいということもある…


「なあ、何かお礼をさせてくれ。情報交換とか食糧とかさ」


もう彼は俺が助けたと信じきっているようだ


@助けたわけでも無いのに受け取れるわけないよな
A男「じゃあ情報を」
B男「食糧かな…」
C男「自由安価」

>>67
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 23:28:08.62 ID:RdqcdFwxo
2
68 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/06(月) 23:41:37.36 ID:ZlhaGTWM0
男「じゃあ情報を」

「ああ、じゃあこれは知ってるか?」


このフロアの地図を広げる


「ここの階段、あるフロアに通じてるんだがそこは行ってみるといい」

男「階段がどこに通じるかは定まってないんじゃないか?」

「そう思うだろ?そこの階段は固定なんだ」

男「何があるんだ?」

「行ってからのお楽しみだ。少なくても有用だよ」


@男「分かった、ありがとう」
A男「自由安価」

>>69
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 23:42:07.00 ID:ENbHAx7+0
1
70 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/06(月) 23:47:55.06 ID:ZlhaGTWM0
男「分かった、ありがとう」

「ああ、それじゃ。行くな」

男「ああ、またどこかで」

「またどこかで」
―――――
―――

さて、この階段に行ってみるか

@すぐ側
A少し遠目

>>71
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 23:48:15.67 ID:7ccUyRU5o
2
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 23:48:16.91 ID:JbAV90m9o
1
73 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/06(月) 23:56:34.76 ID:ZlhaGTWM0
壁に配線が通っている。いくつもの細いコードが走り、所々断線してバチバチと火花が散っている

床は透明なガラス張りであり、その下に覗く機械群はシュゴォォオ、ガコン、ガコンと駆動音を鳴らしている

パチ…パチ…天井のランプが頼りなさげに点滅している


途中で通路が分かれている。地図によると先ほど教えてもらった階段に向かうには…

@「窓がある」と地図屋の地図に書かれている通路
A何も書かれていない通路
B「走り抜ける事」と書かれている通路

>>74
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 23:59:33.13 ID:Tiq1X7t90
2
75 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/07(火) 00:04:02.61 ID:nm0fkC4S0
今日はここまで
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/07(火) 00:16:49.77 ID:/FHuSTIDo
77 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/07(火) 20:47:52.68 ID:nm0fkC4S0
宗教家の手記


歴史は繰り返す

塔は決して完成せず

いずれ神の怒りを買い、その手により滅ぼされん

やがてこの地はバベルとなる
78 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/07(火) 22:07:07.28 ID:nm0fkC4S0
ガシャン、ガシャン、ヴィィィイイン…


四方がガラス張りになっている通路だ。ガラスの奥では何かの機械が一際忙しく蠢いている

今にも割れてしまいそうなガラス張りの床を恐る恐るゆっくりと歩く

機械が何かを運ぶ

分解し、運び、組み立ててはまた分解する

意味の無い繰り返しがガラスの奥で繰り返されている


男「ここか」


やがて階段に辿り着いた
79 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/07(火) 22:48:25.18 ID:nm0fkC4S0
階段を上がる。前の階層では鉄と機械ばかりで構成されていたからコンクリートで出来ているこの階段はいささか懐かしくすら感じる

コツ、コツ、コツ

足音が幾重にも響いている

コツコツコツ、コツ


男「…」


足を止めたら一つ余計に足音が聞こえた

後ろを振り向く。当たり前のことながら誰もいない
80 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/07(火) 23:22:47.76 ID:nm0fkC4S0
階段が終わり、目の前に扉が現れる

上を見ると遥か上まで階段が伸びており、自分が元いた階はもはや見えなくなっている


目の前の扉はどこかのマンションにありそうな余りにも普通な扉だった。そのノブに手をかける


ギィ、と扉を開いた
81 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/08(水) 00:05:57.82 ID:qrFBjR9K0
男「ここは…」


そこはどこかのマンションの廊下だった


片方には鉄製の扉が立ち並び、隣にインターホンが付いている

もう片側には腰ほどの柵が取り付けられており、その向こう側は広大な空と夕焼けが広がっていた


男「外に、出られたのか…」


「残念ながらあの空も夕焼けも偽物だよ」

と、夕焼けを見ながら椅子に座っていた男が言った


「ようこそ、居住区へ」


「G-012-T」居住区
82 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/08(水) 00:06:38.28 ID:qrFBjR9K0
安価出せるところまで行けなくてごめん
今日はここまで
83 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/08(水) 22:32:51.58 ID:qrFBjR9K0
男「居住区…」

「そう、居住区。僕はここの大家みたいなもんだ」ジャラリ


そう言ってリュックからタグのついた沢山の鍵を取り出す


男「そうやって探索者から色々搾取してるわけか」

大家「そう言うなって。ここの鍵全部探し出すの苦労したんだぜ?」


皮肉めかして言うと鍵を弄びながら苦笑いして応える


大家「最近はもうダンジョン攻略や脱出を諦めてここに住んでる奴もいるんだが、君はどうする?久しぶりにベッドで眠りたくないかい?」

男「賃金は?」

大家「無論、食糧よ。有用なら武器や道具でもいいぞ」

@男「じゃあ試しに一晩」
A男「これで何日泊まれる?」複製した超高度濃圧縮熱線放射略式小銃の一つを渡す
B男「自由安価」

>>84
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 22:33:28.93 ID:JlLohWywo
1
85 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/08(水) 23:44:04.44 ID:qrFBjR9K0
男「じゃあ試しに一晩」

大家「前払いで頼むよ」

男「ほいよ、この缶詰でいいか?」


E-167-Bで見つけた人間の顔と名前が描かれた缶詰を渡す


大家「…食い物なんだよな?これ」

男「食えるぞ。気になっても気にすんな」

大家「う、ううん…まあいいか…はい、鍵」


308と書かれたタグが付いた鍵を渡される


大家「一つだけ忠告。インターホンが鳴ってもノックされても、外に何かがいる時は絶対に何があっても扉を開けないこと」

大家「僕は起こしに行かない。仮に緊急事態になってもインターホン越しの会話しかしない。OK?」

@男「ああ、分かった」
A男「つまりお前が来て開けろと言っても開けるなということだな」
B男「…何が来るんだ?」
C男「自由安価」

>>86
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 23:47:15.92 ID:GOzXC3epo
2
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 21:18:30.46 ID:rvk0tCLKo
保守
88 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/13(月) 15:24:05.32 ID:2m1rMKYG0
男「つまりお前が来て開けろと言っても開けるなということだな」

大家「そういうこと。理解力のある奴は生き残るよ。ま、わざわざ好奇心に殺されに行くのもまた一興かもしれないけどね」

男「…一興か」

大家「お、興味あるか?」ニヤ

@男「ああ」
A男「いや、俺はそんな奇特じゃない」
B男「そうやって何人陥れてきた?」
C男「自由安価」

>>89
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 15:26:11.80 ID:bGZUR4oEo
4
死んだらどうなるかなど、考えたくもない
90 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/15(水) 22:46:32.49 ID:b9GCprRP0
男「死んだらどうなるかなど、考えたくもない」

大家「ははっ、そりゃそうだ。しかしここは何が起こるか分からないダンジョン。一度死んでみるのもいいんじゃないか」

男「ふざけるな。俺はもう行くぞ」

大家「ああ、良い夢を」
―――――
―――

広大な夕焼けが片側に広がっている。しかし雲一つ動かず固定されており、郷愁を誘う光景だというのに大きな違和感が付き纏う

カァー、カァー、とカラスが泣く声が聞こえるが影一つ見当たらない

柵から下を見下ろしても何も無く、どこまでも夕焼け色の虚空が広がっている

まるでこの階だけが宙に浮いているように、下の階や支えている壁すら見当たらない


@自分の部屋に着く
A人に出会う

>>91
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/15(水) 22:49:02.03 ID:Ve3treVvo
1
92 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/17(金) 13:40:40.94 ID:lGuGR24C0
男「ようやく着いたな」


308とプレートが書かれている部屋に辿り着く。001から順にナンバリングされており、ここまで308の部屋の前を通ってきた

それでも眼前には廊下と扉が地平線の彼方まで延びており、無限に続いている錯覚すら覚える

一見何も無いただのマンションの扉だ


@ノックする
Aインターホンを鳴らす
Bそのまま鍵を開ける

>>93
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/17(金) 13:42:15.30 ID:xj749IUwo
2
94 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/18(土) 22:33:14.29 ID:3x+9OnKk0
インターホンを押した瞬間、世界が揺れたかとすら感じた。腹の底から脳の中枢まで響き、揺らす重低音

それがチャイムだと気付いたのはどの瞬間だろう


ダンジョン全てに響くかのような重たい音が響いた後、インターホンからけたたましい笑い声が聞こえた


「キャハハハハハハハ!!!」


狂気じみた笑い声はしばらく続き、急激に途切れた


男「…本当に安全なんだろうな」カチャリ


このダンジョン内では警戒はしていても無駄なことなんていくらでもある。良くも悪くも


ギィ


男「…ほお」


玄関に入ると左側にトイレ付のバスルームがあり、奥に大きめのベッドが付いた部屋が見える

奥の部屋からはまたもう一つの部屋に繋がる引き戸があり、そこにはダイニングキッチンがあった


男「中々いい部屋だな」


ふかふかのベッドに腰掛ける


@寝る
A冷蔵庫を見る
B本棚を漁る
C自由安価

>>95
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 22:39:25.15 ID:Uzh8XTBE0
3
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 22:39:37.54 ID:v0vBIGpoo
2
97 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/19(日) 13:44:42.85 ID:Jj/d0bLg0
男「歴史書か」


日本史と書かれた本を読む


男「何だこりゃ…」


自分の知っている歴史と全く違う歴史を辿っていた。いくつか知っている名称や人名はあるが、まるで別世界の歴史のようで…


男「…」


読み進めている中、部屋の時計が異界のリズムを以てカチチリ、カチチリと鳴っている

進みは戻り、戻りは進みて、出鱈目の様で法則があるような、法則があるようで出鱈目のような



新陽暦786年、空中から塔が出現する

天をも貫く巨大な神の建造物は調査隊を飲み込み、冒険家を飲み込み、やがて世界を飲み込み始めた


男「塔…ダンジョンのことか?」


自分のところには塔なんて出現しなかった。ダンジョンに繋がる扉だけだ。外から見たら扉のついた洞窟にしか見えなかった

この違いに意味はあるのだろうか


@他の本を手に取る
A冷蔵庫を見る
Bテレビを付ける
C窓を見る
D寝る

>>98
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 13:45:32.72 ID:13uIbi3zo
2
99 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/19(日) 14:17:45.50 ID:Jj/d0bLg0
冷蔵庫を見る


男「ぅおっ」


冷蔵庫の中には色々なビンが入っていたがその中では得体のしれない生き物がウニョルウニョルと蠢いている

しかしその全てに食用というラベルが貼られている


男「お、アイスあるじゃん」


冷凍庫にアイスがあったので食べてみる。こっちはただの棒付アイスだった、味はチョコミント


男「ん?」


食べていたら棒に「あ」という文字が見えた。これは


@あたり
Aあかり
Bあつい

>>100
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 14:18:41.33 ID:KsRnslUfO
2
101 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/19(日) 15:14:27.91 ID:Jj/d0bLg0
「あかり」

男「…何だこれ」


ちょっと意味が分からな―うぉっ、まぶし


部屋の全ての光を放つ物がありえないほどの光を放ち、目が開けられなくなる


男「くっそ、ブレーカー、ブレーカー…」


目を瞑りながら手で壁をまさぐって電気のスイッチを探し出す
―――――
―――

男「はぁ…はぁ…まだ目がチカチカする…くっそふざけやがって」


@もう一本食べる
Aテレビを付ける
B寝る
C窓を見る

>>102
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 16:05:33.10 ID:lgU5btCr0
4
103 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/19(日) 21:23:31.14 ID:Jj/d0bLg0
窓の外を見る


男「…これは」


青空が広がっていた。明るい太陽に白い雲、そして何より、遥か下に小さく町が見えた

間違いない。廊下から見える偽物の夕焼け空じゃない、本物の青空だ

だが、おかしい


俺が入ってきたのは塔なんかじゃない、ダンジョンだ。だがこの景色は、どう考えても高い塔の中から見ているものだ

鳥が飛んでいる。見たことない種類の鳥が

これも、この窓もダンジョンが見せている幻影なのだろうか


@窓を割る
A寝る
Bテレビをつける
C自由安価

>>104
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 21:26:10.17 ID:2z/GlUGRo
3
105 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/19(日) 22:33:29.17 ID:Jj/d0bLg0
テレビをつける


ザ、ザザー


砂嵐の後に見覚えの無いアニメが移る

チャンネルを変えても知らない番組に知らない人間ばかりが映っている


ふと、チャンネルを変える手を止めた


黒くそびえる巨大な塔が映っていた


「788年14月6日、ついに地球議会はあの人食いの塔の爆破を決意しました」

「中に入った人の安否が不明なため非難が殺到していましたが、救出は不可能とし、今後の被害を最小限に抑えるためにこれ以上対応を遅らせるわけにはいかないと判断を…」


そこまでアナウンサーが読み上げた後、画面にノイズが走り


物々しくそびえ立つ黒い塔を残して周りの町全てが焦土と化した映像に切り替わった


もうアナウンサーが喋る声も聞こえず、映像は塔を中心とした"町だったもの"を映したまま動かなくなった


@そろそろ寝るか
A自由安価

>>106
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 23:00:07.90 ID:Cz6FnLhGo
1
107 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/20(月) 16:03:54.76 ID:ikL7oZWx0
複製室にて


少女が一つの水槽の前にやってくる

水槽に繋がる操作盤を手慣れた感じで弄ると水槽が開き、水と共に少年が転がり出る

少女は血にまみれた服をさっと着せてから少年を部屋の外に引きずっていく


少女「君はいつだって私を助けてくれる。本当に頼もしいよ…何度死んでもここで生き返れるもん…大丈夫…何度でも…何度でも…迎えに来てあげるから…」ズリ、ズリ

少女「ふふ…ふふふ…また、お腹すいたなあ…」
108 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/20(月) 18:28:45.75 ID:ikL7oZWx0
―――――
―――

ベッドに入る。柔らかい布団に包まれたのはいつ振りだろう…ダンジョンに入ってから初めて心の底から休まった気がする

日に干した布団の匂いと温かさ、母に包まれているかのような温もり


夢を見た。懐かしい家族の夢を。鮮明に、リアルに

まるで夢が現実のように、現実が夢のように


しかし心地よいまどろみは無粋な音に疎外された


ドドドドドン、ピンポンピンポンピンポーン、ドドドッドドン


ドアを激しくノックする音とインターホンを鳴らす音が響く


@無視して二度寝
Aドアを開ける
Bドアについてる覗き穴を確認する
C自由安価

>>109
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 18:30:06.47 ID:ryAe5CdR0
2
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 18:43:43.38 ID:UQnTyJzRO
開けるなって警告されてたのに…
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 20:41:17.96 ID:GqGv6+Noo
ガイジかよつまんね
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 20:47:40.26 ID:r8nLf57Z0
>>110>>111
ざまあwww普段から罵詈雑言で煽って嫌がらせしてるゴミが何ほざいてる
自業自得だ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 20:51:17.64 ID:nUsLaY2to
114 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/20(月) 23:49:02.86 ID:ikL7oZWx0
男「んぁ…はいはい…」


寝ぼけていた…あの幸せな微睡みに飲まれ、欠かしてはならない警戒心を解いていた


扉の前には黒い人型が立っていた。自分よりも遥に高い背丈、深淵そのものを思わせる真っ黒な頭が体の上に乗っかっている


「ア…ァ…ァァ…」


体を折り曲げ、黒い顔で自分の顔を覗きこんでくる


男「うわぁああ!!」


つい腕を伸ばしてそいつを突き飛ばす…だが自分の腕はズブブ…とそいつの身体に沈み込み、少しずつ引き込まれいていく


男「やめろ!やめろぉぉ!!」


腕の先から闇に食われていく。もがいている内に黒い闇が頭全体を覆ってきた

そこ知らぬ深淵と絶望が心を覆い、想像を絶する痛みが脳の最奥からつま先まで襲う


その悍ましい感覚は永遠に続くのだ
115 : ◆L19fRVkAnc [saga]:2020/04/20(月) 23:50:24.83 ID:ikL7oZWx0
@>>108に戻る
A新キャラで始める
B「複製室」から始める

>>116
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 23:51:01.85 ID:kRwCudtko
1
123.80 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)